保坂展人 衆議院議員
41期国会発言一覧

保坂展人[衆]在籍期 : |41期|-42期-44期
保坂展人[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは保坂展人衆議院議員の41期(1996/10/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は41期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院41期)

保坂展人[衆]本会議発言(全期間)
|41期|-42期-44期
第140回国会(1997/01/20〜1997/06/18)

第140回国会 衆議院本会議 第34号(1997/05/13、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂展人君 私は、社会民主党・市民連合を代表して、児童福祉法等の一部を改正する法律案について、総理大臣並びに関係閣僚に質問をいたします。  いわゆる少子化社会に対して、既に、子供を産みにくい、そして育てにくい社会が到来をしていて、そこに転換の兆しが見えてこないことを深刻に受けとめていただきたいと思います。  ただいまの財政構造改革論議も、いわば少子化構造をそのままにして、思い切った子育て支援の積極策不在のままに語られているのではないでしょうか。ニュージーランドの大胆な行革のさなかにも、子育て支援にはむしろ支出を増大してきた経過を見ても、これまでの政策を一歩も後退させないだけではなくて、百歩前……


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第143回国会(1998/07/30〜1998/10/16)

第143回国会 衆議院本会議 第12号(1998/09/18、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂展人君 社会民主党・市民連合を代表して、きょうここに明らかになってきた防衛装備品調達をめぐる不祥事、わけても捜査妨害と自己保身を意図した組織的証拠隠滅工作の存在について、総理並びに関係大臣に伺います。  防衛庁に巨大な焼却炉が存在し、疑惑の対象となる背任事件の関係書類が次々と焼き捨てられていたとすれば、官僚の倫理はもはや地に落ちた、こう言う以外にありません。しかも、本件証拠隠滅で取り調べを受けている防衛庁の調達実施本部副本部長は、小渕総理大臣の官房長官時代の秘書官を務めた後、警察庁捜査二課長、長崎県警本部長などを歴任した警察庁のキャリアだ、こう聞いて、全くあきれてしまいます。  防衛装備……


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第145回国会(1999/01/19〜1999/08/13)

第145回国会 衆議院本会議 第34号(1999/06/01、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂展人君 私は、社会民主党・市民連合を代表して、杉浦法務委員長の解任決議案に賛成の立場で討論を行います。(拍手)  先週末、いわゆる盗聴法の採決が異常な形で行われたこと、まだその質疑が入り口に立っただけであるにもかかわらず、自自公の枠組みの成立とともに、暴れ馬に身を任せるような委員会運営がなされた、このことに強い不信と怒りを表明します。  さらには、組織犯罪対策法や刑事訴訟法の一部改正案はほとんど審議を経ていないことを、みずから弁護士であり法律家であったはずの杉浦委員長が最もよく知っているはずです。にもかかわらず、採決を強行した罪は、国会の機能放棄であり、自殺行為であると告発しなければなり……


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第147回国会(2000/01/20〜2000/06/02)

第147回国会 衆議院本会議 第27号(2000/04/20、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂展人君 私は、社会民主党・市民連合を代表いたしまして、ただいま議題となりました商法等の一部を改正する法律案並びに会社分割における労働契約の承継等に関する法律案に関し、臼井法務大臣と牧野労働大臣にお尋ねいたします。  まず、商法改正について、臼井法務大臣にお聞きいたします。  この法案は一般的に会社分割法案と言われているので、私は、以下の質問では会社分割法案と呼ぶことにいたします。  ところで、この法案は、過去四十年間、私たちが見てきた日本の企業のあり方を大きく変える影響と効果を持つだろうというふうに言われています。そこで働く労働者の雇用や下請中小企業の経営などにも重大で、また深刻な影響を……

第147回国会 衆議院本会議 第32号(2000/05/11、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂展人君 私は、社会民主党・市民連合を代表して、少年法等の一部を改正する法律案について質問を行います。  少年事件、中でも直近に起きた十七歳の少年による二つの凶悪な事件、愛知県の女性殺人事件とバスジャック事件は、社会に深い衝撃と恐怖を与えました。事件によってとうとい生命を奪われた被害者の御冥福を心より祈るものです。  総理に伺います。  今回の二つの事件は、十七歳の少年が起こした、事実認定も比較的容易な事件です。家庭裁判所で行われる少年審判で成人同様の刑事処分相当とされた場合には、検察官に逆送され、刑訴法により成人同様の扱いを受けることとなります。  解散そして総選挙を意識して、政府・与党……

保坂展人[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院41期)

保坂展人[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第139回国会(1996/11/29〜1996/12/18)

第139回国会 文教委員会 第2号(1996/12/12、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社民党の保坂展人です。よろしくお願いします。  これまで論議をされました著作権法の一部を改正する法律案につきまして、私も、アトランタ・オリンピックにアジアの代表で「花」という歌を持っていった喜納昌吉という友人がおりまして、プロデュースをやった関係から、アーチストの権利保護という方向で、ぜひ今後ともその方向がさらによりよくなるようにお望みしていきたいと思います。  きょうせっかくの機会ですから、文教委員会、この臨時国会で文部大臣の肉声をいただくこれは最後の機会になろうかと思いますので、いじめの問題について、時間が限られていますけれども、ちょっと触れてみたいと思います。そして、ぜひ大臣……

第139回国会 法務委員会 第1号(1996/12/05、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党、市民連合の保坂展人です。  今回の裁判官と検察官の法案については一応賛成の立場なのですけれども、賛成をするに当たって、どうしてもここで語っておきたいということがありますので、聞いていただきたいと思います。  私は、恐らく日本全国広しといえども、十六歳から十六年間裁判を原告として過ごした。そういう極めてまれな過去の経験があります。高校進学時の内申書をめぐって、当時の中学校から高校に行った内申書の内容が、これは問題児であるということをめぐって、これは不合格になるということで、俗に言われる内申書裁判という裁判の原告人というふうになりました。そして十六年間、東京地方裁判所でこれ……

第139回国会 法務委員会 第2号(1996/12/13、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  人権擁護施策推進法につきましては、既に各党の皆さんの質疑の中で多くが語られましたので、私の方からは、本法案が部落差別解決を高く掲げた法案であること、審議会メンバーに部落差別の現状に直面されている当事者の方あるいは差別問題に精通された方を複数任命することをお願いしたい。そして、二年以内に教育と啓発の意見具申を求めて速やかな法的措置も含む施策を講じていただきたいということを強く申し上げた上で、せっかくの機会ですから、人権ということに強く関連する、あるいじめ問題の事例を挙げながら御質問をしていきたいと思います。  つい一カ月前ですが、私のもとに目を赤く泣きは……


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第140回国会(1997/01/20〜1997/06/18)

第140回国会 外務委員会 第11号(1997/04/22、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  私は、地雷という言葉を聞いたときに、ある一人の男性を思い出すわけです。この方は非戦闘員で、その方の住む村々に地雷が大量に敷設をされている。日本のNGOのメンバーと一緒に地雷を除去していく中で、不幸にも片足を飛ばされたわけです。しかし、その方は勇敢にも義足をつけてさらに地雷除去作業を続けられた。また不幸なことに、残っていたもう一つの足もまた飛ばされてしまった。つまり、両足がなくなってしまったという状態で、地雷がいかに大変な、残虐な、過酷な運命をもたらすのかということを訴えておられる。  この地雷の問題について、これは日本のみならず世界各国のNGOが、それ……

第140回国会 外務委員会 第20号(1997/06/16、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  今回のペルーの事件で、人質になられた方、そして解決のために努力をされた方に、本当に敬意を払うとともに、犠牲者の方々に、心から哀悼の意を表したいと思います。  今回の事件で、日本政府は発生以来、一貫して平和的解決を掲げてきたと思います。この平和的解決を掲げる姿勢ということについて、いろいろ議論があるわけですが、私自身は、決してこれは恥ずかしいことではないというふうに考えております。  テロリズムを憎み、また、今回同様の事態を再び招かないという知恵を絞る時点を現在迎えていると思います。現在、危機管理の名のもとに、テロに譲歩すれば必ず再発をするということが言……

第140回国会 環境委員会 第9号(1997/06/13、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。当委員会では初めて質問をさせていただきます。  環境庁ができるというニュースを中学生のころでしたけれども聞いたときに、私は希望の灯がともったというふうに感じたのですね。公害という名で空がよどみ、ぜんそくが広がったり、あるいは水俣病ということが起きて、高度成長一辺倒の社会を転換させていく象徴的な出来事が環境庁のスタートだった、このように思います。  さて、本日の質問は、環境庁とは何か、環境行政とは何かということをあえて正面から問わせていただきたい、こういう趣旨であります。  実は、この月曜日、六月九日ですけれども、私たち社民党の調査団は、瀬戸内海に面した国立……

第140回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第4号(1997/03/05、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 私は、五人の参考人の皆さんが実例としてお挙げになった、供託金を没収されたにもかかわらず当選をしてしまうという本人なわけです。  その立場からちょっと質問させていただきたいのですけれども、世の中いろいろ予想外のことが起こるものでございまして、私、選挙に出ようなんということは九月の段階では全く思っていませんで、十月一日に比例の候補として東京で選挙をやるということが決まったわけなのです。さらに、十月六日、これは本当に奇跡的な早さで、もう直前なのですけれども、小選挙区の立候補を決めた。したがって、選挙が始まりましたというときには、選挙カーもないという選挙の出方をしたわけであります。  それ……

第140回国会 厚生委員会 第17号(1997/04/16、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  今現在、日本の医療費は二十七兆円と、国民所得の伸びをはるかに上回り、毎年一兆円を超えるペースの増加ということはここでたびたび御指摘されていると思います。莫大な負担であり、そして今日、医療保険制度財政が大ピンチである、そこの構造的、危機的な赤字体質、これを変えなければいけないということは事実だと思います。  しかし、そこで私が思うのは、これだけの医療費が支出をされながら、長いこと苦労に満ちた人生を歩んでこられた、私どもの親たちの世代に当たるわけですけれども、人生の最終ラウンドで病に倒れて病院に入っていくというときに、果たして高度で充実した医療のケアが受け……

第140回国会 大蔵委員会 第15号(1997/04/18、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社民党の保坂展人です。野村証券の酒巻社長に続けて質問をいたします。  酒巻さん、あなたはVIP口座があるということを以前から御存じてしたか。簡潔にお願いします。
【次の発言】 マスコミから今回知ったということで、当然社内調査されたわけなのでしょうが、そのVIP口座のすべてをお知りですか、それとも一部のみを把握しておられますか。
【次の発言】 それでは、あなたの把握されたVIP口座の中に、政治家、暴力団あるいは官僚の名前がありましたか。
【次の発言】 証券スキャンダル国会のときに本が何冊か出ております。これを読んでまた愕然とする思いなのですけれども、あのときに、損失補てんだとか一部特……

第140回国会 内閣委員会 第7号(1997/05/29、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  私は、二十一歳のときに、若者が教育や学校をいろいろ考えようと、かまぼこ板に青生舎、これを安アパートの玄関に打ち据えて、いわばそういう市民団体をつくったわけです。それから二十年間、アジアの人権にかかわる団体、あるいは子供、特にいじめの問題で悩んでいる子供たちをサポートする、そして、子供たちの声を聞いて、これを届けていくという団体やグループ、直接あるいは間接、これをほとんど二十年間続けてきた立場で、まさに現場から出てきた議員として、今日ここで市民という言葉が国会にて堂々と語られ、そして、三つの法案がここに本当に火花を散らしながら語られているということをまず……

第140回国会 内閣委員会 第8号(1997/05/30、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 昨日聞かせていただいたことの続きを、きょうも、時間が短いですが、行いたいと思います。  この与党案の限定列挙というところで、熊代議員の方からも、まあ九九%、ほとんど大方のものは当てはまり、選別されるような、これはいい、これはだめというような趣旨のものではないんだという答弁があったと思います。それから、もちろん辻元議員の方からも同趣旨のお答えが続きましたけれども、この理解で――経企庁の方は来ておられますか。経済企画庁の方で、提案者の見解と変わらないのかどうか、これをちょっと確かめておきたいと思います。
【次の発言】 昨日私は、例えば、十年、十五年という長い視野に立てば非常にいい問題提……

第140回国会 内閣委員会 第9号(1997/06/03、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 私は、市民活動それ自身の中で、議員になる前、いろいろな体験をしてきました。その一つの市民活動に、ちょっと紹介させていただきたいのですが、大河内清輝君の亡くなったいじめの事件がございますけれども、それをきっかけに、東京の世田谷の地域の中で、いじめをどうやって子供たちの安全という観点から解決をしていけるのだろうかということをまさに市民活動として、民間団体、多数呼びかけ、教育委員会とも何度も協議をして、地域丸ごと、学校を包み込んで、シンポジウムを年三回やるというようなことをやってまいりました。  そして、私自身もまた小さな民間団体として、子供の声を二十四時間、留守番電話なんですけれども、……

第140回国会 文教委員会 第3号(1997/02/19、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社民党の保坂展人です。質問させていただきます。  先週の大臣の所信を伺っていて、「国民一人一人が将来に夢や目標を抱き、創造性とチャレンジ精神を存分に発揮できる社会」あるいは「ゆとりの中で子供たちの生きる力をはぐくむ」とか、「個性を生かし、創造性や豊かな人間性をはぐくむ」というふうにうたいとげておられることに、そしてまた、前国会で、二十四時間ホットライン、いじめについて取り組む、民間団体が行政とも提携しながらという提案をさせていただきましたところ、非常に前向きなお答えをいただいて、また、シンポジウムなどにも、世田谷で行われましたけれども、飛び入りでおいでいただいて、登校拒否やいろいろ……

第140回国会 文教委員会 第4号(1997/02/26、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 朝からずっと長い質疑の中でお疲れだと思いますけれども、なるべくダブらないように聞いていきたいと思います。  今回の国立学校設置法の一部を改正する法律案の中で、まず最初に出てくる、法律で定めるところを政令によって柔軟にやるようにするということなんですが、その動機として、百二十六国会での附帯決議で「大学改革を進めるに当たっては、各大学が個性を発揮し、幅広い教養と深い専門知識という大学の理念に沿った教育の充実及びその円滑な実施」というのが動機で、法律でややこしくやるよりも政令で簡単にということのようなんですけれども、先ほども似たような指摘もあったのですが、一見これは規制が緩和されるようで……

第140回国会 文教委員会 第6号(1997/04/02、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社民党の保坂展人です。  今回の法案を見ながらいろいろまた資料を取り寄せて考えてみたのですけれども、まず、バブル経済が終わって企業の収益力が落ちてきたということで、基礎的な研究の部分についてそれほどの研究体制を構築することが難しくなった、大学に内在している知的な集積とジョイントをして、いわゆる産学提携という形で活路を開いていきたい、また大学も閉鎖的な研究環境から民間の刺激を受けるというところに趣旨があろうかと思うのですが、この問題を考えていったときに、どうしても頭をよぎるのが、水俣病に代表されるようないわゆる企業の光の部分ではない影の部分なんですね。企業は利益を追求するということが……

第140回国会 文教委員会 第8号(1997/04/11、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社民党の保坂展人です。  今回の法案を拝見をしまして、日本私学振興財団と私立学校教職員共済組合が統合されて、新しく私立学校振興・共済事業団を設立するという内容になっているわけなのですが、非常に簡単なことをお聞きしたいのですが、共済組合が組合員に対して持ってきた機能を、こうやって統合された後も同じように持っていくのかどうか。事業団になってからも持っていくのかどうか。組合員という呼び方で言われている共済組合員、これが加入者に変わるわけですけれども、内容において、例えば権限とか、今までの取り扱いが大きく変わるのかどうか、これだけ簡潔にお願いしたいと思います。

第140回国会 文教委員会 第10号(1997/04/25、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  きょうは、放送大学学園法の一部を改正する法律案に関連をして幾つか質問をさせていただきます。  実はCSの衛星放送で、デジタルではなくてアナワクだったのですが、CSの放送で、私は九四年、今から三年ほど前ですけれども、一年間、若者向けの討論参加番組のキャスターを務めたことがあります。これは全国のそれこそCS並びにケーブルテレビで見られるということだったのですが、実はその当時受信機は二万弱でした。現在二十四万と聞いて随分ふえたんだなということを思います。この二万あるいはケーブルテレビでしか視聴されていないという番組の性格というのは、確かに手ごたえがない、だれ……

第140回国会 文教委員会 第13号(1997/05/20、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 大変貴重な御意見をありがとうございました。じゃ早速御質問させていただきたいと思います。  まず有馬先生にお願いしたいと思うんですけれども、非常に素朴なところからなんですが、やはり今の日本社会、いろいろなひずみがあります。その中で、子供の数がどんどん少なくなってきている。これは大学の経営も直撃する問題だろうと思います。十八歳人口がここのところピークの二百七万人から百二十万までこれから落ちていく。そういう、大学経営の問題と任期制の問題が絡んでいるかどうかという点についてちょっと御意見をいただきたいのと、そこに関連をして、確かに、いろいろ聞いてみますと、大学の先生という非常に安定した身分……

第140回国会 文教委員会 第14号(1997/05/21、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  私、この任期制を中心とした法案を見ながら、そしていろいろな方の意見を聞きながら、やはり懸念を感じる点が多々あります。  冒頭にちょっと御紹介しておきたい事例があるのです。放送大学で起きた事例なんですけれども、御承知のように、放送大学では五年の任期で再任可ということで任期制がとられている大学としてスタートしているわけなんです。  そして一九八九年、つまり一回目の任期が終わったときに大学として、教育学の深谷昌志さん、この方たち三人の教員の再任のための手続をとらなかった。つまり、再任不可ということになった。その後、その深谷氏は次のような理由を学長から示された……

