千田正 参議院議員
3期国会発言一覧

千田正[参]在籍期 : 1期- 2期-| 3期|- 4期- 5期
千田正[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは千田正参議院議員の3期(1953/04/24〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は3期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院3期)

千田正[参]本会議発言(全期間)
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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 参議院本会議 第5号(1953/11/06、3期、無所属クラブ)

○千田正君 同僚小林議員からすでに東南アジアの現地報告があつたと思いますので、私は簡単でありまするが、同じく東南アジアでありまするが、別の面から私の感じた点を御報告を申上げます。  我々の参りましたインド、パキスタン或いはビルマ、タイ、セイロンというような国々は、曾つて数百年の間、イギリスの力強い、いわゆる東南アジアヘの資本的な攻勢の下に、長い眠りを続けておつたのでありますけれども、第二次世界大戦と同時に彼らの目が覚めて、今や英国の覊絆から脱しようとするあらゆる行動を起しているのであります。一九四七年、インドは共和国としてイギリスからの桎梏の手を逃れて立ち上り、続いてセイロン、パキスタン或いは……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 参議院本会議 第14号(1954/03/01、3期、無所属クラブ)

○千田正君 只今上程されました特定海域における漁船の被害に伴う資金の融通に関する特別措置法案の水産委員会における審議の経過並びに結果を御報告いたします。  先ず提案理由を申上げます。去る昭和二十七年一月十八日、李承晩韓国大統領は、韓国周辺の広汎な海域に亘つていわゆる李承晩ラインなるものを設定し、主権を行使することを宣言したのでありますが、更に、昨年九月八日、このライン内に出漁する我が漁船に対して拿捕、抑留の非常措置をとることを声明し、不法にも爾来多数の我が漁船を捕獲、抑留し、両国国交の大問題を惹起しておることは皆様すでに御承知の通りであります。この事件による我が漁船の被害は、平和発効後から今日……

第19回国会 参議院本会議 第51号(1954/05/26、3期、無所属クラブ)

○千田正君 只今議題となりました臘虎膃肭猟獲取締法の一部を改正する法律案の委員会における審議の経過並びに結果を御報告いたします。  先ず提案理由を申上げます。同法におきましては、臘虎膃肭獣の猟獲、その獣皮の製造その他の行為の禁止、制限に違反いたしました者については、主刑として「一年以下ノ懲役又ハ十万円以下ノ罰金」に処するほか、附加刑としてこれらの違反行為に供した物、違反行為により得た物等を没収することを規定しておりますが、この没収は、いわゆる必要的没収でありまして、およそ違反行為があり、主刑に処すべき場合には、必ず没収がなされることになつており、而もその物件の中には船舶、船具等も含まれているの……

第19回国会 参議院本会議 第58号(1954/06/03、3期、無所属クラブ)

○千田正君 只今議題となりました請願二件、陳情一件に関しまして、水産委員会の審議の結果を御報告申上げます。  請願第二千六百六十号は、ダムの漁業権に関する請願でありましてダム建設による水没犠牲者及び同市町村の更生並びに開発振興を図るために、漁業権を優先的に付与する措置を講ぜられたいというのであります。第二千六百九十号は、東京内湾のヒトデ被害対策に関するものでありまして、本件と同様内容の請願が多数提出せられており、過般の委員会において、すでに採択し、報告済のものであります。  陳情第六百九十三号は、別府湾の遺棄毒ガス弾による漁業被害補償等の陳情でありまして別府湾、なかんずく大分、別府周辺において……


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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 参議院本会議 第29号(1955/06/29、3期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいま議題となっておりますところの在外財産処理促進に関する決議案に対しまして無所属クラブを代表して賛意を表するものであります。  ただいま提案者並びに同僚各議員から詳しくその実情を述べられておりまするから、私はさらにそれを詳しく述べる必要はないと思いますけれども、この問題に関して実際にいかなる悲惨な問題が起きているかということを皆様にお知らせ申し上げて御理解を願うと同時に、政府に対して具体的な処置をすみやかに講ずることを要求するものの一人であります。  それは終戦後十年たった今日、われわれはすべて戦争の悲惨なことを一日も早く忘れたい、これは全日本の国民のひとしく念願するところであ……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 参議院本会議 第18号(1956/03/07、3期、無所属クラブ)

○千田正君 私はこの際、エニウェトクにおける核兵器の実験が日本に及ぼす影響について緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 私はこの際、エニゥェトクにおける核兵器の実験が日本に及ぼす影響について緊急質問をいたしたいと思うのであります。外交問題その他につきましては、ただいま同僚の曽祢議員から大要をお尋ねしてありますので、私は変った立場から、特に影響する面についてお伺いしたいと思うのであります。  回顧すれば、十年前の日本の運命は、原子爆弾によって決定されたと言っても過言ではないのであります。広島、長崎三十万の同胞の犠牲は、日本人として永遠に忘れることのできない痛恨事であるとともに、日本人を……

第24回国会 参議院本会議 第24号(1956/03/23、3期、無所属クラブ)

○千田正君 私は、ただいま外務大臣のこのたびの日ソ交渉に対しまするところの中間報告を伺いまして、国民の一人として、かつまた政党政派を問わず、このたびの報告に対しまして、もっと突っ込んで聞かなければならない問題がありますので、首相並びに外務大臣、農林大臣に二、三の点を伺いたいのであります。  まず第一に、総理大臣に対しましては、ロンドンにおける日ソ交渉は、ただいまの御報告の通り、昨年六月以来、二十三回に及びましたが、その結果、約九カ項目にわたって大体の意見の一致を見たとの御報告であります。昨年松本全権が日本を出発するに際しまして、日比谷のあの街頭において、全国の引揚者並びに留守家族の大会において……

千田正[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院3期)

千田正[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 議院運営委員会 第1号(1953/05/19、3期、無所属クラブ)

○千田正君 両氏の御意見御尤もですが、時間の問題もあると思うのです。今晩の、例えば十二時までに指名をいたすとしますれば、それまでに果してこちらが決定する可能の時間が十分にある時間内に行われるかどうかということに対する情勢判断は、少くとも早く事務当局なり、自由党さんにおかれて判断されて、我々各派に御報告願いたいと思います。徒らにただ時間をとつておくということは、誠に我々としても残念だと思うのでありますから、その点を一つ御了解置き願つて、できるだけ速やかに衆議院のほうをお調べ願いたいと思います。

第16回国会 議院運営委員会 第2号(1953/05/21、3期、無所属クラブ)

○千田正君 一言疑義を質しておきたいと思いますので伺いたいのですが、只今議事部長からの御説明によりまして、前に各派において大体定められた申合せによる五月十八日召集日の午前十時現在の数を以て、常任委員の割当を一応このたびは決定したということでありますが、その点で一つお伺いしたいのは、それは飽くまでも私は、一応の割振りの都合上の申合せであると考えるわけであります。現実においては、議院の構成は、半数改選の後のこの国会においては、議長、副議長が決定されて後に、議院の構成が確立したときを以て、新らしい議院の構成を決定さるべきものと考えるのでありますが、その点については如何に考えられておりますか。一応お伺……

第16回国会 議院運営委員会 第3号(1953/05/22、3期、無所属クラブ)

○千田正君 昨日の理事会なり小委員会で大体そうきまつてお諮りのようでありまして、私も賛成でありますが、ただ人数の割振りの点について、でき得ればやはりこの引揚の問題は、全日本の関心を持つておる問題でありますから、全然各派に属さない議員のグループからも、一人くらい入れて頂きたいという希望を私は申上げて、お諮りを願いたいと思うのであります。

第16回国会 議院運営委員会 第4号(1953/05/27、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今の問題は、私は賛成いたしますが、この一から七までの問題だけに一応区切りますか、それとも明後日のこの委員会が開催されるまでに、更に緊急質問を要求された場合には、その問題も合せて次の委員会において決定されるようにお図りになるのかどうか。その点をお諮り願いたいと思います。
【次の発言】 委員長から、先ほどこの問題について理事会の経過の御報告がありましたが、よくわかりました。そのうちで、この問題は、他日決定したい。こういう御報告でありましたが、勿論愼重に考えなければならんことでありまして、国会の運営に重大なる影響をいたす問題でありまするので、予定される他日というのは、大体いつ頃を目標とし……

第16回国会 議院運営委員会 第7号(1953/06/15、3期、無所属クラブ)

○千田正君 私は、後段のスト禁止法案が政府から本会議に提案されて、趣旨の説明がありました場合に、それに対する質問を社会党の第四控室、第二控室において、各々三十分、二十分と理事会においては一応相談がまとまつたのでありますが、私といたしましても、無所属クラブといたしましても、この問題について質問したいという希望がありますので、何とぞ何ぶんの時間の割当なり、或いはその点について一つ質問を許して頂きたいということをこの際申上げる次第であります。
【次の発言】 今の小笠原委員のお話も尤もでありまして、議院運営委員会の理事会は申すまでもなく、議会の運営をスムースにやつて、その一つの交渉の段階において、お互……

第16回国会 議院運営委員会 第9号(1953/06/17、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今の小笠原君の御発言と同じような考えを我々のほうの会派でも持つているわけですが、御承知の通り僅か十一名の小会派でありまするけれども、各議員はおのおのの業界を代表したり、或いは団体を代表しておる。且つみずからは相当の権威として自負せられておる人が相当いるわけであります。こういうような国会の総理大臣初め各主要大臣の施政方針演説に対しては、おのおの自分らの疑を質したいというのでありますけれども、その議院の運営上、お互いに摩擦の起きないような、小会派であるが、併しとにかく二十分なら二十分を配分して、そうして十分に論議を尽そうじやないかという、スムースな意見の下にまとまつたこの間の理事会のお……

第16回国会 議院運営委員会 第10号(1953/06/18、3期、無所属クラブ)

○千田正君 特別委員長が見えておられないようでありますから、理事の私から、一応それではこの間の委員会で決定して、只今お願いした件につきまして御説明申上げます。  只今、小笠原委員の御発言御尤もと思います。特別委員が中共から引揚げて参ります際に、先般は四名ほど迎えに行きまして、その報告は、一応委員会に報告されておりますが、その後休会明けと同時に、特別委員のかたがたで選挙後に委員になられたかたが相当多数ありまして殆んど非常な関心は持つておつても、そういう実情に接しておらないかたが半数おられる。その半数のかたがたが、引揚の実情を調査したいというのが皆さんの希望として容れられて、委員長から、さようなお……

第16回国会 議院運営委員会 第13号(1953/06/29、3期、無所属クラブ)

○千田正君 参考までに伺いますが、団長、副団長でありますが、団長、副団長のきめ方はどういうふうにきめられたのですか。例えば大会派順でありますとか、その所属しておる委員長、若しくは理事ということできめられたのですか、その点を一応……。
【次の発言】 私が伺いたかつたのは、三個班になつたからこれで結構ですが、二個班の場合には、例えば事務処理の能力であるとか、年配のかたであるから統卒上適当であるとお認めになられたら、それでいいのであつて、皆さんの行く団できめられたとすれば、従来は院議を以て、少くとも議運において団長、副団長というものを一応きめられて、そうして出張した。過去にはそういうふうであつたと記……

第16回国会 議院運営委員会 第15号(1953/07/04、3期、無所属クラブ)

○千田正君 先般、私の会派の木村禧八郎君のMSAの質問の際に……。
【次の発言】 これに関係しませんが、法務相からのお答えが、次の本会議の際に御答弁するという議長からの通知があつたのでありまするが、それはいつの日に御答弁を願えることになりましようか。
【次の発言】 今の総長のお答えのありました木村君に対する法務大臣のお答えですね。一番早い機会に、六日なら六日に、私のほうから是非法務大臣の御答弁を要求しておきます。

第16回国会 議院運営委員会 第18号(1953/07/10、3期、無所属クラブ)

○千田正君 この伊藤清君の、只今の総長の履歴の説明がありましたが、二十二年八月八日から二十四年六月一日まで特別調達庁理事局長をやつておつた。先般当院におきまして、決算委員会において二重煙突事件という重大なる問題があつた際に、当時の大橋法相との間に、当参議院としましては重大問題として、当時の特別調達庁の責任理事を追及したのであります。そのときの該当された理事であるかどうかということはお調べになつておられますか。
【次の発言】 決算委員会におきまして、当時大橋国務相とこの特別調達庁との間のスキヤンダル事件につきまして、決算委員会としては慎重審議約一年に亘るところの調査が続けられておつたのでありまし……

第16回国会 議院運営委員会 第20号(1953/07/15、3期、無所属クラブ)

○千田正君 竹島問題は、日本の領土の問題でもあり、殊に漁業、それから航運に関係しまして、非常に日本といたしましては、重大な問題だと思うのです。できるならば、我々も緊急質問をやりたいのでありますが、松浦君がこの度やるということでありますので、私は賛成の意を表します。

第16回国会 議院運営委員会 第21号(1953/07/17、3期、無所属クラブ)

○千田正君 どうもさつきからの御説明を聞くというと、飛行機は費用がかかるからというようなことが前提のようでありますが、国会議員の出張は、むしろ飛行機ぐらいでどんどん行くようにやらなければ、こういう問題が前例として始終取上げなければならない問題になるので、むしろ我々のほうから言えば、飛行機を利用できるように、航空機会社あたりに費用の点で、現実に国会に協力するような方法に持つて行くようにこれは委員長あたりで航空機会社に協力方を要請して頂きたいと思います。

第16回国会 議院運営委員会 第22号(1953/07/18、3期、無所属クラブ)

○千田正君 只今の相馬君の質問に関連してでありますが、国会法でなくて、憲法の内閣に関する規定のある七十三條の五号以外に、予算を提出する義務と権利を負うている何かがほかにありますか。その点聞きたいと思います。
【次の発言】 予算を提出する権利は内閣しかない。而も内閣を構成しておるところの自由党が、今度の修正案に対して全部賛成をして、衆議院のいわゆる審議権を執行しようとしておる今日において、当然内閣を形成しておる自由党と、並びに……勿論ほかの党もありましようが、全面的に自由党は賛成しておる。而も自由党によつて形成された、組織された内閣であるこの内閣が、予算を提出するのは当然であるのでありますから、……

第16回国会 議院運営委員会 第24号(1953/07/22、3期、無所属クラブ)

○千田正君 ちよつと副長官に、特に要望しておくのでありますが、こういういわゆる審議会の委員やなんかというものに対しては、前回におきましても、どうもこうやつて政府から出された方々は、皆これは適格な方々のように我々も考えられますが、ただ実際に審議会その他の重要な委員会に御出席にならない方が相当ある。今度御推薦になられた方はそういうようなことはないように、勿論政府としては十分検討の結果、ここへ出されたと思いますが、その点はどうですか。

第16回国会 議院運営委員会 第27号(1953/07/29、3期、無所属クラブ)

○千田正君 念のために伺つておきますが、この外務省参与というものの身分と、特にこの衆議院議員、参議院議員のかたがたは、恐らく所属は自由党、改進党だろうと思いますが、そういう人たちだけを選んだ理由を一つ挙げて頂きたい。
【次の発言】 先ほどの御説明の中に、この任務の期間が何カ月なのか、何年なのか、はつきりしなかつたこと、それから報酬があるのかどうか。そういう点をはつきりお答えを願いたいと思います。
【次の発言】 任務の期間は。
【次の発言】 それでは、この後段に説明書きがある通り東南アジアに出張するだけ参与という名前を被せてやるという趣旨なんですか。

第16回国会 議院運営委員会 第28号(1953/07/30、3期、無所属クラブ)

○千田正君 官房長官に、一応参考に聞いておきたいのですが、先ほどからの官房長官の御答弁によると、大体国会議員が外務省なら外務省の政策を実施する面に参与するという場合においては、自由党さんあたりは立派な政務調査会というものがあつて、その政策の検討は、議員みずから検討して、而もその自分らの内閣をして実施せしめるたけの立派な機関を持つておるのであります。わざわざ、こうやつて旅費稼ぎみたいなような、外交辞令か何か知らんが、旅行するだけの看板にこの参与という名前をつけて行くほどのことはなかろう。むしろ我々は国会議員として侮辱されたような感じがするのでありますが、そういうような点において、一体政務調査会の……

第16回国会 議院運営委員会 第30号(1953/08/03、3期、無所属クラブ)

○千田正君 それに関連しまして、今の問題御尤ですが、癩患者諸君は、やはり今の法律が、余りあの人たちを納得させるような状況に改正されない、修正されない限りにおいては、恐らく同じ状況を繰返して行くだろうという我我は観測をいたしているのですが、それに対しての今のあれですが、厚生委員会なら厚生委員会に、或いは本委員会において、修正かなんかしない限りにおいては、今の状況を持続するというような観測の下に……。
【次の発言】 これは、法案とは大分又かけ離れた観測になりますけれども、いわゆる参議院としてどうするかという問題を考えて頂きたい。
【次の発言】 先ほどからお話を聞くと僕は医務局長に聞きたいのですがね……

第16回国会 議院運営委員会 第33号(1953/08/06、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今小笠原委員が言う通り、この問題は、従来は議員及び秘書というのが筋が通つておると思うのですが、それは何か衆議院のほうでは、この際議員のほうは辞退したほうがいいという何かの根拠に基いて考えておられるのですか、発議者のほうは。
【次の発言】 官房長官に伺いますが、このジユネーヴにおける国際連合の捕虜特別委員会の第四会期におきましては、日本政府はどういう立場で、この特別委員会に参加するのでありますかという点と、それから過去数回こういう会議が行われて、日本の政府代表が行つたのでありますけれども、十分にその効果を現わしたという説明を我々は政府から聞いておらない。今度こういうかたを政府としては……

第16回国会 議院運営委員会 第34号(1953/08/07、3期、無所属クラブ)

○千田正君 昨日官房長官に質問しておつた点もありますが、従来この種の効果が余り挙がらなかつた点があるのです。特に有田さんであれば外交官出身であるから、相当腕を振われるだろうと思いますが、どうか期待に反したいような、積極的なこの問題の解決への前進を要望して賛成しておきます。
【次の発言】 相馬さんの発言中でありますが、先ほど、MSAの緊急中間報、告が政府からなされるということでありましたが、緊急中間報告のあと、或いは私の会派では質問したいという申出があるかも知れませんが、その際において必要な時間をお与え頂きますよう申入れておきます。
【次の発言】 私も只今、小笠原君、相馬君から述べられたように、……

第16回国会 水産委員会 第閉会後1号(1953/09/10、3期、無所属クラブ)

○千田正君 議事進行について。このような重大な問題に対して、私は外務大臣に対して政府の所信を質したいと思つてこちらから申込んでおるはずでありますが、外務大臣の出席もなければ、当面の農林大臣の出席もない理由はどういうわけでありますか。
【次の発言】 何の会議か知らんけれども、現在現に起つておるところのこの李承晩ラインの問題は、日本の国民にとつては非常に重大な問題であり、同時に操業しておるところの漁民に対しては、生活に最も急迫した問題であつて、今の政府において仮にこれが社会党政府くらいならば、中止してまでもこの委員会に来て現実の問題に対して政府の所信を明らかにすべきである、私はかように考えるのであ……

第16回国会 水産委員会 第閉会後2号(1953/09/11、3期、無所属クラブ)

