千田正 参議院議員
4期国会発言一覧

千田正[参]在籍期 : 1期- 2期- 3期-| 4期|- 5期
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このページでは千田正参議院議員の4期(1956/07/08〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は4期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院4期)

千田正[参]本会議発言(全期間)
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第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 参議院本会議 第11号(1956/12/05、4期、無所属クラブ)

○千田正君 私は、このたび議題となりました日ソ関係の四案件に対しまして、賛成の意を表するものであります。  なぜならば、これは過去十一年の間、終戦と同時にわれわれが長い間望んでおりましたところの平和への道は、ようやくピリオドを打って国際間の孤児から、一人前の日本国として加入できるという一つの窓と、もう一つは、長い間われわれの同胞が抑留されて、しかも帰ることができ得なかったというこの問題が一つ解決することと、もう一つは、漁業という一つの日本の大きな産業が閉鎖されつつあったところから、また一個の窓をあけたという面であります。顧みましてこの四案件を見ましたときに、その間を貫くところの最も重大なる問題……


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 参議院本会議 第14号(1957/03/15、4期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいま議題となりました原水爆の禁止に関する決議案に対しまして、心から、無所属クラブを代表いたしまして、賛成討論を行うものであります。(拍手)  第十九国会並びに第二十四国会におきまして、原子力国際管理並びに原子兵器禁止及び原水爆の実験禁止に関する決議が当院におきまして行われましたが、ここに三たびこの提案をしなくてはならないというこの悲惨さを考えまして、われわれは、原子爆弾及び原水爆実験の被害をこうむった世界唯一の民族として、この叫びをさらにあげなければならないと思うのであります。  顧みますれば、昭和二十年、広島、長崎に投下された原子爆弾によってこうむった被害者が幾十万、しかも戦……

第26回国会 参議院本会議 第22号(1957/03/31、4期、無所属クラブ)

○千田正君 私は、ただいま議題となりました昭和三十二年度一般会計及び特別会計並びに政府関係機関予算について、反対の意を表するものであります。(拍手)  なぜなれば、政府並びに与党の諸君があまりにも朗らかならっぱを吹き過ぎて、われわれ国民は、非常に不安の念にかられているからであります。真に国を憂い、真に民生を憂うるものは、まさに万世のために命を断つというだけの信念を持たなければ、今後の日本の独立は期せられないと思うから、私は反落するのであります。  池田大蔵大臣は、その財政方針を述ぶるに当りまして、三十二年度予算は、収支が均衡さえしておれば、財政規模は大した問題ではないと言明して、インフレ化の心……

千田正[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院4期)

千田正[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 農林水産委員会 第2号(1956/11/20、4期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいまの第二点の冷害地、あるいは災害地に対する概算払いの返戻に関する問題、御説明は承わりましたが、われわれも今度の国会の目的は、日ソ条約の問題と同時に、この休会期間中に起ったところの災害に対する政府の所信をただしたいという点もありますので、今の御説明になりました資料を農林委員会のわれわれに提出していただきたいと思うのであります。  それからもう一つは、これは大蔵委員会に提案するようになっております。われわれの委員会としましても、非常にこれは関心を持たなくちゃならないし、農林行政の上についても、われわれは農林省その他に対して一応協力する点もあるし、また鞭撻する点もあるし、そういう点……

第25回国会 農林水産委員会 第3号(1956/11/27、4期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいま委員長のお話では、本日は政府委員として外務次官が来て日ソ関係四案件の提案理由の説明をするというので、お待ちをしておったところが、何か御用が出て中座された。そのかわりに、条約局次長がかわって説明するというのですか。
【次の発言】 その点は明らかにしておきまして、われわれに配っておりますところの日ソ関係四案件の提案理由の説明、これを最初にやっていただくのか、どうなんですか。
【次の発言】 そうしますと、われわれ委員に配りました日ソ関係四案件の提案理由の説明は、すでに本会議で説明を終っているから、これはこれとして、今外務当局からさらに何か御説明なさるというのですか。

第25回国会 農林水産委員会 第4号(1956/11/29、4期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいま経済部長の御説明がありましたが、御承知の通り、今国会は前の国会との間が非常に長かった。院の構成もできなかったし、臨時国会も非常におくれて開かれた関係上、継続審議はもちろん、委員会がありませんから、できなかった。で、あなたが今後段に申されたように、この法案の施行が三十二年の一月一日から実施するということは、実際においてとうていこれは不可能なんです。で、政府の考え方としては、大体この法案の実施をいつごろにしたいという御希望があるのですか。その点はどうなんです。
【次の発言】 今の局長さんの御説明でもおわかりになるように、なかなかこれはそう簡単じゃないのじゃないですか。二、三日で……

第25回国会 農林水産委員会 第5号(1956/12/04、4期、無所属クラブ)

○千田正君 官房長、さっきの日高の問題ですね、これはやはり農林省としての施設が十分に効果的に運用されておらないから、解放してほしいというような問題が起きてくると思うのです。あなたのお話では、中農馬その他の飼育あるいは育成に使うというのでありますれば、これまた農林省として十分意をそういう方に用いなかったならば、来年また再び同じような請願が出てくると思いまするので、その点はやはり農林省として十分に考えられることを私は要望しておきます。
【次の発言】 農林大臣に……。この間外務委員会との連合審査会のときにも、ちょっと時間がなくてお尋ねするのが間に合わなかったのですが、今度の日ソ条約の結果、一応漁獲量……

第25回国会 農林水産委員会 第6号(1956/12/11、4期、無所属クラブ)

○千田正君 三十一年度の、このたびの冷害に対して、北海道地区に対する方針は農林省としては決定しておられるようでありますが、内地における冷害対策、特に予備費の要求に対して、大蔵当局との折衝の結果はどういうふうになっておられますか、お聞きしたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、今まで大蔵省としての了解した点と、それから全然今のところ了解の域に達していない点は、どれとどれですか。
【次の発言】 これはわれわれとしましては、北海道の冷害はとくにひどかった点において、われわれ委員会としましても終始その問題に集中しておりましたけれども、残った面におきまして内地の問題が出てきておる。これは岩手青森、……

第25回国会 予算委員会 第3号(1956/12/06、4期、無所属クラブ)

○千田正君 私は、きわめて短かい時間しかありませんので、端的にお尋ねいたします。  特に総理大臣にお尋ねいたしますのは、今度日ソ条約がいよいよ批准になりまして、日本もやがて国際連合に参加する好機をつかんだのでありまするが、国際連合に参加すると同時に、日本の立場は、非常に重大なかつまた微妙な立場に立つと思うのであります。それは何かといいまするというと、いわゆるこの東洋におきまして長い間のわれわれの同族のように考えられておりましたところの台湾政権とただいまの中共と、この二つの問題が当然日本にとって善処しなくちゃならない立場に立たされると思うのでありまするが、総理大臣としましては、この日ソ条約の批准……


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 地方行政委員会 第24号(1957/04/08、4期、無所属クラブ)

○千田正君 私は無所属クラブを代表いたしまして、ただいま提案になっておりますところの地方税法の一部を改正する法律案、政府原案並びに修正案、さらに付帯決議案に対しまして反対の意を表します。  簡単に申し上げまするというと、まず第一に住民税の問題でありますが、政府は、昭和三十二年度予算において、国税に関していわゆる一千億減税をうたい、国民負担の軽減を盛んに放送しておりましたが、これは政府資料によって見ても、純減税は結局七百二十億となり、それさえも年所得五十万以上の人たちだけが主として減税の恩典をこうむる結果となっております。しかるに地方税に関しては、逆に住民税の税率が現行二一%を昭和三十三年度にお……

第26回国会 農林水産委員会 第閉会後2号(1957/06/07、4期、無所属クラブ)

○千田正君 千葉県のこの問題は前にもありまして、当時は海上保安庁という問題より、海上自衛隊との問題でありましたが、証拠物件をめぐって、被害者側と千葉県とそれから当時の防衛庁との間にいろいろ論議を尽しましたけれども、十分な話し合いがつかなかった。参議院の当時の水産委員会といたしましては、極力この問題の解決に当りましたが、最終的には杉原当時の防衛庁長官、増原次長、千葉県知事、また当時開会中でなかったものですから、私ら一応立ち会いまして、最終的には見舞金という程度で一応格好がついた。そうして今後そういうことのないように、お互いに注意しようという話し合いがついておったのですが、ここで三十一年の二月この……

第26回国会 農林水産委員会 第3号(1957/01/29、4期、無所属クラブ)

○千田正君 もう一つ要求しておきますが、さっき運輸省から、運輸審議会の答申は大部分賛成のようなことを言っておるけれども、運輸審議会の委員を設定する際に政府がわれわれに要求してきておるものは、これこれの人間を運輸審議会の委員にしたいから賛成してほしいということで、われわれはそれを推薦しております。しかし大体の見当からいいますと、政府の御用機関あるいは御用学者が大部分入っておるという感じがしている。今日のように、民生の安定に非常に影響するようなこういう審議会のメンバーが、そういうような態度でやるならば、われわれは、これは別個に解職させて、新しい国民の意思を反映するような委員を選ばなければならない。……

第26回国会 農林水産委員会 第閉会後3号(1957/06/08、4期、無所属クラブ)

○千田正君 ちょっと、今の日韓問題について。今の中川局長のお話であるというと、岸総理が渡米前に一応片をつけたい。新聞でも発表しております。ただいまのお答えにも、そういうふうに伺っておりますが、あれによると、同時釈放ということを言っておりますね。釈放に関しては、今まで不法監禁した問題については、もう全部御破算、何ら両国とも、大村収容所におった者も、また向うに抑留されておった者に対しても、別にそれに対しての補償であるとか、そういうような問題は全然両方とも考えずに、同時釈放ということで、まあ進んでおるということですか。
【次の発言】 大村に収容されておるところのいわゆる韓国人というものは、出入国管理……

第26回国会 農林水産委員会 第4号(1957/02/05、4期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいま井出新農林大臣の施政方針ですか、伺いましたが、特にわれわれ農林委員会といたしまして聞いておかなくちゃならない点が、いささか触れられなかった点がありますので、その点一言伺っておきたいと思います。  先ほど来、るるお述べになりましたが、そのうちで最もわれわれが今日の段階において窮迫を告げておる問題は、国鉄運賃の値上りによって及ぼすところの農産物の物価、並びに市場及び国民生活に及ぼすところの影響は、非常に甚大であるということをわれわれは考えまして、当農林委員会といたしましても、この緊急措置をいかにすべきかという論議の最中であります。この点についていささか触れる点がなかったようにわ……

第26回国会 農林水産委員会 第閉会後4号(1957/07/09、4期、無所属クラブ)

○千田正君 今般、農林水産業の実情調査のため、石川県、富山県の両県に派遣されましたことにつきまして、御報告を申し上げます。  派遣されました委員は、堀委員長、小笠原二三男委員と私の三名でありますが、去る六月の二十五日東京を出発、五日間の日程をもって、まず石川県に参り、金沢市の県庁において、県当局及び県下の各種農林団体の代表者から農林業の実情について、また七尾市においては、県当局及び各地から参集の漁業団体の代表者から漁業問題について、説明を聞き懇談を行いました。現地の視察といたしましては、能美郡根上町及び河北郡内灘町において海岸砂地地帯農業の状況を、鹿島郡鳥屋町において新農山漁村建設総合対策事業……

第26回国会 農林水産委員会 第5号(1957/02/07、4期、無所属クラブ)

○千田正君 この開拓問題は、これは従来長い間の問題ですが、戦前のいわゆる開拓者と、それから戦後における開拓者と、さらに機械化開拓公団のもとに入植する者と、われわれは大別してこの三段階に考えているのですが、これら全部に利用するという方向にもっていくのかどうか、その点はどうなんですか。
【次の発言】 公団の機械化開墾に対する問題はどうなのですか。そういう入植者に対しては……。
【次の発言】 それはこの法律によって開くわけですか、別にですか。この法律によって三千万円程度であるならば、われわれはまことに貧弱な融資法だと思うので、その点をはっきりしていただきたい。

第26回国会 農林水産委員会 第閉会後5号(1957/07/10、4期、無所属クラブ)

○千田正君 議運の理事会がありますので、私関連だけ、ちょっと。防衛庁の局長にお伺いするのですが、今の掃海の問題ですが、これは、だから、今結果としてはいろいろな問題が起きてくるのですが、わずか三〇%しか今まで掃海が効果をおさめておらない。これは掃海をしなくちゃならない日本側の義務を負わされたのは、多分占領された当時から、日本側として敷設した水雷、あるいはその他に対しての掃海をしなくちゃならない義務があったと思うのです。もうすでに終戦後十年以上経過した今日に至っても、まだ三〇%しか掃海ができない、しかも、それが重要航路に面しておる辺だけしか掃海しておらない、こういうことは私は非常に道義的に疑わざる……

第26回国会 農林水産委員会 第閉会後6号(1957/07/11、4期、無所属クラブ)

○千田正君 大体、被害県はどういう所ですか。

第26回国会 農林水産委員会 第7号(1957/02/19、4期、無所属クラブ)

○千田正君 中川局長に伺いたいのですが、申すまでもなく、今までのお話はわかるのですけれども、インドネシアの国内が十分正常な状況にないということと、そうして国際法その他について専門にするような人たちもいないというような意味で、お話があっておりますけれども、しかし根本的にいいますると、日本が向うの大使館なりあるいは公使なりを認めて、こちらからも向うに派遣しておる。国と国との間においては、すでにそうした外交官を取りかわして、在外公館を置いてある。そうしたのに、さらにまた、外務省としましてはこの事件の発生した当時において、シャウ島に入港差しつかえなしというような答えを出しておいて、そして今もって解決が……

第26回国会 農林水産委員会 第8号(1957/02/21、4期、無所属クラブ)

○千田正君 今のに関連して。ただいまの雨森委員の御質問に対して農林大臣のお答えは、一歩前進した政策を今度は考えるのだがと、了解を求めておられるようでありますが、まことにけっこうなことであるけれども、毎年のように冷害である、あるいは霜害である。こうした天災によっての影響を受けるのは、ことごとくが北海道、東北、あるいは長野というような、高冷地帯におけるところの農家であり、しかもそのしわ寄せが大体において、大部分は開拓農家においてもっともはなはだしい状況に陷つております。これは毎年冷害対策費であるとか、寒冷対策費であるとかいうような問題でなく、抜本的に根本政策を立て直さなかったならば、今後のこうした……

第26回国会 農林水産委員会 第9号(1957/02/22、4期、無所属クラブ)

