このページでは石原伸晃衆議院議員の43期(2003/11/09〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は43期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(石原伸晃君) 高速道路株式会社法案、独立行政法人日本高速道路保有・債務返済機構法案、日本道路公団等の民営化に伴う道路関係法律の整備等に関する法律案及び日本道路公団等民営化関係法施行法案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。 日本道路公団、首都高速道路公団、阪神高速道路公団及び本州四国連絡橋公団につきましては、民間にできることは民間にゆだねるとの原則に基づき、およそ四十兆円に上る有利子債務を確実に返済し、真に必要な道路を、会社の自主性を尊重しつつ、早期に、できるだけ少ない国民負担のもとで建設すること等を目的として、平成十七年度中に民営化を実施いたします。 あわせて、高速国道……
○国務大臣(石原伸晃君) 景観法案、景観法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案及び都市緑地保全法等の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。 まず、景観法案につきまして申し上げます。 近年、経済社会の成熟化等に伴い、個性のある美しい町並みや景観の形成が求められるようになっており、各地で良好な景観の形成に向けた取り組みが進められております。また、国としても、観光立国を実現するという観点から、良好な景観の形成に向けた取り組みを進めております。 このような景観をめぐる状況の変化に対応し、良好な景観の形成を国政の重要課題として位置づけるとともに、地方公共団体の取り組……
○石原国務大臣 ちょっと誤解があると思うんですけれども、自民党の道路に関係する方が、道路をどんどんどんどんただつくればいいというふうなことを私のところに言っていらっしゃる方はいないということを名誉のために申し述べさせていただきたいと思います。 私どもは、むだな道路はつくらない。地方の方々、民主党の方も含めて、無料化という話はされている方が、私、全国回らせていただいて大変少なかったような印象を持ちます。 この問題点については、さきの予算委員会で議論をいたしましたので、御答弁は割愛させていただきますが、後段の御質問は、要するに九千三百四十二キロをつくるかつくらないか。 今、近々、これは近々と……
○石原国務大臣 このたび国土交通大臣を拝命いたしました石原伸晃でございます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。 専門委員の皆様方に申すまでもございませんが、国土交通行政は、国土政策、社会資本整備、交通政策等、幅広い分野にわたり、そのいずれもが国民生活に密着したものでございます。より一層の改革を推進させていただくために、選択と集中を基本とした社会資本の整備などの推進、民間にできることは民間に、地方にゆだねることは地方にを基本とした個性ある地域の発展、地方の主体性、裁量性の向上に全力で取り組んでまいる所存でございます。 赤羽委員長初め委員の皆様方に心から御指導、御協力をお願い申し上げまして、……
○石原国務大臣 国土交通委員会で初めて御答弁をさせていただきます。今村委員の御質問にお答えをさせていただきたいと思っております。 委員御指摘のとおり、国土づくりの中で重要なファクターの二つとして、国際競争力そして少子高齢化にどのようにこれから対応していくのかということが国づくりという意味でも極めて私も重要であると考えております。 国際競争が激しくなる中で、企業が国の内外を問わず、今村委員の御地元でも同じだと思うんですけれども、立地条件で諸機能の配置を国境を越えて選択する時代をもう私たちは経験しているわけであります。この新しい環境の中で、二十一世紀を、この日本という限られた国土の中で、国際競……
