このページでは辻一彦衆議院議員の41期(1996/10/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は41期国会活動統計で確認できます。
○辻一彦君 私は、民友連を代表して、ただいま議題となりました原子力基本法及び動力炉・核燃料開発事業団法の一部を改正する法律案につき、総理並びに担当大臣に質問をいたします。 一九九五年十二月、高速増殖炉原型炉「もんじゅ」ナトリウム漏れ火災事故を初めとして、昨年一年は、動燃東海事業所再処理工場における火災爆発事故、「ふげん」の重水漏れ、東海事業所低廃棄物ずさん管理、人形峠残鉱問題などが続出いたしました。このような動燃の打ち続く事故は、原子力行政への大きな不信を招き、まことに遺憾な年であったわけであります。 この不信を払拭するには、事故原因の徹底究明と、厳しい反省の上に立って、責任の所在を明らか……
○辻一彦君 私は、民主党を代表して、ただいま議題になりました原子力災害対策特別措置法、原子炉等規制法の一部を改正する法律案について、総理並びに関係大臣に質問します。 本論に入る前に、きのうの国産ロケットHII打ち上げの失敗はまことに残念であります。今回の事故は、巨大科学技術になお未知の分野が少なくないことを示しております。宇宙開発の今後に与える影響も大きく、政府は今後どう対処するかについて、総理に一言お聞きをいたしたい。 あわせて、今回の打ち上げ失敗により、気象、航空保安業務について大きな支障が出ると思うが、具体的にどのような支障が出るのか、また、それに対してどう対応するつもりかをお伺いい……
○辻(一)委員 私は、このナホトカ号の油流出事故の問題について二、三質問いたしたいと思います。 ナホトカ号の油流出事故について、非常に多くの皆さんに大変な御苦労をいただきまして、これに対して、まず心から敬意を表したいと思います。そういう中で、海上保安庁の皆さんにもなかなか御苦労いただきました。去年、私は委員長時代に「やしま」で特殊救助部隊の訓練を委員会として視察をして、非常に人命救助についての猛訓練をやっているということを実感しまして、そういう意味で今回の場合にも大変御努力をいただいた、これはもう敬意を表したいと思います。 また、漁村の皆さんには年配の人が相当多いものですから、毎日毎日でも……
○辻(一)委員 久しぶりなんですが、新幹線問題でかねてから質問を一回いたしたいと思っておりましたが、常任委員長を一年余りやっておりまして、なかなかその機会がなかったので、きょうはそういう意味では一年二カ月分の、多少地方の声もこの機会に聞いてほしい、このように思いますので、そういうことで五十分ひとつお願いしたいと思います。 まず、今、日本全体が財政赤字で大変なときでありますが、そういう中で旧国鉄の長期債務問題ともう一つは林野庁の特別会計、山の方、この二つが財投資金を中心にして累積赤字がたまり込んで非常に大きな問題になっておると思います。そういう意味で、まず、一九八七年、昭和六十二年に二十五兆五……
○辻(一)委員 私、二月二十一日にこの委員会で重油の流出事故に伴う論議をしたのです。あれからかなりの期間がたっておりますが、若干それに関連した問題でお尋ねしたいと思います。もちろん、きょうはこの二つの法案があります。内航海運組合法の一部を改正する法律案と船舶安全法及び海洋汚染及び海上災害の防止に関する法律の一部を改正する法律案、これに関連しての質問ということになると思います。 その前に、まず、冬以来、政府におきましても運輸大臣を初め海上保安庁長官ほか皆さん方を合わせて、今回のナホトカ号の重油流出事故につきまして大変御苦労いただきまして、心から敬意を表したいと思います。私も福井でありますが、県……
○辻(一)委員 私は、今お話のありましたプルサーマルの問題を中心にして、二、三質問いたしたいと思います。 まず、一月三十一日に出された原子力委員会の報告書、それから閣議了解事項等々を見ると、その中に、今日では最も確実なプルトニウムの利用方法はこのプルサーマルだ、こういうことがうたわれておるんです。 今まで原子力の長期計画は、昭和三十一年以来七回ぐらい改定をして、六十二年に改定をして、その後は平成六年ですね。そういう改定の中で盛られている内容をずっと見てみると、プルサーマルは今まで全くわき役であった、つなぎの役割を果たしておった、そういう評価であったんですね。ところが、突然今度は主役に躍り出……
○辻(一)委員 私、福井県の「もんじゅ」の近くにおりますので、この間も「もんじゅ」の事故があり、続いて動燃の再処理工場の事故があって、今、日本の二つの大きな柱が揺らいでいる、日本の原子力政策自体が問われている大変大事なときであろうと思います。そういう認識の上に立って、短い時間でありますが、二、三質問いたしたいと思います。 既に今、私どもの鳩山代表から大局についてのお話がありましたので、若干具体的なことから入っていきたいと思います。 今回の場合は、原因が何であったかという第一次発火の原因の究明と、それから初期消火のまずさ、問題点がないか。さらに、赤の地域から放射能が絶対に出てはならない、それ……
