門司亮 衆議院議員
24期国会発言一覧

門司亮[衆]在籍期 : 23期-|24期|-25期-26期-27期-28期-29期-30期-31期-32期
門司亮[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは門司亮衆議院議員の24期(1949/01/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は24期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院24期)

門司亮[衆]本会議発言(全期間)
23期-|24期|-25期-26期-27期-28期-29期-30期-31期-32期
第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 衆議院本会議 第20号(1949/04/21、24期、日本社会党)

○門司亮君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま上程されました地方配付税法の特例に関する法律案に対しまして反対の意思表示をするものであります。以下、ごく簡單に反対の理由を申し述べたいと思うのであります。  本法案は、地方配付税法の第二條並びに第三條に規定してありまする所得税並びに法人税の三三・一四を地方配付税とするというこの嚴然たる規定があるにもかかわりませず、その規定に基く配付額を配付しようとしない案であります。数字を申し上げますならば、現在の政府が予定いたしておりまする所得税の総額は三千百億であり、法人税は二百七十億であるということは御承知の通りであります。從つて、この三千三百七十……

第5回国会 衆議院本会議 第27号(1949/05/12、24期、日本社会党)

○門司亮君 私は、ただいま議題になつております都道府縣の所有に属する警察用財産等の処理に関する法律案について、委員長の報告に日本社会党を代表いたしまして反対の意見を表示するものであります。  本法案は、政府説明によりまするならば、ただいま委員長報告にありました通り、警察法第九條の規定に設けられておりまする、いわゆる警察の分離の際に國家警察に必要なもの以外を地方警察に委譲するという規定があつて、國家警察が使つておりまするものがその帰属が明確でない、從つてこれを明確にするというためにこれを処理するという案件でありますが、内容は、現在都道府縣の所有に帰しておりまする都道府縣の財産を警察に使用いたして……

第5回国会 衆議院本会議 第31号(1949/05/17、24期、日本社会党)

○門司亮君 私は、ただいま上程されました経済安定本部設置法案並びに文部省、外務省、地方自治廳の各設置法案に対しまして、社会党を代表いたしまして反対の意思表示をするものであります。以下、反対の理由を申し述べたいと思います。  第一の理由といたしましては、各省の設置法案と並行されて審議さるべき――昨日も成田議員から申し上げましたように、いまだ定員法が十分の見通しのついておりませんときに、これと密接不可分の関係を持つ本法案の審議に対しましては反対せざるを得ないのであります。  以下、具体的に内容にわたつて、ごく簡單に申し上げたいと思うのでありますが、安定本部設置法案に対しましても、予算措置と実体の間……

第5回国会 衆議院本会議 第36号(1949/05/22、24期、日本社会党)

○門司亮君 私は、ただいま上程されました戰時中政府が買收した鉄道の讓渡に関する法律案に対しまして、日本社会党を代表いたしまして反対の意見を表明するものであります。以下、その反対の理由を、時間の制約を受けておりますので、きわめて簡單にいたしたいと思うのであります。  政府は、この法案の提出にあたつて、民自党の諸君の提案にかかるものについては、ほとんどその関係がないかのごとき言辞を弄しておりまするが、われわれは、この点に対しては、與党の立場にある民自党であり、ことに本問題は長い間終戰後唱えられた問題であり、われわれの常識から考えまするならば、当然政府みずからが、國有財産に関連を持つておりますので、……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 衆議院本会議 第19号(1949/11/28、24期、日本社会党)

○門司亮君 私は、ただいま議題になつておりまする地方配付税法の特例に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、日本社会党を代表いたしまして反対の意思表示をするものであります。  さきの国会において、委員長報告の中にもありました通り、私どもは、地方の財政がきわめて窮迫いたしておりまするときに、当然地方配付税法によつて定められた所得税、法人税の三三・一四をぜひ配付税として支給しなければならないということを、強く主張して参つたのであります。しかるにもかかわらず、政府は、その配付率を変更いたしまして、一六・二九にいたしました。その当時における政府の答弁を考えまするならば、これによつて大体地方財政が……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 衆議院本会議 第34号(1950/04/01、24期、日本社会党)

○門司亮君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となつておりまする一般職の職員の給與に関する法律案に対しまして反対の意思を表示するものであります。(拍手)  先ほどの提案者の説明、さらにそれに対しまする質疑その他の内容を承つておりますると、本案が一事不再議の原則にもとらないものであるという御答弁があり、さらにそういう考えであるとわれわれは拝聴いたしたのでありまするが、もしこれが一事不再議の原則にもとらないもりであるといたしまするならば、この案の内容をさらに検討していただきたいと思うのであります。提案者の言つておりますように、この案が前の案とまつたく違つた案であるといたしますならば、……

第7回国会 衆議院本会議 第37号(1950/04/15、24期、日本社会党)

○門司亮君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま上程されております質屋営業法に対しまして、いささか條件を付して賛成の意を表したいと思うのであります。  本案は、その説明の内容にもありましたように、従来明治二十八年に制定されました質屋取締法案から、民主的に取締りという文字を除きまして、そうして質屋営業法案になつておるのであります。従つて、その表題だけはいかにも民主的のように見えるのでありますが、提出理由を見ますると、ことごとく現在激増しつづあるとい、事実にとらわれまして、質物の中には藏品その他が非常に多く流れ込んでおるので、これらを取締るたみに、あるいは犯罪の予防のためにこの法律を出すこ……

第7回国会 衆議院本会議 第41号(1950/04/25、24期、日本社会党)

○門司亮君 私は、ただいま上程されました地方財政平衡交付金一部概算交付暫定措置法案に対しまして、日本社会党を代表いたしまして、はなはだ不本意でありますが一応賛成の意見を申し述べたいと思うのであります。(拍手)  本法案を出とて参りましたその趣旨に対しましては、われわれは地方の財政が非常に行き詰まつております現在の情勢にかんがみまして、何らかの方法において地方財政を一応まかなつて行ける措置をとらなければならないことは当然の考え方であるのでありますが、本法案の内容と、同時に法案の取扱いについて、私はここに強く政府当局に警告をしておかなければならないと思うのであります。問題は、かくのごとき法案を審議……


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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 衆議院本会議 第7号(1950/07/22、24期、日本社会党)

○門司亮君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま提案されておりまする地方税法案に対しまして、修正を含めたものにつきまして反対の意思を表示しようとするものであります。法案に対しまする反対の意思表示をいたしまする前に、私は、この修正をいたしましたことについての與党の方々の気持と、さらに政府に対し、諸君の立場について一言触れておきたいと思うのであります。  岡野国務大臣は、本法案の提出にあたりまして、その提案理由の説明の中に、附加価値税を創設することは、従来の地方税が非常に悪税であつたから、この悪税をなくして、そうして最もわれわれが理想と考えておる附加価値税を創設するものであるとして、非常に……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 衆議院本会議 第9号(1950/12/05、24期、日本社会党)

○門司亮君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま上程されております地方公務員法案に対します私どもの修正の案を提出いたしまして、その趣旨の説明をいたさんとするものであります。最初に修正の案文を朗読いたしまして、後にその趣旨を申し上げたいと思うのであります。   地方公務員法案の一部を次のように修正する。  (1) 第八條第一項第十一号を第十二号とし、第十号の次に次の一号を加える。    十一 協定に関する勧告についての職員団体の要求を審査し、及び必要な勧告をすること。   同條第二項に次の一号を加える。    三 協定に関する勧告についての職員団体の要求を審査し、及び必要な勧告をすること……

第9回国会 衆議院本会議 第12号(1950/12/08、24期、日本社会党)

○門司亮君 ただいま上程されております地方公共団体の議員及び長の選挙期日等の臨時特例に関する法律案に対しまして、日本社会党を代表いたしまして、私は修正案を提案するものであります。その修正案の案文を一応朗読いたします。   地方公共団体の議員及び長の選挙期日等の臨時特例に関する法律案に対する修正案   地方公共団体の議員及び長の選挙期日等の臨時特例に関する法律案の一部を次のように修正する   第二條第一項中「昭和二十六年五月二十日」を「昭和二十六年四月十六日」に改める。   第四條第一項中「第一條第一項の選挙における議員の候補者」を「第二條第一項の選挙における長の候補者」に、「第二條第一項の選挙……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 衆議院本会議 第26号(1951/03/28、24期、日本社会党)

○門司亮君 私は、ただいま上程されておりまする地方税法の一部を改正する法律案並びに地方財政平衡交付金法の一部を改正する法律案の二案について、日本社会党を代表して意見を申し述べたいと思うのであります。  まず地方税法の一部を改正する法律案でありますが、この法律案の内容は、先ほど委員長の報告にありましたように、きわめて事務的に取扱われる面が多いのではありまするが、しかしながら、地方税法自体が、皆さんの御承知のように、きわめて時宜に適したものでないということは、十分今日までわれわれが申し述べて来た通りであります。従いまして、私どもといたしましては、今日の現状において、これにでき得る範囲の修正案を出す……

第10回国会 衆議院本会議 第39号(1951/05/24、24期、日本社会党)

○門司亮君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま上程されておりまする警察法の一部を改正する法律案並びに国民民主党の提出にかかりまする修正案に対して、反対の意見を申し述べるものであります。(拍手)  両案に反対をいたしまする前に、現在の自由党の本問題に関する行政の関係において一言申し上げておきたいと思うのであります。それは大橋法務総裁の現在の地位であります。すなわち、憲法の第四章第四十一條には、明らかに立法の権限を国会に與え、さらに第五章の第六十五條におきましては、行政の権限は内閣にあると規定いたしておるのであります。さらに第六章の第七十六條によつて最高裁判所は司法権を掌握しておる。さら……

第10回国会 衆議院本会議 第43号(1951/05/28、24期、日本社会党)

○門司亮君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま上程されておりまする北海道開発法の一部改正をいたしまする法律案に対しまして反対の意思表示をいたすものであります。  本法案は、先ほど委員長の御説明にもありましたように、その提案の理由の中に最も大きなものとして掲げられておりまする、官吏が公吏に使われておるというようなことは認めがたいというお話でありまするが、現在の社会で、官吏あるいは公吏という、公務員の上に二つの階級があるとは断じて考えられないのであります。この事大思想の上に立つてものを考えておりまするから、こういう法案が出て参るのであります。この事大思想を持つておりまする自由党の本案の提……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 衆議院本会議 第14号(1951/11/10、24期、日本社会党)

○門司亮君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま上程されておりまする地方財政平衡交付金の増額に関する決議案に対しまして賛成の意を表するのであります。  地方財政の窮迫せる実情は、すでに提案者でありまする塚田君あるいは藤田君等から申し上げられておりまするので、私はこの点の重複は避けたいと思うのであります。問題は、かくのごとき決議案を、しかも従来に見ざる財政問題に対して、衆議院各派が全会一致をもつてここに提案しなければならなかつたということが、いかに大蔵当局の、並びに自由党内閣の失政であるかということを、はつきりと知つてもらいたいと思うのであります。(拍手)私は、この問題がこういう形で出て……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 衆議院本会議 第29号(1952/04/03、24期、日本社会党)

○門司亮君 私は、ただいま上程されておりまする警察予備隊令の一部を改正する等の法律案に対しまして、日本社会党を代表いたしまして反対の意思表示をするものであります。  ただいま自由党の鍛冶君の賛成の御意見を拜承いたしておりますると、警察予備隊の増強は、目下のわが国の情勢から見てやむを得ざるものであるかのごとき言辞を弄せられておるのであります。同時に、これの理由といたしまして、外敵あるいは北方における侵略者があるかのごとき言辞を弄せられておりまするが、そもそも警察予備隊令の第一條によれば、警察予備隊は国家地方警察並びに自治体警察の警察力を補うものであることがその目的であるということは明確になつてお……

第13回国会 衆議院本会議 第41号(1952/05/13、24期、日本社会党)

○門司亮君 私は、ただいま上程されております町村自治警察を国家警察に責任移転をする時期の特例に関する法律案に対しまして、日本社会党を代表いたしまして反対の意思表示をするものであります。  案の内容はすでに委員長からも報告されたことだと思いますが、現在の警察法におきまして、その年の十月三十一日までに自治警を廃止しようとするすべての手続の完了いたしましたものは、翌年の四月一日からその警察の責任を国警に委讓することができるという現行法に対しまして、この法律は特例を設けて、そうして現に昨年の十月三十一日までの間に行わなければならなかつた警察委讓に関する住民投票、さらに内閣総理大臣に対する手続等の完了す……

第13回国会 衆議院本会議 第43号(1952/05/20、24期、日本社会党)

○門司亮君 私は、ただいま上程されておりまする地方税法の一部を改正する法律案に対しまして、日本社会党を代表いたしまして、政府提出原案に対しては反対の意思を表明し、さらに修正の部分につきましては賛成の意を表したいと思うのであります。  以下、その理由をきわめて簡單に申し述べたいと思うのであります。  政府原案によりますると、附加価値税をなお一年間延期することになつておりまするが、この附加価値税の創設は、昭和二十五年の税制改革のときに創設されました一つの新しい税種目でありまして、これが今日まで実行を見ないのは、この税種目がいまだ世界に類例のない悪い税目であるために、十分なる各方面の研究がなされてい……

第13回国会 衆議院本会議 第47号(1952/05/29、24期、日本社会党)

○門司亮君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま提案されております法案のうち、地方制度調査会設置法案を除く経済審議庁の設置法案以下政府の原案に対しまして反対の意思表示をするものであります。  今度の政府の行政機構の改革案を見てみますと、その根底を流れておりまするものは大体四つの点があると思うのであります。一つは、民主的な行政委員会制度を無視したという点であります。その次には、大蔵省への権力の集中であります。さらに統計及び企画調査というような数字的なものを無視したということであります。このことは、国の存立の上にはきわめて重要であつて、いずれの行政を施行いたそうといたしましても、統計及び調……

第13回国会 衆議院本会議 第50号(1952/06/05、24期、日本社会党)

○門司亮君 私は、ただいま上程されておりまする市の警察維持の特例に関する法律案に対しまして、日本社会党を代表いたしまして反対の意思表示をするものであります。この法案は、先ほど提案理由の説明の中にもありましたように、町村警察を維持するということを廃止いたしましたその自治体が、市になりましても自治警察を維持しなくてもよろしいという法律案であります。警察法は、皆さんも御存じのように、日本の従来の官僚政治の中で最も悪かつた、警察権力国家であるとまでいわれておつたその警察制度を改めますることのために、国家地方警察並びに地方自治警察の二つにその制度を一応区分いたしまして、警察の民主化をはかつて参つたのであ……

第13回国会 衆議院本会議 第51号(1952/06/07、24期、日本社会党)

○門司亮君 私は、日本社会党、さらに日本社会党第二十三控室、労農党、社会民主党、農民協同党、各党共同提案になつております、ただいま議題になりました地方自治法の一部改正に関する法律案に対する修正案について説明せんとするものであります。この法案の内容につきましては、先ほど委員長の報告の中に、私どもの修正部分についてもかなり詳細にわたつて御報告がありましたので、私はきわめて簡單に要点だけを申し上げて、皆さんの御了承と、さらに御賛成をお願いいたしたいと思うのであります。  この改正案の出ました理由は、政府に言わせますると、神戸勧告に基くものであるということが一つの理由であり、さらに法的には、自治庁設置……

第13回国会 衆議院本会議 第52号(1952/06/10、24期、日本社会党)

○門司亮君 私は、ただいま議題になつております警察法の一部を改正する法律案並びに集団示威運動等の秩序保持に関する法律案、二の両案の原案に対しまして、さらに自由党、改進党から出されておりまするおのおのの修正案に対しましても、日本社会党を代表いたしまして反対の意思表示をするものであります。(拍手)  先ほど委員長の報告にもあり、また改進党の藤田君のお話のうちにもありましたように、今日の警察法ができておりまするそのゆえんのものは警察法の前文に書いておりまするように、竹本の民主化と、日本の国民の真に自由なる意思のもとに行われまする、組織のある、かつ秩序のある治安の確保をしなければならないということであ……

門司亮[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院24期)

門司亮[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 運輸委員会 第24号(1949/05/20、24期、日本社会党)

○門司委員 私はただいま委員長と佐々木君の間の議論も一應聞いたのでありますが、自体法案の提出については、二つの行き方があるということは各位の御了承の通りでありまする國会に対する提出といたしましては、政府が提案するものと同時に、議員の提案するものとがあるはずであります。從つて議員提出のものに対しましては、その決議されましたものを受け入れ、忠実にほんとうに執行する機関でありまする政府当局の意見をただすということは、当然であります。從つてその政府当局の最高の責任者でありまする総理大臣に意見を聞くということも、また議案審議の当然の結論でなければならないと思うのであります。しかるにもかかわらず、佐々木君……

第5回国会 災害地対策特別委員会 第12号(1949/10/20、24期、日本社会党)

