このページでは初村滝一郎参議院議員の11期(1977/07/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は11期国会活動統計で確認できます。
○初村滝一郎君 私は、先般本委員会の実情調査の第二班の一員として西日本関係、山口、佐賀、福岡、長崎、各県の漁連代表及び日本底びき網漁業、並びに日本遠洋まき網漁業関係者からその実情を聴取して、特に長崎県の対馬の漁業者等の強い要望に基づいて政府関係者に質問をいたしますから、率直な誠意ある答弁を簡明にお願いしたいと思います。 まず、先ほど第二班の口頭報告にもありましたように、現在西日本の漁業者が一番困っている問題は、ソ連の罰金狩りと称しておりますが、罰金の攻勢であります。私たちが現地で聞いた中に、対馬の若宮丸という例があります。これはイカ釣り船でございますが、その若宮丸のビルジポンプからの排水は当……
○初村滝一郎君 私は、二つの問題について大臣並びに関係者に質問をいたしたいと思います。 まず第一は、二百海里時代におけるわが国の漁業の対応策であります。 さきの国会で、領海法あるいはまた漁業水域法を制定して、わが国も二百海里時代に処する国内漁業の対応を一応講じたと言ってもいいと思います。ところが、国際的にはアメリカあるいは韓国、中国、この東西関係は、私はまあまあというふうに楽観し過ぎてはいけないけれども、対応策はあると思うんです。ところが、ソ連あるいはオーストラリア、ニュージーランド等の南北関係が非常に問題が残っておる。それでまた、私ども漁民といたしましても、非常に不安定な状態が続いておる……
○初村滝一郎君 私に与えられた時間が三十分でございますから、答弁は簡単にお願いをいたします。 私は、水産加工金融の整備、それから原料魚の確保対策、それから輸入対策、この三点についてお尋ねをいたしたいと思います。 まず、この法律が水産加工業界待望のものであったことは、大臣もすでに御承知のとおりであります。ところが、農林漁業金融公庫から融資をさせるということについて、今回通産省の反対を押し切って、適当な借り主の選択によって農林漁業金融公庫が選ばれたということは、私は本当にうれしく思うわけであります。したがって、通産省が農林漁業金融公庫で融資することに反対した理由そのものが私はわからない。二百海……
○政府委員(初村滝一郎君) 私が今回農林政務次官に就任いたしました初村滝一郎でございます。 御承知のように、農政全般にわたっても、また林業問題にいたしましても、特に二百海里の水産問題の環境にいたしましても、厳しいものがございます。大臣を補佐して、先生方の協力を得て、りっぱな農政その他をやりたいと思いますので、皆様方の格段の御支援を心から御期待申し上げまして、簡単でございますがごあいさつにかえます。ありがとうございました。(拍手)
○政府委員(初村滝一郎君) 漁港審議会委員上杉武雄、及川孝平、佐藤肇、瀬尾五一、瀬戸尚、高木淳、林原嘉武、松田惣之助、森勝の九君は七月一日任期満了となりますが、及川孝平、佐藤肇及び瀬尾五一の主君を再任し、また、上杉武雄、瀬戸尚、高木淳、林原嘉武、松田惣之助及び森勝の大君の後任として、佐々木延男、高橋武雄、竹鼻三雄、西村武典、早川涌吉及び村山隆彦の大君を任命したいので、漁港法第九条第一項の規定により、両議院の同意を求めるため本件を提出いたしました。 以上九君の経歴につきましては、お手元の履歴書で御承知願いたいと存じますが、佐藤肇、瀬尾五一の両君は漁港の整備及び漁港の修築に関する技術について、及……
○政府委員(初村滝一郎君) 農林省関係の昭和五十三年度防災関係予算について、その概要を御説明申し上げます。 昭和五十三年度の農林省防災関係予算は、総額四千六百二十一億円で、その内訳は、科学技術の研究六億円、災害予防十一億円、国土保全二千一百十二億円、災害復旧等二千四百九十二億円となっております。 このほか、農林漁業金融公庫の災害関係資金として、百九十六億円の貸付計画額を計上いたしております。 以下、その概要について御説明申し上げます。 まず、科学技術の研究といたしまして、国及び都道府県の試験研究機関において農作物の冷害、干害等の災害防止、漁船の事故防止、治山技術の確立等各種災害の防止に……
