このページでは横川正市参議院議員の9期(1971/06/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は9期国会活動統計で確認できます。
○横川正市君 私は、ただいま議題となりました政府提出の四十八年度予算三案に対し、日本社会党を代表して、反対の討論を行なうものであります。 反対の理由は、今年の政治課題が非常に多岐にわたっておりまして、特に国際収支のほか、国民福祉、物価、土地、公害防除、環境保全、国土総合開発、医療、教育等に至るまで、きわめて多くの重点問題が山積をいたしておったところでありますが、これらに対する各般の対策要求はまた多岐をきわめておったのであります。これらの問題を解決のため、この予算の内容では、今日の状況に対処することができないと考えるからであります。 申すまでもなく、日本経済が今日当面している最大の政策課題は……
○横川正市君 第七次選挙制度審議会が発足をしまして、前国会では、その審議期間を一年から二年に延長いたしました。 そこて、まず第一点お聞きいたしたいのは、選挙制度審議会というものと自治省の関係、それから自治省と内閣の関係、少なくともとの審議会が発足してから七次までになるわけですが、その間に答申を受けた案件も相当ありますし、それから審議会の審議の速記を何回か読んでみますと、ことあらたまって、ああなるほどと思われるようなものはほとんど見当たらない。いわば前段の繰り言をまた別な人が言うとか、あるいは同じ人が繰り返すとかいうように、審議会そのものの審議の内容にこと新たに私ども有効と認められるものはない……
○委員長(横川正市君) ただいまから逓信委員会を開会いたします。
この際、皆さんに一言ごあいさつを申し上げます。
七月二十日の本会議におきまして再び委員長に選任されましたので、いままで同様の御協力をいただきたいと存じます。委員会の公正な運営に今後とも努力をいたしたいと存じますので、格段の御協力をお願い申し上げましてごあいさつにかえさしていただきます。(拍手)
【次の発言】 ただいまから理事の選任を行ないます。
本委員会の理事の数は四名でございます。理事の選任につきましては、先例により委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
○委員長(横川正市君) ただいまから逓信委員会を開会いたします。
この際、報告をいたします。
去る七月二十一日の委員会において指名を保留いたしました理事に、委員長は同月二十四日植竹春彦君、長田裕二君及び古池信三君を指名いたしました。
【次の発言】 次に、委員の異動について報告いたします。
本日、今泉正二君、白井勇君及び迫水久常君が委員を辞任され、その補欠として高橋邦雄君、金井元彦君及び石本茂君が選任されました。
【次の発言】 参考人の出席要求に関する件についておはかりいたします。
郵政事業及び電気通信事業の運営並びに電波に関する調査のため、これより東京都財務局庁舎管理部長細野豊君及び同……
○委員長(横川正市君) ただいまから逓信委員会を開会いたします。
郵政事業及び電気通信事業の運営並びに電波に関する調査を議題といたします。
質疑の申し出がございますので、これを許します。鈴木君。
【次の発言】 要求のありました資料については、提出をしていただけますね。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記を起こして。
他に御発言がなければ、本件に対する本日の質疑はこの程度にとどめます。
【次の発言】 継続調査要求に関する件についておはかりいたします。
郵政事業及び電気通信事業の運営並びに電波に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本院規則第五……
○委員長(横川正市君) ただいまから逓信委員会を開会いたします。
調査承認要求に関する件についておはかりいたします。
本委員会といたしましては、今期国会開会中、郵政事業及び電気通信事業の運営並びに電波に関する調査を行なうこととし、その旨の調査承認要求書を本院規則第七十四条の三により、議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
なお、要求書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
本日はこれにて散会をいたします。
午前……
○委員長(横川正市君) それではただいまから逓信委員会を開会いたします。
まず、委員派遣の報告に関する件を議題といたします。