○千田正君  昨日海上保安庁並びに農林省当局からの今までの問題についての経過を聞きましたが、一切は外交折衝に待つよりほかはない、而も昨日は午後の十二時を限つて韓国側が日本漁船の退去を命ずる、こういうような緊迫した事情にあつたのでありますが、我々が常に叫んでおることは、漸く独立した、日本は海以外に生きる方法がない。而もこの朝鮮と日本との間に横たわるところのこの水域は、長い間の日本の漁業のいわゆる温床であつたと同時に、我々漁民の欠くベからざるところのいわゆる漁場であつたのであります。それが一方的な李承晩大統領の宣言によつて、あたかもこれは韓国の所有であるがごとくみなされて、今日まで更に紛糾が重ねら……

第16回国会 水産委員会 第3号(1953/06/01、3期、無所属クラブ)

○千田正君 特別調達庁の大石次長にちよつとお伺いしたいのですが、この内灘の最初の前渡金五千五百万というのは、これは損害を予定しての損害に対する見舞金の前渡金という意味ですか。それともただ漠然として将来相当長い期間使うのだから、これを前渡金としてやる、この前渡金としてやるというのは損害を標準としての前渡金ですか、ただ漠然としてやつたのですか、その点をはつきりしてもらいたいと思います。
【次の発言】 さつき岡田委員の御質問に対してのお答えを承わると、将来ともこういう問題があつたら出して上げたい、こういうような意向のように私は聞いておるのですが、そこで当時の問題としましては、水産委員会としましても東……

第16回国会 水産委員会 第閉会後3号(1953/09/12、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今朝の新聞によるというと、外務大臣は日韓漁業条約等に対する用意があるということを新聞に報道されておりますが、こういう問題は、少くとも国内的においては、水産庁、農林省等においては承知しておかなければならない問題と思いますが、その点におきまして、水産庁長官は何らか外務省当局からそういう問題について交渉があつたかどうかという点について長官から伺いたいと思います。
【次の発言】 日濠の問題は、前から非常に杞憂を以て、当委員会といたしましてはしばしば当局に対して質問しておつたのでありますが、かような事態が生じたということは誠に遺憾の極みであると私は思うのであります。そこで、昨日の外務当局から……

第16回国会 水産委員会 第5号(1953/06/19、3期、無所属クラブ)

○千田正君 この北洋漁業は、日米加漁業条約が結ばれたのちに、第一回の終戦後におけるところの北洋漁業への進出を昨年やつたのでありますが、その成果についてはすでに水産庁及び各委員が御承知の通りでありますけれども、本年度は第二年目としまして、昨年とは漁場を又変えた方向に向つて出漁したはずであります。現在までの状況はどういうふうに行つておるのか、その北洋漁業というものは将来日、米、カナダばかりじやなく、ソ連その他の国際的な一つの我が日本の北方の漁場であるだけに、我々は非常なる関心を持つて取組んでおるだけに、今度の出漁の経過状況はどうであるかという点につきまして、一応長官から或いは部長からの御報告を頂き……

第16回国会 水産委員会 第6号(1953/06/22、3期、無所属クラブ)

○千田正君 私も松浦委員のあとに一、二点だけお伺いしたいと思います。
【次の発言】 外務大臣にお伺いいたしたいのですが、先ほどから各同僚委員からの質問がありましたように、この問題は紛糾し始めてから、外務当局としましては、その他の地域において適当なる場所を、これに代るべき方面を十分に調査されておられたかどうかということ。なお今後この問題が紛糾を更に続ける場合において、全然これを放棄するという意思がないのかどうか、ほかに代るべき土地が絶対にないという考えのもとに、当初から外務省としてはこの問題だけを重点的に考えておられたかどうか。その点を一つ伺いたいと思います。

第16回国会 水産委員会 第閉会後6号(1953/10/20、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今日の委員会は、一つ順を追つてやつて頂きたい。外務省に操業権について質問するのであれば、今日は外務大臣が来なくても、外務政務次官に対して今木下委員の言うような北洋問題もあります。或いは濠洲問題とか、東南アジアの問題とか、いろいろたくさんあります。一応李承晩ラインからスタートしておりますから、一応この点について、外務省に質しておきたいと思います。それでちよつとの間時間を頂きたい。  それは現在不法監禁されておるところの漁民、私が言うまでもなく、韓国は日本に対して宣戦を布告した国でもない。それから勿論現在条約国でもない。併しながら現実においては日本の漁民が不法に監禁されておる。而も向う……

第16回国会 水産委員会 第閉会後7号(1953/10/21、3期、無所属クラブ)

○千田正君 もう一つ次長にお願いしておくのですが、明日の一般水産に対する今の災害復旧に関する問題、それから対外的な問題の中に「らつこ」「おつとせい」、いわゆる海獣の捕獲に関する問題について、水産庁の意見を聞いておきたいと思いますから、その意味も含めて御答弁頂きたいと思います。

第16回国会 水産委員会 第閉会後8号(1953/10/22、3期、無所属クラブ)

○千田正君 北洋のことについて特に私はお伺いしたいのは、昨年と本年は一応水産庁の案の通り決行されて、相当軌道に乗つて来つあるようでありますが、明年度の問題に対して、仄聞するところによりますというと、北海道は北海道独自の立場でやつて行こう、或いは青森県あたりの話を総合するというと、アメリカから冷凍船を買入れて、これ又独自の立場でやつて行こうとするというようなことを聞くのですが、この問題はどういうふうに指導して行かれるのかということと、北洋の周辺において最近拿捕される船があつたり、或いは先般スパイ船として北海道の沖で捕まつたソ連の裁判をめぐつて、北洋漁業に対する影響は余り芳ばしくないように見られる……

第16回国会 水産委員会 第11号(1953/07/03、3期、無所属クラブ)

○千田正君 傍聴人のかたがたは少しいつもと違つて遠い所におられますので、若しもお差支えなかつたならば、参考人のうしろの席にまでおいでになるよう、差支えなかつたならばお願いしたいと思いますが、お諮り願いたいと思います。
【次の発言】 参考人のうち、特に中山村長にお伺いしますが、今までのいろいろなお答えで大体承知しましたけれども、今でも村民は、如何なる要求の条件が整つておつてもこの内灘の使用に対しては反対すると、こういう意向になつておりますかどうか、その点はどうでありますか。
【次の発言】 二ツ谷君にお伺いしますが、今村長の答えた通り、今後どういう条件が仮に政府から提示されたとしても、内灘の村民と……

第16回国会 水産委員会 第14号(1953/07/24、3期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して……。今の山中部長さんの御説明によりますと、八〇%、これはまあ閣議で決定したからというお話でありまするが、我々はこの日米安全保障條約の第三條に基く行政協定の條項を、どこを見てもそういうパーセンテージで定めてということはない。残念ながらあなた方の考えるのはいわゆる一方的な考え方であつて、実害を受けた農民や漁民にとつては、完全に補償してもらいたいというのは、これは当然であります。先般の合同委員会の際にも、どなたであつたか知りませんが、二〇%残したのは、完全に補償しないのは、農民や漁民が働かないで怠け者になつちやいけないからということを答えたかたがありましたが、これは農民や漁民を……

第16回国会 水産委員会 第16号(1953/07/28、3期、無所属クラブ)

○千田正君 この免許料、許可料の撤廃に基いて、それに曾つて従事しておつたところの職員の整理等が当然行われるでしようが、そういう人たちの転職その他についてはどういうふうに考えておられるのか、水産庁長官にお尋ねします。
【次の発言】 只今長官から非常に当を得た御答弁がありましたが、法律が実施されるたびに、その蔭に犠牲に泣くような人が出ないように、この法案の通過に際しまして、我々としましてそういう犠牲者の出ないようなことを特に要望いたします。
【次の発言】 この漁業法の一部を改正する法律案は、長い間漁民にとつての漁業経営の困難な折から、適宜な改正であると考えまするが、先に同僚秋山委員から自治庁長官に……

第16回国会 中共地域からの帰還者援護に関する特別委員会 第1号(1953/05/29、3期、無所属クラブ)

○千田正君 委員長の互選は成規の手続を省略して、その指名を選挙管理者に一任することの動議を提出いたします。
【次の発言】 理事の互選は成規の手続を省略いたしまして、その指名を委員長に一任することの動議を提出いたします。
【次の発言】 そこで長官にお伺いしたいのはこの経費が一応六月の暫定予算、六月は含むんですね。
【次の発言】 含んでおりますね。それであなた方のお考えからすればこの予算で十分にやつていけるという考えでありますか。
【次の発言】 私の聞く理由というのは不十分だからどうというわけじやないのです。これは本当にスムースにやつて行ける予算であればそれで結構なのであつて、今暫定予算を組まれつ……

第16回国会 中共地域からの帰還者援護に関する特別委員会 第閉会後1号(1953/10/28、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今鶴見議長からの御説明は一応伺つて、試にまあ長い間我々はこれだけ努力をしたのでありますが、一応とにかく何名かの人たちが帰つて来れるというところに非常に明るい気持を持ち得たということは、閉ざされておつたソ連からの引揚が、千名にしろ五百名にしろ、帰つて来ればその実態が把握できるというところに、我々として非常に希望が繋げると思います。そこで私どもは特に伺いたいのは、先般いわゆるスイスにおけるところの捕虜委員会に対しまして日本のいわゆる代表といいますか、衆議院の有田八郎君、或いは改進党の山下さんというような人たちが出て行つたのですが、あのときの一体人員の選考に当つて、参議院においては長い問……

第16回国会 中共地域からの帰還者援護に関する特別委員会 第2号(1953/05/30、3期、無所属クラブ)

○千田正君 只今の議員派遣の件でありまするが、自然休会中の議員派遣は一応やはり議院運営委員会に諮り、本会議の承認を得る必要があると思いますので、これは委員長から自然休会以前の開かれておる日というのは今日一日しかないと思いますので、至急お申出願いたいと思います。
【次の発言】 我々が一番心配するのは、できるだけ早くこの人たちを就職、就労させたいというまあ希望なのでありますが、この予算の四、五、六月分で二十九万円の舞鶴の出張旅費、或いは八十九万円の地方求人開拓の予算というものは随分少いように思われるのであります。これぐらいのあれでできると思いますか。

第16回国会 中共地域からの帰還者援護に関する特別委員会 第3号(1953/06/02、3期、無所属クラブ)

○千田正君 私は中座して或いは質問のうちに重複している点がありましたら、委員長、御注意を願います。今の山下委員の質問に対して、中国華僑の代表者からのお答えがあつたようでありますが、外務省の言葉を信じて一日も早く帰国したいというので、おのおの職を捨て或いは家財を整理して、そうして一日千秋の思いで帰国を準備しておつたにかかわらず、船も出ない、実際生活は困窮して来ておる。こういうような実態に対しまして日本政府、殊に外務省としてはどういう手を打とうとされておるのか、或いは全然打つたのか、その点をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 私の特にお伺いしたいのは、あなたのほうでははつきり帰国することはでき……

第16回国会 中共地域からの帰還者援護に関する特別委員会 第4号(1953/06/25、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今の問題につきまして倭島局長にお伺いしたいのですが、国連の三人捕虜委員会が最近又八月に開かれる予定のようでありますが、それに対して日本側から従来の通りこの委員会に対していろいろ同胞の事情を訴えて促進方を懇請するということで、今度も派遣される予定になつておりますか、どうですか。
【次の発言】 そこで、いずれ我々は今度の引揚に際しましても、今も同僚委員の山下委員から特にこのことについてお尋ねがあつたのでありますが、中共からすでに帰還した数と、現在残つておる数というような、この数の的確性という問題については、我々自体が未だ把握しておらないような感じもするのでありまして、この数の的確という……

第16回国会 中共地域からの帰還者援護に関する特別委員会 第5号(1953/07/13、3期、無所属クラブ)

○千田正君 只今委員長の御報告の通りでありまするが、我々委員会一同といたしましては、このたびの舞鶴におきますところのいろいろな、白山、白龍丸の帰還者が集つて日本政府に対しての要求を掲げて、帰還事務に非常に停滞を来しておるということが、新聞及びラジオを通じて皆さんが御承知になり、非常に御心配になりまして、十日の日でございましたか、金曜日でございます。委員長、理事打合会を開催したのでありますが、委員長は御家庭に御不幸がありましたために、御参会できずに、山下理事ほか全員の理事が集りまして、その問題につきましていろいろ協議したのであります。結論といたしましては、新聞やラジオによるというと、国会に陳情の……

第16回国会 中共地域からの帰還者援護に関する特別委員会 第6号(1953/07/25、3期、無所属クラブ)

○千田正君 加賀尾先生にお話を聞く前に、私が個人でありますが、丁度三年前、私が委員長当時、特にフイリピンモンテンルパにおりますところの戦犯の方々の釈放歎願を頂きまして、非常に我々はこの不幸な方々のために働かなければならないと考えまして、特別委員会一同があらゆる努力をいたして運動したのでありますが、その間、加賀尾先生の筆舌に尽しがたいところの御苦労に対して、私自身、一言、加賀尾師にお礼の言葉を申述べたいと思いますのでお許しを願いたいと思います。あとから、恐らく皆さんがお話を聞いた後の委員会としてのお言葉もあると思いますが、若しお許しが得られれば簡単に一つ申述べたいと思います。

第16回国会 中共地域からの帰還者援護に関する特別委員会 第7号(1953/08/07、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今の木村長官の御報告は誠に我々は喜んでおるのであります。というのは中共側が四次で打切らずに、五次も六次も帰してくれる、こういう見通しがついたことは、全国の留守家族にとりましても誠に喜ばしいことだと思います。ついては今までのようにどうもいろいろな問題を起すことが上陸地にあつて、これは一番当委員会といたしましても悩みの種であり、且つ又どうかしてそういう問題が起らないように、無事に郷里に帰られるような方法を念願してやまないのでありまするが、今後まもなく第五次船が入つて来る、第六次船が入つて来るという問題に対しては、木村長官のほうといたしましては、今までよりも何か施策について紛糾が起らない……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 水産委員会 第2号(1953/11/02、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今問題になつておるような問題はほかにも将来出て来る虞れもあるでしようが、私どもの知りたいのは、漁業関係のいわゆるそういうような基地が、或いは基地として想定されておるものは何カ所あつて、現実にそれを使用しておるのは何カ所であるか、そういうような詳細なレポートを我々は欲しいのですが、そういうのを出して頂けますか。
【次の発言】 でありますから、我々としましてはこういう問題は必ずしも今日に限つたわけじやなくて、将来も恐らくMSA援助承諾等価に基いて更に拡大されることがあり得ると想像しますし、できるだけこの漁民の人たちの希望も容れてやらなければならん、又政府としても予算の対象としても十分考……

第17回国会 水産委員会 第3号(1953/11/04、3期、無所属クラブ)

○千田正君 只今委員長の御説明の通り、請願にも出ておりますが、日本近海におけるところのらつこ、おつとせい捕獲禁止法に基いて、現在この業務をやつておる者たちは、全然その漁に従事することができないで、非常に生活も困窮しておる。こういう状態にあるので、その解禁方の請願が出ておるはずでありますが、この点は当委員会といたしましても、米軍の占領治下におきまして、らつこ、おつとせいの捕獲を禁止する法律案なるものが両院を通過して、そうして今日に至つた経緯は、大体各位が御存じの通りでありますが、当時は占領治下であつたためということと、殊に日・米・カナダ等、その他の条約が目前に控えている関係上、外交上の微妙な点も……

第17回国会 水産委員会 第5号(1953/11/07、3期、無所属クラブ)

○千田正君 長官に御尋ねいたしますが、昨日私は予算委員会で農林大臣並びに外務大臣に、新聞紙上で伝えられるところを見るというと、兵庫県の香住港に、日本海沿岸の以西底びき、その他のいわゆる但馬船団三十トン以上の漁船六十九隻が、十二月一日を契機として朝鮮の東海岸に出漁すると断固として決意を表明しているのでありますが、この漁船が行つた場合においては、今までの九月以降のこの李承晩ラインにおける朝鮮側の暴挙を見た場合において、当然不幸なる事態が発生することを予想されるのでありますが、この点につきまして、水産庁長官は如何なる方法をとられる御所存でありますか、一応承わつておきたいと思います。

第17回国会 予算委員会 第4号(1953/11/06、3期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して厚生大臣にお伺いしますが、冷害、災害地における先般来中共地区から引揚げて来た引揚者に対する就労の面、並びに最近更にソ連地区から引揚げられる一千数百名の戦犯の人たちは、やがてやはり冷害地、災害地に帰られると思いますが、こういうような人たちに対してはどういうふうな措置を講ずるお考えでありますか、一応伺つておきたいと思います。
【次の発言】 只今高橋委員のお尋ねに対して、文部大臣から欠食児童の給食設備その他に対する説明がありましたが、御承知の通り冷害地或いは災害の町村は非常に負担が苦しい、そういう場合でありますので、その補助というような意味よりもむしろ全額国庫負担をそういう意味で……


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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 水産委員会 第1号(1953/12/01、3期、無所属クラブ)

○千田正君 この際、李承晩ライン並びに福岡、長崎方面の調査に関しまして御報告を申上げます。  十一月二十二日より二十八日に至りますところの報告でありまするが、この報告は速記録に譲りまして、各位に十分に御精読願つて今後の水産問題に対する御参考に供したいと存じます。
【次の発言】 我々このたび福岡或いは長崎或いは広島、それから今の李承晩ラインと称される公海に対してのいろいろな調査をして参つたのでありますが、博多におきまして未帰還のいわゆる船員の船主その他からいろいろ事情を聴取したのでありますが、そのうち只今長官の御説明になりました、本年の二月頃拿捕された第一太平丸、それから松福丸ですか、これらの船……

第18回国会 水産委員会 第2号(1953/12/04、3期、無所属クラブ)

○千田正君 議事進行について……。本日の委員会は特にいわゆる李承晩ラインにおいて拿捕された諸君の実情を聴取するのでありますが、この原因や、又この原因を除去する意味から言いましても、政府の施策に対して我々は将来質問もし、又協力もしなければならないと思いますが、現在政府側の出席者はどの省とどの省のかたがたが見えておられますか。
【次の発言】 先般本会議におきまして岡崎外務大臣は李承晩ラインにおける拿捕された抑留者の大部分が帰つて来て、大したあとは問題が起らないかのごとき感を与える演説をしておりますが、我々が実情を見た場合にそうではない、二月以降から拿捕された諸君はまだ帰らない。こういう点におきまし……

第18回国会 水産委員会 第3号(1953/12/07、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今も次長のお答えがあつたように、日本の原始産業の中で、農業と比較しても、或いは農業の面に包含すると称せられるところの林野或いは畜産というような問題から考えても、この水産問題は到底他の分野と比較にならないほど国際性を持つた産業であることは今更申上げるまでもないのでありますが、而も原始産業として日本民族の発生以来、日本の農業と漁業、この二つこそが日本の国民の両足のように、どつちが欠けても日本の産業というものは跛行的な存在になる。而も現在においては農業と比較してその行政面において非常に足らない点が多い。でありますから、原始産業の場合においては、むしろ現在の行政はびつこの、跛行的な措置しか……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 議院運営委員会 第閉会後2号(1954/09/17、3期、無所属クラブ)

