このページでは村沢牧参議院議員の16期(1992/07/26〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は16期国会活動統計で確認できます。
○村沢牧君 私は、日本社会党・護憲民主連合を代表して、ただいま議題となりました平成五年度総予算三案に対し、反対の討論を行います。 ロッキード、リクルート、共和、佐川と続く一連の政治スキャンダルは多くの国民に深刻な政治不信を生じさせ、その解明も済まないうち、今度は金丸自民党前副総裁が巨額の不正蓄財とその脱税容疑で逮捕、起訴されました。佐川事件では政治家と暴力団のつながりが公となり、今回は政治家の派閥金権政治と錬金術の実態が白日のもとにさらされたのであります。国民の税金で発注する公共事業に関連して政治家と業界が癒着するということは、政治倫理の問題であるとともに、行政の責任が問われています。 金……
○村沢牧君 平成五年度一般会計補正予算(第1号)外二件両院協議会の経過及び結果を御報告申し上げます。 本院協議委員は、先ほどの本会議におきまして議長から指名をされました後、直ちに協議委員議長及び副議長の互選を行い、その結果、協議委員議長に私、村沢牧が、副議長に白浜一良君がそれぞれ選任されました。 なお、衆議院側におきましては、佐藤信二君が協議委員議長に、石川要三君が副議長に選任されました。 両院協議会の初会の議長はくじにより決することとなっておりますので、開会に先立ち抽せんを行いました結果、参議院側協議委員議長の私、村沢牧が議長に当選いたしました。 両院協議会におきましては、衆議院側の……
○村沢牧君 佐川急便のやみ献金、政権誕生に暴力団の介入など、日本の政治の本質にかかわるような問題が発生いたしました。あわせて、政治改革のおくれによって政治不信は頂点に達しております。 政治家の汚職は戦後、何回もありましたけれども、ロッキード事件で田中元首相の逮捕、それからリクルート事件で宮澤総理あなた自身、さらにはまた竹下元総理の関係、竹下内閣の退陣。もうこうしたことは再び起こしませんと国民に誓ったその背景で共和問題や佐川問題が発生をしておった。そして共和問題では阿部文男元北海道沖縄開発庁長官逮捕、さらには今回の佐川事件では竹下元首相あるいはまた金丸元副総裁。このようなまさに政界の中枢とも言……
○村沢牧君 今、森林・林業は民有林、国有林を問わず衰退、荒廃をきわめて危機的状況に陥っている。このことは、木材輸入の急増による国産材価格の低迷、あるいは林業労働力の絶対的不足などによって、林家はまさに経営意欲を失っている。国有林は財政収支の回復のみに重点を置いて経営の合理化が進められている。こうした中で森林・林業の荒廃を招いているというふうに思うんです。
そこで、大臣、森林・林業の現状について大臣の認識をお伺いしたい。
【次の発言】 そういう現状の中から、今の森林・林業の危機を克服して林業の振興を図るためには、第一義的には森林の公益的機能を重視して地球環境保全をする施策を積極的に展開すべきで……
○村沢牧君 農業災害補償法の改正法案は、共済事業の拡充、事業運営の効率化、いわばあめの部分と掛金国庫負担引き下げのむちの部分から成っております。 農水省の説明によれば、国庫負担の削減は約三十億円程度、事業の拡充による国庫支出の増額は約二十九億円程度であるので収支とんとんだと言っているけれども、個々の作物共済をとってみれば国庫負担の減額によって農家負担が増加することは間違いない。農業共済制度というのは、農業生産の確保を図って農家経営の安定に資するための公的な政策保険であるので、掛金の国庫負担は法律によって割合を定められておる。ところが、今までの法改正の都度国庫負担は削減をされてきた。今回の改正……
○村沢牧君 大臣、法案の審議に入る前に大臣の方で発言を求めて何かおっしゃることありませんか。――ないですか。 大臣何も考えておられないようでありますから私の方から質問申し上げます。 農水省は、本日、六月一日、ニュージーランドのリンゴ輸入の解禁を行った。病虫害のおそれや安全性から問題のあるニュージーランド産のリンゴの輸入解禁をしないでください、してはならないということで、生産者団体や全国の農業団体が切実な訴えを今日まで展開してまいりました。国会もこの問題を重要な問題として受けとめまして、衆参両院で何回も質問し、要請もしてまいりました。そして、衆参の国会議員は二百六十名を超す署名をもって総理並……
○村沢牧君 総理は施政方針演説で、改革、変革という言葉を十カ所以上も使って、政治改革こそがすべての変革の出発点であると述べ、また、政治改革に一身をささげるというふうにも言っております。 政治改革といってもいろいろあります。自民党の政治改革方針の大綱は、衆議院に単純小選挙区制を持つこと、このことをメーンにしておりますが、野党多数の参議院でそのような法律が通るはずがない。今大事なことは、単純小選挙区の選挙制度ではなくて、政治倫理を確立して政治腐敗をなくすこと、政治資金や腐敗防止法を成立することこそ政治改革の第一歩にしなければならない。そのために総理は一身をささげるべきだというふうに思いますが、ど……
○村沢牧君 最初に、政治改革について伺います。
