井上喜一 衆議院議員
42期国会発言一覧

井上喜一[衆]在籍期 : 38期-39期-40期-41期-|42期|-43期-44期
井上喜一[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは井上喜一衆議院議員の42期(2000/06/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は42期国会活動統計で確認できます。

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

本会議発言一覧(衆議院42期)

井上喜一[衆]本会議発言(全期間)
38期-39期-40期-41期-|42期|-43期-44期
第150回国会(2000/09/21〜2000/12/01)

第150回国会 衆議院本会議 第3号(2000/09/26、42期、保守党)

○井上喜一君 私は、保守党を代表しまして、森総理の所信表明に関連して、重点を絞って質問をいたします。  質問に先立ち、三宅島を中心とした伊豆諸島、有珠山、東海地方など、火山の噴火や群発地震、集中豪雨等の災害により亡くなられた方々に対し、心からの御冥福をお祈りいたしますとともに、長期にわたって不自由な生活を余儀なくされております住民の皆様方に対し、心からお見舞いを申し上げます。政府に対しましては、補正予算等により、被災地の復興、住民の生活支援に万全を尽くされるよう強く望みます。  総理は、所信表明におきまして、「この国会を、二十一世紀の日本新生の礎を築く重要な国会にしたい」と述べられております。……


■ページ上部へ

第151回国会(2001/01/31〜2001/06/29)

第151回国会 衆議院本会議 第17号(2001/03/27、42期、保守党)

○井上喜一君 私は、自由民主党、公明党及び保守党を代表して、ただいまの森総理の米国訪問及びロシア訪問に関する報告に対し質問をいたします。(拍手)  質問に先立ち、この二十四日、中国・四国地方を襲った大地震による犠牲者と被災者の皆様方に、心からのお悔やみとお見舞いを申し上げます。政府におかれては、復興に向け可能な限りの支援措置を講じられることを強く希望いたします。  総理、国会審議の合間を縫って米国、ロシア両国の訪問、大変お疲れさまでございました。我々は、今回の訪問を通じ、総理は一定の成果を得ることができたと評価いたします。  日米首脳会談においては、日本経済低迷の元凶である不良債権問題の最終処……


■ページ上部へ

第154回国会(2002/01/21〜2002/07/31)

第154回国会 衆議院本会議 第7号(2002/02/07、42期、保守党)

○井上喜一君 私は、保守党を代表して、小泉総理の施政方針演説に対し、総理及び関係大臣に質問をいたします。(拍手)  昨年の十二月一日、愛子内親王殿下が誕生されました。国民挙げての喜びであり、心よりお祝いを申し上げ、お健やかな成長をお祈りいたしたいと思います。  さて、新年を迎え、小泉内閣も二年目に入ります。総理が施政方針で述べられたとおり、ことしは、小泉内閣の「聖域なき構造改革」もいよいよ本番を迎え、その真価が問われる年であります。  総理、田中外務大臣の更迭をめぐる一連の経過の中で、世論の支持率が大幅に低下する事態となっております。しかし、内閣支持率に一喜一憂すべきではありません。日本を立て……

第154回国会 衆議院本会議 第26号(2002/04/19、42期、保守党)

○井上喜一君 保守党の井上喜一でございます。  私は、保守党を代表し、ただいま議題となっております健康保険法等の一部を改正する法律案に関連いたしまして、総理並びに坂口厚生労働大臣に質問いたします。(拍手)  保守党の強い主張によりまして、昨年の医療制度改革大綱に引き続き、今回の改正案におきましても、医療制度の抜本改革の一つとして、新しい高齢者医療制度の創設が盛り込まれました。平成十四年度中にその具体的内容、手順及び年次計画を明らかにした基本方針を策定し、その方針に基づき二年以内に所要の措置を講ずると明確に規定するに至ったことは、高く評価いたすものであります。  今日の医療制度の最大の問題は、高……


■ページ上部へ

第157回国会(2003/09/26〜2003/10/10)

第157回国会 衆議院本会議 第2号(2003/09/29、42期、保守新党)【政府役職:内閣府特命担当大臣(防災)】

○国務大臣(井上喜一君) 熊谷代表にお答え申し上げます。  質問は二点でございまして、十勝沖の地震、有事法制でございます。  この九月二十六日に、十勝沖を震源とする大変大きな地震がございました。まずもって、被災されました皆さん方に心からのお見舞いを申し上げる次第であります。  現在の被害状況につきまして、人的被害としましては、行方不明者が三名、負傷者が五百九十一名、住家被害としては、全壊七棟、半壊十五棟となっております。また、苫小牧で製油所のタンク火災が発生いたしております。さらに、道路、河川、港湾等の公共施設、農林水産業関係あるいは学校施設に被害が出ておりますほか、今なお断水中の地域がござい……

井上喜一[衆]本会議発言(全期間)
38期-39期-40期-41期-|42期|-43期-44期

■ページ上部へ

委員会発言一覧(衆議院42期)

井上喜一[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
38期-39期-40期-41期-|42期|-43期-44期
第149回国会(2000/07/28〜2000/08/09)

第149回国会 予算委員会 第1号(2000/08/02、42期、保守党)

○井上(喜)委員 保守党の井上喜一でございます。私は、教育問題につきまして御質問をいたします。  総理は、所信表明演説で、日本新生プランを改革の中心に据えられまして、これを実現していくということに大変強い意欲を示されたものと理解をいたしておりまして、その中で、一つの重要な柱として、教育の新生でありますとか教育の改革というものを取り上げられておりました。我々保守党も、さきの総選挙で教育改革を公約とし、日本人としての自覚と責任を持つ、国際的に尊敬される青少年教育の推進というのを取り上げました。  今日、青少年の凶悪犯罪が多発をいたしておりまして、また、いじめとか学級崩壊というようなこと、あるいは不……


■ページ上部へ

第150回国会(2000/09/21〜2000/12/01)

第150回国会 予算委員会 第3号(2000/11/20、42期、保守党)

○井上(喜)委員 保守党の井上喜一でございます。  既に質問されましたお二方から、まず政局のお話がございましたけれども、私は、内外ともに大変課題の多いこのときでありますから、政府といたしましては、粛々と、着実に課題をこなしていくことが大切である、こういうふうに考えておりまして、総理が、いや、ひとつ一言だけ何か言っておかないといけないということであればよろしいのでありますが、私はそういうような考えから、特別にこの課題については質問をいたしません。  私が質問いたしたい第一は外交問題でございまして、先週、APECの首脳会議等がございました。関係各国の首脳が集まりましていろいろな重要な議題が討議をさ……


■ページ上部へ

第151回国会(2001/01/31〜2001/06/29)

第151回国会 国土交通委員会 第10号(2001/04/06、42期、保守党)

○井上(喜)委員 井上喜一でございます。  倉庫業法の改正が行われるということで質問をさせていただきますけれども、私は、倉庫業というのは、大変重要な役割を果たしているにもかかわらず、日常的に余りそういう機能が評価をされているとも思えないし、また華々しく取り上げられるというようなことも余りないと思うのであります。  私は、倉庫業の役割といいますか、機能というのを正しく評価しまして、倉庫業者についてもそれなりの努力をしてもらうと同時に、国におきましても適切なる対応をしていくということが必要だ、こんなふうに考えまして、そのような視点から質問をさせていただきたいと思うのであります。  倉庫業は日常の経……

第151回国会 内閣委員会 第15号(2001/06/06、42期、保守党)

○井上(喜)議員 この集中改革期間が五年間というのはいささか長過ぎるのじゃないか、こういうような御意見かと思うのでありますが、法律の中にも書きましたように、一年間でこの計画をつくるということであります。この一年間だって、これはなかなか大変なことなんですね。別表に書いてありますように、特殊法人が七十七、認可法人五十五、これすべてについて改革の実行案をつくっていくということでありますから、大変なことだと思います。さらに、これはすべて法律に基づきまして設立されておりますので、法律の改正作業がございます。さらには、その法律の改正に基づきまして実行していかないといけないわけであります。  確かに、三年と……

第151回国会 予算委員会 第2号(2001/02/08、42期、保守党)

○井上(喜)委員 保守党の井上喜一でございます。  私は、総理を中心に、施政方針演説において述べられました事項に関連をいたしまして、質問をさせていただきたいと思います。  KSD、それから外務省の機密費の問題でありますけれども、極めて遺憾な不祥事だと思います。これは、政治やあるいは行政に直接関係する不祥事でありまして、極めて遺憾で、しかも極めて重要な意味を持っていると私自身思います。大体、事件といいますのは、多かれ少なかれ、そういうことが起こります原因とか土壌があるわけでありますけれども、外務省の機密費の問題というのは、全く私ども想像できない事件だと思うのであります。  そういうことで、KSD……

第151回国会 予算委員会 第4号(2001/02/13、42期、保守党)

○井上(喜)委員 保守党の井上喜一でございます。  きょうは機密費につきまして御質問をさせていただく予定でありましたが、若干、ハワイ沖の事故につきましても最初に言及させていただきたいと思うんです。  ハワイ沖で、愛媛県の宇和島水産高校の実習船がアメリカの原子力潜水艦と衝突をして沈没して、なお九名の不明者がいるということで、必死の救助活動が続けられていると理解をいたしております。政府の方もいろいろな努力を重ねてきておられると思うのでありますが、何せこれはアメリカの、ハワイ沖での事故でありまして、大変もどかしい一面もあるんじゃないか、そんなふうに思います。  そこで、国民の皆さん方に対してはっきり……

第151回国会 予算委員会 第8号(2001/02/19、42期、保守党)

