このページでは保坂展人衆議院議員の44期(2005/09/11〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は44期国会活動統計で確認できます。
○保坂展人君 私は、社会民主党・市民連合を代表して、教育基本法案について、総理並びに関係大臣に質問いたします。(拍手) 私は、国会議事堂にほど近い公立中学に通っていた当時、羽仁五郎氏の「都市の論理」に感銘を受けて、政治的、社会的な関心を抱きました。一九七二年、中学校卒業時に作成された私の内申書は、政治活動、学校批判の活動状況を詳細に記した内容だったことから、思想、信条の自由を保障する日本国憲法に反していると原告として内申書裁判を提訴、子供の学習権を問うて最高裁判所まで十六年間争った経験がございます。 とかく教育は、それが国家であれ、教育行政であれ、教員そして保護者であれ、大人の側から語るの……
○保坂展人君 私は、社民党・市民連合を代表して、安倍内閣不信任決議案に賛成の立場で討論を行います。(拍手) 美しい国創り内閣を掲げて二カ月有余、この臨時国会における安倍内閣の姿に教育を語る資格はないと申し上げなければなりません。 教育基本法特別委員会で始まった議論は、文科省の七年間いじめ自殺ゼロのでたらめ統計が、子供の直面している危機的な状況を覆い隠し、教育委員会や学校がいじめ自殺を認めない構造になっていることを明らかにしました。安倍総理及び文科大臣は統計数字の見直しを指示いたしましたが、先週、福島みずほ党首がこの教育基本法特別委員会で質問をすると、何と文科省は、全くこの作業を進めていない……
○保坂展人君 社会民主党・市民連合を代表して、政府提出の教育関連三法案に対する質問を行います。(拍手) 冒頭、本来この三法案は、常任委員会である文科委員会でじっくり審議されるべきものであって、これをすっ飛ばして特別委員会で急坂を転げ落ちるような特急審議をなすべきことではないということを申し上げておきたいと思います。 総理、学級閉鎖直前のような本日の本会議の欠席だらけの模様を、最重要法案提出者としてどうお感じですか。通告はありませんが、答弁を求めます。 総理が語る教育再生という言葉は、無用な学校教育への不信感をあおっていないでしょうか。従来、国会で議論されてきた金融再生、民事再生という言い……
○保坂展人君 社民党・市民連合を代表して、政府提出教育三法案に反対する討論を行います。(拍手) 日本の学校の姿が一変してしまうような重要法案を、連日のスピード審議で突っ走るのはなぜでしょうか。それは、参議院選挙を前に、安倍内閣が目に見える実績を形にしておきたいということ以外の何物でもありません。本来、教育改革への取り組みとは、長期的スパンで評価されるものであり、即席カップめんのように結果を出すものではそもそもありません。 国民にとってインパクトの強いわかりやすい形、これを出そうとして大きな混乱を呼んでいるのが教育再生会議です。いじめ自殺が大きな問題になった昨年、再生会議が出した提言を見て、……
○保坂展人君 社会民主党・市民連合を代表して、ただいま議題になりました厚生労働委員長櫻田義孝君の解任決議案に賛成の立場から討論を行います。(拍手) 政府提出の日本年金機構法案、与党議員提出の年金特例法案にかかわる審議は、社会保険庁という組織のあり方だけではなく、年金制度の信頼を根底から問うものであり、現在から将来にかけての社会保障制度の基幹となる重要な議論でした。 ところが、厚生労働委員会では、議論を封殺するための強行採決が続いております。五月二十五日金曜日には機構法案、さらに昨日、特例法案をめぐって、二度にわたって暴挙を重ねた櫻田厚生労働委員長の振る舞いは言語道断であります。 機構法案……
○保坂展人君 私は、社会民主党・市民連合を代表し、道路整備費の財源等の特例に関する法律の一部改正案について、福田総理並びに冬柴国交大臣に質問をいたします。(拍手) 「みちぶしん」「カントリーチャレンジャー」という国土交通省が仕込んだミュージカルが全国各地で公演をされていました。この財源は道路特定財源、道路整備特別会計であり、目的は道路事業に関する啓発、広報でありまして、平成十六年に道路局国道・防災課の寺元博昭企画専門官は、「情報が溢れる現代社会においては、楽しみの中に正論を忍ばせる工夫もまた重要なこと」「音と光とで繰り広げられるドラマは全国各地で新たな対話と感動を生み出して好評を得ています。……
○保坂展人君 私は、社会民主党・市民連合を代表して、道路整備費財源等特例法改正案に反対の討論を行います。(拍手) 社民党は、暫定税率は廃止の方向で見直し、そして道路計画は縮小し、とりわけ道路特定財源のあり方を根本的に変えるべきだと考えています。 この法案をもって道路特定財源の一般財源化に踏み出すというのは、政策偽装にほかなりません。一般財源化した金額を翌年以降の道路財源につけ足していき、十年経過すれば、一般財源化した金額のすべてが逐次道路財源に吸収されてしまうトリックになっています。また、中期計画の五十九兆円の積算根拠、ろくろく説明がありません。また、六十五兆円から減額された経緯も十分な説……
○保坂展人君 社会民主党・市民連合を代表し、道路整備財源特例法再議決の動議に反対の討論をいたします。(拍手) 福田内閣のけさの閣議決定とは一体何でしょう。道路特定財源を来年度から一般財源化し、特例法は〇九年度以降適用しない、中期計画は五年とすると閣議決定をしながら、この特例法は、道路特定財源を十年維持するとしています。だれが見ても筋が通らない三分の二の再議決を力ずくで行おうとする今回の動議に強い憤りを感じます。 昨日、私たち社民党調査団は、阪神国道事務所が整備を進める名塩道路の、西宮山口ジャンクション、これは中国自動車道のジャンクション近くの、いわゆるドングリ残地を見てまいりました。長さ九……
○保坂展人君 私は、社会民主党・市民連合を代表して、会期延長に反対の討論を行います。(拍手) 町を歩くと、ポスターに「麻生が、やりぬく。」、テレビをつければ「麻生、実行中」とコマーシャルが流れてきます。一体全体、何をやり抜くのか、何を実行しているのか、正体不明ではありませんか。停止中、待機中あるいは混乱中の間違いではないかと首をかしげてしまいます。麻生総理の頻繁な失言と朝令暮改の発言変更は、詳細な措置の有無について把握していないアバウトな理解からくるものなのでしょうか。 漢字の間違いは訂正することができます。しかし、経済雇用情勢の読み違いは危機を増幅します。定額給付金をめぐる官邸の余りの混……
○保坂展人君 社会民主党・市民連合を代表し、第二次補正予算案に反対の立場で討論を行います。(拍手) 麻生総理、国民の声に耳を傾けることはできないんでしょうか。七割を超える人は麻生内閣を支持しないと世論調査の結果が各社報道されていますが、定額給付金をめぐる国民の声は、反対、他の目的に使うべき、評価しないなどの意見が七割近くを占め、ほぼ内閣不支持の数字と一致しているのであります。 きょうの衛藤予算委員長の議事運営はでたらめであります。本来は、理事会で各党の討論の有無を確認し、賛否を聞いてから始めなければならないのに、気焦りのせいか、理事会を閉じて委員会に突入してしまったんです。七割の国民の声に……
○保坂展人君 私は、社会民主党・市民連合を代表し、国税二法案について質問します。(拍手) 冒頭、本日の本会議が、与野党合意なき、職権で強引に立てられたことに強く抗議をいたします。 まず、かんぽの宿疑惑について緊急に聞きます。 小泉政権時代の官から民へというかけ声は、官僚の既得権と過剰な規制でがんじがらめとなった社会を、自由で風通しのよい国民本位の社会に変えていこうというイメージで受けとめられました。しかし、実態はどうでしょうか。かんぽの宿は二束三文で売り払われ、国民の財産を特定の企業がぬれ手でアワのように手に入れて転売をし、高笑いをしています。 麻生総理は国会で、郵政民営化には反対だっ……
○保坂展人君 社会民主党・市民連合を代表し、国税二法案を再議決すべしとの動議に反対の討論を行います。(拍手) 昨日、平田財務副大臣が株取引に絡んで辞任をしました。市場での売却より倍近くの株価で六億を超える大量株取引を行うことは、もちろん、大臣規範が禁止をしています。中川前財務大臣のローマでの酩酊会見をめぐる辞任に続いて、わずか一カ月半の間に税財政の責任者である大臣、副大臣が予算の審議中に辞任をしたというのは、前代未聞であり、たがが緩んでいるどころか、既に外れていると言わざるを得ません。 問題が発覚しても、国民や経済に与える影響を過小評価し、更迭を決断し損ねている麻生総理自身の責任は重大であ……
○保坂展人君 社会民主党・市民連合を代表して、ただいま議題になりました会期延長の件について、党利党略の余りものひどさにあきれる思いで反対の討論を行います。(拍手) 本通常国会は、派遣切りの悲鳴が全国各地でこだまする中で召集されました。しかし、麻生政権は、経済危機と雇用不安に苦しむ国民を横目に総選挙対策のばらまきに次ぐばらまきを続けた上で、そのツケを消費税アップの形で国民に押しつけようとしています。 通常国会は、真にやむを得ないケース以外は延長しないというのが会期制の原則です。労働者が人間として扱われていない現状を打破するための労働者派遣法の抜本改正や、企業・団体献金の禁止を内容とする政治資……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。
木村証人に伺います。
私も本を読ませていただきましたけれども、総研の指導を受けて、最初は五億、それから二十五億、五十億、百億、近々では百二十億と業績を伸ばされてきたと。その総研の考え方は、コストダウンと工期短縮ということだと思いますが。
一方、木村建設のやり方として、ハイクオリティー工法と言われていますね。これは、総研の指導のもとにでき上がった工法なんでしょうか。木村証人に伺います。
【次の発言】 ですから、総研の考え方、指導を長く受けてきたということは先ほどもおっしゃっていますけれども、今も出ましたけれども、こちらの、提出された積算対比表ですか……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。
小嶋証人に聞きたいんですが、先ほどの同僚議員の質問に対して、伊藤公介議員以外に二人の政治家、一人は現職衆議院議員、元参議院議員のお二人に相談をした、こういうお答えでしたが、どんな相談を、いつ、どこでされたんですか。
【次の発言】 そのお二人に政治献金などはございますか。
【次の発言】 今回問題となっている確認機関、建築確認機関の民間開放の立て役者でその当時建設省の住宅局長だった小川忠男氏とのつき合い、ございますか。
【次の発言】 先ほど出ました伊藤議員を囲んだ住宅政策研究会ですか、こちらの方に役所の人間も同席したと聞いていますけれども、具体的にどうい……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。
四ケ所参考人に伺いたいと思います。
昨年の証人喚問で内河証人は、私の質問に対して、雑誌のインタビューの件ですが、鉄筋は幾ら、型枠は幾ら、コンクリが幾らと指示をしますという雑誌の記事に対して、これは私が直接言うことはありませんと証言したんですね。その後で、うちのメンバーに指示することはあります、こう言われました。
例えばその一つが、先ほどの四ケ所メモにあるような内容だったんでしょうか。端的にお答えください。
【次の発言】 数値は示されたというふうにお聞きしました。
山口参考人に伺いますが、今、参考人の手元にもお配りをしました、前回、木村建設篠塚支……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 先ほどから伺っていて、やはりいろいろ地域によって実情が違うんだなということを感じました。私のよく話を聞く世田谷区内のある地域では、マンションの規制が緩和されたことによってたくさん建っているというと、学校によっては余裕教室どころか、教室が足りないのです。特別教室も全部つぶして、来年大丈夫だろうかというようなところもあるわけですね。そういうところで全児童対象の、いわばこれは新BOPというふうに呼ばれているんですが、これが始まる。そして、その中に学童の子供たちもいるということで推移しているんですが、雨が降ったりすると非常にすし詰め状態になってしまう。加えて……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。
子供の事件、そして幼い子が、小学生が被害に遭って亡くなっていく事件が起きています。犠牲になったお子さん、そして御遺族に、本当に哀悼の意を申し上げたいと思います。
さて、警察庁に来ていただいていると思いますが、子供、十八歳以下ということになろうかと思いますが、子供が被害者となった殺人事件の件数なんですが、戦後、件数が最も多かった時期の件数、その件数が戦後の過程では一番低い時期、そして現在、この三つに分けて、どういう経緯をたどっているのかお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 では、確認ですけれども、たしか、犯罪白書や少年事件の統計だと、少年によ……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 私は、昨年佐世保市で起きた小学校六年生の女児の同級生を殺してしまうという痛ましい事件、恐らく当委員会でも議論はあったと思いますけれども、私、国会に出てくる前に、ずっと子供の問題を子供たちが読んでいる雑誌に十数年、毎月、毎週書いているというようなジャーナリズムの仕事をしておりましたので、昨年行ってまいりました。 実は、大臣に率直なところを伺いたいんですけれども、昨年、私は七月に行きまして、十一月に行きまして、ことしになって二月にも行きまして、いろいろな関係者の方に会ってきました。実は、この春はお子さんを亡くされた被害者のお父さんにもお会いをして、いろ……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。この委員会で二年ぶりに質問をさせていただきます。
まず、南野法務大臣に基本的な認識を伺いたいんですが、裁判で刑が確定をして、なおかつ私は無罪であるということで再審請求をして、そして、狭き門なんですが、これは認められる場合もあって、再審無罪ということが出たケースもある。再審の制度について、大臣はどう認識されているでしょうか。
【次の発言】 ちょっとメモから離していただいて、つまり、私は、これはとても大事な制度だというふうに思います。大臣はいかがですか。
【次の発言】 戦後、死刑が確定をして、なおかつ再審請求をして無罪が確定した事件、何件ありますか。
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。
まず、裁判所の方に一言率直に伺いたいのですが、先ほどからのやりとりにもあるように、六千万台の退職金を約三分の一に減額する、これは不都合が生まれないんだということで裁判所内ではお話があるというふうに理解をしましたけれども、そうすると、これまで払い過ぎていたのか、それともこれから我慢してもらうのか、どっちなんでしょうか。
【次の発言】 私は、ちょっと極端な減じ方ではないかと危惧を覚えますね。
続けて、それじゃ裁判官、検察官の給与の水準が果たして適正かどうかということをこの委員会でも何度か議論させていただいているんですが、例えば役所のトップである、各省庁……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 きょうは、資料で配付させていただきますが、年金をめぐって起きた殺人事件についてちょっと考えてみたいと思います。 二年前に起きたこの事件は、去年の春、大阪高裁で控訴棄却ということで、無理心中事件ということで、殺人罪で七年という実刑が確定をして、現在服役中という事件だと思います。 結婚されて建設作業員の夫と三十五年ともに暮らしてきたと。夫は朝五時に起きて働きに出かけて、帰ってくると巨人戦を見て晩酌を楽しむ、ごくごく平凡な御家庭だったと思います。三人のお子さんにも恵まれて、そろそろ体が弱ってきたということで、年金で暮らそうということで社保事務所に問い合……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。
大林局長に伺いたいのですが、今回、共謀罪の共謀というのは独立して成立する概念なんでしょうか。独立して共謀罪というのは成立する、独立犯なんですか。
【次の発言】 とすれば、共謀罪の既遂、未遂、こう分かれるわけですね。そう理解していいですか。独立して成立する犯罪であれば、共謀罪が成立したのは既遂状態ですよね。それが成立していない状態を未遂、そういうふうに判断、いや、未遂の罰則がないということを聞いているんじゃないんです。概念としてそう整理できますか。
【次の発言】 というと、共謀という行為の中身をちょっと考えていきたいんですけれども、具体的に言っていきた……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。
先日の質疑で、共謀には未遂があるのかということを大林局長に伺いましたが、共謀という行為によって直ちに既遂に入ってしまう、したがって未遂という概念はないんだ、こういうお答えをいただきました。そうすると、共謀という行為は瞬間的に成立すると考えていいんですか。
【次の発言】 では、今の答弁どおりに考えると、共謀の合意を得るまでに時間を要するものもある、こういうことですね。もしあるのなら、共謀の未完成という状態はあるわけですね。
【次の発言】 未完成というのがあるというんですが、前回、私は例を挙げて、オートバイを使ってひったくりを繰り返している若者たちのいわ……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 両参考人に伺いたいと思いますけれども、先ほど来も少し出ていました保全要請に関してなんですが、この委員会でも、かつて通信傍受法をめぐって大きな議論があり、また、現在、通信傍受法のいわば適用状況を見ると、携帯電話がほとんどというかすべてだと思います。一方、審議していた当時は、電話局ということが想定されまして、委員会でも、電話局でどのように傍受するのかということを見に行ったという記憶もございます。 ということで、携帯電話会社の管理をしている通信履歴、これも当然対象になろうかと思いますが、現状の捜査状況ということで言うと、携帯電話会社の管理している通信履歴……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。
法務省の刑事局長に伺っていきたいんですが、共謀罪の歴史をちょっと伺いたい。
戦前、共謀罪はあったでしょうか。あるいは、現在共謀罪があるというのは聞いていますけれども、このように広範な共謀罪の創設を戦後検討したことはあったでしょうか。
【次の発言】 そうすると、現在、戦前から設けられていたものも含めて、共謀罪、予備罪などの刑罰が限定的にしか設けられていないわけですが、それはどんな理由からでしょうか。
【次の発言】 軽微な罪まで含める必要はないという理由で極めて限定して設けられていたということですが、条約をめぐる議論の中で、共謀罪は我が国の法体系と相入……
○保坂(展)委員 社民党の保坂です。尾辻大臣に年金について伺います。
私は、六年ほど前から、グリーンピアあるいは年金住宅融資などの事業を早くやめるようにというふうに求めていたんですが、この間、これはやめるということで去年なったと思いますが、年金の積立金、国民年金、厚生年金の積立金は十七年度末、十六年度末、それぞれどのくらいの残高になっているんでしょうか。
【次の発言】 平成十七年度末ではいかがですか。この合計は出されていませんか。予告してあったんですが。
【次の発言】 去年の年金関連法案の中で、グリーンピア、年金住宅融資、この事業をやめるということで、グリーンピアは当然閉鎖をするわけで、これ……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。
麻生外務大臣に伺います。
沖縄にいるアメリカ海兵隊七千人あるいは八千人、これは、沖縄の基地負担軽減策のため日本側がアメリカ側にお願いをしたと昨日の外務委員会で照屋議員に答弁をされておりますが、実は、アメリカの世界戦略の中で、グアムの基地強化のためではないですか。