第140回国会 文教委員会 第17号(1997/05/30、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  私は、振り返ってみますと、図書館っ子、学校図書館っ子という言い方があるのかどうかわかりませんが、小学校の高学年から学校図書館で本を借り始めて、ピークが中学校でして、大体一日二冊借りて、電車通学だったので一日二冊読むということを続けて、多分学校で一番本を借りた生徒ということで何か言われた覚えがあります。そういう意味でも、学校図書館の意味というのは極めて大きいということを自分自身の体験から思います。本を読む習慣というのはまさに図書館あってのことだなというふうに思います。  一方で、二十代の初めから、中高生の現場を取材しまして、中高生あるいは小学生向けの本を……

第140回国会 文教委員会 第20号(1997/06/17、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  きょう午前中からの質疑、大変内容の深い貴重な問題提起がされたと思います。時間が限られている中ですが、幾つか私の方からも問題をお尋ねをしたいと思います。  まず、この中教審の「審議のまとめ(その二)」に目を通させていただいたのですけれども、自分探しを助ける営み、これを教育であるというふうに位置づけて、そして、この日本社会が、横並び志向が強くて個性が抑えつけられる嫌いがこれまであったけれども、しかし、大きな転換点に現在あるんだ、あるいは、子供たちの選択の機会を拡大しようではないか、学校など教育を提供する側のみのニーズで教育を考えるのではなくて子供の立場でと……

第140回国会 文教委員会 第21号(1997/07/10、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社民党の保坂展人です。  現在、事実そのものがまだ確定をしていないという段階で、つい私たちは、この問題の根本原因は単純な、例えば学校である、あるいは家庭である、あるいは何であるというふうに片づけがちなのですが、私自身は、これは、率直にわからないものはわからないというふうにしっかり言うことも一つの勇気だと思います。中学生の世界にあることを、学校の先生も、親も、そしてもちろん我々議員も、本当につかんでいるのかどうかということをちょっと考えてみたいと思うのです。  本来、できたら委員長の許可を得て子供の声をそのまま御紹介しようというふうに考えたのですが、私の方の準備が整いませんでしたので……

第140回国会 法務委員会 第3号(1997/02/21、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社民党の保坂展人です。  私たち社民党は、小さな声、あるいは弱い立場の人々に人間的で温かいまなざしを欠かさないという視点から質問をさせていただきます。  アジアの女性として初めてノーベル平和賞を受賞されたアウン・サン・スー・チーさんの率いるビルマの国民民主連盟、NLD、一九九〇年の選挙で四百八十五議席中三百九十二議席を獲得したわけですけれども、国会は招集されず、いわゆる軍政が続いているというのは御存じのとおりです。そしてまた、スー・チーさん、軟禁を解かれたわけですが、いっとき自宅前集会があったのですが、これもまた圧力によってできない、あるいはNLDの党大会ですか、これも当局によって……

第140回国会 法務委員会 第4号(1997/03/18、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社民党の保坂展人です。  裁判官の忙しさについては私も質問を用意していたのですが、それぞれの委員の皆さんから既に尽くされているようなので、一点、最高裁の問題について質問をしたいと思います。  実は、何度がこの法務委員会で、最高裁の判決申し渡しの点について、あるいは最高裁の持っている閉鎖的な、国民に対して開かれているとはなかなか言えない体質について指摘をさせていただきましたけれども、今回お聞きをしたいのは、最高裁の、これは大審院以来ということになるのでしょうか、五十年経過した民事判決原本について、これを、今から五年前でしょうか、九二年の一月二十三日に、事件記録等保存規程を改正して、民……

第140回国会 法務委員会 第5号(1997/04/18、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  今回の、いわゆるスネークヘッドというところでいろいろな法改正が必要だという趣旨は十分理解をした上で、前回、二月に法務委員会でもお触れした点なんですけれども、このことが厳しく法改正されるとともに、我が国が批准をしているいわゆる難民条約との絡みで、ここの政策が後退するようなことがあってはならないんじゃないかという立場で御質問をしたいと思います。  一九七五年に、当時の南ベトナムのサイゴンが、現在のホーチミン市ですが、陥落をすると、ボートピープルがやってくるという事態がございました。当時の政府は、いわゆる閣議了解で、閣議了解難民、これは定義があるのかどうかわ……

第140回国会 法務委員会 第7号(1997/05/14、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  きょうは、ごみの問題について伺ってみたいと思います。  ごみというと、これは今日の本当に深刻な問題なわけですけれども、一方で、岐阜で昨年あった町長の襲撃事件というような、大変アンダーグラウンドな非常に怖い事件が解決をされていないということも思い起こします。  実は、ごみといいましてもこの東京のごみについてなんです。先日、五月八日、日比谷公会堂で、三多摩の日の出町につくられている、私も三多摩の狛江というところに住んでいて、私の家から出るごみも含めてということで人ごとではないということでお聞きしたいと思いますけれども、そのごみ処分場、これが満杯になるという……

第140回国会 法務委員会 第9号(1997/05/28、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  私はここのところ新聞を見るたびに極めて憂うつになるわけです。第一勧銀の巨額な融資、これは無担保で、しかも返ってこないだろうというお金として出されている。庶民が百万、二百万借りようと、なかなか出ないわけですね。  日本を代表する銀行で、日本を代表する証券会社がこういう底なし沼のスキャンダルに今あえいでいるという中で、本委員会で、私も提案者として商法、これはストックオプションの解禁ということと消却に関して、いわゆる定時総会ではなくて取締役会で決議してという議員立法を提案させていただいた立場を踏まえて、その法務委員会での附帯決議の中にも、この導入は、いわば市……

第140回国会 法務委員会 第10号(1997/06/11、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  今回の法案が、本当に会期末ぎりぎりでようやくこういう議論の場が持てたということに対して、御苦労された民主党の議員の皆さんに非常に感謝をしたいと思います。  坂上議員の声はいつも大きいのですけれども、この呼びかけについて、もうちょっと早く耳に入れば、ぜひ共同でやりたかったということも思いますが、その辺は先ほどお話しいただいていますので、省かせていただきます。  何よりこの民法の改正の中で私が一番気になるのが、先ほどからお話が出ている婚外子差別の点なんです。その婚外子差別の点で、三月十日に法務省に市民運動団体の方々と、これは国連のB規約違反ということで警告……

第140回国会 法務委員会 第11号(1997/06/13、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  参考人同士のディベートというものができないようでございますから、先ほどの木島さんの問いかけに対して、長谷川参考人の一夫多妻ということに対して福島参考人の御意見があれば伺っておきたいと思います。
【次の発言】 続いて何点がやはり福島参考人にお尋ねをしたいんです。  社民党も、この選択的夫婦別姓を中心としたこの民法改正をぜひ今国会で進めたいという立場で極めて熱意を持ってやっていきたいと思っているわけですけれども、その中で、やはり先ほども話題に上っていました婚外子の差別について、国連の人権規約B規約の委員会で指摘を受けて、日本政府の代表が、法律婚の家族を守る……

第140回国会 予算委員会 第21号(1997/02/28、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  本日は、今近々の身近な問題、たくさん議論されているわけですけれども、十年というスパンでいわゆる総合保養地域整備法、リゾート法について検証をするという趣旨で質問をさせていただきたいと思います。  ちょうど十年前といいますと、日本じゅうがそれこそバブル経済の中で札束が舞うような状況の中でこのリゾート法がスタートしたわけなんですが、私、飛行機の窓から時折天気のいい日に山やあるいは海を見て、非常に穏やかな気分の中でよく見ていくと、山肌がゴルフ場で本当に木々がむしられるようになっていたり、あるいは河川から土砂が流出して、まるで川から海に赤茶けた、まさに大地が血を……

第140回国会 予算委員会 第25号(1997/06/05、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  時間がないので、端的にお尋ねいたしますけれども、参議院の席で、藤田副頭取、この方が記者会見の席で、今回の不祥事を九五年の十二月に知っていたというふうにおっしゃっていますよね。あなたはいつこの不祥事を藤田副頭取から聞かれたのでしょうか。
【次の発言】 あなたは、そうすると、平成七年の暮れに藤田副頭取からその不祥事について聞いていたということですか。(近藤参考人「いえ」と呼ぶ)違いますか。いっこのことについて聞かれたのですか。もう一度正確に答えてください。
【次の発言】 あなたはその話を聞いて、しかったのですか、それとも慰めたのですか、それともどうしようか……


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第141回国会(1997/09/29〜1997/12/12)

第141回国会 外務委員会 第3号(1997/11/19、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 私、社会民主党の保坂展人でございます。  四月二十二日に当委員会におきまして、実は対人地雷の禁止条約について、当時の池田外務大臣に御質問をさせていただきました。今回小渕外務大臣が、政府の中にあったさまざまな慎重論、難しいのではないかという議論を乗り越えてこの条約の署名に踏み切られたということを、非常にうれしく思います。大変よい決断をしていただいたと思います。  ところで、その四月の質疑の最中には、地雷全面禁止というふうに言っても、我が国の防衛上の問題からはなかなかこれは難しいのだと。即時禁止にイニシアチブを発揮できないのかという私の質問に対して、当時の外務大臣は、現在の時点ですぐに……

第141回国会 文教委員会 第3号(1997/11/19、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  本日は、委員長のお許しも得まして、実は私の知人で、長らく心理カウンセラーをされている三沢直子さんという方がいらっしゃるのですが、その方が、ちょうど一九八一年、今から十六年前でしょうか、小学校六年生、東京の子供ですけれども、一クラス分、家と木とそして人をかいてください、そういうHTP法という、心のありようを見ていく方法なのですが、八一年にやったものと、そしてことしやったものをここでちょっと御紹介、ちょっと見えにくいかもしれないのですが、後で回しますので追って見ていただきたいと思います。  早速、説明をしていきますけれども、八一年の、これは男の子のから入る……

第141回国会 法務委員会 第4号(1997/11/05、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社民党の保坂展人でございます。  時間が限られておりますので、やや早口になるかと思いますが、答弁の方も簡潔にお願いをしたいと思います。  午前午後と聞いておりまして、アリと砂糖というお話があったのですが、私に言わせれば、腐った肉、そこをどこまでも食い上げるピラニア、このピラニアはだれかが飼っているのかもしれない、こういう構造がだんだん見えてきたのではないかと思います。  そこで、端的なところから入りたいのですけれども、日本で株主総会が同日同時刻に集中して大半の上場企業で行われるという現実があるのですけれども、この現実は我が日本の企業に総会屋ありということを逆証明していることにほかな……

第141回国会 法務委員会 第5号(1997/11/07、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社民党の保坂です。  佐高参考人に伺いたい。  以前、私、佐高さんの講演を、特に日本の企業風土、文化に絡んでお聞かせいただいたときに、とても印象に残っておりますのは、やはり社宅に絡んで、「運動会抜くなその子は課長の子」という川柳が詠まれたということを、社宅の女性の方からあったということを聞いているのですけれども、総会屋というのも日本独特の稼業である、なかなか海外で見受けられない。  もう一つ、お話の中で、ある種の総会屋と企業の癒着構造、先ほど木島議員からのお話で、トライアングルにマスコミを加えたそういった日本的な構造、その中で伺いたいことがあるのですけれども、いわゆる官僚の不祥事と……

第141回国会 法務委員会 第6号(1997/11/27、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  本日議題の裁判官及び検察官の報酬並びに俸給の引き上げに関する議題については、人事院勧告の完全実施を強く求めたいということを要望いたしまして、本日は、国籍法に絡んだ点について伺いたいと思います。  実は、十月十七日に最高裁でこのような判決があったわけなのです。日本に来日をされて十年たった外国人女性と、そしていわゆる婚外子、婚姻に基づかないお子さんが生まれて、従来だと出生前の胎児認知ということが条件づけられていたのが、実はこの外国人女性の場合は、事実上破綻関係であった日本人男性と夫婦でありまして、したがって婚姻の関係があったわけで、別の、この子供の父親自身……

第141回国会 予算委員会 第7号(1997/11/28、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 私も時間が短いので、社民党の保坂でございます、簡潔にお願いしたいと思います。  まず、証人の文芸春秋の手記の中に、当時、大蔵省の主計局総務課長だった田谷廣明氏と宴席で仙台の防潮堤の話をしたら、よい話だ、担当に話をしておくと答えて、例年の倍の予算がついた、こういうふうに書いてあるのです。これは事実ですか。
【次の発言】 場所、日時が違うというのはどういうことでしょうか。
【次の発言】 いつですか、場所と時間。
【次の発言】 たびたび田谷氏は接待を受けていたようですが、こうした大蔵官僚の接待、これは大体、料亭で一人当たり接待するというのは幾らぐらいの費用が諸経費込みでかかるものなのでし……


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第142回国会(1998/01/12〜1998/06/18)

第142回国会 科学技術委員会 第5号(1998/04/01、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  本日は、この委員会で我が党の辻元議員が既に質問をさせていただいていますが、動燃のまさに負の遺産ということで、人形峠の鳥取県側にあります東郷町方面のウラン残土問題を集中的に質問をいたしたいと思います。  まず、これについては、私ども、十二月の末、昨年末でしたけれども一秋葉議員とともに現地を訪れました。ウラン残土というその言葉の響きだけでは、幾らかの塊が残されているのかなという認識で、量とかスケールはわからないわけですけれども、実地を踏んでみて、現場に行ってみて、大変な量の、また非常に広い地域にウラン残土がまさに放置されているということを確かめてまいりまし……

第142回国会 環境委員会 第3号(1998/03/12、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  私は、昨年六月にこの環境委員会で、環境事業団が岡山県の玉野市の国立公園の中に、第三セクターが建設をしてというアルカディアリゾートという使われないリゾートホテルについて、環境庁の責任をただしました。当時、石井長官はこの問題について、私はその調査をぜひしていただきたいということを前向きに受けとめていただいたと思っております。その質疑の最後に、私は、環境庁の企画調整局長で亡くなった山内豊徳さんのことを記した佐高信さんの本を引用して、COP3を控えた環境庁の内部で、自発的な勇気ある全体的な総括、それから失敗に至ったこのプロセスの検証が行われることを信じて待った……

第142回国会 決算行政監視委員会 第5号(1998/03/25、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 きょうはお三人の参考人の皆様、ありがとうございました。私の体験を少しお伝えして、その後またお話を伺いたいと思います。  実は、この平成の目安箱、直接の声を受けるという意味で大変画期的な企画だと思いますが、私ども社民党でも、ちょうどこの企画が出たころに、「大蔵省腐敗に怒るホットライン」という、電話で直接声を聞くという企画をしたわけです。たくさん来ました。  例えば、六十代の生保に勤められた男性、現在は建築会社に勤められている方が、自分の勤めていた生保では四十六年から現在まで同じ構図で変わっていない、大蔵省から検査に来るとます自分で地図を広げられて料亭の位置を探す、帰りは有名な窯元で二……

第142回国会 決算行政監視委員会 第7号(1998/04/22、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社民党の保坂展人です。  私も、本日、日銀の問題を取り上げたいと思いますが、ちょうど一週間前の午前十時に社民党の疑惑解明プロジェクト、私は事務局長をやっておりますが、この水増し給料の疑惑の問題について、さらにもう一点、接待の内部調査について伺ったところです。  その際、日銀がお持ちになったのは、この紙一枚なんですね。「TBSの報道のポイントについて」というものを一枚持ってこられた。そして、簡潔に言えば、TBSの報道は基本的に誤解だということをおっしゃられたわけですね。平成十年の予算の具体例を挙げながら、予算折衝上の技術的なポイントをついて誤解をしておったのではないかということでした……

第142回国会 決算行政監視委員会 第8号(1998/05/13、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  まず、冒頭に、先日の当委員会でお答えをいただきました、日銀の参考人として来られた鴨志田理事が亡くなられたことに対して、お悔やみの気持ちを申し上げたいと思います。  さて、きょうは、大蔵省の疑惑についてかねて、質問主意書を五月の頭に提出させていただきました。そして、そのお答えが昨日戻ってきたわけですけれども、この答えを見ますと、幾多の疑問がさらに浮かび上がってまいります。  そこで、武藤官房長に伺いたいのですが、この調査対象者は千人を超える職員と聞いております。一体何人の方が調査をされて、具体的にその調査をした、つまり職員の方の個別面談、諸資料間の相互確……

第142回国会 決算行政監視委員会 第9号(1998/05/20、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  本日は、先日の当委員会で、公務員倫理に関する答弁の中でどうしてもわかりかねる部分がございますので、そこを中心に聞かせていただきますが、関連をして、本日のテーマであります年金の問題について、大蔵省のトップをきわめた、例えば松下さんだとか長岡さんだとかいう方たちが、天下り先で高額の収入を得ながら、この方たちは全額共済年金をもらい続けられていたのかどうかということについて、まず伺いたいと思います。
【次の発言】 そうすると、高い収入があった場合には、ここのところは減額をされているというふうに理解してよろしいわけでございますね。  それについて確認した後に、先……

第142回国会 決算行政監視委員会 第10号(1998/05/27、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社民党の保坂展人です。  きょうは、子供の教育にかかわること二点と大蔵省について伺いたいと思います。  まず、先週、法務委員会で大変実りのあるやりとりがあったわけでございます。東京世田谷区の八歳の小学生の片山隼君が交通事故でダンプカーにひかれて亡くなった、窓口の対応について、これはほとんど門前払いのような形で、説明もなく、検察審査会のパンフレットだけをもらって帰されてしまったということに対して、甚だ不適切であったという非常に踏み込んだ下稲葉法務大臣の謝罪と、ほか、きょう来ていただいている原田刑事局長にも同様の答弁をいただいています。これによって御遺族の方も、もちろんこれですべての解……

