このページでは村沢牧参議院議員の12期(1980/06/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は12期国会活動統計で確認できます。
○村沢牧君 ただいま議題となりました豪雪地帯対策特別措置法の一部を改正する法律案につきまして、災害対策特別委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本法律案は、特別豪雪地帯がいまなお後進性を余儀なくされている現状にかんがみ、特別豪雪地帯における基幹道路の整備の特例措置等を引き続き講じようとするものであり、その主な内容は、第一に特別豪雪地帯における基幹道路の改築も道府県が代行できる期限を昭和六十七年三月三十一日まで延長することとしております。第二に、特別豪雪地帯における公立の小学校及び中学校の施設等に対する国の負担割合を三分の二とする特例措置の適用期限を昭和六十六年度まで延長するこ……
○村沢牧君 私は、日本社会党を代表して、公職選挙法改正に関する特別委員長上田稔君の問責決議案を発議し、その趣旨説明をいたします。 まず、決議案を読み上げます。 公職選挙法改正に関する特別委員長上田 稔君問責決議案 本院は、公職選挙法改正に関する特別委員長上田稔君を問責する。 右決議する。 理由 公職選挙法改正に関する特別委員長上田稔君は、七月九日の委員会において、わが党提出の「公職選挙法の一部を改正する法律案」(参第二号)を議題として審議すべきにもかかわらず、理事会開会中に突如として委員会を自民党単独で開会し、野党の委員が出席できない物理的状況のなかで、独断……
○村沢牧君 五十五年度産の米価決定を目前にして、米価の据え置き打破、要求米価実現の米価運動は最高潮に達しております。 国会においては、米価に関して社会党の呼びかけによって野党六党の共闘も実現をし、政府に対して、米価の三年連続据え置きはすべきでない、生産者米価は六十キロ当たり一万九千七百六十九円以上を実現すること、こうした申し入れも行っております。そのためのまた行動も起こしておるところであります。また、与党自民党においても、農村振興議員協議会、いわゆるベトコンですか、この皆さん方が生産者米価の引き上げを決議したというふうに報道されておるわけであります。大臣は、これらの要求や運動をどのように受け……
○村沢牧君 関連して。 いま公共事業について大臣から答弁があり、きょうに至るまで本会議、予算委員会で同じような答弁をしているわけです。いま山田委員が指摘をしたように、公共事業は一定の場所も決まっておりまして、しかし、冷害を予定しておりませんから、主として施行は機械で施行するような形になっているわけですね。それを今度の冷害用として計画を変更してやっぱり雇用対策に向けていくような形ができるのかどうか。一体それはどの程度見込んでおるのか、操作できるのかどうか。 下刈りの話もあったんですけれども、国有林の下刈りもかなり終わっているわけですね。本年度予算でもって果たしてやるところはやる予算を持ってい……
○村沢牧君 ちょっと。 時間が二分ぐらい残っているようでありますので、私はきょうは質問でなくて、次回の委員会で論議をするために資料要求をしておきたいと思うんです。 冷害については先ほどの委員会でもいろいろ論議をされ、それからまた、これからも論議をされていく問題でありますが、その中で特に救農公共事業ですね、これについてもいろいろと委員から質問もあり、要求もありました。この際、農林水産省は公共事業を早期発注をしてこたえていくから御安心くださいというような答弁をしておるわけでありますが、そこでこの公共事業というのは、冷害地に必ずしも公共事業があるとは限っておらないというふうに思うんですね。しかも……
○村沢牧君 ただいま議題となりました農林年金についてまず質問いたします。 農林年金が、昭和三十四年に厚生年金から分かれたいきさつは、農林漁業団体に優秀な人材を確保するために厚生年金よりもよい年金をつくろうという情熱が実って、共済組合制度として農林年金が発足したわけであります。その後、厚生年金は数次にわたる改正によって内容も大分充実してまいり、今日では農林年金の方が見劣りをするような状態になってきております。 大臣は、この農林年金設立の趣旨に照らして、農林年金の現状をどのように認識をしておられるか、また、農林年金の抱えている課題、それを克服するための対策をどのように考えておりますか。