○石原国務大臣 室井委員がみずから足を運ばれ、御同僚の中川委員と奄美を見られ、そして、きょうこの奄美特措法の改正につきまして御質問をいただける、専門家であられると思います。 奄美というのは、私が申すまでもございませんが、地理的な要件、そして、やはり私どもが絶対忘れてはならないのは歴史的な米軍の占領下にあった。私も、奄美でお会いした方々とお話をさせていただいて、密航をして本土に来て、本土復帰を強く求めた、奄美群島の皆様方が一丸となってこの悲願を達成する御努力に尽力されたという話を聞きまして、私は涙の出る思いであったわけでございます。 そんな中で、この委員御指摘の特措法、五十年にわたりまして社……
○石原国務大臣 ただいま、中野委員が羽田の国際化に向けて党の運輸部会等々で御尽力されたというお話を聞かせていただきまして、大変頼もしくも、また、歴史のあるこの問題をきょうこうして御議論できることを幸せに存ずるところでございます。 これは委員もう既に御承知のことだと思いますけれども、羽田は現在年間二十八万回の航空機の発着が行われておりまして、地方空港あるいは海外からも乗り入れの御希望があるわけですけれども、既に満杯状態であるという現状がございます。 そこで、この再拡張事業として四本目の滑走路ができますと、発着回数は、現在の二十八万回からおよそ一・四倍の四十一万回にふえることができます。そうし……
○石原国務大臣 ただいま下条委員が、御自身の御経験の中で、テロ等々に対する保安レベルの強化、国としてこの条約からさらに進んだ保安レベルというものを構築して、国民にテロ情報を絶えず発していくという貴重な御提言、また、これは欧米にはある話でございますけれども、罰則等々を入れることによってこの制度を充実していくというような御提言を拝聴させていただいてまいりました。 その中で、委員も御指摘されておりますように、九・一一の米国同時多発テロの後、最近ですと二月六日のモスクワの地下鉄のテロ、さらには三月十一日のマドリッドにおきますスペイン国鉄の爆発テロ等々、テロ対策というものは大変重要であるし、本当に忘れ……
○石原国務大臣 都市再生で、私、ぜひこういう町になってもらいたいというような町としては、やはり震災から十年たった神戸がございます。震災の直後、また整備が行われて町並みが新しく変わった途中、あるいは現在と見ておりますけれども、そんな中で、そこに暮らす方々のさまざまな生活の変化、そういうものに町が変化し、また暮らす人たちに対して町が新しい機能としてその人たちを包み込んでいく、こんなものを一つ、再生といいましても災害からの再生ではございますけれども、頭に思い描いております。 それともう一つ、住宅街で気にしておりますところは、逗子市の小坪にあります住宅街ですけれども、そこは、電柱を地中化いたしまして……
○石原国務大臣 委員の御指摘を待たずとも、私もやはりこの補助金行政というものが限界に達してきているんだと思います。 総合補助金、総合支援事業というのをつくりましたけれども、これもやはり川とか公園とか道路とか個々に分かれていて、委員御指摘のとおり、補助率も決まっているし、全部ひも、足がくっついていてコントロールされている。ですから、川の予算で公園をつくったり道路の予算で川の方に持っていったりすることがなかなかできない。 そして、ニーズとしては町全体を、地方都市全体を考えていくのが、地方都市に暮らす、あるいは、地方都市の行政に携わる方々の視点だと思います。そして、単年度主義ですから、スピーディ……
○石原国務大臣 私も四歳の子供を持つ親として、今回の事件は本当に痛ましく、亡くなられた坊やに対し、また御遺族の皆様方に対し、心から御冥福をお祈り申し上げたいと思っております。 ただいま政府参考人の方から御答弁をさせていただきましたように、緊急に対処できる措置として、このようなものが全国で大体今三百数カ所設置されているということでございますが、運転を中止していただき、安全の確保というものに努めておりますし、さらに、早々に、これは経済産業省と共管でございますが、検討会を起こしましてガイドライン等々を早急に整備することとしたい。 以後このような悲惨な事故が起こらないように、行政としても万全を期し……
○石原国務大臣 ただいま中馬委員が、特殊法人改革に絡んで、歴史的な流れ、また、小泉総理のリーダーシップのもとに行われた特殊法人改革の中で、この民営化の目的についての御質問があったと思います。 私は、これはやはり一番大切なことは、何度も何度も申しておりますけれども、四十兆円に上る債務の確実な返済をどうやって図っていくのか。 そして、真に必要な道路につきまして、今度は民間会社でございますので、民間会社の自主性を尊重しつつ、できる限り少ない国民の皆様方の負担で真に必要な道路を整備していく。 そしてまた、民間会社であることで民間のノウハウというものを十分に発揮していただいて、利用者の国民の皆様方……