第142回国会 決算行政監視委員会 第11号(1998/06/03、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  本日は、防衛庁の装備疑惑について、角度を変えて質問をしたいと思います。  防衛庁の装備品メーカーに対する返納手続にかかわった調達実施本部長が不正に圧縮をしていた容疑、これは本来請求すべき返還額を削って国に損害を与えたというものでありますけれども、これは、国家に対する背任ととらえるという議論が起きております。公務員の犯罪、汚職といいますと、贈収賄、横領等、我々耳になじんでいるわけですけれども、本来なら国に返還すべき金額を個人の利欲のために私物化していたら、これは国家に対する背任というのもうなずけようものであります。  法務省に見解を求めたいと思いますが、……

第142回国会 文教委員会 第2号(1998/03/11、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  町村文部大臣に伺います。キレるという言葉、大臣、どういうふうに解釈をされていらっしゃいますか。
【次の発言】 今文部大臣のお答えを聞いていて、事件によってですけれども、やはり子供が期せずして悲惨な姿にある。  ここ一年の間に、日本社会で切れるという言葉が違った響きになってきた。昔は切れるという言葉は褒め言葉ですよね。例えば、町村文部大臣は切れる大臣だといえば、決断が早くて物事をてきぱきよく処理するという意味でありました。つまり、切れるというのは昔から、古今東西、人間は刃物でいわばいろいろな物を削ったり工作したりしながらまさに脳も発達してきたわけで、その……

第142回国会 文教委員会 第4号(1998/03/18、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  本日は、日本の国立大学にぜひ変わっていただきたいという趣旨で、とりわけ外国人学校の生徒の受け入れの問題に絞って質問をさせていただきたいと思います。  「論座」という雑誌、ことしの三月号ですが、横浜中華学院の校長の杜國輝さんという方がこのようなことを書いておられます。これは朝日新聞の記事を引用しているのですが、   ――信州大学が一九九〇年度から九三年度にかけて、台湾系の外国人学校である東京中華学校の生徒や卒業生に留学生枠での受験を認め、計四人が入学していたことがわかった。外国人学校は各種学校のため、文部省が大学入学資格を認めないとしており、国立大学は受……

第142回国会 文教委員会 第6号(1998/04/03、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人でございます。  昨日の朝日新聞の「論壇」に杜國輝さんという横浜中華学院の校長先生が、外国人学校の卒業生に国立大学入学資格をという投稿をされていらっしゃいます。本日、サッカーのワールドカップを日韓で共催をしていく、ここにかかわり、そして日韓の友好親善の残された課題の一つとしてこの問題について伺っていきたいと思います。  この投稿によりますと、韓国にある中華学校の卒業生は、何らの制約なく韓国の国立大学、私立大学へ受験ができるというふうにあります。  まず最初に私が伺いたいのは、ここに「外国人教育に関する調査研究(平成七年度)諸外国における外国人学校の位置づけに関す……

第142回国会 文教委員会 第8号(1998/05/06、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  時間が限られていますので、本来であれば参考人の皆さんのお話と質疑を経て最後に文部大臣に伺いたいところですが、いろいろ御予定がおありということで、最初に伺うことになります。  昨年から、サッカーくじというのは限りなく富くじに近いものであるというふうな説明を提案議員の皆さんないしは文部省から受けてきたのでございます。  大臣に端的に伺いますけれども、数学的にいうなら、限りなく富くじに近いということは、逆に言うと、限りなく富くじに近づけてもどこまでも相違点が残るということかと思うのですが、いわゆる富くじ、宝くじとサッカーくじの共通点及び相違点について明快にお……

第142回国会 文教委員会 第10号(1998/05/08、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  今回の法案は、与野党、超党派の議員の方が提案者ですが、また反対も、与野党ともに超党派で反対の声も上がっているというところが大きな問題だろうと思います。  そこで、文部大臣にまずはお聞きをしたいと思います。  昨日来の参考人質疑の中で、Jリーグを支える圧倒的なファン層というのは、これはもう言わずもがな、子供たちであります。この子供たちの中に、買う子が必ず出てくるだろう。親も判断に困る。自分で買うのはだめでも、兄貴や親に頼むのはいいのか、あるいは家族が子供にプレゼントした場合は、これはよしなのか、どこまでがだめで、どこまでがいいのかというのは、やはり停止命……

第142回国会 文教委員会 第12号(1998/05/20、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社民党の保坂展人です。  実は、当委員会の委員でもあります鳩山さんが文部大臣をされていた当時、偏差値がいかに若者をだめにしているか、あるいは心を縛っているかということで、文部省挙げて偏差値追放と業者テストの問題等、キャンペーンをされたことがございます。  その後どうなっているかというと、必ずしも偏差値が追放されたわけではなくて、塾の中に、あるいはそれぞれの教育業者の中に移転していったということも現実としてはあるのですけれども、しかし、国民の多くが関心を持つ本質的な問題について、ぜひ文部省の長であるところの文部大臣には取り組んでいただきたいという趣旨で、きょうは内申書の問題を中心に取……

第142回国会 文教委員会 第13号(1998/05/22、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  先日来の参考人の皆様のお話にもあったように、今回の中高一貫、こういうものを社会的に承認させていくためには、とりわけ大学入試における選抜のありようがいわば劇的に変化をしていかなければならない、そこが変わらなければ、この中高一貫ということのある方向の転換の趣旨がうまくいかないのではないかという指摘がございました。  この点についてまず文部大臣に伺いますが、大学入試における転換、これをいっ、どのように始めようとされているのか、具体的なそういったプランが今明快に見えているのか、そこを伺いたいと思います。

第142回国会 文教委員会 第14号(1998/05/27、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社民党の保坂展人といいます。まず、蓮見参考人に伺いたいと思います。  私は、議員になる前に、教育問題をめぐるジャーナリストとして、各種審議会答申、ずっと続けて読んでまいりました。たびたび当委員会でも指摘しているのですけれども、本当に、総論のところで、前段のところで、非常にすばらしい、画期的な方向で行くのかなという答申があり、しかし、個々具体的になってくると、全体の答申の中でもややトーンダウンしたかな、そしてこれは法案になると、さらにどこへ行っちゃったんだろう、そういうことがちすっと繰り返されているかと思うのです。今大事な教員養成をめぐる根本的な問題としてまず伺いたいのですけれども、……

第142回国会 文教委員会 第16号(1998/06/03、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  今回の教育職員免許法の改正案の中に保健室の先生、養護教諭なんですが、これについて重要な問題が含まれていますので、この点をまず集中的にきょうはお尋ねをしたいと思います。  今学校で起きているいじめ、不登校、あるいは、子供たちの心の悩みということで保健室が、昔いわゆる医務室というふうに言われていた時代と違って、子供たちのさまざまな心の部分の悩みも受けとめるというような場に性格を変えてきたというふうに言われて久しいわけですが、文部省としては、いっこのように保健室に新しい役割が生まれてきたと、いつ、どの時期に認識をしたのかという点についてまずお尋ねをしたいと思……

第142回国会 法務委員会 第2号(1998/03/11、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  まず、昨年の神戸で起きた少年事件の被疑者の少年の顔写真が掲載された「フォーカス」の問題がございました。それ以降、立て続けに同種の雑誌報道が繰り返されているというふうに思うわけですが、法務省で把握をされているマスコミの雑誌報道は、昨年の夏の「フォーカス」以降、一体何件あったのか、それでその都度どのように対応されてきたのか、ちょっと簡潔に取りまとめてお願いしたいと思います。
【次の発言】 今伺っていると、次々とこういった、いわば少年法の規定もあってなきがごとし、あるいは少年法のこの部分を実力で変えるべしといういわば既成事実の積み上げが行われている。しかも、……

第142回国会 法務委員会 第3号(1998/03/13、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 私は、司法の一層の充実とともに、 情報の公開を進めていただきたいということを一言申し上げて、今日重大と思われる二点について質問をしたいと思います。  社民党の保坂展人です。  昨年の野村証券に始まって、四大証券、第一勧業銀行、そして政界、官界に広がりを見せて、日本じゅうを驚愕に陥れた一総会屋によるこの事件、日本社会の暗いやみをかいま見せた、こういう事件だったと思いますけれども、実は昨年一月十日に野村証券新宿支店を舞台に起きたいわゆる鉄砲事件について伺いたいと思います。  この鉄砲事件は、TDFという、これまた仕手筋と言われる、異常な高値でつり上げられた株を百七十万株、計七十億円の架……

第142回国会 法務委員会 第4号(1998/03/17、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  今回の審議に先立って、実は先刻この法務委員会で、詳しくは繰り返しませんけれども、野村証券の新宿支店を舞台に起きたいわゆる鉄砲事件ということについて御質問いたしました。この件については捜査継続中で、仕手筋の有名な会社社長の方が捕まっていて、そしてこれは詐欺罪という容疑なので、証券会社は被害者というような扱いも半ば受けていると思います。  ただ、今までの議論をずっと通して見ても、日本のマーケットが世界に本当に、透明性、公平性そしてグローバルスタンダード、どこにでも通用するマーケットであるのかどうかということで、前回の答弁では、このことについては、個別具体的……

第142回国会 法務委員会 第5号(1998/03/18、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  両参考人は、本当に御苦労さまです。ありがとうございました。  早速伺いますけれども、まず長谷川参考人の方にお話をお聞きしたいのですが、ことしになってから、企業の社長が誘い合って亡くなったり、あるいは、現在三月の年度末を迎えて、本当に融資をしてもらえないという悲鳴が日本じゅうに広がっているわけです。貸し渋り対策ということでこの土地再評価ということが出てきて、金融機関がいわば貸し渋りをやめるということが議員立法の目的としてうたわれているわけですけれども、これは果たしてどのように見通されるのか。あるいは、こういう法案が出てきて今日審議があることをもって、そう……

第142回国会 法務委員会 第8号(1998/04/08、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  今回の裁判所法の方の司法修習期間の短縮について、最高裁及び法務省にまず総論から伺いたいと思います。  最高裁、法務省、そして弁護士会ともども、現在の認識として、法的問題が複雑化また多様化、高度化、専門化して大変以前と違ってきているという認識を持たれていることと思います。そしてまた、司法試験合格者数を一千人に増員をしょうということに伴って、この席でのほかの委員からの質問にもあったように、学力水準の低下という部分も抱え込むわけでございまして、そうなれば司法修習をより一層充実するというのが当然の流れかと思うのですが、逆にこれを短縮するという合理的な根拠、これ……

第142回国会 法務委員会 第9号(1998/04/10、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社民党の保坂展人といいます。  まず、吉村参考人にお尋ねをしたいのですが、改革協の中で修習の期間二年間ということを主張されて、しかし三者協議の結論の一年半というのは現状ではやむを得ないというお考えをお聞きいたしました。現状の修習期間が半年間縮むわけですが、当然、半年というのは結構長い期間ですから、縮むことによるデメリット、いろいろな水準の低下とか考えられるし、また指摘されているわけです。  先日、法務省に対しての私の質疑の中で、なぜ一年半に縮めるのかという理由は、主に、受け入れ体制ができないんだ、これはぎりぎりで、今のシステムで運用しようとすればここが限度ということで、一年半という……

第142回国会 法務委員会 第11号(1998/04/28、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  今回の入管法、難民認定法の改正問題に当たって、まず、中国との関係について二点ほどお尋ねをしたいと思います。  これまで、台湾からの日本への入国者が極めて変則的な手続で日本に渡航をしていた、そこのところを簡素化してというこの法案の趣旨でございますが、これは台湾当局を入管法上の旅券の発行機関ということで正式に認めることになりはしないか、このことは、中国政府に対して、我が国が台湾当局を合法政府というふうに認知したというのと同様の印象を与えかねないのではないかと懸念を感じるのですが、中国との関係を十分に配慮した上での今回の法改正だったのかどうかについて、これは……

第142回国会 法務委員会 第13号(1998/05/08、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社民党の保坂展人です。  まず最初に、今回の法改正に当たって、法務省保護局の言葉の定義なんですが、民間ボランティアというと、保護局ではどういう概念なんでしょうか。民間ボランティアの概念。
【次の発言】 もう少し大きな声でお願いしたいのです。  この保護司の制度が我が国独特の形で発展をしてきたということなんですけれども、まさに報酬を受けないで、場合によっては、活動の一部はよく知られている、しかしトータルにおいては知られていない部分もあって、法的な根拠を付与しようというのが今回の趣旨だろうと思うのですね。  保護局のパンフレットを見ると、これは「民間ボランティアである保護司」という位置……

第142回国会 法務委員会 第14号(1998/05/13、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  本日は、かねてから死刑の執行に関して、とりわけその情報公開について質問主意書をたびたび出させていただき、またその議論を踏まえて、しっかりこの問題を、国会の論議の中で確たるきちっとした論議ということで、させていただきたいと思います。  思い返せば、昨年の夏、何冊も著書があり、またそのうちの幾冊かは私も読んだことがある永山則夫死刑確定囚の処刑が執行されたわけです。その時期というのは、本当に、国外にいろいろ視察の計画があったり、あるいは夏休みのさなかですから、国会の中で議論をするということもできず、したがって、社会的な論議が最も起きにくいときにそういった処刑……

第142回国会 法務委員会 第15号(1998/05/15、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社民党の保坂展人です。  午前中からの質疑を通して、今回の法律案はやはりいろいろな問題点があるということを率直に言って感じております。悪徳サラ金が倒産をしていくというようなときに、良心的にやるかどうかというと、これは本当に修羅場になるわけでございまして、たちの悪い債権者というのがいるということを前提に立法を行っていかなければならないと思います。  私は、きょう午前中からのこのやりとりをもし悪い人たちが聞いていたら、これは大変困ったことになるんじゃないかというふうにちょっと心配をするわけですね。今のような、たまたまそういう事例を使い抜いて、いわばうまく二重三重に債務者を責め立てるよう……

第142回国会 法務委員会 第16号(1998/05/19、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  組織的犯罪対策関連三法の事実上の審議に先立って、三月十一日に当法務委員会で、この問題の前提となる議論をさせていただいています。そこから、きょうは警察の方にもおいでいただきまして一いろいろ確認をしていきたいと思います。  まず、法務大臣は、十一日のやりとりのときに、実は、日本共産党幹部宅の盗聴事件について、この法案とは関係がないとしながら、この事件そのものは神奈川県警の警備部警察官による盗聴事件だというふうにはっきりと明言をされたわけです。そして、原田刑事局長は、警察当局はそれなりの努力をして、二度とああいう事件を組織の中では起こさないということを明言し……

第142回国会 法務委員会 第17号(1998/05/20、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  先ほどの同僚議員からの質問、そして先般私自身も他の同僚議員からも、世田谷区の小学生が痛ましくも大型ダンプカーにひかれて、そして運転手はそのまま四十分後に逮捕されるという事件について、重ねてお尋ねをしたいと思います。  昨日、法務大臣並びに刑事局長も、窓口の対応については適切ではなかったという旨答弁をいただいたと思いますが、本日は当法務委員会の質疑を御遺族が見守っているということも踏まえまして、もう一度、ちょっと質問が重複することを委員長にお許しいただいて、この事件、検察が本当に命の重さ、事件の重大さに照らして、本来ならばきちっと説明をして誠意を尽くすと……

第142回国会 予算委員会 第9号(1998/01/30、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  新井参考人にお聞きします。  新井議員が知人の名前で口座を開設するときに、代理人選任届を出されましたか。また、借名でつくるという、この逃げとして代理人届を出したのではないかと思うのですが、その点、いかがでしょうか。
【次の発言】 代理人選任届。
【次の発言】 ですから、新井議員は借名で知人に自分の取引を依頼したわけですね。したがって、その代理人を選任するという届けを出す必要があろうかと思いますけれども。
【次の発言】 きょうの朝日新聞に、大和証券が新井議員の口座開設を拒んだという記事が載っております。その理由は、借名取引が証券業界の自主ルールで禁じられ……

第142回国会 予算委員会 第19号(1998/03/05、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  本日、つい先刻ですが、東京地検特捜部の捜査によって、また再び大蔵省のお二人が先刻逮捕されたというニュースが飛び込んでまいりました。お一人は証券局課長補佐、もう一人は証券取引等監視委員会ということで、三十代、五十代のお二人の方であります。  松永大蔵大臣に、まさにこの不祥事のさなかに就任をされて、私どもはこの腐敗の根にぜひ迫ってこれを切開していただきたいという期待を込めて、大臣としてのお仕事、その中でこのニュースが飛び込んできた。現実、大蔵省の中で、この腐敗や汚職を一掃するための努力、調査、そして事実の解明は行われているのかどうか、簡潔にお答えいただきた……

第142回国会 予算委員会 第27号(1998/03/18、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 証人にお尋ねをいたします。  証券局長のポストにつかれるときに、前任者から、例えばこの件は要注意だよというような申し送りは受けなかったのでしょうか。簡潔にお願いします。
【次の発言】 そうすると、先ほどの答弁にもありましたけれども、大蔵検査によって、山一のこういった問題の体質、これは全然チェックできなかったのか、あるいは知っていたけれども見過ごしたのか、その点はどうですか。
【次の発言】 そんな大蔵検査、無意味ではないでしょうか。無意味というよりは、事態を放置させ、悪化させてそのままにしたという意味で有害ではなかったかと思いますが、いかがですか。

