このページでは伊吹文明衆議院議員の42期(2000/06/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は42期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(伊吹文明君) 今回のえひめ丸の事故につきましての総理の御発言について、私の所感のお尋ねがございました。 今回の事故は、米国の主権のもとでの原子力潜水艦による事案でありまして、御指摘のように、我が国の安全保障を揺るがしかねない、日米の信頼関係を損なう可能性を含む重大な事故ではあります。しかし、国民の生命が大規模に危険にさらされるという、内閣法十五条に言う危機管理の対象となる事案ではありません。 しかしながら、今申し上げたような重大な事故として、また、行方不明者が出ているということにかんがみ、直ちに外務省及び防衛庁において、それぞれのチャネルを通じて米側に人命救助措置の迅速な展開を……
○国務大臣(伊吹文明君) 道路交通法の一部を改正する法律案の趣旨を御説明申し上げます。 この法律案は、最近における道路交通をめぐる情勢にかんがみ、運転免許証の有効期間の延長及びその他の運転免許証の更新を受ける者の負担の軽減のための規定の整備を行うとともに、あわせて、運転者の安全対策等を推進するための規定を整備すること等をその内容といたしております。 以下、各項目ごとにその概要を御説明申し上げます。 第一は、運転免許証の更新を受ける者の負担を軽減するための規定の整備であります。 その一は、一般運転者に係る免許証の有効期間を、現行の三年から、原則として五年に延長するものであります。 その……
○伊吹国務大臣 このたび、防災担当を命じられた国務大臣の伊吹文明でございます。第百五十一回国会における御審議に当たり、災害対策に関する私の所信を申し上げます。 昨年は、有珠山噴火災害、三宅島噴火災害及び新島・神津島近海地震、東海地方での大雨、鳥取県西部地震など大規模な災害が相次ぎました。 また、この冬は、東北、北陸、関東地方を中心に、豪雪による大きな被害が出ております。 これらの災害により、お亡くなりになられた方々やその御遺族に対し、深く哀悼の意を表しますとともに、現在も不安で不自由な生活を余儀なくされておられる被災者の方々に、心よりお見舞いを申し上げたいと思います。 我が国は、その位……
○伊吹国務大臣 おはようございます。 今先生御指摘のように、日本は、その地理的な条件から、極めて地震を初めとする台風その他の自然災害の多い国でございますし、また、先生のお地元のお話をなさいましたけれども、その自然災害が特に人口密集地域に発生した場合の災害は、単に災害にとどまらず、内閣法十五条に言います大規模な日本国民の生命財産の危機に結びつく国家危機の可能性を含んでいる国と言っていいと思います。 そこで、従来、防災行政は、御承知のように国土庁で所管をしておりました。阪神・淡路大震災のときのとうとい犠牲を対価とした大変な教訓を私たちは得たわけでありまして、まず内閣官房に災害以外のあらゆる緊急……
○伊吹国務大臣 今先生の御主張は、災害という面では一番いい御提言だと私は思います。 しかし、同時に、国の組織、あるいは、先生も公務員でいらしたと思いますが、公務員の日常生活というのは国民の税金によって支えられているわけですね。そうしますと、法律でおのおのの事業を所管している、例えば農林水産省であっても、あるいは災害に対応している消防庁や警察の警備局であっても、いろいろな場面の仕事をしているわけです。災害ということだけの仕事をしているわけではないんですね。 ですから、緊急の事態にはそのような人たちを包括的に動かす仕組みというものを、今回、内閣府にその責任者を置いて、そして高い立場から全体を統……
○伊吹国務大臣 平成十三年芸予地震につきまして、お手元に資料を配付してございますが、その内容、政府の対応等について御報告を申し上げます。 三月二十四日十五時二十八分ごろ、安芸灘を震源とするマグニチュード六・四の地震が発生し、広島県の河内町、大崎町及び熊野町で震度六弱が観測されました。 まず、広島、愛媛両県の二名の亡くなられました方、御遺族に哀悼の意を表し、被害に遭われた方々にお見舞いを申し上げます。 今回の地震による被害は、死者二名、負傷者二百十七名、住居の全壊十四棟、半壊五十六棟、一部損壊は八千棟を超え、公共建物四棟、文教施設七百六十五カ所に被害が生じています。水道断水は、ピーク時に約……
