このページでは市田忠義参議院議員の23期(2013/07/21〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は23期国会活動統計で確認できます。
○市田忠義君 日本共産党を代表して、安倍総理に質問をいたします。 私は、まず、この度の伊豆大島を始め、一連の台風などにより犠牲となられた皆さんに哀悼の意を表するとともに、被災者の救援、被害の復旧、生活の再建に政府が全力を挙げることを求めます。 消費税増税問題についてお尋ねします。 来年四月からの消費税率の引上げには、何の大義も道理もありません。何よりも総理は、増税の是非について主権者、納税者である国民の判断を求めたことは一度もありません。税金を幾ら払うかを決める権利は為政者ではなく国民にある、これが議会制民主主義のそもそもの原点であります。ところが、政府・自民党は、さきの参議院選挙でも消……
○市田忠義君 私は、日本共産党を代表して、石原伸晃環境大臣の問責決議案に賛成する討論を行います。 中間貯蔵施設の建設をめぐっての石原環境大臣の最後は金目でしょという発言は、大臣が環境委員会で釈明した、被災者の皆様の心に寄り添ってどころか、全く正反対の被害者の気持ちを踏みにじる重大発言と言わなければなりません。 この大臣発言に対して、佐藤福島県知事は、避難している住民や県民がこの三年四か月の間どれほど苦しんできたかを本当に理解しているのか、住民のふるさとへの気持ちを全く顧みない発言だと述べています。建設候補地とされ、帰還困難区域が九六%を占める双葉町の伊澤町長も、本当に困る発言だ、補償や賠償……
○市田忠義君 私は、日本共産党を代表して、安倍総理に質問します。 政府が平和安全法制の名で提出した一連の法案は、衆議院での論戦を通じて、憲法が禁じている自衛隊の海外での武力行使を進める憲法違反の戦争法案であることが明々白々となりました。圧倒的多数の憲法学者、歴代の元内閣法制局長官、日本弁護士連合会など専門家を始め、国民の多くが憲法違反の立法反対の意思を明確に示しつつあります。 内閣が違憲立法を国会に提出し、それを批判する国民多数の声を踏みにじって衆議院での採決を強行したことは、憲法と国民主権のじゅうりんそのものであり、立憲主義の原則に反する歴史的暴挙と言わなければなりません。 総理は、P……
○市田忠義君 今日は汚染水問題についてお聞きをいたします。 原子力規制委員会は、昨年十一月に福島第一原発を特定施設に指定をして、同年十二月、東電から実施計画が提出をされました。それに基づいて、その実施計画案を評価する第一回評価検討会が十二月二十一日に行われました。そこに提出された東電の実施を計画しているリスク低減方策によりますと、想定されるリスクとして、滞留水処理計画での放射性物質の系外放出リスク、滞留水発生量の増加リスク、海洋汚染拡大防止計画での放射性物質が地下水に流出した際の海洋への放出リスク、港湾内の放射性物質の海洋への拡散リスクなどが示されている。これは間違いありませんか。
○市田忠義君 日本共産党の市田です。
独立行政法人原子力安全基盤機構、いわゆる原安機構というのは、いずれも財団法人である原子力発電技術機構、発電設備技術検査協会、原子力安全技術センター、この三団体の一部業務と原子力安全・保安院の検査の一部、これを移管して二〇〇三年に設立されて、原子力安全・保安院の所管になりました。
この三団体のうち、原子力発電技術機構、これはどのような業界によって設立されたんでしょうか。
【次の発言】 原安機構の常勤役員は、今年十月一日現在、三百八十八人であります。
その出身構成なんですが、出向役職員を含めて、経済産業省などの国家公務員、電力会社、プラントメーカー関連、……
○市田忠義君 日本共産党の市田です。 COP19と我が国の温暖化対策について今日はお聞きします。 まず、大臣の基本認識なんですけれども、国連のIPCCは今年の九月に第五次評価、第一作業部会の新たな報告書を出しました。この報告書では、このままでは今世紀末までに気温上昇は最大で四・八度、海面上昇は八十二センチメートルと予測されていると。今回の報告書は、温暖化の抑制がもはや待ったなしと、人類にとっていよいよ差し迫った課題となっているということを、私、示したと思うんです。 日本の国内でも最高気温の異常な上昇あるいは経験したことがないような豪雨の多発、台風の猛威、これらが温暖化の進行を背景とした現……
