このページでは上原正吉参議院議員の6期(1962/07/01〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は6期国会活動統計で確認できます。
○上原正吉君 ただいま議題となりました輸出保険法の一部を改正する法律案について、商工委員会における審査の経過並びに結果について御報告いたします。 御承知のように、輸出保険法は昭和三十五年に制定され、同法に基づきまして、わが国の輸出保険は独立採算制による国営事業といたしまして発足し、以後、法改正を重ねて拡充され、現在は八種類の保険を含む制度にまで発展してまいりましたが、諸外国の制度に比べますと、まだ不備な点があり、また、開放体制への移行に伴う輸出競争の激化に対処して、輸出振興をはかるため、本改正法案の提出を見た次第でございます。 改正案の内容は二点でございます。第一は、普通輸出保険に属する増……
○上原正吉君 ただいま議題となりました二法律案につきまして、商工委員会における審査の経過及び結果を御報告いたします。 まず、特許法等の一部を改正する法律案は、一九五八年、リスボンで改正されました「工業所有権の保護に関する条約」及び「原産地の虚偽表示の防止に関する協定」へ加入することに伴い、この改正条約への加入には国内法制の整備が必要となっておりますので、この際、特許法、実用新案法、商標法及び不正競争防止法のそれぞれ一部を改正しようとするものであります。 本法律案による改正の要点は、第一に、優先権主張の基礎となる最初の出願を参照しやすくするため、優先権を主張する者は最初に出願した国の出願番号……
○上原正吉君 ただいま松澤委員の御質問の中に薬が出てきましたので、私が薬の商売をやっていますから、御参考までに実情を申し上げたいと思います。 薬の値段は非常にまちまちで世間のいろいろ批判を受けておりますことは御承知のとおりでございまして、これはあまり芳ばしくないからもう少し何とか整った形にしようじゃないかということで、厚生省当局とわれわれといろいろ今相談中でございます。しかし物の定価というものは、みんなこれはメーカーが勝手につけたものでございまして、これは薬に限らず、書籍でも、レコードでも、雑貨でも、万年筆でも、何でも定価というものがあるものはすべてメーカーが勝手につけたもので、これはお役所……
○上原正吉君 ちょっとお尋ねいたしたいのですが、この改正案では、期間が当分の間ということになったわけですね。今までは昭和三十八年十二月三十一日までとあったのが、当分の間、となったのは、ちょっと異例のような気がするのですが、こういう異例な改正をする必要といいますか、根拠といいますか、について御説明願いたい。
【次の発言】 そうすると、ヤード・ポンド法以外に、今日まだ使用が認められておりまする単位の中で、日本特有のもの、たとえば坪というふうなものは、その期間までに、猶予期間内に、完全にあとは実施するようになると、そういうお見込みでございますか。
○上原正吉君 私は自由民主党を代表いたしまして、本案に賛成するものであります。 ただいま近藤委員からお述べがありましたように、まことに適切な法の改正であると思いますが、私はおそきに失したのではないかと思っておるわけでございます。ことにこの指導とか、監督とか、取り締まりとか、こういう目的を持ちます法律は、せっかく制定されましても、さっぱり実効が上がらない、励行されないという例がままあるのでございまして、この高圧ガスは近来非常な発達を遂げましたために、御承知のように、盛んに事故が起こっております。国民の保健のためにぜひこの事故を絶滅するほどの御励行を賜わりたいと付言申し上げたいと存じます。 そ……
○上原正吉君 私は自由民主党を代表いたしまして、ただいま審議中の両案に賛成する者でございます。 両案は、中小企業基本法の関連法規としての性格を持っておるやに感じますけれども、この両案単独で、十分目下塗炭の苦しみを苦しんでおる中小企業者に対して貢献することができると考えますので、その上、四月一日施行ともなっておりまするので、一日もすみやかに施行されて、中小企業者に多大の貢献あらんことを心から念願して賛成する次第でございます。 なお、近藤委員提出の附帯決議にも、全く心から賛成する次第でございます。