○井上(喜)委員 保守党の井上喜一でございます。  まず、私、最初に宮澤財務大臣から御質問をさせていただきたいと思います。  イタリアのパレルモでG7の会議がございまして、宮澤大臣が政府を代表して出席されました。その少し前、経済の月例報告がございまして、日本の経済も従来とはいささか違った様相を呈してきているというような報告がございました。アメリカの経済の減速等々で輸出が減退をするといいますか、やや弱含みになるとか、個人消費が依然として回復しないとか、あるいは物価が低落をしている等々、回復のテンポがより緩やかになっているというような総括判断でございました。  そういう中でのパレルモでのG7の会議……

第151回国会 予算委員会 第15号(2001/03/02、42期、保守党)

○井上(喜)委員 私は、保守党を代表して、ただいま議題となっております平成十三年度予算三案に対し、賛成の討論を行うものであります。  以下、賛成する主な理由を申し上げます。  平成十三年度予算は、二十一世紀の最初の予算であります。総理の施政方針演説にありますように、新世紀の最初の十年は、今後の百年の大計を決する極めて重い意味を有するものであります。この十年の間に、前世紀から積み残した課題を集中的に処理するとともに、新たな時代に対応した改革を徹底的に進めていく必要があります。  平成十三年度予算は、その第一歩を踏み出す予算となっていると考えます。  第一に、失われた十年とも形容されるバブル崩壊後……

第151回国会 予算委員会 第16号(2001/05/14、42期、保守党)

○井上(喜)委員 保守党の井上喜一でございます。  このたび、小泉総理、まことにおめでとうございました。  先週、小泉総理のお考えは、所信表明演説、それから本会議の質疑を通じましてよくお聞きをいたしたところでありまして、大変明快なところが多かった、こんなふうに思います。きょう私が質問いたしますのは、それよりもう少し中に入ったところを、必ずしも所信表明演説なりあるいは本会議での質疑の中で明らかにされなかった部分について、総理の明快な御答弁をお願いいたしたい、こんなふうに思うのです。  緊急経済対策を速やかに実行していくということに触れられております。当然のことだと思うのです。不良債権の処理がその……


■ページ上部へ

第153回国会(2001/09/27〜2001/12/07)

第153回国会 厚生労働委員会 第2号(2001/10/17、42期、保守党)

○井上(喜)委員 私初めてだと思いますけれども、坂口厚生労働大臣にお伺いをいたします。厚生労働省、問題山積でありまして、大変毎日お忙しいと思うのでありますけれども、ひとつ御検討をいただきたいと思います。  私、最近の世論調査を注意深く読むのでありますけれども、少し違った傾向が出てきていると思うんですね。従来の世論調査でありますと、景気をよくしてくれとか、あるいは社会保障制度を安心できるきちっとしたものにしてくれ、こういうのが大体トップの項目だったと思うのでありますけれども、最近は、これと並ぶというか、あるいはこれ以上の要望が多いのは、安心して生活できる安全な町づくりをしてくれ、あるいは安全な国……

第153回国会 厚生労働委員会 第4号(2001/10/26、42期、保守党)

○井上(喜)委員 井上喜一でございます。  育児休業、介護休業等の育児とか家族介護を行う労働者の福祉に関する法律の一部を改正する法律、こういうような法律が提案されるようになりますということは、育児でありますとか、介護でありますとかが大変切実な、今日的な問題になっているということだと思います。  そこで、しかし、そうはいいますものの、例えば育児休業の取得なんかの状況を見ますと、育児休業をとっている人というのは六〇%ぐらいということになっているわけですね。これは一体どういうことなのか。例えば、育児をしてもらう家族がいるとか、あるいは共稼ぎの場合は夫婦どちらかが休めばいいわけだから、必ずしも一〇〇%……

第153回国会 厚生労働委員会 第9号(2001/11/20、42期、保守党)

○井上(喜)委員 保守党の井上喜一でございます。  私は、雇用政策につきまして厚生労働省に質問をさせていただきます。  最近、失業者が多い、あるいは失業率が結果として高くなってきているということは御承知のとおりでございます。どうしてこんなに失業率が高いのか、失業者が多いのかというのは、言うまでもなく、大きな経済構造の変化の中にあるということでありまして、言ってみれば、構造的な摩擦の失業と言えるのではないかと思います。  経済構造の変化といいますと、産業構造が変わるということですね。主たる産業が入れかわってくる、産業構造が変わってくるとか、あるいは、IT化によりまして企業がリストラを行う、その結……

第153回国会 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第3号(2001/10/11、42期、保守党)

○井上(喜)委員 保守党の井上喜一でございます。  去る十月の八日に、テロを撲滅するということで、アメリカ軍が英軍の協力を得ましてアフガニスタンのタリバンの基地等を中心に攻撃をいたしましたけれども、私も断固としてこの措置を支持するものでございます。  私は、軍事行動、軍事作戦といいますのは、武器でありますとか、あるいは作戦そのものがきちんと立てられておりますと、これは勝てると思うのでありますけれども、テロの撲滅というのは、戦争に勝つだけで事が終わるということではないと思うんですね。私は、政治的な闘いに勝たない限りテロの撲滅はないと思うのであります。政治的な闘いといいますのは、国際的な世論を引き……

第153回国会 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第5号(2001/10/13、42期、保守党)

○井上(喜)委員 保守党の井上喜一でございます。参考人の皆さん方、きょうは本当に御苦労さまでございます。  まず、小川参考人にお伺いいたしたいと思います。  今、我々がやるべきことは、テロをいかに防止していくか、あるいはテロをいかに撲滅していくか、こういう課題に真剣に取り組んでいくことだと思うんですね。今国会に提案されておりますテロ防止対策法なり自衛隊法の改正、あるいは海上保安庁法の改正、これはいずれもこれに対応したものだと思うのでありますけれども、全部じゃないと思うんですね。  そこで、日本としてやるべきことはどういうことがあるのか、この提案三法にとらわれることなく、小川参考人の御意見をお伺……

第153回国会 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第7号(2001/10/16、42期、保守党)

○井上(喜)委員 テロ対策特別措置法の今日までの審議をお聞きしておりますと、私は、この法律の中で法律事項として問題になっております主たるものは、国会をいかにこれにかかわらしめていくかという問題と、それからもう一つは武器弾薬の輸送、この二点だったと思うんですね。  確かに、前者につきましては、迅速性が必要であると同時に、また、何らかの形で国会が関与していくということも必要だと思うのでありまして、このたびのこの修正案、私もその提案者の一人になっておりますけれども、事後承認という形で国会をかかわらしめていく、そういうことにいたしておりますし、そういう意味では大変適切な改正内容だと私は思います。  ま……

第153回国会 予算委員会 第1号(2001/10/04、42期、保守党)

○井上(喜)委員 保守党の井上喜一でございます。  去る九月の十一日に、ニューヨークでテロによります一大惨事、残忍な、極めてひきょうな事件が起こりまして、アメリカが犯人の逮捕とかあるいはテロ組織の根絶に立ち上がった、極めて当然のことだと思いますし、多くの国際社会の国家が同じような行動を起こすということを言いました。日本政府も、日本自身の問題としてテロの根絶のために毅然たる態度を示されたのでありまして、まことに適切な行為だったというふうに思うのであります。  今、関係の法律案が準備をされているということでありますが、一日も早く成立をいたしまして、適切な対応がとれることを心から期待いたすものでござ……

第153回国会 予算委員会 第4号(2001/11/12、42期、保守党)

○井上(喜)委員 保守党の井上喜一でございます。  補正予算案が提出されましたけれども、このたびの補正予算案につきましては、予算の規模といいますか、国債の発行規模が随分議論されたと思うのです。景気が悪い、あるいは失業率が高いというようなことで、もっと国債を発行すべきである、こういう意見も随分強かったと思うのでありますが、現に四百兆円近い国債の残高もありますし、また単年度の発行額といたしましても、三十兆あるいはそれを超えるような状況になってきておりまして、財政の節度を保ちながら予算編成をしていくということは、私はある意味では当然のことじゃないか、こんなふうに考えるものでございます。  財源の制約……


■ページ上部へ

第154回国会(2002/01/21〜2002/07/31)

第154回国会 環境委員会 第12号(2002/05/14、42期、保守党)

○井上(喜)委員 地球温暖化対策、いよいよこれは本格的に取り組まないといけない時期に来たわけでございます。割かし楽観的に、この京都議定書の目標をクリアできるというようなお考えもあるようでありますけれども、私は、ヨーロッパの諸国、石炭を天然ガスに切りかえることによって発電をすれば、かなりのところまで京都の目標を達成できるような国と違いまして、日本の場合はなかなか難しい。したがいまして、国民的にこれは全体としてやはり取り組んでいかないといけない、そんな課題だと思います。まして、経済成長をこれからもさらにやっていく、あるいは生活水準を切り下げないということになりますと、本当にこれは大変じゃないかと思……

第154回国会 厚生労働委員会 第13号(2002/05/17、42期、保守党)

○井上(喜)委員 保守党の井上喜一でございます。  社会保障制度を安定させていく、あるいは充実させていくということは、老後の生活設計で欠くことのできないものでありますし、最近のように、少子化が進行する、あるいは高齢化が一段と進行するような状況の中におきましては、国民生活にとって大変重要なものとなってきていると思います。私は、そのような観点から、きょう御質問をさせていただきたいと思うんです。  今回、これは三回目の審議だそうでありまして、あるいは多少ダブるようなことがあるかもわかりませんけれども、お答えをいただきたいと思うんです。  まず最初に、今回のこの改正案、まとまるまでに紆余曲折がありまし……

第154回国会 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第5号(2002/05/09、42期、保守党)

○井上(喜)委員 保守党の井上喜一でございます。  まず、質問に入ります前に、ニュースで大きく取り上げております、日本の瀋陽総領事館に、北朝鮮とおぼしきといいますか、北朝鮮の人が館内から中国警察によって連れ去られるということでございますけれども、これに対しまして、事情を照会するのは当然でありますけれども、これは主権国家としてきちっとやはり抗議をして、だれも納得できるような結末をつけていかないといけないと思うんですよね。  明確なそういう意思を持ちまして対処をされているのかどうか、これは外務大臣の答弁を求めます。
【次の発言】 中国の警官が日本の領事館内に、館内といいますか館内の敷地の中に入った……