○村沢牧君 私は林業問題について質問いたしますが、林業白書を見るまでもなくて、近年わが国の森林、林業をめぐる諸情勢はきわめて厳しいものがあります。すなわち、外材の輸入の増加、国内林業生産活動の停滞、縮小、さらには労務者不足などによって、七〇年代の林業はその展望を見失ってきたとも言えるというふうに思います。こんな状態をいつまでも放任をしておくわけにはいかないわけであります。 大臣にまずお伺いいたしますけれども、林業の果たすべき役割り、わが国林業の現状、さらに八〇年代の展望、そして国内林業を維持発展させるための課題について所見を示してもらいたいというふうに思います。
○委員長(村沢牧君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
昨二十一日、下田京子君が委員を辞任され、その補欠として近藤忠孝君が選任されました。
【次の発言】 災害対策樹立に関する調査を議題といたします。
六月二十五日からの梅雨前線豪雨による災害状況及び五月末から六月上旬にかけての降霜、降ひょう等の被害状況とその対策について、政府からそれぞれ説明を聴取いたします。川俣国土庁長官官房審議官。
【次の発言】 大坪農林水産大臣官房審議官。
【次の発言】 以上で報告の聴取は終わりました。
これより質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言……
○委員長(村沢牧君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る七月二十二日、近藤忠孝君が委員を辞任され、その補欠として下田京子君が選任されました。
また、八月八日、鶴岡洋君が委員を辞任され、その補欠として藤原房雄君が選任されました。
また、昨十八日、茜ケ久保重光君が委員を辞任され、その補欠として対馬孝且君が選任をされました。
また、本日、松本英一君が委員を辞任され、その補欠として丸谷金保君が選任されました。
【次の発言】 災害対策樹立に関する調査を議題といたします。
まず、北海道における集中豪雨被害に関する件につきまして、政……
○村沢牧君 私も長野県や新潟県の豪雪地帯を回り、雪に埋もれて生活を破壊され苦しんでいる現地の事情を調査してまいりましたが、そういう立場上、私の質問の中には具体的な町村名や道路名あるいは鉄道路線名等が入ることがありますけれども、率直に答弁してもらいますように最初に要望しておきます。 さて、今回の豪雪はまさに記録的であり、長野県におきましても昭和三十八年、五十一年の豪雪をはるかに上回る積雪であり、過去の豪雪とは異なった状況を呈しておるわけであります。したがって、政府の対応も被害地の実情に即したものでなくてはならず、またきめ細かく積極性も持たなければならないわけであります。政府は豪雪対策の緊急措置……
○委員長(村沢牧君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る九月九日、松本英一君が委員を辞任され、その補欠として青木薪次君が選任されました。
また、九月十一日、茜ケ久保重光君が委員を辞任され、その補欠として矢田部理君が選任されました。
また、九月十二日、岡部三郎君が委員を辞任され、その補欠として夏目忠雄君が選任されました。
また、九月十四日、和泉照雄君が委員を辞任され、その補欠として多田省吾君が選任されました。
【次の発言】 災害対策樹立に関する調査を議題といたします。
まず、台風十五号による被害に関する件につきまして、政……
○委員長(村沢牧君) 一言ごあいさつを申し上げます。
ただいま皆さんの御推挙によりまして当委員会の委員長に選任されました。まことに微力でございますが、委員の皆さんの御協力を得ましてこの重責を果たしてまいりたいと存じます。どうぞ格別の御協力をお願いいたします。(拍手)
前委員長からごあいさつをいただきたいと存じます。広田君。
【次の発言】 前委員長には大変御苦労さまでした。
【次の発言】 これより請願の審査を行います。
第一二六五号福島県の豪雪等災害対策に関する請願外五件を議題といたします。
これらの請願につきましては、理事会において協議の結果、第一二六五号福島県の豪雪等災害対策に関する……
○村沢牧君 政府の資料によっても、五十五年度米の生産費は六十キロ当たり一二・二%もアップをしており、逆に農業所得は一七%も減っておる。加えて農民が冷害等で苦しんでいる実態を大臣は十分承知しながら、ことしの米価を上げてくださいという農民、農業団体の切実な要求を無視して、五十六年米価を捉え置き諮問をしたということは全くもってけしからぬことであります。大臣は一体何を考え、何を根拠にして捉え置きなどという諮問をしたんですか。
