坂田道太 衆議院議員
32期国会発言一覧

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坂田道太[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは坂田道太衆議院議員の32期(1969/12/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は32期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院32期)

坂田道太[衆]本会議発言(全期間)
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第63回国会(1970/01/14〜1970/05/13)

第63回国会 衆議院本会議 第8号(1970/03/10、32期、自由民主党)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(坂田道太君) お答えをいたします。  昭和四十三年度におきまして、補助対象設備の購入額等を過大にして事業費を清算した不当事例一件があったことは御指摘のとおりであり、まことに遺憾に思います。このような事例が生ずることのないよう、今後とも監督等を通じ、補助金の適正な経理について、学校法人に対し十分指導助言を行なってまいりたいと考えます。  昭和四十五年度からは、私立大学等の専任教員の給与費を含む経常費に対する補助をする予定にいたしておりまするが、これは私立大学といえども、その社会的貢献度にかんがみまして、あるいは国立との格差があまりにも大きいということにかんがみまして、教育と研究の質的……

第63回国会 衆議院本会議 第17号(1970/04/07、32期、自由民主党)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(坂田道太君) 今回の事件は、全く人間性を無視した反社会的行為であって、もはや学生運動とか一般の大学紛争とかとは全く性質の異なるきわめて悪質な犯罪であると考えます。  大学立法なるがゆえに――この大学立法がもしなかったといたしましたならば、昨年のあのような暴力学生による学内紛争というもの、不法、不当な紛争というものはなお続いておったと私は思うのでございます。学問の自由と大学の自治は侵されっぱなしであったと思うのでございまして、やはりこの大学立法というのは、どうしても大学改革をやる前にやらなければならない第一の関門であったと私は確信をいたしておる次第でございます。(拍手)  大学の改革……


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第64回国会(1970/11/24〜1970/12/18)

第64回国会 衆議院本会議 第4号(1970/11/27、32期、自由民主党)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(坂田道太君) お答えをいたします。  アメリカの施政権下にありまして、沖繩県民があげて日本人としての教育を守り抜いてこられたことに対して、私は、高くこれを評価し、深くこれに感謝をささげるものであります。(拍手)  であればこそ、日本国民の教育が地域によって異なった制度のもとに行なわれることは、決して望ましいことではなく、国民のすべてが、同じ制度のもとに、同じ水準の教育を受けることができるように配慮することこそ、沖繩の本土復帰の有する大きい意義の一つであると考える次第であります。したがって、教育委員会制度についても、復帰の際、本土の関係法令を適用するよう措置する考えであります。  な……

第64回国会 衆議院本会議 第5号(1970/12/03、32期、自由民主党)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(坂田道太君) 寒川君にお答えをいたします。  教育にとりまして環境が大事だということは、御指摘のとおりに考えております。したがいまして、公害に関する問題について、教育上種々の配慮をしていくということはきわめて重要なことであると考えるわけでございますが、学校教育の中におきましては、御承知のとおりに、従来指導要領あるいはまた教科書等において十分な記述等も行なわれておらなかったわけでございますが、指導要領の改訂をいたしまして、来年度は小学校、その次は中学校、そしてまた、その次の年度は高等学校ということで、教科書の改訂を行なっていくわけでございますが、これには相当充実した公害の問題を取り扱……


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第65回国会(1970/12/26〜1971/05/24)

第65回国会 衆議院本会議 第19号(1971/03/19、32期、自由民主党)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(坂田道太君) 今回の不正入試事件と医師の不足とは、本質的には別個の問題であると考えますが、現在医師の絶対数が不足していることは事実でございます。このため文部省といたしましては、昭和三十七年度以降、逐年既設医学部の入学定員の増加をはかってまいりましたが、昭和四十五年度におきましては、国立の秋田大学医学部を新設したほか、私立大学でも三医学部が増設をされ、入学定員は四千三百八十人になっております。昭和三十六年度に対しまして、約千五百四十人の増でございますけれども、御承知のように医師養成にはかなり時間がかかります。したがいまして、この千五百四十人の増は、実際現在では、わずかに四百人ぐらいが……

坂田道太[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院32期)

第63回国会(1970/01/14〜1970/05/13)

第63回国会 決算委員会 第13号(1970/04/13、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 吉田さん御指摘のとおりに思うのでございまして、私、やはり一番欠陥は、人間性豊かな教育というものが、家庭教育から小学校、中学校、高等学校の段階においてやられておらない点にあると思う。しかもそれは、先生方だけの、あるいは学校制度だけの罪でもないんだ。やはり家庭教育にまでさかのぼらなければならない。家庭においても、また、小、中、高の先生方においても、教育というものについて、何か知的教育を伝達するといいますか、あるいは伝えさえすればいいと、こういう考え方が少し支配的ではなかろうか。そうではなくて、教育そのものの中には、やはり愛情をもって育てるというか、あるいは子供たちが持っておりまする……

第63回国会 商工委員会 第22号(1970/04/23、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 その点はよく調べてまいりませんので、承知をいたしておりません。
【次の発言】 先生御指摘のとおりに、これから情報社会になりまして、いやがおうでもそういう世の中になっていくということは、私も承知をいたしておるわけでございます。しかし、こういうような無限と思われるような情報というものが、一方的に小さい子供たちに入ってくるということは、小さい子供たちの人間性を豊かにする教育というものが求められるという一面の要素を考えましたときに、これがプラスの面とマイナスの面とが働くというふうに私は考えるわけでございます。したがいまして、これをいま無学年というようなことも、それは実験的には考えられる……

第63回国会 文教委員会 第2号(1970/02/19、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 このたび再び文部大臣に就任をいたしましたが、当委員会の皆さま方にたいへんお世話になると思いますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。  第六十三回国会において、文教各般の問題をご審議いただくにあたり、所信の一端を申し述べたいと存じます。  わが国は、戦後幾多の苦難と試練を乗り越えて、たくましい成長と発展を遂げ、今日世界の驚異といわれるほどの経済的、社会的繁栄を実現するに至りました。このことは、もとよりわが国民の勤勉と素質の優秀によるところではありますが、さらに学制発布以来築き上げられてきた高い教育水準の成果に負うところ大なるものがあると存じます。  しかしながら、今日世界の各国……

