このページでは横山ノック参議院議員の15期(1989/07/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は15期国会活動統計で確認できます。
○山田勇君 質問に先立ちまして、イラクの侵略行為によって亡くなられたクウェート国民の方々、また、今回の湾岸戦争で命を落とされた多国籍軍兵士、イラク軍兵士及び御家族の方々に、謹んで哀悼の意を表するものであります。 私は、民社党・スポーツ・国民連合を代表して、ただいまの財政演説並びに湾岸地域における平和回復活動を支援するため平成二年度において緊急に講ずべき財政上の措置に必要な財源の確保に係る臨時措置に関する法律案について、総理及び関係大臣に質問を行うものであります。 イラクのクウェート侵攻、併合から約七カ月、ついにクウェートが解放され、世界じゅうの人々が一日も早く達成されることを願っていた中東……
○山田勇君 行政改革について総務庁並びに関係省庁に質問いたします。 質問に入る前、我々この質疑をするということにおきまして各省レクチャーに参ります。その問題について、きょうは官房長官もおいでですし、建設大臣であられました水野さんもおいででございますので、そういうことでちょっとお答えいただければ幸いでございますが、実はこの質問のレクチャーというのは、この委員会をスムーズに行うための前もっての約束事であります。今から私が質問する内容はそんなに難しい問題じゃない。各省はどの主管か、どこが答えたらいいかという ことですが、これを書いて、呼んで、いろいろこれだと言ったら、いやこれは自治省だと。自治省を……
○山田勇君 環境問題について質問いたします。 まず、オランダ、ハーグにおける会議に御出席をされておられました長官、御苦労さまでございました。 今や我々の地球はかってない危機にさらされていると言われています。オゾンホール、熱帯雨林の破壊、酸性雨、砂漠化、また温暖化など、これ以上地球を汚さない、破壊をしない、そのために世界的な規模で地球環境を守るためにも日本の果たす役割は大きいと考えるわけですが、特に地球温暖化についてはこの十一月六日から七日にオランダのハーグ郊外で各国の環境大臣などが集まり、CO2の削減問題を最大課題として討議されたようですが、この会議に我が国としてはどのような態度で臨まれた……
○山田勇君 まず厚生大臣にお尋ねをいたします。
去る十三日、島根医科大学において二十六歳の父親が自分の肝臓の一部を切り取って一歳の我が子に移植をする生体部分肝移植の手術が行われたのですが、経過も順調で大変喜ばしい結構なことでございますが、この問題は、今論議の的にもなっている脳死問題とも絡み、各方面でいろんな意見もあるようでございます。国会の方におきましても脳死問題の委員会を設立するようにも聞いておりますが、大臣として今この問題にどのような感想をお持ちでしょうか。
【次の発言】 どうもありがとうございました。この問題いろいろとまたこれから国会の方でも論議がなされると思いますが、でも大臣、一つの……
○山田勇君 まず、交通事故死が近年急増する傾向にあり、一万人の大台を突破するような状況が続いていますが、このような状況の原因について御説明をお願いしたいと思います。
【次の発言】 交通戦争とも言われるこの事態を解消する具体策をどうお考えになっているか、御所見をお聞かせください。
【次の発言】 次に、これも交通事故に関連する問題でありますが、最近の大阪市内の交通事情は悪化の一途をたどっております。もちろん大阪だけではなく東京初め大都市はどこでも交通渋滞、また駐車困難などにより都市経済にも大きく影響を及ぼしています。交通渋滞の解決策は、単なる局所の問題ではなく総合的、広域的な施策に取り組まなければ……
○山田勇君 ことしに入って多くの難民が我が国に上陸しておりますが、その特徴として、大人数で直接日本を目指してきたものであり、しかも政治的難民というものではなく、よりよい生活を求めて日本へ出稼ぎに来るといった経済難民と呼ばれるたぐいである点が挙げられると思います。
法務省はこの状況をどのように把握しておられるのか。また、難民の実態と申しますか、現状をぜひお聞かせください。
【次の発言】 ところで、経済大国となった日本に対しまして難民の受け入れを求める声も強くなっておりますが、現在問題としておりますのは、政治的難民のことではなくいわゆる経済難民であります。このような経済難民を全面的に受け入れてい……
○山田勇君 まず、ODAの関係で質問いたします。先ほど委員長からも質問がございました。若干重複することをお許しいただきたいと思いますし、総理におかれましては簡潔な御答弁をいただければ幸いでございます。 総理は来年早々ハンガリー、ポーランドなどを歴訪の予定のようですが、経済大国として、また西側主要国の一員として、民主化の進む東欧諸国に対し、経済基盤の強化、資金協力、各種無償援助の供与などについてどう考えておられますか。また、この際、これまでともすれば不評を買ってきた、お金さえ出せばよいといった考えではなく、内外から共感を呼ぶようなものとしなければならないと考えます。このことは東西の緊張緩和にも……
○山田勇君 大阪選出の議員としては大変ありがたい。花と緑の万博の意義を同僚委員の新坂委員から質疑をしていただきまして、ありがとうございました。余りやられると私の立場がなくなるのではないかと思っておりますが、ただただ花と緑の万博の名誉のために申し上げておきますが、決してこの花と緑の万博は植木市ではございません。一生懸命頑張ってやっております次第でございます。 そこで、同僚委員であります及川委員の質疑と多少重複するところが第一点ございますが、簡潔な御答弁で結構でございます。 我が国の建設市場をめぐる懸案はいろいろあります。国際的にも課題を抱え、非常に厳しい状況にあると考えます。そこで、日米関係……