前国会の閉会中に当委員会が行ないました郵政事業、電気通信事業及び電波監理並びに放送に関する実情調査のため、委員派遣についてそれぞれ派遣委員から報告を願います。
まず、第一班の報告を願います。今泉君。
【次の発言】 次に第二班の報告をお願いするところですが、鈴木君の出席がおくれておりますので、自後の時間に適当なところに挿入いたしたいと思います。取り扱いその他についてはその時点でおはかりをいたしたいと思います。御異議ございませんか。
○委員長(横川正市君) ただいまから逓信委員会を開会いたします。
連合審査会に関する件についておはかりいたします。
沖繩及び北方問題に関する特別委員会に付託されている沖繩の復帰に伴う特別措置に関する法律案外六件について、同委員会に対し連合審査会を申し入れることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
なお、連合審査会開会の日時につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう取り計らいます。
別に発言もなければ、本日はこれにて散会いたします。
午前十時三十分散会
○委員長(横川正市君) ただいまから逓信委員会を開会いたします。 これより請願の審査を行ないます。 本委員会に付託されております請願は二件でございます。 第四六二号電話加入権の質権設定期限の延長に関する請願及び第一一三八号テレビ難視聴地区解消のための積極的施策に関する請願、 以上両件を一括して議題といたします。 両件は、理事会において検討の結果、いずれも採択すべきものといたしました。 それでは両件は、理事会決定のとおり、議院の会議に付するを要するものにして、内閣に送付するを要するものと決定することに御異議ございませんか。
○横川正市君 政治意識の調査をする場合に、調査のしかたというのは、普通の調査のしかたではなしに、もっとくふうをして――というよりか、調査そのものの、何といいますか、内容のとり方ですね、意識のとり方というのは変えないと、「政治意識」というのは何だということですがね。たとえば十八歳では政治判断ができないと回答した三十歳の人に、「今の総理大臣はだれですか」と聞いたら、「さあ」と言って答えたという。言ってみれば、非常にちぐはぐな問題が調査の中に出てこないか。それから、たとえば通貨制度で、「管理通貨というのはどういうことをいうのですか」と聞かれた五十歳の人が、自分で一万円札をふところに入れておいて、そし……
○横川正市君 委員長。 「発想の転換」というこの意味ですね。意味のことをあまり追求しても、それに伴って具体的なものが出てきませんから、「発想の転換」とは何かと聞かれたときは、具体的なものがないと、答弁に非常にむずかしいいろいろな要素が出てくるだろうと思うんですが、私は端的に言って、こういうことをやってもらいたいということを幾つか野党側からは指摘していると思うんですよ。 それは、いままでは予算の総ワクの実施が経済を刺激し、刺激した経済が景気の立ち直り、あるいは個人所得の増強になり、消費を拡大するという、いわば既定の計画に基づいた金の使われ方をしておったけれども、いままでのやり方からすれば、予……
○横川正市君 この準備預金制度の拡充強化の法律案の提出に至るまでの期間、すでに法律が制定されて、事実上は今日の金融制度の一環としては法的な処置が講ぜられておったわけでありますけれども、この現行制度が、わが国の金融市場はむしろ過少流動性の状態にあったために、金融政策の手段としてその機能を十分に発揮することができないまま推移してきたと思うのですが、現状は、過少流動性ということで、準備預金制度の制定をされたわけではなしに、やはり有効なる適正処置の一環として準備預金制度が設けられておったわけですけれども、今回法律を改正したおもなるものとしてあげられるものは一体何か。ことに国際化に伴う金融面の諸問題が調……
○横川正市君 これは大臣に聞かなきゃいかぬと思うのですけれども、関税政策が機能しているかどうかという問題が、もちろんこれは行政当局の責任でもありますけれども、実際にはこの関税率の審議会の審議、それが具体的に当面の問題をとらえて、そうしてこれに機能しているかどうかということを率直に判断をすることが正しいことだと思うんです。ところが、その関税率審議会というのは、財政制度審議会とか、産業構造審議会とか、農政審議会あるいは物価安定政策会議等の関連の中で、どれだけ密接な論議がされているのか、そしてその関連性というものがどれだけはっきりしてきているのかという点で、どうしても私ども、やや危倶を持っておるわけ……