【次の発言】 見解の相違は残しながら、今、抑止力と麻生大臣はおっしゃいましたけれども、沖縄県民の、基地、特に戦闘部隊の隊員が沖縄に滞在していることによって数々の事件が起きています、過去にも現在も。この戦闘部隊の大半が残る。そういう意味では人数は減るかもしれない、しかし、県民の負担ということ……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 社民党は、昨日の北朝鮮によるミサイル発射について強く遺憾の意を表明し、また抗議をする福島党首の声明を出しました。日朝平壌宣言におけるモラトリアム、これに明確に違反をし、また、昨年の六者協議声明で述べられた北東アジア地域の永続的な平和と安定に背くものであるという認識で、党としても、対策本部を設置し、北朝鮮は即時無条件に六カ国協議に戻るようにという立場で努力をしていきたいと思います。 また、政府は、偏狭なナショナリズムにくみするようなことなく、冷静に対応していただきたいということをまず申し上げて、額賀長官に、今情報を収集し分析しているというところだと思……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 今回の根室沖の貝殻島付近で起きたロシア国境警備局による銃撃で亡くなった盛田光広さんに心よりお悔やみを申し上げるとともに、その後拘束された三人の乗組員の早期解放と漁船そのものの返還を私どもも求めたいというふうに思います。 そこで、外務大臣に質問なんですが、今回の銃撃で五十年ぶりの死者が出たと。故意でなかったとしても、ロシア側の主張が仮にそのとおりだったとしても、威嚇射撃をして、そして死に至らしめた、到底認められるものではないというふうに思います。報道によると、今までの議論にもあったように、ロシア側では、銃撃による死者が出たということについて衝撃を受け……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 小泉総理に伺います。 私たち社民党は、教育基本法は、かつての戦争を痛苦に反省して、憲法の理念実現のためにつくられたもの、今、性急に変えるべきものではないと思っておりますが、ただ、政府法案の中で、六十年ぶりの大改正、こういうふうにうたわれている。 学校教育の主人公はだれなのか。私は、子供自身であるというふうに思います。 一九九四年に我が国も子どもの権利条約を批准していますけれども、例えば十二条には意見表明権、十三条には表現の自由などありまして、子供は権利主体だ、こういう考え方を強く打ち出し、また、我が国政府もこれを実現していく義務を負っているわけ……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 きょうは麻生外務大臣に、外交日程、お疲れのところでございましょうけれども、お越しいただきました。 国連改革の柱として、国連人権委員会を廃止して、新たに国連人権理事会が生まれました。いよいよ六月中旬にはジュネーブで初会合が開かれると聞いております。日本が理事会のメンバー国になり、そして人権を柱にして国際社会で活動する、こういうことになると思いますが、今回提案の政府案に、人権や人権教育の言葉がなぜかありません。 二〇〇四年二月二十六日の国連子どもの権利委員会の最終見解、これはたくさんの指摘があるんですが、この二十七をちょっと紹介しますと、児童の意見の……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。
まず、鳥居参考人に伺いたいんですが、もう既に先ほどもお述べになっていることですけれども、改めてお聞きをいたしますけれども、今日、今、教育基本法を変えなければならない理由について、もう一度端的にお話し願えないでしょうか。
【次の発言】 続けてお聞きいたしますけれども、今回の政府の法案に、我が国と郷土を愛する態度を養う、こういう言葉が入っております。
ここで、内心の自由との関係で、中教審答申にも涵養という言葉も入っているようですけれども、法律にこういったことが書かれた場合に、愛国心を生徒がどのぐらい持っているかどうかの評価の問題が出てくるのではないか。……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。
先日に引き続いて、国際社会の動向、そして日本外交と教育基本法の関係を議論させていただきたいと思います。
先日、私は、国連改革の結果、従来の人権委員会が廃止されて人権理事会が創設されるという点について、日本も理事国メンバーになり、間もなく行われるジュネーブにおける会合において一体どのような決意で臨んでいるのかということを伺いたかったんですが、これについて、副大臣をお呼びしていると思うんですが、お答えいただきたいと思います。
【次の発言】 人権理事会に日本がこれだけ前向きにしっかり取り組むという姿勢は、大変貴重な一歩だと思います。
前回のやりとりの中……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 総理に、前回、先週に引き続いて、ちょっと確認をさせていただきたいんです。 前回、愛国心を通知表で評価することについては、必要ないという明快な総理の答弁をいただきました。 前回の通知表とは違う文面なんですが、簡単に紹介したいと思います。「我が国の歴史と政治及び国際社会での日本の役割に関心を持って意欲的に調べ、自国を愛し、世界の平和を願う自覚を持とうとする」という項目ですね。これについて小学校六年生で通知表という例があるんですけれども、これについても前回同様の見解ということでよろしいでしょうか。総理に伺います。
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 小坂大臣に、きょう、同僚議員の質問からも出ておりましたけれども、行田市の通知表、こちらの方で、「我が国の歴史と政治及び国際社会での日本の役割に関心を持って意欲的に調べ、自国を愛し、世界の平和を願う自覚を持とうとする」という項目について、先日、小泉総理に、この項目をどう思うか、こういった質問をしまして、総理からは、一般的、全体的に考えれば、こういったことを日ごろの生活の中ではぐくんでいくことは必要だと思いますが、この子に愛国心があるかどうかという項目は私は必要ないと思います、こういった総理の答弁があったわけですが、この点、変わらないかどうか、大臣に確認……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 見城参考人に伺いたいのですが、お配りいただいた資料の六のところで、これは世界青少年意識調査、結果概要、平成十六年内閣府の資料ですが、「自国と自分との関係(肯定する者の割合)」の各国比較を見せていただきました。 これを見て、日本、「自国人であることに誇りをもっている」七二・六%、「自国のために役立つと思うようなことをしたい」五〇%。この数字は、確かに韓国、アメリカ、スウェーデンよりは低いのですが、ドイツと比べるとかなり高いのかな。このように、バランスとしてどういうふうにこのグラフを受けとめるのかということをもうちょっと伺っておきたいと思います。 つ……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 実は、官房長官に質問があったんですが、ちょっと予定の方があるということで、小坂大臣に、先ほどの保利委員とのやりとりの中で、再チャレンジについてのお話がありました。触れ合いトークの中で、元暴走族だった少年が、少年院で厳しい教官に会って、現在はフリースクールにかかわっている、こういった紹介がなされました。 何らかの理由で学校に行かなかったり、あるいは行けなかったり、あるいは中退をした子供たちが、フリースクールで、いろいろな、子供同士出会い、あるいは大人と出会い、そして、自分を取り戻したり、あるいは生きる道や方向を見出していくというようなことが現実にある……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 きょう、まず多田参考人に伺いたいんですが、学校で事件が起きると、とかく学校は外部の人を締め出すという方策をとりがちで、そうではないんだ、むしろ地域の方にどんどん入ってきてもらってということで、むしろそこに力を入れる、私はとても共感をいたします。 すくすくスクールの関連で、児童館を中高生の居場所にということで取り組まれているということなんですが、児童館はかつて小学生の出入りする場所だったと思うんですね。私の見てきた子供たちの中には、中高生も出入りする児童館で、今やなかなか珍しい異年齢集団が形成されて、例えば、児童館祭りなどでお兄さんにいろいろ教わりな……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 冒頭に、猪口大臣にお聞きします。 これは本当に簡単なことなので、答弁書を見ないでお答えいただきたいんですが、よろしいですか。大臣自身の発言にかかわる問題なんですが、よろしいでしょうか、政治家同士の生のやりとりを実現したいので。 希望格差社会と言われましたね。この国会でもたくさんの論戦がありました。猪口大臣は、一月の末でしょうか、待ち組という言葉を使われたというふうに聞いています。負け組は立派だ、その人たちは戦ったんだから、本当に反省すべきは待ち組だと。 これは、待ち組とは、フリーターやニートなど、挑戦しないで様子をうかがう人を意味するというふう……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 午前中も馬渡議員から、障害のある子が懸命に普通学級で学ぼうとしているのに心ない言葉が投げかけられた、こういうお話がありました。きょう、私は障害のある子が障害のない子供とともに学ぶにはというテーマで幾つか質疑をさせていただきたいと思います。 まず、小坂文部大臣、そして馳副大臣にもちょっと感想を伺いたいのですが、ホテル東横イン事件、事件というか、東横イン問題と言った方がよろしいでしょうか。 党の調査団で、事件が伝えられて四、五日して横浜の方に行ってまいりました。実際にあのホテルの中にも入って、一番最初に伝えられた、障害者用の車いすで乗りおりする駐車場……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。
小坂大臣にまず伺いたいんですけれども、二年前、二〇〇四年の知事会では、義務教育費は削減すべき優先度が最も低い九番のバッターだと呼ばれていた。ところが、去年の、先ほど来の議論で、繰り返しになりますけれども、義務教育費はむしろ廃止、削減のトップバッターとしてねらわれてしまった。これはなぜだったかという大臣の所感、お願いします。
【次の発言】 当時、初中局長以下、文部省挙げて、この問題は省を挙げて異議申し立てしようということで、顔のない官僚じゃなくて、ちゃんと顔を出して、雑誌に寄稿したりしているわけですね。
これは、初中局長、いかがですか。あろうことか義……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。
私は、この少子化時代にかえって教員が大量に不足してしまう、前回少し議論させていただきましたが、きょうは雑誌の論座という、これは去年の三月号ですけれども、苅谷剛彦さんの論考に使用されているデータを今お配りしていただいていますが、こちらのデータを見ながら議論をさせていただきたいと思います。
なお、このデータは中教審に提出されたもので、文科省も協力をして作成をされたと聞いているんですが、これは初中局長、いかがですか。そういうことで確認してよろしいですか。
【次の発言】 今局長からそういう答弁をいただきました。
では、続けて聞いていきますけれども、図一の……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 まず、土居参考人に伺いたいんですけれども、総務省の一般財源化、これは改革であって、もし文科省が特定財源化にしがみつくと守旧派であるという議論はそもそも違うのではないかということを御指摘されたと思います。先ほどの話で、今後、地方交付税は大きな負債を膨らませていく、特に二〇一〇年から一五年、そのあたりが利子も含めれば三・五兆円とか四兆円、こういういわば借金を返していくピークと、同時に、この委員会で少し議論をしてきましたのは、教員の四十五歳中心の年齢層が退職していくという退職手当のピークにもまたつながるということでございます。 ここらあたりについて、財政……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。
法案に先立って、二点ほどお聞きしたいと思います。
これは、特区で株式会社立大学として認可されたLEC大学がございますが、関係者に先日お会いしまして、専任の助教授の給与が月五万円、パート扱い、あるいは、学生さんも、専門科目はビデオで講義を見て、先生に質問するときに使うカードは六枚目から有料になるとか、学生に渡されるシラバス、ここに記載されている先生と実際に講義をされている方が、ちょっと相違があったり等々、話がございました。
文部科学省の方はどういうふうに実態をつかんでいるでしょうか。
【次の発言】 文科省から答弁があったように、いろいろ問題があるよ……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 まず、法案に先立って、オリンピックの唯一の金メダルで荒川選手の活躍が本当によかったというこの余韻も冷めやらないうちに、日本スケート連盟の不祥事ということが伝えられております。 文部省所管の財団法人で、このスケート連盟が、国際大会などを運営する国際事業部門で一億五千万という赤字を計上してしまった。また、当時の会長がこれらの部門をみずからの運営する会社に事務所を置いて、またそこに経理の透明性があったのかどうかということが問題になっています。 まず、文部大臣に総括的に伺いたいのですが、これから大いなる発展が期待される分野だけに非常に残念なことだと思いま……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。
先日、この委員会で、株式会社で設立をされたLEC大学、こちらの方について、予備校や大学というものが混在して区切りがしっかりしていないんじゃないか、あるいは教授会などがきちっと構成されていないんじゃないかと問題を挙げました。文科省としても、それらのことはもう把握をしているとお答えになったんですが、その後、何か指導などなさったのかどうか、お答えください。
【次の発言】 それでは、細かい項目などは後ほどまたよく説明していただきたいと思いますが、この委員会でも話題になっているサッカーくじについてお聞きをします。
昨年秋の新聞記事ですが、百五十四億円の債務が……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 法案に先立ちまして二点ほど取り上げたいと思います。 一つは、日本スケート連盟の問題について、先般、いろいろお聞きをしてきましたけれども、目下調査中の国際事業委員会の経理問題というのがあるわけですが、これとはまた別に、きのうきょうと、連盟の理事の方が経営する野辺山のリンクをめぐって報道がございました。 とりわけこのリンクにショートトラックの合宿が集中していたという問題にあわせて、一億円という金額で連盟がこのリンクを購入しようではないか、こういう話があったと。経営をなさっている理事の方が連盟に購入のお願いをし、また連盟として購入のシミュレーション、こ……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。
私は、幼保一元化という言葉を聞いたのはたしか三十五年ぐらい前だったかと思いますけれども、今回の制度は、地道な議論が積み上げられてきて、本格的に生まれてきた制度であることを期待したいんですが、まず文部科学大臣及び厚生労働副大臣にお尋ねしますが、だれのための制度創設なのか、そしてまた、これは本格的な幼保一元化なのか、それとも幼稚園、保育園、さらにこども園、言ってみれば三元化なのか、理念について伺います。
【次の発言】 先ほど石井委員からも御紹介ありましたけれども、規制改革・民間開放推進会議の平成十六年十二月二十四日の答申、この施設の部分を見ていくと、「現……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。
まず、村山参考人に伺います。
日本の児童福祉施設のスペースが戦争直後のその時期の基準ということで、私ども、児童虐待防止法をつくる際に、虐待された子たちがどのような環境で過ごしているのか見てきて、そのことは痛感をしているんです。
今回、規制改革・民間開放の会議の方で、幼稚園あるいは保育園のどちらか緩い方の水準以下とする、この考え方に沿っていくと、施設の問題でどのようなことが言えるのか、そのお考えをまず伺いたいと思います。
【次の発言】 ありがとうございました。全く同感でございます。
次に、森田参考人にお願いいたします。
お配りになった資料で、こ……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。
私は本案に入る前に、ここのところ新聞紙上で、toto、サッカーくじのりそな銀行に未払いの債務に対して大変厳しい局面が生まれているという記事について、一体どうなっているのか、訴訟等の法的手段で支払いを求められたときにどうするのかということをちょっと伺いたい。
【次の発言】 これは、以前文教委員会と言ったこの委員会で、真剣な議論で、私は反対でしたけれどもね、各党それぞれの議員が長い議論を経ながら、相当議論してこのサッカーくじをつくったわけですね。
ちょっと伺いますが、平成十七年の二月八日に日本ユニシスと契約を締結して二十五年の三月三十一日まで、かなり長……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 先日の質疑に、少し再質問という形で厚生労働省の方に伺いたいんですけれども、今回の認定こども園の幼稚園型あるいは地方裁量型におきまして、認可外、こういうことで保育所ができてくる。他方で、保育所の運営経費が一般財源化されたことによって、専ら経済的な理由で現状の認可保育所、こちらへの予算が自治体で減額されてしまうんじゃないかということを危惧しております。それに対して、やすきにつくような形での認定ということにはならないような基準を設けていきたいというふうにお答えになっているんですが、これは具体的にどういう内容なんでしょうか。
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 この法案の審議に当たりまして、私は、障害があって、普通の小学校に入りたいという金井康治君という少年のことを思い出すんですね。彼は、もう既に若くして亡くなってしまったんですが、小学校に入りたいということで、当時はなかなか入れてもらえないということで大変な問題になって、たしか校門まで行って、校門でテントを張ってボランティアの人たちに教えてもらうみたいなことをしていたなと。そのときに、学校の中での統合教育、今日インクルージョンと言われる流れ、やはり時代が少しずつ動いて、世界の世論、大きく動いてきたなということを実感しながら、質問に入らせていただきたいと思い……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 まず、市川参考人に伺いたいんですが、きょうのお話でも、軽度の障害を持っている、発達障害のお子さんだとか、十年前と比べて大変ふえているんだというお話を聞かせていただきました。他方、梅ヶ丘病院も含めて、では、ますます医療の現場でも子供の心や発達にかかわる取り組み、もっともっと増強されなければいけないと思うんですが、これも例外なく行革の波でいろいろ大変なところだと思いますが、この分野で、今実際にそれだけお子さんたちがかつてよりふえている中で、研究ないしは治療の取り組みについて体制はどうなのかということについてお聞きしたいと思います。
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 大事な法案審議があるんですが、一般質疑の機会がなかなかとれないということで、今国会で何度か馳副大臣にお聞きをしたスケート連盟の問題、大変関心を持って見てきたわけですけれども、簡単に、まず三点にわたって、事実がどうなっているのか。 これは報告書が三十九ページにわたって文科省の方に提出されたというふうに聞いていますけれども、例えば、国際スケート連盟役員招聘五万ドルというようなことが書かれておりますが、これは不適切であれば返還させるということがないのか。あるいは、国際事業委員会扱いの大会経費として認められていない部分が弁済された、こういうふうにあるんです……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 杉浦大臣、お疲れさまでございます。 先ほどからの就任直後の死刑問題での御発言をめぐるやりとりを聞いていて、私は、大変深く大臣が、命の重さ、この制度についてのさまざまな議論ということに思いをはせながら、苦悩していらっしゃるなという思いを持って見ておりました。 御存じと思いますが、私は、死刑廃止推進議員連盟事務局長をやっておりまして、五年ほど前から、衆参百人を超える超党派、すべての政党の議員が、党によっても両論あるわけですけれども、この死刑の問題をとにかく国会でしっかり議論していこう、それから各国とも議論を交わしていこう、こういう呼びかけをしておりま……
○保坂(展)委員 社民党、保坂展人です。 私は、裁判官の定員にかかわって、裁判員制度などに対応する体制についても聞く予定だったんですが、既に同僚委員から同種の質問がありましたので、そこは割愛いたしまして、短い時間ですので、先般の、大臣にもお聞きをした法務省の工事について、二、三お聞きをしたいと思います。 法務省の工事が九九%の落札率ということで、大変この率が高いということに着目した。そしてまた、新聞記事にもたびたび談合情報などが寄せられている。これは、違反行為はないし今後もしないと誓約書をとって済ませてきたそうですが、さらに天下りの問題もあったんですね。これは具体的にこれから官房長に伺いま……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。
まず、本日のニュースで、防衛施設庁発注の土木建築工事で、元施設庁の技術審議官ら三人が追起訴され、そして、これらの工事を受注した業者らを略式起訴した、こういった報道を伺いました。この業者の方、どういった業者だったのかというのを答弁いただけますでしょうか。
