吉岡吉典 参議院議員
17期国会発言一覧

吉岡吉典[参]在籍期 : 14期-15期-16期-|17期|-18期-19期
吉岡吉典[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは吉岡吉典参議院議員の17期(1995/07/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は17期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院17期)

吉岡吉典[参]本会議発言(全期間)
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第134回国会(1995/09/29〜1995/12/15)

第134回国会 参議院本会議 第4号(1995/10/05、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党を代表して、総理並びに関係大臣に質問いたします。  政府は、事業費が十四兆円を上回ることをもって今回の景気対策を史上最大規模の景気対策だと大いに誇っております。ところが、これで景気が回復するという声がほとんど出てきません。なぜだと思いますか。  それは今回の景気対策が、見かけは大きくてもその中身は、あなた方がどんなに弁明しようとも、九二年八月以来の過去五回、総額四十八兆円に上る対策によっても見るべき効果を生んでいない大型公共事業費中心であり、その従来型政策の金額だけ膨らませても効果は期待できないからであります。  実効ある景気対策というなら、我が党の橋本議員がきのうこの……


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第136回国会(1996/01/22〜1996/06/19)

第136回国会 参議院本会議 第25号(1996/06/10、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 私は、日本共産党を代表し、金融関連法案について、総理並びに大蔵大臣に質問いたします。  昨年来、住専問題を初め金融機関の破綻が相次ぎ、金融機関の膨大な不良債権の実態が明るみに出されました。そして今、「住専に血税を使うな」は大きな国民の声になっています。住専処理に当たってまず求められることは、その責任を明らかにすることであります。  このような事態をもたらした背景に、八〇年代以降の金融自由化と、その中で引き起こされたバブルとその崩壊があることは、ひとしく指摘されているところであります。  では、バブルを引き起こし、バブルを崩壊させ、今日の住専問題を引き起こした責任者はだれか。それは……

吉岡吉典[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院17期)

吉岡吉典[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第134回国会(1995/09/29〜1995/12/15)

第134回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(1995/12/06、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 最初に予定外の質問ですが、中山長官に一言お伺いします。  先ほどの答弁の中で、現在の日ロ関係は戦闘状態が継続しているという趣旨の答弁がありました。  今の日ロ関係は国交もありますし、かつての日ソ共同宣言によって戦争状態は終わっているわけでありまして、先ほどの答弁はそういう点でいえば非常に大変な事実誤認の答弁だと言わざるを得ませんし、担当大臣の答弁ですので、これは国際的にも影響することになりかねないものだと思いますので、私は改めて大臣に本気でそのようにお考えになっているかどうかお答え願いたいと思います。
【次の発言】 これはこれでいいんですが、大体隣に外務大臣がいて、こういうのは私……

第134回国会 大蔵委員会 第1号(1995/10/18、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 大蔵大臣に、法案の前に一つお伺いしておきたいことがあるんです。  それは、八月三十日、木津信用組合と兵庫銀行問題の談話の中で、兵庫銀行の新銀行くの業務移転に際しては全員雇用を終了する、つまり解雇ですね。そして必要な人員だけより低い賃金で雇用するということまで述べられております。これによって労働者の中ではいろいろな雇用不安が生まれております。  大体、こういう問題というのは労使間で決めるのが原則だと私は思います。それを、大蔵大臣が談話でそういうことを示すということは、大蔵省はこういう労働条件まで労使間に任せないで介入していこうということなのかどうなのか。そうだとすれば、これは明らか……

第134回国会 大蔵委員会 第2号(1995/11/09、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 最初に、バブル期の借金の取り立て問題に関連してお伺いします。  バブルの時期に銀行は個人に対していろいろうまい話を持ちかけて、あの手この手と不動産などを担保とする大型の融資を積極的にふやしました。これには大型フリーローンによる株式投資や変額保険などがあります。バブルがはじけてこれらの人たちは多額の借入金の返済を迫られ苦しんでおります。うまい話を持ちかけたことなど全く無視した銀行による取り立ての中にはまことにひどいやり方もあり、最近では人権問題として日弁連に救済を申し立てられている、そういう事件もあります。詐欺同然と私は言いたい変額保険の被害者の問題はこの委員会でも取り上げたことが……

第134回国会 予算委員会 第3号(1995/10/17、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 総理、御存じだと思いますけれども、昨年十月二十七日、アメリカ上院はアメリカがハワイ王朝を転覆して併合していったことに関して謝罪決議を行いました。私はこのことは結構だと思います。総理、どういうふうにお感じになりますか。
【次の発言】 米上院はアメリカがハワイ王朝を転覆して併合したことを謝罪する決議を行った、一年前。これは結構なことだと思いますが、総理、どう思いますか。
【次の発言】 私がこのハワイの話を持ち出したのは、実はこれが日本の韓国併合と関係があるからなんです。  それは、当時、韓国の併合直前に、桂首相、小村外相、伊藤統監、彼らが韓国併合について協議した。そのときに伊藤博文が……


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第136回国会(1996/01/22〜1996/06/19)

第136回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1996/03/15、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 私は、最初に、この委員会には委員会開催反対だということで出席しておられない会派があることに関連して、一言述べておきたいと思います。  私も、この委員会を不正常な状況で開くことには反対でありました。今衆議院で正常化のための努力が重要な局面を迎えているときに、私は衆参両院とも無理をしないでこれを実らせるということに協力するようにという立場からであります。  しかし、委員会が開かれたからには、私どもどんな場合でも審議に参加するという立場ですので、私もここで審議に参加させてもらいます。  こういう形で無理をしてでも委員会を開いたわけですから、沖縄問題たくさん論議しなくちゃいかぬ問題があり……