○門司委員 私は水産庁関係についてちよつとお伺いをしておきたいと思うのであります。先ほど小金班長からもお話のありました通り、神奈川県の酒匂の海岸から国府津の海岸にかけましては、海岸にありましたコンクリートの道路、あるいはプールというようなものが破壊されて参りまして、これらのコンクリートの固まりが大きいのは大体一トン以上あると思いますが、無数に海の中に流れ込んでおりまして、先ほども報告にありました通り、地引網が引けない。災害の復旧も非常に緊急ではありますが、現実の問題として、毎日の魚をとることができないような状態になつておる。ところがこれらのものを取片づけるに対しましては、やはり相当な規模の施設……

第5回国会 地方行政委員会 第2号(1949/03/23、24期、日本社会党)

○門司委員 この前の委員会で立花君から御発言があつて、そこできようの委員会には大体地方財政に関することを聞くと同時に、それに関する資料の要求がしてあつたはずですが、それをひとつ先に提出してもらつて、そしてそれを参考として聞かなければ、何も持たないでただ話だけ承つても、なかなかのみ込みにくいと思います。この点どうなつておりますか。
【次の発言】 ただいま説明は一應承りましたが、事務局長のお話によりますると、國の予算がきまつてないから、從つて確定したものがないからお話するわけには行かぬというお話でございます。元來地方財政委員会の性質というものは、あくまでも決定的の権限を持つているわけではないと考え……

第5回国会 地方行政委員会 第3号(1949/03/26、24期、日本社会党)

○門司委員 大体は今の全明を聞いたのでありますが、この地方配付税の前に一應聞いておきたいと思います。これは木村君がおいでになれば、木村君に聞くことですが、この前の委員会でも、足鹿君が聞かれたことでございます。第五種配付税がおそらくなくなるであろうというようなことが、各府縣にあらかじめ通達されておつた。從つて各府縣はそれを土台にして予算を組んでいると思いますが、地方財政委員会は、どういう根拠から、配付税法の二條ないし三條に定められておりますところの、当然出さなければならない率を出さないかということと、それを裏づけすることのために、同じように配付税法の中に第五種配付税を配付しなければならないことが……

第5回国会 地方行政委員会 第4号(1949/03/28、24期、日本社会党)

○門司委員 この際お伺いいたしたいと思いますことは、五月三十一日までこれを存続せしめるということは、当局といたしましては、当然の処置だと考えるのでありますが、五月三十一日までにこれを延ばし、そうしてそれから先は日にちを限つたということは、地方自治廳というものができて、そうしてそれに移行されるであろうということが一應その理由の最も大きなものになつておるようであります。この問題は先ほど説明になりました通り、昨年こういう問題が出て参りまして、そうしてとにかく実現を見なかつたのでありますが、今度の國会でこれを完全に成立せしめ得る見通しが政府にあるかどうかということであります。もしあるといたしますならば……

第5回国会 地方行政委員会 第5号(1949/03/30、24期、日本社会党)

○門司委員 大藏大臣がおいでになりまする前に、実はこの前の会議で申し上げましたように、地方財政委員会の主管大臣がおいでになりましてからお聞きした方がいいと思いましたが、政務次官がおいでになつておりますので、政務次官にかわつてお聞きしたいと思います。それは地方税のことにつきまして、地方税法の一部を改正する法律案の要綱というものが出ておりまするが、これを審議いたされましたときの財政委員会の情勢についての御質問を一應しておきたいと思うのであります。それの内容は非常にたくさん書いてありますので、これを一々議論するわけには参りませんが、まず新しい税金として取立てようとお考えになつております果実引取税とか……

第5回国会 地方行政委員会 第6号(1949/03/31、24期、日本社会党)

○門司委員 すでに昨日の予備審査におきまして、大体私どもの考えておることを申し上げておりますので、ごく簡單に意見だけを申し上げておきたいと思います。先ほど千葉委員からお話もありました通り、本委員会の性格は、從來きわめて微弱なものであるというよりも、むしろ執行においてその力を持つていなかつたのであります。從つて地方財政が國家予算の圧迫を受けて、非常にやりにくい形であるということはご存じの通りだと思います。さらにまた大藏大臣の出席を求めまして、大藏大臣のこれに対する意向を徴しましたときに、大藏大臣自身が、地方財政と國の財政はともになり立つようにしなければならないと言つておられますにもかかわらず、そ……

第5回国会 地方行政委員会 第7号(1949/04/06、24期、日本社会党)

○門司委員 遅れて來まして、前に質問があつたかと思いますが、法案の性質から申し上げまして、別段これを六月三十日まで延ばさなければならないということはないのじやないかと考えるのであります。この法律をきめられて審議をそれだけ先に延ばすということは、私はりくつも立たないと思う。当局はどうでございますか。もしお考えがあれば、この法案でなくて、ほんとうに内容をかえて行く、三十七條の変更に基いて行い得るという見通しがついておれば、この法案は別に六月三十日まで延ばすというようなことをやらなくても、私はいいんじやないかと思う。その点の見通しはどうでございますか。

第5回国会 地方行政委員会 第8号(1949/04/09、24期、日本社会党)

○門司委員 この機会にもう一度聞いておきたいと思いますが、これは六月三十日まで延ばして決定を見ますと、これは國の予算にどういうふうに関係を持ちますか、その点がおわかりになつておれば伺いたい。このままの法案で三月三十一日までに決定するものを六月まで延ばして、國との負担区分がはつきりして來ますと、その場合予算に及ぼす影響はどういうふうになりますか。
【次の発言】 すでに立花君から申し上げた通りでありますが、特に來週お出しになるということになりますと、氣をつけていただきたいと思いますことは、負担区分の中で明確になつていないものがたくさんありますので、これをぜひ明確にしていただくということと、それから……

第5回国会 地方行政委員会 第10号(1949/04/15、24期、日本社会党)

○門司委員 私は、すでに先輩である生田さんその他の方々から、非常に長時間にわたつて質問が繰返されておりますので、できるだけ簡略に申し上げたいと思いますので、大臣もそのつもりでひとつ御答弁願いたいと思います。この配付税法の特例に対しましては、全國の知事会議、あるいは市町村会議におきましても、ことごとく反対の意思表示をしておるということは、大臣も御承知のことだろうと考えております。從つてこの地方の行政官廳のすベてが反対をしているものに対して、あえてこれを強行なさろうとする大臣の――これは大藏大臣でありませんのではつきりしたことは言えないかとも思ひますが、この地方廳に最も関係の深い、しかも地方財政委……

第5回国会 地方行政委員会 第11号(1949/04/16、24期、日本社会党)

○門司委員 今谷口さんから、ほぼ私の言うことを聞かれておりますので、聞く必要はないのですが、ただこの次に來ますのは、先ほどどなたかからもお話がありましたように、住民税を約六割上げるということ、地租が一倍半になるということ、家屋税が倍になるということ、そのほか小さい財源ではありますが、狩猟免許税であるとか、廣告税というようなものを五割値上げして、約二百億の財源を見つけているようですが、この二百億の財源と、先ほどの起債の二百三十億を合せると大体四百億内外、ちようど配付税の削られただけが浮いて來るのであります。これはわれわれが議論いたしましてもすでにあとの祭りのような形になつておりますが、しかしわれ……

第5回国会 地方行政委員会 第13号(1949/04/19、24期、日本社会党)

○門司委員 私はこの前の委員会で大臣のおいでになるときに、かなり詳しくお聞きいたしておりまするので、本日はきわめて簡單にいたしたいと思いますが、ただ一点、その前に申し上げておきたいと思いますことは、先ほどの大臣の地方配付税に対するお考えの中で、この地方配付税ができたということは、官僚の中央集権的の一つの考え方であつたというようなことがあつたと思います。この点はひとつ大臣に改めていただきたいと思います。それは大臣がしろうとであれば別でありますが、おそらく昭和十五年の当時の分與税法ができまするときには、大臣はたしか大藏省の主税局長ではなかつたかと思うのであります。從つて当然配付税法に対して参画され……

第5回国会 地方行政委員会 第14号(1949/04/20、24期、日本社会党)

○門司委員 私は日本社会党の意見といたしまして、本案に対しましては絶対に反対の意思を表明するものであります。以下ごく簡單に反対の理由を申し述べたいと思います。しばしば本委員会において申し上げておりますので、本日はきわめて簡單に申し上げたいと思います。  その第一の理由は、日本を民主化することのために、地方分権が行われることが正しいという、一つのはつきりした理念の上に、憲法の條章の中にも、特に九十二條以下に地方自治に関する問題が取上げられて参つておるのであります。從つて、もし地方の自治体が完全に発達することを阻害するというようなことに相なつて参りまするならば、この憲法の精神をまつたく蹂躪したもの……

第5回国会 地方行政委員会 第17号(1949/05/06、24期、日本社会党)

○門司委員 いろいろ御意見を拜聽いたしましたし、さらに協議会あるいは内閣委員会との連合審査会で、相当私は意見を申し述べておりますので、本日はもうほとんど申し上げることはないと思うのでありますが、ただこの機会に一應お聞きしておきたいと思いますことは、今議論になつておりまする学識経驗者の範囲であります。これが四人におふやしになつたことについて、ただ数字の折合上、四人くらいが必要だというようにお考えになつてお出しになつたのか、あるいは委員長におきまして、先ほどから議論になつておりまする、直接関係をいたしておりまする自治労の諸君のような者を入れるとか、あるいはこういうような人を入れたいというような、何……

第5回国会 地方行政委員会 第18号(1949/05/07、24期、日本社会党)

○門司委員 ただいま立花君からもお話がありましたが、配分の方法はきわめて円滑に行つたようにお考えかもしれませんが、実際はそうは参つていないと思います。非常によく行つているところもありますし、ことに熊本縣のごときは、國家警察と地方警察との配分状態はきわめて不明確であり、ことに地方警察では非常に困つているということは、数字並びに事実が示していると思います。これはお調べになればすぐわかる。こういうものについても十分考慮してもらいたいと思いますが、この法案の中で問題のありますのは、私は第三條だと思います。第三條の問題は、きわめて大きな警察力の問題でありまして、これは大体逓信省に大部分移管するようなこと……

第5回国会 地方行政委員会 第19号(1949/05/11、24期、日本社会党)

○門司委員 私は本案に対しましては、反対の意思表示をするものであります。理由はすでに各委員から申されておりますと同時に、私も当初に申し上げました質問の内容において、大体盡きておるとは思いますが、今日都道府縣の財政的に非常に困つております際に、不十分な当局の提出されました書類を見ましても、約三十億を越える財産となつておるのでありまして、このきわめて不十分な参考資料を見ましても、かくのごとく多額に上つております。これは單に建物あるいは乘用自動車というものだけしか含んでおりませんが、多くの土地を持つておることも事実であります。從つてそれらを換算いたしますならばきわめて多額に上り、しかも今日警察が持つ……

第5回国会 地方行政委員会 第20号(1949/05/12、24期、日本社会党)

○門司委員 すでに質問が全部終つておると思いますが、ずつと前の会議にかなり詳しく聞いておりますので、ごく簡單に一点だけお聞きしておきたいと思います。それは第四條の規定でありますが、この規定によると、あらゆる犯罪を犯した者が禁錮以上の刑に処せられた者は、三年以内にはできない。こういう規定になつておりますが、新しい憲法によつて御存じの通り、営業の自由は許されておりますし、われわれは犯罪との関連がございますので、必ずしもそう言い得るかどうかということは考えられないのであります。でき得るならば、これは許可制でなくして、届出制の営業にしたいというように、根本的には考えております。しかるにこの法律の第四條……

第5回国会 地方行政委員会 第21号(1949/05/13、24期、日本社会党)

○門司委員 すでに相当総括的のものについては御質問があつたと思いますので、この際逐條の審議に入ります前に、一應大臣にお聞きしておきたい。それはこの税法改正にあたる前に、地方財政委員会として一應のプランを立てておつたと思いますが、それと今回出されたものと相違の点であります。一番はつきりしておりますのは、最初当局が考えましたのは、果実に税金をかけることに相なつておつたと思いますが、果実税がなくなつて、そうして最初都道府縣市町村に課せられた住民税が千四百円であつたものが、千四百五十円に値上げされておるのであります。その間の事情をお聞きしておきたいと思います。こういうことを私が聞きますのは、傳え聞きま……

第5回国会 地方行政委員会 第22号(1949/05/14、24期、日本社会党)

○門司委員 総裁がお出でになつておりますので、お聞きしたいと思います。実は先ほど谷口君からもお話がありましたし、他の委員からもお話があつたと思いますが、差押えの條項がこの地方税法の中にありまして、四十五條に一切の捜査権が與えられております。憲法の三十五條を見ると、司法権に基く捜査権は許されておりますが、行政権に基く捜査権があるかどうか、これはどういうふうに御解釈になつておるか、これはきわめて重要な問題でありまして、司法権に基いて、むろん証拠のあつた場合に、司法官が令状を持つて捜査することはいいと思います。しかしこれらの問題は、地方の行政官といつても、町村の役場の吏員であります。いわゆる徴税吏で……

第5回国会 地方行政委員会 第23号(1949/05/16、24期、日本社会党)

○門司委員 今の問題は私は二度も三度も申し上げておるのですが、政府委員の解釈が非常に狹い解釈と申しますか、そういうことでは困ると思うのです。営業の自由は憲法で規定された國民の自由であり、権利であります。從つてその國民の持つておる基本的な人権を抑制しようとする法律を定めようとするときには、相当愼重な態度が必要だと思います。この法律によりますと、誤つて罪を犯した者に対してもおそらく適用されると思います。先ほども谷口君から申しましたように、刑法によつておそらく懲役以上の刑に処せられる者がたくさんあると思います。それは個人の信用上――いずれ刑に処せられる者は悪いといえば悪いに違いありませんが、その営業……

第5回国会 地方行政委員会 第25号(1949/05/18、24期、日本社会党)

○門司委員 私は地方財政法に関する質問でございます。第一点といたしまして木村國務大臣にお伺いしたいと思いますことは、四月十八日付で、厚生省予防局の衞生統計部の指導課長から、各都道府縣の衞生部長あてに出た通牒でありますが、この通牒によりますると、長くなりますので朗続することを省略いたしますが、衞生統計の專任職員の関係であります。「人工動態統計は國が必要とする統計であるとの見地より、地方財政法第十一條に基き、從來二分の一以内の國庫補助であつたのを全額補助とした。但し標準單價の俸給、給料一人年額七万七千百五十円であるところを俸給は標準單價で給料のみ一人年額四万円としてようやくここに承認を得ることがで……

第5回国会 地方行政委員会 第28号(1949/05/21、24期、日本社会党)

○門司委員 樋貝國務大臣にお聞きしたいのでありますが、それは警察官の退職手当の問題であります。國家警察の諸君が退職いたしまする場合には、ただちに退職金等の支給が行われるようでありますが、昨年地方の自治警察に引継がれました警察官の退職する場合には、いまだに退職金の支給がなされていないのであります。内務省直轄のときの警察官であつた者が、地方の自治体に移りました場合におけるこれらの処置がどうなつておるかということであります。これは非常に大きな問題でありまして、全國の九万幾らかおりまする自治警察の警察官の全部の諸君に関係する問題でありまして、地方の自治体といたしましても、このためには非常に悩まされてお……

第5回国会 地方行政委員会 第30号(1949/05/23、24期、日本社会党)

○門司委員 今の問題に関連してちよつとお聞きしておきたい。物納の場合の処分の問題ですが、会社に処分をおまかせになつておるというのはどういう理由かということをお聞きいたしたい。なぜならば、税務署のとります拂下價格のほかに、大体一割くらい手数料がとられておる。納める方は税務署に税金のかわりに納めます。また買う方も買つた金が税務署に納まるものだと考えておりますが、ほんとうに長屋などに住んで困難な生活をして、無理算段をしてでも買わなければならないという場合に、これが税務署直轄でないために、約一割くらいの手数料がとられておることは現実の問題だと思いますが、どういうわけでああいう会社にまかさなければ、税務……

第5回国会 地方行政委員会 第31号(1949/06/15、24期、日本社会党)

○門司委員 この機会にちよつとかわつた方から聞きたいのであります。先ほどの樋貝國務大臣のお話で大体了承はするのでありますが、なお少しつつ込んで聞いておきたいと思いますことは、自治体警察の返上論、あるいは町村の分村あるいは分村の空氣のあるということは事実でありますが、これが主たる原因は財政的の処置だと私は考えております。この財政的の処置がうまく行かないということのために、もし警察制度が從來のような形にかわつて、國家権力のもとに警察が使われるようなことになると、また再び日本は警察國家になるような憂いが非常に強くなるのであります。從つて私どもはせつかくできた制度によつて、日本の警察制度というものを行……

第5回国会 地方行政委員会 第33号(1949/06/29、24期、日本社会党)

○門司委員 この際官房長官においでを願いまして、お聞きしたいと思いますることは、過般の國電ストに対しますることについて、官房長官は横浜の警察局長でありまする小林君をお呼びになつて、その事情を聽取されるとともに、さらに警察局長のとつた処置についての御意見があつたということを承つておるのでありますが、現在の警察法に基く処置として、官房長官はいずれの法律的根拠でそういうことをなされたか。一應お聞きしておきたいと思うわけであります。
【次の発言】 私が聞いておりまするのは、現在の警察制度のもとにおいて政府のとつておられます態度は、いろいろな事件が起りました場合に、ここに直接警察所管の大臣として、樋家國……

