千田正 参議院議員
1期国会発言一覧

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千田正[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは千田正参議院議員の1期(1947/04/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は1期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院1期)

千田正[参]本会議発言(全期間)
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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 参議院本会議 第11号(1947/07/04、1期、無所属懇談会)

○千田正君 先般來、片山首相以下政府の各大臣が民主主義の高邁なる理想を掲げて健闘されておる点につきましては敬意を表する次第であります。私は極めて少い限られた時間に質問しなければならないので、要点だけ特に拾い上げまして質問したいと思うのであります。  先般片山首相は施政演説で、非常に重要な國土の建設と戰災都市復興の対策を忘れておられるような感がしたのであります。ただ僅かに水力電氣の発電に関する点におきまして触れておられますけれども、我々はこの敗戰後におけるところの経済復興の重点をなすのは、國土の復興と、戰災都市の復興と、こうした大きな面におけるところの底辺の復興をしなければならんということを痛感……

第1回国会 参議院本会議 第15号(1947/07/11、1期、無所属懇談会)

○千田正君 國井淳一君を指名いたします。

第1回国会 参議院本会議 第34号(1947/09/30、1期、無所属懇談会)

○千田正君 無所属懇談会は岩間正男議員を指名いたします。

第1回国会 参議院本会議 第37号(1947/10/13、1期、無所属懇談会)

○千田正君 無所属懇談会は川上嘉君を指名いたします。

第1回国会 参議院本会議 第62号(1947/12/05、1期、無所属懇談会)

○千田正君 生鮮食料品統制強化に関する緊急質問を申上げます。   大体三つの観点から申上げてみたいと思うのでありまするが、第一に、政府は去年十一月の二十七日に都道府縣知事を招集しまして、生鮮食料品配給統制強化を要請したのでありまするが、從來もたびたび政府はこの施策に出たのでありまするけれども、十分なる効果が挙げ得なかつたのでありまするが、この度の実施に当つて、資本、資材、運輸、檢察等十分なる準備ができておるかどうかという点を質問してみたいと思うのであります。又諸般の実情を見まするときに、すべての準備が十分でないように見受けられるのでありまするが、かかる状態の下に突如としてこの緊急措置を採つて、……


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第3回国会(1948/10/11〜1948/11/30)

第3回国会 参議院本会議 第12号(1948/11/16、1期、無所属懇談会)

○千田正君 本員は、この際各地に発生しましたるところの災害に関しまして、政府の対策を聽取するために、緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 私が災害復旧に関しまして緊急質問をいたしますゆえんのものは、今回吉田内閣が成立に当り、国家公務員法改正法律案を通過せしめて即時解散するがごとき意図のあるように、世間が承知しているのであります。吉田内閣が成立いたしましてから、すでに一ケ月になんなんとするのに拘わらず、現実におきまして災害を受けたところの罹災民は、一日も早く何らかの方途を講じて立ち上る意欲を全うせしめるような施策を求めて止まない状況にあるにも拘わらず、未だに追加予算の一片すらも明示され……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 参議院本会議 第20号(1949/11/28、1期、無所属懇談会)

○千田正君 只今議題になりました第六国会において在外同胞引揚問題に関する特別委員会に付託されましたるところの請願及び陳情につきまして、本委員会の審議の経過並びに結果を御報告申上げます。  先ず請願第百十一号引揚者の援護強化に関する請願は、駅頭における援護の充実を図ると共に、物資の配給、就職の斡旋、更生資金の貸付、引揚者住宅の拡充等、定着援護の施策を強化されたいとの趣旨であります。  請願第二百十一号在ソ同胞引揚促進に関する請願は、在ソ同胞の数に対しては、留守家族を初め国民が抱く一抹の憂慮を拭い去ることができないことは遺憾であるから、速かにこれを明らかにされたいとも趣旨であります。  請願第二百……

第6回国会 参議院本会議 第22号(1949/11/30、1期、無所属懇談会)

○千田正君 只今より、議題となりましたいわゆる中共地区在留同胞の実情に関する報告を申上げます。  ここに中共地区と申しまするのは、いわゆる満洲地区及び旅大地区を指すものと御了承願います。在外同胞引揚問題に関する特別委員会は、第一回国会以来、引続き今日まで海外残留同胞の引揚促進並びに引揚者の援護につきまして、委員各位の非常なる熱意の下に不断の努力を重ねて参つた次第であります。然るに、現在尚中共地区におりまするところの我が残留同胞の引揚は未だ完了を見ない実情であります。帰国の一日も速かならんことを念願しておりまするところの留守家族の心情を思いをいたしますと、誠に心痛の至りでございます。本特別委員会……

千田正[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院1期)

千田正[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 決算委員会 第1号(1947/07/05、1期、無所属懇談会)

○千田正君 ちよつと……。この四分科に關する問題としまして、今度内閣直属になりましたところの建設院及び經濟安定本部におけるところの豫算に對する決算という問題について、お考えはありませんですか。

第1回国会 決算委員会 第7号(1947/08/27、1期、無所属懇談会)

○千田正君 只今の大藏大臣のお話によりまして、非常に我々は意を強うしておる次第でありますが、従來の官廳の決算は、もうすでに皆さん御承知の通り豫算を取ればそれを何とか年度内に使い果してしまう、餘らないようにどうにかこうにか恰好を付けて行くというものが從來の官職のやり方のように承知しております。健全財政をモツトーとするところの現内閣において、更に又我々今日の敗戦後におけるところの日本の經濟の建直しにおいて、從來のように杜撰なやり方ではいけない。こういうことを我々は國民の代表として痛感するのであります。つきましては先程大臣のおつしやつたように、決算はゆるがせにすることができないと同時に、次の豫算を組……

第1回国会 決算委員会 第9号(1947/10/16、1期、無所属懇談会)

○千田正君 先程委員長の御挨拶の中に話がありましたが、法案第五條第二項の人事官の任命に関しては、日本國憲法第六十七條第二項の場合を適用するという問題につきましては、先般來いろいろ審議されまして、先日は國務大臣からもこれは見解の相違であるという答弁を承つたのであります。我々参議院といたしまして、この憲法の適用の範囲に関する問題について、この案が果してこの適用に該当するものであるかどうかということを檢討した場合に、遺憾ながら私はこの問題に対しては賛成できないのであります。いずれそのうち採決されることと思いますけれども、一言この点については尚お伺いしたいと思いますが、こうした種類の法案が再三再四今後……

第1回国会 決算委員会 第10号(1947/11/24、1期、無所属懇談会)

○千田正君 有價證劵雰は、大體において、外地におけるところの國策會社の有價證劵が主のように見受けられまするが、大體この所有株主の或る一部は、滿洲事變當時におけるところの犠牲者であつた人達の遺族が相當持つておると思いますが、或いは日華事變當時にもあつたと思います。濁り陸軍の兵濟組合のみならず、陸海軍におけるところの戰歿者の遺族その他が北支開發、若しくは滿洲方面の株を持つておると思うのでありますが、現在も持つておりますが、こうした方面に影響があるということをお考えにならなかつたかどうかという點について一言お伺したいと思います。こういうことを處分することによつて、濁り陸軍の共濟組合のみならず、實際持……

第1回国会 決算委員会 第14号(1947/12/07、1期、無所属懇談会)

○千田正君 本法案に對しては、將來國土省或は建設省というような強力な國土建設の行政機關が、必ず設置されるという前提の下における、暫定處置であるという點においてのみ、本案を了承し、贊成したいと思います。

第1回国会 厚生委員会 第2号(1947/07/30、1期、無所属懇談会)

○千田正君 先程からいろいろお話がありましたが、ちよつとお伺いしたいのは、この傳染病の施設に関する問題につきまして都市のお話を大分伺いましたが、農村その他漁村においての問題としまして先般日本医療團の解散という問題ができておつたのですが、日本医療團が解散した。その施設を各府縣に、或いは厚生設備におけるところの今の傳染病の収容とか、その中の、厚生設備に使用すめ面において、厚生省の方では何かお考がございますでしようか、如何でございましようか。
【次の発言】 今のあれは厚生省の、例えば傳染病の予防に関することに対して、なんらかの特別の予算が出た場合に、突発的に傳染病が出たような場合特別なそうした予算を……

第1回国会 厚生委員会 第4号(1947/08/05、1期、無所属懇談会)

○千田正君 質問の時間を與へて下さい。もう少し結論的に話して下さい。
【次の発言】 厚生委員会は重要なる問題であると同時に、各般のあらゆる問題について研究しなければならんので私は小委員会を開いて頂きたいことの動議を提出いたします。こういう大勢が集まつていても、質問もできないし御答弁も十分でないということは、委員会が効果的な運営になつて行かんと思いますから、保健所なら保健所をやるというなら、それに対しての小委員会を開いて十分討議して頂きたい。
【次の発言】 只今の御説明で大分分りましたが、大体國立療養所及び國立病院におる者は、今度の誤つたる戰爭の尊い犠牲者であると同時に、最も不幸な人たちが大半以……

第1回国会 厚生委員会 第18号(1947/09/25、1期、無所属懇談会)

○千田正君 お忙しいところ誠に恐縮ですが、一分間だけお願いいたします。只今私は東北の水害地から辛うじて身を以て帰つて参りましたが、東北は御承知の通り二囘打続く洪水によつて非常な打撃を蒙つて、実りの秋を前にして農民が茫然としておつたところが、この十五日以來の百七十七ミリ以上の降雨のために、再び決壞個所数十ケ所岩手縣の縣南の黒澤尻から宮城縣の縣北新田、瀬峯に至る蜿蜒数百キロは殆んど一物もなく流しつぶされた状況であります。不幸にして東京都のような近いところでないために、十分なる通信網もなければ連絡もない、正に湖底に沈まんとするところの状態に置かれておるのでありますので、特に厚生方面の関係といたしまし……

第1回国会 厚生委員会 第19号(1947/09/27、1期、無所属懇談会)

○千田正君 政府御当局にお願いしたいと思いますのは、今度の災害救助法案の中に勿論盛られてあると思いますが、直接この度身に沁みて感じたことは、主要食糧の問題について、隣縣に救援方を申請した場合に、隣縣には農林省当局から、それを災害地に向けてよろしいという指示がないから出せない。殊に今度問題になりましたのは、塩干魚その他の水産加工品を至急に災害地に廻して貰いたいという懇請があつて、隣縣は手持品をそれなら廻してやりたいけれども、政府当局からの指示がないから廻せない。こういう誠に政府の理想とするところと現実は矛盾しておるという点が多々ありますので、この際災害救助法案にそうした緊急措置を講ずる方法を執つ……

第1回国会 厚生委員会 第25号(1947/11/13、1期、無所属懇談会)

○千田正君 どうも今の厚生大臣のお話は、非常に私は盲人の立場に同情して見ますというと、受取りかねる点があるのであります。それは厚生大臣は博学の方であるから御存じであると思いますが、盲人に対して鍼灸を許したのは徳川時代のいかに盲人を保護するかという政策の現われである。盲人以外に絶対に鍼灸を許さなかつたということは徳川時代の保護政策である。今日この文明になつて、而もこの民主主義の政治下で、特に盲人のために厚生大臣として考えられる点から言えば、そこに多少希望の点を取つて頂けないかということを、政治家という立場、又民主政治という意味から、特にその人達のために特段のお考えをいたして頂きたい。こういう点に……

第1回国会 厚生委員会 第27号(1947/11/20、1期、無所属懇談会)

○千田正君 私は只今の御説明を承つて、成る程ポツダム宣言の受諾の方向において絶対動かすべからざるところの鉄則があることはよく分りましたが、日本としましては、敗戰後における民主國家としてスタートを切つたために、我々國会議員として特に要望しなければならないことは、大將であろうと、一兵卒であろうと日本人としての立場ということを考えて、個人というものの生活の保障を対象として考えなければ、民主主義政治というものの再出発ということはあり得ない。こういう点から私は只今の恩給制度に対して不満を申し返べたい。こういうのであります。先程から草葉委員の申される通り、我々は大將であろうと兵卒であろうと、今後の民主國家……

第1回国会 厚生委員会 第28号(1947/11/25、1期、無所属懇談会)

○千田正君 只今草葉委員の動議に対しましては、小川委員の日頃の言論、若しくは行動に対しては、御同様考えるところでありまするけれども、当厚生常任委員会といたしましては、この常任委員会で当人がその言動に対して、特に陳謝の方法をとるということに対しての追究は当然やつてもよろしいと思いますけれども、日頃の言動その他に対することについては、議員全般の問題となりますので、厚生委員会と別個に切離しての行動をとつて貰いたい。この点を申上げます。

第1回国会 厚生委員会 第29号(1947/12/02、1期、無所属懇談会)