第136回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(1996/05/07、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 岡部長官にお伺いします。  沖縄県は、二十一世紀には基地のない平和な島ということを掲げております。「若い世代が希望の持てる基地のない平和な沖縄」、こうこの「沖縄からのメッセージ」というパンフレットでも書かれております。ところが、さきの日米首脳会談で、今後五十年、二十一世紀にも安保条約を堅持しようという方向が打ち出されました。これは大田知事がこのパンフレットの中で一番危惧している「二十一世紀にわたって基地が固定化されるのではないか」という、こういう心配を事実で裏づける結果になったと思います。  こういう基地のない平和な沖縄ということを沖縄県が掲げていることは、こういう日本政府から見……

第136回国会 金融問題等に関する特別委員会 第6号(1996/06/14、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 総理、この間の本会議の答弁等を聞いておりますと、住専に財政資金を投入することを含む今回の処理策は臨時異例の措置だということを繰り返しおっしゃっていました。臨時異例の措置だということになれば、そうでない通常の措置のあり方、通常だったらどういう処理を行うかということについて、まずお伺いします。
【次の発言】 臨時特例じゃなくて、異例の措置と繰り返しおっしゃっています。  私は、今後ともという今お話でしたけれども、今後とも臨時異例の措置ということはないと思いますから、通常だったらどういうやり方が好ましいかということをお伺いしたがったんです。

第136回国会 大蔵委員会 第2号(1996/02/16、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 私は、きょう、事前通告したテーマで質問するとかみ合わないという体験をしましたので、この場ではかみ合うように、事前通告していませんけれども、先ほどの委員会の質問の一テーマでやらせていただきたいと思います。  先ほど論議がありましたけれども、この大変な財政危機に六千八百五十億円の公的資金を投入する、そのために赤字公債を発行するということには私どもは絶対反対であります。さっきも指摘がありましたが、大蔵省の責任逃れがそういう形でやられているんじゃないかというのが漠然とした国民的な私は感覚になっているんじゃないかと思います。それは、世論調査を見ると一番責任が重いのは大蔵省という数字が出てい……

第136回国会 大蔵委員会 第3号(1996/02/22、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 財政問題でまず大臣にお伺いしますけれども、大蔵省は財政危機ということを強調し続けておられます。問題は、それをどういう危機かという、認識かという問題です。  私は、現在の財政危機というのは、七〇年代後半から八〇年代前半まで二次にわたる石油危機後十年近く続いた第一次財政危機に続く第二次財政危機を迎えようとしていると、そういうふうに思っているところです。特に、歳出構造という点を見ますと、我が国の歳出構造というのは八〇年代後半から国債費が首位を占めていると。それ以前、七〇年代は社会保障関係費が長い間首位を占め、次いで地方財政費、公共事業費と続いて、まあ国債費は五位ぐらいというところにあっ……

第136回国会 大蔵委員会 第4号(1996/03/15、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 きょう、この委員会を見ますと二つの会派が欠席されております。全体として出席も余りよくないという状況にあります。こういう状況になることが予想される形でこの委員会を開くことに私どもは反対でした。衆議院の予算委員会の事態はまことに不正常な事態で、これは打開しなくちゃいかぬ。私の党も加わってその打開の努力が続けられており、これを打開するために予算委員会は看板も掲げないで何とか早く解決しようというときだけに、衆議院であれ参議院であれこれに障害になるようなことはやらない方がいいというのが私のところの趣旨でありました。  そういうわけで、二つの会派がきょうは出席されていないようなことは私は避け……

第136回国会 大蔵委員会 第6号(1996/03/28、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 私は、今問題になった公益法人の収支計算書の提出義務の問題についてお伺いします。  今、若干の論議がありました。この新しい租税特別措置法の一部改正案では、今説明がありましたように、収益事業を営まない公益法人等についても、一定の小規模な法人を除き、収支計算書を所轄税務署長に提出しなければならないこととする、こういうふうに決められております。  今も大蔵大臣は、課税の適正化のために適当な措置だと、こういう答弁ですが、まず考えていただきたいのは、これまで税務署とかあるいは税金と関係のなかった公益法人、とりわけ労働組合からは、法人格を取っている限り税務署長に対して収支計算書の提出を義務づけ……

第136回国会 大蔵委員会 第8号(1996/04/11、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 百年続いた専売制度を廃止しようというわけですから、いろいろな問題がたくさんあります。しかし、我々一番考えなくちゃならない問題は、やはり塩の安定供給、それから今でも自給率一五%という塩の需給、国内塩産業をどう守り発展させていくかという、これまでも論議されてきたテーマですが、そういうことにあると思います。  私、最初にお伺いしたいんですが、なぜ一体塩の専売制度を廃止しなくちゃならないのかという点なんです。  塩の安定供給、国内塩生産の保護、振興という点からいえば、私は国が全面的に責任を負う専売制度というのがやはり一番好ましい制度ではないかという気がいたします。先ほどの答弁を聞いていま……

第136回国会 大蔵委員会 第10号(1996/04/26、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 私、十年前に議員になって、最初に所属した大蔵委員会で取り上げた最初のテーマがこの特例公債問題でした。途中で大蔵委員会から外れていた時期もありますけれども、この間この特例公債問題を何回取り上げてきたか、ちょっと調べてみようと思いましたけれども、数え切れない状況でありました。  昨年度だけでも、当初予算、一次、二次、三次の補正予算、四回特例公債が発行されているという状況であり、大蔵省の文書を見ましても、「我が国財政は昭和五十年度から十五年間にわたり特例公債に依存し続けてきた」と、こういうふうに書かれているところです。そういうことが続いた結果、財政審の報告では「時限爆弾を抱えた状態」だ……