第5回国会 地方行政委員会 第34号(1949/07/20、24期、日本社会党)

○門司委員 非常に議論になつておりますが、この事件はすでに司直の手に移されておる事件であると思いまするし、從つてこの事件の正確を期しようとするならば、それらの判決、それらの取調べの終るまで待なければ、私はおそらく眞相はいずれの角度から見てもわからないと思う。われわれが主観的な立場に立つて議論をするということになりますと、おそらく議論のはてしはないのでありまして、ただ現在の問題は、見て來られた人がこういう状態で見て來たということを、本委員会が認めるかどうかということにかかつておる、私はこう考えておる。從つてこの内容の中に多少なりとも、お互いのそうした範囲において認め得るものがあつて、これをまとめ……

第5回国会 地方行政委員会 第35号(1949/08/03、24期、日本社会党)

○門司委員 私は齋藤長官に質問をする前に、一応官房長官にお聞きしたいのでありますが、官房長官はおいでになつておりませんか。
【次の発言】 実は官房長官に先にお聞きしたかつたのですが、一応國警長官にお伺いしておきたいと思います。おそらく御存じのはずだと思いますのでお聞きしておきたいのですが、最近新聞紙を通じて警察法の改正その他についていろいろな説が唱えられておりまして、きわめて事犯の多い不安な状態におかれておるときに、ことさらに警察力がきわめて微弱であるという感じを、國民に与えるかのようなことがしばしば新聞に傳えられて、しかも一昨日の新聞のような状態は、何か連合軍からそういう話があつたとか、ある……

第5回国会 地方行政委員会 第36号(1949/08/24、24期、日本社会党)

○門司委員 簡單に二つばかり國警にお願いしたいと思いますことは、一つは非常にいろいろな事件の起つておりまする際に、ことに最近われわれが感じますることは、福島縣を中心とする東北方面に、割合に集團的の暴行事件が多いように考えられるのでありますが、これは何らかの特殊事情があるのかどうかということであります。その内容は、事件の発生するような地方的のいろいろな條件の一つとして、たとえば警察力の取締りに関する手薄の状態があるということか、あるいは事件が発生するような要素を地方的に持つておるというようなことか、その点のお考えをお伺いしたいと思うのであります。  それからもう一つは、この間の委員会までは、警察……

第5回国会 地方行政委員会 第37号(1949/08/31、24期、日本社会党)

○門司委員 この機会にお聞きしておきたいと思いますことは、地方財政の関係はきわめて重要な問題であつて、そうして現在各地の都道府縣並びに市町村は、おそらくその自治体の議決によつて、この問題を解決すべく國会の早期開会を政府に要求しておると聞いておるのであります。日本の全國の都道府縣並びに市町村が、会議の議決で地方財政の問題を早急に解決することのために、國会を災期に開会してもらいたいということを要求しておるというこの事実は、実際上の問題として地方の財政が行き詰つておるということを、政府に十分認識してもらいたい、その一つの大きな現われだと私は考えておる。たまたまシヤウプ博士の勧告案に基いて、政府は何か……

第5回国会 地方行政委員会 第38号(1949/09/14、24期、日本社会党)

○門司委員 私はこの問題については、この前の委員会で、率直に申し上げますと、ただいま大臣が答弁されたようなことが始終ここで繰返されておりまして、そうして警察法の不備であるということだけは大体おわかりになつているようであるが、それをどういうふうに改正される御意思が政府にあるのかということは、たとえば齋藤国警長官を呼んで聞きましても、はつきりしない。大臣にお尋ねしても、ただいまの御答弁のようなことで一向はつきりしない。しかも警察法が万全であるとはお考えになつていないようである。その事実の現われとしては、治安閣僚会議というものが始終開かれて、これの研究がなされている。ところがそういう事態になつて参り……

第5回国会 地方行政委員会 第40号(1949/10/19、24期、日本社会党)

○門司委員 私はこの前の委員会に出ておりませんでしたので、多少問題が前後するかもしれませんが、財政当局と両方にあわせて少しお聞きしておきたいと思うのであります。その内容はすでに前の委員会にも申し上げましたように、今の川本君のお話にもありました通り、地方の教育状態というものは、文部当局がお考えになつておるような国家予算のみに拘泥して地方の教育というものをまつたく無視したお考えでおやりになつておることについては、非常にきゆうくつな思いを実はいたしておるのであります。財政関係からああいう通達が出ませんでも、地方におきましては、この定員定額については、かなり大きな支障を来しておるようであります。一つの……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 観光事業振興方策樹立特別委員会 第9号(1949/11/28、24期、日本社会党)

○門司委員 私は日本社会党を代表いいたしまして、反対の意思表示をするのであります。  理由はすでに委員会その他等でいろいろ申し上げました通り、第一の理由としましてわれわれが最も重要視しなければならないのは、こり法案の中にありまする地方税の半減の問題であります。御承知のように今日の地方財政はきわめて逼迫いたしておりまして、すでに町村財政は、破綻を来たしておるといつても決して過言ではない事情に置かれておりますとき、ことさらにこのホテル策を営む者に対して地方税を半減されるということは、きわめて遺憾でありますとともに、地方財政法の二条の二項には、はつきり「国は、地方財政の自主的な且つ健全な運営を助長す……

第6回国会 地方行政委員会 第2号(1949/11/02、24期、日本社会党)

○門司委員 ごく簡單でありますが、事態はきわめて複雑なものがあると思いますので、一応お聞きしておきたいと思います。  それは鳥取県の沿岸といわず、おそらく日本の各地の沿岸で行われておることと思うのでありますが、最近爆薬いわゆるダイナマイトでありますが、これらを使用して漁獲をするものが瀕瀕とふえておりますので、こういう状態でありますと、沿岸の魚族はまつたく死滅しなければならない状態に立入ると思います。従つて沿岸の漁業を営んでおりますものの一大驚異となつて今日現われておりますが、これらに対する当局の取締りあるいは方針があれば、この機会にお聞かせ願いたいと思います。

第6回国会 地方行政委員会 第5号(1949/11/17、24期、日本社会党)

○門司委員 きわめて事務的なものだけを一応聞いておきたいと思いますが、ただいまの川西君からお聞きになりました問題については、今の鈴木政府委員の意見と、全然われわれは反対の意見を持つているのであります。それは先ほどからもお話がありました通り、單に理事者の事務的の都合、あるいは議員の私的の都合によつて、最近非常に都道府県の問題の多い時期に、これが回数を減らされるということは、まつたく時代に対する一つの逆行であると、われわれは考えるよりほかに考え方はないのであります。従つてわれわれといたしましては、従前の法律通りでいいというように一応考えております。答弁は聞きましたので、一応その点の押問答は避けたい……

第6回国会 地方行政委員会 第6号(1949/11/18、24期、日本社会党)

○門司委員 幸いに国務大臣がおいでになつておりますので、ちよつとごく簡單にお聞きしたい。それは国会が開会されておりますと同時に、政府はしばしば警察法の欠陥その他の研究をされて、警察法を何らかの形で改正するというような意見のあるような、ないようなことがしばしば新聞紙に伝えられておりますが、一体政府の意図はほんとうに現在の警察法について改正される御意思があるかどうかということだけを、率直にひとつお答え願いたい。
【次の発言】 ちよつと政府委員にお聞きしておきたいと思いますが、明日の委員会に大臣はおいでになる予定でございますか。
【次の発言】 新聞をたてにとるわけではございませんが、新聞には何かほか……

第6回国会 地方行政委員会 第7号(1949/11/19、24期、日本社会党)

○門司委員 大体各委員から私の聞こうとするところも、お聞きになつておりますので、あまりお聞きするところも少いだろうと思います。この法律を所管されるのは、一体どの大臣であるかということであります。私がなぜそういうことを聞くかと申しますと、今鈴木さんがいろいろ御答弁になつているので、あるいは木村大臣の所管かと思うのでありますが、内閣の総理庁の中には三人の大臣がおられまして、地方自治体のことについて、いろいろ分掌されておるようになつている。ことに内閣の審議会の中に行政制度審議会があつて、地方自治体に関係することを審議いたしおるようにわれわれは見ておるのであります。その例といたしましては、港湾法の前提……

第6回国会 地方行政委員会 第8号(1949/11/22、24期、日本社会党)

○門司委員 私はこの前の委員会でお聞きしておいたのでありますが、要領を得ませんので、幸い大臣もおいでになつておりますので質問しておきたいのであります。それはこの委員会議ができますと、これと本多国務大臣の所管になつております行政制度審議会との関係であります。これは同じような仕事をしておるものではないかと私は考えておる。それとさらに、自治庁にあります自治委員会というように、今度大きな機関が三つできることになると思いますが、これの事務的な関連はどういうふうになるのか。なお突き進んで聞きますならば、この組織ができたら内閣審議会というものはおやめになるのか、これをまず先にお伺いしておきたいと思います。

第6回国会 地方行政委員会 第9号(1949/11/24、24期、日本社会党)

○門司委員 私はごく簡単に伺います。この九十億の算定の基礎は、ただ漫然とおきめになつたのか、あるいは各都道府県の財政の收入に対する、当初予算との欠陷の見込数は出ているはずですから、それを基礎にして九十億をお出しになつたのか、その点をひとつ明確にして置いていただきたい。
【次の発言】 それなんですが、当初きまつておつた八百二十二億というのも、実は基礎は非常にあやしいのです。当初から八百二十億にきめるということは、大体間違つている物の考え方で、法律に基いた額だけを支給するという考え方は正しい考え方である。そこで八百二十億が最初からよかつた、それが正しいのだという解釈のもとにお話をされることは、不可……

第6回国会 地方行政委員会 第10号(1949/11/25、24期、日本社会党)

○門司委員 これは前に聞いておりますので、重複して御迷惑かと思いますが、幸い郡さんがお見えになつておりますので、一応お聞きしておきたいと思います。  内閣に、ことに自治庁の中にさきに例の自治委員会があり、あるいは内閣の中にもこれは総理大臣の法律的の根拠のない一つの諮問機関ではありますが、行政審議会というものがあつて、いろいろこういうものを審議されているのであり、これと非常に重複するような形を示しているのでありますが、こういう強力な委員会ができました場合におきましては、内閣の行政審議会は国全体のことを考えておりますので、多少意味は違うかと思いますが、そういうものの整理をされるというようなお考えが……

第6回国会 地方行政委員会 第11号(1949/11/26、24期、日本社会党)

○門司委員 この法案に関しましては、大体質問その他で立案された趣旨もわかつて参つたのでありますが、ただ非常に遺憾に考えておりまする点は、先ほど野村委員からもお話のありました通り、その内容がきわめて貧弱である。しかも法案の示しまする使命はきわめて重大であつて、また時間的にも非常に短い時間に処置が行われなければならないというような、地方自治行政の上にきわめて重要な役割を演ずる法案であるにもかかわらず、その内容が非常に貧弱であつて、とうていこの法案の実施は困難かと、われわれは考えておるのであります。しかし一方またこの会議の設置されることによつて、政府当局の答弁によりまするならば、内閣にありまする、た……

第6回国会 地方行政委員会 第12号(1949/11/28、24期、日本社会党)

○門司委員 この前よく調べてないというようなお話があつたのでありますが、起債認可についてのことであります。起債の認可の中で、特に砂防費に関係した起債の認可が非常に少くて、当初計画が行われなかつた率が一番多いように聞いておるのですが、そうした理由がどこにあつたかということを、こまかい話でありますが、特にそれだけが目立つように考えられますので、お伺いいたします。
【次の発言】 本案に対しまして、日本社会党といたしましては、反対の意思表示をしたいと思うのであります。理由といたしましては、そもそもこの法案が最初通常国会にこれと同じ意味の配付税に関します減額の案が出て参りましたときに、私どもは強力に反対……

第6回国会 地方行政委員会 第13号(1949/11/29、24期、日本社会党)

○門司委員 簡單に申し上げたいと思います。本案が戰災都市の財政の一助になるということにつきましては、異存はないのであります。ただ先ほどからの質問の内容にもありましたように、往々にしてこれが目的が示されないで、しかもそれが他によくわからないで、ただ何か地方の公共団体がいたずらに富くじをやるというような感じを與えるということは、やはり社会的の影響もわれわれは考えなければならないと思いますので、でき得るだけ今回の抽選券はこういう目的に使うのだというようなことが、あらかじめ地方の住民に了解が得られ、地方の住民の協力を得る形において行われるようにしていただきますならば非常に幸いだと思います。一例を上げて……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 災害地対策特別委員会 第2号(1950/03/13、24期、日本社会党)

○門司委員 この機会にちよつとお聞きしたいと思うのは、建設省関係でありますが、今度の新しいシヤウプ勧告によつて、災害に対しては全額国庫によつてこれを復旧するという形を一応打ち出しておりまするが、その場合政府の考えておりますことは、一箇所三十万円以上のものに対しては、現地の公共団体がこれを負担するということになつておると考えております。もしこうなりますると、一箇所三十万円であることのために、ごく貧弱な町村において数箇所もこういう場所が出て参りますると、とうていその負担に耐え切れないで、従つて正面だけは、災害復旧に対しては国庫が全額補助するという、きわめて都合のいい、りつぱなことになつておりますけ……

第7回国会 災害地対策特別委員会 第6号(1950/04/22、24期、日本社会党)

○門司委員 熱海だけではないのでありますが、特に温泉地帯といいますか日本のこういう地帯は、山に囲まれておつて、水利の非常に悪いところが多いのであります。熱海もおそらくそうじやなかつたかと思います。かつて鬼怒川が非常に焼けたことがございますけれども、あの当時私はそこにおつたのでございますが、鬼怒川の下には大きな川があつてたくさん水が流れておるが、実際に焼け始めると、鬼怒川という温泉を全部と言つていいくらい焼いて、さらに一週間後に、たつた一つ残つておつた旅館も焼いてしまつて、全滅をしたこともあつたのであります。その場合考えられますのは、いずれにいたしましても地理的に段が非常に多い、谷の間のようなと……

第7回国会 地方行政委員会 第2号(1950/01/28、24期、日本社会党)

○門司委員 すでに床次委員から、大体私の聞かんとするところはほとんど盡されておりますので、きわめて私は漠然としたことをお聞きしておきたいと思います。  第一に、本多国務相にお聞きしておきたいと思いますことは、本多国務相は今年一月に、九州の対馬に視察においでになりました。そのときのお話の中に、佐賀県と長崎県との合併の問題に触れられておつたのであります。これは今の日本の情勢から都道府県を道州制に改めるという意見は、相当有力であると思うのであります。従つて政府がこの意見に基いて、どういう構想がどの程度まで進んでおるかということを、一応お聞きしておきたいと思うのであります。府県の廃合はもとよりわれわれ……

第7回国会 地方行政委員会 第3号(1950/02/04、24期、日本社会党)

○門司委員 ただいまの説明で大体の趣旨はわかつたのでありますが、その際に非常にむずかしいと思いますことは、国政事務と市町村の固有事務との限界をどこに線を引かれるかということであります。これが明確になつて参りませんと、先ほどの説明によりますると、いずれも町村の考えておりますることと、それから政府が総予算の中に考えておりますることと違いが出て来て、従来というよりも、本年度の配付税のような形が必ず示されて来るように、われわれにはえられます。従つて政府はこの国家事務と地方の事務との限界を定められる具体的の案があるかどうかということであります。これはおそらく平衡交付金の最も重要な基礎になると考えるのであ……

第7回国会 地方行政委員会 第6号(1950/02/25、24期、日本社会党)

○門司委員 当局がおいでになれば、当局に聞きたいのですけれども、委員長にちよつとお伺いしておきたいと思いますことは、これらの問題が根本的に批判されますのは、次に来る地方税法の大きな改正の際に行われると考えております。その際にまたもちろん批判すべきであると思います。現在の立場でこれをこういうふうに直してしまいまして、この次の大きな地方税の改正の場合に、支障があるとはいえないだろうか、あるいはすでにこの部分は改正しておるのであるというようなことで、この問題が取上げられないという危險性がありはしないかと、われわれは考えるのでありますが、この点についての委員長の御意見は……。

第7回国会 地方行政委員会 第7号(1950/03/06、24期、日本社会党)

○門司委員 私の当初にお聞きしておきたいと思いますことは、お聞きするというよりも当局に強く要望しておきたいと思いますことは、この法律案が非常に遅れておりますので、私ども直接審議をしなければならない委員にとりましては、この問題に対する政府の当局との交渉の過程、並びに実際の問題についてしばしばお伺いしたかつたのでありますが、それらの機会がきわめて少うございまして、本日やつと正式に法案の提出を見ない前に、一応の意見を承りまして、われわれのこれに対する心構えだけでも進めて行きたいというような考え方のもとに、ここに委員会は開かれておるのでありますが、この問題について、私は先日――詳しく申しますならば今月……

第7回国会 地方行政委員会 第9号(1950/03/13、24期、日本社会党)