○千田正君 時間がありませんから簡単に伺いますが、先般の農林大臣の御方針の中に、一点、私が聞き漏らしたのか、あるいは大臣の方でおっしゃらなかったのかもわかりませんが、海外の移民政策に対しての御見解が私伺っておらないような気がするのですが、というのは、御承知の通り、終戦後におけるところの国内の農土も狭くなってきた、農村の二、三男対策が非常に急迫を告げておる今日、あなたの方では新農村建設であるとか、あるいは農村青年のいろいろな教育強化の予算等をとって、施策をいろいろ考えておるようでありますけれども、私はそれはそれとしましても、日本の人口増加に伴う国内調整という意味からいたしましても、海外の農業移民……

第26回国会 農林水産委員会 第10号(1957/02/26、4期、無所属クラブ)

○千田正君 これは、委員長及び同僚議員の皆さんがあなた方をお呼びしたということは、おそらくわれわれの一致した意見といたしましては、できるだけ円満にこの問題を解決したいという意図以外に何ものもないのでありまして、昨年以来陳情を受けて、いろいろただ事情を聞くだけではいけないし、当事者の皆さんから十分に御意見の発表もしていただきたいという意味で、開いたのだろうと思います。それで私の聞くことは、はなはだ失礼な聞き方をするかもしれませんが、意図するところは、皆さんが円満にその問題を解決してもらいたいということ以外に何もないのでありますから、冒頭にその点は申し上げておきます。  そこで、私のお伺いしたいの……

第26回国会 農林水産委員会 第閉会後10号(1957/10/09、4期、無所属クラブ)

○千田正君 きょうは説明だけで終りますか。多少質問もいたしますか。
【次の発言】 大体の御説明を承わりましたが、それで従来の予算の要求の技術としましては、今までは直接に大蔵省に農林省としての立場を要求しておったのですが、最近非常に経済企画庁の力が強いということがあるかどうかしらぬが、ある程度経済企画庁あたりがチェックされるのではないかというような機運があるように思いますが、その点はどうですか。どうも今までの予算の説明を承わっておりますと、従来の説明よりもやや経済企画庁あたりからのチェックがあるような気がするが、その点についてはどうなんですか。

第26回国会 農林水産委員会 第11号(1957/02/28、4期、無所属クラブ)

○千田正君 本年度の予算と昨年度の予算とを対比してみますというと、減額したわけですね。特に有畜営農の確立とそれから草地改良、牧野改良センター、こういう基礎的な問題の点において、昨年度に比較しまして本年度は減っておる、この表では。何かの点で調整されたのか、あるいは総括的な一応のワクをはめられた範囲内で予算の割り振りをしなければならなかったために、この面が減額したのか、その辺のところを一つ、はっきりとしてもらいたい。
【次の発言】 もう一点は、畜産会は非常に活動しているようでありますが、畜産会と畜産協同組合、この関連。地方においてはどうも、畜産会の会長というようないわゆるボス連中がはびこって、末端……

第26回国会 農林水産委員会 第閉会後11号(1957/10/10、4期、無所属クラブ)

○千田正君 どうも非常に要領のいい答弁のようでありますが、実質的な問題としてお考えを副知事に聞きたいのですが、残存三社が丸東のそうした跡始末を、東京都のこの中央卸売市場の将来のために引き受ける、それだけの犠牲的精神を発揮してやろうというのですか。それでその点について、私はちょっとこまかい点をお伺いいたしますけれども、残存三社としましても、苦い経験とそして実績を持っているはずなんですね。一応の実績を、みんな一応各人が持っているわけです。それで、これから丸東の業務を引き受けて、どれだけ増額するかしらぬが、その利益の増額分を、全部これを丸東の分の補償といいますか、賠償といいますか、そういう穴埋めにそ……

第26回国会 農林水産委員会 第12号(1957/03/01、4期、無所属クラブ)

○千田正君 あの国土総合開発法という法律があって、総合開発の一環としてたとえば国営開墾とか、そういう問題があるんだが、予算委員会等においてその一体総合開発に対する予算がついていないじゃないか、われわれがこう質問するというと、それはまあ、建設省なり、農林省なりにワクを与えて、総合開発という名前はつけないけれども、その意味においてワクを与えておるんだというのですがね。農地局なら農地局自体としての予算の請求であって、これは総合開発などという予算じゃないわけでしょう。この御説明によるというと、政府の一貫した裏打ちというものは総合開発法という法律があるけれども、現実においては何らついていないとわれわれは……

第26回国会 農林水産委員会 第閉会後12号(1957/10/11、4期、無所属クラブ)

○千田正君 この問題は、すでに前国会において十分討議し、そしてまたこれに対して農林省としても十分考えておられると思うのでありますが、明年度予算の編成期にも来ておるし、さらにまたこのラッコ、オットセイの回遊時期があと半年に迫っておる今日でありまするから、早く処置をしまして、国際間の条約に基くところの日本の立場をはっきりしなければならない。こういう点からいたしましても、すでに水産庁としても十分な処置の方針が定められたものと私は考えておるのでありますが、その間の経緯と、水産庁としましての今後の指導方針について、長官から一応お伺いしておきたいと思います。

第26回国会 農林水産委員会 第13号(1957/03/05、4期、無所属クラブ)

○千田正君 この法案は予算を伴うかという点と、もう一つは、従来通産省並びに農林省の中に、農林省の場合には輸出農産物の検査というものがありましたが、それを強化しようとするのか、総合的な機関を設けて完全を期そうとするのか、いずれですか。この二点をお伺いいたします。
【次の発言】 従来、通産省とか、農林省とか、各省において輸出物に対して検査をしておりましたね。その既設の検査機関をそのままに強化するのか、あるいは別個の政府機関を設けて、総合的に、重点的にやるのか、その点です。
【次の発言】 今の局長の御説明によるというと、この法の目的は、国際的な信用を維持して、日本の輸出貿易の産業の振興をはかるという……

第26回国会 農林水産委員会 第閉会後13号(1957/10/29、4期、無所属クラブ)

○千田正君 私は途中から来ましたけれども、大体来年度の予算は外務省はどれだけ組んでおるか、農林省はどれだけ要求しているか。
【次の発言】 農林省はどれだけです。
【次の発言】 農林省の数字は違いませんですか。昭和三十二年度の予算は大体九千万円のはずだったのですがね。
【次の発言】 これで農林省としては、大体どれだけの人間を現地に派遣できるんですか。
【次の発言】 いや、そうじゃありません。移民の数じゃなくて、農林省自体の海外移住に対しての調査、あるいはアフター・ケアの問題、その他に対して、どれだけの農林省のお役人が派遣できるかということです。

第26回国会 農林水産委員会 第14号(1957/03/07、4期、無所属クラブ)

○千田正君 大臣は非常にお忙しいことを、われわれもよく承知しておりますが、新聞紙上やあるいはラジオ等を通じまして、日ソ漁業委員会の状況がある程度報告されているわけです。ところが、国会のわれわれ委員会は、特にまあ政府に大いに応援して、早く妥結することを望んで、幾たびとなく委員会を開いて論議を重ねておりますが、政府から責任のある御報告がないわけです。  特に、新聞等におきまして、日本側の要求が十五万五千トン、それに対して十三万五千トンであるとか、十二万トンであるとかいうような、われわれから見れば、はなはだ外交折衝上においては不利ではないかというような報道が、しばしばなされておる。でありますがゆえに……

第26回国会 農林水産委員会 第閉会後14号(1957/10/30、4期、無所属クラブ)

○千田正君 私はさっきからお伺いしておるのですが、大体のことは清澤委員、それから青山委員から、一応相当の議論をなされております。私はこの前の委員会においてかくなることを非常に杞憂を持って考えたから、あえて東京都並びに農林省に質問したのですが、私の杞憂は当って、今日においてもなお整理ができない。まことに私は遺憾だと思うし、われわれ委員会としましても、こんなことで毎日日を費すことははなはだ残念だと思う。それで、私は切りつめて二点だけをお尋ねいたしたい。  いろいろなことをおっしゃるけれども、一体これは見通しがいつなのか、ことし中にできるのかどうなのか、この点ですね。先ほどからお伺いするというと、初……

第26回国会 農林水産委員会 第15号(1957/03/12、4期、無所属クラブ)

○千田正君 最後に、一点だけちょっとお伺いしますが、この法の目的については、すでに説明されたように、外国輸出品に対して日本の商品の声価を維持する、上げるということが一つの目的である。国際マーケットの方におきまして、最近アメリカ側が日本の綿製品並びに綿製品その他に対する、いわゆる対米輸出に対するところのマークをしておるというふうに、アメリカ国内においては、次々にアメリカの国会に日本製品の輸入を拒否する法律を作って出しておる。そうした問題に対応する一つの施策としてこの問題を考えておるのか、全然そういうものとは関係なくして、従来の一般的な日本の商品の声価を高めるという点に重点を置いて考えておるのか、……

第26回国会 農林水産委員会 第16号(1957/03/14、4期、無所属クラブ)

○千田正君 海外移民政策は現政府の一つの施策として声明されておるところでありまして、政府は一方においては、外務省をして海外の各国との間に話し合いを進め、また移民の階層は大体は農民である。農林省当局は海外に移民すべきところの教育あるいは外地におけるところの適地、そういうものに対するいろいろ調査あるいは指導をしておるのでありまするが、そうした同じ政府において、いよいよ海外移民が決定して出発するに際して、十分なる渡航費もない、こうした農民諸君が自己の所有の土地を売却して、そして渡航費にかえて持っていこうというとき、突如として法によるところの所得税、その他税法によって、それを押えて課税する。法的に考え……

第26回国会 農林水産委員会 第17号(1957/03/15、4期、無所属クラブ)

○千田正君 渡部さんに要望しておるわけですが、国鉄運賃値上げは平均一三%……。そうでしょう。きのう運輸大臣はそう言っておるのだから……。だから、その一三%より上に値上る農林関係の資料を出して下さい。出せますか。
【次の発言】 どっちが……。
【次の発言】 それを僕は聞いているのです。
【次の発言】 それは、国鉄の立場の説明はわかりますよ。僕は渡部経済局長に聞いているのです。あなた方は、今農民なり漁民から、国鉄の運賃が上るから困る。困るから、あなたが交渉しているのでしょう。今の説明からいうと、予算上からいって、最後の結論からいうと、三%むしろ減った、国鉄の方は足し前だ、こういうふうになる。それで……

第26回国会 農林水産委員会 第20号(1957/03/26、4期、無所属クラブ)

○千田正君 長官にお伺いしますが、今度の法案はけっこうですが、これは地方自治団体が、いわゆる市町村合併によって財産区の設定その他いろいろな混雑をした結果、その後におけるところの育成強化がうまくないというのが、相当あると私は思うのです。そういう面の調整を十分はかっていただきたいと同時に、この許可制から届出制になった場合ですね、何かわれわれが考えるときに、乱伐になるような気もするし、その後におけるところの林種の改良等におきまして、闊葉樹を植えておった所を今度伐採したときに、針葉樹に切りかえるというような、そういう方向に向うための農林省の指導は、どういうふうに考えておられますか。

第26回国会 農林水産委員会 第21号(1957/03/28、4期、無所属クラブ)

○千田正君 今の清澤委員の御質問に関連して、われわれの県にも起きておるのですが、土地改良を中心として、農民から一応の会費を徴収したりして、一つのいわゆる何といいますか、期成促進の団体でありますが、この団体の諸君がいわゆる土地改良事業に対するところの建設の土木業者等々と結託をして、いろいろな不正事件が起きておる。それがまあ結局裁判問題等になって、まことにその農民に及ぼす影響は好ましくない、こういうことに対して、幸いにこの改正法が出ると同時に、農林省の指導方針を厳にしなければ、このしわ寄せがいつでも農民にばかり来ると。県庁の役人だとか、あるいはその土地のボス連中が結託して、農民から入ってきたところ……

第26回国会 農林水産委員会 第23号(1957/04/02、4期、無所属クラブ)

○千田正君 今のに関連して。それは今、安部さんが質問しておる、その質問の答えにはなりませんよ。この法の根本は、損害があった場合に、陸上のことであれば調査ができる、海上に出漁中に損害があった場合にはどうするかということです。損害を受けたものが町村長なら町村長に申告した場合には、それを損害を受けたものとしてそのまま、海の上のことは調査ができないから、それを標準にして天災法を適用するかどうかという問題です。農業であるとか林業であれば、直ちに調査員の派遣もできるし、あなた方の関係の下部組織の統計調査員も行って調査ができるけれども、海の上のあれは十分調査ができないじゃないか。それならば、帰ってきて申告を……

第26回国会 農林水産委員会 第24号(1957/04/04、4期、無所属クラブ)

○千田正君 まず第一にお伺いしたいのは、この終戦後の入植者、当時二十三万戸あったのが、どういうわけで現在は十五万五千に減ったのかということ。それから十五万五千に減ったその十五万五千のうちでも、実際に自作農できるまでに自立態勢が立った戸数がどれくらいあるのか、その点をまず第一にお伺いいたします。
【次の発言】 私はその原因はいろいろあると思いますが、まあ当時の終戦のあとに外地から引き揚げて来た人、あるいは戦災を受けて疎開した人、当時の食糧事情から、どうしても農業ということによって食糧の確保をしなければならないという、そういう個人々々の一つの事情にもよるでしょうが、当時のことは、とにかく終戦後に残……

第26回国会 農林水産委員会 第25号(1957/04/05、4期、無所属クラブ)

○千田正君 質問する時間がないでしょうから、注文を申し上げたいのですが、ただいま農林大臣以下、農林省の水産庁各位の御奮闘に対しては、大いに感謝いたします。御報告のありましたうち、発表して差しつかえない部分ですね、われわれ委員に一応資料として配付していただきたいと思うのです。これは来年またこういう問題が当然繰り返される、また持ち込んだ分もありますので、われわれも研究さしていただきたいと思いますから、一応妥結して調印しましたなら、その資料を一つ配付していただきたい、この注文だけ申し上げておきます。

第26回国会 農林水産委員会 第26号(1957/04/09、4期、無所属クラブ)

○千田正君 今の、主事は大体一人置くのが原則ですか。それとも、数はきめておらないのですか。部会において一人ずっという場合もあり得るだろうが、農地委員会においては一人置くという原則ですか、どうなんですか。
【次の発言】 最低一人であれば、それは最低なのでしょうから、二人置いても三人置いてもいいわけですか。
【次の発言】 人数において、何かそこに制限を設けなくてもいいのですか。
【次の発言】 農業会議の方は法人であるのですが、それに総会は年に一回開かなければならないという規定で見ておりますが、農業委員会の方は国の予算がある程度補助をされておりながら、会議を開く最低回数を決定しておかないというのはど……

