千田正 参議院議員
2期国会発言一覧

千田正[参]在籍期 : 1期-| 2期|- 3期- 4期- 5期
千田正[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは千田正参議院議員の2期(1950/06/04〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は2期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院2期)

千田正[参]本会議発言(全期間)
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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 参議院本会議 第7号(1950/12/06、2期、第一クラブ)

○千田正君 只今上程いたされました漁業用海岸局を開設運用する漁業協同組合及び漁業協同組合連合会に対する水産業協同組合法の適用の特例に関する法律案につきまして、水産委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。  我が国の漁業無線は、船舶局及び海岸局の数が全日本無線局数の過半数を占めるという優位にあるのでありますが、従来、漁業用海岸局は主として漁業協同組合及び同連合会が開設運用して我が国水産業の振興発展に多大の貢献をして参つたのでありますが、第七国会において電波法が制定され、それに伴う諸規定の実施によりまして、十二月三十一日以降においては従来通りの運営管理ができなくなりますので、衆議院並……

第9回国会 参議院本会議 第8号(1950/12/07、2期、第一クラブ)

○千田正君 私はこの際、在外公館等借入金支拂に関して緊急質問をすることの動議を提出いたします。
【次の発言】 終戰以来五ケ年を経まして、未だ多数の戰争の犠牲者が平常の国民生活に復帰し得ないことは、講和を前に控えまして誠に遺憾に堪えない次第でございます。このうち引揚者問題に対しては、政府がいろいろ促進問題或いは国内対策等、種々施策を講じておることは了解できまするけれども、そのうちに、特にすでに政府が言明し、その整備を立法化したのにもかかわらず、未だに実現を見ないのは、この在外公館等借入金に関する問題であります。今やこの問題をめぐつて、或いは自殺をする者、或いは領事、公使を告訴する者等がほうぼうに……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 参議院本会議 第12号(1951/02/10、2期、第一クラブ)

○千田正君 只今議題となりましたる未帰還同胞の引揚促進並びに実体調査に関し国際連合に謝意を表明することに関する決議案につきまして、提案の趣旨を説明いたします。  先ず案文を朗読いたします。    未帰還同胞の引揚促進並びに実体調査に関し国際連合に謝意を表明することに関する決議   同胞引揚に関する諸問題解決について、終戦以来五年有余にわたる連合国の終始変らない好意は日本国民として衷心より感謝に堪えないところである。   さきに第七回国会において、未帰還同胞の引揚促進並びに実体調査等を国際連合を通じて行うことを懇請する決議が議決されるや、連合国軍総司令部は、直ちにその趣を国際連合に伝達せられ、且……

第10回国会 参議院本会議 第34号(1951/03/30、2期、第一クラブ)

○千田正君 只今議題となりました戰歿者遺族戰傷病者及び留守家族対策に関する決議案につきまして、発議者を代表し、その趣旨を説明いたします。  先ず決議案の案文を朗読いたします。    戦歿者遺族戰傷病者及び留守家族対策に関する決議案   去る昭和二十四年五月第五国会において、本院は「未亡人並びに戰歿者遺族の福祉に関する決議」を行い、政府に対して速やかな対策の樹立及びその実施を強く要望したのである。   しかるに今日諸情勢はすでに講和の近きを思わせるものがあるにもかかわらず、これら施策の成果については所期せられたところより相へだたること甚だ遠く、国家義務に従事した戦歿者の遺族及び未帰還者留守家族の……

第10回国会 参議院本会議 第42号(1951/05/18、2期、第一クラブ)

○千田正君 只今議題となりました引揚同胞対策審議会設置法の一部を改正する法律案につきまして、委員会における審査の経過並びに結果について御報告申上げます。  引揚同胞対策審議会は、第二回国会において議決されました引揚同胞対策に関する決議に基きまして、法律第二百十二号を以て昭和二十三年八月から一年間を限つて総理庁に設置され、在外同胞の引揚問題に関する諸問題につきまして民間の陳情を審議し、且つ実情を調査し、以て引揚同胞対策を考究いたしまして、その結果を内閣総理大臣に報告して参つたのであります。併しながら御承知のようにこの在外同胞の引揚の問題は未だ解決を見ず、従いましてこの設置法も爾来三回の改正を重ね……

第10回国会 参議院本会議 第47号(1951/05/26、2期、第一クラブ)

○千田正君 只今議題となりました日程第二十九、アナタハン島残留者引揚促進に関する請願につきまして、委員会における審査の経過並びに結果につきまして御報告を申上げます。  本請願は、サイパン島の西方七十海里にあるアナタハン島に、元海軍徴用船の兵助丸、曙丸及び海宝丸の乗組員二十二名が生存しておりまするが、これらの人々は未だ日本の敗戰を信ぜず、幾たびとなく関係方面の勧告に対しましても降伏を肯んぜず、服従をしない状態で現在あるのであります。これらの人々が速かに帰還できるよう具体的処置をとられたいという留守家族一同の切々たる請願でありまして、委員会におきましては愼重審議の結果、その願意妥当なものと認め、議……

第10回国会 参議院本会議 第51号(1951/06/02、2期、第一クラブ)

○千田正君 只今議題となりました戰傷病者等対策審議会設置法案につきまして、委員会における審査の経過並びに結果について御報告申上げます。  御承知の通り、戰傷病者戰歿者遺族等の処遇に関しまするところの問題は、これが論議に付せられることすでに古く、第二回国会及び第五回国会、更に今期国会におきましても、去る三月三十日、院議を以て三たび決議を行い、なお且つ去る五月二十五日には内村清次君より政府に対し緊急質問を行い、政府を鞭撻して参つたのであります。然るにもかかわらず、或いは盛り場において、或いは交通機関の中におきまして、現に皆様がたが見られるような、白衣の傷病者の哀れな現況、更に又幾たびか皆さんの目に……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 参議院本会議 第19号(1952/03/06、2期、第一クラブ)

○千田正君 只今議題となりました漁港法第十七條第二項の規定により、漁港整備計画の一部改正について承認を求めるの件(内閣提出、衆議院送付)につきまして、委員会における審議の経過並びに結果について御報告申上げます。  先ずその提出理由及び内容について申上げます。先に国会の承認を得た漁港整備計画のうち、和歌山県田辺市所在の江川漁港は第二種漁港として指定され、整備計画に採択されたものでありまするが、漁港の利用上及びその効果的運営を図る上から、区域を拡張して田辺漁港として運用したい旨、地元からの要請もあり、種々検討の結果、第三種田辺漁港に指定することを適当と認め、又香川県高松市西浜漁港は、その実情に鑑み……

第13回国会 参議院本会議 第27号(1952/03/31、2期、第一クラブ)

○千田正君 先ほどから反対、賛成の討論がなされておりまするが、私は新憲法の政治下におきまして、かような国家の債務が一方的な状況によつて割切れない姿によつて実行されるということは誠に遺憾至極なのであります。ということは、昭和二十一年、時の外務大臣、現在の吉田総理大臣が訓令を以て、帰国後直ちに返済するから、居留民の皆さんから金を醵出してもらいたい、こういう訓令に基きまして、当時在外出先官憲が居留民から借入れて、そうして避難民を無事に日本に帰して来た。更に当時の外交官の諸君はのうのうと帰つて来て、なお且つ恩給まで頂いているようなこの状況において当時なけなしの金、一文もないというところを皆で掻き集めて……

第13回国会 参議院本会議 第64号(1952/07/07、2期、第一クラブ)

○千田正君 只今議題となりました農林漁業組合再建整備法の一部を改正する法律案につき、委員会におきまするところの審議の経過並びにその結果について御報告申上げます。  先ず提案の理由を申上げます。農林漁業組合再建整備法が制定されまして以来、これに該当する組合は再建整備計画を樹立して組合再建に努力いたしておりまするが、再建整備の目標としておりまするのは、同法第四條に定めてありますように、五年以内に第一に固定化債権と固定化在庫品を資金化すること、第二に固定資産と欠損金の合計額以上になるまで自己資本を増加することであります。問題はこの第二の自己資本の増加目標の点であります。再建整備法の対象となつておりま……

第13回国会 参議院本会議 第66号(1952/07/11、2期、第一クラブ)

○千田正君 只今議題となりました請願二十七件、陳情九件に関しまして水産委員会における審議の経過並びにその結果を御報告申上げます。  請願百三十七、百四十二、百四十三、百四十四、二百十三、三百二十七、千三百七十九、二千三百十四、二千五百八十九、二千六百七、二千七百十四、陳情百六、百七十六、百八十六九百二十八、千二十三、千八十九の各件は、漁港修築工事に関する請願及び陳情であります。  請願二十九、二百七十一、三百二十八、三百七十、四百一、四百九の各件は、合成繊維漁網調製費助成に関する請願であります。  請願二百四十一は北海道香深村に北方新魚田開発基地施設設定及び魚田調査に関する請願であります。請願……

第13回国会 参議院本会議 第71号(1952/07/29、2期、第一クラブ)

○千田正君 只今議題となりました請願第三千百六十一号及び第三千二百九十三号に関しまして、水産委員会における審議の経過並びにその結果を御報告申上げます。  請願第三千百六十一号は、ソ連巡視艦の日本漁船だ捕調査促進に関する請願でありまして、終戰後日本再建の一翼として北海漁業の開発促進が重大視されておりまするが、日本漁業の開発促進に一大暗影を投じているソ連巡視艦の日本漁船拿捕事件は極度に増加を示し、この拿捕船増加と共に乗組員の数も相当数に達し、その消息は不明とされ、家族の不安な毎日の生活は全く見るも気の毒な限りであるから、早急にその調査を行われたいとの趣旨であります。委員会におきましては外務省、海上……


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第15回国会(1952/10/24〜1953/03/14)

第15回国会 参議院本会議 第20号(1953/02/02、2期、第一クラブ)

○千田正君 昭和二十八年度における吉田内閣の施政方針に対しまして、吉田首相並びに各閣僚に対しその所信をお伺いいたしたいのであります。一昨日以来、同僚議員から大部分の私が伺おうという点につきましては、すでに御答弁があつたようでありますので、重点的に、端折つてお伺いいたします。  吉田首相、岡崎外務大臣の御説明を待つまでもなく、世界平和を求むることは全国民の願いであり、要求であります。然るに現今の世界情勢は、自由民主主義国家と共産主義陣営国家との冷戦であり、何人も第三次の衝突を避け得るということを明言し得る者は恐らくないだろうと思うのでありますが、併しながら、この二つの相異なる代表国、アメリカとソ……

千田正[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院2期)

千田正[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 決算委員会 第2号(1950/07/19、2期、第一クラブ)

○千田正君 先々国会からいろいろ問題になりまして、我が決算委員会が特殊物件拂下問題につきましては出張その他皆さんが熱心な調査をやられておるわけですが、今議会におきましては特殊物件の問題は一応片が付いておるのかどうか、この点会計検査院から一応この点についてはすでに片が付いて別段問題はないというのかどうか、この点を承りたいと思います。
【次の発言】 最後に決算委員会は、我我としましてもそういう決算を更に再確認し或いは批判するばかりが能でないのでありまして、むしろ不幸な事態が将来生ずるというような慮れがある場合においては、進んでそういうようなマイナスの点を廃除しなければならないという点に決算委員会の……

第8回国会 決算委員会 第3号(1950/07/21、2期、第一クラブ)

○千田正君 今の会計検査院当局からの御説明によりますと、この問題は非常に決算上重大なる問題だと思います。というのは今の特別給與に関するところの特別法の問題並びに寒冷地或いは積雪地におけるところの処置に対しましては、衆参両院を通過したところの議決に基いたものであつたにも拘わらず、政府はその法規手続をやつておらなかつたというところに大きなミステイクがある。そこで会計検査院の立場をいうというと、法律に何らの根拠のないものをこういうふうにして、会計法上からいうと誠にこれは妥当を欠いているという意味でこの問題が起きて来ると思うのであります。然らばその会計検査院が法律に準拠しないところのこういう支出をした……

第8回国会 決算委員会 第5号(1950/07/28、2期、第一クラブ)

○千田正君 本日の委員会で、政府からはどういう万がお見えになつておりますか。
【次の発言】 先般会計検査院からの報告によりまして、昭和二十三年十二月の閣議決定によりまして北海道在勤の政府職員に対する手当の支給をしたのは、法的においては違法ではないかという意味の会計検査院の報告に基きまして、本員はこの点について質したのでありまするが、大蔵省からは河野主計局長の御答弁によりますると、両院で決議をし、閣議において決定をして当時の官房長官からの指示によつてこれを支出したのであるから違法でないというような見解を述べております。これは決算委員会としましては最近にないところのいわゆる法的根拠に基くところの会……

第8回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第閉会後1号(1950/08/01、2期、第一クラブ)

○千田正君 過去の引揚者の住宅が或る程度に密集しておつたために、引揚げて来てそこに入れられた人達が、就職或いは就労する場合において非常に不便を感じておつたという点が往々に視察した途上において見受けられるのですが、今後はそういうことは恐らくないだろうと思いますが、各県の要望によつて援護庁としても計画されたろうと思いますが、その点はどうなんですか。例えば青森県であれば、青森市内なら市内に置いてある、併しながらそこに何千人という引揚者がいるが、なかなか職は得られない、これを各郡に分散するというと、比較的職業が得られる。併し各部においてはそういうような補助もなければ何もなく、今のところはできておらない……

第8回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第2号(1950/07/30、2期、第一クラブ)

○千田正君 委員長、理事打合会で決めました大体の骨子を御説明願います。
【次の発言】 若しお差支えなかつたならば……理事、委員長打合会の骨子を今委員長から申上げましたが、尚具体的な問題につきましては、最初の国内問題、これは先程田邊局長が皆さんの前で申上げました通り、非常に引揚者、或いは戰災者の住宅問題は不足しており、これを一日も早く解決しなければならない状態に立ち到つておりますので、更に臨時国会におけるところの予算の提出その他に対しても十分案を練られて、それで皆さんにこれをお諮りしながら皆さんからの御協力を得たいという意味の御説明があつたわけであります。これに対して我々としましても、長年の間こ……

第8回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第閉会後2号(1950/08/02、2期、第一クラブ)【議会役職】

○理事(千田正君) 只今より委員会を開会いたします。  昨日の議題に引続きまして未復員者給與法の改正に対する問題を議題に供しまして、只今大蔵省より岩動主計官がお見えになつておりますから、今までの問題の質疑応答をして頂きたいと思います。主として未復員者給與法の一部改正についての問題を議題に供します。
【次の発言】 尚磯田給與課長が見えております。……それでは岩動主計官御説明を願います。
【次の発言】 岩動主計官です。
【次の発言】 主計官です。
【次の発言】 大蔵省主計局の主計官です。
【次の発言】 予算査定です。
【次の発言】 磯田給與課長からお答えいたします。

第8回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第閉会後5号(1950/11/20、2期、第一クラブ)

○千田正君 どうも在外公館借上金の問題については、全引揚者が長い間要望しておるのであり、且つ、又何回となく国会ごとに外務当局並びに大蔵当局に対して当委員会からその解決方を懇請しておつたのでありまするが、今以て御回答がない。而も講和会議が或いは聞もなくじやないにしてもいずれは行われるであろうというときに際しまして、この引揚問題を中心にするところのいわゆる在外資産の問題、こういう問題に影響するところが非常に大きい問題であろう、私はかように考えるのであります。而もこの在外公館借上金という問題は在外資産とは別個にしても、日本政府としては借上げた以上は、これは返済するのは当然の政府の義務である。それに対……

第8回国会 水産委員会 第閉会後1号(1950/11/20、2期、第一クラブ)

