このページでは山下芳生参議院議員の23期(2013/07/21〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は23期国会活動統計で確認できます。
○山下芳生君 私は、日本共産党を代表して、国家戦略特別区域法案について質問します。 政府は、国家戦略特区について、新たな規制緩和を全国で展開するための突破口と位置付けています。しかし、これまでの規制緩和によって私たちの社会が一体どうなったのか、しっかり検証する必要があるのではないでしょうか。 今や、若者や女性の二人に一人が正社員になれず、不安定雇用と低賃金に苦しんでいます。そのことに多くの国民が胸を痛めています。若者や女性のせいではありません。一九九九年の派遣労働の原則自由化、二〇〇四年の製造業への派遣労働の解禁など、相次ぐ労働法制の規制緩和がもたらした結果であり、これが賃下げ社会の一番の……
○山下芳生君 私は、日本共産党を代表して、内閣委員長水岡俊一君解任決議案に断固反対する討論を行います。 反対理由の第一は、政府の提出した法律案を始め、付託された案件を慎重に審議することは委員会の最も重要な使命であり、その点で水岡委員長には一点の瑕疵もないからであります。 提案者が問題にする国家戦略特区法案は、衆議院では、三日間の質疑と参考人質疑、総理出席の審議など二十二時間以上を充てているのに対し、参議院の内閣委員会では、まだたった一回、五時間程度しか審議できておりません。 審議が十分にできていない最大の原因は何か。そもそも、五十三日間しかない今臨時国会であるにもかかわらず、政府が内閣委……
○山下芳生君 私は、日本共産党を代表して、国家戦略特区法案に反対の討論を行います。 法案の内容に入る前に、法案審議の民主的ルールを真っ向から否定した与党による本院と内閣委員会の運営について一言申し上げたい。 国家戦略特区法案は、安倍内閣の重要法案とされているにもかかわらず、公正で円満な運営を進めようとしていた前内閣委員長を数を頼んで解任した上に、委員長職権で委員会を開催し、参考人質疑も行わず、委員の十分な審議も保障しないまま、委員会に続いて本会議で採決を強行しようとしていることに対し、まず強く抗議をいたします。 内閣委員会における本法案の審議時間は、衆議院の三分の一にも満たない僅か七時間……
○山下芳生君 私は、日本共産党を代表して、総理に質問します。 今国会は、これまでにない状況の下で幕を開けました。秘密保護法廃止を求める人波と声で国会が包囲されたのです。昨年暮れの秘密保護法強行に反対した国民の声は、収まるどころか、日がたつにつれ広がっています。 なぜか。秘密保護法では、政府が保有する膨大な情報の中から政府の恣意的判断によって特定秘密が指定されます。懲役十年以下の重罰と、それによる威嚇や適性評価の名によるプライバシー侵害と権力の監視にさらされるのは、限られた公務員の特殊な漏えい行為だけではありません。国民の普通の日常とその自由が広く対象とされます。国民は、何が秘密かも秘密とさ……
○山下芳生君 私は、日本共産党を代表して、国家公務員法改正案について質問します。 まず、国家公務員制度改革の基本問題について質問します。 本法案は、二〇〇八年に制定された国家公務員制度改革基本法に基づくものとされています。我が党を除く与野党の修正合意で成立したこの基本法を始め、この間、国家公務員制度改革と称して進められてきたのは、第一に内閣一元管理という名の官邸の人事権の強化であり、第二に天下りの全面的な容認でありました。その一方で、公務員制度の根幹問題である労働基本権の回復は一切先送りされてきたのであります。こうした改革が何をもたらしたのか、今厳しく問われなければなりません。 第一に、……
○山下芳生君 私は、日本共産党を代表して、総理に質問します。 初めに、御嶽山噴火による犠牲者、負傷者の皆様に心からの哀悼とお見舞いを申し上げます。引き続き、捜索、救出に全力を挙げることを求めます。 また、広島市での甚大な土砂災害を始め、この夏、全国で相次いだ集中豪雨や台風による犠牲者、被災者の皆様にも心からの哀悼とお見舞いを申し上げます。 土砂や瓦れきの撤去、当面の住宅の確保など緊急の要求に応えるとともに、被災者生活再建支援法に基づく支給限度額を少なくとも五百万円に引き上げること、その対象を、浸水被害を受けた被災者、商店や小規模事業所など、なりわいに被害を受けた被災者まで拡充することを求……
○山下芳生君 私は、日本共産党を代表して、総理に質問します。 今年の一月十七日は、六千四百三十四人が犠牲となった阪神・淡路大震災から二十年目の日でした。当時、住宅を失った被災者が復興への道を歩み始める上で最大の障害となったのが、私有財産制の国では個人の財産は自己責任が原則という立場をかたくなに取り続け、住宅再建のためには一円も出さないとした政府の姿勢でした。しかし、被災者が中心となって粘り強い共同と闘いが取り組まれ、一歩一歩それが政治を動かし、被災者生活再建支援法を実現させ、ついに国の制度として全壊世帯に三百万円支給するところまで前進しました。 この制度は、運動の発端となった阪神・淡路の被……