第26回国会 農林水産委員会 第27号(1957/04/11、4期、無所属クラブ)

○千田正君 この法案ではないのですが、なかなか大蔵大臣は農林委員会にお見えにならぬので、この際ちょっとお伺いしておきたいことがあるのです
【次の発言】 関連して。今、東委員のお尋ねに対して、池田蔵相はなかなか政治家ですから、そこはなかなかうまいことをおっしゃっていますけれども、非常に聞きようによっては誤解を受ける御答弁だったろうと思うのです。そこで、先ほど御答弁の内容をお読みになりましたが、その通りでありまして、政府は従来とも原始産業、ことに農林漁業方面に相当力を入れた、その力を今後は中小企業の方へ向けていくということになるのだと、いかにも農林漁業の方はこの程度にして、将来は中小企業の方へ持っ……

第26回国会 農林水産委員会 第28号(1957/04/12、4期、無所属クラブ)

○千田正君 農林大臣にお尋ねするのですが、さっき雨森委員からも御質問あったようですが、土地改良の中に特別会計を今度設置しまして、遅々として進まない大きな面は、それによって救っていこう、こういうお考えのようですが、今までの一般会計から支出しておったところの、いわゆる土地改良の問題ですね。今もって、すでに農民からは土地を買い上げておって、さらに三年たっても仕事ができないと、こういうネックのあるものに対しては、今後はあれですか、特別会計にそういうものは編入して、即刻に工事の進捗を期すというようなことに考えておられるのですか、どうなんですか。  そしてもう一つは、特別会計にあるところの、いわゆる改良事……

第26回国会 農林水産委員会 第29号(1957/04/17、4期、無所属クラブ)

○千田正君 今、次長から節単に御説明ありましたが、きょうは外務省側、来ないんですね。
【次の発言】 外務省は来れないそうでありますが、このオツトセイの問題は、農林水産委員会が農林水産委員会という名のもとに委員会が形成されない以前、水産委員会時代から、すでに八年を経過しております。この問題については、しかも昨年に至りましては、国際会議として、わが方から外務官並びに水産庁を代表して、ここに御出席の藤永博士が当時の代表者として国際会議に臨んでおりますから、当時の重大な要点だけ一つここで御報告を願つて、それについてお尋ねいたしたいと思いますので、藤永部長から一応御説明額いたいと思います。

第26回国会 農林水産委員会 第30号(1957/04/18、4期、無所属クラブ)

○千田正君 大へん政務次官は御決意がおかたいようでありまするが、私の前に御質問になつた雨森さんは、この湿田単作地帯の審議会の委員の方でありまして、この方でさえも、まことに残念な御質問をやつておられる。そこで、過去において昭和二十七年当時策定されたものが、五カ年の間に三百七十五億円というものを、策定予算を作つてやろうとしておられたのですが、それにかかわらず、今日に至って、使つたのはわずかに七十五億。これから一体五カ年やっていくのに、どれだけの策定の予定を持っておられるのか。この法律はせつかく五カ年延長しましても、従来と同じような状況であれば、また先へ行って五カ年を延長しなければならないと。そうい……

第26回国会 農林水産委員会 第32号(1957/04/23、4期、無所属クラブ)

○千田正君 それは、その地方からの要求がなければ調査に行かないというような行き方じゃなくて、実際においてあなた方はそういう深雪な地帯に調査に行っておりますか。深い雪のある所に行っておりますか。行っていないではないですか。
【次の発言】 井出農林大臣が新聞に発表している、本年度の生産者からの買上価格が一万百円と言っておるのが、新聞に出ていますがね。それは、あなた方の方で理想としてそういうことを言ってるのか、あるいは長官あたりからの進言が一つの考え方として、井出農相がそう発表してるのか、そういう点はどういうことなんです。
【次の発言】 これは非常に私は反響を呼ぶ問題だろうと思うので、あなた方は新聞……

第26回国会 農林水産委員会 第33号(1957/04/25、4期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して。病人の冷凍用とはどういうことですか。(笑声)病人が使用するあれでしょう。冷凍のいわゆる氷であるとか、そういうものを言うているのでしょう。アイスクリームも入っているわけですか。
【次の発言】 今、楠本さんが御説明になっておりますが、これは衆議院の議員提案の法律で、政府提案ではないのですね。
【次の発言】 政府提案でないのに、楠本さんが御説明をしなければならないというのは……。これは立法府の提案者が説明すべきものであって、楠本さんの方はむしろ、これを実行する点について、私どもはむしろ疑義がある場合に、政府としてこれをやれるかどうかということを、あなた方に御質問するのであって、……

第26回国会 農林水産委員会 第34号(1957/04/26、4期、無所属クラブ)

○千田正君 今非常に、小笠原君の質問に対してお答えが矛盾していると思います。ところが、この私的独占禁止法の第六章においては、御承知の通り適用除外の法文があります。第二十四条第一項をごらんになればおわかりの通り、組合に対しては独占禁止法は適用を除外するただし書きがあります。しかしながら、今のあなたのお答えを聞くというと、たとえば事業者であるところの雪印なら雪印にある程度の命令をした場合に、あるいは集乳するその乳の量を制限するとか、いろいろな制限を命じた場合におきましても、農業協同組合あるいは酪農組合がそれを、どうしても雪印でなければならない、こういった場合においては、今あなたが最後の段においてお……

第26回国会 農林水産委員会 第40号(1957/05/14、4期、無所属クラブ)

○千田正君 ちょっとお尋ねします。これはアウトサイダーはどの程度まで含めたんですか。
【次の発言】 これに関連してちょっとお伺いしたいのですが、これには輸出カン詰及び冷凍品等の問題に限っておりますが、本日の新聞その他に載っておりますように、真珠の海外マーケットが非常にダンピングされて、日本の真珠の声価が転落してきておる、ほとんどその辺のテンセント・ストアにおいて売りさばかれておるところのイミテーションの真珠と同じような価値に転落してきておるということが、新聞紙上に非常に大きく扱われております。これはカン詰、それから冷凍の輸出水産物でありますが、この真珠も輸出水産物の範疇に入るべきものであります……

第26回国会 農林水産委員会 第41号(1957/05/16、4期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して。今、清澤委員の質問に対して、労務者の問題が出ましたが、この法案の中に、これは過剰設備の整理というのが一つの主題になっているんですが、過剰設備の整理と同時に、これは今あなたの御答弁にありました通り、稼働日数の点については、非常に今までのところは減殺されておる。当然これは人員の整理というものが伴ってくるだろうということを、われわれは予想される。人員整理に対するところの政策というものは、この問題には盛られておらない。今までの御答弁を聞いていても、たとえば設備の台数、整理されるものに対する対価の問題はきめてあるが、それに伴った過剰人員の整理に対するところの補償という問題は、何ら出……

第26回国会 農林水産委員会 第42号(1957/05/18、4期、無所属クラブ)

○千田正君 一応案を読んで下さい、委員長。
【次の発言】 議事進行について。この決議案は、至急に社会労働委員長に申し入れなきゃならないと思いますので、その後におけるまた案件もあると思いますから、ちょっとの間休憩されて、委員長は直ちに社会労働委員長に申し入れていただきたいと思います。

第26回国会 予算委員会 第7号(1957/03/11、4期、無所属クラブ)

○千田正君 発言はいいんですが、理事会の諸君で話し合いがまとまらないので話し合いをして下さい、私はいつでも発言してかまいません。(「一日に五時間ないし六時間やることになっているのに、きょうは午後二時間しかやってないんだ」「限界をこえているよ」「そんなに無理する必要はないよ」「まだ大丈夫」「散会々々」「もう少しやりましょう」「理事会を開いてやればいいだろう」「続行々々」と呼ぶ者あり、その他発言する者多し)
【次の発言】 理事の方々で話し合いして、話がまとまったところでもって、発言を許して下さい。そうでなければ、将来の運営に同じようなことを繰り返すのじゃ、私は非常に不満足です。もう少し話し合って、……

第26回国会 予算委員会 第13号(1957/03/20、4期、無所属クラブ)

○千田正君 まず総理大臣にお伺いいたしたいのでありますが、総理大臣兼外務大臣としまして、表向きの外交としましては、すでに国際連合のヒノキ舞台において一応日本の自主外交の窓をあけておりますが、逆にその裏の経済外交、そういう問題に対しての実際の総理並びに外相としての方針を私はまだ承わっておらないのです。特に問題となって参りましたのは、昨日の夕刊各紙におきまして、ソ連の第一書記のフルシチョフ氏と畑中政春氏との会見におきまして、日ソ漁業が行詰ってきたこの段階においては、科学的な基礎の問題ではなく、すでにそういう問題を置き去りにされまして、逆に政治的なかけ引き、しかも貿易と相関連してこの問題を解決しよう……

第26回国会 予算委員会 第15号(1957/03/23、4期、無所属クラブ)

○千田正君 本日私は日米加ソ連に関係しますところの条約の批准が、内閣ですでに決定されて国会に要請されている点がありますので、それをお尋ねするために、外務、大蔵、農林の三大臣御一緒のときでなければお尋ねできませんので、私はとりあえずきょうは防衛庁長官にだけお尋ねしたいと思います。  防衛庁長官にお尋ねするのは、先般あなたが御欠席になっておられたので、政務次官がかわって御答弁なさいましたが、それは防衛隊員の犯罪の問題であります。新聞紙に伝うるところによれば六十人に一人、あるいは六十五人に一人という自衛隊員の犯罪が発表されておりますが、これに対して私はその発生の原因並びに将来これをいかに取り締るかと……

第26回国会 予算委員会 第16号(1957/03/25、4期、無所属クラブ)

○千田正君 総理大臣にお伺いいたしますが、第一番に、問題になっております一昨日二十三日、突如として国鉄労組の抜さ打ちストがあって、国民の諸君が非常に迷惑をこうむった、これは両方の言い分がおのおのあるようでありますが、国鉄当局あるいは労働組合の言い分がおのおのあるようでありますけれども、当委員会には労組の代表者がおりませんので、労組の諸君に開くわけにはいきませんが、政府側の言い分を一つ承わっておきたいと思います。あの抜き打ちストは、御承知の通り業績手当を団交の話し合いの結果、二十三日の午前までに政府側と話し合いをして、国鉄側から労働組合の諸君の方にその支払いを決定するという話し合いがついておるに……

第26回国会 予算委員会 第20号(1957/03/31、4期、無所属クラブ)

○千田正君 私の持ち時間はきわめて短かいのでありまして、同僚の諸君からいろいろお尋ねもありましたので、私は先般総理大臣にお尋ねして、なおかつ、その後の状況が不明であるという点をただしたいのであります。  それは、原子爆弾の実験禁止に対しまして、わが方から申し入れたことに対して、英国側からすでに返答がきていることは、この前も、総理からの御答弁でよくわかっておりますが、その英政府側の答弁の中に、私は日本国民として十分に納得のいかない点があるのであります。それは、英当局の回答は拒否であり、しかもその内容において、英政府が、ロイド外相の一月七日声明しましたところの、「公海上の区域及びその上空については……

第26回国会 予算委員会 第21号(1957/04/24、4期、無所属クラブ)

○千田正君 今同僚梶原委員からの御質問のうちに、世界両陣営の対立が激化したではないか、前外務大臣の重光氏が演説に当りまして、そういう言明があったが、首相はどうお考えになるかというお問いに対しまして、御確答がなかったようであります。私も以下お尋ねする関係上現在の情勢の分析を首相としてはしっかり持っていただきたい。かような観点から、現在世界両陣営のあり方について、今どういうふうになっているか、どういうふうな観点に首相は立って、今後アメリカに行かれ、あるいは東南アジアに行かれるかという点からいいましても、御所信を承わっておきたいと思います。


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第27回国会(1957/11/01〜1957/11/14)

第27回国会 農林水産委員会 第閉会後1号(1957/12/10、4期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して。今堀委員の御質疑に対してお答えなされましたが、私は詳しいことは知りませんが、先般来、たとえば隣の中共との貿易のような場合は、チンコムやココムというような特殊な自由国家群の間の制限を受けて十分な取引ができないというのが現在の状況なんです。これはあなたも御承知の通りなんだが、ソ連といういわゆる社会主義国との貿易に対して、そうした通商条約あるいはそれに基くところの運営に対して、自由国家群からは何らの制約とかそういうものは受けない立場にありますかどうなんですか。
【次の発言】 決済はオープン・アカウントじゃなくてやるとすれば、キャッシュを主体としてやるならば、新聞ではポンド・シス……

第27回国会 農林水産委員会 第2号(1957/11/07、4期、無所属クラブ)

○千田正君 さっき戸叶委員及び清澤委員のお尋ねに対して、陳情、請願に対して、大臣から一応の所信を述べられたようでありますが、陳情、請願というのはむしろ民主政治時代におけるところの一つの窓であって、それが最も現段階においては民主政治の根幹をなすものであるとわれわれは考える。かつて旧幕時代においては、佐倉宗五郎のように、直訴してはりつけになった問題があるのだが、今日の時代において、政府の政策が農民なり、漁民なり、あるいは中小企業者その他に徹底した対策がなされなかった場合において、当然それはある場合においては陳情もしくは請願という形になって現われてくると思うのですが、むしろそれは、政府それ自体が農民……

第27回国会 農林水産委員会 第閉会後2号(1957/12/11、4期、無所属クラブ)

○千田正君 この問題には、まだ私はきょうは発言はしませんけれども、慎重に、もっと理論的な問題については伺っておきたい点がございます。きょうは私は農林省には聞きません。なお大臣の意思も確かめておきたいと思います。まだ非常に理論的なことについては、私は論議すべき点はたくさんあるのです。私はあらためて機会を得さしていただきたい。
【次の発言】 時間もありませんから重点的に水産庁漁政部長にお伺いしますが、これは先般の十月九日、十一日のこの農林委員会におきまして、農林大臣、水産庁長官、予算課長に対しまして、来年度予算の編成についての質問の際に、特に私から発帯円いたしまして、漁業共済の予算についての質問に……