○千田正君 この法案は議員提出にするのですか、それとも政府提案にしますか。
【次の発言】 政府の長官に御質問しますが、先程から当局の御説明を聞くと、十分な積立金もできておらない。今秋山委員からの御質問もあつた通り、なかなか一ヶ年経過しても十分でない。過去の漁業の実績を見ましても、十分な積立というものは相当至難な状況であります。ということは、いろいろな原因があるかも知れませんが、一番この不漁に対して、農業に対しては補償制度のようなものが設けてありますが、水産に対しては何らそういうことを政府は考えておらない。これを、不漁或いは潮流の異変その他に関する問題に対して、政府当局としてはこれを災害とみなす……

第8回国会 水産委員会 第2号(1950/07/22、2期、第一クラブ)

○千田正君 大体見通しはどうなんですか。
【次の発言】 この内地におけるところの七人と、それからあとの三人ですね。これはやはり運営上の関係のバランスの意味から、そういうふうに定めてあると我々は首肯するのでありますが、今の北海道のお話を聞くというと、十一名であつて、更に学術経験者を三名、内地と変わりがないということになると、そういう点についての運営のバランスはとれていないのじやないのですか、水産庁当局の御意見を伺つて見たいと思います。
【次の発言】 一般金融の中で私は基本的な問題と、それから早急にお願いしなければならない問題と、二つに分れると思いますが、基本金融の問題としましては、水産業に対する……

第8回国会 水産委員会 第3号(1950/07/26、2期、第一クラブ)

○千田正君 銀行局長にお尋ねしたいと思うのですが、それは現在の我が国の永産業にとつて、今一番問題になつておる点は金融問題だと思いますが、そのうちでも新協同組合法によつて水産業会から引き継いだところの資産が焦げついて、殆んど固定資産で約十八億、それから流動資産のうちにも動かないで固定しいるものが二十二億、この四十何億というものが、この新らしい漁業組合が発足するに当つて、すでに発足からマイナスである。こういう点において日本のこの水産業の発達が阻害されておるような現状なのでございます。それでこの点においては各県の協同組合連合会からしばしば委員会に対しても陳情がありますし、又行政官庁であるところの水産……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 決算委員会 第3号(1950/12/09、2期、第一クラブ)

○千田正君 只今小委員長の御報告を承わつておるというと、その証人の中におきましては、現吉田内閣の閣僚であるところの法務総裁大橋武夫君の名前が出ております。又疑惑の焦点がその中にもあるようであります。若し仮にそういう疑惑があるとするならば、むしろ大橋法務総裁の立場から言つても、却つて明確にその責任が現われて、何らの疑惑のないように釈明ができるような方向になることが大橋君のためにもなると思いますので、むしろこれは継続審査してはつきりしたほうがいいのではないかと私は思いますが、今の提案に対しましては賛成いたします。
【次の発言】 およつとお伺いいたしますが、僕は小委員会には参加しておりませんし、内容……

第9回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第1号(1950/11/22、2期、第一クラブ)

○千田正君 昨日の委員会におきましても、この臨時國会のうちに、在外公館の引揚に関する政府の負債に対する返済の具体案を、一つ大蔵当局に向つて直ちに提出するように、本委員会は前委員長から申入れておる筈でありますから、この臨時國会中、恐らく政府に誠意があるとするならば、必ずやこの在外公館の問題は、具体案を提示するものと思います。その間にありまして、先ず今のところ一番必要なものは住宅問題、これは庶民住宅が一応緒につきつつありますけれども、それよりももつと格安にして、尚且つ引揚者或いは戰災者或いは遺族の人達、そうした戰争の犠牲者が、どうやら住宅を獲得できるような、別個に住宅問題を解決する方法を考えて行き……

第9回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第2号(1950/11/28、2期、第一クラブ)

○千田正君 さつきから外務省及び大蔵省から、並びに全連の代表者の阿部氏からのお話がありましたか、まあすでに在外公館に対するところこの審査会が発足して事業を開始してから、すでに十一ヶ月を閲しておりますけれども、僅かにその一割三分ぐらいしか審査しておらないということは、先ほど室長からもお話のある通り、人員の不足という点もありましよう。或いは非常に審査の上に証拠が揃つておらないために手間取つたという点もあるでしようが、このような状況で審査して行つたならば、恐らく一年たつても私は審査ができないじやないか、かように考えます。で、我々委員会としましては、当然これは一日も速かにこの問題を解決したいというので……

第9回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第3号(1950/11/30、2期、第一クラブ)

○千田正君 今、兼岩君からそういう要求がありましたが、兼岩君と同じように委員会は幾度となく未復員者或いは特別未帰還者の数がとかく問題になり、而も確実なるところの資料がない。あつてもそれはいろいろな国際問題を惹き起す結果かどうか知らんが発表になつておらない。いずれにしても正確なるデータを必要とするということは、前々からこの委員会が取上げて要求しておつたのであります。只今、外務省の引揚課長からの御答弁によるというと、それは、統計法に基く国勢調査のためにその項目は載せることはできなかつた。併しながら、特に協力をお願いしてあるから、その資料は收集されるであろうという御返事でありまするが、現実においては……

第9回国会 水産委員会 第1号(1950/11/21、2期、第一クラブ)

○千田正君 只今家坂長官の御説明によりますというと、両者と十分に懇談の機を得て、有効適切な方法を講ずるという御意見のようでありますし、委員長からの先ほど読み上げられました農林大臣に対するところの申出に対しましては、期日が限られておる。この期間内において、幸いに市場側が十分誠意を示してくれればともかくとして、さもなければやはり東京都が出しておるところの規定が生きて来るということになると、水産者側としてはやはり立場がなくなつて来る。かように存じますので、でき得ればこの今申入の実現を、市場法改正を見るまでというような期限を付したほうがいいのじやないかというふうに私は思いますので、この点を十分に各委員……

第9回国会 水産委員会 第2号(1950/11/24、2期、第一クラブ)

○千田正君 委員長ちよつと待つて下さい。若し農林大臣の通牒か行つても、都、若しくは六大都市がそれを受容れなかつた場合はどうするか、こういう問題についてやはり我々は予備的に考えておるわけなんであります。というのはすでに発令しておる、昨日からやつておるとするならばそれに対して、先般もこの委員会において我々が十分討議したように、農林大臣の通牒が効果をもたらさなかつた場合において、この漁業生産者のために当委員会は如何なる処置をとるか。私は、先般も提案したように臨時措置法を以て我々はこれに対処しなければならない。その点に対する用意があるかどうか。なおそういう点について水産当局はどういうふうに考えているか……

第9回国会 水産委員会 第5号(1950/12/05、2期、第一クラブ)

○千田正君 この漁業に対するところの金融公庫を創設したいというのは長い間の漁業界の要望であり、且つ又我々は長い間かかつて、殊に最近水産庁から水産省に、独立の行政官庁としての水産省を設立したいという念願である我々としましては、その行政官庁ができる前にでも、我々としましては漁業界の、新たたに独立したところの金融機関を持つべきであるというのが私の長年の主張なのであります。でき得れば今までのように農林省の尻馬に乗つて、或いは農林中央金庫の一部局にしか過ぎないところの漁業の金融であつては、いつまでたつても漁業の振興は図れない。こういう観点からいたしまして、私は一日も早く漁業を主体とするところの金融の面の……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 決算委員会 第3号(1951/02/09、2期、第一クラブ)

○千田正君 ちよつとだけです。それは只今会計検査院のほうの代行に対する御説明で承わつておりますが、例えばその御説明の中に、干拓事業その他のような場合における代行というものと、今般この書類に載つておりますところの厚生省のお考えとは、意味が違うようなことをおつしやつておつたようでありますが、これは甚だ我々としましては腑に落ちないのであります。先ほど溝口委員の言うように、代行は飽くまで代行である、請負は請負とはつきりしてもらいたい。あなたがたのほうで考えた場合は請負のことであつても、それが代行になつておるからそういうふうに感じたというのであるけれども、一般国民が考えた場合においては、代行というのは、……

第10回国会 決算委員会 第4号(1951/02/12、2期、第一クラブ)

○千田正君 この薪炭に対するところの特別会計につきましては、これは前から非常な問題になつておるのでありまして、いろいろ御質問申上げたい点もありますけれども、時間も余りありませんから、簡単に私だけの質問を申上げます。五百一号の問題につきましては、恐らく今日において振り返つて見ましても当時の製炭者でありますところの人たち、或いは需要者、そういう人たちが何らの恩典をこうむらずして、むしろ中に人つておる業者或いはその卸売業者、そういうような人たちが非常なる利得をしておるということは、通念として現在でも言われでおるし、又現在そういう人たちがたくさん利鞘を稼いでおる。こう称されておるのでありますか、その後……

第10回国会 決算委員会 第6号(1951/02/16、2期、第一クラブ)

○千田正君 今の問題を聞いておると、会計検査院のほうの主張は運輸省において施行する際において更にその技術の面において、施工のあらゆる総合的計画において齟齬があつたというふうに非難しておるように見受けられます。一方運輸省の説明によると、最高においては年十万立方に及ぶところの漂砂の侵入も七万立方米程度に減少した、多大の効果が確認され、更にその利益は損害額に比してなお相当の余りあるものと確信すると、何ら遺憾の意もなさそうですが、実際損害の程度から見るというと、却つて将来の日本のこうした港湾技術に対する研究の更に一歩躍進した効果が認められるのであつて、多少の損害は止むを得ないではないかというふうに運輸……

第10回国会 決算委員会 第13号(1951/03/14、2期、第一クラブ)

○千田正君 只今委員長より議題になつております予備費の問題につきまして、私は一応この点を聞いて置きたいと思います。国会開会中には予備費は使用しない、補正予算の方法によると閣議で決定しておりますから、この閣議決定が二十五年の一月乃至三月、それと二十五年の十二月、これは国会開会中であつたのでありますので、この閣議決定は守られていないのでありますが、この点について何か当局からこの際言明ができますか、御回答を願いたいと思います。
【次の発言】 更に労働者の災害補償保険の保険金支払いに関する問題について一言承わりたいのでありますが、この二十四年度の労働省所管、労働者災害補償保險特別会計予備費使用調書によ……

第10回国会 決算委員会 第14号(1951/03/15、2期、第一クラブ)

○千田正君 大体まあ一読して見てもわかる通り、殆んど犯罪を犯した者は渉外労務関係の、而も下級のかたが多いのでありますが、そこにどういうためにこういうふうな……大体において労務の渉外係であるが、何かそこに欠陥があるのじやないか。その点を一応御説明願いたいと思います。
【次の発言】 今、会計検査院からの御報告がありましたが、大蔵当局といたしましては、私は実際終戦後における大蔵省の官吏の人たちの養成、なかなか大蔵官吏の養成は一年や二年ではできないことは十分わかつております。技術の方面においても、又、実際国の税金、いろいろ公共のものを扱うものでありますから、そう簡単には、ほかのものなんかのように簡単に……

第10回国会 決算委員会 第15号(1951/03/19、2期、第一クラブ)

○千田正君 前回の当委員会におきまして、只今委員長から御説明がありました通り、昭和二十三年度一般会計のうち大蔵省に関係する終戦処理費の問題につきまして、その間に殆んど各件に一貫した同じような犯罪事項が現われて会計検査院の批難事項として当委員会に付託して来ておるのであります。この一貫した問題と申しまするのは、いわゆる終戦時における、その後における渉外労働事務局の給与係、こういう官吏の人たちが詐欺若しくは拐帯というような非常に遺憾な犯罪を犯しておる。その額におきましては相当多額に上つて、およそ三千万円を越しておる。これは大蔵当局の御説明によりまするというと、終戦のどさくさの当時であつて、十分に修養……

第10回国会 決算委員会 第16号(1951/03/22、2期、第一クラブ)

○千田正君 大分皆さんが愼重に御審議をなされたようであります。本員は先般鬼丸議員から結論として、鬼丸議員の御説明がありましたが、鬼丸議員のおつしやるように小委員長の報告の内容を認めることが重大であり、且又国民もこれを非常に重視しております。一は法務総裁の立場の点、或いは法務総裁個人のために、国民のためにも明らかにする必要がありますので、これを中間報告として本会議にこれを報告されて、更に検察当局の捜査開始を促し、その内容におきましは、勿論特別調達庁に対するところの責任の追及を飽くまで追及しまして、正しい報告を要求することと、次には我々のこの決算委員会は愼重審議に調査続行するという条件を述べられた……

第10回国会 決算委員会 第20号(1951/05/21、2期、第一クラブ)

○千田正君 さつき調達庁側から結論として付けないことになつたというふうな結論はどういうわけでそういう結論になつたのですか。
【次の発言】 特別という名前がついているが、特別に扱わなくちやならないという理由は私はちつとも考えておらない。いやしくも国の経費を支払う立場におかれて、これはたとえ占領軍であつてもそうした支払という点においては恐らく嚴格であろうと、私はそういうふうに考えております。でありますから、むしろ特別調達庁の職員が真劍になつて正しい理由の下にそれを阻止し、或いは促進するということができ得たならば、必ずこういう問題は起らなかつた。私はそのように考えるのでありますが、今お伺いした付けな……

第10回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第1号(1951/01/27、2期、第一クラブ)【議会役職】

○委員長(千田正君) 只今皆様の御推薦によりまして委員長の重質をけがさして頂くことになりましたが御承知の通りこの引揚の特別委員会は非常なる難関に遭遇しておりますので、私のような浅学非才の者が十分にその責を盡すことができないと思うのでありますけれども、帰らざる人たちに対する国民の期待と熱情に応えるために、私の貧弱なる驚馬に鞭打ちまして何とか努めて見たいと思いますので、どうか皆様方の絶大なる御支援の下にこの責任を完うさして頂きたいと思いますので、衷心から皆様にお願いを申上げる次第でございます。  両先般来先の委員長であられましたところの内村前委員長が極めて短い期間の間にいろいろなことを盡して頂きま……

第10回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第閉会後1号(1951/06/29、2期、第一クラブ)【議会役職】

○委員長(千田正君) 只今より委員会を開会いたします。  休会中継続審査になつておりますので、皆様非常にお忙しいところを特に今日はお出でを願つたわけでありまするが、この休会に入りましてから、前の国会で非常に問題になつておりました朝鮮の日本人婦女子の引揚問題並びにアナタハン島に未だ降伏せざるところの邦人がおりまし三その人たちの留守家族のかたがたが、どうかして一日も早く降伏して内地帰還のできるようにして頂きたいという、非常に切々たる歎願が数次に亘つて当委員会に行われたわけであります。最近の新聞によりますというと、どうやらこの留守家族の願いも叶えられて、内地帰還の運びになりそうなのでありますが、特に……

第10回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第2号(1951/01/31、2期、第一クラブ)【議会役職】

○委員長(千田正君) では只今から委員会を開会いたします。議事に入ります前にお諮りいたしたいことがございますが、それは社会党の内村委員から理事辞任願が委員長の手許まで提出されております。その代りとしまして社会党より森崎委員を理事に推薦して参つておりますが、内村委員の理事辞任を許可し、森崎委員を理事に推薦することに御異議ございませんか。
【次の発言】 ではさように決定いたしました。
【次の発言】 これより本日の議事に入ります。去る二十九日委員長及び理事打合せの会合におきまして、本特別委員会の運営について協議いたしました結果、本日は国民代表として国連総会に御出席下さいましたところの三人のかた、即ち……

第10回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第閉会後2号(1951/07/19、2期、第一クラブ)【議会役職】