○千田正君 第四項に専ら農業用に使用されるものは除くとあります。この一項につきましては、農業用と「ねずみ」、「はえ」、「か」、「のみ」、などの駆除にも併用されるようなものが相当市販されておるものが往々見受ける。これの区分けは相当嚴重に取締つておりますか。例えばD、D、Tのようなものと擬似のD、D、Tのようなものはこれはどちらでも使用されておる。農業用にも使われておると同時に駆虫剤にも使われておる。こういうようなものの取締をはつきりここに明示しませんと、農業用と普通の駆虫用とが往々にして、我々需要する者が判別がつかないことが多い、この点はどういうふうに区別されておりますか。

第1回国会 厚生委員会 第31号(1947/12/06、1期、無所属懇談会)

○千田正君 議事進行を願います。
【次の発言】 大分御答弁も伺いましたし、我々もよく御質問いたしました。これで打切り採決に入つて頂きたいと思います。

第1回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第2号(1947/08/05、1期、無所属懇談会)

○千田正君 先般來歸つて來られる人達の大體の人數は伺つておりまするが、終戰と同時にソヴイエト側に引渡されたところの同胞の數と、現在殘つておる數との差、いわゆる歿くなられた人、死亡の大體の數はお分りにならないのでありましようかという點と、同時に若しも將來この運動を續けて行く立場から考えまするというと、留守宅の人々はその生死の安否を毎日苦しみながら待つておる状態であります。でき得べくんば、これを連合國を通じてでも、できるだけ詳細な氏名、若しくは亡くなつた人の場所ぐらいは突止めて頂くような方法をとつて頂きたい。この點を特に伺いたいと思います。

第1回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第7号(1947/08/30、1期、無所属懇談会)

○千田正君 只今淺岡議員から舞鶴における實情を述べられておりまするが、私はこの七月五日に片山首相の施政方針演説に對しまして質問した者でありまするが、その節外務大臣にも御質問申上げておりましたときのお答えとしましては、先般外務大臣からお話がありました。が併しどうも納得の行かない點が多々ありますので、實は本日を期待しておりましたところが、笹森國務相から詳細のことが、自分からも報告する譯に行かんというお話でありまするが、私の手許に只今ありますところの報告としましては、九月におけるところの配船手配は、シベリヤのナホドカから舞鶴港に入るものが二萬名、樺太の眞岡から小樽に入る者は約三萬名推定、こうなつてお……

第1回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第9号(1947/10/14、1期、無所属懇談会)

○千田正君 只今援護院次長のお答えの中に本年十二万五千世帶に対する寝具、殊に蒲團、毛布及び生活必需品に対しては十分の御用意があるということで、誠に我々も感謝するわけでありますが、先般の東北並びに関東の水害地の救済物資として厚生省その他が引揚者用のこうした寝具及び生活必需品を取敢ず災害地に送る、すでに送つておりますが、そうしますというと、只今の御説明のような十二万五千世帶の分を用意してあつた、いずれもこれは災害でありますから止むを得ませんが、その方面に取敢ず送付したとしますれば、その方の補充ができるかどうか、こういう点について一應お伺いしたいと思います。なぜかというと、先程北條委員が質問された中……

第1回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第11号(1947/10/21、1期、無所属懇談会)

○千田正君 先程もこれは申上げましたが、重ねてお尋ねしたいと思いますのは、毎日新聞紙上で皆さんの御覧になる犯罪の面において出て來るものは引揚者か復員者である。殆んど現在全國の刑務所に繋れておる者の経済犯罪の大部分というものは、こうして帰つて來たところの未だ報いられざるところの人たちが、生活の立つて行かない又性格の弱さから陷るところの犯罪の大部分というものが引揚者並びに復員者であるということは、皆さん御承知のことであると思う。この点につきまして、先程も申上げましたが、日本の政治の貧困というものは、戰爭を誤まつて起したということも政治の貧困であると同時に、戰後において囘復の速かでないということも政……

第1回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第13号(1947/11/15、1期、無所属懇談会)

○千田正君 只今の岡本委員の質問に附随しまして、私から根本的に伺いたいのは、先般の告示によつてお支拂いを受けている点は閉鎖機関の中において内地において受取られる分に対してのみこれが支拂つて頂けるというふうに私は承知しております。実際の閉鎖機関に繰入れられているところの外地の各閉鎖機関内に入れられた各会社の社員というものは、殆んど海外におつて、そうして帰る時は御承知の通り千円しか持つて來ない、而も会社に対しまして身許保証金若しくは積立金、こうした粒々辛苦の金を会社に積立てておつて、将來においては内地に帰えれば貰えるというような意味で相当の苦労をしながら貯めておつた個人の一つの請求権でありますが、……

第1回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第14号(1947/12/09、1期、無所属懇談会)

○千田正君 この引揚同胞の問題に關しては、今年當初の第一囘國會におきまして、片山首相の施政方針演説に對處しまして、緑風會を代表しては穗積、無所属懇談會を代表しましては不肖千田が、當時の問題を取上げて片山首相に、國家として如何にしてこうした立場におかれる人達を救うかという問題に對して相當論議した問題であつて、片山首相もこの一千萬以上になんなんとするところの戰争の犠牲者を如何にするかということが、今後の民主政治の達成という根柢をなすものであるということを斷言され、必要性を是認しておつたのであります。以來、衆議院参議院共に、この同胞に對する特別處置を講じなければならないという考えからいたしまして、同……

第1回国会 水産委員会 第4号(1947/07/30、1期、無所属懇談会)

○千田正君 この昭和十一年度の魚價の六十五倍というのは、外の物價が六十五倍であるから、これも六十五倍で止むを得ないじやないかというような、あやふやな態度の決定の仕方は私は不賛成であります。なぜかというと、國民はこの魚價にしろ、すべての物價に対しても、非常な関心を持つておるときに、我々水産常任委員会において、外が六十五倍だとするとどうだとか、これも六十五倍でよいじやないかとか、不満足ながら賛意を表するというような態度では僕は不満足だと思います。もう少し研究して、材料が四分の一しか入らない、或いは燃料がこれだけしか入らない、綜合的に言つて、六十五倍でなければ通らないということを、はつきり宣言するの……

第1回国会 水産委員会 第6号(1947/08/23、1期、無所属懇談会)

○千田正君 懇談會に移る前に謝意を表したいと思います。この度の水産物の集出荷並びに配給問題について調査を命ぜられました我々調査團十四名、その内國會の事情で止むを得ず缺席された方もありますが、酷熱のうち、限られた時間の内で活動して頂いて、現地の各機關及び業者と十分なる打合せをして、我々の責任を果たすことのでき得たことにつきましては、各調査に向われました委員諸氏に對して厚く御禮申上げます。もう一つは、今度の調査に關しまして、中央水産會があらゆる機構を動員して、我々の調査に非常な便宜をお與え下さつたことについて、中央水産會に對して厚く御禮申上げる次第であります。殊に本部からは第一班には常務理事の煕澤……

第1回国会 水産委員会 第8号(1947/08/29、1期、無所属懇談会)

○千田正君 水産廰設置の問題につきましては、本年の七月五日の總理大臣に對する質問演説の中に、私も漁民の漁業權の解放問題につきまして、當該大臣であるところの平野農林大臣に御質問申上げましたところが、非常にその時の御答辯としましては、我々は滿足したのでありますが、その御答辯の中に、長年の間桎梏に苦しみつつあるところの漁民の解放の時は來たのである、漁業權の開放、漁業權の確立の問題を中心とする水産廰を設置する案を政府は持つておるというお答えがありましたので、我々漁民解放に苦心しておる者に取りましては、誠に朗報として受取つて、同時に又この劃期的な敗戰後におけるところの水産業確立のためには絶好のチヤンスで……

第1回国会 水産委員会 第9号(1947/09/26、1期、無所属懇談会)

○千田正君 先般平野農林大臣に対しまして、水産委員会から運輸省との折衝方を懇請いたしておりましたが、只今のお話を承りますというと、未だ十分その答えを得ていない。ところがこれをよく検討して見まるすというと、運輸省の問題は、これは一つの行政機構の問題であつて、我々が要望するのは三百万漁民の、國民の声として要望しておるということをはつきり認識して頂きたいということを、特にこの際政府御当局にお願いしたいと思うのであります。運輸省の問題は言うまでもなく運輸関係の機構の問題であります。我々の要求するのは三百万漁民の代表として我々は要求しておるという点を十分その点を誤解のないように、特にお願いしたいと思いま……

第1回国会 水産委員会 第10号(1947/10/07、1期、無所属懇談会)

○千田正君 岩手縣九戸郡種市村にありまするところの八木港修築に関する請願に対しまして、簡單に御説明申し上げます。  岩手縣九戸郡種市村八木港と申しましても、岩手縣の宮古港と青森縣の八戸港の中間に位するところの寒村の漁港でありまして、從來岩手縣の宮古港を青森縣の八戸港のこの長い沿岸地区におきまして、年々幾多の漁船の遭難があり、或いは漁船ばかりでなく、商船の遭難があつて、何処か避難港が欲しいということは、屡々三陸沿岸を航行するところの商船のみならず、三陸の漁場に或いは北海道の漁場に赴くところの漁船の要望するところでありましたが、何分にも湾としては適当な場所があつても、背後におけるところの生産その他……

第1回国会 水産委員会 第11号(1947/10/15、1期、無所属懇談会)

○千田正君 只今の林技官の御説の中に、北海道が全額國庫負担であつて、本土の漁港及び船溜りについてはその四割の國庫負担ということでありますが、よく北海道は特殊事情特殊事情と申されますが、先般も我々は視察に行つて、実際特殊に取扱わなければならない程の状態であるかということを実際見て來るというと、必ずしもそうじやないということを我々は考えるのであります。そこで全額國庫負担という意味の特殊事情ということは、どういう意味において考えられているが、ちよつと伺いたいと思います。
【次の発言】 誤解があつてはいけませんから一應申上げて置きますが、北海道の全額負担、誠に結構でありますが故に、ただ今度の四割補助と……

第1回国会 水産委員会 第12号(1947/10/16、1期、無所属懇談会)

○千田正君 私は中座して、十分皆さんの御意見を伺う時間のなかつたことを遺憾に思います。只今の水産局長のお話を承ると、如何にも苦しそうなお答なので御同情申上げます。併し日本一般の全面的な経済からという問題になると、私から言わしめれば、現在の農林行政の一面を受持つところの水産局並びに日本の経済の、特に食料問題の一面を受持つところのこの水産物の統制機構の面におきまして、水結局の受持つておるところの責任の非常に重過ぎはしないか、ということを私は考えるのであります。と云うことは主要食糧の一面を、補充するという面から殆ど水産物という名の付いた物を、魚類の大半どころではない、九〇%近いものを統制の枠の中に入……

第1回国会 水産委員会 第13号(1947/11/06、1期、無所属懇談会)

○千田正君 紹介議員としまして私から請願の趣旨並びに理由を申上げます。  岩手縣氣仙郡廣田港修謹工事継続施行に関する請願であります。岩手縣氣仙郡廣田港修築工事を継続事業として続行実施し、以て利用價値を高めて頂きたいというのが請願の趣旨でありまして、請願の理由としましては、岩手縣氣仙郡のこの廣田港は、昭和九年小漁港に指定せられまして、第一期修築工事として同年着工しまして、同年の十二月これが指定せられたのであります。続いて昭和十三年第二期工事として六ヶ年の継続事業としまして施行しつつあつたのでありますが、御承知の通りその後戰爭が勃発して以來、資材の不足その他のことにおきまして只今のところ中止してお……

第1回国会 水産委員会 第14号(1947/11/10、1期、無所属懇談会)

○千田正君 未だ漁業協同組合法案で漁業權の問題を解決し得ない中に、すでに漁民の中核體として、とにかくにも今日まで漁民の一つの希望の繋りを持つて來たところの中水が、正に閉鎖機關として解散の運命にあるということは、誠にこれは農業問題と比較した場合において、漁民の點においては實に政府としての考え方がどうか分らんけれども、漁民の立場が無視されておるということを我々は痛感するのであります。申すまでもなく我々の水産常任委員長は、少くとも漁民の代表として、又漁業機關の代表として我々は來ておるという建前からいたしまして、今の中水の解散というような問題が起きて來た場合において、そのあとをどうするかという問題を、……

第1回国会 水産委員会 第16号(1947/11/28、1期、無所属懇談会)

○千田正君 只今の青山委員の質問に補足しまして私から申上げたいと思います。ということは、今青山委員から誠に穏かな言葉で水産局に対する非難を申しておりましたが、私は水産常任委員としまして、このたび採つたところの政府の態度というものに対しては、私はきつく糾問したいと思うのであります。ということは、とかく官僚独善の声が從來叫ばれておるこの際において、而も重大なるところの生鮮物の統制問題に関して、何ら國会の委員会との了解も相談もなく、各縣の知事を招集して、閣議で決定したからといつて、それを強行させよう。若しもこれが順調に行かなかつた場合に、どこが責任を持つのか。政府が責任を持つのか。少くとも我々の國考……