○千田正君 私は性格が性急のほうですから、端的にお伺いしますが、今寺本君も言う通り、すでに小笠原君、或いは天田君から論議が尽されておりますけれども、私は寺本君の今の質問に対して更に一歩突つ込んで伺いたいのは、参議院は過半数で国会の開会を要求した。その内容には、総理の外遊に対する、国会を通じて国民への了解をはつきりさせたいという点もあつたのでありますが、これも画餅に帰したようであります。併しそれに代りまして、閉会中といえども議運が開かれておる。これに対しても今の官房長官のお話によるというと出席がなかなか困難であるようなお答えでありますけれども、こういうことによつて、もつと重大な結果が起るのじやな……

第19回国会 議院運営委員会 第閉会後4号(1954/09/20、3期、無所属クラブ)

○千田正君 日本の憲法が定めているように、国会は国民の信託を受けた議員によつてこれを構成するところの最高の立法機関でありますが、その行政機関である政府から、かくのごとき態度を以て出られるということは、我々としては遺憾であり、又我々の背後にある国民諸君も、誠に遺憾なことだと思う。只今加賀山委員から提出されたこの文案は、誠に穏健であつて参議院の良識を以て作られてはおりますが、私自身この問題を考えますときに、今後の我々議院運営委員会なるものは、如何に院と政府との間の関係をどういうふうに調整し、或いは実行して行くかということに非常なる危惧を持つものであります。私現在の立場におきましては、甚だ不満であり……

第19回国会 議院運営委員会 第43号(1954/04/12、3期、無所属クラブ)

○委員外議員(千田正君) 大体皆さんからいろいろのお話があつたわけおりますが、私自身がお尋ねしたいのは、今まで……、さつき松岡君からお話がありましたが、政府当局は、一応この捜査方針その他に対して、本会議においてすでに御説明があつた。その点も了解します。ただ現段階において、法務大臣並びに捜査方針に多少疑義がありますので、こういう質問をしたいのでありまするが、これは先ほどから大分お話がありますので、明日に譲るとしまして、明日はやはり只今政府から要求された問題を中心としてやりますのですが、秘密会を最初から取上げてやられるかどうかという点については、理事会その他によつてお諮り願つてから明日は開始されま……

第19回国会 議院運営委員会 第44号(1954/04/13、3期、無所属クラブ)

○委員外議員(千田正君) さつき小笠原君の質問に対する内閣の責任についての答弁が、いささか我々としては脆に落ちない点があるのであります。  そこで法制局長官と法務大臣に伺いたいのは、憲法第五章の内閣に関する点の第六十六条の末項におきますところの、「内閣は、行政権の行使について、国会に対し連帯して責任を負ふ。」と、こういう明文があるのでありますが、法務大臣も取りも直さず検察行政としての責任を負うべきであつて、当然、いわゆる行政権の行使であると、こういうふうな立場から考えた場合においては、内閣は行政権の行使について国会に対して連帯して責任を負うところの義務があるべきであると私は考えますが、この点は……

第19回国会 議院運営委員会 第57号(1954/05/08、3期、無所属クラブ)

○委員外議員(千田正君) すでに、両社会党から十分おつしやつておられますから、蛇足なことは言いませんけれども、今国民が注視していることは、参議院のあり方がどう行くかという問題であると思います。今朝から論議を聞いていると、衆議院のほうでは、国会法十三条を盾に取つて、まるで参議院があるか、なしかの態度をとつている。こういうことでは、あなたがたは一体国民に対して顔向けできるか。こういうことですね、私からはつきり言えば……。緑風会のように良識のあるかたがたが果してこういう法案の審議を以て、一体国民に対してどういう顔向けができるか。私は是々非々の立場の無所属から言えば、只今のかくのごとき提案に対しては了……

第19回国会 決算委員会 第閉会後3号(1954/09/01、3期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して。今の奥委員の質問と同じことなんですが、会計検査院はこうした黄変米の輸入に対する支出に対しての検査を行つておらないのですか、どうなんですか。
【次の発言】 そうしますと、過去におけるこうした黄変米或いは病変米による国損に対する検査上の報告はしておるのでありますか。

第19回国会 決算委員会 第閉会後4号(1954/09/02、3期、無所属クラブ)

○千田正君 東谷さんに御依頼すると共に一つ御注文を私は付加えておきたい。  種々御報告頂いております批難事項の中に、先ほども石川委員から御要望があつたようでありますが、批難すべき不正事項と、それからそのうちに、やむを得なくこういうような工事をしなくちやならなかつた実情とか、二つの面があると思うのであります。我々はそういう面を追及していつた場合に、建設省なり或いは農林省なり、現業官庁にこの面を追及した場合によく口を揃えて言うことは、予算が足りないのだ、十分やつてやりたいのだが予算が足りないのだという答えをよく聞くのでありますが、常識的にいきましても、例えば水害、或いは風水害等についても、徳川時代……

第19回国会 決算委員会 第閉会後5号(1954/09/03、3期、無所属クラブ)

○千田正君 大蔵省の方々にお尋ねする前に、私は今の委員長の報告の中に、政府側は黄変米の参議院の決算委員会の決議に対しては文書を以て答えるということを私、ほかの方は知りませんが、決算委員の一人として、そういうことは、我々は、単に文書を以て答えられるということだけで以て決算委員会への返答であるということには私は承諾するわけには参りません。そういうことは閉会中といえども事国民生活に重大なる影響を及ぼすところのこの問題について、数日を費して我々は論議をして、而も慎重審議の結果ああした決議文を我々は政府に向つて要請してあるのでありまして、単に一片の文書を以て我々に返答するということは政府のいわゆる誠意が……

第19回国会 決算委員会 第閉会後7号(1954/09/10、3期、無所属クラブ)

○千田正君 先ほどから永岡委員からも質問しておりますが、参議院は過半数を以て臨時国会の召集を要求しておるにもかかわらず、政府側としては誠意ある態度を示しておらない。言うまでもなく、国権の最高機関であるところの、立法機関であるところの参議院から、かように過半数の要請があるにかかわらず、それに対しては何らの誠意ある答えもせず、外遊の目的も十分な説明もせず行かれるということは、誠にこれは国民を侮辱したことであり、又国会を侮辱したことであると思うのでありますが、臨時国会を召集しないとするならば、何らかの方法で総理大臣の外遊すべき理由を、国会を通じて国民に知らしむべき方途を考えなければならないと思います……

第19回国会 決算委員会 第閉会後8号(1954/09/11、3期、無所属クラブ)

○千田正君 昨日の外遊問題についての特に重要な点を私はお伺いしようと思つたのですが、副総理が時間がないということで、昨日はお尋ねしなかつたのでありますが、実は第十九国会におきまして、参議院においては、原子爆弾の使用禁止の決議案を挙げて政府に対して要望したのでありますが、このたびの総理大臣の外遊の目的は、昨日しばしば副総理が明言されたように、グツドウイル・ミツシヨン、親善使節としての、国民を代表してのいわゆる親善だとするならば、今日ほど日本の国民の米国に対する、いわゆる対米感情の悪化しつつあることが、殆んど曾つてないはどの感情であるということを、すでに副総理は御承知のことと思うのであります。それ……

第19回国会 水産委員会 第2号(1953/12/12、3期、無所属クラブ)

○千田正君 国会が一応通常国会に入つて、いよいよ本格的に、又二十九年度における予算の編成その他本年度中にも大体政府並びに各省の案がまとまりそうなのでありますが、それにつきまして水産庁として、二十九年度の予算の腹案なり、その他についても、水産庁当局から一応我々は説明を聞きたいと思うのであります。  もう一つは、先般来問題になつておりましたところの李承晩ライン、いわゆる言うところの李承晩ラインに対しての漁民並びに漁業者の非常な年末に際して不況に陥つている現状に鑑みて、それの対策について立法化する問題があつたのでありますが、その点の委細の問題を水産庁長官から、現在に至る経緯を一応聞きたいと思うのであ……

第19回国会 水産委員会 第3号(1953/12/14、3期、無所属クラブ)

○千田正君 丁度防潜網の問題や何か出ておりますから聞きますが、現在まで我々当委員会からいろいろ要望もしましたし、問題にもなつておつた面のうちでも、この年末までに片付けられる水産関係の案件は何件あつて、どことどこか、御説明願いたいと思います。単なるそこの、千葉県とか或いは東京湾ばかりでなく、茨城県の問題もあれば関西方面もある。どことどこが一体今年内に片付けられるか。
【次の発言】 さつき大石次長の話で、は、各県から、場合によつては長官名或いは不動産部長名によつて必ずこの問題は補償ができるというような書簡を、通達を出してもらいたいという自治体からの申出があるけれども、それはできないから、場合によつ……

第19回国会 水産委員会 第閉会後3号(1954/07/21、3期、無所属クラブ)

○千田正君 外務省の代表として来られているのですが、今までの様子を見るというと、外務省はちつとも誠意を示しておらないと我々感ずるのですが、大丈夫大臣以外の人でそういう説明できますか、はつきりした態度で……。我々は今後この問題については十分国の立場からも又国民の立場からも我々としては要求しなければならないのだが、そういう点でそれに対して十分責任を持つてお答えできるかどうか、それをはつきりして頂きたい。
【次の発言】 先般の委員会に私は欠席しておらなかつたのでありますが、前の国会のときに、安藤大臣から従来大臣の管掌しておられる立場における御説明があつたわけであります。その後の進捗状態も先般の委員会……

第19回国会 水産委員会 第4号(1953/12/15、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今塚田長官の御説明の行政機構改革の根本方針というのは、今承わつているというと、一応一つの図に描いた案の下にやつているようでありますが、私はこれはやはり行政機構改革ということを謳われる以上は、少なくとも現実に重点を置いて、それが国民の待望に応えるだけの施策をして行かなければならない行政官庁の機構でなければならないと思うわけであります。そこで全般から見て、人数だけ多くて実際の効果が、行政的に国民の要望するような効果が上つていないという面を或る程度削減するということは、これはまあ一応納得できるのでありまするが、ただ我々が産業部門という面から見た場合と、それから日本の国際貿易の面から見た場……

第19回国会 水産委員会 第閉会後4号(1954/07/22、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今、岡崎外務大臣の御説明、大体政府の意向はわかりますが、ただ特に根本的に伺いたいのは、昨日も中川局長から今大臣の御説明と同じようなお答えを頂いたのですが、このアメリカ側の原子爆弾に対しての協力という点は、いわゆる自由国家群の一つとして協力するのだ、これは消極的ないわゆる外交辞令的な協力の仕方であるという意味に私どもはとつております。  先ほど第二段階における損害の補償という面に入りますというと、只今秋山委員の質問に対してのお答えにあるように、アメリカ側としては、主として直接、いわゆる観念的にいいますと、直接損害に対して重点を置いて十分考慮するというふうに今の大臣のお答えによるという……

第19回国会 水産委員会 第5号(1953/12/23、3期、無所属クラブ)

○千田正君 前委員会のときに特に水産当局に要望しておつたのでありますが、被害各県の要望トン数とそれから水産庁当局として一応絞つた形においてこれに対処しようという考え方もあるようでありまするが、その数字は水産庁としては一応の計画を立てておつたようでありますけれども、被害各県からの要望は必ずしも水産庁が立てた数字とは恐らく一致していない、むしろ当然上廻つて来ていると思いますが、その要望しておるところの件数或いはトン数という点について一応水産庁が考えている数字との食い違いもあるし、或いは絞つた理由もあると思いますので、一つその点の詳細を説明して頂きたいと思います。

第19回国会 水産委員会 第閉会後5号(1954/07/30、3期、無所属クラブ)

○千田正君 只今委員長からビキニ水爆実験に対する被害補償の問題に関する御提案がありましたが、先回の委員会において種々論議した結果、本日閣議があれば内閣首脳者の意向をまとめて、当委員会において改めて政府側からその報告を聴取することになつておると思います。それで各主管大臣が見えられる、間、水産庁長官が見えておられまするので、ビキニ問題は主管大臣の来られたときに議事を進められることにいたしまして、その間水産問題のいろいろな問題が惹起しておるようでありますので、この点を議題に供してお尋ねしたいと思いますが、各委員にお諮りを願いたいと思います。

第19回国会 水産委員会 第6号(1954/02/11、3期、各派に属しない議員)

○千田正君 丁度長官がお見えになつたから、今漁政課長から、二十九年度予算についての説明をお伺いいたしましたが、二十八年度に比較して成る程度減額されてあるのですが、この減額によつて水産関係の人員の整理等に対する影響は、どういうふうになつておるのでありますか。
【次の発言】 特にこの北洋漁業などの調査船その他に乗組んでおつた人たちは、一面では或る一定の、これは将来日本の水産業にとつての進出であると同時に、又外交的な問題も含んでおつて、日本の将来の水産業に対する調査の資料の収集の面からも、或いは将来世界的に日本の水産の振興のためにも必要な経験を持つべきところの人員だろうと思いますが、今度の減船によつ……

第19回国会 水産委員会 第閉会後6号(1954/07/31、3期、無所属クラブ)

○千田正君 昨日もこの点については外務大臣に特にこの問題について申入れてあるのでありますが、やはり通商外交という点についても特にこの際強力に推進して行きたい。このビキニの被害によつて甚大なる被害をこうむつた水産業であり、水産業者の今の状況では、なかなかその不況を救われそうもありませんので、あらゆる点からこの問題は研究して行かなければならんと思います。特に外交問題については、遅々として進まない今日において、いわゆる間接被害があるというのは、そう簡単にアメリカが承知しそうにも見えない。そういう場合にやはり最後の切札としましては、こういつた水産業の輸出の面をはつきり打出して行つて、外交の線上に乗せて……

第19回国会 水産委員会 第7号(1954/02/15、3期、無所属クラブ)

○千田正君 只今平野政務次官からこの問題に対する理由の御説明がありましたが、これは当委員会といたしましても、しばしば政府にも申入れ、又委員会としてもこういう措置をとられることを望んでおつたのでありまして、誠に結構だと思いますが、ただ政府の意向を聞きたいのは、今御説明がありましたように、昭和二十七年四月二十八日から昭和二十八年の十二月三十一日までと、こういうふうに期限が限定してありますので、私どもとしましては、私自身の意見としましては、むしろその後においても日韓会談というものが確定しない限りこうした不幸な事態が起ることを予想され、現実においても昨日の新聞などに発表しておる通り、銃撃され、拿捕され……

第19回国会 水産委員会 第8号(1954/02/22、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今の漁政部長の説明で、実際農林省側の調査の実情はわかつたのでありますが、ただ我々としましては、この二月十五日の本会議の議場におきまして右派社会党の東隆君から緊急質問としまして、九十九里浜の射撃問題について堂々と問題を表面に出されて来ておる。それで只今官報をめくつて当時の速記録を十分に検討して見ますというと、この問題について十二日の朝刊が一斉に九十九里浜の禁止区域において米軍が威嚇射撃をしたということを報じている。そういうことで東隆君ほか何名か知らんが、千葉県の現地へ行つて実情を調査した、彼はそう述べております。それによるというと、一応漁民の人たちからも、射撃をした、但し、威嚇射撃で……

第19回国会 水産委員会 第9号(1954/02/26、3期、無所属クラブ)

○千田正君 時間も委員長が要望しているのは十二時までというお話ですが、私から言えば法律を出す以上は或る程度相当この不足な問題がないような方法で法律を出してもらいたい。只今秋山委員の質問に対する、特定地域における漁船の被害に伴う資金措置法というのは根底から法理論から言えば長官のおつしやつた考え方、秋山委員の言われる李承晩ラインだけこういうものをやるのはどうかという質問に対して、只今の長官の考え方はほかのほうの、或いは北海方面、或いは台湾とか、或いは中共とか、或いは将来起るであろうアラフラ海等の問題については触れておらん。それは問題が違うというのならば、いわば法理論的にはこの法律は不完全であると思……

第19回国会 水産委員会 第閉会後9号(1954/09/04、3期、無所属クラブ)

○千田正君 この前の閉会中の委員会におきまして、安藤国務大臣から折衝の過程の御説明があり、更に進んで速かに解決する方法を政府部内においては安藤国務大臣を主体として十分考究し、慎重にとり計らいつつある、こういうお答えを得て、不満足ながらも我我は安藤国務大臣の誠意に対して敬意を表すると同時に、速かなる解決が見出されるものと期待しておつたわけであります。ところが不幸にしてこのたび入院中の第五福龍丸の乗組員が危篤に陥つて来た。只今安藤国務大臣のお話によるというと、これは最後の犠牲者であるというようなお話がありましたが、むしろ最初の犠牲者ではなかろうか。そこで私は特にこの点について聞きたいのは、この只今……

第19回国会 水産委員会 第10号(1954/03/08、3期、無所属クラブ)

○千田正君 先般新聞紙上に見受けますところ、この間の東京湾の海苔の被害が相当大きい、それから先般この委員会において陳情を受けましたヒトデの問題、いわゆる千葉県沿岸並びに東京湾におけるところのヒトデの発生によるところの損害、それから静岡県の狩野川におけるところの悪水によるところの被害等に対するその後の対策等について、水産当局から経過報告を求めたいと思うのでありますが、本日は長官も見えておられんようですから、次の機会におきまして、この点を委員長から特に出席を求めまして、経過報告して頂きたいと思います。
【次の発言】 もう一つ追加をお願いしたいのは、先般我々がいわめる李承晩ラインにおける、いわゆる特……

第19回国会 水産委員会 第閉会後10号(1954/09/06、3期、無所属クラブ)

○千田正君 俊鵬丸が帰つて来てから、最近新聞紙上に伝えられるところによるというと、俊鶴丸の乗組員も、相当放射能によつて身体の状況が芳ばしくない、肝臓障害など見受けられるらしいというようなことが伝えられておりますが、俊鵬丸の乗組員の体の調子等によつても、診察、その他病院等においてそういう診療に入つたかどうかというようなことも、我々は疑問にしておるのですが、農林省としては、乗組員の一応の身体検査、並びにその後の体の調子如何によつては、何とか考えなければならないというふうに考えておられますか、或いは何かそういうことに対して処置をとつておられますか。

第19回国会 水産委員会 第閉会後11号(1954/09/07、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今長官の御説明になつたうちで、私どもが先般来ビキニの被害に対しての補償問題等に対して真剣に討議して参つたのでございますが、外務大臣の出席しての答弁の通りアメリカ側は来年も恐らく水爆の実験をやるでありましようが、その際再び日本の漁業に対して大きな影響を繰返さんかどうか、そういうことに対する予算上の措置はどの項目に入つて考えておられますか。
【次の発言】 まあ今度のは予備費から支出しておりますが、来年度の問題はもうちやんとアメリカ側は実験をやるのだと世界に向つて発表しておるのですから、当然本年よりはもつと拡大した範囲において行われるかも知れないのであつて、これは予算でありますから、当然……

第19回国会 水産委員会 第12号(1954/03/15、3期、無所属クラブ)

○千田正君 これは全然世界に例がないのですか。
【次の発言】 アメリカのニユーヨーク州でしたかね、あすこの水産試験場において「かき」に対するヒトデの被害に対して調査をして駆除をやつているはずなんです。そういう資料等についての研究は積んでおられるわけですか。
【次の発言】 これはこの前の拿捕された漁船に対するところの代船建造の利子補給その他の法律を作る際にも非常にこういうことが起るであろうということを我々が心配しながらあの法律を作つたのでありますが、今海上保安庁の方の御報告によると大分あの法律が出てからもつかまつておるようでありますが、これは水産庁側は一体こういう問題が出たんだが、これに対してど……