○市田忠義君 日本共産党の市田忠義です。 今日は水俣病問題に絞ってお聞きしたいと思います。 私、先週の金曜日、三月七日ですけれども、水俣市を訪ねました。市長さんとも、それから水俣病の患者団体、被害者団体、五つの団体にお集まりいただいて懇談もしてまいりました。偶然ですけど、私が行ったその日に、いわゆる環境省の通知が発表されました。今日は環境省が三月七日に発表された水俣病の認定基準運用の新たな指針、いわゆる通知と呼んで質問しますけど、この通知に関して質問をしたいと思います。 まず、幾つか事実の問題だけ確認しておきたいんですけれども、これは事務方で結構であります。 昨年四月の最高裁の判決は、……
○市田忠義君 日本共産党の市田忠義です。 今日は、福島の復興にとって極めて重要な除染事業の在り方と町の復興の問題について幾つかお尋ねしたいと思います。 厚生労働省の福島労働局は、今月三月十二日に除染事業者に対する監督指導結果を取りまとめられました。これは厚労省にお聞きしますが、それによりますと、去年一年間の監督指導の実施事業者数が一千四十七事業者、このうち労働基準関係法令違反が認められたのは七百九事業者、違反率、実に六七・七%ですから、約七割であります。違反数の総数と、そのうち労働条件関係の違反件数と安全衛生関係の違反件数はどうなっているか、お答えください。
○市田忠義君 日本共産党の市田忠義です。 私は、先日の環境委員会で水俣病認定の新しい指針問題、いわゆる環境省の通知の問題について質問いたしましたが、今日は水俣病の特措法問題について質問をしたいと思います。 水俣特措法は申請が締め切られて一年八か月が過ぎました。六万五千人を超える人たちが申請をして、昨年の四月までに救済策の対象者を確定をして結果を公表するということになっておりました。 私、現地水俣で話を聞いてきましたが、結果が届いていない被害者の方々のほとんどがヒアリングも公的検診もないと。一年以上待たされて、中には申請して二年近く待たされた人も多数おられました。被害者の方々は、一体どうな……
○市田忠義君 日本共産党の市田忠義です。
放射線発散処罰法とも深く関わる信頼性確認制度の問題を中心に今日は質問したいと思います。
本法案では原子力施設又は原子力施設の運転を妨害する行為を処罰するということを明記していますが、確認しておきたいんですが、改正案の原子力施設若しくは原子力施設の運転を妨害する行為にはテロ等の外部脅威者と従業員等の内部脅威者による行為があると、そう承知していますが、これは間違いありませんか。
【次の発言】 原子力施設又は原子力施設の運転の防護措置としての内部脅威者対策の中心的な手段は、信頼性確認制度であります。
原子力規制委員会の核セキュリティに関する検討会の下に……
○市田忠義君 日本共産党の市田忠義です。 今日は大変お忙しい中を四人の参考人の皆さん、貴重な御意見をお聞きすることができました。ありがとうございました。 私たち日本共産党はこの間、鹿やイノシシによる農林被害あるいは生態系に対する影響が大変大きくなっていると、これは憂慮すべき事態で、当然これらの被害を何とか軽減しなくてはならないと、そういう立場ですが、ただ、坂元参考人が陳述されたように、今回の改正案が本当に被害軽減に効果的で安全かという点については大きな疑問を持っています。 増え過ぎた鳥獣を管理対象として生息数などを人為的に、かつ大規模に減らすという今回の改正案の方向性について、若干そもそ……
○市田忠義君 日本共産党の市田忠義です。 大変皆さんお疲れでしょう。私が最後の質問者ですので、あとしばらくよろしくお願いします。 今、ニホンジカやイノシシ等による自然生態系への影響あるいは農林水産物の被害、大変深刻化しています。我が党としても、一刻も早く適切な対策を実施して被害を減らしていかなければならないと、そういう立場であります。 ただ、ニホンジカやイノシシなどによる農林業被害あるいは生態系への影響は、程度の差はありますが、何も今急に最近起こった問題ではありません。九〇年代以降既に顕著になって、一九九九年、二〇〇二年、二〇〇六年に法改正も行われました。特に九九年の改正では、著しく増加……
○市田忠義君 日本共産党の市田忠義です。
今日は除染問題についてお聞きをいたします。
まず、事実の確認ですが、除染の目標については、市町村によって年間五ミリシーベルト以下に定めているところもありますが、国の除染目標は長期的に年間一ミリシーベルト以下にすることを目指すと、そうしていますが、これは間違いありませんか。