○石原国務大臣 ただいま二階委員が御指摘されましたように、三分割の問題、この問題も議論があったということは私承知しておりますが、民営化委員会の答申が三分割、また、民間会社として競争をしていただくという上からも当初から三分割というふうに決めさせていただいたような点は、民営化委員会の答申というものをまさに尊重させていただいた点であると思っております。 その一方で、どうしても民営化委員会の考え方の中で、民営化委員会の議論の中でも主の議論ではなかったものが後半ぱっと出てきたものがございます。そのような二点につきましてのみ、今回の政府・与党で取りまとめました案では大きな相違点となってきているわけでござ……
○石原国務大臣 ただいま森田委員が、江戸時代から明治維新と、船舶そして鉄道の普及が日本の近代化に寄与してきたという御意見の御開陳があり、さらにその中で、西ドイツと並んで、戦後の奇跡、世界の奇跡と言われたこの日本の経済復興に対して高速自動車国道というものがどういう役割を果たしてきたのかという大変根源的な御質問があったと認識をしているところでございます。 数を拾ってみましたら、戦後、ちょうど終戦のときは、車はわずか十四万台しかなかったそうでございます。それが昭和五十一年、私、学生時代ではございますけれども、三千万台を突破した、今のおよそ三分の一弱でございますけれども。昭和三十年代、四十年代は年率……
○石原国務大臣 ただいま、増田委員が四十五年間の政治経験に照らしまして、日本社会の近代化、また道路の有用性等々お話がなされていたと思っております。 そんな中で、今回の御審議の中で、四十兆円の有利子債務をどのように返していくのか、そこについてこの法律案の中でどのようになっているのかという非常に重要な御指摘をいただきましたので、簡潔にお答えさせていただきたいと思っております。 まず、民営化法案なんですけれども、債務の返済期間というものを民営化後四十五年と法律にしっかりと明記いたしました。 さらに、九千三百四十二キロの整備区間のうち、まだ未着工の、すなわち仕掛かり中のものがおよそ二千キロござい……
○石原国務大臣 本日、高木委員がETCを中心に御審議をいただいているということを承知しておりますが、私、ETCの普及促進というのは、ここまで来ました以上、国策として、国土交通省と公団で、全力で取り組むべき重要課題であると認識しております。 ことしの二月には、ETCモニター・リース等支援制度について、その幅をおよそ十五万台分の対象拡大をして、車載器の購入助成を実施しました。 この結果、二月の車載器のセットアップ数、ETC利用率の伸びが実施前のおよそ五割増しになるなど、手だてを加えますとこのETCの普及というものに弾みがつくということが改めて確認されたわけでございます。この結果、十五年度末のE……
○石原国務大臣 手元に政治資金の報告書を持っておりませんので、詳細はわかりませんが、私は、政治資金、パーティー券購入等々ございまして、いずれも政治資金規正法にのっとって適正に処理をさせていただいているところでございます。
【次の発言】 この点につきましては、委員会は違いますけれども、予算委員会で、そのときは質問通告がございましたので、もう既に国会答弁をさせていただいております。
【次の発言】 政治資金等はすべて政治資金規正法にのっとって適正に処理をさせていただいております。
【次の発言】 もう何度も申しておりますように、政治資金等は政治資金規正法にのっとって適正に処理をさせていただいているもの……
○石原国務大臣 この点につきましては承知しております。今回の道路公団等々の民営化の最大の目的は、四十兆円の債務を確実にどうやったら返せるのかというところにございます。そうしますと、今委員が御指摘されました阪高の大和川線あるいは淀川左岸線、あるいは首都高にもそういう部分がございます。 こういうものをつくると建設費が非常に高いので、これまでのような施行法でありますと、首都公団あるいは阪神公団、民営化会社になったとしても破産してしまうおそれがある。そういうものをどういうふうに回避するのかということで、もともとこの路線については府道でございますので、阪高と首都高は府、都の出資もあるわけでございます、……
