このページでは仙谷由人衆議院議員の41期(1996/10/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は41期国会活動統計で確認できます。
○仙谷由人君 私は、民主党を代表して、新進党提案のいわゆる消費税率据え置きに関する二法案につきまして、反対討論をいたします。 私ども民主党は、真剣た議論を重ね、その結果、右二法案に反対するという選択をいたします。 だれしも負担の増加を喜ぶ者はおりません。とりわけ、橋本内閣の行おうとする行政改革、五つの構造改革の姿が国民には蜃気楼のようにしか見えない現状において、加えて住専問題や厚生省スキャンダルなど、税の使われ方の不透明、不公正な事態が顕在化し、拒税同盟までつくられようという市民の声が充満する中では、本法案に反対することはまずます重苦しい選択をしなければならないのであります。 私ども民主……
○仙谷由人君 私は、米駐留軍用地等に関する特別措置法の一部を改正する法律案について、民主党を代表して、質問いたします。 橋本総理、総理は昨年の九月十日、沖縄県の大田知事と会談し、政府の沖縄に対するそれまでの施策が不十分であったとの反省の言葉を知事に伝え、沖縄の諸懸案の解決に向け全力を挙げるとの決意を表明されました。私は、その率直な言葉の中に沖縄問題にかける総理の熱意を感じたからこそ、沖縄県の大田知事は、会談後、米軍用地の公告縦覧の代行に応じたのだと思うのであります。今顧みましても、この会談は、沖縄米軍基地問題をめぐる国と沖縄県との関係にとって重要な節目となるものでありました。 また総理は、……
○仙谷由人君 辻第一議員の質問にお答えをいたします。 政財官の癒着の構造、天下りにメスを入れることになるのかという御質問でございますが、我々が提出いたしておりますこのような公共事業コントロール法案が成立いたしますと、公共事業委員会が設置されますので、その中で事実を明らかにすることによって、そしてその公共事業委員会の審議によって、十二分にメスを入れることができるようになると考えております。 そしてまた、公共投資基本計画のようなつかみ金方式をやめるのか、あるいはむだな計画を廃止することになるのかというお尋ねでございますけれども、当然のことながら、この公共事業委員会の審議によりまして計画がむだで……
○仙谷由人君 私は、民主党を代表し、金融安定化関連六法案のうち、不動産権利関係調整法案等五法案を中心に、総理並びに関係大臣に質問をいたします。 小渕総理、柳沢国土庁長官、中村法務大臣、宮澤大蔵大臣、あなた方は何をしようとしているのですか。 私は、この権利調整法の法案を一見したときに、この提案の真意をはかりかねました。明治憲法によって成立させた近代国家の仕組みの中で、大津事件以降、曲がりなりにも維持してきた司法の独立をないがしろにしかねない一大事を、なぜにしでかそうとしているのか。極めて一般的な社会的な病理現象であります担保つき消費貸借契約に基づく債権の回収にかかわる紛争の解決機能を、裁判所……
○仙谷委員 民主党の仙谷でございます。 質問をさせていただく前に、先日来の長野県の小谷村の災害につきまして、行方不明になられている方の早期の救出を祈念をいたしますし、お亡くなりになられました方の御冥福をお祈りをいたしたいと存じます。 そして、この事故につきましては、既に人災ではないか、建設省が、建設局が長野労働基準局の警告を軽視をしていたのではないだろうかという指摘もあるようでございます。 亀井建設大臣、現地に赴かれて大変精力的に調査を、あるいは対策をとられているようでございまして、心から敬意を表しますけれども、しかし、先ほど申し上げましたような指摘もあるということでございますから、そう……