第27回国会 農林水産委員会 第4号(1957/11/11、4期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して。その減収額といえば、それはあれでしょう、現在の取引の総額が、来年度もこうであれば減収ということなんだが、しかし国内においてこういう処置をすることによって、かえって輸出が伸びるかもしれない。仲びると。私どもは伸びさすために、こういう控除をやるのでしょう。ことしと来年も変らなければ、今のような三十何億減収になるかもしれませんけれども、こういうあなた方の国内処置をうまくやったことによって輸出が伸びるとすれば、総額において逆に来年は輸出が伸びるものとした場合においては、あなたの方ではどのくらいの伸びがあるものと予定しておると思いますが、その点はどうなのですか。

第27回国会 農林水産委員会 第5号(1957/11/12、4期、無所属クラブ)

○千田正君 さっきから大体、柴田委員、北村委員からの質問に対してお答えがあったんですが、私の特にお尋ねしたいのは、生産者と消費者の間のマージンが少し多過ぎるんじゃないかと。その原因についてはいろいろお話ありましたが、その調整の中で、流通経済の立場からいって、やはり金融的な何かの手を打ってやらなければ、今のような野放しであったら、必ず前のようなことを繰り返えすんじゃないか。この点については何かお考えあるんですか。
【次の発言】 まず、私は外務省の方にお尋ねいたします。  先般も予算委員会において、岸総理と私はこの問題について論議したのですけれども、最近、ことに終戦後に至って、公海の自由の原則が踏……

第27回国会 予算委員会 第閉会後1号(1957/12/19、4期、無所属クラブ)

○千田正君 このたび予算委員会から派遣されました関東班の御報告を申し上げます。  関東班は本多市郎君、内村清次君及び私千田正の三名で、十一月二十五日から三十日までの六日間、茨城県、栃木県及び群馬県の地方財政、新農村建設の現況、漁港及び道路の整備状況等について調査を行い、また、桐生市において懇談会を開いて、中小企業者の実情について調査を行なって参りました。三県とも地方健全財政の確立のために種々要望がありまして、さらにまた、新農村建設あるいは道路の整備、中小企業の振興等につきまして、われわれに対しまして熱烈なる要望がありましたが、これらにつきましては、詳細を会議録に譲りまして、御報告にかえたいと思……

第27回国会 予算委員会 第3号(1957/11/09、4期、無所属クラブ)

○千田正君 第二十大国会以来約半歳を経て第二十七国会がただいま開かれましたが、その六ヵ月の間に世界の情勢が非常な変化を来たしつつある、こういう点からみまして、私は外交問題について特にお伺いしたいと思いましたが、藤山外相が御病気のために出られない、もちろん外務大臣といたしましては岸総理大臣の意向をもって外交折衝に当られておるのでありますから、岸総理大臣からお答えいただけばけっこうでございます。  そのまず第一点としまして、私が特にお伺いいたしたいのは、昨日も同僚曾祢議員からもこの国際関係について御質問になっておられましたが、さらに私は別な立場から岸総理大臣にお伺いしたいのであります。それは何かと……


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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 決算委員会 第16号(1958/03/28、4期、無所属クラブ)

○千田正君 私は、会計検査院から述べられました、補助金の公共事業に対する国庫負担金等の経理について不当なものとして批難された点のうち、一、二をお尋ねしたいと思うのであります。というのは、毎年々々この問題が起きて来ますけれども、最近次第々々に批難事項が減ってきたということは、お互いに御同慶の至りでございますが、なお今日においても、かような問題が起きておるという点について、いささか残念に思うのであります。特に、本日報告された中で、岩手県の磐井川の堤防砂防工事に対する不当の問題が起きておりますが、これは、御承知の通り、アイオン、カザリン等の大水害に幾多の悲劇を残した場所だけにあって、この工事の完成と……

第28回国会 農林水産委員会 第閉会後1号(1958/06/03、4期、無所属クラブ)

○千田正君 私は、この休会中に次から次へと問題が起きてきましたところの国際漁業の問題について質問をしたいと思います。  わが国の国際漁業が、きわめて重大な段階に当面しておるということは、私が申し上げるまでもありません。
【次の発言】 ただいまの委員長のお話の通り、この休会中に起きた国際漁業を中心としたいろいろな問題が出ておりますが、時間もだいぶ過ぎておりますので、きわめて重大な点、三点を基調としてお尋ねいたします。  第一点は、日中漁業の問題。  第二点は、北太平洋漁業条約、すなわち日本、アメリカ、カナダの三国においてなされておりますところの漁業条約に基くサケ、マスの漁業に関する問題。  第三……

第28回国会 農林水産委員会 第3号(1958/02/07、4期、無所属クラブ)

○千田正君 農林大臣に、時間もあまりございませんので、しぼって重点的にお伺いしたいと思います。  先般大臣は、この席上でも、アメリカからのいわゆる余剰農産物は断わる、実際来年度の予算の決定を見ましても、アメリカからの余剰農産物を、国内における農漁民その他の施設には、そういうものは使っておらないし、また入っておらない。新しく財政投融資の面で、そういう方面を補てんしておるようでありますが、この方針は、将来ともずっとこの方式で、愛知用水その他こうした農業施設の資金は、今後とも財政投融資等においてまかなっていくという見解を基礎としてやっていかれるかどうか、この点を一つ伺いたい。

第28回国会 農林水産委員会 第4号(1958/02/11、4期、無所属クラブ)

○千田正君 先ほど北村委員から農村の零細農家の問題がありましたが、それの一つの問題としまして農村の二、三男対策が今度の予算の上から見ればだいぶ機械開墾あるいはその他において、開拓その他について吸収するというような意味にしかとれないと思うのですが、大臣としてはやはり農村の零細農家ということは一、三男の対策も含めて考えなければならない重大な問題であると思うのです。そこで農村における二、二男対策としての根本的なお考えが何かあるかということを一言お尋ねしておきたいと思います。
【次の発言】 広範にわたった対策をお考えのようでありますが、特に私は農林大臣に要請する点は、あなたの農政の管轄の上において、特……

第28回国会 農林水産委員会 第5号(1958/02/14、4期、無所属クラブ)

○千田正君 ちょっと政府委員に注意ですが、この数字をずらずらとあんたおっしゃるけれども、昨年度と比較して減じた部分を、いずれ各委員から御質問あると思いますけれども、減額になった分だけは、一つどういう理由だかということを、簡単につけ加えて下さい。
【次の発言】 ですからね、そういうことを前もって断わって説明してもらわぬと、またよけいな質問をわれわれは繰り返さなければならぬ。あなたもよけい答えなければならないから、そういう理由で、これ以下はこらだということを説明してもらわなければならぬ。

第28回国会 農林水産委員会 第6号(1958/02/18、4期、無所属クラブ)

○千田正君 委員長が今おっしゃったように、局長さんにお願いしたいのは、昨年と比べて著しく増減のあったこと、それを重点的に説明願いたいと思います。

第28回国会 農林水産委員会 第7号(1958/02/20、4期、無所属クラブ)

○千田正君 長官にお尋ねしますが、来年度予算に対しまして三十二年度よりも予算が減っておるというのですが、これはどういうわけですか。私、今長官の御説明を開くというと、有益鳥獣を保護しなければならない、これは私も大いに賛成でありまして、世界各国とも鳥獣並びに内水面の魚類等に対しては、保護育成に努めておって、相当私は手元に世界各国の資料が集まっておりますが、非常に厳重に監視人を置き、しかも有益鳥獣あるいは内水面の魚類等に対しては、国をあげて保護育成をしておる。にもかかわらずあなたの御説明によるというと、非常に鳥獣を保護しなければならないという御説明でありますが、私どもの手元に配られた林野庁の資料によ……

第28回国会 農林水産委員会 第9号(1958/02/27、4期、無所属クラブ)

○千田正君 どうも非常におくれた時間で、しかも各委員の方々が勉強されておることは十分承知しておりますが、私は、大臣に注文を発したいのであります。それは、予算委員会が開いている間は、全然委員会に出られないのかどうかということを、これは冒頭に一つ聞いておきます。  とりあえず私は、時間もありませんから、端折って重点だけをお尋ねいたしますが、日ソ漁業条約の、ただいまそれを中心として委員会が開かれておりますし、またモスクワにおきましては、日本の代表が行って交渉中であるけれども、ちっとも進まない、それで一九五六年十一月のいわゆる北西太平洋の公海における漁業に関する日本国とソビエト社会主義共和国連邦との間……

第28回国会 農林水産委員会 第10号(1958/02/28、4期、無所属クラブ)

○千田正君 私は、なぜこういう質問をするかというと、この法律が施行されるに当って、将来何も起きてこなければ幸いでありまするが、場合によっては何か起きてきた場合において、林野庁、あるいは司法関係の警察等において、そうしたときに処置すべきところの所存をはっきりしておきたいと、こう思うのであります。それであえてお尋ねしているのでありまするが、ただいまの政務次官の御説明において大体わかりましたが、この刑法の適用におきまして、ただいま刑法第五十四条をおっしゃっておりますが、これは第五十四条の後段の面におけるところのことを御説明になっておるけれども、私は、むしろこれは四十五条、軽犯罪等を犯した場合の併合罪……

第28回国会 農林水産委員会 第11号(1958/03/01、4期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいまの鈴木委員のお尋ねに関連して、私は都の副知事にお伺いします。今の御説明によるというと、売上高の千分の一・五課税すると、課税して取った金を、そういう税金を東マルの穴埋めに使うことは、部の行政上そういうことは簡単に許されておるのかどうか、これは都の副知事の方からお答えを願いたい。行政的にそういうことが簡単にできるかという問題です。あなたの方では、どの会計に入れて、それを東マルの穴埋め――立てかえ金の方に使えるか、あなたの方でどういう具体的な措置をされるか、その点を今の鈴木委員のお答えに付随して都の副知事さんからお答えを願いたい。

第28回国会 農林水産委員会 第13号(1958/03/06、4期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して。ただいま漁業協同組合の問題を中心として、大きな意味において一本化するのは理想的であるし、そうであるべきだと、私も賛成するのですが、さらに水産に関しては、特に業種別の組合がたくさんあり過ぎるのじゃないか。たとえばカツオであるとか、マグロであるとか、あるいはいろいろな漁業協同組合がたくさんある。そうして末端の組合はどれにも参加しなければならない。そういうふうになるというと、経費の面におきましてもしょい切れない弱小の組合も出てきている。こういう面におけるところはやはり統合整理して、ほんとうの漁業協同組合の確立ということを考えなければならないと思うのですが、まき網についても、たと……

第28回国会 農林水産委員会 第14号(1958/03/07、4期、無所属クラブ)

○千田正君 今、局長の御説明で大体わかりましたが、特に私はお伺いしたいのは、営農振興計画によりまして、各都道府県知事の承認を得て政府に申達していきますところの各組合ですね、これに対して、できるだけ早く貸付の処置をしてもらいたい。それで、私は、先ほどのお話によるというと、今月末までには、相当の組合数と、それに基く戸数か出てくると思いますが、大体現在まで、さっきは昨年末現在の戸数をおっしゃっておられたんですが、二月末あたりまでわかりませんですか、承認して申達してきたものは。
【次の発言】 それで、この計画に基いて、従来より一歩進んだ営農態勢が整えられていきますが、償還条件等が、従来のようにあまりむ……

第28回国会 農林水産委員会 第16号(1958/03/13、4期、無所属クラブ)

○千田正君 次官にお尋ねいたしますが、あるいは課長さんでもいいですが、お隣りの中国が最近非常に養蚕業に力を入れておる。そうして東南アジアの市場等においては、日本の糸と競争しても負けないだけの品質のものも出てきつつある。やはり安い糸を相当供給してきておるために、日本の糸が東南アジア等においては、どうも従来のような売れ行きが思わしくない。それから一番買い手であったアメリカでも、園内における化繊その他の国内産業を守るために、日本の生糸に対して相当の輸入制限をやっておる、こういうような状況下において、さらに国内においては中小企業等の整備に従って、大企業であるところの大会社の製糸業なども操短せざるを得な……

第28回国会 農林水産委員会 第18号(1958/03/18、4期、無所属クラブ)

○千田正君 私、二点だけお伺いしたいと思いますが、これは政府の国策会社に準ずるような会社を作ろうという御趣旨のようであり、また、繭糸価格の安定のため必要なことであるから、非常に賛成でありますが、ただ、将来のことについて、私は、一応伺っておきたいと思うのであります。それは、御承知の通り日本の繭糸なるものは、将来果して海外市場に、より以上のマーケットを拡張できるかどうかということと、今後とも相当の売れ行きをなすかどうかということが非常に疑問であると思う。それは化学繊維は各外国において非常にもう市場へ進出をしてきておるということと、また、日本の国内においても化学繊維がどんどんできて、生糸を圧迫してお……

第28回国会 農林水産委員会 第21号(1958/03/25、4期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して。私は今突然来て、渡部局長が東委員のお尋ねに対して御答弁になっておるのを聞いておると、はなはだ当初の考え方とは違うのじゃないか。この法案が出る理想というものは、各公務員と同じような仕事をしておるにもかかわらず、農協団体の役職員は十分にそうした安定の基礎がない、それでひとしからざるを憂うるのだ、何とかして公務員と同じレベルまで、この農協団体のような公共性を持った人たちの生活の安定を考えようじゃないか、というのが法案の出てきたところの最大の理由であって、これを農協につないでおくところの飼葉のような考えでこの法案を出すとするならば、これはちょっと私どもは納得いかないのでありまして……

第28回国会 農林水産委員会 第22号(1958/03/27、4期、無所属クラブ)

○千田正君 今の東委員のお尋ねに関連してお伺いしますが、この法案が成立する前にただしておきたい重大な点は、先ほどから論議されておりますところの、将来国民年金法というものを成立させようとする政府の意図のあります今日におきまして、この農漁関係のこうした法律が、それに先行するところの暫定措置としての面として閣議が了解しておるのか、それともそういう年金制度をしかれた場合におきましても、このような公共的な面において特殊な今まで施行されておったところの公務員あるいは地方公務員、並びに農協職員に対しては、将来は別個の面においてこの法案が存続するというしっかりした考えを持っていなければ、私は将来年金制度という……

第28回国会 農林水産委員会 第23号(1958/03/28、4期、無所属クラブ)

○千田正君 建設省並びに農林省の砂防関係と、この地すべりとの関係は、どういうふうに調整上していきますか。工事の実施に当りまして、その見解をただしておきたいと思います。
【次の発言】 私の聞いているのは、予算の実施に当りまして、ただいまのあなたの御答弁によるというと、この法案の対象になるものは約一割程度である、そうして、法案としましては、建設、農林ともに一つのラインで進もう、こういうわけで、予算の執行に当っては、砂防予算とは切り離して、別に予算を組むんですか。
【次の発言】 三十三年度の予算ではそうであるでしょうが、今度本法案が通過すれば、その項目によってあなたの方では予算をやられるでしょうが、……