○石原国務大臣 ただいま議題となりました景観法案、景観法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案及び都市緑地保全法等の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。 まず、景観法案につきまして申し上げます。 近年、経済社会の成熟化に伴う国民の価値観の変化等により、個性のある美しい町並みや景観の形成が求められるようになっており、各地で、景観条例の制定や景観に配慮した都市整備により、良好な景観の形成に向けた取り組みが進められております。 また、国としても、観光立国を実現するという観点から、地域の個性を磨き、発揮する一地域一観光を推進するための手法として、良好な景観の形成に向……
○石原国務大臣 ただいま岩崎委員が御指摘されましたように、我が国には固有の素材を使った町並みあるいは村落というものがあったわけですけれども、それが近代化に伴いまして、科学的なものに代替されることによって町並みが破壊されたり、あるいは目に余る広告等々が景観を阻害しているということを、自治体の皆さん方、また、あるいはそこにお住みの住民の方々が強く認識し出したのは、多分昭和五十年代の後半あるいは六十年代に入ってからだと思っております。 そんな中で、今回は、こういう大きなターニングポイントを迎えて、良好な景観の形成を国政上の重要課題に位置づけさせていただいたわけでございます。 具体的に申しますと、……
○石原国務大臣 ただいま、岩永委員の初当選以来八年間の取り組み、そしてまた、街並み景観小委員会の委員長として六つの提言を出され、この景観法に六つの提言すべてが入っていることから考えましても、私などよりも格段、景観に対する意識というものを強く持たれ、この法案の取りまとめに当たられたことにまず敬意を表させていただきたいと思います。 私もこの法案を取りまとめさせていただいた一人として感じますことは、戦後の急速な都市化の進展の中で、どうしても画一的な都市基盤の整備というものに重点が置かれまして、そこで重要視されたのは、経済性であり、効率性であり、機能性であり、その中で、美しさへの配慮という人間が本来……
○石原国務大臣 この件につきましては、せんだっても一般論として申し述べさせていただきましたように、政治資金規正法を変えまして、二〇〇〇年だったと思いますけれども、それまでは政治家本人が政治資金管理団体を国、地方二つ持てて、そこに政治献金を政治家個人が集める、こういうスタイルでございました。しかし、小選挙区制の導入によりまして、政党対政党の選挙をやっていこう、そういう中で、政治資金は政党にできる限り集中していこう、こういう改革がなされたわけでございます。 私の所属をさせていただいております自由民主党も、この方向にとりまして、政治献金はできる限り政党に集める、国民政治協会にできる限り政治資金を集……
○石原国務大臣 ただいま寺田委員が御指摘をいただきましたとおり、四番目で御指摘されている規制緩和というものは、今回御議論をいただいております自動車の諸関係手続のワンストップサービスとまさに軌を一にするものだと思いますし、それらのこと以外にも、委員の御指摘にはうなずけるような点が多々あったと思います。 なぜうなずけるかと申しますと、地域再生については、地域みずからが現場の視点から自立的に取り組む、これは国が意欲的な地域の取り組みを御支援させていただくときの基本であるからでございます。 昨年でございますか、十二月に地域再生推進のための基本指針というものを政府で決定させていただいたわけですけれど……
○石原国務大臣 葉梨委員がオールドニュータウンシンドロームという造語をつくられておられますが、そういう地域というものは私も多々目にすることがございます。 委員御指摘のとおり、古く開発された住宅地というものは街路も十分整備されておりませんで、住んでいらっしゃった方の子供さんたちが抜けて高齢者の方ばかりで、安全面や環境面の課題を抱えていて、そんな中で葉梨委員が、消防団の、地元の住民として、まちづくり、そして町を守るという機運を高めていらっしゃるということは非常に重要なポイントではないかと思っております。 今回の法改正によりましても、住宅の改修をしやすくするなど、既存不適格なものについても取り組……