○山下芳生君 私は、日本共産党を代表して、安倍首相問責決議案に断固賛成する討論を行います。 問責決議案に賛成する第一の理由は、安倍首相が、憲法九十九条によって課せられた憲法を尊重し擁護する義務をないがしろにし、憲法を憲法でなくする暴挙にひた走っているからであります。 戦争法案の中身は、戦闘地域での米軍への兵たん、戦乱が続く地域での治安維持活動、地球のどこであっても米軍を守るための武器使用、そして、日本が攻撃されてもいないのに、アメリカ及び第三国に対する武力攻撃に対処するために武力の行使をする集団的自衛権の行使など、全て憲法違反であることは明白であります。 憲法学者の大半、歴代の内閣法制局……
○山下芳生君 私は、日本共産党を代表して、安倍総理に質問します。 まず、甘利大臣の口利き疑惑について伺います。 甘利大臣は、国会質疑で現金の受取を否定しませんでした。大臣室で会ったことは覚えているのに、五十万円受け取ったかどうか記憶が曖昧というのは、国民の常識では考えられません。 この疑惑は、あっせん利得罪に関わる重大な問題です。大臣どころか国会議員の資格が問われています。総理は甘利大臣任せで見守るという態度ですが、それでは済まされません。総理が任命した主要閣僚の重大疑惑です。総理自ら真相解明に責任を負うべきではありませんか。 通常国会が始まった一月四日、議員会館の前には三千八百人の人……
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 お三方、ありがとうございます。 西山参考人にまずお聞きしたいと思いますが、先ほど、NSCが発足すればアメリカは日本に対して協力を引き出すための情報を出すようになるだろうと、こういう趣旨のことをお話しされました。 私は、もう既にNSCが日本に発足する前からそういう傾向が往々にしてあると、その一つの苦い教訓が先ほどから議論になっているイラク戦争だと思います。ただ、イラク戦争の場合は、アメリカもそれからイギリスも間違いだったと誤りを認めました。ところが、日本だけはいまだに政府は誤りを認めません。しかし、誤った情報に基づくイラク戦争に対する支持をしただけ……
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 お三方、ありがとうございました。 まず、日比野参考人に伺います。 これまで、核持込み密約あるいは沖縄返還密約など、日米安保をめぐって国の在り方にかかわる重要な問題が政府によって長い間国民に秘密にされてきました。今もこの状態は継続しております。こうした秘密に挑み、国民に真実を明らかにするのは、これまでもこれからもジャーナリストの重要な社会的使命だと思います。先月二十一日、当委員会に出席された元毎日新聞の記者西山太吉さんの意見陳述からもそのことを痛感した次第であります。 そこで、日比野参考人、この法案でそのジャーナリストの社会的使命が果たせなくなる……
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 まず、深刻化する非正規雇用の問題について、菅官房長官に質問します。 日本では、この二十年間に正社員が五百万人減り、非正規雇用が一千万人増えました。国税庁の調査では、正社員の年収は四百六十八万円、非正規は百六十八万円となっておりまして、非正規雇用の増大が労働者全体の賃金を引き下げているという状況になっております。 安倍総理はさきの参議院予算委員会で、非正規が増えていけば、労働条件は正規の方より悪いわけですから、これは改善をしなければならないと述べた上で、大切なことは正規になりたいという方に対してはしっかりとチャンスが開けている社会をつくっていくこと……
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。質問をいたします。
まず新藤大臣に。国家戦略諮問会議はどのような権限を持ちどのようなメンバーで構成されるのか、また民間有識者の構成比はどうなるのか、お答えください。
【次の発言】 今あったように、非常に重要な中身を決めるのが諮問会議であります。その諮問会議の人事に関して先ほど甘利大臣から陳謝があったような事態が起こったんですが、分かっている人には分かるけれども分からない方には全く分からないので、少し記事について紹介をさせていただきます。
十一月二十四日の日本経済新聞にこうあります。見出しは、「民間議員に竹中氏起用へ 特区諮問会議で経財相」、「甘利明経……
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 ちょっと通告とは順番が違うかもしれませんが、質問をさせていただきます。 まず、この戦略特区法案では、特区会議の下に雇用相談センターなどを置いて、雇用のガイドラインを作成するなどとしております。 私は、この法律を潜脱するような、脱法を促すようなガイドラインであっては絶対ならないと、こう思っております。いかに労働関係法制が分かりにくい面があるからといって、それを余計なガイドライン作って労働者に不利なように働くことをしてしまってはならない。行政はあくまで労働者保護の立場に立つべきであって、この分野に特区諮問会議の民間有識者の口を挟ませるべきではないと、……