第136回国会 大蔵委員会 第11号(1996/05/07、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 今の論議の中で出たことで、最初一つ具体的に合意しているものをまず決めてという大臣の答弁がありましたけれども、その第一次スキームの三・五兆円、第二次スキームでの一兆円の拠出金、これは各銀行ごとにもう全部手続が終わって負担額まで決まっていますか。
【次の発言】 私は、今決まっていたとしてもこれにとどまるものではないということで、きょうは住専の問題で主として大臣の見解をお伺いしたいと思うんですけれども、三・五兆円の負担にとどまるものではないという点では、これはもう既に各党超えての一致があるものだと思っております。大臣もしばしばそのことはおっしゃっているわけです。  そこで、私はもう少し……

第136回国会 大蔵委員会 第12号(1996/05/09、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党を代表して、平成八年度公債発行特例法案に対し、反対の討論を行います。  本法案は、平成八年度予算の財源として、十二兆円を上回る大量の赤字国債を発行するものであります。これに建設国債の発行を合わせると平成八年度の国債発行は総額二十一兆円を超え、七〇年代後半から八〇年代にかけての財政危機を上回り戦後最大規模となります。これにより歳出に占める国債依存度は二八%、年度末の国債発行残高は二百四十一兆円にも達する見込みであります。  この財政危機をもたらした原因は、景気対策の名の公共事業の大盤振る舞いや、軍事費の大幅増額など安易で放漫な財政運営にあることは明らかであります。乱脈経営……

第136回国会 予算委員会 第3号(1996/02/16、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 住専問題を中心に質問したいんですけれども、最初に歴史認識に関して一点だけお伺いしておきます。  総理は植民地支配についての深い反省を述べられましたが、韓国併合もその対象になっているのか、韓国併合の評価についてお伺いします。
【次の発言】 韓国併合は、今のような深い反省の内容の一つとして述べられたと思います。  そこで私、ある人から問題提起を受けまして行ってみたことでありますが、明治神宮外苑の明治神宮聖徳記念館というものがあります。これは、明治天皇の輝かしい御聖徳の数々を目の当たりにおしのびいたすことができるとか、あるいは入り口の案内文、私も行ってみましたけれども、そこには、近代国……


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第138回国会(1996/11/07〜1996/11/12)

第138回国会 大蔵委員会 第閉会後1号(1996/11/28、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 先ほどの質問に対する捜査当局の答弁の中で、今は出資法違反で捜査している、捜査の結果、保険業法違反とか詐欺罪とかいうことになるかならないかは決まるという答弁でした。  新聞報道によると、警察当局は詐欺罪を視野に置いていると、こういう報道もあります。私は、いろいろ罪名挙げられました。これは捜査の結果ということですけれども、これはそういうことも視野に置いている、とりわけ詐欺罪というのは視野に置いているという見地からの答弁だと、そういうふうにとりましたが、そうとっては間違いなのかどうなのか。
【次の発言】 とり方が間違いかどうかということにはお答えありませんでしたけれども、私は、もう既に……


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第139回国会(1996/11/29〜1996/12/18)

第139回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第2号(1996/12/16、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党を代表して、消費税問題を中心に質問いたします。  我が党は消費税そのものに反対であります。そもそも消費税は、経済力、担税力を度外視してすべての国民の消費に一律に課税する典型的な不公平税制だからであります。  この消費税導入は、一方での法人税減税の動きと相まって、戦後曲がりなりにも貫かれてきた民主主義的な税制の原則を、庶民には増税、大企業、大金持ちには減税の方向へ根本的に転換しようとするものであります。その五%への増税というのはとんでもないというのが私どもの主張してきているところであります。我々は、あくまでも来年四月一日からの増税実施の中止を求めるものであります。  今、……


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第140回国会(1997/01/20〜1997/06/18)

第140回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1997/03/03、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 最初に、事実関係を二点ほど、これは防衛施設庁になろうと思いますが、お答え願いたいと思います。  一つは、劣化ウラン弾が日本にいつから貯蔵されていたかがわかるかわからないか。それから、いつからそういうものが貯蔵されていることが日本にわかったのか、これが第一点です。  二番目、鳥島射爆場での米軍の訓練の状況、どういう部隊がどういう訓練をやっているかは米軍任せでわからないと答弁されていますが、わからないところはいいです。特に、昨年、一昨年、何日演習したか、逆に演習しなかった日は何日かでも結構です。  この二点、事務的にお答え願います。

第140回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号(1997/03/18、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 本土と沖縄を結ぶ唯一の交通手段と言ってもいい航空旅客運賃の割引が実現しようとしていることは大変歓迎されることであろうと思います。  そこで、これに関連して幾つかの問題をまずお尋ねしたいと思います。  法案によりますと、「沖縄島と沖縄以外の本邦の地域との間を航行する航空機で旅客の運送の用に」と、こうなっております。これをどういうふうに解釈するかですが、沖縄本島、つまり那覇空港と本土との間を運航する、こういうことで、離島は除かれているということだろうと思います。  その沖縄以外の本邦の地域というのは、本土の空港はどこであろうと、本土と那覇空港の間には適用されるということかどうか、まず……

第140回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号(1997/03/27、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 沖縄の基地問題を考える上でも、その前提となる安保条約と基地問題の基礎的な条約上の取り決めの問題について幾つか交通整理的に取り上げて、外務省の見解をお伺いしたいと思います。  日米安保条約は、第六条で駐留米軍に対して施設・区域の供与を取り決めておりますが、どの施設・区域を供与するかということの一つ一つの問題は、安保条約それ自体には規定されていないというふうに条文ではとれますが、それはそれでよろしいですね。
【次の発言】 だれが読んでもそうとるしかないと思います。  そこで、まず確かめておきたいことがあるんです。  要するに、一つ一つの施設・区域の供与というのは、安保条約それ自体にも……