○伊吹国務大臣 今、先生と事業を持っております国土交通省との間のいろいろなお話を伺いましたが、まず事実関係をちょっとはっきりしておかなければいけないし、またこちらから申し上げねばいけないこともあります。 阪神・淡路大震災のときは、おっしゃるとおり、擁壁について特例として補助制度を認めているということは事実です。しかし、それはあくまで、その擁壁が下にある道路あるいは公益、こういうものに対してその崩落あるいは擁壁の崩壊が大きな影響を及ぼす場合という法律になっています。 つまり、我が国は、憲法上の規定によって私有財産権という権利を認めているだけに、その権利の裏側にある義務というものをお互いに果た……
○伊吹国務大臣 国家公安委員会及び防災・危機管理の事務を担当する大臣として、所信の一端を申し上げます。 まず、警察行政に係る基本的認識を申し上げます。 新しい世紀を迎えた最近の治安情勢を見ますと、殺人、強盗などの凶悪事件が増加するとともに、少年による犯罪、女性や子供を被害者とする犯罪等、国民が身近に感ずる犯罪が増加し、加えて、国際化、情報化等の構造変化に伴う新しい犯罪もふえており、国民の皆様の生活が脅かされています。 一方、一連の不祥事により、これらを取り締まる警察に対する国民の信頼が大きく揺らいだことは、まことに遺憾であります。さきの国会において警察法の一部が改正されたことを受け、失わ……
○伊吹国務大臣 どうぞよろしくお願い申し上げます。 ただいまの御質問でございますが、警察法改正の際にも先生に大変な御議論をいただき、御厄介になってきた経緯があるわけでございます。 よく御承知のように、私は、旧内務省時代の大臣ではございませんので、直接警察に対する指揮権はございません。管理権はございますが、指揮権はございません。したがって、特定の事案について政党政治家の立場から、有利になる、不利になるということはございますので、これはやってはいけないという自制を持ちつつも、ただいまおっしゃいましたように、粛々と、あらゆる政治情勢その他に関係なく厳正にやってくれということは申し上げてございます……
○伊吹国務大臣 ただいま議題となりました犯罪被害者等給付金支給法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 犯罪被害給付制度は、故意の犯罪行為により不慮の死亡または重障害という重大な被害を受けたにもかかわらず、何らの公的救済も得られない被害者またはその遺族に対して、国が一定の給付金を支給するものであり、昭和五十六年一月一日に施行されて以来、これまでに約四千五百名の方に対して約百六億円の給付金が支給されるなど、被害者及びその遺族の被害の軽減に重要な役割を果たしてきたところであります。 しかしながら、地下鉄サリン事件等の無差別殺傷事件の発生等を契機に、……
○伊吹国務大臣 私は、中沢先生と全く同じ立場で、警察の専門家でもありませんし、法律家でもありません。しかし、政治家として、先生と同じ気持ちを持っている者としてお答えいたしたいと思います。 まず、告発という行為は、御承知のように、特段、刑訴法上の罪名を特定したものではありません。したがって、告発を受けた限りは捜査には着手する、そして捜査の中で、証拠に基づき、刑法に照らして、公判の維持がどういう形で確実にできるかということを考えながらやっておると思います。 当然、国家公安委員というのは国民の常識を持った人が集まっておりますから、国家公安委員会でも今先生がおっしゃったのと同じことが出ておりまして……
○伊吹国務大臣 ただいまの附帯決議の御趣旨を尊重し、委員会での御審議の内容を参考にいたしまして、本法律案の実施を初めとする犯罪被害者対策を円滑に推進するよう警察を管理運営してまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
○伊吹国務大臣 民主党の御主張は、私、よく伺っております。議院運営委員会での御主張もよく伺っております。 一般論としては、やはり憲法七条の規定と議院内閣制という本旨からすると、公務員の任免というのは各省の長、つまり内閣総理大臣と各省大臣にあるということは原則だろうと思います。しかし、その例外として、公務員法の二条でしたかに書かれているようないわゆる三条委員会の委員は、公益、先生がまさにおっしゃったように、やや政府と独立をした立場で行政にあずかるという意味では公共性あるいは公平性を担保しなければならないので、その代表である国会の同意を得るという手続になっているわけでございますから、まず形式論と……