○辻(一)委員 私は、前回に引き続いて再処理工場の問題点を伺いたいと思います。 私の方は、鳩山代表を対策の本部長にお願いをして、この間、二十四日にもう一度民主党としての調査団を全員十五名で動燃に送っていろいろと勉強してみました。それらを踏まえて少し調べた中で質問いたしたいと思います。 第一に、認識の問題ですが、再処理工場のアスファルト固化、高レベルの方は当然として、低レベルといえども、有機溶媒、いわゆる燐酸トリブチルであるとかドデカンという溶媒、それから溶剤として硝酸や硝酸ナトリウム、またアスファルトと硝酸ナトリウムが温度が高くなれば爆発的に燃焼する、こういうようなデータが皆あるわけですか……
○辻(一)委員 二十五分という非常に短い時間ですから、簡潔に要点を答えてほしいと思います。
まず第一に、動燃の再処理工場で当日やっておった固化作業は、平常の運転なのか、あるいは別の、研究開発のための試験をやっていたのか。その点、ちょっとお尋ねしたい。
【次の発言】 はい。どういう試験をやっておったのか、要点だけ。
【次の発言】 余り詳しい論議はきょうはできないのですが、少なくとも動燃ですから、研究開発が平常の作業のほかに時々入るのはこれは当然だと思うのです。
ただ、そのときに、アスファルトを使っているということ、それから、テストというか研究開発であるから、試薬等のいろいろな変化がかなりあっ……
○辻(一)委員 きょうは、前回に続いて動燃の東海の再処理工場の爆発事故の問題でしばらく質問したいと思います。 いろいろな事実がだんだんと明らかになって、実態はかなり解明されつつあると思います。我々が調査に行ったとき等は、新しい実験をやっているというようなことはそのとき聞くことができなかったのですね。 新しい実験をやるときに非常に大事なことは、私は昭和六十二年に旧ソ連のチェルノブイリ、現地の原発を見てきましたが、あのときに、制御棒を引き抜いて、そして実験をやった。自動車でいうとブレーキを外してアクセルを踏んだようなもので、発車とともに暴走したということになったわけです。これはとんでもないこと……
○辻(一)委員 私は福井なので、十五基原発関係がありますので、しょっちゅう問題が出ております。非常に安全に関心を持っております。 二点お尋ねしたいのですが、一つは、東電の福島の再循環ポンプの問題も随分と国会で論議をしました。それから、関電の蒸気発生器の細管問題等も論議をしましたが、要は、なかなか資料を、情報公開を積極的にやろうという構えがないのですね。問い詰められてやむなしに出すというのが、東電の再循環ポンプを含めて、今までの例だと思うのですよ。 私は、今回の動燃の「もんじゅ」、それから再処理工場、「ふげん」等の一連の事故にも同じことが言えると思う。原子力がいわゆる軍事機密から出発した閉鎖……
○辻(一)委員 私も、引き続いてこの動燃の低放射性廃棄物のずさん管理、残念ながらそう表現せざるを得ませんが、二、三質問したいと思います。 私は、近藤理事長ちょっと気の毒な感じがして、「もんじゅ」、アスファルトの再処理工場、「ふげん」、今度は四度目になって、よくもまあこういう問題が続くものだなと、苦労されておることはわかりながら、どういうものかという感じがします。 それで、九月の十日に民主党としては、ここにいらっしゃる佐々木委員も含めて十名ほどで、議員団は三名ですが、現地を見てまいりました。 それからもう一つ、私もこの事実は、長官、奇異な感じと言われますが、信じがたい感じがしまして、二十七……
○辻(一)委員 私は、きょうは「もんじゅ」の問題と原子力の問題について、二、三伺いたいと思います。 というのは、私の郷里は福井県ですが、今、原子力発電所をいろいろ見ますと、いろいろな形がありますが、十五カ所あって、電力の容量は約千二百万キロワット。これは世界一の原子力の発電基地に現在なっております。そういう意味で、この事故の問題は非常に私も深い関心を持っておりますので、そういう点から伺いたいと思います。 まず、「もんじゅ」の事故は、プルトニウムを使う高速増殖炉の原型炉で起こったのでありますが、いま一つは、動燃の東海で、再処理工場の事故が起きております、これは使用済み燃料からプルトニウムを取……
○辻(一)委員 今、急にお伺いしましたが、今回の動燃の事故を振り返ると、閉じ込めておくべき放射能が外に出たという、これは、量のいかんを問わず非常に重大な問題があります。それから、被曝した方がやはり内部被曝、吸い込んで体内に残っているという、そういう意味の放射能の大きな問題があります。 今のこの発言につきましては、資料等をひとつ後でまたいただいて、なお次の機会に十分論議をいたしたいと思います。くれぐれも、外に出てはならない放射能が出たということは、量のいかんを問わず非常に重大な問題である、こういう上に立って、放射能に対する対策はこれからひとつぜひ万全を期してほしい、まず冒頭に要望しておきます。……
○辻(一)委員 第四分科会における審査の経過を御報告いたします。 質疑応答の詳細は会議録に譲ることとし、ここでは質疑事項のうち主なものを申し上げます。 建設省関係では、河川堤防の耐震性等の防災対策及び都市河川整備の考え方、地域社会発展のための幹線道路網の整備、水害による経済的損失及び今後の河川事業の推進方針、地震による被害対策、北海道における放水路建設事業の現状、地方における国道及び高速道路の整備状況、生活者重視の観点からの道路整備、公共工事における上諸問題、公共工事の発注方式の見直し、道路整備特定財源の確保等について、 運輸省関係では、運輸行政における需給調整の問題、市営バス等に関する……
