山下芳生 参議院議員
22期国会発言一覧

山下芳生[参]在籍期 : 17期-18期-21期-|22期|-23期-24期-25期-26期
山下芳生[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは山下芳生参議院議員の22期(2010/07/11〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は22期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院22期)

山下芳生[参]本会議発言(全期間)
17期-18期-21期-|22期|-23期-24期-25期-26期
第180回国会(2012/01/24〜2012/09/08)

第180回国会 参議院本会議 第25号(2012/08/29、22期、日本共産党)

○山下芳生君 私は、日本共産党を代表して、野田内閣総理大臣に対する問責決議案に賛成の討論を行います。  日本共産党が野田総理問責決議案に賛成する最大の理由は、自民党政治を変えてほしいという政権交代に託された国民の願いを、三代にわたる民主党政権がことごとく裏切ったからであります。  とりわけ、野田政権は、四年間は消費税を上げないという公約を投げ捨てて、事もあろうに、自民党、公明党と大連合を組んで消費税増税法案を強行するまでに成り下がりました。政権交代に期待した数千万の有権者に一体どう説明するのか。今や野田政権は、身も心も自民党とうり二つの政権になったと言わなければなりません。  一方、自民、公明……


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第183回国会(2013/01/28〜2013/06/26)

第183回国会 参議院本会議 第10号(2013/03/06、22期、日本共産党)

○山下芳生君 私は、日本共産党を代表して、総理に質問します。  東日本大震災から間もなく二年となります。しかし、復旧・復興、とりわけ住宅再建の遅れは深刻です。親戚宅に身を寄せていたが、二年もたち、これ以上は肩身が狭い、狭い仮設住宅に二世帯で同居しているが、もう限界、世帯ごとに入りたいなど、今でも仮設住宅への入居待ちが陸前高田市で七十世帯、東松島市で百世帯にも上っています。  災害公営住宅の建設を急ぐとともに、被災者が自ら住宅を再建する支えとなる被災者生活再建支援法による支援金を大幅に拡充すべきではありませんか。  これから住宅を再建する被災者にとって、消費税増税は大打撃となります。岩手県では、……

山下芳生[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院22期)

山下芳生[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第176回国会(2010/10/01〜2010/12/03)

第176回国会 行政監視委員会 第2号(2010/11/11、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  児童福祉法四十五条には、厚生労働大臣は児童福祉施設の設備及び運営について最低基準を定めなければならないとありますけれども、この最低基準の意義について厚生労働大臣の認識を伺いたいと思います。
【次の発言】 今御答弁あったように、明るくて衛生的な環境とか、素養があり、かつ適切な訓練を受けた職員、こういうことが最低基準には明記されているわけですね。私は、子供たちが心身共に健やかに発達できる環境を国が責任を持って保障するんだという決意がここには込められていると、そう思っております。  ところが、政府が現在提案している地域主権改革一括法案では、この最低基準をな……

第176回国会 総務委員会 第2号(2010/10/21、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  私は、片山善博前鳥取県知事が総務大臣に就任されることが決まった瞬間から、論戦できることを大変楽しみにしておりました。  といいますのは、実は私、初めて大臣にお会いしたのはもう十年ほど前になります。当時、鳥取県知事だった大臣は、鳥取県西部地震で壊れた個人住宅を再建するために、県独自に全壊世帯に三百万円支給することに踏み切られました。地震発生からわずか十日後の決断だったと記憶しております。当時の政府はどうだったかといいますと、私有財産制の国では個人の財産は自己責任が原則だ、個人の財産に対する支援は憲法違反だという考えに固執して、それより五年前に起こった阪……

第176回国会 総務委員会 第3号(2010/11/11、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  全国の自治体で約五十万人の臨時・非常勤職員が働いております。これは一週間に二十時間以上働いている職員に限定した数で、実際はもっと多いと思います。自治体職員の二割から三割近くが非正規職員だと思われます。  こうした事態の背景には、集中改革プランを始め総務省が厳しい数値目標を一律に設定して行革の実施を迫り、正規職員が削減される一方で、行政需要が増大あるいは多様化するのに対応して臨時・非常勤職員が急速に拡大してきたということがあると思います。その結果、今や臨時・非常勤職員は補助的、一時的な業務ではなくて基幹的、恒常的な業務を担っているというのが実態だと思い……

第176回国会 総務委員会 第5号(2010/11/25、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  まず、総務大臣に、人事院ができた歴史的経過について確認をさせていただきたいと思います。  一九四八年のマッカーサー書簡、それを受けた政令で公務員の団体交渉権が制限され、争議権が禁止されました。その代償措置として、国家公務員法において臨時人事委員会が設置され、後に今日の人事院となりました。間違いありませんね。
【次の発言】 その上で、国家公務員の給与を決める仕組みについて、これも確認をさせていただきたいと思います。  昨年五月二十八日の当委員会において、私の質問に対して前政権の鳩山邦夫総務大臣がこう述べておられます。現在どのような仕組みで国家公務員の給……

第176回国会 総務委員会 第6号(2010/11/26、22期、日本共産党)

○山下芳生君 私は、日本共産党を代表して、地方交付税法等の一部を改正する法律案に対する反対討論を行います。  改正案は、増額となった一兆三千百二十六億円の交付税のうち三千億円を交付税とする一方、大半の一兆百二十六億円を二〇一一年度の地方交付税総額に繰り越すものであります。  地方交付税法は、交付税が増額になった場合、当該年度の特別交付税に加算し地方自治体に配分すること、配分された交付税は地方自治体が自主的に判断し、必要な財源に充てることとしています。地方の固有財源である交付税は速やかに地方自治体に配分し、地方自治体自身の手によって使い道を決めるというのが法の趣旨であります。普通交付税の算定見直……

第176回国会 予算委員会 第3号(2010/10/15、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  雇用問題について質問をいたします。厚生労働省のまとめでは、今年に入って四万二千人非正規労働者が雇い止めをされております。その内訳はどうなっていますか。
【次の発言】 期間工の雇い止めが比率が高まっているということであります。期間工切りの実態がいかにひどいか。  大阪市に本社のある世界第二位の空調機メーカー、ダイキン工業堺製作所で八月末、二百人の有期間社員、期間のある社員が雇い止めされました。しかし、ダイキン工業ではエアコンなどの売上高がこの四年連続一兆円を超えるなど生産は拡大しております。だから、ダイキンは二百人の有期間社員を雇い止めする一方で、新た……


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第177回国会(2011/01/24〜2011/08/31)

第177回国会 行政監視委員会 第2号(2011/04/18、22期、日本共産党)

○山下芳生君 村木参考人の闘いに心から敬意を表したいと思います。同時に、もし村木参考人が検察の不当な見立てに屈していたらと思うとぞっとする思いでありまして、恐ろしさをいろいろ文章を読んで感じました。政治家として、このようなことは二度とあってはならない、防止のために責任を果たさなければならないと思っております。  まず、検察の在り方検討会議で村木参考人は、大阪地検から事情を聴きたいということで伺ったらその日に逮捕されました、逮捕前の取調べというのは非常にあっさりしたものでございました、どれも全て否定したら逮捕されたという状況で非常に不思議な感じがしましたと述べておられます。  事情聴取即逮捕とい……

第177回国会 行政監視委員会 第3号(2011/05/16、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  消えた年金記録問題の解決、国民サービスの向上などといって、二〇〇九年十二月、社会保険庁が解体され、日本年金機構がつくられました。ところが、日本年金機構の紀陸理事長は、今年の年頭メッセージで、機構全体の事務処理の誤り等は月二百件超、なぜこれほど多いのか、しかもこれが容易に減りませんと述べておられます。国民サービスの向上どころか、事務処理のミスは社会保険庁時代と比べて約四倍に激増しております。  厚生労働副大臣、ゆゆしき事態だと思いませんか。
【次の発言】 紀陸理事長は、同じ年頭メッセージでこう言っております。ベテラン職員が不足し新しい職員が多い現在の機……

第177回国会 行政監視委員会 第4号(2011/05/23、22期、日本共産党)

○山下芳生君 一問だけ。一問だけ石橋参考人に質問します。  レジュメの4.の「日本列島は、地球上で最も原発建設に適さない場所である。」と。その中の、地震列島における原発は制御された安全ではなく本質的安全が必要だと、この概念を少し分かるように御説明いただければと思います。

第177回国会 行政監視委員会 第5号(2011/05/30、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  初めに、中島参考人に質問をしたいと思います。  福島第一原発の事故をめぐって異なる意見を排除したことが、原発は安全でなければならないから原発は安全であると変える、言わば安全神話を生んだことにつながってきたんではないかという御指摘、大変共感をいたしました。  私はその反省をこれからに生かさなければならないと思いますが、そこで中島参考人に、これから大事になる事故検証機関の構成にこれをどう生かすべきか、それから、これからの原子力行政、やはり推進機関から独立した規制機関が必要だと思いますが、その構成にそういう反省も生かすべきではないかと、こう感じるんですが、……

