このページでは古川元久衆議院議員の43期(2003/11/09〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は43期国会活動統計で確認できます。
○古川元久君 民主党の古川元久でございます。 私は、民主党・無所属クラブを代表して、ただいま議題となりました政府提出のいわば年金不信拡大法案とでも言うべき年金関連法案に対し、質問いたします。 なお、私も、政府の答弁が不十分な場合には、与えられた時間の範囲内で、さらに議論を深めるために再質問させていただく可能性があることをあらかじめ申し添えます。(拍手) まず最初に、私の質問に入る前に、今の枝野議員に対する小泉総理の答弁に対して一言申し述べたいと思います。 総理は、現行制度の延長線上の今の政府案の中のそうした改革案が、一元化された新しい年金制度とあたかも整合性がとれるような、そういう発想……
○古川元久君 民主党の古川元久でございます。 ただいま議題となりました民主党・無所属クラブ提出の年金抜本改革推進法案につきまして、提出者を代表し、その趣旨を御説明いたします。(拍手) まず、趣旨の説明に先立ちまして、イラクにて発生した日本人拘束事件について一言申し上げます。 昨日、イラクで日本人三名が拘束される事件が起きました。ボランティア活動や取材活動を行っている民間人を人質にとり、自衛隊撤退を要求する犯人グループのひきょうな手口に、激しい憤りを禁じ得ません。拘束されている三名や御家族の心中を察すると、胸が張り裂けそうな痛みを感じます。犯人グループは三名を即時解放すべきであることは当然……
○古川(元)議員 お答えをいたします。 まず、今の五島委員の御質問にお答えする前に、そもそも私ども民主党が今回こういう形で物価スライドの特例法に対して対案を示させていただいた、その背景について一言述べさせていただきたいと思います。 この特例法は五年連続になります。最初三年は物価スライドを凍結する、そして昨年、ことしと、前年度物価下落分だけ物価スライドを適用する。この法案に対しましては、私ども民主党も、昨年まで、いろいろな問題、現役世代との負担の均衡、そしてまた高齢者に対する配慮、そういう点を考えながら、これまで四年間については政府案にやむを得ず賛成をさせていただいてまいった。 その審議の……
○古川(元)議員 民主党の古川元久でございます。 ただいま議題となりました民主党・無所属クラブ提出の年金抜本改革推進法案について、提出者を代表し、その趣旨を御説明いたします。 趣旨の説明に先立ち、私からも一言申し上げます。 イラクで日本人三名が拘束されるという緊急事態が起きており、その解決に総理を初めとして我々すべてが全身全霊を傾けなければならないときに、国民生活に大きな影響を与える年金に関する議論を本当に冷静に行うことができるのか、極めて疑問であります。本来は、まず人質を無事救出して、事件が解決した後に、落ちついた状況の中でこの年金についての議論を行うべきであること、そのための協力なら……
○古川(元)議員 お答えいたします。 今宮澤委員の方から、私どもの案を熟読玩味していただいた、何も変わらないという読後感があったというのは、宮澤議員も、あの頭脳明晰な宮澤大先輩におかれてそのような読み方をされるというのは、極めて不可思議だなと。 今の政府案、まさに、先ほど言われたわけでありますけれども、私どもの案を批判して、この五年間の財政措置がとられていないじゃないかという御批判をされましたけれども、私どもから言わせれば、今の政府案というものは、まさにこの五年間をどうするかという目先のことに、その財政措置が中心になっておりまして、今国民の間にある現行制度に対する不公平感、不信感というもの……
○古川(元)議員 久しぶりに大変に良識のある御意見をいただいたというふうに、最初に感謝を申し上げたいと思います。 歴史認識、時代認識、まさに今福井議員が言われたとおりのことじゃないでしょうか。そういう中で、今回のこの年金の抜本改革の議論が国会の中で行われなければならない。そういう、今福井委員が言われたような認識に立てば、とても今回のような政府・与党案として出てくることは、多分なかったんじゃないかと思うんですね。ですから、私は、今のお話を聞いていまして思いましたのは、福井委員のような方が与党の中にも少なからずいらっしゃるはずにもかかわらず、どうしてこういう現行制度の延長線上の、当面の財政対策が……
