このページでは直嶋正行参議院議員の21期(2007/07/29〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は21期国会活動統計で確認できます。
○直嶋正行君 民主党・新緑風会・日本の直嶋正行です。 ただいま議題となりました平成十八年度決算、防衛省の問題を中心に、会派を代表して質問いたします。 まず、福田総理の外交姿勢について伺います。 総理は、初めての外国訪問先として米国、次いでASEANを訪れ、米国、中国、韓国の各首脳らと会談されました。 総理は、所信表明演説の中で、共鳴する外交、シナジー外交を提唱されました。つまり、「日米同盟の強化とアジア外交の推進が共鳴し、すべてのアジア諸国において安定と成長が根付くよう、積極的アジア外交を進めます。」と強調されました。これは、日本外交の軸足を従来の米国追随型から中国などアジア重視に移す……
○直嶋正行君 民主党・新緑風会・国民新・日本の直嶋正行です。 会派を代表して、与謝野財務大臣の財政演説及び平成二十一年度補正予算について質問をいたします。あわせて、民主党の経済対策についても国民の皆様に御説明をさせていただきます。 今回の補正は、麻生内閣四回目の経済対策予算です。過去三回の経済対策の効果はむなしく、国民生活は窮地に陥っています。総理は、早くも新年度予算が成立する前から新たな経済対策の検討に着手しました。まさに、麻生内閣の今までの経済対策に効果がないことを自ら認めたものであります。 しかし、三回の対策を実施して全く実績を残せなかった人に四回目を任せたいという国民がどれぐらい……
○国務大臣(直嶋正行君) 藤原議員にお答えをいたします。 環境税、排出量取引、新エネルギー買取り制度の制度設計に関する質問でございますが、これらの制度は地球温暖化対策を進める上で不可欠な制度でありますが、御指摘のように国民や産業への負担ともなり得るため、三つの施策を含めた地球温暖化対策の全体像を描く中で、互いの整合性を図りつつ検討を進めてまいりたいと思っております。これらの施策の具体的な内容については、国民の皆様からの御意見もよく伺いながら、環境と経済の両立や産業の国際競争力の確保の観点等を踏まえ、地球温暖化問題に関する閣僚委員会等の場で検討をしてまいりたいと思います。 中小企業の法人税率……
○国務大臣(直嶋正行君) 谷川議員の御質問にお答えをいたします。 まず、地方経済の現状と対策についての御質問でございます。 地域経済については、御指摘のように、一部持ち直しの動きが見られますが、中小企業を中心に依然として厳しい状況が続いているという認識をしております。このため、中小企業への資金繰り対策に加えて、中小企業に仕事が行き届く施策を進めることが重要だと思っております。 そのために、二つ申し上げたいと思います。 第一には、経済全体が持ち直すことにより、中小企業にも仕事が波及するような施策が必要であります。このため、先般成立した二十一年度二次補正予算では、景気回復に貢献するため、需……
○国務大臣(直嶋正行君) 中小企業の活性化策についての質問でございます。 松村議員御指摘のとおり、中小企業が厳しい経済環境を乗り越え、成長軌道を描けられるようにするためには、資金繰りだけではなく、中小企業がその力を発揮するための支援が重要であるというふうに思っております。 具体的に三点申し上げたいと思います。 一つは、やはり経済全体を立て直すことだと思います。そのことによって中小企業の皆さんにも仕事が回っていくということになると思います。先般成立させていただきました二次補正予算では、需要拡大策として、家電エコポイントやエコカー補助金の延長、そして住宅版エコポイント制度の創設を行ったところ……
○国務大臣(直嶋正行君) 加納議員の御質問にお答えをさせていただきます。 まず、スマートグリッドについての御質問でございます。 再生可能エネルギーの出力の不安定さという短所を克服し、情報通信技術によって需給を効率よくバランスさせ、安定的な電気の供給を行うのがスマートグリッドでございます。スマートグリッドによって系統への影響を抑えつつ、需要側と供給側に導入された蓄電池を最適に制御することができれば、再生可能エネルギーの導入に伴う社会的コストを抑制することが可能になると思っております。 このため、現在、経済産業省においては、本年度より次世代エネルギー・社会システム実証を開始をいたしまして、蓄……