第177回国会 災害対策特別委員会 第5号(2011/04/20、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  初めに、復興構想会議がつくられた経緯、目的、性格を簡潔に説明していただけますでしょうか。
【次の発言】 復興会議議長の五百旗頭真氏が十四日の初会合で、十六年前の阪神・淡路大震災の被災がかわいく思えると発言したと報じられております。  官房副長官、事実ですか。
【次の発言】 いや、自分がおっしゃったから載っているんだと思いますけれども。共同通信でそうはっきり言ったということが配信されていますから、これは否定されませんね。
【次の発言】 私は、阪神・淡路大震災の被災地からの反発を招きかねない発言だと報道されておりますけれども、そのとおりだと思うんですね。……

第177回国会 災害対策特別委員会 第7号(2011/05/18、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  福島第一原発の事故によって町や村丸ごとの避難が続いている福島県の佐藤雄平知事は、四月二十三日、復興構想会議の後の記者会見で、福島県内では今も原子力災害が進行中だ、とにかく一日でも早く原発事故を収束させてほしい、復興作業に着手し前へと進みたい思いはあるが、福島の現実は違う、岩手、宮城両県知事の復興に向けた話を歯ぎしりしたい気持ちで聞いていた、具体的な復興ビジョンを提案できる段階にはないと。原発事故はいつ収束するのか、避難先で御苦労されている県民にいつになったら帰れると言えるのかと、じくじたる思いを語られました。  五月九日、我が党の志位委員長が福島の現……

第177回国会 災害対策特別委員会 第8号(2011/05/25、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  先週の委員会質疑で、最後に私は、地震・津波大国の日本では一度過酷事故を起こしたら取り返しの付かない事態を招く原発からの撤退を決断するべきだと述べました。その上で、今日は定期検査中の原発の運転再開について質問したいと思います。  定期検査で停止中の原発の運転再開について、立地自治体の首長から相次いで反対の声が出ております。十三基もの商業用原発を抱える福井県の西川知事は、一つ、国が指示した緊急安全対策は津波の想定に偏り地震対策がない、二つ、福井県では運転開始から三十年以上経過している原発が八基あるが、高経年化、老朽化と事故の因果関係が明らかにされていない……

第177回国会 災害対策特別委員会 第9号(2011/06/08、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  先週の土曜日、四日の日に福島県いわき市に行ってまいりました。いわき市は福島第一原発の南ほぼ三十キロ以南に位置しておりまして、海岸線が六十キロに及ぶ、そういう海に面した市であります。そこでいわき市漁協を訪ねまして、漁師の皆さん、それから仲買の皆さんなど、漁業関係者から話を伺ってまいりました。  三月十一日、地震が起こった当日、多くの方は漁に出ておられまして、津波にあおられて恐ろしい思いはしたけれども船は無事だったという方も少なくないそうでして、船も漁師さんも元気なんです。ただ、原発事故の後、福島県との協議を経て、これは福島県全体の漁連で漁を自粛すること……

第177回国会 災害対策特別委員会 第11号(2011/07/25、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  今日は災害援護資金貸付けの制度について質問をしたいと思います。通告と順番ががらりと変わるかもしれませんので、局長、来ておられますので、よろしくお願いしたいと思います。  この災害援護資金というのは、厚労省のペーパーによりますと、災害により住居、家財に大きな被害を受けた場合又は世帯主が重傷となった場合に最大三百五十万円を貸し付け、その世帯の生活の再建を図る制度ということになっております。これは大変有用な制度だと私は認識しております。  今回の東日本大震災を受けて特例措置が五月の一次補正と併せて設けられまして、具体的には、償還期間が阪神・淡路などは十年だ……

第177回国会 総務委員会 第3号(2011/03/24、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  まず原発事故の危機回避について質問いたします。  この事故は、政府と関係機関、さらに専門家の知恵と能力を総結集して、何としても収束をさせなければならないと思っております。現在、使用済み核燃料を冷却するために、菅首相、片山総務相の要請を受けて、東京消防庁、大阪市消防局など自治体の消防職員が現場で任務に当たっておられます。  三月十九日、東京消防庁から派遣されたハイパーレスキュー隊による福島第一原発三号機への十四時間の連続放水が実施されました。同日夜の東京消防庁での記者会見を拝見して、大変な困難を乗り越えての任務であったということがよく分かりました。心か……

第177回国会 総務委員会 第4号(2011/03/25、22期、日本共産党)

○山下芳生君 昨日の質疑のちょっと続きをやりたいと思います。  私の方から、被災者生活再建支援法で全壊世帯に三百万円支給されることになったと、阪神・淡路以来、被災者の皆さんの運動でそうなったんだけれども、やっぱり不十分だ、再検討する必要があるんじゃないかというふうに昨日質問させていただいたところ、片山総務大臣からはバランスの問題というお答えがありました。個々の被災者にとってみればバランスも考えなきゃならないということで、やや消極的な御答弁だったなというふうに私は聞いたんですが、ただこのバランスの問題というのは、振り返ってみて、私は鳥取県知事時代の片山総務大臣は乗り越えられたというふうに思ってお……

第177回国会 総務委員会 第5号(2011/03/30、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。原発の安全対策について質問します。  福島第一原発の深刻な事故が発生した後で、関西電力は、福井県内の十一の原発について新聞の折り込みチラシを入れました。配付しております資料がそれなんですけれども、「関西電力の地域交流誌 越前若狭のふれあい 特別号」というものであります。このチラシが四、五日前に新聞に折り込まれました。  この裏面を見ていただきますと、「若狭湾周辺で大きな津波が生じる可能性は低く、」と、こう書いてあるわけですが、原子力安全・保安院に聞きますけれども、中越沖地震で柏崎刈羽原発が事故を起こしたときも想定外の地震だったと、それから今回の東北地方太……

第177回国会 総務委員会 第6号(2011/03/31、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  初めに、戦争と放送の歴史について、松本正之NHK新会長の認識を伺いたいと思います。  二月二十七日放送のNHKスペシャル、日本人はなぜ戦争へ向かったのか、第三回、「熱狂はこうして作られた」という番組を見ました。この中で、新聞とともに、途中から登場したラジオが大変大きな影響を与えた。特に挙国一致報道にラジオが活用され、例えば戦意高揚演説会、時の首相であった近衛文麿、実は近衛文麿が第二代の日本放送協会の総裁に就任をして、戦後、自殺をされるまでずっと日本放送協会の総裁でした。この近衛文麿が首相として戦意高揚演説会を開催した模様をラジオ中継で全国に放送すると……

第177回国会 総務委員会 第7号(2011/04/12、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  東日本大震災から一か月たちました。私からも改めて、亡くなった方々に哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様にお見舞いを申し上げたいと思います。また、災害の最前線で救援と原発の対応に当たっておられる行政関係者の皆さん、医療関係者の皆さん、福祉関係者の皆さん、警察、消防、自衛隊の皆さんに心から敬意と感謝を申し上げたいと思っております。  片山大臣は、復興の要諦は被災者の生活再建なんだというふうに繰り返し述べておられます。私は、一か月たって、生活再建には住宅の再建とともに働く場の再建がもう必要不可欠になっているということが明らかになってきたというふうに思……

第177回国会 総務委員会 第8号(2011/04/19、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  四月十一日、北海道東北地方知事会が東日本大震災に係る要望書というものを出されまして、その中に、地上デジタル放送の難視対策設備の多くが損壊、流失、被災した市町村や事業者等の限られた人的資源を災害復旧復興に傾注せざるを得ないことを考慮すれば、七月二十四日までに難視対策を完了させることは極めて困難であると。地上デジタル放送の難視対策が確実に実施されるまで被災地域における地上アナログ放送の停波を一定期間延長することという要望書を出されております。  被災三県でのアナログ停波は、もうはっきりと延期を表明されるべきではないでしょうか。

第177回国会 総務委員会 第9号(2011/04/26、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  今回の改正は、従来の震災から支援を拡大しており、また第一弾ということもありまして、私どもも賛成です。その上で、今日は災害時における病院の役割について質問をさせていただきます。  まず厚労省、副大臣来ていただいておりますが、東日本大震災の被災地にある病院の被災状況、医療提供状況、どうなっているでしょうか。
【次の発言】 大塚副大臣、もう一回確認ですけど、その被害状況のうち全壊した病院というのは分かりますか。
【次の発言】 それでは総務省に伺いますけれども、同じ質問ですけれども、同じく自治体病院の被災状況、医療提供状況、どうなっているでしょうか。

第177回国会 総務委員会 第10号(2011/04/28、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  資料の一枚目に、児童福祉法の抜粋を配付しております。  児童福祉法四十五条には、厚生労働大臣は児童福祉施設の設備及び運営について最低基準を定めなければならないと明記され、省令で児童福祉施設最低基準が定められております。そこには、「最低基準の目的」として、「最低基準は、児童福祉施設に入所している者が、明るくて、衛生的な環境において、素養があり、かつ、適切な訓練を受けた職員の指導により、心身ともに健やかにして、社会に適応するように育成されることを保障するものとする。」とあり、また、「最低基準の向上」として、「都道府県知事は、」「その監督に属する児童福祉施……

