このページでは青木一男参議院議員の5期(1959/06/02〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は5期国会活動統計で確認できます。
○青木一男君 この際、私は、全学連の国会乱入事件に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 一昨十五日の全学連の国会乱入事件は、その様相から見て革命の前夜を思わせる凄惨なる事件でありました。これがため、日米両国修好百年を記念する米国大統領の訪日という国民待望の盛事が延期されるに至ったことは、まことに痛恨の至りでございます。このことのために、わが国の国際的信用は失墜し、ことに米国との経済関係等には、はかることのできない悪影響を与えることも懸念されます。また、国内的には、集団暴力が大きく国政を支配した現実に直面して、議会政治の危機を身近に感じ、今や国をあげて深き憂慮に包まれておるのであ……
○青木一男君 私は、この法律案は酒類の価格体系を整えるという点において機宜を得た立法であると、前から思っておったのであります。戦時立法である物価統制令を利用して、これで間に合わせるというやり方は、酒税確保という重大な目的から見て適当を欠いておったことは当然でございまして、こういう法制の整備をされるということは、私はむしろおそきに失したのではないかとすら考えておるわけでございます。ただ、これは御承知の通り、この法案が出ましたために、酒税の関係団体間において足並みが乱れておる。従来、酒税確保の上からいいまして、酒類関係の各民間団体たくさんありますが、これらの間においてうまく足並みをそろえ、歩調がそ……
○青木一男君 本年七月以降、数次にわたる風水害によりことに台風十五号の襲来により、人的、物的に未曽有の犠牲と損害を起こしましたことは、まことに国家の一大不幸であり、その犠牲者、罹災者に対して深甚なる同情の恵を表明するものであります。これらの大規模な災害に対しては、国家の力を中心として救援並びに復旧に当るべざことは当然であり、政府も全力をあげてその任務達成に努めてきた努力の跡は、これを認めるにやぶさかでありません。予算措置については、政府はさきに予備金支出を行ない、今回補正予算の提出とともに、幾多の災害対策特別措置法が提案されたのであります。これらの対策をもってしてなおかつ不十分であるという批判……
○青木一男君 私は建設大臣にお尋ねいたします。 この国土開発縦貫自動車道建設というのは、数年前、衆議院、参議院の総意、すなわち両院とも全会一致で総意によってできた国策立法であります、これは一面においては、今後の日本の高速自動車交通網の幹線たらしめると同時に、普遍的な国土開発の根幹として立案された立法でございまして、日本の今後の建設の上からも非常な大きな期待を寄せられておる法律であるわけでございます。第一着手として中央自動車道が取り上げられているわけでございますが、そのうちすでに小牧――吹田間は工事に着手しておるのでございますから、六大都市を結ぶところの中央自動車道が小牧から東京までつながらな……
○青木一男君 重要法案を付託された本委員会の審議にあたり、一部委員の欠席されたことはまことに遺憾であります。この状態を避けるため、わが党の執行部は今日まで長きにわたり努力を続けてきたのであるが、その功を奏し得なかったことはまことに残念であります。安保関係諸案件は四月二十日衆議院において議決され、衆議院議長から参議院に送付されたものであります。参議院は衆議院の議決が有効か無効かなどという議論を取り上げるべき立場にないのであります。衆議院の紛糾の余波を受けて、参議院の各党各派までも出席を拒否するということは、参議院の独自性を否定するものであり、両院制度を認めた憲法の精神に背馳するものであります。こ……
○青木一男君 まず、首相と建設大臣にお尋ねいたします。 議会政治の尊重、国法の順守ということが政府の常に強調しておるところであり、私も、この問題は国政の運営上、きわめて大事なことだと思うのであるが、それには、まずもって政府みずから範をたれて国法の命ずるところを忠実にこれを実行し、国会と国民に対する公約は忠実にこれを果たすということでなければならないと思います。国土開発縦貫自動車道建設法は第二十六国会で衆議院、参議院の各党各派を通ずる総意をもって成立した法律であり、新しい日本の国作りの構想であるとして、国民から多大の期待を寄せられた法律であります。国土開発縦貫自動車道のうち、東京―大阪間を結ぶ……