第28回国会 農林水産委員会 第24号(1958/04/01、4期、無所属クラブ)

○千田正君 この法案の中で、特にここに明記してありますところの土地所有者並びに造林者あるいは費用負担者、この二者の等分は権利として認めているわけでありますが、その場合に、先ほど御説明になったいわゆる課税の対象、これは相当長い期間かかるわけでありますので、課税の対象という場合におきましては、三者同一の課税負担をしなければならないということになるのですか、どうですか、その点を伺いたい。もちろん先ほどの御説明の点はわかりますが、これが伐採して売却された場合に、山林所得としての所得割合によって税金は納めなければならないということはわかりますが、長い間の課税の対象になる場合において、あるいは土地所有者が……

第28回国会 農林水産委員会 第25号(1958/04/02、4期、無所属クラブ)

○千田正君 きのう、この問題で、梶原委員は梶原委員の御研究の立場について聞いておられたようでありますが、私も、この点だけを政府側に御説明をいただきたいと思うのは、民法第二百五十六条、共有物の分割請求という面に、第二項に、「此契約ハ之ヲ更新スルコトヲ得但其期間ハ更新ノ時ヨリ五年ヲ超ユルコトヲ得ス」という条文があるのですが、今度の分収法は、五十年の長きにわたる問題で、これとの関連は、農林当局は、この分収法ができれば、それによってこの問題の排除はできるのだ、ある程度これは押えていけるのだという御解釈のようですが、その点は間違いがないのですか。今度の法律ができることによって、この民法の規定はある程度別……

第28回国会 農林水産委員会 第26号(1958/04/03、4期、無所属クラブ)

○千田正君 今の清澤委員の御質問に対しては、私も賛成なんですが、と同時に、参考人の方が非常に多数でありますので、参考人の方が御意見を述べられる場合は、特に重点的に、参考人個人の御意見の重点的なところをしぼって述べていただかないというと、なかなか時間が食うだろうと思いますから、委員長からもし皆さんにお諮り願って、お差しつかえなかったら、委員長からもお願いしたいと思うのですが。
【次の発言】 ただいま青山委員の質問に対しまして、江澤さんと大澤さんからお答えがありましたが、そもそも本日この委員会を開いて皆さんにおいでを願って、われわれが質問する、こうした問題が起きたのは、先ほどから皆さんがよく御存じ……

第28回国会 農林水産委員会 第27号(1958/04/04、4期、無所属クラブ)

○千田正君 今度の中火卸売市場法の一部を改正する法律案には三つの重点があることは、たびたび今まで政府当局から御説明がありました。第一は名称使用の制限、第二は取引方法の規制、第三は卸売人の純資産額等に対する設定のこの三つの条項でありますが、昨日公聴会を開いて各般の代表者の意見を聞きましたが、一番われわれは今度の改正の重点でありますところの第二の取引方法の規制、第三の卸売人の純資産額の設定、およそ第一、第三はほとんど大部分の方々の賛成なさるところでありますが、第二の取引方法の規制という点は、非常にこれはむずかしい問題じゃないかと、ということは集荷に当る場合におけるところの前渡金、奨励金等に対する規……

第28回国会 農林水産委員会 第28号(1958/04/08、4期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して。ただいま梶原委員からの御質疑に対しての局長のお答えの中に、改ざんを発見した場合の扱いについてのお話がありましたが、改ざんということは、私は梶原委員と同じように、非常にこれは悪いことである、早く言えば詐欺行為のようなものですか、これば断じて許すべきことではない。もしもAとBの村から出てきたものが、Aのものは適当価格で買い上げられたとしても、Bは、市場においてそうでない低い値段があったとするならば、別の項目で市場の価格維持のための何らかの補てんの措置を講ずべきであって、安く一たん仕切ったものを改ざんするということは、これは許すべき問題じゃないだろうと思う。制度としては、もしそ……

第28回国会 農林水産委員会 第29号(1958/04/09、4期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいま議題となっておりますところの中央卸売市場法の一部を改正する法律案については、私は賛成をいたしますが、この提案に当りまして、政府当局は神田市場におけるところの、東破産事件を契機として出されたような感がありまして、たとえのいうどろぼうを見てからなわをなうというような、あわてて出された法律というような感を私は深くさせられるのであります。ただいまの東委員からいろいろ御希望を述べられましたが、実際その通り、市場法そのものを、この際、抜本的に改正をしなければならない、こういう前提をもって、このたびの一部改正ということに対しては賛成をいたします。ただし、先ほど藤野委員かり提案されましたよ……

第28回国会 農林水産委員会 第30号(1958/04/10、4期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいま審議されました酪農振興基金法案に賛成いたしますが、先般の質疑の中で私がただしました点、特にこの出資者がとかく従来の関係から見まして、生乳の争奪戦その他において、相当自由競争が激しい今日、また将来それが予想されます場合に、出資者になる乳業者、あるいは中小企業等協同組合の乳業者もしくは生産者に対してコントロール等の独占的な力の及ぶことのないように、基金本来の目的を達成するように、特段の御注意を促したい。そしてこの法案の効果の万全を期されることを特に要望いたしまして、本法案に賛成の意を表します。
【次の発言】 今の小団地の問題ですがね。たとえば、災害の場合ですね、大きな耕地その他……

第28回国会 農林水産委員会 第31号(1958/04/11、4期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいま議題になっております漁業制度調査会設置法案につきまして、特に私はお尋ねいたしたいと思いますが、この調査会の存続期間は、大体、委員の参加する年数と同じように、二ヵ年という程度ですか、それとも、もっと区長く存続期間を目標として置いてあるのかどうか、その点は、どれぐらいの期間を置こうというのですか。
【次の発言】 この制度を設ける、まあ制度に関するところの調査会でありますが、漁業制度調査会の最大の目的というものは従来の漁業制度に対する改善、あるいはその他のことが重点になろうと思いますが、そのうちで、ただいま長官が触れた二ヵ年間で結論を出そうとするその問題は、何と何にしぼって、大体……

第28回国会 農林水産委員会 第34号(1958/04/17、4期、無所属クラブ)

○千田正君 いろいろな心細部にわたっての点をだいぶ研究されておりますが、これは農林中金のあり方というものが選挙にからんで、農林中金のあるメンバーが選挙に立つた場合ですね、系統機関を動かして不正なる支出をしたという問題が非常な問題になって、先般は会計検査院の検査報告、不当に当る報告として、当参議院の決算委員会の報告にあげられた。それが、前の農林中金の理事長であるところの湯河君と、その不当だとされておるところのある会社の社長との、公聴会における参考人の意見の食い違いがあつて、まだ問題が解決していない。その真相は、かつて参議院に立候補した農林中金の幹部の人の選挙運動等に使われたごとき疑いがあるという……

第28回国会 農林水産委員会 第35号(1958/04/18、4期、無所属クラブ)

○千田正君 議事進行について。ただいま戸叶委員並びに柴田委員より、本委員会の運営について話がありましたが、討論、採決に入る前に、私は、農林委員会の運営について、特に両政党の諸君に対してお願いしておきたいと思います。ということは、お互いに議事の進行をスムーズにしようとするのはけっこうでございますが、自由民主党、あるいは社会党とも大政党となりますと、国会会対策委員会というものがおのおのの会派の中にあるはずでありますが、しかも、当法案の中で、今も申されたように、両委員会にまたがるような問題、あるいは三つの委員会等にまたがるような問題が、一つの委員会において審議されるような場合かありましたならば、その……

第28回国会 農林水産委員会 第36号(1958/04/22、4期、無所属クラブ)

○千田正君 従来あった法律によって、調整保管しておったときの費用ですね、そうした費用ば、大体どれくらいであったのか、政府としてそれに対してカバーしてやっておった費用はどのくらいですか。
【次の発言】 従来はそういう金が出ておったわけですがね。で、今度法律改正して、こういう費用が要らなくなる。でその要らなくなる場合、こういう費用を肥料の調整保管じゃなくて、ほかの農業振興等に対してその金を繰り回そうという、何かの政策をあなたの方では考えているのですか、どうですか。
【次の発言】 私はそういう面よりも、こういう、これほどの金が、三十三年度には、一応強制保管の面にはなるが、そのかわりそれにかわるべき農……

第28回国会 農林水産委員会 第37号(1958/04/23、4期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいま、安部委員の質問に対して委員長は答えられておりまするが、私は、今日農林水産委員会として、国際的な重大な問題としましては、今行なわれておるところの日ソ漁業問題妥結と同時に、国内の処置という問題が非常に重大である、その措置に関する問題に対しての事務的な質問は、水産庁長官でけっこうですけれども、少くとも、オホーツク海の権利の放棄その他に対しては、岸内閣の責任であると私は考えるのでありまして、これは、当然内閣総理大臣並びに外務大臣にわれわれとしては質問したい。今、委員長のお答えによると、まだはっきり御答弁は得られないようでありますが、これは、ぜひ出席願いまして、当委員会において政府……

第28回国会 農林水産委員会 第38号(1958/04/24、4期、無所属クラブ)

○千田正君 その前に、当委員会として総理大臣に御出席を願って、岸内閣としてのとられた今度の条約に対して所信を伺っておきたいと思ったんですが、本日は総理大臣はどうしても出られないと、こういうわけでありますか。
【次の発言】 私も、どうしてもきょう、あすということは、相当政府としても忙しいでしょうから、なかなか出席が容易じゃないという御趣旨は、ある程度了解しますが、それで、石井副総理は、私としましては、どうしてもきょうのわれわれが質問する時間までに総理が間に合わなかった場合は、副総理という立場をあわせて御答弁を願いたい、少くとも私の質問に対しましては。その点を、石井臨時農相がこられる前に、事前に一……

第28回国会 農林水産委員会 第39号(1958/04/25、4期、無所属クラブ)

○千田正君 ちょっと、要望だけっ一点。  赤城農相は、このたび日本政府代表として、きわめて困難な日ソ間の問題に、しかも執拗に食い下って、最後の妥結まで御苦労なさった点については、衷心から謝意を表したいと思う次第であります。特に、今度の問題は岸内閣が政権を担当して以来、外交政策としての最大の問題であったという点と、さらに私は考えますときに、総選挙が控えておって、選挙後において当然新たなる内閣が生まれ出るんでありましょうが、その際、赤城農相が再ぴ農林行政の担当者になるかどうかということは私もよくわからない。しかしながら、現段階においででは、この問題の最後の処置をしていかなければならない国内問題があ……

第28回国会 予算委員会 第5号(1958/03/05、4期、無所属クラブ)

○千田正君 私は、まず第一に、戦後における国際間の問題としまして、国際法の改正あるいは新たなる設定等をめぐって、領海並びに空の問題として領空という問題は、ただいま国際間に、法的な問題として問題の立案について各国とも研究しておられます。それで、特に私がお尋ねいたしたいのは、前内閣重光外相のときに、領空の限界はどこかという私の質問に対しまして、当時の外務大臣の代理としまして条約局長は、三思三考の後、領空というのは成層圏までとしておった概念を貫いて天壌無窮であるという答えをした。(笑声)私はまことにお粗末な答えではないかと思いましたけれども、時間がありませんでしたから、それ以上の追及をいたしませんで……

第28回国会 予算委員会 第8号(1958/03/08、4期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して。ただいま豊田委員の質問に対しまして、二十万キロ程度で今後ふやさないという通産大臣並びに農林大臣のお答えでありますが、漁業用重油は、一体漁業用には年間どれだけ必要であるかという必要量を一つお答えを願いたいということと、二十万キロ割り当てたことによって、漁民が安い油を手に入れて生産コストにおいて十分にサービスできた、こういう実績もあわせまして、今後とも二十万以上はふやさない、こういうことであるというと、これは農林漁業政策の上に一応の影響を及ぼすものと思いますので、農林大臣及び通産大臣から、年間必要であるところの漁業用油がどれだけあるかということを明示していただきたいと思います……

第28回国会 予算委員会 第9号(1958/03/10、4期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して。ただいまの中田委員の質問に関連してお尋ねいたしますが、オットセイに関するところの条約に基く五ヵ年間に十五億という金は、これはこの条約に基いて、日本の漁民はオットセイを捕獲してはならない、捕獲しないかわりに、その補償という意味で十五億という金を出すというふうに、私は記憶しておりまするが、この点についてはどういうふうに考えておられますか、大蔵大臣及び農林大臣にお伺いいたします。そして、もしその金が、国の会計の中に入ったとするならば、当然十五億という金は、国のいろいろなそういう調査その他の費用を除いては、漁民にこれを交付して、国際条約を守らすための金と私は承知しておりますが、そ……

第28回国会 予算委員会 第18号(1958/03/27、4期、無所属クラブ)

○千田正君 きわめて重大なお尋ねをいたしますので、総理大臣から特にはっきりした答弁を聞きたい。
【次の発言】 私は、この際、特に総理大臣にお答えをいただかなくちゃならないという問題は、先般来、しばしば日ソ間の問題については、この委員会においても論議されておりましたけれども、わが国から代表として赤城農相、高碕代表等が行かれてから、ちっとも進んでおらない、交渉が。しかも、十八日に、ソ連側からは、日本との間には平和条約を締結しない限り、ソ連側としては安全操業問題に応じない、二点としましては、領土問題は、日ソ共同宣言によってすでに解決済みである。であるから、この切り離し方式によるところの日本側の要請に……


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第29回国会(1958/06/10〜1958/07/08)

第29回国会 農林水産委員会 第閉会後1号(1958/07/31、4期、無所属クラブ)

○千田正君 だれとだれが出席しているか、はっきり言って下さい。
【次の発言】 ちょっとこの資料について要望を。  今の部長の御説明で、この資料を提出されておりますが、せっかく図表をお書きになっておるならば、これは数字を見ればわかりますけれども、その点線の分はどういうものか。あるいはまるく線をしたものはどういうものか。こういう説明を一応紙面か何かに書いていただいておりますれば、一目瞭然になるんで、せっかく図表をお書きになっても、数字だけでは、また説明の煩を繰り返さなければならない。今後資料で図表を出される場合は、点線は何の意味の点線か、そういうことをつけ加えて載せていただきたい。

第29回国会 農林水産委員会 第閉会後2号(1958/08/01、4期、無所属クラブ)