第142回国会 予算委員会 第33号(1998/05/12、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 お尋ねしますが、松野証券局長との話のところで、事務局は、出るところに出ても頑張る、これは筋を通そうということだと思いますけれども、ところが、証券局長は飛ばしを示唆をした。そのとき、松野証券局長の言うことに疑問を持ちませんでしたか。こんなことをしていいだろうか、そういうふうに疑問を持たなかったのですか。
【次の発言】 当然、持って当然なんです。  では、そういう疑問を持ったのに、なぜ、もうその日のうちに、その方向で処理をしようというふうに決めてしまったのですか。
【次の発言】 ソファーから立ち上がるときに、一相場あれば解決ですよと言われたという場面がまた後にございましたよね。その言葉……


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第143回国会(1998/07/30〜1998/10/16)

第143回国会 安全保障委員会 第7号(1998/10/16、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社民党の保坂展人です。  本員額賀長官、参議院で問責決議案提出の動きへあるいはこの場でも進退をめぐる厳しい追及があるわけですけれども、私は、昨日の決算行政監視委員会で、長官が、証拠隠滅や焼却という不祥事、これを回復していくためには情報開示だという答弁をいただき、そしてさらに、昨日の決算行政監視委員会でお配りをしました、私が入手した、防衛庁の内部文書と言われる「東通事案における主要項目の基本認識について」、大変重大な文書なんですが、これをきのうの段階ではお目通しになっていなかった、つまり読んだことがないというふうにお答えになったのですが、当然お目通しになられたと思いますが、御感想、い……

第143回国会 科学技術委員会 第4号(1998/09/30、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社民党の保坂展人でございます。  座ってお尋ねをします。  まず、岡田参考人と豊島参考人、お二人に伺いたいのですけれども、先ほど来、ヒトクローンについて、生命倫理上のさまざまな心配について、それを未然にどう防止するかという観点からお話を伺ったわけなんですけれども、一方で臓器移植なんかでも、街角に小さなチラシみたいなのが張ってあって、幾らで全部やりますよという業者があったりするわけですね。そういう意味で、南北格差というか、海外に行って臓器を買ってきて移植をしますよみたいな話も起きているわけで、先ほどのお話で、ペットのクローンということも、幾ら払ってもいいからみたいな方もいらっしゃると……

第143回国会 科学技術委員会 第6号(1998/10/19、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  私も、今国会、防衛庁の巨額の圧縮と利権という問題を追及してきましたけれども、まず大臣に伺いたいのは、防衛庁のときもそうでしたけれども、事態が発覚してその後に、今防衛庁の問題で大問題になっているのは、証拠が焼却されたのではないか、焼却を一部されたということも出てきているわけですけれども、今日ただいまから、大臣のこの問題に対する毅然とした対処が国民からの注目の的になっていると思います。  そこで、端的に伺います。一つだけなので簡単に答えていただきたいのですが、今回の事態は個人の失態なのか、あるいは原子力産業内部の組織的な病理なのか。もう一度言います。個人の……

第143回国会 金融安定化に関する特別委員会 第17号(1998/09/17、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人でございます。  宮澤大蔵大臣にまず伺いたいのですが、長銀が破綻あるいはつぶれると世界的に甚大な影響が出る、たびたび政府の見解としてお聞きしてまいりました。しかし、既に株価も十数円、実際、市場ではアウトという宣告が下されているものと思いますけれども、この長銀がつぶれてしまえば世界的に大きな影響があるとするならば、現在の長銀の株価、この状態で、氷漬けの状態、これが世界的にどんな影響を今及ぼしているのか、ちょっと伺いたいと思います。
【次の発言】 では、大蔵大臣には後ほどまたお聞きしたいと思いますが、実は、長期信用銀行法という法律を見ていましたら、その八条に、「長期……

第143回国会 決算行政監視委員会 第2号(1998/09/29、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社民党の保坂展人です。  今回の防衛庁の背任事件について、まず法務省の方に伺いたいのですが、国に対する背任という容疑で、過去、中央省庁に捜索が入ったり、あるいは逮捕者が出るという事例があったでしょうか。
【次の発言】 それでは、中央省庁の汚職事件で、つまり捜索があるということを事前に予測して組織的に証拠隠滅が行われたと認定されるケース、あるいはまた、その件で立件された事例が過去におありでしょうか。
【次の発言】 今回、政府機関内による証拠隠滅の疑いが濃厚であるというのはもう大変重大な事態で、しかもこれは、これまでの事例だとなかなか立件されなかったという事態なんですけれども、公用文書……

第143回国会 決算行政監視委員会 第3号(1998/10/15、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  本日、同僚議員から、昨日の中間報告についてかなり具体的に質問がありましたので、前半、防衛庁長官が在席されている間に、基本的な姿勢についてまず伺っていきたいと思います。簡潔にお聞きしますので、簡潔にお答えいただきたいと思います。  今回、抜本的な調本組織の、これは廃止も含めた根本的な見直し、抜本的な見直しを考える、その実効性を確保するために、職員の意識面を含めた出直し的改革ということをおっしゃっています。とすれば、証拠隠滅行為についで国民の疑惑を招いていることについて反省する姿勢がおありであれば、証拠隠滅と全く反対のベクトルは情報開示でございますから、徹……

第143回国会 文教委員会 第3号(1998/09/18、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 本日の長い長い質疑も最後で、社会民主党の保坂展人でございます。  有馬文部大臣、御就任おめでとうございます。大臣御自身の体験、あるいは身近なところで不登校をめぐるお話、あるいはフリースクールをめぐってのお話、大変有意義なやりとりがあったと思います。また、超党派の議員で二十四時間子供の声を受けとめていこうというチャイルドライン、こういったことに対して文部省も前向きに取り組まれてこられているので、文部大臣にもぜひ御理解をいただきたいとお願いをするわけでございます。  ところで、先ほど松浪議員からも既に問題の提示があったわけですけれども、私は、事態の緊急性にかんがみて、本日は外国人学校の……

第143回国会 法務委員会 第3号(1998/10/06、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  本日、裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案並びに検察官の俸給等に関する法律の一部を改正する法律案については、賛成ということで立場を表明したいと思います。  きょうは、中村法務大臣に初の質問の機会でございますので、私自身としても、かねてから法務委員会の場でも議論になっておりました死刑の問題について、率直に伺いたいと思います。  まず、五月十三日でございましたけれども、この法務委員会の一般質疑の中で、各党各会派六人の委員が、死刑の問題についてそれぞれの立場から、ある方は法務大臣と政治家としてさしの議論ということで、かなり長時間にわたってこの問題……


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第144回国会(1998/11/27〜1998/12/14)

第144回国会 決算行政監視委員会 第3号(1998/12/09、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  時間が極めて一瞬にすぎませんので、皆さん、簡潔に御答弁をお願いしたいと思います。  既に予告をしておいた項目のほとんどがさすがに各党の皆さんによってなされたので、これはもう行政と政治のありようの根本をめぐる問題に絞って、財務内容等には入らずにお聞きをしたいと思います。  まず、高市政務次官に来ていただいていますが、この問題で堀内前大臣と与謝野現大臣の間に引き継ぎが行われたでしょうか。大臣間で引き継ぎは行われたでしょうか。
【次の発言】 先ほど来堀内前大臣の文春に書かれた記事が話題になっているわけですが、私は、ここに書かれていることすべて、もう十分に検討……

第144回国会 決算行政監視委員会 第5号(1998/12/18、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  まず黒沢参考人に伺いたいのですが、今回の国の格付、ソブリンレーティングに関して、ムーディーズの方は、グロス、総債務でこの財政状態を判断しているのではないかというふうに言われていて、ネットで見るともう全然内容が違ってきてしまう。S&Pの方は純債務で判断をしているようで、それによって評価が違ってきたのではないかと言われておりますけれども、いわばそういった判断基準というのは割と単純な内容だと思うのですけれども、なぜムーディーズがそういう基準で国の格付をしているのかということについて、簡単にお考えを教えていただきたいと思います。


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第145回国会(1999/01/19〜1999/08/13)

第145回国会 安全保障委員会 第4号(1999/05/13、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  本案の審議に当たりまして、ぜひ野呂田防衛庁長官に率直にお尋ねをしたい件がございます。  自衛隊の中に、いわば賞味期限が切れてしまったビールであるとか飲み物であるとかあるいはカレースープであるとか、さまざまなものがいわば企業によって提供されて、廃棄コストが極めて安いという理由だそうですけれども、これを配布したりあるいは格安で販売したりという問題がこの春先から明らかになってまいりました。処分ということも伝えられています。  防衛庁長官は、三月五日に、腐りかけの酒をもらったり販売するといったやりきれない問題が起きた、国土の平和を守るという誇りをきちっと持って……

第145回国会 外務委員会 第13号(1999/08/06、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  きょうは高村外務大臣にぜひ、かなり重い質問ですけれども、受けとめて、速やかに対処をしていただきたいという思いを込めて、在日ビルマ人、ミャンマーという言葉を彼らは使いませんけれども、ミャンマー軍事政権に反対をし、アウン・サン・スー・チーさん率いるNLDの、つまりきちっとした選挙を経た民主主義の政治を回復するべきであるという運動を日本国内でされている方が、実は五月二十三日にミャンマー、便宜的にミャンマーと使いますけれども、ミャンマー大使館の主催する民族舞踊などのコンサートの席があったんですね。このコンサートの席が終了をして、お二人の民主化活動家の方が民主主……

第145回国会 決算行政監視委員会 第2号(1999/02/24、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。きょうは参考人の皆さん、ありがとうございます。  まず、針谷参考人にお聞きいたしますけれども、大変分厚い資料で、私も昨日読ませていただきましたけれども、経営の難しい大変な時代の中でこういうものをつくられたということで、敬意を表したいと思います。  私もちょっといろいろ調べてみて、例えば、民間の皆さんのこの問題にかかわる運動の中で、声を広げて、こういう問題があるんだということで本日の審議もあると思うのですけれども、ここに秋田魁新報というのがあります。これは秋田でのことなんですけれども、民業圧迫だという皆さんの運動に対して、県の町村会が、県観光連盟への負担金拠……

第145回国会 決算行政監視委員会 第3号(1999/04/12、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  本日は、委員会に提出された決算の書類をめくりながら、私の時間は大変限られているものですから、とりわけ法務、検察に集中をして、そしてもう一つは、防衛庁の問題についてお聞きをしたいと思います。  先週末より、東京高検検事長をめぐる報道、そしてその展開には、正直言って、私、そして国民全般も大変驚いていると思います。検察というのは、日本最高、最強の捜査機関であり、そして、昨年の大蔵省あるいは一連の各省庁に及んだいわゆる接待の問題や不祥事の摘発など、最高の捜査機関であるがゆえに最高の信頼を置かなければならない、そういう機関だと思います。  具体的にお尋ねしますの……

第145回国会 決算行政監視委員会 第5号(1999/05/19、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  本日、私の時間は十分と、余り十分な時間ではありませんので、いろいろ考えましたが、本当にワンポイントでお聞きをしたいと思います。  私が質問をしたいのは、官僚の海外留学の問題で、きょうは石油公団にも来ていただいていますので、朝日新聞のことしの三月三十一日の記事に基づきながらお聞きをしていきたいと思います。  これは、石油公団と金属鉱業事業団双方合わせて、通産省の官僚が特殊法人の内部向け研修制度を利用して十八人が海外留学をしたという内容です。そして、うち石油公団分は、石油に関する海外の政治経済の調査研究ということで八二年より研修を始めている。通産省からは計……

第145回国会 決算行政監視委員会 第6号(1999/05/27、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  本日は、国民の間でプライバシーということについて大変大きな関心が高まっているところでもありますので、いわゆる緒方宅事件について、警察庁長官に来ていただいていますので、過去の事件ではございますけれども、これをどのように振り返るのか、大変大きな関心があるところです。長官としての責任ある、現在の時点からこの緒方宅事件をどう総括するのかという御答弁をお願いしたいと思います。
【次の発言】 ただいまの答弁につきましてもう少し伺いたいのです。  東京地検の、警察官による盗聴行為があったというふうに地検が認めた、そして、民事訴訟でもこれが推認された。そうすると、警察……

第145回国会 決算行政監視委員会 第8号(1999/07/01、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  私は、きょうは、会計検査院に来ていただいていますし、また警察の官房長にも来ていただいています。  まず、会計検査院の院長にお尋ねいたしますけれども、会計検査院の検査対象に聖域というものがございますでしょうか。
【次の発言】 では、続けて会計検査院に伺います。  検査報告書に、昭和二十三年に物品購入の不適切の指摘などがあったという件が一つだけあるんですが、それ以降五十年間、警察の不正経理などが指摘されたこと、あるいは報告に何らかの記載があったことはあったでしょうか。  多分ないというふうに把握しているんですが、とすると、五十年間、警察の検査に一体延べ何人……

第145回国会 決算行政監視委員会 第9号(1999/07/21、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  加藤参考人に、もうお時間とは思いますけれども、いろいろ項目を用意していましたので、まとめて一問だけお聞きしたいと思います。  お話の中で、NPOが大きな役割を担うべきである、そして国民の活動が、官庁が全部網羅している社会から、卵の中に、官庁もあるし、自由な部分もある、そういうふうな変化が必要だと伺いました。  私、つい最近、こちらの石井さんとも一緒に行ったのですが、神戸空港の問題を現地で見ていこうよということで、作家の田中康夫さんとともに、六甲山の裏側の巨大な、あれは土を掘削してベルトコンベヤーで海の側までずっと十数年移動させている、そういう開発の現場……

第145回国会 決算行政監視委員会 第10号(1999/07/28、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  本日は、私自身の携帯電話、それから国会の院内の平河クラブの電話との間の会話がいわば盗聴されたということの背景を少しきちっと議論をしてみたいという意味で、主に郵政省の方に、局長に来ていただいておりますので、早速お聞きをしたいと思います。  何度かこれは問題になっておりますが、昨年三月の原田刑事局長と谷電気通信局長との間の覚書がございますね。これは、通信傍受法関連で両省の覚書がある。  このところ、法案をめぐる技術的な議論も、昨日の参議院の法務委員会あたりでも白熱していろいろ出てきたということでありますけれども、この覚書を新たに、現在の例えば松尾局長との間……

第145回国会 行政改革に関する特別委員会 第12号(1999/06/04、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。きょうは、法務省のあり方、改革が進むのかどうなのかについて絞って伺いたいと思います。  まず、法務大臣に伺いたいと思うのですが、国連の規約人権委員会の勧告、最終見解、とりわけ、我が国は褒められているところもあるわけですけれども、主要な懸念事項、これは改善した方がよいというところが多々指摘されているわけですが、これをどういうふうに受けとめられておるでしょうか。
【次の発言】 法務省は、組織的な犯罪に対する対策では、国連あるいは国際社会の議論を大変重く引用されるし、また紹介されるのですが、法務大臣に端的に伺いますが、この規約人権委員会の勧告の中で、国際的にも注……

第145回国会 国会等の移転に関する特別委員会 第3号(1999/03/10、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。どうもきょうはありがとうございます。  時間がありませんので、おっしゃった中であるポイントに絞って、といいますのは、ジュネーブを例にとられて、国連のアジア太平洋本部であるとかあるいはその他の機関をという御提案は非常に興味深いのですけれども、具体的に考えてみると、日本は果たして尊敬されているだろうか、特にアジアの国々から、ということを考えるのですね。  僕は、ビルマの軍政を逃れて日本にやってきた若者たち多数と日常的に会っておるのですけれども、これは難民申請をして、申請した途端に十カ月、九人部屋ぐらいの雑居房に拘束されて入れ込まれてしまうとか、さまざまに鎖国的……

第145回国会 国会等の移転に関する特別委員会 第4号(1999/03/24、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  お話を伺いまして、幾つか感じたことを何点か質問させてください。  首都機能を移転する中でその跡地を防災機能を持つ公園にするというお話は、大変注目に値するお話だと思います。  そういったものを核として、東京には都心部以外には公園がほとんどありませんので、密集地等に緑地を拡大する、あるいは非常に危ない木造住宅を建てかえていくということは必要なことだと思いますけれども、その場合に、そもそも首都機能の建物があるわけです。そこはなくして、そこを種地にとおっしゃっているわけで、そこはやはり解体するのにかなりの、莫大な廃棄物が出るわけですね。それからまた、密集住宅を……

第145回国会 国会等の移転に関する特別委員会 第9号(1999/06/10、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。三人の参考人の方にそれぞれ御意見を伺いたいと思います。  この首都機能移転の問題が、候補地ではない多くの地域の人々の関心あるいは共感、参加を呼んでいくためには、単に場所が移るということではなくて、大きな変革、大改革であるというような、いわゆる国民の意識がそこで変わらなければ意味がないというふうに思います。  ここ近年、予算編成の時期になりますと、全国各地から新幹線や飛行機あるいはバスで、それぞれの地域の皆さんの陳情団が国会あるいは議員会館のロビーを埋めているという状況があって、中央集権の、余りにも強い規制社会、これは地方分権でいろいろ地域の主権を回復してい……

第145回国会 国会等の移転に関する特別委員会 第12号(1999/07/14、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人と申します。  きょうは、参考人の皆さん、ありがとうございました。最後でございますので予定していた質問が各委員からいろいろ出ましたので、それにとらわれずに率直なところを聞いていきたいと思いますので、そう難しいことは聞きませんので、よろしくお願いします。  まず横山参考人にお尋ねをいたしますけれども、茨城県ということで、立地のよさあるいは東京との距離の微妙な、八十キロから百二十キロということで、いろいろな利点を挙げられていたと思うんですが、八十キロから百二十キロ、まあ八十キロくらいですと、かなり遠い方ですけれども、現在も東京の通勤圏にどうにかひっかかるというふうに……