第140回国会 議院運営委員会 第4号(1997/01/29、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 私は、日本共産党を代表して、内閣より提出された友部達夫議員の逮捕許諾の要求について、賛成の意見を述べます。  憲法に規定する議員不逮捕の特権は、全国民の代表として国権の最高機関の構成員である議員が、自由、独立に活動し、その職責を果たすことができるように保障し、逮捕が行政、司法などの権力によって政治的に乱用されることを許さないためのものであります。同時に、不逮捕特権を乱用して公正な捜査を妨げることもまた許されません。  友部達夫議員の逮捕許諾について言えば、さきの秘密会での説明によれば、容疑の内容、容疑事実の背景、容疑事実を認めるに足る相当な理由があり、友部議員に不逮捕特権を発動す……

第140回国会 議院運営委員会 第19号(1997/04/17、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 私は、日本共産党を代表して、反対の意見を表明いたします。  定例日でない日に議題もないままに本会議を招集し、あえて法案の緊急上程をしようというのは、本院の慣例に二重に背くものであり、到底認められません。  本会議の開催は、第一回国会以来、月、水、金曜日の定例日と定められ、「会期終了日が切迫したとき、緊急を要する案件のあるとき、その他議長が必要と認めたとき」に限ってそれ以外の日に開催できるとしていることは、参議院先例録にも明記され、院の民主的慣行として尊重されてきたものです。だからこそ、予算とか日切れ法案など以外に定例日でもない日に日時だけで本会議を招集し緊急上程をした例は、過去二……

第140回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第3号(1997/06/04、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 大蔵省から分離して総理府の外局として金融監督庁を設置するのはなぜかという問題について、主務大臣である梶山官房長官は、衆議院段階の速記録を読んでみると、非常にわかりやすく二点を上げて説明しておられます。  第一は、バックグラウンドはバブルの崩壊によるツケにどう対応していくかということだ、つまり企画立案部門と検査監督部門が混在しているのを二つに分ける、第二に、大変怖いことであるが、ビッグバンによる国際化の大波にさらされた金融界の整理縮小に対応することと、こういうふうに述べておられます。整理縮小というのは、銀行の倒産や再編ということをこういう表現でおっしゃったんだろうと思います。  大……

第140回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第7号(1997/06/11、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 法案は、第三条で金融監督庁の任務として、預金者、保険契約者、有価証券の投資者等を保護することを任務とする、こういうふうになっております。もちろん、この後段がありますけれども。金融監督庁の主なる任務が預金者保護、契約者保護であるということになれば、それは利用者から大変歓迎されることだと思います。  この法案の各条を読んでみますと、利用者をどのように保護するか、直接保護する条文というのが私には見つからないわけで、この第三条第一項というのはどういうふうに読んだらいいのかということが、私のとり方では、例えば経営の健全性が確保され、証券取引等の公正が確保されるということになれば、そのことが……

第140回国会 大蔵委員会 第2号(1997/02/20、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 私は、消費税問題あるいは法人税問題など税制の根本問題について質問したかったんですが、わずかの時間でそこへ言及する余裕がありませんので、きょうは益税問題を中心に二、三お伺いしたいと思います。  先ほども益税問題についての論議があり、答弁の中で主税局長は転嫁の問題にも触れられました。私がきょう特に取り上げたいのは、転嫁の心配のある中小業者の益税という問題よりも、より重点を置いて我々がまず取り上げるべきは、損税の心配など全くない大企業の益税の問題だという点であります。  その論議に入る前に、転嫁の実情についてまずお伺いします。

第140回国会 大蔵委員会 第4号(1997/03/17、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 この一月、盗難車ベンツが香港で発見されるという事件が起きました。どういうわけでそういうことが起こったのか、最初にお伺いしておきたいと思います。  私の聞いているところでは、これは現品検査を行わないままの輸出許可であるというところから起こったものではないかと、こういうふうに感じますが、現品検査が行われたかどうかということを含めてお答え願います。
【次の発言】 現品検査は行われなかったと、見ればベンツの輸出申告があるかどうかわかったはずですけれども。問題は、現品検査がどの程度行われるか。私は、現品検査を行っているのは一割にも満たない、大体六、七%ぐらいじゃないかというふうに聞いており……

第140回国会 大蔵委員会 第5号(1997/03/21、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 まず、酒税法の問題ですが、薄井局長は、大体この酒税法の一部改正する法律案の方向で交渉すると、こういうお話でしたが、それでは困るというのが九州のメーカー、沖縄のメーカーの声になっているわけです。  九州本格焼酎協議会というのがあるそうですが、そこの専務理事吉野さんという方が、しょうちゅうの増税でなくウイスキーの減税で対応してもらえないかということをおっしゃっている。そして、しょうちゅうの増税ということになれば、生き残れるのはせいぜい九州で二、三社だと、こういうふうにさえおっしゃっているんです。沖縄の泡盛メーカーからも、同じような心配が出されているわけです。こういう要求に対して、二、……

第140回国会 大蔵委員会 第6号(1997/03/27、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 この委員会と別の委員会とが重なりましたので、これまで皆さんの審議を全然聞くことができませんでした。したがって、全く繰り返しの質問にもなるかもしれませんけれども、お許しを願いたいと思います。  まず、戦後世界の特徴の一つは、私は経済の問題、福祉の問題、国民生活の問題というのを平和、安全保障の問題と同じく重視して、こういう問題も一国の責任に任せないで国際協力によって国際的な解決を図ってくる、そういうことが国連憲章で提起されて以来の一つの重要な特徴だと思います。しかし、そういう提起があるにもかかわらず、世銀でもIDAでもそういう役割を果たしていないということが現在の問題ではなかろうかと……