○仙谷議員 ただいま議題となりました公共事業の長期計画の透明化等を図るための関係法律の整備に関する法律案並びに国会法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明いたします。 公共事業は、国や地方自治体が行う社会資本整備として、国民にとっても極めて関心の高い問題であります。この公共事業を実質的に決定しているものが、十六本の長期計画なのであります。その十六本の長期計画が、官僚の手によって、何の整合性もないまま、みずからの権益の拡大のためにつくられているのであります。 その長期計画の問題点は、第一に、これらの五カ年計画はほとんどが緊急措置法とされ、未熟な社会基盤の整備のための一時的な法律であ……
○仙谷委員 民主党の仙谷由人でございます。 ちょっと申し出てある順序を変更することになって恐縮なんですが、まず、巷間未消化予算というふうに言われておる問題をお伺いをいたしたいと思います。 実は、某新聞の十一月十九日に、平成七年度におきましては公共事業予算一兆七千億円繰り越した、消化できない、あっぷあっぷの状態であるということが記載をされております。 そこで、正しい数字を、建設省、農林省、そして運輸省、まず七年度の消化できなかったあるいは繰り越した額についてお答えをいただきたいと存じます。 そして、あわせて、八年度はこの点は、つまり現時点において、多分年度末においても消化できず、あるいは……
○仙谷委員 きょうはまず、農林大臣に農業土木の件についてお伺いをいたしたいのです。 といいますのは、後で総理大臣にも大蔵大臣にもお伺いするわけですが、この財政再建、財政構造改革と言われるものが、いずれにしても、本来は今年度から歳出の構造を変えなければならない、歳出をカットしない限りこの財政再建というものが絵にかいたもちに終わることは必至の状況であると私も危機感を持っているからでございます。 それで、当然のことながら、公共事業、マスコミ等々に指摘されているということだけでなくて、前回の私の補正予算案に対する質問のときでも、公的な固定資本形成がここまで大きくなり過ぎると、民間をもちろん圧迫する……
○仙谷委員 時間の関係で端的にお伺いいたします。
小渕外務大臣、前回の我が民主党の菅代表の代表質問に対する答弁から正確を期した調査が進んで、泉井さんから幾ら受け取ったか、はっきりわかったでしょうか。
【次の発言】 それは、内訳はちゃんと出るのでしょうか。あるいは、小渕恵三政治家として、個人として受けたのか、あるいは指定団体だったのか政治団体だったのか、あるいは平成七年一月一日以降は資金管理団体だったのか、その点いかがですか。
【次の発言】 なぜこんなことをお伺いするかといいますと、前回の答弁が、私の耳で聞いておりますと、やや自信がないといいますか、ひょっとすれば、これはこんな額でおさまってい……
○仙谷委員 民主党の仙谷でございます。 質問通告していないのでございますが、総理、日ロ首脳会談、大変御苦労さんでございました。極寒の地で大変だっただろうと思いますが、平和条約の締結のめどをつけられたことを私も敬意を表したいと思います。 ただ、ということもないのですが、問題は、日ロ間の関係改善といいましょうか、平和条約というものが結ばれ、北方領土が返ってくるということになれば大変すばらしいことではございますが、しかし、主たる問題は、やはり東アジアの平和と安定の秩序を、中国、アメリカあるいは朝鮮半島の両国、そして台湾までをも含んでつくる、まさにそのための戦略的な布石であるというふうに私は考える……
○仙谷委員 民友連の仙谷由人でございます。 松野参考人そして佐伯参考人には、御多用中のところ参考人として御出席をいただきまして、まことに御苦労さまでございます。御礼を申し上げます。 そこで、まず松野参考人の方からお伺いをいたしたいと存じます。 今、私、平成三年八月二十一日と平成四年二月二十六日の議事録を持ってきております。そのときに時の証券局長松野局長に、飛ばしについて相当厳しい質問をした記憶があったからでございます。局長も覚えていらっしゃると思います。相当厳しい質問をさせていただいたわけですが、ただ、その時点では局長も我々も、マフィア資本主義とか、やくざが絡んでめちゃくちゃになった日本……