第154回国会 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第9号(2002/05/22、42期、保守党)

○井上(喜)委員 保守党の井上喜一でございます。  きょうは、秋山参考人、お忙しいところお越しいただきまして、本当にありがとうございます。  今、台湾の国家安全局なるものの極秘文書が、台湾とか香港の方の新聞等に出て、この国会でも取り上げられて問題になっておるのでありますが、私は、そういう極秘文書なるものの真偽のほどとか、あるいは中に書かれておりますことの真偽は全くわからないのでありますが、それを判断する立場にありませんけれども、秋山参考人のことが出てくるということでありまして、私は、こういうことにつきましては、やはり秋山参考人の名誉にも関係することでありますから、きっちりとさせておかなくてはい……

第154回国会 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第14号(2002/06/10、42期、保守党)

○井上(喜)委員 保守党の井上喜一でございます。  六月の一日の朝刊でありますけれども、「福田長官「核持てる」 非核三原則転換も」なんというような見出しがありまして、中の記事を見ますと、外国からの反発も必至だというようなことで、いかにも現実味を帯びたような記事の中身になっていたんでありますが、私自身はどうも、こういうような状況の中でそういう核政策の転換なんかがあり得るはずがないし、官房長官という内閣の要職におられる方がそういう発言をするはずもないと思って、いささか、こんなことがあるのかなという、そんな感じを持って新聞を読んだ次第であります。  報道は自由でありますから、いろいろなことを書きます……

第154回国会 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第16号(2002/06/28、42期、保守党)

○井上(喜)委員 保守党の井上喜一でございます。  意見陳述者の皆さん、きょうは本当にありがとうございます。  時間に限りがありますので、私は、まず最初に四人の意見陳述者の方に同じ質問をいたしますので、お答えいただきたいのです。その四人は、村井、遠藤、佐久間、山本の各陳述者の皆さんでございます。その後、横田陳述者に対しましては別の質問をいたしたいと思います。  有事というのは、通常は起こらないことでありますけれども、一たん起こればこれは本当に大変なことになりますので、それはそれなりの対応をしないといけない事態だと思うのであります。  私は、有事が起こった場合に、国としまして、憲法、法律その他の……

第154回国会 予算委員会 第3号(2002/01/24、42期、保守党)

○井上(喜)委員 保守党の井上喜一でございます。  平成十三年度の第二次の補正予算が提出されまして、それに関連する予算委員会ということでございますので、当面する二、三の問題につきまして御質問をさせていただきたいと思います。  一つは、最近よく三月危機とかあるいは四月、五月危機というようなことが言われるのであります。  それぞれのお考えで言っておられると思うのでありますけれども、私なりに整理をいたしますと、やはり基本は景気の状況が悪いということでありまして、一月の月例報告を見ましても、輸出の方については若干の明るさのようなものが見えるものの、個人消費であるとかあるいは設備投資、鉱工業生産、いずれ……

第154回国会 予算委員会 第22号(2002/03/11、42期、保守党)

○井上(喜)委員 保守党の井上喜一でございます。  私は、外務省の調査報告書が三月四日に出ておりますので、大体それをもとにして質問をいたしていきたい、こんなふうに考えております。  私は、報告書の中で、多少感覚が違うものもあるのでありますけれども、議院内閣制のもとにおきましては、現職議員というのは、政策について発言をしていく、あるいはその政策を実行していく仕方について発言していく、これは当然のことだと思いますし、また、地元のことについてもいろいろな要望をしていくという、これまた当然のことだと思うのであります。  時に、これは与野党問わず、大声でいろんな意見を言う人もありますが、鈴木証人の場合は……


■ページ上部へ

第155回国会(2002/10/18〜2002/12/13)

第155回国会 経済産業委員会 第5号(2002/11/12、42期、保守党)

○井上(喜)委員 保守党の井上喜一でございます。きょうは参考人の皆さん、本当に御苦労さまでございます。  大変時間が限られておりますので、私は丸島参考人と末吉参考人にお聞きをしたいと思うんです。丸島参考人には二問、末吉参考人には一問であります。さらに時間が余れば、丸島参考人にもう一問御質問させていただきたいと思います。  そこで、丸島参考人にお伺いしたいのは、いかに制度が完備されましても、知的財産権、私は主として産業用の特許権等を言っているのでありますけれども、それが侵害されているという事実をつかまなければ保護されないわけですね。日本の国内におきましては、それぞれの企業が監視をしておりますから……

第155回国会 経済産業委員会 第6号(2002/11/13、42期、保守党)

○井上(喜)委員 保守党の井上喜一でございます。  私は、最初に平沼大臣にお聞きをしたいと思うのです。  最近、日本の産業の空洞化ということが言われておりますし、とりわけ製造業につきましてそれが大変顕著に出てきていると言われております。一説には、製造業の四〇%ぐらいが既に外国へ出ているというようなことですね。あるいは、企業の設備投資にいたしましても、もう海外で投資をする方が日本国内の投資より多くなっているというようなことが言われているわけですね。ある意味では、賃金の格差でありますとか、あるいは発展途上国が産業を発展させる場合に、付加価値の低い分野から取り組んでいくということはこれまた当然のこと……

第155回国会 経済産業委員会 第9号(2002/11/27、42期、保守党)

○井上(喜)委員 保守党の井上喜一でございます。  きょうが最後の質問の日でありますけれども、私もずうっと質問を聞いておりまして、大体ダブった質問が多いので、今さら質問もいかがかと思うのでありますけれども、国民に対してわかりやすく答弁をしていただくというような、そういうことで質問いたしたいと思います。  今般の原子力発電所におきます不正記録等のこういった一連の事案というのは、安全上直ちに問題になるものはなかったかもしれませんけれども、国民の原子力安全規制に対する信頼感を失墜させたということは、これは大変残念でございます。私は、企業も政府もこういった事態を真摯に受けとめて、再発防止のための万全の……

第155回国会 特殊法人等改革に関する特別委員会 第8号(2002/11/18、42期、保守党)

○井上(喜)委員 保守党の井上喜一でございます。  独立行政法人の法案、四十六本がかかっておりますが、いよいよきょう、締めくくり総括が行われて採決の運びになっておりますけれども、私は、これまで当委員会におきましていろいろな議論がなされまして、そういった議論を聞いておりまして、私なりの感想を申し上げ、これに対して石原大臣のお考えをいただければ、こんなふうに思います。  独立行政法人といいますのは、昨年、特殊法人の改革の基本法が成立をいたしまして、それをもとに特殊法人あるいは認可法人のすべての見直しが行われたわけでありまして、あるものは民営化する、あるいはあるものは廃止をする。大部分のものが独立行……

第155回国会 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第2号(2002/11/11、42期、保守党)

○井上(喜)委員 保守党の井上喜一でございます。きょうは、石破防衛庁長官にお伺いしたいと思うんであります。  歴代防衛庁長官それぞれ、防衛問題に造詣の深い方だったと思うんでありますけれども、石破新長官はとりわけ本問題については造詣の深い方と承知をいたしております。しかも、専門的にわたる事項につきましても大変お詳しいし、かつまた今の答弁を聞いておりましても大変詰めて考えておられる、そういう方だと思います。ということで、私は極めて初歩的な質問をいたしますが、率直な御答弁をお願いいたしたいと思うんです。  まず最初に、安全保障という問題ですね。安全保障というのは、国家にとりまして最大のテーマだと思う……

第155回国会 予算委員会 第2号(2002/10/24、42期、保守党)

○井上(喜)委員 保守党の井上喜一でございます。  今国会は、臨時国会でありますけれども、外交問題あるいは経済問題、大変重要な問題が山積している国会だと思います。私の質問時間は何か十九分ということでありますので、質問の重複を避けまして、具体的な質問をしたいと思いますので、具体的なお答えをいただきたいと思います。  まず、雇用の問題でありますが、最近の雇用失業情勢というのは、一言で言えば、まことに厳しいということだと思います。完全失業率が五・四%、あるいは完全失業者数が三百六十一万人、有効求人倍率、求人の方も大変少なくなってきているということであります。  しかも、私はこの雇用情勢で深刻だと思い……

第155回国会 予算委員会 第3号(2002/12/02、42期、保守党)

○井上(喜)委員 保守党の井上喜一でございます。  私は、平成十五年度の予算案の編成に関連をして質問をいたしたいと思うんです。  先般、本年度の補正予算をするということで、その作業が進んでおりますけれども、いよいよ年末を控えまして、来年度の予算案を決めるという時期になってきたのでありますけれども、最近のように大変難しい経済状況の中でありますから、経済見通しをきっちりと立てまして、それに応じました予算編成をしていくということが例年以上に大切なことじゃないかと私自身考えているわけでございます。  そこで、まず竹中大臣にお伺いしたいんですが、二点でありますが、一つは来年度の経済見通しでございます。公……


■ページ上部へ

第156回国会(2003/01/20〜2003/07/28)

第156回国会 内閣委員会 第13号(2003/05/28、42期、保守新党)

○井上(喜)議員 育児休業制度の世界各国の状況ということでありますが、日本は御承知のとおり一年なんですよね。ヨーロッパ大陸の方は日本より長くて、何かドイツとフランスが三年間、スウェーデンが十八カ月と聞いているんですが、アメリカ、イギリスはずっと短くて、アメリカの場合は病気休暇とか家族介護なんかを含めまして一年につき十二週間ですか、それからイギリスが四週間ということになっておりますから、日本としてはまあまあ中ぐらいの休暇制度になっているのではないかと思うんですね。  そういう休暇制度なりあるいはいろいろな手当、これと出産数との関係もお尋ねになったと思いますけれども、やはり我々も随分検討したんです……