○委員以外の議員(直嶋正行君) 私は、民主党・新緑風会・日本の発議者を代表して、ただいま議題となりました国際的なテロリズムの防止及び根絶のためのアフガニスタン復興支援等に関する特別措置法案について、その提案の趣旨及び内容の概要を御説明いたします。 この法律案は、平成十三年九月十一日にアメリカ合衆国において発生したテロリストによる攻撃に関連して採択された国際連合安全保障理事会決議第千六百五十九号を踏まえ、アフガニスタンにおける武装集団が行っている武器を用いた不法な抗争を停止し及びその停止を維持する旨のアフガニスタン政府と当該武装集団等との間の合意の形成の支援その他アフガニスタンの国内における安……
○直嶋正行君 どうもおはようございます。民主党・新緑風会・日本の直嶋でございます。
今日は、私も福田総理に初めて質問をさせていただきますので、総理の御所見中心に幾つかお伺いをさせていただきたいと思います。
それで、質問に入る前に委員長にお願いがございます。
民主党として、防衛省前事務次官の守屋武昌氏の証人喚問、当委員会における証人喚問を求めさせていただきたいと思います。
【次の発言】 はい、よろしくお願いいたします。
それでは、最初に、まず総理にお伺いをさせていただきたいと思います。
幾度か予算委員会等でも議論されてきたと思うんですが、特に小泉・安倍政権といいますか、小泉政権以降、こ……
○直嶋正行君 民主党の直嶋でございます。 私の方から武藤さんに御質問させていただきたいと思います。 時間の制約もございますので、最初に私の方から質問を四問申し上げさせていただきます。その後、順次お答えを賜りますようお願い申し上げたいと思います。 まず最初の質問でございますが、二〇一一年、プライマリーバランス黒字化という政府の財政再建目標についてであります。武藤さんはこの目標をどのように受け止めておられるのか、お伺いします。また、これが政府政策との整合性の面で今後の日銀政策にどのように影響してくると考えておられるのか、お伺いいたします。 二問目でございます。 武藤さんが財務省及び大蔵省……
○直嶋正行君 民主党の直嶋でございます。 私からは、田波さんに質問させていただきたいと思います。 時間の関係もございますので、最初に質問をまとめて三問させていただきたいと思います。今委員長からお話のありました時間内にできるだけ簡潔にお答えを賜りたいと思います。 まず最初は、田波さんの経歴を拝見させていただきますと、大蔵省主計局、主税局、理財局、事務次官等を歴任された後、国際協力銀行に入行され、現在総裁に就任されておられます。任命理由の中に、金融実務に精通とございますが、国際協力銀行と日本銀行ではその果たすべき役割も全く異なると思います。御自身の経験の中で何が日銀の総裁たるにふさわしいと考……
○直嶋正行君 民主党の直嶋でございます。 私の方からは白川さんの方にお伺いをしたいというふうに思います。 今回の人事で国会での同意を得られますと、恐らく十一日にワシントンで開催予定のG7に御出席をされるんだろうというふうに思います。改めてこのG7に臨むに当たり、国際金融経済の諸課題について御所見を伺いたいと思います。 特に、先ほど所信の中で米国金融市場の動揺という表現をされましたが、サブプライムローン問題が世界的に見ても損失が百二十兆円という説もございますし、アメリカでは証券会社をFRBが救済をするといいますか、そういうことを通じて中央銀行としてのFRBの財務内容の悪化といいますか融資の……
○委員以外の議員(直嶋正行君) ただいま議題となりました後期高齢者医療制度の廃止等及び医療に係る高齢者の負担の軽減等のために緊急に講ずべき措置に関する法律案につきまして、民主党・新緑風会・国民新・日本、日本共産党及び社会民主党・護憲連合を代表し、その提案の趣旨及び主な内容を御説明いたします。 本年四月一日より実施された後期高齢者医療制度その他の高齢者の医療の確保に関する法律に定める諸制度等の制度は、七十五歳以上の高齢者を七十四歳以下の国民とは異なる保険制度に強制加入させるものですが、年齢で区切ることの合理的な理由がなく、また、低所得層においても従来よりも保険料負担が高くなった例もあり、後期高……
○委員以外の議員(直嶋正行君) 民主党・新緑風会・国民新・日本の直嶋正行でございます。 ただいま議題となりました揮発油税等の税率の特例の廃止、道路特定財源諸税の一般財源化及び地方公共団体の一般財源の確保のための関係法律の一部を改正する等の法律案、所得税法等の一部を改正する法律案、租税特別措置法の一部を改正する法律案につきまして、発議者を代表して、その趣旨及び法案の概要を御説明いたします。 提案の趣旨は、道路特定財源の一般財源化及び暫定税率の廃止であります。 道路特定財源は昭和二十九年に創設された制度であります。当時の国内事情、経済復興を求める国民の声を考えれば、その時点では道路特定財源制……