【次の発言】 それでは、今刑事局長が答弁していただいた八社ですか、この中で、二〇〇〇年以降、法務省発注工事を受注していなかった会社というのはわかりますでしょうか。
【次の発言】 そうしますと、鹿島、大林、大成、鉄建、五洋、りんかい日産、清水建設については工事発注実績はあったと。
官房長に伺いますけれ……
○保坂(展)委員 昨日に質問をいたしました点に引き続いて、まず法務大臣に基本的な見解を伺いたいのですが、例えば、談合等について議論してきているわけですが、法務省は、みずからのことについては、他省庁より厳しい基準あるいは姿勢でこの問題に臨んでいかなければいけない、こういう認識はございますか。
【次の発言】 刑事局長に来ていただいています。
昨日も答弁いただきましたけれども、今回、防衛施設庁における官製談合事件がございました。官製談合といっても、役所のOBの方がかなり業者を束ねたり仕切ったりというようなことで、大きな役割を果たしていたと報道等で聞いています。この官製談合の問題点、端的に、どういう……
○保坂(展)委員 社民党、保坂展人です。
まず局長に伺いますが、現在、警察庁、法務省などで既に採取し保管してある指紋情報には、どのような類型がありますか。
【次の発言】 法務大臣、それ以外にないんですか。
【次の発言】 指紋情報に係る法案審議なんです。現在、警察庁、法務省で持っている指紋情報の類型を聞いているんです。非常に単純な質問です。大臣、答えてください。
【次の発言】 法務大臣、ほかにないんですか、法務省。
【次の発言】 指紋情報をこれから使うということで、既に警察、法務省で持っている類型すらすぐ出てこないというのはおかしいんですよ。
おおむね何人、その指紋情報はありますか。答えられ……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 まず、鷲見先生の方に伺いたいんですが、先ほど資料を使ってお述べになったお話の中で、指紋の照合の確度についてなんですけれども、こちらの二十七社が参加した公開試験があり、これは九九%以上の精度とあります。そして、あるいは一万人に一人くらい間違いが出てくるというお話もありました。指紋と指紋が間違って判別されるというのは、本人拒否というのと他人受け入れというのがあるそうですけれども、そのあたりの相関関係というのがどうなっていて、実際のところ、どのぐらいの確度だと、指紋の技術ですね、これについてもう少し詳しく。
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。
まず、私の方も自動化ゲートについてお聞きをしていきたいと思います。
法務省の入管局作成の自動化ゲートの事前登録のところ、先日も聞きましたが、登録時に要注意人物のデータに一応アクセスをしておく、先日の入管局長答弁では、外国の方が再入国する際に上陸拒否事由該当者などをチェックするという答弁だったんですが、これはどうなっていますか。日本人も含めて、定住外国人も含めて一応ブラックリストに照合するというふうに私はこのシステムを理解しているんですが、間違いないですか。
【次の発言】 きのう私は、二時間以上説明を聞いたんですが、日本人についてもブラックリストに照……
○保坂(展)委員 社会民主党・市民連合を代表して、政府提出の出入国管理及び難民認定法の一部を改正する法律案に反対、民主党提出の修正案に賛成する立場から討論を行います。 本法案は、テロの未然防止を理由にして上陸審査時に外国人に指紋、写真等の個人識別情報の提供を義務づけ、テロリストの入国等を規制すると同時に、入国審査及び退去強制の手続等に変更を加えるものであります。 テロの発生を未然に防ぎ国民の生命と安全を守ることは当然でありますが、その具体的な手段として本法案が規定する内容は、個人のプライバシーや、外国人と共生する自由で民主的な社会を築くという面で重大な問題をはらんでおります。 審議中明ら……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。
きのう、東京地裁で、村岡元内閣官房長官に対して、政治資金規正法違反事件ですが、検察側の主張を全面的に退けた無罪判決が出されました。自白の信用性ということに大変疑問を投げかける内容だったと思います。また、裁判長は、長い間御苦労さまでした、今晩くらいは平穏な気持ちで桜を楽しまれては、こう声をかけたと伝えられています。
法務大臣が判決内容について直接コメントできないのは十分承知しておりますが、国民が政治と金の問題について大変不信をいまだに持っている。信頼回復に向けた決意を伺いたい。
【次の発言】 この件で私どもが気になるのは、やはり検察審査会、この検察審……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。
法務大臣に冒頭伺いたいんですが、受刑者処遇法が昨年成立をした。また、この法務委員会で行刑施設の現状を徹底的に審議して、現在、未決拘禁の人たちに関する扱いをこれで決めていくわけですが、大臣、菊田幸一先生を御存じでしょうか。
【次の発言】 菊田先生は、この法務委員会での議論を踏まえて法務省が行刑改革会議という会議を立ち上げて、受刑者の処遇にかかわる貴重な議論をしていただいたという方で、当法務委員会でも来週、参考人として来られるという方でございます。
その菊田先生から連絡がございまして、私は郷里が宮城県なんですが、宮城刑務所においてちょっと心配する事態が……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 菊田参考人にまず伺いたいんですが、先日、四月五日、当委員会におきまして、この法案の審議の冒頭に、今回は未決をやるわけですけれども、既決の受刑者処遇はどうなっているだろうかという中で、昨年七月三日に宮城刑務所で受刑者の方がみずから亡くなったとされている問題について、菊田先生が宮城刑務所の方に行かれて、近隣の房にいた受刑者の方と面会をされて、亡くなる前に助けてくれという声も聞かれていたとか、あるいはその亡くなり方、口にちり紙を詰めて絶命、これはちょっと不審ではないかというような御指摘をされていることを紹介しました。 その結果、矯正局長は、巡閲官情願など……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 杉浦大臣、長時間御苦労さまですが、ごくごく初歩的な答弁をいただきます。ちょっと予告はありません。しかし、簡単なことで、基礎的なことです。 例の、法制審議会の全会一致で出された漸減条項のことです。この漸減条項は、「刑事施設の増設及び収容能力の増強に努めて、」という部分と、「被勾留者を刑事留置場に収容する例を漸次少なくすること。」こうなっていますね。つまり、前半と後半に分かれていると思います。 私の理解では、前半は、刑事施設あるいは収容能力、これを増設、増強しなさいということ、後半は、刑事留置場収容者がだんだん、漸次少なくなる、こういうことかと解しま……
○保坂(展)委員 お答えいたします。 いわゆる代用監獄における任意性のない自白が強要されることで、いわれない冤罪事件が絶えない、捜査機関に未決拘禁者の身体を拘束すること自体が違法な取り調べの温床である、こういうふうに指摘をされてきたところです。ダイヨーカンゴクという言葉は、日本の人権侵害の代名詞として国際的にもよく知られるところになり、国連規約人権委員会からも一九九三年、九八年と代用監獄の廃止勧告を受けているところであります。 御指摘の法制審答申の漸減条項を代用監獄の固定化、恒久化をさせないために法案に明記する、このことは、少しでも現状の改革を推し進める重要な意義があると考えております。か……
○保坂(展)委員 先週、アイフルの全店舗業務停止というニュースで、被害者の会の相談員に対して、テレビのニュースで、大変聞くにたえない暴言が報道されておりました。このやろう、おまえなんかつぶすのは何ともないんだとか、一部や二部や、借金取りには関係ねえ、こういうようなせりふでした。 金融庁に伺いますが、貸金業法二十一条違反について、具体的にどのような言動があったのか。業務停止についての違反事実の中に、カウンセリングセンター九州の件、西日本管理センターの件ですか、あると承知していますが、具体的にどういう言動があったのか教えていただきたい。
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 今の河村委員の事柄とはまた別なんですが、間もなく、六月から駐車違反が民間委託される、こういうことで、この民間の駐車監視員はみなし公務員ということでございます。新聞などにも出ていますけれども、これまでと違って、デジカメで撮影、いや、五分だった、でもこれは違反は違反、こういう形で厳しく運用されるというふうに言われています。 例えば宅配便の業界など、困惑して、半径四百メートルぐらいのところにステーションを置いて、そこから台車とかリヤカーとか、こういうことで対応しようとしている。 私は思いますけれども、例えば東京の町中に何々運輸とか何々急便というようなリ……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。
私たち社民党はこの条約には反対をしましたので、そういう立場ですけれども、与党並びに民主党の修正案提出の御努力には敬意を表して、しっかりと審議をしていきたいというふうに思います。
まず、法務大臣に伺います。
個人が心の中で犯罪を決意する、これは悪いことでしょうが、これが処罰されないのはなぜなのか、伺います。
【次の発言】 心の中はわからない、全くそのとおりですよね、心の中はわからない。多数人ならわかるのかということで、この議論が始まっているわけです。
大臣もおっしゃいましたけれども、心の中で決めても、現実の被害、法益の侵害が生じていない、そして、……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 続けて、今の議論につながる話なので藤本参考人に伺いたいと思います。 今回の与党修正案の方は、実行に資する行為、三条件を挙げていらっしゃいまして、共謀が成立した後であること、それから、共謀の段階を超えた、共謀行為とは別のものであること、さらに、共謀に係る犯罪の実行に役立つ行為であることと三つ挙げられているんですね。なかなか工夫の跡は見られると思うんですが、ただ一方で、この委員会のやりとりでも、共謀の現場に踏み込み、実行に資する行為がなくても逮捕するということもあり得るだろう、その際、逮捕した後に実行に資する行為が出てくるのか出てこないのかということの……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 昨日来理事会で問題になっていますが、入管法の審議の際に、我々野党の側から、もっと資料はないのかと、我々、ポンチ絵を二枚だけいただきましたけれども、その図面だけ見ても、これはいろいろ背景を考えなきゃいかぬということで、要求していました。しかし、余り資料はたくさんは来ませんでした。 しかし、何と法務省のホームページに、関係する入管の書類だけで、最適化計画といいますが、全部打ち出せない、二千ページぐらいに及ぶ大資料が掲載されている。この日付は三月三十一日ですね。つまり、この法案審議の際に、この中で確定しなかったにせよ、しかも、聞いてみると、三月の十日には……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 杉浦法務大臣に伺います。 日本ペンクラブが、今回の共謀罪反対の声明を出されました。長いので全文は紹介しませんが、 共謀罪の導入がこの世の中と、そこで暮らす一人ひとりの人間に何をもたらすかは、あらためて指摘するまでもない。民主主義社会における思想・信条・結社の自由を侵すことはもちろんのこと、人間が人間であるがゆえにめぐらす数々の心象や想念にまで介入し、また他者との関係のなかで生きる人間が本来的に持つ共同性への意思それ自体を寸断するものとなるだろう。 この国の戦前戦中の歴史は、人間の心象や意思や思想を罪過とする法律が、いかに悲惨な現実と結末を現出……
○保坂(展)委員 社会民主党の保坂展人です。
与党の提案者の皆さんから、きょうお昼前ですか、いただいたものですから、一点だけお聞きします。
六条の二、ここに組織的犯罪集団ということで縛りをかけて、その中で、「別表第一(第一号を除く。)」と。ここに絞って、なぜ第一号を除いたのか、お願いします。
【次の発言】 さすがに見識の高い修正作業で、ここは評価するわけですね。私も共謀の共謀はないと思います。
そうであれば、これは質問ではありませんが、内乱予備・陰謀の共謀とか外患予備・陰謀、私戦予備の共謀も論理的にはあり得ないので、ここは宿題になるなと。来週以降、ぜひ議論をさせていただきたいというふうに……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。
木村参考人に伺いますけれども、大変、やみ金対策ということでずっと取り組まれてきたことに本当に敬意を表したいと思いますが、今回の立法で、これまで泣き寝入りをされてきた多くの被害者、これは五菱会関係かどうかはわからないわけですけれども、続々と名乗りを上げられたり、損害回復ということで、何とかならないのかということで声を上げられる可能性というのはどのくらいあるとお感じになっていらっしゃいますか。
【次の発言】 続けて、先ほどの意見陳述の中で、違法収益吐き出しの制度について、なお課題が残っているということで、三点ほど挙げられておりますが、最後に「例えば、国や……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。
先日、四月二十一日に、入管の問題について、アクセンチュア社の低価格入札という問題について伺いました。
その続きなんですが、現状はどうなっているか。低価格入札以降、自動化ゲートの試作機がつくられ、いよいよ本格運用段階に入るというふうに聞いていますが、簡単に、現状がどうなっているのか、入管局長、お願いします。
【次の発言】 これは、もしよろしければ入管関係を担当されている河野副大臣に答えていただきたいんですが、アメリカのUS―VISITと今度入管で入れる仕組みと差はないんですね。前回、答弁で確認しています。差は、アメリカの方は査証段階で指紋をとるぐらい……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。
きょうは、北側大臣に耐震偽装について伺いたいと思います。
十二月に行われた証人喚問では、姉歯元建築士は、最初の偽装はグランドステージ池上という証言をされたと思います。ところが、グランドステージ池上よりも早く確認申請がなされ、また、その確認もおりた他の物件が、国土交通省が発表されている構造計算書偽造物件の中にもあるというふうに聞いているんですが、これは事実でしょうか。
【次の発言】 今の答弁で、つまり池上以前にもあったというふうに答弁を理解するわけですが、こちらの方は木村建設の施工ではなくて、また、元請設計の方も井上建築企画研究所というふうに聞いてお……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 福岡で非姉歯物件が出てまいりました。この問題、どこまで広がりを持つのかということを考えるために、きょうは、東京郊外で旧住都公団、現在都市再生機構ですが、八九年から九二年まで、バブルのころですね、分譲されたマンションの中で、これは考えられないぐらいの欠陥が見つかった。 入居当初から雨漏りはするは何だ、かなりぐあいが悪くて、十年後に検査をしたところ、コンクリートの壁は気泡だらけ、そこから缶が出てきたり、鉄筋が曲がっていたり破断していたり。四十六棟九百十九戸ですかのうち、十六棟は建てかえが決まった。もう今、工事をしていたりとか、工事中と聞いています。これ……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 先日、十三日の質疑に触れた公団の欠陥マンションの問題で、再び理事長にお越しをいただきました。先日の答弁では、これまで建てかえ補修費におおよそ年度末見込みで三百億と答弁をしていただいたんですが、その後請求した資料によると、現地の事務所維持費あるいは補償費などを含めると三十一億円ほどあって、トータルで三百三十三億円という報告を、私、機構の方から受けました。 とすると、理事長に伺いたいんですが、四十六棟中、まだ今工事途上であるということなんですね。そうすると、先日は五百億円以上はかかるんじゃないかという答弁でしたけれども、これは六百億円以上かかってしまう……
○保坂(展)委員 杉浦法務大臣に伺います。
談合が国民や社会に与える損失は何なのか、また、厳しく摘発されなければいけない理由は何か、端的にお答えください。
【次の発言】 法務大臣、私は昨日、法務省の発注した東京入管の庁舎及び宿舎、そして東京拘置所の建築工事の入札状況の資料を入手いたしました。
見て驚いたのは、予定価格、東京入管だと、一回目の入札が七十一億四千四百二十万に対して請負価格が七十一億八百五十万、極めて近い数字が出ているんですね。それから、東京拘置所の工事も大がかりなものでした。これも一回目の入札が、予定価格が三十六億四千七百七十万円に対して請負が三十五億千七百五十万。これらの東京……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 私も、小泉総理に格差の問題をお尋ねしたいと思います。 先ほどのやりとりでもありましたけれども、総理は、我が党の福島みずほ議員に対して、貧困層を少なくするという対策とともに、成功者をねたむ風潮、能力のある者の足を引っ張る風潮ですか、厳に慎んでいかなければいけない、この社会の発展はない、できるだけ成功者に対するねたみとかそねみという感情を持たないで、成功者なり才能のある者を伸ばしていこう、そういう面も必要じゃないかと。先ほども同趣旨のことをおっしゃいました。 私は、総理のおっしゃるその成功者という言葉の意味、これについてちょっと考えてみたい。例えば、……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 久間長官にお聞きをしていきたいと思います。 就任直後から大変厳しい事態で御苦労さまでございます。ただ、今回の集中審議はちょっと時間差審議みたいなものでございまして、本来なら、国会閉会の前にこういうものは出していただいて、前通常国会でしっかりと防衛庁のあり方ということをただしていくべきことだったというふうに思いますが、その点、閉会を待っていたかのような報告書のタイミングというのは大変納得がいかないということを申し上げた上で、久間防衛庁長官も、過去の長官としての経験もございます。今回、長官に就任するに当たって、やはり、かつての調本事件、そして今回の施設……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 安倍総理、きょうも朝のニュースでいじめ自殺のニュースが流れました。バスケット部の中で人間関係に悩んでいた、女の子が残したメモには、これでお荷物が減るからね、何もかももう頑張ることに疲れました、こういうメモがありました。 私は、ぎりぎりまで頑張って、もちろん学校も部活も大事ですけれども、命以上に大事なことはありません。もうこれ以上やっていけない、学校に行ったらもう自分は生きていけないという状態になったら、一たん一時避難をして、とりあえずその危険から身を遠ざけて心の傷をいやすということが必要かと思うんですね。その点、総理、どうお考えですか。
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 官房長官、来ていらっしゃると思いますが、実は、昨日、安倍総理に対して、この教育基本法案の基本的な構成について尋ねました。もう官房長官も御存じのとおり、この法案は、二条の教育の目標というところで、その五項で、「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと。」という文章が、これは与党の中で相当議論されたと聞いていますが、これが入っています。 さて、この二条五項は、教育の場、学校教育を中心にこれが当てはめられていくのか、それとも、この法案全体の中には家庭教育というものも……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 私たちは、現行教育基本法は政府提案のように変えるべきではないという立場でこの間議論をしております。 まず、宮本さんに伺いたいんですけれども、先ほどの意見陳述の中で、変えるということにおいてはやぶさかではないけれども、拙速は避けるべきではないかということをおっしゃっていただいたと思います。 未履修の問題、そしていじめ自殺が九九年以降ゼロ、しかし、新聞報道されたものだけでも二十をはるかに超えるいじめ自殺と疑われる事例もある。そして今日、大変深刻になってきているのは、未履修問題で二人の校長先生が亡くなった。しかも、本来命の大切さということを子供に向かい……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。
伊吹大臣、まず冒頭、きょうの新聞に、この委員会で初めてお尋ねした、いじめ自殺がゼロ、これについて見直す、こういう報道がございます。十六件について再調査をするということですが、私の方からは、この文部科学省のリストに必ずしもないかもしれない、新聞報道などで疑わしき事例というものも調べていただきたい、こういうことも含めて再調査を指示なさっているというふうに受けとめてよろしいんでしょうか。