第19回国会 水産委員会 第閉会後12号(1954/09/20、3期、無所属クラブ)

○千田正君 実は参議院で今度の台風について非常に大きな台風であるとするならば、院議を以て参議院から調査並びにお見舞に行かなければならないだろうというので、議院運営委員会としまして先般建設省各局長及び農林省の官房長を呼びまして、被害の状況を聞いたのであります。その結果、将来その他発表しておつた当時の、大被害になるだろうというのが比較的少くて食いとめたということと、それから損害の中で最も参状を呈するところは海岸線が大きい、こういう報告なのであります。殊に鹿児島県に至つては全然交通で杜絶しておるので、奄美大島諸島におけるところの被害も察知できない。その他四国地方におけるところの被害は相当海岸線、殊に……

第19回国会 水産委員会 第閉会後13号(1954/09/21、3期、無所属クラブ)

○千田正君 只今の、賠償金という名前が付いておるが、まあ賠償金というふうに国務大臣は考えておられるようでありますが、将来、これは今年ばかりじやなく来年も向うは続いてビキニ、或いはあの周辺において実験するということを言つておるし、日本の外務大臣であるところの岡崎外務大臣としては或る程度の協力を惜しまないということを言つておる。そうなるというと、勿論、先般以来安藤国務大臣及び岡崎外務大臣の我々に対する御説明によるというと、協力を惜しまないということは、いわゆる自由国家群の一員としての意味であつて、損害に対しては飽くまでこれは要求すると、これは御尤もだと思いますが、安全保障条約という面から言うと、や……

第19回国会 水産委員会 第14号(1954/03/22、3期、無所属クラブ)

○千田正君 議事進行について。そうしますと、あれですか、外務政務次官は今ちよつと三十分くらいここを外さなければならんと、それから陳情を受けると、こういうわけですか。小滝政務次官、伺いますが、三十分以内に帰られますか。
【次の発言】 今日はあなたととつくり一つ話をしようと思つているのです。外務大臣はうまく外して逃げてばかりいるから、あなたに一つ女房役でしつかり話してもらいたいと思いますが、間違いなく来るということであれば……。
【次の発言】 関連して……。どうも今の永野部長さんのお話は、それはちよつと研究が薄いのじやないかな。というのは、今度投ぜられた爆弾の種類はまだ決定しておらないけれども、少……

第19回国会 水産委員会 第閉会後14号(1954/09/27、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今委員長から三点、まあ重要な点をしぼつて三点に集約して質問されたのに対して、安藤国務相からもそういうふうにお答えがあつたようでありますが、その中で国内措置として五十万円ぐらい一応内払いをするということを閣議で決定して、現在実行中であるというのでありますが、これは実際もうすでに手渡し済みであるかどうかというこの点を一点お伺いします。  更に久保山氏があのような不幸な結果に陥つたので、久保山氏に対しての、遺族に対する慰藉料ですか、総額五百五十万円というものをすでに一昨日遺族にお渡しになつた。この五百五十万円というのは、一体このことによつて死亡した場合においては、このような額をアメリカ側……

第19回国会 水産委員会 第15号(1954/03/26、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今度のビキニ環礁の被爆に対して、水産庁側として水産研究所におけるところの科学者の連中で、特に魚類に及ぼす影響とか、そういう問題を研究している人はおりませんか。
【次の発言】 どうも水産庁としては、これは余りに手ぬるいのじやないですか。
【次の発言】 委員長なり理事にその人選方はお任せするということにいたします。

第19回国会 水産委員会 第閉会後15号(1954/10/08、3期、無所属クラブ)

○千田正君 次長さん及び部長さんにお伺いいたしますが、この十一月吉田首相が帰つて来れば直ちに臨時国会が召集されると思いますが、その際には補正予算ということに対してのこうした災害に対する特別臨時措置としての予算要求をする考えでありますかどうですか。
【次の発言】 大体まあ政府の意向はわかるのですが、それで今私が尋ねましたのは、いわゆる立法措置等によつて出て来るところの補助金或いは助成とか災害復旧のそうした面における全額国庫負担というようなものは、そういうことはやれる。それ以外の早く何とかしてやらなければならんという、立て替えてでもやらなくちやならない問題があるでしようが、例えば金融面におけるとこ……

第19回国会 水産委員会 第16号(1954/04/01、3期、無所属クラブ)

○千田正君 外務省のほうにちよつと伺いたいのですが、一点はソヴイエトの代表部が引揚げたあと、現在ソヴイエト大使館というのは閉鎖されたような恰好なんでしようが、事実は留守番程度の人しかおらないのですか。それともあなたがたが直接交渉できなくとも、本国との取次ぎ、今の拿捕問題とか、いろいろな問題に対しての取次ぎぐらいやられるような人間が残つておるのですか。その程度はどういうふうになつておりますか。
【次の発言】 公式においては日本政府としての折衝の対象にはならんが、プライベートに今の例えば木材であるか、或いは拿捕事件の交渉であるとか、そういう面においては一応向うとしては、交渉の相手になるような状況に……

第19回国会 水産委員会 第17号(1954/04/03、3期、無所属クラブ)

○千田正君 只今三崎の組合から陳情を受けたのでありますが、これは勿論日本にとつて、殊に漁業界にとつては重大な問題でありますので、先般も外務、厚生、又我々の委員会、文部委員会、この四委員会が合同委員会を開いて斯界の権威を参考人としていろいろ事情を聞いたのでありますが、その当時から更にこの被害を受けた漁船がまだ増加しておる。単にこれは三崎だけの問題じやなくて、これは日本の大きな問題でありますので、私は水産庁に聞こうとするのは、その後水揚港を指定して、そうしてここに集まつて来た漁獲その他に対して厚生省からは一々検査官を派遣して検査をしておるようでありますが、今回のビキニの問題を通じまして受けた現在ま……

第19回国会 水産委員会 第閉会後17号(1954/11/08、3期、無所属クラブ)

○千田正君 結論に達することを皆これは望んでいるのですが、一体この調子であるというと今年中に解決できそうなんですか。見通しはつきませんか。
【次の発言】 というのは、アメリカ側では来春早々再びあの環礁地帯において実験するであろうということをときどき新聞等において発表しておることを我々は見ているものですからね。来年春早々又向うで実験をするというようなことがあれば、又同じような問題が繰返されない前に、基礎的に日本の立場をはつきり向う側に提示しておいて、今後の問題の処置に対して日本の主張すべき点をはつきりしなければならないじやなかろうか。そういう点から言えばできるだけ早くこの問題を解決しなければいけ……

第19回国会 水産委員会 第18号(1954/04/05、3期、無所属クラブ)【議会役職】

○理事(千田正君) 只今より委員会を開会いたします。  最初に、只今本院におきまして、政府提案の補助金等の臨時特例等に関する法律案が特別委員会において審議されておりますが、この水産関係において特に重大な問題がこの法律案の中に盛られておりますので、これに対して農林委員会、文部委員会並びに厚生委員会等から特別委員長宛にそれぞれ削除、修正方を申込んでおるようでありますので、水産委員会といたしましても、この特例法案に対する特別委員会に対して、特に水産関係としては重大な面が載つておりますので、その点を水産委員長から申込むほうが妥当ではないかということを皆様にお諮り申上げたいと思うのですが、如何いたしたら……

第19回国会 水産委員会 第閉会後18号(1954/11/10、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今大平教授から補足の供述がありましたが、さつきと今のお話を併せて伺いますというと、本件の問題は非常に将来にかかる大きな問題でありまして、日本としましても、はつきりこの際こういう問題の再び起つた際に対する日本の態度をきめなくちやならない問題でありますが、今までこういう問題が、類似の問題があつたとしましても、同一の問題がなかつたので、非常に国際法を適用すべき問題としてはむずかしい点がある、こういう立場から考えられます。只今補足されましたいわゆる国際私法の、日本民法を参照としたいわゆる立場から、拡大解釈したこの準拠法を持つべきであるというお考えでありますか、どうなんですか。その点は今まで……

第19回国会 水産委員会 第19号(1954/04/12、3期、無所属クラブ)

○千田正君 先般当委員会において一応外務当局並びに水産当局からビキニ環礁における我が漁船、漁夫被爆事件に関する折衝の過程の御報告をいたしたのでありますが、その後更に昨日まで引続きまして日本の漁船及び漁獲物等の放射能その他が見出されるというような問題が起きておりますし、又米国側との対折衝におけるところの過程は相当進んでおるものと我々国民としては考えられますので、その後におけるところの折衝の過程を事務当局から、幸い本日は小瀧政務次官が見えておられますので、この問題についての経過の御報告を得たいと思います。  もう一点は、先般衆参両院におきまして決議いたしましたところの原子兵器の実験に対するところの……

第19回国会 水産委員会 第閉会後19号(1954/11/13、3期、無所属クラブ)

○千田正君 大体災害に対する方針については只今森崎委員の質問に対して長官から縷々説明がありましたので、  一応は了解しますけれども、先ほどから問題になつております通り、これは速急に解決しなければならない問題であつて、自由党を除く各派が臨時国会を急遽召集して、こうしたいわゆる災害復日に対する問題を一日も早く解決すべき問題であるとして特に国民の声を背景として要求しておるにもかかわらず、政府は相変らず何らの処置も講じなければ方針も決定しない。而も本日の委員会は災害対策本部の担当大臣であるところの加藤国務相を呼んで、政府の所信を明らかにすべきはずのこ委員会にさえも報告ができない。こういうことであつては……

第19回国会 水産委員会 第20号(1954/04/19、3期、無所属クラブ)

○千田正君 永野部長にお聞きしたいのですが、大型化した場合に代船建造その他に対する金融措置はどういうふうに考えておりますか。

第19回国会 水産委員会 第閉会後20号(1954/11/27、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今長官が述べられた通り、水産庁の予算の半額は殆んど漁港問題に尽きておるといつても差支えないような状況でありますが、依然として進捗しない、むしろ七十五港のなおかつ第一次計画の分が残つておる。更に改訂計画は進みそうもない。こういうような状況であつては、いつになつたら一体漁港というものが達成できるか、計画が達成できるかということを非常に我々は憂慮しておるのでありますけれども、どうですか、すでに竣工した分の次の予算分は新規に廻すというような方法はとれないのですか。
【次の発言】 この間政府は休会中に、即ち一割予算の削減をする、その中に漁港も一割を減じられておる、漁港計画も減じられておる、併……

第19回国会 水産委員会 第21号(1954/04/27、3期、無所属クラブ)

○千田正君 どうも今の永野部長の考え方はさつき森委員から尋ねられた通りお取次ぎするだけのことじやないように考えられるんですが、さつき私は外務大臣でもおれば……外務大臣が我々委員会並びに本会議においてこのビキニの原爆に対するところの問題について、はつきり答弁しておる。それでこれは丁度安藤国務大臣も来ておられますから、この際はつきり伺つておきたいのは、あの当時外務大臣がビキニにおけるところの原子爆弾、水素爆弾の実験に対しては日大は協力しなければならないということをはつきり言つています。協力しなければならないと。我々としては、成るべくアメリカで、やるならばアメリカ国内でやつてもらいたいんだと、日本の……

第19回国会 水産委員会 第閉会後21号(1954/11/29、3期、無所属クラブ)

○千田正君 一昨日の水産委員会でもこの問題はいろいろ議論されたのですが、昨日の新聞紙上に現われておりましたこの北洋漁業の問題、殊に北洋船団に対する来年度の計画として更に一船団を加え、又独航船もそれに追加するというようなことを新聞は発表しておりますが、これは確実にそういうふうに水産庁長官としては大体その方針で進むというお考えでありますか、どうですか。その点をもう一遍聞きたいと思います。
【次の発言】 そこで只今の陳情のありました通り、沿岸漁民としての生活の問題でもあり、且つ又実際から言つて、国際的には公海の自由の原則を我我が主張しておつて、国内的においてはその公海にさえも生活に苦しい人たちがやれ……

第19回国会 水産委員会 第22号(1954/05/07、3期、無所属クラブ)

○千田正君 ちよつとお伺いしますが、衆議院のほうでは会期延長をやるようでありまするが、参議院のほうでは議院運営委員会においていろいろ論議をされております。国会法の法文の解釈その他に対して、両院がお互いに納得の上に会期を延長するにあらずんばこのたびの会期延長には賛成しがたいという野党派の相当強硬な議論が繰返されておるようでありますが、只今御提案になつたところの、この輸出水産業の振興に関する法律案は、仮に延長しないとするならば明日しかないのでありまして、これは一体どういうふうにその法案の審議をおやりになるつもりか一応伺つておきたい。
【次の発言】 今秋山委員のお尋ねに対して、水産庁から水産庁として……

第19回国会 水産委員会 第23号(1954/05/10、3期、無所属クラブ)

○千田正君 先般通産委員会との合同委員会をやりましたが、通産委員会のほうの意向としては、何ら委員長はそのほうの御意見は聞いておりませんですか。
【次の発言】 わかりました。
【次の発言】 この前安藤国務相御出席の下に、この件につきましていろいろ質疑応答したのでありますが、特にビキニ環礁におけるところの直接被害を受けた漁船或いは漁夫並びに、更に間接的に被害を受けた県等につきまして、政府が次の機会において十分に研究した上に安藤国務相から御発表願えるということでありましたので、直接被害を受けた県に対する補償の問題、更に間接に被害を受けた漁船に対する融資、金融の面等に対するところの政府の考えておる点、……

第19回国会 水産委員会 第24号(1954/05/14、3期、無所属クラブ)

○千田正君 委員長の言つたのもそういう建前で言つたのではないかと思います。
【次の発言】 余りむしろこういうことを厳格に穿さくせずに、むしろ水産一般の立場からいつて、日本の水産業の発展のために、又国力の回復のために必要であるとすれば、水産委員会がこれに協力するのは当然のことである、かように私は承知して差支えないと思います。
【次の発言】 その通りなんであつて、衆議院の行き方はどうこうということは、他院のことだから我々は批判したくありませんが、少くとも当委員会としては、現実に立つて事情を十分勘案して、委員の良識を以てやるべきものであると思いますから、委員長のおつしやる通りで差支えないと思います。

第19回国会 水産委員会 第25号(1954/05/18、3期、無所属クラブ)

○千田正君 私は先般水産代表としましてアメリカへ行つて、丁度日本の冷凍魚類の反対のストライキの最中に遭遇して、非常に議論を闘わして来た一人としまして、この問題に私は慎重を期すべく考えておるのですが、特に日本冷凍の安達さんに伺いたいのですが、この法律によつて対米輸出に関するところのいわゆる罐詰輸出業者、冷凍輸出業者との間の今までの桎梏というものはこれによつて或る程度緩和され、或いは制約されるというふうに考えるのでありますかどうですか、その点を。
【次の発言】 そこでアメリカ側の意見としては二つの面があるのですね。例えばこの法律によつて一つの冷凍輸出組合という強固なものができた、或いは罐詰の輸出協……

第19回国会 水産委員会 第26号(1954/05/19、3期、無所属クラブ)

○千田正君 ちよつと出かけますから……。  今の行方不明になつた四十隻ですか、こういうもののうちにはソ連側に或いは漂着しているのじやないかという観測も行われるでしようが、先ほどの御説明によるとソ連側に対しても今度の暴風に対しての協力方を連絡してあるようでありますが、その点については何らの向うからは答えがないのでありましようか。
【次の発言】 ほかに御質疑はございませんか。
【次の発言】 只今秋山委員から申入がありましたが、現在のところは一応各関係官庁の皆様から経過の御報告を得た程度でありますので当委員会といたしましてなお慎重にごの問題の解決に当りたいと思いますので、更に又改めて次の機会になおそ……

第19回国会 水産委員会 第27号(1954/05/20、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今の許可制、登録制という問題は相当これは将来いろいろな問題が起きて来ると思いますが、この登録制の基準というあれは、さつきおつしやられた通りに、施設であるとか、数量であるとか、技術の面とか、こういう意味においてはつきり何か基準をちやんと持つておるわけでありますね。
【次の発言】 そこでもう一つ。少くともこの法案は、表題は、輸出水産業の振興に関する法律案ということになつておるのですが、こういうようになるというと、今おつしやられたように、その設備であるとか、或いは数量、或いは技術の面というものに一つの規定の枠をはめて登録制とする。これは成るほど、かつお、まぐろ、さけ、ますというような一つ……

第19回国会 水産委員会 第28号(1954/05/24、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今委員長のお読み上げになつただけではちよつと判断がつかない。衆議院の案が我々の手許に来ていないというとどこにどれほどの差があるという見当がつかないのです。大体今伺つておるところを見るというと、衆議院の案というものが、安全保障条約に基いてアメリカ側と日本との間に約束されたこの補償に関する例に倣つてアメリカの軍隊以外の国連軍による損害もその例に倣うというふうなのが根本のようであります。その我々の案との間にはどういう差があるかということは、ちよつと今おつしやつただけではすぐに結論が出そうにもないのですが。
【次の発言】 今秋山君が言うた通りに、見舞金として出してしまえばあとはいわゆる請求……

第19回国会 水産委員会 第29号(1954/05/25、3期、無所属クラブ)【議会役職】

○理事(千田正君) これより水産委員会を開会いたします。  森崎委員長が病気のため私が委員長の代理を一任されましたので、御了承を頂きまして、御協力をお願いいたします。  先ず臘虎膃肭獣猟獲取締法の一部を改正する法律案を議題に供します。  本法律案は森崎隆君ほか五名の者が発議者となつて提案をし、本委員会に付託されたものでございます。私どもが発議したもので、内容は十分御承知のはずでございますが、一応提案理由の説明を発議者を代表して秋山君からお願いいたしたいと存じます。
【次の発言】 これは「没収ス」というのを「没収スルコトヲ得」というふうに非常に拡大して解釈したのでありますから、現行法から見ればや……

第19回国会 水産委員会 第31号(1954/05/27、3期、無所属クラブ)

○千田正君 只今秋山委員からこのたびの輸出水産業の振興に関する法律案に対する修正案を提出されましたが、過般来慎重審議しました結論としてこうした修正案を出されたのでありまするので、我々としましても大いに賛意を表したいと思います。更に私は、この修正案に賛意を表すると共に、先ほど青山委員から質疑の最中特に通産省に関する問題としまして、水産庁長官に尋ねられておりましたが、先般通産委員会より当委員長宛に申入のありました、「農林大臣は、通商産業大臣と密接なる連絡をとること」という点につきましても、私はこの際只今の青山委員の修正案に更に附随しまして、附帯決議案を提出したいと思います。  その案文といたしまし……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第2号(1954/03/09、3期、無所属クラブ)