○山田勇君 私は、土地問題を考えるとき、いつも、土地とはだれのものなのか、だれがいっその所有権を認めたのか、実に素朴な疑問に突き当たるのであります。特に、最近の異常な地価の水準、そしてサラリーマンが一生かかっても住む家が持てないという現状、国民に勤労意欲をなくさせるだけではなく、資産格差による不公平感がますます大きくなり、国民の不満が爆発するのではないかと憂慮するものであります。 土地対策は何か後手後手に回っている嫌いがあるのでありますが、土地基本法によって土地所有を通常の財産権と別扱いにする理由が明確にされ、私権に対する公共の立場からの制約、投機的取引の抑制、受益者負担、計画的そして公的利……
○山田勇君 東京都が十一月二十七日発表しました十月一日現在の都内主要地点の地価動向調査結果によりますと、全体としては前回七月の調査から横ばいであったが、二十三区の住宅地が前回のマイナス〇・四ポイントからプラス〇・一ポイントになるなど、下げどまりに転じていると報じられて、一応はまだ鎮静化しているというものの、大阪圏、名古屋圏、さらには仙台、広島、福岡など、地方中核都市の地価は依然として急騰しています。東京の地価も鎖静しているというものの、東京都の住宅地評価額の総額が四百九十一兆円、これを一ドル百三十円でドルに換算しますと三兆八千億ドル。アメリカ全土の地価評価額は三兆四千億ドルと言われているのと比……
○山田勇君 東京一極集中の是正が土地対策の重要なポイントであることは常々言われているところでありますが、政府としても積極的に取り組んでいると考えます。大学や研究機関の地方移転、東京圏内での新増設の抑制、また国の行政機関の東京圏への新規立地の原則禁止など、さまざまの対応があると考えますが、さきに国の機関の移転について移転先並びに移転候補地が公表されましたが、これを見ますと、一部を除きそのほとんどが大宮、川崎、横浜等、先ほどの同僚委員の御答弁にもありましたとおり、その辺の移転が集中をしておりますが、このような東京圏内での再配置では東京一極集中是正という大目的につながらないのではないかと考えますが、……
○山田勇君 民社党・スポーツ。国民連合の山田でございます。参考人の皆さん、大変御苦労さんでございます。共産党より、なお質疑時間が五分短うございます。一問ぐらいしかできないと思いますが、素人でございます。
池田参考人にお尋ねをいたします。質問というより教えていただければ幸いでございます。
先ほど来、基本法に対しまする欠如しています権利関係をずっと序列をなさいましたが、これだけの権利をすべて行使をする形の中で、開発というものが可能であるのか可能でないのかを教えていただきたいと思います。
【次の発言】 もし可能であれば、そういうような都市開発を行われた開発の前例を教えていただきたいと思います。
○山田勇君 市街地農地の宅地並み課税についてお尋ねをします。 三大都市圏における地価高騰による住宅宅地の取得は一般サラリーマンにとっては高ねの花になってしまいました。 そこで、大都市圏内の市街化区域内の農地を宅地化して供給をふやすということですが、東京圏、いわゆる東京都、神奈川、千葉、埼玉各県と茨城県南部だけで二万八千ヘクタールの宅地並み課税の対象区域があるようです。しかしながらその八割が長期営農継続農地の認定を受けておるのが現状のようであります。市街化区域内の農地の宅地並み課税は十八年前の一九七一年度の税制改正で実施されることが決定され、現在に至っているわけでございますが、農地の宅地化と……
○山田勇君 総理、土地政策の究極的な目標は、限られた資源である土地を合理的、効率的に利用して国民に豊かな生活を保障することであると考えます。そのためには地価を正当な価格に抑制し、土地の高度利用を図らなければなりません。土地基本法案を長時間にわたって審議してまいりましたが、公共の福祉を優先すること、土地取引においては投機の対象とされてはならないなどあらゆる角度からの検討もなされてまいりました。何と申しましても一般サラリーマンが大都市圏で一戸建てのマイホームが持てないという現実、また土地を持つ者と持たない者の資産格差の拡大、土地に関する国民感情は憤りでいっぱいであります。 まず総理の土地基本法制……
○山田勇君 新聞か何かのコラム欄で読んだと記憶をしているんですがアイルランドの政府高官がある日本のエコノミストに、確かに日本はお金もあるし物もある、しかし我が国にはこんなにすばらしい自然が残されている、もし将来日本がこんなにすばらしい自然を手に入れようとすればどれだけの費用がかかることか、そう思えば我が国だって日本に負けない金持ちであると言ったというのですが、これは確かに示唆に富んだ言葉であると思います。 経済発展と環境保全の調和、口では簡単に言えても、現実に湖沼は汚れ、ますます深刻化する排ガス公害、お手上げのごみ処理問題、先ほど来論議されておりますゴルフ場建設に見られる自然破壊など、まさに……
○山田勇君 まず、お尋ねいたします。
最近の国連などにおける地球温暖化問題の検討状況はどうなっておりますか、環境庁の役割は十分に果たされているのか、この点をまずお尋ねいたします。
【次の発言】 日米構造協議において合意した公共投資十カ年計画の策定における環境庁の取り組みについて説明をお願いいたします。また、この公共投資といわれる中に環境庁の事業は含まれているのかどうかをお尋ねいたします。
【次の発言】 環境事業を進めようとすれば当然予算の裏づけが必要とされますが、予算の充実確保に対して長官の御見解をお聞かせください。
