このページでは上原正吉参議院議員の7期(1965/07/04〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は7期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(上原正吉君) お答えいたします。 放送衛星に関しましては、郵政大臣並びに文部大臣の御答弁で尽きておりますので、いまさら加えることは何ものもございません。 十二チャンネルのことに関しましては、郵政大臣がほとんどお答えになりました。ただ、この再建計画に確信が持てるかというふうなお話でございましたが、何ぶんにも財団法人でございまして、もともと営利事業ではございませんのと、これには百社をこえる日本を代表する実業団体、会社その他がついておりまするので、これが協力会を結成いたしまして、応援をいたしておりますので、それにまた、当局は非常にすぐれた実業家ぞろいでございまするから、たぶんりっぱに……
○国務大臣(上原正吉君) 私は、このたび、はからずも科学技術庁長官の重任をになうこととなり、その責任の重大さを痛感いたしますとともに、微力ながら科学技術振興のため、あらゆる努力を払って、その責めを果たしたいと念願いたしております。委員各位の御支援、御協力を切にお願いいたす次第でございます。 さて、ご承知のとおり、現代は科学技術の時代と呼ばれておりますように、一国の産業経済の発展、国民福祉の向上は、科学技術の進歩発展にささえられていると言っても過言ではないのであります。 わが国の現状を見ましても、最近までのわが国経済の輝かしい発展が、科学技術の進歩と技術革新の進展に負うところきわめて大きかっ……
○国務大臣(上原正吉君) 第五十一回国会におきまして科学技術庁長官としての所信を述べさせていただきます。 一国の産業経済の発展、国民福祉の向上は、科学技術の進歩発展にささえられていると申せます。 わが国の現状を見ましても、最近までのわが国経済の発展が、科学技術の進歩と技術革新の進展に負うところきわめて大きかったことは申すまでもありません。しかしながら、これは主として、欧米先進諸国のすぐれた技術を導入し、よくこれを消化し得たことによるものであろうと思います。私は、開放経済体制のもと、わが国が他の先進諸国に伍して、さらに一そうの経済発展と国民生活の向上をはかっていくためには、このような外国技術……
○国務大臣(上原正吉君) この項目をあげました、まあ六つとも中心と言えば言えるわけでございますけれども、しいて言えば、その並べ立てました順番にあると、こう御理解をいただければ……、そして、さらにしいて言えば、最初の三つの、科学技術基本法の制定、それから原子力開発、宇宙開発、この三つになる、こう御理解をいただきたいのでございます。
【次の発言】 この科学技術会議の第一号答申は、御承知のように、科学技術会議は、基礎的な科学を専門に御研究の学者も、それからまた応用方面の学者も、数多くそろっておいででございまして、十分討議をされておる御答申でございますので、おっしゃるような、いずれかに偏したと、こうい……
○国務大臣(上原正吉君) 核原料物質開発促進臨時措置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び要旨を御説明申し上げます。 核原料物質開発促進臨時措置法は、原子力基本法に定める目的の達成に資するため、国内に賦存する核原料資源の開発を促進することを目的といたしまして、昭和三十一年五月四日に制定された法律であります。 その内容としましては、通商産業省地質調査所及び原子燃料公社による核原料物質の探鉱及びその開発を、国家的立場から積極的かつ効率的に行なわしめるために、鉱業法の特例を定めているものであり、その性質上、施行の日から十年以内に廃止するものとされているものであります。 本法の……
○国務大臣(上原正吉君) どれだけのものが日本の国内にあるかということは、私も知っておく必要があると思っておるわけなんです。
【次の発言】 ウランは、一〇〇の中の〇・七が放射能を持った二三五でございますから、かなり正確に知れるのです。ボーリングをやってみて、掘り上げて見れば、かなり正確に知れるので、どれだけあるかということは、かなり正確につかめると思うのでございます。それにまた製錬を、いかなることがあっても――その「いかなること」とは、どんなことかわかりませんけれども、「どんなことがあっても」という意味なんでしょうけれども、単なるそういう単純なる意味なんでしょうけれども、ある、だけでは話になり……