○辻(一)委員 この前、総理に対しても総括で原子力について二、三質問したのですが、きょうも、最後でありますので、原子力問題についてお尋ねをしたいと思います。 それは、この二年間、六年度、七年度を顧みると、「もんじゅ」から東海の再処理工場、そして「ふげん」というように、一連の原子力の、動燃を中心としたいろいろな問題が起きておりますので、そういう意味で、締めくくりに原子力関係を尋ねたいと思っております。 まず、総理に一つお尋ねしたいのですが、四月に、「ふげん」がいろいろ問題があるということで原子炉の停止を命じたのですね。これは、安全上に問題があって原子炉を停止させた以外では異例の措置ということ……
○辻(一)委員 私は、森林組合法の改正案、また合併助成法の改正案、そして松くい虫の法案について二、三質問いたしたいと思います。 同時に、森林組合の関連で中山間地対策、その点でウルグアイ・ラウンドの対策の問題についても若干触れて論議をしたいと思っております。 まず第一に、戦後、植林した山は四十年前後、もう十年前後でいずれも、国産材の新しい時代といいますか、伐採をやらなければならない、そういう時期を迎えておると思いますが、こういうときに国産材が有効に国内で活用できないということになると、林業関係では壊滅的な打撃を受ける心配があります。 そういう中で、今日のこの森林組合が果たしている役割という……
○辻(一)委員 限られた三十分でありますので、きょうはちょっと、五つほど私は問題意識は持っております。「もんじゅ」の報告書がいよいよもうまとめられようとしているというその中身について、それから核燃料サイクルの問題をどう見直しをしていくか、それから廃棄物問題、原子力防災、そして動燃の改革という五点ぐらいの問題意識を持っておりますが、きょうは、序論ということでちょっとマクロに三点ほど、大臣、政務次官に少しお尋ねをしたいと思います。 まず、先ほどから問題が出ておりますが、地球温暖化の問題はこれは非常に大きな問題で、ぜひ取り組まなければならない問題である、これはもう言うまでもないと思うのです。しかし……
○辻(一)委員 十分という非常に限られた時間なんですが、二点だけお尋ねしたいと思います。 まず、吉川先生、御苦労さまでございます。私は、福井県の若狭湾、十五の原子力発電施設がありまして、概算ですが、その容量は千二百万キロワット、恐らく世界一の集中した原子力発電の基地であろうと思っております。そういう点から、どうしても原子力を通してすべてを見ておる感じが自分でもしますが、そういう状況を御理解の上、お尋ねしたいと思います。 一つは、さっき吉川先生の方から、人類が当面する非常に大事な、重要な課題は環境の問題であるというお話がありました。私もちょっと予告はしていないのでありますが、通告してありませ……
○辻(一)委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの稲葉大和君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、塩田晋君が委員長に御当選になりました。
委員長塩田晋君に本席を譲ります。
○辻(一)委員 きょうは大臣の所信に対する質問でありますから、しばらくの間一幾つかの問題をお伺いしたいと思うのです。 まず第一に、去年は、私のところの「もんじゅ」それから「ふげん」、それから東海の再処理工場あるいはその廃棄物のずさん管理、それから人形峠の残鉱の管理問題等々、五つほどの非常に大きな問題が出まして、私もその五カ所には実は全部調査に参って、いろいろな問題を感じておりますので、これから法案審議等もありますから、逐次いろいろとお尋ねをいたしたい、こう思っております。 そういう暗い中で、実は、宇宙開発の分野ではロケットはかなり大きな成果を上げて、アメリカの方から二十機もロケットの発注が……
○辻(一)委員 西澤先生、どうも御苦労さまでございます。 私は、福井県の出身でして、「もんじゅ」「ふげん」というのを抱えておりますし、それから、発電所が全部で十五、原子力関係であります。そういう意味で、約千二百万キロワットの発電容量、大阪府と京都府の電力は全部福井の方から送っているという、関西経済圏の約半分の電力を移出しているという状況にあります。 十五も発電所がありますので、やはりしょっちゅう、何十年かの間に問題が出てきますので、安全問題と、それから万が一に備えた防災体制の確立というものに非常に深い関心を持って今日まで参ったつもりでございます。 そこで、そういう立場から端的に少しお尋ね……
○辻(一)委員 私は、民友連を代表して質問したいと思います。 今まで何回か論議をしてまいりまして、FBRの懇談会の西澤座長にも、また吉川前検討委員会の座長にも、参考人としていろいろ御意見を聞きました、また、大臣の所信に対する質問、あるいは本会議等を通して、かなり政策的な論議を重ねてきたと思います。きょうは、少し技術論に入りますが、具体的な問題で論議をいたしたい。そして、最後は、まだずっとあるわけでありますから、地方公聴会等を踏まえて地方の声を取り上げて、もう一度政策論議に取り組みたい、こう思っております。 そこで、比較的具体的な問題から入りたいと思いますが、「もんじゅ」の事故が起きたのは平……
○辻(一)委員 夕べ私は、今の安全局長のレポートをいただいて読んでみました。そこで、私は、この問題はなお、国際的にも国内的にも、ハンフォードの影響を受けて実験に取り組んだのではないかということを検証する必要があると思いますので、きょうはその一々について議論をするゆとりはないと思いますが、問題点を指摘して、最後に一点だけ質問いたしたいと思います。 まず、今報告を見ますと、ハンフォードの報告の重要性が理解されていないのではないか。これは、ナトリウムと水の反応でできたナトリウム酸化物が床ライナーを腐食させるという現象を初めて観察したという点で、FBRの開発研究途上に非常に大きな、重要な報告である、……
