このページでは村沢牧参議院議員の18期(1998/07/12〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は18期国会活動統計で確認できます。
○村沢牧君 ただいまから日本国有鉄道清算事業団の債務処理及び国有林野事業の改革等に関する特別委員会を開会いたします。
本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。
これより委員長の選任を行います。
つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの寺崎君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、委員長に中曽根弘文君を指名いたします。(拍手)
○村沢牧君 社民党の村沢牧であります。 昭和五十三年に国有林野事業改善特別措置法が制定され改善計画が実施されましたが、この計画がうまくいかなくて、五十九年、六十二年、平成三年に法律を改正、実施計画を修正しました。 私は、この法律の制定のとき、その後の三回の法改正の国会審議で、国有林の半分は国立公園、保安林だ、こういうところで独立採算の経営は無理がある、こういう指摘をいたしまして、社会党は法案に対する修正案を出したり、あるいは改善計画を提案してまいりました。林野庁が私たちの要請を受け入れた面もありますけれども、依然としてこうした独立採算が続いておりましたので、国有林の木は大幅に伐採をする、ま……
○村沢牧君 国有林問題について若干お伺いいたします。 まず、森林管理署についてでありますが、現在の営林署は森林の管理だけではなくて地域の活性化に大変大きな役割を果たしております。新しい法律はこの営林署を森林管理署というふうに名前を変えて流域ごとに設置をすることになりますから、計画によれば二百二十九の営林署が九十八の管理署になるわけであります。これは地域にとっても、あるいはまた国有林管理にとっても大変大きな問題であります。 社民党は閣外協力のときから、森林管理署については地域の実情を踏まえて十分やりなさい、設置箇所については慎重に対応しなければならない、こういうことを要請してまいりました。そ……
○村沢牧君 私の持ち時間も極めて少ないし、したがって今までの我が党の主張や質問を確認する意味で質問いたしたいと思います。 宮澤大蔵大臣、私はこの委員会に参加いたしまして、ちょうど今から十二年前、国鉄の分割・民営化のときの論議を思い出しております。私も実はあのときは社会党案の提案者といたしまして、民営化することはいいけれども分割は反対だということで、参議院では社会党の提案者になりまして、中曽根総理や橋本運輸大臣がそこに座りまして、いろいろと私たちの質問を受けたこともあります。 そのときのことを考えまして、十二年たっても変わっていない、同じことを言っているんだというふうに思うんです。例えば、そ……
○村沢牧君 米の政策転換は生産者だけでなくて、国民にとっても重要な問題であることは御承知のとおりであります。したがって、政府、自民党、JAグループ三者が決定すればいいという問題じゃない。与党だけではなくて、幅広い国民の意見に耳を傾けて、また当委員会を初めとする国会の行政論議ですね、これも尊重し、そして政府の正式決定に、あるいは今後の交渉に、国内対策に反映しなければならないと思うけれども、大臣はそういう取り組みをしてきたのか。また、今後どうするんですか。
【次の発言】 時間がありませんから、答弁も簡潔にお願いしたいんですが、きのう三者の方針を決定した直後、その三者合意というのを見せてもらった、届……
○村沢牧君 残された時間は本当にわずかであります。したがって、一問だけ簡潔に質問しますから、大臣、また簡潔に答弁してください。 米国は、日本の輸入解禁の際に行う植物検疫方法は衛生植物検疫協定、SPSと言うんですが、これに違反しているとして、九七年にWTOに提訴いたしました。その後、日米間でまたWTOでいろいろなやりとりがありましたが、去る二月二十二日、WTO上級委員会は、日本が輸入解禁に際して品種ごとに殺虫試験により確認を行っている現行の方法は十分な科学的根拠がないということで、SPS協定に違反をしているという報告がされたところであります。大臣は、この報告を得てどのように対応されますか。
○村沢牧君 米は国民の主食であり、食料安全保障の基本であり、また稲作は農業、農村の根幹であります。したがって、この貿易ルールを改めようとする場合には何よりもまず国民的な論議が必要なんです。しかし、この法案は、関係者の論議をする時間的余裕もなかった、また国会論議も不十分だった、米の将来展望についても本当にはっきりしたことは示さない、こういう形で提案をされたということです。 私は、十二月のこの審議のときにも言ったんだけれども、これは全く拙速ではないかと。そうしたら大臣は、この方針決定後国民的な立場で、消費者を初め各方面に十分理解を求めていくというお話があったけれども、またきのうは本会議で総理も各……
○村沢牧君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律等の一部を改正する法律案に反対の立場から討論をいたします。 まず、反対理由の第一は、国民食料の基本であり、我が国農業の大宗である米について、政府は過去の経緯にかんがみ、重大な関心を持って臨んできた国会や消費者の理解を得ることなく、政府、与党、系統農協組織の三者だけの合意で、国民的合意が形成されないままに関税化への移行を強行したことであります。 この余りにも拙速的な手法については、本委員会の質疑を通じ批判をしてきたところでありますが、我が党はガット農業合意に至る七年の交渉過程において米市場開放阻止の闘い……
○村沢牧君 食料・農業・農村基本法の提案をするに当たって、大臣は、農業を取り巻く情勢が大きく変わってきた、こういう現状では農業・農村に対する期待されるような役割を果たすことができないので、現行法にかわって新しい法律を制定する、そういうふうに述べています。私もそのとおりだと思う。 しかし、新しい法律を制定してその理念あるいは目的を実践に移すためには、現行の農業基本法、今の農業基本法に対する政府の取り組み、このようなことであっては私は目的を達成することはできないと思うんですね。 そこで、政府は一体現行基本法に対するどういう態度をとってきたのか、そのことについてまず総括をしたいというふうに思うの……
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