【次の発言】 これは質疑通告していませんが、先ほど来國弘委員の質疑を聞いて……
○山田勇君 私が最終質疑者でございます。よろしくお願いをいたしておきます。 今回の法改正は遅きに失したという感はあるにしても、生活排水に焦点を合わせて官民ともにきれいな水を守るということに努力することは高く評価すべきことであります。空気、太陽、水、バナナ、これは子供のころ聞いたバナナの宣伝文句でありますが、バナナは別といたしましても、空気も太陽も水も、人間にとって生きていく上で絶対に欠かせないものであります。 しかし、そのいずれもが人間にとってというより全生物にとって今危険な状態にあります。それも万物の霊長とか言われる人間がその危機的な状況をつくり出しています。残念なことです。 さて、ま……
○山田勇君 粉じん公害の防止か交通安全か、この法案作成に当たっては公害問題が抱える二者択一的な絡みもあり、昨年も禁止法案が国会に提出されようとしましたが、関係省庁の抵抗に遭ってと言えましょうか、流産したということでございますが、その点今回のこの法案はいろんな問題点をおおむねクリアした結果で評価できると思いますが、幾つかの疑問点があります。それに対して説明をしていただきとうございます。 まず、今回の法制度の創設に当たってスパイクタイヤの装着を全面禁止しないのはなぜなのか。もうこれは先ほど来質疑が重複しております。簡単な説明で結構でございます。
○山田勇君 最後の質疑者です。よろしくお願いいたします。 最近、環境問題が世界的に大きくクローズアップされ、地球全体の環境保全ということに関心が集中し、マスコミもいろんな観点から問題を指摘していますが、そういった中で公害問題はいまだに解決を見ていません。 環境庁が設置されたころを思い起こすわけですが、あのころの時代背景、そして環境庁が設置された趣旨など、原点を振り返ることも決してむだではありません。特に水俣病問題はいまだ解決を見ないまま今日に至り、発生後三十四年の歳月が経過したわけですが、長官は環境行政の中で水俣問題の重要性をどのように認識をされておりますか、まず長官の御答弁をいただきたい……
○山田勇君 今回の改正案によりますと、昭和五十八年から六十三年度の損失を今回の補正予算で返済する内容となっております。この点は前進した内容でありますので、評価できると考えます。しかしながら、この改正案を見ますと、この特別損失の制度を平成三年以降も残すことになっておりますが、なぜこのような特別損失を残すのかというのが第一点。また、特別損失をやめて、明確に毎年度予算で補てんすべきではないかと考えるのですが、あわせてお答えをお願いします。
【次の発言】 先般発表されました地価公示を見ますと、依然として著しい地価上昇が続いていることがわかりますが、特に私どもが住みます大阪など、また関西圏は特に上昇率が……
○山田勇君 若干質疑が重複するところがありますので、なるべくそれを避けて簡単に質疑をさせていただきたいと思います。 今たまたま同僚議員であります新坂委員の方からPRのこのパンフレット、僕はこれはコピーして持ってきたんです。なかなか現物で見ますとカラフルで、漫画などを挿入して大変わかりやすくなっておりますが、私などはテレビの仕事をしている関係ですぐにテレビと言うんですが、テレビのPRといえば相当高くつくんではないか云々という考えをお持ちであるかもわかりませんが、私もPR不足は免れないことだろうと思います。 そこで局長、大阪で市政のPRのためのテレビ番組を持っております。そこに国土庁のPRの予……
○山田勇君 我が国の経済力は、国民資産が経済企画庁の調べでは一九八八年において約六千兆、国民総生産、GNPで三百七十二兆円となっております。これは国民資産また一人当たりのGNPでもアメリカを追い抜いたことを示しているわけですが、我々国民としては、これだけの数字にあらわれた経済大国の実態が国民生活の中に豊かさとして、また潤いとしての実感がないのであります。特に本日のテーマであります土地、住宅といった生活基盤でもある住環境においては、既に言い尽くされておりますが、ますます状況が悪くなり、普通一般サラリーマンが都市圏では一生かかってもマイホームが持てないほど高くなってしまった。人間である限り、生まれ……
○山田勇君 私が最後の質疑者でございます。よろしくお願いをいたします。
海部総理がさきの衆参両院本会議の施政方針演説で、東京通勤圏でこの十年間に百万戸を目標に新たな住宅を供給するという方針を打ち出されましたが、建設省としても百万戸構想に関連して今回関係法令の改正を提案されています。東京圏では、建て売り住宅が平均サラリーマン年収の七・五倍、マンションで七倍にもなっており、住宅取得は極めて難しくなっていますが、実際に関係法令の改正による住宅供給の見込みをどのように見ているのか、まずお尋ねをいたします。
【次の発言】 この住宅供給に当たって、賃貸価格、分譲価格についてはどの程度と見ているのか、これ……
○山田勇君 東京一極集中の弊害について、たびたび当委員会で繰り返し繰り返し言われてきましたが、実感としてはますますその集中度が大になっているように思いますが、いかがでしょうか。具体的にこの三年間ほどに限定して、どういう点で集中排除の実績が上がっているのか、お示しを願いたいと思います。
【次の発言】 聞くところによりますと、建設省と国土庁は昭和五十年ごろ既に東京一極集中の弊害を心配し、その年の税制改革で土地利用の受益者負担、いわゆる都市計画に有効に利用する目的で大都市事業所税を国税として徴収することを要望しましたが、自治省、大蔵省の所管ということで反対に遭い、あえなくつぶれてしまったということで……