○仙谷委員 主として略称災害暫定法に関して質問をいたしたいと存じます。 この法律、民友連は基本的に賛成の立場で質問をさせていただくわけですが、結論から申し上げますと、そろそろこの種の細かいものについては、農林省の補助金をつけるというやり方をお変えになった方がいいのではないかという立場で質問をいたします。 国庫補助を都道府県に、あるいは市町村に出すという法律でございますが、そもそも災害復旧事業として出す補助金、この一件当たりの工事金額というふうなもので見れば、統計的にはどういうふうになっているのか、その点をまずお伺いいたしたいと存じます。 一千万未満の工事、一千万以上一億円未満あるいは一億……
○仙谷委員 民友連の仙谷でございます。 質問通告をしてございませんが、朝から山一証券に強制捜査の手が入っております。 思い起こせば平成三年八月のこの場で、いわゆる証券・金融スキャンダルにかかわる集中審議が行われておりました。私もそのときに、どうも損失補てんをしおくれた証券会社と得意先の関係が、飛ばしということで、山一には特に飛ばしがあるのではないかという指摘をそのときにしたわけでございます。当時の大蔵大臣は、現在の総理大臣、橋本龍太郎総理大臣その人でございます。 事ここに至って、総理が進めようとされている経済構造改革との関係、そして山一証券のこの事態をもたらしたことについての大蔵当局ある……
○仙谷委員 いわゆる長銀問題の集中審議ということでございますが、先ほど来、宮澤大蔵大臣の御答弁、お話を伺っておりますと、重要な点を二、三点おっしゃっておりますし、バブル崩壊後の金融システムの動揺が始まったのが一九九二年ころからだというふうに規定をすれば、つまり、株式の相場に聞けということで、相場のことを思い出してみますと、九二年の八月の十八日でございましたか、たしか一万四千三百六円だったと思いますが、そういう相場をつけた。先行指標だったのだなと改めて思うわけでございます。 そのときに、宮澤大蔵大臣、当時の総理でございますが、九二年の八月三十日、自民党軽井沢セミナーというところで、今から思うと……
○仙谷委員 主として、日本ランディック及びエヌイーディーの関係の質問をいたしますが、その前に、先ほど上田清司議員の方から参考人の皆さん方のところへも、こういう図面とそれから長銀企業関係一覧というのが交付されたと思いますが、これをごらんになって長銀の大野木頭取、長銀関連企業一覧、約八十二社あるわけですが、ほぼ間違いございませんか。そのことを確認してください。
【次の発言】 それでは、その関係しているところを聞きますが、桃源社というところにはエヌイーディーから二百五億の融資が流れておるという図面があるわけでございますが、ここに書いてございますね。長銀からも桃源社に百五億ほど貸し金があったと思うので……
○仙谷委員 せっかくヨーロッパからお帰りいただきまして、どうもありがとうございます。佐々波委員長にお伺いをするわけでございますが、資料をそちらに手渡されていますでしょうか。 一枚目が「日本長期信用銀行の決算書上のバランスシート」というふうに書いてある紙の四枚目を見ていただきたいのでございますが、委員長が三月に公的資金を二十一行に投入するという決断を、判断をされて、そこで公的資金が投入されたわけでございますが、八月二十六日の株価水準でいきますと、七千三百六十億円評価損を出している。長銀に至りましては、八月二十六日の段階での優先株の評価損が一千九億円、劣後債の評価損が三百六十一億円。 二枚めく……
○仙谷委員 おはようございます。 ここ数日来の報道で、いわゆる長銀問題、そして金融システム安定化に向けた法整備についての報道が、つまり、平委員の私などは知らないようなことが次々と出てくるものですから、そのことについて確認的に大蔵大臣に聞きたいわけでございますが、前回、前々回と、日本銀行総裁にお越しをいただきましたのに全く質問する時間がなくて失礼をいたしておりますので、その点から少々質問をさせていただきます。 日銀総裁にお伺いしたいんですが、八月十三日の記者会見で、日銀総裁が、ジャパン・プレミアムあるいはその発展形態として、邦銀、日本の銀行が海外の金融機関等から資金を借りられなくなっている、……