○門司委員 私はきようは、実はごく簡單に意見だけをお伺いしておきまして、その他のことはいずれ法案が出まして、その間の審議の過程の上において御質問申し上げたいと思います。物価庁に一応聞いておきたいと思いますことは、今度の地方税法の改正に対する物価庁の意見であります。どういうお考えをお持ちになつておるかということであります。私がこういう質問を申しますのは、従来の税金は、たとえば事業税にいたしましても、これは收益税でありまして、赤字その他の收益のないところには、大体税金がかからないことになつておつた。今度の固定資産税はそういうものを度外視いたしまして、遊休の施設であるとか、あるいは工場の経営内容のい……

第7回国会 地方行政委員会 第10号(1950/03/25、24期、日本社会党)

○門司委員 ついででございますので、ちよつと本多国務大臣の御所見をお伺いいたしておきたいと思いまするが、二、三日前の新聞を見ますと、大臣は四月初旬あるいは四月の中旬に渡米されるようなことが散見されるのでありますが、こういうことが事実であるかどうかということであります。私がこういうことをお聞きいたしまするのは、地方税法、さらには残されておりまする平衡交付金法案もまだ出ておりません。その他地方税法関係につきましても、きわめて重要な法案が山積いたしておりまして、まだこの法案の審議にも入らない事前において、四月の初旬あるいは中旬に渡米されることにつきまては、われわれ法案を審議いたします者として、きわめ……

第7回国会 地方行政委員会 第11号(1950/03/29、24期、日本社会党)

○門司委員 大体塚田委員、藤田委員から質問がすでにあつたので、聞く必要もないかと思いますが、さつき次長のお話では、もし法案が通らなければ、またこれを修正するというような、何といいますか、きわめて見識のないお話であつたのでありまするが、少くとも地方の公共団体は、そうした政府の処置がもし講ぜられて参ることになりますと、非常に大きな混乱を来すのではないかということが考えられる。現在の地方の公共団体の予算の組み方の状況を見てみますと、まちまちであります。新税法が大体通るであろうということで、新税法の税額を財源として組んだ都市もありまするし、また政府からおそらく通牒があつたと思いまするが、そういうことは……

第7回国会 地方行政委員会 第12号(1950/03/30、24期、日本社会党)

○門司委員 私はきわめて簡単率直にこの法案の審議の参考資料と言いまするか、そういう意味から、一応経済閣僚の意見をお聞きしておきたいと思うのであります。私が聞かんといたしまするものは、今度の税法が従来の税法と非常にかわつております。ことに大きくかわつておりまする面は、地方税法の中の附加価値税の問題、あるいは固定資産税というようなすべてこうした新しい角度のもとにとられます税金が、従来の方針とまつたくかわつて参りまして、外形標準によつてこれがきめられるということに相なつて参つておるのでありまして、今回の税制改革は、単なる税率の改革あるいは税種目の改革ではないのであります。根本から税の問題に対する考え……

第7回国会 地方行政委員会 第14号(1950/04/01、24期、日本社会党)

○門司委員 税の総額に触れるわけではありませんが、私はこの資料についてもう少し正確な正直な――と申しますのは、この数字が違つているというわけではありませんが、まじめにお考え願いたいと思うのであります。たとえば附加価値税の問題にいたしましても、一応これを流通税と考えますれば、従来の取引高税とも関連があるように考えられるのでありますが、あの場合の取引高税というのは消費者の負担であつて、今度の外形標準によつてきめた税とは根本的に建前が違つておるのであります。従いまして今度の税金の形は、流通税と收益税と合算されたような建方であるから、この二つをだだちに附加価値税の対象として比較対照してみるということは……

第7回国会 地方行政委員会 第17号(1950/04/05、24期、日本社会党)

○門司委員 簡單に要点だけをきようはお聞きして、また次の機会にお尋ねしたいと思いますが、この資料の中の国民負担比較表中に、強制寄付として四百億が見込んであるが、そのうちの三百億が大体今度の税の中に吸収されておるというような意味で書かれておると思うのでありますが、政府はこの点について従来の寄付金の四分の一しかとらないという確信がおありになるかどうかということであります。もしこの確信がなかつたとすれば、この国民負担の比較表というものは全然役に立たないことになつて、国民の負担はそれだけふえるということでありますが、この点はどういうお見込みであるのか、またどういう処置をされるおつもりであるか、この点を……

第7回国会 地方行政委員会 第18号(1950/04/07、24期、日本社会党)

○門司委員 ごく簡單に二、三の点だけを聞いておきたいと思います。第三條の許可基準の中の二項に、「他の法令の規定に違反して罰金の刑に処せられ、その情状が質屋として不適当な者」、こういうことになつております。「その情状が質屋として不適当な者」という文句を使つておりますが、その他の法令の規定ということになりますと、非常にたくさんの規定が日本にはありますので、大体どの範囲をお指しになつておるのか、一応この機会に承つておきたいと思うのであります。それから次には第七條に、公安委員会の定める規定によるということになつておりますが、現在のわが国の地方行政というものの中に、この公安委員だけで、こういう一つの基準……

第7回国会 地方行政委員会 第19号(1950/04/09、24期、日本社会党)

○門司委員 それでは簡單にお聞きしておきたいと思いますが、あとで大蔵大臣によく聞きたい点であります。先ほどちよつと床次君からもお話がありましたが、平衡交付金と今度の税制改革との関係でございます。これはわれわれ非常にわからないのでございまして、今度の平衡交付金法は一応地方の財政がわからなければ定められないはずになつている。ところがいまだ地方税法がはつきりせず、見通上もはつきりしないうちに、本予算の中で平衡交付金が組まれておる。一体これはどういう根拠で組まれたかということについては、大蔵大臣によくお尋ねしたいと思うのでありますが、そうしたことはわれわれから考えて、きわめて無謀な行き方だと思いますの……

第7回国会 地方行政委員会 第20号(1950/04/13、24期、日本社会党)

○門司委員 本案はただいま野村委員からも申し上げましたように、現行法から見ますならば、進歩的な案であるということが一応言えるかと思いますが、本案立法の趣旨が、政府当局の提案理由によりますならば、必ずしも業者を本意とした立法の精神ではないように見受けられるのであります。その内容といたしておりますものは、犯罪に対する捜査あるいはそのほかの便宜のために、特に本法案を改正するの必要があるかのようなことが明記されておるのでございます。申し上げるまでもなく、憲法で定められた国民の自由な営業でありますために、営業主を保護し、あるいは営業をなす者の便宜をはかることが、そもそもの立法の趣旨でなければならないと考……

第7回国会 地方行政委員会 第21号(1950/04/14、24期、日本社会党)

○門司委員 岡本委員長は警察法の政令当時から、さらに警察法に付随した各般の法律の制定の際の参議院の委員長であられましたし、また現在も委員長でございますので、警察法のいきさつは十分御承知だと思いますので、くどくは聞かないつもりでございますが、ただこういう法自体をお出しにならなければならなかつた、何らかの要素があつたかどうかということであります。私どもは警察法の制定当時に、地方の警察が、自治警察が使用するものを自治警察に無償で与える。その際国家地方警察が使用する分は、まず国家地方警察に優先権を与えたかのような感じがあつたのでありますが、その国家地方警察が使用するということだけでありまして、優先権を……

第7回国会 地方行政委員会 第22号(1950/04/15、24期、日本社会党)

○門司委員 ちようど総裁がおいでになつておりますので、一応御意見だけ承つておきたいと思いますが、この法案は新しい、ことに附加価値税のごときは新しい法案でありまして手続その他が非常にめんどうでございますので、おそらくこれの周知徹底には相当な時間を必要とすると、私は考えております。しかるに、この法案がただちに二十五年度から施行されるということになつて参りますと、そこへ納めます者のほんとうの理解と納得と、この法案すべてに精通した上でなければ、なかなかそういう事態が困難だと考えております。従つて法に定められておりまする通りの、先ほど生田委員も申し上げられました通り、非常に苛酷な罰則が設けられておるので……

第7回国会 地方行政委員会 第24号(1950/04/17、24期、日本社会党)

○門司委員 あとで詳細ことは聞くといたしまして、大体のことをお聞きしておきたいと思いますことは、遊興飲食税の、百十五條にあります「芸者その他これに類する者の花代」と書いてありますが、この「類する者」というのは、おわかりらば一応御説明願いたい。そういうことを聞きますのは、この遊興飲食税というものの取扱いが非常にむずかしいのでありますけれども、遊興をどこまで遊興とみすか、あるいは飲食をどの範囲まで飲食と見るかということであります。飲食に附随して酒の酌をするよう女の子がはべるというようのを遊興飲食とみすという定義だと思いますが、もしこの場合の限界が御説明できますればお伺いいたしたい。同時に遊興飲食の……

第7回国会 地方行政委員会 第25号(1950/04/18、24期、日本社会党)

○門司委員 條文にとらわれないで、一応お聞きしておきたいと思いますことは、この税の徴收の方法でありますが、これを前年度の所得税に求められたということは、非常に税の徴收が困難であるということが一応言えるのであります。それは、前年度に收入がありましても、翌年度には必ずしも收入がない人がたくさんあると考えられる。それから同時に、現在のように非常に移動の多いときでありますると、かなり多くの徴收不能になる居住の変更者があるということを一応考えなければならない。こういう点で、前年度の所得税を標準とすることは、私は非常に徴税の面で困難が出て來ると考えておりまするが、この点に対しての当局のお考えと、同時に前年……

第7回国会 地方行政委員会 第26号(1950/04/19、24期、日本社会党)

○門司委員 きようはごく簡単に概論だけお聞きしておきたいと思います。まず最初にお聞きしておきたいと思いますことは、この税法の三百四十二條の固定費産の定義についての問題であります。その第三項に「家屋」と書いてありまするが、その家屋の範囲を一応御説明願いたいと思います。
【次の発言】 定義が書いてあるといつておりますが、これでわからぬから私は聞いておるのです。あなたは一体その家屋はわかりますか。その下に「住家」と書いてある。「住家」と「家屋」とどこが違うか。
【次の発言】 もちろん家屋台帳でありますが、家屋台帳の中には御存じのように住家は当然入つていうこと。店舗もりつぱな家屋でありますし、ただ構造……

第7回国会 地方行政委員会 第27号(1950/04/20、24期、日本社会党)

○門司委員 ただいま委員長の発言されました各委員は、過ぐる委員会において合同審査の際に、いずれも発言の通告をいたしておつた諸君であります。しかるに、その委員会におきましては、時間の関係からこれを延ばすことに一応なつておつたのでありまするが、しかし合同審査委員会を再度開くことが時間的に困難でありましたことのために、本委員会において委員外発言によつてその質問を継続していただくということが、大体約束されておつたはずであります。従いまして、この委員会で発言を許されることが至当だと考えまするし、同時にまたその発言の要旨並びに発言に際しましては、これは各党を含めた各種委員会からの申込みであります。従つて今……

第7回国会 地方行政委員会 第28号(1950/04/24、24期、日本社会党)

○門司委員 私のだけかもしれないが、印刷が非常に不明瞭な点があるのです。大体字句は今までの法律を見ると一応解釈はできるのでありますが、第一條の三行目の「交付金という」という字句でありますが、「一部を都道府県」、それから先ちよつと字がわからないのでありますが、都道府県市町村という、これだけの文字ですか。
【次の発言】 これはこの前の税法のときにもそう考えられたのでありますが、従来法の取扱いの上におきましては、こういう場合には地方公共団体という文字が大体使われてあつたはずであカます。また事実上地方公共団体であるとわれわれは解釈するのでありますが、今回に限つてというか、この前の税法のときにも、さつき……

第7回国会 地方行政委員会 第29号(1950/04/25、24期、日本社会党)

○門司委員 私はこの地方財政平衡交付金の一部概算払いをいたしまする法案について、賛成の意見を申し述べたいと思うのであります。しかしながら私どもがこの法案に対する賛成をする意見のもとは、何も政府に好意的に賛成をするのではないのであります。その点は特に政府におきましては考えていただきたいと思うのであります。地方税法にいたしましても、これに関運を持つておりまする地方財政平衡交付金法案にいたしましても、今国会当初において私は立案せられたことだと考えているのであります。しかるにその地方財政平衡交付金の法案が、いまだに提出されないというのは、どこに一体その原因があるかということであります。さきの地方財政法……

第7回国会 地方行政委員会 第30号(1950/04/27、24期、日本社会党)

○門司委員 質問に入る前にただしておきたいと思いますが、法律案を読みますと、プリントされた方の附則の七項には「昭和二十五年に限り、第十三條第一項中「この法律」とあるのは「この規則」と読み替えるものとする。」と書いてありますが、これはガリ版の方が正しいと思いますが、これは間違いですね。
【次の発言】 大臣はいつごろ出て来ます。
【次の発言】 大臣がおいでになりましたら、大臣にまたあとでお伺いいたします。  それでは事務的のこまかいことを少しお聞きしておきたいと思いますが、四條の二号でありますが、これはこの法律案の中で一番めんどうな問題だというように考えられるのであります。これはちようど地方財政委……

第7回国会 地方行政委員会 第33号(1950/04/30、24期、日本社会党)

○門司委員 この機会にひとつ大臣に聞いておきたいと思いますことは、大臣の説明の中に地方税制を改正するにあたつて、その試みという言葉をお使いになつておるようでございますが、地方税の改正と同時に平衡交付金は單に政府は試みというような言葉でお出しになつておるのか、はつきり確信のある態度でお出しになつているのか、その点をもう一応伺つておきたい。
【次の発言】 大体大臣の御答弁はそうだと思いますが、そういたしますと、先ほどから議論になつておる点は、実は皆同じような考え方を持つておるのでありまして、この法律の中には規則で定めるものが非常にたくさん出て来ておりますし、ことにきのうの塚田さんの御質問、さらに今……

第7回国会 地方行政委員会 第35号(1950/05/02、24期、日本社会党)

○門司委員 ごく簡単に伺いたいのですが、選挙費用の問題はいろいろの問題を起すと思うのですが、昨年の衆議院の選挙の際には国の出した七億七千万円というのが非常に不足をして、全国で約一億八千万円ばかわ不足が出ました。それがために、市町村に非常な迷惑をかけて決済がなかなかつかなかつたような例があつたのでありますが、この点については今度こういう基準がはつきりきめられまして、この基準が高いとか、安いとかということは別問題といたしまして、基準がはつきりきめられました以上は、そういう市町村に間違いがないようにおやりになられる御確信があるかどうか伺いたい。

第7回国会 地方行政委員会 第36号(1950/06/15、24期、日本社会党)

○門司委員 さつき委員長より、臨時国会はそう遠くないうちに開かれる、従つて会期は非常に短いようだというお話がありましたが、委員長は大体いつごろ開かれて、会期はどのくらいであるかということがおわかりでしたら、考えだけでもけつこうですから……。
【次の発言】 今の池田君との質問のやりとりでありますが、委員長にちよつと聞いておきたいと思います。きようの警察の問題に関しまして、せつかく開かれております委員会に治安閣僚の方が一人もおいでになつておりません。従つてこれを聞いてみましても、政府の所信と申しましても、われわれの質問は的はずれの形に終らざるを得ない。警視庁のことを聞けば国警本部は知らぬと言うし、……

第7回国会 地方行政委員会 第37号(1950/07/10、24期、日本社会党)

○門司委員 すでに藤田君から、私の考えておることは一応聞かれましたが、しかし委員長の答弁が非常にあいまいというほどではありませんが、はつきりしておりませんので、もう一度聞き返しておきたいと思います。この税法の審議が非常に重要であることは、皆さん御承知の通りであります。さらに先ほど大臣のごあいさつの中に、地方税法の成立を見なかつたことのために、地方は非常に困つておる。従つてこの税法をやはりすみやかに処置をしていただきたいというようなごあいさつがあつたように私聞いておるのでありますが、前回の国会においてこの法案の審議に当りました私どもといたしまして、非常に遺憾なことではございますが、約半分に近い條……

第7回国会 地方行政委員会 第38号(1950/07/11、24期、日本社会党)

○門司委員 ちよつと先にお断りしておきたいと思いますが、法務総裁が参りましてから一括してというような委員長のお話でございましたが、海上保安庁の所管は御存じのように運輸大臣になつておりまして、従つて海上保安庁の問題については――大橋さんは、全体の日本の治安関係のことについては一応お考えをお持ちになつていると思いますが、海上保安庁の所管は当然運輸大臣に属しておりますので、そういう立場から一応お聞きしたいと思います。  今大体事務的の処置に対する説明が主でありまして、実際八千名の増員をしなければならないという具体的の説明はなかつたようであります。ただごく簡単に諸般の情勢がというようなお話でございまし……


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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 地方行政委員会 第2号(1950/07/14、24期、日本社会党)

○門司委員 最初に大臣の御意見を伺つておきたいと思いますことは、大臣の持つておられます地方財政の確立についての御意見であります。これは私がなぜそういうことをお聞きするかといいますと、国家財政と地方財政との関係につきまして、大臣はひとつ率直にその間の事情をお話願いたいと思うのであります。念のために断つておきますが、従来地方財政の問題で各大臣に質問をいたしますると、一応自分は地方財政を担当する大臣ではある、とともに国の大臣であることにも間違いがないのである、従つて国家予算を審議するときに、十分地方財政に関しても意見は述べるが、しかし国家財政がいかんともしがたい場合には、主管大臣としては十分の奮闘を……