【次の発言】 米価は、食管法によって、米の再生産を確保することを旨として、生産費・所得補償方式で決めなければならない。しかし、ことしの諮問米価は、据え置きという方針を先に出して、……
○村沢牧君 参考人の皆さん、御苦労さんです。
蚕糸事業団と糖価安定事業団を統合することが、先ほど羽田参考人は単なる数合わせであり、木に竹を接ぐようなものであるというふうに陳述されておったわけでありますが、私もまさにそのような感じがいたします。行革の名のもとに、弱いところへしわ寄せをされたにすぎないと思うわけであります。
そこで、松元参考人と岡安参考人にお伺いいたしますが、行政改革とはいえ、なぜこの蚕糸と糖価を統合をさせられたのか、皆さんはどのように感じますか。と同時に、この統合によるメリットはどのようにあるとお考えになりますか。
【次の発言】 糖価関係については後ほど坂倉委員から質問をして……
○村沢牧君 農水大臣に最初にお尋ねしますが、最近の生糸や養蚕をめぐる情勢は大変に厳しいものがあります。大臣は、こうした情勢をどのように受けとめて、生糸や繭の価格安定制度を堅持してわが国の伝統的産業である蚕糸業の振興を図っていこうとされますか。大臣の所見を求めます。
【次の発言】 政府が三月に基準糸価を決定できなかったこと、また、基準糸価を引き下げるというような後ろ向きの方針を出したことによって、生糸相場の暴落を初め、養蚕や製糸に与える不安と動揺はきわめて大きなものがあるわけであります。大臣は、この農林水産省のいわゆる後退した姿勢というか、いま大臣から答弁のあったような考え方が蚕糸業界に与えてい……
○村沢牧君 農林漁業団体職員の相互扶助、福利厚生、さらには老後の保障を図って、農林漁業団体の発展を期するために厚生年金よりも充実した年金制度をつくろう、こういうことで農林年金が厚生年金から分離をして二十二年を経過したわけであります。この間、農林年金も逐次改善が図られてきてはおるけれども、現状は厚生年金と比べてみて見劣りをするものがかなりあるわけであります。加えて、高齢化社会を迎えて年金受給者も増加し、財政的には成熟度が進んで、農林年金も大変厳しい局面を迎えています。そこで、大臣、農林年金設立の趣旨に関連をさして現状をどのように思うのか、また農林年金の抱えている課題、改善の方向について基本的な見……
○村沢牧君 さきに国会に提出された農業白書は、農業基本法制定以来二十年の農政を総括していますが、そこに描き出されているものは、農産物の選択的拡大や構造改善が意図したように進まなかった農政の歴史であります。白書も指摘しておりますように、現在の農業生産は過剰と不足が同時に生じており、農業所得も減少し、農産物消費の伸びも減退をしております。農業がこのような事態になったということはいままで進めてきた政策の欠陥によるものである。また、第一次産業製品の需要の落ち込みは、勤労者の所得が目減りをするような経済政策の結果によるものと言わざるを得ません。農業白書では、農業をこれまで追い込んできたことについての政府……
○村沢牧君 山地参考人お忙しいようでございますので、最初にお伺いいたします。 きょうは参考人の皆さんお忙しいところを大変に御苦労さんです。貴重な御意見の開陳ありがとうございます。 農政ジャーナリストの会が、昨年、「八〇年代の日本農業」というテーマで日本の農業のあり方を探求されている。山地参考人はその会の主催というか、まとめ役も務められたようなことを私は記憶しているのですけれども、そういう中で、いままでお話のあった食管制度についての分析があったわけです。ジャーナリストとしてはどういうふうにあるべきだというお話が出たでしょうか。皆さん方のジャーナリストの会では、八〇年代の農業というものを考えて……
○村沢牧君 私は、日本社会党を代表して、食糧管理法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。 食管法は制定以来四十年になろうとしておりますが、日本農業の主柱として、国民食糧の確保、国民経済の安定を図る上で重要な役割りを担ってきたことはだれしも認めるところであります。 しかし、今日まで、米の生産制限や自主流通米制度、予約限度数量、消費者米価の物統令の適用除外、銘柄格差などによって食管法が空洞化されてきたことも事実であります。 政府は米の過剰と関連をさせて食管法をなし崩しにしてまいりましたが、米の過剰の原因は、政府が需給の見通しを誤ったことであり、また食糧の膨大な輸入政策によるものである……