○伊吹国務大臣 ただいま議題となりました道路交通法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明いたします。 この法律案は、最近における道路交通をめぐる情勢にかんがみ、運転免許証の有効期間の延長及びその他の運転免許証の更新を受ける者の負担の軽減のための規定の整備を行うとともに、あわせて運転者の安全対策等を推進するための規定を整備すること等をその内容としております。 以下、各項目ごとにその概要を御説明申し上げます。 第一は、運転免許証の更新を受ける者の負担を軽減するための規定の整備であります。 その一は、一般運転者に係る免許証の有効期間を現行の三年から、原則として……
○伊吹国務大臣 ここは国会の場でございますから、特定政党の総裁選、党首選のことは、ちょっと答弁をするのは差し控えたいと思います。 一般論としまして、先ほど来、先生と参考人の間でいろいろやりとりがございましたように、この法律は、基本的にはやはり利用していただく方の安全、そしてその安全を担保するために業者の方々を支えていく、こういう考えでできております。したがいまして、この法律に定義をした運転代行以外に、一般的に、空港へ人を送ってある程度の報酬を得ておられるとか、障害者の方々の運転を代行しておられるという方もいらっしゃるのですね。ただ、それはどの程度かというのは、なかなか把握ができておりません。……
○伊吹国務大臣 外務省の公金横領疑惑については、既に外務省から、委員御指摘のとおり、警視庁に告発が出されております。私から指示をいたしておりますことは、これは事国民の納められた税金に関する問題でございますので、社会正義に反することは法律に準拠して、粛々とかつスピーディーにやってほしいということは言ってございます。 先ほど野田委員がお話しになりましたように、国民の意識が国会の意識というお話がございましたが、警察も国民の立場に立ってなさねばなりません。この国民の声というのは、決して一部のテレビや報道が騒ぐということではなくて、国家の正義がいかに守られるかということでございます。 それから、せっ……
○伊吹国務大臣 私、当選して十七年になりますが、初当選以来ずっと酒販組合の御支援をいただいて、酉和会からは政治団体として御支援をいただき、そのことは政治資金規正法にのっとって御報告はしてあります。
【次の発言】 数字はちょっと私は定かにしませんが、夏と冬と会費をちょうだいしておりますから、その程度の金額じゃないかと思います。はっきり今おっしゃった数字かどうかは確認しておりません。
○伊吹国務大臣 今先生御質問の件につきまして、まず遭難をされた方、それから、なお行方不明になっていらっしゃる方々の御家族に対して、心からお見舞いと、事故というものに対して遺憾の意をあらわしたいと思います。 今の御質問について、まず経緯を御報告いたしたいと思いますが、総理官邸内の内閣情報集約センターというところがございます。これはあらゆる情報が入ってくる場所でございますが、ここに第一報が入ってまいりましたのが十時十五分でございました。そして、ここへ入ってきた情報を、国家の危機として処理をするのか、それとも重大な事故として処理をするのかという判断をするために、私か官房長官か、副大臣という立場での……
○伊吹国務大臣 昨日来本委員会でお答え申し上げているような経緯でございまして、十時四十分に内閣情報集約センターからこの事故の連絡が私のところにございました。 それで、危機管理の対象とすべきことか事故かというようなお話もあるようでございますけれども、ともかく、国民の命が危険にさらされているときには、それに対する対処をまず第一に考えるということが、理屈を述べるよりも大切なことだと私は思いまして、その時点で、私の独断でございましたけれども、米国の原子力潜水艦が関与している事件でございましたので、防衛庁にもお願いをするということをつけ加えて、外交ルートで生命の安全を第一に図るように至急申し入れるとい……
○伊吹国務大臣 まず、山本先生のお地元の宇和島で今回の事故に遭われた方々に心からお見舞いを申し上げますとともに、なお行方不明の御家族の方々の心情を思い、心からお見舞いを申し上げたいと思います。 それから、事故が起こりまして、先生が今お話しのように、水産高校においでいただき、そのお気持ちを背中に背負って、我々が連絡室に詰めておりましたところの場へおいでいただいて、お地元の小野代議士、それから野間参議院議員等と御心情をつぶさにお伝えいただいたということは、アメリカ等との交渉をやっていただいている外務省にもお伝えすることができまして、その御苦労にまず厚く御礼を申し上げて、敬意をあらわしたいと思いま……