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 決算委員会 第1号(1948/01/28、1期、無所属懇談会)

○千田正君 所管事項に関してちよつと御質問申上げまするが、この度の連絡調整事務局並びに賠償廳の設置に対しまして、引揚邦人の残留財産に対する処理に関する事項は、いずれの方面において所管されるようになりますか。その点についてお伺いしたいと思います。

第2回国会 決算委員会 第閉会後1号(1948/10/08、1期、無所属懇談会)

○千田正君 決算委員会の特殊物件小委員会の審議の経過並びに結果について、御報告申上げます。  この小委員会は六月の二十五日に設置されたのでありまするが、当日直ちに第一回分会合を開きまして、以来引続き六回の会合を重ねましたが、とき恰も國会の会期が、切迫しておりました上に、決算委員会といたしましては、行政機構の改革その他の重要なるところの案件が山積しておりましたので、当小委員会は十分にその機能を発揮することができませんので、國会閉会中にも継続して審査することになりまして、それで七月五日には新たに会合を持ちまして特殊物件に関する実地調査のため関東班、関西班との二班を組織することに決定いたしたのであり……

第2回国会 決算委員会 第4号(1948/04/02、1期、無所属懇談会)

○千田正君 只今法務庁総裁から、大体のこの案に對する措置についての御説明を承わりましたが、我々としましては、この政務次官の臨時設置に對する問題に對して、相當重要なる今後の民主政治の在り方という問題につきまして、現總理大臣の十分なるお話を承わりたいと思いますが、動議としまして総理大臣の御出席を求めたいと思います。
【次の発言】 先程來政務次官の臨時設置に關する法律案に關しましては、鈴木法務總裁から大體の骨子は御説明がありましたので、大體のところは分りましたのですが、ただ政府の在り方の面におきまして、是非總理に明確なお話を承わりたいと思つた次第であります。それは先程鈴木總裁のお話によりますというと……

第2回国会 決算委員会 第5号(1948/04/06、1期、無所属懇談会)

○千田正君 私は第25條「この法律のいかなる規定も海上保安廳又はその職員が軍隊として組織され、訓練され、又は軍隊の機能を營むことを認めもるものとこれを解釋してはならない。」という、この二十五條を削除して欲しいと思うのであります。ということはすでに日本憲法におきましは、軍隊とか武器とかいうものはないのでありまして、これによるとまだ終戰前の、日本の國はそうしたものに憧れ、そういうものに對する希望を持つがごとき感を抱かせるがごとき意味のこの條文は、この際穏當ではないじやないか。殊にいろいろな國際事情の輻湊しておる今日において、日本國民としてこれは穏當な法律の條文ではないと思いますので、この點削除をし……

第2回国会 決算委員会 第18号(1948/06/04、1期、無所属懇談会)

○千田正君 只今の御報告の外に一つちよつとお伺いしたいのは、終戰処理費の二十一年度支出額の中に工事費及び物件調達費に関して、現在この報告によりますと、概算拂が多くて精算が十分なつておらない。中には証拠書類を紛失して非常に檢査に支障を來たしておるというようなことに書いてありますが、この点はすでに精算ができておられるのかどうか。同時に喪失されたような証拠書類その他に対しては十分捜査もし、又その衝に当つた責任者が責任の帰趨を明らかにしておるかどうか。事苟も國の財政を賄う点から行きまして、その点官紀粛正の上からいつても所轄官廳の責任を十分に明らかにして頂きたいと思います。この点について御答弁願います。

第2回国会 決算委員会 第21号(1948/06/08、1期、無所属懇談会)

○千田正君 ちよつと商工當局に御質問しますが、この百二十三ページの二十二年度でありますが、石炭廳で昭和二十二年七月から十二月までの間に、東京商工局長以下八名の官吏が出張に際して百三十萬という金を使つておる、一人當り平均十一萬何がしという金を、官吏が、何回往復したか知らんが、これだけの厖大な金を使うということは、我々はどうしても考えられないのですが、先程その始末に對しては、十分戒飭をした、こういうお話であるけれども、往々にしてこういう問題が、あなた方みずからの面上を傷つける問題であるが故に十分こういう問題に對しては處置して貰いたいとこう思うのでありますが、大體この報告書によると、何某外何名という……

第2回国会 決算委員会 第27号(1948/06/30、1期、無所属懇談会)

○千田正君 只今の太田委員の申します意向と同樣に、無所属懇談会は賛意を表します。第十八條は削つて、第十七條は原案のまま。
【次の発言】 緊急動議としまして、水産廳設置法案をこの際、会期も迫つておりますが、政府の意向としても速急にやりたいという意向もあるようでありますが、我々漁民の代表といたしましては、今日農民の面においては農地の開放その他において救われておるに拘わらす、漁民は未だに原始時代の拘束そのままに置いておるような現状でありまして、一日も早く水産廳を設置して、漁民及び水産方面の福祉に当てたいという希望を持ちますので、この際速急に水産廳設置法案を当委員会に掛けられんことを希望いたす者であり……

第2回国会 決算委員会 第30号(1948/07/03、1期、無所属懇談会)

○千田正君 私は今までの國土計画委員会及び決算委員会の両方において審議した結果の報告を受けて、又要望も十分承知しておりまするが、この際我我は時日のない今日において、殊に恐らく政府が提案した原案に対してのいろいろの議論があつたにも拘らず、修正案も出て來ましたし、或いは原案を通過しようという提案も出て来たのでありますが、政府自体が綜合計画をやるにしても、予算が十分ないだろうと思います。同時に人員の綜合計画もないだろうと思います。それで私の望むことは、政府が建設行政の一元化、綜合化ということは、これは國民の等しく要望するところであり、我々決算委員会も要望するところでありますが、これは後日國家行政組織……

第2回国会 決算委員会 第31号(1948/07/05、1期、無所属懇談会)

○千田正君 私はこの衆議院の修正案と残りの原案並びに先程山下委員から提案されました施行の期日の修正とを併せて賛成するものであります。但し注文があるのは、只今岩崎委員も申します通り、單なる犯罪の摘発ではなくして、この法案はできると同時に、今後の日本経済というものに対して十分なる民衆の認識を高めるというふうにこの運営の妙を振つて頂きたい。ややともするというと、呑舟の魚は自動車で逃げ廻り、一番生活に苦しむ者は警官に捕われて牢獄に繋がるというような、誠に悲しむべき現象を來さないように、末端に至るまで十分にこの法の運用が、日本國民の経済振興に役立つような方法に運営されることを要望しましてこの案に賛成をい……

第2回国会 厚生委員会 第閉会後1号(1948/10/06、1期、無所属懇談会)

○千田正君 只今東北の事情については御報告がありましたが、その中で岩手縣の日本医療團並ひに農業会が経営しておつた病院を、農業会の解体によりました縣に委託する。縣はその買收費がない。そのためになんとかして起債を起したい。こういうような問題で再三厚生省に向つてその陳情が來ておる筈であります。経済力は貧弱な且又担税力のないところのああした荒れはてた農村漁村における唯一の医療設備である。こうした問題を等閑に附して置くということは非常に遺憾に存しますので、この点につきましては十分に縣で買取る、或いは起債を起すというような面におけるところの厚生省なり、大藏省の特別な枠の決定に対しての考え方をやつて頂きたい……

第2回国会 厚生委員会 第3号(1948/05/06、1期、無所属懇談会)

○千田正君 お許しを得まして、中部の中の静岡で、総括して姫井委員からお話を願うことにしてありまするが、ただ一点だけ特にこの委員会において報告さして頂きたいという面がありますので、特にその一点だけ報告さして頂きます。  それは静岡縣における三方原におきまするところの兒童福祉法によるところの保護施設であります。葵寮と申しまして、これには全國の浮浪兒が收容されておりまするが、どうも兒童福祉法の根本の趣意を十分に院長が納得していないと同時に、静岡縣当局もその指導方針において誠に緩慢な点があるのであります。それはどういう点かというと、丁度葵寮の行き方は、少年刑務所という感じを深くさせられた。というのは、……

第2回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第1号(1947/12/11、1期、無所属懇談会)

○千田正君 無所属懇談会は星野芳樹君を推薦いたします。

第2回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第4号(1948/01/29、1期、無所属懇談会)

○千田正君 日の丸の問題とは別でありまするが、同じ繊維の問題でありますから、はつきりお伺いしたい、こう思うのであります。この繊維の問題に対しましては、引揚援護院の方の方もお見えになつておりますし、復員局もお見えになつておりますし……それから厚生省からもお見えになつておりますか。
【次の発言】 第一回國会の本会議におきまして、一松厚生大臣がシベリヤにおけるところの抑留邦人が帰つて來るに対して、國内におけるところの受入態勢ができておるかどうかという質問に対しまして、十分できておる。而も繊維品、寝具、その他に対しては万遺漏なく準備ができておる。こういうことを確言されたのでありまするが、私共は先般來東……

第2回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第5号(1948/02/05、1期、無所属懇談会)

○千田正君 先般來國旗問題についてはいろいろお話がありましたが、岡元君が先般の會議において要求したのは、前議會において、この特別委員會において、商工省繊維局長が國旗に對するところの材料を配給できるかどうかということに對しての答えを要求しておることで、(「異議なし」と呼ぶ者あり)一つはこれは岡元君の追及した論據であります。それから星野委員の動議として出したことは、國旗を引揚者に配給するかどうかという本質的な問題、この二つの問題であります。私としましては、岡元委員の要求するところの、商工省當局の配給ができるかどうかという返答を聞けばいい問題である。それから星野委員の述べるところの、本質的な問題につ……

第2回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第6号(1948/04/26、1期、無所属懇談会)

○千田正君 北海道方面に冬季と違つて今はいいと思いますがね。

第2回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第7号(1948/05/04、1期、無所属懇談会)

○千田正君 ちよつと齋藤長官のお歸りになる前に……。
【次の発言】 今の問題はよろしいです。無縁故者の問題、樺太から引揚けて來た無縁故者を東北及び北海道で引受けておるのですが、引続いて引受けるということになりますか。前に引揚げて來た人の定著の問題についてまだ十分な政府の施策がなく、各縣におけるところの更生の指導方法が十分ではないのでありまして、是非これは後から引続いて引受ける等の關係上、前に引揚げて來た人たちの指導方針について各都道府縣に對して援護院なりその他の関係方面から具體的に御指導を願いたいと思います。この點御要請申上げて置きたいと思います。

第2回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第8号(1948/05/27、1期、無所属懇談会)

○千田正君 農林施策について、現在の府縣では引揚者を受入れても、それを租借する力がないわけでありますから、國営開拓事業に引揚者を受入れて貰いたいと思います。國営開拓事業は打切りとかいうことも聞きましたが、如何ですか。

第2回国会 水産委員会 第1号(1948/01/30、1期、無所属懇談会)

○千田正君 丁度農林大臣がお見えになつておりまするので御質問申上げます。昨冬第一回の國会の終りにおきまして、生鮮食糧品の統制強化という問題が起きて、この水産常任委員会に何ら諮ることなく、政府は政令によつて生鮮食糧品の統制強化を図つたわけでありますが、その際農林省を代表をしておられました水産局長に一言前以て申上げて置きました件としましては、この統制強化が若しも十分なる準備なくして行われた場合において、予期したような効果を得られなかつた場合において、片山内閣及び農林省当局が責任に負われるかどうかということを御質問申上げて置きました次第であります。当時水産局長は十分にその点は御承知のことと思いますが……

第2回国会 水産委員会 第3号(1948/03/26、1期、無所属懇談会)

○千田正君 時間もありませんから簡單に御質問申上げます。集出荷、配給統制に關する問題でありますが、我が參議院の水産委員會は、昨年の夏以來國民の怨嗟の的になつておるところの魚の配給及び集出荷に對する問題の調査のために、各方面を亙つて萬般の調査をいたしまして、昨年末において參議院としての結論を生み出しまして、これを農林省に提示する直前に、御承知の政令によつて配給統制の強化、すべて生鮮魚は絶對に配給のルートに載せて統制を強化する。こういうことになつたのでありますが、この統制強化によつて果して現在完全なる、或いは完全に近いまでの配給が實施されておるかどうかという點と、將來もこの配給の統制を強化して行く……

第2回国会 水産委員会 第4号(1948/05/05、1期、無所属懇談会)

○千田正君 幸い大臣もお見えになつておりますので、間もなく二十三年度の予算で上程されると思いますが、水産関係におけるところの予算の面において、我々の委員会が政府に協力する点が大いにあると思いますので、この面を実はお伺いしたいと先程からお待ちしたわけでありますが、特に水産局長が先程高級魚の統制を廃し、從來の我々が結論を出しました高級魚を廃止したあとのものを、統制強化するとするならば、どうしても裏付けとしての資材と資本がなければならん。この資本と資材をどういうふうに本年度においては農林省当局として、水産局として、どの程度の予算を持つておられるか、尚同時にこれを強行して取締るかどうか、その如何によつ……