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 安倍総理は、所信や委員会答弁で、全ての女性が活躍できる社会をつくる、仕事と子育てが両立しやすい環境をつくると述べられています。男性も女性も、仕事と育児など、家族の時間を大事にできる社会の実現は大変急がれている課題だと思います。日本の既婚女性は、結婚や妊娠、出産で過半数の人が仕事を辞めています。一年以上離職して転職した人を加えますと、八割の人が離職、転職をしております。 新日本婦人の会あるいは全労連女性部のアンケートに寄せられた声を紹介したいと思います。 結婚したいが、今のように年の半分は土日も休めず毎日残業という状態では、家庭を持つ意味があるのか……
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 今日は非婚のシングルマザーに税法上の寡婦控除が適用されない問題について、女性活力・子育て支援担当でもある森大臣に伺いたいと思います。 寡婦控除とは、配偶者との死別や離婚で子供を養育している一人親に対して一定の所得控除が受けられる制度であります。配偶者との死別や離婚とされていることから、婚姻歴のない非婚のシングルマザーについては寡婦控除は受けられません。この寡婦控除のあるなしは、住民税や国民健康保険料、保育料、公営住宅の家賃など様々な経済的負担に影響を及ぼします。 資料の一枚目に婚姻歴の有無による一人親家庭の年間負担の比較、東京八王子市の場合を紹介……
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 まず、私は地域経済活性化の軸というのは雇用の確保、雇用の安定だと考えます。そこで、まず、明日にも開催される国家戦略特区諮問会議で検討される雇用指針、雇用のガイドラインについて質問をします。 雇用ガイドラインは、進出企業にとって我が国の雇用ルールが分かりにくいという声に応えるため、裁判例を分析、類型化したものを作る。加えて、従業員が意欲と能力を発揮できるよう援助を行うと。これは田村厚労大臣が私の質問に本会議で答弁した内容です。ただ、厚生労働省案が出されたものを見て、私は驚きました。 まず、採用の自由から始まっているんですが、そこには昭和四十八年の三……
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。
昨日の本会議で私は菅官房長官に、昨年四月一日、内閣府の新入職員入府式で国家全体の奉仕者として頑張ってほしいと述べ、昨年九月の幹部職員セミナーで政権の方向性を常に念頭に置いて取り組んでもらいたいと述べられたことを紹介し、安倍政権が求めているのは国民に奉仕する公務員ではなくて政権に服従する公務員なのかとただしましたが、これはお答えがありませんでした。
そこで、角度を変えて、改めて、戦後憲法が公務員は国民全体の奉仕者であると明記した意義について、官房長官の認識を伺いたいと思います。
【次の発言】 言うまでもなく、戦前の官吏は、天皇の官制大権、任官大権を定……
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。お三方、ありがとうございます。 まず、晴山先生に質問させていただきます。 先生のレジュメの政と官の役割分担のところで、これは大変深い大事な御提起だと感じました。議院内閣制の下では公務員は最終的には内閣に従わなければならない、しかし日常の職務遂行において全体の奉仕者としての公務員の役割の発揮が大事なんだと、上司に盲目的に従うだけでは駄目なんだという御趣旨のことを言われました。 こういう立場が大事なんだということの理由といいますか、理論的な背景、それから同時に、実際問題、例えばこんな場面でこういうことが大事なんだという具体例、もしおありでしたら教えてい……
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 今日は、国家公務員の人事評価制度とメンタルヘルスについて質問したいと思います。 法案では、人事院が持っている人事に関する権限が内閣人事局に移管されます。人事評価制度の企画等の事務を内閣人事局に移管されることになるわけですが、国家公務員の人事評価というのは能力評価、S、A、B、C、D、五段階です、それと業績評価、S、A、B、C、D、五段階を掛け合わせた結果が昇給、昇格、場合によっては解雇など処遇に反映されるというシステムになっております。 この人事評価制度が導入されて五年がたちました。今年二月、総務省人事評価に対する検討会報告書が出され、その中で、……
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 二〇一三年の一月、安倍政権発足の一か月後ですが、日本経団連から「科学技術イノベーション政策の推進体制の抜本的強化を求める」という要求書が出されております。今回提案されている内閣府設置法改正案を見ますと、この経団連の要望がそっくり取り入れられているというふうに私は思いました。 例えば、経団連の要求書には、文科省が有している基本的な政策の企画立案、基本計画の作成、推進の権限を総合科学技術会議に移管すべきであるとしているんですが、これは法案でいいますと、科学技術基本計画の策定及び推進に関する事務を文科省から移管と、しっかり入っております。あるいはもう一つ……
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。
本法案は、日米間の条約に基づいて、指紋情報のオンラインによる自動照会を行う仕組みを導入するものであります。指紋情報という極めて重要な個人情報の取扱いに係る本法案については、日弁連などから、国民の人権、プライバシーの保護の観点から様々な懸念が表明されております。