○村沢牧君 最近の経済情勢は、個人消費の落ち込みや住宅建設の低迷によって不況感が漂っておるわけであります。このことは何といっても異常な物価の値上がりによって所得が目減りをしたこと、このことが一番大きな原因であります。現に五十五年度の実質賃金は、昨日も同僚議員から指摘のあったところでありますけれども、予想を上回る物価上昇によって史上初めてのマイナスの伸びとなっているわけであります。消費者物価に対する政府の見通しの誤り、また、物価を抑制することができなかった責任は大きなものがあるわけであります。国民生活を守るためにも、景気を回復するためにも、物価対策はまさに政府の最大の責任であるというふうに思いま……
○村沢牧君 衆議院は去る二十日、武器輸出問題等に関する決議案を全会一致で可決をいたしました。この決議案の後段に、「よつて政府は、武器輸出について、厳正かつ慎重な態度をもって対処すると共に制度上の改善を含め実効ある措置を講ずべきである。右決議する。」このようになっているわけであります。「制度上の改善を含め実効ある措置を講ずべきである。」という中身には、私は武器輸出禁止法の制定をも含んでいる、そのように理解をしますが、まず、官房長官の見解を示してください。
【次の発言】 私の質問に答えておらないんですけれども、私はこの決議案の内容には武器輸出禁止法の制定も含む、このように理解するかどうかという質問……
○村沢牧君 国際障害者年に当たって、中央心身障害者対策協議会が長期行動の計画のあり方について政府に提言するのはいつごろで、その提言を受けて政府が長期行動計画を策定するのはいつですか。
【次の発言】 そうすると、五十六年度のいわゆる国際障害者年というのは、それにちなんだいろいろな行事をやるんだ、あるいは計画をつくるんだということであって、身障者政策の長期計画が実際にスタートをするのは五十七年から、こういうことになるわけですね。
【次の発言】 大蔵大臣にお伺いいたしますが、この長期計画が確定するのは来年の春だというんですね。そうすると、十カ年計画でありますから。すでに五十七年度の事業は五十七年度の……
○委員長(村沢牧君) 一言ごあいさつを申し上げます。
ただいま皆様方の御推挙によりまして、私が本特別委員会の委員長に選任されました。微力ではございますが、皆様方の御指導と御鞭撻によりまして職責を全うしてまいりたいと存じます。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)
【次の発言】 ただいまから理事の選任を行います。
本委員会の理事の数は四名でございます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議がないと認めます。
それでは、理事に熊谷弘君、鈴木省吾君、鈴木和美君及び和泉照雄君を指名いたします。
本日はこ……
○委員長(村沢牧君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
これより請願の審査を行います。
第八六一号台風十五号による災害復旧対策に関する請願外二件を議題といたします。
これらの請願につきましては、理事会におきまして協議の結果、付託請願三件すべてを議院の会議に付するを要するものにして内閣に送付するを要するものとすることに意見か一致をいたしました。
以上のとおり決定することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
なお、審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
○委員長(村沢牧君) 一言ごあいさつを申し上げます。
今回重ねて委員長の重責を担うことになりましたが、委員の皆さんの御協力を得ましてその職責を全ういたしたいと存じますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 ただいまから理事の選任を行います。
本委員会の理事の数は四名でございます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議がないと認めます。