○仙谷委員 津島雄二議員から洗脳されたと言われております仙谷でございます。洗脳されたかどうかが本日の最大テーマではありませんけれども。 本日、いわゆる破綻処理に関する金融再生法案、整理管財人を通っていくルート、あるいは公的ブリッジバンクというやり方で整理と再生を目指すルート、そして一時国有化という方式、概括的に申し上げますとこういうやり方を骨子とする法案になったわけでございますが、誠意を持って修正協議を進めてまいったと私は思っておるのでございますが、これを、野党案を換骨奪胎をした、こういう表現もされておるわけでございます。 まず、宮澤大蔵大臣にお伺いするわけでございますが、野党案の骨を何か……
○仙谷委員 堺屋長官は、小渕総理と韓国に行かれたんですね。行っていない、ああそうですか。何かそういう新聞報道を見たような気がしたんですが。 実は、三月一日に私、ソウルへちょっと行ってまいりました。行く寸前まで思い出さなかったのでございますが、三月一日という日は韓国では休日なんですね。いわゆる三・一万歳事件といいましょうか、独立闘争発祥の日ということで、休日であるということをうかつにも忘れて韓国を訪問したわけでございますが、この独立というのは当然日本からの独立ということでございます。 一年ぐらい前まで、つまり金大中大統領が就任されるまでは、この三・一の記念日というのは抗日というのが頭について……
○仙谷委員 大蔵大臣、きょうの日経新聞の朝刊第一面でございますが、長期金利高を抑制するために大蔵省は中期国債の発行額拡大、十年債偏重見直し、こういう記事がトップに出ておりますが、こういう方針、もう既にお決めになったんですか。
【次の発言】 そうしますと、端的にお答えいただきたいんですが、今、平成十一年度国債発行予定額、こういう理財局がつくられた発行予定を私どもいただいておりますね。これが、今のお話では変更があるということなんでしょうか。それとも、この部分については全く変更がない。つまり、もっと具体的に言いますと、シ団引き受けの十一年度予定が十年債で二十兆円、こういう大きい金額が書かれております……
○仙谷委員 初めてと言っていいぐらいのいわば集中した、この間の金融再生委員会のお仕事についての国民に対する説明の場とでもいいましょうか、そういう時間帯でございますので、主として柳沢委員長にお伺いをいたしたいと存じます。 昨年の秋、大変な国会の中で金融再生法と早期健全化法が成立をした。そして、日本債券信用銀行の特別公的管理ということで金融再生法が早速使われた。あるいは、立ち上がる直前でありましたけれども、この特別公的管理を金融再生委員会に進めていただく、こういうことになったわけであります。 そして、そのころから、不良債権を抱えたままで、脆弱な体質のままで、そしてまたオーバーバンキングの中で、……
○仙谷委員 日銀の報告について質問をさせていただきます。
まず最初に、金融危機といいましょうか、現在のこの異常な、ゼロ金利を四カ月も続けるという事態について、ここ数年間の日銀の金融政策の運営についてどういうふうな責任をお感じになっているでしょうか。
【次の発言】 今の自己批判といいますか、反省の中で、私は、もう少し具体的に気をつけてもらいたいといいましょうか、抜けておる面が三つぐらいあるのじゃないかという気がいたしました。
すべて申し上げる時間はないわけですが、最大のものは何といいましてもプラザ合意以降の金融政策だったと思うのです。ここに、日本銀行がある種の政府の要請を受け入れ過ぎたのでは……
○仙谷委員 質問に先立ちまして、先般、民主党の、我が党の菅代表が質問をいたしましたときにお配りをといいましょうか、参考に見ていただくために手交をいたしました平成十年九月十八日付の「確認」という書面、それから平成十年十月一日付の覚書という書面、これを総理大臣、大蔵大臣、官房長官に改めてお示しをさせていただきたいと思いますが、よろしゅうございますでしょうか。