○千田正君 大臣に質問するつもりでおったのですが、大臣が時間がない、次の機会にも約束ができない、大臣が次官あるいは官房長が答弁することに対しては一切の責任を負うという言明をされておりますから、私は、結論的にはっきり御答弁をいただきたい。ということは、昨日の委員会で旱害対策その他に対しての一応の担当者でありまするところの局長諸君からはお答えを受けております。しかし、事は大きな一つの国策の問題として、農林省の態度をはっきりしてもらいたい、こういう点を伺いたいのであります。それは、旱害対策に対しましては、先般閣議で決定した応急対策が今実行されておる、これは私も了承できます。しかし、今度の旱害のような……

第29回国会 農林水産委員会 第3号(1958/06/24、4期、無所属クラブ)

○千田正君 委員長、今のあなたの御説明は、本州製紙の問題に関してのみ一応御報告を求める……。
【次の発言】 それだと、今の水産庁のお話しは、本州製紙の問題、ただいま東委員の質問に対するお答えだけであって、あなたのおっしゃるところの水質汚濁に対する水産庁の方針並びに今までとってきた経過等に対しての説明が不十分だと思うのです。
【次の発言】 通産省に聞きますが、従来起きておったこういう紛争のケースがここにありますが、今まであなた方の方では、そういう問題の処置として、設備に対する助成金は出しておるのですか。
【次の発言】 私は、今後、これは企画庁にも聞いてもらいたいのですが、あなたの方では立案してい……

第29回国会 農林水産委員会 第4号(1958/06/26、4期、無所属クラブ)

○千田正君 今の小林委員からの質問の中で、今度の対策、蚕糸、養蚕に対する対策は、一時的なように考えておられるのか、永久的か、ある程度の恒久的かということは、これはやはり国際市場とにらみ合せなければならないというような意味のことを大臣がおっしゃっておりました。国際市場において、たとえばアメリカなりその他において、日本の生糸が将来需要がある程度伸びるという観点に立って今度の施策をなされたのかどうか、その点はどうなんですか。
【次の発言】 今度の春繭に対しては、百億と五十億、こういうふうに政府において出されましたが、しかも、最近においては繭の値段が千四百円、それから糸の値段は十九万ですか、一応それで……

第29回国会 農林水産委員会 第6号(1958/07/01、4期、無所属クラブ)

○千田正君 今の清澤委員の質問に関連しますが、今の次官の御答弁によりますというと、春蚕に対しましては百五十億の資金の手当をやる。これは政府が買い上げして保管しておくと。夏秋蚕に対しては、そうした春蚕に対する手当をしておるから、自然的にあるいはマーケットの値上りその他によって、夏秋蚕の場合においては十分に、政府が買い上げなくても、需要供給の関係において処理できるのではないか。なおかつそれでも予定のようにいかなかったという場合においては、あらためて何らかの処置を講ずる、こういう観点に立ってのお答えですか、どうなんですか。
【次の発言】 もう一点だけ。国際価格は御承知の通りこの二、三日前に日本の糸価……

第29回国会 農林水産委員会 第7号(1958/07/02、4期、無所属クラブ)

○千田正君 議事進行について。農林大臣は、きょうはゆっくり御出席願って差しつかえないですね。
【次の発言】 私、あとで質問しますが、法案に対する疑義がありますので、もう一ぺん大臣に、午後から来られるかどうか確約をして下さい。それによって議事を進めていただきたいと思います。
【次の発言】 私のお尋ねしたいのは法案の条文の中に、多少疑義がありますのでお尋ねいたしたいのでございますが、それは第四条とそれから第七条、並びに付則にあるところの補助金の交付の問題は、先般来、いろいろ同僚委員からのお尋ねに対してのお答えのうちにも多少触ふておられるので、ある程度はわかりますが、第七条のうちで、「政府は、会社が……

第29回国会 農林水産委員会 第8号(1958/07/03、4期、無所属クラブ)

○千田正君 私は、この臨時措置法案はあくまで臨時措置法であるという立場に立って、今まで論議が尽されておりますが、十分なる論議が尽されない論議のうちにおいても、この法案の不十分な点は多々あるということを看取するのであります。同時に、また修正案を出されました社会党の案も、この際もつともなことだと思っておりますけれども、現実の問題は、会期がもうすでになくなった、明日で切れる、今ここでかりに修正案を皆さんで御審議願って通過しましても、衆議院に差し戻しになる、また案を練る、あるいは財政法の問題から政府が応諾しないというような問題が出てきて、いたずらに混迷を続けるということは、私は現段階におけるところの蚕……

第29回国会 農林水産委員会 第9号(1958/07/08、4期、無所属クラブ)

○千田正君 この乳価の問題は、たびたびこの委員会においてもお互いに審議あるいは討論したのでありますが、きょうは大臣がお見えになっておられますから、特にお伺いしたいのですが、酪農対策は、かつて農林白書を発行して、日本の農業のあり方に対するところの新機軸として、やはり農家経営の安全性をはかるためには酪農というものを取り入れて、それに対する基本的な政策をやっていこう。これは農林省が終戦後におけるところの新しい一つの試みとして、国民に訴えもし、われわれも協力したところでありますが、今、局長の言う通り、ある場合においては草地改良をし、ある場合においては乳牛を導入し、ある場合においては助成金を出して今日ま……

第29回国会 予算委員会 第2号(1958/06/30、4期、無所属クラブ)

○千田正君 私はきわめて短い時間でお尋ねいたしますので、重点的にお伺いいたしますから、御誠意のある御答弁をいただきたいと思います。  一つは、先般の選挙におきまして、岸総理は選挙に当りましては十分に公明選挙でいく、しかも、選挙に対するところの違反者等に対しては厳重に処分し取り締る、こういうことを声明されたのでありまするが、このたびの選挙に際しまして、政府の発表をいたしておりますところの法定費用が平均七十万円程度である。ところが、自民党におきまして公認されました候補者に対しては、公認の応援費用として一人当り百万円を出すというようなことが新聞に載っており、実際においてあるいは百万円を公認候補者に対……


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第30回国会(1958/09/29〜1958/12/07)

第30回国会 農林水産委員会 第2号(1958/10/02、4期、無所属クラブ)

○千田正君 その問題は、あらためてその後の経過報告を受けて、われわれも質問したい点がありますから考えていたきただいと思います。
【次の発言】 ちょっと聞きます。災害復旧のときの原形復旧のようなことであっては、災害が再び来た場合にはより以上の災害が起きる、それで原形復旧の場合はわれわれ賛成できない。今道路が通ったことによって、そうした整地が乱されてくる、それに対して、たとえば道路公団がそれを修復する、その修復の限度というものは、農民をして今まであったよりよき環境に置かせるのか、今までの原形のところで修復するのか、その点の限度がはっきりしないということですが、その点はどうなんですか。

第30回国会 農林水産委員会 第4号(1958/10/07、4期、無所属クラブ)

○千田正君 関連しまして。大体北村委員の御質問に対するお答えで了承いたしましたが、特にお伺いしたい点は、従来災害復旧は原形復旧にほとんどとどまっておる。そうしますというと、毎年同じような災害が来るたんびに非常に国庫の支出になるのであって、原形復旧プラス改良という面に重点を置かないというと、再びこういう問題が起きてくる、こういう点に大臣としては特別の予算編成上お考え下さるのかどうか、この点。  もう一つは、災害が二十一号、二十二号以後、ことに稲その他の倒伏があって、当初非常に収穫があるように見越しておった農民の考えと、また農林省の考え方にも非常に差異が生じてきておる。毎日の雨によって、おそらく本……

第30回国会 農林水産委員会 第5号(1958/10/16、4期、無所属クラブ)

○千田正君 第二班の報告を申し上げます。  第二班は、青山委員と私とで宮城県岩手県の両県下を視察して参りました。十月九日に東京を立ち、夕方仙台着、直ちに県庁に向いまして大沼知事を初め県議会、市町村会、町村議会議長会等の各位に会いまして、今回の台風被害のお見舞を申し述べるとともに、被害の実情について総括的な説明を聞いた次第であります。台風二十一号、二十二号の九月末現在における県下の総被害額は、死傷十名、家屋の全半壊百余を除いて五十六億円に達し、最も大きいのは農作物被害で四十億円、林業、水産被害の六億、漁港土木被害の四億円等がそのおもなるものであります。かくて平年作三百万石をこえる県下の穀倉地帯は……

第30回国会 農林水産委員会 第8号(1958/10/22、4期、無所属クラブ)

○千田正君 さっき飯田さんのお答えの中に、配分したとおっしゃられたが、片一方の東印の関矢さんの方はそれだけ十分――前とはそう変らないではないか、特に配分されたという実績を感じないと、こういうことですが、再配分したというのは、丸東が業務停止して後において配分したのか、その前からそういう面においてしておったのか、配分した限界はいつからですか。
【次の発言】 非常にこれはこんがらがった結果になったけれども、当初からの見通しが、飯田さんたちの考え方が非常に甘かったのじゃないですか。それだから、私は当初からそういうことを注意しておったのです。たとえば、丸東が破産したその当時の売上金が年間二十四億と、こう……

第30回国会 農林水産委員会 第9号(1958/10/23、4期、無所属クラブ)

○千田正君 この種の調査機関というものは、しばしば各省とも実態は非常に有名人が委員にはなっていても会合はあまり開かない、そうしてほんとうに迫ったとき二、三回開いて、そうして大臣に対する答申案なんということを作るというような会もあるわけです。で、これはこの前の議運でも問題になったんですが、少くともこういう法律に基く調査会の委員を任命するという場合においては、その人がただ有名人だから学識経験があるからというだけではなく、やはり熱意をもって調査の審議に当ると、こういう人を推薦していただきたい。ただ名前は農学博士だ、あるいは法学博士だという人たちばかりを集めても、実際の運営の調査という問題に対しての真……

第30回国会 農林水産委員会 第10号(1958/10/28、4期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいまのお答えのうち、救農土木ですね、これは実際において、山間地帯におけるところの部落の農民が今度の災害によってほとんど農作物は失われてしまって、この暮れを控えての生活が非常に困窮しておる。いわゆる賃金か何かを得て少くともここ半年くらい持ちこたえなければならない状況に立ち至っておるところが相当あるわけでございます。これらに対する対策としては、今の大臣の御説明のような予備金から支出するという考えでありますが、その点をはっきりしていただきたい。
【次の発言】 時間が参ったようですから、きわめて重点的なお尋ねをいたします。実は、今月の初めに農林省がわれわれに対して示されましたところの災……

第30回国会 農林水産委員会 第11号(1958/10/30、4期、無所属クラブ)

○千田正君 臨時生鮮食料品卸売市場対策調査会、これが設置されることはもとより賛成でありますが、ただ問題は、こういう会が設置されても、その効果において十分それを利用しなければ、何らの意味のないことであるということは、しばしば、先般の論議のうちでも各委員からも要請があったわけであります。できても結論をただ聞きおくという程度では意味がない。しかも、この中央卸売市場の権限は農林大臣が把握しておる今日においては、十分にこれは検討して、委員会の答申を実際に取り入れて、その面において具体的な運営をしてほしいということは、私がお願いしたいのでありますが、申し上げるまでもなく、今まで同僚三議員からいろいろ御要望……


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第31回国会(1958/12/10〜1959/05/02)

第31回国会 農林水産委員会 第閉会後1号(1959/05/04、4期、無所属クラブ)

○千田正君 御承知の通り、サケ、マスの問題につきましては、先般来、日ソ漁業委員会においてしばしば論議を繰り返して、すでに三カ月を経過しております。そしてまさに漁期に入っておる今日、全然漁獲量の決定もしないし、今後の方針もきまっておらないと、こういう状況にあっては、これに仕事する漁業者の混迷、混乱は、まさにその極に達しているといわざるを得ないのであります。当局といたしましては、これに対し、一体どういう方針を持ってこれに臨むのか、この段階における一応の情勢の判断と今後に対する方針について、長官から一応御説明を承わりたいと思うのであります。

第31回国会 農林水産委員会 第3号(1958/12/18、4期、無所属クラブ)

○千田正君 そうしますというと、法案の表題の公共用水域の水質の保全に関する法律ということになるということ、これは全部含めなければこういう表題はできないはずじゃありませんか。継続的にといわず、管轄的にといわず、公共用水域の水質の保全ということをうたっている以上は、そういう問題を除去するわけにいかないじゃないですか。
【次の発言】 どうもあなたの御説明を伺いますというと、近代産業と原始産業の問題の調節というところに重点を置いておられるようです。少くとも水質の保全という問題から考えますというと、単に産業面の摩擦を一調整するのみならず、一般の国民の衛生その他の環境等に対する面も考慮してこういう法律を出……

第31回国会 農林水産委員会 第6号(1959/02/10、4期、無所属クラブ)

○千田正君 今、小笠原委員からもお尋ねがありましたが、たとえば零細漁業と称するこの面をどういうふうにして一応のレベルまで引き上げてゆくかということは、私は今の漁業制度の改正に当っては、一つの根本的な施策でなければならないと思うんです。従来の問題にしましても、たとえば漁村を対象としての金融、助成等の問題に関しましても、地方に行ってしまうと、ボスの連中に壟断されてしまって、実際の零細な漁民の方へは渡っていない。ということは、金融を対象とする場合においては、一応それを受け入れるだけの態勢がなければ貸せない、融通できない、こういうことが原則にされている結果、いつまでたっても国のそうした施策の恩典などは……

第31回国会 農林水産委員会 第7号(1959/02/12、4期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して。農林大臣は、今度の明年度予算に対しては土地改良に重点を置いた、こういうお話でありますが、この項目その他をしさいに点検してみると、先般、私は予算委員会から阪神地方に査察を命ぜられて参りましたのでありますが、そのときに、建設省所管のいわゆる名神国道ですか、道路の建設と土地改良との問題の間に非常なそごを来たしておる。道路を作るために、従来の土地改良の計画は変更せざるを得ない方向に向ってきつつある。しかしながら、農民の意思が十分にそれは要望通りに進まないので非常に困る。そういうような問題が一つあることと、もう一つは、天災、早越であるとか、あるいは風水害等々が起きたたびに、今までの……

第31回国会 農林水産委員会 第8号(1959/02/17、4期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいま委員長から提示された本日のスケジュールその他に対して、十分政府側の責任のある答弁をわれわれは期待するわけでありまするが、ただいまの説明員の政府の代表の諸君が説明された後にわれわれが質問しますが、責任ある答弁をやってもらえるかどうか。本日、われわれの手元に配付されておりますところのこれらの議題の中には、閣議において決定した事項の報告ということだけでかかっておりますが、われわれが質問するとするならば、少くとも現政府の責任についての質問をいたします。それで政府側の諸君は、途中において、これは大臣の責任だから、われわれは知らぬとか、われわれはそれを実行できないとか、そういうような簡……