第8回国会 地方行政委員会 第4号(1950/07/16、24期、日本社会党)

○門司委員 今の河原議員の意見一応もつとものようには聞えるのでありますが、政府答弁の内容その他については多少違いますし、また質問をする者もおのおの個人の意見を持つておりますので、他の議員の質問にお答えになつたことが必ず妥当適切であつてこれが絶対に、それでいいというわけには私は参らぬと思います。私が承知いたしましても、隣の人がその答弁では承知ができないという場合には、やはり同じことを聞き返すので、従つてその場合に前と同じようなことだというような御答弁で、突つぱなされるということになりますと、何度でもそれを繰返すことになり、かえつて議事の妨害になりますので、できるだけ簡明に御答弁を願うことは自由で……

第8回国会 地方行政委員会 第5号(1950/07/17、24期、日本社会党)

○門司委員 本日の連合審査会に水産委員会を加えることでありますが、本日の連合審査会にこれを加えることには異議ありませんが、事実上の問題としてそれが行われるかどうかということについて、もう少し……
【次の発言】 今の委員長のお言葉でありますが、すでに発言の申込者が、水産委員会を除いた、農林と、大蔵と、通商ですか、これを加えましたものだけでも十数名に上つておりまして、午前中にまだわずかに一名しか実際問題としては発言が終つておらない。こういうような場合に、私どもは合同審査会に水産委員会を加えることには毛頭異議はありませんが、実際上の問題として本日それが行われるかどうかということについては相当疑問、と……

第8回国会 地方行政委員会 第6号(1950/07/18、24期、日本社会党)

○門司委員 大体藤田君から聞かれておると思いますので、重複した点だけはぜひ避けたいと思います。直接今度の地方税の問題に関連のあるものだけにとどめて一応御意見を伺つておきたいと思います。  第一に伺つておきたいと思いますことは附加価値税の問題でありますが、この前の委員会で大蔵大臣は、附加価値税の本質というものが、流通税と收益税の大体中間のように考えてもらいたいという御答弁であつたのでありますが、今回の岡野大臣の意見を聞きますると、大体これは流通税であるということを、ほとんど明確に申されておりまする。こうなつて参りますと、必然的に物価の値上りをしないわけには行かない、いわゆる他に転嫁することの十分……

第8回国会 地方行政委員会 第7号(1950/07/19、24期、日本社会党)

○門司委員 これはあとで審議する上において非常に参考になると思いますので、一応聞いておきたいと思うのでありますが、大臣にちよつとお聞きしておきたいと思いまするのは、市町村民税の意義であります。私がこういうことを聞きまするのは、今までのいわゆる県民税、市民税の徴收の方法と非常に異なつております。それは従来の県民税、市民税というものは、当然法人が含まれておりましたし、それから個人の場合におきましても、單に均等割と所得割でなくして、その中には資産割が当然入つておつた。今度はそういうものが大体除かれておりますので、今度の市町村民税の意義というものに、多少の疑義を持つて来たのであります。それはなぜかと申……

第8回国会 地方行政委員会 第8号(1950/07/20、24期、日本社会党)

○門司委員 最初にお聞きしておきたいと思いますことは、大臣にお聞きした方がよいと思いますが、一応次長の意見を聞いておきたいと思います。これは何も市町村民税に限つたことではありませんが、特にこの方でお聞きしたいと思いますことは、この前の第七国会で、公聽会に大体二十七人ばかりおいでを願いまして、三日間の公聽会を開き、さらに各方面からの陳情その他が非常にたくさん参つておつたのであります。ことに問題にしなければならないと思いますことは、農林であるとか、あるいは水産関係であるとか、あるいは運輸関係であるという本院の各委員会からの意見が、相当強く文書によつて参つておつたのは御承知の通りであります。ところが……

第8回国会 地方行政委員会 第9号(1950/07/21、24期、日本社会党)

○門司委員 私は総理大臣にお伺いをしておきたいと思いまするのは、今度の税制改正に対する、ことに地方税の改正に対して、これに現われておりまする一つの意図であると考えるのでありまするが、この税法をこのまま施行して参りますと、地方の公共団体の境界の変更をしなければ満足に運営のできない形に相なると考えておりまするが、総理大臣は所管されておりまする地方行政調査委員会議の主管大臣といたしまして、現在の都道府県のあるいは市町村の境界に対してこれに変更を加える意思があるかどうかということであります。
【次の発言】 一向わからぬですが、御存じなければ御存じないでよいのです。その次にお伺いしておきたいと思いますこ……

第8回国会 地方行政委員会 第10号(1950/07/22、24期、日本社会党)

○門司委員 最初に伺つておきたいのは、昨日立花君からも聞かれたと思いますが、固定資産に関する調べの問題であります。この前の調査表と今度のこの調査表では少し数字が違つているようであります。ことに償却資産の面では、この前の調査によりますと一兆三千億という数字が出ておつたのでありますが、これが九千七百億だかに減つたようですが、これは一体どういう資産評価の関係で減つておるのですか。
【次の発言】 資産再評価法による基準だというお話でありますが、資産再評価法は八月三十一日が期限であつて、これは任意に算定というか、評価をするようなことに相なつておりますが、今日まで政府にどういうこれの統計が集まつているか、……

第8回国会 地方行政委員会 第11号(1950/07/24、24期、日本社会党)

○門司委員 従来は適当にやれておつたわけでありますが、小さな町村に参りますと、実際従来の代書という商売はできないということになる。これは今までは大体適当に行われておつたと思いますが、こういうふうに法律ではつきり定められて参りますと、行政書士でなければそういう業務ができない。報酬を得る目的でなければいいように解釈もできるのでありますが、実際上の問題としては、そういう行政書士のいない町村が、私はあると思いますが、これに対してはどういうふうにお考えになりますか。
【次の発言】 その点はよくわかるのであります。なお規定の中にも報酬を受けないで、報酬を目的としてやらなければ、だれでもできるような規定もあ……

第8回国会 地方行政委員会 第12号(1950/07/25、24期、日本社会党)

○門司委員 時間も迫つておりますので、きわめて簡単に聞いておきたいと思います。  今度の警察予備隊の性格について、法務総裁に御報告を願いたいと思います。こういう質問をいたしますのは、御承知のように、警察法によつて大体警察官の数字というものが限られておりまするし、その上にふやされて参りますこの警察予備隊が、まつたく警察官と同じ性格を持ち、警察としての任務は多少違うことがあるかもしれませんが、しかしこれは行政上の任務でありまして、何も法律上の任務にはならないと考えております。従つてまつたく警察官と同様なものであると解釈してもちつともさしつかえない。従つて法律で定められております十二万五千というもの……

第8回国会 地方行政委員会 第13号(1950/07/28、24期、日本社会党)

○門司委員 この前の委員会で大橋法務総裁に、今日政府が考えておりまするごく大綱だけでも、ひとつ資料を出してもらいたい。決定的のことでなくてもいいから大綱だけでもお考えになつていることを一応示していただきたいと、実は要求いたしておつたのでございまするが、まだ大橋さんもおいでになりません。私は官房長官に聞きまする前に、辻さんにちよつとお伺いいたしたいことがあるのであります。それは警察予備隊の問題が起つて参りまして、そうしてこれはもちろん先ほどのお話のように書簡によることであることは間違いはないと考えておりますが、日本の警察制度の上から考えてみますると、ほんとうにこういう予備隊の設備が必要であるかど……

第8回国会 地方行政委員会 第15号(1950/07/31、24期、日本社会党)

○門司委員 陳情書並びに請願の問題ですが、いつの場合でもこれが国会の一番終りにまわされて、そうして非常に一瀉千里に片づけられ、しかもその送付するものが、国会の審議の上にほとんど反映しないという形を大体とつているのです。従つて今度の国会には間に合いませんが、ひとつ委員長において次の国会からでも、請願が出たら、適宜それを間にはさんで親切に、やはりそういう議題をからんで請願を審査して行くということが、私はいいのではないかと思います。何でもかんでも一番終りになつて、議案がすべて片づいてしまつてただ内閣に一括して送付すればいいのだというような行き方は、親切ではないと思うが、ひとつこの次からそういうふうに……

第8回国会 地方行政委員会 第17号(1950/08/26、24期、日本社会党)

○門司委員 大臣にきわめて簡單なこと、事務的なことだけをお聞きしておきたいと思います。  今おいでになつておりまするシヤウプ博士が先日仙台かどこかで語られた言葉を新聞を通じてみますと、地方税は改正になつた、これは恒久的なものであるというような意思の発表が新聞を通じて伝えられておりますが、しかしわれわれから考えてみますと、この地方税はかなり大きな欠陷を持つておると同時に、いろいろ考えさせられることがあるのでありまして、ただちにこれを恒久的なものとしていいかどうかということについては、私どもはかなり異論を持つているわけであります。当局はこれを一体どういうふうにお考えになつておりますか、シヤウプ博士……

第8回国会 地方行政委員会 第18号(1950/09/11、24期、日本社会党)

○門司委員 大体川本君から言い盡されておると思いますが、自治体警察の配分の関係ですが、先ほどの御答弁をお伺いしますと、法律でということでございますが、しかし法律でかえることははつきりいたしておりますし、わかりきつたことでございますが、ただ問題になりますのは、法の四十條にその規定を示しておりますように、最近の官報によつて公示された人口が大体基準になつて、その配分がなされなければならないということは私は明瞭であると思います。そうすると、最近の官報の発表というのは、おそらく今度の十月一日の国勢調査で大体はつきりした基準が出て来ると思います。そうなりますと、必然的にこの配分は考えられなければならない段……

第8回国会 地方行政委員会 第19号(1950/09/12、24期、日本社会党)

○門司委員 一言きわめて簡單にお尋ねいたします。地方公務員法をこの次の国会にお出しになることになつておるように聞いておりますが、自治体公務員法の草案の過程は、どの程度になつておりますか。同時にこれが公共企業体労働組合との関係についての今までの経過を、きわめて簡單にお願いしたいということと、それからもう一つは、先ほど藤田君からもちよつと話がありましたが、当然地方公務員法ができて来ますならば、給與の関係が何らかの形で審議される機関が設けられなければならない。こういう地方公務員法に伴う労働法規その他との関係がどの程度に進んでおるか、もし草案等がございますならばそれをお示し願いたい。こういうように考え……

第8回国会 地方行政委員会 第20号(1950/10/10、24期、日本社会党)

○門司委員 私は、今両氏からよく聞かれておりますので、全体的には了承するのでありますが、ただ災害復旧の問題の、ものの考え方についてちよつとお伺いをしておきたいと思います。これは特に災害復旧だということをよく言いまして、そうして災害復旧費の全額あるいは半額というような、いろいろ議論はありますが、災害の復旧ということについては、單に復旧だけで済む場合と、それをはるかに越えた大きな施設をしなければ予防し得ない実体が、必ずこれにはついてまわつております。そこで、この場合に市町村の困りますものは、やはり災害の復旧は、前にあつた程度にこれを直す程度が、大体災害復旧費と考えられておるのか、あるいはこの場合の……

第8回国会 地方行政委員会 第21号(1950/10/11、24期、日本社会党)

○門司委員 これは斎藤さんの方に聞いた方がいいと思いますが、警視庁の方がおるそうですからちよつと伺います。各都市において交通整理を熱心にやつておることは十分了承はできます。ただ私どもがおかしく考えますのは、交通整理の場合は、必ず右を通れということになつておるが、一たび駅に入りますと、駅では依然として左側を通るようにすべての設備ができておつて、まだ解除されておらない。駅では左側を通れと書いてある。一体これをどうお考えになつておるか。これではいくら交通整理をされても、ある場合には右を通らなければならぬ、ある場合には左を通らなければならぬということになると、整理される方は迷惑するのですが、この点はど……

第8回国会 地方行政委員会 第23号(1950/11/14、24期、日本社会党)

○門司委員 今いろいろ大石さんとの間に応酬がありましたが、この場合私が聞いておきたいと思いますことは、実は神奈川県にもこういう問題があるのであります。御承知のように、横須賀市の問題で実は弱つておりますが、今の都市計画課長さんのお話では、都市計画に関する事項はむろん所管事項でありますから、その通りで私はいいと思います。しかし一つの都市の計画をする場合に商業地域あるいは工業地域あるいは住宅地域というものが設定される。それはあなた方の所管だが、その内容については一向わからぬというようなお話でありますが、これは法的に嚴密に言えばあるいはそういうことが字句の解釈上では言えるかと思いますが、もともと都市計……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 地方行政委員会 第1号(1950/11/24、24期、日本社会党)

○門司委員 この法案とは関係ありませんが、きようの新聞によりますと、地方財政に対してきわめて重要な記事が出ております。と申しますのは、補正予算の内容が発表されておるのでありますが、それによりますと、地方財政委員会が政府に勧告いたしました地方財政に関する案と、非常に大きな数字的な開きを持つておるように、われわれ考えられるのであります。もしこういうことになつて参りますと、今地方の公務員諸君が要求いたしておりますものと、さらに地方の自治体のおのおのの長から、所要額として要求されておりまする。  すなわち職員の昇給の問題、あるいは越冬資金の関係というような給與の関係に、非常な大きな影響を持つことと考え……

第9回国会 地方行政委員会 第2号(1950/11/25、24期、日本社会党)

○門司委員 きようは公務員法のことをあとにしまして、一応財政関係だけを聞いておきたいと思います。さらに大蔵大臣がお見えになりましてから、十分お聞きをしたいと思うのでありますが、さしあたり財政委員会に聞いておきたいと思いますことは、先ほどからの塚田君並びに床次君の質問で、大体われわれも様相ははつきりして参つたのでありますが、この機会にもう一つ聞いておきたいと思いますことは、地方の財政が非常に窮迫しておるということは、今お話の通りであると思いいす。そこで問題になりますのは、平衡交付金の問題も、非常に大きな問題に間違いございませんが、地方の要求といたしましては、大体起債のわくをもう少し広げてもらいた……

第9回国会 地方行政委員会 第3号(1950/11/26、24期、日本社会党)

○門司委員 先に山手君その他からいろいろ聞かれておりまするので、私は一つ二つお聞きしておきたいと思うのでありますが、それは自治庁が、平衡交付金について、地方が節約いたしまする約四十億を差引いて、残りの百三十四億くらいが至当だということで、地方財政委員会としてはこれを要求した。それに対して三十五億でいいという御答弁であり、さらに三十五億の算定の基礎の説明をさつき伺つたのでありますが、非常にあいまいでありまして、私どもそういう説明では納得がいかぬのであります。従つて私どもこれから少しこまかく数字をお聞きいたしますが、この数字が正しいかどうか大蔵省ははつきり御認識なさつておられるか。一応の御説明をこ……

第9回国会 地方行政委員会 第4号(1950/11/27、24期、日本社会党)

○門司委員 実は私は公務員法の審議のときに十分聞くつもりでありましたが、幸い神戸さんがおいでになつておりますので、この機会に聞いておきたいと思います。これはさつき立花君もちよつと触れたのでありますが、今度の地方公務員法を提出されましたのについての大臣の説明書を読んでみますと、その説明の中に最も重要視されておりまするのが、地方の制度がかわるであろう。従つてこれについて、十分今から備えておかなければならない、こういう意味であります。神戸さんにはつきりお聞きしたいと思いますることは、国務大臣が説明されておりまするものに、「さらに近く地方行政調査委員今会議の勧告に基き、地方公共団体の権能がいよいよ強化……

第9回国会 地方行政委員会 第5号(1950/11/28、24期、日本社会党)

○門司委員 休憩前に委員長にお願いいたしますが、実はきのう大臣の説明に対する質問をいたしました際に申し上げましたように、大臣はここに各方面とも折衝いたして参つたのでありますと、こうはつきり書いてあります。その各方面の折衝でありますが、おそらく労働省あるいは人事院、それから文部関係に御相談になつたと私は思うのでありますが、それは文部関係といたしましては、御存じのように教育公務員法の特例、さらに教育公務員の特例法の施行令というような法律が出ておりまして、教育公務員に対しましては、現在公務員としての一応の法律があるのであります。それから人事院関係といたしましては、おそらくいろいろ問題になつております……

第9回国会 地方行政委員会 第6号(1950/11/29、24期、日本社会党)

○門司委員 私は選挙に関しまして大橋法務総裁にお聞きをしておきたいと思うのであります。それは前回の委員会で、選挙管理委員会に対しまして、一応質問をいたしました。その質問の内容と同じでありますが、実は大阪府の茨木市の問題といたしまして、市会で一名の議員に対して、市会を侮辱しあるいは市会議員としての行動として、あまりおもしろくないことがあつたということが議題に取上げられまして、茨木の市会におきましては懲罰委員会を設置いたしまして、その懲罰委員会の決議に基いて、これが本会議に上程され、本会議におきましては成規の賛成者を得まして、遂に除名を決定いたしたのであります。ところがたまたま教育委員の選挙が行わ……

第9回国会 地方行政委員会 第8号(1950/12/04、24期、日本社会党)