【次の発言】 朝日新聞と福島放送が実施した県民世論調査があります。それによりますと、人が住んでいる地域の除染を年間一ミリシーベルトになるまで下げてもらいたいと、そう答えた方が六三%でした。その必要はないと答えた人は二七%、これを大きく上回りました。また、福島県自身が三月二十八日、……
○市田忠義君 日本共産党の市田です。 石原大臣の発言については、木曜日にこの問題に限っての審議がございますので、そこで厳しくやらせていただきたいと思います。ただ、今日の昼の記者会見で、誤解を招いたとかいうこともおっしゃっていましたが、誰も誤解はしていないわけで、最後は金目の問題でしょと言われたことは事実であるわけで、私は、やはりいまだに十三万人を超える人がふるさとに帰れない、そういう人々の気持ちを考えると、いかに国と東電の責任を感じていない発言かということだけ指摘して、質問に入ります。 まず最初に、今度の法案がこの会期末に議員立法としてなぜ提出されたのかと、甚だ私疑問を持っております。関連……
○市田忠義君 日本共産党の市田忠義です。 先ほど石原環境大臣は、金で解決するとは毛頭思っていないと、語気を荒らげて、陳謝の場にはふさわしくない大声で言われましたが、本当にそう思っているんだったら、最後は金目でしょ、こういう発言は出ません。これは単なる品位に欠ける発言どころか、大臣としての見識が問われていると。普通の人間は、本当に被災者のことを思うんだったら、どんな場であっても、最後は金目の問題でしょと言うはずはありません。先ほどあなたは、被災者の皆さんの心に寄り添ってやると、そう言いました。しかし、その発言は全く正反対の、被災者の気持ちを踏みにじる重大発言と言わなければならないと思います。 ……
○市田忠義君 日本共産党の市田です。
今日は、環境問題と大企業の社会的責任という問題について、幾つかの事例を挙げながらただしたいと思います。
最近、鉄鋼スラグやダストが土壌汚染を引き起こして、ヒ素、鉛、あるいは水銀、フッ素などが基準を超過して検出されて、その原因の究明と汚染対策が求められると、そういう事態が各地で起こっています。廃棄物処理法第三条は事業者の責任について、「事業者は、その事業活動に伴つて生じた廃棄物を自らの責任において適正に処理しなければならない。」と、こう規定しています。この法律が施行されたのはいつでしょうか。
【次の発言】 私、先日北海道に行って、産業廃棄物になっている鉄……
○市田忠義君 今日は望月大臣の後援会の収支報告書の内容について幾つかただしていきたいと思います。
まず、総務省に幾つか事実関係だけ確認しておきたいことがあります。公職選挙法の第一条、この法律の目的には何と書いてありますか。
【次の発言】 その目的を金銭でゆがめるような買収、違法な寄附があった場合の罰則がどうなっているかについてお聞きしたいと思いますが、まず買収についてですが、公職選挙法第二百二十一条三項の一号には、公職の候補者、これは現に公職にある者も含みますが、例えば当選を得ることを目的に供応接待などを行った場合、「四年以下の懲役若しくは禁錮又は百万円以下の罰金に処する。」と、こうなってい……
○市田忠義君 日本共産党の市田忠義です。 今日は大変お忙しい中を、大迫参考人、大島参考人、貴重な御意見をありがとうございました。 まず、大島参考人にお伺いをいたします。 大島参考人が書かれた、福島原発事故のコストを誰が負担するか、こういう論文の中で、福島復興指針による中間貯蔵施設の設置、運用費用に対する国費投入の問題について、これは東電が賠償すべきものであり、ここに国費を充てることは東電の賠償責任を免除することに等しい、無原則な国費投入は東電の資金繰りを助ける加害者救済でしかないと、こう述べておられます。さらに、国費投入には二つの前提が不可欠だと。今日もお話がありましたが、第一の前提は、……
○市田忠義君 日本共産党の市田忠義です。
まずお聞きしたいんですが、中間貯蔵施設を予定している双葉地方に対する生活再建策、地域振興策として政府はどのような財政支援措置を提案しているか、環境省、簡潔にお答えください。
【次の発言】 二千三百六十五件の地権者への用地補償額は、原発事故前の取引価格の、農地と宅地の場合は半額、山林が三割減ということになっています。説明会に集まった地権者からは、先祖代々の土地を原発事故で奪われ追い出された、この額では生活再建は見通せない等々、批判や不信の声が相次ぎました。大臣はこの声をどのように受け止めておられるでしょう。