通告した質問に入る前に、一つだけ確認しておきたいんですが、この指紋情報のオンラインによる自動照会を行う仕組みとはどういうものか、簡単に、イメージが湧くように御説明いただけますでしょうか。
【次の発言】 要するに、第一次照会として、日米間において指紋情報が登録されているデータベースに、相手国の……
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 独立行政法人制度がスタートして十年余りがたちました。この制度は、国民生活及び社会経済の安定等の公共上の見地から確実に実施されることが必要な事務及び事業であって、民間の主体に委ねた場合には必ずしも実施されないおそれがある事業を効率的、効果的に行うとされてきました。 私も、それぞれの独立行政法人は、安全、安心の基準の研究ですとか医療や雇用など国民の命に関わる事業など、全体として大事な役割を担っていると、そう思っております。にもかかわらず、様々な業務、事業を行っているそれぞれの独法を十把一からげにしたルールで管理しようとして一律に目標と計画を押し付け、人……
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 お三方ありがとうございます。 梶川参考人、土居参考人は、いずれも独法改革に関する有識者懇談会あるいは行革推進会議の独法改革分科会委員あるいは委員長代理をされておられます。 そこで、まず梶川参考人に伺いますが、有識者懇談会の中間報告では、主務大臣による目標設定、業績評価、期間終了時の点検に際して、科学的知見や国際的水準に即して適切な助言を行う仕組みが必要だとされております。法案では、各省の研究開発に関わる審議会を充てる、あるいは外部から点検する仕組みとして総務省の下に評価制度委員会を置くとしておりますが、いずれも学識経験者と規定されているだけで、い……
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。
現行法では、独法の目標期間終了時までの見直しについて、独立行政法人の業務を継続させる必要性、組織の在り方その他組織及び業務の全般にわたる検討を行い、その結果に基づき、所要の措置を講ずるとしておりましたが、法案では、業務の廃止若しくは移管又は組織の廃止その他所要の措置を講ずるとなっております。
業務の廃止、移管、組織の廃止を明文化した理由は何でしょうか。
【次の発言】 確認的にと言いますけれども、明示したというところに今改定の本質、狙いが示されていると思わざるを得ません。
しかも、主務大臣が廃止、移管を決断できなければ、総理大臣が任命する独法評価制……
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。
山本大臣に質問したいと思います。
一九五六年、原子力基本法、原子力委員会設置法が制定され、それ以来、原子力委員会は常に我が国の原子力政策行政の中核にあって、原発推進政策を担ってきたと思います。原発は安全だ、放射性物質が大量に放出されるような深刻な事故は起きないといったいわゆる原発安全神話を作り上げてきた組織の一つだと思います。
今回、組織を見直すというのであれば、まずこの原発安全神話の醸成に深く関わってきたことへの反省が求められると思いますが、その点、大臣の認識、いかがでしょうか。
【次の発言】 東京電力福島原子力発電所事故調査委員会、いわゆる国……
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 今日は、原発の周辺自治体における住民の避難計画について質問したいと思います。 国は、新たな原子力災害対策として、原子力規制委員会が策定した原子力災害対策指針によって、原発から五キロ圏内をPAZ、予防的防護対策を準備する区域、それから五キロから三十キロ圏内をUPZ、緊急防護措置を準備する区域と決めました。これによって、該当する県あるいは市町村は、地域防災計画や連絡体制、環境モニタリング、被曝防護対策、住民避難計画などを事前準備することが義務付けられたわけであります。 先月、私、滋賀県における原発再稼働問題について自治体や住民の皆さんから話を伺いまし……
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。
まず、今回の日朝政府間協議と合意の評価について伺います。
我が党は志位委員長の談話で、これは拉致問題などを解決する上で重要な前進の一歩である、我が党は、北朝鮮が合意を確実に実行するよう強く求めるとともに、日朝双方の行動により、拉致被害者の帰国の実現を始め、日朝平壌宣言で合意された諸懸案が前進することを願うものであると述べました。
そこで、岸田外務大臣、古屋拉致問題担当大臣は今回の合意についてどのように評価されているか、伺いたいと思います。
【次の発言】 日朝合意文書の冒頭に「日朝平壌宣言に則って、」とされているのが重要だと思います。拉致問題と併せ……