○委員長(千田正君) 只今農林省の入植課の柳沢事務官から一応の御説明がありましたが、委員の各位から御質疑がございましたら……。
【次の発言】 それは前から問題になつておる問題です。これからあと重要な問題があるのです。仮にこの未復員者給与法と特別未帰還者給与法と、その時一応その間の関係も伺つておきたいのですが、殊にこれからいわゆる戦争犠牲者に対する新らしい法案が生み出されるとすれば、その基礎算定となるべきところのこの戦争犠牲者に対するデータの集積がはつきりしなければいけないと思うのです。そういう点からいたしましても、この前我々が法案を通過してあるのでありますけれども、それは結局しつかりしたものが……

第10回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第3号(1951/02/02、2期、第一クラブ)【議会役職】

○委員長(千田正君) それでは只今より委員会を開会いたします。本日は先般公報におきましてお知らせ申上げておりますところの議題は、在外公館借上金に関する件、遺族及び傷い者に関する件、在外資産に関する件、引揚促進に関する件、こう出しておりますが、順序から言いますと在外公館借上金に関する問題を討議したいと思いますけれども、まだ関係当局が見えておりませんので、取りあえずここに未復員者給與法の改正に関する件につきまして、只今大蔵省から主計局の磯田給與課長が見えておられますので、一応未復員者給與法の改正に関する問題についてお話を伺いたいと思いますが、御異議ございませんか。

第10回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第閉会後3号(1951/07/24、2期、第一クラブ)【議会役職】

○委員長(千田正君) 只今から委員会を開会いたします。  本日の案件は、引揚者の定着援護に関する件と未復員者給与法の一部改正についての岩動大蔵省主計官からこれに対する予算化の問題等について政府側の所信を質してみたいと思つております。  なお、昨日全国の留守家族の大会が神田の共立講堂で行われまして、その席上、講和に関するところの留守家族の決議といたしまして、講和が結ばるるにもかかわらず、今なお中共、ソ連地区等に三十数万の同胞が戦時そのまま捕虜の状態において残留しておるということは誠に遺憾の極みであつて、ポツダム宣言の一方的受諾のみが履行されておるけれども、これを決定したところの戦勝国のほうにおい……

第10回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第4号(1951/02/10、2期、第一クラブ)【議会役職】

○委員長(千田正君) これより委員会を開会いたします。  本日の議題となりますのは、先般皆様の御審議を願いました、曾つて昨年日本から国民の代表ということにして三名のかたがたが、外務省から倭島局長、それから宗教団体からは齋藤惣一郎氏、それから婦人のほうを代表しまして中山マサ氏三名のかたがたが国連に、第七回国会において決議されましたるところの未帰還同胞の引揚促進並びに実態調査等を国際連合を通じて行うことを懇請する決議、この決議に基きまして、非公式ではありましたが、国際連合にオブザーバーとして出席さして頂いて、幸いに各国の大多数が日本の立場を了とされて、オブザーバーの懇請を土台としまして、国連総会に……

第10回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第閉会後4号(1951/07/28、2期、第一クラブ)【議会役職】

○委員長(千田正君) 委員会を開きます。  非常に暑いところ皆様には御苦労でございますが、この休会中たびたび委員会を開きまして皆様の御出席を願つて、熱心に引揚問題或いは戦争の犠牲者に対する対策問題につきまして御審議願いまして誠に有難うございました。突如としてこの二十三、二十四、二十五の三日間、全国の留守家族の大会が開かれまして、その席上私も参つたのでありますが、この大会の目的につきましてはすでに新聞紙上でも皆様御承知の通りでありまするが、講和会議を開くに際して、その内容であるところの吉田総理大臣並びにダレス特使との間に取交わされた草案の中に、引揚問題については触れておらない。未復員の数は数十万……

第10回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第5号(1951/02/26、2期、第一クラブ)【議会役職】

○委員長(千田正君) それでは只今から委員会を開きます。  この前の委員会におきまして、遺族傷痍者等に対しまするところの政府の施策に対して、各議員から活溌なる御審議がありまして、結論としましては戰争の犠牲者の中で一番今まで恵まれなかつたといいますか、或いは日本の政府の対策がなかつたところの遺族に対して、更に傷痍者の人たちに対しての法的な何ものもなかつたので、この際当委員会としましては、できるだけ速かに各関係官庁或いは国会におきましても、厚生委員会或いは内閣委員会その他大蔵委員会等と折衝しまして、遺族に対する法案を作り上げたいといういう結論に到達したわけであります。  幸いに先般世界連盟の発足に……

第10回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第閉会後5号(1951/08/02、2期、第一クラブ)【議会役職】

○委員長(千田正君) 只今より委員会を開きます。  本日の議題となります問題は、引揚問題に関する問題のうち、特に留守家族に対応する問題と、もう一つは在外公館借入金の問題は目下大蔵省において慎重に審議中でありますが、引続いて講和会議を前にいたしまして、在外資産の問題が非常な大きな問題として出て参つておるのであります。この点において一応大蔵省におけるところの所信を聞いておいて、今後の皆様の御審議の参考にして頂きたいと思つております。今日は上田外債課長も見えておりますから、一応大蔵省としての見解を一通りお聞きしたいと思います。なお留守家族に対する問題といたしましては、只今絶食運動をやつておりますが、……

第10回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第6号(1951/03/13、2期、第一クラブ)【議会役職】

○委員長(千田正君) 只今から委員会を開会いたします。本日の議題としましては引揚促進に関する件でありまするが、特にそのうち先般来当委員会において取上げて種々研究もし且つ関係方面に折衝しておりますところのフイリツピンの戰犯者に関する件につきまして、本日参考人神保信彦君をここにお呼びいたしまして、比島戰犯者に関する件につきまして供述をお願いすることになりました。これから参考人の御供述を聞くことにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 それでは只今から参考人神保信彦君から、只今議題になりました比島戰犯者に関する件につきまして、あなたの知れる範囲内におきましてここに御供述願いたいと……

第10回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第閉会後6号(1951/08/03、2期、第一クラブ)【議会役職】

○委員長(千田正君) 只今から委員会を開会いたします。先般来引揚問題に関しまして留守家族は断食等をやつていろいろ政府に要望したようでありますが、当委員会といたしましても国会の立場から非常に憂慮に堪えない状況に立至つたので本日に亘つて三回委員会を開くわけでありますが、その都度まあ断食の人たちのお見舞もし、又できるだけ政府とこの人たちの間に立つてなるべくこういう問題を早急に解決したいと思つて努力して参つたわけであります。幸い昨晩夜中に至つて漸く妥協点が見出されて、どうやら解決の事態になつたようでありますが、その間の事情も聴取したいと思いますし、それからポツダム宣言の條項が政府が考えておるような考え……

第10回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第7号(1951/03/17、2期、第一クラブ)【議会役職】

○委員長(千田正君) 只今から委員会を開会いたします。  今週中の委員会以外で、委員長が皆様の申合せによつてやりましたことを一応御報告申上げますが、そのうちの最初の一つは、例のフイリピンの戦犯に対するところの処刑に対する減刑歎願、これは皆様の御協力を得まして先般GHQのリーガル・セクシヨンへ行きまして、フイリピン大統領キリノ氏宛に、この委員会の委員長名を以ちまして減刑歎願の案文を提示しまして、GHQの許可を得て、更にこの十三日衆議院の若林在外同胞の引揚委員長と私が参りして、フイリピン大使に会見いたしまして、いろいろこちらの事情を訴えましてお話いたしましたところが、非常に好意的に、皆さんの請願書……

第10回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第8号(1951/03/24、2期、第一クラブ)【議会役職】

○委員長(千田正君) それでは只今から委員会を開会いたします。本日の議題はすでに御通知申上げておつたのでありまするが、特にこの際お諮り申上げたいのは、先般ヨーロツパに御出張なされた社会党の堂森議員から、特に引揚問題に関しまして、ローマ法主庁或いは国際赤十字社等において、非常にこのたびの戦争の犠牲者のことについて各国とも心配しておられて、日本の事情も訴えて頂きました結果、いろいろな重要な参考になるような資料を得られたので、一応御報告をお願いしまして、今後の審議の参考にしたいと思いますので、堂森議員から、出張されてこのたび帰国されまして、特に必要な点についての御報告をお願いいたしたいと思うのであり……

第10回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第9号(1951/03/28、2期、第一クラブ)【議会役職】

○委員長(千田正君) それでは只今から委員会を開会いたします。  本会議も再会されておりますので、こちらのほうといたしましての最も重要な決議案に対して、一応皆様の御採決を願いたいと思いまして開いたわけであります。それは先般から当委員会が皆様の御熱心に御研究になつて頂いておりますところの戦歿者遺族、或いは戦傷病者及び留穿家族の対策に関する法案の立案につきまして、皆様にいろいろ御研究願つたのでありますが、この成案を得るまでは相当の、或いは苦難の道を行かなければならないと思います。併しながら国民の殆んど全部がこの問題を一日も速かに政府が施策を実行するように要望しておりますので、決議案としてこれを上程……

第10回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第10号(1951/05/11、2期、第一クラブ)【議会役職】

○委員長(千田正君) それでは只今から委員会を開会いたします。国会が休会に入る前に皆さんの御協議を得まと、戦争犠牲首に対する国家補償の問題につきまして、御承知の通り三月三十日、参議院は全会一致を以て政府のこの戦争犠牲者への国家補償に対する施策を一日も速かに施すべきであるという決議案を通過さしたのであります。引続きまして、皆さんの御要望に従つて、私は関係各当局といろいろ折衝をして参つておるのであります。再開に当りまして、僅か二十日間の国会の開催日程の間には、なかなか急速にこの問題の解決はできるとは思われないのでありまするが、併し昨日も関係方面に参りまして、いろいろ折衝をして参つたのでありますが、……

第10回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第11号(1951/05/15、2期、第一クラブ)【議会役職】

○委員長(千田正君) それでは只今から委員会を開会いたします。  公報で皆様のお手許に配つてあると思いますが、今日の会議に付する件は、引揚同胞対策審議会設置法の一部を改正する法律案、この法律案は延期に関する法律案でありますが、衆議院より送付されて参つておりますので、只今提案の理由の御説明を衆議院の受田議員からお願いすることにいたします。
【次の発言】 只今の御説明に対しまして委員各位の御質疑がございまするならば……。
【次の発言】 他に御質疑はございませんか…。委員長からちよつとお伺いしますが、この第一条の第一項第一号に「遺家族、留守家族の援護に関する事項」というものがありますが、実は御承知の……

第10回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第12号(1951/06/02、2期、第一クラブ)【議会役職】

○委員長(千田正君) 只今より委員会を開会いたします。  先般来、皆様の絶大なる御協力の下に御審議をお願いしておりましたところの戦傷病者等対策審議会設置法案が、昨日関係筋よりOKが参りましたので、厚生委員会の各位と協議の上、皆様の御賛成を得まして、直ちに本日の本会議に提出することになつておりますので、すでに法案の内容につきましては、皆様のお手許に差上げてありますので、十分御質疑なり、御検討願いたいと思います。
【次の発言】 石川委員の御質問の点は御尤ものことと思います。本委員会としましても、この問題を重大視しまして、しばしば委員会を開会いたしまして、特に吉田総理に御質問申上げたのでありますけれ……

第10回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第13号(1951/06/05、2期、第一クラブ)【議会役職】

○委員長(千田正君) 只今から委員会を開会いたします。  先般皆さまの永い間熱心な御審議を願いましたところの戰傷病者等対策審議会設置法案が、お蔭をもちまして参議院は満場一致を以て可決されまして只今衆議院に送付されております。衆議院におきましては一昨々日からこの参議院を通過しました戰傷病者等対策審議会設置法案は内閣委員会に付託されまして、内閣委員会において審議中でございます。委員長が先般発議者を代表して質疑に応じて参つたわけでありまするが、本日までの情勢によりますると、従来衆議院の厚生委員会におきましても、この戰歿遺族その他に対する対策を熱心に御研究なさつておつたので、内閣委員会ばかりではなく、……

第10回国会 水産委員会 第閉会後1号(1951/06/16、2期、第一クラブ)

○千田正君 さんま漁業取締規則要綱なるものをここで拝見して、只今長官初め課長の御説明を承わりまして、先ほど長官のおつしやつたうちで、第一項の「百トン以上の漁船によるさんま漁業を禁止する。」括弧して七十トンとなつておりますが、これは衆議院の水産委員会の勧告を入れてここに一応出しておるという御説明でありますが、参議院といたしましては実はこの問題を本日初めて伺うのでありまするが、どういうわけで衆議院の委員会との折衝があつたが参議院としての折衝がないのか私は甚だ胸におちないのであります。勿論衆議院といい参議院といい、国民の代表においては何ら変りなく、且つ又参議院におきましても水産常任委員会は厳然として……

第10回国会 水産委員会 第2号(1950/12/13、2期、第一クラブ)

○千田正君 今の委員長の仰せられる通りですね、これを全部やつて参ることは、時間が足りませんので、今委員長のおつしやる通り、現行法とあなたがたが考えているほうは、どこが違うかという、そういう重点だけ一つ説明して頂きたい。
【次の発言】 私はこの際市場法が改正されるに際しまして、特に農林当局にお願いいたしたいのは……殊に水産庁であります。水産庁の統計が甚だ貧弱である。あえて水産庁ばかりでありませんけれども、特に我々は水産行政の面を研究して行く場合に、その資料の不足な点を殊に嘆かざるを得ない。そこでこの法案の中においても、例えばその一つの例といたしまして、第二十に、公共卸売市場の卸売人は伝票その他の……

第10回国会 水産委員会 第閉会後2号(1951/07/11、2期、第一クラブ)

○千田正君 各委員が出張いたしまして只今出張中の報告を取りまとめ中でありますので、取りまとめましで委員長のお手許に差上げまして皆さんに御報告願いたいと思いますから、暫時御猶予願いたいと思います。

第10回国会 水産委員会 第4号(1951/01/27、2期、第一クラブ)

○千田正君 今青山委員から種々御質問があつたようでありまするが、我々委員としましては、この陳情の趣旨は大体において了承はできますけれども、でき得るならば数字的な詳しいいろいろな資料を取り揃えて、更に本委員会に御提出を願いたいと思うのであります。例えば仲買人の数若しくはそれによつて生活を営む人たち、そういうような数の問題、或いは取扱の高の問題、手数料の問題、いろいろな面におきまして法案を作る上において、或いは水産庁に対して我々が注文付ける上におきましても必要な点が多々あると思いますので、その点を改めて御提出願いたい。委員長から更にその点を陳情される代表者の方に御請求をお願いしたいと思います。

第10回国会 水産委員会 第6号(1951/02/01、2期、第一クラブ)

○千田正君 それは衆議院のほうと大体同様の趣旨でございますか。
【次の発言】 大した差はないわけですか。

第10回国会 水産委員会 第7号(1951/02/07、2期、第一クラブ)

○千田正君 先般新聞や或いはその他において大臣が発表なされておる三案があるようでありますが、参議院の水産委員会といたしましては、昨年以来この問題は十分検討されておるのであります。でき得ればやはり漁民の自主性に待つところの今の漁業協同組合が新らしい意味において発足した裏付としての証券に対する政府の補償金を積立てて、それを一つの金融制度に持つて行くというほうが、むしろ現在の民主的な行き方のあり方であるのではないか。そこへ重点を置いて更に政府がこれに勘案する施策をやつて貰いたいこういうのが恐らく全漁民の要望であると思います。荏苒として日を延ばすわけに行きませんので、できれば早く態度を決定して本会期の……

第10回国会 水産委員会 第8号(1951/02/09、2期、第一クラブ)