○説明員(初村滝一郎君) きのう政府から諮問をして、そしてゆうべ遅く私は答申の内容を自宅に届けていただいて、その内容をつぶさに見てみたわけですけれども、各委員の中には賛成もあれば、もう少し上げるべきではないかというような議論もあったというふうに記されているようであります。したがって、委員会としては、諮問の算定方式によって決定することはやむを得ないであろうというような答申になっておるようであります。 なお、本年度の麦作の拡大傾向が今後定着をするように麦作生産奨励とか、あるいは生産性向上とか、技術改善対策等を一層充実するように努力してもらいたいというようなことが付されております。 したがって、……
○政府委員(初村滝一郎君) 昭和五十三年度農林水産関係予算について、その概要を御説明申し上げます。 昭和五十三年度一般会計における農林水産関係予算の総額は、総理府など他省庁所管の関係予算を含めて三兆五百六十七億円であり、前年度の当初予算額と比較して一五・八%、四千百六十六億円の増加となっております。 以下、予算の重点事項について御説明いたします。 第一に、食糧需要動向の変化に対応した農業生産の再編成に関する予算について申し上げます。 最近、稲作志向がきわめて根強い一方、米に対する需要が引き続き停滞しているため、米過剰の基調は一層強まっており、他方麦、大豆、飼料作物等今後増産の必要な農産……
○説明員(初村滝一郎君) いま村沢委員がおっしゃるように、私どもが前もってPRをした事実はないわけでありまして、大体ことしの生産者米価については、先ほど長官が申し上げたとおりに、現在最終的な算定作業に入っておるわけでありますから、それで、いまこの結論づけつつあるのであって、まだ決まっておりませんわけでございますから、それを言う必要もなし、また言うはずもないわけですが、決して私どもはそういうことをやったということじゃありません。けさ何か新聞に一・八云々というような新聞の情報があったようでありますが、これもまた私どもが関知したいことでありまして、決してそういうことをやったことはありません。 その……
○政府委員(初村滝一郎君) 森林組合法、案につきまして、その提案の理由及び主な内容を御説明申し上げます。 わが国の森林・林業は、木材等の林産物の供給と国土の保全、水資源の涵養等を通じて、国民生活の向上に大きく貢献してきたところであります。 このような森林・林業の果たす役割りに対する国民的要請は、今後とも一層増大するものと思われるのでありますが、同時に、これまで林業の中核的担い手としての役割りを果たしてきた森林組合に対する期待も大きいと考えられるのであります。 現行の森林組合制度は、昭和二十六年に森林法中に規定され今日に至っているのでありますが、最近における森林・林業をめぐる厳しい諸情勢を……
○政府委員(初村滝一郎君) 国の予算の伸び率からして林業に対する予算が小さいじゃないか、この反面、林業というものは国民に公的にいろいろと寄与しておる、将来こういうことでいいのかというような意味の質問でありますが、私どもはやはり林業の将来の国民に与える影響、そういうものを考えまして、公的機能の維持とか増進を図るように努め、さらに予算増額に努めていかなければならない、こういうふうな考え方をいたしております。
【次の発言】 林業というのは、非常に年数がかかると思います。したがって、わが国の気候とか風土、そういうものによって左右される点が非常にあると思いますけれども、何はさておいても山村の人口が定着す……
○政府委員(初村滝一郎君) ただいま非常にごもっともな林業に対するお考えのお示しがあり、また林業の部落に対する考え方と、特に子供が学校を余儀なく転校すれば当然家族も引っ越していかなければならないという実情を切々と訴えられたわけであります。 そういうことを考えますときに、最近においてわが国の林業というものは非常に厳しい情勢下にあるということは無論わかっておるわけであります。したがって、林業生活の活発化を通じて、森林の持つ多面的機能の高度発揮に対する国民的要請にこたえる必要がありはしないか。そしてまた、林業者の生活の安定と、社会的、経済的地位の向上を図る必要があるというような考え方を持っておりま……