第63回国会 文教委員会 第3号(1970/03/04、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 このたび政府から提出いたしました国立学校設置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  まず第一は、国立大学の学部の増設についてでありまして、秋田大学に医学部を設置しようとするものであります。これは、医療需要の増加に即応して医師の養成をはかるとともに医学の研究を一そう推進しようとするものであります。  第二は、国立大学の大学院の設置についてであります。  これまで大学院を置かなかった国立大学のうち、充実した学部を持つ佐賀大学に修士課程を設置し、もってその大学の学術水準を高めるとともに、研究能力の高い人材の養成に資そうとするものであ……

第63回国会 文教委員会 第4号(1970/03/06、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 私は、少しお医者さんが足りないんじゃないかというふうに思うわけでございまして、諸外国でございますと、たとえば米国におきましては、これは昭和四十年現在でございますけれども、人口十万人に対しまして一四八・三人、西ドイツでございますと一五四・六人でございますが、日本におきましては一一二・一人ということで、もう少し充実する必要があるというふうに考えられるわけでございます。そういうことで、結局お医者さんになりたいという希望もございますし、それにこたえる機関が少ないということで、非常に激甚な入学試験ということになるのであろうかと思うのでございます。

第63回国会 文教委員会 第5号(1970/03/11、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 このことはもう当然なことでございまして、なるたけ早く御審議をわずらわさなければならぬわけでありますが、今回の場合は、選挙もございましたし、国会開会その他がございまして、そういう関係でおくれたことは遺憾であります。したがいまして、できるだけ慎重に御審議をわずらわして、すみやかに創設できるようにお願いを申し上げたいと思います。
【次の発言】 率直のところを申し上げますと、日本列島全体を考えまして地域的にどういうふうにやるかということについての計画をわれわれ持っておりません。持っておりませんが、しかし、これから新しい構想の大学等をも考えました場合に、あるいは特に医師が非常に不足してお……

第63回国会 文教委員会 第6号(1970/03/13、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 ただいま厚生省のほうからも、また学術局長からもお答え申し上げましたとおりに、全体としてどれくらいの医師を養成したらいいかということが、まだ実は確定をいたしておりません。しかしながら、やはり足りないという現状はこれまた明らかでございますから、それにしましても、単に地元が要望するからやるんだということではなくて、それはそれなりに一定の計画のもとに進めていくということは、当然だと私は思います。まず第一には、厚生省の段階におきまして、単に人口十万当たりどれだけということも一つのめどではございますが、同時に、先ほどからお話しになりましたようなコンサルティング・レートその他のいろいろな要素……

第63回国会 文教委員会 第7号(1970/03/18、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 この前の御質問のときにも申し上げましたように、著作権法は、まず第一義的には著作者の保護ということでなければならぬ、これは言うまでもないと思うわけでございますけれども、しかし、同時に、なぜ著作者の保護を厚くしなければならぬかということを考えるならば、やはりそれが一面におきましては、広く国民に利用される、そして新たなる文化的な創造、新たなる文化的価値あるものが生み出されるということを前提として、著作者の保護ということが出てくると思うのでございます。その意味合におきまして、私は、この第一条の「文化的所産の公正な利用に留意しつつ」――これが不公正であってはいけないので、やはり「公正な利……

第63回国会 文教委員会 第9号(1970/03/25、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 このたび政府から提出いたしました日本私学振興財団法案につきまして、提案の趣旨及び内容の概要を御説明申し上げます。  私立学校は、従来それぞれ特色のある教育を行なって、わが国学校教育の普及と発展に重要な役割りを果たしてきましたが、近年私立学校の占める割合はきわめて大きくなり、今後のわが国の社会、文化、経済の進展のために、その教育の一そうの充実と向上が要請されているところであります。  私立学校の教育に必要な経費は、従来その大部分を設置者みずからが負担してきたのでありますが、私立学校教育の社会的な貢献を考えますとき、その振興をはかるため公費による適切な援助を行なうことは、現下の重要……

第63回国会 文教委員会 第10号(1970/04/03、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 現在、大学の中におきまして、私立大学の学生が七四%、短期大学におきます学生が九〇%、高等学校生徒の三〇%、また幼稚園一の子供が大体七六%というわけでございまして、私立学校において教育を受けておるのがきわめて多いわけであります。  このように、私立学校はわが国学校教育の普及と発展に重要な役割りを果たしておりますが、今後のわが国の社会、文化、経済の発展のためには、私立学校教育の一そうの充実と向上というものが要請されると考えておるわけでございます。特に私立大学におきまして、教育のあるいは研究の質的向上というものを考えました場合、どういたしましてもその質的な向上をはかることなくしては、……

第63回国会 文教委員会 第11号(1970/04/08、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 コンピューターでありますとか、あるいはビデオカセットなど、著作権制度におきまして今後早急に検討を必要とする課題が少なくないことは、いま御指摘になりましたとおりでございます。また、応用美術の保護など、今回の改正法におきましては今後の課題とした事項もございますし、また、さらに写真の保護期間、映画の著作権等、今回御議論のありました件もございます。従来、一部には、今回の改正が行なわれれば、今後数十年間は改正がないであろうというような声が聞かれますが、著作権制度は著作物の利用手段の発展に応じまして整備されるべきものでございますし、今後の五年はいま左での十年あるいは二十年に匹敵をする、こう……

第63回国会 文教委員会 第12号(1970/04/09、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 ただいま御決議のありました附帯決議につきましては、政府といたしましては、その趣旨を体し、誠意をもって対処いたしたいと存じます。(拍手)