第31回国会 農林水産委員会 第9号(1959/02/24、4期、無所属クラブ)

○千田正君 私は、さっきから各委員からその問題についてお尋ねしておるので、大体の政府の御見解はわかりますけれども、おそらく減反をあなた方がかりに勧めても、農家のいわゆる換金としての副業、養鶏であるとか、養蚕であるとか、タバコであるとか、これは農業としては何かの、水田やあるいは畑作の米麦というような主要作物以外の何らかの換金作物を得なければ、農家経営はやっていけないのが現在の日本の農業の実態なんです。それで養蚕の方はある程度減反することによって何とか考える、こういうだけでは私はとうてい、将来しからば減反したら養蚕する方のあれが減るか、おそらく私はそう簡単には減らないと思うのですよ。それにはやはり……

第31回国会 農林水産委員会 第10号(1959/02/26、4期、無所属クラブ)

○千田正君 全面的に賛成でありますが、特に私は、この際注意を要望しておきますことは、先般の、三年前の参議院議員選挙に際しまして、中金並びに農業団体から、候補者に対しての選挙資金が流れたという問題で、決算委員会等におきまして、かつて中金の理事長その他が召喚されて参考人としていろいろ内容の取調べを受けたことがありますが、本年は選挙の年であり、しかも、選挙を通じまして、かような公金に類すべき資金の運用においてさようなことのないように、私は一本くぎを打っておきたい。あるいはきょうお見えになっておられる政府当局は知らないかもしれない。しかし、決算委員会等において、こういう問題が選挙後に出て、いろいろな問……

第31回国会 農林水産委員会 第11号(1959/02/27、4期、無所属クラブ)

○千田正君 昨日、各委員からの質問に対して農林省当局の御答弁の中に、農家所得三十五万円を目標として、五カ年計画でこれを達成する方法で大いに開拓農家の振興を計画しておる、こういう御答弁でありましたが、実際にそれができるかどうか、大体、所得三十五万円の農家の総収入は、諸経費が大体五〇%から逆算していくというと、七十万円ぐらいになる。それを五〇%の諸経費を引きますというと、とうてい三十五万円というあなた方が御答弁なさったような計画の線まで達するのは容易なことでないのではないか、この点において確信があるかという点を一つお答え願いたい。  もう一点は、現在政府の行政措置としてやっておりますのは、いわゆる……

第31回国会 農林水産委員会 第12号(1959/03/03、4期、無所属クラブ)

○千田正君 今の局長のお答えは、農林省としての酪農振興対策という一つの大きな基本方針を立てたのと、これとの関連においてそういうお答えですか。それとは全然別個の考えでそういうことをお答えになったのか。
【次の発言】 この死廃病傷共済の病傷全額の危険率というものがございますね、これは保険は常にリスクの率を中心として料率のあるいはあれを研究していかなければならないのですが、これは一つの料率をきめる大きな基礎になると思うのですが、それによって先ほども補助金の問題が出ておるのですが、これを中心にも考えたわけですか。

第31回国会 農林水産委員会 第13号(1959/03/05、4期、無所属クラブ)

○千田正君 今の政務次官のお話は、国税庁長官としてのお話で、農林次官の御答弁とはどうも受け取れないのであります。あなたが前段において、これは産業上必要だとおっしゃるが、そうだとすれば、農林省としてこの問題をわれわれに提示したのは、日本の畑地農業に対する新しい振興政策の一つとしての考え方である。それならば国内におけるところのこうした産業育成のために考えなくちゃならないのであって、どうも今の御答弁は、ちょっとわれわれはわかりかねるわけです。

第31回国会 農林水産委員会 第15号(1959/03/10、4期、無所属クラブ)

○千田正君 今御答弁ありましたが、どの程度で考えておられるのか、大体同じような条件が相当そろっていると思うのですが、寒冷地帯といいましても、東北の岩手、青森あるいはその他の地域もあるのですが、そういう方面については農林省としては考えておるか、やはり同じような振興臨時措置法でも作るということを考えておりますか。
【次の発言】 御答弁はけっこうなんですが、とかく文化も東北を通り過ぎて北海道に直行するというようなわけで、取り残されているのは文化だけではなく、東北におけるそうした振興政策も取り残されたような感を深くするのでありまして、今申されたことに対しては、施政方針の演説の中に、三浦農林大臣が適地適……

第31回国会 農林水産委員会 第16号(1959/03/12、4期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいま議題となりました北海道寒冷地畑作営農改善資金融通臨時措置法案に対しまして賛成をいたしますが、私も一つ要望があるのであます。  寒冷地畑作営農は単に北海道のみならず内地におきましても、ほとんど北海道に比してこれに準拠すべきような営農形態の土地も相当あるのであります。しかも、終戦後において引揚者あるいは帰還軍人等が荒廃した土地に入って、そして営農しておる実態を見た場合において、天然の災害は年中繰り返して襲ってきておる。この点では北海道とやや同じ形態を備えた所が相当あると思うのであります。でありますから、このたびの北海道のこの措置に対して、私も大いに賛成いたしますが、同時に、内地……

第31回国会 農林水産委員会 第17号(1959/03/13、4期、無所属クラブ)

○千田正君 この法案に基きまして、従来海外輸出の伸長に伴って肥料の増産という対策が立てられたのでありまするが、同時にまた海外市場が非常なネックにぶつかった、そういう場合に必然的に海外の輸出の値段が低下してくる。その低下した分に対する価格の調整上、国内の内需方面の価格にしわ寄せしてくる。そのために、農家が実際は海外輸出の犠牲をこうむってある程度の高い肥料を買わされるのじゃないかという非常な危惧の念を持っておったし、実際の問題として、そういう事態もあったのでありますが、この法案の目的が、そういう面の調整にあるというようにただいまの御説明に承わっておりますが、確かにそういう調整がやり得るかどうか、こ……

第31回国会 農林水産委員会 第18号(1959/03/17、4期、無所属クラブ)

○千田正君 午前中、私ここに長くおらなかったから、同僚委員の小笠原君の質問の内容よくわかりませんけれども、東北関係に対してのお尋ねがあったようであります。私も、ここに手元に東北開発会社の調査の概要が届いておるのですが、これをよく見ますというと、非常にこの報告はずさんである、こういう点に目がつくわけでありまして、先般来食糧庁長官からの将来のテンサイ糖の増産に対しての抱負を聞かされたのでありますが、さらにまた東北地方の適地においては、これまた将来北海道同様にいろいろ施策を施すというお話があったのであります。  そこで、重ねて私はお尋ねいたしたいのは、この東北開発会社からの調査の概要を見ますというと……

第31回国会 農林水産委員会 第19号(1959/03/19、4期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいま議題となりました農業共済基金法第三十九条第一項の特別積立金の処分等に関する臨時措置法案に対しましては賛成の意を表します。  さらに、この法案に対しまして、ただいま社会党の東委員より提出されました付帯決議案につきましても賛成の意を表します。  ただいま東委員から付帯決議案の内容につきまして御説明がありましたように、共済基金法の完全なる実施を要望するとともに、この付帯決議案の趣旨を十分に尊重されて万遺漏ないようにこの法案の実施を特に要望いたしまして賛成の意を表する次第であります。
【次の発言】 ただいま問題になりましたテンサイ及びテンサイ糖関係三法案に対しては賛成の意を表します……

第31回国会 農林水産委員会 第20号(1959/03/24、4期、無所属クラブ)

○千田正君 この特定という名を課せられた以上は、従来の第三種とは別個に考えるということになると、さっきから小笠原委員も質問しておる通り、何かそこに区別しなければならない。従来これらの先ほど提示されました港というのは、港湾設備と相関連する問題だろうと思うので、特定という名前を課す以上は、運輸省のやつておるやり方の補助率とかなんとかで調整しなければ特定の意味をなさないのじゃないか、こういうことですね。それから、先ほど事業量とそれから予算の面において比較的話されておりましたが、こういう特定のものが同じ中に含まれておった場合では、次の第三種以下の漁港に、予算に響いてこないか、こういうことをわれわれは考……

第31回国会 農林水産委員会 第21号(1959/03/25、4期、無所属クラブ)

○千田正君 この法案は賛成はいたしますけれども、昨日来当委員会においていろいろ質疑応答がありました通り、ただいまも小笠原委員から農林大臣、大蔵当局にだめ押しをしたようでありますが、せっかく骨格ができたのであるから、この骨格がゆがめられないような方法を予算の獲得の際に考えていただかなければならぬと思う。そういう自信はもちろんおありのことと思いますけれども、そうでなかったなら、先ほど農林大臣がおっしゃったような画竜点睛を欠くと。絵だけ描いたけれども、目が一つもないのでは、何らの意味をなさい、こう思いますので、特にこの点は念を押して、次の予画の公表と酪農振興基金に通知する場合の手続でございまして、申……

第31回国会 農林水産委員会 第22号(1959/03/26、4期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいま議題となりました一トン未満の漁船に対する登録制度の廃止の問題でありますが、きのう提案者からお話がありました通り、非常に煩瑣に過ぎて、実際の一トン未満の漁船を所有しておる漁民は、なかなか前の法律のような工合にはいかない、それでこの際、そういう煩瑣な面を除去して、零細漁民の活動に資するために、この法案を提案したという御説明でありましたが、いろいろ論議をしました結果、この法はけっこうであるということを私も了承できます。賛成はいたしますが、私は、ここに一つ特に行政官庁に注文をつけたいのは、そういうことによって一トン未満の漁船が将来たとえば災害の起きた場合に、政府の施策の対象からはず……

第31回国会 農林水産委員会 第24号(1959/03/31、4期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して。今、清澤委員からお尋ねがあったのですが、従来農林関係にはいろいろこの種の委員会がありまして、学識経験者と称する学者など、相当多く羅列してきておる。ところが、出てくる顔ぶれを見るというと、いつでも同じような人たちであって、結論はいつでも抽象論だけで過ぎてしまう。この問題などは、ことに基本の問題を調査するというのですから、農林漁業が今や曲り角に来ておる。真剣になって考えなければならないので、調査会の委員を選ぶに際しましては、従来のような先輩だから連れてきてやっておる、おれたちの教わった先生だからこの際敬意を表して連れてくるとか、あるいは団体の長だとかというようなことで、そんな……

第31回国会 予算委員会 第2号(1959/01/31、4期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいまから委員派遣調査の報告を申し上げます。  第一班近畿班は、一松委員、高田委員、私、千田の三名で編成し、一月十一日から十五日まで五日間の日程で大阪府と滋賀県に派遣を命ぜられ同地方の一般経済事情、地方財政の状況等を調査して参りましたが、私どもは、さらに今回の調査に当りまして、京阪神地帯の水の利用の現況とその供給源としての琵琶湖の利用方法をいかにしていくかということを調査の一つの目標として参りました。  まず、一般経済事情より御報告申し上げますると、大阪を中心としましては、一昨年の金融引き締め以来低迷を続けておりました当地経済も、昨年秋以来の国際環境の若干の好転から、鉄鋼製品の対……

第31回国会 予算委員会 第4号(1959/03/04、4期、無所属クラブ)

○千田正君 私は、まず第一に、岸総理大臣が内閣を組織しましてからすでに足かけ三年になりまして、もろもろの政策に対してはいろいろ声明されておりますが、その中で、ただいまほど外交問題に集中して国民のすべてが関心を持っておるときはないと思うのであります。振り返ってみまして、岸内閣の外交政策としましてやらなくてはならない問題として国民が要望しておる問題は、ただいま日米問題の条約の改定の問題等もあげてありますし、あるいは日ソ平和条約の問題、日韓問題、日中の国交回復、こういうような日本にとっては重大な問題が山積しているのであります。  それで、岸さんにお尋ねするのは、これほど大きな問題が四つも、あるいは五……

第31回国会 予算委員会 第9号(1959/03/12、4期、無所属クラブ)

○千田正君 私は、きわめて簡単に討論をいたします。  私は、ただいま議題となりました昭和三十三年度一般会計予算補正(第2号)に対し遺憾ながら反対するものであります。さきに政府は、三十三年度に発生した災害復旧のために、五十二億の予算を計上した総額九十億に及ぶ第一次補正を行なったのでありまするが、今回の第二次補正は、その後の事態の推移により最小限度必要とされる補正措置のみを講じておるたけであります。これははなはだ事務的であると思うだけでなく、現在の経済情勢から見てかかる補正予算の提出の仕方はきわめて妥当を欠くと断ぜざるを得ません。今、かりに、今年の経済成長の見通しについての誤り、不景気とそれに伴う……

第31回国会 予算委員会 第10号(1959/03/14、4期、無所属クラブ)

○千田正君 議事進行。ただいまの解釈は委員長においても十分に御了解なったと思います。それは議事運営規則その他に多少、今矢嶋委員の質問の通り了解ならない点がある。ちょっと速記をとめて……。

第31回国会 予算委員会 第11号(1959/03/16、4期、無所属クラブ)

○千田正君 関連……。今の答弁について。  ただいまの答弁の中に誤っちゃいけないと思うから質しておきたいのだ。あなたの御答弁の中に朝鮮、台湾、九州を含める。そんな大きなところで北海道はありますか。その辺ははっきりしておかないと。
【次の発言】 今日、岸内閣の最大の問題としましては、やはり外交問題に重点を置いてあると思うのです。先般、この委員会におきまして、日米問題等につきましては各委員からいろいろ質疑をただされましたので、私は、本日は、けさの各新聞社等が一斉に掲げておりますところの、中共の周恩来首相が談話で発表した、もう日本との貿易はこのままではやらない、いわゆる岸内閣の現在とっておるところの……

第31回国会 予算委員会 第13号(1959/03/18、4期、無所属クラブ)

○千田正君 委員長、今のに関連して質問があるのですが。
【次の発言】 今、北村委員の御質問に対してお答えがあったのですが、北村委員の御質問の通り、この開拓地におけるところの状況は非常に窮迫している。最近にわれわれのところへくる陳情は、延滞利子も払えない。さらにまた、中金その他を通じて支払い命令をやっている。それで春肥の肥料の仕入れができない。たとえ新しい方法によってこの救済方法を農林省は指示しておっても、末端においては春の肥料の仕入れができない、こういう状況に現在追い込まれているところの開拓地が相当あるのであります。これに対してはどういうような施策を行なっておられますか、その点をお伺いしたい。