○横川正市君 昭和三十六年の関税改正が行なわれましてから、この関税改正の関税体系は、非常に基本的な考え方が改正の要点としてあがっておったわけですけれども、今日に至るまで関税体系の骨子として、わが国の貿易政策を方向づけてきたことと、それから今日のわが国を取り巻く内外の経済環境はさらに一段と変わりつつありますけれども、そういうような変わり方に対して一体体系としてはこのままでいいとお考えになっているかどうか、その点お聞きします。
【次の発言】 この体系の現状のとらえ方と、それから少なくともこれからの日本の産業の体質的な変化とあわせて、非常にいま、いわばポイントにきているように思うのですね。そのポイン……
○横川正市君 航空機燃料税法についての質問を少しいたしたいと思いますが、最初に、空港整備五カ年計画の案を事務当局からいただきました。 第一にお伺いいたしたいのは、最近の飛行機の安全度に対する一般の市民の受け取り方といいますか、その点から二、三お聞きをいたしたいと思うんですが、きのうも私のところへ係の方が来ましたから、あなた飛行機に乗るときに、全く何の不安もなしに乗りますかと質問いたしましたら、やっぱりこう、乗るときからおりるときまで何となく不安というか、やっぱり安心感というものはないという返事が返ってきて、私もちょっと意外に思いました。何ということなしにそういう不安が一般市民の中にあるという……
○横川正市君 税制調査会の持っております機能といいますか、あるいは調査会自体が行なってきた過去における実績といいますか、そういう点では、行政の面と非常に密接な関連性を持って運営されてきたということを私も承知いたしておるわけですが、四十七年度の税制改正に関する答申の一番最後、第四の「社会保険診療報酬課税の特例」のところでは、こういうふうにいっております。昭和三十一年以降、八回にわたってこれが是正について答申を提出してきたけれども、何にもその答申に基づいての措置が講ぜられていないじゃないか。そこで、来春早々にも特別の部会を設けて、検討作業を税制調査会独自で行なって、政府に対し改善のための現実的具体……
○横川正市君 最初に建設省の係の方にお尋ねをいたしますが、住宅建設の年次計画に基づいて、大体、この需要と供給の関係ですね、ことしの計画にはどの程度の充足率を見込んで住宅建設が行なわれますか。それは公営、民営と合わせて戸数と、それからそれを区別して……。
【次の発言】 これは需要に対してどの程度の供給率になっているんですか、大体見込みでです。
【次の発言】 それは都市の場合と、それから都市以外の場合とでの需要あるいは供給率というものには、どうですか、バランスがとれているわけですか。
【次の発言】 たとえば家賃の状態を見ますと、坪当たりで、あるいは一平方メートル当たりですか、それの単価は、たとえば……
○横川正市君 あらかじめ政府委員の皆さんに質問の内容をお知らせをいたしておりませんのは、意地悪でやったのじゃないのです。これは突然のそういう結果ですから、資料のない点その他はまあ概略説明していただきたいと思います。 まず最初には石炭なんですが、石炭をエネルギー源、いわゆる資源として見た場合に、石炭の需要と供給というのは本年度以降どういう推移をたどっていくだろうか、こういう問題についてまず一点お伺いいたしたいと思うのですが、いまの石炭に対するいままでの推移というのは、非常に依存度の高い時代から逐次重油その他への切りかえ、あるいは石油その他への切りかえによって、その資源としての価値が少なくなって……
○横川正市君 ちょっと関連して。 人が中心になって企業が動きますね。それが寡占、独占化していくわけですね。そういう企業が発展していく中での個人というものは、それは確かにりっぱですね。しかし、いま当面している日本の問題というのは、そういう企業の、言ってみればエゴイズムが非常に問題になって、それで今度名称を変えて、融資の対象を変革させてきたという、そういう経緯があるわけですよ。だから、いま戸田委員が言うように、なるほど人で運用されておるんですから、人は確かに大切で、その立場立場で用いることがいいと思うけれども、目的が変わってきたときに、それでいいかという問題があるのじゃないかと思うんですが、その……
○横川正市君 まず一つは、税負担の重さという問題と、公平という二つの点から、二、三質問をいたしたいと思います。 第一番先には、実は納税者の側が非常に税に対して不平とか不満とか、あるいは重税感とか、そういうようなものを持っている。これを世論調査の面で見ると、重税感という点では、非常に全体が相当パーセンテージが高い比重というのは持っているようです。たとえば、「あなたは税金は重いと思いますか、それともまあやむを得ない程度だと思いますか」というような問いが行なわれますと、それに対して、「税金は重い」が、五五%、「やむを得ない」というのが三四%というふうに、いわゆる税に対する重税感というのは一般的に非……