○辻(一)委員 きょうまで大体平穏無事に来たので、平穏無事であることを願っておりますが、大臣ほかに対する最後の質疑になります。 今委員長報告のとおり、この間、水戸と敦賀で地方公聴会がありました。動燃と科学技術庁は、いずれも近藤理事長また加藤原子力局長ほかが御参加でありました。地方の公聴会は今まで科技の委員会ではなかったわけでありまして、かなり大きな影響といいますか、率直に地元の声を聞くことができたのではないか、そういう感じがいたしております。 そこで、近藤理事長並びに加藤原子力局長から、両公聴会に参加されてどういうことをお感じになったか、あるいはそういう中から学ぶことは何か、こういうことに……
○辻(一)委員 私は、科学技術庁の関係の面で質問をいたしたいと思います。 まず、今度の中央省庁の再編改革基本法の内容を見ますと、文部省と科学技術庁が大体一つになるという構想になっております。そういう中で、私もまた多くの懸念がありますので、それを初めに一、二点だけただして、あとは私は原子力安全委員会のあり方という問題でお尋ねをしたいと思います。 第一の問題ですが、今回の内容を見ると、人文科学とそれから自然科学を総合的に科学としてくくっていくという構想が示されております。先年、科学技術基本法が成立をして、我が国は科学技術立国を目指しておるのでありますが、そういう中で、このような人文科学そして自……
○辻(一)委員 竹山大臣、どうも就任おめでとうございます。 今まで随分と私は原子力を中心に論議をしてきたのですが、大臣、長官、閣僚は一年で大体交代されるので、大分頭に入ったと思うとやめられてしまうのですが、もう一遍また大事な問題はおさらいをする必要があるだろうと思っております。そういう意味で、きょうは一時間ですが、熱核融合、ITERの問題、プルサーマル、それから、使用済み燃料の中間貯蔵施設、情報の開示、原子力安全委員会の強化と防災問題等について、初めてでありますので、やはり長官の所信もただし、よくひとつ頭に入れていただいて、これからぜひひとつ取り組んでいただきたい、こういう意味で、若干今まで……
○辻(一)委員 民主党の委員の辻一彦でございます。 角田参考人にお尋ねしたいのですが、私は、昭和六十年ごろにアメリカの植物、松や杉ですね、こういうものを細胞移植というか細胞で培養しているのを見たことがあるのですが、それは植物ですね。だけれども、それを大量にやっていました。植物なら問題がないのですが、動物へ、人間へこういう技術が、科学が適用されて発展していったらどうなるのだろうか、こういうことを感じたことが昭和六十年ごろにありました。 したがって、人間へこういう問題を適用するのはこれはもう絶対禁止をすべきであると思いますが、そのことはもう触れませんが、問題は、畜産の分野には、育種というか、い……
○辻(一)委員 大臣、出発前の大変忙しいところ、御苦労さまです。御答弁のいかんによっては、飛行機がおくれないようにひとつしっかりやってください。 まず、端的に伺いたいのですが、この輸送容器のデータ改ざん問題が出て、新聞等に報道された内容を見ると、企業側、電力側ですね、この日本原電、工事をやった側がいろいろと言いわけするのは別としまして、肝心の科学技術庁が、改ざんは遺憾だが安全上は問題がないということに、どうも言いわけがましく終始しているように思えるのですね。 一番大事なのは、大量の、今度は見ると、八五%改ざんですね、ロットというか、キャスクの。そして、一番大事な安全のいわゆる基準が満たされ……
○辻(一)委員 私は、日韓漁業協定の問題について二、三質問いたしたいと思います。 まず、一月に、この協定については、現行協定の終了を通告して出直しをやるということを明確にして出発をし、日韓間の新たな漁業秩序を構築していくための合意を目指した。しかし、暫定水域の線引きでこの問題が折り合えない、こういうことで延びておったのですが、金大中韓国大統領が訪日されるということで、非常に慌ただしく合意をしたという感じが非常に強いわけです。 そこで、暫定水域の東の線は、東経百三十五度、百三十六度、いろいろありましたが、両方を足して二で割ったような形に落ちついたわけですね。国連海洋法条約で規定する海洋生物資……
○辻(一)委員 久しぶりに運輸委員会に出まして、質問の機会をありがとうございます。 私はきょう、一つは北陸新幹線の問題、それからフリーゲージトレーンの問題、中国の北京―上海間の新幹線問題、この三点で、限られた時間でありますが質問したいと思います。実は私は新幹線問題で質問主意書を出して、近日、答弁が出ることになっておりますので、私の申し上げることであえて答弁を求めないところもありますので、よろしくお願いしたいと思います。 まず、新幹線、五つの整備線が既に決定されて、その中で北陸新幹線は、昭和四十八年の十一月十三日に、時の運輸大臣、政府決定をもって、東京から長野、富山、敦賀から小浜を経て大阪に……