○国務大臣(上原正吉君) 私は、ロケット打ち上げのための科学的知識が貧弱なものですから、学問的にはよくわかりません。ここにおいでの高木博士に説明を伺って得心をしたような次第でございますが、内之浦も見せていただきましたけれども、内之浦に比べますと、たいへん平たんで、山も低くて、そうして地形が何をするにも便利なところでございますし、ただ、水がどうかと思いましたが、水も不自由はないようでございまするし、港も新島よりはいいようでございますし、内之浦にも近うございますし、まあ、地形からいっても広さからいっても、山を見ましても、将来規模が拡大されるということを考えてみましても、そんなに残らず耕作されておる……
○国務大臣(上原正吉君) 全くおっしゃるとおりでございまして、エネルギー政策の確立のためには、国としても、もう少し――もう少しじゃなくて、もっともっと投資を行なう必要があると感じておりますので、今後まあ、どこにおりましても、あとう限りの努力をいたさなければならぬと、この原子力の開発にお役に立つことができればと、かように存じておる次第でございます。
○国務大臣(上原正吉君) この地震の予知その他の研究につきましては、専管省庁は運輸省と建設省と、それから研究機関としては大学、こういうことでございまして、科学技術庁――ただいま委員長から、科学技術庁の長官が急ぐからということで特別におはからいいただいたわけで、私からもお礼を申し上げるとともに、お断わりする次第なのでありますが、専管省庁は運輸省と建設省と、それから大学ですから文部省のわけなのでございます。ただ、私のところにも防災科学技術センターというものがありまして、地すべりその他の研究を続けております。それからまた、地震の実験装置を、予算をちょうだいして、少々日本としてはまあ分に過ぎたかしれま……
○国務大臣(上原正吉君) 科学技術庁といたしましては、産業公害の中の各省庁に広く関係のあるものを選びまして、そして科学技術庁が持っておりまする予算のうち、この予算の中に実は特別研究調整費というのがございまして、各省庁に関係のある事柄を試験研究いたしますのに、その調整費を各省庁に配分して、そして御研究をいただいたことを総合いたしまして結論を出しておる、こういう手続でやっておるのでございまするが、これは、産業公害だけでなく、あらゆる試験その他研究に配分されますので、産業公害に支出されましたものだけを申し上げますと、昭和四十年度に六千二百万円支出いたしまして、公害研究をやっております。 その一つは……
○国務大臣(上原正吉君) ただいま議題となりました科学技術庁設置法の一部を改正する法律案について、その提案理由を御説明申し上げます。 改正の第一点は、科学技術庁の附属機関として、無機材質研究所を設け、この研究所の管理、監督等の事務を振興局に所掌せしめることであります。 この無機材質研究所は、非金属無機材質にかかる超高純度材質及びこれに類する材質の創製に関する研究を、みずから、あるいは委託に応じて、行なうとともに、研究に伴い得られた物を試料として提供することをその所掌事務とする機関であります。 御承知のごとく、近年、原子力利用技術、宇宙科学技術、電子技術その他の諸分野における科学技術は、急……
○国務大臣(上原正吉君) 無機材質研究の必要性は、前から相当に学会で唱えられておったのでございます。東大の物性研究所でも似たようなことをやっておりますけれども、すっかり同じではないわけでありまして、無機材質というものが金属以上に熱に耐え、それから衝撃に耐える、こういうふうな性質が発見されまして、これがなければあらゆる科学技術が実効をあげる機器をつくり出すことがむずかしい、ことにエレクトロニクスやなんかの分野でも非常に大切であるし、それから高熱、高圧に耐えるということも必要なことで、これだけを特別に研究していかなければならない、こういう要請で生まれたわけでございます。東大物性研究所との相違点など……
○国務大臣(上原正吉君) お答えいたします。 この原子力開発の長期計画も、何しろ新しい仕事なものですから、なかなか計画のとおり進まなかったり、それからまた、長期の計画になりますともくろみが立ちますので、そのもくろみが計画よりももっと進んだもくろみが立ったりということで、たとえば原子力発電平和利用の一番の主要目的は原子力発電だと思うわけでございますが、この原子力発電に関しまする計画に臨む、当初考えておったよりも業界の熱意が盛んであるというか、それをオーバーするような計画が続々立ってまいりまして、そうしてまた、原子力の開発の進歩発達も予想以上に速いものですから、長期の計画となると、いまを起点に今……