それでは、理事に熊谷弘君、鈴木省吾君、鈴木和美君及び和泉照雄君を指名いたします。
【次の発言】 この際、松野国土庁長官及び菊池国土政務次官より……
○委員長(村沢牧君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
本日、神谷信之助君が委員を辞任され、その補欠として近藤忠孝君が選任されました。
【次の発言】 豪雪地帯対策特別措置法の一部を改正する法律案を議題といたします。
提出者衆議院災害対策特別委員長川俣健二郎君から趣旨説明を聴取いたします。川俣君。
【次の発言】 御苦労さんでした。
以上で趣旨説明の聴取は終わりました。
これより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 下田君、時間が来ましたよ。
○委員長(村沢牧君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
災害対策樹立に関する調査を議題といたします。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 下田君、時間が来ていますから。
【次の発言】 答弁いいですか。
【次の発言】 本日の質疑はこの程度にとどめ、これにて散会いたします。
午後三時五十九分散会
○村沢牧君 一言御礼のごあいさつを申し上げます。 昨年私が委員長に就任をして間もなく、北海道、茨城、長野、静岡を初め、台風やあるいはまた農業災害等が頻発したわけでありますけれども、委員の皆さん方の御理解と御協力をいただきまして、現地調査を行い、さらにまた委員会を開催いたしまして適切に対応してまいりました。また、政府に要請した問題につきましても政府も積極的に対応し、今日、昨年の災害復旧が順調に進んでいることを大変にうれしく思っているところであります。 なお、また財政再建がいま国の最大課題でありますけれども、災害対策については財政再建のしわ寄せをすることなく、従来の取り扱ってきた制度も変えまし……
○村沢牧君 わが国の風景の象徴とも言える松林、そして森林資源としても重硬な機能を持っている松が近年松枯れ被害の拡大によってきわめて憂慮すべき状態に置かれておるわけであります。 昭和五十二年現行法制定の際、日本社会党は、政府案では抜本的な対策にならないことを指指摘をし、修正案を提出したわけでありますが、政府の理解するところとならず、現行法が成立をしたわけであります。その後、この法律に基づいて対策は講じたけれども、後ほど指摘をするように成果を上げておらない。この間、わが党は林業対策特別委員会の中に松枯れ小委員会を設置をいたしまして、私がその事務局長でありますが、全国各地の激甚地を調査をするととも……
○村沢牧君 まず、遠藤参考人にお伺いいたしますが、時間がありませんから項目的にだけ申し上げますが、御承知のように肉の生産費は上がっている。全中の資料によっても昨年どおり計算しても上がっている。また、要求資料も上がっている。また、政府の資料によっても上がっている。こういうふうに生産費が上がっているにもかかわらず、据え置き諮問したということについて、全中としてはどういう受けとめ方をし、あるいはどういう要求をしておるのかということ。 それから第二点は、ホクレンの高橋参考人にお伺いいたしますが、いま川村議員の方からもお話があったわけでありますけれども、ことしの加工原料乳の保証価格は、つまりメーカーの……
○村沢牧君 私は、ただいまの坂倉議員提出の日本社会党の修正案に賛成する立場で討論を行います。 日本社会党は、現行松くい虫防除特別措置法が昭和五十二年に制定されて以来、政府の対策では有効な防除策にならないことを指摘をし、抜本的対策を要求してきました。 今回政府は、法律名を松くい虫被害対策特別措置法に変更して、五年間の延長を図ろうとしておりますが、当委員会の質疑を通じて明らかなように、政府は、今日までマツクイムシ防除の実効を上げ得なかった分析と反省が不十分であるのみならず、改正法に基づいて対策を実施すれば、今後五年間でマツクイムシ被害を終息させるという自信がうかがわれません。 また、特別伐倒……
○村沢牧君 大臣は所信表明演説で、農政審答申の「八〇年代の農政の基本方向」と「農産物の需要と生産の長期見通し」を踏まえ、長期的展望に立って農政の転換を図っていくというふうに言っておりますが、五十七年度農林漁業政策とその予算は、臨調の答申と財政再建方針に沿ったいわゆる行革予算であって、日本農業の長期展望を描いて、その一環としての予算とは言いがたいというふうに私は思います。そこで、五十七年度の農林行政を進めていく中で、「八〇年代の農政の基本方向」、生産の長期見通し、食糧目総力強化に関する国会決議、これらの基本的課題をどのように実現をされていこうとするんですか。