第63回国会 文教委員会 第13号(1970/04/10、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 ただいま管理局長から御説明を申し上げましたとおりでございますが、この私立学校の法律ができました当時の状況としましては、おそらくノー・サポート・ノー・コントロールということが完全に貫かれる。そしてまあ人件費補助なんというのはおそらく考えてなかった。そしてまた、私学の基金、あるいは寄付金、あるいは適正なる授業料等において独自のあるいは個性ある建学の精神にのっとった教育と研究とが行なわれる、こういう形であの私学法というものが制定をされたと思うのでございます。もちろん、その意気込みで今日までやってこられ、かなり社会的な責任は果たしておられると思うのでございます。ところが、だんだん世の中……

第63回国会 文教委員会 第14号(1970/04/15、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 教育が社会、経済、文化、あらゆる面におきまして非常な影響を及ぼすということは、これはまぎれもないことでございまして、従来はとかくばく然とそういうことがいわれておったわけでございますけれども、最近におきましては、経済成長を一つ取り上げても、その根底には教育の普及というものが非常に大きい意味を持つということもいわれておりますし、また一面においては、その社会を形成していく人間というものが、精神の面におきましてもバランスのとれた、個人としても非常にりっぱな人であり、そしてそれが社会の形成者としての意味を持ち、その個人の人格完成を目ざすということ、それが同時にまた社会の形成者としてその社……

第63回国会 文教委員会 第16号(1970/04/22、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 今回、経常費に人件費を含む私学助成の道を開いたわけでございます。私どもといたしましては、これに対しまして非常な意欲と展望とを実は持っておるわけでございます。ところが、本年度の予算は百三十二億何がしでございます。そう考えますと、やはり理想と現実というものとのギャップがあるわけでございますが、将来にわたっては、また将来の問題としてあるいは私学法全体について考える時期が来るんじゃないかというのは、たとえば中央教育審議会におきましても、今後国立、公立、私立というような設置者の形態等につきましても検討をいたしておるわけでございます。でございますが、本年度画期的なこのような経常費支出をする……

第63回国会 文教委員会 第17号(1970/04/24、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 ただいま御決議になりました附帯決議につきましては、その趣旨を体しまして善処いたしたいと存じます。  なお、本法案の附則第十三条によって新たに設けられる私立学校法第五十九条第十項の規定については、これまでも再三申し上げましたように、これが実際に発動されるような事例のないことを願っているものであります。したがいまして、修正による附則第十四条第四項の政令につきましては、私どもとして今後私学の助成の拡充につとめますとともに、この助成の充実と私学の努力によって全般の水準が向上したにもかかわらず、なお教育研究条件の質的低下をもたらすような学校が見られる場合には、この政令を定めることといたさ……

第63回国会 文教委員会 第19号(1970/05/07、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 ただいまの附帯決議につきましては、その御趣旨を尊重し、誠意をもって検討いたしたいと思います。

第63回国会 文教委員会 第20号(1970/05/08、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 私もそのように考えております。
【次の発言】 言論・出版の自由を不当に妨害をしたという事実の有無は、これは問題かと思います。でございますけれども、おことばどおりのことであると、私はやはり言論・出版の自由に抵触するおそれがあるというふうにはいえるかと思います。
【次の発言】 一応この文章を読みますと、いろいろの理解ができると思うのでございますが、ただ、これが単なる商取引の関係においてなのかどうなのかというようなことが、実はよくわからないわけでございます。それから私どもの関係から申しますと、また創価学会が何か組織的に、あるいは何かの意図を持ってそういうことをやられたかどうかというよ……

第63回国会 文教委員会 第22号(1970/09/09、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 この通知を出しました一つの大きい理由は、控訴したということです。それに対しまして各地の地方教育委員会からいろいろ聞いてくるわけでございます。それからまた、一般の国民の間にもいろいろの考え方があるようでございます。あるいは全く違った解釈をしておる、こういうことでございまして、なぜ文部省としては控訴をしたのかその理由を説き明かす必要がある、こう考えて通知を出したわけでございます。  控訴いたしました一つの大きい点は、私どもとしては、下級裁判でございましょうとも承服できますならばこれを尊重し、承服したいのでございます。しかし、これを承服できない部面がある、こう思ったのでございまして、……

第63回国会 予算委員会 第1号(1970/02/20、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 このたび、私学助成、特に私学の大学に対しまして助成をやることになりました。しかし、これをやるにつきましては、十分しっかりした根拠でもってほんとうに私学が教育研究のために質的な向上をはかるためにやるのでございますから、私学振興財団の人選等にもお説のような十分な配慮をしてまいりたいと考えております。  また幼児教育の問題につきましてのお話でございますが、これは三つ子の魂百までと申します。私は非常に大事な問題だと思うのであります。ただ、ともいたしますると、あまり早い時期に、学校教育、ちょうど一年、二年みたいな、たとえば字を覚えさせるとかあるいは数を覚えさせるとかいうようなことだけが幼……

第63回国会 予算委員会 第5号(1970/02/25、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 仰せのとおりに、社団法人日本出版取次協会は私の所管でございます。
【次の発言】 寄付金につきまして強制にわたるようなやり方をやっておるということは、好ましいことではございません。これはやはり是正すべきものであると考えておりますし、ことしから私学に対する人件費を含めました経常費補助が相当額計上され、御審議をわずらわしておるわけでございますが、そういうからには、その国の税金が正しく使われるようなことを前提として援助をやらなければならないと思っておりますし、ただいまのような、入学試験時期に際しまして寄付金等を強制をするというようなことは、好ましいことではないと考えております。

第63回国会 予算委員会 第8号(1970/02/28、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 御承知のとおりだと思いますけれども、いま学校、それから学校法人、それから各種学校の中で、学校法人に準ずる各種学校、それに政令でしぼってございますけれども、その条件が満たされるならば、勤労控除はできるということになっております。したがいまして、お尋ねの准看護学院が都道府県に申請をされて、そうして各種学校の中で政令の条件を満たす等のことがございますならば、いま先生がおっしゃったことが実現する。そのことはいま一番大きい問題でございまする看護婦が非常に足りない、これを何とかふやさなければならぬという、この国家的要請を満たすだろうと私は確信いたしておりますし、ただいま厚生大臣からお述べに……