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 十月九日、最高裁は、大阪泉南アスベスト国家賠償請求訴訟の判決で、戦後の高度成長期にアスベストを扱った元労働者の健康被害について、国の責任を初めて認めました。アスベストから労働者を守る対策が遅れたと指摘をしたわけであります。アスベストは既に全面禁止をされておりますけれども、病気を引き起こすまでの潜伏期間が数十年と長く、今も被害は広がっております。官房長官は、判決直後の記者会見で、国の責任が認められたことについては重く受け止めていると述べられました。 そこで、伺いますが、最高裁の判決はこう言っております。労働大臣の上記各法律に基づく規制権限は、粉じん作……
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。
初めに、日本軍慰安婦の問題について質問をします。
菅官房長官は十月十六日の記者会見で、一九九六年の国連人権委員会におけるクマラスワミ報告について、朝日が以前の慰安婦問題に関する報道が誤報であったとし、取り消したという進展があった、このことをしっかりと本人に説明し、報告書にある同氏の見解を修正するよう求めたと述べられました。
官房長官、クマラスワミ氏の見解をどう修正するよう求めたんですか。
【次の発言】 確認ですけれども、朝日新聞は八月五日、六日で掲載した「慰安婦問題を考える」と題した報道検証特集で、吉田清治氏が韓国済州島で慰安婦を強制連行したとす……
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。
既に国民の八割がインターネットを使っており、スマートフォン、携帯電話の普及、所有台数は一億数千万人の規模に上っております。提案者の皆さんがおっしゃるように、インターネット前提社会とも言うべき時代を迎えていると思います。そのネット空間、サイバー空間を含むこうした空間で、安心、安全な空間にいかにしていくのかと、それをどう国民に保障するのかというのは非常に重要な課題だと思います。
まず、提案者に伺いますが、サイバー攻撃とは何か、その対策とはどういうことか、簡潔にお答えください。
【次の発言】 安全、安心なネット空間、サイバー空間という場合に、私は市民的自……
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 まず、有村大臣に、そもそも国家公務員の給与とは何かについて伺いたいと思います。 給与法は、職務の内容によって給与体系を決める職務給の原則、あるいは給与法定主義、さらには官民均衡の原則などを定めております。同時に、国家公務員法では、俸給表は、生計費、民間における賃金その他人事院の決定する適当な事情を考慮して定められるとしておりまして、要するに、公務員の給与が職員と家族の生計費としての性格を持っているということを位置付けております。 この公務員給与は職員と家族の生計費との性格を持つという点について、大臣の認識を伺いたいと思います。
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。
冒頭、世耕官房副長官に質問をいたします。
昨日発表された七―九月期のGDP速報値は、御存じのとおり、年率換算でマイナス一・六%と、事前の予想を大幅に下回って二期連続のマイナスとなりました。
端的に言って、四月の消費税八%への増税が暮らしと経済を直撃した結果の私は増税不況と言わねばならないと思いますが、政府の認識、いかがでしょうか。
【次の発言】 一―九ならすとプラスという認識でいいのかと思いますよ。
このペースでいきますと、政府の目指している年率一・二%の成長というのを達成しようと思ったら、あと二四半期しか残っていません。それぞれ三%の成長が要……
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 まず、相次ぐ自然災害で被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。 今回の安保法案が、四月二十七日に改定合意された日米防衛協力のための指針、ガイドラインを実行するために必要な法案であることは我が党の小池議員が暴露し、防衛省が提出した統合幕僚監部の内部文書にもはっきりと示されております。 統幕監部の文書は、ガイドラインの記載内容については、既存の現行法制で実現可能なものと平和安全法制関連法案の成立を待つ必要があるものがあると述べています。ガイドラインというのは安保法案がなければ実行できません。 そこで、ガイドラインと安保法案の関係等について聞き……
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。おはようございます。 今日は、テロ対策等について、まず官房長官に質問をいたします。 パリで同時テロ事件が起こりました。犠牲者となられた方々に心から哀悼の意を表したいと思います。 言うまでもなく、いかなる理由があろうともテロは絶対に許されない犯罪行為でありますから、強い憤りを持って糾弾したいと思います。 残念ながら、テロが頻発する時代となっております。どうすれば解決への道が開かれるのか。まず考えたいのは、戦争でテロはなくせるのかという問題であります。 政府にお尋ねしますが、二〇〇一年九・一一テロ事件の後、米国はアフガニスタンへの報復戦争を開始しま……