○上原正吉君 ちょっと二、三お尋ねいたしたいのですが、ただいまの御説明に採石事業が大へん活況を呈しているというのがありましたが、昭和二十五年でしたか、採石法が初めて作られた時分と今とはどのような相違がありましょうか。
【次の発言】 採石事業の中でお示しの資料の中に砕石、割石、間知石、切り石その他というのがありますが、これらはそれぞれどんな用途に使われるか。そうして事業として最も有利なのは、その中のどんなものか。
【次の発言】 間知石と切り石ですが、切り石の大谷石のごときものも基礎に使われておる。どこが違うんでしょうか。
【次の発言】 この資料を拝見しますと、業者の数と事業所の数とがほとんど一致……
○上原正吉君 私も二、三お尋ねを申し上げたいのでございますが、まず第一は、いわゆる高級旧将校の号俸抑制措置についてでございます。昭和二十八年の軍人恩給の復活に際しまして、恩給法特例審議会の答申よりも一律四号俸引き下げられて、それが基準となりました。この一律四号俸引き下げというのは、まことに過酷であり、かつ不合理きわまるものだと思うのであります。そして私どもとしては、当時とうてい承服できないものと考えたわけであります。そのゆえか、昭和三十年の改正には尉官以下は全部是正されました。佐官が一号俸引き下げ、将官が二号俸引き下げられたまま、そのまま今日に及んでいるわけであります。昭和三十三年の大改正に際……
○上原正吉君 ただいま大臣から、下請業者が集まって組合をつくって共同でやれる条件を改善していかなければならぬという話がありまして、私も常にそう思っておるわけでございますけれども、それがなかなかうまくいかないというのは、同じ下請をやっておる業者が残らず組合に加入してくれて、組合にまとまってくれれば、それで話の片がつくのですけれども、組合に強制加入させる権限はない、中小企業を組合に強制加入させる権限はない。それからまた価格の協定維持、これをやれないのですね、原則としても。また、実際において、いま公取委員長いらっしゃるからついでに伺っておこうと思うのですけれども、それができない。ですから、残らずの業……
○上原正吉君 いま私は法律の条文をよく読んでないんですが、支払い期日というのは、現金で支払うということじゃないですか。たとえば手形の支払い期日というのは、現金で払う期日を支払い期日という。借金を返す、借用証書、支払い期日とは何だ。これは手形を書くということじゃないんです。金を払うということが常識なんです。法律もそうじゃないかと思うのです。私は、その法律の条文を読んでないから、よくわかりませんが、単に支払い期日と書いてあれば、それは現金で払うのに間違いはないと私は思うわけです。支払い期日。
○上原正吉君 私は自由民主党を代表いたしまして本案に賛成するものであります。また近藤委員提出の附帯決議にも賛意を表する次第でございます。 わが国のミシン、双眼鏡、いずれもばく大な金額に達するとはいえませんけれども、重要な輸出産業でございまして、この産業が秩序ある、統制のとれた伸展をとげますことは、わが国産業界のために非常に貢献するところが多いと考えまして、そうしてまた本法をいままで運用してまいりまして、相当な実績が上がっておることもよく承知ができまして、たいへんけっこうに思うのでございます。 この附帯決議の趣旨にございますように、ミシン、双眼鏡両業界におきまして、ことに双眼鏡の業界におきま……
○上原正吉君 関連して。よい機会だからこの機会にお尋ねをしたいと思っているんですが、通商産業省なり中小企業庁なりの中小企業に対する根本的な考え方ですね、これがどうも、何といいますか、プリンシプルが確立していないようにお見受けするところがある。というのは、中小企業に対して、これを保護育成して、中小企業は設備を近代化し、技術を高度化し、経営を合理化していく、つまり中、大企業に育成していこうとするのか、あるいは中小企業は中小企業のままでこれを保護、育成、指導していこうとするのか、どちらだかはっきりしない。承っておってもはっきりしない。どだい通商産業省、中小企業庁はどうお考えなのかということを、この機……