○古川(元)委員 民主党の古川元久でございます。 きょうは、参考人の皆様方におかれましては、大変に御多用のところ貴重な御意見をお聞かせいただきまして、まことにありがとうございました。 いろいろきょうは、私どもの政治家でやっている議論と比べますと、大変に落ちついた、そうして本質的な議論が行われているということで、大変に好ましいな、ぜひこういう議論をしっかりこの委員会でも十分に尽くしていきたいというふうに思っているわけでございます。 年金に対する国民的な関心がこれほど高まったことというのは、私は前回の年金改正のときも国会におりましたけれども、なかったんじゃないのかなという気がいたします。そう……
○古川(元)議員 聡明な宮澤委員からそのようなお話がありますと、ためにする御質問かなという感じもいたしますけれども、今宮澤委員がおっしゃいましたように、私どもは、新制度で納めた保険料に対応する給付は、新制度の中で納めた保険料総額に見合ったものを支給するという形で約束をさせていただいているわけであります。 ですから、この新しい制度というものは、所得比例年金部分は、加入者からしてみれば、それはみなし確定拠出のような形になっているわけですね。保険者の方から見れば、それは財政方式としては、政府の財政の運営の仕方としては賦課方式でありますけれども、しかし、掛けている人から見れば、それは事実上積み上がっ……
○古川(元)委員 民主党の古川元久でございます。
まず、総理、これまでのこの年金問題をめぐる、いろいろ明るみになってきたこと、また議論を踏まえまして、今回、与野党とも、年金の抜本改革が必要だ、そういう認識に至った背景には、現在の年金制度に対する国民の不信が極度にまで達している、そういうことがあると思いますけれども、今のこの状況の中で、現行制度に対する国民の不信感が少しでも解消したとお考えですか。
【次の発言】 国民は確かに関心を持ちました。そして、先週金曜日に、この政府・与党案を提出した提案者である閣僚の三人が国民年金に加入していなかった、言えば未納だったということが明らかになりました。
……
○古川(元)委員 民主党の古川元久でございます。 昨日、三党合意がこの年金問題についてなされたわけでありますけれども、この合意は、我が党にとってはまことに苦渋の選択でございました。このまま私どもが一切与党との協議に乗らないという形でいれば、十四年間保険料が上がり続ける、給付が下がり続ける、その法案がそのままの形で、それが固定した形で通ってしまう。それを避けるためには、事実上、今回の合意で、この法案は二〇〇七年三月まで、一元化を含めた結論が出るときまでの暫定的な形、暫定的な法案だという形にしていかなければならない。そのために、私どもも、なかなか国民の皆さん方の理解を得るのは難しいということをわ……
○古川(元)委員 民主党の古川元久でございます。 まず最初に、年金の話をきょうはしたいと思ってはいるんですが、その前に幾つかちょっと個別の話についてお伺いをしたいと思っております。消防庁長官は来ていただいていますか。――いらっしゃいますね。 まず最初に、ちょっと救急医療の話で厚生労働大臣と消防庁長官にお伺いしたいんですけれども、厚生労働省の調べでは、交通事故などで外傷を負って救急救命センターに運ばれて死亡した患者のうち約四割ぐらいは適切な治療をしていれば助けることができた可能性があるというような調査があったというふうに承知をしております。 実は、私の地元でも、救急救命士と救急医療機関が非……
○古川(元)委員 民主党の古川元久でございます。 現在、私どもの世界は大きな時代の変革期にある、それは皆さんだれもが認識を一にすることじゃないでしょうか。 日本社会も社会構造が大きく変わりつつありまして、こうした時代の転換期においては、とりわけ社会的セーフティーネットである年金や医療、介護といった社会保障制度の役割というものは、転換期以外のとき以上に、やはり転換期だからこそ私は大きいんじゃないかというふうに考えています。 なぜならば、人々は、これまでの生活や行動様式を変えて、新しい時代に適応することを求められるわけでありますから、新しいことにチャレンジしなきゃいけない。チャレンジするため……
○古川(元)議員 今大野議員の方から感電したというお話がございました。勇気をというお話がございましたが、そこまで自信があるのであったら、この選挙でも国民の民意というものを理解しておられないんでしたら、これは衆議院を解散されて、そして国民に信を問われればいいと思います。そこで感電しても、国民がこれを認めたということであれば、それは今のような言い方もあるかもしれませんが、明らかに今回の参議院選挙の結果というのは、この選挙は年金選挙と言われるほど年金が争点になって、明確な意思表示がされたわけであります。 私ども民主党は、とりあえずこの年金改正法については一たん白紙に戻して、本当の一からの議論をしよ……
