このページでは村田秀三参議院議員の9期(1971/06/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は9期国会活動統計で確認できます。
○村田秀三君 私は、日本社会党を代表して、ただいま報告されました林業白書について、総理及び関係大臣に質問いたします。 わが国の林業は、林業基本法の目的と大きく乖離し、いまや崩壊の危機にあると言って過言ではありません。すなわち、外材の輸入量は総供給量の五四%を占めるに至り、国内林業を圧迫し、林家の生産意欲を減退させ、林業労働力の減少と老齢化をもたらし、それがために木材の正常な流通は阻害され、価格の不安定、なかんずく昨年秋以降の用材の常軌を越える暴騰は、国民に多大な損害を与えました。加うるに、林地の乱開発は森林の公益機能をもそこなうこととなり、各般にわたってまさに重大な局面に逢着していると言わざ……
○村田秀三君 ただいま委員会の意思をもちまして、農畜産物自由化緊急対策に関する決議を行なったわけでありまするが、この決議に対して、大臣からこの決議執行の態度ともいうべき発言がいまあったわけであります。しかし、内容的に見ますると、きわめて抽象的でありますから、具体的にやるかやらぬかというような、そういう答えは実は出ておらないように思うわけであります。しかしこの委員会における単独決議あるいは法律等に対する附帯決議等たくさん、実は私どもは苦労しながら国民のために行政府が行動し得るように、そういう意味でたくさんの決議をしてまいったわけでありますが、この決議が行政府として必ずしもスムーズに実行されている……
○村田秀三君 総理に初めにお伺いをいたしたいと思うのでありますが、実は私は、主としては農業問題、そしてまた漁業補償の問題についてお伺いいたしたいと思っております。 それらの本論に入る前に、ここ二、三日の経過の中から私が感じましたことを素朴に――まあ私は東北でありますから、まことに朴訥であります――沖繩の人の気持ちになって素朴に総理に話しかけて、そうして、まわりに多く人がいるなどということを気にしないで、ほんとうのとこうどうなんだろうという、そういうことをちょっと聞いてみたいと思ったわけであります。そのことは、別に前もって質疑の通告をしておいたわけじゃございません。ただ、総理個人の問題でありま……
○村田秀三君 小田公述人にお伺いいたします。ただいま沖繩県民の心を安江公述人が切々と訴えられたのでありますが、私もやはりそこがつぼだと思います。 ところで、小田公述人の趣旨の中で、沖繩という特殊地域、その地域を生かしたところの役割を果たしてもらいたい、それは何かというと、二つに分かれておったようであります。 第一に言われたのは、いかなる理由をつくられようとも、正義の戦争というものはない。戦争の悲惨さもわかる。そして、今日まで戦争の悲惨さを味わったところの沖繩の方々には、まことに申しわけないけれども、日本の平和、その日本の平和は極東の平和が必要である。極東の平和を維持するためには、沖繩の特殊……
○村田秀三君 私は、地方自治法第百五十六条第六項の規定に基づき、食糧事務所の設置に関し承認を求めるの件についてのみ質問をいたしたいと思います。 初めにお伺いするわけでありますが、食糧事務所を設置することについてもちろん異議があるわけでもないし、当然のことだと思うわけでありますが、ただ、今回の食糧事務所の設置については、過般の沖繩復帰に伴う特別措置法等によって、従来の事務所の設置とその態様を異にしておるわけであります。でありますから、農林省設置法に基づく食糧事務所としての所掌事務の内容等についても一部の変更があるような感じもいたします。同時にまた、食管法が求めておりますところの需給の調整、価格……
○村田秀三君 私は沖縄の物価の問題について質問をいたしたいと思います。少しおくれて参りまして、前の田委員の質問とあるいは重複をする部分があろうかと思うのですが、その点はひとつ御了承いただきたいと思います。 そこで、まず初めにお伺いをするわけでありますが、田委員とのやりとりの中で、沖縄の経済の混乱は政府の責任である、こういうことも述べられておったようでありますが、まず初めに、きょう沖縄の物価対策の要綱を拝見をいたしましたが、私も真剣にこの問題、昨年以降の経過があるわけでございますので、責任を感じておる者のひとりでありますが、物価が上がって生活が苦しい、経済が混乱をしておる、こういうことでありま……
○村田秀三君 私はいま提案されております水産関係三法、これに直接的には関係をしないのでありますけれども、しかし、大局的に見た場合、関係なしとしない問題だろうとも思うわけであります。それはどういう意味かといいますると、中小漁業の振興法とも関連をするのではないかと思うんでありますが、ずっと法案の内容であるとか、あるいはその施策を見てまいりましても、これは沖合いであるとか、遠洋であるとか、中小といっても、われわれの認識からするならば、相当これは大型漁業に属する問題ではないか、こう実は思うわけです。しかし、ことし出されました漁業白書等を見てまいりましても、沿岸あるいは内湾も当然含んでおると思うんであり……