○辻(一)委員 有馬文部大臣が科技庁長官を兼任されて、心からお祝いと、なかなか大変だと思いますので頑張ってほしいと思います。 そこで、大臣の所信を特に初めに二、三、伺いたいんですが、文部行政の非常に忙しい文部大臣が、それ自体でも非常に御苦労が多いわけでありますが、そういう中で科技庁長官を兼任されて大変だなということで、心から敬意を表したい。 しかし、我が国の科学技術基本法を中心にして、今、大臣も所信表明で御発言でありますが、科学技術創造立国あるいは科学技術大国を目指して取り組んでいる、そういう中で、従来、科技庁長官が専任長官としていらっしゃったのが、それがなくなったということは、本当に私は……
○辻(一)委員 去年からかなり問題になってきました、使用済み燃料、またMOX等の輸送容器のデータ改ざん問題について、きょうは若干質問いたしたいと思います。 私も理科系の学校におったものですから、学生時代に、戦時中になりますが、データが非常に大事だということは痛感しました。実験等をやっていると、自分の期待する方向にデータが出ればいいんだけれども、出ないと、ちょっとこのデータがいじれたらいい結果が出るなという誘惑に駆られることが時にはあるわけですが、そこは非常に厳正にデータというものをやらないといけないということを、我々もそれなりに勉強してきたのです。 そういう意味で、データというのは正確さを……
○辻(一)委員 初めに、私は、原子力賠償法の問題に一点触れて、この点は今同僚の鍵田さんがかなり詳しくお触れになりましたし、各議員からも御質問がありますので、一点にとどめたいと思いますが、あとは、あってはならないのでありますが、原子炉事故があれば、それに対して保険を掛けて被害者を救済するという一つの面と、もう一つは、現実に原子炉事故が起これば、今度は防災上それをどう考えるかという二つの面があるので、私は、主として後の面について一時間ほど質問したい、こう思っております。 まず第一に、既に論議をされておりますが、原子力事故、これは本当は安全に力を入れて起こしてはならないのでありますが、しかし、起こ……
○辻(一)委員 今回の原子炉規制法、実質は、一つの大事な点は使用済み燃料の中間貯蔵の問題にあると思いますが、私は、昨年論議をした動燃改革法と同様に極めて重要な中身を含んでおると思います。 特に、保障措置もしかりでありますが、核燃サイクルの内容として、使用済み燃料は全部再処理をしてプルトニウムを再利用するという方向が出ておるわけでありますが、中間貯蔵というのは一体この中でどこに位置づけられるかという点。これは政策のかなり大きな変更なのか、あるいはその延長上にあるのかという確認をまずして入らなくちゃならない。そういう点で、三回委員会がセットされておりますので、きょうは私は、ちょっと序論の意味で、……
○辻(一)委員 参考人の皆さん、どうも御苦労さまです。 限られた二十分ですから、要点だけ伺いたいと思います。 その前に私のスタンスを申し上げておきたいのですが、いろいろ御意見がありますが、核燃料サイクルの中で中間貯蔵施設の問題が出てきたのは、やはり、プルトニウム利用計画の破綻、ほころびが出てきた、こう考えざるを得ない。予定どおり全部再処理をして、プルトニウムをATR、新型転換炉や高速増殖炉で全部処理するとするならば、こういう問題は出てこない。そこに、ATRの開発中止あるいはFBR、高速増殖炉の「もんじゅ」問題等々によって破綻が出てきた。政府はそれは破綻ではないと言って、じゃ見通しが狂ったの……
○辻(一)委員 前回の、第一回の審議に続いて二回目ですが、使用済み燃料を含めて、資源という点からどういうふうに考えるか、そういう点で若干質問したいと思います。 まず第一に、原子力発電は、電力の生産とともにプルトニウムとハイレベルの廃棄物を一緒に生み出すというもろ刃の剣の感じがしますが、しかし、我が国の電力、エネルギー需給からいえば、三分の一を現実に原子力発電に依存をしているというのが事実でありますから、それが急に大きく変わることはなかなか容易でない。となると、当分、核分裂による原子力発電というのをやはり当然考えていかなくてはいけない時代が相当続くだろうと思うのですね。 そこで、使用済み燃料……
○辻(一)委員 おはようございます。 三回にわたるこの委員会審議、また公聴会ともいうべき参考人からの意見聴取、現地の視察と、五日間にわたって論議をしてきましたが、大体最終段階になったと思います。 そこで、私はきょうは立地の問題を中心に少しお尋ねしたいと思います。五月の七日、約六時間を通して、各党六人の委員がそれぞれ質疑をされましたが、それぞれの角度から論議があり、我々も聞いておって大変参考になったと思っております。 そこで、四月の二十八日に福島の現地を視察しました。今もお話がありましたが、福島原発の広い敷地を見ると、なぜ新しい中間貯蔵なのか、この保管は敷地内でもよいのではないかという感じ……
○辻(一)委員 私は、きょうは、「もんじゅ」と、それを中心にして若干プルサーマルの問題と、原子力安全委員会の拡充強化の三点で意見を述べながら質問したいと思います。 まず第一に「もんじゅ」の問題ですが、私も各種の報告書や、裁判も行われておりますから、一応目を通してみまして、四点を感じました。 一つは、高温ラプチャーのいわゆる安全審査の過程で足りない点があるのではないかということ。それからもう一つは、大規模のナトリウムの漏えい対策はいろいろ考えておられたが、中小、小規模のナトリウム漏えいに対する対策が全く欠けておったということ。それから、いろいろな実験をやっておりますが、その中で、小規模の漏え……