○山田勇君 我が国の土地、住宅関連の法律は約百二十本、これに関連する施行令、施行規則は二百五十本とも言われております。最近ですと、記憶に新しいところでは新住宅整備法案なんかそのうちの一つです。これだけの法律を持ちながら現在の土地価格の高騰、住宅の取得難を招いたことは、先手を打った土地住宅対策がとられてなかったということではないでしょうか。後手後手に回った土地住宅対策について、率直な反省の弁をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 土地対策の二本柱として、税制の適
正化と土地の有効利用促進が考えられますが、既に昭和四十三年に、政府税調が固定資産税評価額の適正化、低・未利用地への課税強化として答申……
○山田勇君 三参考人には大変御苦労さまでございます。民社党・スポーツ・国民連合の山田勇でございます。 まず、本吉先生にお尋ねをいたします。 先ほどの参考人のお話の中で、いわゆる住宅と事業所の区分というものが大切であると。環境整備という形になればそれが理想でございますが、今審議しております法案の中にはこういう形で、住宅供給促進法案ですから住宅が主になりますが、事業所を入れる場合は建ぺい率が何%、容積率が変わってくるという、いわゆるげたばきですね、そういう形の促進もしておるようでございますが、その点について何かまたつけ加えることがあればお話を聞きたいと思います。 理想としては、住宅は住宅、事……
○山田勇君 本日をもって本改正案の審議も終わるわけですが、この異常な地価高騰による土地住宅問題を何とかよい方向に持っていきたいと、同僚議員らすべての方々が真剣に討議をされてきました。行政当局も、国民の立場に立って一層の御努力をいただけまするよう、心からお願いをいたします。 そこで、質疑というより再度確認という意味で問題を一つ一つ出していきますが、重複するところも多々あろうかと思いますが、簡潔な御答弁をいただきたいと思います。 大都市地域、特にこの東京圏における住宅供給について、この大都市法と都市計画法の改正でその効果、また具体的にどれほどの供給戸数が見込まれているのかをまずお聞かせください……
○山田勇君 総理、大阪ではあいさつがわりに「もうかりまっか」という言葉があります。そうしますと大概返事は「まあぼちぼちでんな」という言葉をよく使われますが、現在の国民生活もまあぼちぼちというところなのかどうか、この点から総理にお伺いをしてまいりたいと思います。 総理府が五月の二十七日に発表した物価問題に関する世論調査によりますと、消費税が導入された昨年、物価の上昇により生活費がふえたと感じた人は六三・七%と、昭和六十三年の五二・八%を大きく上回っております。消費税導入を柱とする政府のいわゆる抜本税制改革は全体としては減税の方が増税より多くて、トータルでは二兆六千億の減税となっているはずであり……
○山田勇君 水俣病の問題についてお尋ねをいたしますが、午前から午後にかけて各同僚委員がこの問題で質疑をいたしております。そこでなるべく重複を避けさせていただきます。 この問題は、御承知のとおり、水俣病が公式に発見されてもう既に三十四年が経過しております。三十四年と一口に言いますが、一歳の子供が三十五歳になるんですから。これは当たり前のことです。この三十四年という経過については非常に私は感慨深いものがございます。 この間、裁判を通じて、またマスコミなどで報道された水俣病の病像についても、四つの裁判所の勧告もあり、その見解もほぼ一致しているようでございます。これがばらばらならまだ少し和解のテー……
○山田勇君 昨年十一月に総務庁行政監察局より湖沼環境保全に関する調査結果に基づく勧告が出ましたが、内容は、湖沼の水の汚れが数年ほとんど改善されておらず、もっと積極的な行政の取り組みが必要であるというのが大筋であったと承知しています。これは水質汚濁防止法、さらに同法の力不足を補うために制定された湖沼水質保全特別措置法、この二つが活用されておればこのような勧告はなされなかったんではないかと考えるのであります。琵琶湖を初め霞ケ浦、印旛沼、手賀沼、諏訪湖、そのほか幾つかの湖沼について汚染対策がおくれ汚れが横ばいであることは、法律の活用でできる規制を控えたり、都道府県への指導が不十分であったり、また長期……
○山田勇君 先般の中東湾岸戦争における環境汚染は、日々のテレビニュースなどで実に生々しく報道されました。油にまみれた海鳥の姿は家庭の子供たちにも強い衝撃を与えました。かく言う私も、あの絵を見ただけで涙ぐんだと記憶しております。いつ消えるとも知れない油井の火災、空を覆う黒煙、またつい先日の四月十日にはイタリア北西部の地中海でフェリーと原油タンカーが衝突し多数の死傷者を出すとともに、地中海に今世紀最大の原油による汚染をもたらしました。 地球規模で進んでいる環境破壊はより一層深刻であります。オゾン層の破壊、熱帯雨林の減少、砂漠化、酸性雨の被害、さらに気候の温暖化現象など、私たちは地球上に生きながら……
○山田勇君 御承知のように、環境問題は国ごとの域を越えて地球規模の問題となっています。地球温暖化問題にしましても、二酸化炭素、メタン、フロン、二酸化窒素等の温室効果ガスの大気中の濃度は、化石燃料の大量使用、森林破壊の増大などによる人間活動の増大に伴ってますます増加しています。このことが地球の温暖化をもたらし、気候の変動や海面上昇など、生態系や人間の日常生活にも悪影響を及ぼすことが指摘されております。地球温暖化問題に対して環境庁はどのような態度で臨むのか、お聞かせをいただきたいと思います。
【次の発言】 地球温暖化対策は手おくれになってはどうしようもないと考えます。直ちに実行可能な具体策があるの……