第177回国会 総務委員会 第11号(2011/05/02、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  四月二十五日、災害対策特別委員会で宮城県を調査し、名取市長と懇談した際、生計維持者が死亡した場合五百万円支給される災害弔慰金の国、県の負担分はいつ来るのかとの意見が出ました。通常ですと、市町村が遺族に弔慰金を支払い、国、県に対し交付申請を行ってから交付されるまでは二、三か月掛かるということですが、今度の大震災では、市町村において、亡くなった方が余りにもたくさんで、多額の立替え資金が必要となる、資金の手当てが大変だということでありました。  遺族に早期に弔慰金を支払うためにも、この国、県負担分について速やかに市町村に届くようにすべきだと思いますが、いか……

第177回国会 総務委員会 第12号(2011/05/10、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  四月二十五日、東京電力が原子力損害賠償紛争審査会に対して要望書を提出いたしました。提出自体が筋違いだし、内容も重大だと思っております。  例えば、弊社としては、本件事故による損害が原子力損害の賠償に関する法律(以下、原賠法といいます)三条一項ただし書に言う異常に巨大な天災地変に当たるとの解釈も十分可能であると考えておりますとあります。しかし、既に政府は、今回の事故がただし書に基づく免責には当たらないという考えを例えば三月の終わりあるいは四月の初めなど繰り返し表明をしておりまして、この期に及んでこういう主張をするとは、史上最悪の原発事故を自ら起こしたと……

第177回国会 総務委員会 第13号(2011/05/17、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  福島第一原発の事故を受けまして、今福島県内の下水処理場から放射性物質が検出されております。五月一日の福島県の発表によりますと、郡山市の下水処理場の下水汚泥一キログラム当たり二万六千四百ベクレル、それから、汚泥を千二百度の高温で溶融し減量化してできる溶融スラグでは、一キログラム当たり三十三万四千ベクレルの放射性セシウムが検出されたとあります。  これ、福島第一原発から広範囲に降り注いだ放射性物質が、雨水などによって下水管に入って、それがずっと集まってくるのが下水処理場ということです。それを処分する、処理する過程でこの濃度が凝縮されるということが起こって……

第177回国会 総務委員会 第14号(2011/05/19、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  ちょっと昨日の通告と順番を替えて質問をしたいと思います。  まず、十二日、当委員会の委員派遣で宮城県女川町を訪ねて安住宣孝町長と懇談した件であります。  女川町では、津波によって防波堤は全部破壊され、地盤が一・二メートル沈下したとのことでした。私はその話を聞いて、これからの町づくりをどうするのか、これは大変悩ましいことだと感じました。町長は、漁民が浜辺に住むかどうかは漁民自身に議論してもらう、浜ごとに土着性や文化があるので、議論するためのプレハブを浜ごとに建てると、こうおっしゃいました。番屋のようなものを浜ごとに造って議論をしてもらうということだと思……

第177回国会 総務委員会 第15号(2011/05/26、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  初めに、東日本大震災、福島原発事故で被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げたいと思います。  去る五月二十一日、日本学術会議が「東日本大震災と報道メディア」と題するシンポジウムを開催されました。そこである研究者の方が、報道各社が科学部記者などの社内の専門家を十分に育成できていないために、今回の震災報道でも内容の検証に欠け、政府の発表に依存しがちだったと問題提起をされております。  重要な指摘だと思いますが、NHKとしてこの問題提起、どう受け止められるのか、また、NHKの場合、科学部の記者の育成についてどのような努力をされてきたのか、人員体制の推移も……

第177回国会 総務委員会 第17号(2011/06/07、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  地震、津波、原発事故の深刻さからいっても、東北三県のアナログ放送の停止を延期することは当然の措置であり、賛成であります。  そこでまず、地デジ等視聴覚障害者向けの放送について質問をしたいと思います。  二〇〇七年三月に発表された、デジタル放送時代の視聴覚障害者向け放送に関する研究会の報告書というものがございます。そこには、デジタルテレビジョン放送は、アナログテレビジョン放送では困難であった様々な新しいサービスが可能となる、字幕放送、手話放送、解説放送に加え、新たなサービスが提供される可能性があり、障害者や高齢者に優しいサービスが充実されることが期待さ……

第177回国会 総務委員会 第18号(2011/06/16、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  今日は、郵政職場のパワーハラスメントについて質問をいたします。  郵政産業労働組合、郵産労が二〇一〇年六月から二〇一一年二月の八か月間に労働相談で受けたパワハラの相談は約四十件に上っております。月平均五件に上るわけであります。  少し具体的な事例を紹介します。  三十代正規社員Aさん。職場のリーダーから、ばかやろう、死んでしまえなどといじめが続き、うつ病状態になり、仕事に行きたくない。医師は職場環境でうつになったと言っている。  Bさん。集配外務員として五年目の正社員の方。私は仕事が人より遅く、支店長、課長、同僚たちから、使えない、辞めてしまえ、死ね……

第177回国会 総務委員会 第19号(2011/06/21、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  原発事故から百日を超えました。地震、津波に加えて、原発事故の発生によって周辺住民の方々は着のみ着のままで避難を強いられ、避難先を十回も変えた方もあります。また、親類、知人を頼ったけれども、何日もいることができずに全国各地を転々とした人も少なくありません。避難の間に、子供の学校のことや介護、また仕事の都合などで家族がばらばらにならざるを得なかったケースもあります。しかも、いつふるさとに帰ることができるか見通しさえ持てない。原発事故の被害者の方々は、地震、津波の被災者の方々とはまた質の違う苦難を味わわされていると言っても過言ではないと思います。  東日本……

第177回国会 総務委員会 第21号(2011/08/04、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  原発災害に対処するための地方税特例について質問します。  法案は、警戒区域、それから計画的避難区域、それから緊急時避難準備区域、それに加えて三十キロ圏内ということで線引きをされておりますが、しかしながら、これらの区域外、圏外においても、原発事故の影響により売上げや収入が減少している事業者も少なくありません。  五月に会津若松市長、会津若松市議会に対して一つの陳情書が提出をされました。こうあります。私どもは、会津若松市の観光拠点施設とその関連商社、交通事業者で構成する協議会であります。東日本大震災により県内各地では大地震、大津波による甚大な被害を受け、……

第177回国会 総務委員会 第22号(2011/08/23、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  我が党は、中小運送事業者の現状を踏まえて、限定的な措置として本法案に賛成するものであります。その上で、総務大臣と国交省にそもそも論的な質問をさせていただきます。  御案内のとおり、一昨年、無駄な高速道路建設の温床となっていた道路特定財源制度が廃止となって、軽油引取税も目的税から普通税となって都道府県の一般財源へと変わりました。私は、このことは国民にとっても地方自治体にとっても前進だと思っております。そうであるならば、軽油引取税に暫定税率が導入された際、一九七六年ですけれども、運輸事業者、運送事業者の負担増に配慮をして創設されたトラック協会、バス協会等……

第177回国会 総務委員会 第23号(2011/08/25、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  まず、被災者と被災地の救援、復興のために、被災自治体が主体的に活用できる交付金の交付を行う法案を作成された提案者の皆様に敬意を表したいと思います。我が党は賛成であります。  その上で、今日は、被災自治体にとって大きな財政負担となっている防災集団移転促進事業について私からも質問をさせていただきたいと思っております。  読売新聞八月十一日付けによりますと、津波被害を受けた岩手、宮城、福島三県の沿岸の市町村のうち、約七割が高台や内陸部などへの集団移転を検討し、宮城県では約四千世帯が既に移転に合意をしているとのことであります。自治体は、被災、津波被害を受けた……

第177回国会 総務委員会 第24号(2011/08/26、22期、日本共産党)

○山下芳生君 私は、日本共産党を代表して、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律案に対する反対の討論を行います。  本法案は、八つの省庁にかかわる百八十八本もの法律を一括して改定するものであり、障害者、社会福祉、生活保護、母子保健など、国民の権利と生活に広範囲に影響を与えるものであります。本来なら、数回にわたる委員会質疑や他の委員会との連合審査、参考人質疑、視察など、関係者の意見を十分に聞き、慎重かつ徹底した審議が必要な法案であります。それを会期末にたった一回、僅か三時間の質疑で審議を終局し、採決することは、国権の最高機関であり唯一の立法機関である……

第177回国会 東日本大震災復興特別委員会 第2号(2011/06/14、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  福島原発事故はいまだ収束のめどさえ立っておりません。多くの人たちが仕事を奪われ、家から追い出されて不自由な避難生活を強いられております。  今月初め、私は福島県いわき市漁業協同組合の漁師や仲買人の方々から話を伺いました。  いわき市漁協は、福島第一原発から南に三十キロ離れたところにあります。大震災当日、漁師の皆さんは多くの方は漁に出ておられまして、津波にあおられて大変恐ろしい思いはされたそうですけれども、幸い船は無事だったということであります。船は無事だったんだけれども、原発事故の後、原発から半径三十キロ以内の海には入ることができなくなった。風評被害……

第177回国会 東日本大震災復興特別委員会 第6号(2011/06/20、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  原発事故の損害賠償問題について質問いたします。  今から五十年ほど前、一九六一年の四月、原子力損害賠償法が作られたときの国会審議において、原子力委員会原子力災害補償専門部会長の我妻栄東大名誉教授がこのように発言されております。計り知ることのできない大きな災害を必然的に含んでいる企業を国家が許してやらせる以上は、無過失責任を事業者に負担さして、被害者に損害を被らさないように、つまり、泣き寝入りにさせないようにしなくちゃならないということでは、部会の委員は全員一致で、反対はありませんでしたと。大変重い発言だと思いました。  被害者に損害を被らさない、泣き……