○石原国務大臣 高木委員の質問は、旅行業法の審議で、一番しょっぱなから難しい質問が回ってきたなという印象を持たせていただきました。 私にとりまして、非常に旅行、旅というものを考えさせられた海外旅行が一九七〇年代にございまして、それはネパールのカトマンズに行ったときでございますけれども、そのとき、ある寺院を回っておりましたら、階段を虚無僧の格好をした方が上っていらっしゃるのを見まして、ああ、ネパールというのは日本人に似ている人が多いけれども、お坊さんまで同じなんだ、こんなふうに思ったわけでございます。 そうしましたら、実はその人は、私どもが日本人の仲間で行っておりまして日本語をしゃべっており……
○石原国務大臣 この点につきましては、本会議でも総理が御答弁されておりますように、私は、小泉総理の毅然たる対応によりまして、五名の家族の方々が御帰国される、また、曽我ひとみさんの御家族についても第三国で再会をするということが決まった、さらに、十人の方についても再調査を行うということを確約した、かなりの成果のあった会談であったと認識をしております。
○石原国務大臣 明治維新から百四十年ぐらいたちまして、やはり経済優先、国力を豊かにしていくということで、豊かな自然というものを私たちはあっという間に破壊してきた。その一つの例として、委員は、青葉区の奈良地区の話と大場地区でございますか、この二点のお話をされたと私は今聞かせていただきました。 そんな中で、前段の奈良地区の方の都市公団が行っているものですけれども、これは民間事業者に対して宅地を定借権という形で処分した。やはりこういうときには、近隣住民の皆様方に十分に御説明して調整を図るということは言うまでもございませんし、景観緑三法、当委員会でも御熱心な御議論をいただき、言ってみるならば、百四十……
○石原国務大臣 若干整理をしてお答えさせていただきたいと思いますが、委員御指摘のとおり、新規に建設する道路につきましては、民間、民営会社がみずからの調達の範囲の中でお金を調達してつくる、そういうことによりまして、これまでのように、プール制のもとで、どこの上がりでどこの道路をつくったかというのがわからないことがなくなって、三つに分割される。最初は六つですけれども、道路公団でいいますと三つに分かれる。例えば九州の道路は、九州を持つ会社が自分の責任で、範囲内でお金を借りてつくるということで、これまでのような問題は是正される。総理はそういう意思でおっしゃられております。 それと、持つということをなぜ……
○石原国務大臣 この御議論は前原委員と私の間でもなされたわけでございますけれども、ただいま総理が御説明になりましたように、この残存二千キロの中の事業評価というものを初めて行いました。これは委員もう既に御承知のことだと思いますけれども、費用対効果、あるいは収支率、あるいは基幹病院までの距離といったような外部効果や、これには原発があるとかいったような外部要因のものも含めております。 それで評価をした結果、どういうことが起こったかといいますと、残存区間すべてのBバイCを見ると一を上回った。すなわち、公共事業で一を上回ったということは、必要性がある。しかしながら、有料道路でやった場合に管理費も出ない……
○石原国務大臣 ただいまの御指摘でございますが、基本的な尊重すべき点というものは、やはり、答申の中に示されておりますように、債務の確実な償還であると思います。そこの部分について十分な手当てはさせていただいたところでございます。 それでは、今の御質問でございますが、主要項目十九項目あるわけですけれども、どの点が民営化委員会の意見と違うかという御質問だと思いますが、二点ございます。 それは、民営化推進委員会の答申の中で、十年後に、株式会社になりました民間会社が資産を買い取る、こういういわゆる道路資産の保有につきましては、今回の政府・与党で取りまとめました案の中では、買い取れない、上下をともに持……
○石原国務大臣 中馬委員が副大臣としてこの問題にお取り組みになられたということは十分承知しておりますし、私も初代の観光立国担当大臣でございますので、中国を中心とするアジアの観光市場、韓国、台湾、そしてアメリカ、中国、香港と、これは五大市場でございますので、こちらから観光客の方に大勢来ていただきませんと、総理が提唱されておりますビジット・ジャパン・キャンペーン、二〇一〇年に一千万人の観光客の誘致ということにはおぼつきません。 そんな中で、この中国の問題は、発給元は外務省でございますが、外務省、法務省、また警察庁と十分連携、連帯をとらせていただきまして、良好なやはり治安と公安、こういうものにも配……