○山田勇君 今国会会期末までに、建設省としては約十法案、まだこれはふえる可能性もあるかもわかりませんが、大臣、十法案を審議しなければなりません。その建設省の長におられます大臣が、当初からこういう形での疑惑を受けて云々がございます。しかし、我々議員、委員会としましても、法案に対する賛成反対はあるにしても、この法案を慎重審議して何としても成立させていこう、そういう気構えで我々委員は一生懸命頑張っております。そのさなかに、邂逅といいましょうかつまずきといいましょうか、こういうことがあるのは大変私は残念に思っております。これは建設省全体の士気にもかかわることだなというふうに考えております。 というこ……
○山田勇君 法案質疑に先立ちまして、二点少し質疑をいたします。 及川委員も先ほど来申し上げましたとおり、工事現場においての事故が多発をしております。そういう中で最も悲惨なのは広島新交通システムの橋梁の事故だと思います。事故が起こりました明くる日、大阪六時の新幹線で広島に入りました。現場検証は九時からということなので八時に現場に入りまして、工事現場の方たちともお話を伺ってまいりました。九時から建設省のお三方お見えになりまして、司法と一緒に調査なさっておられました。その中で、先ほど来お話を伺っておりますと、原因究明といいますか、解明にはまだ相当な期間がかかるやに聞いております。 その間、建設省……
○山田勇君 昨年六月に経済企画庁の発表した公共投資基本計画によりますと、経済力に見合った豊かさを実感できる社会資本の整備の必要性が述べられております。私も、経済優先の公共投資から、国民生活の質的向上を目指すその一環として、下水道整備は極めて重要な意義を持つものと認識するものであります。 そこで、各国の下水道普及率を見ますと、イギリスでは九五%、旧西ドイツ九一%、アメリカ七三%、フランス六四%などに対し、日本は四四%と欧米諸国に比べ著しく低いのであります。第七次下水道整備五カ年計画では五四%に引き上げられることが予定されており、また都市計画中央審議会の答申では、西暦二〇〇〇年には七〇%、二十一……
○山田勇君 先ほど井上理事、及川委員の北海道開発に関する質疑を聞いておりまして、大塚建設大臣は一千万都市ということを言われましたが、私は、これは決して夢でなく、ここ四、五年でこういう人口増は達成されるのではないかと思います。かく言う私も小樽で生まれて大阪で育って、及川先生は北海道で生まれて北海道で育ったと、北海道を第二のふるさととして非常に興味がございます。 実は六月の十五日、国会の会期延長がなければ、日本で初めてのソ連アエロフロートの飛行機二機をチャーターして大阪経済視察団というのを組みましてサハリンに参ります。これを募集いたしましたところ、一番多く参加をしてまいりましたのは全国の昆布業者……
○山田勇君 法案の審議に先立ちまして、この法案を審議していて非常にむなしさを感じております。これは法案がむなしいのではありません。この法案を成立させても、三十年という歳月で三十年後この法律がどう生きたかということを見定めることができない。十年ぐらいなら私もあと頑張れるなと思うんですが、三十年といいますとスタンスが長いなという気がしますが、この法律作成に当たりまして三十年というのは、もう頭から三十年と決めておられたんですか。
【次の発言】 期間が三十年といいますと、ケース・バイ・ケースというのがよく出てくると思うので、その点は先ほど来局長も「法律は法律としてあってもその都市の区画の大きな変更なん……
○山田勇君 車社会、いわゆるモータリゼーションが進展するにつれ、交通渋滞、交通事故、また環境問題など、社会経済上にさまざまな矛盾が発生しています。何と申しましても、交通事故による死者の数が一万一千二百二十七人と、平成元年よりさらに一・三%増加するという最悪の事態は深刻であります。また、自動車の保有台数は平成元年三月末で三輪以上の車が五千二百万台に達し、大都市圏や地方の中核都市では恒常的に交通渋滞、路上駐車が発生しています。こういった状況の中で、道路は多極分散型国土の形成と地域社会の活性化のため、今後とも高規格幹線道路を初め国民の多様なニーズに適合した道路の整備が必要だと思います。 そこで、質……
○山田勇君 三参考人、大変御苦労さまでございます。私が最終の質疑者でございます。よろしくお願いをいたします。 先ほど来の御論議、各委員また各参考人のお話を承っておりまして、それで感じたことを率直に申し上げていきたいと思います。 専門部会、家賃部会と二つの部会に分かれて長きにわたり論議をなされて、八%の家賃値上げというのを決定なされたということでございます。その中にありまして、先ほどの上田委員の質疑の中にもありましたが、母子家庭、年金生活者、生活保護世帯、そういうこともいろいろ考えるんですが、とりあえずは一般的な物の考え方として家賃を上げていくんだと。ケース・バイ・ケースでこの場合はどうする……
○山田勇君 ちょっと質疑の角度を変えます。質疑通告していませんが、荒井さん残っていてください。 この長良川河口については知識がないものですから、西野委員にもいろいろと教わったり、また聞いたりしております。今同僚議員の中村委員の方からは宍道湖の例をとられました。これは鳥取県民、島根県民総意の大反対運動であったというふうに記憶しております。そうしますと、この長良川河口の反対運動をしている、一部という言葉を使うと怒られますので一部とは言いませんが、反対をしている方たちは県外から来てはるんですか、県民なのか。先ほどの説明聞きますと、名古屋市長も含めての全自治体の長たる人がこれをどうか推進してください……