○千田正君 この法案は我々が長い間水産業協同組合の発展のために相当苦労して作つた法案でありますので、一日も速かにこの法の実行されることを望んで止みません。でありますから、私は直ちに各位の御賛成を得て、この水産業協同組合法等の一部を改正する法律案の一日も速かに実行されんことを望むものであります。

第10回国会 水産委員会 第10号(1951/02/14、2期、第一クラブ)

○千田正君 ちよつと今の、本日の新聞を見て非常に我々も疑問を生じて来ると同時に大きな問題として将来の問題が出て来るのじやないかと思うのですが、べーリング海峡その他のいわゆる千島からかけてのあのラインに対して、仮にここに日本政府並びに業界から新らしく委員会が設けられた場合、或いはオブザーバーとして関係国が出席するという場合におきまして、勿論本百の新聞等は、当然アメリカと日本だけの問題に限られておるようでありますが、将来この海を中心として起きる問題はソ連との問題が起きて来ると思うのですが、そういう問題に対しては、今のところは何とも言えないだろうと思いますけれども、将来はどういうふうにこうした問題を……

第10回国会 水産委員会 第12号(1951/02/19、2期、第一クラブ)

○千田正君 これは何回も言う通り、漁業改革にとつて最も根本的な一つの最近のベースなのですから、十分考えて頂きたいと思います。というのは、先ず例えて言えば、山崎街道の定九郎みたいなもので、金をやつて途中から取上げるということで、強盗と同じで追剥です。大蔵省に対してはあなたがたは本当に水産の行政庁にあつて憤然として起ち上つてもらいたい。これは特に追剥退治に乗り出して頂きたいということを要望しておきます。

第10回国会 水産委員会 第13号(1951/02/21、2期、第一クラブ)

○千田正君 この案の批判は別として、私はこの案と並行して伺いたいのは、世界の国民の中で、日本と同じように水産蛋白資源を一つの重大なる食糧の副食物として取扱つておるところの国々の、ほかの産業との人口比率というようなものが、正確に水産庁においては入手されておるかどうかということは、申すまでもなくこの案の一番最初に書かれておる通り、沿岸の漁民の数が戦後四〇%も殖えておるということが述べられております。日本国民のいわゆる水産業という業に従事しているところの人口の比率というものは、恐らく世界にないほど高い比率になつておると思いますので、これを十分に日本が研究しておらなかつたとするならば、将来、勿論これは……

第10回国会 水産委員会 第17号(1951/03/19、2期、第一クラブ)

○千田正君 今五トン以上二十トン以下の船舶の免状という点につきまして、恐らくこれは今度の法案が通つて試験を受けるということになれば、相当これは混乱をするような感もあるのでありますので、これと同等ではありませんが、同様な趣旨で今から三年前にあんま、マツサージ法の改正法案というやつが出たことがあるのです。そのときの法案の内容は全部あんま、マツサージは衛生学を勉強して、その試験を受けなければ実行させない。こういう法案でありましたが、委員会ではそれではなかなか大変だ、今までの既得の職業の者に対しての一応の苦しみを与えることであるから、今まで既得した権利を認て、これから受ける者に対しては試験を課すという……

第10回国会 水産委員会 第18号(1951/03/20、2期、第一クラブ)

○千田正君 委員長の今の質問に競いて補足して聞きますが、さつき保安庁のほうの説明によるというと、二回ほど公聴会をやつて、それが神戸と東京だ、こういうことは恐らく大型の船舶に対する公聴会だろうと思うので、二十トン以下の小漁船に対するそれを代表する人が出ておらなかつたのではないか、こう私考えるのであります。もう一つは、只今の保安庁のお考えになるような、保安庁から人を派遣して、或いは試験官を派遣して各村々を廻つて試験をやる。これは成るほど肯ける点もあるのでありますが、先般大久保長官を呼んで、この委員会と外務委員会で質問した場合において、現在海上保安庁においては哨戒の船さえも足りない。マツクアーサー・……

第10回国会 水産委員会 第23号(1951/03/31、2期、第一クラブ)

○千田正君 勅令を政令に改めるという点でありますが、勅令を政令に改めた理由ですね。便宜上であろうと思いますが、そのうちの最も重要な点等について御説明願えれば……。
【次の発言】 採決の前に賛成意見を申上げます。先ほど発議者であるところの入交委員から、この法案に対して御説明がありましたが、これは誠に我々が長い間考えておつた法案でありまして、非常に結構なことと思うのであります。特に他国の戦争或いは変乱等のために、平和を目標とする国が犠牲になつたり、若しくは侵略の目的になつたり、或いはまじめに法律を守つて生業をしている場合において侵されたりするような場合において、こうした機構が制定されるということは……

第10回国会 水産委員会 第24号(1951/05/09、2期、第一クラブ)

○千田正君 議事進行について……。委員も今日多数の出席もありませんし、でき得れば懇談会にして頂きまして、事情を聴取して頂きたいと思います。

第10回国会 大蔵委員会 第19号(1951/03/12、2期、第一クラブ)

○委員外議員(千田正君) 在外同胞引揚問題に関する特別委員長から一言この問題について政府にお尋ねいたしますと同時に、大蔵委員の各位の十分なる御審査を願いたいと思うのであります。この議題になつておりますところの法律案は、すでに政府側からお手許に提出されてあると思いまするが、この問題は終戰と同時に外地におるところの居留民が日本に引揚げるために、奥地から続々とその集結地に参つたのでありますが、その当時いわゆる終戰と同時に日本の在外公館であるところの外務省関係におきましては、すべて一切の資産が封ぜられると同時に、又その他の政府諸機関も同時に一切の資産が封ぜられてしまつたために、奥地から引揚げて来るとこ……

第10回国会 内閣委員会 第27号(1951/05/23、2期、第一クラブ)

○委員外議員(千田正君) 委員外の発言をお許し願いたいのですが……。
【次の発言】 只今の木下委員長の御説明に補足しまして、水産常任理事の私から一応内閣委員のかたがたに御了解を願いたいと思います。只今もいろいろな、機構だけが単に従来のままであるのを、名称を変えるに過ぎないのだつたら大した必要はないのじやないかという御質疑もあつたようでありますが、これも御尤もと思いまするけれども、我々も水産常任委員会で一致した意向としましては、先ほど木下委員長からも御説明申上げた通り、日本の原始産業の中でこの農業と水産というものは、日本の国が始まつて以来の、日本の国民の産業としての重大なる二つのいわゆる産業であ……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第4号(1951/11/10、2期、第一クラブ)

○千田正君 私が渡米いたしまして委員長の重責を十分に全うすることができませんでしたことを非常に遺憾に存ずる次第でありますが、国会を代表いたしまして、漁業関係の日米間の交流という立場から参りましたのでありまするが、又引揚の特別の委員長といたしましてアメリカにおきましても十分に国務省その他といろいろ意見を交換して、又懇請する点は懇請して参つたわけであります。その点につきましてはいずれも改めて後日申上げる次第でございますが、長い期間私の留守中現委員長並びに各位におかれましてはこの委員会の運営に終始誠意を以て当られたということに対しまして私から厚く御礼を申上げると同時に誠に至らなかつたことをお詫び申上……

第12回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第5号(1951/11/14、2期、第一クラブ)

○千田正君 只今高碕証人が見えられましたから宣誓をお願いいたします。
【次の発言】 只今水田証人の御発言に対しましては、委員長はその場合は委員長の御判断によつて適宜御注意をされたほうがよいと思いますので……。
【次の発言】 当時の在外公館の人たち、いわゆる特に外務省関係の官吏ですが、この人たちの家族も勿論この救済資金の分配を受けて一応期間までそれによつて生活をしておつたというふうに承知してよろしうございますか。
【次の発言】 今当時の米価の大体の平均の統計を詳しく申述べられましたが、非常に参考になると思うのでありますが、そういう観点から御覧になられて、今度のいわゆる政府の法律案に盛られた米価に……

第12回国会 水産委員会 第3号(1951/11/07、2期、第一クラブ)

○千田正君 私は水産渡米議員団の一人といたしまして、只今廣川君からの電報について委員長から御報告がありましたが、この点につきましては、一応委員長から廣川君にその真意を質して頂きたいと思います。いやしくも国会に代表として、我々が渡米し、且つ又、我々は長い間水産委員として我が水産界のために熱意を持つてやつておつたのでありまして、決して日本の水産の不利になるような行動も、言論もやつた覚えもございません。むしろ米国の官民と共に隔意ない意見を交換した。至る所で好感とそれから期待を持たれて帰つて来た我々でありまするが故に、特にこの点につきましては甚だ私は遺憾と存ずるのであります。廣川君は自由党の幹部である……

第12回国会 水産委員会 第4号(1951/11/09、2期、第一クラブ)

○千田正君 特に農林大臣にお尋ねしたいのは、只今の御答弁で大体農林大臣の意向もわかりましたが、先般来新聞紙上で発表され、或いは又発表されるかも知れませんが、アメリカ側の代表の提案する、いわゆるアメリカ側の試案というものを持つて来ておられるようであります。これに対して対等の位置において日本側が條約を結ぶに際して、日本側の案というものがどの線に沿つてやつておるかということについてまだ明確になつておらない。恐らく農林省としましては、殊に主管大臣としましては、十分に大臣は研究しておられると思いまするが、いわゆるアメリカ側の提示しておるところの世界水産資源の保存、確保という非常な最高の理想を掲げておる。……

第12回国会 水産委員会 第5号(1951/11/12、2期、第一クラブ)

○千田正君 太平洋漁業條約という問題が頗る重要性を帶びておるということは私が質問申上げるまでもないことでありまするが、ただ先般吉田、ダレス氏の会談においても、こういう問題及び通商條約というような問題は関係当局が批准後において直ちに行うということを言明しておつたはずであります。にもかかわらず、批准のまだ終らないうちに、殊に日本ばかりでなく、アメリカなどは来年でなければ国会が召集されない現状において、その前にこの條約が結ばれなければならないという理由はどこに存してあるかということと、このアメリカ並びにカナダの漁業條約の代表委員を日本側が招集したということろに我々は解せない点が一点あるということと、……

第12回国会 水産委員会 第7号(1951/11/20、2期、第一クラブ)

○千田正君 大体の狙い、目標は、この提案の理由にあります通りで誠に結構でありますが、ただこれは御承知の通り非常に零細漁民の生活根拠であるわけでありまして、これを仮に転業させた場合に、然らば一体どういう方面にこの人たちを吸収するかということが一番大きな問題じやないかと思うのであります。五ヵ年間かかつて整理を断行すると、併しながらこの人たちが生活の根拠を失うわけでありまするから、その方法としては、補助金で補うというようなことになつておりますけれども、一体片つ方でへこまされたところはどこかで膨れなければならない。日本の沿岸漁業というものは、今でさえ不漁を伝えられておる今日において、一体これをどこで膨……

第12回国会 水産委員会 第8号(1951/11/21、2期、第一クラブ)

○千田正君 一番根本的に考えて今度の漁業条約というものは、要するに日本は敗戰によつて或る程度一定期間主権の活動が停止しておつたのがこのたびの講和条約によつて回復して來た、それを契機として日本とアメリカとカナダの間において漁業に関する条約を結ぼう、こういうのでありますが、アメリカ側の提案しておる面においても、日本側の提案しておる面においても原則として公海の自由を認め、且つ又人類の食糧補給面において最高の政策を公示しながら条約をやろう、こういう非常に目標の掲げるところは理想的にきめてあるのですが、実際の条約の面に入つて來た場合においてアメリカ並びにカナダにおいてはそういう資源が保護され、且つ又沿岸……

第12回国会 水産委員会 第9号(1951/11/22、2期、第一クラブ)

○千田正君 ちよつとお伺いいたしますが、このさく河魚類の魚道ですね、この保護に対する魚道の問題なんですが、河川に対して国営において建設工事をやる場合においても、或いはやつた後において、この魚道の管理が農林大臣の管轄下にありますか、それとも建設大臣の管轄下にありますか。
【次の発言】 工事遂行に当りましては、国営建造物に対して特にこの鮭鱒等のさく河魚類の魚道に対する施工予算は農林省において支出するのでありますか、建設省において支出するのでありますか。
【次の発言】 事実においてそういうことは恐らくあり得ないと思いますけれども、いろいろと国営の場合においては、国の財産になりますし、又その所轄権が当……

第12回国会 水産委員会 第10号(1951/11/24、2期、第一クラブ)

○千田正君 告示の期間は今の第一節にはないようでありますが、告示の期間は定めなくてもいいのですか。その辺はどういうふうにお考えですか。例えばここに一つの例といたしましては、第十条の第五項に「前項の告示をしたときは、当該漁業に係る許可は、その有効期間にかかわらず、その指定された期日に取り消され、又は操業区域の変更があつたものとする。」こういうことになつているというと、漁撈をやつているものはその告示がいつ出ているか、何日前のものかわからないわけなんだが、それに対しては勿論あとに補償の規定がありまするけれども、でき得れば告示期間の予定を書かれたほうがいいのではないかと思うのですが、その点御意見はあり……

第12回国会 水産委員会 第11号(1951/11/27、2期、第一クラブ)

○千田正君 真珠の問題は国内市場と国際市場を相当勘案して考えなければならないのであつて、真珠養殖事業法が出るということは非常にいいとは思います。ということは、我々はこの間海外に行つて見て來た場合において、真珠がむしろ海外においてはダンピングされる虞れがある。而も真珠は本当はダイヤモンドと同じようにいわゆる宝物として、或いは宝石としての価値を海外において維持するためには日本の国内においてそれを維持すべき方法を考究しなければならない。それにはどういうふうな方法を講ずべきか、或いは種々なる問題があるでしよう。ただ残念なことには從來は一、二の資本家によつて独占されておつた。最近に至つてはいろいろ三重県……

第12回国会 水産委員会 第13号(1951/11/30、2期、第一クラブ)

○千田正君 ちよつと山本次長にお伺いしますが、アメリカからの原油その他の輸入に対しては一定の商社のみしか取扱できないようになつておりますか。その点を一つ承わつておきたい。
【次の発言】 これは仮に今後日本が独立して新しい通商条約を結ばれた後においてもその状況は続くものと思われますか、如何でしようか。
【次の発言】 統制の枠付けということは、結論においては占領政策の一環としてのいわゆるその間におけるマージンを一つの産業方面に振替えるとか、振向けるというような方策から出た意味の統制と解していいのですか。
【次の発言】 特にこれは伺つておきたいと思うのでありますが、現在認定されておる、指定されておる……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 議院運営委員会 第4号(1951/12/15、2期、第一クラブ)

○委員外議員(千田正君) 先ほど事務総長からの、昨日の運営委員会の理事会の議決を皆さん御承認なさつたようでありますが、その中の特別委員会をこのたび一応存置しないことにしたという点でありますが、その中の在外同胞引揚に関する特別委員会の廃止ということは非常に重大な問題でありまして、これは皆さんすでに御承知の通り、昨年国連におきましても特別委員会が設けられ、更に各国に対してこの問題が十分に検討さるべき問題であるということと、これは第一回国会以来すでに皆様御承知の通り厚生委員会において或いは研究する点もあり、或いは外務委員会において研究する点もあり、或いは大蔵委員会におて研究する点もありますけれども、……

第13回国会 議院運営委員会 第22号(1952/03/07、2期、第一クラブ)

○委員外議員(千田正君) 内容の詳細な検討はわかりませんけれども、羽仁君からの意図するところは先般の質問について時間も十分でなかつたので足りない点と、更に総理からの御答弁においても十分納得が行かない点があるので、改めてその点について質問をしたいというように私は聞いております。