第177回国会 東日本大震災復興特別委員会 第8号(2011/07/11、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  福島原発事故から四か月がたちました。一日も早く被害者への全面的で速やかな賠償が求められていると思います。ところが、七月六日現在で農林漁業者の損害賠償請求は、福島、茨城、栃木、群馬、千葉、神奈川から合わせて三百六十七億二千万円出されていると。これ、農林省から聞きました。それに対して仮払いは四十一億三千九百万円にとどまっております。僅か九分の一にとどまっているわけであります。  一番の原因は、東京電力が原子力損害賠償紛争審査会の指針に従って仮払いを行うとして、指針待ちに終始しているということにあるのではないかと思っております。私は、福島原発事故の原因は、……

第177回国会 東日本大震災復興特別委員会 第9号(2011/07/14、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  法案提案者の皆様に質問をさせていただきます。  まず、国による仮払いについてですが、十一日の質疑で、私は、法案では国による仮払いが現在の東電と同じく紛争審査会の指針に基づいて行うとされている点について、それでは現状を改善することにならないのではないかと質問をさせていただきました。提案者からは、東京電力の仮払いは請求の二分の一とか中小企業者に対し二百五十万円を上限にするなどが設けられているということを指摘されて、できるだけ高い割合で支払う額を増やしていきたいという答弁がありました。  そこで質問なんですが、しかしながらこの国による仮払いのやっぱり基準は……

第177回国会 東日本大震災復興特別委員会 第14号(2011/08/02、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  我が党は当初から、この法案が東京電力を債務超過させずに存続させることを前提に、政府、機構が必要があれば何度でも資金援助し、結果として株主やメガバンクの責任と負担を一切問わない異様な東電救済策にほかならないことを指摘してまいりました。そこで、今日は衆議院の修正によってこの点が変わったのかどうか、ただしたいと思います。  まず、修正案の提案者である自民党の西村衆議院議員に伺います。  一つ、東電を債務超過させず存続させることが大前提、二つ、株主やメガバンクの責任と負担を問わない、この二点が修正によって変わるのか変わらないのか、変わるとすればその根拠はどこ……

第177回国会 東日本大震災復興特別委員会 第15号(2011/08/11、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  震災から五か月、被災地の住民の皆さんは、市街地などに積み上がった瓦れきの山を一刻も早くなくしてほしいと願っておられると思います。瓦れき処理はまさに復興の第一歩だと思います。今回、衆議院の全会派の皆さんが力を合わせて国の責任で瓦れきの処理を迅速に進める法案をまとめられたことに対し、心から敬意を表したいと思います。ありがとうございました。  瓦れき処理が滞っているのはなぜか。仮置場への搬入はかなり進んでいるわけですが、そこから先の中間処理、それから最終処分のめどが立たないことが最大の原因だと思います。  既存の施設では、今回の震災による瓦れきの処理までは……

第177回国会 予算委員会 第3号(2011/03/07、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  高齢者の介護について質問をいたします。  二〇〇〇年四月に介護保険制度がスタートして十年が過ぎました。この十年間で特別養護老人ホームはどのくらい増えたか、全国の特養ホームの定員と待機者の推移を報告してください。
【次の発言】 日本共産党は、十年前に全都道府県に特養ホームの待機者数を聞きました。(資料提示)合計十万四千五百九十九人でした。ですから、待機者は十年前の十万人から四十二万人へと四倍に増えたことになります。入所希望者の増加に特養の整備が全く追い付いていないということです。三年も五年も待たないと入れない。  待機者とその家族がどういう状態にあるか……

第177回国会 予算委員会 第17号(2011/05/27、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  四人の参考人の皆様、ありがとうございました。  最初に、矢ヶ崎参考人と大野参考人に質問をいたします。  矢ヶ崎先生は、放射線の人体への影響について分子、電子のレベルからDNAを切断することを説明いただきました。特に内部被曝の重大性についてよく分かるようにお話をいただきました。  それから、大野参考人は、医学における放射線利用の歴史にも触れながら、必要な情報を理解できる言葉で提供することの大切さをお話しいただきました。  そこで、ちょっとお二人に関連してお伺いしたいんですが、矢ヶ崎先生は、放射線は百害あって一利なし、どこまでは許されるというものではない……

第177回国会 予算委員会 第22号(2011/07/22、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  震災からの復興では、被災者が住んでいた地域で生活を立て直せるようにする、これが基本だと思いますが、総理、いかがですか。
【次の発言】 先日、宮城県気仙沼市で水産加工業を営む地元企業の社長さんにお会いしました。九つある工場のうち八つが津波で全壊したそうですが、八百人の従業員は一人も解雇せず、雇用を維持しながら工場の再建を目指しておられました。どうしてそういう道を選んだのか。社長は、解雇すると地域での細い糸が切れて外へ出ていってしまう、それでは町の復興はできないと考えましたとおっしゃっていました。  雇用を守ることは地域のきずなを守ること。総理、ここには……


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第179回国会(2011/10/20〜2011/12/09)

第179回国会 決算委員会 第2号(2011/12/07、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  総理は、所信表明で、雇用の場が失われる事態を防ぐと述べられました。  そこで、総理、今、電機大手各社が全国各地で工場閉鎖や事業縮小を強行し、雇用と地域経済に深刻な打撃を与えようとしていることを御存じですか。
【次の発言】 東芝など各社が工場閉鎖を発表しているんですけれども、今日はパナソニックで起こっている問題を取り上げたいと思います。(資料提示)  これは、パナソニックが今各地で進めている工場閉鎖などの一部であります。  本社のある大阪・茨木工場、十月末で生産が終了いたしました。労働者三千五百人いたわけですが、既に非正規労働者は切られ、正社員も県外へ……

第179回国会 災害対策特別委員会 第4号(2011/11/04、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  私からも台風十二号災害に絞って質問をさせていただきます。  まずは、この災害で犠牲になられた方々に心より哀悼の意を表したいと思いますし、被災された皆様にはお見舞いを申し上げたいと思います。そしてまた、この災害被災地で救援、復旧復興のために日夜御奮闘いただいている関係者の皆様にも心より敬意とお礼を申し上げたいと思います。  私も、当委員会による和歌山県それから三重県の現地と、それから紀伊半島上空からの視察に参加をいたしました。それに加えて、独自に和歌山県、奈良県の被災現場各地を歩かせていただきました。それを踏まえて質問したいと思います。  奈良県十津川……

第179回国会 総務委員会 第2号(2011/10/27、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  七月三十一日、大阪の泉南市立砂川小学校でプールの一般開放中に同校の小学一年生の児童、男児が死亡するという大変痛ましい事故が起きました。いつも通っている学校のプールで亡くなった児童と御遺族の無念を思うと、残念でなりません。心から哀悼の意を表したいと思います。  川端総務大臣、私は、通っている学校で亡くなるなどということは絶対にあってはならない、そういう事故だと思いますが、御認識いかがですか。
【次の発言】 二度と起こってはならない事故がどうして起こったのかと。現地に行って、泉南市教育委員会から私は説明を受けました。事故は泉南市が夏休みに公立の小中学校の……

第179回国会 総務委員会 第3号(2011/11/17、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  電機大手各社が全国各地で事業縮小、工場閉鎖を発表し、強行しております。経産副大臣、実態把握されていますか。
【次の発言】 企業の状態に心を痛めると同時に、労働者と地域の状況に心を痛めにゃ駄目ですよ。  週刊誌でも今、テレビショックとか雇用崩壊という単語でこの事象が報道されております。雇用と地域経済にとって深刻な打撃になっております。もういろんな電機大手が各所で工場閉鎖、撤退、縮小などをやっているんですが、今日はもう時間ないですので、一つだけ、パナソニックについて幾つかの問題、紹介したいと思います。  パナソニック本社のある大阪の茨木工場では、これまで……

第179回国会 総務委員会 第5号(2011/11/29、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  一月に地方税法の一部を改正する法律案が提出されました。それ以降、国会では審議されないのに、民主、自民、公明、三党間でどんどん修正が行われました。こういうやり方は国会と委員会の本来の機能を形骸化するものであって、極めて遺憾だと、一言申し上げたいと思います。  三党協議の結果、納税環境については、元々あった納税者の権利を尊重する条文が削除されてしまいました。そこで、今日は税務調査について聞きたいと思います。  総務省の職員、それから都道府県、市町村の徴税吏員等が行う税務調査、質問検査権について、現行の地方税法では、税目ごとに、その権限は犯罪捜査のために認……

第179回国会 総務委員会 第7号(2011/12/06、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  今回の地方税法改正案は、固定資産税等の課税免除など、被災者の負担を軽減し、復興復旧を支援するものであって、賛成であります。  そこで、今日は、被災地の中小企業の再建と雇用の確保について質問したいと思います。  被災地では、中小企業等グループ施設等復旧整備補助事業の活用が始まっております。中小企業庁に来ていただいておりますが、通告にはなかったんですけれども、まずこの事業の内容を簡潔に説明いただけますか。
【次の発言】 岩手県宮古市で水産加工の事業を再開した社長のAさんに話を聞きました。A社長は、建物の工事それから設備の入替え、機器の購入などを行いました……