第63回国会 予算委員会 第9号(1970/03/02、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 最近テレビ等が非常に発達をいたしまして、なかなか子供たちが本を読まない、そういうような傾向にあることは御承知のとおりです。また図書館の充実等につきましても、相当努力はいたしておりますけれども、私ども十分だとは思っておりません。正確な利用率がどうだということについては、手元に資料がございませんので、もしわかりましたならば、後刻御報告を申し上げたいと思っております。
【次の発言】 山中さんも御案内のとおりに、かつて中央教育審議会におきまして日本の教員養成制度につきましての答申がございましたけれども、残念ながらこれがまだ確立するような形になっておりません。でございますけれども、教育の……

第63回国会 予算委員会 第11号(1970/03/06、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 私も、個人的に申しますと、やはり広域行政ということに向かわなきゃならぬというふうに思っております。文部省の立場から申しましても、やはりそのような方向に行くのが望ましいのではないかというふうに考えております。
【次の発言】 昨年大学紛争の影響を受けまして、かなり高等学校におきましても、入学式とかあるいは卒業式とかいうときに問題を起こしましたし、あるいはまた授業ボイコット、あるいは占拠、あるいは政治運動に狂奔をしてつかまるというような事態もございましたけれども、大学紛争が一応平穏化するにつれまして、高校生のこのような過激な行動も漸次なくなりつつあります。全然絶無だとは申しませんけれ……

第63回国会 予算委員会 第12号(1970/03/07、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 児童の死者あるいは負傷者というのがだんだんふえておるということはまことに遺憾なことでございまして、関係各省と連絡をとりつつ、この撲滅という目標に向かっていかなければならぬことは申すまでもないことでございます。これで見ますと、七歳から十二歳までが五百十六人、十三歳から十五歳までが二百十三人、それから六歳以下が千三百七人というふうになっておる。これは四十四年一月から十二月までの統計でございまして、就学前の子供たちに非常に多いということが一つの特徴かと思うので、私たちでは、たとえば小学校、中学校の教科の保健においては「事故災害とその防止」の中で、特に交通安全を重視して指導をいたしてお……

第63回国会 予算委員会 第13号(1970/03/09、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 プロ野球が、たとえば暴力団が介入したり、あるいは賭博をやったりということは、いま荒木国家公安委員長からお述べになりましたとおりに、こういうことはあってはならないことでございます。私といたしましては、特にスポーツを愛好するわが国民、特に野球の好きなわが国民が、プロ野球でこのような忌まわしいことがあってはいけないというふうに考えるわけでございます。そしてまた、そのことが同時に高校野球にまで及ぶということになりますと、これはもうたいへんなことだと思いますけれども、現在、私は高校野球にそういうような魔の手が伸びておるというふうには承知をいたしておりませんし、昨年の、たとえばあの優勝戦に……

第63回国会 予算委員会 第14号(1970/03/10、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 出し方につきましては局長から答弁をいたさせます。
【次の発言】 具体的なその事実は承知はいたしておりません。しかしながら、四十四年度におきまして予算できまりました二千八百三十六人というのがなかなか消化ができないということは聞いておるわけでございまして、私も文部大臣になりましてから大学紛争の発端になったのが臨床研修医の問題であるということは承知をいたしておりました。当時、たしか協力謝金というものは一万五千円だったと思うのですが、これではあんまりだということで、実は二万七千五百円に上げてみたわけですが、ただいま申しまするようで、これでもなかなか消化ができない。これは一体原因は那辺に……

第63回国会 予算委員会 第15号(1970/03/18、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 聞いておりません。
【次の発言】 聞いておりません。

第63回国会 予算委員会 第16号(1970/03/19、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 放送を主体といたしまする教育方法といたしまして、新しい大学の設立につきまして、昨年の十一月以来放送大学準備調査会というものを設けまして検討を進めておりますが、この放送大学は、また一面におきまして、中央教育審議会におきまして高等教育全体の改善の検討をいたしておるわけでございまして、それとあわせて審議を進めておるわけでございます。  放送大学は、新しい時代に対応するいわゆる新構想大学の一つであるというふうに私どもは考えておりますし、旧来の既設の大学の弊害をできる限り払拭したものにしたいというふうに考えております。放送大学の目的、性格、対象、教育方法等につきまして、放送の特性を最大限……


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第64回国会(1970/11/24〜1970/12/18)

第64回国会 文教委員会 第1号(1970/12/09、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 子供たちを公害から直接守っていくということも非常に大切ではございますが、さらに、積極的にこの子供たちを自然の環境に親しませるという政策もとっていかなければならぬのではないかというふうに考えております。したがいまして、少年自然の家等を順次推進してまいりたいというふうに考えておりますし、また、御指摘のジェット機発着の飛行場周辺における住宅及び学校等が――どういたしましても住宅があれば学校を建てなければならぬという事情にあるかと思いますが、おそらく将来におきましては、そういう周辺には住宅地というものもだんだん計画的に建てられるということになろうかと思います。したがいまして、それに準じ……

第64回国会 文教委員会 第2号(1970/12/11、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 琉球御出身の國場さんの御質問にお答えを申し上げます。  去る十一月二十日に、沖繩復帰対策要綱第一次分が閣議決定になりましたのは御指摘のとおりでございまして、その中におきまして特に教育、文化の面につきまして、第一には教育行政制度について、第二には琉球大学の国立移管について、第三には国費沖繩学生制度について、第四には学校給食について、第五には文化財保護について決定をいたしておるわけでございまして、長年アメリカの施政下にあって日本の教育を守ってこられた皆さま方に対して深く敬意と感謝を申し述べるのでございますが、同時に、いまから復帰に至るまで、われわれといたしましては全力をふるって、い……