第140回国会 大蔵委員会 第7号(1997/03/28、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党を代表して、平成九年度財政特例法案に反対の討論を行います。  本法案は、九七年度予算の財源として七兆四千七百億円の特例国債を発行することを認めるとともに、厚生年金特別会計への国庫負担の繰り入れ減額措置を講ずるものであります。  これにより、財政再建元年といいながら、九七年度の国債発行額は建設国債と合わせて十六兆七千七十億円に上り、国債依存度は二一・六%となります。これは空前の規模となった昨年度に次ぐ戦後二番目の巨額の発行であります。この結果、国債発行残高は二百五十四兆円に達し、国債費は十六兆八千二十三億円と過去最高を更新しています。国、地方合わせた長期債務残高も四百七十……

第140回国会 大蔵委員会 第8号(1997/04/01、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 私は、日本共産党を代表して、中東開銀加盟措置法に反対の討論を行います。  本法案は、新しく設立される中東開銀に対して、我が国が授権資本の九・五%、約四百六十八億円を出資するものであります。  中東開銀は、他の国際機関との役割分担が明確でなく、設立の経緯から見ても関係国の合意が完全とは言えません。また、域内にも不参加国がある一方、域外でもヨーロッパの主要国が参加しないなど、国際機関としての条件が不備であります。  また、中東開銀は、融資の条件として市場指向型経済、民間及び企業家の自発的活動の推進を掲げています。これは、融資に際して特定の制度推進を押しつけるものであり、途上国の経済主……

第140回国会 大蔵委員会 第10号(1997/05/08、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 為替の自由化をフロントランナーとするビッグバンで東京市場をロンドン、ニューヨーク並みに活性化しようということですが、これは金融危機打開策の中でどう位置づけられているかというのが、まずお伺いしたい問題なんです。  今、日本の金融機関というのは、銀行も証券も保険もいずれも深刻な危機に直面しております。どうしてこういうふうなことになったのか。日本の金融というのはかつて世界で一番うまくいっていると、こういう評価を受けた時期もあったと思います。それを今日のような金融機関の危機が叫ばれるようになったのは、これはやはりバブルの崩壊によるものであると思います。八〇年代早々から始められた金融の自由……

第140回国会 大蔵委員会 第11号(1997/05/09、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  きょうは三人の参考人の皆さんに大変勉強になる話を聞かせていただきました。ありがとうございます。最初に、金融関係で室町先生と川添先生に、同じようなことで若干ダブる面もありますけれども、お伺いしたいと思います。  最近の日経新聞に、シティバンク在日代表という肩書で八城政基さんがビッグバンについてお書きになっていますね。今の議論に懐疑的であると、何を目的に改革するのかが明確になっていないんだということをお書きになっておりました。お読みになっているかもしれませんけれども。  要するに、お書きになっていることは、「ニューヨーク、ロンドンに次ぐ国際金融センターとして……

第140回国会 大蔵委員会 第12号(1997/05/13、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 議運の理事会と重なってばたばたしましたことをおわびしておきます。  この前の続きに当たる質問をさせていただきます。私、前回の最後にイギリスのビッグバンの結果をどう評価するかということについて質問し、イギリス政府は成功だと言っていると、こういう答弁を得ました。今回の外為法の改正は、日本版ビッグバンのフロントランナーとして位置づけられているものでありますが、ビッグバンの本家イギリスの経験から見ると、ビッグバンによってイギリスの歴史あるマーチャントバンクが次々と大陸やアメリカの銀行によって買収され、その結果、国際市場としての地位は確保できたが、そこで生き残ったのはイギリスの金融機関では……

第140回国会 大蔵委員会 第13号(1997/05/15、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 税制をまず取り上げたいと思います。  税金というのは、憲法の規定する国民の義務だということを私どもは教わってまいりました。わかり切ったことですけれども、税について論議する出発点として主税局長に、大蔵省は税というのをどうとらえておられるのか。それから、とりわけ公平な課税の原則、こういうふうな問題について何を重点にお考えになっているか、ちょっと聞かせていただきたいと思います。
【次の発言】 私も、今のお答えのとおりだと思います。納税は国民の義務である。国民は公平な課税の原則に沿って、担税力に応じて税を負担一する義務があるというふうにも言えると思います。  ところが、衆議院から参議院に……

第140回国会 大蔵委員会 第15号(1997/05/29、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 五十五年ぶりの全面改正ということで、法案も新日銀法案という形で出されております。こういう機会に私は、日銀の過去、現在そしてこれからの日銀という目で、五十五年ぶりに新しい日銀法をつくろうというなら見ていく必要があるだろうと思います。  そこで最初に、もうさんざん衆議院でもここでも論議になりました現行日銀法です。これはもう戦時立法だということでいろいろ論議になりました。一体どういう目的でつくられたのか、私も改めて当時の会議録を読み直してみました。そして、昭和十七年の委員会での提案理由説明を賀屋大蔵大臣がやっておられますけれども、これを見て、片仮名だとかその内容よりももっと驚きました。……

第140回国会 大蔵委員会 第16号(1997/06/03、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 前回の答弁を振り返りながら質問をさせていただきます。  私は前回、現行日銀法、戦争中につくられたこの日銀法を戦後五十年運用する間に障害、矛盾はなかったかという問題を提起しました。これに対しては日銀総裁からも大蔵省からも、戦後の部分的な改正と実際運用面においては現実的に対応したので日銀の独立性は担保され、金融政策は日銀の責任において決定されてきたと。したがって、実際運用面では障害、矛盾はなかったと、こういう答弁であったと思います。  そして、今改正するのは、そういう実際運用面において障害があったから、矛盾があったからということよりは、国際化時代という情勢の変化に対応して、現実に実際……

第140回国会 大蔵委員会 第17号(1997/06/05、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 きょうも議運の理事会と重なってほとんどこの場にいなくて、申しわけありません。最初に皆さんの御理解を得たいと思います。  きょうは、私は、日銀特融の問題を中心にしてお伺いしたいと思います。  日銀特融は、一九六五年のいわゆる証券恐慌のときに発動されて以来、しばらくは発動されておりませんでしたが、一昨年、東京の二つの信用組合の破綻に際して東京共同銀行に対して二百億円の出資がなされて以来、コスモ信用組合、兵庫銀行、みどり銀行、住専処理のための新金融安定化基金、木津信用組合、阪和銀行と続き、一時は特融の残高が一兆円を上回る事態となりました。  現在、特融残高はどうなっておりますか。また、……