第145回国会 青少年問題に関する特別委員会 第3号(1999/04/15、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  まず、伊藤参考人に伺いたいんですけれども、私も、ちょうど一九八〇年代ぐらいに暴走族の若者のインタビューを、雑誌にルポを書くためにずっと聞き続けた。当時、校内暴力と言われた時期ですけれども。そのときに、一見近寄りがたい雰囲気の子供たちなんだけれども、一回話し始めると明け方まで、こんなに話したことなかったよというぐらい話ができたというような体験を持っているんです。  伊藤さんが暴走族現役というか少年時代に暴走族として駆け回っていたころ、今御自身がおやりになっているように、例えば大人や学校の教師、あるいは場合によったら警官かもしれないけれども、周りにいた、接……

第145回国会 青少年問題に関する特別委員会 第4号(1999/04/27、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  乙武さんにまずお聞きしたいと思います。  ちょうど、通われた用賀小学校そして用賀中学校は私の身近なところにありまして、特に、一九九四年に大河内清輝君という少年が亡くなって、いじめの問題がかなり大きく言われるようになってきて、その二年後の九六年に用賀中学校の体育館それからいろいろな教室を使って「いじめよ、とまれ」というシンポジウムを主催する側にいたので、この学校に通いながらの本のエピソードを非常に興味深く読ませていただきました。  まず、率直にお聞きしたいのですけれども、若い世代は、政治にもあるいは国の仕組みにも、不信感と同時に低い関心と両方が伴っている……

第145回国会 青少年問題に関する特別委員会 第5号(1999/07/09、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  先ほどまでの質疑で、田中委員、そして今の石井委員からもお話が出たダルクという民間の自助組織について、きょうは時間も少ないのでなるべく簡潔にお答えいただきながら、質問をしたいと思います。  まず厚生省に伺いますが、ちょうど二年前の三月四日に、時の小泉厚生大臣に対して――私自身がこのダルクというところにたまたま知人がおりまして、支援をしたいというので、一回見に来てくれということで行きましたところ、大変感銘を受けた。要するに、覚せい剤ほか薬物常習で非常にえらい目に遭ってきた、自分はもう抜け出せないかと思って来たという人たちが、合宿しながら、一日に何回もミーテ……

第145回国会 青少年問題に関する特別委員会 第6号(1999/07/22、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  私は長いこと子供を対象として、特に小学校五、六年の子供から中学生、高校生の学校生活やいじめ、あるいは家庭の中のさまざまな問題を、子供自身が読むという分野で本を書いてまいりました。そういう中でいろいろな体験をしています。  もう随分前になりますけれども、ある暴力施設、これは親がお金を積んで連れ込まれる、鉄のおりの中に子供は入れられるのですね。こういう中でまさに監禁をされる施設なんですが、そこから命からがら逃げ出してきたという女の子がいました。事情があって、さあどうしようという話になりました。  通常ですと、親のところに連絡しなさいということになるわけです……

第145回国会 青少年問題に関する特別委員会 第7号(1999/07/29、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。きょうは、宮下厚生大臣を中心にこの虐待問題について質問をしていきたいと思います。  まず、一口に虐待というふうに言いますけれども、例えば、おもちゃを片づけない、泣きやまない、お漏らしをするなどささいな理由で、両親が六時間にわたってビール瓶で二歳児の頭や顔を数十回殴り、真冬に全裸で翌日まで放置し死なせた例だとか、あるいは、実母ら三人が一日半にわたって五歳児を殴る、ける、床にたたきつける、たばこの火を押しつけるなどして死なすという、大変な事例なんですね。  厚生省のこの手引も詳細に読ませていただきましたけれども、緊急保護を検討すべきチェックポイントで、全部は読……

第145回国会 青少年問題に関する特別委員会 第8号(1999/08/05、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  きょうは有馬文部大臣に外国人学校卒業生の受験資格、この質問のやりとりも多分、十回までいきませんが相当繰り返させていただきました。  まず、問題に入る前に、つい先日、高校総体のサッカーの試合で、これは外国人学校チームとしてはたしか初出陣ということで、大阪朝鮮学校のサッカー部が帝京高校と対戦をして、ぎりぎり同点、PK戦で惜敗というシーンがございましたけれども、有馬大臣、どのように受けとめられたでしょうか。
【次の発言】 スポーツにおける交流というのは、これは外交でも何でもそうですけれども、大いに進んだらいいなと思っているところですが、京都の韓国学園ですか、……

第145回国会 地方行政委員会 第21号(1999/06/24、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  本法案の今後に対する影響は極めて大きいと思います。インターネットなどのネットワーク網を通してコンピューターに不正に侵入してくるハッカー、あるいはさまざまな不正アクセスについて対策を立てなければならないという点では必要な問題だと思います。しかしながら、同僚議員から再三質問があるように、諸外国においては、情報、プライバシー、データベースなどが、基本的に個人情報保護あるいはプライバシーがそこでまず保護された後にこういった法案が提案されているということがあるわけなんです。  私の予定していました質問が、ほぼ同僚議員によって大体重なってしまいましたので、同じこと……

第145回国会 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第6号(1999/04/07、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  きょうは、貴重なお話を参考人からありがとうございました。  まず、西元参考人に伺いたいのですが、先ほどの委員との質疑の中で、九四年の朝鮮半島危機のお話をなさいました。  米軍の作戦行動準備等もあり、一方でカーターの訪朝というようなこともあって、その九四年の朝鮮半島危機が、今回審議しておりますガイドラインの土台になっていったかどうか、その点について伺います。
【次の発言】 その、ある面ではイエス、ある面ではノーというところをもう少し伺いたいのですが、二月二十三日の朝日新聞、去年読売新聞にもこの記事、朝鮮有事を想定して、九四年当時、西元参考人が実行部隊の責……

第145回国会 文教委員会 第3号(1999/02/10、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人でございます。  大臣には引き続き、九月十八日に本文教委員会でお尋ねをした外国人学校卒業生の入学資格問題を中心にきょうは質疑をさせていただきたいと思います。  九月の下旬でしたけれども、私どもの土井党首とともに、この質疑を踏まえて、文部大臣のお部屋にさらに要請ということで出向かせていただきました。その席で大臣は、果たして実情がどうなっているか、これを各国に照会して、大体集めるのに二、三カ月くらいはかかるだろう、その後分析して判断したいというふうにおっしゃっていました。半年くらいかなというふうにおっしゃっていたので、そろそろ結論が見えてくる時期というふうに思います……

第145回国会 法務委員会 第2号(1999/02/10、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  私も大臣の憲法発言についてたくさん伺いたいことがありますけれども、後の機会にさせていただいて、きょうは、今木島議員からも御指摘のあった規約人権委員会、特に確定死刑囚の方々に対する処遇の問題、これはかなり深刻な問題です。それを中心に聞いていきたいと思います。  まず、中村法務大臣には、私ども死刑廃止議員連盟、さまざまな政党の方も参加いただいていますけれども、執行が近いんじゃないかということで何度も申し入れを受けていただいて、率直な意見交換などさせていただいているので、実のところ、執行されたことに対して大変残念であるという気持ちを既に以前にもお伝えしており……

第145回国会 法務委員会 第3号(1999/03/19、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  陣内大臣、御就任おめでとうございます。就任大臣の所信の一端に入る前に、実はきょうお忙しい中官房副長官にもおいでいただきましたので、短い時間、端的にちょっとお答えいただきたいと思います。  言わずもがなのことを聞きますが、内閣の責任として、参議院の例の予算委員会で、三月二日のことでしたけれども、前大臣それから入管局長、我が党の照屋議員、これらの質疑を聞いておられた野中官房長官が、私も理解できないということで、内閣の責任で調査を約束された。内閣の責任というのは、言葉として重いのでしょうか、いかがでしょうか。

第145回国会 法務委員会 第4号(1999/03/23、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  本日は、裁判所職員定員法に関する質疑で、いわゆる判検交流ということを中心にお聞きをしたいと思います。  まず、事務的なことを最高裁にお尋ねします。  現在の裁判官の定員並びに欠員の数、そして、事務総局あるいは高裁の事務局等でいわゆる司法事務に当たる裁判官、さらに、国の行政機関あるいは特殊法人などに出向する形になっている、つまり裁判をしない裁判官は一体何人いるのか。定員から欠員を引いて、欠員からさらに裁判をしない裁判官の方を引くと、裁判をしている裁判官は何人か。お願いします。
【次の発言】 これは大問題だと思うのですね。裁判官が足りない、倍増ぐらいの規模……

第145回国会 法務委員会 第5号(1999/03/30、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  きょうは、池田参考人、大出参考人、どうも御苦労さまでございます。  最後の御質問になりますけれども、私は率直なところ、行政と司法は一体ではないかという深い疑念を抱いております。  と申しますのは、多分同様の経歴の方はいらっしゃらないと思うのですが、保岡先生もいらっしゃいますけれども、麹町中学という中学にその昔在学をしておりまして、卒業当時の内申書記載をめぐる訴訟の当事者として、民事裁判原告十六年、十六歳からやるという体験をいたしました。その当時、地方裁判所段階でいわば区の側の代理人として出てきた方が、いつの間にか出世をされて、最高裁の判事で同じ小法廷で……

第145回国会 法務委員会 第6号(1999/03/31、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  まず、今回のこの法案を何度も読んでみました。司法制度改革審議会設置法案、何度読んでもちょっとわからないことが多くて、その後に、自民党のお仕事で、自民党の司法制度特別調査会の報告、これを読んでみたら、経済団体のその前後のものももちろん読みましたけれども、なるほど少し見えてきたという気がいたしました。  そこで、官房副長官に早速お尋ねしたいのですが、この自民党の報告、指針は、昨年六月にまとめられて当時の橋本総理に伝えられて、そしてまた小渕内閣でもって政府提案というふうになったものというふうに考えてよろしいでしょうか。

第145回国会 法務委員会 第7号(1999/04/13、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。きょうは御苦労さまです。  まず、松永参考人に伺いたいんですけれども、お配りいただいた「知られざる裁判官の内幕」というところにございますけれども、三号給と四号給というのはかなり落差があって、年間にすると五百万だと、これはかなり大きいですね。さらに、人事と報酬で、どこに赴任するかというシステムもやはり上の方に握られていて、裁判官は非常に萎縮しているんじゃないかという記述があります。  さらに、中の方で興味を持ったのは、訴訟推進の高等テクニックというふうな部分で、裏わざといいますか、長期にわたって解決しなかった遺産分割の事件。あるときに、これはちょっと調停やめ……

第145回国会 法務委員会 第8号(1999/04/21、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  この問題についてまず刑事局長に伺いますが、先般から出ていますロイヤルサルート、こちらの方に、四月十六日の夕方にその専務が調べを受けたという情報があるんですが、事実ですか。四月十六日です。
【次の発言】 必要な調べはみんな終わったんじゃないですか。終わった、最高検もすばらしい短い期間で終わったのに、実は調べは続いているじゃないですか。どういうふうに説明するんですか。
【次の発言】 法務大臣、先ほど報告がありましたけれども、そんな短い期間で調べられないんですよ、実際のところ。ですから、公式に終わった後も、今刑事局長が認めたように、調べはまだ続いているわけで……

第145回国会 法務委員会 第9号(1999/04/28、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  まず、渥美先生に伺いたいのですが、少しやわらかい質問からいたします。  ちょうど今、エネミー・オブ・アメリカというアメリカ映画が公開されています。これが、試写会を見に行きましたら、アメリカでテロ対策として、通信システムの保安とプライバシー法というのが議会に提案されて、それに頑固に抵抗し反対する下院議員が何と殺されてしまう。国家安全保障局から殺されてしまうのですが、そこが偶然撮影されていて、そのテープの争奪戦をめぐって、撮影テープを受け取った弁護士が、最新のハイテク追跡装置、いわば衛星から場所を特定する、携帯電話から位置を調べる等々のハイテク機器で、サス……

第145回国会 法務委員会 第11号(1999/05/12、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  今回の発議者の皆さんの御苦労に大変敬意を表しながら、この法案審議に当たって、幾つかの点、やはり確かめておきたいということで、質問させていただきます。  まず、児童ポルノということが規定されているわけですけれども、一方で、芸術作品という概念がございます。例えば、不思議の国のアリスの作者であるルイス・キャロルという方がいらっしゃって、写真の技術が始まったばかりの一八六〇年代に、当時では珍しい写真術を駆使して、そのモデルであるアリス・リデルの写真をたくさん撮った。その中には、妖精に扮装させたり、あるいは裸に近い、もしくは裸の写真も撮った。実際、オックスフォー……

第145回国会 法務委員会 第12号(1999/05/14、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  きょうは、主に政府に、本法案成立後に何から始めるべきなのかという点について質問を用意しております。  一昨日のやりとりの中で、一点だけなんですけれども、買春を規定していく質疑の中で、これは清水議員に伺いたいのですけれども、実は私、長いことジャーナリストとして、特に学校の中で起きている、なかなか大人に言えない子供の声を聞いてまいりました。もちろん、これは日本じゅうどこの学校でもある問題ではないのですが、しかし、思い返すだけでも十以上のケースを知り得ているのです。  要するに、学校の先生が生徒に対して、例えば試験の合格あるいは単位の取得あるいは入学なり卒業……

第145回国会 法務委員会 第14号(1999/05/19、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 ちょうど一年前に、私、社会民主党の保坂展人も一時間ほど質疑をしたわけですが、そのときもテーマは、捜査機関にきちんと信頼を置けるかどうかという点でありました。今までの質疑を聞いて、その思いを強くするわけですが、まず、刑事局長に基本的な定義を伺います。といっても、簡単な定義です。盗聴という言葉と通信傍受、これはどう違うんでしょう。
【次の発言】 大変よく似た言葉である、つまり、この法案によって行われるかどうかがその違いであるということでした。  一点だけ、立会人について刑事局長に確認を求めたいと思います。  立会人を厳しくということで、これは、私自身は旧与党のこのプロジェクトチームの一……

第145回国会 法務委員会 第15号(1999/05/21、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  まず、刑事局長に伺います。  実は、刑事局長の先輩にも当たる佐藤道夫現参議院議員が、先般、私ども議員有志で参加をした、この法案をめぐって懸念を強めている会に御参加いただきまして、簡略に御紹介いたしますが、次のようなごあいさつをされました。  長い法務・検察の体験を御披瀝されて、この盗聴法、通信傍受、この法案の制度化というのは長年の法務・検察の宿願でした、アメリカから留学なり研修なりを終えて若い検事さんが帰ってくると、熱に駆られたようにこの制度の紹介をするというのを、佐藤さん御自身も現場で体験されていた。しかし、一たんこの法律ができてしまうと、やはりひと……

第145回国会 法務委員会 第16号(1999/05/25、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  まず、海渡参考人に伺います。  本委員会のこの法案審議の中でたびたび、オウム真理教がかつて起こしたたぐいまれな凶悪事件、とりわけ坂本弁護士一家殺害事件、こういうものが、あのときにこの盗聴法があれば、組織犯罪対策法があれば、こういうことが何度も議論として出てきておりますが、私は、これは話はあべこべではないかというふうに思っているわけです。  なぜなら、緒方宅盗聴事件の弁護に当たった横浜の法律事務所に坂本弁護士も属していたなどの経過もあって、あの坂本弁護士が失踪したときに、警察ではまともに捜査をやったのか。プルシャも落ちていた。ところが、誘拐あるいは殺人の……

第145回国会 法務委員会 第19号(1999/06/11、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  まず、今回新設された補助の類型についてお聞きをしたいんですが、本人が申し立てをした場合にどういった手続でこれは判断されていくのか、ちょっと簡単に説明いただきたい。
【次の発言】 その場合、続きの質問ですよ、必ずしも裁判官が本人に会うということを必要の条件としているわけではないわけですね。  そのあたりの基準がどういうふうになっているのか。例えば、書面によって本人が何かを出すとか、あるいはさっき診断書という話もありましたけれども、これまでのような精神鑑定という必要は、これはないということなんでしょうか。

第145回国会 法務委員会 第20号(1999/06/15、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  全家連の荒井参考人の方にまず伺いたいと思うのです。  大変切実な、長い経過を踏まえた議論を聞かせていただきまして、いろいろ感じるところがあったのですけれども、特に精神障害者の財産管理をめぐる事例の中で、精神分裂のケースでいろいろお挙げになっていると思うのですが、一方において、いわゆる躁うつ症の患者さんもいらっしゃると思うのですね。  この場合、本人の同意というのをどの時点で考え得るのかということを考えますと、うつ状態であるときには、社会活動、非常に意欲も低下していますから、いろいろな手続にしても、もう任せたということになるケースも多いのかなと。  一方……

第145回国会 法務委員会 第21号(1999/07/02、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  私が最後の質問者になりましたので、まず、全体を通した極めて素朴なところからお聞きをしていきたいと思います。  これまでの長らくにわたった禁治産者制度あるいは準禁治産というものが今回大幅に変わる、そしてまた戸籍などに記載もされなくなるということで、かなり画期的な改正ということで議論をしてきております。  しかし一方で、これまでのイメージ、印象は多くの人々の心の中あるいは印象の中に残っているところでありまして、こういうふうに変わりましたよと言っても、名前が変わっただけじゃないんですか、やはり自分がまさに人間として大きく何かアイデンティティーを失うようでこれ……