○直嶋正行君 どうもおはようございます。 昨日までいろいろありましたが、参議院の予算委員会、こうして開催されることになりました。民主党を代表して質問させていただきたいというふうに思います。 昨日一応の決着を見たんですが、最初に、この与党さんが衆議院に提出をされましたつなぎ法案について総理の御見解をお伺いしたいというふうに思います。 このつなぎ法案が仮に成立していれば、審議を始める前に結論を出して、期間を限定して国会審議を行うと、こういうことになるわけであります。このような行為というのは憲法で保障された国会の法律審議権を侵すことになる、民主主義を破壊することになると思いますが、総理にはその……
○直嶋正行君 民主党の直嶋でございます。 今日は、予算委員会の締めくくり総括ということでございますが、この予算委員会でも大きな焦点になりました道路特定財源について、昨日総理が急遽記者会見をされました。私も、その会見、残念ながら見ることができなかったんでありますが、後からいろいろと話を聞かせていただきましたが、今日は、まあ昨日の今日でございますので、この内容について、まず総理に幾つか御質問させていただきたいと思います。 このペーパー、参考資料を今配らせていただいたと思いますが、これは私が作ったもので、加工しましたが、昨日の記者会見で報道陣に配られたペーパーだというふうに伺っております。 ま……
○委員以外の議員(直嶋正行君) 民主党の直嶋正行でございます。 ただいま議題となりました内定取消しの規制等のための労働契約法の一部を改正する法律案、派遣労働者等の解雇の防止に関する緊急措置法案、雇用保険法の一部を改正する法律案及び期間の定めのある労働契約の規制等のための労働契約法の一部を改正する法律案について、民主党・新緑風会・国民新・日本及び社会民主党・護憲連合を代表し、その提案の趣旨及び主な内容を御説明いたします。 世界的な金融危機が我が国の経済に甚大な影響を及ぼし、雇用をめぐる状況が急速に悪化しています。既に企業による採用内定の取消し、派遣労働者や有期労働者の労働契約の中途解除や雇い……
○直嶋正行君 民主党の直嶋でございます。 今日は麻生総理に初めて質問をさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げたいと思います。 まず最初に、北の核開発、拉致問題について伺いたいと思うんですが、十二日の未明に米国が、核検証手続に関して北と合意ができたということで、北に対するテロ支援国家の指定の解除をいたしました。元々これは、日本政府は、拉致問題の進展がなければ指定解除にはノーだというのが私は日本の立場だったと思うんですが、こういう結果を見ると日本の主張がないがしろにされたということになるんではないかと思うんですが、総理はこれをどのように受け止めておられるでしょうか。
○直嶋正行君 民主党の直嶋でございます。津田委員に引き続きまして、産業活力再生特別措置法について二階大臣中心に御質問をさせていただきたいと思います。 今回は〇七年の改正に引き続いての改正ということになるわけですが、過去を振り返りますと、この法律は九九年にできましてから〇三年、〇七年と過去二回改正をしてきております、今回は三度目の改正ということなんですが。それで、特に〇三年以降の六年間の産業活力再生特別措置法の様々な計画類型別に認定状況を見ますと、トータルで二百八十六件あるんですが、そのうち事業再構築計画、まさに選択と集中の本家本元の計画でありますが、こちらが二百三十二件を占めています。それと……
○委員以外の議員(直嶋正行君) 私は、民主党・新緑風会・国民新・日本及び社会民主党・護憲連合を代表して、ただいま議題となりました平成二十年度における財政運営のための財政投融資特別会計からの繰入れの特例及び同年度における生活・経済緊急対策の実施についての制限に関する法律案につきまして、その趣旨及びその概要を御説明申し上げます。 最初に、本日まで二次補正予算関連法案の委員会審議入りが遅れた原因は、ひとえに与党にあると国民の皆様に申し上げたい。我々野党三党は、参議院における二次補正予算関連法案の審議を求めてきました。にもかかわらず、自民党は、衆議院における本予算審議を優先させ、法案は六十日たてば再……