第2回国会 水産委員会 第5号(1948/05/06、1期、無所属懇談会)

○千田正君 農林大臣がお見えになつておりますので、昨日同僚の江熊議員から漁業税問題についての質問があつたわけであります。御承知の通り農村の農民に関する課税の問題については、それぞれ減免その他の方法によつて農民の生産意欲を興隆させる方法を採つておるのに、今日漁民の方面に対して、生産面に対して漁業税というものを賦課しなければならないという理由はどうしても我々に納得行かないので、農林大臣としましては何故にこの漁業税を賦課しなければならないかという点について一應大臣としての御意向を承わりたいと思うのであります。
【次の発言】 どうか特にこの点は漁村のために大臣の特段のお力添えをお願いしたいと思います。

第2回国会 水産委員会 第6号(1948/05/25、1期、無所属懇談会)

○千田正君 只今青山委員からの御提案至極御尤もと存じまするが、先般農林大臣の説明によりますというと、農業關係における事業税とするところのものは、その對象とするものとしましては米、麥、豆の主食に對して事業税を賦課し、果實或いは蔬菜に對して事業税を課する、こういうアイデイアの下にこの事業税の實施を圖ろうとしている政府の意向のように見受けられますが、只今水産全般に對しての反對を我我がやるか。或いは配給統制に對するところの特殊なるものに對しては事業税賦課完全撤廢を要求し、自由なるところの方面に對してはそれは當然課せられるべきものとして見られるべきか、この二つの問題がここに提起されるべきものと思いますの……

第2回国会 水産委員会 第7号(1948/05/28、1期、無所属懇談会)

○千田正君 只今政府を代表して平野政勝次官、藤田水産局長がお見えになつておりまするから、この際特に水産物の集出荷並びにその配給統制強化に関する件について一言質したいと思うのであります。というのは今月の初め新聞紙上において再びこの水産物の集出荷に対して強硬なる態度で統制を強化すると可なり詳細な当局のその方法その他についての事項を述べた新聞を読みましたのでありまするが、先般第一國会におきまして、最初の配給統制強化に対して何ら國会に諮ることなく政令一本ここれを強化した。そのために業界並びに漁民あらゆる経済界に及ぼしたところの影響は非常に大きかつたと同時に、我々が國民の代表としまして、殊に水産委員会と……


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第3回国会(1948/10/11〜1948/11/30)

第3回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第3号(1948/10/22、1期、無所属懇談会)

○千田正君 今の問題については、我我としましては、若し吉田内閣が如何なる方策をとつて、施政演説を行うとしても、実際我々のこの委員会で討議し、決議し、或いは要望する事項に当て嵌まらなかつた場合においては、吉田内閣の退陣を要求するだけの我々は権威と覚悟を持つべきであると思います。であるから今の論はむしろ今後に俟つべきものであつて、諸氏の十分なる檢討と権威を持つて当られんことを我々は希望する次第であります。

第3回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第4号(1948/11/09、1期、無所属懇談会)

○千田正君 銀行局長にお願いしたい点は、團体貸付の場合の五十万円という枠ですが、これは先般のマル特の金融によつて受けたところの各事業團体が、どうも五十万円ではこの物價高においては大した仕事ができない、実際においてはほんの一部の足し前にしかならないような状況で、むしろマル特に対してもう五十万円の増額を、何とか委員会の方から大藏省当局にお願いして頂きたいというような要望が相当あるのでありますので、この点は何らかの理由においてこの枠の拡大ということはできないかどうか、こういう点をちよつしお尋ねしたい。
【次の発言】 今水久保委員のお話も誠に同感な点でありますが、岡田課長にお願いしたいのは、愛の運動に……

第3回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第5号(1948/11/10、1期、無所属懇談会)

○千田正君 只今北海道のごとく承つておりましたが、東北六縣が特にいけないと思います。

第3回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第8号(1948/11/25、1期、無所属懇談会)

○千田正君 先程林厚生大臣の御答弁の中に、十分この問題については御存じないというお話でありましたが、一應私から申上げます。その一例を取りますというと、労働基準法の施行に伴う政府職員の公務災害補償は昭和二十二年法律第百六十七号により、旧軍人軍属にも適用されるように定められたのでありまするが、その範囲は昭和二十二年九月一日以降給與事由の生じた者のみに限つておるのであります。併し旧軍人軍属の公務災害の補償は、殆んど全部が昭和二十年、終戦前に発生したものでありますが故に、その適用を受けておるものは、死亡者一万人につき僅かに一、二名に過ぎないのであります。而もその算定の基準となる平均一人百円として、一般……

第3回国会 水産委員会 第2号(1948/11/09、1期、無所属懇談会)

○千田正君 従来の農林大臣は、とかく水産部門に対しての問題になるというと余り積極的でなかつたという感を深くされるものでありますが、特に我我が痛感する問題としましては、予算の取り方、大蔵省に対するところの対処方針、或いは経済安定本部に対するところの方針という意味において、水産関係は継子扱いされたような感を深くさせられたのでありますが、幸い新大臣は非常に漁業の方面に対しても深い御理解を持つておられるようでありますので、同じ農林の所管内におけるところの水産面におけるところの予算その他に関しては、十分なる積極性を以て今後は当つて頂きたいという点を、特に要望申上げる次第であります。

第3回国会 水産委員会 第6号(1948/11/19、1期、無所属懇談会)

○千田正君 この法案を提出した水産庁の当事者にお伺いしたいのですが、大体法案の由つて來たるところは、民主主義政治以下における水産部門の一つの革命であろうと思うのですが、先程江熊委員の言う通り、これは漁業会にとつては有史以來の革命的措置だと思います。私もそう信じたいのでありますが、実際この本法案の内容を検討して見るというと、曽ての漁業会から一歩でも前進した法案が盛られてあろかどうかということを考えるのであります。それは何故かというと、從來の漁業会、水産会のいわゆる役員であつた人たちその者、大体において大きな資本家の階級、若しくはその雇人であつた人たちによつて代行されておつたこの漁出張会、水産会と……

第3回国会 水産委員会 第7号(1948/11/22、1期、無所属懇談会)

○千田正君 先般この法案の事前審査に当つて、藤田次長に私の所感を述べて質問したのでありますが、観点の相違からかして、私としては完全に納得の行かない点がある。というのは、この法案は申すまでもなく、民主國家におけるところの一つの基礎産業に対する民主化という意味の協同法案だと、私はこう思つているのであります。先程大臣の御答弁の中にも、この漁民階級、いわゆる水産業というような仕事は非常に民度が低い、知識が低いという意味において、なかなかこれを知らしめるということは容易ならざることであるが、これは余程褌をしめてかからんというと、この法案が浮き上つてしもうというような意味のように承わりました。私もそう思い……

第3回国会 水産委員会 第9号(1948/11/26、1期、無所属懇談会)

○千田正君 この水産協同組合法案並びに附属しましたところの漁業権等臨時措置法案、水産業協同組合法の設定に伴う水産業團体の整理等を関する法律案、この問題は事前に質疑應答、且又政府側の詳細なるところの答弁がありましたので、私としてはただ一つの條件を附しまして、これに賛成の意を表するものでありますが、それはこの法案は勿論我が國の基礎産業であるところの農業と漁業、而も漁業はある点において相当遅れた過程にあつたのでありまするが、この度の民主國会において、この協同組合法案が提出されて、まさに業界の革命的な法案だと私は考えるのでありまするが、ただ法は幾ら立派なる物ができても、その裏付けになるべきところの、全……


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第4回国会(1948/12/01〜1948/12/23)

第4回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第1号(1948/12/02、1期、無所属懇談会)

○千田正君 私から特にお願いしたいことは、第三國会において、この在外同胞引揚の特別委員会は相当重要なる論議を盡され、特に岡元委員のごとき詳細に調査して、政府からその回答を求めたいろいろな貴重な審議の内容につきましては、何とぞ第三國会におけるその内容を事務当局に命じまして、一つのプリントとしまして我々委員に配布して頂きたいことをお願いいたします。
【次の発言】 矢野委員のお説も御尢もでありますし、皆樣の御意見も御尢もでありますが、さつき天田委員から申されましたように、この委員は超党派的に出ておるのでありますし、又理事の点もそうなのでありますが、便宜上各会派からというのであつて、現在欠員の一人とい……

第4回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第4号(1948/12/10、1期、無所属懇談会)

○千田正君 今日は定足数も揃つておらないようでありますし、只今の細川委員の提案も、又各人揃つた上で改めて御討議願うようにお願いいたします。

第4回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第5号(1948/12/14、1期、無所属懇談会)

○千田正君 只今山形縣の引揚同胞対策審議会の方が陳情に参つております。これは引揚同胞対策審議会が中央にできておるのだが、その方針がまだ十分末端まで徹底していない、同時に非常にその点において歯痒い点がある。嚴密においては誠に緊迫した状況にあるから至急方針を決定して実施に当つて頂きたいと、この條項の一としては引揚者住宅についての問題、それから引揚者住宅資金融資の特例を設置して貰いたいという件、住宅組合法の復活の件、引揚者住宅設置の件、引揚者失業対策厚生事業の件、引揚者に対する特別融資再開の件、引揚者に対する寢具衣類等の特配の件、並びに引揚促進の件、この五つの要件を是非実施して頂きたいという要望を持……

第4回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第6号(1948/12/17、1期、無所属懇談会)

○千田正君 ちよつと速記を止めて下さい。
【次の発言】 そうするというと、特別未帰還者に関して起きたもろもろの問題は、今後において援護廳において引受けて十分なる処置を取られるような方向に進まれますかどうか。そうなりますと外務的な問題もありますし、いろいろ外地において起きた問題も当然含まれる問題と思いますが、この点を明確にしておきたい。將來の問題がありますから……。
【次の発言】 今の岡元委員のような疑義は私も存すると思います。私の言うのは今の特別未帰還者の給與法を適用する事務取扱は、当然援護局が軍人、軍属並びにその家族と同樣の方法によつて、國内においてやるということについては、聊かも我々は疑念……

第4回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第7号(1948/12/21、1期、無所属懇談会)

○千田正君 今北條委員はこの日本橋旧千代田小学校在住の海外引揚者移轉に関する請願は、むしろ東京都の問題であつて、國会でこれを採択して云々するよりは、政府行政機構に対して警告を発する方がいいのじやないかという御意見でありますが、私としましては從來この問題のみに拘わらず、例えば農林においても水産においても、一つの村或いは町或いは縣に起きたような問題でさえも、この國会において陳情され、請願をいたして、それを採択して、おのおのその監督行政官廳に向つて、その採択の意志を表示しておつたのであります。我々引揚に関するところのこの特別委員会は、こういう請願を採択して差支ないと私は思うのであります。むしろ私は今……

第4回国会 水産委員会 第2号(1948/12/10、1期、無所属懇談会)

○千田正君 決議案もできまして誠に結構でありますが、現実の問題として、東北並びに関東の「あぐり」の救済の問題、こういう問題が今日にも明日にも解決をつれなければならない問題でありますが、先般、一昨日でしたか、三好議員の質問に対して、中小企業におけるところの年末資金の貸出に対する方策としまして、泉山大藏大臣がかようなことを申しております。……いや、泉山大藏大臣でありません。大屋商工大臣であります。本年の年末においては非常に中小企業の金融が切迫しておる、從來からの予定としては、五億五千万円をこの年末に復金を通じて中小企業に貸出すべく用意しておつたけれども、現在の情勢下においてはどうしても増さなければ……


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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 決算委員会 第1号(1949/03/30、1期、無所属懇談会)

○千田正君 簡單に持株整理の方を伺います。先程三分の一ほど整理がついた。後、來年一杯くらいで整理を終りたいということでございますが、一方人員を整理して少くするということに、私は非常に矛盾を感ずるのです。ということは相当件数が残るところの問題を一年位で処理いなければならんというときに、人員を片方減らすというのは経費の関係で減らすのか、或いはエキスパートになつたから剩員は減らして行くのか、その点はどうか。一日も早く整理しなければならんというなら減らす必要はない。仕事全体から見て、三年かかることを二年でやるという方法をとるべきが至当だと思いますが、その点について矛盾があるように感じますが、一應伺いま……

第5回国会 決算委員会 第4号(1949/04/23、1期、無所属懇談会)

○千田正君 その件につきましては、委員長並びに理事或いは各主査において御懇談下されんことを希望いたします。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 只今の分け方は分量その他について、二十二年度における報告書によつて御研究なさつての分担だと思いますが、その点は大体異議はありません。賛成します。

第5回国会 決算委員会 第6号(1949/05/19、1期、無所属懇談会)

○千田正君 会計檢査院の注意事項の中で、主なるものを一應簡単でよろしうございますから、聴かせて頂きたいと思います。
【次の発言】 只今会計檢査院の決算檢査報告による審議は、いずれこつちの、決算対象昭和二十二年度歳入歳出決算檢査報告に関し國会に対する説明書として各省から出ておりますが、これによつて各分科会で審議することにいたしますか、今の問題をここで政府の答弁を頂くことにいたしますか。委員長からお諮りを願います。