第156回国会 内閣委員会 第15号(2003/06/06、42期、保守新党)

○井上(喜)議員 山谷議員の前の質問で、胎児の意見を聞けというようなお話がありましたけれども、私は、お聞きしておりまして、やむなく中絶をするような場合にも、そういうような気持ちでもって中絶をするということでなければいけないんじゃないか、こういう趣旨と理解をいたしまして、それはそのとおりだろう、中絶については、やむなく中絶する場合もありますが、極めて慎重にすべきものだろう、こんなふうに思います。  確かに、子供につきましては、女性の社会進出が多くなってまいりまして、どうしても保育所をつくらないといけないとか何かの手当てをつけないといけないとか、そういう大きな社会的な要請がありまして、そういうのに……

第156回国会 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第3号(2003/04/18、42期、保守新党)

○井上(喜)委員 保守新党の井上喜一でございます。  この武力事態法の修正案を与党の代表者が出しておりますけれども、私どもは、この委員会審議を通じまして、武力攻撃事態法、これの大まかな問題についてはこの修正案でこたえている、カバーしている、そんなふうに考えております。  きょう、また官房長官の方から、「国民の保護のための法制について」という概要の説明がございました。これは内閣官房を中心にして、関係各省の意見をまとめ、地方公共団体その他関係機関の意見をまとめてこういうものをつくられたと思うのでありますけれども、さらによく検討をされまして、立派なこの国民保護法制をつくっていただきたいと思います。よ……

第156回国会 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第6号(2003/05/08、42期、保守新党)

○井上(喜)委員 保守新党の井上喜一でございます。  きょうは、参考人の皆様、御苦労さまでございます。私は、時間がありましたら、二つの御質問をしたいと思うんですが、まず最初の質問は、先制攻撃ということについてであります。  戦争といいますのは、大体、受けて立つ戦争ですね。自衛権を発動して行う戦争というのは、そういうものが普通だと思うんでありますけれども、しかし、かつてのように、プロペラの戦闘機だとか戦車だとか、小銃とか機関銃というような武器体系のもとではともかくも、最近のようにミサイルというような武器が主体になってまいりますと、戦争のやり方なんかも大分違ってくると思うんですね。そういうことから……

第156回国会 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第7号(2003/05/09、42期、保守新党)

○井上(喜)委員 井上喜一でございます。  私、五分しか時間がないものですから、質問もできませんので、要望だけ申し上げたいと思うものです。  いわゆるこの有事法制というのは、昨年の通常国会におくればせながら提案されまして、自来、臨時国会あるいは今日のこの通常国会、ずっと審議をされてきまして、大体論点は尽くされたような感じを私は持っているわけであります。  有事法制でありますから、有事になろうとなるまいと、そういったことをきちっとしておくということは当たり前の話であります。まして、最近伝えられるような、近い国の北朝鮮で核兵器の開発をしているとか持っているとか、あるいはミサイルを百発から二百発持っ……

第156回国会 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第8号(2003/05/12、42期、保守新党)

○井上(喜)委員 一昨年の九月十一日のニューヨークのテロ事件以降、安全保障という問題について、国際的な関心はもとより、日本におきましても安全保障論議が活発に交わされ、大変関心が高くなってきていると思うんです。あと、アフガンの戦争でありますとかイラクでの米英軍の武力行使だとか、あるいは北朝鮮の核開発あるいはミサイルの開発、配置のようなこと、こういったことについて、安全保障上、やはりきちっとした対応をしないといけないというような関心が強まった、こういうことだと思うんですね。  周辺事態法の審議で、これまでの我が国の防衛政策につきましてかなり総括的な質問が私は出てきたと思いますし、また、副次的な効果……

第156回国会 予算委員会 第3号(2003/01/23、42期、保守新党)

○井上(喜)委員 保守新党の井上喜一でございます。  平成十四年度の補正予算は、中小企業とかあるいは雇用とかあるいは治安、それらに対します言ってみればセーフティーネットというのですか、それに関連した予算が多額に計上されている予算で、そういう特徴があると思いますし、また、大変厳しい財源事情の中でこういったところに資源を配分していったということ、これはそれなりに評価ができるものだというふうに考える次第であります。  そこで、補正予算に関連いたしまして質問をしたいと思うんです。  まず、中小企業対策です。  中小企業対策といいますのは、大体、金融面を中心に対策が進められてきた、こんなふうに思います。……

第156回国会 予算委員会 第7号(2003/02/06、42期、保守新党)

○井上(喜)委員 保守新党の井上喜一でございます。金融とか財政関係について御質問をいたします。  本年度の施政方針演説は、経済の再生ということが第一番に取り上げられております。日本経済を再生させるためにあらゆる政策手段を総動員する必要がある、政府は日銀と一体となってデフレ克服に取り組むということですね。財務大臣の演説も、デフレの克服が最重要課題、最優先課題、こういうことになっております。経済演説は、もう当然のこととして最優先課題がデフレの克服だ、こういうことを指摘されておりまして、若干、この経済演説の中には、今のデフレというのは、複合的な背景もあるけれども、現在の日本のデフレというのは貨幣的な……


■ページ上部へ

第157回国会(2003/09/26〜2003/10/10)

第157回国会 災害対策特別委員会 第1号(2003/09/26、42期、保守新党)【政府役職】

○井上国務大臣 このたび、防災担当大臣に就任いたしました井上喜一でございます。  防災担当大臣として、関係省庁と連携を図りつつ防災対策を推進し、災害に強い国づくりのため、職務に専念する覚悟でございます。  我が国の防災対策の一層の推進のため、米澤委員長を初め理事、委員各位の格別の御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。  けさの地震につきまして御報告いたします。  本日午前四時五十分ごろに、釧路沖を震源とする大きな地震が発生いたしました。この地震による最大震度は、北海道日高地方、十勝地方及び釧路地方において震度六弱となっております。また、北海道及び東北地方の沿岸部においては津波が観測さ……

第157回国会 予算委員会 第1号(2003/10/01、42期、保守新党)【政府役職】

○井上国務大臣 災害の予測というのは元来難しいのでありますけれども、特に地震の予測というのは非常に難しいわけですね。それでも、かなり知見が集まってくるとか観測体制が整備されまして、東海地震なんかはかなりの精度をもちまして地震の予測ができるようになってきたわけでありますが、東京の直下型地震につきましては、東海地震ほどには知見がまだ集まっていない、こういうことでありますけれども、しかし、関東大震災がありましてからもう八十年も経過をするわけでありまして、この対応もきちんと考えておかないといけない、こういう状況だと思います。  特に、最近の東京一極集中、政治の機能、経済、金融、こういうのが非常に進んで……


井上喜一[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
38期-39期-40期-41期-|42期|-43期-44期

■ページ上部へ

各種会議発言一覧(衆議院42期)

井上喜一[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
38期-39期-40期-41期-|42期|-43期-44期
第151回国会(2001/01/31〜2001/06/29)

第151回国会 予算委員会公聴会 第1号(2001/02/27、42期、保守党)

○井上(喜)委員 保守党の井上喜一でございます。きょうは、公述人の皆さん、お忙しいところをお越しいただきまして公述していただきましたことを御礼を申し上げる次第であります。私は、クー公述人と植草公述人にお聞きをいたしたい、こんなふうに思います。  両公述人のマクロ経済についての見方というのはほぼ共通したものがあるんじゃないか、私はそういう印象を受けたのでございます。また、当面の景気対策といたしましても、どうも金融政策では限界があるのではないか、したがいまして、財政政策におきまして、もう少し状況を見ながら弾力的に運用していったらどうなのか、こんな御趣旨だったと思うのであります。  そこで、まずクー……

第151回国会 予算委員会公聴会 第2号(2001/02/28、42期、保守党)

○井上(喜)委員 私は、保守党の井上喜一でございます。  公述人の皆さん方、きょうは御苦労さまでございます。また、あわせて御礼を申し上げる次第であります。  私は、四人の公述人の方にそれぞれお聞きをいたしたい、御意見を伺いたいと思うのです。  今の一番大きな問題は何か。予算を編成するにいたしましても、その他にいたしましても、やはり景気の回復というのが最大の政治の課題だと思うのです。これは短期的にはもちろんでありますし、中長期的に見ましても一番大事な問題だと思うのです。雇用につながるとかあるいは消費に影響するとか、あるいは企業利益、ひいては設備投資に影響してくるということですから、私は、景気の回……

第151回国会 予算委員会第三分科会 第1号(2001/03/01、42期、保守党)

○井上(喜)分科員 井上喜一でございます。  分科会ということで、委員会でありますときとは多少リラックスした雰囲気の中で質問させていただくということでありますので、ざっくばらんな御質問をさせていただいて、また率直な外務大臣のお考えをお伺いしたいと思うのです。  日米関係につきましては、日本外交の基軸でありまして、これは安全保障の面から見ましても、あるいは経済の面からも政治の面からも、大変重要な二国関係だ、そういうぐあいに思うのであります。しかし、私は、こういった二国関係を健全に保っていくためには、やはり言うべきことはきちっと言うということが必要だと思うのです。別にこれは敵対するということではな……

第151回国会 予算委員会第七分科会 第2号(2001/03/02、42期、保守党)

○井上(喜)分科員 保守党の井上喜一でございます。  きょうは分科会でありますので、今、経済産業大臣というんですか、平沼大臣の率直な御意見をお伺いいたしたい、こういうことで質問に立たせていただきました。  きょう取り上げますのは、私の地元と非常に関係がありますと同時に、またこれは全国的な問題でもあろうかと思います。昨年の臨時国会で私、予算委員会だったと思うのでありますけれども、繊維の輸入が急増いたしまして、輸入浸透率というようでありますが、輸入浸透率が高まりまして繊維の産地が大変苦況に陥っているということでございます。大臣は繊維会社にお勤めになったということをお聞きいたしておりまして、よく御存……