○委員以外の議員(直嶋正行君) 私は、民主党・新緑風会・国民新・日本の発議者を代表いたしまして、ただいま議題となりました租税特別措置の整理及び合理化を推進するための適用実態調査及び正当性の検証等に関する法律案につきまして、提案の理由及びその概要を御説明申し上げます。 そもそも租税特別措置とは、基本的に特定の対象者の負担を軽減することで、特定の政策目的の実現に向けて経済社会を誘導するものです。また、税金として納付されるはずの資金が納付されなくなるという点で、財政資金を使用していることと同様であります。つまり、租税特別措置は、実質的には補助金と同様のものであると言えます。よって、租税特別措置の新……
○委員以外の議員(直嶋正行君) 私は、民主党・新緑風会・国民新・日本の発議者を代表いたしまして、ただいま議題となりました法人税法の一部を改正する法律案及び租税特別措置法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその概要を御説明申し上げます。 未曾有の金融経済危機の中、今政治に求められていることは国民の生活を守ることであり、あらゆる手段を講じてこの危機に立ち向かわなければなりません。このため、私たちは、四月八日に生活・環境・未来のための緊急経済対策を取りまとめ、景気回復、雇用拡大等を実現するため、二年間で約二十一兆円の財政出動を講ずることを決定しました。 私たちの緊急経済対策は、政府……
○直嶋正行君 おはようございます。民主党の直嶋正行でございます。 去年の十月以来になるかと思いますが、今日は麻生総理始め閣僚の皆さんに御質問させていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 今日は雇用問題を中心にやりたいと思っておるんですが、それに入る前に、若干総理に総括的にお尋ねしたいと思います。 まず、これは世論調査の結果、世論調査ですが、麻生内閣が発足しましたころは大体内閣支持率が四〇%後半から五〇%ぐらいで、不支持より多かったんですが、去年の十月の終わりの追加経済対策の発表くらいから支持、不支持が逆転をしまして、直近では内閣支持率が二〇%を切るというデータも出て……
○国務大臣(直嶋正行君) この度、経済産業大臣を拝命いたしました。内外の経済環境厳しき中、我が国経済社会の成長、発展に全力を尽くす所存です。皆様の御指導、御鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 第百七十三回国会における経済産業委員会の御審議に先立ちまして、経済産業行政を取り巻く諸課題及び取組につきまして、申し述べさせていただきます。 まず、景気については、一部の指標に持ち直しの動きが見られるものの、依然としてその水準は低く、また、世界経済低迷の長期化、雇用情勢の悪化、地域経済や中小企業の厳しさなど、景気の下振れリスクが存在しています。当面、政府を挙げて雇用の確保に取り組むととも……
○国務大臣(直嶋正行君) 我が国の中長期の経済運営についての御質問でございます。 基本的に、我が国の経済が中長期的に安定して成長することは、我が国にとって必要不可欠だと思っています。これは、今御指摘のあった例えば雇用も、当面は様々な緊急対策をしておりますが、基本的には、やはり雇用を確保していくためには雇用の場を新たに創出をしていく必要があると思っています。それから、様々な議論を呼んでいます社会保障制度についても、制度的な改革はいろいろ進めるとしましても、それを持続可能なものにしていくためにはやはり一定の経済成長が必要不可欠だというふうに思っております。 経済産業大臣に就任するに当たりまして……
○国務大臣(直嶋正行君) 今、成長戦略についてのお尋ねがありました。 基本的に、我々は、今内需を拡大するために国民の皆さんの生活部分を大事にしたいと思っていますが、委員御指摘のように、将来の日本経済を考えた場合に、やはり中長期を見た成長戦略は必要だというふうに思っています。特に、人口減少社会になっていきますから、将来の雇用とか社会保障を確保する上でも当然経済成長を考えていかなきゃいけないというふうに思っています。 私が経済産業大臣に就任する際に総理の方からも御指示がございまして、特に成長するアジアを視野に入れて日本の強みを生かした形で成長戦略を構築しなさいと、こういう御指示をいただいていま……