○村沢牧君 参考人の皆さん、本日は大変御苦労さんでございます。貴重な御意見をありがとうございました。 幾つかの点について御質問を申し上げたいというふうに思いますので、ぜひ簡潔に御教示を願いたいというふうに思います。 まず榊参考人でございますけれども、全中は、貿易摩擦解消、特に農産物に対する外圧に対して今日までかなり積極的に取り組んで、アメリカにも出かけていったし、またアメリカからは要人を招いていろいろ意見交換もしている。したがってアメリカの事情についても把握をしているというふうに思うんであります。 そこで、今日までアメリカがとってきた態度というのはいろいろと変遷してまいりましたけれども、……
○村沢牧君 私は、ただいま可決されました種苗法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党・国民会議、日本共産党、民社党・国民連合及び第二院クラブの各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 種苗法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、種苗制度が我が国における育種振興と農業生産の向上に果たす役割の重要性にかんがみ、本法の施行に当たつては、本制度の円滑な運用が図られるよう、次の事項の実現に努めるべきである。 一、新品種保護制度の目的に沿つた育種の振興等を図るため、迅速な品種登録の審査に資するよう、データの蓄……
○村沢牧君 私は米価を中心として質問をいたしますが、米価の決定は申すまでもなく、米価審議会の答申を得て政府が決定することになっております。ところが、その手続を得る前に農水省がことしの生産者米価は引き上げられる状況ではないというようなことを宣伝をしたり、また大蔵省は財政難を理由に、米価の引き下げすら求めておるということが報道されておるわけであります。このことは米価の結論を誘導するものであり、なおかつ米審の機能を形骸化するものであって、まさに本末転倒と言わざるを得ないし、政府の取るべき態度ではないというふうに思います。過去においてもこうしたことがたびたびあったわけでありますけれども、大臣はこのこと……
○村沢牧君 私は質問に入る前に委員長と与党の皆さん方に一言申し上げておきます。 きょうは重大な米価を審議する参議院農林水産委員会でありますが、ごらんになっていただけますように、公明党、民社党、共産党の皆さんの方が出席をしておりません。これはそれぞれの党の理由によるものであるというふうに思いますが、出席することができない理由は、過般の委員会において自民党が公選法を単独強行採決をした、したがって、この正常化のない中では出席することができない、このことをはっきり理事会の中で言っているわけであります。出席できない理由は挙げて自民党にあるわけです。私ども社会党もこの単独強行採決については断固糾弾するも……
○村沢牧君 私は、本日の議題になっている農協法の一部改正法律について質問をいたしますが、その前に、日本の農業にとっても農協にとっても重要な問題であり、また、国会においても早急に解明しなければならない問題がありますので、若干質問いたします。 日本社会党は、いわゆるブロック書簡に対して政府が真相を解明すべきであると、このことを中央執行委員会の決定によって、去る七月三十日、飛鳥田委員長名をもって鈴木総理大臣に申し入れを行いました。この席上、宮澤官房長官は、早急に調査をして御回答を申し上げるというような返事があったわけでありますが、私はこの問題について緊急を要する問題でありますから質問をいたしますが……
○村沢牧君 ただいま提案された法律案は、衆議院でわが党も賛成した議員立法ではありますが、法律が制定された後の運用は主として政府が行うことになっておりますので、確認の意味も含めまして、提案者並びに特に政府に若干の質問をいたします。
最近の生糸の実勢糸価は高騰しておりますが、その背景、今後の見通しはどうか。さらにまた、本法改正は糸価にどのような影響を与えるというふうに思われますか政府の答弁を求めます。