第64回国会 文教委員会 第3号(1970/12/16、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 国連大学の問題につきましては、直接の担当であります伊藤総長が参りましてから、相関連しながらまたお答えを申し上げていきたいと思います。  今日、日本が経済的にはかなり発展をいたしまして、そして世界からも認められておるわけでございますが、しかし同時に、経済だけではなくて、文化あるいは技術あるいは教育といった面において、世界あるいは東南アジアの諸国に寄与することが非常に大事ではないか、こういう考え方から、実は本年度の予算におきましても、ユネスコ活動を通じましてモービルチームによる活動、たとえば農業開発の指導者をユネスコ本部から、あるいは当該の国から、あるいはまた日本人の指導者からチー……

第64回国会 予算委員会 第1号(1970/12/14、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 おっしゃる意味は、おそらく戦前における天皇主権のもとにおける皇国史観を言っていらっしゃると思います。現在は主権在民、そして基本的人権、人間の尊厳、そして平和主義という憲法のもとに教育基本法があり、学校教育法があり、諸規定がございまして、それでもって教育が行なわれておる、こういうことでございます。
【次の発言】 戦前における、天皇主権における皇国史観というものはないというふうにお考えをいただきたいと思います。しかし御承知のように現在の憲法におきましても、天皇の地位、国民統合の象徴としての天皇の地位というものは明記されておるわけでございます。


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第65回国会(1970/12/26〜1971/05/24)

第65回国会 内閣委員会 第2号(1971/02/18、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 このたび、政府から提出いたしました文部省設置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  心身に障害を持つ児童生徒を対象とする特殊教育につきましては、近年養護学校や特殊学級の増設など量的拡大の面ではかなり著しいものがありますが、教育の内容、方法など質的充実の面においては、これまで十分な研究が行なわれていないため、いまだ解明されていない分野が多く残されております。  また、特殊教育の対象となる児童生徒のさまざまな障害の種類、程度等に即応して適切な教育を行なうためには、絶えず特殊教育に従事する教育職員の資質の向上をはかっていくことがきわ……

第65回国会 内閣委員会 第8号(1971/03/16、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 御承知のように、日本では盲は盲だけ、あるいはろうはろうだけというような教育、あるいは教育方法というものは、世界的に見ましてもかなり進んでおる国だというふうにわれわれは理解しておるわけでございます。しかしながら、盲、ろうのダブルハンディキャップを持った、たとえば三重苦のごとき、そういうふうな重症心身障害の子供の教育方法というものは、実はまだ手探りの状況で、確立をいたしておりません。それはやはり、精神衛生の面あるいは医学の面、それから児童心理の面、そしてそれに対する教育をどういうふうにするかという、あらゆる学問の総合の上に立って検討する課題であるし、そしてそれを教育しあるいは社会復……

第65回国会 内閣委員会 第11号(1971/03/24、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 はい、見ましたこともございます。
【次の発言】 やはり先生方が特別の訓練と申しますか知識と申しますか、あるいは指導の資格を持たれるということが大事であり、同時にまた愛情といいますか、人間性豊かなそういうことがなければ、特殊教育はやれないという感じを持っております。私、実は二、三年前になりますけれども、三重苦の教育をしておりますパーキンスという盲学校を見まして、これはヘレン・ケラーの出ました学校でございますが、そこにおきます先生方あるいは保母さんというものは、全く宗教的な感じを受けたわけです。三重苦でございますから、ことば一つを発音するのに、何十回やらせてもできない。しかし、それ……

第65回国会 内閣委員会 第14号(1971/04/13、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 いまおっしゃいましたように非常にむずかしい問題でございますが、確かに今日非常に産業構造、社会構造が変化をしまして、それに人間が対応していけないような時代を迎えておる、人間回復の時代である、これはもうおっしゃるとおりに私も考えております。ところが、四、五百年前でございますか、ヨーロッパにおきましてもルネッサンスというのがあったわけですが、それも中世時代に人間性が抑圧されて、そしてむしろ古きギリシア、ローマにはそういう人間性豊かな時代があった、そういう人間性を回復すべしという運動が起きたわけでございます。その契機になったものは何かといったら、その当時は自然科学の発達だったと思うので……

第65回国会 内閣委員会 第15号(1971/04/16、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 先般の分科会におきましても鬼木先生から御指摘がございましたように、わが国の教育水準というのは、ほかの点においては世界各国と比較いたしましてかなり進んでいるように思いますが、しかし特殊教育につきましてはかなりおくれておる、不十分である。したがいまして、この教育行政の谷間を何とかして埋めなければならない、光りを掲げなければならない、こういうことで就任以来特殊教育の振興について心をくだいてまいったわけでございます。そうしてその一つといたしまして、まずこの特殊教育総合センターというものを設立をして、そうして特殊教育の児童に対しましてどういう教育をやったならばよろしいか、そういう教育方法……

第65回国会 内閣委員会 第16号(1971/04/20、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 今日の交通はほんとうにひどいものでございまして、われわれといたしましても、特に幼児あるいは小学校、中学校等の学童生徒の安全教育のためには努力をいたしておるわけでございますけれども、いまお示しのようなことでございまして、まことに遺憾なことだと思っておるわけでございます。  統計をずっと拾ってみますると、四十一年から四十五年まで幼児が、つまり学齢に達しない子供がかなり高い死亡率を示しておりますし、また老人が非常に多いようでございます。小学校の子供、中学校の子供も痛ましい犠牲者となった者もおりますが、しかし、一般に比べますると、多少ではございますけれども、その率は少なくなってきておる……

第65回国会 内閣委員会 第17号(1971/04/22、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 ごもっともな話でございまして、実は私どもの気持ちといたしましては、このダブルハンディキャップの子供あるいは重症、重度教育の限界といいますか、そこにボーダーラインのところがあるわけでございます。ところが日本の現在までのやり方からいうと、もはやこの人たちは重症である、もう教育の効果はないものときめてかかっておる中に、そうではなくて、こまかい分析をやりますと能力はある、しかしながら目は見えない、耳は聞こえない、ダブルハンディキャップだけれどもこの人はやれる、そういうものを実はアメリカのパーキンスあたりではとらえておるわけです。そういうことにかんがみまして、その判別方法すら日本ではまだ……