第179回国会 東日本大震災復興特別委員会 第4号(2011/11/07、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  東日本大震災による宅地災害について質問をいたします。  今般の第三次補正予算案の中で新たに造成地滑動崩落緊急対策事業が創設されました。仙台市の調査では、既存の大規模盛土造成地滑動崩落防止事業や緊急急傾斜地崩壊対策事業、さらに地域防災がけ崩れ対策事業等の既存の制度では救済されない宅地被害がほとんどでしたけれども、私は、八月二十三日、総務委員会の質問で国土交通省に、これら既存の事業の要件を大幅に緩和して被害の実態に合った制度に改善するよう求めておりました。国交省の当時小泉政務官も検討したいと答弁されたわけですが、今回新たに創設された造成地滑動崩落緊急対策……

第179回国会 東日本大震災復興特別委員会 第7号(2011/12/01、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  平野復興担当大臣は、復興交付金を活用する効果促進事業の使途に関する議論で、個人、法人の資産を形成するための事業など、ネガティブリストを定める方向で制度の詳細を検討していると答弁されております。  そこで質問ですが、どうして個人、法人の資産形成するための事業は除外されるんですか。
【次の発言】 いろいろ言われましたけれども、個人財産の形成になるという理屈で公的支援に背を向けるならば、私は、阪神・淡路大震災のときの政府の姿勢と何ら変わらないことになると、こう思うんですね。  当時、村山総理、それから橋本総理は、私有財産制の国では個人の財産は自己責任が原則……

第179回国会 東日本大震災復興特別委員会 第10号(2011/12/08、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  今日は、被災地の復興計画と鉄道の復旧について質問をしたいと思います。  まず国土交通大臣に、町づくりと一体になった鉄道復旧の重要性について、基本認識を伺いたいと思います。
【次の発言】 大事な御認識だと思います。  JR東日本の清野智社長も、四月の五日ですから、まだ一か月たたない間に記者会見をされまして、津波で大きな被害を受けた路線について責任を持って復旧させると明言をされました。当時は、被災地からはこのまま廃線になるのではという心配の声が出ておりましたので、これは、大変きっぱりと明言されたことは歓迎されたわけです。  JR東日本によりますと、津波を……


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第180回国会(2012/01/24〜2012/09/08)

第180回国会 行政監視委員会 第1号(2012/03/05、22期、日本共産党)

○山下芳生君 岩田先生と小黒先生にお伺いします。  岩田先生の資料六ページで、要するに増税してもGDPが増えなければ税収は増えないんだと、逆に言うとGDPが増えれば増収になるんだと。これは九六年、消費税を三%から五%に上げる前と現在の税収を国と地方を合わせますと逆に減っているというのが事実ですので、これは非常に説得力のある私は説だと思いました。  そこで伺いたいのは、今、消費税を一〇%に上げることによって、逆に景気に非常に大きな打撃になって、税収を増やすどころか減らす危険性さえあるんじゃないかと、私はそう考えるんですが、この点について、岩田先生、小黒先生、考えをお伺いしたいと思います。

第180回国会 行政監視委員会 第2号(2012/03/19、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  三人の参考人の皆様、ありがとうございました。  せっかく五代の内閣の下で官房副長官を務められた古川貞二郎さんがお見えですので、行政改革一般論を聞くのは大変もったいないと感じております。私からは、それぞれの内閣のときに実施した、あるいはしなかった政策がその後国民生活に大きな影響を与えたと思いますので、当時官邸の中でどのような議論がなされていたのか、是非古川参考人に聞かせていただきたいと思っております。  まず第一は、村山内閣のときの政策でありますが、一九九五年の一月に阪神・淡路大震災が発生をいたしました。その後、個人の住宅再建に対する公的支援、いわゆる……

第180回国会 行政監視委員会 第3号(2012/04/23、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  私からも道州制についてお三方に、時間が限られておりますので、簡潔にお答えいただければ有り難いと思います。  私は、道州制は究極の地方切捨てになるのではないかというふうに思っております。なぜなら、基礎自治体の更なる大合併を前提とせざるを得ないからであります。  しかしながら、日本という国は、国土、自然、それから人口の分布、あるいは生産活動や経済活動の在り方、あるいは文化活動の在り方など、真っ平らで均一に形成されているわけではなくて、それぞれの地方ごとに多様で多彩な顔があるというふうに思っております。それを三十万規模に無理やり再編することが果たして可能な……

第180回国会 行政監視委員会 第6号(2012/08/20、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  今日は、兵庫県立こども病院の移転問題について質問をいたします。  同病院は、一九七〇年、全国二番目にできた小児専門病院であります。先日、私も現地を視察させていただきましたが、循環器病棟では、人工呼吸器を付けた小さな子供がベッドの上に横たわり、その脇に御両親が付き添うという姿が何組も見られました。ICUでも、先天性の心臓疾患の子供が治療を受けていました。お母さんのおなかにいるときからこの病院にやってきて、生まれた直後に手術を受ける。その後数か月の間に何度も手術をして幼い命をつなぐそうであります。この病院が重い病気を抱える子供と家族にとってかけがえのない……

第180回国会 災害対策特別委員会 第5号(2012/03/23、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  一月十八日、当委員会で桜島と霧島山・新燃岳の火山噴火災害の視察を行いまして、私も一緒に行かせていただきました。  私自身、鹿児島県には何度も訪問をさせていただいたことがあるんですが、桜島に渡ったのは今回が初めてでありました。桜島からの火山灰による被害の様相、例えば農業や漁業の生産物に降った灰がくっついて商品価値が下がってしまったり、子供たちが窓を閉め切った教室の中で遊ばなければならないなど、現地では様々な御苦労があることがよく分かりました。  それから、新燃岳のある霧島山の周辺五市二町でつくる環霧島会議の各首長さんの皆さんにお話を伺いました。私が感心……

第180回国会 災害対策特別委員会 第6号(2012/06/15、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  五月の竜巻、突風によってお亡くなりになられた方々、御遺族の皆様に哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様にお見舞いを申し上げたいと思います。  私からも、まず、被災者生活再建支援法の適用問題について質問したいと思いますが、もう何回もありましたので、現地からは、同じ日に発生した竜巻被害なのに支援されるところと支援されないところがあるのは納得いかないという極めて当然な声が上がっております。  その点について、先ほど大臣は、被災者にとっては同じだと、あっちに住んでいようがこっちに住んでいようが、受けた被害は一緒なんだからという御答弁がありました。これは非……

第180回国会 災害対策特別委員会 第7号(2012/06/20、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  阪神・淡路大震災の救援、復旧復興活動では、コミュニティーの維持、再生が非常に重要であることが教訓の一つとされました。阪神・淡路では、避難所から仮設住宅、仮設から復興公営住宅と被災者が移動をするたびにコミュニティーがばらばらにされてしまったわけです。大変悲しいことではありますけれども、震災では助かった命が後に復興公営住宅で相次いで孤独死するということが起こり、今もそういう状態が続いているわけであります。  その後の中越、中越沖、あるいは東日本大震災においては、こういう阪神の教訓、負の教訓を生かして、地域のきずな、御近所同士のつながり、コミュニティーの維……

第180回国会 災害対策特別委員会 第9号(2012/07/27、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  初めに、委員各位の御配慮で質問の順番を変更していただいたことに感謝を申し上げます。  私からも、今回の災害で亡くなられた方々に対し深く哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げたいと思います。  当委員会で行った災害の派遣調査でも、皆さんと一緒に福岡県それから大分県に私も参加をいたしました。行ってみて、今回の被害は、農業被害が非常に深刻であるということと、それから七月三日に受けた被害を復旧しているさなかに今度は十三日の被害が重なるという連続した被災であるということなどが大きな特徴ではなかったかなと思います。  こういう点では……

第180回国会 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第9号(2012/07/27、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  消費税増税法案が衆議院を通過した直後、政府は凍結されていた整備新幹線の着工にゴーサインを出しました。率直に言って驚きました。これは三兆円も掛かる大事業なんですね。一体どこにそんなお金があるのかと。財政が大変だからと国民に消費税増税をお願いするんじゃなかったのかと。  実は、衆議院における審議の最終段階で、民主、自民、公明三党によって消費税増税法案が修正をされました。修正で追加された条文を見て、ああ、そういうことかと私は思いました。(資料提示)これがその条文ですが、税制の抜本的な改革の実施等により、財政による機動的対応が可能となる中で、成長戦略並びに事……

第180回国会 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第12号(2012/08/02、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  今年に入って全国で餓死、孤立死が続いております。公的扶助の研究をされている花園大学の吉永純教授が報道された主なものをまとめただけでも、例えば、一月、釧路市、八十四歳の夫と七十二歳の妻。札幌市白石区、四十二歳の姉、病死と四十歳の障害を持つ妹、凍死。二月、立川市、四十五歳の母親と四歳の障害を持つ子。さいたま市、六十歳代の夫婦と三十歳代の息子。三月、再び立川市、都営アパートで九十五歳の母親と六十三歳の娘。足立区、七十三歳の男性と八十四歳の女性。川口市、九十二歳の母親と六十四歳の息子。入間市、七十五歳の母親が死亡、四十五歳の精神疾患の息子は母の死後十日後発見……