○山田勇君 質問に当たりまして、松戸放水路水没事故でとうとい人命を亡くされました七名の方に心から御冥福をお祈りいたしまして、質疑に入ります。 これは大臣に申し上げます。河川局長には質疑通告しておりませんのでおりませんが、大臣にぜひ聞いていただきたいといいますか、心から要望しておきたいと思います。 各党の各委員先生方からこの事故についての熱心な御質疑がありました。特に井上先生は詳細にわたり安全管理面、契約事項の問題、納期の問題、工事期間、いろんな質疑をしておりましたが、それを受けましてちょっと質疑をさせていただきたいわけです。 ここに九月十八日のアメダスの降水量表というのを気象庁からいただ……
○山田勇君 同僚議員の各質問と若干重複するところがあると思います。その辺は割愛をさせていただきまして質疑をしたいと思います。 まず、九月十九日に国土庁から発表されましたことしの七月一日時点での都道府県地価調査によりますと、全体的に地価の鎮静化が進んでいることがわかります。特に、東京、名古屋、大阪の三大都市圏では七五年の調査開始以来初めて上昇率がマイナスに転じており、大阪圏はマイナス一五・三%と突出した下落を見せていますが、これはかって大阪圏の場合、八四年から九〇年にかけて住宅地平均で三倍に上昇しております。今回の鎮静程度では高値水準は崩れておらず、まだまだ一般庶民がマイホームを手に入れるのに……
○山田勇君 中村長官、私が最終の質疑者でございます。実は、きのうからちょっとタコも風邪を引きまして、三十九度から今熱があってきつい、風邪引きの薬を飲みますともう眠くて眠くて仕方がないんでございますが、端的に重複を避けながら質疑をさせていただきます。 中村長官は御趣味がスキューバダイビングなど自然の中での運動がお好きと聞いております。また、自転車や電気掃除機などは御自分で修理なさるとか、ちょうど御就任のテレビを見ておりましたらそういうことを言っておられました。リサイクル問題が非常に重要視されている昨今、環境庁長官としてはまことにふさわしいんではないかと考えている一人でございます。そこで、質問に……
○山田勇君 両先生御苦労様でございます。 私が最終の質疑者でございます。七分ほど過ぎております。簡潔に私はお尋ねをいたしますが、高桑先生が素人や素人や言いはるんで、私になってきますともうその素人に輪をかけた素人でございます。正直言いまして、この委員会の会場の雰囲気などを聞いたり見たりしておりまして、先生方の話は余りに難し過ぎて僕にはよくわかりかねました。 そこで、きょう参考人の先生方を四人呼んでやる委員会は、賛成とか反対とかという論を重点視した委員会ではなく、公正、公平に委員長の取り計らいで先生方をお呼びして、質疑をして、そうして先生方の御意見を聞いて、それを参考の資料としようという委員会……
○山田勇君 最近の地価動向は鎮静化の傾向にあることは事実のようであります。しかし、年収に対する一戸建て住宅の取得倍率が欧米の三から四倍であることを考えますと、まだまだ地価は高過ぎると思います。平成三年度の経済白書は、今回の地価高騰により、第一に大都市での良質な住宅の取得を困難にした、第二に資産格差の拡大を招いた、第三に社会資本整備に支障を生じさせたというふうに取り上げております。つまり、今回の地価の高騰は、土地のない人にとっては住宅の取得が困難になり、土地を持っている人も居住用である限り相続の不安を増したことなど、大きなメリットはないと言えるのではないでしょうか。 そこで、お伺いいたしますが……
○山田勇君 今の沓脱委員そして粟森委員の水俣の話を伺っておりました。環境委員会は私も籍を置いて長いので、この問題はもう何年来続けてきたことであります。長官、よくわかるんですね、長官の言われること。私ごとですが、これは質疑通告していませんので答弁は結構なんですが、今の流れの中から感じたことを率直に述べたいという気持ちであえて申し上げているわけでございますが、国が私企業の責任を一々負っておられない、これはもう全くそのとおりだと思うんです。これをやるともうとんでもないことで、私はその苦い経験があるんですね。 私、友人に五千万円の手形の裏書きを無知なものですからして損失を与えられた。ある日降ってわい……
○山田勇君 ニホンオオカミ、カワウソときたら、次はタヌキを聞かないかぬのかななんて思ったりしておるのでございますが、またこれは法案が出ましたらゆっくりとタヌキについても質疑をしたいと思います。 ことし六月にブラジルにおいて開催をされます環境と開発に関する国連会議、いわゆる地球サミットに向けて、環境問題に関する関心は世界的に盛り上がりつつあると考えます。我が国といたしましても、新しい世界秩序の構築が模索されている今日こそ地球環境保全に全力を傾け、国際貢献の中にも大きなウエートを占めるものとなさなければならないと思います。環境問題を論じるときによく持続可能な開発という言葉が使われますが、過去にお……
○山田勇君 四参考人、大変御苦労さまでございます。限られた時間よりかなり時間がオーバーをいたしております。最終質疑者でございますので最後までどうぞよろしくお願いをいたします。 まず猿田参考人にお尋ねをいたします。 環境庁によれば、新法が完全に実行されればいわゆる二〇〇〇年までに環境基準、NOxの総量を新たに四割削減が達成できるとしている。その内訳というのは、車種制限により一割から二割、使用革対策で一割から二割、それと電気自動車の普及等で一割を期待しているということでございます。それに伴う交通体系であるとか物流の合理化とか、そういうものも加味されることは十分承知ですが、大体この基準どおりいく……