○委員長(横川正市君) ただいまから逓信委員会を開会いたします。
調査承認要求に関する件についておはかりいたします。
本委員会は、今期国会開会中、郵政事業及び電気通信事業の運営並びに電波に関する調査を行なうこととし、この旨の調査承認要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
なお、要求書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
本日はこれにて散会いたします。
午前十時十八分散会
○委員以外の議員(横川正市君) 去る一月の二十九日に、在任一年余日をもちまして新任の杉山善太郎さんに交代をいたしました。その間わずかな期間でありましたが、各派を代表される皆さんからたいへん御協力をいただき、さらには郵政省、電電公社、NHK、国際電電、その他関係機関の皆さんにたいへんな御協力をいただきまして大過なく過ごすことができまして感謝をいたしております。私的なことではありますけれども、自分の育ってまいりました畑にきて仕事ができるというとは、私にとってたいへんな感激でありましたし、その間、郵政省関係では郵便法の改正、簡易保険法の改正、電電公社では公社法の改正等々、この時期に画期的な法案を委員……
○横川正市君 まあこの逓信委員会でお互いが知り尽くしている問題をあらためて質問するというのはちょっと面はゆい思いがするのですが、事は重大でありますので、二、三大臣に所信をただしておきたいと思います。 最近私どもこの郵政事業の安定運営といいますが、あるいは経営といいますか、そういう業務についての問題を見ますときに、労使間の問題で、どうかすると阻害行為が、業務を阻害するような、そういう事態が発生しているのではないか。その根底というのをたぐっていきますと、やはり労使間における不信感が依然として除去されておらないという問題にたびたびぶつかるわけであります。このようなことは、さきに労使間で相当激烈な論……
○横川正市君 ちょっと。 質問に具体的に答えてくれないと、何か非常に抽象的な答弁なわけですよ。 まず大臣に文句をつけたいのは、具体的に補正予算を組む場合に、これは今年度の予算の帳じり、締めくくりとして必要経費について補正予算を組むわけでしょう。しかし、そのことは、これは予算を組むときに厳重に規定されているのは、景気の動向であるとか、円の対策であるとか、それから雇用関係であるとか、いろいろなことを検討されて予算が組まれ、しかも、その歯どめがあるから補正予算を組むと、こういうことになるわけでしょう。それなら次年度の予算はどうかと質問されたときに、自民党の意向を承ってまだやっておりませんとか、そ……
○横川正市君 ちょっと。
こういう行為が事実あるかないかということよりか、通常監査といいますか、通常監査を行なったということに藉口をしてそういう事実があるかどうかを探られた、こういうまあ記事ですね、そういうことが出るということも、デリケートな問題に関連するわけじゃないですか。デリケートな問題だというのはどういうことを言うわけですか。
【次の発言】 大臣のデリケートな問題というのは何ですか。
○横川正市君 私と総理との出会いというのは、すでに数十年、長い関係に立っておりますけれども、こういうかっこうで出会ったのは初めてではないかと思います。 私は、今度の予算委員会をずっと期間中聞いておりまして、非常に何か残念な印象を受けるんです。その印象というのは、答弁にだいぶふまじめさがあるんじゃないか。そのふまじめさというのを、これは官房長官は、四畳半的なかっこうで答弁されてもらっては困るというたしなめもされたようでありますけれども、このふまじめさというものは、これは前例がないような気がいたします。それから、この影響力というのは、もうすでにきょうは解散が日程に上がっておるわけですから、そのこ……
○横川正市君 郵務とそれから人事局長とのやりとりは、私はもう非常に引っ込みのつかないところへきて、引っ込んだら影響大なるものがあるという考え方が先行しておるのだと思うのですよ。だからこれを解決するのは、郵政大臣、あなたのいわゆるセンスで解決する必要があると思うのですね。 それはどこかといいますとね、組合をきびしく規制をしようという、そういう省側あるいは郵政局の方針というのが出まして、それでその方針に基づいて、今度は局長や課長や管理者と称せられる方がみずから姿勢を正さなければいけなくなったという時期があるのです。すなわち相手側を責めれば、みずからも責められないようにしようということで、シーソー……