第180回国会 総務委員会 第1号(2012/02/08、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  今回の法案には賛成できません。理由は討論で述べたいと思います。  今日は、国家公務員の賃金を平均七・八%引き下げる法案について、総務大臣と議論をしたいと思います。  まず、労働基本権についての基本認識について議論したいと思うんですが、最初に二つの文献からそれぞれ一節を紹介したいと思います。  一つ目。資本は集積された社会的な力であるのに、労働者が持ち合わせているのは自分の労働力だけである。したがって、資本と労働力の間の契約は決して公正な条件に基づいて結ばれることはあり得ない。労働者の持つ唯一の社会的力は、その人数である。カール・マルクス「労働組合 そ……

第180回国会 総務委員会 第3号(2012/02/28、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  国家公務員の労働基本権が制約されたままで、議員立法によって一方的に人事院勧告を大幅に上回る公務員の賃金引下げが強行されようとしております。しかも、提案者の方々は当事者である労働組合の代表から全く意見も聞かれておりません。  そこで、今日は日本国家公務員労働組合連合会の宮垣委員長に参考人として出席をしていただいております。  平均〇・二三%の削減を求めた二〇一一年度の人事院勧告を昨年四月まで遡って実施した上で、二〇一二年度、二〇一三年度に平均七・八%削減する国家公務員給与の改定及び臨時特例に関する法律案について、現場の第一線で働いておられる国家公務員の……

第180回国会 総務委員会 第5号(2012/03/22、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  まず、日本郵政グループの非正規雇用社員の正社員化について聞きます。  二〇一〇年三月十八日、ちょうど二年前の当委員会におきまして、当時の亀井静香郵政担当大臣が次のような御答弁をされております。二〇一〇年度から三ないし四年掛けて十万人の正社員化を進めていく、できるだけ速やかに少なくとも現在働いている非正規社員で希望される方々については逐次登用していきたいと。  この表明は、当時二十一万人おられました郵政の非正規雇用労働者に大変明るい希望となって伝わりました。私の元にも、うれしいとか、よかったとか、これで頑張れますという声がたくさん届いてまいりました。 ……

第180回国会 総務委員会 第6号(2012/03/27、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  私からも、今日は、国の出先機関の原則廃止の問題について議論をさせていただきたいと思っております。  川端総務大臣が政府におけるこの問題の責任者というふうに承知しておりますけれども、まず基本的な問題ですけれども、国の出先機関の原則廃止、どういう方針で、どういうスケジュールで進めるおつもりでしょうか。
【次の発言】 今丁寧に説明がありまして、要するに、移譲の形は都道府県単位ではなくてブロック単位で検討する、それから、全国一律に一斉に用意ドンじゃなくて手挙げたところからということで、今、九州と関西が手を挙げて、三つの出先機関、当面は経済産業局、地方整備局、……

第180回国会 総務委員会 第7号(2012/03/28、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  言うまでもなく地方交付税制度というのは、財源保障機能と財源調整機能を持っております。私は、地方財政が逼迫している下で、自治体間の格差を是正し、地方財政を充実させる上で、この地方交付税制度が持っている二つの機能の拡充がいよいよ重要になっていると思いますが、大臣の認識を伺いたいと思います。
【次の発言】 御存じのとおり、地方交付税の原資である国税五税の交付税率分では、交付税総額が賄い切れずに、一九九六年から十七年間も財源不足が続いております。この財源不足額について、二〇〇〇年度までは地方交付税特別会計で借り入れておりました。それが二〇〇一年度からは国と地……

第180回国会 総務委員会 第8号(2012/03/29、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  今日は、総理と、消費税の増税が地方にどんな影響を与えるのか議論をしたいと思います。  政府の案では、消費税五%の増税分のうち一・五四%を地方分とし、その額は四・一兆円となるとされております。しかし、消費税の増税で地方の税収が増える面だけ見るのは、私は間違いだと思います。一九九七年、消費税が三%から五%に増税されました。その前年の一九九六年度と直近の二〇一〇年度の地方税収を比較しますと、地方消費税は〇から二・六兆円に増えているにもかかわらず、地方税収全体は三十五兆円から三十四兆円へと約一兆円減っております。消費税増税など九兆円もの国民負担増で景気が急降……

第180回国会 総務委員会 第10号(2012/04/19、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。法案には賛成です。  今日は、消防職員の労働基本権問題について川端大臣と議論させていただきたいと思います。  二〇〇九年十一月二十七日の当委員会で当時の原口大臣と、消防職員の労働基本権問題、特に団結権の回復の問題について議論をさせていただきました。原口大臣は、消防職員の団結権そのものを回復できるよう検討を指示したと当時述べられたわけですが、その後どうなっているでしょうか。
【次の発言】 付与することを基本的な方向としつつ検討しているということですが、私は、その検討に当たって、消防職員の労働基本権についてそもそもどう考えるのかということが非常に大事だと思っ……

第180回国会 総務委員会 第11号(2012/04/24、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  郵政産業労働組合の廣岡元穂中央執行委員長に伺いたいと思います。  郵産労が出しておられるこの郵政民営化抜本見直しに対する意見書Vを拝見いたしますと、東日本大震災の被災地における郵政事業について調査をされたとあります。先ほど少し言及されたんですが、大震災で果たされた郵政三事業の役割、片や、郵政の民営・分社化による弊害などがどのように現れているのか、もう少し詳しくお話をいただければと思います。
【次の発言】 ありがとうございました。  公的機関としての強みと、それから民営・分社化によってその強みに障害がもたらされているということが被災地での活動を通じて浮……

第180回国会 総務委員会 第12号(2012/04/26、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  前回の続きで、金融のユニバーサルサービスの確保が担保できるのかについて質問したいと思います。  おととい、提案者の山花議員の答弁では、業務委託を行うことができるのはゆうちょ、かんぽだけではないと、他社からの委託もあり得るということでした。  ゆうちょ、かんぽが郵便会社に委託しなくなった場合、それでは他の銀行や保険会社からの委託はどういう形になるのかと。例えば、全国一括で委託される会社を選ぶのか、あるいはまた地域ごとなのか、あるいは支店ごとなのか、それからその委託をするであろう会社は一社なのか、それとも複数社なのか、一体どういう想定をしているんでしょう……

第180回国会 総務委員会 第13号(2012/06/14、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  今日は、木庭理事、寺田委員、そして理事会の皆様方のお許しを得て、少し順番を早めにさせていただいたことに感謝を申し上げます。  郵政事業は、長年、地域に根差した事業として住民の信頼を得、その信頼の下に発展をしてきました。郵便、貯金、簡保の三事業一体で、一円の税金も投入なしに運営をされてきたわけであります。しかしながら、民営・分社化によって、国民サービスの低下など様々な弊害が明らかとなった。そこで、国民の批判が強まって一定の見直しがされたというのがこの間の経過だと思っております。  そこで、松下大臣、私は、国民共有の財産として郵便局のネットワークを守る、……

第180回国会 総務委員会 第14号(2012/06/19、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  法案は賛成です。  今日は、生活保護の問題について、大臣の認識を伺いたいと思います。  私どものところにある女性から一通のメールが届きました。少し長いですが、紹介します。  私は、○○県にて生活保護で生活させていただいております。十分働ける年齢ではありますが、二年ほど前に精神疾患、うつを発症し、当時の医師の判断で、できれば仕事を退職し、療養に専念する方がよいとの判断で、悩みましたが、うつの状態で仕事を続けていても仕事に支障が出て会社に迷惑が掛かる可能性もあると考え、仕事を辞め、保護での療養に専念することを決意して現在に至ります。中略。  私は、保護を……

第180回国会 総務委員会 第15号(2012/08/28、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  まず、大都市地域における特別区設置法案について質問します。  今、大都市問題について様々な議論がされております。私たちは、指定都市など規模が大きな自治体では、その各行政区を自治的な機能を持つ機構にするなど、地域の自治機能の回復と強化が求められていると考えております。したがって、大都市制度の在り方について検討する場合には、地方自治、住民自治を拡充するものでなければならないと思いますが、川端総務大臣の御認識、いかがでしょうか。
【次の発言】 そこで、大都市制度の在り方については、政令都市市長会の特別自治市構想など、様々な提案がなされております。また、第三……

第180回国会 東日本大震災復興特別委員会 第3号(2012/03/26、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  初めに、小宮山厚生労働大臣に質問をいたします。  二月八日、予算委員会で私は、東日本大震災の仮設住宅にお風呂の追いだき機能を追加すべきだと質問をいたしました。野田総理は当初、対応困難という姿勢でしたけれども、私の方から仮設入居者の状況、あるいは自分で追いだき機能を取り付けた方がいる例などを紹介いたしまして、再度真剣に検討すべきではないかと御提案申し上げたところ、総理は提案を勉強したいと、それから小宮山大臣も調べたいという御答弁でした。  昨日、一部の報道で、政府は全ての仮設住宅にお風呂の追いだき機能を取り付ける方向で検討に入ったと流れましたけれども、……