○国務大臣(上原正吉君) 技術者の数がいまどのくらいになっておりますか、これはいま局長からお答えいたしますが、現在では、昭和三十五年に科学技術会議より、今後十年間に十七万人ぐらいの技術者が不足をするであろうという見込みで至急養成方法を講じなければならないという御勧告を受けておりまして、これに文部省にお願いして御協力をいただきまして、大いに理工系の学生の入学人数をふやして、至急に養成していただくようにお願いをして、御協力いただいておりまして、この点はかなりよく進んでまいっておるのでございます。最初の二、三年間に約二万人ぐらいの学生が収容されて、その後もどんどん拡張されておりますので、十七万人とい……
○国務大臣(上原正吉君) お答えいたします。 科学技術庁といたしましては、相次ぐ航空事故に対しまして、また、その遺族に対し、心からお悔やみ申し上げる次第でございまして、何とも残念しごくに存じている次第でございます。 そうして、昨日も、科学技術庁関係の航空技術審議会のメンバーの方々並びに航空宇宙技術研究所の技術員の方々、並びに防災科学技術センターの方々、並びに各省庁の航空技術に関する係員の方々などにお集まりいただきまして、こういう事故を防止するくふうはないか、こういう御懇談を願ったわけでございます。その際いろいろとお話が出ましたが、現在の航空技術では、高度が二百フィート以下になりますると、も……
○国務大臣(上原正吉君) お答え申し上げます。 科学技術庁といたしましては、航空安全と申し上げるよりも航空機の安全性、このほうがおもな仕事なのでございます。 昨日の御答弁にも申し上げましたように、全日空の沈没と申しますか、事故以来、非常に関心を高めまして、二月十八日から航空技術審議会で検討を始めたわけでありますが、続いて、カナダ航空の防潮堤に衝突する事故並びにBOACがたぶん悪気流に巻き込まれたのだと思いますが、空中分解する、こういう事故が生じましたので、一段と関心を深めまして、さっそく今度は二月七日から対策樹立の協議を始めたわけでございます。昨日も御答弁申し上げましたように、二百フィート……
○国務大臣(上原正吉君) お答えいたします最近二、三年間の技術導入の状態は、三一八年に一千五ト四件の技術導入がございました。そうして三十八年に支出しました対価は四百七十億円でございます。この四百七十億円には、三十八年に導入しました技術の対価のほかに、それまでに輸入いたしまして、それに対して支払った対価を含んでおります。それから三十九年には九百六十七件、支払いの対価は五百五十三億円であります。四十年には九百八十三件、支払いました対価が五百九十億円、こういうことで、ここ三、三年は頭打ちの状態でございます。技術輸出のほうはたいへん低くて、三十八年が十七億七千万円、三十九年が二十五億四千万円、四十年が……
○国務大臣(上原正吉君) お答えいたします。
何ぶんにも、戦争その他によりまして、長い間、学問、技術開発がおくれておりましたので、結局、そのおくれを、そういうことばであらわしておる、こう考える次第でございます。
【次の発言】 技術導入は、いまは頭打ちの状態で、年に九百件から千件くらいのものが、ここ二、三年行なわれております。そして、わが国の技術は、外国などに比べますと、まだたいへんな隔たりがございますから、まだまだおくれは取り返しておらない。これから必死な努力を重ねて、このおくれを取り返してまいらなければならぬ、かように考えております。
○国務大臣(上原正吉君) お答えいたします。
どうも私は科学的能力が十分でないものですから、できないとも答えられませんけれども、じゃあつくれと言われたらつくれるというお引き受けもできません。
【次の発言】 科学技術庁では、各省庁にまたがります研究問題を取りあげまして、特別研究促進調整費というものから支出をいたしております。そのうちに、公害に関しまするものは、昭和四十年度で六千二百万円、昭和四十一年度で、これはまだ支出しない項目、これから支出する項目もありますから、いまあらましの見当は約五千万円、こういうことになっております。
○国務大臣(上原正吉君) 昭和四十一年度の科学技術庁予算の概要を御説明申し上げます。 昭和四十一年度総理府所管一般会計予算要求額のうち、科学術技庁の予算要求額は、歳出予算額が二百五億八百十三万二千円、国庫債務負担行為額が三十五億一千五百七十五万五千円でありまして、これを前年度予算額、歳出予算額が百六十八億二千二百十七万八千円、国庫債務負担行為額が十七億八千七百九万四千円、に比較いたしますと、歳出予算額で三十六億八千五百九十五万四千円、国庫債務負担行為額で十七億二千八百六十六万一千円のそれぞれ増額となっております。 次に、予算要求額のうちおもなるものについて、その大略を御説明いたします。 ……
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。