○辻(一)委員 民主党はきょうは大畠さんと鍵田さん、お二人にお願いをしまして、具体的な御質問がいろいろあったと思いますので、私の方は簡単に二、三点に触れたいと思います。 先ほどお話のありましたように、七月の十九日に、私どもの商工部会の大畠副部会長と鳩山幹事長代理と私と三人で、それから県内の県議団等々を入れて、十四、五人で一日調査をやりました。それぞれ今お話があったとおりであります。そこで、調査を今いろいろやって、特に三菱の民間研究所でいろいろやっておるようでありますから、それらの解明を待たなければ本格論議はなかなか難しいと思いますが、これは原因解明に徹底してひとつ取り組んでいただきたい。 ……
○辻(一)委員 まず、中曽根科技新長官に初めに一言質問したいと思います。 日本で初めてのレベル4という臨界事故、しかも本格的な原子力防災活動が動いた直後、新長官に就任をされまして、御苦労さんと同時に、御健闘をひとつお祈りしたいと思います。 昭和四十九年の五月に参議院の商工委員会で電源三法の審議があって、私は当時、六時間質問を要求して、剱木委員長から、普通は二時間だが君の場合は六時間を認めるということで質問に入りまして、三時間で委員会はストップして、二日間ストップした記憶があります。 そのときは森山科技庁長官でありますが、共管の通産大臣はあなたの父上の中曽根通産大臣、後の総理であります。そ……
○辻(一)委員 私は、きょう二点御質問したいのですが、一つは、「もんじゅ」を今省庁再編の中で科技庁の所管から経済産業省に、文部科学省から経済産業省に移そうという法案が出ているので、この辺についての問題、それからもう一つは、原子力安全委員会をより強化すべきである、この二点で質問をしたいと思います。 まず第一の問題ですが、文部科学省の設置法案要綱を見ると、この中に、今まで科学技術庁が所管しておった「もんじゅ」のいわゆる安全性を初めいろいろな所掌事務が、経済産業省に発電云々の理由をもって移すような中身のように聞いておりますが、これはなぜそういう考え方を持っておるのか、ここについてお尋ねしたい。
○辻(一)委員 私、民主党の、地元の辻一彦でございます。 地元に関心のある問題で、福井県の県民が関心を持っていらっしゃる問題で、意見も申し上げて、一、二点お尋ねしたいと思います。 それは、先ほども桑原さん初めいろいろ御質問がありましたが、一つは、世界一原子力発電所が集中している、ここの安全問題、それからもう一つは、領海をしばしば侵犯する国籍不明船に対する対応等が福井県の県民としては非常に関心が深いと思いますが、前段だけ申し上げます。 御承知のとおりですが、私もチェルノブイリやスリーマイルというところをずっと見て回りましたが、福井県ほど、十五基、千二百万キロワットというように原子力発電が集……
○辻(一)委員 委員会で久しぶりの質問になって大変恐縮ですが、実は私、平成五年の十二月十三日夜、政府が苦渋の選択に追い込まれたときに、当時の細川連立政権で与党であったのですが、社会党におりまして農水部会長をやって、その責任者としていろいろな体験があります。そのことを思い起こして、非常に感慨深い気持ちで若干の質問を行いたいと思います。 当時、村山委員長が、米の市場開放には反対だが、部分自由化はやむを得ないものとして苦渋の選択をすると声明したわけですが、そのときの怒りと悔しさというものは今もまざまざと覚えております。そのときに非常に感じたのは、国論が二分しておったということでありまして、こういう……
○辻(一)委員 四十分ほどですが、大臣また政務次官、そして安全委員会の委員長と委員長代理に質問をしたいと思います。 今回の原子力臨界事故の経緯を見ると、臨界を収束させたというところ、端的に言えば水抜きが一つの大きな山場であったと思います。 ちょうど昭和五十年代の初めに、アメリカのスリーマイルでこの事故がありました。これは、アメリカのスリーマイル島の百万キロワットの、営業して数年という最新鋭の発電所でありましたが、機器の故障と人間のミスとが重なって事故に至った。 そのときにアメリカの大統領が、直命によって、じかに命令をしてNRCの委員を現地に張りつけにして、事故の制御に取り組んだ。そのとき……
○辻(一)委員 前回に引き続いて、原子力災害対策特別措置法についてしばらく質問したいと思います。 今度の防災法の提案を見て非常に感慨深い思いがします。 というのは、平成九年の三月、東海で再処理工場の火災爆発事故があって、その後、私たち民主党の方で調査団を編成して団長で行きまして、現場をずっと見た後、当時の東海の村長さんに役場でお目にかかって、議会と前の村長さんと一時間ほど懇談をしました。そのときに、こういう実感あるお話を聞いたんです。 それは、火災爆発事故の最中に周辺の市町村長から、五感に感じない放射能被害なので自分たちはどうしていいかさっぱりわからぬ、東海の村長ぐらいはどうしていいかわ……
○辻(一)委員 審議もかなり大詰めに来たわけですが、若干残した問題、また前回の質問等で少し明らかにしたい点が幾つかありますから、それをお尋ねしたいと思います。
初めに、新しい今度の原子力災害対策特別措置法によって、原子力災害が発生をしたときに事業者がまず通報する、そこから出発をするわけですが、通報から、原子力緊急事態宣言が行われて、総理大臣が市町村長、知事に住民の避難や屋内退避等を指示するまでをどういう展開でイメージされているのか、それをちょっとまず大臣から伺いたい。
【次の発言】 通報から指示がなされるまでの展開は、おぼろげながらというか、大体わかりました。
そこで、具体的な問題ですが、……