【次の発言】 そこで、まず官房長官にお伺いしたいわけでございますが、この覚書という方の書面でございますね、三枚つづりになっていますが、このことについて見覚えがおありになるかどうか。それから、官房長官の御記憶ではどういう場でこの署名がなされたか……
○仙谷委員 民主党の仙谷でございますが、私の方から、景気、経済の問題と日債銀の問題について質問をいたします。 ちょっと、お配りした紙、総理のところに行っていますでしょうか。まず、三枚つづりの、地方財政赤字の対GDP比の推移というものを、それが一番についている紙の三枚目をごらんください。 総理は、この九九年度予算によって九九年度の経済成長を必ず〇・五%の成長に乗せるのだ、こういうふうに所信を表明されて、決意をされているわけでございます。いわば、政治生命をかけるとおっしゃるような発言も聞こえてくるわけでございますが、その前提といたしまして、九八年度、今年度の経済成長というものが果たして予測どお……
○仙谷委員 官房長官と総理を中心に御質問をしようと思っておったわけでございますが、官房長官が記者会見をなさっていらっしゃるということでございますので、その他の質問の方から進めてまいりたいと存じます。 まず、金融再生委員会委員長柳沢大臣にお伺いするわけでございますが、二月十三日付の報道で、再生委員会が大手十五行に対して公的資金の注入の仮決定をした、こういう報道がなされております。仮でありますから我々のところにも何にも御連絡がないのかなと思っておりますが、いずれにしましても、こういう仮決定がなされておるということですから、早晩、本決定がなされるんだろう、こう考えているところでございます。 そこ……
○仙谷委員 ちょっと資料を、参考人それから理事の皆さん方にもお配りをさせていただきたいと存じます。
【次の発言】 まず、山口参考人、この「提出先リスト」というのがあると思いますが、ごらんください。行っていませんか。
わかりますね。このリストが、いわゆる九七年の四月から始まった奉加帳増資のお願いをした相手方のリストですね。
新金融安定化基金というのは、これは日本銀行ということになろうかと思いますが、計算しましたら、日本銀行を除きまして三十四金融機関が記載をされておるようであります。日本銀行を含めますと三十五でありますが、この三十五のうち、先ほどのこの場での御発言でも出ました確認書、応接録その……
○仙谷委員 まず最初に、越智長官にお伺いするわけですが、この委員会でも、この段階で長官がアメリカに行かれてサマーズさんに会う意味がどうもよくわからない。一説には、前長官が改革派で越智さんが守旧派である、こういう評価がアメリカのマスコミ等々で出ておる、これを払拭するために行くのではないかという話もございました。
そこで、今度の長官とサマーズさんの会談、これは、アメリカの例えばウォールストリート・ジャーナルあるいはイギリスのフィナンシャル・タイムズ、この辺にはどういうふうに報道されたのでしょうか。
【次の発言】 私が確認する限りでは、この会談は、アメリカの金融経済専門紙といいましょうか、あるいは……
○仙谷議員 与党案で、行政処分の対象として、多分民法七百十五条から思いつかれたのではないかと思いますが、いわば管理監督者の責任的な地位に貸金業者を置いて行政処分の対象にまでするという規定を置かれたのは、ある種の卓見といいましょうか、いいお考えだと私は思います。民主党案にはそれはございません。ただ、勢い余ってこれを与党案の中で刑事罰の対象にまでしていらっしゃるというのは、これはひょっとすれば憲法上疑義の出る問題になるだろうと私は見ております。 といいますのは、行為者は故意犯でありますけれども、それに対するある種の管理監督者、教唆とか従犯の立場に立つのが貸金業者の立場になりますから、そこは相当な……