○国務大臣(直嶋正行君) 中小企業憲章についての御質問ですが、お答えさせていただきます。 今御指摘のように、民主党としてはマニフェストに中小企業憲章を制定するということを書かしていただいていまして、私自身も、これは経済産業省としても大変重要なテーマだということで、今いろいろ内部的な議論をさせていただいております。 それで、いろんな御意見を聞きながら、例えば人材の育成であるとか、あるいは公正な市場環境の整備であるとか、今、櫻井議員が御質問された金融の円滑化であるとか、もろもろの要素を入れた上で、できるだけ早く中小企業憲章は制定をさせていただきたいというふうに思っております。 ただ、当面は、……
○国務大臣(直嶋正行君) 総理からお答えになる前に、先ほど民主党のマニフェストと政策集のお話、御指摘ございました。昨日私が申し上げたのは、政策集は大体三百から四百ぐらいの間の政策がうたわれていますと。その中から六十前後政策を絞ってマニフェストに国民の皆さんとのお約束ということで掲載をさせていただきましたという御説明を申し上げました。 ただ、先日来もこの予算委員会でも議論ございますが、マニフェスト至上主義じゃいけないという議論もありますし、これは臨機応変に考えるべきじゃないかという御意見も野党の皆さんからもちょうだいをいたしております。 私が申し上げたいのは、マニフェストでお約束した重要項目……
○国務大臣(直嶋正行君) 第百七十四回国会における経済産業委員会の御審議に先立ちまして、経済産業行政を取り巻く諸課題及び取組につきまして申し述べさせていただきます。 我が国経済は持ち直しの傾向が続いていますが、地域経済や中小企業は依然厳しい状況にあり、雇用情勢やデフレの影響などに細心の注意を払うことが必要です。まずは、足下の景気をしっかりと下支えし、自律的な回復軌道に乗せていくために、先般成立した平成二十一年度第二次補正予算を活用し、景気対応緊急保証制度の創設など資金繰り対策の充実を図るとともに、家電エコポイント制度やエコカー補助金の延長、住宅版エコポイント制度の創設等の施策に取り組んでまい……
○国務大臣(直嶋正行君) どうもおはようございます。 藤原委員の御質問にお答えしたいと思いますが、今御指摘あったように、私もデフレ状況というのは早く脱却しなきゃいけないというふうに思っております。 まず、現在の経済の状況についてでございますが、先日の月例経済報告におきまして、「景気は、着実に持ち直してきているが、なお自律性は弱く、失業率が高水準にあるなど厳しい状況にある。」と、こういう経済に対する評価を全体としてはさせていただきました。これまでに比べると、着実に持ち直しているというところで、少しやや明るいトーンを入れたということでございます。しかし、おっしゃっているように、消費者物価はまだ……
○国務大臣(直嶋正行君) 平成二十二年度の経済産業省関係予算等について御説明申し上げます。 我が国経済は、持ち直しの傾向が続いていますが、地域経済や中小企業は依然厳しい状況にあり、雇用情勢やデフレの影響などに細心の注意を払うことが必要とされる中、経済産業省においては、限られた財政状況の中でめり張りの利いた予算を編成するべく、特に次の三点を重視しながら予算を組みました。 第一に、我が国の有する技術、人材等を活用し、またアジア等も視野に入れて、環境分野を始めとして産業、雇用の創出を図り、中長期的な成長を目指してまいります。 先端技術の開発、実用化に果敢に取り組む企業への支援の拡充、がんの診断……
○国務大臣(直嶋正行君) おはようございます。 外国為替及び外国貿易法第十条第二項の規定に基づき、北朝鮮からの貨物につき輸入承認義務を課する等の措置を講じたことについて承認を求めるの件につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。 我が国は、平成十八年十月九日の北朝鮮による核実験を実施した旨の発表を始めとする我が国を取り巻く国際情勢にかんがみ、同年十月十四日より、四度の延長措置を経て、平成二十一年四月十三日までの間、北朝鮮からの輸入の禁止等の措置を厳格に実施してまいりました。しかし、拉致、核、ミサイルといった諸懸案に対する北朝鮮の対応や、六者会合、国際連合安全保障理事会等における……
○国務大臣(直嶋正行君) 私は、三月二十九日から四月二日までメキシコ(カンクン)に出張し、国際エネルギーフォーラム(IEF)閣僚会合に出席いたしました。 IEF閣僚会合は、産油国と消費国約七十か国の閣僚が集う対話の場であり、二年に一度開催される会合です。 今回の成果は、次の三つです。 第一に、産消対話及びそれを担う組織や機能を強化するため、一年以内にIEF憲章を策定する旨の閣僚宣言に合意をいたしました。 第二に、合意された閣僚宣言を通じ、原油価格の安定化に向けて産消双方が協力していくことを再確認いたしました。原油価格安定化のセッションで、私から、原油価格の上昇が世界経済に与える影響及び……