○理事(上原正吉君) ただいまから商工委員会を開会いたします。
まず、委員長及び理事打ち合わせ会の協議事項について御報告いたします。
本日は、輸出保険法の一部を改正する法律案について残余の質疑の後、討論採決を行なうことになりました。なお、午後は、すでにお知らせいたしましたように、視察にまいりますから、多数の御参加をお願いいたします。
【次の発言】 輸出保険法の一部を改正する法律案を議題といたします。
前回に引き続き質疑を行ないます。御質疑のおありの方は順次御発言を願います。
【次の発言】 速記とめて。
【次の発言】 速記を起こして。
他に御発言もなければ、質疑は終局したものと認めて御異……
○上原正吉君 阿具根委員の質問に関連いたしましてお尋ね申し上げたいのですが、御質問の数々をここに拝聴しておりまして、たいへん心を打たれたわけでございます。そして私考えますのに、災害を防除するということは非常に大事なことではございますけれども、そうしてまたこの災害防除が各省の管轄に分かれておりまして、なかなかうまく運用されないということもさもありなんと思われます。大事なことは、災害の発生を防ぐことにあることは間違いない。それでも起こった災害に対しては、何より大事なことは災害を補償するということだと思うのでございます。そうして災害の補償は、各省に分かれて管轄が違うなんということがあるはずのないもの……
○上原正吉君 ちょっと関連して。情報収集にもう少し無電を活用する方法はないものかどうか。
○上原正吉君 大体いまの答弁で理解はできたんですが、念のために私も質問申し上げておきたいと思うのは、この生活協同組合や農業協同組合が員外者を相手に商売をするということは、確かに中小企業者を非常に圧迫しているわけなんでして、それに対して怨嗟の声が――次官のおっしゃる怨嗟の声がどこから起こるかというと、生活協同組合や農業協同組合は法律の保護を受けているのですね、ほんのわずかではありますが。その保護に対して怨嗟の声が起こってくるというのでありますから、員外者の利用できる状態の生活協同組合や農業協同組合の販売機構あるいはサービス事業、こういうものには、員外者が利用できるという状態が存在するということに……
○理事(上原正吉君) 今度私この席から、次に四、五分質問したいのですが、幸い大蔵省の財務調査官が見えております。公取も見えていますから、二、三ひとつお伺いしたい。 先ほど赤間委員が述べられたように、現在、不渡り手形は続発するわ、倒産は相次ぐわということで、不況の様相が非常に濃くあらわれているように見えるのです。ところが、一方物価はどんどん上がるわ、人手は相変わらず不足するわ、求人難であるわ、こういう現象で、これは好景気をあらわしている現象なんですね。そこで、これは全体大蔵省は、財務当局は、現在の時点でこれを、産業界は好況なのだと見ておるのか、不況なのだと見ておるのか。まずそれから伺いたいわけ……
○上原正吉君 長官にちょっとお尋ねしますが、御承知のように、特許とか、実用新案とか、あるいは商標の登録とか、これは業者の営業権を直接保護する大事な法律である。したがって、特許庁の仕事はまことに直接国民の利害に関与する大事な仕事だと思うんです。ところが、これがさっぱり進捗しないんですね、仕事が。登録を申請している人も、登録になるんだか何だかわからない。特許の出願をしても、いつまで待っても、特許されるんだか何だか一向見当がつかないというようなことでは、立法の精神がたいへんそこなわれると思うんです。多分これは仕事がよけいあって、人手が少ない、あるいは予算が少ないというようなことだとは思うんですけれど……
○上原正吉君 この石油資源開発株式会社の資本金は幾らなのですか。
【次の発言】 その出資者と出資金額の内容はどうなんですか。