【次の発言】 提案者に質問しますが、この法律改正によって在庫の放出が始まってくる、そうすると生糸相場も変わってくるのではないかということを一部心配される向きもあるんですが、提案者はどういうふうに考……
○村沢牧君 大臣は所信表明で、農業を取り巻く情勢が大変厳しいこと、また試練の時を迎えておることを強調しておられる。農業を取り巻く情勢の厳しいことはだれも承知をしているところでありますが、問題はなぜそんなに厳しくなってきたかという分析と、いままで政府が進めてきた農業施策というのは適切であったか否かという反省、さらにはその上に立って日本農業をどのように展望し発展をさせていくかという方針が出されなくてはならないというふうに思います。 大臣の所信表明を聞いておりましても、農業が厳しくなってきた背景として、わが国の経済事情の変化やあるいは国際環境の変化等を強調しているわけでありますが、問題はそれだけで……
○村沢牧君 防衛問題や外交政策ではしゃぎ過ぎて国民の不評を買った中曽根総理は、内政重視を言い出し、その柱の一つとして緑化運動、緑と小鳥の倍増計画などというアイデアを打ち出し、去る十四日の閣議で緑化推進運動の実施方針を決めたことが報道されています。大臣、あなたは林業を担当する大臣として、この総理のアイデアをどのように受けとめていますか。
【次の発言】 大臣、私の質問に答えておらないわけですが、中曽根総理の打ち出したこのアイデアについて、大臣としてはどういうふうに受けとめて、どういうふうに実行していこうとされるのか。そのことを聞いているんですよ。
○村沢牧君 私は、法律案審議に入る前に日米農産物交渉について大臣に若干伺います。
日米の農産物交渉の専門家会議を開催をする、その際、牛肉や六品目の輸入枠の拡大をアメリカに提案する方針を大臣は固めたというふうに報道されておりますが、まずその真意についてお聞きをします。
【次の発言】 相手の出方待ちということであって、現在のところ輸入枠を拡大をして、そしてこの方向を見出していこうと、こういう考え方は持っておらないわけですか、持っておるんですか。
【次の発言】 農産物の自由化はもとよりのこと、輸入枠拡大もわが国の農業に及ぼす影響はきわめて大きく、これ以上枠の拡大をしてわが国農業を崩壊に導くようなこ……
○村沢牧君 最初に、国鉄に関する基本的な問題について伺います。
運輸省と国鉄当局は、国民の要望や地方自治体の意見、そしてわが党の修正案などに耳をかさず、昨年十一月国鉄再建法を成立をさせ、本年三月には政令を施行した。これによって国鉄は特定地方交通線の廃止、あるいは特別運賃の導入、職員定数削減など合理化計画の実施に動き出したのでありますけれども、これらの計画を進めるに当たって、大臣並びに国鉄総裁のまず心構えについて所信を示してください。
【次の発言】 総裁、お話し中ですが、そういう内容は私は知ってますから、どういうふうに進めていくのだというその決意だけ聞かしてくれればいいですよ、内容は聞きますか……
○村沢牧君 最初に、第二臨調と財政再建問題について若干伺います。
第二臨調は今年の七月に中間答申を行い、政府は五十七年度予算にできるだけこれを織り込む方針であるというふうに伝えられているわけでありますが、財政当局はどのように対処していかれますか。
【次の発言】 五十六年度の予算もまだ成立しておらない段階で五十七年度予算についての方針を論議をするのもいかがかと思われますけれども、一点お聞きしたいわけでありますけれども、総理は、赤字国債の減額を予定どおりに五十七年も進める、財源補強のための増税は行わない、以上を実施するために補助金を中心とした歳出の削減を行う、こうした方向を打ち出しており、予算委……
○村沢牧君 私は、農業問題について質問いたします。 臨調の第一次答申は、農業に関して食糧管理、水田利用再編対策、その他の農業助成に分けて十項目の指摘をしており、三十六本一括法案の中には農林水産関係が七つ含まれております。したがって、今回の行財政改革は、農業に与える影響も大変大きなものがあるわけであります。そこで行財政改革の理念とビジョンについて、わが党の議員から代表質問で本会議で何回か指摘をし、質問をしたところでありますが、必ずしも明快な答弁になっておらないと思うものであります。 行財政改革と農業問題について伺いますけれども、臨調の答申、そして出された法案は、農業の将来展望、言うならば日本……
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