第65回国会 文教委員会 第1号(1971/01/27、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 第六十五回国会において、文教各般の問題を御審議いただくにあたり、所信の一端を申し述べます。  今日、わが国は、幾多の苦難と試練を乗り越えて、著しい成長と発展を遂げ、国際的にもきわめて重要な地位を占めるに至っております。  このことは、明治以来多年にわたり、国民の伝統的な教育に対する強い熱意にささえられつつ、教育の普及と充実のために努力を重ねてきた成果に負うところがすこぶる大きいと存じます。  しかしながら、いまや社会は急速な発展と変貌を遂げつつあります。七〇年代を迎え、豊かな社会への展望が開けた一方では、経済的繁栄に伴う自然的文化的環境の破壊を抑止する必要が痛感され、現代文明の……

第65回国会 文教委員会 第2号(1971/02/17、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 ディスレリーでございましたか、かつて国の運命を決するのは教育だということを申しておりますが、そのことは今日といえども変わらないというふうに私は思います。したがいまして、総理大臣の施政演説におきましても、その意味において日本の国づくりはまず人づくりから始めなければならないということを強調されたわけであろうかと思います。私もそのように教育というものを考えております。同時にまた、新たな価値の創造をするという学問を進めていく努力というものが同時にやらなければならないという意味において、学術文化というものを取り上げられたこともそうかと思うのでございます。  そういう意味から私どもがいま諮……

第65回国会 文教委員会 第3号(1971/02/19、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 教育というものは、常に反省の上に立つと私は思います。同時に、われわれが考えました教育制度それ自身にしましても、常に反省を加えなければならない。しかし、それを制度として改革をする場合には、非常に慎重でなければならない。できるだけ国民大多数の、各界、各層のコンセンサスを求めつつ改革をやらなければならない。しかも改革にあたっては、やはり場合によっては反対する人もございましょうけれども、しかし、大多数のコンセンサスを得られるという確信があるならば、また勇断をもってこれを断行する、こういうことでなければ教育制度の改革というものは行なわれない、かように考えるわけでございます。  私どもの文……

第65回国会 文教委員会 第4号(1971/02/24、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 木島先生の御質問にお答えをしましてあるいは十分のお答えにならぬかと思いますが、教育制度というものは、やはりその国の独特の経験と考え方によって打ち立てられておる、そういうものであるというふうに私は思うのです。そういう意味で、戦前までヨーロッパにおきましても、まあヨーロッパみたいな古い国々におきましてはそれぞれの経験あるいは理念のもとにそれぞれの教育制度が打ち立てられておるわけですが、戦後の動きを見てみますると、特にヨーロッパ大陸で育ちあるいは定着しておった教育制度に対して、それはどうも国のあらゆる子供の才能を十分に発揮させる、あるいは素質を伸ばすというようなことができない制度にな……

第65回国会 文教委員会 第5号(1971/02/26、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 ことしは、いまお話しになりましたような金額にとどまったわけでございまして、これは私十分だとは考えておりません。飛躍的にこういう予算を拡充しなければならぬというふうに思っております。今年度の当委員会におきます私の説明におきましても、学術研究を重視しなければならぬという意味は、これからという意気込みを実は示しておるわけでございます。  それには一つの理由があるわけでございまして、大学のあり方、大学改革ということが一面にございます。御承知のように、大学が昔の大学と違って、量的にも質的にもいろいろの変貌を遂げた。そして大衆のための大学ということで、一定の能力があるならばほとんどその人は……

第65回国会 文教委員会 第6号(1971/03/03、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 ただいまの附帯決議につきましては、その御趣旨を尊重し、誠意をもって善処いたします。

第65回国会 文教委員会 第8号(1971/03/10、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 まことに申しわけない御報告をいたさなければならぬわけでございますが、大阪大学の不正入学事件が起こりまして、実は新聞に出る少し前に、大学側には、こういうような問題がある、したがって協力をしてほしいという警察側からの協力依頼があったそうでございます。そのことは文部省でも承知をしておったわけでございますが、その後新聞にあのような記事が出まして、さっそく私どもといたしましては大阪大学に対しまして、その事実の有無等について問い合わせをいたしたわけでございます。ところが、その事件そのものについては警察側から御報告があったそうでございますが、その不正事件にかかわっております学生の氏名等につい……

第65回国会 文教委員会 第9号(1971/03/12、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 このたび政府から提出いたしました国立及び公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  政府におきましては、教育の重要性にかんがみ、これに携わる教育職員の給与につきましてかねてから特に留意してきたところでありますが、本年二月八日、人事院から、小学校、中学校、高等学校等の教育職員について、その職務と勤務態様の特殊性に基づき、新たに教職調整額を支給することを中心とする内容の意見の申し出がありました。政府といたしましては、その内容を慎重に検討いたしました結果、この意見に沿って必要な措置を講ずることが適当で……

第65回国会 文教委員会 第10号(1971/03/19、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 私はこの前の委員会でも申し上げましたように、教育基本法に書いてございます勤労をとうとぶ云々ということが学校教育の中でどのように実現されておるか、どうもその点が、実を言うとあんまりはっきりしないんじゃないか。はっきりしないところに問題があるのじゃないか。たとえばそれは、普通高校でもそういうようなことをいろいろの教育の中に取り上げるべきだというふうに私は考えております。同時に産業教育、たとえば工業高校であるとかあるいは農業高校であるとか商業高校であるとか、そういう産業教育の担当の先生は、普通高校の先生よりも何か低い人が行っておるんだということを自分自身も考えるような誤った傾向がある……