第180回国会 東日本大震災復興特別委員会 第4号(2012/03/27、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  昨日に引き続き、放射線からの子供の保護対策について聞きたいと思います。  大変心が痛むんですが、屋外での活動が制限され外遊びが減ったことにより、福島の子供たちの発育に変化が生じているとの報告があります。郡山市の小児科医、菊池医師によりますと、毎年五月に行う定期健康診断で郡山市内の私立幼稚園児約三十人の体重の伸びを比較したところ、昨年にかけては平均二・四キロ増えたのに対し、今年にかけては平均一キロしか増えていなかったと、体重の増え方ががくんと減ったという報告があります。ストレスによる心への影響も気になるところであります。  そこで、平野大臣に三点。一つ……

第180回国会 東日本大震災復興特別委員会 第5号(2012/03/28、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  まず、保育所の給食の放射線検査について質問します。  政府は、来月四月から小中学校給食の放射線測定を行う自治体への財政支援を決めました。申請があれば福島県以外の自治体も支援する方向だと承知をしております。  しかし、保育所の方はどうかと。福島県内の保育所数は三百三十一か所。小さい子供ほど放射線に対する感受性が強いわけですので、私は、保育所の給食においてもしっかり測定をして、食べ物から内部被曝することへの不安を解消できるようにすべきだと思いますが、厚生労働省、いかがでしょうか。
【次の発言】 一歩前進だというふうに思いますが、是非これは、もう漏れがあっ……

第180回国会 東日本大震災復興特別委員会 第8号(2012/06/14、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  参議院の与野党全会派の草案提案者の皆様に心より敬意を表したいと思います。  この法案は、福島を始めとする子どもたちを放射線被害から守りたいという全国のお母さん、お父さんたちの声と、そして被災地の皆さんの運動が政治を動かしてできたものだと思います。現時点ではそういう方々の要求の全てを満たすものではありませんが、東京電力第一原発事故被災者への新たな支援策をつくるよりどころになるものであり、一歩も二歩も前進だと思っております。この法案に盛り込まれた支援策を一刻も早く実現、実施させ、さらに、困難を強いられている被災者の実態に照らして支援策を一層拡充強化してい……

第180回国会 東日本大震災復興特別委員会 第10号(2012/08/27、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  復興庁の資料によりますと、現在、福島県の避難者数は十六万二千人、そのうち県外の避難者数は六万一千人、依然として原発事故の被害というのは深刻であります。  まず、平野復興担当大臣に原発事故の被害者に対する対応の基本について伺いたいと思います。  私は、大事な観点が二つあると思うんですね。一つは、原発事故の前に住んでいた家、田畑、森林などの原状復帰、すなわち元の場所で元どおりに生活できるようにすることが基本であるということ。二つ目に、それがかなわない被害者、残念ながら放射線量が高くてすぐにはできない方もおられます。それがかなわない被害者にはそれができるま……

第180回国会 予算委員会 第5号(2012/02/08、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  東日本大震災から間もなく一年、被災者の生活再建はなお大きく立ち遅れております。政府として、従来の枠にとらわれることなく、やれることは全てやる姿勢がいよいよ求められていると思いますが、総理の認識を伺います。
【次の発言】 そこで、緊急課題である仮設住宅の防寒対策について質問します。  先週、宮城県の仮設住宅団地四か所を訪ねました。ちょうど厳しい寒波に見舞われていたときで、どこでも水道管の凍結が大問題となっておりました。中には凍結して今日で五日目ですという方もありました。  厚生労働大臣、仮設住宅における水道管凍結の状況と対策を報告してください。

第180回国会 予算委員会 第7号(2012/03/13、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  今日は、憲法と日本の民主主義の根幹にかかわる問題について質問します。  初めに総理に伺います。憲法十九条には「思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。」とあります。この条項は戦前の深い反省の上に立って明記された大変重いものだと思いますが、総理の認識を伺いたいと思います。
【次の発言】 総理も重要だとお認めになりました。  そこで、具体的な問題に入ります。先月、大阪市において全職員三万数千人を対象に労使関係に関する職員のアンケート調査なるものが実施されました。このアンケート調査に対して、日本弁護士連合会、大阪弁護士会などから、憲法十九条が保障する……

第180回国会 予算委員会 第19号(2012/04/05、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  直近の毎日新聞の世論調査では、消費税増税反対が六〇%、賛成が三七%となっております。ほかの世論調査もよく似た傾向で、日を追うごとに反対が増えております。  総理は、消費税増税に反対する国民が多いのはなぜだとお考えですか。
【次の発言】 説明すればするほど反対が増えているというのが今の実態だと思いますね。  私は、国民の中で消費税増税の反対が多いのは生活が苦しくなっているからだと思います。  資料に政府の生活意識調査をお配りしておりますけれども、この調査でも、生活が苦しいという国民が、一九九七年消費税増税の翌九八年に初めて五割を超えております、平成十年……

第180回国会 予算委員会 第21号(2012/06/13、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  閣議決定された社会保障・税一体改革大綱では、後期高齢者医療制度は廃止に向かうとされております。しかし、民主、自民、公明による修正協議ではそこが問題となっているんですね。  そこで、総理、総理は後期高齢者医療制度を悪い制度だと思っているんですか。
【次の発言】 この制度が始まった二〇〇八年、総理は自身のホームページで次のように述べておりました。(資料提示)  古希七十歳と喜寿七十七歳という人生において大変喜ばしい節目の間に、後期七十五歳以上という七十四歳以下の国民との間を非人間的に分断する制度設計が割り込んできました。四月から始まった後期高齢者医療制度……


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第181回国会(2012/10/29〜2012/11/16)

第181回国会 総務委員会 第1号(2012/11/16、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  民主党幹事長代行でもあった樽床総務大臣に聞きます。  あなた方は今年の二月、国家公務員の労働基本権を奪ったまま一方的にその給与を七・八%引き下げました。これは二重の憲法違反だと私は批判をいたしました。その上に、今度は国家公務員の退職手当を平均四百万円削減する。現在の生活と将来の生活に大打撃を与えようとしているわけであります。  そこで、大臣に伺いますが、一体、労働組合との十分な話合いはなされたのか、納得と合意は得られたのか、樽床大臣の認識を伺います。
【次の発言】 ごまかしちゃ駄目ですよ。労働組合と十分な話合いをやり、合意と納得を得られたのかと聞いて……


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第183回国会(2013/01/28〜2013/06/26)

第183回国会 災害対策特別委員会 第3号(2013/05/29、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。先月、四月十三日に発生した兵庫県淡路島を震源とする地震被害について質問したいと思います。  最大震度六弱を観測し、淡路市、洲本市、南あわじ市の淡路島三市を中心に多数の被害が生じております。地震当日から、我が党市議団、地元党組織も救援活動や生活相談に取り組み、私の事務所スタッフも二度ほど現地に入って聞き取りを行ってまいりました。宅地のひび割れ、住宅被害、農地やガラス温室、ブロイラー、漁業施設の被害、そして店舗や商品の損害が発生しております。また、観光や特産品である淡路の瓦産業への風評被害対策も求められております。特に住宅被害が深刻だということを感じておりま……

第183回国会 災害対策特別委員会 第4号(2013/05/31、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  私たちは、復興対策の在り方として、阪神・淡路でも中越でも、また東日本でも、またその他の災害においても、被災者一人一人の生活の再建、地域コミュニティーの再建が基本に据えられなければならない、こう述べてまいりました。そして、生活の再建とは住まいとなりわいの再建であり、このことが地域社会と地域経済の復興を可能にするものだと、これも繰り返し述べてまいりました。  そこで、古屋防災大臣に伺いますが、被災者一人一人の生活再建が基本に据えられなければならない、この点が今度の二法案の中で規定されている基本理念ではどうなっているでしょうか。

第183回国会 災害対策特別委員会 第5号(2013/06/07、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  四人の参考人の皆様から、未曽有の大規模災害の現場に身を置かれた、あるいは今も置かれている立場から、大変重要な御意見を伺うことができました。一言一言胸に迫ってくるものがありました。ありがとうございました。  まず、磯辺参考人に伺います。  どれだけ多くの命が奪われれば法や制度は変わるのかと感じてきた、それから、被災者の血のにじむような努力で、生活再建支援法だと思いますが、作られたことを忘れてはならないと、大変思いのこもったお言葉でした。私も共感するところがあります。血のにじむような被災者の努力で生活再建支援法ができたということについて、もう少し詳しく、……

第183回国会 災害対策特別委員会 第6号(2013/06/12、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  先日、南海トラフ巨大地震津波で大きな被害が予想される和歌山県の津波対策について、和歌山県和歌山市、海南市に調査に行ってまいりました。特に感じたのは、避難訓練、防災訓練の重要性の再認識です。例えば、海南市長さんは、市民の二〇%が訓練に参加している、東日本大震災後、関心の高さが違うとおっしゃっていました。  いろいろ聞いて、私が感じた避難訓練には二つぐらい教訓があるなと思っております。第一は、住民の皆さんの逃げるという意識が高まるということです。和歌山市の担当者の方は、南海トラフ巨大地震津波の予測が発表された後、津波高の数字が独り歩きをして、もうどうしよ……