○古川(元)議員 先ほど谷本委員は民主党案には中身がないと言われましたけれども、政府・与党案こそ、理念もなければ、抜本改革、百年安心と言いながら、午前中の厚生労働委員会でも御党の長勢筆頭理事がつい口を滑らせて、当面の赤字手当てのためにという話をされておられました。もともとからそういう話であればもっとこの年金議論は建設的な議論になったんだと思いますけれども、そういう意味では、与党の方がきちんとした新しい年金制度の姿を示さなかったというところが、まずそもそものボタンのかけ違いになったと私は思います。 そういう中で、私どもは新しい年金制度の姿を示させていただきました。具体的な数字がないというふうに……
○古川(元)委員 民主党の古川元久でございます。 昨年の年金審議を思い浮かべますと、一番議論を混乱させた原因をつくったのが小泉総理のいろいろな発言じゃないかと思いますが、その総理がここにいらっしゃらない。昔、クリープを入れないコーヒーなんてというコマーシャルがありましたけれども、総理のいないこの年金集中、本当にどういう意味で総理は年金問題を考えておられるのか。多分、これが郵政の問題だったら、別に国会に呼ばれなくても、おれは出てくると言って出ていらっしゃったんじゃないかと思いますが、これだけ年金問題が国民の一番の関心事であるにもかかわらず、総理が自分で出てくると言われないということ、この一つを……
○古川(元)委員 民主党の古川元久でございます。 法のもとの平等、とりわけ一票の格差の問題というのは、実は、民主主義、これとの関係で非常に重要な問題だというふうに私は考えます。 なぜならば、日本国憲法では民主主義は基本原則、その民主主義を間接民主義という形をとって実現をしていくという仕組みをとっているわけでありますけれども、この間接民主主義を正当化する前提としては、やはりその選ばれてくる議員の背景にある有権者に大きな人口の不平等があるということはおかしい話じゃないか。 まず、この間接民主主義の中で、この議会の中で民意を吸い上げてそれが反映されるためには、当然この一票の格差というものが是正……
○古川(元)小委員 民主党の古川元久でございます。 最高裁及び参考人におかれましては、大変に貴重な御意見を聞かせていただきまして、ありがとうございました。 まず、笹田参考人にお伺いしたいと思います。 先ほど参考人は、違憲審査制の活性化のための複合的なプランということで幾つか提案をしていただきましたけれども、これは現行憲法のもとでの法律改正を前提としての議論なのか、あるいは憲法改正までも含めた議論なのか、その点を確認させていただきたいのと、もし憲法を変える、新しく書きかえるとすれば、そうした場合にもこうした形での改革がいいのか、それともドイツのような憲法裁判所を設けて、その憲法裁判所の機能……
○古川(元)委員 民主党の古川元久でございます。 私は、国会のあり方につきまして、私の考え方を何点かお話しさせていただきたいと思います。 まず、国会につきまして、二院制がいいのかどうか、あり方でございますけれども、この点は、国と地方との関係をどう整理するかというところと密接に絡んでくる話じゃないか。逆に言いますと、国と地方との役割分担、将来的に道州制を導入するのか、どのような形で地方自治を発展させていくのか、そのことの整理がつかないと、最終的には、二院制の形として、あり方がどうあるべきかというところがなかなか結論が出ないのではないかというふうに思っております。 私ども民主党が考えているよ……
○古川(元)委員 民主党の古川元久でございます。 財政及び地方自治について若干のコメントを申し上げたいと思います。 まず、財政についてでございますけれども、我が国の財政、そしてまた、国、地方を合わせまして大変な、膨大な借金を抱えているという状況にありまして、こうした状況を今後とも続けていくということは、政府に対する信頼を失うということにもつながりますし、そしてまた将来世代に過度な負担を負わせるということで、現在に生きる者として大変にこれは無責任だと思います。そういう意味で、憲法の中にそうした財政規律を何とか維持できるようなそういう仕組みの基本的な原則を織り込むということは、極めて大事なこと……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。