■ページ上部へ

第154回国会(2002/01/21〜2002/07/31)

第154回国会 憲法調査会 第3号(2002/04/25、42期、保守党)

○井上(喜)委員 保守党の井上喜一でございます。  公述人の皆さん、きょうは本当にありがとうございます。  私、何人かの方に順次御質問したいと思うんでありますが、ざっと質問事項につきまして申し上げたいと思います。  まず、山内公述人につきましては、憲法九条の改正反対であるという御趣旨はよくわかりましたが、その他の事項、例えば、今までお話に出ました環境権の問題でありますとか、あるいは地方自治の条文、非常に簡単過ぎる条文になっておるんですが、この関係とか、あるいは危機管理、地震等についての初動対応の根拠規定等々、議論されているところはたくさんあるんでありますけれども、九条以外の条項の改正にも反対で……

第154回国会 憲法調査会 第5号(2002/07/25、42期、保守党)

○井上(喜)委員 いろいろな意見が今開陳されたところでありますし、会議録におきましてそれぞれのところが記録されておりますので、それらの点については繰り返す必要はないと思います。私は、どちらかといいますと、議事運営につきまして、私の感じたことを申し上げたいと思います。  まず、地方公聴会、この札幌の地方公聴会なんかを見ておりますと、あそこに出てこられました意見陳述人というのは、広い意味で北海道の人たちの意見を代表しているのかということについて、大いに私は疑念を持つ者でございます。地方で公聴会を開きます以上、その地方の特色が出るということは当然だと思います。それには、地方の平均的な意見といいますか……

第154回国会 憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会 第1号(2002/02/14、42期、保守党)

○井上(喜)小委員 私は、保守党の井上喜一でございます。  この基本的人権の関係につきましては、人権を伸長していく、より広げていくというような積極面からとらえる見方と同時に、権利に内在する制約といいますか、あるいは公共の福祉というような観点からの制約もあると思うんですが、私は、きょうの質問は、後者の方の視点からさせていただきたいと思うんです。  我々が生きております社会は、個人の自由とか権利、これも大切でありますけれども、同時にまた、共同体との調整をしないといけないものもあると思うんです。  そこで、憲法にいろいろな権利が規定されておりますけれども、代表するものとして基本的人権がありますけれど……

第154回国会 憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会 第3号(2002/04/11、42期、保守党)

○井上(喜)小委員 保守党の井上喜一でございます。きょうは、参考人、御苦労さまでございます。  二、三質問をいたしたいんですが、まず、先生は、人権、ヒューマンライツというのを古典的に考える、古典派に属するんだという話でやりましたが、その説をとられる背景を知りたいんです。それは先生の人生観あるいは人生哲学というようなものなのか、あるいは学問的な正統性で言われるのか、少しその背景をお聞かせいただきたいんです。
【次の発言】 次に、国家権力とマスコミとの関係であります。  国家権力というのは、マスコミについては大変ナーバスなんですね。非常に慎重だと言っても私はいいと思うのであります。これは通信傍受法……

第154回国会 憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会 第4号(2002/05/23、42期、保守党)

○井上(喜)小委員 保守党の井上喜一でございます。きょうは、参考人、本当に御苦労さんでございます。  十分という限られた時間でありますので、私は、まずお聞きをしたいことを三点言いますので、時間の範囲内で所見をいただきたいと思うんです。  私は、お話を伺っておりまして、イギリスなんかが代表例でありますけれども、共同体の中で生まれてきたルール、ここまでは絶対できる、主張できる、あるいはここは少し受忍せぬといかぬとかそういうようなこと、あるいは、このペーパーでは、歴史だとか伝統、文化からくる制約とありますけれども、そういうもろもろの中から生まれてきた基本的なルール、これが憲法であり、基本法だと思うの……

第154回国会 憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会 第5号(2002/07/04、42期、保守党)

○井上(喜)小委員 保守党の井上喜一でございます。  草野参考人、きょうは本当に御苦労さまでございます。  私は、二つ大きな問題ですが、一つは、公務員の労働三法の適用問題といいますか、三権の問題です。まず、公務員の場合には、団結権があるということははっきりしておりますし、労働条件についての交渉権も実質的にあるというふうに私は理解するのでありまして、ないのは争議権ですね。今、労働条件の中でも一番基本をなすのは私は賃金だと思うのでありますが、この賃金につきましては、人事院という制度がありまして、これが勧告をする、こういうことになっているわけですね。  確かに、おっしゃいますように、今ILOに提訴を……

第154回国会 憲法調査会国際社会における日本のあり方に関する調査小委員会 第3号(2002/05/09、42期、保守党)

○井上(喜)小委員 寺島参考人、本当に御苦労さまでございます。保守党の井上喜一でございます。  日本がなかなか意見を言わない、あるいは独自の意見を言わないということ、私もつくづくそういう感じがいたすわけであります。確かに、アジア太平洋地域を考えますと、日本はアメリカと、あるいは中国、やはり日米中というのはこの地域の平和や安全やあるいは経済で大変深いかかわりを持ち、この三国関係がうまくいかないとこの地域はよくならないと私は思うんですよ。にもかかわらず、なかなか意見を日本ははっきり言わないような感じを私も持つわけであります。  これは、日本が現在の、ある意味での平和な社会、あるいはかなり高い生活水……

第154回国会 憲法調査会国際社会における日本のあり方に関する調査小委員会 第4号(2002/06/06、42期、保守党)

○井上(喜)小委員 保守党の井上喜一でございます。  田久保参考人、本当に御苦労さまでございます。本来でありますと、参考人に対しましては憲法との関連を質問するというのが本質だと思うんでありますけれども、いろいろな資料を拝見させていただきますと、憲法、特に安全保障面につきまして私どもと全く見解は同じでありますので、特に質問をすることはないと思っております。  そこでお伺いをいたしたいのは、台湾問題なんですね。  日本にとりまして、アメリカ、中国というのは、政治的にも経済的にも安全保障面で大変大事な国でありまして、この関係はきちんとしてやらないといけないと思うんでありますが、アメリカの台湾政策とい……

第154回国会 憲法調査会国際社会における日本のあり方に関する調査小委員会 第5号(2002/07/11、42期、保守党)

○井上(喜)小委員 保守党の井上喜一でございます。きょうは、中村参考人、本当にありがとうございます。  EUの委員会、指令でありますとか、規則を制定いたしますが、これは、事項によりまして、多数決だとか、もちろん各国は投票権は違いますけれども、累積の多数決とか、あるいは全員一致だとかあるいは三分の二以上、こういうのがあるんじゃないかと思うのでありますが、大まかにどういうものがそれぞれ多数決、あるいは三分の二以上だとか、あるいは全員一致だとかなっているのか、まずお聞かせいただきたいのです。
【次の発言】 金子委員の質問と若干重なると思うのでありますけれども、ECも加入するし、その構成国も加入してい……

第154回国会 憲法調査会政治の基本機構のあり方に関する調査小委員会 第1号(2002/02/14、42期、保守党)

○井上(喜)小委員 保守党の井上喜一でございます。  内閣の首班を選ぶやり方として、首班の公選制もありますし、日本のような議院内閣制もあるわけでありますけれども、私も、日本の場合には、議院内閣制の方が首班を選ぶ場合にはよろしいのじゃないかという感じを持っておりますし、また、先生が言われますように、その議院内閣制の運用も、国民内閣制のモデルですか、それを志向したような運用がいいのじゃないかというお考えでありますが、これまた、恐らく、今の日本の国民の多くの人が賛成する意見じゃないかと私は思うんです。  ただ、日本の場合、今、選挙制度も小選挙区比例代表制になっておりまして、確かに小選挙区制というのは……

第154回国会 憲法調査会政治の基本機構のあり方に関する調査小委員会 第2号(2002/03/14、42期、保守党)

○井上(喜)小委員 私は、保守党の井上喜一でございます。  きょうは、広範な点にわたりまして、参考になります意見をたくさんお聞かせいただいたのであります。  内閣の制度で大統領制とか議院内閣制とありますけれども、私は、大統領制にもそれなりの大変いい点もあろうと思うのでありますけれども、なかなか、日本のこの政治の風土というんですか、あるいは日本の国民の政治意識にいま一つのところがあるんじゃないかと思います。  そういう意味では、内閣制度は、もうかれこれ百二十年近くになるわけですね。確かに、明治憲法、今の憲法、全く内閣の意味は違いますが、それにいたしましても、いろいろな経験を積み重ねて今日の内閣制……

第154回国会 憲法調査会政治の基本機構のあり方に関する調査小委員会 第3号(2002/04/11、42期、保守党)

○井上(喜)小委員 保守党の井上喜一でございます。参考人、きょうは本当に御苦労さんでございます。  まずお伺いしたいのは、参考人は二院制の賛成論者だということをおっしゃっておりますが、私は必ずしもそうじゃありません。どうも、現実の制度の運用を見ますと、衆議院、参議院、大体同じような議論をしておりまして、結果として審議がおくれるといいますか、法案でありましたら法案の成立がおくれるというようなことになっているんじゃないかと思うんですね。  そこでお伺いしたいんでありますが、確かに二院制のいい点も観念的にはあろうと思うんでありますが、現実の制度の運営の中で、二院制であるがゆえにこの点は大変よかったと……

第154回国会 憲法調査会政治の基本機構のあり方に関する調査小委員会 第4号(2002/05/23、42期、保守党)