○仙谷委員 前回に引き続いて、長銀の譲渡についてお伺いをしたいと思うのです。 前回、私、お伺いしましたら、越智国務大臣、何かもう他人任せのような、つまり、柳沢さんがやったので私は余り知らぬのだみたいな雰囲気の話とか、それから、交渉でこうなっておるからしようがないんだ、こんなお答えが多かったんですね。それでは国民はちょっと納得できないんですね。 きょうは、資本勘定と保有株式の関係について、改めてお伺いするわけでございます。 私が今申し上げた部分についての越智国務大臣の答弁はこうだったのです。「そこのところを、まさに交渉の結果、両者の言い分でそうなったわけでございますから、具体的な数字でござ……
○仙谷委員 預金保険法の一部を改正する法律案について主として質問をいたします。 法律の中身が問題になるわけでありますが、抽象論でやってもしようがありませんので、格好の材料は日本長期信用銀行でございますから、日本長期信用銀行の三月一日譲渡、これに至る経過あるいは再生委員会の作業等々をお伺いいたしたいと思います。 まず、いわゆる長銀をリップルウッドに譲渡する前提として、適債権、不適債権、あるいは適資産、不適資産というのでしょうか、これを仕分けをするといいましょうか、なさったわけでありますが、このうち、適債権というふうに仕分けたものの中で、貸倒引当金を二〇%を超えて引き当て計上したものというのは……
○仙谷委員 それでは、内閣総理大臣交代に関する事実経過及び法律問題について、前回の決算委員会に引き続いてお伺いをいたします。
法制局の方にちょっとお伺いするのですが、内閣総理大臣の臨時代理をあらかじめ指定するという行為がございますね。これは、法律上の根拠規定というのは、あるいは憲法上の根拠規定というのはどこにあるんですか。
【次の発言】 素直に読みますと、この規定は、指定をされた国務大臣が内閣総理大臣の職務を執行する要件を記載、規定してある、そういう条文のように読めますね。つまり、指定そのものの根拠を書いてあるようには読めないわけなんですよ。だけれども、この条文を使って根拠規定にするという解……
○仙谷委員 本日、朝鮮半島出身の軍人軍属の方々に対するいわゆる補償が、遅きに失したとはいえ議員提案で成立をすることになっておるようでございます。私も、この問題には直接タッチをしておりませんが、いわゆるサハリン残留韓国人の方々の問題にはそれなりの努力をしてまいったつもりでございます。 このような、いわゆる日本の植民地支配による個々人に対して、全く何の手当てもなされていない、戦後処理がなされていないということについては、世代的にも、何で我々のさきの世代が日本の戦争責任、そして戦後責任を自覚して早急に処理をしてもらえなかったのかという思いが、一方ではあると同時に、日本の政治の立場として、これを早く……
○仙谷分科員 きょうは諌早干拓問題を中心に、農林大臣あるいは農林省にお伺いをいたしたいと思っております。 初めに、大臣、国営干拓事業というものがずっと続けられてきたわけですが、どうも少々検討してみますと、この事業はほとんど建設国債、国の一般会計から、建設国債で調達したものが特別会計に振り込まれて使われている。それから、地元負担分といいますか、県の負担分というのはこれまた運用部資金が利子つきで使われている、こういうことですよね。そうだとしますと、相当高利回りの部分もある利子つきの借金で、つまり将来世代の負担でこの農業土木、干拓事業というものが行われているという事実は覆い隠せないと思うのですよ。……
○仙谷分科員 小渕外務大臣も、二十一日にソウルに行かれるということを報道で知ったわけでございますが、昨年の十二月三十日にもソウルに行かれて、韓国政府の関係者、あるいは二月二十五日から大統領に就任された金大中さんにお会いになったように報道で伺っておるところでございます。 私も、二月二十五日の大統領就任式典に出席をさせていただいて、金大中大統領ともお会いをすることができましたし、現在の政府関係者あるいは与野党の政治家の方々ともお会いをして、今後の日韓の関係等々についても意見を交換して、帰ったところでございます。 そのときの感想からお話をいたしますと、一つは、金大中大統領も我々にもおっしゃってお……