第13回国会 水産委員会 第1号(1951/12/12、2期、第一クラブ)

○千田正君 私は異議ありませんが、なおもう少し時間が経ちましたら各希望のかたがたも全部お揃いと思いますから、その点について更にお諮り願いたいと思います。
【次の発言】 本年も余り日数もありませんので、その点については委員長に一任したいと思います。
【次の発言】 なお重要事項について特に懇談したいと思いますので、休憩して頂きまして、その間に懇談して頂きたいと思います。

第13回国会 水産委員会 第2号(1951/12/14、2期、第一クラブ)

○千田正君 私はやはり案文を各委員のもとで慎重に御検討になつて質問を願つたほうがいいと思いますが、ただ一点、その内容じやありませんが、質問したい点があります。これは新聞紙上にも発表になつているのですが、飽くまでも人類に寄與すべきところの最高の一つの資源の保護であるという意味から出ている誠に結構な條約のように思いますが、日本としては、はつきり言えばアメリカ、カナダに協力してその問題の解決に当つて行くという点で、日本の利益という点から言えば、或いは将来のことにかかつているかも知れませんが、現在は大したことがない。ただこれに伴つて、過般国内において制限されたところの「らつこ」「おつとせい」の制限とい……

第13回国会 水産委員会 第3号(1951/12/15、2期、第一クラブ)

○千田正君 このルース台風の災害復旧の、被害の漁船一万九千五百十隻、このうちには曾つて只今審議し、又且つ今まで我々が愼重に審議しつつあるところの小型底曳の整理の対象になる船舶がこの中に含んでありますかどうですか。
【次の発言】 若し含んでおるとするならば、これは当然整理しなければならない対象の船でありますが、この際こういう問題を一気に解決する一つの立場から申しまして、そういう整理の対象になるものに対しても政府の融資資金或いはこの利子補給等をやつて、そういうものを補給するということは矛盾しているように考えますが、その点に対しては政府側としてはどういうことをやろうというお考えを持つておられますか。

第13回国会 水産委員会 第4号(1952/01/25、2期、第一クラブ)

○千田正君 只今議員の御紹介もありましたが、新らしくこのたび水産庁長官が変られたのでありますから、長官、次長の御紹介も併せてお願いいたします。
【次の発言】 只今いろいろ水産当局からの御説明を承わりましたが、マッカーサー・ラインの撤去というのは、我々何も水産に関係する人たちばかりではなく、実際日本の現在の食糧確保の面から言いましても、敗戦後におけるところのいわゆる日本の領土の縮小、北海道を本州と四国と九州、この四つの島に八千三百万になんなんとするところの我々の民族を抱えて、そうして漸くこれから生きて行かなければならない。この際幸いにも日本が独立国家として、自主的な立場に立つて漸く国際国家群の中……

第13回国会 水産委員会 第6号(1952/01/30、2期、第一クラブ)

○千田正君 異議ありませんが、証人喚問の際、一つ注文を付けておきたいと思います。それは委員の質問に対して、十分に答え得られないような人も、たまには証人の実体を知らないで我々が喚問するとよくそういうことがありますので、証人の選考につきましては十分こちらの委員会の希望を反映するような証人を選んで頂きたいと思います。
【次の発言】 昨年はどうですか。
【次の発言】 北太平洋漁業條約の経費を見ますと、予算の中に人件費を全然見ていないというのはどういうわけですか。
【次の発言】 この北海道に関する問題は、勿論北海道開発庁のほうの予算編成によるのでしようが、特にこの水産に関する漁港の設備その他に対しては、……

第13回国会 水産委員会 第7号(1952/02/08、2期、第一クラブ)【議会役職】

○理事(千田正君) それでは只今から委員会を開会いたします。  最初に二月の十一日、漁船不法拿捕事件に関します証人喚問の問題がありましたが、この点で秋山委員から現地の事情をいろいろ懇談の際お伺いしたのでありますが、この問題についてお願いいたします。
【次の発言】 只今秋山委員から、漁船不法拿捕事件に関しての証人喚問の問題につきまして、当委員会として愼重に研究をしてから、この問題を解決したいというお話でありまするが、只今秋山委員の御提案の通り決して差支えございませんか。
【次の発言】 それじや当分の間ごの問題につきましては研究をして、あとに開くか、或いはそのままずつと延期するかということにしたい……

第13回国会 水産委員会 第8号(1952/02/11、2期、第一クラブ)

○千田正君 最近日米加の漁業協定仮調印の後における問題として、日本の漁業の北洋進出という点が相当叫ばれておるのでありますが、これをどういうふうに水産庁当局としてはお考えになつておられますか。その点についてお尋ねしたいと思うのであります。申すまでもなく、この條約は、非常に厳格な意味において守つて行かなければ将来の国際問題になる虞れもありますので、勿論水産庁としては万遺漏なきを期しておられると思いますけれども、仮に船団の構成或いは所有権の問題或いは監視船の配置というようなことについても十分に心得えてやつておられると思いますが、一応最近のカニ工船の問題或いはさけ、ます等の流し網等に対するところの漁業……

第13回国会 水産委員会 第9号(1952/02/13、2期、第一クラブ)

○千田正君 農林大臣はめつたにお見えになりませんので、丁度いい機会ですから、お尋ね申上げますが、二十七年度におけるところの漁業に対する振興或いは発展のために金融その他に対する問題について農林大臣として考、えておられるところの御所信を承わりたい点が一点と、もう一つは、先だつて本会議で大臣は言葉を濁しておられましたが、李承晩大韓国大統領が声明されました李承晩ラインなるものと、今後のいわゆるマツカーサー・ラインが消滅した場合において起るであろうところの摩擦に対する対処方針について承わりたいと思うのであります。もう一点は、いずれ同僚委員からいろいろお尋ねあると思いますが、この日米加の漁業條約が発効され……

第13回国会 水産委員会 第10号(1952/02/15、2期、第一クラブ)

○千田正君 青木証人にお伺いいたしたいと思うのでありますが、本法案に関連しまして計画生産が行われるとするならば、今後も漁場増加或いは免許という点についても相当関連して来ると思います。それで県の方針としましては、仮にこの法案が通過した場合においてはどういうふうにやられるかという点についてお伺いいたします。
【次の発言】 そうしますというと、反対論者のうちには、増産されるというとどうしても将来国際マーケットの関係その他において或いは価格の維持ができない、むしろ下落するような方向に行くほうが多いというふうに反対論者が言うておりますが、今の知事さんのお話によるというと、これからの免許に対しては一応の計……

第13回国会 水産委員会 第11号(1952/02/18、2期、第一クラブ)

○千田正君 この取締規則に基くところの取締に当るものはどういうものが当ることになりますか。
【次の発言】 第十一条でありますが、「左の各号の一に該当する者は、二年以下の懲役若しくは五万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。」、そうして条項が出ておりますが、現場において、その場で監視船が捉えて、直ちにこういう懲役又は罰金に対する処分方法を講ずるわけですか。それともこれは裁判権においてなされるものでありますか。その点を聞いておきたいと思います。
【次の発言】 その場合そういう行き方をするというと第十一条の第二項の「前項の場合においては、犯人が所有し、」とありますが、犯人という字句は穏当じやないと……

第13回国会 水産委員会 第14号(1952/02/25、2期、第一クラブ)

○千田正君 これは過去の連合国軍の我が領土内における演習その他による損害の補償の問題でありまするが、今後いわゆるポ勅の廃止により、且つ又日本が独立国としての条約制定に際しまして、いわゆる行政協定の内容に立ち至ることになりますが、今後一体こういう問題が起きた場合には、どういうふうな方法によつてやつて行くつもりであるかということと、いわゆる駐留軍というふうな外国の軍隊が日本に駐留するのでありますが、その場合の演習によつて同じような損害を受けた場合におけるところの日本側の主張、並びに行政協定の内容におきましてはどういうような方法によつてこうした損害に対する補償をやつて行くか、この点につきまして一応水……

第13回国会 水産委員会 第15号(1952/02/27、2期、第一クラブ)

○千田正君 水産庁にお伺いするのですが、二十七年度の予算におきましては、当初計画した予定のコースをとつておられるかどうか、折衡の経過を簡單に御説明願いたいと思います。
【次の発言】 今北海道二十、内地が七十ですね。バランスの面から言えば決して適当なバランスじやないように考えるのですが、水産庁としては、内地の面を或る程度そのバランスに副うような方向へ持つて行くという分け方をしてもらいたいと思うのですが、その点はどうですか。
【次の発言】 今の林課長のお答えに多少私は不満を感ずるのでありますが、予算の総額のきめ方の、枠のきめ方の場合において、北海道を第一に開發庁と同時に連絡をしてきめて、その枠でき……

第13回国会 水産委員会 第16号(1952/03/03、2期、第一クラブ)

○千田正君 中共その他において拿捕された漁船の船員に対する補償及び未だ帰らないところの未帰還者に対する留守家族の人たちが非常に困窮状態に陥つて、生活保護法その他についての要望が最近頻りに当委員会においても陳情を受けておるわけですが、水産庁としましては、こうした方面に対してどういうふうな関心を持つておるか、漁政部長において若し所信をお答え願えれば結構と思います。
【次の発言】 今水産庁で考えておることは一つの特別立法としてやられる考えでありますか、それと現在未復員者給與法若しくは特別未帰還者給與法としまして、曾つての戦争の犠牲者として未だ帰らざるところの留守家族に対する救援方法を法律で以て定めて……

第13回国会 水産委員会 第21号(1952/03/26、2期、第一クラブ)

○千田正君 私は、その点において鉱業法との間の問題が起ると思いますが、今の秋山委員の質問に対しまして、通産省のかたから承わりたいと思いますが、鉱業法の施行細則その他について、今のようないわゆる事業に利益を及ぼすような場合におけるところの補償とか、或いはその前に関係各省との間に折衝しなければならないというような法文がありますかどうか。私は浅学菲才でなかなかそこまでわかりませんので、一応その点を承わりたいと思います。
【次の発言】 それは、海底における鉱区の設定の場合においても同じような方法をとられておりますか、その点を承わりたいと思います。

第13回国会 水産委員会 第22号(1952/03/27、2期、第一クラブ)

○千田正君 今の漁政部長のさつきからのお答えを聞いてみると、この法案があたかも通過したかのごとき感を以て御答弁をなすつておりますが、当委員会ではまだこの法案に対しては採決をしておりません。だからはつきりした対策がない限り我々は承知できないのであつて、その点をしつかり考えてお答え願いたいと思います。
【次の発言】 幸い長官以下水産庁の首脳部のかたがたが見えておられますので、特に最近いろいろ問題になつておりますところの北洋の漁業進出に対する問題につきまして、実は私の出身県であるところの岩手県を代表しまして東京の事務所長から参議院の水産委員会に口頭を以て陳情いたしたいとお願いに上つておりまするので、……

第13回国会 水産委員会 第23号(1952/03/28、2期、第一クラブ)

○千田正君 政府提案の場合、政府といたしましても、勿論こうした問題を再び繰返すようなことはないだろうと思いますが、苟くも社会問題というような問題に抵触するような問題が附随するような法案であつた場合においては、十分にその対策を考えられて、そうして法の全きを期せられることを私は要望いたします。幸いにこの法案の通過する事前に、当委員会での論議が、多少なりともこうしたことによつて不幸を見ないで済むような、一応の段階においての対策が講ぜられたことを多といたしまして、今後はかような不備な対策を伴うような法案を実施されないように特に御注意申上げまして、このたびの法案に対しては賛成の意を表します。

第13回国会 水産委員会 第25号(1952/04/01、2期、第一クラブ)

○千田正君 先般三月四日突然に北海道及び東北地方を襲いました震災につきまして、いち早く参議院といたしましては、この不幸な現地を調査、且つお見舞をすべきであるということになりまして、院議を以て各常任委員会から現地に急行することになりましたが、幸い当委員会からは皆さんの御推挽によりまして私が行くことになつたのであります。以下現地をお見舞し且つ視察しました実情を御報告申上げます。  先ず地震の概況は、三月の四日北海道及び東北地方を襲つた地震は、北海道としては曾つてなかつた、いわゆる今まで体験しなかつた大地震でありまして、札幌管区気象台の調査によりますと、発震時は三月四日十時二十一分四十四秒が震源地で……

第13回国会 水産委員会 第26号(1952/04/03、2期、第一クラブ)

○千田正君 このたびの十勝沖の地震による漁業災害の復旧資金の融通に関する特別措置法、私ども参議院としまして、この間現地に調査に参りまして、その災害の誠にひどいことと、殊に零細漁民の立場を考えます場合には、一日も速かに何らかの打開策を考えなければならんという感を深くしたのでありますが、幸い今回衆議院のほうから松田鐵藏君ほか十一名の提出によりまして、この案が出たということは誠に結構なことと思います。ただ私どもは審議の過程におきまして考えることは、北海道の現地におけるところの要望は、この法案に盛られた六億よりも遥かに多かつたことと、更にそれに附随しまして岩手、青森等も災害に遭つたのでございまするが、……

第13回国会 水産委員会 第27号(1952/04/16、2期、第一クラブ)

○千田正君 ちよつと私は素人だからお尋ねするのでありますが、中央卸売市場は、例えば消費者の一つの買入機関としての立場でお考えになつておられますか、それとも中央卸売市場に出荷するところのいわゆる生産者の面も十分御調査の上に勧告なさつておられるのかどうか、その点を伺いたいと思うのであります。例えばこの卸売市場と申しましても今お考えになつておられるのは、恐らく東京都の條例に基く市場條例というものは、いわゆる東京都民の消費面を代表するものとして御調査なさつておられるだろうと思うのでありますが、実際の中央卸売市場に出荷しておる機関というものは、生産者を代表して出荷しておる面も相当あると思いますので、その……

第13回国会 水産委員会 第29号(1952/04/21、2期、第一クラブ)

○千田正君 ちよつとお伺いしますが、この間通過しました船員保險法ノ一部を改正する法律の「第三十三條ノ三第二項第三号本文を次のように改める。」という見出しの下に「三左ニ掲グル漁船以外ノ漁船二乗組ム為使用セラルルトキ」云々とございますうちの「漁船以外ノ漁船ニ乗組ム」というのはどういうのですか。
【次の発言】 更に私が伺いたいと思いますのは、最近北洋に進出する漁船或いは東支那海、ああいう方面に出て行つて、仮に従来の状況から見ると、拿捕される船舶及びその船員というような問題が起ると思うのですが、そういう場合にこの失業保險の、何か保險制度の、一部を適用されるということがありますか、この條文によると殆んど……

第13回国会 水産委員会 第30号(1952/04/25、2期、第一クラブ)

○千田正君 今度の講和発効についてマ・ラインが撤廃された場合に、今のお答えの五隻乃至六隻の監視船で広範囲に亘るところの面を十分警戒し得るかどうかということについて私は疑問に思つておりますが、より一層強化するお考えがあるかどうかという点と、もう一つは、未帰還の人たちに対しての生活保護の面はずつと業者がやつておるかどうか、この二点についてお尋ねをいたします。
【次の発言】 重ねてお尋ねしますが、そうしますというと、極めて内容のいいところの会社であればどうにかあとを見ている、さもない所は止むを得ない状況にあるというふうでありますが、将来頻発するかどうかということはわかりませんけれども、水産庁としまし……

第13回国会 水産委員会 第31号(1952/05/07、2期、第一クラブ)