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 まず、菅官房長官に伺います。 三月二十三日、沖縄県翁長雄志知事が米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に向けた海底作業を一週間以内に停止するよう防衛省沖縄防衛局に指示いたしました。この指示に従わなければ岩礁破砕許可を取り消すことがあるともしております。 この沖縄県知事の指示に対して、菅官房長官は同日三月二十三日午前の記者会見で、この期に及んで、報道されているようなことが検討されているとすれば甚だ遺憾であるというふうに思いますと発言されました。また、同日午後の記者会見で、我が国は法治国家であり、この期に及んでこのような文書が提出されること自体甚だ遺……
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 資料で今配付いたしましたけれども、四月八日付けの毎日新聞に、「倒れていた認知症男性 警察保護せず死亡」という記事が載りました。 ちょっと中身大事なので、ポイントとなる部分読み上げさせていただきます。 男性は二〇一四年八月十九日夕、横浜市鶴見区のデイサービス施設から行方不明になり、家族は同日夜、神奈川県警に届け出た。二十一日午前十時二十分頃、JR中野駅近くの路上で男性が倒れているのが見付かり、警視庁中野署の駅前交番の警察官も駆け付けた。警察官に対して男性は氏名を答え、住所は話さず、生年月日は昭和二十六年二月二十六日、実際は昭和六年二月四日と答えたと……
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。
四月一日から、子ども・子育て支援新制度がスタートいたしました。今日は、この制度でも位置付けられている放課後児童クラブ、いわゆる学童保育について質問したいと思います。
まず、学童保育とは何か、どういう役割を果たしていると政府として評価されているか、伺いたいと思います。
【次の発言】 要するに、共働き家庭の小学校に通う子供さんたちを対象にした、放課後の生活と遊びの場を提供し、発達を保障するというのが学童保育だということだと思います。
現在、学童保育は全国に何か所あって、何人の子供が利用されているでしょうか。
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。
今日は、個人情報保護法改正案について質問します。
今回の改正で要配慮個人情報の規定が設けられました。そこで、山口大臣に、まず要配慮個人情報とは何か、なぜこの規定が整備されたのか、御説明いただけますでしょうか。
【次の発言】 今、その定義と、なぜそういうことを設けたのか、また取得に際して、あるいは第三者への提供に際しても本人同意を義務付けるということにした意味についても御答弁があったと思います。
私は、これらの改正の根底には憲法上の要請があると思います。憲法は国民に保障する基本的人権を列記しております。憲法十四条、法の下の平等、何人も人種、信条、性……
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 個人識別番号、いわゆるマイナンバー制度は、赤ちゃんからお年寄りまで、住民登録をした全員に十二桁の生涯変わらない番号を付けて、社会保障や税の個人情報を国や行政機関が一体的に管理できるようにするものであります。年金、医療、介護、雇用や所得、納税などの個人情報はそれぞれの制度ごとに管理されておりますが、共通の個人認識番号で一つに結ばれることになります。 そこで、まず、来年一月からの実施が予定されておりますけれども、一人一人の国民にとってこれからどういう段取りでマイナンバー制度が適用されることになるのか、付番通知カード、個人番号カードについて簡潔に説明して……
○山下芳生君 日本共産党の山下です。
お三方、ありがとうございます。
まず、田島参考人に伺います。
先ほどの意見表明の中で、市民の個人情報の収集、管理、利用が広がる一方で、市民が知るべき情報が秘匿されていく、大変危惧されると。同感です。お上の情報コントロールか、市民の情報コントロールかと。そこで、市民の情報コントロールを主眼に置いた場合に、どのようなルールなり社会システムが必要だとお考えでしょうか。
【次の発言】 ありがとうございました。
お三方にそれぞれお聞きしたいと思いますが、先ほど来話題になっております日本年金機構の情報漏えい問題が起こりました。しかし、こういう問題はこれが初めて……
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 私は、五月二十六日の当委員会で、岐阜大垣警察署市民監視事件と呼ばれる事件について質問をいたしました。大垣署の警察官によって、平穏な市民運動のメンバーやそれと無関係な個人に対する不当な監視、情報収集が行われ、そこで得た情報が利害の対立する一企業に提供されていた事件であります。しかも、思想信条、学歴、病歴、病状、法律事務所への相談状況など、通常では知り得ない個人情報、しかも他人には知られたくない極めて機微な情報が取得され、提供されていたということであります。 なぜこの事件が明らかになったのかといいますと、中部電力の子会社シーテックという会社が大垣署の警……