○市田忠義君 日本共産党の市田忠義です。 今日はCOP21のパリ協定について御質問したいと思います。 パリ協定の全体としての評価ですが、京都議定書に続いて、世界の脱炭素化に向けて気候変動対策を更に進める重要な一歩となったと、我が党もそう評価しています。ただ、幾つかの問題点も残されていると。例えば目標達成の義務化や長期目標の数値化、これは見送られました。対策を実施するための実効性が課題となりました。 丸川環境大臣は、閣僚級セッションのステートメントで、第一に長期目標の設定、第二に各国が五年ごとに排出削減目標を提出、見直す共通サイクル、第三に各国の取組の状況に関する共通だが柔軟な報告、レビュ……
○市田忠義君 日本共産党の市田忠義です。
今日は環境大臣の政治資金問題についてお聞きします。
当委員会で、私、去年の十一月に大臣の賀詞交歓会をめぐる問題についてお尋ねをいたしました。今日はそれは繰り返しませんが、今回、国の補助金を受けている企業から政治献金をもらっているという疑惑が明らかになりました。望月大臣は、静岡市清水区にある総合物流会社鈴与から多額の政治献金を受けておられます。この鈴与というのはどういう企業で、大臣とはどういう間柄か、簡潔にお答えください。
【次の発言】 単なる総合的な仕事というよりも、この鈴与は、一八〇一年、初代鈴木与平氏が清水港で創業した回漕問屋が起源であります。……
○市田忠義君 今日は、福島の復興に関連して、除染と中間貯蔵施設問題についてお聞きします。
まず除染ですが、福島県内の市町村除染地域における除染実施状況はどうなっているか。住宅除染の全体計画戸数と除染実施戸数、進捗率、どうなっているでしょうか。
【次の発言】 福島市は国が認めたふるさと除染計画に基づいて住宅除染を進めていますが、終了を一年前倒しして、二〇一五年度中には市内全域を完了しようとしている。除染の実施は、二〇一一年六月時点での測定値が年間一ミリシーベルトを超える地点は全て実施するという国の方針の下で、福島市は市全域の除染を実施する計画を策定しました。そして、それに基づいて順番を決めて、……
○市田忠義君 日本共産党の市田です。 水俣病が公式に確認されて五十九年がたちました。この間、公健法あるいは九五年の政治解決、水俣特措法などによって補償、救済された人たちは五万人近くになっていますが、被害はいまだに終わっていませんし、逆に拡大する状況であります。いまだに必要な健康調査、環境調査も行われていませんし、新たに三千人近くの人たちが補償、救済を求めて立ち上がっていると。 今日は、水俣条約の国内担保法としての二法案が整備をされるわけですが、そういう水俣病の痛苦の経験をした我が国にふさわしい実効性のあるものになっているかどうか、幾つかの観点からただしたいと思います。 まず、大臣にお聞き……
○市田忠義君 日本共産党の市田忠義です。 今日は、三人の参考人の皆さん、大変貴重な御意見をありがとうございました。 既に陳述の中でお述べになった話とダブる質問が多いんですけれども、冒頭十五分という短い時間でしたから意を尽くさなかった点もおありかと思いますので、やや詳しめにお聞きしたいと思うんですけれども。 まず、国の財政的支援の必要性について原参考人と佐々木参考人にお聞きしたいんですが、自治体がこれまで水銀使用製品を不燃物として分別収集していたものを有害危険物等として分別収集すると、そうなった場合に新たな費用負担が発生すると思うんですが、その必要性は分かっても、財政状況の厳しい自治体にと……
○市田忠義君 前回に引き続き、事業者の責務についてお聞きしたいと思います。
水銀使用製品の製造、輸入事業者が販売店の協力を得ながらボタン電池や蛍光灯をこれ自主回収していますが、ここ数年の回収量と回収率、どれぐらいになっているか、掌握されているでしょうか。
【次の発言】 約三割の回収状況なんですね、水銀回収した水銀添加ランプの場合。やはり自主的な取組では私は限界があるというふうに思うんです。
京都の市議会からは、水銀の適正な処理を確保するためには製造、販売事業者も協力して回収する仕組みが不可欠という意見書が環境大臣宛てに出されています。また、名古屋市や京都市などが参加している大都市清掃事業協……
○市田忠義君 日本共産党の市田です。