○千田正君 そこで今の参考人を呼んで、まあ一応質するのですが、先般委員長は向うのほうを御視察になつたと思いますので、一応議員のほうにも詳しい資料を一つ参考に頂きたいと思うのです。そうして一つ政府当局に十分そういうような問題について質問をしたいと思いますので、その点お願いしたいと思うのです。
【次の発言】 前以て一度伺つておきたいのですが、沼津にしても、舞阪にしても、委員長の観察から見るというと、いわゆる運輸省その他の何と言いますか、従来よく言われるセクショナリズム、繩張り主義のような立場で工事その他に対して着手しないのか、或いは予算の関係でしないのか、その点については委員長の御観察はどうですか……

第13回国会 水産委員会 第32号(1952/05/14、2期、第一クラブ)

○千田正君 さつき今泉さんから日本の水産業はとかく跛行的なほうに考えられて行くために十分なる予算も獲得できないというようなふうに御説明がありましたが、それは我々も同感であります。そこで恐らく副食という点を考え、主食に重点を置いたという点は、先ほど同僚の秋山委員からそういう問題でなくて、主食、副食共に日本の国民の食生活の大きな中心をなすものであるから十分考えて欲しいという要望があつたのでありますが、私もこの点は特にお願いをしたい。殊に只今の農林大臣が廣川君であつて、和尚さんであるからといつて魚を食わないわけではないのであるから、和尚であるとしても、やはり魚を食わなければならない。国民生活に特にそ……

第13回国会 水産委員会 第33号(1952/05/19、2期、第一クラブ)

○千田正君 大体昨日承わつたのですが、この行政協定によつてこれが作られたと思いますけれども、第四條にあるところのいわゆる損失補償の決定につき不服の者が内閣総理大臣に対し異議を申立てることができるという点であります。そこであの安保條約におけるところの行政協定の内容を検討する場合において、最後の決定権はアメリカ側にあると承知しておりますが、その点についてはどう思つておられますか。
【次の発言】 そこが私どもの疑問のところでありまして、恐らく実際においてはこの決定に不服ということは余り起きないだろうと思います。実施方面においては……。但し或いは万全を期す意味から考えて見た場合において、何かトラブルが……

第13回国会 水産委員会 第34号(1952/05/23、2期、第一クラブ)

○千田正君 私は水産庁に聞きたいのでありますが、この配付されました報告、これは水産庁から出しておりますか。
【次の発言】 ちよつとお伺いしますがこの二枚目の昭和二十七年十二月二十七日付というのがあるが、一体十二月二十七日はまだ来ておらないのにこういう通知を出したことがあるのですか恐らくこれは二十六年の十二月二十七日付の誤まりだろうと思いますが、こういうものを出す際においても慎重に考えてもらいたいと思います。さて私が質問したいのは、この小型船の整理に関しましては、この法案の審議に当つては相当長い期間に亘つて各議員からいろいろ質問もあり、政府当局からも答弁があつたのでありますが、その御答弁の中に、……

第13回国会 水産委員会 第35号(1952/05/28、2期、第一クラブ)

○千田正君 第二條の第二項についてちよつと伺いたいのですが、「前項の規定により補償する損失は、通常生ずべき損失とする。」となつておりますが、通常以外のものということはどういうふうなことを考えておられるのですか。
【次の発言】 そうしますというと、普通常識で考えてこの程度の場所であればこういう減収その他の損害をこうむつたと認定できるという程度のことを通常というのでありますか。
【次の発言】 それではそれ以外で今実例をおつしやられましたが、例えば三マイルなら三マイル以内においては通常と認めるが、十マイルも離れたところは通常と認めない、併し現実においてはそうするよりほかになかつたというような場合は、……

第13回国会 水産委員会 第36号(1952/05/30、2期、第一クラブ)

○千田正君 今日私としては突如として伺つたのでありますので、なお疑義があつて十分に審議を盡したいとするならば懇談会にして聞くことにしてもよろしいが、今日これをここで上げなければならんという理由はないと思いますので、次の委員会のときにでも通過するならするとして研究して頂くことにしたらどうかと思います。

第13回国会 水産委員会 第37号(1952/06/02、2期、第一クラブ)

○千田正君 只今秋山委員から水産資源保護法の一部を改正する法律案に対する修正案が出まして、第十八條の第一項中「その区域外百メートル以内の区域を含む」を削るという修正案に対しまして、私は賛成の意を表します。

第13回国会 水産委員会 第40号(1952/06/09、2期、第一クラブ)

○千田正君 長官或いは水産庁当局にお伺いしたいのですが、第二十条に関連する問題であります。現在政府は、マツカーサー・ラインが撤廃された独立後の日本の漁船の航行並びに漁業の操業地域に対しまして、特に政令或いはその他に定めて制限している所があるかないか、この点をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 日本海方面はどういうふうになつておりますか。いわゆる日本と未だ国際条約を結ばないところのソ連並びに中共、或いは朝鮮或いはフイリピンその他と領海を接しているところの海洋における制限等に対しましてはどういう見解をとつておられますか。
【次の発言】 現在拿捕されているところの船舶、いわゆる漁船は、然らば今ま……

第13回国会 水産委員会 第41号(1952/06/11、2期、第一クラブ)

○千田正君 さつき次長さんのお話によるというと、大体六〇%という補償の問題でありましたが、これが所有動産の全損のような場合もそういうパーセンテージを補償の対象としてとられますかどうか、その点を伺いたいと思います。
【次の発言】 そうしますというと、今の所有財産その他の損害の場合は、全損という場合は、それは全損としての補償をされるというふうに承知してよろしいわけですか。
【次の発言】 第一条の「この法律は、当分の間」という「当分の間」は、非常にここは抽象的に書いておられますが、大体どの程度と承知してよろしいのか。その点を一応伺つておきたいと思います。

第13回国会 水産委員会 第42号(1952/06/13、2期、第一クラブ)

○千田正君 この「保險期間は、四箇月とする。」という、その四カ月とする基本的な考え方はどういうところから出て来たか。
【次の発言】 四カ月を経ても例えば拿捕された乗組員及び漁船が帰つて来ない場合は、省令の定めるところにより約款で特別の定めをすることができるとありますが、この予備的な行為についてはどの程度のことを考えておられるのですか。
【次の発言】 只今のお答えによると、四カ月は危險負担の期間である、こういうわけですが、仮に或る程度長期に亘つての操業をする場合において、二カ月日若しくは三カ月日においてそういうような問題が起きた場合には、これはどういうふうに取扱うつもりですか。

第13回国会 水産委員会 第43号(1952/06/16、2期、第一クラブ)

○千田正君 この漁船乗組員給与保険法は、今まで逐條審議をいたしまして相当疑義があつたのでありまするが、一日も速かにこの法案を通して、問題の、この乗組員の窮状を多少でも救い、緩和するという意味におきまして、多少不満な点がありますがいずれ修正点につきましては今後の機会に譲るといたしまして、この際は賛成の意を表します。

第13回国会 水産委員会 第44号(1952/06/18、2期、第一クラブ)

○千田正君 私の聞きたい第一の点は、日本が独立以前に、而も通商條約というような重大な條約を締結しない以前に、占領治下に何故にかくまで米加が急いで日本と漁業條約を結ばなければならなかつたかという点についての御観察を承わりたいと思います。もう一つはこれは占領当時における水産関係の代表者として来られておつたヘリングトン氏あたりが、特にアメリカ及びカナダの間に申合せられて、そうして急いでこの問題の解決に歿頭したやに聞いておりまするが、何故に日本は独立しないうちにこうした問題を掲げてやらなくちやならなかつたか。そういうことが果して日本のために利益であつたかどうかという点についての御観察を承わりたいと思い……

第13回国会 水産委員会 第45号(1952/06/20、2期、第一クラブ)

○千田正君 およそ協同組合なるものの精神はすでに各位とも御承知の通りと思います。而もこの修正案なるものは、協同組合の、恐らく理論的な問題から見ても如何なる点から見ても、更に逆行した官僚統制というような方面に走つておるように我々から見れば見受けられますので、協同組合の精神を活かす意味からいつてもこれは絶対反対すべきである。殊に漁業協同組合に限つてかかる措置を講じなければならないという理由を我々は見出すわけには参りません。故に我々としては参議院の曾つて全会一致を以て通りましたところの漁業協同組合法を以て我々の本旨とすべきだと思います。枚に私は衆議院から回付されましたこの修正案に対しては反対の意思を……

第13回国会 水産委員会 第46号(1952/06/28、2期、第一クラブ)【議会役職】

○理事(千田正君) 只今から委員会を開会いたします。  委員長が最近非常に所労の気味でありまして、ちよつとお休みになつておりますので、委員長の指名によりまして私がこれから委員会の議事の運営をいたしますが、御承知の通り会期末にいたりましてから非常に緊迫の状況でもあり、いつ閉会が突如として、いつ本国会の閉会を宣せられるかも知れません。或いは事情の如何によつては、延期されるかも知りませんが、いずれにしても現在の立場から言いまするというと、六月三十日を以て本国会が閉会ということになつておりますので、若し閉会になつた場合においては、ここに継続審査の要求書を委員会として提出しておかなければならないと思いま……

第13回国会 水産委員会 第47号(1952/07/05、2期、第一クラブ)【議会役職】

○理事(千田正君) 只今より委員会を開会いたします。本日は公報でお知らせ申上げました通り、水質汚濁防止対策に関する件につきまして特に各界の権威者のかたがたを参考人としておいでを願いまして、各参考人からの御意見を伺つて今後の水産委員会が、現在各地に起きているところの、この水質汚濁のために水産業界に及ぼすいろいろな問題が各地から輿論として起きて来ておりますので、その調査に先立ちまして、各権威者のお話を承わつて各委員の御参考に資して頂きたいと、こういう趣旨の下に本日は非常にお忙しいところを学界並びに各研究方面の権威者のかたにおいでを願つたわけであります。御紹介申上げますが、向つて右のほうから御紹介申……

第13回国会 水産委員会 第48号(1952/07/28、2期、第一クラブ)【議会役職】

○理事(千田正君) それでは懇談会を打切りまして、只今から常任委員会を開会いたします。  本日の問題は公報ですでに御報告してありまする通り、水産物増産対策に関する調査といたしまして、漁業用無線器に関する件、並びに派遣議員の報告、それから請願に関する問題とありまするが、最初に只今懇談会の席上高木漁船課長から御説明がありました通り、無線の切替えに関しまして、水産業界におきましては重大なる問題と思いますので、差当り参考人のかたに御出席願いまして、最初は懇談で陳述して頂くつもりでおりましたけれども、事が非常に重大な問題なのでありますから、この際速記をつけて参考人のかたから公述して頂くことにいたしたいと……

第13回国会 大蔵委員会 第31号(1952/03/27、2期、第一クラブ)

○委員外議員(千田正君) 発言を許して頂きまして誠に有難う存じます。  只今皆様のところで議題となつておりまするところの在外公館等借入金の返済の実施に関する法律案でございまするが、これは皆様もすでに或いは御承知のことと思いまするけれども、終戰時におけるところの居留民の人たちが当時の日本の在外公館のほうでは居留民を万全を期して祖国日本に還せない。そこで止むを得ず居留民から特別の処置としまして、金を借入れまして、そうして当時の混乱した状態を整備しまして、日本にこの在外の居留民を帰して寄越したのであります。そのときのいわゆるいわば国の債務である。それが本年ですでに七年も経過した今日においても国からは……


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第15回国会(1952/10/24〜1953/03/14)

第15回国会 議院運営委員会 第1号(1952/10/24、2期、第一クラブ)

○委員外議員(千田正君) この前の前の混乱は、結局吉田首相のみならずほかの首班を指名した人たちもあつて、只今のような言葉に対して異議ありという問題が起きたのでありまして、先ほどの事務総長の御説明に更に附加えるならば、只今多数を以て誰それ君が決定いたしました。右の確認をいたしたいと思いますが、御異議ございませんかと言われたほうが、明瞭に我々としても賛成の意思を表し得られると思いますが、その点をお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 先ほど私が申上げました点、若し法文上差支えないとするならば、付加えても私は差支えないと思います。むしろ誤解の生じないような方法によつて確認されることが、運営上誠に……

第15回国会 議院運営委員会 第2号(1952/10/27、2期、第一クラブ)

○委員外議員(千田正君) 今日の議運は、一応会期の問題と、それから開会式の問題と、それから立太子式に対するところの参列の問題等一応の問題が出て、そのあとに、只今草葉君の発言がありましたが、これに固執せず、打切つて頂きたいと思います。こんなことで時間を費されてはいけないと思います。

第15回国会 議院運営委員会 第3号(1952/11/05、2期、第一クラブ)

○委員外議員(千田正君) この際ちよつとお伺いしますが、皇室のこのたびの立太子礼、或いは即位等の重大なる問題は、皇室典範の定めるところによつていろいろ事が行われる思いますが、皇室典範の定めるとこうによるというと、いわゆる皇室会議なるものがあつて、衆議院の議長、副議長、参議院の議長、副議長が、皇室会議の委員として参列することになつておるはずであります。こうしたいわゆる議式その他に対して皇室会議には何らの関係のないものであるかどうかということにつきまして、一応その点について事務総長にお伺いします。その点は如何でございますか。
【次の発言】 皇室会議は、経済会議のみじやないと私は承知しております。十……

第15回国会 議院運営委員会 第閉会後3号(1953/03/20、2期、第一クラブ)

○委員外議員(千田正君) 第三控室には、我々第一クラブがおりますから、(笑声)濫用されることは甚だ遺憾に思います。(「それはそうだ」と呼ぶ者あり、笑声)お断り申上げて置きます。
【次の発言】 この問題はやはり議員として、議員としての立場、議員としてのいわゆる与えられた、国民から負託されたところの義務という問題、これは憲法上にあろところの国会の問題、相当、すべて慎重に考えなければならない問題だと思います。少数と誰も、少数意見も又尊重しなければならない。多数の横暴というような問題があつたとするならば、その行過ぎを是正して調整して行くのがこの運営委員会の使命であると思います。  そういう点から今日こ……

第15回国会 議院運営委員会 第6号(1952/11/24、2期、第一クラブ)

○委員外議員(千田正君) 官房長官に特にお伺いしたいのは、先ほどから重大な渉外事項のように、含まれて申されておりますが、御答弁によりまするというと、大使という言葉であつたのですが、これはどの大使でも結構ですが、この日本に駐在しておられる大使でありまするのか。それとも特命全権大使のような、一国を代表して、どうしても急に総理と会見しなければならないような任命を帯びて来られた大使であるか。その如何によつて余ほど我我の了解点が違いますので、大使と申されても駐在の大使であるか。特命のいわゆる全権大使のようなかたであるのか。その点だけ、名前は聞かなくてもよろしゆうございますが、お答え願います。

第15回国会 議院運営委員会 第10号(1952/12/10、2期、第一クラブ)

○委員外議員(千田正君) この米価審議会委員は、この選任する建前は、衆議院、参議院からという建前ですか、それとも、それに関係せず米価審議に対して最も必要な人を広く両院の中から選ぶという建前において選ばれたのですか、その点を官房長官から、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 そうしますると、ここに配付されておられまするところの者を見ますというと、衆議院からは六名、参議院は一名ということになつておりますので、でき得れば参議院からも二、三人、こうした相当の権威者もおるはずでありますので、そういう点も御考慮願いたいと思うのですが、こういう点は如何でございましよう。

第15回国会 議院運営委員会 第18号(1952/12/26、2期、第一クラブ)

○委員外議員(千田正君) 恐らく大野議長の談話は、大野議長の立場ではなくして海外抑留同胞救出国民運動本部の総務会長としての立場から発表しておつたものと認めます。  というのは、昨日衆議院議長の許に、国会議員の中でこの海外抑留同胞救出国民運動本部の役員になつておる者と民間団体の代表者とが、衆議院議長の許に集つたのでありますが、その際にいわゆる議員の立場というよりも、むしろ救出国民運動本部の役員の立場で集まりまして、日本の代表として送るならば、当然国会からも選んで日本の国民の代表として送るべきものではないだろうかという案が出されて、そうして、国民の代表として国会議員をも派遣する方法を考えるべきであ……