第5回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第2号(1949/02/14、1期、無所属懇談会)

○千田正君 無所属懇談会は星野芳樹君を推薦いたします。

第5回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第3号(1949/02/16、1期、無所属懇談会)

○千田正君 只今の岡元委員の御発言に対して小島課長からの答も分りましたが、どこまでもこの問題はやはり善意という問題を根本にして考えて行かなければいけないということを我々は要求するのであります。若し仮にそれが悪意であつたとするならば、それはあなた方が、その当時の政府の責任者が出先の官憲に対して悪意であるものを受入れたという責任は、その当時の政府であり、引続き現在の公務員も責任を負わなければならん。どこまでもモラルを中心にした問題として、これはどこまでも善意であるというふうに主張してよろしいのではないかと思います。(「その通り」と呼ぶ者あり)その点について一つあなたの御意見を伺いたいと思います。

第5回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第4号(1949/02/18、1期、無所属懇談会)

○千田正君 例えば二十一日としたならば或る程度少くとも今日ぐらい五人か十人ぐらいの委員が出席できる可能性がありますか。
【次の発言】 今の一万六千五百戸の入植者に対する五億の要求、一戸当り平均どれだけですか。
【次の発言】 ちよつとだけ、農林省の方は、一万六千五百戸の中に、引揚者に重点を置いているということは、大体これは全部引揚者でないだろうと思いますが、引揚者に重点を置いて、何戸と……。

第5回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第8号(1949/03/22、1期、無所属懇談会)

○千田正君 私は岡林課長並に外務省の高野課長にお伺いいたしたいのですが、この二三日來朝日新聞の紙上において、通称吉村部隊がウランバートルの高原において行なつたところのリンチ事件というのがしばしば報道されて、世の心ある人達をして悲しませておりますが、この問題につきましては引揚援護局としても相当調査を進めておられるかどうか、あの「曉に祈る」という誠に悲惨な状況の下に異國において亡くなられた人達の中には、軍人軍属の外に一般邦人も混つておるというような記事が記載されておりまするが、この点において外務省としましては、一般邦人のどれだけの者がああしたリンチ事件において喪われておるかという点について、援護局……

第5回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第9号(1949/03/24、1期、無所属懇談会)

○千田正君 議事進行について……。細川委員の先程の要望に対しまして、國会のこの特別引揚の委員会は証人諸君の宣誓を要望いたします。
【次の発言】 多数の証人の中から、先程岡元委員からの指名によつて三名の証人諸君の証言がありましたが、この三人の証言に対して、ここにおられるところの多数の証人が確認するかどうか。若しこういうことについて、そういう証言は嘘だ、或いはこれ以外のこういうことがあつたということについて、若しあるとすれば、その点を聞いて、なかつたとすれば、これを以て確認して休憩に入つて頂きたい。
【次の発言】 私が先程提案して休憩を要望したのは、岡元委員が要求したところの、第一に人員に何らの過……

第5回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第10号(1949/03/25、1期、無所属懇談会)

○千田正君 私は中川証人に伺います。先程あなたが暴行を受けたという、その時の加害者はあなたと同じように帰つて來た惠山丸の人ではない、英彦丸にいたというようなことを言つておられますが、どちらですか。
【次の発言】 先程から証人側の諸君からたびたび委員長に呼び掛けて、今の問題について証言したいという要望があるということであります。殊に本島君はさつきから委員長を連呼されておりますが、本員は本島君の今までの問題について何か証言をする点があるとするならば簡單でよろしいから証言して頂きたい。それを要望します。
【次の発言】 私は非常に不本意に思う。なぜ反動を残すかということについて、この反動ということを説……

第5回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第11号(1949/03/29、1期、無所属懇談会)

○千田正君 先般の証人喚問に対して大内証人が來なかつたというのでありますが、それに対するこちらの方としての処置を取りたいという意向でありますが、証人喚問に際しまして日本の今度の法律によるところの証人に対する処罰というような規定を喚問状に附記してあつたかどうかという点はどうなんですか。
【次の発言】 これから若し喚問するような場合は、参考にそういうものを附記した喚問状を発して頂きたいと私は思います。
【次の発言】 それは今鈴木委員の言う通り、この前に委員長に一任ということに、この特別委員会では採決した筈であります。委員長から、いまだ自由党から選出の報告がないとすれば、改めてこれを提案いたすわけで……

第5回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第15号(1949/04/12、1期、無所属懇談会)

○千田正君 長谷川証人に伺いますが、函館において告発しようぢやないかとか、或いはこの問題について内地において池田隊長に対して何らかの方法を取ろうじやないかというような相談をしたことはありませんか。或いは若しそういうことをやるというふうな場合に、あなたの周囲に集まつて來た人は曽てのあなたの部下であつたのか、或いは後に編成された吉村隊の隊員であつた人達であつたかどうかについてお尋ねいたしたいと思います。
【次の発言】 原田証人に伺いますが、今あなたの申されたそこに捺印された方々は、前々から長谷川隊の隊員であつたのでありますか。それとも後程吉村隊が合併してからの隊員もその中に入つていたかどうか、その……

第5回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第16号(1949/04/13、1期、無所属懇談会)

○千田正君 清水証人にお伺いしますが、吉村隊に変つた場合において、変つたということをあなた方に通告する場合には、全員集めて通告されたのですか。或いは通訳を以て傳達され、或いは文書によつて告知されたかどうかという点と、そうした場合において長谷川隊に所属しておつた人達の中において、不穏な氣分が起きたかどうか、昨日証人からいろいろ証言がありましたけれども、あなた方の立場において或いは周囲におつた兵隊さん達の氣持において動揺があつたかどうか、或いは吉村に対する反感とか、そういうような不穏な空氣があつたかどうかという点について……。
【次の発言】 清水証人に尋ねますが、今の池田隊長が訓示する場合は、いつ……

第5回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第17号(1949/04/14、1期、無所属懇談会)

○千田正君 笠原証人に伺いますが、昨日あなたは池田証人と同席しておられたから、よく池田証人の証言を聽かれたと思いますが、あの証言の中に暁に祈るという、こういう言葉の出た原因というのは、蒙古側の命令によつて吉村隊の者が窃盗をした、集團的窃盗をしたので、一回、二回と十五名ぐらいずつ蒙古側の監視の下に門柱、或いは電柱に括り付けて、暁に祈るというような恰好の状態にあるような処罰をしたのであつて、決して自分で勝手にやつたのではないという証言をしておりましたが、その他にあなたが蒙古側の命令じやなくて、超過ノルマその他について、完全に池田証人が自分の独自の見解の下に処罰したというような最も著しいものを見た。……

第5回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第18号(1949/04/16、1期、無所属懇談会)

○千田正君 当初の目的であつたところのものは、これは結論としての、問題としてのいわゆる犯罪が構成するかしないかというような、世間が望んでおるようなものじやなくて、むしろ特別委員会としては現在四十三万の我々同胞が未だ帰らずにソ連地区におつて、從来帰つて来た人達のいろいろな言い傳えによつて、ソ連地区においての労働状態とか、或いは死亡状態、或いは行方不明の状態等が甚だ審かじやない。いろいろなことが言い傳えられておるということが、誠に遺憾であつたのでありますが、当委員会としましても、しばしば連合國側を通じ、或いはソ連大使館に直接に実状の報告方をお願いしたのですが、十分なる回答が得られなかつた。内地にお……

第5回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第19号(1949/04/19、1期、無所属懇談会)

○千田正君 この人民裁判、いわゆる兵士大会なるものは、若しも只今天田委員のように必要としてこれを証人喚問して再びそういう問題をやるとするならば、相当の、証人に対して十分の調査をしてからでなければ僕はその喚問に不賛成であります。若しやるとするならば、相当の証人としてのどういう立場であるとかということをはつきり十分に委員諸君も調査の上で喚問するならそういう方法を採つて貰いたい。この委員会としてはやはり権威付けた一つの結論を出さなければならない立場にありますので、簡單にこれがどう言うたからどうだとか、あれがこういう評が出ておるからというのではなくて、しつかりした、証人を呼ぶなら十分御調査の上呼ぶよう……

第5回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第20号(1949/04/22、1期、無所属懇談会)

○千田正君 それに附随して、さつきからの次長の御説明によるというと、池田藏相はこの予算を更に現行予算内においては殆んど何ら見込みがない、尚且つ追加予算というようなものが出るという、これはとても予断ができない、恐らく今度通過した予算の範囲内において今後の行政的な措置ができないとするならば、これは殆んど不可能に近い、不可能として断言しても差支えないとも私は思いますが、この点について、これは不可能と我々は断言してもいいのですか、予算的措置という意味から言えば、殆んど不可能のような言い方をあなたはなさつておつたようでありますが、現在の予算以上の追加予算なり、或いは補正予算なりという範囲内では殆んど見込……

第5回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第22号(1949/05/06、1期、無所属懇談会)

○千田正君 小林証人にお伺いいたしますが、このウランバートルにおけるところの外蒙側の監督者である人は、吉村隊を監督した將校と、あなた方の方を監督した將校と同一でありますか、どうですか。
【次の発言】 重ねて伺いますが、蒙古の日本人側の捕虜收容所の所長というのもやはり違いますか。
【次の発言】 高橋証人に伺いますが、吉村隊をこの間喚問した際に、外傷で死亡したのが二人であるが、そのうちの一人は石切場において殴られて打僕を受けたもの、もう一人は癲癇を起したものが死んだというような報告をしておるのでありますが、こういうような二人の外傷によつて死亡した屍体をあなたが檢屍されたことがございますか。

第5回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第23号(1949/05/11、1期、無所属懇談会)

○千田正君 浦田証人に伺います。あなたの外に、若しここに臨席されておるところの証人の方の中に、今の杉田さんの問題を知つておられる証人の方がおられますか。
【次の発言】 阿部証人に質問いたします。今まで杉田証人並びに浦田証人からの証言があつて、杉田証人の御主人の問題について今までの証言の足りなかつた面、即ちカンパを受けなければならなかつた理由、受けてからそういうふうにいわゆる精神に異状を呈したかどうか、異状を呈して後においてどういうふうにして帰還乘船に立至つたかという点について御証言を願いたいと思います。
【次の発言】 今委員長から指名されました津村、小針、四國の三名の証人の方は、本日と明日の両……

第5回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第24号(1949/05/12、1期、無所属懇談会)

○千田正君 只今の法律に附加えまして私は質問したいと思います。今朝のいわゆる僞証罪に関するところに法律が誤り得えられておる点があるのでありまして、國会法に規定されたところの僞証罪の告発の法律についてはつきり読んで頂きたいと思います。
【次の発言】 議事進行についてですが、誠に委員が不揃いのようでありますから、後で又前の質問を繰返すようであつては運営上面白くありませんから出席を促して頂きたいと思います。
【次の発言】 委員会において必要と認め、委員の発言があつた場合申述べても差支えないと思う。なぜならば我々はソ連の領國でもなく、勿論ソ連の管轄下でもありません。占領國内において関係諸國の重要なる人……

第5回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第25号(1949/05/15、1期、無所属懇談会)

○千田正君 先程法務総裁の述べられた憲法の解釈論は相当重要性を持つものであつて、この國会、いわゆる昭和二十一年以來の國会において、衆議院で取上げておつたところのいわゆる不当財産調査委員会、並びに現在國会において論議されつつあるところの將來或いは設置されるであろうというがごとき取沙汰をされておるところの非日活動委員会等の問題に関する根源をなす解釈があると思いまするが、これはいわゆる基本的人権という問題から言うと、こうした会の設置に対しても今の解釈は、法務総裁の解釈はすべて当嵌まるという見解でございますか。例えば從來衆議院で取上げられておりましたところの不当財産調査委員会におけるところの証人喚問の……

第5回国会 水産委員会 第1号(1949/02/11、1期、無所属懇談会)

○千田正君 緊急調査と言えば、昨年末以來の例の金融問題を繞つて、潮流異変によるところの不漁のために漁民が非常に次の仕込みに対する不安と焦慮にかられて、この委員会にもたびたび請願、陳情をしておられるような状況にありますが、この点について各委員の御意見を伺つて、場合によつては速急に或いは現実調査も必要なことがあり得ると思いますが、その点を皆さんにお諮り願いたいと思います。
【次の発言】 今度ここ二、三日で自然休会になるでしよう。再会するのは二月初旬でありますか。
【次の発言】 その頃までは、丁度次長も見えておられますが、農林省としての今後の漁業権の問題、或いは漁業協同組合法の実施に関するところのい……

第5回国会 水産委員会 第2号(1949/03/23、1期、無所属懇談会)