○辻(一)委員 きょうは、私、中小企業関連法案に関連して、繊維問題を中心に二、三お伺いをいたしたいと思います。それから、この間、大臣には本会議で一つしか質問ができなかったので、時間があればエネルギーと原子力問題を最後にお尋ねしたい、こう思っております。 まず第一に、北陸繊維産地では、大臣も御承知のように、かつては北陸の産地は人絹の産地、その前は羽二重の産地だったのですが、戦後、人絹からさらに合化繊へ、化合繊ですね、これに大きく変わって、その意味では、北陸産地は恐らく世界一の産地になっておると思っております。しかし、今どこの産業も全部不況一色の時期でありますが、特に繊維関係もその例外ではなしに……
○辻(一)委員 私は、四十五分ほどでありますが、せっかくの大臣の所信表明でありますので、基本的な点を二、三伺って、少し具体的な問題でも質問したいと思います。 まず第一に、科技庁長官は文部大臣でもありますので、両方兼ねていらっしゃいますが、宇宙開発の問題で、さきには十一月に、科技庁が力を入れておった衛星打ち上げが、残念ながら、非常に期待があったにもかかわらず失敗をした。また最近では、少し前でありますが、文部省が中心になっておりました衛星の打ち上げ、これも残念ながら失敗をした。国民からすれば非常に宇宙開発は期待をかけている、しかも国際的にもかなり、日本のレベルは、ロケットについては高いレベルだと……
○辻(一)委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの今村雅弘君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、岡島正之君が委員長に御当選になりました。
委員長岡島正之君に本席を譲ります。
○辻(一)分科員 私、きょうは官房長官に、主として重油流出に伴う危機管理として油回収船の配置問題と、それから原子力防災の二点について少しお伺いしたいと思います。 まず第一に、ようやく政府当局も、各関係部局非常に努力をいただいて、越前海岸の、三国海岸における重油問題は大体終息という状況になって、現地も災害対策本部を一応解いたわけでありまして、大変努力をいただいたことに敬意を表したいと思います。また、海上保安庁も、三十一名の人命救助という非常な努力をしてもらい、いろいろと努力をいただいたボランティアを含めて、この機会に敬意を表したいと思います。 ただ、あれを振り返ってみますと、初動の時期におい……
○辻主査 これより決算委員会第四分科会を開会いたします。 私が本分科会の主査を務めることになりました。どうぞよろしくお願いいたします。 本分科会は、総理府(北海道開発庁所管、北海道東北開発公庫、沖縄開発庁所管、沖縄振興開発金融公庫、国土庁所管)、運輸省、郵政省、建設省所管及び住宅金融公庫についての審査を行うことになっております。 なお、各省庁の審査に当たっては、その冒頭に決算概要説明、会計検査院の検査概要説明及び会計検査院の指摘に基づき講じた措置についての説明を聴取することといたします。 平成六年度決算外二件及び平成七年度決算外二件中、本日は、建設省所管、住宅金融公庫及び運輸省所管につ……
○辻主査 これより決算委員会第四分科会を開会いたします。
平成六年度決算外二件及び平成七年度決算外二件中、本日は、郵政省、国土庁、北海道開発庁所管、北海道東北開発公庫、沖縄開発庁所管及び沖縄振興開発金融公庫について審査を行います。
これより郵政省所管について審査を行います。
まず、概要説明を聴取いたします。堀之内郵政大臣。
【次の発言】 次に、会計検査院の検査概要説明を聴取いたします。会計検査院小川第四局長。
【次の発言】 ただいまの会計検査院の指摘に基づき講じた措置について説明を聴取いたします。堀之内郵政大臣。
【次の発言】 この際、お諮りいたします。
お手元に配付いたしております決……
○辻(一)分科員 私は、「もんじゅ」の最終報告書が出されましたので、これについて二、三質問をしたいと思います。 まず、長官、大変無理して出ていただいて恐縮です。体を大事にしてください。 「もんじゅ」の最終報告書が二月二十日に出されて、一応私も説明を受けましたが、確かに技術的な面で温度計等々についてはかなりな解明がされたという点はわかるわけであります。随分といろいろなことが明らかになっておりますが、一番接触をしてはならないナトリウムとコンクリートが、これが間を隔てたライナー、鉄板を通して接触している問題が、なお一つまだ解明されていない感じがします。 その前に、動燃並びに科学技術庁が、フラン……
○辻(一)分科員 私は、きょう二つの問題、一つは、さきの運輸委員会でも随分論議したのですが、重油の被害、事故対策について、主として水産関係でお尋ねしたいのと、それからもう一つは、我が国が、外務省、農林省、非常に力を入れてきました中国黒龍江省の三江平原の開発問題、この二点で、若干私の体験等も踏まえながら質問し、また要請をし、期待をしたい、こう思っております。 第一に、今回のナホトカ号の重油事故は、非常に広範にわたって、相当激しい被害も出しております。これを今、現地一帯、自治体では、激甚災害に指定をして十分な対応をしてほしい、こういう願いが非常に強い。これは、私も国会の調査等含めて三回、一週間ほ……