○石原国務大臣 木下委員にお答え申し上げます。 私も、昨年の七月でございますか、委員が決算行政委員会でこの問題を御指摘され、私どももちょうど民営化委員会でこの問題を議論しておりまして、扇大臣も厳正に処置するというような御発言をされて今日に至っているということは、私も承知しております。 そこで、どういうふうになっているかという具体的な数字でございますが、これは日本道路公団と本四公団の二つが割引制度をやっているわけですけれども、全組合に対しまして調査を行った結果、全組合、アバウトの数字で千百ございますが、そのうち七十一の組合でいわゆる組合員以外の者がこの別納割引制度を利用して割引を受けていると……
○石原国務大臣 ただいま小杉委員が御指摘されましたように、政府の重要課題として、観光立国、そしてビジット・ジャパン・キャンペーン、二〇一〇年に一千万人の方に海外から日本を訪ねていただこう。今、海外から一番日本を訪ねてくださっている国は、韓国、台湾、アメリカ、中国、香港という順でございます。 私も韓国の方、招聘に行ってまいりましたが、そこでお話を聞きますと、やはり韓国の方々の観光スポットとして人気があるのは、九州あるいは北海道、こちらでゴルフをして温泉に入る、冬場ですとスキーをする、紅葉の季節ですと紅葉を見ながらゴルフをして温泉をする。ゴルフが大変好きだということでございまして、サマータイムが……
○石原国務大臣 ちょっといつだったかは忘れたんですけれども、奥村委員と特殊法人の改革をめぐって、あれはたしか与党のPTか何かの場でかなり御議論をともにさせていただいたことを私も覚えております。 平成九年のお話が出ましたので、今調べてきたわけですけれども、そのとき、道路公団については、十一の建設局、九の管理局を、八つの支社、二つの建設局、一つの管理局に統合する。コストは、建設関係で一四%、管理費等で、平成九年からこれまでですけれども、一四%削減した。そのとき、たしか一番焦点になりましたのは、公益法人がありまして、これが独占的にSA、PAの事業をやっていて競争がないということで、これを二分割した……
○石原国務大臣 委員は、大蔵省にもおいででございますので、国の行政また財政についても御造詣が深いと存じますが、ただいま当委員会等々で御議論されております高速道路につきましては、やはり必要な道路は国民の負担を最小限でつくるということが基本だと思います。 そのために、現在未供用の七十路線二千キロについては、総理もかねがね申しておりますように、大幅にコストを削減して、費用対効果分析を徹底的に行って、これまでないがしろにされがちでありました採算性や、あるいは基幹病院へどのぐらい時間がかかるのかといったような外部効果を評価基準にして順位をつくり、その順位の高いものから原則的につくっていくという客観的な……
○石原国務大臣 ちょっと質問が、政治献金の話あるいは報道ベースの話と、道路の、高速道路建設に関する高コスト化の話とこう一つになっていて、報道ベースのことについて事実であるか事実でないかということを確認もできませんし、コメントをする立場にないんですけれども、一般論として言わせていただきますと、公共工事の入札に関しては実は過去にもいろいろなことが言われてきているわけでございまして、こういう入札に関しては、平成十三年の四月に入札に関する新しい法律、適正化の促進に関する法律というものを施行して、より透明化、より疑惑を招かないようにという立場でありますし、それはより一層進めていかなければならないというの……
○石原国務大臣 今ちょっと数字が、鮫島委員のとこちらの数字がちょっと違ったもので数字のお話をさせていただいたんです。 これは、十七年度に民営化をするということで、詳しくは財務省、財務大臣からもお聞き願いたいと思うんですが、財務省と調整をさせていただきまして、財投にかかわる資金調達というものはやはり市場をかませた方がいいだろう、そういうことで政府保証債ということにいたしまして、今局長から答弁させましたけれども、十五年度は、約三分の一をマーケットから調達して、三分の二を財政融資の方から、いわゆる政府の引受債という形でやってきた。それを、委員御指摘のとおり、十六年度は、三分の一と三分の二がひっくり……