○千田正君 これは相当重大な委員会でありまして、六省にまたがるところのいわば従来あつたところの法律に対して更にこういう法律を作つて制限するという意味も相当含まれている。而もこれは緊急予算という今度の予算の編成上それに該当して一応こうした法案が出るということに対しては、我々は法的に疑義があると思うのであります。従来の法律をこういう法律で制限できるかどうかというような法律上の技術的な問題も相当あると思うので、二日間の総括質問で果して十分にその議が尽されるかどうか、理事会においてはそういう順序を或る程度お作りになつたようでありますが、場合によつては必ずしもその日程内においてこの問題が解決するものとは……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第4号(1954/03/15、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今の大竹さんのおつしやる点は御尤もですが、大体政府がこの地方財政の平衡交付金を零にして、その代りに地方交付税配付金と地方譲与税配付金と併せてやるからと言うのでありますが、それを差引きしまして、昭和二十八年度よりも二十九年度においては八十一億ばかり地方交付税とか地方譲与税配付金というものが減つておるのですが、そうなると非常に圧縮される。町村の負担は今おつしやる通り勿論これではにつちもさつちも行かないでしようが、こういうようなやり方はどこを減らすことができるものがあるのと言えば、我々はないと思うのですが、一体これはどうなんですか、その点は……。

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第5号(1954/03/16、3期、無所属クラブ)

○千田正君 さつき正宗さんのお話では、利子補給を受けておる会社が一割以上の配当ができない間は待つてやると……、そうしますとその会社が一割以内の配当という場合においては、これは或る程度利子補給を返す分まで場合によつては配当の中へ繰入れてそれを株主配当をする場合もあり得ますね。
【次の発言】 ですから私から言えば、その船会社の運営というものは誠にからくりであつて、たこ配当に似たようなことを或る場合においてはやり得る。現実には利益が挙つておつても利子補給分を資産内容においては、資産表の中においては或る程度棚上げにしておいて、そして配当は配当でやつて行く。そうするとそれは堅実な会社の運営内容ではないと……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第6号(1954/03/20、3期、無所属クラブ)

○千田正君 このたび政府提案にかかつておりますところの、補助金等の臨時特例等に関する法律案について法制局長官にお尋ねしたいのでありますが、それは我々もとより法律の専門家でないから法律家と同じようないろいろな面からの検討はできにくいのでありますが、このたびのこの法案の内容を見ますると関係する行政官庁が六省に至つており、而も改廃或いは提出すべきところの法律というものが、曽つての議員立法によつた点が大体十三くらいあるのでありますが、議員立法として而も中には一定の期間をおいて本年の四月一日から実施しなければならないというような法律があるのであります。これの対象となるところの農民なり漁民なりというものが……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第7号(1954/03/23、3期、無所属クラブ)

○千田正君 私は時間がありませんから……
【次の発言】 私は副総理に一言だけ聞きたい。さつきから小笠原君の質問に対してのお答えは一貫して、これはいわゆる国会を軽視しているのじやない、こういうことを言つておられますが、或いはそうかも知れません。そうかも知れないのだが、結果において私はこの議員立法をこの法律が出るために停止若くは廃止されるものも出て来る。廃止されるということになると、これは大きな影響が来るところもあるわけです。それで私はこれは副総理は全然軽視したつもりで出したのではないということはあつても、結論においては現存の法律を停止し若くは廃止する、この点に対しては昨日も法制局長官との間にいろ……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第17号(1954/04/13、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今の秋山委員の御質問に対する水産庁長官のお答え、何かよく聞こえないのです。希くはもう少し高く一つお願いします。
【次の発言】 今の小笠原委員の質問に対する水産庁長官の答えは、これはいわゆる小笠原君としましては、立法の立場から、立法の精神及びその基本としての地方財政法が制定された理論的立場から論じているのであります。長官としては、いはゆる行政上立法すべきところの立場じやないのでありまして、行政上何とかして今の財政困難な折から、こういうものを削らされるような立場におかれておるので、何か便宜立法でもして、多少でもこの政府の趣旨に副うようにしてもらいたいというのが意向だろうと思うので、それ……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第19号(1954/04/20、3期、無所属クラブ)

○千田正君 私ども上林、三橋、干田の三名からなる第二班は、伊能、島村両委員の御参加も得まして、去る十七日、十八日の両日千葉県下を視察調査に参りました。その行程は、十七日県庁におきまして千葉県総務部長、農林部長その他各部課長が参席いたしまして打合会を行い、それより山武郡白里村に参りまして同地方の秋落地帯の改良対策を視察し、同日は鴨川に一泊、翌十八日安房郡朝夷地区普及事務所を訪れ、同地区の普及事業を視察ののち、本県有数の漁港でありまする鴨川、千倉両漁港を視察しまして、房総南端の安房郡神戸村に参つて、その生活改善普及事業を視察ののち、夕刻帰京した次第であります。  以下調査の詳細な点は、県及び町村並……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第22号(1954/05/11、3期、無所属クラブ)

○千田正君 補助金等の臨時特例等に関する法律案に対する修正案が只今緑風会の上林委員から提出されておりまするが、この衆議院の送付された修正案に対しましても、いろいろ法律的に又立法の精神等において相当の疑義がありまするけれども、今日の段階においては、私は緑風会の上林委員の提出されたこの修正案に賛成するものであります。但しこの政府提案の漁船損害補償については、すでに四月一日から施行されておる法律に対しての一つの制限でありまして、現在の水産業の状況を考えまするというと、かような法律を更に又特別立法によつて制限するということは、漁業或いは漁民に対するところの影響は非常に大きいのでありまして、一日も速かに……

第19回国会 予算委員会 第4号(1954/02/26、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今堀江さんから国際収支のバランスが、国際経済の動向殊に日本経済の自主性を決定するところの大きな基礎であると申されましたが、これは御尤もであると思いますが、そこでいろいろ今次の予算について述べられておりますが、国内の輸出経済、国内の産業経済に対して、今次の予算面において要請さるべき点が多々あると思う。これが各官庁のセクシヨナリズムの関係上、重点的に輸出を助長すべきところまで行つていない。或いは近代歴業或いは輸出産業、原始産業の上において相当のギヤツプがある。いろいろな難点があると思います。特に今後の国際収支の回復のために、日本国内の経済に対してどこに重点的な改善をしようとするか、今度……

第19回国会 予算委員会 第6号(1954/03/06、3期、無所属クラブ)

○千田正君 議事進行について。どうも初めから、理事会においては運営がスムースに行くためにというので取計らつたようでありますが、このようでは十分な運営ができないと私は思う。でありますから一旦休憩に入りましつて、そうして真剣にこの修正予算案にいて詳細に説明されて初めて質問を開始するかどうかをきめて頂きたい。こういうことで時間を費やすということでは、私は委員長難事打合会は一体どういうことを相談されたかわからないので、その点をはつきりして頂きたいと思います。

第19回国会 予算委員会 第9号(1954/03/10、3期、無所属クラブ)

○千田正君 総理も御多忙であるようでございますし私の持ち時間も非常に少いのでありますので、簡単明瞭に重点的に二三お伺い申上げます。  只今松澤委員の御質問に対してのお答えも、大体この汚職事件に対しては前の各委員の質問に対すると同じようなお答えをされておるようでありますが、ただ一点お伺いしたいのは、総理は衆議院におきまして現在の吉田政府は少くとも過半数の自由党員をもつて国民の信頼を繋いでいるのでもる。であるから国民の信頼は過半数であるという観念の下に政策を遂行するというふうにお答えになつているように聞いておるのであります。勿論これは過去二回に亘る総選挙においては、かような汚職事件が起きるなどとい……

第19回国会 予算委員会 第15号(1954/03/17、3期、無所属クラブ)

○千田正君 外務大臣にちよつとお伺いしますが、先般十日の私の質問に対しまして南太平洋におけるところの日本漁船のアメリカ側において拿捕されたという問題に対して、外務大臣のお答えは、再三注意したにもかかわらず入つて来たからつかまえた、こういうお答えであつたのでありますが、当然危険地域であるとするならばアメリカ側も警戒しておらなければならないはずである。殊にそのような重大な原子爆弾の試験というようなものが行われるとするならば、当然アメリカ側では十分なる注意をしておらなければならないはずなのにこのような被害を受けたとすれば、これはアメリカ側にも落度があると私は認定しますが、外務大臣のお考えは如何ですか……

第19回国会 予算委員会 第16号(1954/03/18、3期、無所属クラブ)

○千田正君 議事進行についてお伺いいたしますが、昨日本委員会において問題になりましたところのビキニ環礁における日本漁船の被害の問題、この問題は単に外交問題のみならず、農林省、或いは厚生省、その他に対して私は質疑をしたいと思うのでありますが、この点については委員長、理事会に昨日お任せになつたのでございますが、その結論としてはどういうふうになつておりますか。一応その点を委員長から明らかにされて、私は更に質問に入りたいと思います。議事進行についてお伺いいたします。
【次の発言】 それでは本日中にこの委員会において報告されるのでありますか、さもなければ私は緊急を要する問題でございますので、外務当局並び……

第19回国会 予算委員会 第17号(1954/03/19、3期、無所属クラブ)

○千田正君 議事進行について、先ほど委員長が昨日の理事会において決定したことを、今日外務大臣の出席が遅れたけれども、或る一定の時間だけ、つまり各党とも十分ずつ、こういうお話でやつているのですが、委員長はちつともそれを実行しておらないので私は遺憾に思つておつたのですが、そこで外務大臣は間もなく退場されると思いますから、今のお話しになられた点について一点私は伺つておきます。  只今曾祢議員の質問に対しましてお答えになつておりましたこの原子力に対する警戒措置でありますが、ストローズ米国原子力委員長は十六日にこの日本人の漁夫の被害に対して発表したところによると、このような警戒措置は原子実験計画のうちで……

第19回国会 予算委員会 第22号(1954/03/27、3期、無所属クラブ)

○千田正君 議事進行について……。ときどき吉田総理大臣はこういうことを繰返されるので、我々本当にそれが真実であるかどうかということを危ぶまざるを得ないのであります。前国会におきましても、参議院としては吉田総理が出席するのか、しないのかということを問題として、早く国会を開こうと言つて開いた結果、その蔭に衆議院に行つて、予算委員会に出ておる、ときどきそういうことばかりやつておる、第一次吉田内閣以来、吉田さんのやつている我々に約束したことがなかなか実行されたためしはない、私は委員長に重ねてあなたに慎重に考えて頂かなくてはならないのは、予算の総括質問は曾つて前例として総理大臣が出席せずにやつたためしは……

第19回国会 予算委員会 第23号(1954/03/30、3期、無所属クラブ)

○千田正君 特に申しておきたいことがあるのですが、それは午前中の当委員会に緒方副総理からの答弁の最中、下院であるところの衆議院議員から、緒方副総理を何か帰してくれるようにという意味であろうと思いますが、委員長に私語しておつた。少くともこれからの会議は参議院としましては重大な会議であるので、緒方副総理は生理現象若しくは食事以外には委員長の許可なくして出て行かないような方法をとつてもらわんと、本日の議事の進行は円滑に運ばないと思うのです。吉田首相の代理でありますから、或いは吉田首相のように事故があるがごときことをおつしやられても、その点は十分に前以て委員会に諮られて態度をとられるようにこの点を固く……

第19回国会 予算委員会 第26号(1954/04/22、3期、無所属クラブ)

○千田正君 私に与えられた時間が極めて少くて、総理に簡単にお尋ねいたします。これは今日本の国民の注視の的になつておるのは、何と申しましても、このたびのいわゆる検察庁法第十四条の指揮権発効にによるところの問題と、もう一つは先はど同僚議員からも指摘されておつたのでありますが、原子兵器の実験によるところの被害の問題と、この二つの問題が今日本におけるところの、国民が最も関心を有しておるところの問題だろうと思う。それでこの二つの点だけについてお尋ねをいたすのでありますが、先ず第一に、先ほどから同僚議員からいろいろお尋ねしておりまして、総理のお答えも随分伺つております。ただ一点、これは総理がしばしばこの委……

第19回国会 予算委員会 第28号(1954/04/24、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今朝からすでに各委員、殊に堀木君或いは木村君等から、今度提出された補正予算に対する内容を衝いておるのでありますが、ほかからもらうところの、いわゆる言換えれば、乞食が袋を作るのに縞の財布にするか、欝金の財布にするかというのをここで論議するのは、私はむしろ政府がはつきりしない以上、持つて来るのはどうかと思うので、こういうふうに議論をいつまでも繰返すのは愚の骨頂だと思うのです。そこで私はこれとは角度を変えまして、この問題が起きる前に日本の旧民として考えておかなければならないところの、この原子爆弾の被害に対する損害の査定さえも今日に一なつておらない、私はこういう問題を先ず第一に考えなければ……


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第20回国会(1954/11/30〜1954/12/09)

第20回国会 水産委員会 第1号(1954/12/04、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今日は大臣が見えていませんから、次官にお伺いするのですが、十二号、十三号、十四号、十五号、この四つの台風におけるところの被害に対しては特別措置法によつて救われるのは、これで殆んど全部救われるという予定でございますか。
【次の発言】 この末尾にありますところの二十八年の災害を受けて、そうして措置法によつて借りておつたものが再び被害を受けた、これに対しては単に貸付を受けた金額の償還期限を延ばすということだけでありますか。更に昨年借りたものに対して追加して本年度の災害を受けたのに対して又資金を融通してくれるということですか、どちらですか。

第20回国会 水産委員会 第2号(1954/12/06、3期、無所属クラブ)

○千田正君 先般の農林当局、水産当局に対して、こうした災害は年々起つて、その都度に臨時措置法を講ずるという煩瑣なことは、これからの立場からいつて避けて頂いて、むしろ根本的に災害除去或いはそれに対する一つの基本的な法律をはつきりと確立して、今後に対処して行くべきであるという、私はそういう所論を持つておるのであります。この際将来こうした災害が起るたびに特別臨時法を作ることなしに抜本的に根本的な政策を確立してもらいたいという要望を附しまして、このたびのこの法案に対しては賛意を表します。

第20回国会 予算委員会 第3号(1954/12/05、3期、無所属クラブ)

○千田正君 極めて少い持時間でありまするから端的にお尋ねいたします。それは先般吉田首相の外遊に際しましても私は安藤国務大臣並びに緒方副総理に対しては決算委員会において、今度の吉田首相の外遊はお土産をもらいに行くのじやない、いわゆる親善のために行くのである、親善のために行くとするならば、今の問題として最も重大なのはアメリカと日本との間に国民的感情の溝ができつつあると、それは何かと言いますれば申すまでもなく原子爆弾の実験によるところのビキニの被害の問題である、この問題の解決を速急にいたすべきであるということを私は述べて、これは緒方副総理も安藤国務大臣も首相に対して十分にこの点を進言をすると、こうい……


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第21回国会(1954/12/10〜1955/01/24)

第21回国会 水産委員会 第2号(1954/12/16、3期、無所属クラブ)

○千田正君 これは鉱山局長よく御存じのことと思いますが、昨年もこの問題については当委員会としまして通産省当局の意向を十分質したのでありますが、その際においても通産省の一つの方針として従来の石油その他の油類の取扱の方法については増加する意思はないのだと、こういうことだつたわけであります。ただ問題はこの油を使う、石油の相当量を水産業者が水産の必需品として特に要求して来ているということは、中間において業者と需要者の間に或る程度の価格の差があるということであります。そうしてそれが外貨の割当等が狭められれば狭められるほど価格差がひどくなつて来る、この点については当時川上局長に対しましても十分こういう問題……

第21回国会 水産委員会 第3号(1954/12/20、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今川上局長からの御説明で大体通産省側から出された資料を検討しました。この中で重油の輸入価格、勿論局長からは、これは必ずしも正確ではないと、こういうお断りがありましたが、大蔵省から出しておるところの説明によるというと、輸入価格に多少の差があるんですね、大蔵省主税局の税関部で昭和二十九年の六月の調べによりますというと、A重油の平均の一キロリツターの価格が八千百二十二円、比重が〇・八七六二から〇・九〇四に至るまでの比重をとつて、一キロリツター当り八千百二十二円、それからB重油は比重が〇・九〇四から〇・九三四までとして一キロリツター当りの価格が六千五百二十七円、これと多少差があるんですが、……

第21回国会 水産委員会 第4号(1955/01/22、3期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいまの政務次官並びに中川局長の御説明によるというと、日本は独立国としての対外損害補償に対する請求権をこの際放棄したという結論に到達するようでありますが、現内閣としてはアメリカに対しての請求権は、いわゆる国際法上におけるところの請求権は、この際放棄するという方針 を立てられたのでありますか。その点を明確に御答弁願いたいと思います。
【次の発言】 その点はっきりしておきたいのは、今後ともアメリカ側は太平洋の地点において原子爆弾の実験をやるということを海外に声明しております。これに対しても将来起きた損害に対してはただいまとった方針の通りやるつもりかどうかということと、これはアメリカに……

第21回国会 水産委員会 第5号(1955/01/23、3期、無所属クラブ)

○千田正君 異議はありませんが、外務省からだれか責任者が見えておりますか。
【次の発言】 楠本部長の論は私はそういろ論はとらないと思う。少くとも日本の厚生の行政面から言えば、チフスが発生したからその手当をやるのだ、あるいは天然痘が流行したから天然痘の注射をやるのだ、これが今まで日本のとって来た厚生行政です。しかし私はチフスや天然痘に対しては一応予防の注射なり、それから何らかの方法によってこれは予防できる。しかし今度の原子爆弾の被害というものは予防ができない。むしろあなたの論をして言うならば、そういう論を明確に論断できるとするならば、厚生省の行政範囲でもって、原子爆弾の被害をこうむった場合におけ……

第21回国会 水産委員会 第6号(1955/01/24、3期、無所属クラブ)

○千田正君 お尋ねいたしたいのですが、今の問題で、これは昨年の末の委員会におきまして、前の長官がかわる前に、北洋漁業に関する問題の割当等に対しては、決定する前に当委員会に一応事情を話してもらいたい、こういうことは強く委員会から申し入れてあったはずでございます。ということは、四十七度線以南の零細な鮭鱒漁業の人たちの陳情も、当委員会としてはしばしば聞いておるわけです。それからこの四十七度線以上に行くところのいわゆる資本漁業といいますか、船団を組んで行くところの母船式の漁業に対する割当も、昨年等における割当については、われわれはいろいろちまたのうわさを聞いておるので、明朗なるところの漁政をやっていた……


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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 議院運営委員会 第8号(1955/04/30、3期、無所属クラブ)

○委員外議員(千田正君) 異議ありません。

第22回国会 農林水産委員会 第2号(1955/03/30、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今日は農林水産委員会であって、農林大臣は一般の御方針を述べられる予定で来られたと思いますが、今までのお述べになった分は、農林の問題については詳しくお述べになりましたが、水産問題は、今国際問題をはらんで非常に重大な段階に来ております。これに対する御方針等についてはまだ聞いておりませんが、これは一応あとになるのですか、それとも続いて本日農林大臣から御方針を承われるようになっているのでありますか。委員長から重ねて農林大臣とお打ち合せの上、ここではっきりしていただきたいと思います。
【次の発言】 大臣に、当面した問題、これは非常に、水産関係ばかりでなく国際関係を含んでおりますから、御決意の……

第22回国会 農林水産委員会 第3号(1955/03/31、3期、無所属クラブ)