○横川正市君 まず、簡易生命保険の創設から今日までの間に、一般市民階層に保険思想というものを普及させる、そういう役割りというのは非常に大きな役割りを果たしてきましたし、実効をあげてきたと思うのですが、しかし保険思想は、この社会情勢の変化に伴って、一貫性ではなしに、やはり変わるべくして変わる方策が伴って初めて実効があがるんだと思うのですが、現状ですね、私どもやはり保険に対して、たとえば第一線で働いております保険の募集の実務者が家庭訪問をいたしますと、相当保険思想が普及しているにもかかわらず、保険普及員の訪問をあまり歓迎しない、こういう傾向が非常に強く出てきているんではないかと思うのです。 それ……
○横川正市君 この郵便切手類売さばき所及び印紙売さばき所規則の第二条の二によりますと、大体地方郵政局長が定め、その地域の集配郵便局の長がさばき人に通知をし、それが他の基準に従って売りさばき所の設置が設けられ、売りさばき人の選任を受けるということになっておるわけですが、いわゆる官制上の機構からいきますと、売りさばき人の地位というのはどういうふうに理解すればいいわけですか。選任をされたその売りさばき所の地位といいますか、それはどういうふうに理解すればいいんでしょうか。
【次の発言】 その郵政省と売りさばき人との関係が生じたあと、組織的には、売りさばき人は郵政省の中のどういう地位を得ることになるわけ……
○横川正市君 関連。 いまの総理府総務長官の答弁に関連して一問お聞きをいたしたいのですが、たとえば郵政省と全逓という労働組合との紛争関係では、中郵事件というのがありまして、最高裁判所は、国民生活に著しい影響のない権利行使についてはこれは刑事罰を科さないという判断を下しております。 それから、最近の最高裁判所では、労働者が休暇を行使する場合、いままでは行政府あたりのあるいは管理とか指導とか監督とかというものが運用の中に入ってくることを認めておりましたが、これは認めないということで、個人の裁量でこれを行使することになっておるわけです。 私は、公務員制度審議会の非常にだらだら審議をしている最高……
○横川正市君 まず最初に、今度の会合までの間に、実は私どもの判断としては、さきの日銀総裁あるいは細見顧問が出席をする時期に大蔵大臣は出席すべきではなかったか、十六日の会議に出席するときに、大体今月末の会議がきわめて重要であって、十六日の会議はいわばそれほど大きな意味はないんではないか、こういう判断をいたしておりました。その根本的な理由というのは、今回まあ取りきめをされました中での一つの重要項目とされております買いささえ、こういう買いささえそのものがどういう意味合いをなすものかについて、いまもって実はあまりそれほど大きな効果を期待することはできないんではないかというふうに思っておるわけなんです。……
○横川正市君 関連で、ちょっと明確にしておきたい。
死刑を執行する場合には、法務大臣の机の中にきちっとあるわけですよ。それから、核の実行行為に入る場合には、アメリカの場合には大統領がこれはみずから自分で押すという、そういう専決手段を持っているわけなんです。いまのようにシビリアンコントロールのコントロールそのものが、そういうような即効的な具体的なものがないというところに――持たせることに危惧を感ずるわけですが、それを防衛庁長官としてはどう考えるかというのを、上田さんの質問と同時に、あわせて答えていただきたい。
【次の発言】 時間がありませんので、個条的にずっと聞いておきますから、おもに総理大臣……
○横川正市君 いまの質問と関連して、何といいますか、事故現場の確認が、時間の経過的に見ますと、ほとんど確認することのできないような状態になってから関係者が現場確認に入る。そこで、事件が起こったときに通知をもらえば、その通知に従って現場を直ちに確認できるような事前の取りきめといいますか、そういういわばスムーズな事の処理の運び方といいますか、これができていないということは、結果的には正しい判断をすることができなくなるのじゃないか、ただ事務的に処理をいたしましたという結果にならないか、こういうように思いますけれども、前例もあることですし、今度の場合だけではありませんから、前回行なわれた事件、それから……
○横川正市君 大蔵大臣に通告をしておりませんでしたが、きょうの報道を見ますと、今夜アメリカの議会へ新通商法案が提出をされるという報道があるわけです。この中身は、いろいろ項目は盛られておりますけれども、「不当な輸入制限を実施している国に対抗するための輸入制限手段」とか、あるいは「国際収支対策としての輸入課徴企や輸入数量制限の権限などが盛り込まれる見通し」と、こういうふうになっておるわけです。さきのパリ会議、二十ヵ国蔵相会議等に出向かれたときに、大蔵大臣はアメリカの関係者との間にそれぞれ通貨問題でお話をされたと思うんでありますけれども、もちろんこのインフレ問題とか多国籍問題とか、アメリカ自体が処理……