第140回国会 大蔵委員会 第18号(1997/06/06、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  四人の参考人、どうも貴重な意見をありがとうございました。  最初に、佐伯参考人にお伺いいたします。日本版ビッグバンとの関係で、我が国中央銀行である日本銀行に重要な役割を果たすことが期待されると強調なさいました。ビッグバンで日本銀行にどういうことを期待なさっているのか、ちょっと具体的にイメージがわくようにお話し願いたいと思います。
【次の発言】 佐伯参考人に、今のお話とも関連してですけれども、不良債権の問題です。九七年三月期の不良債権は、新聞報道によれば大手二十行ベースで十九兆三千二百六十二億円とか言われますが、不良債権の処理は全体として進んでいると言われ……

第140回国会 大蔵委員会 第19号(1997/06/10、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 最後の質問だということですが、まだお伺いしたいことがたくさんあります。時間の関係で最初に物価の安定を図るということが掲げられておりますけれども、この物価の安定というのは一般物価だけを指すのか、資産価格を含めた物価の安定ということなのかということを日銀総裁にお伺いしておきたいと思います。  というのは、あのバブルにおける資産インフレという苦い経験を我々は持っており、そしてこの問題については、例えばこの間も参考人に来ていただきました田尻嗣夫さんの本では、あのバブル期の資産インフレというのは、「空前の資産インフレを政策的にもたらした大失策として日本銀行の歴史に大きな汚点を残すことになっ……

第140回国会 日米安全保障条約の実施に伴う土地使用等に関する特別委員会 第6号(1997/04/17、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 きようで委員会の審議終了、採決を強行し、さらに本会議への緊急上程ということに日本共産党は強く反対するということを最初に申し上げておきたいと思います。  日弁連の鬼追会長は、政府が本法案を閣議決定した三日、談話を発表して、この法案は極めて違憲性の強い改正と評価せざるを得ないと述べ、国会においては各党が慎重審議をなすよう強く要望しております。沖縄の大田知事も、憲法の理念を十分尊重して慎重かつ十分な審議を尽くしてもらいたいという要望を表明しておられます。  こういうことから見ても、法案に対する一層徹底した論議が行われ、解明し尽くす、そういう責任が国会にあると思うからであります。その上で……


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第141回国会(1997/09/29〜1997/12/12)

第141回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(1997/12/02、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 外務大臣に最初に一言要望的な質問をしたいと思います。  これはNHKが発行した「これがソ連の対日外交だ」という大分前に出た本ですけれども、この中に、戦後の日ソ間で最大の懸案事項となる北方領土問題はどこから始まったかという記述があります。  それによると、一九四三年、昭和十八年十月五日、ホワイトハウスでルーズベルトがソ連の対日参戦を促す条件として、この文書によれば、「千島列島はロシアに引き渡されるべきである。」、こういう決定を下したということであります。これはもう随分早くから学者の間の研究対象で、例えば「広島法学」という雑誌で、五百旗頭教授がこの問題は書いている。要するにアメリカの……

第141回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第12号(1997/11/21、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  国民生活にとっても、日本経済の将来にとっても非常に重要な意味を持つ財革法案が、論議を十分に尽くさないうち、きょう締めくくり総括となり審議を終えようとしていることはまことに遺憾であるということを最初に述べておきたいと思います。その上で、私は幾つかの問題について質問をさせていただきます。  まず第一に、財政構造改革の当面の目標に関してであります。  法案は、国は財政構造改革を推進する義務を有するとして、私の挙げ方によれば三つの目標を提起していると思います。それは、国債の比率を国内総生産の三%以下にするということ、第二に、一般会計において特例公債をゼロにする、……

第141回国会 内閣委員会 第2号(1997/11/13、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  許認可有効期間の延長のこの法案は内容においては極めて単純なもので、これによって申請者の負担が軽減され、消費者にも特別重大な影響を与えるということもないようであります。しかし、私は二つの点をただしておきたいと思います。  第一は、内容の全く異なる十六の法律を、許認可等の有効期間の延長という点での共通性があるからということだけで一括した法案で処理するということが法改正の手続として適切なやり方であるかどうかという点であります。  本来それぞれ独立した法律でありますから、簡単な内容ではありますが、それぞれの法律に基づいて改正するのが適切なやり方ではないか、一括処……

第141回国会 内閣委員会 第3号(1997/11/25、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 最初に、SACOの合意に基づく県道一〇四号越え実弾射撃訓練の分散実施問題についてお伺いします。  この一〇四号越えの射撃訓練が本土で行われるようになってまず問題になっているのは、それでは沖縄のキャンプ・ハンセンにおける状況はどうなっているのかということであります。現地では、演習がかえって激化し、騒音、山火事などがふえているということが問題になっております。  新聞報道によりましても、私ここに幾つかコピーを持ってきておりますけれども、例えば「一〇四号越え演習は去ったが、依然激しい基地被害 金武町 通常訓練は増加傾向 頻発する山火事」、こういうようなことを沖縄タイムスが書いております……


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第142回国会(1998/01/12〜1998/06/18)

第142回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1998/03/27、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 今も論議になった点ですが、長官が繰り返し言っておられる国益、国策に沿う自治体には予算の傾斜配分もあってしかるべきだということですが、これは今論議を聞いていると、今後はこういうことがあるということですか、現在もこういうことが取り入れられているということなのか。  具体的に言えば、今度のこの振興法は国益、国策に協力の度合いをも込めてつくられているものか、それとは無関係のものなのか。一体、国策、国益に協力というのはどういうことを言うのかということがわかりかねますので、まず、この法案に則して。
【次の発言】 長官がおっしゃる国益、国策に対する協力ということを内容的に理解する上でちょっと具……