○山田勇君 同僚の西野委員並びに中村委員の方からノー・マイカーデーの話が出ておりましたが、局長は高くノーマイカーデーを環境という立場から評価していただいております。そういう中で大阪府知事が聞いたら涙を流さんばかりの評価をしていただいているわけです。 その実施効果というのは先ほど来出ておりますが、いみじくもきょう二十日はノーマイカーデーでございます。そこで、大阪府は思い切ってきょう大阪千里からミナミまで行きます大幹線道路であります新御堂筋を一車線閉鎖しました。これは一石二鳥で、工事を兼ねて通勤時間帯の八時三十分ぐらいまで思い切って道路を一車線閉めだということです。私はどの程度のカーが規制された……
○山田勇君 世界人類共通の課題でもあります地球環境の保全と持続の可能な開発の実現ということで、その具体的な対応策の合意を得ることを目的とした地球サミットがブラジルのリオデジャネイロで開催されます。六月の三日−十四日に開かれるわけですが、環境問題は日増しに関心が高まり、今や人類存続という立場からも解決しなければならない最重要課題であります。人間が地球上に存続していくためには、これまでの人間のエゴが優先するような考え方では人類の将来は暗く、存続すら危ぶまれると思います。 この絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律案の審議につきましても、私は地球上に生きとし生けるものがともに生きる、共……
○山田勇君 現行の琵琶湖総合開発特別措置法が今月末で期限切れとなることから、今回五年間の延長ということ一で一部改正案が出されているわけでありますが、この法律の目的の、琵琶湖の自然環境の保全と汚濁した水質の回復を図りながら水資源の利用と関係住民の福祉とをおわせて増進し近畿圏の健全な発展に寄与するということは、大変すばらしいことであります。また、事業計画の三つの柱であります保全対策、治水対策、利水対策というものは、地域住民にとってはぜひ必要なものであります。 でありますから、有効期限内に事業の完了が不可能となった現在、期限を延長し、残った事業を達成させるという今回の法改正の趣旨には賛成の意を表す……
○山田勇君 まず、建設省にお伺いをいたします。
大阪湾環状道路を形成する紀淡海峡連絡道路は、明石海峡大橋とともに四全総に位置づけられた大阪湾環状交通体系の一環でありまして、四国方面から関西空港へのアクセスの最短ルートでもあり、また関西空港を核とした大阪湾ベイエリア開発の促進、さらに近畿圏の交流ネットワークを強化し、国土の均衡ある発展を図る上におきましても重要なプロジェクトであると考えます。これが早期実現のため建設省としてはどのような取り組みをしているのか、概略で結構でございますが、御説明ください。
【次の発言】 どうもありがとうございました。
次に、東京湾横断道路についてお尋ねをいたします……
○山田勇君 宮澤総理が所信表明の中で述べられました生活大国を実現するためには、欧米に比べてまだまだおくれていると言われております住宅、社会資本の整備を推進し、国民生活の質の向上を図ることが重要であります。平成二年六月に策定されました公共投資基本計画におきまして、二十一世紀までの十年間に約四百三十兆円に及ぶ公共投資の実施が決められておりますが、しかしながら、これらの住宅、社会資本整備のためには必要な公共用地が確保されることが大前提であります。そこで、今後の公共用地取得を推進するための具体的な取り組みについて、幾つかをお尋ねをいたします。 建設省のこの資料によりますと、最近の公共用地取得をめぐる……
○山田勇君 私ごとでございますが、少しちょっと午前中から体調を崩しておりまして全質疑を行えないかもわかりませんが、残りました質疑は次の委員会にゆだねたいと思っております。 地方の自立的発展の促進及び国土の均衡ある発展を目指して、今回、本法律案が六省庁共同で提出されたわけであります。私はこの国土の均衡ある発展といううたい文句を過去何度聞かされただろうかと思ってみるわけでありますが、今回のこの法律案はこれまでの類似の地方振興策とは違うんだという国土庁長官の力強い発言がさきの衆議院における審議の中でも聞かれたそうでありますので、ここはひとつ関係省庁が一致団結してこの法案を実効あるものとするべきだと……
○山田勇君 民社党の山田でございます。 三参考人には大変御苦労さまでございます。私が最終の質疑者でございます。三参考人の先生方にまとめて質問を申し上げたいと思います。 伊藤先生は参考陳述の中で、都市空間の美しさ、道路の美しさ、空間の美しさ、ドイツ森林の文化都市の美しさ、非常に都市というものに対してロマンを持っておられる先生、美しい心を持った先生だなというふうに拝聴をいたしておりました。そこで、偶然ですが、この次に来ます都市計画法を勉強するために先生の著書を、私、先日買ってまいりまして、「最適都市を考える」という中のいろんなディスカッションの中で言われております。そういう中で、この法案に先生……
○山田勇君 最終質疑者でございます。よろしくお願いをいたします。なるべく重複を避けて質問をいたします。 まず、東京一極集中の是正策として、現在、大宮とか幕張などの業務核都市へのオフィスを移転するといった、いわば東京から東京圏への移転施策も並行して行っているわけでございますが、これも現況といたしましてはやむを得ないと考えます。結果的には東京圏のパイを広げ需要をますますふやすことになり、慎重な検討が必要であると考えます。例えば大規模な地震などを考えた場合、東京圏への諸機能の集中は避けられなければなりませんし、ごみ処理問題においてもしかりであります。その点について、まず政府の御見解をお聞かせくださ……