【次の発言】 また、予告の手紙という大変心痛い事態になっています。私たちは、もちろん、こういうものに負けないで身の安全を守れというふうに子供たちに言いたい。同時に、追い詰……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 私は、官房長官が今回のタウンミーティング問題について、これは徹底的に調査をするんだということで、全百七十四回についてきちっとこれを調べる、うみは出す、こうおっしゃっていることについて、しっかりこれはやってもらいたいと思います。 さらに、その政府の調査は政府の調査で時間がかかるということでございますので、私なりにちょっと考えてみました。いろいろなところであいまいになることがありますけれども、タウンミーティングに関しては、多分これは、内閣府の大臣官房会計課で入札をかけていますから、つまり、これだけのタウンミーティングは業者が介在しないとできないですね。……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。
官房長官に伺いたいんですが、この委員会は、いじめ、未履修、そしてタウンミーティングの集中審議であります。この委員会で、大量動員の問題、それから謝金の問題、これが、きょう官邸で間もなく発表されようとしている最終調査報告書にどういうふうに投影されているのか、中身は十分なのか、これを今いただけていない。これはちょっとフェアじゃないんじゃないでしょうか。委員会をどういうふうに見ているのか。国会軽視じゃないかと思います。いかがですか。
【次の発言】 私もいろいろな書類を日常的に見ていますが、きょう、あと数分後にいただいて、それをさわって、これはいいとか悪いとか……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 この青少年特別委員会で二〇〇〇年に児童虐待防止法が議員立法、超党派で成立をして、虐待をめぐる子供たちの状況というのは、社会的に大分スポットが当たってきたかと思います。ただ、一昨年の見直しもあり、また来年見直しも控えているわけですけれども、法律を変えるという部分ではなかなか手が及ばない、施設の問題というのがございます。 ちょうど三年前でしたけれども、この青少年特別委員会で、私たちは、北関東のある児童養護施設、社会福祉法人、一生懸命やっているところでしたけれども、見に行きました。子供たち、小学生たちは大広間で雑魚寝状態でしたね。そして、山の中にあった施……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 まず、森先生に伺いたいんですけれども、学校の先生の中に大変まじめな方が多く、また責任感も強いということは言わずもがなだと思いますが、とりわけ校長先生にはそういった責任感がひときわ強い方がなられているかと思います。 そこで、どうしたんだろうとこの間思ってきた出来事の中で、実は、この間亡くなっているのは子供たちだけではなくて、単位未履修のことを苦にした高校の先生がお二人亡くなっています。そして、小学校で、子供が金銭をとられたという被害を訴えたけれども対応してくれなかったじゃないか、これは、謝罪会見をされた校長先生が、翌日ですか、また亡くなっている。 ……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。
厚生労働省にまず数字について伺いたいんですが、児童虐待防止法が施行されて以降、先ほど報告にあったように、通報件数が急上昇しているということなんですが、子供自身からの通報、これは、通報件数自体がぐっとふえていますから子供からの通報もどうもふえていたかのように思うんですが、比率でいうとどうでしょうか。つまり、全体の通報件数の中で子供自身からの通報の率は上がってきているのかどうか、お願いします。
【次の発言】 ちょっと順番を変えたのがよくなかったのか、それは次に聞こうと思ったことへの答弁だったんですね。困りました。
要するに、児童相談所に子供自身が相談に……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 実は私は、二十四、五歳のころに、集英社という雑誌社から「明星」という雑誌が、今でも出ておりますけれども、その雑誌の読者コーナーで、いじめ問題、それから学校の中の悩み、こういうものを一ページ、子供たち向けに書き出す、そういう仕事を始めたんですね。そのタイトルが「元気印レポート」というタイトルだったんですね。ということで、今日、元気印という言葉が芸能界経由でいろいろなところで使われている。実はそのぐらい読者層の反応が強くて、その連載は十年続いたんです。それから「セブンティーン」という、週刊で出ていた、これはもう子供しか読まない雑誌なんですが、やはりいじめ……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 私も、いじめの問題について伊吹大臣に少し。 大変な事態が続いていると思います。何年かに一回、子供たちのいじめを苦にした自殺が続いたことがかつてあったんですね。これは七〇年代にもありましたし、八〇年代にも九〇年代にもあったんですけれども、しかし、今回はその広がりがちょっと不気味なぐらいだなと思います。もちろん、これは報道等で扱われることによって一歩手前にいる子たちが背中を押されちゃうという問題もあるんですね。これは我々も考えていかなければいけないと思いますけれども。 いずれにしても、前回この委員会で大臣に御紹介をしたチャイルドライン、きょうの東京新……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 十一月の二十四日になるんですが、朝日新聞に小さな記事が載りました。「海賊版の音楽や映像 ネットでの入手禁止」、これは政府の知財本部が、最近「YouTube」などで音楽や映像を違法にコピーした海賊版をインターネットからダウンロードすることを全面禁止である、罰則を設けるということも書かれている。〇八年の通常国会に提出予定ということで現在検討中であるということですが、これは大変な反響でして、私のもとにもいろいろな問い合わせとか、どうなっているんですかと、私もよくわからないんですが。今回の法改正の内容ではなく、今検討中の内容ですが、例えば、添付ファイルを開い……
○保坂(展)委員 社会民主党の保坂展人です。 法務大臣、副大臣、そして政務官、御就任おめでとうございます。とりわけ法務大臣には、法務行政のトップとして、国民の声に真摯に耳を傾けていただきたいということをお願いしたいと思います。 きょうは、十七の高裁、地裁に総計百九十人の方々が、被爆者として原爆症認定集団訴訟ということで闘っておられます。御承知のように、既に大阪、広島などで原告勝訴、国の敗訴の判決も出ております。そういうことで、きょうは、石田厚生労働副大臣にも宮坂審議官にも来ていただいています。また、傍聴席には、被爆をされた十一人の方がいらっしゃっております。ぜひ、この被爆の問題、今日北朝鮮……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 本案に入る前に一点だけ、現在の新聞紙面をにぎわせております水谷建設事件の福島県ルート、この事件、いろいろ多様ですけれども、最近の報道によると、木戸ダムでしょうか、平成十二年八月入札における前田建設の役割、この前田建設がチャンピオンということで指名をされる際の鹿島の役割等々が報道されています。 そういえば、昔ゼネコン事件というのがあったなと。新聞紙面によれば、こちらの東建協、東北建設業協議会ですか、こういうようなものも現在も健在だ、こういうふうに語っている関係者もいるということですが、刑事局長にこれら現状を、別に捜査の細部についてお尋ねするというわけ……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。
新井参考人に主に伺っていきたいと思いますが、まず、今回の信託法改正案における信託の公示方法の厳格化ということについて、公正証書または私署証書というんでしょうか、公証人認証があるものというほかに、確定日付のある書面なども認められている。このあたりはどういう問題を含んでいるのかについて、お願いします。
【次の発言】 続けて伺っていきたいんですが、信託業法が、この信託法改正にあわせて条文が追加をされる。そして、自己信託により設定した信託の受益権を政令で定めるところの人数以上に販売する者については登録制だというお話もあります。実際に何人になるのか、これはわか……
○保坂(展)委員 社民党の保坂です。
ちょっと大臣と基礎の基礎のお話をさせていただきたいんですが、よろしいでしょうか。いいですか、お疲れだと思いますが。
信託ということは、そのまま読めば、信じて託するということであって、中身的には、委託者が受託者に財産の移転その他の処分をして、一定の目的に従って受益者のために財産の管理あるいは処分をゆだねていくということだと思いますが、それでよろしいですよね。
【次の発言】 先ほどからこの委員会でもたびたび問題になっている自己信託という言葉についてちょっと考えてみたんですが、託するというのは、預けるとか頼むとか、自分以外のだれかに託するというふうに使われる……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 きょう、本題に入る前に、一、二問だけ。 今、小泉政権五年五カ月で、タウンミーティングというのは大変大きな舞台だったわけですね。その舞台の中で、教育にかかわるミーティングで、複数の、最初八戸でしたが、きのうさらにあったということで、官房長官は全タウンミーティングを見直す、調べる、こうおっしゃっているわけなんです。 ここで、司法制度改革という大事なタウンミーティングもやっているわけですね。この司法制度改革のタウンミーティングも当然調査の対象になるだろうということなんですが、官房長に来ていただいていますけれども、これは、どっちが重い、軽いはないんですけ……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 ただいま伊藤委員の児童虐待、親権の一時停止、私たちも超党派で児童虐待防止法に取り組んでおりますので、ぜひ法務省の方もしっかり取り組んでいただきたいと思います。 きょうは一般ですので、前回聞きましたタウンミーティングの問題を取り上げたいと思います。 法務省とタウンミーティングはどう関係があるのかということでございますが、司法制度改革タウンミーティング、これは広島のチラシのコピーですが、全七回でしょうか、行われております。配らせていただきました、全七回。この全七回なんですが、これは一回約一千万かかっているそうでございます。だから、単純計算すると七千万……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 昨日の北朝鮮による地下核実験の発表、社民党は強く抗議するものでございます。六者協議における共同声明、日朝平壌宣言に反するだけではなくて、核廃絶を願う世界の人々を踏みにじり、核不拡散体制への野蛮な挑戦であり、決して許すことはできません。 私たちは、核廃絶を目指して、南北朝鮮を含む北東アジアの非核化を求めてまいりました。北朝鮮が核放棄に向けて無条件、即時に六者協議に戻るべき、国際社会の連携によって、今回の暴挙がさらなる暴走に至らないように、平和的、外交的な解決を求めていくべきだと考えます。 そこで、まず防衛庁長官に、事実関係について伺いたいと思います……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。
昨日、外務委員会の方で麻生大臣が、オスプレー配備問題について、これは、完成品になった、つまり欠陥を克服して完成品になった段階で置きかえていく可能性は、我々としては十分考えておく必要がある、こう述べられました。
防衛大臣に聞きますが、同じ見解でしょうか。
【次の発言】 では、麻生大臣に伺いますが、昨日は、二〇〇〇年代に入ってから事故を聞いておりません、当然ながら軍事技術は進歩をする、完成品ができるのであれば、それに置きかえていこうという努力を向こうがするのは当然だとおっしゃっているんですが、これは間違いないですか。
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 安倍総理に伺いますが、総理は、教育再生、再生という言葉を意識して使われているんだと思います。中曽根内閣の時代あるいは小渕内閣の時代に教育改革と言われましたね。改革という言葉は前内閣で大分使われました。ただ、再生という言葉に私はちょっと違和感を感じるところがありまして、教育というものがかなり危機に瀕していて、ぎりぎりのところに来ているか、それを超えたか、こういう状況認識なのか。私自身の認識は、いろいろな問題はあるけれども修復が十分可能である、こういう認識なんですが、再生という言葉の総理なりの意味づけについて伺います。
○保坂(展)委員 社民党、保坂展人です。 伊吹文科大臣に一点だけ。これは細かい数字ではありません。文部科学委員会の中で、あるいは理事会で、サッカーくじ、totoが大変不振だ、助成金も出ない状態になっていると。そして、これは立法当初、宝くじ並みに射幸心をあおらない、ギャンブルとはなかなか言えないものでございますというのが当時の文部省の説明だったんですが、当たりやすくして。去年、四億から六億ということで、次の当せんは、出ると六億円という最高値になるかもしれない、こういうことで大変心配をしているわけですね、いろいろな意味で。つまり、青少年への影響という意味でいえば、いよいよ出やすくなってきた時期だ……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。
まず梶田参考人にお願いいたしますが、今回、中教審答申、土日返上で非常に大変スピードでまとめられたということなんですが、教育再生会議の第一次答申の骨格を生かしたとされていますけれども、イコールではないということでございます。
教育再生会議の第一次報告の中で、何か、これはちょっとのみ込めないな、少し保留にした方がいいのかな、こういう点はございましたか。印象に残るものだけで結構です。
【次の発言】 次に梶田参考人と高倉参考人に同じことでお伺いしたいと思いますが、結局、時代が動いているということで、その時代の変化を身につけるためのスキルアップというか、リニ……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 伊吹大臣に、教員免許のことについて伺っていきたいと思います。 例えば、国会議員年金の制度も変わりましたね。十年を超えた方については相当残り、十年に満たない方については全くなくなった。こういうような形、これは例がいいのかどうかわかりませんけれども、いろいろな制度を変えるときに、激変緩和措置であるとか経過措置的なものがよくとられます。 今回、現職の教員に対して、教員免許を所持されている方についても、文部科学省がグループ分けをして、ここのところで更新講習を受けなさい、これに来なければだめですよ、こういう制度をとることについて、私は、少なくとも、十年とい……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 きょうは、教育再生会議でいろいろ議論をされている、その議論が子育て中のお母さんたちにもかなり波紋を呼んでいるんですね。例の親学の提言の問題。これは正式にどこまでどう出てきているのか後でお聞きしていきたいんですけれども、まだ、その報道ぶりも、新聞によって一部中身が正確に伝わっているのかどうかもわからないんですが、私は長年子供の教育の問題から、十数年前のあの、早期教育といって、生まれたらすぐ読み聞かせをして、カードを見せて、音楽そして外国語をシャワーのように聞かせてというのをゼロ歳からやったお母さんたちをずっとインタビューしたことがあります。途中で挫折を……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 藤田参考人にまずお聞きをしていきたいと思います。 私は、八〇年代から学校現場でいじめや校内暴力、いろいろな事件が起こるたびに、現場に行って子供や教師の声、親の声を聞いてきた体験を持っていますけれども、学校に多々問題はあるということも言ってきました。しかし、現在の安倍総理あるいは教育再生会議のおっしゃっている再生という言葉に非常にひっかかっています。 なぜかといえば、再生という言葉はいろいろな意味合いで使われますけれども、一般的には、死にかけてしまったり、既に死んでしまっている、ぶっ壊れてしまったものを立て直す、蘇生させる、こういう意味に使われるわ……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 きょうは伊吹大臣に、午前中、教育再生会議や中教審をめぐる議論がありましたけれども、道徳教育についてちょっと伺っていきたいと思います。 教育再生会議では、小中学校において徳育という正式教科でやっていこうというような議論が展開をされているというふうに聞いております。これに対して山崎中教審会長が、先月二十六日でしょうか、日本記者クラブで、価値観が多様化する中で倫理的な問題は学校になじまないのではないか、道徳を学校で教える必要はないのではないか、こういう意見を言われた。さらに、人の物を盗んではいけないということは教えられても、本当の倫理の根底に届くような事……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 まず、市川参考人にちょっと総括的に御意見を伺いたいんですが、私は、内閣が、教育再生、こういう言葉を使っていることに実は違和感を持っているということを繰り返しこの委員会でも述べてまいりました。この委員会も教育再生に関する特別委員会となっておりますし、教育再生会議、こういう名前で、現にいただけない議論も多いんですけれども、再生再生、こういうふうに言われています。その再生会議では、「公教育の機能不全」、こういう言葉まで出てきているわけですね。 私は、八〇年代から、校内暴力の現場あるいはいじめの相当ひどい事件、親や子供、学校などにずっと聞いてきた、活動して……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 きょうは、民主党の提案者にまず伺っていきたいと思います。 先ほどの答弁、石井委員のと、ちょっと問題意識が重なったところがございますので、そこは、ダブっているところは少し簡略にしていただいてお答えいただきたいんですが、教員免許更新制がアメリカのすべての州ではなくて幾つかの州で実施をされていて、そのアメリカの研修、更新の制度自体が、教員のレベルの問題であるとか、日本のように研修をずっといろいろな機会でやっている国と大分違うという事情、それからカナダのオンタリオ州などでまさにこの更新制が導入をされたけれども、はかばかしくなくて、一年後に撤回をされたという……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 安倍総理に質問をいたします。 教育をよくしたい、いいものにしたい、これは多くの人の願いです。ただし、教育再生会議が半ば前のめりになりながらいろいろなことを言われている。内容については相当異論がこの委員会でも巻き起こりました。 端的に伺いますが、親学の提言、こういうものが出されるだろうと言われました。例えば、保護者は子守歌を歌い、赤ちゃんのひとみを見ながらおっぱいを上げる、こういう提言。しかし、提言自体の緊急アピールは出されていないですね。どういうことになっているんでしょうか。総理としての見解を問います。
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 我々の年金はどこに行ったんだと同窓会に行くと必ず言われますね。柳澤大臣に伺いたいんですが、私は、実は一九九九年、決算行政監視委員会、当時、原田昇左右先生が委員長だったときに、公的宿泊施設の点検ということを徹底的にやろうじゃないかと。グリーンピアがどうもこれは放漫だなということに着目をいたしまして、今検索したところ、十二回やっているんですね。グリーンピア事業について、これは国民の年金保険料を持ち出すことになってしまうんじゃないかという危惧を感じて、結局は持ち出すことになってしまったわけですけれども。 基本的なことを伺います。 グリーンピアは、年金の……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 昨年、教育基本法の審議の入り口のところで、新聞記事だけで二十八件、いじめが理由と思われる、亡くなっている子供のニュースがあるではないか。文部科学省では、これについてゼロと答えているけれども、どうだろうかということについて、調査を先日発表していただきました。そうやってしっかりやっていただいたことについては、大変よかったというふうに思います。私が指摘したのに加えて四十件をお調べになったということなんですが、これは私、意見としてきょう申し上げておきます、受けとめていただければと思います。 四十件中十四件にいじめがあった、その児童生徒がいじめを受けていたと……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 私は、昨年の十月二十日に、伊吹文科大臣に、これは長年未解決の事柄として、財団法人日本美術刀剣保存協会の問題について質問をさせていただきました。そこでも、平成十三年の当時に、理事や親族が審査に関与するということは正した方がいい、こういう文化庁の指導があって、この協会としてもこれに応じるという旨の回答があって、しかし、それがそのまま無回答状態が続いているということを申し上げ、そして大臣からは、やはり、そういう一つしかない鑑定機関がいささかも疑念などが生じてはならないんであって、国民の信頼が回復するように文化庁はしっかり努力をさせる、こういう答弁を明快にい……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 私も、この委員会で三回目になりますが、日本美術刀剣保存協会の問題を引き続き文化庁並びに伊吹大臣に問うていきたいと思います。 長年滞り、また混迷してきた刀剣協会の不正常な事態、今佐々木議員からもありましたが、この事態を解消しようとして、故橋本龍太郎元総理大臣、会長になられて、昨年の五月十八日には理事会で、文化庁の指導に従って本案件の解決を図れ、それまでは人事を凍結するとおっしゃっているというふうに伺っています。 前回も取り上げました二月二十六日付のこの協会の文書は、「文化庁とのやりとりについて」という表題でありまして、前回は私と大臣とのやりとりが正……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。