第65回国会 文教委員会 第11号(1971/03/24、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 御指摘のように、一つには、高等学校の全日制に入学する生徒が著しく増加をしたということ、それからもう一つは、高等学校の通信制課程では生徒数が増加しておる、あるいは職業訓練施設、各種学校などの生徒数が増加している、これはやはり定時制生徒の減少しておる一つの原因だといいますが、しかし、もう一つは、おっしゃるとおりに、新たなそういうような全日制に入っていくということと同時に、定時制そのものが一体今日の世の中に、ちゃんと魅力ある勤労青少年のための高校としてどうなんだというところは確かにあると私は思うわけでございます。その一つには、まず勤労条件やあるいは生活条件と生徒の学習負担とのかね合い……

第65回国会 文教委員会 第12号(1971/03/26、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 医師養成に関する当面の考え方について申し上げたいと思います。  医師養成につきましては、これまで当委員会をはじめいろいろの機会に述べてまいりましたが、現時点において私の考えていることをあらためて申し上げたいと思います。  御承知のとおり、わが国の医師養成については種々問題がありますが、当面、一つは、医師不足の解消のため医科大学または医学部の入学定員の増加をはかること、及び、二つ、国公私立大学の医学部学生にかかる経済的負担の格差の解消をはかることが喫緊の課題であると考えます。そこで以下、右の当面する二つの課題解決のための問題点及び解決方策について私の考えるところを率直に申し述べた……

第65回国会 文教委員会 第13号(1971/04/14、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 教育をやる場合には、何を申しましてもよき人材を教育界に求める、またあるいは定着させるということが非常に大事であることは申すまでもないことでございます。またそのためには、やはり教職員が安んじてその自発性あるいは創造性をもってわれわれの次の世代の子弟の教育に当たってもらうというためには、相当の教職員の待遇というものを確保してあげるということが第一であるというふうに私は就仕以来考えておりまして、したがいまして、この教職員の待遇改善については、もう人事院御当局に対しましても再三にわたって御陳情申し上げたわけでありますし、また直接この問題と関連はいたしませんけれども、人事院勧告の完全実施……

第65回国会 文教委員会 第14号(1971/04/23、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 そもそも、先生方の職務あるいは勤務というものの態様は、元来私は、時間的に労働を切り売りするというような考え方とはなじまないと考えておるわけでございます。その意味合いにおきまして、そういう勤務あるいは職務の態様であるがゆえに、先生方に対しては調整額という形で待遇改善の一環として今回の法案を御提出申し上げ、御審議をわずらわしておるわけでございまして、それを、これを出したからもうあとはぎゅうぎゅう勤務を命じて、そうしてやらせるんだ、こういうつもりは実は毛頭ないわけでございます。そういうことをやるということそれ自身が、いわば教職員の自主性あるいはまた創造性という性格にもとるわけであろう……

第65回国会 文教委員会 第15号(1971/04/28、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 ただいま御提案の議員修正案につきましては、人事院の意見の申し出の趣旨にも反しますので、政府といたしましては反対でございます。
【次の発言】 この法案は、教職員の給与問題等に関しまして、専門的見地から詳細に検討されました第三者機関でございます人事院から政府に対する意見の申し出がございました。私どもは、この人事院から勧告されました事柄に対しまして、人事院勧告を忠実に守り、人事院の申し出を完全に実施するということが、文部大臣といたしまして、文部省といたしましての責任であるということで作成をいたしたわけでございます。そういうわけでございますが、この教職員の調整額の基準にかかわる法案は、……

第65回国会 予算委員会 第3号(1971/01/30、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 買っております。
【次の発言】 承知いたしております。
【次の発言】 承知いたしております。それで、事実関係はいまおっしゃったとおりですが、しかし、何といいますか、全体のことを申し上げないと誤解される……
【次の発言】 あとでまた、私からもお話しを申し上げます。
【次の発言】 大体そのとおりでございます。
【次の発言】 速記録は読みましたけれども、その事実の有無については、確かめておりませんからわかりません。
【次の発言】 統合委員会で、一応十三万坪が現在の大学拡充としては必要であるということで話がまとまったわけでございます。それで、それ以上いろんなことが行なわれたという結果に……

第65回国会 予算委員会 第5号(1971/02/02、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 お答えをいたします。  交通安全の教育というものを義務教育の段階からやるということは、全く私も同感でございます。したがいまして、義務教育の教科の中にもまた指導の時間を設けまして、実地訓練を通じまして交通規則を守る態度とかあるいは習慣を身につけて日常生活に処する、こういうことをやっておるわけでございますが、さらに警察あるいはPTAと協力いたしまして、通学道路における歩行や横断道路標識の見方等の集団登下校の安全確保の指導もいたしております。努力もいたしております。またスライド、映画などの教材を整備いたしまして、交通安全訓練施設、これは交通安全教育センターというものでございますが、こ……

第65回国会 予算委員会 第7号(1971/02/04、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 ただいまの総理大臣のお答えに補足して申し上げたいと思います。  外国におきましても、たとえばワシントンに自然史博物館、ロンドンには大英博物館、カナダには国立科学博物館、パリには国立自然史博物館という形であるわけでございますが、私どもの国におきましても、ただいま総理からお話がございましたように、国立科学博物館があるわけでございます。しかしながら、自然史という問題につきましてかなり手薄でございまして、御指摘のとおりでございます。  そういうことから、昭和四十四年度に新たにこの自然史研究部門というものを拡充いたすために、四十四年から三年計画で、ことし昭和四十六年度二億五千六百十九万円……

第65回国会 予算委員会 第11号(1971/02/13、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 わが国で開かれます世界卓球選手権大会に、中華人民共和国を含めまして、一国でも多くの国が参加することは、まことにけっこうなことでありますし、いままで中共とも中断しておったのが、今度は参加をするわけでございます。しかしながら、この選手権大会の開催を日中間の政治問題に関連づけるような印象を与えるようなことにつきましては、やはり慎重でなければならない。これも川崎先生もお認めいただけることだと思うわけでございます。