第145回国会 法務委員会 第22号(1999/07/09、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  法務大臣に、率直に、政治家同士として、本当に基本の基本、先ほど本件について同僚議員からの質問にお答えいただいた点は結構ですから、本音のところでお答えいただきたいと思います。  大臣御存じのように、六月二十二日の夕刻、私の携帯電話と、テレビ朝日記者のこれは固定電話だそうですが、それぞれ発信記録が確認をできました。発信記録というのは、ちょっと細かくなりますが、私がかけて留守番電話サービスだった、これが私の方の携帯電話の発信記録であり、あちら方の固定電話の発信記録の中に記録があったんですね。それで、内容が、これは新聞社に送られてきた内容が傍受記録として一分少……

第145回国会 法務委員会 第24号(1999/07/23、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  まず、法務大臣に伺いたいと思います。  法務省は、私の電話が何者かに盗聴された事件で、七月十三日の参議院の法務委員会で、これは捜査当局とは別に、技術的な面も含めて独自に調査をするというふうに答弁されていますが、調査はされておるでしょうか。
【次の発言】 私も、技術的な点について自分の出来事がなぜ起こったのかを知らなければいけないので、ぜひその内容は明かしていただきたいと思います。  その一端をお聞きしていきますけれども、先日の法務委員会で、刑事局長は、例の文書が信用できない根拠として、いろいろ、特に冒頭の部分が信用できない理由だ、特にNTTのTWSに接……

第145回国会 法務委員会 第25号(1999/07/30、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社民党の保坂展人です。  私はかねがね、入管行政の中で、入管の部分は毎年次々と改正案が出てくる、しかし難民認定の部分は諸外国に比べても甚だ弱いということを指摘してまいりました。  いろいろな御縁があって、在日ビルマ人、アウン・サン・スー・チーさん率いるNLDを支持してきて、祖国であるビルマ軍事政権、ミャンマー政府と強く対決をして国外に逃れている、青年たちといってももう日本に来て十年、長い方は三十代になっている、こういう方々の問題を、まずは基本姿勢を問う上でお聞きしたいと思います。  外務省にお聞きしますが、端的にお願いをしたいんですが、ビルマ軍事政権に対する日本政府の基本的な見解、……

第145回国会 法務委員会 第26号(1999/08/03、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社民党の保坂展人です。  早速伺っていきますが、辛さんにお願いしたいのですが、先ほど、お巡りさん、交番を訪ね歩いてお菓子をもらったり、そして抱かれたときのその感じと、そして、お母さんと一緒に代々木警察署に行かれたときの話を伺いましたけれども、もう少し大きくなって、十六歳、それこそ指紋をとりに行くときの感じとか、あるいは、その辛淑玉さんというお名前を役人が受けとめ切れなかったなど、ちょっと聞いたことが、本で読んだ記憶があるので、そのあたりのことも少しお話しいただけたらと思います。
【次の発言】 ありがとうございました。  それでは、続いて朴さんに、ちょっと時間が短くなっていますが。 ……

第145回国会 法務委員会 第27号(1999/08/06、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  本日は、大切な外登法、入管及び難民認定法の審議に当たって、今の木島委員のやりとりにもあった公安調査庁をめぐる問題について、私個人が極めて重大な記載をされている文書をここに入手をいたしております。  これは、今度は「情報提供の過去と現状」平成十年九月十八日ということで、ここ二十四年余り公安調査庁の活動を記載したものです。その中で、二十四年間にたった一人だけ国会議員が出てくるのは私の名前です。平成十年四月「保坂展人社民党代議士が、民事局の「通達」を支援組織「移住労働者と連帯するネットワーク」に漏洩した件について、関連情報を提報した。」  これは、前回の法務……

第145回国会 法務委員会 第28号(1999/08/13、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  ただいま提出された法務委員長杉浦正健君の不信任の動議に賛成の立場で討論を行います。  私は、この四月二十八日の参考人質疑に端を発した法務委員会の混乱、そして盗聴法などの強行採決に対して解任決議案を出した後、双方の努力によって再び法案審議を、与野党意を尽くして合意を形成しながら努力をされてきたように思えた杉浦委員長に、もう一度ここで不信任の弁を振るうというふうになるとは思ってもおりませんでした。  この委員会で、成年後見制度や商法など、国民生活に大きなかかわりがある法案が付託されていたのは周知の事実です。にもかかわらず、杉浦委員長からも八代筆頭からも、七……

第145回国会 予算委員会 第12号(1999/02/12、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  小渕総理、つい先日の官邸での御発言で、経済再生を優先して考えてきたんで教育について不勉強であった、これから力を入れたいというふうにおっしゃったそうですが、そうであれば、本日の答弁、若い人たち、子供たちの前で、まず真摯に、誠実にお願いしたい、それを一言言っておきます。  私は、経済雇用情勢の悪化、金融システム不安の背景に、国や政治に対する信用不安、不信、これがあると思います。  先日、私は、ある中央省庁の枢要なポストについている局長さんの名前をある新聞社のデータベースで引いてみました。七十七件中三十三件が不祥事、それにまつわる処分という方がいらっしゃいま……

第145回国会 予算委員会 第18号(1999/02/25、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。東郷参考人に伺います。  日債銀といえば、故金丸自民党副総裁の巨額脱税事件の際に、ワリシン、無記名の金融債ということを私はすぐ思い出すわけですけれども、また、親密な企業として知られてきた丸金コーポレーションという会社がある。この会社に対して巨額の融資を行いながら、去年の九月十七日まで、麹町や南青山など、この丸金コーポレーションの不動産融資に八年ぐらい抵当権を登記していなかった、こういうことは事実ですか。
【次の発言】 巨額の融資をしながら、なぜまさに経営のトップとして、金融監督庁の厳しいいわば検査が入っている最中に慌てて登記をする、しかも八年もたってする、……


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第146回国会(1999/10/29〜1999/12/15)

第146回国会 決算行政監視委員会 第2号(1999/11/18、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  私は、きょうは、大変高い関心を集めている年金の問題、中でも年金の運用にかかわる年金福祉事業団のいわゆるグリーンピアなどの事業について質問をしたいと思います。  さきの日曜日もこの年金福祉事業団の事業に関してのテレビ番組などもあって関心を高めているところですけれども、私は、当委員会において、二月二十四日でしたけれども、公的宿泊施設を検証した際に、同様のグリーンピア運営のあり方について質問をしております。その際にもおいでいただいていますし、きょうも森理事長においでいただいているので、九カ月前になるんですが、お尋ねした点をもう一度ちょっと再質問させていただき……

第146回国会 建設委員会 第5号(1999/11/19、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 私は、社会民主党の保坂展人です。  保岡議員にお尋ねしたいのですが、保岡議員も法務委員会所属のはずです。本法案は法務委員会にかかっていましたね。そして前国会の会期末に、保岡さんも含めて、廃案ということで、法務委員会での議論はなしにした。そして、住宅供給の面での幾つかの施策をつけてこういう法案名で出してこられた。これは議会人として、表紙をかえて、しかも努力規定の住宅供給政策に何か担保されるものがあるのかというと、そこがはっきりしないと私は思っていますね。これは建設委員会でこういう形でやる、しかもきょう三時間余りですね。聞くところによると、これはそうしないでいただきたいですが、参考人の……

第146回国会 建設委員会 第6号(1999/11/24、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 私は、社会民主党を代表して、本法律案そして四会派提出の修正案、いずれも反対の立場で討論を行います。  私は、旧自社さ三党の協議の中で、この法律案の担当者として、また法務委員会で委員として、十分な審議をしたいとこの法案を待ち受けていたところ、表紙だけが変わった本法律案が前回の国会で同一の内容を持ちながら提出をされたことに驚き、かつ怒りを禁じ得ないものであります。とりわけ、最大多数の自民党の皆さんには、表紙を変えて同一の内容の議員立法を国会に提出するということの意味をもう一度かみしめていただきたいと思います。  法務委員会では、確かに重要法案の質疑が相次いで、渋滞がありました。しかし、……

第146回国会 青少年問題に関する特別委員会 第2号(1999/11/18、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  これは委員長にもぜひ聞いていただきたいのですが、七月二十九日、当委員会で虐待問題の議論をいたしました。そこで法務省横山局長に対して、虐待について何かパンフレットかポスターでもあったらお持ちいただきたい、こう求めて、具体的なお答えがなかったので、ぜひ国民に見えるように、ポスターをつくったりパンフレットをつくったりしてくださいと要望したのです。  先ほどの報告を聞いていましたら、啓発活動をやって、ポスター、パンフレットと言われたので、ああ、私が求めたことに早速法務省は腰を上げてくれたと思って、早速法務省に頼んで、そのポスターとパンフレットを持ってきていただ……

第146回国会 法務委員会 第2号(1999/11/09、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  私どもの社民党も、あの地下鉄サリン事件を初め凶悪なオウム真理教の犯罪は絶対容認されるべきではない、また被害を受けた多くの方あるいは後遺症に悩んでおられる方に十分に配意した政策をともに進めていくという大きな立場では同一だということを前提に置いた上で、今回の法案についてどうしても確認をしていきたい点が多々ありますので、法務大臣にまずは御質問していきたいと思います。  先ほどの少し繰り返しになりますけれども、午前中同僚議員からもあったように、今回の法案は、「この法律の解釈適用」のところで拡大解釈はだめだ、それから「規制の基準」のところで二点にわたって、いわば……

第146回国会 法務委員会 第3号(1999/11/10、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  きょうは、法務大臣、就任されて最初の一般質疑ということで、このところ法務委員会の中で一貫して考えてきました死刑の問題に触れて質問をしたいと思います。  大臣、御存じと思いますけれども、実はこの法務委員会の中で、これは与野党超えて、自由党、民主党、共産党そして私ども社民党、所属する議員が、政治家個人として死刑の問題を徹底的に考えてみようという議論がかなり熱心に繰り返されてきました。  ところが、死刑の執行というのは、大臣、この三年間、国会閉会中なんですね。昨年などは参議院選挙の公示日です。各党とも街頭でマイクを握り、参議院選挙ですから、所属する衆議院議員……

第146回国会 法務委員会 第4号(1999/11/12、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  前回の法務大臣に対する私の質問で、今回の法律案が、オウムを念頭に置き、他のものはほとんど想定しないという事前の説明でありながら、例えば具体的に申し上げますと、カンボジアで起きた大虐殺、クメールルージュの、ポル・ポト派の残党が日本に来ていて、そしてクメールルージュの歴史を勉強し云々という活動、そしてその一人一人は虐殺当時司令官だったり指揮官だったりしたという場合は相当しますかという質問に対して、外国の勢力が日本に支部をつくって活動したら相当するでしょうというふうにお答えになっているんです。ちょっとそれを聞くと、これは無限に拡大していくなという印象を持った……

第146回国会 法務委員会 第5号(1999/11/16、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  参考人の皆さん、どうもありがとうございます。せっかく貴重な御意見をお聞かせいただきながら、ちょっと出席委員の方が数が少ないのがまことに残念で、おわびをしたいと思います。  まず、内野参考人に伺いたいと思うんです。これは、事実上教団だけに適用される措置法だろうというお考えだと思うんですけれども、この点に限って二回の対政府質疑を私は行いました。定義のところだけで費やしたんですけれども、例えば提案理由の説明には、ケニア、タンザニアにおける米国大使館同時爆破事件に代表されるように、公共の場所で爆弾を爆発させるなどして市民を犠牲にする無差別大量殺人事件が発生して……

第146回国会 法務委員会 第6号(1999/11/17、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  まず、この法案に入る前に、警察庁の官房長に来ていただいていますが、一点だけ。  先ほど同僚議員からも出ましたけれども、先日のこの法務委員会の議論から、さらに今度は、不祥事が発覚していたそのときに、女性同僚の警察官を恐喝する未遂事件で二人の方が逮捕されている。また、小さなことだというふうに決して言えないのは、五十八歳の警部が仕事の帰りにワンカップのお酒を飲んで横転事故を起こして、これも公表していなかったというようなことが相変わらず続いているんですね。  これを前回私は、組織の体質に起因するんじゃないか、ここまで組織ぐるみの証拠隠滅などが進んできている以上……

第146回国会 法務委員会 第8号(1999/11/24、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  ただいまの木島議員の質問にも出ました、また坂上委員からもありました、本日の読売新聞の神奈川県警対応マニュアルというものが、今警察の官房長よりこういうものがあったという答弁がございました。あって、現在はその効力を失っているんだということなんですが、とりあえず架空のものではなかったようなので、官房長に確かめる意味でお願いしますが、よろしいでしょうか。よく聞いてください。  まず一番目の「適切な報道対策」という五項目めのところで、「組織防衛を最優先に考える」というのはどういう意味でしょうか。
【次の発言】 では、二点目に聞きます。  今度は、同じ「適切な報道……

第146回国会 法務委員会 第11号(1999/12/03、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  きょうは三人の参考人の先生、ありがとうございます。  まず久保利参考人に伺いたいんですけれども、これは、従前の裁判所のリズムというか、時間の尺度といいますか、こういうことをそのままいったんじゃ余り意味がない、二十一条に関して柔軟かつ迅速にやっていただきたい、こうおっしゃったわけなんですけれども、ちょっと私、危惧をいたしますのは、つまり、厳格にやると時間がかかると。柔軟かつ迅速にというときに、やはり厳格かつ迅速ということが本来求められるのではないかと思うのですね。そうした裁判所の認定などが、やはり時間、資料など不足していてほとんど表層をなでるだけの認定に……

第146回国会 法務委員会 第12号(1999/12/07、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  提案議員の皆さんに大変敬意を表しながら質問をしたいと思います。  まず、山本議員に伺いたいのですが、従前の民事調停の申し立て、あるいはその成立した件数の中で、法人のものというのは大体どのぐらいあったのか。あるいは、その中で、例えばゼネコンなどが調停で結論が得られたという例があったのかどうか。
【次の発言】 これは、今不況に苦しんでいる個人事業者、あるいは住宅ローンの返済に苦しんでいる個人の債務者、あるいはサラ金で多重債務等に陥っている個人債務者、そしてまた法人も、あらゆる形態を問わず申し立てることができる、こういうふうに理解してよろしいでしょうか。

第146回国会 法務委員会 第13号(1999/12/10、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 法務大臣に伺いますが、今、木島委員からの質問にもあった値段の問題なんですけれども、銀行の手続を窓口に並んでする場合、そして実際にオンライン化された機械を通してやる場合、やはりそちらの方が安いということがあります。インターネット時代で、当然サービスは、どんな分野でもどんどん料金は下がっているわけです。ですから、今回のこの法案で当然そういう料金は下がるというふうに、それはもう当たり前のこととして判断していたのですが、そこのあたりはどういうふうにお考えですか。かえって高くなってしまうなんということはあり得ないと思うのですが。
【次の発言】 先ほど民事局長が、千円は超えないぐらいに努力した……

第146回国会 法務委員会 第14号(1999/12/14、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  きょうは、この委員会で足かけ何年かにわたって何度となく共産党緒方事件の反省と総括を警察当局にもあるいは検察にも法務省にも求めてきたところを踏まえまして、お聞きをしたいと思います。  あの神奈川県警の事件のときに、実行犯までをも特捜部の捜査が特定しながら、警察組織の深い部分にメスを入れることをためらって政治決着を図った、これが今日の神奈川県警の、いわば警察であれば何をやっても大丈夫だ、大目に見てもらえるし、守られる、こういう態度をつくったのじゃないでしょうか。  松尾刑事局長に伺いますが、神奈川県警の事態の責任の大きな根底に検察の責任があるのではないか、……


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第147回国会(2000/01/20〜2000/06/02)

第147回国会 決算行政監視委員会 第1号(2000/03/13、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  まず国家公安委員長に伺いますが、今、持ち回りの件でずっと質疑が続いておりますけれども、この本部長、局長、二人の処分問題、これは大変重大だということで議論が続いていると思いますが、この問題、重大だ、こういう認識はございますか。
【次の発言】 内閣法制局長官に来ていただきましたので伺いますが、今、警察法の話も出ていましたけれども、国家公安委員会の運営規則、これは何度眺めてみても、私どもクエスチョンタイムで土井党首もやりましたけれども、「国家公安委員会は、会議の議決により、その権限を行う。」「会議は、定例会議及び臨時会議とする。」こうあるわけで、何度読んでみ……

第147回国会 決算行政監視委員会 第2号(2000/04/03、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  本日、私は、この決算の総括質疑に当たって、警察の問題、とりわけ信頼回復の道筋がなかなか見えてこない今日の状況に即しまして質問を用意しています。  早速質問に入らせていただく前に、小渕総理の一日も早い御回復をお祈りしたいと思います。  さて、国家公安委員長、そして警察庁長官にもおいでいただいていますが、私は、これまでの日本の警察に対する信頼感、これが今重大な危機に瀕しているということはたびたび委員会などで指摘されているとおりだと思います。殺人などの事件解決、検挙率で世界最高のレベルを誇る日本の警察があるわけですけれども、それはひとえに血のにじむような現場……

第147回国会 決算行政監視委員会 第5号(2000/05/22、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 森総理にお尋ねします。  天皇を中心とした神の国発言、私たち野党の中からも、そして、与党の中からも驚きの声が上がった。国民が承知していない証拠だと、驚きの声はもういろいろな方から上がっています。これは森総理、国民の方が間違っている、理解不足だというふうにお考えになりますか。
【次の発言】 では、端的にお聞きします。日本は神の国ですか。
【次の発言】 端的な質問には全くお答えがないのですね。その発言全体を読まれれば理解が得られるはずだと。私は何回も読んでみました。  教育の場で、やはり宗教は心にある文化だから大事にしようと呼びかけられているのですね。総理が列挙されている神様、仏様、ア……