第142回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(1998/04/06、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日ロ交渉が進み平和条約の締結による、私どもは千島問題と言っておりますが、千島問題の解決への国民の期待が高まっております。私どもは、国民の戦後長期にわたる要望が実現することを望んでおります。そういう見地から若干質問をさせていただきます。  私どもが千島を返還せよと要求するその根拠はどこにあるのか、我々の主張の正当性はどこにあるのかという問題がこの問題の最大の問題だと私は思っております。その際、北千島は放棄した、南千島は放棄していないから返せというのが私の知る政府の立場だと思います。ここでこの問題を論評しようとは思いません。その論議は別の機会にします。  私どもは、そこに日本の主張の……

第142回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号(1998/05/15、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 今重大な事態が続いているインドネシアの問題ですが、ここで民衆の運動を抑圧しているインドネシア軍の訓練に沖縄にいる特殊部隊もかかわっているという報道が米国防総省の言明として報道されておりますが、この事実は外務省確認なさっていますか。
【次の発言】 事実関係だけでいいですよ、そんなこと。聞いていることに答えてください、時間ないんだから。
【次の発言】 行っていない。
【次の発言】 インドネシアの軍隊の訓練を日本の施設・区域でやれる、そんなばかな話がありますか。何をあなたは問い合わせているんですか。  沖縄の基地は朝鮮戦争の基地になり、ベトナム戦争の基地になり、湾岸戦争の基地になりまし……

第142回国会 外交・防衛委員会 第5号(1998/03/26、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡と申します。  私は、昨年七月、参議院が派遣しましたオーストラリア訪問の一員としてお伺いしました。そのときにキャンベラ委員会の核兵器の廃絶に関する報告書をいただいて帰りました。そして、帰って読み、その内容を非常に重視しているところであります。  その報告書を見ますと、キャンベラ委員会は、核兵器とその及ぼす脅威を世界から除去するため即時の断固とした努力が必要であると信じている、核兵器の破壊力は強大である、そのいかなる使用も破滅的であるということが強調され、特にこれを廃絶する必要として、核兵器には独特の安全保障上の利点があると主張し、しかもそれを持つ権利を自分たちだけ……

第142回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第7号(1998/05/29、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 財革法の審議の締めくくりということですが、私は去年の十一月にも締めくくり総括質問に立ち、そのときにも十分なる審議を経ないまま採決に至らないようにということを主張しましたが、そのときに総理とやりとりしたことも念頭に置きながら幾つかの点をただしたいと思います。  最初に、これまでの衆議院一参議院の論議、いろいろありましたけれども、わかり切ったことのようですが、私は締めくくり的に幾つか確認しておきたいと思います。  その一つは、去年十一月、我々の反対の中で成立させられましたこの財革法の目的ですが、これはこの法律によれば、第一に国、地方を合わせた赤字公債の比率を国内総生産の三%以下にする……

第142回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第10号(1998/06/03、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 法案の前提になる幾つかの問題をまずお伺いしたいと思います。  この法案をめぐっては、これが国家百年の計にかかわるものだということが盛んに論議もされております。二十一世紀を国民が希望の持てる世紀にしようということだとは思いますが、現実の事態はなかなか大変厳しいものがあります。  さきに発表されました総理府の「社会意識に関する世論調査」によりますと、昨年末、十二月の時点での国民の意識というのは、日本が向かっている方向について、悪い方向に向かっているというのが七二・二%、よい方向に向かっているというのが一二・六%と、こういう数字が出ております。橋本総理が総理に就任される直前の数字という……

第142回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第11号(1998/06/04、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  参考人の皆さん、御苦労さまです。  まず、紺谷参考人にお伺いいたします。  紺谷参考人は政府の役割ということについて冒頭お話しになりましたので、私はどなたにお伺いしようかと思っていたところですけれども、紺谷参考人にお伺いします。  行革会議の最終報告の中で官民の役割分担ということを触れた中で、「市場原理と自己責任原則にのっとり、」ということからずっと書いて、結論として「所得再配分事業の限定などに努めなければならない。」と書いてあるんですね。国の所得再配分機能というのを限定するということはどうなのか。私らが教わったころと随分違ったことが言われ出したものだな……

第142回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第12号(1998/06/05、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 まず、所得再配分機能の問題についてお伺いします。  行革会議の最終報告を読みますと、国の果たすべき役割の見直しという問題に関連して、民間でできるものは民間にゆだねるということ、同時に、市場原理と自己責任原則にのっとって民間活動の補完に徹する、こういう基本的な考え方を書かれまして、結論的に、所得再配分の事業の限定などに努めなければならない、こう書かれております。  私、これに注目しまして行革会議の審議それから行政改革委員会での審議等を見ますと、盛んにこの所得再配分機能の見直し、具体的に言えば縮減、そして後退させる、あるいは撤退させるというふうなことが論議されております。  所得再配……

第142回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第14号(1998/06/09、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 この法案の中には、中央省庁等改編の基本方針で、行政機関における政策の企画立案に関する機能とその実施に関する機能とを分離することが挙げられております。私はきょうは、行政を立案機関と実施機関とに分けるということはどういうことを考えておられるのか質問したいと思いますが、まず分離されたのを一体どこへ持っていかれるのか、どういう形になるのかということから、これは簡潔にお願いいたします。
【次の発言】 結局、分離したのは外局、独立行政法人、地方公共団体、民間ということになる、こういうことだというふうに説明を聞いております。  そこで、これもまた簡単な問題ですが、分離された部門というのはもうこ……