○千田正君 先般前国会におきまして衆議院の水産委員会、また本院の水産委員会から石油の輸入の外貨割当について、全国漁業協同組合にその実需に応じて外貨を割り当てるべきであるということを、決議をもって政府当局に申し入れたのでありまするが、その後の政府間の折衝について一応伺っておきたいと思いまするが、通産省の立場からその後はどういうふうに一体交渉が進んでおるのか、国会の決議を尊重されて、十分にその意を体して、各当事者である行政官庁間において十分に打ち合せが済んでおると思いますので、その間の経過の御報告を伺いたいと思うのであります。
【次の発言】 まあ通産省の立場からはそうおっしゃられるのはあるいは当然……

第22回国会 農林水産委員会 第4号(1955/05/10、3期、無所属クラブ)

○千田正君 私は特に政務次官にお伺いしたい。これは御承知の通り韓国との間は李承晩ライン等をしかれて日本の漁民があそこに行けない。圧迫されておるから。今もってこの問題は未解決のままである。にもかかわらず一方においては韓国の生産のノリを入れて、国内の零細農民を苦しめなければならない。この問題を一体どういうふうに政治的にあなたはお考えになっておられるかということ。通産当局側からの説明に、この前から、われわれは昨年以来幾回となくこの問題を討論したのでありますが、韓国との貿易は比較的片貿易になっておる。早い話輸出、この決済においては、もう貸しになっておる。その回収はどうしてもある程度ノリのようなものを入……

第22回国会 農林水産委員会 第閉会後4号(1955/09/14、3期、無所属クラブ)

○千田正君 私は外務大臣に、特に鳩山内閣の最も有力なる閣僚の一人であるところの外務大臣としてお尋ねするのであります。  日韓問題につきましては、同僚秋山君からも過去の問題についていろいろお尋ねがありました。私は現実にもっと突っ込んで、鳩山内閣の性格としてこの問題をどう取り扱うかという点についてお尋ねしたいのであります。それは今、日韓会談ば実際においては中止中であると承知しておりますが、それには間違いございませんか。
【次の発言】 日韓会談ば中止しており、しかし一方においては日韓間の貿易は相変らず継続されておると、私はさように承知しておりますが、その点はいかがでございますか。

第22回国会 農林水産委員会 第5号(1955/05/12、3期、無所属クラブ)

○千田正君 私はこの際官房長官に特にお伺いしておきたい点が三点ばかりあるのです。  それはまず第一に、これは慰謝料として受け取ったということになっておりますが、おそらくアメリカにしろ、ソ連にしろ、今後とも絶対こういう問題はやらないということは私は保証できないと思います。全然、こういう問題が再び起らないということは、私は保証できないと思うのですが、それに対しての心がまえは、やはり、国家問の賠償請求権というものを放棄する。そして、慰謝料ぐらいでがまんして、国内におけるところの損害に対しては政府が責任をもって、国内のそうした損害を受けたものに対しては、日本政府みずからがそういうものに対しての補償なり……

第22回国会 農林水産委員会 第6号(1955/05/13、3期、無所属クラブ)

○千田正君 代表の方々に対しましては大変長い期間にわたって、しかも国交の回復しない両国間のむずかしい事情の間に折衝してこられたことに対しては、まことに感謝にたえない次第であります。皆さんが御出発に際して当参議院の水産委員会といたしましては、特に将来日本の権益が何らかの事情のもとに阻害されないようにということを特に強くお願いしておったのでありますが、ただいまのお話によるというと、そういう問題もある程度会談の中へ出て来ておるようでありますが、向う側の観念として、いわゆる国際通念から言いますところの領海以外のいわゆる公海というこの観念については大分われわれが考えておることとは違っておるような感じがし……

第22回国会 農林水産委員会 第閉会後6号(1955/09/16、3期、無所属クラブ)

○千田正君 建設当局に一応聞いておかなくちゃならないことでありますが、これは今度の藤原ダムばかりでなく、ダム、その他の建設省管轄の工事におけるこうした補償問題、そういうものを当初から計画の中に織り込んで一体建設計画をやっているのかどうか、いつでもこういう問題が工事の途中から起きてくる、せっかくあなた方としては建設計画を完遂しようとしても、住民の納得のいかない工事の進捗状況によって、それがネックになって、十分な完成の方向に行っていない、こういう点が過去において多々見受けられるのであります。現実にやっておるダム建設の中にすでにそういう問題が起りつつある、この現況に対しまして、あなた方が将来この建設……

第22回国会 農林水産委員会 第閉会後7号(1955/09/17、3期、無所属クラブ)

○千田正君 通産省はだれか出ておられますか。
【次の発言】 どなたですか。
【次の発言】 それでは、この石油その他の外貨割当の行政官庁である主管官庁の通産省から、今、水産庁長官から諸般の経過の御説明がありましたが、もちろんこれに間違いないと思いますが、最近鉱山局長がおかわりになったようであります。で、新鉱山局長としての今後のあり方についての御所信を一応承わっておきたいと思いますが、どうぞお願いいたします。
【次の発言】 この問題はずいぶん長くからいろいろ当委員会としましては論議されまして、最後の結論としましては、当委員会から決議として通産省に申し入れ、政府に申し入れてあります。これは新局長も十……

第22回国会 農林水産委員会 第閉会後8号(1955/10/06、3期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいま前官房長、今の経済局長から、大臣が帰って来られてから後における農林省内における機構のいろいろ整備に関する御発表がありましたが、さらに先般来大臣の不在中ペンディングになっておりましたところの農林水産関係の具体的な問題につきまして、帰って来られてから処理された問題が何と何であるか、この際御発表を願いたいと思います。
【次の発言】 今の三十一年度の予算の総額は変更せずに、大臣が帰って来てから大臣の政策を盛った一つの農林省の新らしい予算面の盛り方を考える。総額を変更せずに、総額内で操作するつもりですか。それとも新らたなるそこに構想が出た場合においては、さらにあなた方今まで考えておっ……

第22回国会 農林水産委員会 第9号(1955/05/20、3期、無所属クラブ)

○千田正君 農林、水産ともにこれは恒久的な日本の産業であるだけに、そう山師の膏薬みたいにすぐきくようなことではないのであって、やはりただいまも重政氏のお尋ねにあったように、長い計画のうちに着々効を奏するような方法をとっていかねばならない、これは大臣もその通りだと思うのでありますが、特に私は水産の問題でお尋ねするのですが水産の行政のうちでやはり漁港修築というものは国家予算のうちの大宗をなすものとわれわれは考えております。ところが当初の計画の第一期計画もいまだに完成しないし、さらにその予算は今度の三十年度におきましては昨年よりも一割以上減額されておる。それで大臣としてのお考えは、特に日本のこの水産……

第22回国会 農林水産委員会 第10号(1955/05/24、3期、無所属クラブ)

○千田正君 関連しましてお尋ねいたしますが、これは鶴見さんがこういうことにお答えなさることが妥当であるかどうかそれはあなたの判断でやってもらいたいが、問題は、今のような具体的な問題と少し離れますが、いわゆる韓国との問題は何一つ解決されておらないが、外交折衝をする際に、貿易とか通商の問題も裏付けの問題として交渉しておられるのですか。それは朝鮮の問題で今この農林水産委員会の問題となっておりますのが韓国ノリの輸入の問題があるのです。いつでも原始産業は、こういうふうに李承晩ラインの問題、竹島の問題あるいは今のような砲撃の問題、拿捕の問題と、たび重なるところのいわゆる不法事件によって一番迷惑をこうむる、……

第22回国会 農林水産委員会 第11号(1955/05/26、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今の溝口委員のお尋ねに関連してお尋ねいたしますが、最近駐留軍の演習地あるいは日本側における防衛隊の演習地等が、将来、かりに現在の政府が言っているようなことであるとすれば、ある程度、防衛隊の演習場やその他も拡大されるものとわれわれはみなきゃならない、そういう場合において、開拓地において離農しなければならない立場、あるいは移転しなければならない立場に立たされただろうと思うのですが、そういう問題に対する解決方法はどういうふうにやっておりますか、あるいはどういう案が将来立てられてあるのですか。
【次の発言】 それでおそらくこういう人たちの立ちのきは、結局既墾地でない所へまた入植しなければな……

第22回国会 農林水産委員会 第閉会後11号(1955/10/10、3期、無所属クラブ)

○千田正君 昭和二十五年以来日本において、占領治下に日本に生息しておらないところの動物に対して禁止法を施行されたのであります。戦争の犠牲者という面におきましては、あるいは戦地において戦死し、あるいは引き揚げてきた、あるいは国内においていろいろの戦災をこうむったという面もありますが、生産部門において影響を受けた犠牲者のうちの人々というもの、やはりこうした面もまた強くわれわれはこの問題を強調しなければならないと思うのであります。それはなぜかといいますると、御承知の通り、この問題はかつて樺太がわれわれの領地でありました場合においては、海豹島にやはりラッコ、オットセイの住む島があったのでありますけれど……

第22回国会 農林水産委員会 第閉会後12号(1955/11/09、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今秋山委員からるるお述べになっておりますが、私一点だけ一つアジア局長に伺っておきたいと思います。ただいまアジア局長の御説明によって大体のことはわかりましたが、とかく従来長い間韓国との間の李承晩ラインを中心としての問題は解決はできないでおるということと、今の御説明のように大村地区においてこちらの方で法的根拠から抑留しておる者との差しかえ等の問題が出ておるとすれば、なかなかこれは簡単に問題は尽きそうもないというふうにわれわれは考えるのであります。おそらく秋山委員からも申された通り、今月一ぱいぐらいに釈放を求めてやまないのですけれども、それはなかなか容易じゃないようにわれわれは考えられる……

第22回国会 農林水産委員会 第閉会後13号(1955/11/10、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今岡井次長からの説明は、従来の水産漁業から引き続いて今日に至る現況報告にとどまるような気がするのですが、特に私が質問したいと思いますのは、特に今あなたの御説明の中に漁家経済の問題に触れておったようであります。今一番苦しいというのは、おそらくきょうも陳情されたと思いますが、日本の漁業の再編成ということを先般も河野農林大臣がここで声明しておられましたが、それに対する根本方針は何か。漁家経営は非常に苦しい。たとえば本県などはサンマの豊漁によってむしろ大漁貧乏で、今度はそれを過ぎるというと、不漁のときは不漁対策をしなければならぬ。変転きわまりない自然の漁場を相手としての水産業であるだけに、……

第22回国会 農林水産委員会 第15号(1955/06/07、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今の秋山委員のお尋ねはごもっとものことと思いますが、これは千葉県は千葉県として相当考えて、その辺の事情も十分調査なさっていると思います。それで私は海上自衛隊に伺いますが、海上自衛隊と海上保安庁とは、これは兄弟みたいなもので、われわれからみれば、あなた方ぐるになってどうでもいいのだということではないだろうと思いますけれども、もう少し真剣に考えてもらいたい、ということは、今までの海軍と違ってこれからの海上自衛隊なるものは、国民の協力を得なければならないのでありますから、現実に起きてきた問題を科学的にそれを分析してみるというと、おれの船が使ったんじゃない、こういう結論でお答えになるかもし……

第22回国会 農林水産委員会 第20号(1955/06/21、3期、無所属クラブ)

○千田正君 この問題については、先般の予算委員会で、防衛庁長官並びに総理大臣にお尋ねしたのですが、防衛庁の方は科学的調査の結果は自分の方じゃない、たとえばほかの船からではないだろうかといろ問題もあり、海上保安庁としましても、十分なる調査の結論がまだ出ておりません。水産庁としては、自分の行政関係の立場からいろいろ案を練っておるようでありますが、しかしこれといっても被害地におけるところの漁民の満足するような方向には現在のところ進んでおらないようであります。それでどちらにしましても、水掛論をやっておったのではこの話は解決しませんので、あくまでこれは政府として考慮してもらわなければならぬ問題だろうと思……

第22回国会 農林水産委員会 第22号(1955/06/28、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今、青山議員からのお尋ねに対して鉱山局長のお答えがあったのでありますが、私はちょっとその点は立法機関と行政機関との間の問題であるので、確かめておきたいと思うのであります。それは衆議院の水産常任委員会においても決議をもって全漁連に対して燃油の割当をすべきである、参議院の水産委員会からも同様の決議がなされて、政府に対してその旨を申し入れたのでありまするが、ただいま鉱山局長のお答えによるというと、その席上に自分もおってよく聞いておる。聞いておるが水産行政の立場からどうしてもそれは了承するわけにはいかない、外貨割当に関してはかんべんしてくれ、こういうのでありまするが、行政機関が立法機関から……

第22回国会 農林水産委員会 第26号(1955/07/12、3期、無所属クラブ)

○千田正君 水産庁長官に尋ねますが、この種の問題は今日始まった問題ではないのでありまして、過去数年間にわたってこういう問題がちょいちょい起っておる。しかし農林当局というよりも水産庁の方においては、十分研究したり、あるいはその科学的な究明をするだけの余裕がないのかどうかわからんけれども、結論がいつでもうやむやにたってしまう。私は、水産庁のこうした科学技術面が十分充足されておるとは、私は結果において思えない。ということは、先般千葉県における油の被害の問題についても、はなはだその結論については要求を満たすだけの十分な結論が出ていない。今度の有明海の問題につきましてもあやふやである。農薬の被害であるか……

第22回国会 農林水産委員会 第28号(1955/07/15、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今大略を説明されましたが、この愛知用水の公団としましては、工事を施行するに際して直接に工事を担当されますか、それとも従来の農林省や何かがやったときみたいに請負入札、そういう点を重点としてやられるのですか。やはりこの際公団の使命とするところをはっきりしてもらいたい。
【次の発言】 大部分のところの大きなところは請負、そうすると事業量の何%くらいは公団直接の、直轄としての工事の施行を担当される予定ですか。
【次の発言】 そうしますと農地開発の機械公団との関連はどういうふうになりますか。
【次の発言】 そうしますとこの本年度の愛知用水の公団の発足に当っては、とりあえず機械公団との関連は別……

第22回国会 農林水産委員会 第29号(1955/07/19、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今の漁網の問題ですが、従来協同組合を対象としてやっておる。今度もそのように考えておられるようですが、御承知の通り漁網は農家のサイロなどと同じように漁民にとっては一つの、見方によっては、施設と見てもいいほど重要な資材なんです。この個人の漁網に対する貸付ということについて考慮されておられるかどうか。その点はどうですか。
【次の発言】 百分の二十というのを考えてみるというと、実際は借りたいのは非常に零細な農民なり漁民なりなんですが、力のないところの漁業協同組合、あるいは農業協同組合がこれを貸すために百分の二十というものを出せるかどうか、これは十分御研究になっておるでしょうがどうなんですか……

第22回国会 農林水産委員会 第30号(1955/07/20、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今度の農林漁業金融公庫法でありますが、必要な金額の百分の二十を協同組合が貸し付けを受けることを条件として出さなければならない、そういう意味においては、まことに協同組合の発展のためにいい方法でありますけれども、現在農業協同組合、あるいは漁業協同組合の環境におきましては、百分の二十という金額は、場合によっては非常に出すのに苦しい財政状態の協同組合が相当あると思います。これは、やはりこれを見るというと、優良な協同組合しかこの問題にタッチできないじゃないか、こういうふうに考えられますが、農林大臣はどういうふうにお考えになっておられますか。

第22回国会 農林水産委員会 第31号(1955/07/21、3期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいま提案されておりますところの水産業協同組合法の一部を改正する法律案に対しましては、原案に賛成すると同時に、また森委員から出されました付帯決議にも賛成するのでありますが、特に東議員から申されておりますところのこの漁網及び漁獲に対するところの保障の一環としての共済制度の確立ということは、ぜひやっていただきたい。ということは、申すまでもなく原始産業は近代産業に押されがちである。最近の情勢を見ましてもことごとく、あらゆる点において日本の政府の施策が近代産業に移行されて、農業、漁業というような原始産業はだんだん後退する一途にありますので、この政策の対象としては、どうかして一日も早く確立……

第22回国会 農林水産委員会 第35号(1955/07/27、3期、無所属クラブ)

○千田正君 三点ばかり聞きたいのですが、この法律の施行期日は三十年の大月一日からとなっておりますが、ところが、この前これは四月、五月の同じような臨時措置法が通過したので、ありますが、具体的に言いますと、岩手のごときはちょうど四月に凍霜害がありまして、被害を受けたけれども、この前の法律の範疇に入らなかった。ところが六月一日からということになると、そういうふうに報告のおくれた分はこれで救ってやるのですか、前の法律でやるのですか。その点が一点と、もう一つ、今度の東北の水害地をわれわれ委員会で調査したのであります。その中で青森県でリンゴの被害が非常に大きい。この法律の対象を見るというと虫害は対象になっ……

第22回国会 農林水産委員会 第36号(1955/07/28、3期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して。今の大蔵省の御答弁は、まあ既定の問題に対してのあなた方のいつも常套に行うところの  お答えにしか過ぎないと私は思う。本日われわれはこの請願を審議するに当りまして、スギタマバエのこの問題が非常に多く出て来ておるということは、今のあなたのおっしゃるように、従来林野庁をしてやらしめておるその既定の予算内では、もうとうてい手が付けられなくなった。さっき長官からのお答えも大蔵省と折衝中であるが、今までの既定されておった予算の内部では、もうとても手はつけられない、何とか大蔵省に考えていただきたい、こういうのが農林省当局としてのお答えのようでありますが、今ずっと請願を審議するに当りまし……

第22回国会 農林水産委員会 第37号(1955/07/29、3期、無所属クラブ)

○千田正君 ちょっと二、三点伺いますが、この機械開墾の公団はもちろん世界銀行としては目標をきめてただいまの地点に当ててあるのでありますが、この内容を見まするというと、実際この機械の稼働期間がほとんど一カ年のうちの三分の二まで達しないのじゃないですか。あとのいわゆる積雪期間というものは稼働できない。この稼働できないのにむざむざこういう優秀な機械を寝せておく手がないのじゃないか。この事業の内容を拝見するというと、これが一応完成した後に内地その他にこれを移して、さらに将来の日本の余剰地区における開墾をやるんだ、これはまことにけっこうなことでありますが、この個々の開墾地区の積雪期間における未活動の機械……

第22回国会 農林水産委員会 第38号(1955/07/30、3期、無所属クラブ)

○千田正君 高碕経審長官にお伺いいたします。これはほんとうのことであるかどうか知りませんが、われわれしばしば耳にするところによると、最近アメリカが日本に対する援助対策というものの変更を企図しているかのごとき、デマであれば幸いですが、そういうことを聞くのであります。ということは、日本に対する援助態勢を、軍事援助という面に重点を置いて、そうして経済援助対策というものをある程度制約しようじゃないか、こういう声がアメリカの議会内に起きている。この愛知用水あるいは機械化開墾というような問題は、これはまことに戦後における日本の経済界にとっては一石を投じたけっこうな試みであると存じます。ただその影響する問題……

第22回国会 予算委員会 第4号(1955/03/30、3期、無所属クラブ)

○千田正君 私はきわめて短かい時間でありますので、多くの問題は同僚諸君から御質疑がありましたから、重点的に総理大臣にお伺いいたします。それは先般来、総理大臣は日ソ国交の回復を念願して、それに努力されておられる熱意に対しては非常に敬意を表するものでありますが、ここに私は特にこの際、総理から伺っておきたいと思いますのは、前内閣の吉田総理大臣の場合にサンフランシスコ条約を締結する前に、日、米、カナダ三国間の漁業条約の予備会談を行なって、そうしてこの安全保障条約等のサンフランシスコ会議と同時に、日、米、カナダ三国間の漁業条約が成立したのでありますが、その結果のよしあしは別といたしまして、これからの日ソ……