【次の発言】 今度の改正で事業の拡大がいろいろやられるというふうにみえますけれども、資金の需要はどういうふうにまかなっていく計画ですか、これにないように思いますが。
【次の発言】 そうすると、この事業そのものはほとんど国営になると、内容は。こう考えられるのですが、取締役を二人増員するというのは、どんな必要から生じてくるのですか。
【次の発言】 事業がだんだん拡大されて盛んになってくれば、なるほど人材が必要であることは議論の余地がありませんけれども、取締役の増員が必要だと……
○理事(上原正吉君) ただいまから商工委員会を開会いたします。
まず、委員長及び理事打ち合わせ会の協議事項について御報告いたします。
本日は、総合エネルギー調査会設置法案の提案理由の説明を聴取することとなりましたから、御了承願います。
【次の発言】 去る三日、予備審査のため本委員会に付託されました総合エネルギー調査会設置法案を議題といたします。
政府から提案理由の説明を聴取いたします。村上政務次官。
【次の発言】 以上で提案理由の説明は終了いたしました。自後の審査は後日に譲ることといたします。
本日はこれをもって散会いたします。
午後一時三十二分散会
○理事(上原正吉君) ただいまから商工委員会を開会いたします。
まず、委員長及び理事打ち合わせ会の協議事項について御報告いたします。
本日は、特許法等の一部を改正する法律案及び石油資源開発株式会社法の一部を改正する法律案の審査を行なうこととなりましたから、御了承願います。
【次の発言】 特許法等の一部を改正する法律案を議題といたします。
先回に引き続き質疑を行ないます。御質疑のおありの方は順次御発言を願います。
【次の発言】 私から少しお尋ねしたいのですが、特許につきましては、世界各国内容が違う点が多々あるわけですが、ことに物質特許、物質そのものを新しくつくり出したり発見したりした場合に……
○上原正吉君 日本の航空機工業を再育成するために、こういう法律をつくり、国家の資本も投じ、それからまた、民間の事業も奨励する、これはよく趣旨はわかるし賛成ですが、航空機をつくるについては、ことに量産というものが絶対に必要だと思うのです。量産しなければ、いいものが安くできるはずがない。そうしてまた、航空機ほど量産の困難なものはないと思うのです。そこで自然と、さっきどなたかの話に出たように、アッセンブリ方式というようなものになってくるわけですが、それでは完全な産業だとは言えないと思うのです。だから究極においては、総合的な航空機産業を仕上げるということが大切だと思うけれども、途中では、何かから順にや……
○上原正吉君 せっかく大臣がおいでなんですから、二、三質疑を申し上げておきたいと思うんですけれども、廃業が発達すれば、自然産業災害というものがひんぱんになる、これはまことにやむを得ないと思います。しかし、化学工業の災害――まあ炭鉱の落盤であっても何であっても、それは学問技術で防げます。化学工業の災害というものも、熱心に現在の学問技術を応用していけば、必ずと申し上げては言い過ぎかもしれませんが、ほとんど防ぎ得るはずなんです。というのは、その災害を予見しなければ、化学工業そのものに着手できないものなんです、工業自身の性質が。その一番の適例を申し上げますと、たとえば最も災害が激しかろうと思われるよう……
○上原正吉君 お尋ねをちょっといたしますが、この共済金ですね、支給される共済金と掛け金と、たとえば一万円かけたら何ぼの共済金が出るか。かけるほうは積もって、一万円ずつ百回かけたら百万円になる。これは五百円ですから、十回で五千円で百回で五万円ということになりますが、その掛け金と、それからその条件を備えて共済金を受け取るときの共済金の比率はどんなふうなことになりますか。
【次の発言】 その廃業の場合でなくて、そのほかあと三つ四つあるわけですね、いま。
【次の発言】 そうすると、これはいわゆる何といいますかな、昔から月掛け貯金というやつがありますね、それとあまり変わらないように思います。場合によって……
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