○山下芳生君 おはようございます。 今日は、答弁者の御都合で私から質問をさせていただきます。 まず、日本年金機構の水島理事長に質問をいたします。 極めて大きな社会問題になっております個人情報の流出問題ですが、五月二十九日に年金機構全拠点のインターネット接続を遮断したという事実経過についての説明が、実際は六月四日十九時までインターネットのメールの接続は続けていたということが最近になって明らかになって、大きな問題になっております。そうなりますと、もう既にこの厚生労働省、日本年金機構が六月四日付けで配付された日本年金機構不正アクセス事案の経緯というものの信憑性が問われることになっていると言わな……
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。
私も、警察庁の方からレクチャーを受けてもなかなかよく分からない、概念がですね。遊興しかり、それから風俗しかりなんですが、まず、風俗とは何か、お答えください。
【次の発言】 それは非常に狭い解釈なんですよね。例えば学説では、元来、風俗とは風習の具現であると、換言すれば人間生活の全分野にわたって存在する風習を外面的に見たものであるとか、別の学説では、風俗とは社会において長年行われている生活上の風習であり、人の行動を規制する規範的意味を持っていると。今言ったような飲む、打つ、買うなんというのは極めて狭い、限定的な使用法と言わざるを得ません。
そこで、そも……
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 今問題になっている日本年金機構だけではなくて、各国の政府機関あるいは民間企業などで個人情報の漏えい事件が相次いで起こっております。私は、一連の事件から四つの教訓を酌み取る必要があると考えております。 一点、情報漏えいを一〇〇%防ぐシステムを構築することは不可能である。この点は、参考人質疑でも専門家三人の先生の意見が一致をいたしました。実際、サイバー攻撃に対する防御が進んでいると言われている米国政府で、二千万人を超える個人情報が流出をいたしました。 二点目、仮に完璧に近いシステムを構築したとしても、それを扱う人間の問題があります。意図的に情報を盗ん……
○山下芳生君 日本共産党の山下です。
法案では内閣府から省庁に九つの事務を移管することにしておりますが、まず、有村大臣、どういう考え方でこれらの事務を移管することにしたんでしょうか。
【次の発言】 レクチャーでは、いろいろ、今度スリム化ということで、各省庁に機能が移管されるものについては大体大筋道が付いて、それぞれの省庁で他省庁との連携もイニシアチブを発揮してもらえばできることではないかというものを移管したというふうに説明がありました。大臣うなずいておられますから、そういうことだと思うんですが。
そこで、ちょっと具体的な問題として、今回内閣府から国家公安委員会、警察庁に移管されることになる……
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 安倍政権が沖縄県名護市辺野古で建設しようとしている米軍新基地について質問いたします。 総理は、二月十八日参議院本会議での私の代表質問に対し、住宅や学校に囲まれ、市街地の真ん中にある普天間の固定化は絶対に避けなければならない、普天間の危険性除去と答弁し、新基地建設があたかも沖縄県民のため、普天間基地を抱える宜野湾市民のためであるかのような説明をされました。この答弁が沖縄でどう受け止められているのか。 今月初め、私は沖縄で声を聞いてまいりました。ある人は、恩着せがましい言い方だ、こう述べました。また、宜野湾市の元基地政策部長山内繁雄さんは、宜野湾市民……
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 今年は、戦後七十年の節目の年に当たります。日本共産党は、日本が行った侵略戦争と植民地支配によって犠牲となった内外の人々に深い哀悼の意を表するとともに、過ちを二度と繰り返さない決意を新たにするものであります。 総理は、八月十四日、安倍談話を発表されました。そこには、侵略、植民地支配、反省、おわびなどの言葉はちりばめられていますが、侵略と植民地支配を行ったのは誰なのか、主語がありません。戦後五十年の村山談話に示された、日本が国策を誤り植民地支配と侵略を行ったという歴史認識は、全く語られておりません。反省とおわびも、過去の歴代政権が表明したという事実に言……
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 今日は、子供の貧困問題を質問させていただく予定にしておりますが、その前に菅官房長官に。 昨日、大津地裁は、関西電力高浜原発三、四号機の運転停止を命じる仮処分決定を行いました。新規制基準に合格して再稼働した原発の運転停止を命じる仮処分決定は初めてであります。明日がちょうど福島第一原発事故から五年、いまだに広大な地域で人が住めない。子供は外遊びができない。農家は作物を作れず、漁師は魚を捕ることもできない。たった一回の事故でこれだけの災禍をもたらし続けるのが原発だということであります。 私は、今回の決定は、安易に原発を再稼働することに対する国民の不安が……