第22回国会 予算委員会 第5号(1955/03/31、3期、無所属クラブ)

○千田正君 自席から簡単にお尋ねいたしますが、それは補償として要求されたのでしょうか、賠償として要求されたのでありましょうか。外務大臣とアリソン大使の交換文書によりますというと、これは慰謝金である、慰謝料であるというふうにアリソン大使からの交換文書が参っておるように聞いております。かりに今の状態でお運びになって、これでよしとしましても、将来こういう問題が再び繰り返された場合においては、補償あるいは賠償として独立国家の立場から要求される御所存でございますか。この点をはっきりお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 この公文書によりまするというと、二百万ドルの金額を、法律上の責任の問題と関係な……

第22回国会 予算委員会 第18号(1955/05/31、3期、無所属クラブ)

○千田正君 外務大臣にお伺いしますが、ただいま曽祢委員からのお尋ねの濃縮ウラニウムにつきましてお答えがありましたが、ただ一点私は伺っておきたいと思いますのは、今朝の新聞に伝うるところによりまするというと、学者の方の方々は、アメリカの提案に対する日本側の修正にはどうも承服しかねる、早く言えば、日本側の修正案はアメリカ・トルコの協定に基く第九条にのっとるような修正案を日本側は出しておるから、ああいうふうであっては、将来日本においてアメリカ側から規制を受けるおそれがあるから、これはどうもわれわれは感心できないというので、昨日学術会議の原子力問題の委員長の藤岡博士から外務省に向ってその訂正方を要求した……

第22回国会 予算委員会 第27号(1955/06/18、3期、無所属クラブ)

○千田正君 特に私は今国際問題として、日本の国民が最も関心を持っておりますところの日ソ外交問題と日比賠償に関する問題について首相並びに外務大臣にお尋ねしたいと思いますが、外務大臣がお見えになっておらないようでありますが、どういうふうになっておりますか、その点を承わりたいと思います。
【次の発言】 それでは鳩山総理大臣に、特にこのたびの日ソ外交問題についての重点としての点をお尋ねしておきたいと思います。それは今最も問題となっておりますのが、松本全権とマリク代表との間に取りかわされておるところの交渉のまあ最初の段階としましては、日本側が引き揚げ問題、戦犯並びにその他の引き揚げ問題について申し入れた……

第22回国会 予算委員会 第28号(1955/06/20、3期、無所属クラブ)

○千田正君 昨日首相並びに外務大臣にお尋ねしましたのでありますが、外務大臣がおいでにならないので鳩山首相から大綱についての所信は承わっております。そのうちで一つ重大な課題について外務大臣にお伺いしたしと思いますのは、この日ソ交渉のうちに国連加入の問題が一つ重大な問題として提示されておるのでありまするが、国連加入に際しましては、今まで日本がしばしばアメリカその他の国々によって、国連の総会においては推挙を受けたのにもかかわらず、ソ連側その他の国々の反対を受けて、とうとう国連に加入できなかった、今度の交渉においてこの問題は取り上げられるとするならば、一体どのところに重点をおかれておるか、言いかえれば……

第22回国会 予算委員会 第30号(1955/06/22、3期、無所属クラブ)

○千田正君 本日は、大蔵、農林、外務各大臣にお尋ねをしたいと思いますが、外務大臣と農林大臣がお見えになっていないようでありますから、その分はのちほどに保留していただきまして、取りあえず大蔵大臣にお尋ねいたしたいと思います。  大蔵大臣に特にお尋ねしたいと思いますのは、今度の濃縮ウラニウムの受け入れに関しまして、仮調印が済んで、やがては本式の調印になると思いますが、その点については相当時日があると思いますけれども、すでに政府としましてはこの濃縮ウラニウムの借り入れに対しては決定しておるがごとく新聞において聞いておるのでありまして、これに対する借り入れの準備あるいはその他に対して大蔵省としてはどう……

第22回国会 予算委員会 第38号(1955/06/30、3期、無所属クラブ)

○千田正君 きわめて持ち時間が少いのでありますから、私からのお尋ねは簡単でありますが、重大な問題だけを選んでお尋ねいたします。昨日参議院におきましては、在外資産処理に関する具体的な方針を立てるように、促進の決議を通過しまして、要求したのでありますが鳩山総理大臣は、先般もこの在外資産をめぐって引揚者団体その他から強い要請があったはずであります。私はちょうちょう申し上げるまでもなく、終戦後十年たってなおかつ苦しみつつあるこうした戦争の犠牲者に対して、この問題を即急に処理するだけの御意思があるかどうか、この点を一点まずお尋ねいたしたいと思うのであります。

第22回国会 予算委員会 第40号(1955/07/20、3期、無所属クラブ)

○千田正君 ちょっと関連して……、今同僚左藤議員からお尋ねがたくさんありましたが、それに対して私は、もう一点はっきりしていただきたいと思いますととは、今松本全権の問題が出ておりますが、総理大臣はこの前の予算委員会におきましても、戦犯その他の引揚問題を、今度の日ソ交渉に最優先的に取り扱って、この問題を解決しないうちは、ほかの問題には触れない。それだけの信念をもってやっているのだということを、当委員会で申されておりますが、さらに五十日もたった今日においても、その信念に変りはないかどうか、それをやはりはっきりしていただきたいと思うのであります。この問題が解決しない限りにおいては、次の段階には移らない……


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第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 農林水産委員会 第3号(1955/12/06、3期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいま委員長から御説明ありました通り、本年は雑穀の方も豊作であるととは申すまでもないのでありますが、かてて加えて輸入大豆その他が累積して非常に畑作のうちの大宗をなすところの大豆が値下りをした。値段からいたしますと、昨年は一俵三千六百円程度のものが、本年は二千三百円と約千三百円も下っておる、損をしておるというようなととが畑作を中心とした農家にとっては打撃をとうむっておるわけであります。特に東北、北海道におけるところの開拓地における農民が、本年は大体の、政府からの借り入れ資金の償還期が迫っておって、しかも十二月の二十日という期限まで切られておる今日、それに充てるべく努力してきたところ……

第23回国会 農林水産委員会 第7号(1955/12/15、3期、無所属クラブ)

○千田正君 私は別な角度からお伺いするのですが、競馬によって得た収入が一応国庫に入るにしても、競馬の目的である産馬奨励なら奨励という意味にこの金は十分に還元されて使われているかどうかということに対しては、まだ私ははなはだ勉強が足りないのでわかりませんが、一体それはどういうふうにして使われておるのですか。
【次の発言】 どうもさっきの森委員の言うたように、戦前戦後のこの畜産の態勢が変ってきておるということは、これはいなめないことでありますし、同時に競馬というものが果して非常な必要性を帯びておるかどうかということは最近再検討せられつつある、それはわれわれはいなめないと思うのです。そこで運営の仕方と……

第23回国会 農林水産委員会 第8号(1955/12/16、3期、無所属クラブ)

○千田正君 競馬法の精神は、いわゆる畜産奨励のためということは初めからうたっているのでありますが、これはもっともなことでしょう。それで昨日もそういう議論があったのですが、終戦後この馬の生産というものは非常に低落してきたということは、馬をやはり農耕その他輓馬等に使うというようなことが減ってきたということです。それで競馬法を生かすその方途がだいぶ薄らいできて、むしろ競馬によって射幸的な方向に進む点が非常にふえてきた。早い話がわれわれも競馬にたまに行きますが、負けるというと今日は馬にまぐさを食わしたのだと、だからこれでいいのだと、その帰ってきた感じが最近は違ってきた。で、けさの新聞などで見ると、衆議……

第23回国会 予算委員会 第3号(1955/12/08、3期、無所属クラブ)

○千田正君 外交問題についてお尋ねしたいと思いましたけれども、外務大臣がまだお見えにならぬようですから、青木委員のお尋ねのあと私も外務大臣に質疑をしたいと思いますから、その点を保留しておきます。  最初、鳩山総理大臣にお伺いいたします。日韓問題は、ほかの委員もお尋ねしておると思いますし、総理大臣としましても非常なこの問題に対しては決意を固めてもらわなくちゃならない段階に入ってきておると思います。それで特に私が伺いたいのは、一体日本の自衛権をどういうふうに考えておられるのか。国際公法から申しますれば、公海におけるところの自由操業は当然独立国家であるところのわれわれとしましては、堂々とこれはやって……

第23回国会 予算委員会 第6号(1955/12/14、3期、無所属クラブ)

○千田正君 最初に大蔵大臣にお伺いいたしますが、今朝の各新聞紙が一斉に、どうも最近の大蔵官僚は非常に横暴であるから、与党の内部においては大蔵省に対して、予算編成権をむしろ政党において握ろうと、こういう空気が非常に強くなってきておる、こういうことが一斉に報道されておりますが、これは行政機構改革その他をめぐって非常に重大な問題であると私は考えるのであります。よって来たる原因が那辺にあるかということを考えましたときに、これは現在の大蔵省がとっておるところの予算編成に基くところの官僚独善の姿が日本におけるところの政党政治に反映した一つの大きな原因であろうと、こういうふうに考えられますが、大蔵大臣はこう……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 農林水産委員会 第2号(1956/01/30、3期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいま総務課長から大略の御説明がございましたが、先ほど陳情の方々からも詳しく陳情して、皆さんすでに御承知のことと思いますけれども、この災害は昨年の年末であったために、国会は自然休会に入り、役所の方はこれまた御用おさめ、年始に当りましても、早々のために十分この手は尽されなかったという点に非常にわれわれとしましては残念な点があったのであります。というのは、報道機関その他が十分にこの災害を報道できなかったという点もあると思います。にもかかわらず農林当局は年始早々陳情を受けられまして、災害各県に係官を出張して調査さしていただいたことに対しましては、厚くお礼を申し上げます。  ただいま課長……

第24回国会 農林水産委員会 第3号(1956/01/31、3期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいま経済局長からのお話のうちに、きのうの小型漁船に対する問題は、きのうの御説明では五分五厘というのは正式に訂正されて七分、こういうわけでありまするが、了承いたしましたが、ちょっと疑問がここに生じて参りまするのは、十勝沖の災害あるいはオホーツク海等の災害を受けて借り受けた者の償還期限がすでに間近に迫っておる、再び今回の災害を受けた、こういう重複した災害に対して償還期限が迫ったのを延期してくれというきのうの各被害地の嘆願であったのでありますが、それに対しましてはただいまの説明によるというと、一応貸した金は返してしまえ、返してさらにあらためて六億円のワクのうらで貸してやろう、こういう……

第24回国会 農林水産委員会 第4号(1956/02/02、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今長官からお話がありましたが、まことにけっこうなことですが、これは一つの民有地利用のモデルケースであるがごとくわれわれは考えるのです。そこで一番私が心配するのは、とかく民有地というものは、やはり各個人なりあるいは地方団体なりが持っているものは、そう簡単に手放せないところの執着を持っているということは御承知の通りだと思いますが、これとの調整をうまくやっていくという御自信があってのことだと思いますけれども、一番われわれが憂慮されるのは、これを執行するに当りまして、個々の所有者との間の折衝が十分なされるかどうか、これに対する所信のほどをこの際はっきり方針をきめていただきたいと思うのですが……

第24回国会 農林水産委員会 第5号(1956/02/09、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今の農林大臣の御報告はまことにけっこうずくめで、従って農林漁業のエキスを集めて御報告になったので、これは大へんな大理想でありますが、特に私がここでお伺いしておきたいと思いますのは、最近農林大臣の施政方針演説に続きまして、非常に社会の関心を深めておりますのは新農村建設でありますが、この基本的な構想につきまして、もう少し詳しく御説明願いたいと思います。聞くところによるというと、衆議院における予算委員会等におきまして、だいぶいろいろな面において、最初農林大臣の演説された当初のお考えとは、あるいは修正される点もあるやに承わっておりまするので、この際もう少し根本的な問題に触れて重点的にはっき……

第24回国会 農林水産委員会 第7号(1956/02/16、3期、無所属クラブ)

○千田正君 私は大豆の問題について長官にお尋ねしたいと思いますが、昭和三十年度の大豆の需給計画と輸入計画、私の手元に入って来た資料によりまするというと、大体年間の需給計画からいいますと、年間需要量が八十五万四千トン、国内の出回りの見込みとしては二十一万トン、外国からの輸入量六十四万四千トン、そのうち二万五千トンをいわゆる大豆かすとして考えており、丸大豆としては六十一万八千トンというものの輸入の計画があったように考えますが、実際三十年度の通関手続を終ったものが八十万六千トンになっておりますが、これは私のところに入ったこの資料は長官の方の関係の資料とは変っておらないものでございますか。

第24回国会 農林水産委員会 第10号(1956/02/23、3期、無所属クラブ)

○千田正君 私は今度の改正法律案の御説明のうち、この手当に関する改正の点ですね。これを従来の法律にプラスして、この五分の四の手当金の支払いがまあ今までは結核とそれから貧血ですか、これには五分の四であったのを、さらに今度はブルセラ病も入れて五分の四の手当をやる、こういうふうに法律を改正するわけですね。で、これだけの三種類に限ったという理由ですね。また同じようにたとえば豚なら豚コレラというようなものも相当伝染性を持っていて、危険性を持っておると思うのですが、三つだけに限っておるということはどういうことですか。
【次の発言】 そうすると、ほかの伝染病はなおす可能性があるので三分の一でいいという結論に……

第24回国会 農林水産委員会 第11号(1956/02/24、3期、無所属クラブ)

○千田正君 先ほど溝口委員からも指摘されておりましたが、この開拓融資保証法の一部を改正する法律案の提案理由の説明には――この間の農林次官の説明には、従来二億円で中央保証協会の基金としておったのが足りないので、昭和三十一年度の一般会計から五千万円を中央保証協会に対し追加出資をして保証額の増大をはかっていきたい、それで今度の法律案を出したから何とぞ慎重御審議を願いたいという御説明であった。一応片一方におけるところの法律案のこの内容を見ますのと、法律案の最後の理由というところには、中央開拓融資保証協会に対する政府からの出資金の額を二億五千万円にしたいというその内容を、「機械開墾地区開拓者に対し貸し付……

第24回国会 農林水産委員会 第14号(1956/03/06、3期、無所属クラブ)

○千田正君 先々週でしたか、食糧庁長官のおいでを願いまして、大豆の問題について一応お尋ねしたのでありますが、前々から御承知の通り日本の大豆の生産は山間地帯及び開拓方面の農家がそれに依存して懸命な努力を払ってきておるのであります。しかしながら輸入大豆が最近非常に増加した結果、市場の操作も直ちに生産農家に影響いたしまして、現在のところはとうていこの大豆の生産によって農家経営がやっていけないと、ことに関東、東北、北海道におけるところの山間地、開拓地帯におけるこの大豆の生産は農家にとっては最も必要な農業でありまして、これに対する影響は非常に大きい、これに対しまして、価格安定法の中に大豆を対象として入れ……

第24回国会 農林水産委員会 第15号(1956/03/08、3期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいま局長の御説明の中に、合成繊維の漁網綱に対する貸付の限度は昨年と同様であるというお話でありましたが、これに対して特に考えてもらわなくちゃならないと思うのは、昨年も大体二億円のワクを協同組合の自営船その他に対してワクをとっておったのですが、その二億円は使いきれないでおる。むしろ下回っておる状況であります。そうだとするならば、こうした漁網綱で実際必要な面であるところのまき網であるとか、あるいはカツオ、マグロの漁船に対する網とか、そういう問題に対して個人的融資に対しても一応特別の考慮を払っていただけないかどうか、この点はどういうふうにお考えでございますか。

第24回国会 農林水産委員会 第17号(1956/03/13、3期、無所属クラブ)

○千田正君 山添さんに伺いたいのですが、今年の公庫の政府からの財政投融資の原資の関係かどうかわからぬが、利息のつくものを多く借りるような結果になって、そうして政府出資の利息のつかないのは減っておる。これは将来公庫の運営に非常に重大な影響を及ぼす問題ではないかと私は思うのですが、これは今年きりなのか、または将来何か変えるというはっきりした方針でも持っておられて、まあ今年だけはやむを得ないということなのか、また現況にかんがみて改むべきかどうか、その点をはっきり教えていただきたい。

第24回国会 農林水産委員会 第19号(1956/03/16、3期、無所属クラブ)

○千田正君 法律的な問題についてはだいぶ青山委員がいろいろただされたのでありますが、内容を検討して見て、ある意味においては、一応こういう案が出たということは現在の卸売市場に対する一つの何といいますか、考え方が農林省としてはっきりして来た、こういうふうに考えられるのです。ただ問題は、失礼な話だけれども、こういうたとえば権力を農林大臣のもとに収める。幸いにしてりっぱな農林大臣だけが出ておればいいけれども、場合によってはその権力を握った場合に、その権力を乱用されることをわれわれはおそれるのであって、それに対する何らの覊絆がないということは、非常に私はこの際危惧を持つものなんです。たとえて言えば、あな……

第24回国会 農林水産委員会 第21号(1956/03/22、3期、無所属クラブ)

○千田正君 ちょうど政務次官もお見えになっておりますから、農林省当局の方針を承わりたいと思うのですが、この法案の内容については補足説明等によってよくわかります。肥料の取締りの中に、有害肥料といいますか、農作物には非常にいいのだが、実際においては今度は魚族に被害を及ぼすという問題が起きておりますね。御承知の通り、昨年は九州の有明海においてほとんど魚族が死滅した。この問題で、本委員会に対しましても盛んに陳情が来たわけです。それから委員を派遣されまして十分調査したのですが、同じ農林省の管轄内において、行政監督下において、一方においては農業のために必要だとして使った肥料が、一方には水産に対して非常な損……

第24回国会 農林水産委員会 第22号(1956/03/23、3期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいまの山崎さんのお・話はごもっともと思うのでありますが、これは山崎さんに一応伺っておきたいのですが、日中民間協定期間中において、日本側の操業はどの程度進捗しておられるかということと、その間に何ら両国間にトラブルが起らなかったかどうか、この二点をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 この前に拿捕されておった百四隻というこの漁船ですが、これは山崎さん方がいわゆる民間代表として、向うでいろいろ友好的に話し合いをされてきたのですが、その間においてすでに拿捕されておった百四隻の釈放といいますか、日本側に復帰させるような方法について、もちろんお話し合いがあったと思いますけれども、この問題……

第24回国会 農林水産委員会 第23号(1956/03/27、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今までの議論を聞いているというと、農林省及び通産省が当時の韓国ノリの輸入を禁止したことにさかのぼって、私は委員会の当時の委員としてあなた方にもう一ぺんはっきりしたことをお聞きしたいと思うのであります。幸いに水産庁次長もおられるし、通産省の次長もおられますからもう一ぺん聞きたい。ということは、当時の委員会においては、われわれはあなた方と――あの当時はあなた方は次長でなかったかもしらぬが、農林当局及び通産当局と当委員会において論争した点は、韓国と日本との間はただいまのところは通商も外交も一切できないのだ、いいですか、会談ができないのだという点が一つと、しかも李承晩ラインの不当な一方的な……