○井上(喜)小委員 井上喜一でございます。  きょう、参考人、お忙しいところ本当に御苦労さまでございます。簡潔に質問をいたしたいと思うのであります。  法律解釈、これは憲法解釈を含めてでありますけれども、私は、司法が判断する場合、大変重要なものだと思います。今、内閣法制局が、いわゆる有権解釈と称しまして、憲法を初めいろいろな法律につきまして公定の解釈をいたしております。特に解釈が必要でないような法律もありますが、私は、要するに立法と司法は別なんだという考え方をすれば、それは司法が独自に判断していいんだ、そういうことも言えるかと思うんでありますけれども、現実には、法律解釈、大変大事だと思うんです……

第154回国会 憲法調査会政治の基本機構のあり方に関する調査小委員会 第5号(2002/07/04、42期、保守党)

○井上(喜)小委員 保守党の井上喜一でございます。  きょうは、参考人、御苦労さんでございます。  憲法は国の基本法でありますから、普遍的な諸規定を含むことはもちろんでありますけれども、同時に、その国独自のもの、あるいはその民族独自のそういったものを含まないといけない。つまり、その国のにおいがするものじゃないといけないということ、それは当然のことだと思います。  天皇制はまさにそういう意味で日本独自の制度だと私は思いますが、現行憲法は、明治憲法と違いまして象徴という言葉を使っている。これは非常に特徴があると思うんですね。これが国会で議論されますときに、やはりこの言葉遣いが問題になったようであり……

第154回国会 憲法調査会地方自治に関する調査小委員会 第3号(2002/05/09、42期、保守党)

○井上(喜)小委員 保守党の井上喜一でございます。  きょうは、参考人、本当にありがとうございます。  時間が限られておりますので、私は、最初に三問質問をさせていただきたいと思いますので、それを申し上げますが、多少極端な意見を申し上げたいと思うんです。それの方が議論がはっきりすると思います。  一つは、地方への財源移譲ということであります。  今、財源を見ますと、東京都は実に相対的には潤沢で、したがって、東京都民の負担は軽い。それから、サービスは非常に行き届いているわけです。保育所を初め、福祉なんかが代表的でありますけれども、非常に手厚いサービスができているということですね。  石原知事なんか……

第154回国会 憲法調査会地方自治に関する調査小委員会 第5号(2002/07/11、42期、保守党)

○井上(喜)小委員 北川知事、きょうは本当にありがとうございます。保守党の井上喜一でございます。  北川知事は本音で物を言われる知事さんだというふうに考えておりますので、いささか意地悪な質問もさせていただきたいと思います。本音でもってお答えをいただきたいんです。  改革をやろうという場合に、関係者の意識改革というのは絶対必要でありますけれども、とりわけ県におきましては、県庁の職員の意識改革というのは非常に重要だと思うんですね。  しかし、私の経験から申しますと、県の職員というのは非常に変わり身が早いわけです。知事さんがかわると、ぱっと変わるわけですよ、物の見事に変わる。どうしてこんなに変わるこ……

第154回国会 予算委員会公聴会 第1号(2002/02/27、42期、保守党)

○井上(喜)委員 各公述人の皆さん、本当に御苦労さんでございます。  私は、四人の公述人の方に簡単な御質問をいたしたいと思うんです。  まず、富田公述人、日本の経済再生のために構造改革が中心になるべきである、こういうことでありますが、構造改革といいましてもピンからキリまでありまして、一体どういうことを主として言っておられるか、その内容を明らかにしていただきたいと思います。  それから、もう一点は、最近、平成十四年度予算が成立しますと、あと補正を続いてやれというような意見もあるわけですね。つまり追加的な財政支出をしろということだと思うのでありますが、これについてどういうお考えなのか、お聞かせいた……

第154回国会 予算委員会公聴会 第2号(2002/02/28、42期、保守党)

○井上(喜)委員 保守党の井上喜一でございます。  四人の公述人の方々、本当にきょうは御苦労さまでございます。  私は、まず竹内公述人にお聞きをいたしたいと思います。  先生、短期といいますか中期的な経済財政運営についての基本的な考え方、あるいは本年度予算案につきましての、ある程度評価できる面あるいは問題として残っている面、今指摘をいただいたのでありますけれども、大体私どももそんなような感じを持っているわけでございます。  ただ、予算といいますのは、なかなか想定したとおりに経済状況が動かないものですから、時には変更するというようなことがあるのであります。  今言われておりますのはデフレ対策です……

第154回国会 予算委員会第五分科会 第1号(2002/03/01、42期、保守党)

○井上(喜)分科員 私はきょう、厚生労働省あるいは関係各省に対しまして、食の安全という視点から質問をいたしたいと思います。  狂牛病が発覚をいたしまして、とかくの議論を生んでいるのでありますけれども、しかし、これがこれだけ大きな問題になるといいますのも、特徴はありますが、私、背景といたしまして、消費者の食に対する物の考え方が変わってきていると思うんです。かつては、必要な量を確保するとかあるいは必要な栄養のものを摂取するとか、そういうところに視点があったと思うんでありますが、最近は、安全な食を求める、あるいは品質のよりいいものを求める、こういうようなことに変わってきていると思いますし、生産者側も……

第154回国会 予算委員会第六分科会 第2号(2002/03/04、42期、保守党)

○井上(喜)分科員 保守党の井上喜一でございます。  京都の議定書につきましては、今国会に条約なりあるいは関係法律が提案されるという状況になりまして、そういう意味では、そういうのに合わせました質問をするのが私はよろしいんじゃないかと思っていたんですが、たまたま環境大臣が大木大臣にかわられまして、ちょうど京都議定書を署名されたときの大臣でありますので、この際、幾つか明らかにしておくことが将来の議論のためにもよろしいんじゃないか。そういう意味で、この京都議定書の署名の段階までさかのぼりまして、幾つか質問をさせていただきたいと思うんです。  私は、この京都議定書で規定されておりますこと、環境庁の当時……


■ページ上部へ

第155回国会(2002/10/18〜2002/12/13)

第155回国会 憲法調査会 第2号(2002/11/01、42期、保守党)

○井上(喜)委員 保守党の井上喜一でございます。  憲法調査会が設置をされまして約二年半、いろいろな議論がされてまいりまして、私個人としては、この憲法についての議論が相当深まってきたというふうに思います。あと二年半ぐらいありますけれども、この二年半は、これまでの議論を土台にいたしまして、さらに意見を集約するような方向で議論をしていくべきだ、そんなふうに考えます。したがいまして、これまでの議論を中間報告としてまとめていくのは当然のことでありますし、その中身につきましてもおおむね公正に編集されている、こういうように考えまして、私は、この衆議院憲法調査会中間報告書案に賛成でございます。  これからの……

第155回国会 憲法調査会 第4号(2002/12/12、42期、保守党)

○井上(喜)委員 保守党の井上喜一でございます。  私は、これからの憲法調査会の調査の進め方といいますか、調査の中で重点を置いてきちっと整理をしていくべき事項について意見を述べたいと思います。もう本調査会も三年を経過しようといたしておりまして、具体的にこれはまとめの段階に入るべきだと思います。そういうことを前提に申し上げたいと思うのであります。  まず、基本的人権の保障に関することでありますけれども、現行憲法の基本的人権につきましては、特に今問題にすることはないと思うのでありますが、最近、環境権とかプライバシー権というようなものも出てきておりますので、そういうものを新しく加えるということも必要……

第155回国会 憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会 第1号(2002/11/28、42期、保守党)

○井上(喜)小委員 苅谷先生、本当に御苦労さまでございます。  私は、ちょっと違った質問をするかもわかりませんけれども、お許しいただきたいと思うんです。  憲法第二十六条には、すべての国民は、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利がある、こう書かれているわけですね。これは、国の立場からいえば、教育を受けさせる義務があるということですね。今、現実には、義務教育を六年、三年、あと高等学校、大学ですね。これは、国公立もあれば私立も全課程を通して認めている、こういうことだと思うんですが、そのときに、私、法律解釈を言うんじゃありませんが、教育の立場から、今義務教育というのは絶対に必要なことなのかどう……

第155回国会 憲法調査会国際社会における日本のあり方に関する調査小委員会 第1号(2002/11/14、42期、保守党)

○井上(喜)小委員 保守党の井上喜一でございます。  きょうは、岩間参考人、本当に御苦労さまでございます。  まず、憲法九条のことから聞いていきたいと思うんです。  我が国の憲法といいますのは、危機管理についての規定が実質的にない憲法でありまして、国際社会の通念といいますか、常識というものから著しく逸脱した憲法だ、こんなふうに私は思っているんですね。その象徴的なものが憲法九条でありますが、これまでの参考人の御発言から、問題があるというお考えだというふうに承ったわけであります。  自衛権があるのは国家として当然だと思うのでありますけれども、それすらはっきり書いていない。それから、集団的自衛権は今……

第155回国会 憲法調査会地方自治に関する調査小委員会 第1号(2002/11/28、42期、保守党)

○井上(喜)小委員 参考人がいろいろな地方自治につきましての経験をされた方と伺っておるんですけれども、私は、地方行政という中で、明治以降今日に至るまで、県の役割といいますか、これ抜きにしては地方行政というのは語れないと思うんですね。  今、国があり、県があり、市町村がある、原則はこれですね。あと、若干の特例はあります。そうなっておりますが、私は、自治体の本当に自治能力を高めていく、そのためには、都道府県制を廃止する必要があるんじゃないか。つまり、自治体が国と向かい合うことによって、初めて本当の自治ができるんじゃないかと思うんです。  といいますのは、今、都道府県が持っております権限とか予算、こ……


■ページ上部へ

第156回国会(2003/01/20〜2003/07/28)

第156回国会 憲法調査会 第1号(2003/01/30、42期、保守新党)