○山田勇君 今回、政府は約二十年ぶりに都市計画法及び建築基準法の改正案を提出されたわけですが、ここ十年余りの間に我が国においては地価の高騰、乱雑な町並みの整備のおくれなど、さまざまな土地、住宅などの問題が深刻になってきました。政府はその対応に後手に回った感はありますが、きょうまで監視区域制度の導入、土地基本法の制定、不動産融資の総量規制、地価税の創設など、土地関連税制の改正、そして借地・借家法の改正を行ってきました。しかしながら、今回の改正案の提出は土地問題における地価の高騰など、都市計画制度がその後の環境の変化に適応できなかったことと密接な関係があると考えます。 建設大臣の諮問により、都市……
○山田勇君 五参考人、大変御苦労さまでございます。 私が最終質疑者でございます。御承知のとおり、もう時間がほとんどございません。そこで、五参考人に共通したことと申しますと、先ほど来申し上げておりますとおり、住民参加ということでございます。 日笠参考人においては、住民参加が大切である、住民参加しただけではなく、住民意識の向上も必要であると言われました。五十嵐参考人は、市町村を旅立ちさせなさいというふうな御意見であり、その中にあって、知事が最終的には最優先的な権限を持っているではないかという御意見。それから花形参考人におきましては、イギリスのコレラから発生した都市計画のお話などを興味深く聞きま……
○山田勇君 先般の委員会に続きまして質問をさせていただきます。 従来なら重複を避けてということでございますが、あえてこの法案については重複を恐れることなく質問をしていきたいと思います。その重複しているところが当法案のポイントではないかなというふうに存じております。 先ほど山田耕三郎委員の方から、いわゆる国の権限のお話が出ておりました。これはもう先ほど来十分に局長の方からのお話もありましたので避けさせていただきます。 そこで、地域計画制度についてお尋ねをいたしておきます。 町づくりにおいては、地域レベルで計画の策定というものが重要であります。現在、日本にはドイツのFプランとかBプランなど……
○山田勇君 まず、宮澤総理にお伺いをいたします。
最近、政府・与党の中からこの夏の衆参同日選挙があるとかないとかといった声をよく聞くわけでございますが、総理・総裁として同日選挙についてどのようなお考えなのか、また、どのような状況になれば同日選挙をやればよいとお考えなのか、率直にお話をいただきたいと思います。
【次の発言】 我が国は経済大国と言われながら、国民の多くはそれを生活の中に感じることができません。事実、物価が高い、マイホームが手に入らない、教育費は高くつく、労働時間は長い、過労死など、経済大国と言われながら国民生活はゆとりとか豊かさからほど遠いものとなっております。
新聞によります……
○山田勇君 持ち時間が同じく短うございます。答弁は簡潔にお願いをいたしておきます。
現在の廃棄物の激増に伴う処理処分場の不足は深刻な問題であります。経済の発展に従って廃棄物の排出量の増加を予測し、これに適切な対応をなさなければなりませんが、現在の状況はもう手おくれになっておるのかどうか、その点をひとつ伺っておきます。
【次の発言】 問題解決のためには、国、地方公共団体、事業者、さらに消費者が一体となって廃棄物の減量化と再資源化に取り組むことが必要でありますが、その観点から、幾つかといいましてももう時間がありませんので、一、二点質問をいたします。
まず、本法で事業者に再資源化に向けてのさまざ……
○山田勇君 平成三年の地価公示で三大都市圏の住宅地の上昇率が平均で八%にとどまり、しかも都心部などは公示価格での売却は難しいといった例もふえ、地価上昇は鎮静化したというムードが広がり、一時のような狂乱地価に対する一般の関心が薄れているように思いますが、地価の現在の動向をどう把握しておりますか、国土庁にお尋ねをしておきます。
【次の発言】 この地価税は五年後に見直すことになっていますが、見通しがはっきりしないようで
あれば、地価税の名寄せも本年度中にできる予定のようでありますから、見直しは一年後とか二年後、少なくとも三年後に見直すべきであると考えますが、その点はいかかでしょうか。
○山田勇君 経済の発展に伴う今日の大量生産、大量消費、そして大量廃棄という社会構造を資源循環型に改め、快適な住環境、さらに地球に優しい環境を実現するためあらゆる努力が望まれるのでありますが、今回のこの法改正によって廃棄物の発生を抑制し、リサイクルまた減量化が進められ、単に行政システムの改革ということではなく、生産者も販売業者も、さらに消費者も一緒になってふえ続ける廃棄物処理に真剣に取り組まなければならないと考えます。 そこで、具体的な質問に移ります。最終質疑者であります。ほとんどの質疑が重複しているところがあります。若干角度を変えて申し上げますが、質疑通告しなくても小林部長であれば十分に答え……
○山田勇君 まず、法務大臣にお尋ねをいたします。 今回の借地借家法の改正ということは、衣食住の住という国民生活の基本的な問題に変化をもたらそうということでありますから、借地・借家関係にある人あるいはこれから借地・借家関係を持とうとする人たち、中でも特に社会的弱者と言われる低所得者の方々、高齢者、また外国人などの居住環境をどう守っていくのか、こういった疑問に対してどうお答えをしていくのか、これが最重要課題であるということは言うまでもありません。政府がこれまでとってこられた措置については、国民の理解を深めるということに一定の役割を果たし得たということでは率直に評価できることであります。 さて、……
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