第24回国会 農林水産委員会 第24号(1956/03/29、3期、無所属クラブ)

○千田正君 これは、このたびは農業協同組合の再建に対する特別措置法でありますが、同じ農林省の管轄内にある行政指導をしなくてはならない漁業協同組合、並びに森林協同組合等に対しては、あるいはいろいろな農業協同組合とはある面においては別個の措置を講じなくちゃならない点はあると思いますけれども、漁業協同組合などに至ってはまだまだ軌道に乗っておらない。むしろこういう方を早く刷新しまして、農業協同組合と足を並べてこの水産経済の復興をはかられるのが至当であると思いますけれども、このたびは漁業協同組合も森林協同組合もこの案からははずれておるわけであります。これは速急やっていただかなくちゃいけないと思うのであり……

第24回国会 農林水産委員会 第28号(1956/04/12、3期、無所属クラブ)

○千田正君 この問題は御三人からいろいろ伺いましたが、すでに当委員会としましても、当初からお互いに慎重に研究しておったところであります。それですでに新聞紙や何かにおいて発表もされておりますから大体のことはわれわれも知っておるのですが、ただ私はこの際、漁業を実際に営む方々の心がまえをはっきり聞いておきたい。ことにきのうから立場がだいぶ変ってきておる。たとえて言えば、今度は河野農林大臣が全権かあるいは特使か知らぬけれども、日本政府を代表してソ連側と交渉する、ただいま非常に希望が明るいようになったというお話でありまするが、確かに窓はあけられるでありましょうが、そう簡単な問題ではない。そこで藤田さんに……

第24回国会 農林水産委員会 第30号(1956/04/17、3期、無所属クラブ)

○千田正君 ちょっとお尋ねしますが、この海上輸送費ですね、これはこの輸送船は日本の船舶を使うのですか、アメリカの船舶を使うのですか、今度の場合には。
【次の発言】 それからこの保険料はどうですか。やはり保険料はアメリカの保険会社に保険はつけているのですか。日本の保険会社につけているのですか。
【次の発言】 アメリカの船舶で輸送した場合の運賃と、それからアメリカの保険会社に保険契約した場合の保険料等に対するところの比較については、大体ある程度差があると思います。どれだけの差がありますか。
【次の発言】 十三ドルと十六ドル、三ドルの差があるということは、相当価格に対しても影響すると思いますがね。こ……

第24回国会 農林水産委員会 第36号(1956/05/17、3期、無所属クラブ)

○千田正君 外務省にお伺いいたしますが、いかなる協定があるにしても、それは一国の政府と政府間の協定なり条約であるから、それは当然号の衝に当った政府が責任を持つのが当然でありますが、これは国会の承認を得る必要があるかないかという点はどういうふうにお考えですか。
【次の発言】 外交関係のこうした条約が一切国会の承認を受けなければならないということは、これはまあ常識なんでありますが、海外に対しましては、国会の承認を受ける受けないにかかわらず、すでに代表者が調印した以上は、海外に対する責任はその日からでも負わなければならないということになると思いますが、その点はどうなのですか。

第24回国会 農林水産委員会 第39号(1956/06/03、3期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいまの御趣旨はよくわかりますが、一点お伺いしておきたいのは、御承知の通り、地方財政再建整備法に適用されるところの地方が相当あると思います。各県とも赤字財政で悩んでおるところの県があるのであって、地方財政再建整備法の対象として考える場合に、公共事業費のある程度のワクがきめられる、補助あるいは助成という面におけるところのワクがきめられるのですが、そのワクのいかんにかかわらず、この法案はいわゆる災害が起きた場合においては、その県がかりに赤字財政であっても、優先的にこの問題は地方財政再建整備法に関係なく施行するというお考えでありますか、どうですか、その点伺っておきたいと思います。

第24回国会 予算委員会 第5号(1956/02/15、3期、無所属クラブ)

○千田正君 私は限られたきわめて短い時間でお尋ねいたしますので、重点だけしぼってお尋ねしたいと思います。  午前中も社会党の曾祢委員と総理との間に論争を繰り返されたのでありますが、私は別な観点から、一つ総理大臣にお尋ねしたいと思いますのは、現在のような日ソ交渉が停頓状態におったならば、おそらくわれわれが期待しておるような国内的には北洋の漁業のいわゆる産業する問題、国外的には国連への参加というような重大な問題がだんだん遅延していくおそれがあると思うのであります。そこで国連への参加ということが、とりもなおさず日本は世界の国家群の中の一人前になって立っていくという、日本の独立にとっては最も大事な国際……

第24回国会 予算委員会 第6号(1956/02/16、3期、無所属クラブ)

○千田正君 私のお尋ねしたい担当の大臣の方々あまりお見えになっておりませんが……。
【次の発言】 時間の工合によっては考えていただきたい。
【次の発言】 ちょうど大蔵大臣おいでになりますからお伺いしたいのですが、最近のニュースとしまして、インドネシアの銀行が日本側の銀行とタイアップして、両国間の金融面における一つの交流をはかろうと、こういうことを伝えられておりますが、この辺の消息は、大蔵省としましてはどういうふうにお考えになっておられますか、御存じでございますか。
【次の発言】 小林厚生大臣にお尋ねいたしますが、まず第一点としまして、終戦後十数年たった今日、なお引き揚げてこない問題の留守家族の……

第24回国会 予算委員会 第9号(1956/02/29、3期、無所属クラブ)

○千田正君 鳩山総理大臣にお伺いいたしたい最初の第一点は、憲法改正は、占領治下においていわゆる日本の国民の意思に沿わない立場において憲法は設定された、今日独立国家として当然この憲法を改正すべきであるという理論のように思われるのであります。そこで私はその前に憲法を改正するというその理論が同じであるとするならば、かつてアメリカとの間に結ばれたところの日米協定、条約というようなものを、やはりこれも一つのかつての占領下において強制されたような意味の点も相当あると思いますので、この改正が憲法改正前に必要じゃないだろうか。たとえて言いますると、現在におきましても、いろいろな公平でないとわれわれが考えられる……

第24回国会 予算委員会 第19号(1956/03/23、3期、無所属クラブ)

○千田正君 きわめて短い時間でありますので、簡単に、特に総理大臣にお願い申し上げたいのは、今朝本会議におきましても質問してありますので、お答えなかった点につけ加えましてお尋ねをいたします。それは、日ソ交渉について一応ただいまのところは無期延期になっておる。これに対しましてロンドンにおいて御承知の松本全権並びにきのうの新聞発表におきまして総理大臣がおっしゃっておることは、いわゆる情勢待ち。とにかく当分の間この調子では情勢を待たなきゃいかぬという意味のことを申されております。情勢待ちと申しましても分解するとすればいろいろな点があるのじゃないか。たとえば日本の国内の情勢の変化ということも考えられるし……


千田正[参]委員会統計発言一覧(全期間)
1期- 2期-| 3期|- 4期- 5期

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各種会議発言一覧(参議院3期)

千田正[参]委員会統計発言一覧(全期間)
1期- 2期-| 3期|- 4期- 5期
第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 議院運営・建設連合委員会 第1号(1953/07/17、3期、無所属クラブ)

○千田正君 議事進行について。  只今、この法案が提出されて審議に当りまして、この法案が提出されるに当つて最も影響を及ぼす砂防協会の立場から、赤木委員から縷々立場の説明がありました。又衆議院の今村委員長からの、これに対するお答えもありましたので、この際赤木委員の立場の説明は、十分我々も了承できるのであります。現実に今日の議案がかかつたこの場合におきましては、この法案を如何に審議するかという点につきまして、各委員にお諮りを願つて、議事を進めて頂きたいと思います。
【次の発言】 私は、ストップと言つたわけじやないのですが、先ほど赤木委員から、非常にこの法案が出ると、赤木委員の関係しているところの砂……

第16回国会 厚生・中共地域からの帰還者援護に関する特別委員会連合委員会 第2号(1953/07/28、3期、無所属クラブ)

○千田正君 あなたは今南方の者は終戦後において帰還し得られるにもかかわらず、その本人の希望によつて残留してれるからこれに当て嵌まらない。但し軍人、軍属の場合、その帰つて来た場合にはこれで扱う、こういうことですか。それからもう一つ、戦死したか何だかわからない、不明の者はあなたがたのほうとしては戦死者として処理しておりますか。
【次の発言】 いやしくも未帰還者留守家族等援護法という名を掲げて表題にしておる限りにおいては、少くとも第二條一項二号に掲げておるような「未復員者以外の者であつて、」というあとにいわゆる地域を指定すということは、私はこれはこの法案の本旨に鑑みる場合賛成できない。少くとも戦争は……

第16回国会 水産・農林連合委員会 第1号(1953/07/20、3期、無所属クラブ)

○千田正君 只今の清澤委員の御質問に附随して聞きたいのですが、第一条の「従来適法に農業、林業、漁業又は政令で定めるその他の事業を営んでいた者がその事業の経営上損失をこうむつたとき」というのがありますが、只今清澤委員の御質問の通り、この法案を出す際に、農業の経営者というものを、いわゆるこの法案の対象になるものが地主、いわゆる土地の所有権者並びに耕作権を所有して、いわゆる農業を経営しているものと、いずれを対象にしてあなたがたがこの法案を作られたのか、その点を明確にして頂きたいと思います。
【次の発言】 そうしますというと、只今の清澤委員から御質疑があつた問題は、当然耕作権者に、いわゆる艘業、事業経……

第16回国会 水産・農林連合委員会 第2号(1953/08/06、3期、無所属クラブ)

○千田正君 議事進行について……。只今委員長がお諮りになられました、本会議に独占禁止法案が上程されており、採決も迫つておると、そこで若し農林委員のかたがたに御質疑がございますならば、又採決後再開されまして続行して頂くということにして、お諮りを願いたいと思います。


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 建設・水産連合委員会 第1号(1954/05/19、3期、無所属クラブ)

○千田正君 今委員長からのお話によるというと、すでに建設委員会においては提案の理由の説明も聞かれ、或いは必要なる資料の提出も求めておられるようであります。私は本法案の審議に先立つて特に聞きたいのは、一体この法律は何に基礎を置いて出されたのか、根本の問題ですね。例えば一九五一年の九月八日におけるところの吉田総理大臣とアチソン国務長官との間に交換された交換文書に基いてこの法案が出されておるのか。それともその後におけるところの日米協定におけるところの附属的な一つの国連軍との交渉の案件として出されておるのか。そういう根本的理由なしに我々はこの質疑をするわけには行かんのでありまして、それははつきり当該行……

第19回国会 建設・水産連合委員会 第2号(1954/05/25、3期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して。今イン・アンド・アバウトですね、この問題はあなたのほうのイン・アンド・アバウトンいうことは附近と解釈しても、それはどういうことを言うのですか。日本の領土に接近したいわゆる場所とこういうことにすれば、今の秋山委員の質問のような非常に解釈が断定を下すのに迷わざるを得なくなつて来る。例えば沖繩或いは小笠原島であるとか、こういうようなところに米軍の艦隊の配置があつて、そして日本の近海において演習された場合における損害とか、そういう問題が起きて来る。そのイン・アンド・アバウトの解釈はあなたのほうはどういうふうに解釈しているのですか。

第19回国会 厚生・外務・文部・水産連合委員会 第1号(1954/03/30、3期、無所属クラブ)

○千田正君 先ほど私遅れて参りましたので、どの先生にお伺いするのが適当かということはわかりませんけれども、中泉先生お話だけ聞いておりましたので、中泉先生にお伺いするのですが、放射能の滲透度ですね。この間の灰の程度であつた場合に、例えば遮蔽物である漁船でありますると、木造船或いは鉄船、或いはその表面に塗料を塗つておつた場合とか、塗つておらなかつた場合、そういうときにおけるところの放射能の滲透度がおわかりにならなかつたでしようか。それは非常に最近又アメリカ側から禁止区域を拡大されまして、この六月三十日までは非常に大きい範囲の禁止区域が通告されてあるのです。で、漁船が今後出漁しましても、そういう面も……

第19回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1954/03/24、3期、無所属クラブ)

○千田正君 私は只今議題となりました正副主査の互選は、成規の手続を省略して、管理者において指名せられんことの動議を提出いたします。(「賛成」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 今田村委員から非常に必要な点をおつしやられておるようですが、経済審議庁の最近のあり方は当時の、いわゆる安本のときとは大分性格が違つておるという点は我々も認めるけれども、非常に総合的な最後の断を下す点において各省のいわゆるセクシヨナリズムを或る程度抑えなければならないにもかかわらず抑え得ない。早い話が国土計画におけるダムの問題にしましても、各省がアロケーシヨンの問題、そういう問題に対してもまちまちのいわゆる見方をしておる。大蔵省……

第19回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1954/03/25、3期、無所属クラブ)

○千田正君 農林大臣にお伺いしますが、先般MSAの関係から輸入いたしましたところのアメリカからの小麦粉が千葉県の沖合で座礁して、そうして五千トンというおびただしい小麦粉が海中に放出されて、その引揚作業をやつている。この損害は一体日本側がしようのですか、それともアメリカ側がしようのですか。又仮にそのうち引揚げたものは一体日本の食糧として適当であるかどうか。聞くところによると、これは全然食糧には役に立たない、むしろもうにわとりか或いは家畜の餌にしかならないんだ、こういうものの代価はどういうふうにして一体支払うのか、或いは支払わなくても済むのか、こういう点はどういうふうにお考えですか。


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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 外務・農林水産委員会連合審査会 第1号(1955/06/22、3期、無所属クラブ)

○千田正君 これは、外務大臣、あるいは農林大臣でもいいのですが、この余剰農産物の買い付けに際して、海上運賃ですね、灘上輸送運賃は、これは協定によると五〇%アメリカ側が引き受けるということになっておるんですが、アメリカの国旗を掲げて運送する船舶に対しては五〇%は引き受けると、海上運賃及び海上運賃に対する海上保険料、こういうものは一体どういうふうに今後やるつもりですか。それは大変に輸入額に対して影響するのであります。  もう一つこれは農林大臣に聞いておきたいんですが、昨年千葉県の銚子沖で、アメリカ側の輸入小麦の船舶が暗礁に乗り上げて坐礁した。そうして小麦がほとんど流失しまして、非常な損害をこれは受……

第22回国会 外務・農林水産委員会連合審査会 第2号(1955/07/21、3期、無所属クラブ)

○千田正君 外務省にお尋ねいたしますが、今度のこの会社ができましたその重点は、この間からの御説明によりますと、大体中南米のように考えられるのでありますが、それとともに東部、東南アジア、あるいはその他の国に対してもこの会社の機構を伸ばしていこうという、こういう観点を持っておられるかどうか、こういう一点と、もう一つは、御承知の通り、アマゾン流域などはそう開拓するといっても、日本人が行っても、先ほどの戸叶君やあるいは江田君が言ったように、そう簡単には参りません。これはよほどしっかりやらないというととんでもないことになってしまう。これはよほど腹を入れて考えておられると思うが、もう一つことに考えていただ……

第22回国会 内閣・農林水産委員会連合審査会 第1号(1955/06/28、3期、無所属クラブ)

○千田正君 これは大臣に対して質問することかもしれません。いやしくも民主党内閣を代表して、ことに農林省を代表してこられているから、政務次官お二人が……、経済六ヵ年計画を立てて日本の経済の確立をするということを国民に公約してあなた方は出てきた。今だんだんお話を聞いておるというと、この日本の基礎産業であるところの農林や水産等に対するところの統計調査等が、ほとんど完璧に近いようなことを言っておられるようですがわれわれから見ればまことにお粗末至極だと思う。およそあなた方外国に行っていらして御存じかもしれません日本の統計調査ほど不備なものはないし、これほどお粗末なものはない。だからお粗末な上に立てられた……

第22回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1955/06/28、3期、無所属クラブ)

○千田正君 これは大蔵省と専売公社に聞きたいのですが、塩の問題でありますが、ここに四十二ページに上っているのは、数量は内地の塩が四十八万トン、輸入塩が百九十五万トン買入れというわけですが、輸入塩を百九十五万トン買い入れるだけの金があればむしろ内地塩を、多少高くついても内地塩の製塩に対して、今でもあなたがた補助金を出しておりますけれども、助成金を出しておりますけれども、日本の自主的な立場から言えば、多少高くなってもいいから、日本でできたもので日本の国民生活をうるおすような方法を考えた方がいいのではないか、われわれはそういうふうに考える。これは仏領インドシナとかあるいはタイとかビルマとか、ああいう……

第22回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1955/06/29、3期、無所属クラブ)

○千田正君 吉田委員の質問に対するお答えがちょっとぼけておるのじゃないのですか、ちょっとはずれておるのじゃないですか。私も同じようなことをお聞きしたいのですが、先ほどの御説明の中に、終戦後、こうした国の税金が適正に使われていないものが年々激増してきております。御承知の通り、あなたの方から決算委員会等に提出されておるところの各省の批難事項も毎年激増してきておる、そこでそれをどうかして、何とかそういうことはあまりないようにというのが、今のあなたの御説明のように、われわれも国会議員の一人として、国の税金は適正に使われるように、できればそうした犯罪者がないようにというのはお互いに望むところなんです。と……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 外務・農林水産委員会連合審査会 第1号(1956/03/08、3期、無所属クラブ)

○千田正君 一点だけ。領空の範囲ですが、領土並びに領海、領空を認めているのは今までの国際法の通念でありますが、領空はどこまでかという限界がはっきりしていないと私は思う。たとえばある学者は成層圏までをもってその国の領空として認めようという説、成層圏の上まで無限であるという説と、こうありますが、安井教授のお考えはどういうふうにお考えになっておりますか。
【次の発言】 今小西委員の御質問に関連しますが、ただいま田村先生のお話ではきまっていないと、こういう御理論のようでありますが、国連憲章そのものは戦争を否定するための、いわゆる制限し、あるいは友愛によってこれをお互いに制御していこうという戦争だけの目……

第24回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1956/03/19、3期、無所属クラブ)

○千田正君 昨年度の予算のうち、災害等によって予備金の支出、あるいは補正予算等によって追加された分はどのくらいありますか。
【次の発言】 実はどうしてこういうことを聞くかといいますと、昨年の予算委員会において、昭和三十年度の予算を決定する際に、鳩山首相は、補正予算等は災害以外には絶対組まぬということを言明しておられたわけであります。ところが途中において、御承知の通り災害が頻発してきて、補正予算を組まなくてはならなかった事情があったわけでありまして、三十一年度の補正予算を編成するに当りまして、少くとも過去三年ぐらいに、一般的にきめた以外に勃発する災害、予測し得べからざる災害が当然起きてくることを……

第24回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1956/03/20、3期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して。ただいま北委員のお尋ねに対して官房長のお話は雑穀類は農業の主たる生産物ではないから、農林省当局としてはあまり重点を置いて考えてないというふうなお答えのようにわれわれは聞いたのですが、しかしこれは非常にミステークだと思いますね。これは水稲を中心とした、あるいは陸稲を中心とした米作地帯というものは別としまして、北海道であるとか東北であるとか、あるいは長野とか、ああいうような山岳地帯、もしくは水田に適さないところの主たる作物というものはやはり雑穀に依存しなければならない。これは当然あなた方常にお考えになっておることであって、そうしてその雑穀に依存しなければならないとするならば、……



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

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