○門司委員 財政の問題ですが、実は私大臣がおいでになつたらお聞きしようと思うのですが、きのうの例の予算委員会で、岡野国務大臣の発言は、きわめて重大なものがありまして、この委員会においても、あるいは予算委員会においても、昨日までは財政その他のことについては、自分は軍に財政委員会との間に入つて内閣とその間の調整をするのだ。閣議には出席はするが、しかしそれはどこまでも調整である。ことに予算委員会での答弁の中には、メツセンジヤーボーイみたいなものだというようなことまで、実は言われておるのでありますが、それでは閣議における地方財政の責任の所在は一体どこにあるか、どの大臣がこれを所管するのかと聞かれたとき……

第9回国会 地方行政委員会 第9号(1950/12/05、24期、日本社会党)

○門司委員 きのう大体二十三條までの質問をいたしておきましたので、きようは二十四條から末項までの総括的の各條にわたる私どもの質しておきたいことを一言聞いておきたいと考えているのであります。その前に同僚各位に御了解を得ておきたいと思いますることは、昨日の午前中は、ほとんど委員の出席がなくて、審議がはばまれております。従つて本日の審議に対しましては、委員長もそのつもりでおつていただきたい。と申しますのは、私に相当な時間を貸していただきたいということであります。私個人は出て参つておつたのでありまするが、與党の委員の出席がきわめて惡く、昨日は午前中の審議をサボつておつたのであります。私どもはこういうよ……

第9回国会 地方行政委員会 第10号(1950/12/06、24期、日本社会党)

○門司委員 ちよつと聞いておきたいのですが、この委員の任期が満了したときにこれを行われますか。それともこの法案が施行せられますと、ただちに現在の九人のものの二人がおやめになるということ一になるのですか。
【次の発言】 この法案を直接審議するにあたりまして、提案の理由の説明と、最も密接不可分な関係を持つておりまする選挙期日のことについて、委員長に一応御相談を申し上げたいと思うのであります。それは御承知のようにこの法案の説明の中に、「昭和二十六年四月に任期が満了すべき全国大多数の地方公共団体の議会の議員及び長の任期満了に因る選挙を予算編成の時期に行うことは適当でないので、その選挙の期日の特例を設け……

第9回国会 地方行政委員会 第11号(1950/12/07、24期、日本社会党)

○門司委員 実は今やつておりまする岐阜県の選挙に対する疑義でありまするが、選挙管理委員会の方に一応お聞きをしておきたいと思います。私の手元に届いておりまする報告書によりますと、知事の辞任の申出が十一月の二十一日であります。そうしてこれが県会が議決をいたしましたのは十一月の三十日になつております。選挙の告示は十一月の二十七日に行われております。公職選挙法の條文から言いますると、知事の選挙はやめてから五十日以内に行えばいいという規定になつております。それから地方自治法の規定からこれを考えて参りますると、長は自分がやめようと思う日の三十日前に、それを提示すれば、三十日後には自然発生的にやめられる。な……

第9回国会 地方行政委員会 第12号(1950/12/08、24期、日本社会党)

○門司委員 提案者といたしまして、地方公共団体の議員及び長の選挙期日等の臨時特例に関する法律案に対する修正案を朗読いたします。    地方公共団体の議員及び長の選挙期日等の臨時特例に関する法律案に対する修正案   地方公共団体の議員及び長の選挙期日等の臨時特例に関する法律案の一部を次のように修正する。   第二條第一項中「昭和二十六年五月二十日」を「昭和二十六年四月十六日」に改める。   第四條第一項中「第一條第一項の選挙における議員の候補者」を「第二條第一項の選挙における長の候補者」に、「第二條第一項の選挙における長の候補者」を「第一條第一項の選挙における議員の候補者」に改める。  これが本……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 運輸委員会 第31号(1951/05/25、24期、日本社会党)

○門司委員 この法案は重要な法案でありまして、今提案者との間に各条にわたつて質疑応答が行われたようでありますが、私にはこれの総括的の意思が十分にわかりませんので、これらを十分に聞きただす意味におきましても、運輸当局に御出席を願つて、そうしてこの鉄道払下げ全体に対する運輸当局の意見も十分に聞かないと、私どもには判断がいたしかねるのであります。従つて明日はぜひひとつ運輸当局の御出席を願うよう、このことだけを委員長にお願いいたしておきます。

第10回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第3号(1951/05/23、24期、日本社会党)

○門司委員 それでは社会党の試案を申し上げたいと思います。  列記いたしておりますが、大体方針といたしましては、選挙公営の徹底を期するために今度の選挙法を改正したい、こういう考え方を持つております。それについて考えたことを一通り申し上げたいと思います。  戸別訪問の禁止は、これは例の法百三十八條の但書を実は削除いたしたい、こういうふうに考えております。  それから次の項をいたしましては、連呼はこれを禁止したいと考えております。  それからその次には、立会演説は公営として、その回数を多くするということにぜひいたしたい。それは法の百五十二條であります。従つて各町内その他にありまする集会所、あるいは……

第10回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第4号(1951/05/25、24期、日本社会党)

○門司委員 二、三点聞いておきたいと思います。現行選挙法でも、これが完全に良心的に行われれば、私はそう悪い法律ではないと思います。選挙費用は限られた範囲を必ず各候補者が嚴守するという建前に立てば、選挙はきわめて自由に、公平にやつた方がいいと私は考える。ところが金がかかつたということは、お互いが選挙費用のわくというものを考えないで、自由の面だけを非常に強く出したことのために、今度のような選挙が行われたと私は考える。従つて問題になりますのは、一応参考に聞いておきたいと思いますことは、選挙運動費の制限がはつきりいたしておりまするが、この費用の制限を越えると思われるような費用の実際上の使い方をしておる……

第10回国会 地方行政委員会 第2号(1950/12/11、24期、日本社会党)

○門司委員 ただいま議題になつておりまする地方公共団体の議員及び長の選挙期日等の臨時特例に関する法律案に対して、日本社会党は修正案を提出いたすのであります。修正案の内容を一応朗読いたします。   地方公共団体の議員及び長の選挙期日等の臨時特例に関する法律案の一部を次のように修正する。   第二條第一項中「昭和三十六年五月二十日」を「昭和二十六年四月十六日」に改める。   第四條第一項中「第一條第一項の選挙における議員の候補者」を、第二條第一項の選挙における長の候補者」に、「第二條第一項の選挙における長の候補者」を「第一條第一項の選挙における議員の候補者」に改める。  以上が修正文の全文でござい……

第10回国会 地方行政委員会 第4号(1951/01/30、24期、日本社会党)

○門司委員 今の床次さんの質問に対する法務総裁の御意見では、でき得るならば今国会中に出したい、こういう御意見でありますが、地方の実情は今ちようど予算の編成期に入つております。従つて自治体警察に何らかの改正が加えられるということになりますと、先ほど床次さんの御意見のような心配が各自治体に出ておるのであります。そこで予算の編成をどうすればいいかということが、相当大きな全国的な問題になつておると私は考えておるのであります。従つて政府は、もしこれを改正される御意思があるなら、やはり早く発表していただくことが、地方の自治体の予算の編成の上においてきわめて適切な処置ではなかろうか、こうわれわれ考えるのであ……

第10回国会 地方行政委員会 第5号(1951/02/01、24期、日本社会党)

○門司委員 政府の方も少いようでありますから簡単にお伺いいたします。自治庁としての地方財政に関する考え方をこの機会にひとつお聞かせを願つておきたいと思いますが、それは自治庁から出されました、あるいは地方財政委員会から勧告されておりまするものと、大蔵省との間に非常に大きな開きをもつておる、その大蔵省とそれから財政委員会との間のおのおの算定された基礎を、ひとつはつきりお示しを願いたい。これは一例をあげてみますならば、たとえば地方財政委員会は、手数料、使用料というようなものを大体十八億くらいしか増額は見込んでない。大蔵省はこれを百八十億見込んでおる。地方財政委員会の考え方と、大蔵省の考え方というもの……

第10回国会 地方行政委員会 第8号(1951/02/08、24期、日本社会党)

○門司委員 私きわめて簡単に、お聞きするというより注文しておきたいと思います。最初に聞いておきたいと思いますことは、例の地方税法の三百五十条の規定であります。一体税率を変更するのが必要であつたかなかつたかということを、ひとつお示しを願いたい。そういうことを私が申し上げますのは、この予算書の財政の中で地方税の増収だけは、大蔵省の意見と財政委員会の意見が一致しておるのであります。従つてこの点はひとつ明確にどういう状態であつたかということをお示し願いたい。これはできるなら資料でお知らせを願いたい。  その次に聞いておきたいと思いますことは、平衡交付金を算定されます基礎は、御承知のように法律ではつきり……

第10回国会 地方行政委員会 第10号(1951/02/16、24期、日本社会党)

○門司委員 どちらからでもよろしゆうございますが、警察法の改正について、われわれが最も関心を持つておりますのは、今の警察予備隊と警察との関連であります。政府は、これは全然警察と別個のものであるというような考え方であつて、そういう答弁で今日まで押し切つて参つております。ところがどう考えても、われわれとしては、警察予備隊という名称自体から考えて参りましても、警察が本隊であつて、あれはあくまでも予備隊であるというように考えられる。ところがこの警察予備隊と今の警察制度というものの調和は、一体どういうふうにとるつもりかと言つても、この点については、はつきりした答弁は依然としてないのであります。ところか警……

第10回国会 地方行政委員会 第11号(1951/02/17、24期、日本社会党)

○門司委員 私はきわめて簡單に少しばかりお聞きしたいと思いますが、一番先に聞いておきたいと思いますることは警察法の改正で、五十五條の改正、あるいは五十四條の改正その他の改正は行政上の改正でありまして、直接基本には触れないと思いますが、基本に触れる問題として、これは斎藤国警長官でなくて、公安委員長にお聞きをしておきたいと思いますが、御存じのように警察予備隊が七万五千設置されております。その上に国警が二万の増員を必要とするという、その根拠をもう少し明確にお示しを願いたい。
【次の発言】 私はお話は一応前に伺つておりますが、そういたしますと警察予備隊の性格について、これはどういう形で――御存じのよう……

第10回国会 地方行政委員会 第12号(1951/02/19、24期、日本社会党)

○門司委員 私は警察の増員についてのことで、この間国警の本部から、警察の二万の増員を必要とする一つの大きな原因の中に密入国、密輸入、その他に関する問題が、いろいろふえて来ておるので、従つて増員をするという話があつたのでありますが、そのときも国警に対しましては、海上保安庁が十分に活動ができれば、この問題は国警の言うほど増員をしなければならないというような理由が薄らいで来るのではないか。従つて海上保安庁の方は一体どうなつておるかという質問をしましたが、国警の方では海上保安庁は海上保安庁としておやりになると思うが、しかし事実問題としてそういう問題がふえておるので、警察官を増さなければならないというふ……

第10回国会 地方行政委員会 第13号(1951/02/20、24期、日本社会党)

○門司委員 議事進行について。議事といいますか、委員会の運営について、ちよつと委員長と御相談をしたいと思いますが、警察法の改正が、今度の国会でなされるだろうということは予測もできまするし、従つて委員長のお考えのもとに警察の問題については、すでにきようを入れますると三日、参考人の方に来ていただきまして、われわれも予備知識を実は與えられておるわけであります。同時に一方においては、警察小委員会を設置いたしまして、同じように研究が進められております。これも一応私ども時宜に適した一つの仕事とは考えておりますが、当委員会で最も重要なものは、地方の財政のことでなければならない、しかも地方財政に対しましては、……

第10回国会 地方行政委員会 第14号(1951/02/22、24期、日本社会党)

○門司委員 今大体説明だけは伺いましたが、聞いておきたいと思いますことは、地財委と大蔵省の見解の相違が多少あるようでありますが、地財委がお見えになつておりますから、あとでよく地財委にお聞きをしたいと思いますが、問題は平衡交付金法の七條による書類が、どういう書類が一体政府に地財委から出されておるかということであります。同時に平衡交付金の算定の基礎になつております法の十二條になりますが、大体のわくをきめているようでありますが、さらにそれが二十五年度ではかりに決定額を定めるという便利な方法がとられている。私どもは、少くとも地方財政平衡交付金の法の精神、さらに法に定めております算定の基礎に誤りがなけれ……

第10回国会 地方行政委員会 第16号(1951/02/27、24期、日本社会党)

○門司委員 この機会に大臣に聞いておきたいと思います。今この法案の説明を承りましたが、審議するにあたりまして、一応前に聞いておきたいと思うことは、予算委員会で、大蔵大臣の答弁の中に、委員の質問に答えて、地方財政平衡交付金の額は国家財政の都合によつて、将来それを変更することがあるかもしれない、その変更は増額でなくて、これを減額することがあるかもしれないというような、大蔵大臣一流の放言にひとしい言葉が使われておるのであります。このことは、現在ですら地方の財政は非常に行き詰まつておりまして、そうして地方財政平衡交付金の増額を日本の全部の自治体が要求しておる。われわれもまたこの会議において幾たびかこの……

第10回国会 地方行政委員会 第18号(1951/03/02、24期、日本社会党)

○門司委員 先日の大臣の提案理由の説明に対しまする質問を行います前に、一応地方財政に関する問題で、お聞きしたいと思うのであります。地方財政の問題はもうすでに大臣に十分御存じのことだと思いますし、従つて私は率直に意見だけを申し上げて、そうして大臣のお考えを聞きたいと思うのであります。  今度の税法の改正は、内容を見ますると、税法改正という大きな考え方でなくて、主として税の取扱いに対する事務的の改正のように、われわれに考えられるのであります。こういう事務的の改正だけであつて、この程度から来る地方財政に対する影響というものは、私はきわめて薄いような気がするのだが、一体大臣はこの程度の改正しかできなか……

第10回国会 地方行政委員会 第22号(1951/03/13、24期、日本社会党)

○門司委員 この前の説明をよく聞いておりませんので、十分でないかもしれないと思いますが、きようはきわめて簡單に一、二の点だけお聞きしておきたいと思います。それは二十九条から三十一条に関連した附加価値税の問題でありますが、附加価値税は今までと違つて別の新しい方法が加えられて、今まで控除法でやつておつたものに対して加算法を適用してもいいことになつた。従つてこれが任意である場合には、加算法を適用するものと、控除法を適用するものとの間に、不均衡ができはしないかと考えますが、この点どういうふうにお考えになつておるか。
【次の発言】 私がそういう問題を聞きましたのは、なるほど最後になれば同じような形が出て……

第10回国会 地方行政委員会 第24号(1951/03/15、24期、日本社会党)

○門司委員 この前に大体聞いておりますので、きわめて簡單に少し聞いておきたいと思います。  最初に聞いておきたいと思いますのは、三十一條の三の問題であります。「加算法によつて算定する最初の事業年度」と書いてありまして、さらに「同項の規定によつて算定した額に当該固定資産の帳簿価額を政令で定める基準によつて」こう書いておりますので、これは今度の税法の改正によつて新たに設けました加算法に関連した政令であつて、特にこの内容をこの際聞いておくことがいいのじやないかと考えております。もしこの「価額を政令で定める基準」というものが、「今お話願えるなら伺つておきたいと思います。

第10回国会 地方行政委員会 第25号(1951/03/17、24期、日本社会党)

○門司委員 全体についてちよつとふに落ちないところがありますから、聞いておきたいと思います。  この前も聞きましたが、法の三百五十條が削除されておりませんことは――この間のお話のようなことで、削除してもしなくても、こういうものはあつてもなくてもよい條文ですから――私はない方が目ざわりでなくてよいと思つたが、置いておいてもじやまにはならないと思うのですが、ただここで考えますのは、これから来ております今年の地方財政の見積り額であります。参考資料を見ますと、これはやはり賃貸価格を基礎としたということになつている。ところがこの三百五十條をのぞいてみますと、当然法の精神であります時価ということが考えられ……

第10回国会 地方行政委員会 第26号(1951/03/20、24期、日本社会党)

○門司委員 今の説明の中でちよつと聞いておきたいと思いますことは、「担保を徴するもの」と書いてありますが、この担保と差押えとの関係はどういう関係になるのか。それは單なる担保であるのか、従来の差押え制度とどのくらい違つておるのか、その点をひとつ御説明を願いたいと思います。  それからもう一つは、要点になつております五番目でありますが、「銀行預金の利子等にかかる所得税で源泉選択したものについては、」地方税をかけない、こういうことなんですが、そうすると同じように今の所得税の中で、源泉徴收をされておつたものが、勤労者に対しては源泉徴收することができるという税法の改正が行われて資本の蓄積を主としたことの……

第10回国会 地方行政委員会 第27号(1951/03/27、24期、日本社会党)

○門司委員 私はまず共同提案になります修正案に対しましては、賛成の意を表するものであります。但し政府提出の原案に対しましては、遺憾ながら賛成をするわけには参らぬと考えておるのであります。  その理由といたしますところを、きわめて簡單に申し述べたいと思いまするが、附加価値税が従来控除法にのみよる算定をいたしておりましたものが、今回これに加算法が適用されることに相なつておるのでありまして、控除法と加算法との得失はおのおの見る人によつて異なるとは考えておりまするが、しかし少くともこの税が流通税であるということに間違いはないということを考えて参りますると、控除法によりましても、これは最後に消費いたしま……