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 二〇〇〇年に改正された成年後見制度は、判断能力の不十分な高齢者や障害者の虐待や財産的被害からの救済や予防などで一定の役割を果たしてきたと思います。 資料の一枚目に成年後見制度の概要、これは法務省のパンフレットから抜粋いたしましたけれども、付けております。 制度は三類型されておりまして、後見、保佐、補助であります。後見というのは判断能力が欠けているのが通常の状態の方、それから保佐というのは判断能力が著しく不十分な方、補助は判断能力が不十分な方でありまして、どうやってこれを分類するのかといいますと、本人や親族が家庭裁判所に申立てをして、審判でこの類型……
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。
サイバーセキュリティ基本法に基づいて、サイバーセキュリティ本部が国家安全保障会議の意見を聴いて昨年九月公表、作成したサイバーセキュリティ戦略、ここには外国政府機関との情報共有を含む情報収集、情報分析機能の強化を図るとあります。その必要性について、サイバー攻撃とそれに対する抑止の特徴との関係で説明をしていただけますか。
【次の発言】 今基本的な認識、遠藤大臣に述べていただきましたけれども、ここでは遠藤大臣とそもそもサイバー空間の特徴について少し議論したいと思うんですが、一つはアクターの多様性ということが言われます。どの相手が攻撃してくるか分からない。非……
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 初めに、私からも九州地方の地震で犠牲となった方々に哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様にお見舞いを申し上げたいと思います。 さて、本法案は、離島の中でも自然的、社会的条件の厳しい外海離島の振興を主眼とし、離島住民、離島自治体の強い要望でもある離島航路の整備強化に資するものとして賛成をいたします。 先週末、私の事務所のスタッフが九州の西にある長崎県五島列島南西部の自治体、五島市を訪ねまして、地域振興の取組、国への要望などを伺ってきました。 五島市は、長崎港から約百キロ、フェリーで約三時間、高速船でも約一時間半掛かる福江島を中心に、十一の有人……
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 三人の参考人の皆様、ありがとうございました。 大日向先生が保育専門学院の先生をされていた頃から、夢を持って保育士を希望しながらなかなかそれが続かないという実態、今も余り変わらないということで、大変残念なという御意見が出されまして、私も自分の子供は三人とも保育所でお世話になりました、育休明けあるいは産休明けからつながって、当然共働き家庭にとって非常に仕事をする上でなくてはならないのが保育所であると同時に、子供の成長、発達にとっても非常に大きな関わりをしていただいたと思っております。 生活発表会というのが年に一回ありますけれども、やはりそこに行きます……
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。
三月、四月と、東京、大阪の認可外保育施設で死亡事故が連続いたしました。厚労省、それぞれの事故の概要を簡潔に説明してください。
【次の発言】 四月十二日、NHKが、うつ伏せ寝の一歳児、企業設置の保育施設で死亡と、東京の死亡事故を詳しく報道いたしました。
亡くなった男の子の母親は、育児休業を終え、仕事に復帰する今年三月に向けて自宅近くにある六か所の認可保育所に申し込みましたけれども、全て入れませんでした。仕方なく、勤務先の会社が契約する東京都中央区の認可外保育施設キッズスクウェア日本橋室町に子供を預けることを決めたといいます。七つの企業が共同で従業員の……
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。
私は、科学技術イノベーションに重要なのは、何よりも研究者の自由な発想と知的好奇心に基づいた基礎研究を充実させること、そして萌芽的研究成果、いわゆるシーズをたくさん生み出す環境を整えることだと考えますが、島尻大臣の認識を伺いたいと思います。
【次の発言】 認識は一緒なんですが、そこで大臣に専門家集団からの二つの警告を紹介したいと思います。
一つは、文部科学省の科学技術・学術審議会学術分科会が昨年一月にまとめた学術研究に関する総合的な推進方策についての最終報告書であります。そこでは、最近ではイノベーションによる経済的価値の創造の側面が非常に強調されてい……
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。
まず、石破大臣に一問質問をしたいと思いますが、大臣は本法案の審議の中で、繰り返して安全の規制、社会的規制の緩和には慎重であるべきだ、むしろ強化すべきだということを述べておられます。非常に重要な御認識だと思いましたが、なぜそう考えるのか、お聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 石破大臣、繰り返しそのことをおっしゃっていますので、私は、その点は共感するものであります。
そこで、安全に関わる規制、生命に関わる規制、この緩和については、たとえ私はそれが特区に限定されるとしてもこれは慎重であらねばならない、そう考えますが、大臣、いかがでしょうか。
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。