○伊吹国務大臣 今先生ずっと御質問していただいているところは、私も今回の経験に即して考えてみなければいけないところなんだろうなと思うんです。大変大切な、ポイントをついた御質問なんで、私ちょっとお答えをさせていただきたいと思うんです。 今危機管理マニュアル、危機管理マニュアルとおっしゃっているのは、内閣には危機管理マニュアルというその文書はないんです、おっしゃっているのは多分内閣官房初動対処マニュアルというものだと思うんですね。 この中に、緊急事態とは別紙一に記したものだということがありますね。そして、内閣情報集約センターにたくさんの情報が入ってまいります。内閣情報センターにたくさんの情報が……
○伊吹国務大臣 先生御指摘なのは、内閣官房にございます初動対策マニュアルのことだと思います。これは事務的な初動の体制を書いたものですから、もしこのとおりやっているとすれば、対策室を立てて、その段階で政治家に連絡することになっています、内容すべて御存じのように。しかし、今回起こったことは、情報が来ている段階で既に総理にも私にも連絡が来て、そして連絡室を立て、対策室は各省に立ててやろうということになっているわけです。
【次の発言】 当日、当番の安倍副長官にお願いをしておりましたので、私は存じませんでした。
【次の発言】 先ほど来御答弁がございますように、まことに不適切な事案だと思いますが、法律に違……
○伊吹国務大臣 後ほど扇大臣からも御答弁があると思いますけれども、今政策統括官が参考人として申し上げましたように、災害基本法として取り組めるかどうかというのは、法律上いろいろな考えがあると思います。しかし、政治主導ということは、そのような法律的な解釈を大切にしながら、今先生がおっしゃったように、地元の方々の御苦労を考えていろいろな措置を講ずることだと思っております。 したがって、中央防災会議の会長でございます内閣総理大臣が、既に、先生が今御指摘になりましたように、ことしは異常な降雪がございますので、全国の都道府県等に、そしてまた関係省庁等に、最大限の配慮及び種々の対応を講ずるように通知をいた……
○伊吹国務大臣 ただいま先生が御指摘になりましたように、昭和五十六年にこの犯罪被害者給付金制度ができまして、その後、平成七年でございましたか、地下鉄のサリン事件のような無差別の殺傷事件に象徴されるような、全く被害者には思いがけないような被害が出てくるという社会状況が非常に重なってまいりました。 そこで、警察当局としては、平成八年に被害者対策要綱というものをつくりまして、今先生が御指摘になりましたような、できるだけ実態に合うようにということを考えながらやってきたわけでございますけれども、どうもそれだけではやはりなかなか意が尽くせないということで、今般、法改正を国会へお願いいたしております。 ……
○伊吹委員 おはようございます。 それでは、四十六本という法律が付託されておる審議を始めるに当たりまして、私の質問時間は二十分でありますから、細かなことは一切伺いません。総理の今日に対する歴史認識、時代認識と総理の見識を伺いたいと思います。 四十六本の法律は、特殊法人あるいは社団法人を独立行政法人化するものであります。つまり、国の指導とか補助とか役員の任命とか、そして、うまくいかない、最終的には国の援助、これは国は一銭のお金もありませんから、善意の国民の税金ということですが、それで援助してもらうという形態から、自分たちの判断で、自分たちの責任で仕事を行う、そのかわり人事もできるだけ自由、う……
○伊吹国務大臣 今先生と参考人との間のやりとりを伺っておりまして、制度、政策すべてそうなんですが、あることを担保しようとすると、必ずその副作用が起こる。その難しい事例だなと思っておりますが、しかし、今国土交通省が申しました、守るべきものを守りながら、そのあたりをどうするかということは一つございます。 それからもう一つは、基本的に取り締まりをもう少ししっかりとさせなければなりません。警察も今年度予算で、実は既存の定員の配置についての大幅な見直しをいたしております。従来の感覚で人がついているところ、例えば警視庁もそうですが、これを地域関係、今おっしゃった交番あるいは地域の巡回、そういう仕事をして……
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