○青木一男君 ちょっと今のに関連質問。こういう点を研究されたかどうか伺いたいのですが、憲法というものは一体、人的関係で、どういう人に適用されるかという問題に関係あると思うのです。憲法というものは、この日本国民に対するこれは基本法規である。外国人には適用ないと思うのです。それで、憲法が国民の自由を保障したという意味は、国民として、一方においては義務を果たしておる。国家に対してはいろいろの義務を果たしておる。そうして一方においては、そういう国民の権利を保護し、自由を保護する、こういう精神で自由権というものが広く認められておると思うのです。ところが、また輸入の映画については、それは多く外国人の作成で……
○青木一男君 私は、各省に関係ある問題でありますが、主として自治大臣からお答えをいただきたいと思います。 六月の梅雨前線集中豪雨のときに参議院から見舞のための議員団を派遣されまして、私もその一員となって現地を視察したのでございますが、その惨状はまことに目をおおうものがありまして、われわれは深き同情をこれにささげたわけであります。自来、政府においてはこの対策に鋭意努力されて、さきには災害予算の成立を見、今回この特別立法に関する諸法案が提出されたのでございます。先年の伊勢湾台風その他のひどい災害の場合を先例として、また新しいこの措置法案もできまして、罹災地関係者の大体においてまあ御満足いただける……
○青木一男君 今の平林委員の御発言に関連して、ちょっとお尋ねするのですが、国会の意思で、純音楽とか純演劇とか、いろいろ立法を一すでに国会がしたのに、それを無視した、こういうような御発言があったのですが、私の記憶では、この入場税が地方税であったころ、地方行政委員会においてそういう立法の言葉の使い方があったかと思うのです。私の関係して以来大蔵委員会においては、いやしくも課税という重大な問題をきめるのに、そういう理論的にも、また税務行政上もあいまいな「純」という観念をとることは、われわれはこの大蔵委員会では反対した。でありますから、この大蔵委員会においてそういう立法の行なわれたことは私はないと思うの……
○青木一男君 関連して。今、木村委員の最後に言われたことは非常に同感なんです。通達によって法律を曲げるようなものは、これは法律の範囲を侵すことになる。そこで、問題は、一体純音楽、純舞踊ということだけで、概念として一定の概念があって、それを適用する場合の細則について通達するというのが普通の例だと思います。そうでなく、今木村委員の言われたような、これは法律で件かなければ概念として疑義のあることを通達できめるということは、非常にに問題だと思います。 それで、先ほど参考人の意見を聞いておりまして、私も調査官の印象と同じように、ああいう専門家が見ても結局ほんとうの客観的に正しい区別はできない。だから、……
○青木一男君 関連質問。今、平林委員から自然増収の分くらいは減税に振り向けるのが当然じゃないか、こういう御質問があった。それに関連して私は一つだけお伺いしたいのですが、一体自然増収が何か税金の取り過ぎだというので減税の意見があるのですが、私は自然増収というのは、一定の税率で税を取る場合に、経済構成その他、つまり経済成長の見込みというものが予想以上に多かったということ、早かったということ、あるいは大蔵省が予算の編成が堅実主義で幾らか内輪に予算を見たということ、そういうことのために自然増収というものが起きるのじゃないだろうか。したがって、経済発展が急速度にいった場合は、一定の税率で税を取った場合は……
○青木一男君 山本委員の御質問に関連するのですが、事業会社の内容をよくする、資本構成を健全化するという見地から、社内留保に対する課税についてもっと寛大なる措置をすべきじゃないかという意見が強いのですが、その点について外国の立法例との比較はどうなっているか、みな日本のような課税方式になっているか、この点を伺っておきたい。
○青木一男君 議事進行について。私も永末委員と同じ疑問を持ちます。委員長というものは、委員長の資格において発言する場合は、個人の意見を言ってはいけないのです。そういう質問をするのは妥当じゃないのです。委員長というものは、委員会なり理事会の全体の意見をもとにして行動すべきであって、いろいろの解釈その他について委員長としての、私はそういう予断を、先に解釈を下すということは、妥当でないと私は思います。
【次の発言】 それは委員会の仕事だ……。
【次の発言】 重要法案として公聴会を開くか、その他議事運営については委員会がきめることであって、委員長独自の見解なり裁量によってきめるものでないから、その点を……
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