第10回国会 地方行政委員会 第31号(1951/05/15、24期、日本社会党)

○門司委員 大体警察法の修正の点については、各委員からおそらく聞かれておると私は考えておりますが、多少重複する点があるかと思いますが、その点はひとつ同僚各位に御了承願つておきたいと思います。  最初にこの法案を審議いたします前に、予備知識として一応聞いておきたいと思いますことは、警察予備隊の関係でありますが、この警察予備隊の関係は、しばしば聞かれることでありまして、性格がいまだにはつきりしておらない。政令の第三条を読みますると、警察予備隊の任務その他については別の政令でこれを定めるという規定があるのであります。ところが警察予備隊ができてから、今日まで相当な日にちがたつておりますが、依然としてこ……

第10回国会 地方行政委員会 第32号(1951/05/16、24期、日本社会党)

○門司委員 私はきのうお聞きをいたしましたことについて、さらにつけ加えてお聞きをいたしたいと思うのですが、まず逐條の質問をいたします前に、もう一応大橋総裁の意見をよく確かめておきたいと思うのであります。きのうも申し上げましたようにこの改正法案というのは、どう考えてみても、自治体警察に対しては非常に不親切な行き方だということが言えると思う。それはきのう申し上げましたように、自治体警察の悪い面だけを取上げていて、これを育成助長して行こうという考え方がちつとも現われておらない。むしろわれわれは現行の警察法が実際において悪いというのではなくして、これを運営する面について、ほんとうに助長されて行くならば……

第10回国会 地方行政委員会 第34号(1951/05/19、24期、日本社会党)

○門司委員 私はきようは条文について少し聞きたいと思いますが、この前の会議で大体十九条から二十条までを一応聞いておりますので、それから先を少しお聞きしたいと思います。最初に聞いておきたいと思いますることは、住民投票の関係でありますが、住民投票の意義について、ひとつお聞かせを願いたいと思います。それはこの四十条とその次にありまする四十条の二のところで、多少矛盾したことが書いてあるようでありまするので、これを一括してお聞きしたいと思います。なるほど警察の制度が財政的あるいはその他の関係から、自治警察として持つて行くことができないという場合には、これを一方的にやめるということでなくして、住民の意思で……

第10回国会 地方行政委員会 第35号(1951/05/21、24期、日本社会党)

○門司委員 この機会に聞いておきたいと思いますが、地方公務員法の制定に伴つて、必然的に公営企業並びにその他の関係法案が、今国会に提案されるものとわれわれは考えておりましたが、これの提案を見ておりません。これらを提案されなかつた理由はどういう理由であるか、あるいは政府においては立案がどの程度まで進んでおるのか、この機会に具体的に内容を承つておきたいと思います。
【次の発言】 そうするとこれは大体いつごろ政府として成案を得られる見込みでありますか、その点をもう一つ伺いたいと思います。
【次の発言】 これらの法案は、すでに地方公務員法が出ておりまするので、これの取扱いの上にいろいろな支障とまでは申し……

第10回国会 地方行政委員会 第36号(1951/05/23、24期、日本社会党)

○門司委員 ちよつと一言だけ聞いておきたいと思います。この七章の公安委員の協議会の問題でありますが、「公安委員中央協議会は、必要がある場合には、内閣総理大臣その他の関係機関に対し意見を申し出ることができる。」と書いてありますが、これは最後に書いてありまする総理府設置法の一部を次のように改正するというので、総理府の中に設けるという行政的な措置は一応できておりますが、この機関の性格をもう少しはつきりとお聞かせを願つておきたいと思います。ただ單に関係機関に対して意見を申し出ることができるというだけの規定であつて、内閣がこれに対して法の改正あるいは機構の改革を行おうとするときに、必ずしもこの意見は考え……

第10回国会 地方行政委員会 第37号(1951/05/26、24期、日本社会党)

○門司委員 私はごく簡単に一言だけお聞きしておきたいと思います。今立花君から意見のありました地方公務員法の適用の問題でありますが、実は地方公務員法の中の選挙に関する問題で、一般公務員の選挙に関する違反に対しては、行政処分が行えるようになつております。ところが特別職に対する違反行為に対しては、当然公務員としては違反だと考えられるが、しかしそれには制裁が困難であるということが、一応考えられるのであります。この点について当局はどういうふうにお考えになつておるか。一例をあげて申し上げますと、横浜で、特別職であります教育委員会の諸君が、委員会の連名の公文書で選挙運動を実はやつておるのであります。これは教……

第10回国会 内閣委員会 第17号(1951/05/27、24期、日本社会党)

○門司亮君 私は質問に入ります前に、一応委員長の意見を伺つておきたいと思います。それは大蔵並びに地方行政委員会から合同の審査が申し込まれております。それがここに否定されております。しかしこの審査の要求をいたしましたのは、おのおのの委員会の総合された一つの意見であります。従つてその意見は、やはり当該委員会に、委員長から正式に、申込みは受けたが、これを拒否するという旨を通知されて、そうして委員各位の納得を得る必要があると思う。私は地方行政委員会におりますが、今日幸いここに参つておりましたので、委員外の発言の通告ができたのでありますが、おそらく委員の中には、そういう会議が開かれるならば、まだ十分聞き……


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第11回国会(1951/08/16〜1951/08/18)

第11回国会 地方行政委員会 第2号(1951/09/11、24期、日本社会党)

○門司委員 地方財政が非常に逼迫しておりますことは事実でありますが、それが知事会議、それから地方の自治体の長の会議の要請によつて政府は平衡交付金の増額、それからさらに起債のわくを拡充することの承認を與えたという話をその会議でしたということを聞いておるのでありますが、それが事実であるかどうかということを、もしそういう事実があるとするならば、大体どのくらいの起債のわくとさらに平衡交付金をふやされたかということをお話願えれば、非常にけつこうだと思います。腹蔵なくひとつお願いしたいと思います。
【次の発言】 それに関連して小野さんにお聞きしたいと思うのですが、今の地財の委員長のお話では、まだ決定してい……

第11回国会 地方行政委員会 第3号(1951/09/12、24期、日本社会党)

○門司委員 自警連の会長としての建前から、自治警察の廃止に関する各町村の状況について、もし田中総監のところで今おわかりなら、この機会に御発表願いたいと思います。
【次の発言】 大体今の総監の御答弁は、私どもの持つている資料とほとんど、一致しておるのでありますが、ただ私次に聞いておきたいと思いますことは、自治体警察を廃止するかしないかということについて、これは一々名前をあげてもよいのでありますが、全国で一府九県は、その県内の町村が全部廃止を決議いたしております。今総監が言われた全国の八割に相当する千二十八の町村が一応決議いたしまして、三十町村が大体住民投票を終つておるという資料を私持つておるので……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 運輸委員会 第12号(1951/11/19、24期、日本社会党)

○門司委員 ただいま岡田さんから私どもの尋ねたいことを大体聞かれておりますので、きわめて簡單に小しお聞きしてみたいと思います。  岡田委員の御質問は、九日の閣議決定以後の問題でありますが、きようは大臣がおいでになつておりませんので、大蔵当局としておわかりになるかどうかと思いますが、十六日に池田さんと一万田さんとの間に会見が行われた。そして先ほど岡田委員から言われましたようなことが、ほとんど決定づけられたようにわれわれは拜承するのでありますが、一万田総裁から三十五億しか大体の限度として、市中銀行の融資は調達できない、それから開発銀行の二十億の肩がわりに全部振り向けるのだという御趣旨が話されて、池……

第12回国会 地方行政委員会 第1号(1951/10/12、24期、日本社会党)

○門司委員 ちよつと二つばかり聞いておきたいと思いますが、先ほどの固定資産税に関係してでありますが、これは床次さんから話された通り、農村の固定資産税は非常に加重されて来るだろうということは、将来の日本の農村というよりも、現状の日本の農村にとつて、私は相当困つておる問題ではないかと思いますから、これについて今の固定資産税の倍率をきめるときにも、相当申し上げておつたはずでありますが、今荻田政府委員の話を聞きますと、米価というものを大体勘案しておる。いわゆる収穫というものを勘案しておるというお話でありますが、この収穫は、国が今農村から買い上げております米のパリテイー計算の中の収益と一致しておるかどう……

第12回国会 地方行政委員会 第2号(1951/10/18、24期、日本社会党)

○門司委員 これは神戸先生にお聞きするよりも、財政委員会にお聞きした方がいいかと思うのでありますが、事務の再配分のことについてお伺いいたします。  最初にお聞きしておきたいと思いますることは、都道府県と市町村との規模の適正化の問題であります。これは、今先生からお話があつたように、いろいろの角度から検討されているようでございますが、大体今の日本の町村の適正規模というものは、財政的に見て一体どのくらいの人口を、一つの市町村の単位とすればいいかということは、先ほどの御説明で一応私どもは承つたのでありますが、その基礎は、財政的なものが基礎になつているのか、あるいは行政上の問題が基礎になつておりますのか……

第12回国会 地方行政委員会 第4号(1951/11/01、24期、日本社会党)

○門司委員 たくさん聞こうと思つておりましたが、次の委員会が控えておりまして時間がございませんので、ごく簡単に聞いておきます。いろいろ各委員から聞かれておりまするが、ひとつ町長さんにお聞きしておきたいと思いますことは、この事件の発生後二日目の日に町会が開かれております。そうしてその町会では、十八対零で分村は反対だということが議決されておりますがそのほかの十二名の議員は欠席をいたしております。この実情は行政を行う者としては、少し考える余地はなかつたということであります。片一方においては、非常に大きな問題が起つておる。そしてこれは十八対十二でありますが、相当数の人がこれに参加しないという現状に置か……

第12回国会 地方行政委員会 第5号(1951/11/02、24期、日本社会党)

○門司委員 私は総括的にちよつとお聞きいたしておきたいのでありますが、最初にお聞きいたしたいと思いますことは、大蔵省の算定の方法であります。これは今お話のように、既定財政規模で百大十八億九千三百万円違つておる。その次の項になつております昭和二十六年度の新規財政需要で三百六十六億という大きな数字の食違いが出ておるわけであります。これは見方によつて非常に大きな違いでありまして、大蔵省の意見として、一体町村の財政規模というものをどこに置かれておるかということが、この二つの大きな食い違いになつて来ておると私は思いますが、大蔵省としては地方の自治体の現状を、どうごらんになつておるかということを、一応聞い……

第12回国会 地方行政委員会 第6号(1951/11/08、24期、日本社会党)

○門司委員 大蔵省の方の来る前に、ちよつと自治庁に一つお伺いをしておきたいのですが、これはさきに、予算委員会であつたかと思いますが、岡野国務大臣が、地方の財政に対しては平衡交付金を増額するということ、さらに起債のわくを広げるというようなことができない現在の段階で、これを考慮して、短期債によつて大体まかなうというような意見が申し述べられておるのでありますが、もし短期債で、今の地方の財政難を救つて行くということになりますると、一応話は何か都合のいいように聞えまするが、実際は本質が非常に違つておりまして、平衡交付金の場合は、地方の財政需要と、さらに收入との関係のアンバランスを埋めるという形で、平衡交……

第12回国会 地方行政委員会 第7号(1951/11/13、24期、日本社会党)

○門司委員 私は案の内容については、この次の委員会でお聞きしたいと思うのです。ただ一点か二点だけ、大臣の説明書の中でお聞きしておきたいと思いますが、それは改正の第二点の附加価値税のところでありますが、ここに、今立花君からもちよつと触れておつたようでありまするが、今日のわが国の社会、経済情勢及び地方税制全般との関連上、予定通り附加価値税を実施することについては、なおしばらく慎重な検討を必要とするものがある、こういうふうに書いてあります。一体附加価値税を実施することについては、慎重な検討を要するということになつておりますのと、それから前段に書いてありまする地方税制全般との関連上、こういうような字句……

第12回国会 地方行政委員会 第8号(1951/11/14、24期、日本社会党)

○門司委員 それではごく簡単に御質問いたしたいと思います。いろいろ問題があるようでありまするが、さつき立花君も聞いておりました給與の問題ですが、大蔵省の方の答弁をまだ十分聞いておりませんので、はつきりしたことはわかちぬのでありますが、ただ今の鈴木さんの答弁の中に、ちよつと聞き捨てにならない点がありますので、これは関連してはなはだ恐縮ですが、一応はつきり聞いておきたいと思います。それは、大蔵省の出した資料以外に、的確な数字といいますか、最近の数字というか、そういうものが見つからなかつたから、大体大蔵省の意見にまとまつたという答弁でありますが、これは非常に大きな問題だと思います。御存じのように大蔵……

第12回国会 地方行政委員会 第9号(1951/11/15、24期、日本社会党)

○門司委員 私は日本社会党を代表いにしまして、今上程されておりまする地方税法の一部を改正する法律案並びに地方財政平衡交付金法の一部を改正する法律案につきまして、賛成の意見を申し上げたいと思うのであります。われわれは両案に対しましては、やむを得ざる経過規定としての観点かつ、これに賛意を表するものでありまり。ただいま床次委員からも話がありましたように、地方税法の問題はきわめて重大な問題でありまして、この法案が経過規定のような形で出されておりまするが、実際はその内容に大きな改革を要する点があるということは、十分われわれにはうかがい知れます。この税法の一部改正が、単に附加価値税と固定資生税の事務的の改……

第12回国会 地方行政委員会 第10号(1951/11/28、24期、日本社会党)

○門司委員 私もごく簡単に聞いておきたいと思いますが、今の帰属の問題は、今床次君からお話がありましたので、これ以上聞きませんが、ただお聞きしたいのは、さつきの大臣の答弁の中に国際法上という言葉が出ておりますが、もしこれが公海というような関係で、国際法の問題になつて来ますと、大体それが島であるかないかというような考え方で、そこで島でないということに解釈がされておつた。最近また島だということになると、所有権を持たないのは国の帰属になるのは当然でありまして、従つて国が一応所有権を持つておるということが、明確になつておるかどうかということが、国際法上の問題になつて来ると私は思う、こういう処置が私は当然……

第12回国会 労働委員会 第1号(1951/11/05、24期、日本社会党)

○門司委員 同じことですが、今委員長のお言葉で、今まで呼んだことがないというお話でございますけれども、この問題の査定をしますには、やはり一応小林さんを呼んでいただいて、そうして経過の報告を十分していただかぬと、これは困ると思います。そう申し上げますのは、調停委員会の意見と裁定の数字の間に食い違いが出ておりますので、この間の事情をどう見られたか。私は小林さんの意見というものは、やはり小林さんの立場として相当権威のあるものだと解釈をしております。従つてこれが権威のないものだという解釈をすることもどうかと思います。やはり権威ある人の意見というものは、私は十分尊重することが必要だと思います。同時にこの……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 地方行政委員会 第1号(1951/12/14、24期、日本社会党)

○門司委員 ほかでもありませんが、地方財政が非常にきゆうくつになつておることは御存じの通りでありまして、さきの国会で地方財政のために平衡交付金の増額決議案を全会一致でなしたのでありますが、いまだこれの実現を見ていない状態でありますし、一方地方自治体におきましては、ペース・アツプの財源、さらにすべての仕事をして行く上に、非常に財政的に行き詰まつておりますことは事実であります。同時に明年度の予算の編成に対しましても、政府の予算編成が遅れておりまする関係もありまして、地方におきましては、財政的処置にはかなり大きな難関があると、私は考えておるのであります。従つてこの際明日にでも委員会を開いていただきま……

第13回国会 地方行政委員会 第2号(1951/12/15、24期、日本社会党)

○門司委員 大蔵当局に先に聞いておきたいと思いますが、大蔵当局がおいでになつておりませんので、一応主管大臣から経緯だけをお聞きしておきたいと思います。  例の両院で議決いたしております地方財政平衡交付金の増額の問題について、その後の情勢でありますが、これについてどういう形にこの決議が実行されようとしておるのか、一応お聞きをしておきたいと思います。
【次の発言】 これについて大蔵当局おいでになつておりませんので、これもはつきりわかりませんが、これは地財委に一応お聞きしておきたいと思いますが、大蔵大臣のよく言われることであり、またわれわれも一応そう考えておることでありますが、平衡交付金増額がどうし……

第13回国会 地方行政委員会 第3号(1952/01/29、24期、日本社会党)

○門司委員 この機会に大臣に聞いておきたいと思いますことは、大臣のお考えになつておる腹案で、今度の十三国会に地方行政に関する法律案は、一体どういう法律案をどのくらいお出しになるかということを、一応見当がついておりますれば、あらかじめこの際御報告願つておきたいと思います。
【次の発言】 大体わかりましたが、その中にちよつとお聞きをしておきたいと思いますことは、最初の地方自治法の改正に関する問題になつておりまする、例の行政の簡素化の問題でありますが、これは中央に非常に関連を持つておりますので、簡單には行かないかと思いますが、もしこの機会に簡素化本部としての何らかのお考えがありまするならば、ひとつ主……

第13回国会 地方行政委員会 第5号(1952/02/05、24期、日本社会党)