第15回国会 議院運営委員会 第27号(1953/02/06、2期、第一クラブ)

○委員外議員(千田正君) 自由党さんが、発議者の中にお加わりになるという御希望でありますので、できれば決議案は全会一致でやりたいと思いますので、どうぞ緑風会その他の会派でも、発議者に名を連ねていなかつた会派も、この際改めてお加え願いたいことを申上げておきます。

第15回国会 議院運営委員会 第31号(1953/02/24、2期、第一クラブ)

○委員外議員(千田正君) 只今、松浦君の説明の通り、この問題は非常に日韓関係ばかりでなく、今後の東支那海或いは黄海における漁撈等に対して、大きな影響が及ぼされる重大な問題でございます。緊急質問として非常に当を得たものと思いますので、私は賛意を表します。

第15回国会 議院運営委員会 第36号(1953/03/04、2期、第一クラブ)

○委員外議員(千田正君) 先ほどから、相馬さんのほうからお話のありました一小林君の緊急質問につきましては、過般来重要法案の本会議の質疑等があつたために、順次遅れて今日になつたのでありまして、緊急質問として、議運としては、当然本質的には取上げていいと思いますが、相当時期も延びたので、各専門の委員会或いは予算委員会において同様の質問が相当出て来ると思いますので、この点においては、所属会派においてその辺を勘考されまして、若し重複されるような質問が、すでに、今日、或いは明日に起るようなことがあつた場合においては、その会派において、この問題について善処されるようにお願いをいたしまして、一応本質的には認め……

第15回国会 水産委員会 第2号(1952/11/27、2期、第一クラブ)

○千田正君 先ほど外務省の国際協力局長の御説明によりますると、日米安全保障条約の行政協定の一端として駐留軍が日本に駐留しておつて演習その他の必要上、陸上若しくは海上の面においてそれを使用する場合において、それが現地民或いはその他の産業に被害を与えた場合においては、日本の国内においてこれを補償すべきであるという御答弁がありましたが、勿論我々といたしましてはこの国際条約に基いてそれに協力する姿が当然日本の政治に反映することは勿論のことでありますけれども、いやしくもそういう協定が行われた以上は、その被害地或いは被害を受けるところのそうとた漁民若しくは農民或いは農地或いは漁区、こういう問題に対して十分……

第15回国会 水産委員会 第3号(1952/11/28、2期、第一クラブ)

○千田正君 昨日外務省の倭島アジア局長から縷々詳細な御説明がありましたので、今までにおけるところの外交折衝の経過は十分或る程度納得したのでありますが、ただ我々はこの激動するところの国際情勢において、而も隣接する朝鮮におけるところの戦争が生んだ結果が、我々平和を念願するところの日本に非常なる影響を及ぼして来ておるということを痛感すると同時に、日本の而も曾つての朝鮮水域、今言うところの李承晩ラインと称せられる点、或いは防衛ラインと称せられる点においての出漁ができなくて苦しんでおるところの幾万という漁民のために、我々が今後の方針を一応聞いておかなければならないと思いまするので、外務省当局といたしまし……

第15回国会 水産委員会 第4号(1952/12/01、2期、第一クラブ)

○千田正君 木下委員の今の御質問に対して倭島局長からお答えがあつたのですが、重ねて木下委員からの御質問に対する答弁の中に、李承晩ラインなるものは韓国において勝手に宣言したのであるから、そういう点はいわゆる国連軍のほうにおいては認めていないようであるから、そこまで出漁をするのは差支えないであろうというような見解を大体持つておるように考えるのですが、併し現実に我々が外務省のこれは誰でしたか、情報文化局長談話というので聞いておるのと、それからその他の資料の中には、現実においてはやはり韓国としては李承晩ラインを確保するために、よしその艦艇は国連軍のいわゆる管轄下に入つて国連軍として活動はしておりながら……

第15回国会 水産委員会 第5号(1952/12/03、2期、第一クラブ)

○千田正君 先般来委員会におきましては、外務当局、及び水産庁、海上保安庁等からいろいろな所信並びに将来に対する意見を十分聴取いたしましたので、この案で本委員会の結論を出されたということは、誠に結構なことと思います。但し本日はほかの会派のかたがたも皆見えておるというわけでありませんので、私はこれには賛成いたしまするが、委員長から十分にこの条件についての各委員の御承認を得まして、一日も速かに漁民の要望するこの問題の解決に当られんことをお願いしたいと思います。
【次の発言】 議事進行に関しまして……。実は北洋漁業の問題は先般から非常にこれも又重大な問題として、委員会としては十分検討を要するものと思い……

第15回国会 水産委員会 第6号(1952/12/05、2期、第一クラブ)

○千田正君 木下委員の御意見御尤もでありますが、これは一方的に外務省だけの意見であつて、実際は漁民は多大の不安を感じておるのじやないか。私はこう思うのですが、その点の観点はどうでございましよう。各委員の御判定をお待ち願いたいと思いますが、我々いつでも役所のことばかり信じておると、とんでもないことになることが多いのでありまして、外務省が真剣になつてこの問題を取上げて交渉しておることは十分わかるけれども、果して不安がないということは私は断定できない、こういうふうに考えられるが、今日は外務省は見えておられませんが、水産庁としては、今木下委員の御意見も尤もだと思いますけれども、殆んど不安がないというふ……

第15回国会 水産委員会 第7号(1952/12/08、2期、第一クラブ)

○千田正君 久々で廣川農林大臣が現われたので特に我々は欣幸と存じますが、前に農林大臣でおられた頃、漁港整備計画を非常に乗り気になつてやつて頂いたので、これは着々進行するものと思つておりましたところが当初の予算であるところの、要求額であつたところの第一次漁港整備計画におきましては四百五十港、四百九十五億という予定の下に二十六年度から着工を進めて来たのでありますが、実績を見るというと、僅かに三百港、三十一億を費して遅々として進まない状況であります。併し全国の漁港整備を要望する声はおよそ二千五百港、これが第一次計画は四百五十港、第二次計画は六百五港、その他千四百四十五港、この漁民並びに漁業者からの声……

第15回国会 水産委員会 第8号(1952/12/12、2期、第一クラブ)

○千田正君 それに関連して……。若しもこの法律が実行できない、いわゆる予算の裏付がなかつた間にこの法律録第八号に該当するような問題が起きた場合においては、何らかの手を打つことがないということでありますが、何かの方法において、若しその実施期間以前に乗組員が不幸にして抑留されたような場合があつた場合には、水産当局としてはどういうふうな方法によつてこれを給与するか。或いは給与と言いますか、この給与に準ずる何かの方法をとり得るという御意向がございますかどうか、その点を伺いたいと思います。
【次の発言】 そうしますというと、この乗組員の給与法が実際において発効しない以前に、例えば只今問題になつております……

第15回国会 水産委員会 第9号(1952/12/15、2期、第一クラブ)

○千田正君 国鉄から局長が見えておりますから一応聞いておきたいと思いますが、先ほど鮮魚の輸送につきまして輸送車その他の確保、輸送ルートの確保、或いは車の数の確保ということについてしよつちゆう考えておられるようですが、駐留軍が減少し、独立後の日本におきましては、占領軍がおられた当時とは違いまして、相当の数の車両が、多少民間或いはその他に廻すような数が殖えたと思いますが、そういう状況について簡単でよろしうございますから、占領軍が日本におつた当時と現状とはどれだけ一体差があるかという点をお答え願いたいと思います。
【次の発言】 それに関連しまして御承知のごとく今炭労のストであるとか、或いは電産のスト……

第15回国会 水産委員会 第12号(1952/12/19、2期、第一クラブ)

○千田正君 この附則のほうに、「この法律は、公布の日から施行する。」ということになつていますが、国会を通過したらこれは直ちに公布されると見られますが、直ちに実行できるような手はずになつておるのでありますか、準備は……。
【次の発言】 そうすると、大体来年の四月頃から始めるという意味ですか。
【次の発言】 只今同僚玉柳委員から附帯決議の提案がありましたが、この提案を附帯としまして、この法案が一日も早く実施に移るように、而もややもすれば漁業金融というものは破行的な一番悲惨な立場にあるところの漁業金融の面において、この法案が通過したことによつて一応の突破口ができ、そうして漁業そのものが一歩前進できる……

第15回国会 水産委員会 第13号(1952/12/22、2期、第一クラブ)

○千田正君 これはオホーツク海暴風浪及びカムチャツカ沖地震による漁業災害の問題でありまして提案の理由の御説明は御尤もであります。そこで我々は常に考えるのは、大きな災害に対しては、国の法律を以て一応復旧に対する対処方針がきまつておる。余り大きくない、併しながら実害においては相当ごうむつておるというものに対して、法律で救われなかつた面に対して救つて行こうというので、今度実際に起きたところのオホーツク海暴風浪及びカムチャッカ沖の地震等による被害に対するこの法案が出て来たのでありますが、我々から見ますれば、出て来たたびたびじやなく、むしろ大きな災害で救われないものに対しても、当然これは国の施策としてや……

第15回国会 水産委員会 第14号(1952/12/23、2期、第一クラブ)

○千田正君 議事進行について、この程度で休憩したらどうですか。

第15回国会 水産委員会 第15号(1953/02/04、2期、第一クラブ)

○千田正君 私ども院議によりまして福島、宮城県下における漁村金融事情、漁港整備状況、漁業調整その他一般水産事情等調査のため、松浦議員、私並びに専門員の岡君と三名、一月九日より一月十二日までの四日間調査しました報告を簡単に申上げます。  先ず一月九日午後一時より平市水産事務所会議室におきまして開催いたしましたが、出席者は福島県水産課長のほか漁業協同組合連合会長、或いは組合長並びに機船底曳の協同組合長、或いは金融方面からは常陽銀行、七十七銀行、こういう銀行方面の人々が三十名集まりまして、私より議員派遣の目的等につき挨拶した後、座長となつて開会いたしました。松浦議員より、第十五国会における水産委員会……

第15回国会 水産委員会 第16号(1953/02/09、2期、第一クラブ)

○千田正君 今の御説明は大体外国軍隊の問題に対する御説明のようでありまするが、例えば現在においても行われているのですが、アメリカ軍の演習用地において日本のいわゆる保安隊が共同に使つている、そういうことによこの法律によるというと、アメリカ合衆国軍隊の行為による特別損失の補償に関する法律案と出ておりますが、駐留軍の使つているところの同じ場所を使用して、日本の保安隊その他が演習して同じように操業ができないというような場所に対する損失はどういうような補償になつておりますか。その点をお聞きいたします。
【次の発言】 この法律はまあ日本国に駐留するアメリカ合衆国軍隊の行為による特別損失の補償に関する法律、……

第15回国会 水産委員会 第17号(1953/02/16、2期、第一クラブ)

○千田正君 只今日韓会談の再開を目前に控えて、かかる不幸が起きたということは、誠に遺憾に堪えないのであります。この朝鮮水域への漁業ということは、日本の西部における漁業の大宗をなすもので、そこにこういう問題が起きたということについては、我々も等閑に付すわけには行かない。同時に将来の外交折衝の上からも、水産という立場から我々委員会としましても、詳細なる事情を聴取したいと思いますが、若し差支えないならば、この際当日の審議その他に差支えない程度において、参考人として当時参加した漁船の漁撈長、若しくはその他の者を招致して、我々は当時の模様を聞きたいと思うのでありますが、なお一応委員長からも各位にお諮り願……

第15回国会 水産委員会 第18号(1953/02/18、2期、第一クラブ)

○千田正君 長官にお伺いしますが、海上保安庁の任務の問題について、日米協約並びに日米安全保障條約の規定のもとにおける日本側においてあなた方が日米間において協力するか、或いは何かの指図を受ける場合の限度というものはどういうふうになつておりますか、それが先ず一点。  第二点は公海の自由の原則から言つて、例えば今度のいろいろな問題が朝鮮海峡の間で行われておりますが、そのうち曾てクラーク大将が宣言したところの朝鮮防衛水域というものに対しての日本のあなた方の船舶というものが自由に出動できるかどうか、こういう問題については外交的な立場でいろいろ何があると思いますがどういう指令を受けておるか、これが二点。 ……

第15回国会 水産委員会 第22号(1953/03/13、2期、第一クラブ)

○千田正君 終戦後の日本の漁業というものに対しては、当委員会としましてはしばしば論じおるところでありまするが、占領治下においてはマツカーサー・ラインにおいてその操業範囲が縮小され、独立後においては李承晩ライン、或いは防衛ラインなどというような問題のために遠く操業をすることが困難な状況を来たしている。而も沿岸の漁民の年々資源の不足に悩んでおるというときに、我々はこうした防潜網その他の設備によつて沿岸の漁民の窮状は見るに堪えないのであります。でありまするから、こういう問題に対しては国は当然全額補償すべきことは当然であると我々は主張したい。併し現段階においてこのような程度しできないという事情はよくわ……

第15回国会 中共地域からの帰還者援護に関する特別委員会 第1号(1953/03/03、2期、第一クラブ)

○千田正君 委員長互選の件につきましては、成規の手続を省略しまして、選挙管理者から委員長を指名されることの動議を提出いたします。

第15回国会 中共地域からの帰還者援護に関する特別委員会 第4号(1953/03/11、2期、第一クラブ)

○千田正君 昨晩中共地区に日本の代表として行かれた代表団の諸君が帰つて来ましたので、我々委員会といたしましては、当然援護に関する調査、或いはいろいろな問題がこれから実行に移されようとしておる今日において、中共地区から帰られた三代表団の諸君を一応委員会においでを願つて事情を聴取したいということは、皆さんの意向で聞いておつたのでありまするが、聞くところによると非常に疲れておる、こういうことで本日の委員会にも出席できそうもないということでございますが、その点につきまして、経過を一つ委員長から交渉の経過を御発表願いたいと思います。
【次の発言】 今の経過の御報告で大体のことはわかりましたが、過般本会議……

第15回国会 中共地域からの帰還者援護に関する特別委員会 第5号(1953/03/12、2期、第一クラブ)

○千田正君 各代表のかたがたには非常に御労苦を重ねて来られまして、日本の国民の待望しておりましたこの引揚、帰国者の問題に対してのこの緒を開いて頂いたことに対して、我々は長い間、引揚特別委員会或いはその他の面から非常に待望しておつただけに感謝に堪えない次第であります。特に私はお伺いしたいと思いますのは、両国の事情については今皆さんからお話を伺つて、さもありなんということも想定できます。ただちよつと私が疑点を感ずるのは、今度の帰国者を迎える船の乗船に対しての、いわゆる三団体の代表以外には乗せない、乗せてもらつては困るという向うの立場という点、それからもう一つは、帰国者の名簿の受領という点について私……

第15回国会 予算委員会 第閉会後1号(1953/03/19、2期、第一クラブ)

○千田正君 関連して。厚生大臣に伺いたいのでありますが、新聞紙上に伝えられるところによると、今度舞鶴に上陸するところの帰国者に対する設備の問題について、本日の新聞でありましたか、三団体の諸君が受付事務をするところの設備がないから、中共から来るところの帰国者の上陸に対して支障を生ずるというようなことが新聞に出ているのであります。こういうことは甚だ我々としては、三団体の関係の事務所がないから上陸ができないというようなことがあるということは、誠に不穏当なことで遺憾に考えるし、それから支障を来たすということも我々は残念なことでございますので、この点はどういうふうな考えを持つておられて、或いはそうした方……