○国務大臣(直嶋正行君) じゃ私の方からお答えさせていただきます。 まず、法人税率の件でございますが、藤末議員御指摘のとおり、マニフェストで、ただし四年間で財源を確保した上で実行する政策と、こういう位置付けで工程表にも書かせていただきました。中小企業が活発に活動して地域経済を活性化させる上で私どもは重要な政策だというふうに思っております。昨年末の税調でもしっかり議論をさせていただきました。そして、税制大綱の中でも、厳しい財政状況の中でありますので実施は見送ったわけでありますが、しかし課税ベースの見直し等により財源を確保した上で早期に実行すると、こういう方向でまとまっておりますので、今年の税調……
○国務大臣(直嶋正行君) エネルギー環境適合製品の開発及び製造を行う事業の促進に関する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。 我が国経済社会が将来に向けて力強く成長していくためには、我が国の強み、とりわけ、我が国が優れた技術を誇るエネルギー・環境分野において新たな市場を開拓し、新産業を育成していくことが重要です。既に、太陽光発電設備や電気自動車、蓄電池等の開発、製造が本格化しつつあり、経済成長と雇用創出に貢献するものとして大きく期待されています。一方で、こうした産業の育成については、各国が様々な公的支援を強化しており、国際的な競争が激化する中、我が国においても事業者に……
○国務大臣(直嶋正行君) 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。 国際的な資源獲得競争が激化する中で、金属鉱物や石油、天然ガスの安定供給を確保することの重要性が高まっております。特に、電気自動車に必要なレアメタルなどの金属鉱物資源の確保は、低炭素社会の構築と我が国の今後の経済成長を図る上で喫緊の課題となっています。 他方、昨今、為替や資源価格等の動向により資源権益の価格が大きく変化するとともに、技術的に困難な開発プロジェクトが増加する中、我が国企業による資源権益の確保に対して、国として機動的かつ大規模な支援……
○国務大臣(直嶋正行君) おはようございます。 外国為替及び外国貿易法第十条第二項の規定に基づき、北朝鮮を仕向地とする貨物の輸出及び北朝鮮を原産地又は船積地域とする貨物の輸入につき承認義務を課する等の措置を講じたことについて承認を求めるの件につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。 我が国は、平成十八年十月九日の北朝鮮による核実験を実施した旨の発表を始めとする我が国を取り巻く国際情勢にかんがみ、同年十月十四日より五度の延長措置を経て平成二十二年四月十三日までの間、北朝鮮からの輸入の禁止等の措置を厳格に実施してまいりました。また、平成二十一年五月二十五日の北朝鮮による二度目の核……
○国務大臣(直嶋正行君) なかなか柔軟な発想で、大胆な提案をいただいているわけなんですが、今も前原大臣からお話がありましたように、日本の今後の様々な成長戦略を考えた場合に、今新幹線のお話が出ていますが、新幹線だけではなくて、例えば水システムとかあるいは発電所のシステムとかを含めて、単に単体の輸出ではなくてそういうシステム全体の輸出を促進していきたいというふうに思っていまして、そういうことの中で私は議論の余地はあると思うんです。 ただ、武器の調達についてはやはり元々の趣旨をきちっと、まず、ですから我が国の武器の調達をどういうふうにするかという、これは防衛省の方でやはり性能等も含めてお決めになっ……
○国務大臣(直嶋正行君) 御指摘の平成二十年度のエネルギー需給勘定における二千五百三十億円の剰余金なんですが、一つは年度内に執行が終了しなかったんですが、翌年度に執行する、もう支出先が決まっているものがこの中に含まれています。それからもう一点は、予算をより効率的に使うということで、支出額が減少した場合によって発生したものと、これらのものが含まれていると思っています。 それで、この財源になります石油石炭税及び電源開発促進税は、現在は全額一般会計に計上された上でエネルギー対策に必要な額が一般会計から繰り入れると、こういう仕組みになっています。先ほど、直嶋プランの話もしていただきましたが、あれを作……