第31回国会 予算委員会 第18号(1959/03/30、4期、無所属クラブ)

○千田正君 私の質問する時間はきわめて短かく制限されておりますので、端的にお尋ねいたしますが、明敏な首相のことでありますから、お答えは十分一つしていただきたいと思います。  岸内閣が成立して以来の外交問題につきましては、御承知の通り、現在は安保条約の改正等をめぐって日米間の問題は進行中と思いますが、その他の、日ソ問題は、平和条約やあるいは漁業条約を含んだ日ソ条約等が何らの進展も見ておらないということ、さらにまた日韓問題、ただいまは日本と中共との問題等につきましては、過日も本委員会におきまして外相にただしたときは、社会党の訪中使節団の諸君が帰って来てから十分向うの状況も聞いた上で、政府としての考……

第31回国会 予算委員会 第19号(1959/03/31、4期、無所属クラブ)

○千田正君 私は、ただいま議題となりました昭和三十四年度一般会計予算外二件に対しまして、まことに遺憾でありまするが、反対せざるを得ないのであります。(拍手)以下きわめて簡単に反対理由を申し述べます。  私は、昭和三十四年度予算においては、政府はすべからく、外にあっては国の自主独立を完成し、内にあっては日本経済の深刻な危機を克服することを目標とした、しこうして、真にその目的に沿うごとき内容を含んだ予算案こそ編成さるべきであると信じておるものでありますが、近年の岸内閣の諸般の政策及びその動向について考察いたしまするに、そしてまた、今次の予算案に対してその内容を見るに、事実は必ずしもそうではないこと……

第31回国会 予算委員会 第20号(1959/04/07、4期、無所属クラブ)

○千田正君 私は、きわめて短かい時間でありますから、端的に外交問題についてお伺いいたします。特に日ソ漁業問題は、先般来、たびたびこの予算委員会の席上におきましても、総理並びに関係大臣からいろいろ御説明を承わっておりますが、理論的にはちっとも進捗しておらないということ、日ソ漁業条約に基く日ソ漁業委員会そのものが、ただいまのところ、相変らず結論が出ておらない、ただし、内輪の話し合いにおいては、どうもソ連側の申し入れば、きわめて日本の予想したよりも少い五万トンぐらいのところを持ち出しておる。日本側としましては、どうしても最低十一万トンなければ、漁船の出動、あるいは北洋の漁業経済は成り立たない。これは……


千田正[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(参議院4期)

千田正[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 外務・農林水産委員会連合審査会 第1号(1956/11/30、4期、無所属クラブ)

○千田正君 まず第一に国際緊張の折から、特に東アの状況下におきまして、総理大臣並びに三全権が努力を払われたことに対して敬意を表する次第であります。ただこの際共同宣言が批准されるに当りまして、私は特にこれによって生ずるところの結果、影響等を考えまして、二、三の疑義がありますのでお尋ねいたしたいと思います。  まず第一に、これは一昨日でしたか、当外務委員会において曾祢議員からのお尋ねに対しまして、外務大臣からお答えがあったわけであります。そのお答えのうちに、ソ連がサンフランシスコ条約に参加しておらないから、日ソ間の領土問題等においては日ソの間にだけとりきめることができると思う、そういう意味において……

第25回国会 外務・農林水産委員会連合審査会 第2号(1956/12/01、4期、無所属クラブ)

○千田正君 昨日外務大臣に質問しまして、外務当局からのお答えがありましたが、この際、農林大臣からはっきりしていただきたい点があるのであります。それは各締約国の領域内における漁業の規則措置に関する交換公文が途中において引っ込められた。当初これは相当われわれとしましては、領海の問題あるいは距岸の問題を通じまして、特に魚族、魚種の資源保護という問題を原則として、このたびの日ソ間の漁業条約がきめられているという点から考えまして、この各条約国内の領域内における漁業の制限、不制限という問題に対しての問題は、相当重要視しなければならない問題であります。それが途中において引っ込められたという点に、いささか私は……


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 外務・農林水産委員会連合審査会 第1号(1957/05/15、4期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいま議題となりました北太平洋のおっとせいの保存に関する暫定条約の批准に関しまして、総理大臣並びに兼任の外務大臣としての岸総理にお伺いいたしたいのであります。  このオットセイの条約は、戦後顧みますと、われわれとしては非常に遺憾な点があったということは、御承知の通り、オットセイ条約は明治四十四年に日米英露の四ヵ国条約があって、そうして十五カ年間の一応の基準のもとに条約が結ばれておったのであります。昭和十五年において日本側においてこれを破棄して、そして戦争中はこれに従事しておったところの漁民はほとんど総力をあげて戦争に協力しておる。終戦後になってからさらにマッカーサー元帥のもとに米……

第26回国会 社会労働・農林水産委員会連合審査会 第1号(1957/05/17、4期、無所属クラブ)

○千田正君 議事進行について……。時間もだいぶ過ぎましたし、午後に継続されるとするならば休憩されるかどうか、両委員長において御相談の上、各委員にお諮りを願いたいと思います。

第26回国会 社会労働・農林水産委員会連合審査会 第2号(1957/05/18、4期、無所属クラブ)

○千田正君 昨日以来の連合委員会におきまして、政府当局のお答えは、非常にわれわれの納得いかない点が多々あるのであります。それはこの法案を通じまして、非常に農林省の考え方、厚生省の考え方、厚生省の中でも社会局あるいは公衆衛生局との間の考え方も多少の差がある。私は衆議院の諸君に対してはまことに遺憾の意を表せざるを得ないのであります。もちろん衆議院の諸君が熱意をもってこの法案を通過してきたことは認めますけれども、早々の間においてきめられたような感を深くするのでありまして、他院のことをかれこれ言うのは私は差し控えますが、参議院のあるゆえんのものは、衆議院において通過しました法案としましても、国民の預託……

第26回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1957/03/29、4期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して。今の小林委員の質問に関連するのですが、今年は豊漁年であるかということは、これは科学的なあれだけでは決定できないのじゃなかろうか、実際とってみなければ話にならない。要するに推定として今年は豊漁年であるというような推定のことしか、そういう話はできないのでありまして、もちろん、そういう余裕は残しておるとは思いますけれども、豊漁年であるかどうかという問題は、将来に残される問題ではありませんか。その点はどうなんですか。
【次の発言】 ソ連側のこれはいやがらせかもしれないけれども、日本側はどうもわれわれの方にばかり問題を持ってくるが、アメリカやカナダの方にはちっとも話を向けないじゃな……

第26回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1957/03/30、4期、無所属クラブ)

○千田正君 建設大臣に質問いたしますが、災害復旧の問題ですがね、災害復旧が法律できめられており、三、五、二の割合で三カ年かからなければ復旧しない。しかしながらその復旧の途上において再び災害を受けておる。こういうことはよく九州、東北各地に行われておりますが、それであの法律の改正とする必要があるのじゃないかとわれわれは思うのですが、たとえば三年かからなければ洪水の跡始末ができない。こんなことでは話にならぬのであって、その間にまた災害が起る。前の災害とあとの災害を加えるというと、六年たたなければ災害の復旧ができない。こういうことであっては私は日本の建設というものは決して進んでおらないのじゃないか、大……

第26回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1957/03/31、4期、無所属クラブ)

○千田正君 青函連絡船に――今はどうかわかりませんが、乗った場合において、寝台券の分はもちろん支払わなければならないが、前は列車とは別な料金を徴収したのではなかったですか。
【次の発言】 別建……。
【次の発言】 前は北海道選出の国会議員は無料で内地から旅行する。同じ国会議員でも北海道出身でない者は一応の運賃を取り立てられた私は経験があるのですが、今はそういうことはありませんか。
【次の発言】 四国航路ですが、いろいろな事故があったのちにおいて、船舶の改造が当然なされるものと思っておるのですが、いわゆる瀬戸内を航行するために普通の外洋航行の船舶とは違った内部構造、あるいはたとえば船底が大洋を航……


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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1958/03/20、4期、無所属クラブ)

○千田正君 何時までの予定ですか。
【次の発言】 農林委員会で大部分のことはお尋ねしますから、簡単に私は三点ばかり伺っておきたい。とにかく皆様御勉強なすって、お疲れのようでもあるから、簡単にお尋ねします。それはただいま鈴木委員から御質問のあった海外移住問題について、私もこれは非常に農林省の今度の予算は、私ども日本の人口問題と関連して、どうしても農業移民その他海外移住というものは、日本の国策として、出さなければならない、こういう観点から考えた場合に、一万人を目標とした今度の予算処置というものは、私は非常に不満である。しかも、一万人だというと、一人一万円ぐらいにしか相当しない、外務省は大体十億を組……

第28回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1958/03/24、4期、無所属クラブ)

○千田正君 先般理事会で話し合いがありまして、他の分科会の諸君でも必要なときは質問したいという要望があった場合、それをお諮りして了解を得ればお許し願いたいということで犬体御了承を得たようでしたが、たかし、やはり時間が非常に限られておりまずから、この当委員会の委員の方々の御質疑に差しつかえない程度の時間で皆さんにお諮りの上お許しになったらいいと思います。
【次の発言】 運輸大臣に特にお伺いしたいのは、運輸行政のうちの国鉄に関する問題ですが、国鉄は御承知の通り、独立採算制でありますから、できるだけ採算のとれるところに重点を置いていろいろな施設、設備の改善をやっているし、そういう予算も組む。しかしな……

第28回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1958/03/25、4期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して。今のお答えはちょっと私は不思議に思うのですが、これはあの災害復旧法ができる当時三十年まで、それ以前に一応過年度災害はもう復旧するという目標のもとにあの法律はできた。そういう論争をしたはずですよ。大体のところは二十九年くらいまでの分は一応ケリがつく。今後の災害に対しては二・五・三の比率でもっていこうじゃないかというのが、大体あのときの立案の趣旨じゃないかと思います。そうすると過年度の一十八年や二十九年がまだもたもたしている、というのはどうかと思うのですが、どれくらい残っているのですか。
【次の発言】 あなたは財政上の考え方だというけれども、過年度災害が完成しないうちにまた災……


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第31回国会(1958/12/10〜1959/05/02)

第31回国会 商工・農林水産・建設委員会連合審査会 第1号(1958/12/19、4期、無所属クラブ)

○千田正君 まずこれを立案しましたところの経済企画庁三木長官にお伺いいたします。公共用水域の水質の保全に関する法律案と、表題は非常に広い意味におけるところの表題でありまして、内容を検討しますというと、これは逆に近代産業と、それから原始産業の間に終始起るところの紛争を解決する一つの基本法を作りたい、そこに狙いがあるようにわれわれは考えております。ところが今も問題になりました、船舶の航行によって投棄、廃棄された廃油の問題、こういう問題は除去――この問題には触れていないで、水質の汚濁をある程度防止するということでありますけれども、やはり産業面の紛争を解決するとともに、国民の公衆衛生という面も含んで考……

第31回国会 予算委員会公聴会 第1号(1959/03/10、4期、無所属クラブ)

○千田正君 ただいまお話を、承わっておりましたところが、今年度の予算は昨年より多少ふえたから、やや賛成であるというように私は承わったのですが、私は長い間、農林委員をやっておりまして、その観点から申しますと、農林漁業のような基本といいますか、いわゆる日本の産業としましては基礎産業として取り扱われていたこうした農業あるいは林業、漁業等の予算が一般予算の歳入に比較しまして、昨年よりむしろ率からいえば低い、ほかの予算に比較しますと遅々としてお粗末であるという観点に私は立ってるのであります。先ほどからお述べになりました農業の基本政策に対しましても、農林省は昨年以来、農林白書等によって新たなる観点に立って……

第31回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1959/03/23、4期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して。一緒にお答え願います。ただいま鈴木委員の御質疑ごもっともでありまして、この財政流融資の行方とその対策の問題ですが、零細な人たちの保険料、その他の集まった金がやはり国民のもとに返る、いう、還元して、そうして国民の福祉なり、あるいは産業施設なりという十分に見られなかった方にこれは行き届くような方法の財政投融資があればわれわれは大いに賛成をするのですが、たまたまそれが場合によっては政略的な財政投融資になってみたり、正し、方向に行かないんじゃないかというとそれもあるのです。この際、財政投融資の主たる一体対象は何かということを鈴木委員の御質疑に関連しまして泊からもお尋ねいたしますか……

第31回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1959/03/24、4期、無所属クラブ)

○千田正君 関連して……。今のお話だと、実態を見てやるということですが、法人というものは名ばかりであって、いわゆる法的なものに何も価値ないということになりますか、実態を見るという場合のあれは。
【次の発言】 どうも法的に考えてみますと、たといそれは非常に小さいものであっても、法人として届出をしてあれば、法人としての解釈をすべきで、たとえば、今お話のあったところの果樹園、果樹園といいましても、一町ぐらいの果樹園のほかに、あとは水田を持っておる、あるいは何かの耕地を多少持っておって、とてもこれはあれしたのでは、零細農家だから、かなわないから、家内全部がそろって一応法人とての形式だけは整えて、そうし……

第31回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1959/03/25、4期、無所属クラブ)

○千田正君 時間がだいぶ経過しておりますので、簡単明瞭で、しかも重点的に一つお伺いします。それは先般、北村委員並びに私の関連質問で、予算委員会におきまして開拓に対する質問があったのですが、そのときの農地局長の御答弁の中には、さらに来年度は三千万円追加して開拓行政の万遺漏なきを期すと、こういうお答えがあったのでありますが、その後に、例をいいますというと岩手県の岩手山ろくの開拓民の諸君は春肥の手当が全然できない。しかも、自殺者ができておる。それは春の肥料がどうしても手に入らない。同時に、債権の取り立てその他によって、農林中金あるいはその他からはもう牛を売ってでも支払えと、こういうような強硬な手段の……

第31回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1959/03/26、4期、無所属クラブ)

○千田正君 時間がありませんから、私としましては一点だけお伺いします。運輸省並びに国鉄にお伺いするのですが、国鉄としましては、大体東海道線に重点を置いての予算を組んでおるわけですが、その他の新線に対する要望がどれだけあって、来年はどれだけ着工するという予定になっておりますか、その点を伺いたい。
【次の発言】 私は、従来こういう問題について運輸大臣がかわるたびに要望しておったのでありますが、今度は実力者である永野運輸大臣がおられるので、この際画期的な考え方をしてもらいたい。ということは、鉄道は言うまでもなく、先ほどからお話のあった通り独立採算制をとっておる。名前は国有鉄道であるが、われわれ国民か……



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