○横川正市君 御報告を申し上げます。 私は、茜ケ久保前委員長、古池理事及び青島委員とともに、去る一月十六日から五日間、九州地方における逓信関係業務の運営状況を視察してまいりましたが、その詳細につきましては、委員長のお許しを得まして、会議録にとどめたいと存じますので、御了承をお願いいたします。 以上、簡単でありますが、御報告申し上げます。
○横川正市君 実は、毎回の国会で同僚議員からいろいろ質問のあった事項ですけれども、その第一は、一体、電波法と放送法の改正問題で郵政省はどういう取り組み方をしてきたのか、現状どうなっているのか、これからどうなるのか、この点についてまずひとつお伺いいたしたいと思うのです。 これは前国会の鈴木委員の速記録を蒸し返すことはやめたいと思うのです。問題点をひとつ浮き彫りにしていただいて、その問題について質疑をいたしたいと私は思うものですから、前回までの蒸し返しはいたさないことで時間の節約をまずはかっていきたい。 それから第二の問題は、いまの電波、放送関係の状況は法律改正を必要としないで十分まかなってい……
○横川正市君 昭和四十八年の六月の七日、郵政省から出されております「テレビジョン放送難視聴対策調査会の設置」というのがあるわけですが、この設置をされた趣旨は大体私どもこのとおりだと思いますけれども、それから相当年月を経ておりますが、この難視という問題についての具体的な実施方法とかあるいは法定化というのが出ておらないわけですね。これはいつごろ結論をつけるつもりでこの調査会の運営をされているのか、まず、その点をお聞きいたしたいと思います。
【次の発言】 調査資料の一部をいただきまして、その一部を見ますと、大体、難視といわれる種類はほぼ明らかになってきたと思います。その難視に対する対策は、たとえばN……
○横川正市君 私は、この際、放送法第三十七条第二項の規定に基づき、承認を求めるの件に関し、自由民主党、日本社会党、公明党、民社党、第二院クラブの共同提案にかかる次の附帯決議を提出いたします。 まず、案文を朗読いたします。 放送法第三十七条第二項の規定に基づき、承認を求めるの件に対する附帯決議(案) 政府および日本放送協会は、次の各項の実施に努めるべきである。 一、放送法の精神にのつとり、放送による表現の自由を確保し、放送の不偏不党を堅持すること。 一、辺地における難視聴解消にさらに格段の努力を払うとともに、とくに今後ますます増加する都市における高層建築物等による受信障害の解消に……
○横川正市君 中央銀行、責任官庁が通貨を発行する場合に、通貨発行に二通りあるうち、大体日本の場合には銀行主義をとって通貨を発行いたしておることは、これは一つの日本の戦後の特徴だと思うんです。その銀行主義をとって管理通貨を発行しているということは、実は、必ずしもいい面ばかりではなくて、相当注意をしなけりゃならない大切な問題があると私どもは思うんです。ことに銀行主義で通貨を発行するいわゆる管理通貨の場合には、そこの国の物価の上昇度というのが少なくとも二%ないし三%程度にとどめられるということが通貨発行の場合のいわば原則だと私どもは思うわけなんです。 そこで、最近の物価の上昇率というのを見ておりま……
○横川正市君 郵政大臣にちょっとお伺いしますが、ことしの経済見通しで一般的には物価抑制策は政府の見通しとしては効果をあげるだろうと、私はそれを期待するわけですが、そういう物価の抑制策が効果をあげた段階で、なおかつ一体物価の動向というのはどういうふうに推移するとお考えになっているのか、この点まずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 ものを皮相に見て私どもは考えるわけじゃないんですけれども、物価が安定することによって私は非常に大きな利益をこうむるのは、為政者のいわゆる施策の効果があらわれるという点で政治が信用を増すことだと思います。だから物価の動向に緩慢であり物価の動向に非常に消極的である場合に……
○横川正市君 あんまり締めくくりのいい質問なので、次の質問がどうも続かないんですが、私、一、二点、いまの森委員の質問と関連して、一つの努力の方向を、これはやっておられると思うのですけれども、一つの課題として取り上げてくれるかどうか申し上げてみたいと思うんです。 私は、保険に入ることも入らないことも個人の自由ですから、その自由を持っている人に保険に入ってくれといって慫慂に歩く人の苦労というのはたいへんだと思うのです。しかし保険に入る人が選択として民保を選ぶか簡保を選ぶかという場合に、実は個人の利益だけを考えて、利回りがいいとかあるいは制度的にこれが得だとかということで選ばれるとすれば、先ほど大……