第65回国会 予算委員会 第13号(1971/02/16、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 性病のおそろしさ、あるいは性病の予防ということにつきましては、やはり学校教育の中で取り上げていくということは非常に大事なことだと思います。したがいまして、御指摘になりましたように、指導要領等におきましても、たとえば小学校の五年、六年の保健体育で、あるいはまた中学校になりますともう一年、二年、三年、それぞれ取り上げておりますし、また高等学校になりますといろいろな面で取り上げておるわけでございます。指導要領そのものは、分量としては御指摘のとおりでございますけれども、しかしこの取り上げ方というものは、やはり心身の発展段階に応じて取り上げなければならない。性病そのものということをいう前……

第65回国会 予算委員会 第15号(1971/02/18、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 人口急増市町村におきます義務教育施設が、プレハブ等を建てまして、十分でないということは全く御指摘のとおりでございます。したがいまして、われわれといたしましては、本年度の予算におきましては、特に公立文教施設整備に対しまして、人口急増地域における施設整備というものを重大に考え、そして大蔵当局と折衝をいたしたわけでございますが、特に私たち文部省だけでなく、自治省と一緒になって相談をいたしました結果、初めて実は土地に対する補助金を獲得することができたわけでございます。これによりまして、総合的な対策が立てられるものだというふうに考えておるわけでございます。  ちょっと数字を申し上げますと……



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各種会議発言一覧(衆議院32期)

第63回国会(1970/01/14〜1970/05/13)

第63回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1970/03/11、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 昭和四十五年度文部省所管の予算案につきまして、その概要を御説明申し上げます。  まず、文部省所管の一般会計予算額は八千四百五十五億八千七百七十四万五千円、国立学校特別会計の予算額は三千五十三億八千十六万八千円でありまして、その純計は八千九百七十二億六千六百二十二万八千円となっております。この純計額を前年度予算と比較いたしますと、およそ千八十四億円の増額となり、その増加率は一三・七パーセントとなっております。  以下、昭和四十五年度予算案におきまして取り上げました重要事項について御説明申し上げます。  第一は、文教に関する基本施策樹立のための調査検討の経費であります。  わが国の……

第63回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1970/03/12、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 お答えをいたしたいと思います。  今日、幼稚園から大学に至るまで、私学の果たしておりまする役割りというものはきわめて大きいというふうに私は思うのでございます。その数から申しましても、たとえば大学におきましては、三分の二が私立大学の学生である。それに対しまする国の助成というものが、いままでは設備費であるとか、研究費であるとかいうようなことだけに限られておったわけでございますが、そういうようなことでは教育の質的向上をはかることはできないということを考えまして、全大学生の三分の二を占める私立大学生にも経常費支出をすることにいたした次第でございます。また、高等学校以下の教育におきまして……


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第64回国会(1970/11/24〜1970/12/18)

第64回国会 産業公害対策特別委員会地方行政委員会法務委員会社会労働委員会農林水産委員会商工委員会運輸委員会建設委員会連合審査会 第1号(1970/12/04、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 正木さんの御指摘の点は、そのとおりに私は考えております。日本は、元来春夏秋冬という四季の変化に非常に恵まれた美しい国であったはずでございます。それが戦後二十年、自然科学の発達、科学技術の進歩あるいは産業構造の変化、都市集中、交通戦争、公害という形で実は醜くなり、あるいは害を発生しつつあることで、これはまさにわれわれ国民が一番憂慮しておる問題でございまして、青少年の心をむしばむものもまたここにあるかと思うのでございます。したがいまして、私といたしましては、教育の中に公害の防止ということについては、最優先的に考えていかなければならぬと思っております。  ただ、御指摘のように、来年の……

第64回国会 産業公害対策特別委員会地方行政委員会法務委員会社会労働委員会農林水産委員会商工委員会運輸委員会建設委員会連合審査会 第2号(1970/12/05、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 いまのお話でございますが、大体、指導要領をつくりますのに相当時間がかかりますし、それからまた、指導要領をつくりまして教科書を作成するにもかなり時間がかかるわけでございます。したがいまして、現在の教科書におきましては、ある程度公害に関する記述等もございます。たとえて申しますと、中学校の社会科の教科書に「ばい煙、汚水、悪臭、有毒ガス、騒音、地盤沈下など、都市生活者はさまざまな公害をこうむっている」というようなことを述べまして、このような公害の防止に「思い切った対策を立てて、強力に実行することが望ましい」、こういうような記述もございますけれども、しかしながら、今日の国会が公害国会とい……


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第65回国会(1970/12/26〜1971/05/24)

第65回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1971/02/22、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 昭和四十六年度文部省所管の予算案につきまして、その概要を御説明申し上げます。  まず、文部省所管の一般会計予算額は九千八百四十八億四千三百六十三万七千円、国立学校特別会計の予算額は三千四百十億六千九百十二万二千円でありまして、その純計は一兆四百十億三千四百五十六万七千円となっております。  この純計額を昭和四十五年度予算額と比較いたしますと、およそ一千四百三十八億円の増額となり、その増加率は一六%となっております。  なお、昭和四十六年度予算案において取り上げました主要な事項についての説明は、お手元に配付いたしております概要説明によって御承知おき願うこととし、その内容については……

第65回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1971/02/23、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 奥野先生御指摘のとおりに、国立大学等におきまして、暴力が行なわれ、あるいは秩序が破壊されておったのが、今日ではようやく占拠、封鎖あるいはゲバの繰り返し、そして人命がそこなうというようなことが、少なくとも構内においてはなくなったことは、喜ばしいことだと思います。しかしながら、まだこの最高学府であり、良識の府である大学が、特定の主義主張の看板、その他がめちゃくちゃに張られたり、あるいはそういう人たちの横行を見のがしておるというようなことについては、反省さるべきことが非常に多いと思います。これを改善いたしますには、相当時間のかかることではあろうかと思いますけれども、しかしながら、われ……




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データ更新日:2023/02/05

坂田道太[衆]在籍期 : 23期-24期-25期-26期-27期-28期-29期-30期-31期-|32期|-33期-34期-35期-36期-37期-38期
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