○辻(一)分科員 どうも御苦労さんです、大臣、皆さん。 私は、ガット交渉の当時、米の問題にもかなり取り組んできましたし、また、その後の六兆百億円の国内対策費の確立等々も、米の問題を軸に随分取り組んだ時期があります。米のことは今も大事でありますが、きょうは、もうちょっと具体的な話で、猿やシカやクマの被害が、なかなか見て回って大変なので、そういうことを国会で論議するような場が今までなかったと思いますので、それをちょっと、見てきたことをお話をして、対策を少し強化をしてほしい、こういう立場からしばらく質問をしたいと思います。よろしくお願いします。 去年の夏七月に、私はいろいろな機会から、東京都に一……
○辻(一)分科員 私は、きょうは繊維問題と、それから原子力にかかわる地域の振興対策の一環について質問したいと思います。 動燃法案の審議でかなり時間をかけてやるつもりでありますから、ハードの方はそこでじっくり安全問題やそういうことは取り組みたいと思うのですが、きょうは、せっかくでありますので、ソフトな面で、少し地元の状況をお話しをして理解を求め、そういういろいろな要望がありますので、反映していきたいと思っております。 まず第一に、繊維問題でありますが、大臣、長官も御承知のとおりでありますが、私のところは北陸産地で、繊維産業としては、合化繊では世界一の生産を持ち、輸出の面でも大きい役割を果たし……
○辻(一)分科員 米の関税化について二、三質問したいと思います。 その前に、中川農相には、その後委員会で論議をする機会がなかったのですが、ガット、米の部分自由化の闘いのときには、まあいろいろな立場でありましたが、ともに随分と取り組んだ思い出があります。そういう意味の同志が農相に就任されて御奮闘いただいておる、今度はカニの刺し網も非常に御苦労いただきましたが、敬意を表し、お礼を申し上げたいと思います。 限られた時間でありますが、若干、米の関税化について。ウルグアイ・ラウンドのその後の交渉で、平成五年にはやむなく苦渋の選択として米の部分自由化を受けたわけですが、当時私は社会党の農林水産部会長を……
○辻(一)分科員 私は、きょうは、国立病院の統廃合、あり方、こういう問題について若干質問したいと思います。 昭和六十一年三月七日衆議院予算委員会のこの分科会において、私は、福井県における四つの国立病院、北潟、鯖江、敦賀、三方の四つの国立病院の統廃合、再編、これからどうするか、こういう問題についてかなり論議をして、当時の厚生省当局からこの四つの病院についての方向というものをかなり伺ったのでありますが、あれからいうと十三年ほど、随分時間がたって、それなりの努力を政府の方はしているわけでありますが、四病院についてどういう状況になっておるかということをまず最初にお尋ねしたい。
○辻(一)委員 民主党の辻一彦です。 公述人の皆さん、大変貴重な意見を伺いまして、ありがとうございました。 まず、村上公述人にお伺いしたいのですが、今回の原子力災害対策特別措置法、新法は、かねがね私たちも国会の中でも随分論議をし、また時には原子力防災特別措置法(仮称)の名で試案等もつくって、自治体の御意見もお伺いしたことがあるのですが、そのとき我々の試案の中にも相当地方の声を取り入れたつもりでおりますし、また、今回の政府案も、我々の試案も含め、地方の声を相当取り入れたというように思います。 そういう中で、一つは国が前面に出るということで地方の声にこたえたという面と、もう一つは、市町村長の……
○辻(一)委員 おはようございます。 きょうは連合審査でありますので、科学委員会の方から申し入れをしました結果でありますので、私の方から質問させていただきたいと思います。 私のところは、御承知の方もあると思いますが、福井県の若狭湾、いわゆる世界一というほど原子力発電所が集中しております。十五基、約千二百万キロワットの容量というのは、世界でも最大、日本でももちろんそうであると思っております。 したがって、この原子力発電所が立地をした昭和四十年代あるいは五十年の初期、かなり集中的に行われましたが、そのときに立地の自治体が一番懸念した問題は、一つは、使用済み燃料がだんだんたまって、そして将来、……
○辻(一)分科員 新幹線が雪でちょっとおくれまして、大変恐縮です。時間内にやるようにしますから。きょうは、大臣は出張中でありますので、政務次官並びに政府委員の方にひとつお尋ねしたいと思います。 第一に、日韓の漁業資源の共同管理のルールを確立することについての問題であります。 一昨年の十一月ごろに、その前からずっと韓国の漁船によるいわゆる刺し網、私たちの方では、漁民の皆さんは地獄網と言っておりますが、これは海中に網を張って、そして根こそぎ資源をとってしまう、そういう意味で地獄網という別名がありますが、これを日本の領海十二海里の外側に張って、日本の漁船自体がもう中に入れない、何重にも網を張って……
○辻(一)分科員 きょうは端的に二、三の点を伺いたいのです。 一つは、私の福井県の南部、南の方に有名な三方五湖という五つの湖がありますが、そこの治水問題なんです。 去年の八月十四日に、三方、美浜地域に約二百ミリといいますか、百数十年ぶりと言われる集中豪雨がありました。そのときに、私もお盆に帰っておったのですが、すぐ、十五日と十八日と二回、現地を見にまいりました。そのときに、三方という町へ参りますと、町長さんが、今現地へ行って美浜の町長と協議中で、不在でしたね。それから美浜町というところへ行くと、同様に町長が現地で三方の町長と、両町長で協議をしているという。中身は何かというと、三方五湖の、い……
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