○村田秀三君 関連。 私は資料持っているわけじゃありません。いま、中村委員と長官のやりとりを聞きまして、いろいろ考えてみるのでありますが、聞いておりまして、そのつど、そのつど腹立たしくて、これはがまんできなくて、関連をやるつもりで求めたわけでありますが、いま、中村委員がまとめようとしております。しかし、それはきょうのところをまとめるということでありまして、問題は継続されるわけでありますから、いずれかの機会にまた、そちらの調査を待って追及する、こういうことであろうかと思います。しかし、ここのところだけは明確にしておいてもらいたいと思います。 つまり、第一点は、工藤委員も先回主体的に触れた問題……
○村田秀三君 私は飲用牛乳の問題、特に最近厚生省において乳等省令の改正問題が検討されておる、こういうことでございますので、これに中心を置いて質問をいたします。 そこで、時間もございませんので、端的に質問いたしますので端的にお答えをいただきたいと思いますが、大臣には局長等との論議をお聞きいただきまして、その中で判断を求める程度にいたしたいと思いますので、ひとつ御了承いただきたいと思います。 そこで、まず最初にお伺いをいたしますが、資料を見てみますると、最近の酪農、消費の伸び悩み、そしてまた生産の伸び悩みも見受けられるわけでありますが、その原因というのは一体何であるかということであります。
○村田秀三君 私は、来たる九月十八、九日福島県の福島市におきまして原子力委員会が主催をいたします最初の公聴会が開催される、それにつきましてさきに「開催要領」そしてまたその「細則」等が出されたわけでありますが、実は私は地元福島県の人間であります、そういう意味におきまして、重大な関心を持つと同時に、相当疑義を感ぜざるを得ないと、こういう立場に立ちまして質問を行ないたいと思います。 なお、時間が一時間という限定されたものでございますので、十分に意を尽くすことができるかどうか存じませんが、いずれまた機会をあらためてやらねばならないものもあるだろうと思いますので、きょうは、多くの疑点の中心的な問題につ……
○村田秀三君 私は、四十六年に開始をされました米の生産調整、当初計画によりますると、休耕奨励金は四十八年度まで、その他転作奨励金等は五年間、こういう計画でございまして、この休耕奨励金はことしで打ち切られる。こういうことでありますが、この四十六年度の農林省関係の決算を見まして、あらためてこの生産調整――このことばどおりの生産調整であれば問題ありませんけれども、特にこの休耕問題について、大金を投入をいたしましたその政策がはたして妥当であったかどうか、こういう観点に立って若干の質問をいたしてみたいと思うわけであります。 そこで、農林省の農蚕園芸局長ですか、それから構造改善局長、きのう付で交代になっ……
○村田秀三君 最近、新聞によりますると、建設汚職といいますか、ただ単にそれは建設省というばかりではございませんで、住宅公団であるとか、あるいは首都高速道路公団であるとか、つまり建築土木、そういう建設工事にかかわるところの汚職というのが非常に多い。そして、これはまあずっと前からもそうでありますけれども、この建築汚職というのはあとを断たないというのが実情でございまして、まことに遺憾にたえないと私は思っております。 そこで、この種の事犯というのがなぜあとを断たないのかという点について考えてみるわけでありますが、これを根絶するのには非常にむずかしかろうとは思います。思いますけれども、しかし、その努力……
○村田秀三君 私は主として会計検査院の四十五年度決算検査報告書に基づいて質問をいたします。 私が申し上げたいと思いますことは、まず政策とその財政効果、こういう点についてこの報告書を見たのでありますけれども、ただ単に農林省ばかりじゃなくて幾多の問題もございますけれども、まあ農林省の問題といたしまして特に目につきました点、きょうは麦の生産対策について御質問を申し上げたいと思います。 その前に大臣にお伺いをいたしたいと思うのでありますが、昨日、米価審議会において四十八年産麦価の答申がなされたようであります。その答申の内容に多く触れるつもりはございませんけれども、まあ一四%の引き上げ、これはここ数……
○村田秀三君 私は、現在、職業病の問題といたしまして、キーパンチャー等手指作業による疾病について、主として電電公社の問題、つまりは後ほど公社側から御報告をいただきたいと思いますが、頸肩腕症候群、これが非常に多発をいたしております。そういう問題について質問をいたしたいと思うのであります。 大臣には、最初から最後まで終始まことに恐縮には存じますが、監督官庁としての立場、それからまた郵政内部の事情を見ましても、この種疾病というものは顕在化しつつあるわけでありまして、その量等についても相当数にのぼっておる、こういうことも聞いております。いずれは郵政事業の問題としても考えてみなければならない時期であろ……