第183回国会 総務委員会 第1号(2013/02/26、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  今回の交付税法改正案は、津波被災者の自力再建を支援する内容を含むものであって、私どもとしても賛成であります。今日は、地方公務員の給与削減について質問したいと思います。  二月十二日、安倍総理は、経済三団体のトップと会談をし、賃上げの要請をされました。その夜、ある与党の議員のパーティーで総理はこう言っております。従業員への還元がうまくいけば、消費が増え、日本の景気がぐぐぐっと良くなる。  要するに、デフレ脱却には賃上げが必要だという認識だと思うんですが、新藤総務大臣、この点の御認識いかがですか。

第183回国会 総務委員会 第3号(2013/03/25、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  今日は、非婚の母に寡婦控除をみなし適用する問題について質問します。  資料一枚目を御覧ください。  今年の一月十一日に、日弁連から新藤総務大臣に対してこの問題で要望書が提出をされました。申立人申立てに係る人権救済申立て事件につき調査した結果、下記のとおり要望するとありまして、申立人らはいずれも非婚の母として子供を扶養している者であるところ、非婚の母に対しては所得税法の定める寡婦控除は適用されないと。寡婦とは、法律婚を経由したことのある者と定義されているからである。この寡婦控除規定により算出された所得が、地方税、国民健康保険料、公営住宅入居資格及びその……

第183回国会 総務委員会 第4号(2013/03/26、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  今日は、地方自治体の臨時・非常勤職員の問題について質問します。  三月六日、参議院本会議で私は総理に、今や全労働者に占める非正規雇用の割合は三割を超え、日本社会にとって放置できない深刻な事態をもたらしています、こうした働かせ方が日本の将来を危うくさせているとの認識はありますかと伺いました。安倍総理は、非正規雇用は、雇用が不安定であり、賃金が低いなどの問題が指摘されており、また、厚生年金の適用対象とならない人も多く、被用者としての十分な保障を受けられないおそれがあることや、未婚率の増加の要因にもなっていますと答弁されました。  要するに、今現在不安定、……

第183回国会 総務委員会 第5号(2013/03/27、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  昨年の五月、數土文夫前NHK経営委員長が、東京電力の社外取締役を経営委員長のまま兼職しようとしたところ、国民視聴者から大きな批判を受けて、結局、経営委員長も経営委員も辞任することとなりました。批判の中心は、NHKの経営トップである経営委員長と原発事故の取材対象である東京電力の社外取締役との兼職は報道の中立性の観点から問題だというものだったと思います。  そこで、浜田経営委員長に確認いたします。報道の中立性から見て、NHK経営委員長と東電社外取締役との兼職は成り立ち得ないとの認識はありますか。

第183回国会 総務委員会 第7号(2013/05/09、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  今日は、地方衛生研究所の地方独立行政法人化について質問したいと思います。  二〇〇九年、新型インフルエンザが大阪でも流行したときに、大阪府立公衆衛生研究所が新型インフルの陽性を確認いたしました。これは、公衛研がふだんから高い検査技術を維持し、国や保健所、行政機関との連携を取って業務を行っていたからこそできたことだと思います。  さらに、二〇〇〇年に発生した雪印低脂肪乳食中毒事件。食中毒の有症者数、実に一万四千七百八十名に達したわけですが、原因が特定できず、被害が拡大する中、国、大阪府、大阪市、保健所が一体となって調査を進めました。その中で、公衆衛生研……

第183回国会 総務委員会 第8号(2013/05/16、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  今日は、学童保育の設置運営基準について質問したいと思います。  学童保育というのは、共働き、一人親家庭の小学生の放課後などの生活と遊びの場を保障し、それを通して親が働き続けることを保障する、なくてはならないものであります。厚労省の調査でも、全国で二万一千か所、八十五万人の子供たちが利用をしております。放課後や土曜日、学校休業日を合計しますと、学校にいる時間よりも長い時間を学童保育で過ごしていることになります。潜在的なものも含めますと五十万人の待機児童がいるとされております。  学童の子供の一日の様子をちょっと紹介しますと、学校の授業が終わるとランドセ……

第183回国会 総務委員会 第9号(2013/05/21、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  地方公共団体情報システム機構法案は番号法案と一体のものであります。衆議院の審議では、政府の答弁でも、成り済ましなどの犯罪を完全に防ぐことはできないことが明らかになりました。そこで、番号法案の第七条二項には、漏えい等により不正に使用されるおそれがあるときには、市町村長は職権により、又は本人の申請により、それに代わる番号を出すことができるという規定があって、個人番号は変更できるということになっております。  しかし、成り済ましなどの犯罪が社会問題になっているアメリカでも番号を変更できるということになっておりますけれども、アメリカのFTC、連邦取引委員会は……

第183回国会 総務委員会 第10号(2013/05/23、22期、日本共産党)

○山下芳生君 私は、日本共産党を代表して、地方公共団体情報システム機構法案に対する反対討論を行います。  本法案は、現在、住基ネットワークを管理運営している財団法人地方自治情報センターを衣替えして地方公共団体情報システム機構を設置するものであります。この機構は、住民基本台帳番号に基づいて個人の共通番号を生成する機関となるものです。機構の共通番号情報が総務省に設置される情報提供ネットワークシステムによって国や地方の行政機関に提供されることになります。このように、機構は、共通番号制度に不可欠な基盤の運営を担うものです。  本法案と一体である番号法案は、国民一人一人に原則不変の個人番号を付番し、個人……

第183回国会 総務委員会 第12号(2013/05/30、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  私からも消防救急無線のデジタル化について質問します。  これまで十年以上デジタル化を呼びかけてきたにもかかわらず、全国七百七十消防本部中、整備済みあるいは着手済みは半分にも届いておりません。期限まであと三年。デジタル化整備には一から始めると三年掛かるところもあると聞きましたが、残り四百五十七の消防本部には大変な課題になっていると思います。デジタル化が進まない最大の理由は、やはり整備費用が高額であること、財政難の市町村や小さい消防本部ほど頭を抱えております。  そこで、確認ですが、総務大臣の権限で決めた期限が来たらアナログの消防救急無線の免許を市町村消……

第183回国会 総務委員会 第14号(2013/06/13、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  まず、労働基本権について大臣の基本的な認識を伺います。  日本国憲法二十八条で保障された労働基本権は、労働者が人間に値する生活を実現するための基本的人権の一つであると私は考えます。そして、憲法二十八条の勤労者には公務員労働者が含まれることは当然だと考えます。  この二点、大臣の認識を伺いたいと思います。
【次の発言】 私も全体の奉仕者たる性格を踏まえる必要はあると思いますが、御存じのとおり、歴史的経緯を見るならば、公務員の労働基本権は占領時に強権的に奪われたと、これを回復することがまずもって民主主義の復権にほかならないと思っております。  その上で、……

第183回国会 予算委員会 第13号(2013/04/26、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  アベノミクスによる急激な円安が、国民の暮らしと産業の様々な分野に深刻な影響を与えております。  三月二十二日、全国漁業協同組合連合会、全漁連が臨時総会を開きました。資料をお配りしておりますけれども、「政権交代後に強力に推進されている景気浮揚政策による円安の進行は、燃油価格等の急激な上昇をもたらし、出漁の断念のみならず、廃業に追い込まれる経営体も出現している状況にある。」として、漁業経営の存続を可能とする緊急燃油対策の実現を求める決議をされております。その上で、今日そして明日、二日間、小型イカ釣り漁船、全国で四千隻あるそうですが、一斉休漁を現在されてお……

第183回国会 予算委員会 第17号(2013/05/14、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  ブラック企業について質問します。  かつては暴力団のフロント企業という意味で使われたブラック企業という言葉ですが、今は違います。新卒の若者を正社員として大量に採用し、過大な業務を与え、長時間労働やパワーハラスメントなどで短期間のうちに企業に極端に従属する人間に変えてしまう、その過程で若者は選別され、精神を病むなどして大量に退職に追い込まれる、そういう企業を若者たちがブラック企業と呼ぶようになっています。そのブラック企業が今や有名企業にまで広がっています。  私は、三月の代表質問で、政府としてブラック企業の実態を調査すること、背景にある長時間労働を規制……


山下芳生[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(参議院22期)

山下芳生[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第180回国会(2012/01/24〜2012/09/08)

第180回国会 予算委員会公聴会 第1号(2012/03/22、22期、日本共産党)

○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。お三方、ありがとうございました。  まず、大嶋公述人に質問したいと思います。本を買いたいと思いました。  二点質問したいと思うんですけれども、不本意な非正規社員という表現に共感をいたしました。これまで若者の雇用問題に取り組んできた一人として、彼ら彼女らの置かれた状態、あるいは気持ちを一言でよく表しているというふうに思ったわけです。  そこで、なぜこの不本意な非正規社員が増加したのか。先ほど減少を続ける男性の安定雇用機会の御説明の中では製造業や建設業の不振を挙げられましたけれども、私は、それに加えて労働法制の規制緩和、すなわち、一九九九年、派遣労働の原則自……



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データ更新日:2022/12/18

山下芳生[参]在籍期 : 17期-18期-21期-|22期|-23期-24期-25期-26期
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