○国務大臣(直嶋正行君) 全体的な方向については今、小沢大臣の方からお答えがありました。 特に我々は、この気候変動の問題については、環境と経済の両立、つまり持続的な成長、こういうことを言っているわけでして、当然経済との関係を、経済成長を抑えて環境対策をするということではなくて、両方をウイン・ウインの関係に持っていく必要があるというふうに思っています。 そこで、やはり大事なことは、環境対策というのはイコールエネルギー対策でもあるということですね。エネルギーをどういう使い方をしてどれだけ供給するかによって環境の影響出てくるし、経済との関係も決まってくるということですから、環境とエネルギーはコイ……
○国務大臣(直嶋正行君) 今全体的には長妻大臣の方から御答弁あったとおりなんですが、特に対企業に対して、昨年来、私も、経済四団体始め、あるいは各業界の皆さんとお目にかかるとき、必ず内定、採用してくださいと。特に、大企業はかなり人材も確保できるわけですが、とりわけ中小企業を中心にして中堅中小企業のところでは、まだ人材は欲しいんだけれどもなかなか採れないと、こういう実態もございますので、それぞれの企業の取引関係も含めて内定者を確保できるように、いわゆるロストジェネレーションを再び社会に出すことがないように企業経営者としても努力していただきたいというお願いをしています。 それからもう一点は、今申し……
○国務大臣(直嶋正行君) 今も思い付きで作ったというようなお言葉がありましたが、決してそんなことはございませんで、総理が答弁に立たれたとおりであります。 マニフェストそのものは、思い返していただきたいんですが、衆議院選挙がいつになるかという、一昨年の秋くらいからいろいろ言われておりました。したがって、その前から議論を始めておりまして、何度か作り変えたものでございます。基本的に、最終的なマニフェストは、当時の鳩山代表が率いる民主党として、鳩山代表の御指示に基づき最終的に党の機関として策定、決定したものでありまして、御承知のとおり、そのマニフェストを編集して国民にお示しをし、衆議院選挙では圧倒的……
○国務大臣(直嶋正行君) ちょっと私の方から一言答弁させていただきたいんですが、全体の議論は今、菅大臣からお話のあったとおりですが、一つは、ナフサについて課税をしている国はないということです。これは、我が国の場合も、ナフサを国内で製造して加工する場合と、ナフサそのものを輸入して加工している、二つのケースがあります。したがって、両者の競争をイコールフッティングするという意味で今御指摘のように免税にしているということであります。 それから、もう一点申し上げますと、租税特別措置の見直しそのものは私は進めるべきだと思っていますが、民主党内でマニフェストの議論をしたときに租税特別措置の見直しによって財……
○国務大臣(直嶋正行君) 今のグリーン電力料金の話は、環境対応のために電力料金にいわゆる上乗せをして支払うと、再生可能エネルギーを普及させようというものであります。 それで、先ほどの加納先生のお話をお聞きしまして、自動車の排気ガス対策等のお話も出ました。あのときのように頑張ってやればいいじゃないかと、こういうことなんですが、当時は、正確に言いますと、最終的に昭和五十一年に最終目標を達成しようということで最初規制があったんですが、私ども、ちょうど私もまさに会社に入ったばかりでして、社内でもいろんな議論されて、このままでいくともう造ることができる車は一台もなくなるんじゃないかと、こういう悲壮な思……
○国務大臣(直嶋正行君) 加藤委員御指摘のように、非常にこの再生可能エネルギー技術の海外展開については重要なことだというふうに思っております。地球温暖化対策あるいは日本の経済成長に資するものとして、今後積極的に取り組んでいきたいというふうに思っております。 また、今IRENAの話がございましたが、このIRENAの場においても、今加盟国百四十か国ぐらいございますが、これらの国における再生可能エネルギー導入のための土壌づくりについても非常に重要だというふうに思っております。 太陽光を始めとする我が国の優れた再生可能エネルギー技術の海外展開を通じて国際貢献を行うとともに、我が国企業の発展にも寄与……
○国務大臣(直嶋正行君) 今のこの表の、下の赤い字の部分の計算の仕方によってこれは変わってくると思うんです。 こういう計算をすれば、確かに六九とか七〇とかいう数字が出てきますが、先ほど来の議論の中でいえば、私のこの中の大半といいますか過半は個人献金でございます。今朝ほども企業・団体献金の議論があったんですが、実は、企業・団体献金をなくそうという議論をしたのは今回だけではなくて、十五年前になりますか、細川政権が誕生しました折も、政治改革の議論の中で、やはり企業・団体献金は良くないんでなくしていこうと、こういうことが決まりまして、当時、たしか五年後に廃止をするということで与野党で合意をしたという……