○村田秀三君 それでは質問を申し上げますが、まず法案の内容に入る前に、農林省として提出をされましたこの法案関係資料。この部分について若干質問を申し上げたいと思います。 まず、この法案が成立をいたしますると、開拓関係の諸制度というものが――これは、いままでも一般農政への移行についての諸施策がとられてまいりましたけれども、まずは、この法律が廃止されますると、全く開拓行政というものは、これは一般農政に組み込まれてしまうというふうに私は考えるわけです。そこで、その理由を、いまとりわけお伺いするまでもなかろうと思いますけれども、開拓行政を終了してもよろしいとする判断、こういう前提に立って、現状を見てみ……
○村田秀三君 私は水産業協同組合法の一部改正について、主としてこの問題について、また、それに関連をする諸問題について質問をいたしたいと思います。 まず、今回の改正部分で重要な点は、信用事業を営むところの漁協組に対して手形の割引、為替取り扱いを許可する、こういうことであります。そこでその基準についてお伺いいたしたいところでありますが、これは、先般本委員会におきまして、他の委員よりの御質問の中で基準は明らかになりました。その中で、私が一番関心を持たざを得ないと思いますことは、外国為替の取り扱いについては貯金高が五億円、手形割引は十億円というその限界であります。で、この場合、長官の説明によりまする……
○村田秀三君 どうも、初め相当時間をとって、ひとっこまかい点にまでいろいろと触れてみたいと思ったんでありますが、どうも時間がないようであります。要点をかいつまんで――いままで足鹿委員あるいは塩出委員か質問いたしておりますから、できるだけ重複を避けて質問いたしますので、簡略に要領よくひとつ御答弁いただきたいと思います。 そこで、どうしてもやはり果樹共済を試験実施をいたしまして、その実態なりあるいは評価なりこういうものが参考にならねばなるまい、こういう実は私自身は考えておるわけでございまして、そういう意味から実は実績等についても詳細に御報告をいただきたいと思いました。しかし部分的には資料出てます……
○村田秀三君 私は、国有林野の売り払い問題、主として青森営林局、青森営林署管内の戸門山の国有林百十八林班のヒバ、杉ほか立木、この売り払いにかかわる経過、結果に相当重大な疑義があるわけでありまして、今後の審議の経過、また調査の結果によりましては、大盗伐事件、こう言ってもふしぎではない、こういうほどの問題だろう。こう私は思うわけでございまして、それらの点について林野庁長官に質問をいたしたいと思います。 大臣、せっかくのおいでをいただきましたが、大臣にはまことに恐縮ではございますが、その質疑応答の経過をよくお聞き取りをいただきましていまこの国有林売り払い問題についてどのような状態にあるのか、これを……
○村田秀三君 私も物価問題で質問をいたしますが、私の時間は三十五分であります。ところが、何から申し上げていいかわからないほど多くの問題があるわけなんです。私の友だちの母親でありますが、もう七十過ぎたおばあちゃんですが、トイレットペーパー一包みきり売らないというので、一日ひまをかけて数軒の店屋を歩いて買い集めてきたという話もあります。そうかと思うと、きのうの新聞を見ますと、灯油をドラムかんで十数本買いだめて軒下に並べて置いたら、消防署から撤去命令を受けた、これは当然でありますけれども、そういうような状態です。それだけでなくて、バターやチーズも、その辺の店に行きますると、むしろ品物がないというよう……
○村田秀三君 私は、実は福島県の出身でございまして、御存じのごとく、わが福島県は、これは水力も含めて電発県であるというふうにいわれております。水力については、猪苗代あるいは只見川水系、これはまあ御存じのとおりであります。同時に近時、浜通り、双葉郡、相馬郡、これにかけまして火力発電所、そうしてまた原子力発電所、稼働しているものも含めて将来の計画を見ますると、日本有数のこれは電発地帯に指名をされたといいますか、そういう状態であります。 この水力の問題もそうでございますが、その過程には、地域住民の賛否両論にまたがるところの葛藤があり、そうして地域住民の親子、親戚分かれて葛藤をした、地域住民のきわめ……
○村田秀三君 私は、商工委員会には所属いたしておりませんでした。したがいまして、石炭等の問題についてはあまりよく存じません。しかしながら、同じ福島県であるということで、常磐炭礦のことについてはほぼ承知をいたしております。地元の空気はほぼ承知をしておる。そしてまた、現場を調査に行ってまいりました者といたしまして、今回の二回の炭鉱火災、これに関連をいたしまして、昨年十二月七日に発生をいたしました旧鹿島坑の爆発事故に中心を置いて、その企業責任、それと同時に、また行政責任、その所在について御質問を申し上げたいと思っています。 全くこの二つの事故、それからまた廃坑爆発の事故などというのは、まさに想定も……
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