私は、昨年十月十六日の当委員会で、新日鉄住金広畑製鉄所構内での不適正なアスベスト処理について質問をして、調査結果を報告するように求めました。環境省、報告徴収の結果と今後の対応について簡潔にお述べください。
【次の発言】 これらの対処は一定の前向きな措置だと評価をしたいと思いますが、ただ、それでも十分だとは言えない幾つかの問題点をただしたいと思います。
二〇一四年二月二十八日に姫路市に提出された分別解体工事届出書にはアスベストの記載はありません。工事期間が三月十五日から六月三十日までとなっていました。姫路労働基準監督署にもアスベスト処理の事前の届出はあり……
○市田忠義君 日本共産党の市田忠義です。
今回の法改正は、東日本大震災の教訓を踏まえると同時に、今後想定される大規模災害による大量の災害廃棄物の発生に備えて、廃棄物処理施設の計画的な整備を支援していくということになります。災害時においても施設の処理能力を確保すると同時に、防災拠点として整備する。迅速な復旧復興を可能とするもので、ごみ焼却施設、最終処分場などを対象に、先進的な施設や防災拠点施設などについては交付率を二分の一にすることになっていると、これは間違いありませんね。
【次の発言】 さきの東日本大震災では廃棄物処理施設にも大変大きな被害が生まれました。停止した焼却施設が二十五件、最終処分……
○市田忠義君 日本共産党の市田忠義です。 今日は、阿部参考人、佐々木参考人、大変貴重な御意見ありがとうございました。東松島市の先駆的な経験を聞いて、文字では読んでおりましたけれども、改めて直接市長からお聞きして、すばらしい取組だなと感動しました。 ふだんの発生量の百年分の災害廃棄物が発生して、二〇〇三年でしたか、前の地震の経験があったからその苦い経験を再度繰り返したくないという、そういう見地から、地元の建設業者と協力して分別収集、分別仮置きが行われたと。仮置場となった県の港湾施設、ここでは十四品目でしたかの分別をルール化して、しかも、私すごいなと思ったのは、被災者が手で選別する仕事に従事し……
○市田忠義君 日本共産党の市田忠義です。
今日は、非常災害対策として国が政策的に進める施設整備、これに当たって地方自治体や住民への過重な負担を与える問題についてお聞きしたいと思います。
まず、今回の法改正に基づく仮置場、廃棄物処理施設などの体制整備に当たって地方自治体や住民に過大な負担を課すようなことになってはならない、これまでの地方自治体固有の廃棄物処理体制を十分考慮するということが大切だと思いますが、この点についての大臣のまず基本的な認識を伺いたいと思います。
【次の発言】 市町村の自主性を尊重するということが確認をされました。
一九九七年一月二十八日に、ごみ処理に係るダイオキシン類……
○市田忠義君 おはようございます。日本共産党の市田です。
今回の改正案には、具体的な施策として、関係府県が干潟についても自然海浜保全地区に指定することができるということが追加をされております。
干潟は私は大変大事だと思って、これは大賛成なんですけれども、改めて提案者にお聞きしますが、これは今度の法案で新設される基本理念の中にある瀬戸内海を豊かな海とするために、藻場、干潟などの保全を具体的な施策として盛り込んだと、そう理解していいでしょうか、簡潔にお答えください。
【次の発言】 瀬戸内海の生態系や自然環境を保全していく上では、今発議者が言われましたように、干潟を保全していくということが極めて……
○市田忠義君 おはようございます。日本共産党の市田です。 琵琶湖の保全を考える場合に、琵琶湖総合開発特別措置法による二十五年間の総括が、私、不可欠だと思います。 いわゆる琵琶総は、典型的な地域開発・地域振興立法、環境保全は脇に置かれた法律だったというふうに私たちは見ています。その結果どうなったかというと、湖岸堤・管理用道路建設などによる自然湖岸が減少しましたし、ヨシ群落の減少、内湖の激減、湖辺の農地や森林などの緑地が大幅に減少しました。そのことによって琵琶湖の生態系に大きな影響を与えました。実は、私は高校卒業まで琵琶湖のほとりで過ごした人間ですが、そういう一人として大変心が痛みます。また、……