○千田正君 時間がありませんから簡單に質問いたします。三つばかり……。一つは今度の九原則によつて非常に圧縮された予算内において水産廳の御苦労も察しますが、原則的には漁港、船だまりの新規計画は罷りならんというようなことで、二十四年度の漁港、船だまりの新規築造は抹殺されたようであります。この中で我々一番考えなければならないのは國庫の助成金が出ないので、即ち漁民或いはその地方民が是非必要とするためにおのおの自己資金を集めて、その何分の一かを積立てても自分らの生業のために出願し、昨年の我々の水産委員会においてもすでに採決したものが数十件に及んでおります。こういうような問題を本年はできないとしても、いつ……

第5回国会 水産委員会 第3号(1949/03/25、1期、無所属懇談会)

○千田正君 簡單に四つばかり御質問を申上げます。現在潮流異変によるところの不漁対策というようなものがしばしば現地からの誠に苦しい陳情が参つておりますが、これに対して、農林当局において何らの手を打つておらない。先般辛うじて「いわし」網の漁業手形が一応テスト・ケースという形においてなされただけであつて、その後定置或いは「かつを」、「まぐろ」、最も困つておるのは根付磯付の零細漁民、これが明日の生活に困つてどうしたらいいかという誠にその方途に迷つておるわけであります。毎日のように水産廳及び我々國会に対して不漁の土地から陳情が参つておるのでありますが、地方の当局としてはどうにも手をいたしようがない。どう……

第5回国会 水産委員会 第4号(1949/05/10、1期、無所属懇談会)

○千田正君 農林大臣にお伺いいたしますが、このたび運輸省から造船法案なるものが、今議会に提出されてありまして、この造船法案の内容を見まするというと、從來水産廳において所管しておりました漁船の建造の許可その他に対しましては、殆んど農林省関係は除去してありまして、運輸省一本で行く。つまりその許可権は運輸大臣においてこれをなすというような法案でありますので、誠に水産委員の我々として、この法案はこの際適当でないと考えるのでありまするが、大臣におかれましては、この法案が第一に上程されるに当りまして、閣議において大臣がこの法案が上程されるかどうかということについて御檢討になつておられたかどうか。第二におき……

第5回国会 水産委員会 第6号(1949/05/13、1期、無所属懇談会)

○千田正君 ちよつと伺つておきたいのですが、第四條の第四項でありまするが、「前項の規定により当該財産の讓渡を受けるべき水産業協同組合が二以上ある場合には」ということで、処分方法を規定してありますが、從來の農業会の資産の讓渡の際は各地方においていろいろな紛爭を釀しておる現状に照らし合せまして、今度水産業団体のこうした特別措置法で出るに際しましては、そうした理由がないとやれないのでありますが、この規定で十分に何ら紛爭を釀さずに次の水産業協同組合がこの財産を取得する方法として、これは完きものであるかどうか、という点について、御自信があるかどうか、一つ政府の御所信を承つて置きたいと思います。

第5回国会 水産委員会 第7号(1949/05/17、1期、無所属懇談会)

○千田正君 漁業用の原料資材が、いろいろ巷の風評その他、或いは事実においてもそういうことを認められておる人もあるのでありますが、生産過程において正当なルートに乘つておらないというようなことが、相当流布されており、且つ又現実に生産の面に入つて來ておらないというのがあるのであつて、この点は非常に水産業に対する生産に対して、大きな影響を及ぼすわけでありますので、この点を特に私は商工省並びに水産廳に伺いたいと思うのであります。  先ず第一に商工省にお尋ねしたいのは、農林省、いわゆる水産局及び水産廳になつてから、昭和二十一年度から二十三年度に至る三ケ年間にこの年度計画に対しての生産用資材割当要求としての……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 議院運営委員会 第17号(1949/11/30、1期、無所属懇談会)

○委員外議員(千田正君) 只今の派遣議員の懇請につきましては、実は恐らく本年度においてはこの引揚が最後の船だろうということと、そしてこれによつて在ソ同胞の数が大体見当が付くというような問題からいたしまして、是非この期間に派遣さして頂きたいという懇請なのでありますので、本日皆様の御許可を得まして、決議案も通過した今日におきまして、最終の問題を決定する一つの問題としてお許し願いたいという問題であります。(「委員長、反対の理由を」と呼ぶ者あり)これは各派から御要望がございましたけれども、皆様のおつしやる通り重大なる本会議のお終いでありますので、各派からということは、誠に諸般の事情からいたしまして十分……

第6回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第1号(1949/10/26、1期、無所属懇談会)【議会役職】

○委員長(千田正君) ちよつと御挨拶申上げます。  只今皆さんの御推輓によりまして、の委員長の席を汚さして頂くことになりました。すでに長い聞皆さんと共にこの委員会には出席しておりますが、誠に浅学非才で不慣れな点が多々あると思いますが、どうか皆さんの御協力によつて十分なる職責を全うさして頂きたい、かように存ずる次第であります。(拍手)
【次の発言】 只今岡元委員からの御質議がありましたが、前委員長の紅露委員長が非常にこの会に盡されて参りました御盡力に対して、我々として感謝の意を表したいという御提議がありましたので、皆さんにお諮りいたします。

第6回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第2号(1949/11/01、1期、無所属懇談会)【議会役職】

○委員長(千田正君) それでは特別委員会を開きます。本日の議題とする問題は引揚者に対する予算措置に関する件、未復員者給與法の一部改正に関する件、引揚者に対する失業保険に関する件の三題でありますが、只今関係当局といたしましては、大蔵省、厚生省、労働省からおのおの見えておられますが、労働省からは職業安定局の失業保険課長龜井事務官が見えておられますが、すぐGHQの方に喚ばれているので、ここのの説明が済んだら向うに帰して頂きたいが御了解願いたいというお話でありますから、失業保険に関する問題を先に片附けますか。
【次の発言】 大蔵省からは東條主計局次長並びに給與課長の中西課長、厚生省からは引揚援護庁の太……

第6回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第3号(1949/11/09、1期、無所属懇談会)【議会役職】

○委員長(千田正君) それでは委員会を開会いたします。  本日の委員会は前以て公報に御通知申上げた通りに引揚援護予算に関する件、引揚者緊急対策に関する件、中共地区引揚者を証人として出頭要求に関する件、昭和二十三年一月以降就職した公務員の給與に関する件、四件でありますが、最初本日見えておられますところの政府部内の方々は、大蔵事務次官の長沼次官、人事院給與局の慶徳次長、厚生省医務局の宮崎次長、田邊援護局長、並びにこの引揚者の緊急対策の中に今日上椎葉の問題がありますので、日本発送電の森総務理事が見えております。  取敢えず最初に引揚者に対するところの援護予算に関する件につきまして、大蔵次官が見えてお……

第6回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第4号(1949/11/11、1期、無所属懇談会)【議会役職】

○委員長(千田正君) それでは昨日に引続きまして委員会を開催いたします  日程の議案に先立ちまして、本日委員長、理事会議で打合せました中共地区引揚者の証人喚問につきましての候補者の氏名を申上げます。江島治平、金子麟、大谷百合子、北住君枝、石堂清倫、江口光夫、杉田敏次、この七名の方を喚問して報告を受けることに決定いたしましたから、右御報告申上げます。この証人喚問の日は先般も申上げましたけれども、今月の十八日。  それでは本日の議題になりましたところの緊急定着援護に関する件、未復員者給与法改正案に関する件、失業保險適用に関する件、この三つの題目を掲げまして、すでに公報によつてお知らせ申上げて置きま……

第6回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第5号(1949/11/15、1期、無所属懇談会)【議会役職】

○委員長(千田正君) 只今から委員会を開催いたします。  本日の案件としましては、すでに公報におきまして皆様のお手許に届いておると思いますが、未復員者給與法の一部改正に関する件、特別未帰還者給與法の一部改正に関する件、引揚者に対する水産資材優先配給に関する件、引揚者に対する失業保険適用に関する件、その他請願に関する案件でありまするが、取り敢えず未復員者給與法の一部改正に関する件につきまして御審議願いたいと思います。
【次の発言】 只今岡元委員から未復員者給與法の一部を改正する法律案に関しまして、関係筋と折衝した結果の御報告がありまして、各位の御審議を願いたいという御提案がありました。並びに特別……

第6回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第6号(1949/11/18、1期、無所属懇談会)【議会役職】

○委員長(千田正君) 只今より委員会を開会いたします。参議院の在外同胞引揚げ問題に関する特別委員会は、第一回国会以来、海外残留同胞の引揚げ促進並びに引揚者の援護に関しまして委員各位の非常なる熱意と、不断の努力を続けて参つたのでありますが、中共地区におきまするところの我々の同胞は、場現在およそ七万有余と推定はされておりまするけれども、これらの方々の引揚げ促進に関しましては、これが実現のために特別委員会といたしましては、あらゆる方面に折衝して参つたのでありますけれども、今まで何らの手掛りがつけ得なかつたのでありました。ところが幸いにもこの度山澄丸にて千七百三十四名、高砂丸にて千百二十七名、合計二千……

第6回国会 水産委員会 第1号(1949/10/29、1期、無所属懇談会)

○千田正君 委員長の今の御提案は、至極尤もと思います。というのは、これは一度通過した以上は、漁民に対する大きな生活権の問題でありますから簡單に今日の御説明を拜聽しただけで直ぐどうというわけにも行きませんから、愼重にもう一度我々としましては審議しまして皆様の御意見をお伺いしたい、かように思います。

第6回国会 水産委員会 第4号(1949/11/11、1期、無所属懇談会)

○千田正君 これは決定となると重大な問題でありまして、仮決定でありますか、決定であるか、その点をはつきりして貰いたいということと、それから、これは水産庁或いは法制局で御苦労なさつたと思いますが、苟くもこういう法案は、全然無学文盲であるというような漁民まで徹底するように考えなければならない。併し我々のような人間でさえも、誠にこれは判断し難い程煩雑なものである。これはもう少しこの法案を広く頒布する場合においては、最も国民が直ぐ納得できるように、一つ纏めて貰いたいということを注文いたします。
【次の発言】 分りました。

第6回国会 水産委員会 第5号(1949/11/14、1期、無所属懇談会)

○千田正君 免許料及び許可料を徴収してこれを補償金に振り替えるということは不当であるという証人のお話でありましたが、何かこの漁場整理につきまして、補償金を然らばどういう方法によつて生み出して行くかという御意見がありましたならば伺いたいと思います。

第6回国会 水産委員会 第6号(1949/11/15、1期、無所属懇談会)

○千田正君 委員長の最初の提案通りやられたらどうですか。


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 決算委員会 第4号(1950/04/05、1期、第三クラブ)

○千田正君 先般我々委員会各同僚委員からの申出があつたのでありまするが、私が決算委員を仰せつかつてからすでに三年になりますけれども、毎年決算委員会でやるところの決算は、何年か前の決算をやつて、そうしてそれを各官庁に向つて注意を促す。或いはそれに対しての処分に対する要求をするというようなことで終つておるのであります。ところが実際の現行官庁は、果して国会の院議で決めて注意を促した、或いは勧告したものに対して実際やつておるかどうか。誠に我々は決算委員会としての権威の点から考えましたときに、甚だ疑われる点が相当あるのであります。結局人のやつた掃除を我々はやつておつて、その跡始末がはつきり出て來ない。い……

第7回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第1号(1949/12/06、1期、無所属懇談会)

○千田正君 私から皆さんに御礼申上げさせて頂きたい。第六国会におきまして不肖私が皆さんの御推輓によりまして委員長を勤めさして頂きまして、足らざるところを皆樣の御熱誠を以て補つて頂きまして、極めて短い期間ではありましたが、その間に未復員者給与法の一部改正法法案、或いは特別未帰還者給与法の一部改正法律案並びに誠に画期的な、各国民の期待しておりましたところの引揚促進に関する決議案も無事に通過いたしまして、国民の期待に対して聊か我々が報いることができ得ましたのも、これ皆樣の御熱誠の賜物であつたことを深く感銘いたしまして、感謝の意を表する次第でございます。極めて短い期間でありましたが、皆樣から頂きました……

第7回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第4号(1949/12/20、1期、無所属懇談会)

○千田正君 先程から大分この決議案に対する疑義が生じて来ておるようでありますが、一応委員長から、さつきも御説明があつたようでありますけれども、最も有効にこれを施行する方法としてのあれもありますから、簡單でよろしゆうございますから、各委員に徹底するようにお話願いたいと思います。
【次の発言】 この越冬資金を出すところの留守家族の対象になる数は、大体援護庁としてはどれだけ考えているのですか。
【次の発言】 先程宮崎援護庁次長からの御答弁の中に、この対象の留守家族の数は大体五万世帶、この留守家族というのは、地域的にはどこからどこに行つている留守家族を標準にされたのですか。ソ連地区或いは言われるところ……

第7回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第5号(1949/12/23、1期、無所属懇談会)