原子力研究開発機構がイーターの実施機関になる。先ほど来予算の話がありますが、予算総額、これはどのくらいになるのかという点と、長期にわたる運営の中で、参加国が財政負担を中止したり撤退した場合、これは総額の割合は、日本政府の負担額は当然上がると思うんですが、その辺についてお願いします。
【次の発言】 今の試算で、三十五年で日本の分担、試算値で千八百億円という話でした。
一方で、日本に、幅広いアプローチ施設として、国内九百二十億円規模の施設が建設をされる、こうあります。この国内施設は先ほどの千八百億円の中に入っているのか、また別なのか、この点と、建設費、……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 私は、この法案に先立って、この委員会できょうを含めて四回目になりますけれども、日本美術刀剣保存協会の問題を大臣並びに文化庁次長にお聞きをしていきたいと思います。 この委員会で、「今月中」、つまりは昨年度中ですか、三月の末までに何らかの報告書を得るということで、これは、委員長のお計らいで、理事会でも報告の概要を聞かせていただきました。 そこで、文化庁の次長の方から、刀剣協会から文化庁に向けて出された三十日付の報告書について話をしていただいたんですが、説明を聞いていくうちに、窓口規制について、これはそのいろいろな改善策を示しているんだけれども、本音は……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 外務省に来ていただいているので、世界における核テロはどういう状況なのかをちょっと伺っていきたいんですけれども。 「核テロ 今ここにある恐怖のシナリオ」、グレアム・アリソンさんという方が書いた本を少し読んだんです。ロシアのエリツィン大統領の安全保障担当補佐官だったレベジ将軍は、九七年に、八十四個の一キロトンのスーツケース型の核爆弾が行方知らずであるという物騒な証言をされました。また、この本には、重量で二十二・五キロ、〇・二キロトンのデービー・クロケットという、ダイナマイト十万本相当、小型の、バックパック型の核兵器、そしてまた、ロシアの公立博物館には、……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。
私は、本日、日本美術刀剣保存協会の問題について引き続き質問をしたいと思います。
まず、文化庁の次長さんに来ていただいていると思いますが、昨日、新作名刀展というものが開催をされたようですけれども、文化庁の後援が出ていないということ、そして文化庁の後援は出るんだと、例年出ていますからね、というような情報が事前に流れていたとも聞いているんですが、そのあたりについていかがでしょうか。
【次の発言】 「刀剣美術」という雑誌にこの協会が、平成十九年度新作名刀展も協会主催、文化庁後援により開催されますという、広報というか、そういうのがされていますよね。このこと自……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 私も、大阪大学と大阪外国語大学の統合に当たって、特に夜間部の学生たちが極めてこれからを危惧するという声を上げておられたということを聞きました。同僚の田島委員が先ほどやりとりを十分しておりますので、そこのところはしっかりやってほしいということを一言要請をして、きょうは、ぜひ聞きたかった教育再生会議第二次報告について、大臣も含めていろいろ御見解を問うていきたいというふうに思うんです。 いろいろ言いたいことはあるんですけれども、非常に隔靴掻痒といいますか、教育再生会議でやっている議論が、この国会という場にはなぜか来ないですね。例えばきょうは、下村官房副長……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 予算委員会でもやりましたけれども、法務委員会、この委員会でも。裁判員制度、間もなく二年と少しで始まろうとしている。法務省所管の宣伝費は三億二千万円、そして裁判所は十三億円台、今審議している予算案では十四億円近い金額になっているものと理解をしております。 これまで、この裁判員制度の全国フォーラム、裁判所版タウンミーティング、こちらの方で、実際に契約書にあった平成十七年九月三十日という日、これは事後的に書き込まれた、いわゆるさかのぼり契約の可能性が高いという事実であるとか、また、さきには、私もどういう映画になっているのか見たいと思っておりますけれども、……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 今回の定員法でも、裁判員制度の導入のために判事の員数四十人、判事補の員数を三十五人増加ということで、裁判員制度を迎えて体制を強化しよう、一般的にはそれは必要だというふうに思います。 ただ、私は、予算委員会においてこの裁判員制度全国フォーラムの予算及び執行のあり方を追及してきました。二十七億円、二年間でかかりましたね。幾ら使ったのかというと、実は三億三千万円余っていたと。きょうはその点は聞きませんけれども、あえてここで復習しておけば、三億三千万余っていたうち幾らか補正の修正減額で国庫に返している、他は同じ目の中で流用している、しかしそれは幾らと幾らな……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 ただいま平岡委員の方からも、裁判員制度の広報についてお話が出ました。私の方は、引き続き最高裁に来ていただきまして、前回少し答弁が不明だった点について確認をさせていただきたいと思っています。 一番最初に、タウンミーティング事業なんですが、これは刑事局長に答えていただきたいんですけれども、電通と契約をした、関係業者の方も含めて最高裁に呼んで打ち合わせをしたと思います。企画を実施する体制、例えばこちらにいただいた報告書だと、だれがどのように担当するのかということもかなり図がかいてあって、電通のどういう人がやるというふうにかかれているんですね。 打ち合わ……
○保坂(展)委員 冒頭、昨日、原爆症の認定を求めた集団訴訟の東京地裁判決がございました。一部、九人の方は棄却ということになりましたが、これまで、大阪、広島、名古屋を初めとして、仙台、そして東京と、厚労省の認定基準に対して司法の場が、これは実態に合わせて見直すべきだという勝訴判決、基本的には昨日もそうだったというふうに思っております。 その内容に踏み込んでではなくて、法務大臣に伺いたいのは、例えば、先日の中国残留孤児の皆さんの問題、そしてハンセン病の方々の訴訟、政治の判断で、非常にこれは、昨年やりましたけれども、皆さん高齢化されておりまして、三十人の東京の訴訟の原告の方も、もう十一人が亡くなっ……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。
まず厚生労働省に伺っていきたいんですが、現在の児童相談所、我々は児童虐待防止法の二度目の改正作業に臨んでおりまして、相当ディープな議論を与野党ともに参加してやってきましたけれども、虐待の通報、そして虐待で入ってくる子が大変多いということですが、触法事件に対応できない、そういう現状があるのかどうか、簡単にお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 児童虐待防止法の改正作業の中でも、児童福祉行政と警察の役割、これを随分議論したんですけれども、警察庁に伺いますが、その次に厚生労働省にもお答えいただきたいんですが、例えば五十年前と比べて、少年担当の警察官や……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 法務大臣にちょっと伺っていきたいんですが、この法務委員会あるいは法務分野では、時折、与野党を超えて、これは緊急の救済が必要じゃないかというテーマが持ち上がり、それが今回の民法七百七十二条、三百日問題だと私は思っています。与党の中で御努力されていることもよくわかっていますし、何とかしたいなという気持ちであります。 ところで、報道によれば、法務大臣が閣議後の記者会見で、貞操義務なり性道徳なりという問題は考えなければならないという御発言があったと。長勢大臣の率直な人柄で、これはどういうことを意図されて言おうとされたのかなということをちょっと少年法に入る前……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。きょうはありがとうございます。 まず、久保参考人にお話を伺いたいんです。 私も、この「治安はほんとうに悪化しているのか」という本を読ませていただきました。久保さんは、東京都知事本局治安対策担当部長、こういう立場にいらっしゃって、ある意味で、体感治安、外国人犯罪の問題もそうかもしれませんけれども、特に少年の事件、これに対して非常に生理的な、いわゆる少年でない大人の側の反応が近年増加をしているということを書かれていると思います。例えば、あるデータによると、世論調査で、大人の事件より少年の事件の方を厳しく罰してほしい、こう考える人が四分の一いた、こういうデ……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 少年法の審議については、この法務委員会で随分しっかりした議論がされてきたと思います。実態を見に行く視察もしました。民主党からも大変いい修正案が出てきましたし、先ほど見せられた与党の修正案の中にも、虞犯の削除など、我々が求めていた内容があります。 ですから、こういう委員会の展開のときに、さらに議論して、いわば最終的な採決というのはいつかはしなきゃいけないというのはわかりますけれども、今の段階でもう時間切れであるという判断は、与党の議員の皆さんの努力も台なしにすることになると思いますよ、法務委員会は一体何をやっているんだろうかと。 意見が対立をしてい……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 私も、さきの法務委員会で、採決を強行するようなことはぜひやめていただきたいと申し上げたんですが、残念ながら、この少年法というかなり大きな原則を変更するような法案について採決を強行されたことについて強く抗議をしたいと思います。 また、この法務委員会、九九年に衆議院法務委員会でドイツの法務委員会を訪ねましたけれども、ドイツの国会の法務委員会は違憲立法審査権まであって、他の委員会の法案が憲法に合致しているかどうかまでしっかり審査する、こういう権威ある委員会でありまして、この法務委員会が、こういうペースで例えば次の更生保護法などもどんどん強行するというふう……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 私は今、二つの点で抗議をしたいと思います。 一つは、先ほど来開会に抗議をいたしましたけれども、更生保護法案、大変重要な法案だと思います。これまでの仮釈放や少年院の仮退院の扱い、そしてまたその最先端にいる保護司の皆さんの立場、大きな変更があるだろうという法案に対して、本日は非常に駆け足、また与野党合意がないまま参考人質疑などが入り、今ぎりぎりの協議に期待いたしますけれども、ぜひ委員長に対しては、拙速な採決などしないでしっかり審議を尽くしていただきたいということを申し上げたいと思います。いかがですか。
○保坂(展)委員 社会民主党の保坂展人です。 七条明法務委員長に対して、平岡秀夫君から提出された委員長不信任動議に賛成の討論を行います。 私が当法務委員会に参加をいたしましたのが一九九六年、時として激しい議論はあったものの、日程協議等については穏やかに行われる、これが常でした。 この委員会で体験した……(発言する者あり)ちょっと待って、不正常事態は、九九年の盗聴法をめぐる与野党対立でしたが、当時の杉浦法務委員長の日程設定に対して、私たち野党は、厳重に抗議し、委員会、本会議採決を欠席したという経緯がございます。 しかし、このときの法務委員会の状況は、何度となく理事会、理事懇を開催し、徹底……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 法案に先立って、きょうの東京新聞にも、四十一年前に起こった袴田事件について話題になっておりましたが、私は、この事件は冤罪の可能性が極めて高い、こう思っておりまして、十年越しで取り組んできました。 実は、長らくの間、彼は無罪をずっと訴え続けていたんですが、裁判に次々と敗れる中で、もうだれとも会いたくないと、弁護士だけではなくて肉親とも会わない状態、かなり長期にわたって会わないということがありましたが、今から四年前に三十分ほど、私は直接、弁護人や肉親のお姉さんとともに、御本人と話したことがございます。普通の会話は成立しなくて、彼の思い描いた空想の世界の……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 法務大臣に伺っていきたいと思いますが、先ほども話題になっておりましたけれども、裁判員制度の二月の調査結果では、知っている人はかなりふえている。しかし、義務であっても参加をしたくない、こういう方が三三・六%で、余り参加したくないけれども義務であるのなら参加せざるを得ない、こういう方が四四・五%と、かなり消極的な、八割という数字が出ております。 私、裁判員制度の広報費の問題をじっくり考えさせていただいた折に、裁判所がつくった「評議」あるいは「裁判員」、それから法務省でつくったDVD、これも見せていただいたんですが、特に感じましたのは、これは裁判所の映像……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 裁判員制度広報費問題で、二年間で二十七億円、今年度も入れれば四十億円を超える広報費の使い道ということを最高裁に何回か聞いてきました。 そこで、これは広報費だけが必要なのではなくて、職業裁判官が三名と裁判員が六名ですか、九人がそろって並ぶ席も必要だろう、評議を行う部屋も必要だろう、いろいろ必要だろうなということで、とりあえず経理局長に伺いますけれども、裁判員制度開始に当たって、施設整備でこの二年間、平成十八年、十九年、トータルでどのぐらいの金額を必要としているのか、これについてお答えをいただきたいと思います。
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。
犯罪被害者の方の長年の思いを受けとめての法案審議で何やら大きな声が飛び交うというのは非常に不謹慎だというふうに思いますので、委員長もしっかり注意をして、法務委員会というのは品格がある委員会だったはずであります。
私は……(発言する者あり)何ですか。
【次の発言】 私の発言で、別に与党を非難した発言はありませんよ。品格を持った委員会だったんですというふうに言ったんですよ。(発言する者あり)
【次の発言】 いや、これは本当に恥ずかしい姿ですよ、こんなのは。
十年前に片山隼君という小学生がひき逃げをされた。そして、懸命にお父さん、お母さんが目撃者を捜し……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 私、片山さんのお子さんが亡くなった、そして、その事故の現場も非常に近いところ、毎日通っている道路でございましたし、新聞記事を見て、片山さんに会いに行ったのは十年ほど前だったと思います。 話を聞いて、検察庁に赴いて、うちの息子はどうなったんですかと言ったら、教える必要はないんですけれどもねと言われて、検察審査会の用紙のコピーをただ渡された、その対応。それから、検察審査会についても、いや、実はお父さん、お母さんは申し立て権者じゃないんですよ、被害者じゃないんですよと言われて愕然としたということもつい先日のことのように覚えていますが、こういった法案がきち……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。
警察庁刑事局長にお聞きしますが、大阪で警察官が談合に関与して問題化しているという報道がありますが、どういうことでしょうか。
【次の発言】 この件は、不正摘発にかかわる警察官がまさにその不正のシステムに組み込まれたのではないかという容疑かと思いますので、これからちょっと注目をしていきたいと思います。
先般、拷問禁止条約に基づく日本政府の報告書に対する最終意見が国連の委員会でまとまった、松島大臣政務官にも来ていただいて、これをお聞きしました。その際の議事録を何度か読みましたけれども、まず警察庁に伺います。
例えば捜査の可視化の問題で、取り調べ時間につ……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。
裁判員制度と重要な関係があるので、法案に先立って質問をまずいたしますが、先日来、裁判員制度の実施に当たって裁判所の庁舎の改築あるいは増築、こういった工事が行われているということで、資料を求めていたところ、昨日、総額二百十五億円余りの裁判員関連工事の一覧表が私のもとに届いたわけですね。
経理局長にお聞きいたしますが、どうも、九九%を超える数値で落札された工事が随分あるなと思います。この工事名、受注業者名、予定価格、契約金額、落札率を教えていただきたい。
【次の発言】 経理局長は、今、一件というふうにお答えになっている。私の手元にある数字をどう見ても、……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。
まず冒頭、法案に先立って、昨日、久間大臣が辞任しました。私も原爆症認定訴訟についてこの委員会で何度か大臣と議論させていただきましたが、原爆投下に対する発言を受けての辞任だったというふうに受けとめていますが、長勢大臣はどういうふうにこの久間大臣の辞任、発言を受けとめたのか、答弁をしていただきたい。
【次の発言】 極めて許されないことだということでしたが、久間大臣は、しようがないかな、こういう言葉で大変憤激を呼んだわけです。誤解を与えたとおっしゃっていますが、発言自体は撤回されていないようですけれども、これは、核廃絶の決意ということを踏まえるならば、原爆……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 きょうは、裁判所の予算執行について伺っていきたいというふうに思います。 これから間もなく始まろうとしている裁判員制度のPRのために、裁判所は毎年十三億四千万円、一面の新聞広告やいろいろなところでPRを我々も目にします。こういった中で、裁判員制度タウンミーティング、こういう企画が平成十七年からあって、昨年の国会で議論がありました。いわゆる内閣府が主催をした小泉内閣当時のタウンミーティングで三千円なり五千円なり、小泉内閣当時では五千円ですけれども、こういったやりとりがあったという議論がされているそのときに、裁判員制度のフォーラムで、まさに、これは新聞社……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。
引き続き、裁判所の予算執行、この予算案でも裁判員制度の広報費約十四億円要求されていますので、最初に当たり前のことを聞きます。
裁判官及び裁判所職員の予算執行は、会計法令にのっとって、これを遵守して行う義務があるのかどうか。
【次の発言】 今答弁された経理局長は、昨年の一月三十日に経理局長に、前任者とかわられて就任をされている。前回、この裁判所版タウンミーティング、裁判員制度全国フォーラム、これはさかのぼり契約の可能性が高い、ただし、前任者のことだけれどもというふうにおっしゃいました。ところが、この裁判員制度全国フォーラムが、平成十七年十月一日に始ま……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 引き続き、十四億円の要求が出ております裁判員制度の広報費の問題、裁判所の方に聞いていきたいと思います。 前回、仲間由紀恵さんを起用した六億円のメディアミックス契約、これについても、写真撮影など主ないわば事業が終了して、事後的に契約が結ばれた、つまり、契約書が締結されて始まったのではないということを小池局長は認められました。 そこで伺いますけれども、十月二十日に契約書が締結されたということでありますが、小池局長が決裁をされたときに、これは事後的な締結、実態上の作業はもう始まっているということを知って決裁されたのでしょうか。簡潔にお願いします。