○国務大臣(直嶋正行君) 先ほど来、厚生労働大臣からお答えがありますように、例えば品川美容外科でしたっけ、のケースも、これは今警察の捜査も入っているというふうに聞いているんですが、いずれにしても、医療行政の観点からまず明らかに、その行為とか管理体制について明らかにしていただくというのがまず第一だと思うんです。 その上でということで申し上げますと、もしそこに問題があるということになれば、クレジットカード会社は、公序良俗の観点から加盟店契約の扱いについてきちっと判断をしなければいけないというふうに思っています。 現在のところはまだ医療行政の段階でございますので、私ども、この状況を今注意深く見守……
○国務大臣(直嶋正行君) 結論からいいますと、大久保議員の御指摘のとおりだというふうに思っています。 お話のように、信用保証協会が融資額の一〇〇%を保証するために金融機関のリスクはなくなるということで、このため、私としては金融機関はそれに応じた金利の引下げを行うべきであると考えておりまして、金利の引下げがもし十分になされていないとすると、国費で手当てをしている信用保証によって実態は金融機関の財務基盤強化を支えているのではないかという批判も招きかねないというふうに思っています。 この点は、実は昨年の十二月の十日に亀井大臣の御指示で民間金融機関の皆さんを集めていただきました。それから、先日、三……
○国務大臣(直嶋正行君) お答えいたします。 医療分野はやはり有力な成長産業の一つだというふうに思っております。特に日本の医療の技術水準というのは国際的にも評価をされておりますし、例えば海外の方が日本へ行って治療や健診を受ける、そういうふうに受けたいと思っておられる方もたくさんいらっしゃるということも聞いていまして、そういう海外における日本の医療に対する潜在的な需要は結構あるんじゃないかというふうに思っています。 したがいまして、こうした日本の医療サービスで国外需要を取り込みをしていくということで、特に症例数等の増加による先進医療の発展でありますとか、医療機関の収入の拡大に伴う国内医療サー……
○国務大臣(直嶋正行君) お答えさせていただきます。 今お話の中で二つあったと思うんですが、一つは医療、介護の成長産業化のお話と、それと関係するんですが、ソーシャルビジネスについての御指摘と、二つあったと思っています。 まず成長産業化の話で申し上げますと、医療、介護あるいは健康関連産業分野というのは、非常に高い成長と雇用が見込まれる分野だというふうに思っております。ややもすると、我が国の場合は医療、介護等については社会保障というとらえ方がこれまででございましたが、改めてこれを産業としてとらえ直して、そして需要拡大につなげようという発想でございます。 例えば、疾病の予防でありますとかリハビ……
○国務大臣(直嶋正行君) 今御指摘のように、総合資源エネルギー調査会で我が国のエネルギー基本計画の見直しを行っています。これはエネルギー基本法に基づきまして三年置きに見直すということになっておりまして、今回の見直しでは二〇三〇年を視野に入れて、そこまでの日本のエネルギー供給の姿といいますか、これからの方向を示したいというふうに思っております。 その中で、今御議論ございましたが、やはり安全確保を第一としながらということでございますが、国民の理解と信頼をいただいて原子力発電を推進をしてまいりたいということは、担当大臣として責任を持って取り組んでまいりたいというふうに思っております。 また、あわ……
○国務大臣(直嶋正行君) 産業を所管させていただいているという立場から、今後の成長戦略等も踏まえていろいろ議論をさせていただいていますが、突き詰めて一番大事なことを言えば、やはり日本の技術革新を進めていく上で、例えば研究のためのセンター機能であるとかあるいは本社機能であるとか、そういうものをやはり日本の中にどれだけ残しながらアジアの成長の成果を取り込んでいくことができるかというのが一番大事なことだというふうに思っています。 したがいまして、そういう点で見ますと、今委員御指摘のように、いわゆる企業環境ということでいいますと、やはり今日本は、日本企業も含めて、例えば海外から企業に来ていただくとい……
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。