○千田正君 証言と同じように書面を取扱うという場合は、これは相当疑義ら生じて来ますということは、ここでは限られた時間において最も簡單明瞭に、且つ重点的に証人は証言をしなければならない、書面の場合においては、相当の紙数に、或いは字数の制限がない限りは、自己の言わと欲することを幾らでも書ける、こういうふうな取扱方については妨何にするかということを、予めここに諮つて置かれてから、更にこれを提示して証言と同じように取扱うかどうかということを決めるべきだと思います。この点をお諮りいたします。
【次の発言】 議事進行について、限られた時間、而ももうすでに定刻を過ぎておりますので、この問題につきましては、今……

第7回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第6号(1949/12/24、1期、無所属懇談会)

○千田正君 宗像証人にお伺いしますが、日本新聞に関係しておられたようでありますが、日本新聞のどういう立場におられましたか。その点を……
【次の発言】 日本新聞は今まで帰つて来た帰還者の多くの人達の証言によりますと、当時ソヴィエト領内におけるところの日本字の新聞としては唯一のものであつたと同時に、ここから発行された新聞の報道は、当時の俘虜に対しては唯一の読物であつたと同時に、すべてを知るところの文化の指導面を掌つておつたというふうに我々はたびたび証人の証言によつて聞いておりまするが、これは自発的に日本新聞を作られたのでありますか。或いはソ連当局の指令によつた作られた新聞なのでありますか、その点を……

第7回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第7号(1950/01/27、1期、無所属懇談会)

○千田正君 更にまだ残つているという問題に対しては、我々は懸命に引揚促進を継続しなければならないのですが、委員長から今までも状況によるというと、引続いてナホトカに迎えの船を出せる状態にあるかどうか、そういう点についてあなたが確保されている情報がありましたならばお知らせ願います。これは淺岡委員からでもよろしゆうございます。
【次の発言】 あなたが御調査願つたところによりますと、相当の人達が残つている、それを引続いて何船も迎えにやるかどうか、後一船か二船ぐらいで打切るという状況にあるのか、その点を一つ。

第7回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第8号(1950/01/31、1期、無所属懇談会)

○千田正君 しばしば証人喚問をやつておるのですが、この度は余り人数を多くしないで、最大限六名以内にして欲しいと思います。  証人の氏名につきましては、先程理事会において大体打合せた人達の氏名を委員長からお諮り願いたいと思います。
【次の発言】 今の大連労働組合の徴收した引揚対策及び難民救済資金の問題と中支那におけるところの持帰り金として政府が指示したことによつて居留民が持帰つた三万円の持帰り小切手に関する件はおのずから性質は異なつておると我々は考えますので、その点については明確な線を引いてお打合を願いたいと思います。
【次の発言】 その問題はむしろ衆議院の方から特に資料の蒐集に関して参議院側で……

第7回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第10号(1950/02/06、1期、無所属懇談会)

○千田正君 先程からの委員長の発言によるというと、この前の委員会で決定したかのような感がしますが、それは私は出席しておらなかつたけれども、決定でなく、打合せしておつたのだろうと思うが、その点をはつきりして頂きます。決定だとすれば、或る程度の人員が揃つていなければ、決定と我々は認めることはできません。
【次の発言】 種村証人にお伺いしますが、あなたが四九年の九月一日までモスコーの国際ラーゲルにおられましたが、更に引揚げられてハバロフスクに移られた。そのとき二名の人が残つた。この二名の人はどういうわけで残つたのであるか、その点を一つ伺います。

第7回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第11号(1950/02/13、1期、無所属懇談会)

○千田正君 今の調整料は外資金庫に納入して、外資金庫においてそれは保管にしてある、そこで私の土田証人にお伺いしたいのは、九月以後の問題は、居留民からの借入金その他によつて救済に充てたというのでありまするが、然らば当時上海にありましたところの日本の銀行その他から大使館、或いは領事館、そうした方面において借入を全然したことがなかつたかということを一応証言して頂きたいと思います。
【次の発言】 外資金庫の保管の責任者は、どこが保管の責任であつて、外資金庫の設立に対してはどうした訓令の下に行われておるかということを御証言願えますか。
【次の発言】 調整料を納入して、預かつておるところの外資金庫の責任者……

第7回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第16号(1950/03/18、1期、各派に属しない議員)

○千田正君 ただ二点だけ菅証人にお伺いします。あなたがお帰りになつてから当時を回想しまして、この九月十五日、あなたが通訳された、日本共産党の徳田要請なるものが通訳されて以後、特に目立つて帰還者と残留者との間に区別された方法をソ連側からとられたかどうか、及び帰国されて今日振返つて考えて見て、この要請があつたために特に残されたという感を深うしておるかどうか、その点を証言して頂きたいと思います。
【次の発言】 そうすると今現在よく新聞や何かに書かれておる要請ということ、言葉は或いは当らないかも知れませんが、あなたの通訳された言葉によるところの影響はそう強くはない、或いは大した影響はなかつたというふう……

第7回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第17号(1950/03/22、1期、各派に属しない議員)

○千田正君 大分時間も迫つたようでありますので、各証人の証言も、若し委員各位において御質問がなかつたなら、一応今後の結論に俟つといたしまして議事を進行して頂きたいと思います。
【次の発言】 至急取計つて下さい。

第7回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第18号(1950/03/24、1期、各派に属しない議員)

○千田正君 山田証人にお飼いしますが、先程あなたの御証言の中に新聞記者団と会見の際に発表すべきものを更に電文に直す関係上、簡略にしたが、更にそれは電報として打てなかつた。それで航空郵便にして出した。そのときのあなたが飜訳の立場に立たれたと思いますので、その簡略にされたときの電文の内容を、若し御記憶があるとするならばそれを述べて頂きたいと思います。
【次の発言】 この問題がここまで発展して来て、山田証人まで呼ばなければならないというような結果になつたのには、取りも直さず、徳田要請と世間で言われるところの問題であつて、徳田要請の内容、反動は帰すなというようなことを徳田書記長がソ連側に申し入れたじや……

第7回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第21号(1950/04/28、1期、第三クラブ)

○千田正君 本日の議題として提出されているのは、在ソ残留同胞の実態調査、只今突如として徳田要請の問題が絡んで、只今衆議院の考査委員会と参議院との食違いが生じて来たので、淺岡委員から緊急質問されておりますが、先ず第一にこの緊急質問を許すかどうかということと、今日の実態調査に対して、直ちにこの委員会が公報の言う通りにこれの調査に入るかどうかということを先ず諮つて頂きたいと思う。
【次の発言】 そこで私は只今証人も出席しておりますので、ここで宣誓を願いまして、本日の議題を先ず第一に取上げて、若干の休憩時間か何かに皆さんでお諮り願つて、そうして淺岡委員の提案につきましては、尚愼重を期して御相談願いたい……

第7回国会 水産委員会 第2号(1950/01/25、1期、無所属懇談会)

○千田正君 前に御質問があつたかも知れませんが、漁業法の改正に従つて補債金をベースとする漁業金融対策というものにつきましては、水産庁におきましては具体的案を練つておりますかどうも、参考にお話し願いたいと思います。
【次の発言】 漁業法の施行と同時に、当然補償金の交付の問題が予算化しなければならないと同時に、今のような水産庁のお考えであるならば、一日も早くその具体的な方法を考えられてこれをやり、漁業生産に役立つような方法を考えなければならない。凡そ現在の漁村において金が足りる、資金が足りるという漁村も漁業家もないと思います。そこで一日も早くこの方法を考究されて、そうしてこれを具体化される。単に農……

第7回国会 水産委員会 第4号(1950/02/01、1期、無所属懇談会)

○千田正君 各証人にちよつと伺つて置きますが、あなた方が出漁に際しましてたびたび今までも拿捕されておるという問題が起きておるのですが、これについてあなた方の所属しておるところの会社、若しくは経営者を通じて海上保安庁若しくは水産庁その他に対しての保護方を申請したことはありますかどうか。その点についてあるならば手を挙げて話して下さい。海上保安庁若しくは水産庁に対してあなた方の出漁に際してこういう問題が曾てしばしば起つておるから、その点について保護方を申請したようなことがあるかどうか。
【次の発言】 もう一点、出漁中に日本の海上保安庁の監視船、そういうような船があなた方の曾ての出漁中において監視に出……

第7回国会 水産委員会 第5号(1950/02/03、1期、無所属懇談会)

○千田正君 まだ研究してありませんから……
【次の発言】 水産資材の中で殊に先般来問題になつておるところの燃油の問題について、その後水産庁としましては関係方面との折衝並びに各省との折衝の状態が、若しお分りだつたならばお知らせ願いたいと思います。
【次の発言】 続いて綿糸の問題につきまして、来年度の割当可能範囲と実際に即して昨年との比較の問題、それからロープその他の問題に関しましても、同様の点を詳しく伺いたいと思います。
【次の発言】 安本のその説明というのはあれですか。昭和二十四年度におけるところの内需面並びにその輸出に対するところの綿製品に対するところのまあ滞荷、ストヅク、そういうものを勘案……

第7回国会 水産委員会 第6号(1950/02/14、1期、無所属懇談会)

○千田正君 この題目についてでありますが、水産資源涸渇防止法案というと非常に何か、もつと少し考えはありませんですか。例えば水産資源保護法案というように、もう少し簡単にして要を得た法案の題目を考えていいのではないかと私は思いますが、水産庁の意見としてはどうですか、お尋ねします。
【次の発言】 第五の資源調査という項目でありますが、本法の目的を達するために必要な調査をなすということでありますが、この費用は国で勿論持つことだろうと思いますけれども、これを明文化する必要があると同時に、単なる調査で済むかどうか。先程の御説明によるというと、いわゆる涸渇防止というような、涸渇にまで至つておるところの日本の……

第7回国会 水産委員会 第7号(1950/02/16、1期、無所属懇談会)

○千田正君 時間も相当経ちますので、委員会として、今の陳情は結論を急いで当局に質問したいと思いますから、簡明率直に一つ陳情はやつて頂くことを御注意願います。(「賛成」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 委員長、お話中ですが先程たびたび私委員長に注意しておりますが、陳情の結論を急いで頂きたい。
【次の発言】 先程から全国の漁業者の団体の方々の陳情切々として、労賃、漁民或いは業者の立場を訴えておりますが、私は今日は、本当は吉田総理大臣に質問したかつた、ということは、吉田内閣の水産行政に対するところの考え方が、非常に我々が要求しておる点とは違つておる。例えば先程もいろいろ陳情団の方々が言つておりますが、農……

第7回国会 水産委員会 第8号(1950/03/10、1期、無所属懇談会)

○千田正君 水産庁長官の罷羅の問題は、相当世間で或いは誤解した点もなきにしもあらずというふうに考えられますので、只今物論農林大臣の御説明によるというと、飯山氏の個人的な将来に関する問題もあるからというふうにも取れるのであります。ところがここに水産常任委員宛に民間の各水産業団体から要望書が来ておりますので、一応これを読み上げまして、農林大臣に更に私はお伺いいたしたいと思うのであります。    要望書   今回政府が水産庁長官を罷免したことは輿論を無視した措置であつて、水産界に及ぼす損失は測り知れないものがあり、延いては国際信用にも影響する惧なしとしない。眞に遺憾に堪えない。   我が水産業は現在……

第7回国会 水産委員会 第9号(1950/03/23、1期、各派に属しない議員)

○千田正君 政府に質して置きたいんですが、「らつこ」「おつとせい」の捕獲をする日本の領土の範囲はどこでありますか。
【次の発言】 現在のポツダム宣言後におけるところの日本のいわゆる領域とされておる範囲内の捕獲であるとするならば、私は頗る少数なものであり、且つ又殆んど猟獲することのできない状態にあるんではないかと、かように存じますが、「らつこ」、「おつとせい」に対する猟獲の情勢について一応農林省の所見を質したいと思うのです。
【次の発言】 大体この法案の出さなくちやならないという理由は今の御説明で分かりますが、然らばこれによつて生活しておつたところの業者そのものに対するところの、この法案ができる……

第7回国会 水産委員会 第11号(1950/03/31、1期、第三クラブ)

○千田正君 先般……当委員会の委員ではありませんが、丹羽委員から、膃肭獸の問題につきまして、一応水産庁に具体的に質問したいという申入れがあつたように聞いておりますが……。

第7回国会 水産委員会 第12号(1950/04/04、1期、第三クラブ)

○千田正君 さつき委員外議員の丹羽議員の発言によつて、丹羽議員のお話もありましたが、「おつとせい」が日本の近海に現われて来た場合に、日本の近海に来るところの漁族が相当これによつて災害を蒙つておる。こういう長年の経験から丹羽議員から発言があつたのでありますが、只今我々御配付願いましたところの水産資源枯渇防止法案提案理由というのがありますが、水産資源枯渇というものにも関係するのでありますがこの点においては水産庁としましては、どういうふうに考えておられますか、らつこ、「おつとせい」を捕獲せずに、そうして日本の漁場を荒される。こういう問題に対してあなた方の方ではどういう手を打つつもりであるか。この「ら……