第147回国会 青少年問題に関する特別委員会 第5号(2000/04/13、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  きょうは、子供の虐待の問題に関して、十五分に限られていますから、厚生省の真野局長だけに率直な討論をさせていただきたい、こう思っております。  まず一点目に、これは一年越しに、委員会で質問するのはこれが四回目になりますが、さきの宮下厚生大臣の時代にこの委員会で、子供自身に子供の虐待というのは許されないんだということを知らせていくために、例えばテレビコマーシャルというようなことを考えてみてはどうかということを求めたのです。  その後、同じこの委員会だったと思いますが、局長は、ぜひ考えさせてください、いや、考えさせてくださいじゃなくて一歩踏み出してくださいよ……

第147回国会 青少年問題に関する特別委員会 第6号(2000/04/20、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 参考人の皆さん、ありがとうございました。  社民党も、今回の児童虐待防止法を今国会で何とか成立できるようにということで全力を挙げてきましたし、今後も挙げたいと思っています。多くは申し上げませんが、ずばり言って、時間との闘いだと思います。  昨年十二月に、全会派で合意をして、熱心かつ真剣な議論のもとに、この委員会で特別決議という形で児童虐待防止に関する決議をして以降、この委員会を中心に随分議論は行政サイドでも進んだのだろうというふうに思っていますし、厚生省も、法改正の必要なしという立場から、この委員会の質疑で大分大きく転換をしてきただろうと思います。  与党の中で意見調整がなかなか難……

第147回国会 農林水産委員会 第1号(2000/01/25、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  まず、私、時間が限られておりますので、大臣に端的に伺いたいんですが、構造改善局の次長だった森田前次長が、これは報道によると、部長に昇進した際に、地方自治体の有力者から数百万円のお祝い金が贈られた、こうした自治体との極めて密接な関係、植木をもらったり、旅行に招かれたり、橋に名前が刻まれていたり、こういうことが指摘されておりました。突然やめられたわけです。  このやめられたということは、こうした前次長の行動と今回の一連の不祥事等々の関係を含め、いわばやめられたということだったのか。つまり、そういった問題と関連があったのかなかったのか。これだけ端的に大臣に伺……

第147回国会 文教委員会 第6号(2000/03/10、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社民党の保坂展人です。  きょうは時間が短いので端的にお答えいただきたいのですが、私も大学評価機関の創設準備委員会の皆さんの名簿を資料で見せていただきました。大学がかなり停滞をしている、国立大学は長い間外の風が吹いてこなかった、第三者による評価は必要だという話はわかるのですが、この委員の中で、国立大学の教授並びに退官された方は一体何人なのか、委員の中で割合はどのぐらいか、お答えいただければと思います。
【次の発言】 文部大臣に伺いますが、第三者の評価システムをつくるというときに、これは学生、企業ということをうたっているのですけれども、新しい学問、大学院あるいは大学も含めた役割は、必……

第147回国会 文教委員会 第14号(2000/04/26、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  今回の立法の趣旨は、大変必要なことで、私どもの党にも障害者の皆さんから、何とかこういう改善が図れないものかということをいただいていたところです。  そしてまた、私自身も三十冊近く本を出してきておりまして、一冊一冊それぞれの図書館から、これを点字化していいか、あるいは録音テープ、音声にしていいか、そういう許諾を求められることがしばしばありまして、大変これは申しわけないのですが、たくさんの手紙の中に紛れてそういうものに対してちゃんと返事を出さないと、いつまでたってもできない。個々の著者に対して図書館がみんな許諾を得なければいけないということになっていて、大……

第147回国会 法務委員会 第2号(2000/02/18、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  法務大臣に対しては、予算委員会におきまして一番早くこの問題を指摘いたしました。その際に、私正直に申し上げて、大臣がお答えになっていること一言一言、非常におつらい様子で、実は質問したいことも半分以上落としました。これは、やはり政治家の名誉にもかかわる問題ですし、そして、先ほど三木さんのお名前も出ました。私自身も三木睦子さんとは時折お会いして、三木試案、あの当時まとめられた政治改革、こういうことについてしっかりした議論を、教えていただくことが多いのですけれども、そういう立場で。  今、そういう意味では、国民の間で政治家に対する信頼度というのは一%なんです。……

第147回国会 法務委員会 第3号(2000/03/14、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  定員法の質問に入る前に一点だけ、当委員会の名誉と権威にかけて、警察庁石川官房長はいらっしゃっていますね、確認をしておきたいことがあります。  当法務委員会で、昨年の十一月二十四日、いわゆる読売新聞の報道によって明らかになった、神奈川県警内に不祥事隠しマニュアルがあるのではないか。坂上委員、木島委員、そして私と、同日三人の委員から、このマニュアルを提出するように、こういう求めがありました。この日、石川官房長は、委員会終了後、この件で何か行動を起こされましたか、あるいは、何もしませんでしたか。御答弁願います。

第147回国会 法務委員会 第4号(2000/03/21、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社民党の保坂展人です。  法務大臣にまず基本的なことを伺います。  大変待たれた法律だと思いますけれども、今までこの法律がなかなかできなかった理由、その原因は何でしょうか。
【次の発言】 先ほど憲法との問題が話題になっていましたけれども、この法律扶助は憲法上の国の義務として行われるのではなくて恩恵的なものだという考え方が仮にあるとすると、そうではなくて、やはり法律扶助制度は憲法三十二条に由来する、私はこのように考えるわけですが、法務大臣、見解はいかがでしょうか。
【次の発言】 三十二条の前提ということなんですが、それではもう一度繰り返し伺いますが、法律扶助制度は憲法三十二条に由来す……

第147回国会 法務委員会 第5号(2000/03/22、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社民党の保坂展人です。  まず、多くの国民が疑問に思っているマージャンの点について伺いたいと思うのですけれども、新潟県警察をめぐる事案に関する報告書がありますね。これを見ると、いろいろ書いてあります。マージャンは、満貫賞の景品として本部長が五百円の図書券二十枚を私費で購入、提供していて、その都度図書券一枚が配られているので、財物の得喪を争っていないことから、刑法百八十五条の賭博罪には該当しないものと考えられる。こういうふうにあるのですが、これは間違いないですか、官房長。こういう見解について、改めて。
【次の発言】 正直に答えていただきたいのですが、本当に図書券だったのでしょうか。図……

第147回国会 法務委員会 第7号(2000/03/28、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 まず、長谷部参考人に伺います。社民党の保坂展人です。  世界各国の趨勢に大変おくれをとってきたわけですけれども、今回、いろいろな問題点を残しながらも一定の前進という、私もそういうふうに評価するのですけれども、なぜこれだけおくれてしまったのかということについてお考えをちょっといただきたいと思います。
【次の発言】 続けてお願いしたいのですが、残った問題点の中で、私もそういうふうに思うのですけれども、償還制、原則償還の問題ですね。これは、現在法律扶助協会の扱いにしても、扶助を決める場合の要件よりも、免除ということを最終的に決めていく要件の方がはるかに厳しいというふうになっていると思いま……

第147回国会 法務委員会 第8号(2000/03/29、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  法務大臣に一点だけ伺います。  私も、きょうの東京新聞の、法務局の登記簿が先ほど坂上委員指摘のように変更された、移記されたという点について、重大な事柄だと認識いたしました。細かいやりとりはもう全部省きますが、これについてぜひ徹底した調査をしていただき、この法務委員会でしっかり御報告をいただきたいとお願いしたいのですが、いかがでしょうか。
【次の発言】 新聞のコピーを委員各位に配らせていただいております。小さなBという記事の方に、これは千葉県警ですけれども、「拘置女性にわいせつ行為」という記事が出ています。  この程度の大きさの記事ですと、最近よく出るの……

第147回国会 法務委員会 第9号(2000/03/31、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 本法案で大事なことを二点ばかり確認をしておきたいのですが、まず法務大臣に、さきの法務委員会で問題になりました登記簿が閉鎖をされたという問題、これはもう早速調査に当たられるということだったと思いますが、この問題の破産した菱和ハウスという会社がございます。この会社は、数々の悪質な商法を展開して相当数の被害者を出している。私も調べてみましたが、そのあたり、どの程度お調べになったでしょうか。
【次の発言】 では、具体的なことに入る前に、例えば、ローン申し込みに年収を上乗せした虚偽の申請を申告させたり、あるいは、多重債務者の名義で東京三菱銀行から二億七千万円の融資を引き出し、その融資の際の申……

第147回国会 法務委員会 第10号(2000/04/04、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 本日は、商業登記法改正案の質問に先立って、先ほど坂上委員からも出ておりましたが、例の登記簿が移記された、閉鎖された、隠された、この問題について、先日、民事局長に御答弁をいただいて、率直に言って私は少し驚いてしまいました。私は、民事局長は大変率直かつ明晰で、ひそかに尊敬申し上げているのですが、先日の答弁は、どうでしょう、法務省の登記に対する強い信頼感を損なうような、誤解を招く部分があったのではないか、こう私は思うのですね。  いろいろな事情を挙げられました。率直に言って、民事局長、この点について反省されていることはありますか。簡潔にお願いいたします。

第147回国会 法務委員会 第11号(2000/04/07、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。どうもきょうは御意見ありがとうございます。  まず、岩井参考人に伺いたいのですが、レイプ犯罪にかかわる各国の動向などに比べて、日本のこの告訴期限が半年ということでずっと放置されてきた。これが、フェミニズムの運動や人権団体の指摘等ずっとあったと思うのですが、今回、大変よい改正だと私も思っております。  全体として、犯罪被害者の立場に立って、その人権を擁護し、また被害回復に努めていこうという問題を考えていくときに、具体的にこの法務委員会でも、現在警察の不祥事の中で大変に無視し得ない事件として、先般の法務委員会で、千葉県警の代用監獄、留置場で、勾留中に女性が深夜……

第147回国会 法務委員会 第12号(2000/04/14、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社民党の保坂展人です。  本法案の中身に入る前に、一点だけ、緊急に政府見解をお伺いしたいのです。  イタリアで、三十一年前に、ミラノのフォンターナ広場というところで銀行が爆破をされて、十六人が亡くなって八十四人の方が負傷をするという大規模なテロ事件、これは未解決で、最近事態が動いてきたということですが、三月二十日、つい最近ですが、このフォンターナ爆破事件遺族の会、ルイジ・バッセラさんの公開書簡が小渕総理に届けられた。また、ノーベル文学賞受賞者のダリオ・フォさん、あるいはフランカラーメさんなど、同様のアピールがされていると聞いております。  なお、三月二十四日、ローマ発の共同通信によ……

第147回国会 法務委員会 第13号(2000/04/18、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  まず、両参考人に伺いたいのですが、私も裁判における優先傍聴、これは画期的なことだと思います。  やや私の体験を話させていただきたいのですけれども、これは刑事裁判ではありません、内申書裁判という民事裁判です。これは十六歳のときから三十二歳のときまで、最高裁の最後の最後まで行ったわけですけれども、その際に非常に大きな壁となったのは、最後の判決をやはり当事者は直接その法廷で聞きたい、これは当然あるわけですが、最高裁の従前の扱いでは、大法廷以外の小法廷判決も当事者に告知の必要なし、なぜか新聞社やマスコミはこれを知っているというおかしな扱いだったんですね。  こ……

第147回国会 法務委員会 第14号(2000/04/21、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 犯罪被害者の保護と救済に当たるこの二法案に対して、いろいろ、もっとこうしてほしい、ああしてほしいとありますけれども、基本的には第一歩ということで評価をする立場から、冒頭、法務大臣に、最近起こった事態について一問だけまずお聞きしたいと思います。  先日この委員会で日野委員から、例の松山で起きた誤認起訴、真犯人が供述によって出てきてしまったということで、一年余りのいわば根拠なき勾留、拘置をされた件について、古田刑事局長が先月末の答弁で、残念に思うが、自白があって、その時点で検察の判断は合理的と言えてやむを得なかったという答弁をされた。  その後、記者会見で臼井法務大臣は、やはりこの答弁……

第147回国会 法務委員会 第16号(2000/04/26、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社民党の保坂展人です。  本日は、死刑の問題について法務大臣と議論をしたいと思っていましたが、ちょっと参議院の方があるそうで、それに先立つ質問、答弁者の方はなるべく簡潔にお願いしたいと思います。まず、大臣がいらっしゃる時間のうちに大事なことを幾つかやっておきたいと思います。  先週の当委員会で、例の無実の方を誤認逮捕、そして起訴をして一年間以上拘置をしてしまった、ちょうどこの法務委員会のやりとりと同じころ、松山地裁宇和島支部で無罪という異例の論告求刑があって、そして地検では異例の謝罪があったようでございます。  この点、同じ趣旨で古田刑事局長にただしたところ、お気の毒と思うという表……

第147回国会 法務委員会 第17号(2000/04/28、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人ですが、まず基本的なことから法務省民事局長に伺います。  労働者は会社分割にどのように関与、権利行使ができるのか。それぞれの場面での具体的な内容と根拠条文を簡単にお示しいただきたいと思います。
【次の発言】 御丁寧にありがとうございます。  先ほどの木島委員とのやりとりを聞いていまして、私に対する法務省の説明でも、そもそも債務履行の見込みがない不採算部門のいわば計画分割のような、そういうことはあり得ないことであるということを再三聞いておりました。  したがって、そういうことだろうというふうに理解をしておったのですが、調査室でつくられたこの黄色い表紙の調査資料、こ……

第147回国会 法務委員会 第18号(2000/05/09、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。上村参考人にまず伺いたいと思います。  今回の会社分割の特徴は、営業単位である、つまり営業丸ごと行われるということで、心配される混乱、懸念がそれだけ減るんだ、これが法務省の説明でもあります。  そこで、いろいろ考えてみるんですが、例えば大手パンメーカーというのがあるとすれば、例えば、九州、関東、北海道とか、あるいは都道府県単位とか、地域によって分割されることも、これは営業単位と言えるのかなとか、あるいは、直接生産部門と販売流通部門、そういうふうにすっきり分かれればいいんですが、直接生産部門の中にパン工場もありますよ、お菓子工場もあります、ケーキ工場もありま……

第147回国会 法務委員会 第19号(2000/05/10、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  私たちはまだまだ審議が足りないというふうに思っていますが、最後の質問者というふうになりましたので、ここは法務大臣に率直な、総括的な問いを幾つか問いたいというふうに思います。大臣、よくお聞きいただきたいと思います。簡単な問いかけです。  毎日新聞の社説に、「会社分割 働く人々の「保護」忘れるな」、「会社分割を認める法制化は、一連のリストラ支援の総仕上げともいうべきものだ。」これは、きのう、連合の参考人もそのようなことをおっしゃっています。  リストラ支援の総仕上げというべきものという見方があることに対して、大臣、御承知でしょうか、どういう見解をお持ちです……

第147回国会 法務委員会 第20号(2000/05/12、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  きょうは、各党から一巡、それぞれの党の立場、議員としての見方を出していくという質疑ということで、少し根本的な議論をしていきたいと思います。  少年法は十九世紀後半のアメリカで生まれた、こう言われています。アメリカの法理学者ロスコー・パウンドが、少年法の制定はマグナカルタが署名されて以来の司法領域における最大の進展であると当時述べたということですが、どういうことなのか。これはどうでしょうか、刑事局長あたり。従来の刑事司法と比べて少年法がどういう点で画期的だったのか。
【次の発言】 そうすると、マグナカルタにある罪刑法定主義の原則とは異なって、少年に対して……

第147回国会 予算委員会 第5号(2000/02/14、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 私は、NTTドコモ株の問題について、限られた時間ですがお聞きをいたします。  一九八八年、大変激動の年でございました。当時、竹下内閣の官房長官、小渕総理は、官庁綱紀の粛正の閣議決定を受けて、全官庁に通達を出された。その通達の中で、未公開株の譲渡については特に留意をされたいと。政府の綱紀粛正策に株が登場したというのは、それ以後たくさんありますけれども、この年が初めてと聞いております。  そこでお聞きいたしますけれども、先ほど来の質疑で、一九八八年、まさにこの年の六月に古川秘書官が譲渡をされた株について、官房長官時代の小渕総理に報告があったのか、あるいは、その官房長官当時の総理が秘書官……

第147回国会 予算委員会 第6号(2000/02/15、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  実は昨日、この場におきまして、いわゆるNTTドコモ株問題、これを短時間でしたが取り上げたわけなんですが、本日は総理の姿がありませんので、具体的にこの問題には入れない。一刻も早く具体的にまた引き続き伺いたいのですが、青木官房長官に伺いたいと思います。  基本的なことなんですが、私は、きのうのこの場におきましてリクルート事件を挙げました。これは、リクルート事件とドコモ株問題がイコールだ、こういう主張じゃないのです。そうじゃないのです。一九八八年というその時代、まさに竹下内閣が大揺れになって、最後には退陣をされていく。その過程には、リクルート事件というのは大……

第147回国会 予算委員会 第8号(2000/02/17、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社民党の保坂展人です。  ただいまの共産党の春名委員の扱い、理事会で協議するぐらいは当然あっていいことと私の方からも言います。理事会で協議するということは、その結論は特に約束していないわけですから。  私の質問に入ります。  総務庁長官にお越しいただきました。のど元過ぎれば熱さを忘るるという言葉がありますが、私は、たびたびリクルート事件を振り返って、果たしてこの反省と教訓を生かして現在の政治があるのかどうかをただしてまいりました。  総務庁長官に伺いたいところなんですが、先般この委員会で問いかけてきました小渕総理の秘書官が譲渡手続を終えたと言われている時期、これは一九八八年六月、リ……