○政府委員(初村滝一郎君) 去る二十一日に、北海道沖における韓国漁船の、いわゆるいま川村先生が申されました十二海里の外、いわゆるオッターラインの平均して約十八海里あるわけですが、この中で韓国漁船が操業して非常に北海道漁民とのトラブルがある、あるいはまた漁具、漁船等の被害等もあるというふうな陳情をかねがね聞いておったわけであります。そこで、一応日本の側の公的見解を聞きましたところ、韓国に対して二百海里を適用しないのだから非常にむずかしいのだというような話があるわけです。それで私は、これを、今回行ったのをきっかけに、特に農林大臣から、北海道におけるトラブル問題を余り刺激しないように自主的に解決をす……
○政府委員(初村滝一郎君) 果樹共済のてん補方式の単位というのは、試験実施の場合に農家単位方式によって実行してきたわけなんです。これをまあ今回本格実施にする場合に、果樹は永年作物というような特性から、被害が相当に著しい場合であっても一筆全損になるというような事例がほとんど見られなかったというのが実情のようであります。しかしながら、いま先生おっしゃるとおりに、そうであってでもまあ考えるべきではないかというようなことでありますので、最近の被害状況から見ると、相当な年数の間にひょう害等によって一筆全損の被害を受けている事例も見られないわけでもないわけなんで、このような実態を十分に調査いたしまして、一……
○政府委員(初村滝一郎君) 御指摘のとおりに、この共済制度その他が、従来よりも皆さん方に喜ばれるような制度につくりかえたわけでありますが、これを敏速に農業者にすぐ保険金等が行くようにするには、どうしてもやはり職員の機能訓練とか、そういうものを大いにやる必要がありはしないかというふうに考えておるわけであります。したがいまして、この農業共済団体等の職員につきましては試験実施をやったり、あるいはまた専門的知識とか技術の習得などをして万全を期して敏速にお金が行くように努力したい。そうすることがこの法律の趣旨ではなかろうかと、かように考えますので、省を挙げて取り組んでいきたい、かように考える次第でありま……
○政府委員(初村滝一郎君) 水域問題は、御承知のとおり、大臣から答弁がありましたとおり、公海ということを韓国は原則に立てるわけなんです。わが方はオッターラインという規制区域をやっておるわけです。その中に向こうさんは、韓国の漁船が入ってくる。それをいま民間関係でもやらせるのだけれども、なかなか民間で片がつかない。そこで、私は韓国に行って、実はオッターラインの操業の禁止の問題については外交ルートを通じてやるかもわからないと、やる用意もありますからそのときはひとつ協力を願いたいという申し入れをしたわけなんです。ところが向こうの大臣は、日本が外交ルートでやるならば仕方がないが、できるだけいま民間団体と……
○政府委員(初村滝一郎君) 先生おっしゃるとおりに、この農林年金制度は厚生年金に当初加入しておったのだけれども、ここに厚生年金よりも歩率が悪い、そういうような関係から、農林漁業団体の職員が加入しておった厚生年金から、昭和三十四年ですか分離したわけなんです。その目的は、大体いま先生がおっしゃるとおりに、農林漁業団体に優秀な人材が得られる必要がありはしないかと、あるいはまた有利な給付内容をもらいたいというような考え方、さらにはまた、積立金の自主運用を図ることなどをねらって分離したことは間違いありません。そこで、こういうような農林年金制度の創設の趣旨に沿って制度、内容面では現在他の共済制度と同一レベ……
○政府委員(初村滝一郎君) 先生のおっしゃることはよく私も理解するわけでありますが、年金制度としての仕組みが果たして妥当かどうかという並びもあるようでありますので、制度研究会等とか、これがあるようでありますから、そういうものによく研究さした上で、できるだけ期待に沿うように努力いたしたいと考えております。
【次の発言】 国の政策で水田を転換して管理転作をされたために、せっかく受けられるはずの年金が受けられなくなると、これはもう当然そういうことをさせちゃいかぬと、そういうことのないように指導していかなければいけないというふうに考えておりますので、やっぱり受けられる権利のある者、国の政策でやったから……