○市田忠義君 日本共産党の市田忠義です。 今日は、食品廃棄物の不正転売問題についてお聞きをいたします。 中間処理業者の許可を受けていた愛知県稲沢市のダイコーが、大きな社会問題にもなりましたが、壱番屋などから冷凍カツなどの食品廃棄物の処理委託を受けながら、その大部分を岐阜羽島のみのりフーズに横流しをしていました。そして、それが小売店等に転売をされました。私、先日、愛知と岐阜、ダイコーにも行ってまいりました。こうした悪質な行為を把握できなかった行政の監視、監督の責任も重大と言わざるを得ないと思うんです。今全国的に食品の安売り競争が激しい中、今回の事件の全容を解明して、教訓を明らかにして、いかに……
○市田忠義君 日本共産党の市田忠義です。 今日は、建設作業や工事に携わっておられる方のアスベストによる健康被害の問題についてお聞きします。 先週、ある新聞に、「石綿飛散 防がず工事 慶大構内で大林組」という記事が載りました。その中に、作業員の方が、何の排気装備もなく、容赦なく鼻や口にまで粉じんが入ってくる、喉も痛いと書かれていました。依然としてこんなずさんな工事が行われていたのかと大変驚きました。 私、先週京都に行ってきました。建設アスベスト訴訟で闘っておられる原告被害者の皆さん、そして弁護団の人たちにお会いして話を聞いてきました。 まず、厚労省に確認します。一九七一年にいわゆる特化則……
○市田忠義君 機構法の改正案について、大臣の認識をまず幾つかお尋ねしたいと思います。 環境研究総合推進費実施要綱の推進費の目的は、様々な分野における研究者の総力を結集して、環境研究・環境技術開発の推進戦略及び環境省が有するその他研究開発ニーズに沿った調査研究及び技術開発を総合的に推進すること。そして、環境問題解決のための政策の推進にとって不可欠な科学的知見の集積及び技術開発を促進することによって持続可能な社会構築のための環境保全に資することとされています。 そこで、お聞きしたいんですが、環境政策を進める環境省にとって、国立環境研究所とともにこの推進費は不可欠な存在だと思います。それを今度は……
○市田忠義君 日本共産党の市田忠義です。
PCB特措法が施行されてちょうど十五年がたちました。国やJESCOによってPCB廃棄物行政がどのように取り組まれてきたのか、そして今教訓とすべきことは何か、その点に絞って今日はお聞きしたいと思います。
PCB特措法は二〇〇一年に制定をされました。まず、事実確認ですけれども、その第十条で、事業者は、政令で定める期間内に処分を終えなければならないと、こう規定されていますが、元々施設整備とPCB廃棄物の処理をいつまでに終えようということだったのでしょうか。
【次の発言】 ところが、施設整備は順調に進まないで、トラブルが続いて、処理も計画どおりに進みません……
○市田忠義君 日本共産党の市田忠義です。 今日は、水俣病問題についてお聞きをしたいと思います。 公害の原点とも言われる水俣病が公式確認されてから、今年の五月一日で六十年になりました。各紙もいろんな特集記事を組みましたが、朝日新聞が、熊本学園大学と共同で実施したアンケート結果、これを掲載をいたしました。このアンケートからは様々な患者、被害者らの切実な思いが伝わってまいりますが、今年は節目の六十年ということもあり、改めて水俣病問題の全面解決に向けた取組の基本的な考え方についてただしていきたいと思います。 まず、環境省にお聞きしますが、一九七三年の熊本水俣病第一次訴訟で原告側が勝訴して、認定患……
○市田忠義君 日本共産党の市田忠義です。 今日は、電力業界の温暖化対策と二国間クレジットの問題についてお聞きしたいと思います。 地球温暖化対策計画案では、二国間クレジットについて、温室効果ガス削減目標積み上げの基礎とはしないが、日本として獲得した排出削減・吸収量を我が国の削減として適切にカウントするとされています。そして、パリ協定を踏まえて我が国の二六%削減目標の達成に二国間クレジットを活用するとして、政府事業により二〇三〇年度までの累積で五千万から一億トンを見込んでいます。 そこで、環境省に確認しますが、京都議定書は六%削減目標の達成の際、二〇一二年度に九〇年比で六・五%増、二〇〇八年……
○市田忠義君 日本共産党の市田忠義です。 今日は三人の参考人の皆さん、大変貴重な御意見ありがとうございました。 まず、上園参考人に二点お伺いしたいと思います。 事前にいただいた資料を読ませていただきましたが、その中で上園参考人は、温暖化対策を進めるに当たって、個人の努力を促すことも大事だけれども、国全体のエネルギー消費量の八割が企業活動由来であるために、個人行動の変革による省エネ効果は限定的だと指摘されています。 政府の削減目標では、家庭・業務部門に四割の削減目標を求めているわけですが、いずれもエネルギー転換部門からの電力由来の排出量が大きな負担となっています。電力業界は石炭火力の新増……