第15回国会 予算委員会 第7号(1952/12/04、2期、第一クラブ)

○千田正君 大蔵当局に特に伺いたいのは、最近の東京都の周辺のみならず各東北地方或いは信越地方において闇金融が非常に盛んなことです。而もこの金融のために多くの健全な農家であるとか或いは中小企業のうちの特に小企業がばたばた倒れている。こういう点を方々で我々は感じ又見て来ておるのですが、この闇金融はどういうわけで発生して来てそうしてこんなに蔓延して来たか、こういう点を研究した場合において、恐らく我々の感じは皆さんと一緒だろうと思うのですが、この中小企業の人たちが銀行或いはその他の金融機関を通じて借入金をしたいけれどもその方法について技術的に非常にむずかしい。手取早いところから借りてそうしてやつて行こ……

第15回国会 予算委員会 第11号(1952/12/15、2期、第一クラブ)

○千田正君 昭和二十七年予算施行に関連して地方財政並びに国民経済の動向を実地に調査するため、関東地区に派遣されました現地第一班の御報告をいたします。  本調査班は池田宇右衞門、松永義雄、千田正の三人及び専門員野津高次郎の一行でありまして、十一月十九日東京を出発し、茨城、栃木、群馬の三県を視察調査し、同月二十一日東京に帰着いたしました。  先ず、三県の二十七年度財政について見ますと、本年度においては給与べースの改訂、年末手当の増額と行政の実情に副わない国庫支出金の補足、起債割当額の過小等の原因から各県とも多大の財源不足を来たしておりまして、今回の補正予算に計上されました交付金百二十億、地方起債限……

第15回国会 予算委員会 第12号(1952/12/17、2期、第一クラブ)

○千田正君 私は在外公館借入金の問題につきまして吉田総理大臣の所見を承わりたいと思います。  御承知の通り在外公館の借入金は、丁度吉田総理大臣が外務大臣の頃、日本が敗戦によつて在外にありましたところの公館に対して、当時の居留民から一応終戦後の処理の意味でそれを借受けて、それを日本に帰つたならば返すという意味で借入れたいわゆる在外公館借入金であります。この問題につきましては、昭和二十六年の三月三十日、これは吉田総理大臣も非常に関心を持たれて、これは返すべきである、国の債務として返すべきであるというので法律第五十四号によつて支払いの準備の法律を出されて、更に本年の三月三十一日、法律第四十四号を以て……

第15回国会 予算委員会 第16号(1952/12/21、2期、第一クラブ)

○千田正君 本多国務大臣に伺いたいのですが、先ほどから本多国務大臣のお話は、地方財政において、特に地方の超過勤務手当についてはどうも出せないというようなことを言つている。特に私が聞きたいと思いますのは、地方公務員のうちの教員に対しまするところの超過勤務手当というものは含まれておらない。今日においてはこれはあなたの御意見によると、全然出すようになつていないのですが、その点を一応伺いたいと思います。
【次の発言】 只今高田委員からの議事進行の御発言の通りでありまして、本多国務大臣の、いわゆる地方公務員、俗に地方の教員、これに対してはいわゆる超過勤務の手当の措置がない、できないというふうな御答弁をな……

第15回国会 予算委員会 第17号(1952/12/22、2期、第一クラブ)

○千田正君 私は厚生大臣に特にお尋ねいたしたいと思うのであります。健康にして明朗な文化国家を建設するということが、憲法の明文にもあります通り、戦後の日本のやる大きな基礎的な力とするところの国民の健康、この問題につきましては、厚生省といたしましても非常に長い間かかつていろいろな施策を講じておりますが、特に国民健康保険に対しまするところの医療給付費の国庫負担、この問題は最近非常に国民のうちから、重大な問題として盛り上つて来て政府に要求して来ておるのでありますが、先般厚生省として考えておられたように、いわゆる百三十七億という二割国庫負担のこの当初の理想の通り、果してこれが実行できるかどうか、この点に……

第15回国会 予算委員会 第19号(1952/12/24、2期、第一クラブ)

○千田正君 只今議題となつておりまするところの昭和二十七年度補正予算案三案に対しまして私は反対の意見を開陳するものであります。すでに同僚諸君から縷々私と同じような意見を述べておりまするので、私は簡単に私の反対の意見を開陳いたします。  このたびの補正予算の重点は、申すまでもなくいわゆる国家公務員、或いは地方公務員等の給与の改善、或いは公共企業体におけるところの従業員の給与の問題等、いろいろいわゆる国民の生活安定の基礎をはつきりと確立するための一つの予算案であつたのでありまするが、この点につきましては政府は明確なるところの答弁の誠意を欠いておる、こういう点であります。更に地方の問題におきましても……

第15回国会 予算委員会 第22号(1953/02/19、2期、第一クラブ)

○千田正君 只今の御説明の施行期日、及びそれによつて入るところの大体の総額はどれくらい見込んでおられるか。
【次の発言】 この法律はガソリンに対しての税金でありますが、当然ガソリンを使用して、使用することによつて生ずるところの運賃、例えばバス、或いはそれぞれの荷物を運ぶところの貨物の運賃等に対して悪い影響を及ぼそうと考える。そういう意味から言えば大衆課税と我々は考えざるを得ない。その点一体どういうように考えられますか。将来このようにガソリン税が徴収されたとするならば当然運賃の改訂は止むを得ずなされる、運賃の改訂がなされるとすれば当然これは大衆課税になつて来る、この点はどういうふうにお考えになつ……

第15回国会 予算委員会 第26号(1953/03/02、2期、第一クラブ)

○千田正君 ちよつと方面を換えて聞きますが、このたび中共から約三万名の同胞が帰国するのであります。そのうち、伝え聞くところによりますと大体最初に帰国する者は婦人と子供である。おおよそその何%かは学生児童その他の者が帰国すると思いますが、そうした帰国者に対して、文部省としましてはどういうような受入態勢をとつておるか、それに対するどういう予算を組んでおるのか、一応伺いたいのであります。
【次の発言】 学校へただ入れるだけでは帰国者に対する受入態勢にはなつておらない。ただ学校の校門をくぐらせればいいというだけでは何も予算は要らない。それに対して十分生活の保障を政府においてはみておらないような状況であ……

第15回国会 予算委員会 第27号(1953/03/03、2期、第一クラブ)

○千田正君 岡田委員の質問に補足して伺いたいのですが、今の岡田委員の質問に対してのお答えは、この予算を組立てる際において、あなたがたのほうでは無計画で作つたようにしか我々には考えられない。もらつた予算の範囲内でやろうという計画なのか、それとも計画を積立つて予算を要求しておるのか、その点をはつきりしてもらいたい。
【次の発言】 そういうお考えであつたら、恐らく今のお答えが、研究中であるとか、或いは目下考え中であるとかいうお答えは出るはずはないと思うのです。トン当り幾らということはどれを標準にして作つておるのか、どういう装備を目標にして作つておるかということになると思うのですが、その点もう少しはつ……

第15回国会 予算委員会 第30号(1953/03/06、2期、第一クラブ)

○千田正君 時間が大分過ぎておりますけれども、私がお答えを願いたいのは総理大臣並びに農林大臣でありますが、総理大臣にはどれぐらいの時間をここに割いておられますか、先ずお伺いしておきたい。それによつて私は質問いたしたいと思います。
【次の発言】 勿論そうします。
【次の発言】 簡単にお尋ねいたします。冒頭に昨日同僚議員の質問の中に、新聞記事に対する責任は持たない、こういうことがあつたのであります。これは非常に私は官房長官のお答えを伺つて重大な問題があると私は考えるのであります。今日起つておる世界的問題は、勿論スターリンの危篤或いは死亡に関するところの重大な影響に対して各国がこれを問題として取上げ……

第15回国会 予算委員会 第31号(1953/03/07、2期、第一クラブ)

○千田正君 昨日増産対策に対して首相からお答えを頂いたのでありますが、次に私は伺いたいのは人口問題であります。現在世界各国が日本に対して向けておる目は、再軍備という問題もさることながら、むしろこの日本の狭い国土に年々増加するところの人口から来るところの脅威である、こういう点であろうと思うのであります。例えて言えば、日本の人口の過剰は、やがては労働ダンピングになつてくるのではないだろうか。或いは国際マーケツトにおけるところの、輸出入品におけるところの、いわゆる生産コストの競争になつて来るのではないだろうか、こういうような面において、海外の各国は日本の人口過剰というものに対して、非常なる関心を持つ……

第15回国会 予算委員会 第33号(1953/03/10、2期、第一クラブ)

○千田正君 二十七年度予算においては、海外貿易を当初においては政府が或る程度楽観しておつた組み方をしておつたようでありますが、二十七年度の下半期から二十八年度に向つての貿易という問題に対しては相当政府が考えているような楽観的な態度を持てないように我々は考えるのであります。そういう点につきましては金融業の立場からどういうふうにお考えになつておりますかお伺いしたいと思います。

第15回国会 予算委員会 第36号(1953/03/13、2期、第一クラブ)

○千田正君 散会するといたしましても、これは政府の責任においてはつきり反省してもらう必要があると思うのです。それは我々委員会審議の過程において政府の都合によつて散会するという意味であります。必ず責任を以て今後の審議のできるように、こういうことをはつきり申入れる。


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 建設・厚生・在外同胞引揚問題に関する特別委員会連合委員会 第1号(1951/05/25、2期、第一クラブ)

○千田正君 私は在外同胞に関する特別委員会の委員長といたしまして、只今山下厚生委員長のおつしやる通り、我々引揚同胞に関する特別委員会もこのたびの只今議題となつておりまするところの公営住宅問題に対しまして合同審査の委員会を開いて頂きましたことに対しまして、深く感謝を申上げる次第であります。  一点私から特に発議者にお尋ねいたしたい問題は、この中に引揚の住宅の問題も含んでおられるかどうかという点であります。なぜかと申しまするというと、終戦と同時に抑留されておる海外の同胞、殊に無縁故者、日本の国内に縁故を持たないところの引揚の人たちが相当の数に上つており、且つ又未だ帰つて来ない数も相当多数に上つてお……

第10回国会 水産・外務連合委員会 第1号(1951/03/06、2期、第一クラブ)

○千田正君 只今委員長の御説明の中に、拿捕された船舶に対しての言い分というお言葉の中に、中国ではという言葉がありましたが、中国人民共和政府の言い分でありまするか、それとも台湾に現在亡命しておるところの中国側の言い分でありまするか、その点を明瞭に御返事願いたい。
【次の発言】 山本証人にお伺いしますが、あなたが拿捕された当日、農林省の監視船若しくは海上保安庁の監視船或いは哨戒船ですか、そういう船に漕遇しましたかどうか、その点をお願いいたします。
【次の発言】 続いてお尋ねいたしますが、過去一カ年の間、あなたは何回この東支那海において、あなたがたの船が操業いたしましたか。

第10回国会 内閣・地方行政・農林・水産・建設連合委員会 第1号(1951/05/30、2期、第一クラブ)

○千田正君 先ほどから社会党のかたから議事進行についていろいろ御発言がありましたが、私はこの際、内閣委員会で先般三カ月もかかつて水産省設置法案を御審議なされたようでありまして、なお且つ継続審査ということに延ばされたようでありますが、北海道開発法の一部を改正する法律案が只今我々の審議の議題に上つておるのであります。水産庁の問題さえも三カ月もかかつてなお審議ができない。まして北海道開発法の一部の改正法案なんというものはただここ二日や三日でやれるというようなことは、恐らく委員長も内閣委員の諸君も考えておられないと、かように考えますので、直ちにこの連合委員会の運行に諮つて頂きたい、入つて頂きたい、かよ……

第10回国会 農林・水産連合委員会 第1号(1951/03/14、2期、第一クラブ)

○千田正君 さつきから農林当局のお話を承わつておると、まるで農林省の関係の人が魚の一匹も食わんように、魚がまるで要らんように聞えるのですが、これが食膳に上つたときには、一番上品な刺身を喰べておる皆様がたが魚の問題、こういう問題になるというと、誠に冷淡なのは甚だけしからんと思います。私の要求したいのは、先ほどからすでに同僚議員から申上げておると思いますので、特にお願いしたいのは、例えば水産業においても、さつき次長から話がありましたが、漁港を主体にして取上げておるようでありますが、そのほかにこの蛋白資源の確保のために、林業と同じように、例えば孵化場、林業で言えばいわゆる補育であるとか、補植であると……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 外務・水産連合委員会 第2号(1952/06/12、2期、第一クラブ)

○千田正君 外務大臣に先ず第一にお尋ねいたしたいことは、この漁業条約は被占領時代におけるところのマツカーサー・ラインが独立と同時に撤廃される、その撤廃された後においてアメリカ並びにカナダがこのマ・ラインの代替としてのやはり仮案としてのいわゆる漁業条約を結ぼうとした節があるのではないかというふうに考えられる点もありまするが、その点につきまして外務大臣としてのお考えはどういうふうに考えておられるか、先ず第一点伺いたいと思います。
【次の発言】 然らば私が考えるのは日本の漁船が現在このたびの条約によつて布かれたところの範囲のうちに操業して行つて果してアメリカなりカナダのいわゆる漁獲資源に対して、漁業……

第13回国会 文部・水産連合委員会 第1号(1952/05/16、2期、第一クラブ)

○千田正君 只今の同僚の秋山委員からの御質問に続いて、私は、同じようなことでありますが、もつと詳しくお尋ねしたいと思います。それは巻間伝えられるところによるというと、自由党の幹部であるところの大野伴睦氏が明治大学の出身の代表として、特に明治大学の敷地として希望しておる。而もこの点について、池田大蔵大臣に強硬に談判して、どうにか話がつきつつあるということを承わつておるのであります。殊にこの点につきましては、文部大臣にお願いすると同時に、お伺いするのでありますが、つまり国立大学において、現在の水産大学のような、誠に教育の施設としてかくも不適当な立場にあるものを除外してでも、私立大学を保護しなければ……


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第15回国会(1952/10/24〜1953/03/14)

第15回国会 水産・農林連合委員会 第1号(1953/03/09、2期、第一クラブ)【議会役職】

○委員長代理(千田正君) 只今より水産、農林連合委員会を開会いたします。本日秋山水産委員長が所用のため出席できませんので、先例によりまして私が本連合委員会の委員長をさして頂きますが、何とぞ御協力をお願いいたします。  それでは本日の議題は公報に掲載の通り、日本国に駐留するアメリカ合衆国軍隊の行為による特別損失の補償に関する法律案でございます。出席されております政府のかたがたは、農林省関係は農地局和栗入植課長、農地課安藤事務官、水産庁は清井長官、岡井次長、特別調達庁は不動産部長の川田君でございます。どうぞ皆様からこれから御質疑を一つお始めを願います。

第15回国会 水産・法務・外務連合委員会 第1号(1953/02/23、2期、第一クラブ)

○千田正君 議事進行について。これは重大な問題でありますが、先ほど委員長が冒頭に外務大臣、農林大臣、或いは法務大臣の出席を申されておりましたが、見るところ見えておりませんのですが、どういうふうになつておりますか、出席するのですか。
【次の発言】 我々が本日この会議を持つておるということは、政府の責任ある答弁を一応聞きたいから我々は要望しておるのでありますから、特に各大臣の出席を更に求めます。
【次の発言】 第二大邦丸の切手君に伺いますが、先ほどの証言の中に停止命令をせずにいきなり発砲して来た、これは止れとも何も言わずに直ちに発砲して来たのでありますか。



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

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