○政府委員(初村滝一郎君) 林業、国有林が国民にとって公的役割りなり、あるいはまた環境その他を考えた場合に必要であるということは、これはもう言うをまたないわけであります。ところが、最近に至って、日本の林業そのものが国民に最も関係のある木材としての使用率が非常に低い、それはやはり日本の林業が幼齢である、そういう面から、そういうような十分な国民に供給その他もできないであろうということは聞かされておるわけであります。今後そういう面を、国有林事業そのものを労使一体となって育成して、国民の要望にこたえていく必要があるというふうに考えておるわけであります。 したがって、そういう面のいろいろな事業に対する……
○政府委員(初村滝一郎君) 法律を前のものを新しくするということは、結局、利用する者が利益になるようにやはり私はすべきである、こう考えます。したがって、この育成者が不利になるようなことはやっちゃいけないと考えます。したがって、そういう考え方に基づいて法の運営を図っていけばいいじゃないか、かように考えます。
○政府委員(初村滝一郎君) まあ特に北海道においては海外漁場が非常に狭められた。したがって、私どもといたしましても、つくる漁業、育てる漁業、これに力を入れておるわけであります。なかんずく、北海道においてのサケ・マスのふ化については、いま部長からお話がありましたとおりに、五十三年度の倍近い予算を要求してこれをやっていきたいというような実際の話があるわけです。 したがって、いま丸谷先生のお話のありましたとおりに、まあ大臣に近い方がいろいろ数字を並べてお話があったという、果たしてそれが実行できるかどうか非常に懸念がされるということで、ひとつ水産庁に下命してその実態を明らかにした方がいいのじゃないか……
○政府委員(初村滝一郎君) いまカモシカの話をるる聞いたわけでありますが、天然記念物として指定しておるものの、なかなか被害が大である。それから、五十一年ごろから各三庁で予算を組んだ総額をざっと計算をしてみますと一億三千五百万、あるいはまた、このほかに県もしくは市町村が出した金も莫大であろうというふうに考えるわけであります。したがって、そういうふうなことでありながら、非常に民有林を持った方あるいは国有林も被害を調べれば莫大なものになる。これをこのまま放置することはこれはいけないというようなことで、かねてから私どもも事務当局から聞いたことを率直に取り上げて、三庁間でいろいろと協議をしたわけでありま……
○初村滝一郎君 もう時間が十二時を過ぎておるわけでありますけれども、私はこの原子爆弾被爆地域の拡大について、ただ一本にしぼって厚生省側の見解をただしたい。 その前に、私はまず大臣として、従来自由民主党の社会部会長、あるいはまた原爆特別対策委員として非常に被爆者に対して温かい御意見等をいただいて感謝いたしておるわけでありますが、何さま被爆の国の国民とし、さらにまた被爆県の県民として、一応県民の代表として厚生省側にこういうことを考えておるんだということを申し上げなければならないということできょうは質問に立ったわけでありますので、ひとつ寛大なる大臣の御見解を賜りたい。 御承知のとおりに、昭和三十……
○初村滝一郎君 私は、質問に入る前に、先般長崎県壱岐郡の勝本町でイルカ騒動事件がありましたね、御存じと思いますが。これは、長崎地方裁判所で、悪質事件だということで米国人のハワイ州環境保護運動家でデクスター・ロンドン・ケートという三十六歳の壮年を起訴したわけですが、これに関係して、政府としてはどのような見解を持ち処置をされたのか、御答弁をお願いしたいと思います。
【次の発言】 答弁は少し簡単でいいです、時間の制約がありますからね。
次に、農畜産物の価格の決定時期に来ておるわけでございますが、農畜産物の輸入数量に大きく影響されますので、輸入数量については、国内生産農家に悪影響を及ぼさない程度で輸……
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