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 私からも、与野党合意の上で丁寧かつ充実した審議を続行していただきたいということを強く要請をして、質問に入りたいと思います。 先般、裁判所における裁判員広報の内容が、平成十七年、十八年度予算について、どうもわからないことだらけだ、契約書もでたらめである、日付も違う、こういうことがある以上、この予算審議のうちにしっかり報告をしてほしいということで、こちら、裁判員制度調査報告書という、このぐらいのボリュームの、これは会計書類が多いので、内容的には大変、A4三枚ぐらいのものですが、受け取りました。 ただ、その中で、十四件の裁判員制度広報の契約がありました……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 松岡大臣、例の何とか還元水の中身について、再三質問に、我々野党が追及をしていますが、お答えになっていません。そこで、ちょっと角度を変えてお聞きいたします。 松岡大臣の資金管理団体が国会内に置かれていて、光熱水費が五百万円を超えていた、これが問題になってきたわけですけれども、これは〇五年、五百七万円ということでしたが、この春、政治資金収支報告書で記載をした同欄、事務所費の光熱水費の部分はふえたんでしょうか、減ったんでしょうか、去年並みだったんでしょうか。真実一路というのが座右の銘、こう聞いていますので、お答えください。
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 高村大臣、予告がない、簡単なことなんですけれども、一言ちょっと伺いたいことがございます。 テロ特の議論でもたびたび出ていた話題なんですが、鳩山法務大臣が友達の友達はアルカイダという発言を海外プレスでしたことをめぐって、鳩山大臣自身、舌足らずだったというふうに釈明をされ、また、町村官房長官が注意をする、その注意の中で、事の経過を文書で提出しろということでやりとりがございました。我々も、テロ特で私も聞きましたし、法務委員会でもいろいろあの議論はしているんですが、高村大臣はこの種の発言についてどのように感じられておられるのか、これを聞いてみたいと思います……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。
舛添大臣に端的に伺いますので、短く答えていただきたいと思います。
ずっとその行方を追っている昭和三十二年の段階で集約をした旧台帳の中で、お配りした資料の右側にある、これは磁気テープ化されたもの、オンラインに入っているものですね、千三百六十五万件、これについては紙台帳で先ほどのワンビシアーカイブズに保管をされていると聞いてきましたが、本当に全件保管されているでしょうか。
【次の発言】 舛添大臣、今の長官からの答弁は、十月十一日の予算委員会と全く同じなんですよ。同じ答弁書を読んでいると思う。大臣は、政府の総力を挙げて旧台帳の様子も調べると言っているんで……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 まず舛添大臣に、細かいことは後で長官の方に聞きますが、基本的な認識、前回、十分間の質疑でさせていただいた、おおむね現在七十歳以上の方の厚生年金記録にかかわる、いわゆる旧台帳と呼ばれていますが、これは、戦争が激しくなってきたので、当時中央にあった記録を疎開させて、各地方で預かった。また、年金裁定が近づいてきた、戦後大体十年を経た時期にもう一回中央に集めた。その中央に集めた中で、年金に当時加入されている方、昭和三十年当時ですが、その方たちは、現存台帳として、使う可能性が高いなということで磁気テープ化して、紙の台帳も取り置いたということですね。これが千三百……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 まず、外務大臣にちょっと伺いたいんですが、けさの新聞に「韓国大使が「遺憾の意」」金大中さんの事件についての外交決着を表明したというのが読売新聞の見出しになっております。これについてなんですけれども、韓国の真相調査のための究明委員会ですか、それから報告がなされる。その中に、国家機関、公的な機関の関与は、これは大統領の関与までは書かれていませんけれども、少なくとも公的な、KCIAの機関の関与というのは書き込まれているわけですね。 これまで、かつて、相当以前ですけれども、政治決着と言われるものが二度ほどありました。この中で、今まで政府は、公的機関の関与が……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。
当委員会に、月曜日、寺岡参考人、上申書を送られてきましたね。この中に、「提出した供述書以外に申し上げることはございません」、こういうふうに書かれていますね。
防衛省の中で聞き取り調査をして、そこで事の経緯についてはすべてお話しになったということだと思いますが、そのお話しになった内容の中で、この委員会で明らかにできない秘密はございますか。
【次の発言】 今の山口さんのやりとりの中で、統幕議長の記者会見、二十万ガロンという数字が出たときに、記者がざわざわして、どうなんだという質問が飛んで、中断をした、そして、今後どうしようか、どう対応すべきかということ……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 石破大臣、二〇〇三年には防衛庁長官でいらっしゃいました。この年の五月にキティーホークが横須賀に帰ってきて、米司令官の発言がもとで、テロ特措法でインド洋で給油をしていた海上自衛隊の「ときわ」から間接の給油があったのではないか、あった、これが問題になって、五月八日、統幕議長が記者会見をいたしました。 この記者会見の様子を、先日の参考人質疑で海幕の元防衛課長が記者会見の様子を問われて、民主党の山口委員の質問に対して、ざわざわと、今の数字は何だというような疑問が起こり、記者会見が一時中断、その後、防衛庁の主要幹部と、今後どう対応していこうかという話し合いを……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 きょうは、渡海大臣、池坊副大臣と政治家同士の議論をさせていただきたいと思います。 私もそうですが、戦争が終わって十年後に生まれる、同僚国会議員の多くも戦後世代だと思います。 ところで、今回沖縄で教科書の問題、私もその集会にも行ってきましたけれども、大変多くの方が集まる、そして声を上げるということがあり、この委員会でも議論がされています。ところが、この沖縄戦で何があったのかという問題は、今こうやって議論ができるのは、実は私もその集会の翌日に渡嘉敷島というところに行って、当時十五歳の小嶺さんという方と、当時三十代で、お子さんを連れて集団自決の日を迎え……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 きょうは、冒頭で、ちょっと私学の経営の状態について簡単に聞きたいと思います。宮崎県にある私立学校の宮崎学園というところについてであります。 昨日、担当課の方から財務状況のヒアリングを受けました。バランスシートを見ると、固定資産の百五億のうち有形固定資産を除く大半、三十八億四千万円、こういうかなりの費用が有価証券による運用ということで報告を受けました。 国からの私学助成も受け入れて経営されているこういった学校法人の有価証券による運用に当たっては、どのような考え方で行われるのが望ましいと考えているのか、私学部長から答弁をしてください。
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 鳩山大臣に、きょうは死刑の問題を中心に伺っていきたいと思います。 第二次安倍内閣で法務大臣になられて、そして総辞職をされた後、御発言があったということについては、先ほど来、神崎先生や中井先生からもやりとりがありましたので、その発言自体は非常に驚いたわけですけれども、私は、御存じのとおり、死刑廃止を推進する議員連盟の事務局長ということをやっています。実は、鳩山大臣も御存じかと思うんですが、二〇〇三年に終身刑導入及び死刑制度調査会設置等に関する法律案、これは自民党はまとまらなかったんですけれども、これを各党で議論していただいて、国会の中で死刑の問題を議……
○保坂(展)委員 午前中から例のアルカイダに関する話題が出ていますので、私も冒頭ちょっと確かめておきたいと思います。
鳩山大臣の説明を聞くと、大臣の友人がバリ島に住んでいる日本人でいらっしゃって、その日本人の、仮にAさんとすると、そのAさんとまた友達であるこのBさん、外国人の方、このAとBというお二人が共同経営をして、昆虫ですか、そういう関係の事業をされていた。そして、そのAさんの方がバリ島爆破についての情報が耳に入っていて、大臣は事後的にそのことを聞いたという事実関係でよろしいですか。
【次の発言】 そうすると、大臣とAさんは友達で、AさんとBさんはまた友達である。大臣とBさんは直接面識が……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。
時間がないので簡潔に答弁をいただきたいんですが、まず、最高裁刑事局長に来ていただいていますが、ことし、裁判員制度全国フォーラムの過去の展開について、いささかずさんな点があったという指摘をいたしました。今年度になって、この予算を要求されていますが、実際にフォーラムは過去同様されていないというふうに聞いております。
どういうふうに今、その三億四千万円ですか、使われているんでしょうか。端的にお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 では、これは経理局長に答弁を求めませんが、小規模でしっかりやるということですから、予算が余ったら、どうぞ国庫に返納してい……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 鳩山大臣、大変残念な、きょう処刑というニュースが、この法務委員会の開催をしているさなかに、恐らく水野先生がまさに死刑問題について質問を始められていたその同時並行で、我々が見に行った東京拘置所の中で処刑が行われていた。大変ショックでありますし、改めて、鳩山大臣が苦悩されたということを先ほどおっしゃいましたけれども、私ども、先日、加藤紘一先生が入会されましたけれども、与野党の中でこの死刑の問題をしっかり考えていこう、死刑廃止を推進する、必ずしも、いつ、どのような形でというところでは幅がありますけれども、この問題を積極的に議論していこうという超党派議員の集……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 年金記録について、まず厚労大臣中心に伺っていきたいと思いますが、五千万件の名寄せ作業が行われているということですね。 日立製作所に五億六千九百七万円余り、NTTデータに、これは二つ契約があるようですが、三億五百七十八万円と三億五千三百五十四万円。昨日契約書を持ってきていただいたんですが、この日立の方は五億円以上ですから当然二十万円の印紙が張ってあるんですね、契約書に。印紙が見えますね。ところが、NTTデータの六億五千万、ちょっと見えにくいかもしれませんが、印紙がないんですよ。 これはどういうことなんだというふうに聞いたら、日立はプログラム開発で請……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 私は、きょう、国連広報センター、UNICの問題について取り上げたいと思います。 日本消費者連盟が外務省に対して質問書を送付して、この表題は、UNICの業者癒着不正経理疑惑、こういうものでありました。 二十三日付で外務省は、前払いは国連財政手続違反というふうにしながらも、個人が不正に金を着服したなどの疑惑はなく、支出目的そのものには逸脱はないという回答をしているんです。 また、五月十五日には、国連本部でも赤阪事務次長がブリーフィングをしておりまして、同趣旨の、特に東京の職員自体が、この予算、つまりUNICの予算は年末に使い切りをしなければならなく……
○保坂(展)委員 労働保険審査会委員及び運輸審議会委員の同意人事につきましては社民党として同意いたしますが、これまでの判断と着眼点について意見を申し上げます。 労働保険審査会は、労災保険及び雇用保険の給付処分に関して、第二審として行政不服審査を行う国の機関です。しかし、現在、事案の処理に時間がかかり、積み残され、処理されないままになっているケースもふえています。労働基準監督署長に対しての労災申請からの期間を含めると、実に気の遠くなるような時間がかかり、迅速かつ公正な救済を図る目的を持つ労災保険制度の趣旨に反する実態と言わざるを得ません。しかも、山積みになっている案件の処理をすること自体が目的……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 ちょっと角度を変えて、現在、議院運営委員会で日銀総裁候補としての同意人事に向けて、意見聴取二回目が行われております。御案内のように、非常にぎりぎりのタイミングである。そして、現在の国際的な経済の危機、株安、円高と、急激にここ数日で進行しております。 田波候補自身が、こういう形でぎりぎりに審査が行われて、そして、いわば任期の本当にぎりぎりという中でこういった聴聞というか意見聴取を行っていることについて、率直に、大蔵省事務次官、顧問、そしてJBIC総裁という立場から見て、国際的にどういうふうにこの状況を見られるのかということについて、お考えがあると思い……
○保坂(展)委員 日銀総裁、副総裁人事について、一言発言を行います。 福田内閣は、最後の最後まで日銀人事を決定するのは財務省と信じ込んでいるのではありませんか。総裁任期ぎりぎりまで続いたこの迷走は、参議院で与野党逆転していることも踏まえて、野党の同意できる候補を提案するのが総裁空席を避ける唯一の選択肢でした。しかし、世界的な経済危機、円高、株安が国内でも急激に進展する中で、何事よりも省益を優先する財務省の総裁人事への強いこだわりと一体化し、武藤候補に執心したあげく、再び財務省肝いりの事務次官経験者の総裁候補案を出してきました。 田波耕治君については、事務次官就任前の内政審議室長の時代に、連……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 人事院と並んで、看板には国家公務員倫理審査会というふうに表示がされています。独立性を持った機関ですけれども、たび重なる当時の不祥事、厚生事務次官のスキャンダルもありました。当時、浮かんでは消え浮かんでは消えしていて、最後に、九七年の大蔵スキャンダル、これがとどめで、当時の連立与党の中で、国家公務員倫理法というものをつくろうということで、当時の野中広務さんを座長に、私もメンバーでありました。 メンバーの中の、ワーキングチームの一人として、当時、政治あるいは霞が関の世界で、これを総務庁に置くべきなのか、人事院に置くべきなのか、激しい論争がありました。そ……
○保坂(展)委員 社民党は、谷人事官候補の意見聴取に当たり、国家公務員倫理審査会を人事院に置くべしと主張した経緯を説明、守屋前事務次官が倫理監督官だったことをどう見るかと問いかけました。 ところが、自衛隊員倫理法、倫理規程は直接には扱っていないという官僚答弁に終始し、公務員倫理の確立に向けた強い決意を聞くことができませんでした。公務員倫理審査会がなぜ人事院に置かれているのかについての問題意識も希薄で、国公法十七条の証人喚問権を活用してより強い権能を発揮していこうという姿勢も見られませんでした。 倫理法立法当時の感想も、「大変残念ではあるけれども、やむを得ない成り行きである」と述べ、郵政事務……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 バブル崩壊後の超低金利で三百四兆円もの資産が家計から消失し、その影響を一番受けたのが高齢者、年金生活者だろうと思います。 四月一日から後期高齢者医療制度が始まって、やがて保険料も年金から天引きされる、その後、住民税、既に介護保険料と。私たち街頭に立っておりますと、この七十五歳以上という方たちから、これ以上天引きされたら生きていけない、とらの子の預金を食いつぶしても限りがある、こういう怨嗟の声を聞くわけですけれども、今後の日本銀行の政策決定において、どのような方針と配慮が必要だとお考えになっているか、これが一点です。 二点目は、その年金にかかわって……
○保坂(展)委員 日銀同意人事について意見を述べます。 同意人事をめぐり、与野党各会派の協議の中で、十日前に内閣が人事案を提示、その人物の経歴、識見、著作などを把握した上で、委員会で意見聴取を行い、各会派の賛否を決めるという流れができ上がっております。 中央銀行総裁会議が迫っているとはいえ、今回も超特急でした。前の日の五時半に提示があり、翌日十一時に意見聴取であります。副総裁として過去に意見聴取をしている白川氏はともかく、渡辺氏については、内閣から候補の資料を提出するようにと理事会で各党の求めがあったのは当然のことです。 私は、夜八時半まで議員会館で待ちましたが、翌朝に内閣官房総務官室か……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 きょうは、民主党提出の法案は我々賛成でございますので、質問の方はいたしません。 今回提出の法案の中で、とりわけ児童虐待に係る部分について、また、必ずしもこの法案がその対象としていない部分について、まず冒頭、舛添大臣に基本的な認識をお答えいただきたいと思ってお聞きします。 私は、実は、児童虐待防止法という法律を今から八年前に、ちょうど春でしたけれども、小渕さんが亡くなって、間もなく衆議院が解散だという時期に、当時の青少年特別委員会、各党の理事が委員長のもとで協議をして、これは見切り発車で欠陥はたくさんあろうけれども、何とかこれを成立させようというこ……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。
まず、二年前の春に、当時二十だった宮嶋武広さん、日本体育大学の水泳部の選手でしたが、中国の昆明で練習中に亡くなってしまうという大変痛ましいことが起きました。さらに残念なのは、そのことがいまだに教訓化されないというか、未解決のまま、御両親は大学側への不信感を深めていると聞いています。
まず冒頭、スポーツ・青少年局長に、この宮嶋選手の実績、そしてオリンピック出場も待望されていたと聞いていますが、どのような選手だったんでしょうか。
【次の発言】 練習中に、プールの中で潜水をしている中で浮き上がってこなかった。
渡海大臣に伺いますが、この問題、ちょっと引……
○保坂(展)委員 社会民主党の保坂展人です。 きょうは、渡海大臣に、三月十九日のこの委員会で、中国・昆明で二年前に日体大の水泳部員だった宮嶋武広さんの、当時二十でしたが、トレーニング中に亡くなってしまったということについて、さらにちょっとお聞きをしていきたいと思います。 このやりとりでは、文科省の樋口局長からは、全日本千五百メートルの自由形で二位と立派な成績を残されて、将来の北京オリンピック出場が期待されていたというふうに故人の紹介がなされ、大臣からも、大変有望な選手が亡くなったということを残念に思いますというお話をいただきました。 きょうは、傍聴席にその宮嶋選手のお父様がおいでになって……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 鳩山大臣、冒頭、予告していないことなんですが、ちょっと記憶をたどってみていただきたいんです。 三年前に立教大学で、つくろう、ブラックバス駆除ネットワークという集会があって、そこで鳩山大臣は、その当時、自民党自然との共生会議議長という立場で、当時の環境省が昆虫採集を禁止しようとしているということに反対という立場で、もし昆虫採集を禁止されたら、私はブラックバスを各県に放つ会をつくってやろうと思っています、こうあいさつされているという記録が、釣りの雑誌ですかね、載っておるんですが、これは本当ですか。