総理は、先日テレビのインタビューを通じて、政治改革はこの国会で実現をしなければならない、やってしまわなければなりません、やります、こういうふうに国民に約束をしておりました。また、昨日は本委員会で、この国会で実現をします、やりますと答弁をしておりました。
この時期になってまいりますと、選挙制度よりも政治腐敗の防止に重点を置くべきではないかという国民の声もありますが、関連法案を一括して処理していく理由と、この国会でやるという決意を改めてお聞かせください。
【次の発言】 日本社会党も、政治改革はやらなければならない、そういう立場で精力的に取り組んで……
○委員以外の議員(村沢牧君) ただいま議題となりました林業労働者の雇用の安定及び雇用管理の改善等に関する法律案について、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 地球環境問題の深刻化を背景として、昨年の六月に、リオデジャネイロにおいて環境と開発に関する国連会議、いわゆる地球サミットが開催され、熱帯林を初め、すべての森林の保全と持続可能な森林経営に関する最初の世界的な合意である森林に関する原則声明が採択されたことは御承知のとおりであります。 生態系としての環境の有限性を超えた人類の活動の急激な拡大は、温暖化、オゾン層の破壊、酸性雨、熱帯林を初めとする世界の森林の減少と劣化、砂漠化の……
○説明員(村沢牧君) このたび農林水産政務次官を拝命いたしました村沢牧であります。 我が国の農林水産行政は幾多の重要な課題を抱えておりますが、畑大臣を補佐いたしまして全力を傾けて諸課題に当たりたいと存じます。 さきの国会までは、野党の農林水産委員として皆さんの御指導、御鞭撻を賜ってまいりましたが、このような席に着きましたものですから、全力を尽くしてまいりますので、ぜひ御指導、御鞭撻をお願いいたしましてごあいさつといたしたいというように思います。ありがとうございました。(拍手)
○政府委員(村沢牧君) 漁港審議会委員畑中一君は平成五年九月四日死亡いたしましたが、その後任として齋藤禮次郎君を任命いたしたいので、漁港法第九条第一項の規定により、両議院の同意を求めるため本件を提出いたしました。 何とぞ、御審議の上、速やかに同意されますようお願いいたします。
○政府委員(村沢牧君) 小沢氏の発言については、本人から直接聞いているわけではありませんから、私が的確なことを申し上げる立場にありません。しかし、小沢氏の発言が米の例外なき関税化を容認するという趣旨であるとするならば、これは政府の立場や政府の方針と異なるものであり、ましてや私、政務次官の主張とも異なるんだということを私は申し上げたいというふうに思うんです。 そこで、連立政権が発足するに当たって、米の例外なき関税化は反対である、このことを小沢氏が所属をする新生党も含めて八党派覚書をしたことは御承知のとおりであります。したがって、米につきましては今までと同じように国会決議の趣旨を体して国内産で自……
○村沢牧君 大臣、この委員会で大臣に質問するのは久しぶりであります。 大臣はガット・ウルグアイ・ラウンドが開始をされた八六年、すなわち昭和六十一年から一年有余農相を務めて、その後農水大臣は、私の承知するところによると八名かわったわけでございますが、いみじくもあなたがまたガット・ウルグアイ・ラウンドの合意をしようというめぐり合わせになったわけです。 そこで、これもくしき縁でありますが、昭和六十二年の加藤農水大臣の所信表明で、それまでの大臣が述べていた食料の安全保障とか自給率の向上という文言が消えてしまったんです。すなわち、ウルグアイ・ラウンドが開始をされる、大臣がOECDの閣僚理事会に出る、……
○村沢牧君 昨年の今ごろは、ガットのドンケル調整案をめぐって政府も国会も、与党も野党も緊迫した情勢でありました。あれから一年間、私は党の農林水産部会長として、また連立与党の農業問題責任者の一人といたしまして、ガット後の農業対策に真剣に取り組んできたところであります。 本日は、日本社会党・護憲民主連合を代表して締めくくりの質問をさせてもらいたいと思いますが、時間がありませんから簡潔に御答弁を願いた いと思います。 まず、国会決議と政府の責任であります。 米は国内生産で完全自給の方針を堅持するという本院の決議を尊重することができなくて、細川元総理の決断によって農業合意を受け入れたことは私は……
○村沢牧君 私の持ち時間も極めて短いので答弁は簡潔にしていただきますように、最初からお願いします。 我が国の食料・農業・農村は大きな転換期を迎えております。私は十八年間の国会活動の中で農林漁業問題について政策を提言してまいりました。また現在、将来展望も描いているわけでありますが、今ほど重要な、かつまた困難な問題を抱えている時期はないというふうに思うんです。特に、ガット後の農業について、農民も農業団体も農業・農村の現状と将来に大きな不安を持っていることは否定できません。このことは農村を歩いて、農業者と肌で接している私にはよくわかりますが、農水省の官僚諸君には果たしてそのことがわかっているかどう……
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。