○市田忠義君 日本共産党の市田忠義です。 今日は、再生可能エネルギーの導入問題と地方公共団体の実行計画の策定の問題についてお聞きします。 日本が国連に提出をした約束草案では、各部門における二〇三〇年度の排出量の目安が示されています。エネルギー転換部門では、二〇一三年一億百万トンを二〇三〇年に七千三百万トンに削減すると。そのために、再生可能エネルギーの最大限の導入促進、安全性の確認された原子力発電の活用、火力発電の高効率化が挙げられています。 ただ、しかし、再生可能エネルギーの最大限の導入促進といっても、風力は一・七%、太陽光七・〇%など、全体で二二%から二四%にとどまっています。これは間……
○市田忠義君 ただいまから国際経済・外交に関する調査会を開会いたします。
本院規則第八十条の八において準用する第八十条により、年長のゆえをもちまして私、市田忠義が会長の選任につきその議事を主宰いたします。
これより会長の選任を行います。
つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの上野通子さんの動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、会長に柳田稔君を指名いたします。(拍手)
○市田忠義君 日本共産党の市田です。 石川参考人にお伺いします。 事前にいただいた資料を読ませていただいて、その中に、落ちない飛行機はないという小見出しの文章があります。車も薬も完全に安全なものはないと。ただ、パソコンの場合も故障はするかもしれない、しかし故障してからでは困るから、あらかじめ早めに機種変更すると。原発の場合、いつ事故が起こるか分からない、したがって十年に一回ぐらいは入念に点検をと、こういうふうにお書きになっています。 それで、文脈から見て、決して飛行機事故と原発事故をイコールに置いておられるとは思わないんですけれども、全ての技術に完全に安全なものはないと、それはそのとおり……
○市田忠義君 日本共産党の市田忠義です。 今日は、大変貴重な御意見をありがとうございました。 国際テロにどう対処するか、日本がどう貢献するかというのは極めて今日的に重要な問題だと思うんですけれども、私はテロ根絶のために少なくとも次の三つの原則が必要じゃないかというふうに考えているんです。 一つは、やはりテロが生まれる根源の除去、貧困をなくし、地域紛争を平和的に解決すると。もちろんテロの根源は貧困だけではなくて様々な要素がありますし、富裕層も最近では参加しますから総合的に見るべきですが、いずれにしても、対症療法だけではなくて、やっぱり根源の除去。それから二つ目に、テロを特定の宗教や文明と結……
○市田忠義君 日本共産党の市田忠義です。 大変、今日は貴重な御意見をありがとうございました。阿部参考人と梅林参考人に二つの問題についてお聞きしたいと思います。まず一つ目は、北朝鮮に対する対応、もう一つは、今議論になっています核兵器のない世界をどう実現するかという二つの問題なんですけれども。 まず、北朝鮮問題ですけれども、北朝鮮、一月の核実験に続いて先日は事実上の弾道ミサイル発射をしました。今こそ国際社会が一致をして、政治的、外交的努力を強めて、北朝鮮に核兵器、ミサイルを放棄させると、そのための実効ある措置をとる、これは衆参両院でも全会一致でそういう決議が採択されました。 ただ、この場合、……
○市田忠義君 日本共産党の市田忠義です。 平田参考人に二問お伺いします。 先ほどもお話がありましたが、COP21のパリ協定では、世界の平均気温の上昇幅について産業革命前の水準に比べて二度を十分下回る、このことが明記され、かつ今世紀後半には温室効果ガスが実質ゼロ、排出量ゼロになるような削減を目指すということが確認をされました。 ただ、今国連事務局に提出をされている各国の削減目標を足し合わせても平均気温が三度程度上昇する、もうそういう試算があります。日本政府の約束草案、二〇三〇年までに一三年度比二六%減、こういう削減目標です。これは先進国の目標と比較しても私どもは全く不十分な数値だと思います……
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