第142回国会 財政・金融委員会 第17号(1998/05/26、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡といいます。  岸参考人にお伺いします。  先ほどお話をお伺いしていて私感じましたのは、大蔵省からの法案内容説明を聞いているような感じを受けました。それで思うんですが、大蔵省と銀行との関係というのは、先ほども話題になりました接待でいろいろ深い関係が今問題になっているわけですけれども、法案をつくる過程というのも、私が聞くところでは、まだまだ法案の案として固まらないうちに金融機関に大蔵省が出して検討してもらいながらつくっていく、そういう過程があるんだというふうに聞いておりますけれども、法案作成に金融機関としてのかかわり方というのは従来どうなっていたのか、それは変わりつ……

第142回国会 総務委員会 第3号(1998/03/19、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 私がお尋ねしたいことの幾つかは既に同僚議員からの質問で答えがありました。再確認の意味で最初にお伺いしたいのは、ただいま述べられました提案理由説明の中で、最近の経済情勢にかんがみてこういう改正を行うんだとおっしゃっていますが、経済情勢というなら、物価上昇というのが最大の要因に当然上がるべきだと思いますけれども、物価スライドという点は余り重視されていない改正になっているという問題です。  先ほどの答弁だと、これはよくよく検討した結果こういうふうになったということだと思います。長官、それで経済情勢等にかんがみた改正案だというふうに言えるのか、私は疑問を持ちながら答弁を聞きましたが、いか……

第142回国会 総務委員会 第5号(1998/03/31、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 二つの法案には共通した重要な問題があると思っております。それは危機管理体制を強化しようということであります。  危機管理体制の強化、危機管理ということになると、歴史的にいろいろはっきりさせておかなくちゃならない問題があると思います。  国内でいえば、何よりも治安を第一としてあの関東大震災のときの朝鮮人、中国人虐殺から社会主義者の虐殺という事件がありましたし、こういうことは決して古いことでなく、戦後も、一九四八年の福井の大震災のときには、救援に駆けつけた労働組合初め、今でいうボランティア、これが占領軍に全部県外へほうり出されるというような弾圧を食らっている事例もあります。海外では在……

第142回国会 総務委員会 第6号(1998/04/02、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 最初に、官房長官に要望しておきます。  この総務委員会というところは日本の領土問題も所管事項になりました。そこで、私は領土の問題で幾つか調べたいことがあって問題提起をすると、どうもこの領土問題を所管している省庁がどこかがわからないんです。もちろん外国との交渉の問題は外務省ですけれども、領土問題は外交交渉だけでなく、例えば沖ノ鳥島のように、なくなりそうだ、それをどうするかというふうな問題が起こることもあるわけです。  きょうここで答えは結構ですけれども、これからこの委員会でいろいろ審議もしていくことになると思いますので、所管の省庁をぜひともはっきりしておいていただきたいということを……

第142回国会 総務委員会 第7号(1998/04/07、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 先ほど板垣議員から東京裁判についての御意見が述べられました。私もこの問題は少しだけ勉強してきたものであり、板垣議員とは全然違った意見を持っておりますし、私の意見を述べたい衝動に駆られますが、ここは議員間の討論の場ではありませんので、それは述べません。そういう異なった意見を持っているということだけを表明し、そういう論議も行える場がつくられるように望むものであります。  さて、官房長官、私は前回、領土に関する問題で要望を行いました。それに追加をしたい問題が一つあります。それは、この間、領土問題についての所管官庁をきちっとしてもらいたいということを言った理由の一つにもなりますけれども、……

第142回国会 予算委員会 第4号(1998/02/02、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 ことしの一月一日のある大新聞の社説が「だれ一人として明るい世紀像を描くことができない。」と書いたように、国民は非常にお先真っ暗な状況の中で新年を迎えました。  総理、多くの国民があすへの希望が持てない状況に置かれている、この事態をどのようにお考えになるか、まずお伺いします。
【次の発言】 政治の責任は国民に希望を与えることだと思います。ところが、その国民の希望を奪うような事態が起こっているところに今の重大な問題があると思います。毎日のマスコミをにぎわしている大蔵省の金融機関との癒着による一連の疑惑事件、これは国民の政治への不信を決定的なものにしたと思います。  日本の現状を一層暗……

第142回国会 予算委員会 第16号(1998/04/06、17期、日本共産党)

○吉岡吉典君 日本共産党の吉岡です。  総理、沖縄からキャンプ・ハンセンで演習による火災が頻繁になっている、何とかしてくれ、こういう訴えが届きましたので、その問題を取り上げたいと思います。  総理初め政府は、SACOの取り決めで沖縄県民の苦しみと負担は軽減されると、こうおっしゃり続けてまいりました。しかし、例えば名護市における海上ヘリ基地の問題は沖縄に新たな困難な問題を持ち込みました。そして、キャンプ・ハンセンについても、県道一〇四号線越えの百五十五ミリりゅう弾砲実弾射撃訓練は本土に移された。これは本土で新しいいろいろな問題を引き起こしております。しかし、沖縄についてはこれで負担が軽減されるは……

第142回国会 労働・社会政策委員会 第4号(1998/02/03、17期、日本共産党)

○委員以外の議員(吉岡吉典君) 私は、与党案、旧平成会案の趣旨説明を聞きまして、多くの共通点があるということを感じたのをまず第一番目に申し上げておきたいと思います。  それは、NPOの活動の現状についての認識の上に立って、ここに法人格を与えることによってその活動を一層発展させる必要がある、そういう目的に立って各党の法案がそれぞれ提案されているということであります。どういう箇所かということは、ここで読み上げられましたから私一々言いませんけれども、そういうのが第一の感じです。しかし、それにもかかわらず、法案の内容になると幾つかの点での違いがあります。  最も大きい問題として私が重視したいと思うのは……


吉岡吉典[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

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