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 死刑についてはきょう議論をする時間がないんですが、一点だけ申し上げますと、先週の毎日新聞、ごらんになったと思います。一面で、永山則夫さんの死刑判決を書いた裁判官が、制度としての終身刑があれば私は終身刑を選択した、こう話しておられる。いろいろ深めていきたい問題なので、また別の機会にやりたいと思います。 大臣にちょっと、これは予告をしていないんですが、一昨日、日曜日に沖縄で開かれた、集中的な豪雨の中で六千人の人が、いわゆるあの少女暴行の事件について、米兵による事故、犯罪の再発を許すまじということで、抗議集会というのがあったんですね。 先般、事件が二月……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 法案について、各委員から私が疑問に思っていた点も大分出ましたので、二点だけ、まとめて法務省の方にお聞きをしたいと思います。 先ほど、被害者参加人が外国人の方であっても特段制約する要件はないんだ、そういうふうにおっしゃっていました。とすると、いろいろな言語の外国人の方がいるんですけれども、その場合の契約弁護人のいわば言葉の上での問題、どんな対応を考えていらっしゃるのかというのが一つ。 続けて聞いていいですか。もう一つは、未成年の被害者参加人もあり得るんだということなんですけれども、未成年のといっても、年齢で区切るわけにはいかないんじゃないかと思うん……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 きょうは、命にかかわる問題を考えてみたいと思います。 今から二年前のことなんですが、三月二十五日、ちょうど丸二年が経過をしていますが、中国・昆明というところで水泳の高地トレーニングのちょうどさなかだった日本体育大学の二年生の宮嶋武広さんが、残念ながらその練習中に亡くなってしまったという事故が起きました。彼は、二〇〇五年の日本選手権の千五百メートル自由形で二位、あるいは高校総体、インターハイの千五百メートルで優勝ということで、トップクラスの大型新人だ、北京オリンピックの期待の星というふうに言われていたそうでありまして、若くして、二十にして亡くなってし……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 前回、二〇〇六年の三月二十五日に中国・昆明の高地トレーニング中になくなった、当時二十でございます日体大水泳部員宮嶋武広さんの死亡事故について伺わせていただきました。 きょうは保険法案の審議で、保険に絞ってこの点を考えてみたいということを考えておりましたら、鳩山大臣は前回、私立大学とか学校法人というのは非常に格別の関係にあるんだ、格別の関係にあるということは、大学がしっかり責任を負うべきものだという明快な理念をお示しいただきました。御両親がきょうちょうど傍聴に来られていますので、文科省と今やりとりを少しさせていただきますが、後ほどまた答弁を求めたいと……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 まず、山下参考人に伺いたいんです。 いわゆる重大事由による解除についてなんですが、今回、保険会社による重大事由の解除に当たって、例えば期間を限定してはどうかというか、期間は一体無制限でいけるのかどうかというような議論があるわけなんです。また同時に、重大事由の規定ぶりがかなり幅広く解釈できるのではないか。例えば、明らかな詐欺が認められる場合であるとか、保険目的の事故をわざと起こした場合などに絞っていいんではないかという話がございます。 この重大事由による解除に当たって、これが認められた場合に、次の事故というか、その契約者に発生した次の事故について保……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。
きょうは、去る十五日に、グリーンピース・ジャパンによって、日新丸船員による調査捕鯨の鯨肉について、業務上の横領があるんじゃないか、こういった告発がなされた、こういった報道がされています。新聞記事などには、その後、東京地検に鯨肉を任意提出し、またその告発は受理をされて、捜査が始まったというようなことが書いてありますが、事実はどうなんでしょうか。
【次の発言】 実は、私は、捕鯨反対派でもありませんし、推進派というわけでもなくて、時々は鯨を食べて、おいしいな、こういう立場なので、捕鯨そのものを正面から議論する立場ではありませんけれども、ただ、ちょっと興味を……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。
まず、鳩山大臣、率直なところを議論させていただきたいんです、これはちょっと予告はありませんが。
少年法はなぜ存在するのか。戦後六十年、少年法が、例えば一たん過ちを犯した少年を更生させることに寄与してきたかどうか、基本的な評価をお願いしたいと思います。
【次の発言】 実は、昨年、この法務委員会で、相当長く、内容としては相当重い内容の少年法改正の議論がありました。そのときにも、実は、少年による凶悪犯罪の激増とか、こういったイメージはイメージとして国民の中にあるけれども、実際にはそういう数字はないというようなことは確認をしてきました。
ところで、大臣の……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 まず、原参考人に伺っていきたいんですけれども、御自身が事件で逮捕されて少年院で過ごしたという体験を話され、また現在は青少年の立ち直りを支えるという立場からのお話を、貴重な話として聞かせていただきました。 私たち大人は、子供、特に思春期のころのことを多くの場合は忘れて過ごしているわけですけれども、今、原さんのお話を聞いて、確かに少年の時期、特に事件の直後という不安定な時期に、例えば審判廷で強がりを言ってみたり、聞かれたときに思っていることと全く違うことを言ってしまったり、あるいは事実をわざと曲げて言ったりとか誇張したりとか、要するに投げやりな態度をと……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 今、つなぎ法案というふうに言われていますけれども、議論の入り口というより、玄関の手前で強引、力ずくというのはやめていただきたい。同じつなぐのなら、年金記録をつなぐということに総力を挙げていただきたいということで、年金の話をします。 福田総理、ちょっと基本認識を伺います。こちらをごらんいただけますか。 安倍内閣、そして福田内閣も、五千万件のオンライン上の記録の問題、そしてオンラインに入っていない千四百三十万件の記録の問題、総理、ごらんになってください。簡単に言えば、こちらを何とかしますということで今やっておられる。 我々がずっと指摘してきたのは、……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 福田総理に、冒頭、一昨日沖縄で起きた痛ましい事件について、この予算委員会でも午前中から答弁されておりますけれども、先ほど、私は東門美津子沖縄市長とお話をしてまいりました。 市長が言うには、一月の七日にもタクシー強盗致傷事件が起きたそうです。やはり抗議をし、再発防止、綱紀粛正、こういう対応を米軍側は応答したということですけれども、この繰り返しでいいのか、このことを繰り返すだけでいいんだろうかということを強く伝えてほしいということでした。 この繰り返しではなくて、実効性のある措置を米軍及びアメリカ政府に求めるよう、決意を伺いたい。
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 きょうは、まず道路の問題をやっていきたいと思います。 冬柴大臣、昭和二十五年に、当時の建設省が「ユートピア・ソング」というのをつくったようなんですね。これは質問じゃありません。歌詞が、 風がそよぐよ ドライブウエイ 軽いリズムで どこまでも 歌は流れる リボンはゆれる 山も谷間も アスファルト ランラン ランラン ランラランラン ランラン 素敵な ユートピア これは建設省制定の歌なんですね。 さて、それから大分時間がたちました。国土交通省は、道路事業の宣伝のために、これまで広告やイベントをこれでもかというぐらい、インタ……
○保坂委員 社民党の保坂展人です。 きょうは、外務省の公金支出のあり方について聞いていきたいと思います。 中曽根大臣に、お手元に新聞の記事が行っているかと思いますが、これは、十一月七日に会計検査院が発表した決算検査報告の中で、いわゆる自治体の裏金ですね、預けなどの手口で業者に預けていた、こういうことが問題になりました。 ただ、この中で、外務省にも拠出金放置、これは見て驚くんですが、カンボジア基金などはもう八年前から閉鎖をされていた、外務省は閉鎖されていることも把握していなかった。これは、十基金で三億五千万円が残余金、つまり、日本政府としては返還を求めるべきお金だということを検査院から指摘……
○保坂委員 社民党の保坂展人です。 私からは、二点ございます。 一点目は、私、昨年春、最高裁判所の裁判員制度広報のあり方について、予算委員会、法務委員会等で随分追及いたしました。この過程で、当時の金子予算委員長に、検査院に国会法に基づく検査をしてほしい、議決をしてほしいという要望もしていましたけれども、議決はされませんでした。 ところが、十二月になって検査院が、この問題について不適切な契約が三十七件、総額二十五億二千四百万円に上ったと。つまり、会計法違反のさかのぼり契約であるとか無契約状態で事業が進行していた、是正をするように求めたということです。 質問はここからなんですが、そういうふ……
○保坂委員 社会民主党・市民連合を代表して、内閣提案の同意人事について意見表明をいたします。 まず、中央更生保護審査会、戸田信久君、北村節子さんに対して反対します。 憲法上明記されているはずの我が国の恩赦制度は、死刑囚、無期懲役囚などの重い刑罰を科されている者に対して半世紀近く全く行われず、機能していない制度だと判断せざるを得ません。端的に言えば、刑事司法の世界に恩赦制度の研究者はだれもおらず、理由は、研究すべきことが動いていないということからも明らかであります。このような実態を踏襲して、検察官出身の戸田君、新聞社出身の北村君を新たに選任すべきではなく、政府は恩赦制度の改革を抜本的に担うべ……
○保坂委員 本日の金融機能強化法本会議採決について意見を述べます。 そもそも、財務金融委員会の与野党理事の間で、修正部分と修正部分を除く原案について別々に採決をすべしという合意があったにもかかわらず、本日、本会議において分離採決を認めないという与党の態度は甚だ遺憾であります。 そもそも、この法案については、与野党の誠実な協議を与党の方は強く要望されてきたのではないでしょうか。修正合意の相なった部分で修正をしたという経緯から見ても、この修正について各党の態度が対外的に明確になることは、国会審議の透明性を高める意味で重要です。 残念ながら、議運理事会においては、意見が平行線でまとまりませんで……
○保坂委員 社民党の保坂展人です。
森大臣に早速お聞きをしていきたいと思います。
先日、死刑の執行がございました。大変残念だということで、私ども、超党派で、死刑については廃止の方向で検討していこうじゃないかという議員連盟もやっておりますので、その際、抗議の申し入れなどをしたわけです。
まず伺いますけれども、私自身は東京拘置所の死刑の刑場を、今から五年前そして昨年と、二回続けて見ております。大臣は刑場を視察されましたか、死刑執行の命令の前に。
【次の発言】 その際に、衆議院の法務委員会でも二度見に行っているんですが、まず、死刑執行に当たって、ドアがあいて、観音像か絵があったと思うんですけれ……
○保坂委員 社民党の保坂展人です。 国籍法という大事な法案の審議で、本来なら、この最高裁判決が出た後、法務委員会で、政府が立法するのか議員が立法するのかまだわからない段階でも議論すべきだったと思いますし、午前中だけということで、いろいろな意見が消化不良で出るような中で審議するのは、私としても、本当に徹底的にやるべきだという意見は申し上げておきます。それを言った上で、森大臣にお話を聞いていきたいと思います。 私は実は、六月四日の最高裁判決はやはり画期的な判決だったというふうに思っています。鳩山法務大臣は翌日の参議院で、ありとあらゆる意味で衝撃であった、国籍法第三条が憲法違反だとされたことにつ……
○保坂委員 社民党の保坂展人です。 私は、年金記録問題をきょうやりたいと思うんですが、改ざんも非常にひどいことであって、標準報酬月額が勝手に削られていたら将来の年金裁定のときに大変な影響を受ける。私は、社民党として調査をしてきたのは、舛添大臣も御存じの、七十歳以上の方々の旧台帳、手書きのカードの台帳、これがどうも、社会保険庁に聞いても保管状況をしっかり教えないんですね。我々視察に行きたいと言っても、半年がかりでようやく委員会で実現した。この問題をやりたいと思います。 まず、社会保険庁長官に聞きますが、いらっしゃっていますね。 我々は、まさに資料要求、説明要求をこの問題について多分二十回以……
○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。 総理、私のところに先日、ある方から「ミナミの帝王」という、これは「ハケンの真実」というシリーズが今始まっているんですが、これをぜひ読んでくれと漫画が届けられました。読んでみて驚いたのは、派遣労働者が、長く働いているから直接雇用を求めて立ち上がると、彼らは偽装請負、こういう形だったということが判明し、その企業のリーダーは財界のトップだった、こういう話なんですね。 ところが、これは漫画ではなくて本当の話ですが、昨日、キヤノンの大分工場で千百人の方がばっさり、いわば中途で契約を解除された。そのうち、二人の方と会いました。契約は残っている、しかし、十二月十日……
○保坂委員 社民党の保坂展人です。
日本の外交の中で国際貢献ということが言われて久しいわけですけれども、湾岸戦争後の、いわゆる九〇年代に、ソマリア信託基金という基金がつくられたと聞いております。このソマリア信託基金も含めて、こういった国連関係のいわば日本が拠出をした金額及び使途、何に使ったのかということを報告いただきたい。外務省にお願いします。
【次の発言】 質問は、その基金も含めて、統一タスクフォースと言われましたけれども、そういったアメリカ中心の多国籍のアプローチ、こういったものも含めて、日本政府がこのソマリアの事態に九〇年代前半に出したお金は、この一億ドルでいいですね、それ以外はありま……
○保坂委員 社民党の保坂展人です。 昨年の十一月二十八日、当外務委員会において、私は、国連信託基金の残余金問題及び国連広報センターの不正経理の疑惑を取り上げました。河野太郎委員長が議場でこの二つの問題について委員会への報告を速やかに求めていただいたこと、そしてまた理事会や理事懇談会において外務省の説明を求め、資料を提出させ、さらに不十分な点について精査を命じられていることに感謝を申し上げたいと思います。 そこで、きょうは、この問題の一つの角度、実は国連信託基金とUNICの問題が交錯するところについて聞いていきたいと思います。 お手元にお配りをしているカラーコピーの上の方のグラフをごらんい……
○保坂委員 社民党の保坂展人です。 きのうブリュッセルで開催されたソマリア支援会議ですが、橋本外務副大臣が二十億円を拠出するという表明を行ったと報道がされております。他方、私は一昨日、海賊・テロ特別委員会で審議をしましたが、この平成五年、九〇年代前半、ソマリアの統治が崩壊をした、このときにさまざまなアプローチをしているわけですけれども、二十七億円の分担金というのが外務省所管の決算報告書に出ておりまして、これをどういうふうに使ったのか、こういうふうに聞きましたところ、全く把握をしていない。私は実は、これを文書で、日本は前の年に一億ドル、百二十九億円のソマリア信託基金への拠出をしました、それ以外……
○保坂委員 社民党の保坂展人です。 先日、今回の補正予算の審議で、外務省に対して、実は、一九九〇年代、外務省が国連に対して、PKO分担金、どのぐらい支出していたんですか、こういう質問をいたしました。そこで、別所総合外交政策局長に来ていただいていますけれども、お答えは、二十三・一億ドルというのを国連の数字から確認されます、こういうことでした。私が聞いたのは、それは国連に載っている数字ですねと。 だが、日本政府は、予算も編成している、決算も事後的には処理をされなければいけない。別所局長、よろしいでしょうか。日本政府の予算書なり決算書、そういうものは外務省は十年たつと全部捨てちゃうので、今となっ……
○保坂委員 社民党の保坂展人です。 このところ、四月、五月と、ソマリア沖の海賊問題、これを契機にして、たしか日本はそのソマリアの混乱状態に対して九〇年代に支援をしてきたな、こういう記憶をたどりまして、この外務委員会や他の委員会で外務省に、一体幾らソマリアに九〇年代使ってきたんですかと質問をしてきました。当初の答弁は、人道支援関係で二千七百万ドル、そして大きかったのがソマリア信託基金の一億ドル、こういう答弁でした。 ところが、これは、私が調査をして、いろいろ決算書などを見ていったら、たまたま二十七億円、流用額があった。ソマリアPKO等分担金、あれ、ソマリアPKOと書いてあるじゃないかと。こう……
○保坂委員 社民党の保坂展人です。 きょうは、中曽根外務大臣に重要な点を冒頭二つ聞きたいと思います。 まず第一は、この委員会を中心に、ソマリア信託基金あるいはPKOの分担金、過去の外務省の支出についてお尋ねをしてきました。外務省としては、執行記録の保存期間は五年だということで、記録がないんだということでありました。しかし、このようなことで今後もいいのかということについて、先般、理事懇で、あるいは委員会でも、いわゆる外務省の今後の支出について見直して改めると聞いております。 これはどのように改めるのか、その理由について大臣から御説明をいただきたいと思います。
○保坂委員 私からは、二点伺います。 ちょうど十年前に、当時の大蔵省の不祥事を受けて、いわゆる公務員倫理法というものが国会で成立したわけですが、当時、私はその立法過程におりまして、実は、人事院に現在、国家公務員倫理審査会が置かれているんですが、それを、当時の総務庁に置くべきか、人事院に置くべきか、議論がありました。 実は、国家公務員法の中に、人事院が証人喚問をすることができるという、十七条という規定があり、これは全く使われてなかったんですが、そういう権能があって独立をした機関であるということから人事院に置かれたという経過がございます。 この点について、国家公務員倫理法が厳し過ぎる、倫理規……
○保坂委員 社民党から、内閣から提出された同意人事についての意見を述べます。 まず、再就職等監視委員長及び委員についての提示ですが、社民党は、そもそも官民人材交流センター、我々は天下りバンクと呼んでいますが、これは天下りにお墨つきを与えたことになりかねず、これまでの事前規制、人事院の関与もなくして、事実上、官製談合や税金の無駄遣いを防いでいく効果があるとは到底思われないと考えております。むしろ、労働基本権の保障など抜本的な公務員制度の改革が必要であり、ILO勧告を満たした労働基本権の付与など労使関係の改革が優先である、こういう理由で、そもそも設置自体を認めることができないので、不同意でありま……
○保坂委員 私の方からは、二点お聞きしたいと思います。 一点目は、公務員倫理にかかわる問題です。 私は十二年ほど前に、橋本内閣当時、自社さ政権の与党の中で、公務員倫理の問題について議論するメンバーでした。長い議論の中で、実は、国家公務員法十七条に人事院が証人を喚問する権限があって、役所の人事行政にかかわる事項については資料を提出等、罰則性の強い権限があるということに着目をいたしまして、この十七条を根拠にして、人事院にこそ国家公務員倫理審査会を置くべきだという主張をいたしました。現在、法律はそのとおりになっております。 しかし、この間、現在の公務員バッシングの底流にもある、例えば防衛省のあ……
○保坂委員 社民党から、憲法審査会規程の制定について意見を申し上げます。 まずは、憲法改正国民投票法そのものの問題です。 一昨年、私どもが強く反対する中で、憲法改正国民投票法は不正常な形で衆議院を通過、成立をしました。同法の中には、全会一致で改正することが慣例になっている国会法の改正も含まれており、このような国会のルールに関する法改正を数の横暴で強行採決したことに改めて抗議したいと思います。 次に、与党動議に基づく規程の制定についてですが、これに反対する第一の理由は、憲法審査会の審査を急いで行う状況ではないということであります。 憲法改正国民投票法が施行され憲法審査会が設置されるという……
○保坂委員 先ほど枝野元会長代理からの発言を聞いて、まさに憲法とは何か、内閣総理大臣を頂点として、行政府、立法府、そして裁判所と、いわば権力を行使する為政者を最高法規で拘束するというのが立憲主義の根底にあるというのは実に大切な点だと思います。 その点からいうと、安倍総理が、私の内閣で憲法改正の道筋をつけたい、こういった発言をされ、そして五月、憲法記念日までにはと、こういう時節を示したり、また、結果的には参議院議員選挙の争点でということで、先ほど枝野さんからお話があったような、あるいは中山会長が努力したというお話もありましたが、そういう経過を全部遮断して合意なき採決ということになったということ……
○保坂委員 私たち衆議院議員の任期は、九月十日と、あとわずかです。この時期に、参議院との共同歩調をとる努力も放棄して、近く憲法審査会規程の採決を強行しよう、このやり方に強い怒り、また違和感を覚えます。 一体、何のための、だれのための規程制定なのでしょうか。 私たちは、二年前の憲法審査会の際の、今、辻元清美議員も述べたような、荒わざで強行採決になだれ込んだ安倍政権の強硬姿勢、これは参議院選挙で有権者から否定されたと考えています。規程をつくらないのが立法不作為ではなく、ねじれたやり方で強行突破した国民投票法案の位置づける憲法審査会そのものが民意に背を向けるものだと考えています。 改めて与党の……