○井上(喜)委員 保守新党の井上喜一でございます。  最近の国際情勢あるいは国際協力との関連において、日本国憲法のどういうところが問題なのかというようなことについて、意見を述べてみたいと思います。  中東のイラクの問題でありますとか、あるいは北朝鮮の問題が現実の問題として要請されてまいりまして、今さらながら、我が国の憲法制定当時の状況と今日の状況、この彼我の差というのは非常に大きいということを痛感するものでございます。  私は、憲法制定当時、あるいは憲法そのものに、当時の占領軍の占領政策が色濃く反映した部分がありますけれども、憲法九条あるいは前文なんかはその典型的なものだというふうに考えます。……

第156回国会 憲法調査会 第2号(2003/02/27、42期、保守新党)

○井上(喜)委員 まず、天皇制でありますが、現行憲法の天皇についての規定というのは明治憲法と全く違うわけですね。明治憲法の場合は天皇が元首である、これはもう明らかになっておりますけれども、現行憲法の第一条というのは違う。しかも、この規定というのは大変よくできていると思うのでありまして、歴史的な天皇制、あるいは国民が天皇に持っております感情といいますか考えというようなものを集約して書いているような感じが私はいたします。恐らく、外国の受けとめ方も、この一条に書いてありますようなことで天皇というものを理解していると思うんですね。  現行憲法では元首の規定がないわけでありまして、そういったことから、元……

第156回国会 憲法調査会 第4号(2003/03/20、42期、保守新党)

○井上(喜)委員 今、イラク問題、北朝鮮問題がありまして、我が国の安全保障をどう考えていくのか、現行憲法あるいは日本が加入しております条約、これについてどのように考え、どのような運用をしていくのか、こんなことじゃないかと私は思いました。憲法をどうつくっていくかというのはそれとして、別に問題がありますけれども、現行の憲法、条約を前提とすれば、このイラク問題、北朝鮮問題を前提にいたしまして、どのように日本が安全保障問題を考えていくべきか、こんな問題じゃないか、そういう問題意識を持ちまして、これから述べてみたいと思います。  日本国憲法の安全保障の規定というのは、ちょうど日本が占領下のときでありまし……

第156回国会 憲法調査会 第7号(2003/05/29、42期、保守新党)

○井上(喜)委員 私は、まず、憲法裁判所のことから申し上げたいのであります。  原則的に今の憲法の司法の制度は、私は、これでいいんじゃないかと思うのでありますけれども、ただ問題は、一つは統治行為について、これが憲法解釈と関連してくるような場合は、私は憲法裁判所で判断すべきじゃないかと。私が憲法裁判所と言いますのは、国会において、そういう高度に政治的な問題については国会の中の憲法裁判所が判断するのが適当だ、こんなふうに思います。  それからあとは、違憲立法審査権でありますけれども、これも、全面的に最高裁判所が立法措置が憲法に適しているかどうかを判定するというのは、やはり問題があるんじゃないかと思……

第156回国会 憲法調査会 第8号(2003/06/12、42期、保守新党)

○井上(喜)委員 保守新党の井上喜一でございます。  きょうは、特に今問題となります会計検査院、会計検査等を中心にした行財政の検査あるいは評価、監査に関連をして意見を述べたいと思います。  まず第一に、憲法第九十条は、決算について国会の関与を規定しております。すなわち、1.「国の収入支出の決算は、すべて毎年会計検査院がこれを検査し、内閣は、次の年度に、その検査報告とともに、これを国会に提出しなければならない。」2.「会計検査院の組織及び権限は、法律でこれを定める。」と規定をしております。  会計検査院は、内閣に対し独立の地位を持つとともに、国会の機関でもありません。そういったことから、独立性が……

第156回国会 憲法調査会 第9号(2003/07/24、42期、保守新党)

○井上(喜)委員 保守新党の井上喜一でございます。  私は、憲法とはどういうものかということについて申し上げたいと思うのでありますけれども、国内的、対内的には、基本的人権というのがどういうものなのかということを明らかにする、そしてそれを守っていく、担保していく統治機構等について明らかにするということ、それから対外的には、国際的な平和や安全にどの程度、どのようにかかわっていくのかということを明らかにすること、この二つの対内的、対外的な事項につきまして実体的な規範を規定する、それが憲法だ、こんなふうに考えるわけであります。こういう視点から、今国会の憲法論議全体を振り返ってみまして、私の感じを申し上……

第156回国会 憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会 第1号(2003/02/06、42期、保守新党)

○井上(喜)小委員 私は、保守新党の井上喜一でございますが、森本参考人に三点ばかりお伺いをいたします。  第一は、森本参考人のこのメモの一番にあることで、有事・非常事態・緊急事態の場合におけるしかじかの対応等々原則的事項を憲法で書く、こういうことが書いてあるのです。  私は、全体を仮に危機管理という言葉であらわすとしますと、すべての状態ですね、非常事態とか緊急事態とか有事、この緊急事態について、憲法で明らかにしないといけないと思いますのは、一つは国家権力の行使についてであります。  いろいろな事態が起これば、国は当然それに対して対応する義務があると思うのでありますが、その対応の場合に、国家権力……

第156回国会 憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会 第2号(2003/03/06、42期、保守新党)

○井上(喜)小委員 保守新党の井上喜一でございます。  きょう参考人のお話を聞いておりまして、やはり部外から見ましてもそうかな、そう感じておられるのかなというようなことを感じました。調査そのものが目的になっているみたいな話ですが、これは今の役所なんか見ましても多分にそういうところがありまして、例えば法律をつくるというような場合も、ろくな法律事項もないのに法律をつくる、つまり法律をつくること自身が目的化しているんですよね。だから、そういうような分野が出てきているということで、これはやはり小川参考人のようなお立場から見られてもそうなっているというのは、本当に注意をしてやっていかないといけないなと思……

第156回国会 憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会 第4号(2003/05/08、42期、保守新党)

○井上(喜)小委員 保守新党の井上喜一でございます。  参考人の皆さん、きょうは本当に御苦労さんでございます。私は佐藤参考人にお伺いしたいんです。国連につきましての質問であります。  国連発足以来、半世紀強たちまして、国連とは大体こういうものだ、こういうことができるとかできないとか、そういったことがはっきりしてきていると思うんですよね。私は、国連に対して幻想も持たないし、また、現実に機能しているそれ以下に見る必要もない、こんなふうに思っているわけですね。これまでの経過を見ますと、割かし、人道援助という面につきましてはかなりの成果を上げてきている組織じゃないか、こんなふうに思います。  現在の安……

第156回国会 憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会 第5号(2003/07/03、42期、保守新党)

○井上(喜)小委員 私は、きょう、近藤、藤井両委員のお話を聞いておりまして、賛成するところも大変多かったのでありますが、この時間は、全部が全部、うまくまとまらないのでありますけれども、一応の私が今考えていることを申し上げたいと思います。  日本国憲法というのは、御承知のとおり、昭和二十二年の五月に制定されたものでありまして、戦争に負けて、それから講和条約ができますまでの間に、講和条約の成立は昭和二十七年だと思うんですが、その議論は二十六年に大変行われたのでありますが、そのちょうど中間か、やや戦争直後の方に近い時期に制定されたものでありまして、当然のことながら、占領軍の意向というのが非常に強く反……

第156回国会 憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会 第1号(2003/02/13、42期、保守新党)

○井上(喜)小委員 保守新党の井上喜一でございます。  鳥居参考人、岡村参考人、きょうは本当に御苦労さまでございます。  教育の大切さというのは、これはだれしも言うことでありますし、また、だれしもこれに関与をする、本人あるいは子供が関与するということで、皆一家言を持っている分野だと思うのであります。しかし私は、この現状を見ますと、やはり法律、憲法を含めた制度の見直しは、朝令暮改は余りよくないと思うんでありますが、節目節目にきちっと行っていかなくてはいけない、そういうものだというふうに思います。これは勇気を持ってやらないといけないと思うんであります。  制度の問題、そしてその制度の中身を実施して……

第156回国会 憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会 第2号(2003/03/13、42期、保守新党)

○井上(喜)小委員 保守新党の井上喜一でございます。  きょうは、参考人、御苦労さまでございます。まず、菅野参考人にお伺いしたいんであります。  私は、憲法上の権利であろうと何の権利であろうと、やはり歴史的な背景がありましてそういった権利というものが固まってきている、こう思うんであります。とりわけ労働基本権あるいは労働関係の権利につきましては、やはり労使関係の積み上げというのがその権利の中身になっていると思うんですね。抽象的にこういう権利があるからこういう権利を認めろというんではなしに、労使が現場で交渉を通して積み上げてきた、それが今の労働基本権なりその他の権利に結実しているんじゃないかと思う……

第156回国会 憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会 第3号(2003/05/15、42期、保守新党)

○井上(喜)小委員 保守新党の井上喜一でございます。きょうは参考人、御苦労さまでございます。  この知る権利、それからプライバシーの権利、どうも判例の積み重ねでありますとか、あるいは法律ないし条例なんかの積み重ねでできてきた権利のようにも思うのでありますけれども、今学界で通説、通説でよろしいのでありますけれども、知る権利とかプライバシーの権利をもう少し法律的にきちっとこれは説明してほしいんですよね。今参考人のお話を聞きまして、よくわからないんですね、中身が。ちょっとそこをまず御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 どうも今の御説明をお聞きしますと、知る権利及びプライバシーの権利というのは……

第156回国会 憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会 第5号(2003/07/10、42期、保守新党)

○井上(喜)小委員 保守新党の井上喜一でございます。  きょうは、両参考人、本当に御苦労さんでございます。  まず、中村参考人からお聞かせいただきたいんですが、私は、憲法二十五条というのは、これはプログラム規定、それから努力義務規定、国にとってはそういうものだというふうに思います。したがいまして、具体的な国民の権利というのは個別法で中身は確定する、それによって請求権なりあるいは支配権が発生してくるんじゃないか、こんなふうに思うんですね。  最高裁の判決なんかも出ておりますが、どうも、これ自身を根拠にして、これを実体規定あるいは強行規定として裁判をすることは難しいんじゃないかと私は思うんですよね……