第147回国会 予算委員会 第11号(2000/02/22、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  国会の権威という意味では、国会の権威が根底から揺らぐ事態が次々と起こり、国会改革ということでしたけれども、総理はきょうも空席ということで、審議の場に総理が臨席されないということで、大変この国会改革は国会空洞化にほかならないんじゃないかという私どもの危惧は残念ながら的中していると言わざるを得ないのでありますが、きょうは、この国会の権威にかかわる、極めて私どもにとっては身近で、意外な件について取り上げさせていただきたいと思います。  私は、ちょうど一年前に、ある民放のテレビ番組を見ていて唖然とした記憶があります。実は、この委員室を出て毎日私ども工事中の現場……

第147回国会 予算委員会 第13号(2000/02/25、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  本日は緊急の事態もございますので、通告済みの質問を最初にやりますが、後ほど、さきの越智金融再生委員長の問題についてもお聞きしたいと思います。  まず、交通事故問題について伺いますが、法務大臣いらっしゃいますね。  片山隼君、当時八歳の少年が亡くなった事故、これについては大きく国民世論も動いたり署名も集まって、さらに検察行政の対応のまずさ等々指摘をされました。被害者とともに泣く検察という言葉がもう一度検証されて、さらに昨年の予算委員会においては、検察審査会に申し立てをする請求権が実は亡くなったお子さんにしかなくて、御両親にはなかったということも、改めて法……

第147回国会 予算委員会 第14号(2000/02/29、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  まず、小渕総理に、先週の越智金融再生委員長の辞任問題について伺いたいと思います。  総理は、越智金融再生委員長の発言が問題になったそのときに、この越智さんの発言を精読されてどういう読後感を持たれたのか、どういう印象を持たれたのか、伺いたいと思います。
【次の発言】 テープではなくて、新聞報道あるいは当委員会でのやりとり、あるいは前日には大蔵委員会でもあったようですけれども、その中で、発言の全容ではなくても、問題にされた部分が多々各委員から指摘されたと思います。総理としてはどの部分に問題を感じられたのか、答弁いただきたいと思います。

第147回国会 予算委員会 第15号(2000/04/24、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  本日は、森総理に、先週、土井党首が党首討論の席で、年金削減が若い世代を直撃していく、若い世代から、政府や国に対する信頼感、これが損なわれているという状況を土井党首の方から指摘があったと思います。今の議論にもあったように、教育改革に力を入れておられるという森総理ですから、総理、よろしいですか、これからの議論は、若い世代がこの議論をしっかり見守っている、こういう気持ちでお答えをいただきたいと思います。  まず一点、リクルート事件について触れたいと思います。一点だけの質問です。  当時文部大臣でいらした森総理は、文部大臣をやめられてすぐに、後のリクルートコス……


保坂展人[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
|41期|-42期-44期

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各種会議発言一覧(衆議院41期)

保坂展人[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第140回国会(1997/01/20〜1997/06/18)

第140回国会 文教委員会高等教育に関する小委員会 第2号(1997/06/11、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂小委員 その就職活動についてなんですけれども、文部省はいろいろな文書で、今回もそうですね、いわゆる子供たちの個性を尊重しとか、自分探しの族とか、いろいろ最近はちょっとしゃれた文句も入ってきて、一人一人が多様に輝くとか、多様にということを言われていますね。このところ地下鉄の駅なんか歩いたりすると、紺とか黒とか、いわゆるリクルートルックというやつですか、男子も女子も、特に女の子が、本当に地味な、絶対にこの四年間着なかっただろうという服を着て歩いているわけですね。まさに多様じゃないわけですよ。  今回の第一勧銀で逮捕された方たちも、何て運が悪かったのだろうと思っていると思いますよ。要するに、上……

第140回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1997/03/03、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂分科員 私は、ちょうど丸四年前に、衆議院の外務委員会で子どもの権利条約が審議をされていたときに、参考のための意見を子供の状況を伝えるという役割でこちらに参ったことがあります。そこを思い起こして、この子どもの権利条約が批准をされてちょうど三年が経過したという視点に立って、この三年間を検証する意味で幾つかお尋ねをしていきたいと思います。  去年の五月三十日付で日本政府は児童の権利に関する条約第一回報告という、政府報告ですが、こちらの方を国連の子どもの権利委員会の方に提出をされました。これは条約の第四十四条で定められている、いわゆる報告義務ということを期限どおりに遵守されたということで評価をい……

第140回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1997/03/04、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂分科員 社会民主党の保坂展人でございます。  本日は、今極めて我が国社会の中で薬物、覚せい剤を初めとしたさまざまな薬物が大人のみならず青少年にも広がっているという現実について、いろいろ伺っていくということでいきたいと思います。  私、先月沖縄に立ち寄る機会がございまして、そちらで沖縄ダルクという、つまり薬物で御自身が中毒、長いこと薬がやめられなかったという方々が、いわゆる自助グループ、みずから薬を一緒に仲間としてつながって断っていくというグループがあるのですが、そちらの方から「薬物依存」という東京弁護士会の人権賞をとられた近藤恒夫さんという方の本を紹介いただきまして、飛行機の中でこれを読……


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第142回国会(1998/01/12〜1998/06/18)

第142回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1998/03/19、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂分科員 社会民主党の保坂展人です。  まず、昨日衆議院の予算委員会で行われました松野元証券局長の証人喚問で明らかになった事実に関して、一、二お尋ねをいたします。  まず、大蔵大臣にお尋ねしたいのですが、きのうの喚問の中で、いわゆる飛ばし、これは我々は、こういうことを放置してはいけない、まさに証取法にかかわる違法行為であるというふうに認識をしているわけですけれども、松野元局長は、飛ばしは違法行為ではないということを再三強調されておりました。簡潔に大臣として、これは大蔵大臣としての御見解をはっきりいただきたいと思います。
【次の発言】 今の答弁を聞いてもまさに、東急百貨店からの催告書をちらっ……

第142回国会 予算委員会第八分科会 第1号(1998/03/19、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂分科員 社会民主党の保坂展人でございます。  本日は、ダムのあり方について絞って御質問させていただきたいと思います。  こちらに水資源開発公団の作成された思川開発事業のカタログがございますけれども、公共事業の見直し、とりわけ建設省でも、長いこと滞っていたダムの計画がこれは本当に必要かどうかという見直しがされて、一応計画をかなりストップされたりという中で、実は思川開発事業というのは大変特徴的な事業であることがわかりました。  といいますのは、これは口で説明してもなかなか難しい。実は、私ども社民党の栃木の地元から要請がありまして、調査団ということで、地質学者の先生、あるいは環境問題の専門家、……


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第144回国会(1998/11/27〜1998/12/14)

第144回国会 文教委員会高等教育に関する小委員会 第1号(1998/12/11、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂小委員 社民党の保坂展人です。ありがとうございました。  幾つかの点でちょっと基本的なことを伺いたいのですけれども、答申に目を通させていただいて、本当にこれからの大学を変えていこうということなんですけれども、今の大学の姿を生み出してきた大学人の皆さん、それから企業からの要望もあっただろう、それから文部省の行政もあったでしょう、そこのところのいわば責任というか、これは要するに相当失敗だったという面があり、そこを何か反省するという部分があるのか、基本的にはうまくいってきて、時代が変わったからちょっと大きな枠組み変化をしなきゃいけないのか、その点をまず伺いたいのです。私は、もう少し根本的な見直……


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第145回国会(1999/01/19〜1999/08/13)

第145回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1999/02/17、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂分科員 社会民主党の保坂展人です。  本日は、国民的な関心、議論も極めて高い交通事故の問題、とりわけ、東京世田谷で起きた、一昨年になりますけれども、小学校二年生の片山隼君が亡くなったという大変痛ましい事件について大きく世論がこの一年沸いたということについて、裁判所に主に聞いていきたいと思います。  この分科会、一時間ほど前に法務大臣にもこの点を尋ねて、法務大臣は、前任者である下稲葉大臣が、いわば、息子さんが亡くなったということの内容を知りたいという両親の求めに対して、極めて適切ではない扱いをしてしまったこと、あるいは不愉快な思いをさせたこと、御迷惑をかけたことについておわびをしたいという……

第145回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1999/02/17、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂分科員 社会民主党の保坂展人です。  尊敬する有馬文部大臣に、たびたびでございますが、本日は、国際的な問題にもなっております外国人学校卒業生の、とりわけ国立大学へ入学する、あるいは国立大学の院に入学する件について、重ねてどうしても確かめたいと考えます。  先日、大臣の所信の際に、確かに調査をお始めになっている、私たちは、せっつくようでありますけれども、なるべく早くと要望しているところですが、調査が確かに始まっているというのはお聞きをしています。この調査が現状を変えるという前提ではないということもおっしゃいましたけれども、場合によっては、この調査を踏まえて、現実にあわせて変更する部分も全く……

第145回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1999/02/17、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂分科員 社会民主党の保坂展人です。  先般、予算委員会の中で、これは国や行政に対する国民からの信頼という点で、東京世田谷区で起きた片山隼君の交通事故について、一年前も再三伺っているんですが、質問させていただきました。その際十分お答えいただけなかった部分があると私感じていますので、あえて本日やらせていただきたいと思います。  この問題は法務委員会で、議事録を見ると、三回にわたって下稲葉法務大臣が、まさに捜査現場の指揮官であったという御体験からくることだと思いますけれども、大変率直に、あの一年前の段階では、片山隼君が結果として亡くなった、このことが一体どういう問題なのかという幾つかの要素があ……

第145回国会 予算委員会第八分科会 第2号(1999/02/18、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂分科員 社会民主党の保坂展人です。関谷建設大臣、きょうは国土庁長官として、主にリゾート法について伺いたいと思います。  きのうも、私遅く自宅に帰ってテレビをつけましたら、ある報道番組でトマムが今どうなっているかという特集を放送しておりました。トマムは、御存じのとおり、アルファ・コーポレーションが倒産をして、そして残った部分、営業ができないかもしれないというところで、ついに村議会の決議で村がお金を出して経営を続行するというようなことで、大変綱渡りの状態だということが報道されていたわけですけれども、長官、このパンフレットをごらんになったことがあるでしょうか。「リゾートがつくる豊かな国土」、ご……


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第146回国会(1999/10/29〜1999/12/15)

第146回国会 法務委員会司法制度改革審議会に関する小委員会 第1号(1999/12/14、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂小委員 社民党の保坂展人です。  この委員になられている方の中で、他の審議会の委員を兼任されている方がちょっと多過ぎやしないかという危惧を我々は抱いたのですが、現在八回開催されたそうですけれども、出席率あるいは欠席される方の数というのは、そんな細かくなくていいですから、大体どうですか。
【次の発言】 先ほどから、我々も、これはもう、議事録で公開をするというのはもちろんですけれども、マスコミにも、あるいは、今回の審議会には国会議員も入っていないわけですから、私ども国会議員も含めて、あらゆる方に傍聴を認めるべきだと強く主張をしてきたし、現在もそう考えていて、今度最終結論を出されるということな……


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第147回国会(2000/01/20〜2000/06/02)

第147回国会 決算行政監視委員会第一分科会 第2号(2000/04/21、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂分科員 社民党の保坂展人です。  本日は、決算の審議で、会計検査院にお聞きをするのは私だけということで、会計検査院が憲法上与えられている高度な独立した機能、ここのところを本当にどういうふうに押さえられているか、基本的な質問ですけれども、院長にお願いしたいと思います。  会計検査院は、憲法上、内閣から独立して、いかなる干渉も受けずに、強い権限を持って公平な財政の支出について目を光らせている存在だと思いますが、これについての御自覚、お願いしたいと思います。
【次の発言】 ここにこの委員会の委員長もいらっしゃいます。決算行政監視委員会というのは、会計検査院がした仕事についてもう一度国会という場……

第147回国会 決算行政監視委員会第二分科会 第1号(2000/04/20、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂分科員 最後になりました。社会民主党の保坂展人です。  せっかく外務大臣と栗本議員、そして藤田議員の議論を聞いておりまして、予告はしておりませんが、簡単に二点だけちょっと指摘をさせていただいて、御感想、所感をいただきたいと思います。  一点目は、大臣御存じだと思いますが、先日、イタリアの下院議長が来日をされました。ここで森総理にも指摘をされたこととして、三十一年前にイタリアで起きた、銀行が爆破をされて十数人の方が亡くなり、百人近い方が負傷されたというフォンターナ事件、この容疑者、これはイタリアでは欠席裁判でもう裁判が始まっているそうですが、三月の末に身柄引き渡し要求があった、こういうこと……

第147回国会 憲法調査会 第5号(2000/03/23、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 長時間お話を聞かせていただいて、どうもありがとうございました。社会民主党の保坂展人です。  私は、ちょっと自分の体験のお話をまず簡単にさせていただきたいと思うんですが、一九五五年生まれで現在四十四になりますけれども、そういう意味では戦後世代であります。私が憲法というものを意識したのは、実はこの国会近くの中学で、当時七〇年安保、ベトナム反戦などの市民運動に興味を持って、学校の中で新聞を発行しよう、あるいは生徒会で討論会をやろう、こういうことがきっかけでした。  その当時、学校の先生から、君が思想を持つのはいい、心の中で何を思うのも構わない、ただ他人にしゃべったら悪影響を与えるのでしゃ……

第147回国会 法務委員会少年問題に関する小委員会 第1号(2000/05/16、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂小委員 社会民主党の保坂展人です。  私は多分、ここにいらっしゃる委員の皆さんの中で、十代の子供たちと話したことが一番多い。つまり、二十年にわたって、十代の読んでいる雑誌で文章を書いてきた。二十五冊書いた本の中の約九割は少年少女だった。こういう体験から、ちょっと私の角度で意見を言いたいと思います。  現在、ここ連休中に起きた二つの事件をとってみても、この事件は、少年法の問題、あるいは少年事件としてその特質があるのかどうかということをちょっと考えてみたいと思うんですね。むしろ私は、社会的な規範意識の解体、あるいは常識ではもう説明のつかない、犯罪の類型にかつては入らなかった事態が今起きている……

第147回国会 法務委員会少年問題に関する小委員会 第2号(2000/05/18、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂小委員 私は、前回からアメリカの例を考えてみるべきじゃないかという発言をしています。与謝野委員からは銃器が介在するから参考にならないという話もありましたけれども、日本の少年法自身がアメリカのイリノイ州の少年裁判所に源を持つ以上、これは検証する必要がある。  とりわけ、私の部屋にアメリカのジャーナリスト、司法担当記者がやってきまして、アメリカでは今、余りに拘禁されている少年が多く、また、拘禁が長期にわたるために、少年時代に事件でいわば処罰を受けて、青年期をすべて刑務所で過ごすような人たちの再犯率が高いという問題が大変大きな社会問題になっている。それから、刑務所の維持コストも大変なものになっ……

第147回国会 予算委員会公聴会 第1号(2000/02/24、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂委員 公述人の先生方、どうもありがとうございます。社民党の保坂展人です。  神野先生に伺っていきたいと思うんですが、スウェーデンの話、大変興味深く伺わせていただきました。私も、イギリス労働党が、トニー・ブレアのニューレーバーが総選挙で大きく勝った日に、その前後にたまたまロンドンにいて、教育問題の調査に行っていたものですから、多くの人たちが、今回の選挙の争点は教育だよということをおっしゃっているのを聞いて、日本にもそういう時代が早く来ればいいのになというふうに思ったところなんです。  昨年は、スウェーデンの教育大臣、トーマス・エストロスさん、当時三十四歳、今でも三十五歳ぐらいだと思うんです……

第147回国会 予算委員会第四分科会 第2号(2000/02/28、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂分科員 社会民主党の保坂展人です。  今回の予算審議に当たりまして、何度か丹羽厚生大臣に伺ってきたところなんですが、ごく簡単に復習といいますか確認をしておきたいと思います。  一つは、二つの法律。一つは解散法、年福事業団の解散、承継。新しい基金の方を基金法と簡単に略しますと、先般から指摘しているとおり、基金法の方で規定しているところの、すべてこれはディスクロージャーするんですという部分がありますよね。事務所に備えておいて、厚生省令で定める間、一般の閲覧に供しなければならない。ところが、解散法の方の十八条の二項には、この規定にかかわらず、厚生大臣が承認したときには、公認会計士または監査法人……

第147回国会 予算委員会第七分科会 第1号(2000/02/25、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂分科員 社民党の保坂展人です。  八代郵政大臣、こうやって御質問で相対するのは初めてでございまして、御就任おめでとうございます。  まず、私も郵便局、郵政事業の現状からずばり伺っていきたいと思うのですけれども、郵便番号の自動読み取り機が導入されましたね。この自動読み取り機の導入によって職場環境が一体どうなっているのか。実は、幾つか郵便局の現場で働く皆さんから本音の話をいろいろ聞かせていただきました。実は、機械が導入されて、人間が働く時間もうんと短くなって、職場環境もよくなっていいことづくめだということではなくて、かなり超過勤務がふえているんだと。  具体的に言いますと、新しい機械などが入……

第147回国会 予算委員会第二分科会 第1号(2000/02/25、41期、社会民主党・市民連合)

○保坂分科員 社民党の保坂展人です。  この問題については先週の法務委員会でも、大臣の所信を受けての議論をさせていただきましたけれども、臼井法務大臣の信条として、やはり政治に清潔さがなければならない。信頼。亡くなった三木さんは、信なくば立たず、こういう信念で貫かれたと思うんですが、その点、大臣の信条の一番根底にあるものを伺いたいと思うんです。
【次の発言】 実は、脱税事件にもいろいろなパターンがあろうかと思うんですね。大変金額の大きい、大型脱税事件というふうに仮に呼ぶとすれば、こういう事件で国税当局から東京地検が告発を受ける、東京じゃなくてもいいんですが、検察庁が告発を受けるというケースは概し……



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データ更新日:2023/02/05

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