○横川正市君 関連。 日銀の総裁に、もうお帰りいただかなきゃいかぬのですが、一言だけ質問しておきたいのですが、実は、昨年の予算の審議のあとで、景気刺激策をやりました。それで、具体的には、予算の使用の公共投資の繰り上げをやり、それからそのあとに、結局景気調整のために補正予算を組み、公共投資をいたしました。そのときの私どもの質問に対して、政府の答弁は、たとえば技術者不足、労働者不足、そういった不足でこの金の使用ができるかということを私どもは質問いたしましたが、政府は、それを消化するということで景気の刺激策をやったわけであります。そのあと、私どもはやはり、たとえば輸出の一つの安定的な状態、それから……
○横川正市君 ちょっといまの関連して。 私は、いまの逓信委員会にかかっております短期金利の引き上げの問題と関連して、総理と郵政大臣に意見を聞きたいのでありますけれども、蓄積をするということは、いまの物価その他から考えてみて、やはり貯蓄をしたほうが得だという、そういう民心を呼び起こすいわば潤滑油みたいなものだと思うんですよ。そういうものがなくして実際上貯蓄心を高めることはできない。いまの貯蓄心というのは、将来について非常に不安定だから貯蓄をしようというので、これはもう貯蓄をする本末が転倒しておると私は思うんで、その貯蓄する目的は、たとえば土地とか家とかというものが確保できるという、そういう将来……
○横川正市君 私は、日本社会党を代表いたしまして、昭和四十八年度補正予算三案に対し、反対の討論を行なうものであります。 まず、反対の第一点は、田中内閣の内政、特に経済政策についてであります。本年の予算当初の政治目標は、福祉社会の建設を目ざすことにありました。しかし、今日の物価高を抑制することができない、こういう結果を、この補正予算の段階で論ずることになりましたことは、私どもとして、きわめて遺憾とするところであります。しかも、田中内閣発足以来、一年半、物価の安定を口にするものの、実際の経済運営は、国内需要を必要以上に喚起するなど、その失政の責任は、まことに大きなものがあります。 反対の第二点……
○横川正市君 いまの島野先生にお伺いいたしますが、一つは、私は今度の会議の中でも、低開発地域の各国がこの通貨体制にある意味では相当関心を持っておったと思います。そのことは、通貨それ自体の持っております価値観というものが自国の生産力あるいはそれに付随するものに左右されるということで、いわば先進国間の話し合いというものはいま言ったような状態に置かれたと思うのですけれども、低開発地域との関係というものにはおそらく触れることなしに終わっていると思うのです。アメリカとカナダの関係あるいはECのヨーロッパ共同体の関係は、イタリアやイギリスを加えられるような条件が整っていると思いますけれども、日本の場合の周……
○横川正市君 まず大臣に、この分科会へ提示をされた説明資料から離れて、ひとつ率直に郵政大臣に就任されての所見を簡単にお聞きをいたしたいと思います。ことに郵政の中の主管企業、電電公社その他の監督官庁としての立場はありますけれども、郵政に限定して簡単にひとつ所見をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 私はいろいろな問題は行政的に政策を先取りして解決をしていく、そういう面で私の意見を申し上げながら、ひとつ大臣の所見を聞きたいと思うんですが、一つは、これは事務当局からお聞かせいただきたいのは、サービスの一番先端である特定局の窓口は現在までどうなっておってこれからどういうふうに窓口をふやすなりあるいは……
○横川正市君 予算の分科会になりますと、大体その年の予算の最終段階を迎えたということになるわけですが、私どもも何回かこの予算の審議を担当いたしてまいりまして、そして、そのときは非常に予算の審議の内容には意を尽くさない点は残しましても、一応、その一年間の予算の編成をされた、そのことに対しての一つの論議のやりとりが終わったということで、ひとつ肩の荷のおりた思いをしてまいりました。しかし、その肩の荷のおりたということとは別に、今度はその執行される予算の一年間の実績をずっと見ておりまして非常に感ずることは、ひるがえって先をずっと考えてみますと、あるときには非常に景気が上昇をし、その上昇した景気にセーブ……
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。