○石原国務大臣 ただいま高木委員が、昭和三十年代にさかのぼりまして日本の高速道路の歴史的変遷について、また、今回の公団の民営化論議を通じての議論の混乱している点についての御指摘がございました。 そんな中で、御質問は、いわゆる国民共有の財産であるところの道路の私有化、別の言葉を使いますと上下一体論とでも言うんでしょうか、こういう点、あるいは、海外の事情についてどのようになっているのかというのが御質問ではなかったかと思うのでございます。 日本では、私思うんですけれども、永久に料金を取り続けていく仕組みとこの上下一体論、一緒に議論されていて、イコールでほぼつながっているように感じるわけでございま……
○石原国務大臣 ただいまの平岡委員の御質問は、当委員会また関連委員会でも私も何度も答弁をさせていただいて、重複するところはお許しいただきたいと思いますが、民主党の予算案が表に出てまいりまして、私なりに検討を加えた現段階の印象につきましてお話をさせていただきたいと思っております。 民主党の御提案と、もう間もなく提出をさせていただきます政府・与党案の根本的な同意点は、無料化するということだと思っております。 しかし、無料化に至る手法でございますが、すなわち、今四十兆円に上る債務をどういうふうに返していくのか。私どもは、やはり利用した方々に御負担をしていただこう、利用者の皆様方の料金で返済しよう……
○石原国務大臣 国土交通省所管の平成十四年度歳入歳出決算につきまして、概要を御説明申し上げます。 まず、一般会計につきまして申し上げます。 収納済み歳入額は四百六十三億八千百万円余、支出済み歳出額は七兆八千二百五十一億三百万円余。 次に、特別会計につきまして申し上げます。 まず第一に、自動車損害賠償保障事業特別会計でありますが、保障、自動車事故対策及び保険料等充当交付金の三勘定を合わせて申し上げますと、収納済み歳入額は八千六百八十二億五千二百万円余、支出済み歳出額は七千六百九億四百万円余。 第二に、道路整備特別会計でありますが、収納済み歳入額は五兆六千四百二十二億三千九百万円余、支出……
○石原国務大臣 吉田委員御指摘のいわき市の再開発、都市再生事業で公団がやったところは、たまたまこの間行ったときに通りがかりまして、外からですけれども見させていただきました。あれは、地方だけに限らず、東京でも公団等々が行っております。 公団は、分譲事業から撤退をいたしまして、賃貸に特化していくというふうに特殊法人改革の中で役割を変えましたし、この七月からは独法に衣がえしていく。そんな中で、基本はやはり、委員御指摘のとおり、民間ができるところは民間に任せていくというのが基本だと思いますが、公団はまちづくり等々でかなりのノウハウを持っております。そういうものは、これまで培ってきたノウハウというもの……
○石原国務大臣 国土交通省関係の平成十六年度予算について、その概要を御説明申し上げます。 平成十六年度一般会計予算に計上しました国土交通省関係の予算額は、六兆七千四百三十六億円です。 このほか、自動車損害賠償保障事業特別会計、道路整備特別会計、治水特別会計、港湾整備特別会計、自動車検査登録特別会計、都市開発資金融通特別会計、空港整備特別会計及び特定国有財産整備特別会計について、それぞれの所要額を計上しております。 なお、北海道、離島及び奄美に係る公共事業予算については、他省関係予算を含めて、国土交通省予算に所要額の一括計上を行っております。 次に、財政投融資計画については、当省関係の公……
○石原国務大臣 中山委員の、空の港また海の港を中心とした国際競争力を保ち、かつ利用者の利便性を向上していくという施策の着実なる実施をという意見には、私も賛成でございますし、国土交通省という役所も、委員の御主張に沿った形で現在施策を推進している。 ただし、まず海の方の港でいいますと、規模とか、地域間のいがみ合いがあったり、委員御地元の阪神は、大阪と神戸とこれまで仲がよいとは言えないところが手を組んで、国のスーパー中枢港湾構想のクリアする、言ってみるならば基準にいち早く到達をした地域ではないかと思っております。行政の側もあるいは地元の民間の皆さん方も協力して、失ってしまった港湾拠点基地としての日……
○石原主査代理 これにて長安豊君の質疑は終了いたしました。 次に、稲見哲男君。
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