第156回国会 憲法調査会最高法規としての憲法のあり方に関する調査小委員会 第2号(2003/03/06、42期、保守新党)

○井上(喜)小委員 保守新党の井上喜一でございます。  きょうは、園部参考人、本当にありがとうございました。  よく、天皇は元首であるかないかというようなことが議論されまして、きょうもそんな質問が出たのでありますが、私は、元首的権限を行使しているのは総理大臣じゃないかと思うんですね。天皇というのはその上にありまして、この憲法で定められた権能を行う、あるいはそれ以外に、天皇の地位としてふさわしい行為ですね、これは、まさに日本の象徴としていろいろなことを天皇が行う、こんな存在じゃないかと私は思っているのであります。参考人の意見に割かし近いのかなという感じもするんだけれども、あるいは若干離れているか……

第156回国会 憲法調査会最高法規としての憲法のあり方に関する調査小委員会 第3号(2003/04/03、42期、保守新党)

○井上(喜)小委員 憲法は成文法、実定法でありますけれども、それが成立いたしましたときは現実と合っていたと思うのでありますけれども、時の経過とともに現実と離れていく、政治的にもあるいは行政的にも離れていくと思うのであります。離れ方がわずかな場合は解釈なんかで一応補っていけるんだけれども、解釈でカバーできないぐらい遊離をしてきた場合に、一体そこはどういう調整の仕方があるのか。  民事的な問題につきましては、判例なんかの積み上げでこれはある程度やっていけるんではないかと思うんだけれども、公権力の行使というような点になりますとなかなかそういうわけにもいかないので、どういう手段が現実との調整の手段とし……

第156回国会 憲法調査会最高法規としての憲法のあり方に関する調査小委員会 第4号(2003/05/08、42期、保守新党)

○井上(喜)小委員 保守新党の井上喜一でございます。  きょうは、参考人、本当に御苦労さんでございます。  これまで、明治憲法と、それから昭和になりまして現行憲法、二つの憲法を我々は経験したんですね。いずれの憲法も、権力の移行という、それを経験しまして、それを背景につくられた憲法だと思うんですね。明治憲法の場合は、本当に熾烈な権力闘争の過程でこういうものが出てきたと思いますし、現行憲法も、その権力というのは占領軍でありましたから、どちらかといえば、占領軍の意向が強く反映した憲法になっていると思うんですね。  そこで、ただ、憲法、これは法律もそうでありますが、成文法でありますから、やはり一たん文……

第156回国会 憲法調査会最高法規としての憲法のあり方に関する調査小委員会 第5号(2003/07/03、42期、保守新党)

○井上(喜)小委員 保守新党の井上喜一でございます。  きょうは、参考人、お忙しいところおいでいただきまして、本当にありがとうございます。  私、第二次の大戦が終わりまして、それから日本が講和条約を結ぶまでに大方七年間の期間が経過をいたしまして、この間に非常に大切な法律、憲法を含めまして幾つかできてきたと思うのでありますけれども、そういった基本となる法律を見ますと、制定の過程におきまして占領軍の非常に強い関与が見られるという特徴、それからもう一つは、日本の独自性といいますか、そういうものを当然考えないといけないようなところにも、そういうものが落ちているというようなこと、それから、あるいは最近の……

第156回国会 憲法調査会統治機構のあり方に関する調査小委員会 第1号(2003/02/13、42期、保守新党)

○井上(喜)小委員 保守新党の井上喜一でございます。きょうは、増田参考人、本当に御苦労さまでございます。  私は、統治機構のあり方ということでありますから、そういったことに関連して御質問をいたしたいと思うんです。まず私の考え方を先に申し上げますので、そういう考え方につきまして御意見を賜りたいと思うんです。  私は、都道府県制というのはもう廃止をして、新しい統治機構をつくる時期に来ていると思うんです。若干の時間はかかりましても、もうその時期に来たと思います。それからもう一つは、私はやはり統治機構の基礎は基礎的自治体にあると思います。そういったことで、町村合併を積極的に進めまして、今よりもっと大き……

第156回国会 憲法調査会統治機構のあり方に関する調査小委員会 第2号(2003/03/13、42期、保守新党)

○井上(喜)小委員 保守新党の井上喜一でございます。  きょうは、参考人、本当に御苦労さまでございます。  私は、昭和四十年代でありますから、今から三十年余り前に亀田郷を訪れまして、役場にもお伺いしましたし、有名な土地改良区の方にも伺って、話を伺いました。ともかく、田んぼに入れば腰までつかるというような田んぼだったそうでありますけれども、立派に乾田化をして立派な農地ができ上がっておりまして、私自身は、こういうところはずっとやはり農地として残していく、農地が農地として活用されていくようなことがいいんじゃないかなというような、そんな感じを持って帰ってきたわけであります。  今、県とか市町村といいま……

第156回国会 憲法調査会統治機構のあり方に関する調査小委員会 第3号(2003/05/15、42期、保守新党)

○井上(喜)小委員 保守新党の井上喜一でございます。  両参考人、きょうは本当に御苦労さんでございます。私、ちょっと途中退席しておりましたので、お伺いすることが若干ダブることがあるかと思いますが、そのときには簡単なお答えで結構でございます。よろしくお願いします。  三点お伺いしたいんです。  第一点は、統治行為について司法がどこまで判断できるのかという問題ですね。我々が学生のころは、宮沢先生の理論といいますか、憲法についてのお考えなんかでは、かなり幅広く統治行為ということを考えて、司法が介入していくことは問題があるんじゃないか、こんなことを言っておられたと思うんですよね。ところが最近、日本の社……

第156回国会 憲法調査会統治機構のあり方に関する調査小委員会 第4号(2003/06/05、42期、保守新党)

○井上(喜)小委員 保守新党の井上喜一でございます。  両参考人、御苦労さんでございます。  まず、窪田参考人からお伺いするんでありますが、国会というところは、いろいろな議論をしまして、だれがどういうような議論をしていいとか悪いとか、そういうことは一切ないわけであります。そういうことで、監査に関連いたしまして、野党の人がいろいろな攻撃をしてくるということは当たり前の話なんですね。特に議院内閣制ですから、与党の政策を実行するということでありますから、当然のこととして、やはり政府に対していろいろなことを言ってくるというのは当たり前の話でありまして、したがいまして、国会あるいは行政なんかに関する制度……

第156回国会 憲法調査会統治機構のあり方に関する調査小委員会 第5号(2003/07/10、42期、保守新党)

○井上(喜)小委員 保守新党の井上喜一でございます。  きょうは、国会と内閣との関係、国民主権と政治の基本機構のあり方全般についての問題の提起をしろということでございまして、いろいろなまとめ方があると思うのでありますけれども、私は、現行憲法あるいは関連の法律、そしてそれらの運用、こういうことにつきまして、私が日ごろ考えておりますことを取りまとめたということでございまして、いろいろな御意見があろうかと思いますので、また皆さん方の御意見もお伺いしたいと思います。  まず最初に、制度の運用と改正についての検討の視点でありますけれども、日本の今の憲法制定後五十年以上がたっておりますので、この間、憲法が……

第156回国会 予算委員会公聴会 第1号(2003/02/25、42期、保守新党)

○井上(喜)委員 保守新党の井上喜一でございます。  まず、伊藤公述人からお伺いしたいのでありますけれども、今の日本の経済の深刻な現状ですね、こういう現状から、デフレの克服というのが最大の課題だ、こういう御意見でありまして、そのためには政策をパッケージにしてやっていかないといけない、これはそのとおりだと思うのでありますが、その中で、私は二点お伺いしたいのです。  円安誘導策について触れておられましたが、御発言は、適切な方策により円安が誘導できるというような御趣旨だったと思うのでありますが、適切な政策とはどういう政策なのか。結果において円安になればいいんだけれども、しかし何かあれば、その政策とは……

第156回国会 予算委員会公聴会 第2号(2003/02/26、42期、保守新党)

○井上(喜)委員 保守新党の井上喜一でございます。  きょうは、公述人の皆さん方に有益なお話を伺いまして、本当にありがとうございました。順次御質問をさせていただきたいと思います。  まず富田公述人でありますが、公述人のおっしゃいますこと、私もおおむね賛成でございます。  そこで、お伺いしたいのは、一番最後のところ、今後の課題ということで三点挙げてございます。財政構造改革を加速するとか、あるいは財政の持続可能性を回復するとか、国による信用保証を国債に集中し限定する、この三点ですね。これについてもう少し庶民にわかりやすく、具体的にこの三点について御説明いただきたいんです。

第156回国会 予算委員会第七分科会 第2号(2003/02/28、42期、保守新党)

○井上(喜)分科員 井上喜一でございますが、私は、まず最初に、イラクの関連のことにつきまして質問をさせていただきたいと思います。  イラク情勢が大変緊迫をいたしておりまして、どういうぐあいに動いていくのか予断を許さないのでありますけれども、しかし、国としては、万一のことに備えて、いろいろな検討をしたり、あるいは準備をする、こういうことは当然必要なことだと思います。  もとより、イラクの武装解除をさせる、大量殺りく兵器をなくさせるということを、平和的な手段で解決していくということをぎりぎりまで努力はしないといけませんけれども、万一の場合に備えて、ただいま申し上げましたようなことは当然考えないとい……



井上喜一[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
38期-39期-40期-41期-|42期|-43期-44期

■ページ上部へ

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

井上喜一[衆]在籍期 : 38期-39期-40期-41期-|42期|-43期-44期
井上喜一[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

 42期在籍の他の議員はこちら→42期衆議院議員(五十音順) 42期衆議院議員(選挙区順) 42期衆議院統計



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。