○仙谷分科員 きょうは法務大臣に、主として、波元路伊という方でしょうか、帰化をする前の名前はデルフォ・ゾルジという方のようでありますが、この件についてお伺いをしたいと思います。先般、社民党の保坂議員が聞かれたようでございますので、なるべく重複をしないようにお伺いをしたいと思っております。 まず外務省のようでありますが、このデルフォ・ゾルジの犯罪について、あるいは波元路伊という名前で日本に帰化をしているという件について、イタリアのノーベル文学賞受賞者のダリオ・フォという方、あるいはフォンターナ爆破事件遺族の会会長ルイジ・パッセラという方から、アピール文あるいは手紙というもの、要請文というふうな……
○仙谷委員 動議を提出いたします。
会長の互選は、投票によらないで、中山太郎君を会長に推薦いたします。
【次の発言】 動議を提出いたします。
幹事の員数は九名とし、会長において指名されることを望みます。
○仙谷委員 参考人の青山先生に、本日の御意見の陳述、ありがたく御礼を申し上げます。どうも御苦労さまでございます。 先生の教科書といいましょうか、「憲法講義」という御著作もちょっと拝見をいたしましたが、目線が、押しつけられた、押しつけたという議論は、当時の為政者あるいはその周辺にいた人については、確かに経緯としてはそのような事実経過があったんだろうなとわかります。 ところが、一つ先生にお伺いしたいのでありますが、沖縄という存在がございます。 昭和二十年三月二十六日から戦闘が始まって、四月一日には沖縄本島へ米軍が上陸した。その後、一九七二年でございましたか、いわゆる沖縄返還に至るまで、占領下……
○仙谷委員 民主党の仙谷由人でございます。私の、憲法記念日を記念した憲法調査会での発言をさせていただきます。 私たちの世代は、日本国憲法とともに生まれて、そしてその価値観に身を浸しながら生きてきました。私たちは明治憲法時代を知りません。 明治憲法時代がいかなる時代であったのか。たまたま昨日の朝日新聞の夕刊でございますが、「今国のかたち考 愛国と小国」という表題で記事が出されておりました。司馬遼太郎さんの「「明治」という国家」に記載をされております、明治国家に対するある種の積極的評価でございました。 ただ、司馬遼太郎さんにいたしましても、日中戦争への突入あるいはノモンハン事件についての司馬……
○仙谷委員 私の方からお伺いをいたします。 きょう、整理された御報告をいただきましたので、それを前提にまずお伺いをいたしたいと思います。 ここに、愛媛玉ぐし料訴訟違憲判決を御紹介いただきました。これは、愛媛県が玉ぐし料を支出した、その支出が憲法上問題があるかないかということが問われた事件であります。国が玉ぐし料なりなんなり宗教施設に金品を納めたというふうな事例があるとすれば、日本国民は、そのことが憲法上問題がある、憲法違反の行為である、あるいは違法な行為であるということで、この愛媛の訴訟のように争うことができるのかどうなのか、この点についてまずお伺いをいたしたいと思います。
○仙谷分科員 外務大臣、御存じだと思いますが、一昨々日、二月二十五日に、サハリン残留韓国人の永住帰国者に対するアパートが完成をいたしまして、入住式というのが行われました。残念ながら、なぜか現職の日本の政治家は、国会の関係があるということで招待をいただけなかったのかどうかわかりませんが、いずれにしてもだれも参加をしていなかったということでございます。 ちょっと話が飛び飛びになるわけでありますが、これに出席をしなかった、できなかったことは甚だ残念なのでありますが、多分河野外務大臣が外務大臣になられる前に、FDLAP、ザ・フォーラム・リーダーズ・オブ・イン・ザ・アジア・パシフィックでしょうか、アジ……
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