第7回国会 水産委員会 第16号(1950/04/28、1期、第三クラブ)

○千田正君 証人の宣誓が終りましたら証人に対して委員長が法律的な指示を与えるのが至当だと思いますが……
【次の発言】 委員長の只今の御注意の中に更に多少補足する点があると思います。というのは、勿論真実を述べるのでありまするが、間違つたことを言うてはならないと同時に、証人みずからは自己の不利益になる場合において、及び一等親その他尊属に関して不利益のある場合には敢て証言しなくてもよろしいという明文がある筈であります。その点を一応御注意願いたいと思います。
【次の発言】 議事進行。証人に対する質問は午後からにして頂きたいと思います。むしろこの十分か、十五分を利用しまして主務官庁の方の意見を聴取したい……


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各種会議発言一覧(参議院1期)

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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 決算・労働連合委員会 第7号(1947/10/08、1期、無所属懇談会)

○千田正君 先程の山下委員からの御質問の中の人事官の任命について、衆議院が同意し、参議院が同意しない場合においては、日本國憲法の第六十七條第二項の場合により、衆議院の同意を以て兩院の同意とするという問題について、政府當局の御説明によるというと、會計檢査院の案をそのまま移し植えてやつておるという御説明でありますが、この度の國家公務員法案におけるところの人事院は、未だ曾て日本の行政機構になかつたところの最初の重大なる機構なるが故に、特に愼重に審議して頂きたいという點は、最も重要なるところの人事官の任命については、或意味においては政黨色をも織り込んであるというところに、私は今度人事官の任命に對する矛……

第1回国会 決算・労働連合委員会 第9号(1947/10/14、1期、無所属懇談会)

○千田正君 私の質問は、罰則の條項の第百八條には、「第三十九條の規定による禁止に違反した者は、」云々と書いてありますが、この際この規定の中に、轉職ということを理由としまして、從來例えば嘗ての政党華やかなりし頃に、樺太の山林拂下事件のような、一営林局長若しくは課長が轉任に際して、一つの党の利益のために山林の拂下をやつたというような忌わしいところの涜職罪が、しばしば嘗ての政治史上に見受けられたのでありますが、この点の罰則に対して今度の公務員法案の中に織り込んでおられますかどうか、この点を一つお伺いいたしたい。

第1回国会 決算委員会決算審査方針に関する小委員会 第1号(1947/08/02、1期、無所属懇談会)

○千田正君 先程も大分疑義があるように考えますが、決算及び國有財産の審査方針に関する例の内、決算の審査方針の中に第一から第五までありますが、第一の「政府の措置が不当なりと認むるもの」。それから第三の「政府の措置適切ならざるものと認むるもの」。第二この「政府の措置穏当を欠くを以て特に將來の注意を促すべきものと認む」。第四の「政府に対し將來の注意を促すべきものと認むるもの」。この三についても我々は非常に疑義を持つのでありますが、將來新らしい國会においてこの面をどういうふうに取上げていつたらいいかということを一應研究して見たいと思いますが、いかがでございますか。これは等差を付けたということはあれでご……

第1回国会 決算委員会第二分科会 第3号(1947/10/10、1期、無所属懇談会)

○千田正君 只今の專門委員の懇談的なお話の中に、運輸省の厚生關経の面として、只今も農村その他から耕地を借りて、實際において農耕その他のことを續けてやつておるようでありますが、この點の面において豫算及び決算の面に現れて來るところに對しての運輸省からの確たる報告が十分になつてないようでありますので、この邊の點を伺いたいと思います。
【次の発言】 もう一つ運輸省の御當局にお伺いしたい點は、この檢査院の報告の三十六頁における第六項目で、運輸省で支出したところの東京鐵道局において買入れた蒲團生地竝びに暗幕用の生地として買入れたところの木綿の黒朱子の生地に對する納入の状況においては、鴨論當時空襲の最も劇甚……

第1回国会 厚生委員会住宅問題に関する小委員会 第2号(1947/10/15、1期、無所属懇談会)

○千田正君 住宅問題こそ厚生委員会としては最大且つ最も重要なるところの問題であると思いますが、今日までこうした重大問題が延ばされておつたということに対しては誠に我々は遺憾と思いますので、幸いに今日から小委員会が発足しますので、できるだけ早急にこの問題を討議しまして、政府の実施方に対して我々が協力して行きたいと思います。つきましては後程政府委員の御説明があるようでありまするけれども、この小委員会の運営方法といたしましては、政府のこの方針を伺つた後にやりまするか、それとも多少でも今の内に意見を交換しまして政府委員が來てから、その説明を聽いて更に質疑應答を重ねて行くか、どちらをお採りになりますか。

第1回国会 厚生委員会住宅問題に関する小委員会 第3号(1947/10/18、1期、無所属懇談会)

○千田正君 遅れて來て或いはすでに御答弁をお願いできたことだろうと思いますが、戰時中の地木社その他が伐採しましたところの木材が、相当各縣にそのまま山中に捨て置かれておる数は、木材関係の人の大体の調査から言えば約二千万石と称せられておりますが、安本は資材の関係においては、恐らく國内における一切の資材を取扱つておる関係から、この木材の件については十分御檢討のことと思いますが、この面も住宅面に適用するという案をお立てになつておられますか。或いはこうした木材が年々腐つて行くのですが、そういう方面を合理的に動かすというような実施案をお持ちであるかどうかということをお伺いしたいと思います。

第1回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会第1小委員会 第2号(1947/10/02、1期、無所属懇談会)

○千田正君 從來住宅問題のみに拘わらず、海外引揚者の厚生施設その他の問題については、再三再四終戰後各團体から幾度となく政府当局に要請されておりますけれども、いまだその要請の百分の一をも達成していないという実情であることは皆さん御承知の通りであります。  本年の國会の第一囘におきまして、片山首相の施政方針に対しまして、私の質問演説の中においても、日本の民主主義の政治を徹底するためにはこうした海外引揚者であるとか、戰災者であるとか、復員者であるとかいう、いわゆる戰争の犠牲者の根本的な生活の水準を定めて行かない限りにおいては。日本の民主主義政治は徹底しないことを再三繰り返して私から要請しておりました……

第1回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会第1小委員会 第3号(1947/10/03、1期、無所属懇談会)

○千田正君 只今の中平委員の御質問に附随しまして、私からも特にお願いしたい点があるのであります。それは、今次水害におきまして災害者が五千円の預金を引出せる。ところが、引揚者並びに戰災者が今度の水害地に住んでおりまして、戰爭の災害を受けた外に更に今度の水害を受けておる。こういう人が相当多数に上つております。殊に関東地区におきましては、東北は勿論でありまするが、相当の数に上つておりますので、元々引揚者のように外地から一文も持たずに來て、在外資産の補償も得られないで、明日をいかにして食うべきかという現駄にあつた。そこへ又再びごの天災地変によるところの水害を受けて、起ち上る勇氣もなく、それこそ農民と又……

第1回国会 水産委員会水産庁設置に関する小委員会 第5号(1947/08/27、1期、無所属懇談会)

○千田正君 水産省設置を打切つて水産廳とするという面におきまして、參議院としましては、そこに新らしい意味の水産廳を設置するに對して、參議院獨得の今までの水産省という理想的案を持つておつたのが、このたびの實際の面において實現困難であるから、水産廳に持つて行こう、これは非常に結構だが、その面において新らしい構想を、なにか委員長として考えておられますか。
【次の発言】 重ねて質問いたしますが、先般來水産局がこういうような構想でやつて行きたいという請願を我々に提出しました。それに對して參議院としましては積極的な方向に行くべく示唆したのでありますが、その意味において今度の水産廳設置案なるものが、大體過般……

第1回国会 水産委員会水産物集出荷及び配給制度に関する小委員会 第2号(1947/08/23、1期、無所属懇談会)【議会役職】

○委員長(千田正君) それでは參議院の水産常任委員會におきましては、現下の緊急問題たる食糧對策について我が水産常任委員會として水産物集出荷及び配給制度に關する小委員會を設けまして、現地調査に當ることになりまして十四名を二班に分ちまして、第一班は東北、北海道、第二班は關西、九州と、各七名宛が八月六日に出發をしまして、それぞれ現地調査に參つたわけであります。酷暑の中、各委員が限られた時間の中で百十%以上の調査をしたことと、我々は思つておりますが、同時に各現地の機關竝びに業者、漁民の人たちの熱心なる協力を得まして、相當の成果を得て參りました。詳しいことは各班長から御報告を申上げることにいたしまして、……


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 決算・国土計画連合委員会 第1号(1948/06/26、1期、無所属懇談会)

○千田正君 只今原口委員の御質問に対して大臣の御答弁も承わりましたが、これは私も第一回國会の施政方針演説に対しましても、第一の質問として建設省設置法案なるものに対して第一声を學げたわけであります。当時の片山首相は我々の要求するところの建設省というもの、即ち建設省という面においては、総合的な日本の復興に対するところの大きな役割を特つところの省を設けたいという答えでありました。先程大臣の御説明によつて、なかなか容易じやないんだが、どうやら一歩前進だからこれを承認して欲しいという御要望でありましたが、特に私はお願いしたいのは、ここに建設省所管事項区分の中の、厚生省関係の國立公園の施設の問題は、施設は……

第2回国会 決算・商業・鉱工業連合委員会 第1号(1948/03/29、1期、無所属懇談会)

○千田正君 先程田村委員の御質問に対して、大臣並びに政府委員からの御答弁がありましたが、この中小企業廳設置法案の中小企業対策の最も重要なるところの一面が、この設置法案の中に抜けておると私は考えております。これは中小企業の対象となるべきものの限界がちつともはつきりしていない。先程は具体的な問題でなく抽象的なお話だけでありまして、大体先程の大臣の御説明の中には、從業者百五十名以内のものが日本においては非常に多い、その辺を対象にすべきじやないかというお話と、政府当局の立場からいえば、從來の商工省における仕事からいえば、中小企業対策の金融関係の問題を大体拡充して行く、大体という概要だけのことであつて、……

第2回国会 決算委員会第二分科会 第閉会後1号(1948/10/07、1期、無所属懇談会)

○千田正君 運輸省の分に対しましては後廻しにしたらどうですか。
【次の発言】 それでは次は遞信省の部分でよろしいですか。
【次の発言】 遞信省の分としましてちよつと伺いたいと思いますが、一四八頁の「不当と認めた事項」の中の「予算を流用して給與の増加を図るなど措置当を得ないもの」、その中遞信省回線統制本部で同省総務局から資金の前渡を受け、昭和二十一年十二月から二十二年三月までの間に、支拂つた事務費、或いはその中に同部の職員に対する報勞金、又は宴会費、こういうものが当を得ないで支出されておりまするが、この点につきましてのその後の取扱いに対して遞信省からのお答えを頂きたいと思います。

第2回国会 決算委員会特殊物件小委員会 第閉会後1号(1948/09/20、1期、無所属懇談会)【議会役職】

○委員長(千田正君) それでは只今より決算委員会の特殊物件小委員会を開催いたします。今期休会中に各委員の皆樣方が酷熱の間を懸命に御調査下さつたことに対しまして、誠に御苦労樣でした。厚く御礼申上げます。つきましては第三國会も間もなく開催されると思いますので、その前に一応皆樣方の調査の御報告並びに御意見を伺つて置きまして、第三國会においてどういうふうに進むかという点におきましても、お打合せを願いたいと思います。関西班、関東班に分れておるのでありますが、関東班の方の岩崎君から簡單に御報告願います。
【次の発言】 関西班は山下さんがお見えになりませんので、吉川さんからお願いします。

第2回国会 決算委員会特殊物件小委員会 第閉会後2号(1948/10/06、1期、無所属懇談会)【議会役職】

○委員長(千田正君) それでは決算委員会の特殊物件小委員会を開催いたします。第二國会の終りにおきまして決算委員会で特殊物件の小委員会を設けることになりまして、この休会中それぞれ特殊物件の調査をして頂くことになりましたのですが、非常に皆さんの御繁忙中のところでありましたけれども、特に関東、関西と分ちまして、関東の方は七月の二十六日から三日間、岩崎、中川、北村委員に森專門調査員、吉原、立原の主事が随行しまして埼玉を振出しに調査したわけでありますが、栃木の方は八月の二十三日から三日間、埼玉は七月の二十六日から三日間、非常な成果を挙げて來られたことを、先般の九月の二十日の打合会の席上で概略の御報告を頂……

第2回国会 厚生委員会住宅問題に関する小委員会 第1号(1948/03/30、1期、無所属懇談会)

○千田正君 動議を提出いたします。選擧は投票を省略し、選擧監理者において、正委員長は從前通りに、副委員長に三木治朗君を指名されんことの動議を提出いたします。



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データ更新日:2022/12/18

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