○保坂委員 憲法は、我が国の最高法規であり、国民の立場から為政者を拘束するものであって、これが立憲主義の根本であります。これを覆すような理解、すなわち、国家統治権力が国民を拘束するような解釈は断じて排除されなければなりません。 中山会長また枝野会長代理、そして我が党の辻元議員、あるいは笠井議員の話にもあったように、憲法の議論の仕方は、国民を代表する各党が対等、平等に発言を確保し、また真摯に向き合って積み上げていくというものでなければならないというふうに報告がありました。 私たちは、憲法審査会規程の制定に、衆議院のみで先行するということに反対の立場です。しかしながら、この議運委員会あるいは本……
○保坂委員 臓器移植改正四案の討論が提案されています。討論とは、採決の前に行われるものであり、本日は採決をせずに若干の時間を置くものの、近く採決を行うことを前提にしての討論であることは間違いありません。 社民党は、厚生労働委員会での議論はまだ不足していると考えています。とりわけ、A案の条文が、脳死は人の死であるとしていて、臓器提供の場合においてという制約条件を解除していることについて、これは、脳死をもって、国民の生きている、死んでいるという分け隔てをするということになります。 移植の機会を待つ子供たち、親たちの願いと同時に、脳死状態の子供たちが長く存命し、身体の成長を伴う事例のあることは、……
○保坂委員 社民党の保坂展人です。 きょうは、御協力いただいて、ちょっと順番を変えさせていただきました。ありがとうございました。 私は、十年ちょっと前からグリーンピアのことをずっとこの委員会で、あるいは決算委員会で聞いてきました。 まずは、舛添大臣にお聞きしたいんですが、柳澤大臣から交代をされた直後、グリーンピア南紀、グリーンピアの施設をいろいろ譲渡されていったわけですけれども、うまくいっていないということで、香港系のボアオという会社、これは資本金十五万円のペーパーカンパニーだと言われていまして、五十七億円という大変な開発計画をぶち上げたものの、何の工事も進まない、どうなっているのか、こ……
○保坂委員 社民党の保坂展人です。 ことしになってから、かんぽの宿問題、日本郵政の不動産に対する考え方、あるいは感覚ですね、何でこんなに国民共有の財産を安く売ってしまうんだろう、どうしてこんなに割り切りができるんだろうと、大変不思議に思ってまいりました。 そこで、皆さんに資料を見ていただきたいんですが、これは総務省の報道資料、昨年の五月十四日のものでございます。ここに一、二とございますけれども、郵便局株式会社法の十条に基づいて重要な財産の譲渡の認可を総務省がしたという記録でございます。一つは東池袋の施設で、これは東京簡易保険総合健診センターという、成人病とかドックなどの機能を備えていた、サ……
○保坂委員 社民党の保坂展人です。 きょうは、私はいつも法務委員会におりまして、この一月余り、入管法の審議をやっているわけですけれども、大変重要な点だと思いますが、今回の両法案の改正案によって、外国人の住民サービス、今ほど総務省からはその住民サービスは変わらない、こういう答弁がございましたけれども、ここの点についてちょっと確認をしていきたいというふうに思います。 今回の改正案をそのまま読むと、外国人住民票の制度で、いわゆる難民申請者あるいは非正規滞在者が、生活実態はあるが住民基本台帳に登載されないということにもなってくるのではないか、とすれば、外国人登録制度からは大きな後退になるのではない……
○保坂委員 社民党の保坂展人です。 二週間ほど前に、私たちは、民主党、国民新党とともに、かんぽヘルスプラザ東京、東池袋にある地上七階、地下三階の建物の中に入って調査をしてまいりました。 そこで、西川社長にまず端的に伺いたいのですが、郵便局会社が承継をしたこの施設、土地は、郵便会社法十条の重要な財産の譲渡ということで、総務大臣の認可を四月二十八日に申請して、五月十四日に認可を受けています。しかし、その譲渡先は未定というふうに書いてあるんですね。譲渡先は未定ということで総務省が認可をしたというのも問題があると思いますが。 この調査の現場で、日本郵政の斎藤次長の御説明によれば、実は、住友不動産……
○保坂委員 社民党の保坂展人です。 お二人の林大臣、御就任おめでとうございます。 きょうは、まず最初に、規制緩和ということで、これまでの許認可が届け出制になったということで、KDDIが行ってきた国際オペレータ通話、これは日本国内から〇〇五一をダイヤルするとオペレーターの方が出てくる、こういうサービス、そして、海外からジャパンダイレクト、このサービスが、二〇一〇年の、つまりは来年ということになりますね、三月三十一日以降終わるということについてお尋ねをしていきたいと思うんです。 きょうは柴山外務大臣政務官に来ていただいていますが、これまでこのジャパンダイレクトが果たしてきた役割というのはかな……
○保坂委員 社民党の保坂展人です。 きょうは、奨学金の問題について集中的に聞いていきたいと思います。 奨学金については、貸出額が有利子の方が非常にふえていて、しかも、この現下の経済情勢で延滞されている方が大変多い。 まず、ちょっと事例を紹介していきたいと思うんですが、昨年の秋から三回にわたって沖縄なかまユニオンという労働組合の方がホットラインを実施されて、百人を超える方からの相談を受けたというふうに聞いております。 中城村のHさん、男性、二十二歳は、米軍基地の食堂で働いていて、ボーナスなしの十二万円の給料である。したがって年収は百四十四万円ということになりますが、お母さんと御一緒の母子……
○保坂委員 社民党の保坂展人です。 きょうは、森法務大臣及び法務省の皆さんに、まず死刑について議論していきたいと思います。 お手元に今資料を配っていただいているところですが、森大臣も、先日伺いましたけれども、東京拘置所の刑場をごらんになったということですが、私も二〇〇三年、七年と、二回にわたって死刑の刑場というものを見ております。 きょうは、裁判員制度がやはりここに迫っている、私たちは非常に議論が不足しているというふうに感じていますけれども、衆議院議員選挙の名簿で、くじで選ばれた国民が、短期間の審理の中で死刑か否かという究極の判断を迫られるということは、これは、死刑存置だという方、あるい……
○保坂委員 社民党の保坂展人です。
裁判官が大変激務であるということで、定員を、枠をふやしていくということについては、もっともっと積極的に進めていくべきであるというふうに考えていますが、私、この十年近くにわたって、裁判官と検察官の給与、俸給、いわゆる待遇が、いわゆる各省の事務次官以上の待遇の方が多過ぎるんじゃないかということを指摘してまいりました。
そこで、現在、何人おられるのか。裁判所と法務省からお願いします。
【次の発言】 事務次官のレベルというのは最高のレベルという理解ですが、それを上回る方がこれだけいるという必要は私はないと思いますし、見直しを求めたいということをこれまでも言ってき……
○保坂委員 社民党の保坂展人です。
森法務大臣、一昨日、国会の中で、自民党、民主党、共産党そして社民党、国民新党と、十七名の超党派の議員が集まりまして、裁判員制度を問い直す議員連盟がスタートをいたしました。これは質問ではありません。やはりここへ来て、きょうも集中審議をやっておりますけれども、立法府にいる者としてしっかり議論をしたい、しなければならない、こういう問題意識でスタートをいたしましたが、御存じだったでしょうか。
【次の発言】 それでは、法務大臣にまずお聞きをしていきますが、世界の司法制度の中で、国民、市民が参加して多数決で死刑判決を下すという国があるか、ここに絞ってお願いします。
○保坂委員 社民党の保坂展人です。
きょうは、外国等に対する我が国の民事裁判権についての法案について、同僚議員からたくさん出ておりますけれども、私も何点か、まず質問をしたいと思います。
まず、民事局長に伺いますが、この法律を日本の国民が使っていくに当たってどのようなことに留意をするべきなのか。売買だとか、賃貸借だとか、金銭消費貸借などの契約類型ごとに、こんな点に注意してくださいということがありましたら御紹介いただきたいと思います。
【次の発言】 なかなか複雑な法律なので、これは、日本国民あるいは法人などにそれこそどのようなお知らせ、広報、工夫も必要かと思いますが、していく予定なのか。また、……
○保坂委員 社民党の保坂展人です。
裁判員制度について伺っていきたいと思います。
裁判員候補者にこれから質問票などが送られていくということになっていくと思いますが、裁判員候補者並びに裁判員あるいは元裁判員に対するかなりの罰則があるんですね。その罰則の中で、裁判員候補者の虚偽記載罪、百十条、及び過料、百十一条。質問票に虚偽の記載をしたということで過料になる、質問票に虚偽の記載をして裁判所に提出をしたということで罰金になる、その両者はどのように違うのかということはいかがですか。
【次の発言】 これは、この法律どおりに読めば、虚偽の記載をした、それに対して過料が発生して、提出をしたということで刑……
○保坂委員 社民党の保坂展人です。 きょうは、入管法の改正という審議なんですが、前回入管法の大幅な改正は、生体認証、バイオメトリックス、こういった内容でした。実は、この法務委員会でこの法案が上がった後、連休前でしたが、私は自宅でインターネットを見て、法務省のサイトマップを見たら、何と、法案が上がった翌日に、いわばどんなシステムを導入するのかというのが二千ページ以上全部出ているんですね。あれ、法案が上がったばかりなのになと思いつつ、そこから調べ始めたんですが、どうも最近の法改正というのは、こういった我々の法文があるのではなくて、いわば大型の情報システムを設計なさるベンダーというか、コンピュータ……
○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。 ただいまの加藤委員の指摘どおり、足利事件十七年、しかし、飯塚事件はもう処刑をされてしまった、戻ってこないわけです。この点については徹底的に当法務委員会で集中審議を求めたい。菅家さんにもぜひ来ていただいて、思いのたけを語っていただきたいと思います。 法案についての質問に入ります。 まず、修正を提案されている提案者の方に伺っていきたいんですが、項目の二番目ですが、在留カードの番号について修正がされております。番号を交付あるいは再交付ごとに異なる番号にしていくんだということですが、このことでどのような利益が当事者にもたらされるのか。旧データと新データは容……
○保坂委員 社民党の保坂展人です。 私は、かつて子どもの権利条約がまだ批准される前に、衆議院外務委員会で、悩んでいる子供、人権侵害をされている子供の声を大人、ジャーナリストとして証言したり、その後、皆さん御存じだと思いますけれども、チャイルドライン、子供の声を二十四時間イギリスで受けとめている民間組織の活動を国会内で紹介し、今、全国に大変広がっている。これは超党派で、あらゆる政党の皆さんに入っていただいて続けております。また、二〇〇〇年には、児童虐待防止法、これはどうしても必要だということで、これも超党派で立法し、余り急いでつくったものですから幾つか抜けている点があった。二回にわたって見直し……
○保坂議員 社民党の保坂展人です。 委員長には、公平公正、ルールにのっとった委員会運営をお願いしたいと思います。 外務省の問題をやりたいと思います。 十一月に会計検査院が指摘をした、いわゆる国連への信託基金、この信託基金の残余金が検査をしたらぞろぞろ出てきた。十個の信託基金があって、これはひどいんですね、外務省から外務委員会の理事懇で詳細な経過は聞いていますけれども。例えば、残余金があるから日本政府はどう受け取りますかと聞いても、返事がない。三年も四年もないんですよ。小切手を用意しているからとりに来てくれと言っても、これまた三年も四年も返事がない。 こんなことがあるのかと私驚いています……
○保坂委員 原口委員に続きまして、社民党の保坂展人、きょうは、かんぽの宿の問題を聞いていきたいと思います。
まず、会計検査院が日本郵政を検査対象にしているということが明らかになりましたが、その場合、例えば会計法とか予算決算及び会計令などではないと思うんですが、検査のもととなる法規、これは何に基づいて検査をするんでしょうか。
【次の発言】 総務省に日本郵政も規定を届け出ていらっしゃるということだと思います。それを照らし合わせながら、検査院も必要とあれば検査をするということだと思います。
財務大臣にちょっと一言だけ伺いますが、国の発注する調達及び例えば国有地の売却などで、競争入札といえば、この……
○保坂委員 社民党の保坂展人です。 きょうは、かんぽの宿など一括売却問題を取り上げますが、簡易保険のお金でつくられた加入者福祉施設が、あれよあれよという間に、短期間で特定の民間企業に安い価格で譲り渡されていく。官から民へと言っていたのは、実は官有地を民間企業に安値でたたき売るという話だったとしたら、これは許されるものではありません。 ちょっとパネルを出したいと思います。 経過をちょっと振り返ってみますと、日本郵政は、四月一日にホームページで競争入札の告知をしています。そして、これは長い経過なんですが、とりあえず日本郵政は二回入札をしたと説明しています。一回目は八月十五日です。第一次提案と……
○保坂委員 社民党の保坂展人です。 中曽根外務大臣に伺いますが、私、何度か国連広報センターの経理内容について疑問を呈してまいりました。日本政府が一〇〇%出資をし、信託基金で運営をされているこのUNICの中に、端的に言って、五百万円の定期預金が長期出し入れなく保有されている事実を指摘してまいりました。 一月に外務大臣は、遺憾だった、そして、この予算請求については一千万円の減額をした、こう述べられましたが、何が問題で、どこが遺憾で、一千万円の減額ということは私の指摘を受けとめてのことなのかどうかについてお答えをいただきたいと思います。
○保坂委員 社民党の保坂展人です。 今回の補正予算には、三十六億円のソマリア海賊対策拠出金が含まれております。この中に、先日、国際会議で橋本副大臣が二十億円を拠出しよう、こういう費用も入っているわけですけれども、自衛隊や海保の費用を含めれば百八十二億という海賊対策。この根本的な原因は、要するに、ソマリアという国の統治機能が長らくにわたって停止をしているという問題。したがって、これを解決するには、国際社会の支援といわば協力が必要だということは論をまたないと思います。 ところで、その現在のソマリアで、根本的に民生を安定させるような国際社会の協調あるいは協力をしていくに当たって、九〇年代の日本政……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 片山知事に伺いたいんですが、先ほどお話の中で、政府に誠意が欠けているんではないかというお言葉がありました。かつて自治省から大臣秘書官をやられて、中央省庁のさまざまな官僚の方と会うと、省益あるいは天下りの話とか、非常に視野の狭い話で、国としての危機感に欠けるんじゃないだろうかとおっしゃいました。 私も、ここ十年ほど前に比べると、各省庁の官僚の方たち、顔ぶれも変わりましたけれども、どうも構えも変わってきたのかなという気がしますので、そのあたり、なぜそうなってきたのか。政府一体改革じゃないかとおっしゃいましたけれども、どこから始めたらいいと思われるか。お……
○保坂(展)分科員 社会民主党の保坂展人です。
まず、川崎大臣に伺いたいんですけれども、金融危機、九七年にございました。それ以来、雇用が大変な状況だということで、歴代政府は、雇用対策ということで、何度もの手当て、対策をしてきたと思いますが、おおよそ総額幾らぐらいの雇用対策をされているかということについてお願いします。大臣にお願いします。
【次の発言】 そうした予算の多くが雇用保険の中の三事業に振り向けられていると思います。この雇用保険という名称も、かつては失業保険と言っていました。雇用保険三事業を含んで雇用保険という名前になっていますが、これらの事業が果たして適正に行われているかどうかという……
○保坂(展)分科員 社民党の保坂展人です。 きょうは、都市再生機構の方に主に聞いていきたいと思います。 きのうの新聞に、「構造計算書五十件紛失・不明」、こういうふうにあるわけですけれども、理事長に伺いたいんです。機構では構造計算書を、まずそのリストとして、どこに何があるというリストはなかったという話を伝え聞いているんですね。したがって捜すのが大変である。それ自体非常にずさんじゃないかということと、先日の予算委員会で、高島平で水が出て、そして浸ってしまった、このことですね。その管理されている責任者、大分後から気づいたんだと思いますけれども、きっちり処分をしたり責任を問うたりすることをしている……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 法務省の刑事局に伺いたいんですが、現在、継続法案になっている強制執行妨害罪について、昨年、私は聞いているんですけれども、これまで強制執行妨害の「強制執行を免れる目的で、」という部分が「妨害する目的で、」というふうに変わって、これは、金銭、財産の無償の譲渡あるいは低額で不利益な譲渡というものも処罰対象、そして情を知ってそれを受け取った者もということで、かなり厳しくなっているということですね。 この条文だけを見ると、例えば、もうこれはローン破綻をしてしまうというサラリーマンの方が、その時期に学資保険が満期になって、親としてはこれ以上できないから、では、……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。
私も、この「悠遊興論」というニュース、長勢大臣が名誉塾頭ということで、昨年のグランドアーク半蔵門での望年会でも、人情なくして人権なし、こうあいさつをされたと書かれております。さらに、十二月の二十九日、大変暮れの押し迫ったときに、第一回ゆうゆうコンペというゴルフコンペを開催された、法務省からは秘書官が参加をした、こう書いている。
法務省官房長に伺います。
この望年会やゴルフコンペに参加をした法務省関係者はほかにいたのでしょうか。
【次の発言】 これは後ほど調べてもらうとして、大臣に伺いますが、赤坂にあったクラブ「醍醐」は、NPO法人悠遊興論塾から七……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。
金融庁にまず伺いたいんですが、もう既に一覧表にして出していただいていますが、金融庁が特定金融情報室をつくって、いわば日本版のFIUのデータベースを構築してきたということでございます。一体どのベンダーに企画開発をさせて、幾らかけてきたのか。これまでかかった企画開発の部分の経費と、そしてランニングコスト、これについて金融庁からお答えをいただきたい。
【次の発言】 富士通を中心に、五億六千万円台の予算がかけられてきた、こういうふうに聞きました。
そこで、今度、警察庁に。
お配りしている資料の二枚目の小さい方の紙に、警察庁からいただいた、今般、組織移管に……
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。 長勢大臣、午前中、法務委員会で参考人質疑を行いまして、こちらの、「治安はほんとうに悪化しているのか」というこの著者の久保さんにも来ていただきまして、お話を聞きました。 そこで、率直な感想なんですが、一つ事例を挙げたいと思います。 大臣の地元ではどうかわかりませんけれども、都市郊外のターミナル駅、駅の構内とかで、コンセントからラジカセをつけて、多少大き目のボリュームで踊っている少年たち、小さい子も時にはいたりして、そういう光景を見たことがありますか。私も見ることがあるんですが、どんな感想を持たれますか。感覚で結構です。
○保坂(展)分科員 社民党の保坂展人です。 柳澤厚生労働大臣に、きょうは原爆症認定の問題について伺っていきたいと思います。 私たちが国会でつくりました被爆者援護法には、このような前文がございます。 ここに、被爆後五十年のときを迎えるに当たり、我らは、核兵器の究極的廃絶に向けての決意を新たにし、原子爆弾の惨禍が繰り返されることのないよう、恒久の平和を祈念するとともに、国の責任において、原子爆弾の投下の結果として生じた放射能に起因する健康被害が他の戦争被害とは異なる特殊の被害であることにかんがみ、高齢化の進行している被爆者に対する保健、医療及び福祉にわたる総合的な援護対策を講ずる、こういうふ……
○保坂(展)分科員 社民党の保坂展人です。 法務省所管のこの分科会におきまして、委員会で三回ほど繰り返しお聞きをした裁判員制度広報費の問題について、主に裁判所から伺い、また法務大臣の所見も後ほど伺いたいと思います。 まず、私ども予算審議に当たって、今、今年度予算におきまして、裁判所から、裁判員制度の広報関係費として十三億九千百万円の経費の要求がございます。これが現在審議中でございます。先ほど、お昼前から、とりあえず平成十七年、十八年の予算額、査定額は幾らだったんですかと。もう基本中の基本ですね、裁判所所管の裁判員制度広報関係費として平成十七年、十八年の予算額はそれぞれ幾らですかと。大体、他……
○保坂分科員 社民党の保坂展人です。 きょうは、国連広報センターの問題について、外務大臣及び外務省に伺っていきたいと思います。 中曽根外務大臣に一月十三日の予算委員会で、短時間でしたけれども、国連広報センターの問題をお尋ねいたしました。そのとき、短い答弁でしたが、国連広報センターが五百万円の定期預金を有していた問題について、次のようにおっしゃっております。 「我が方といたしましては、本来このセンターの諸活動のために活用されるべき信託基金の残高の一部が定期預金として、定期預金も途中で解約できるものもありますけれども、長期にわたり出し入れもなく保有されていたということは遺憾なことであった、そ……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。