○門司委員 今の荻田局長の説明について私は質問はいたしませんが、最初に聞いておきたいのは、きようは担当大臣も大蔵大臣もおいでになつておりませんので、はつきりしたことはわからないと思いますが、昨年の暮れに両院で議決いたしました平衡交付金の増額に基く決議案の措置として、当然とられるだろうと考えておりました地方財政の収入欠陥に対する短期融資の問題でありますが、これは今どの程度に進んでおるのか、もし荻田局長でおわかりならば、お知らせ願いたいと思います。
【次の発言】 これは非常に大きな問題でありまして、御存じのように各地方の公共団体は、府県市町村を通じてすでに予算の編成期に入つております。来月はおそら……

第13回国会 地方行政委員会 第6号(1952/02/07、24期、日本社会党)

○門司委員 これは私、説明を聞かなかつたので、ちよつとお聞きしておきたいことは、直接この問題、法律をどうするかということでなくして、今までこの問題の取締り方法が非常に苛酷な取締りをしたようでありますが、最近はまた指導の面にかわつておるようであります。これはどういうわけでこういうことをしたかということであります。従来苛酷に取締つたときには相当犯罪者を出しておると思います。それが最近は、何か届出をせよということで、指導に乗り出しておる。ここに矛盾があると思います。これはどういう関係でそういうことになつておりますか。
【次の発言】 私は今、時限法がどうこうという法律のむずかしいことは知りませんが、現……

第13回国会 地方行政委員会 第7号(1952/02/14、24期、日本社会党)

○門司委員 私は今の床次さんの質問だけではちよつとふに落ちないのですが、新聞ですでに御承知のように、また実際そうだと思いますが、選挙はすでに始まつておるということが非常にたくさん書かれておりまして、選挙運動というものが、あまりいい形で行われていないようにわれわれも見受ける面が多分にあるのです。これについて全国選挙管理委員会では何らか通達をされたのかどうかということであります。その内容はたとえば選挙の粛正に対して、選挙というものをどういうように行うべきであるかということを指示されたことがあるかどうか。今の床次さんに対する御答弁では、何か検討しておるというような御答弁ですが、検討をしておるうちに選……

第13回国会 地方行政委員会 第8号(1952/02/19、24期、日本社会党)

○門司委員 今斎藤国警長官からのお話でありますが、問題は今のお話にいたしましても、私は非常にデリケートなものが必ず出て来ると思います。本人が必ず立候補する意思がある、たとえば自分は立候補するのだから、ひとつこういうことをしてもらいたい、頼むということで、人を集めて饗応したということは、明らかに一つの犯罪になると思いますが、しかしその場合に、もしその本人が立候補しなかつた場合、これは実質上の犯罪というものが成立するかどうかということが考えられる。そこで問題になりますのは、非常にむずかしい問題であつて、立候補してない、いわゆる選挙をしていないのに、選挙をするという意思があつたからということ、さらに……

第13回国会 地方行政委員会 第9号(1952/02/21、24期、日本社会党)

○門司委員 議事進行について……。きようの問題について、私は議事の進行上ひとつ将来の問題を考えていただきたいことは、きようの田中総監に来ていただきまして、事情を聴取するということは、実は公報には載つていないのであります。従つて公報に載つておりませんことが、たまたま警視総監がおいでになつて、しかもそれは前日来からの要求に基いてきようおいでになつたということでありますので、従つてこういう問題が将来勃発しないとも限らぬわけでありまして、公報に載つていることについての発言は、おのずから前もつて予告することもできますし、また通知することも当然できますけれども、こういう公報に載つておらないようなことが行わ……

第13回国会 地方行政委員会 第11号(1952/02/28、24期、日本社会党)

○門司委員 鈴木さんにこの機会に聞いておきたいと思いますが、財産区の問題であります。これは具体的な事実は、あとからよく調査してもらいたいと思いますが、問題は福島県の湯本の町でありますが、ここは御存じのように財産区があるのであります。それで最初に聞いておきたいと思いますことは、昭和二十一年から昭和二十六年の十月三十一日に改選するまでの間、区議会がなかつたのであります。それで財産区があつて区議会がなかつたということになつておるのでありますが、一体自治庁はその間のこの財産区の運営は合法的なものと認められるかどうかということであります。  もう一つ、立つたついででありますから、選管の方に聞いておきます……

第13回国会 地方行政委員会 第12号(1952/03/04、24期、日本社会党)

○門司委員 はつきりしないらしいのですが、実は今までの立花君の質問については、十分聞いておりませんのでわかりませんが、今の床次さんとの間の応酬を聞いておりますと、やはりわれわれが一番危惧している問題だと思います。それで今の御説明だけでは、私ども納得が行かないのでありますが、それはこの前の総選挙のときに、当局は苦労をされたので、私は十分御了承だと思う。ああいう事態が私は必ず起ると思います。起らずには済まぬと思います。ことにこの予算を組まれているのが、いつの標準か私は知りませんが、問題は次の選挙の行われるのは、おそらく十一月になりますか、十月になりますか、あるいは吉田さんの筆法一から行きますと、一……

第13回国会 地方行政委員会 第13号(1952/03/06、24期、日本社会党)

○門司委員 私先に警察側に聞いておきたいと思いますことは、今大矢さんから大体国警との関連を聞かれたのでありますが、被害地の状況を見ますと、大体自治警察が少くて、国警本部の方の管轄が非常に多いようになつておりますが、この非常事態の場合の、国警とそれから自治警察との間に、特に警察として何か報告されるような事項はほかにございませんですか。私がそういうことを聞きますのは、非常事態における警察の処置というものは、往往にしてなわ張り争いが非常にあつて、実際上の応急の処置について間に合わないようなことがありはしないかと考えるのでありますが、こういう問題について、何か特に現在の警察法の建前の上から、お気づきに……

第13回国会 地方行政委員会 第14号(1952/03/11、24期、日本社会党)

○門司委員 これはこの前から問題がはつきりいたしていないので、私はこの機会に問題をはつきりさしていただきたいと思うのは、この前の会議でも申し上げましたように、選挙費用の経費の問題は、今算定されておりますものは、大体給与その他は現行で、あるいは大したさしつかえはないかと思います。しかしやはり地方の公共団体の定期昇給が一月あるいは三月に行われるようになつております。そうすると必然的に給与の面も増額をいたすことになると思います。それから、物価がどつちにいたしましても、大蔵大臣はインフレにはならぬと言つておりますが、これは物価が上るにきまつております。そうして選挙は本年の秋、既定通りに行われれば、来年……

第13回国会 地方行政委員会 第15号(1952/03/13、24期、日本社会党)

○門司委員 一つだけ聞いておきたいのですが、この資料の普通地方公共団体に関する事項の(三)に書いてございます「市町村の規模の適正化をはかるため、都道府県知事は、市町村の廃置分合又は境界変更の計画をたて、関係市町村に勧告することができるものとすること。」こういうことが書いてありますが、これは非常に大きな問題です。これは明らかに自治権の大きな侵害になる危険性を持つておると思います。知事が市町村の合併を計画して、それを勧告するということなのですが、これは勧告権の強弱にもよるでしようけれども、当局は一体どうお考えになつてこういうことをされておるか。もちろん地方自治体の適正規模の問題は、非常に大きな問題……

第13回国会 地方行政委員会 第16号(1952/03/18、24期、日本社会党)

○門司委員 この機会に事務局長にお聞きをしておきたいのですが、二十五年度、二十六年度、特に二十六年度ですが、この財政白書の中に公共事業費に対する詳細な報告がないのでありますが、公共事業費が、国からたとえば住宅の資金であるとか、その他の公共事業費の補助を受けることになつておつても、地方に財源がないために、それを返しておる傾向がたくさんあるのです。具体的に言うならば、これは住宅の問題で、私ははつきり調査をしておりませんが、東京都のようなのは、本年度おそらく住宅資金を二億円くらい返しておる。また横浜市は七千万円くらい返しておる。これは地方の財政が枯渇しておつて、せつかく政府からの補助金があつても、全……

第13回国会 地方行政委員会 第21号(1952/03/29、24期、日本社会党)

○門司委員 私が先に聞いておきたいと思いますことは、この前要求しておきました資料は、大体いつごろお出しを願えるかということです。それは奥野君はよく知つていないかと思いますから、もう一応話しておきますが、地方財政法にいたしましても、地方税法にいたしましても、平衡交付金法にいたしましても、大体地方財政全体に関係することでありまして、一つは公共事業費の政府への返還が相当行われておる、こういうふうにわれわれは考えておりますので、これは一体どのくらい行われておるか。これの理由はせつかく公共事業費として政府が付與することになつておつても、これに見合う地方財政がないために、やむを得ずこれが返されておるところ……

第13回国会 地方行政委員会 第22号(1952/03/31、24期、日本社会党)

○門司委員 ごく簡単に私は聞いておきたいと思います。これはこの前の委員会で、ちよつと私聞いたのでありますが、はつきりいたしておりませんので、念のためにもう一回聞いておきたいのであります。それは今床次さんからちよつとお話がありましたが、文部省との関係を持つておりまする教育関係の経費でありますが、これが文部省案によりますと、大体義務教育費の国庫負担については、全額国庫負担にするというような建前のもとに考えられて、そうして別個な法律が出されるように、われわれは聞いおります。ところが自治庁の考え方としては、やはり財政平衡交付金の中に織り込んでやつた方がいいのではないかという考え方が私はあると聞いておる……

第13回国会 地方行政委員会 第23号(1952/04/01、24期、日本社会党)

○門司委員 地方税法について少し聞いておきたいと思いますが、この前大臣に大体お聞きをいたしましたので、地方税法については、あと逐条のときに、もう少し聞きたいことがあるのでありますが、一つお聞きをしておきたいと思いますことは、大臣のこの前の答弁で大体政府の意図もわかりましたし、それから同時に地方税法に関する問題は、少し根本的に改革する必要があると思いますので、この機会に聞いておきたいと思いますことは、例の地方税の次に改正されようとする政府の意図も大体わかつておるのでありますが、従来から考えられております道府県税と、それから市町村税との関係でありますが、農山村県と言われております地方の県は、県税が……

第13回国会 地方行政委員会 第24号(1952/04/02、24期、日本社会党)

○門司委員 それではちよつと二、三点お聞きしておきたいと思いますが、それの第一に聞いておきたいと思いますことは、この前資料を要求いたしましたが、その資料の中の遊興飲食税の税収見込額に対する課税標準並びに課税額の問題でございます。この与えられた表を見ますると、大体千三百五十九億という数字が出ております。一体千三百五十億という数字は正しいのかどうかということに、私非常に大きな疑問を持つておるのですが、この点はいかなる角度からこれをお調べになつたかということです。これは昭和二十四年の調査によりましても、しかもこれは政府の調査でありませんで、業者が持つて参りました自主的のものによりましても、一千五百九……

第13回国会 地方行政委員会 第28号(1952/04/17、24期、日本社会党)

○門司委員 これは法案の内容から離れてでありますが、平衡交付金の問題は始終やかましくなつておりまして、そしてこれは従来あつたような何か配付税的な性格を持たした方がいいという議論が、大体多くの人から言われていることだと思いますが、この機会に聞いておきたいと思いますことは、平衡交付金の算定は一体大蔵省がするのか、あるいは地方財政委員会から出て来たものに対して、自治庁がどういうこれのバツク・アップをされているのか、この点私どもは非常に疑いを持つのであります。地財委ではこれだけの財政平衡交付金をもらわなければ、地方団体がやつて行けないと言う。大蔵省はこれでいいと言う。そうしていつも議論をしているのであ……

第13回国会 地方行政委員会 第31号(1952/04/22、24期、日本社会党)

○門司委員 少し聞いておきたいと思いますが、この法律は非常に微妙な関係が、実際面に出て来ると思います。連合軍に関係しております者が持つているものには、すべて固定資産税をかけない、こういうことなのですが、そうすると、名義だけで、実際は内地人が使用しているようなものは、一体どうなりますか。何かほかにこれを査定したり、きめるようなことができるかどうか。これには地方の財政委員会がありますが、地方財政委員会あるいは固定資産の調査委員会等が、これを調査するという権限を持つておるかどうか、この点はどうなつておりますか。
【次の発言】 もう一つ聞いておきたいと思いますことは、ここにずつと書いてあります契約者と……

第13回国会 地方行政委員会 第32号(1952/04/23、24期、日本社会党)

○門司委員 ちよつと今立花君の質問の中に、大体恩給組合に入つてないのがありはしないか、それの数字がどのくらいあるかということですが、私どもの資料はちよつと古いのでありますが、昭和二十三年八月の調査によりますと、大体二十一ばかりの町村が組合をこしらえておりません。四千人余りの吏員が恩給組合に入つていない者があるのであります。こういうものが現実に私はあると思う。そういうものが今度の法律で強制されることになると思う。これは強制されて全部入らなければならぬ、こういうことになるのですか。現在はどうなつておるかわかりませんが、私の調査した範囲ではこういう数字が出て来ておりますが、こういうものがやはり今でも……

第13回国会 地方行政委員会 第33号(1952/04/24、24期、日本社会党)

○門司委員 私は社会党を代表いたし  まして、本案に対しましては反対の意を表するものであります。行政協定自体についてわれわれ反対をいたしておりますと同時に、この法案の内容をごく簡易に申し上げますと、たとへばこの第二條にありますような、いろいろ例示がされております、この例示に対しましては、だれがこれをはつきり査定するかというような方法がきめられておりません。従つてこの問題は将来に非常な疑義を残す観点が非常に多いと思う。端的に申し上げますならば、脱税をされる危険性がきわめて多いのでありまして、この法案だけでは、その脱税を防止するわけには参らないと考えておるのであります。  次に、同じ三條にある規定……

第13回国会 地方行政委員会 第35号(1952/04/26、24期、日本社会党)

○門司委員 きようごく概念的に一つ、二つだけしか聞かないことにしようと思いますが、大臣に聞いておきたいと思いますことは、大臣の説明書をずつと読んでおりますと、まことにごもつともなことが書いてあるわけであります。ただ中で私欠けておるかと思いますことは、民主政治に対する大臣の観念であります。いわゆる民主政治は私どもの観念から言いますと、いわゆる主権が在民になつております以上は、やはり国民の責任の上において政治は行わるべきである、こういうふうに解釈いたしておりますが、大臣は民主政治というものは、どこまでも住民の責任の上において行うものであるというような解釈をお持ちになつておりますか。

第13回国会 地方行政委員会 第36号(1952/04/28、24期、日本社会党)

○門司委員 ちよつとこの機会に一言だけ聞いておきたいと思いますが、先ほどから聞いておりますと、いろいろな議論がありますし、私も昨日大臣の腹は大体お伺いしたのですが、今度の改正法案を見ておりますと、先ほどの鈴木次長の答弁の中に、財政の問題を考えておるということを言われた。そうして行政の簡素化がその中に含まれているということは、一見法文の上から見ればなるほどそう見えるのでありますが、しかしこれは全部が全部と言つていいほど、中央集権的にものが考えられているのであります。この点が今度の自治法の改正の問題にも、一つの問題が残されていると思う。たとえばこの都区の問題を離れて考えてみましても、例の監査委員の……

第13回国会 地方行政委員会 第37号(1952/05/06、24期、日本社会党)

○門司委員 今の答弁のうちに、自治体消防の弱さを暴露したものだ、こういう聞き捨てならぬ御発言があつたように聞きましたが、一体自治体消防のどこが弱いというのですか。従来の消防制度というものと、実際の上ではほとんどかわつていない。ただ警察権に属しておつたものを独立させて、自主的活動ができるようになつておる。われわれから考えますと警察から離れて独立した消防というものは、隷属機関ではなく強くなつたと考えておる。もし政府の見解として弱くなつたということになると、これは非常に大きな問題だと思う。一体どの点が自治体消防になつて弱くなつたか。これはどうしても官僚統制でなければ悪いのか。その点をはつきり答えても……

第13回国会 地方行政委員会 第38号(1952/05/07、24期、日本社会党)

○門司委員 この機会にごく簡單に聞いておきたいと思います。もうすでに十分本会議でもいろいろ質問されておりますので、余分に聞く必要はないのでありますが、今度の事件で私どもが非常にふに落ちないのは、皇居前の広場まであの行進が行つたということであります。日比谷公園で解散することになつておりますので、日比谷公園の外に出れば、そのときからああいう行動は当然行われる。そのときにどうして取締りができなかつたか。この点は技術上の問題で、私はしろうとだから一向わからんですが、何か取締りの方には理由があつたかどうか、この点を先に聞いておきたいと思います。

第13回国会 地方行政委員会 第40号(1952/05/09、24期、日本社会党)

○門司委員 この機会に全体の質問は明日なり後刻いたすことといたしまして、一応審議をいたしまする順序として、この問題は警察法にきわめて大きな関係を持つております。ことに警察法で自治警察でなければならないものが、この法律を改正することによつて自治体の警察を議決で、しかも当該自治体の議員の議決によつて、これが行われようとしておるというところに、先ほどから立花君が言つておりますように、民主政治のあり方については非常に大きな問題が残されておると思うのであります。従つて、こういう警察法の改正に対して、政府当局はこれを十分了承しておるかどうかということの意思を、私は十分確めておかなければならないと思う。従つ……

第13回国会 地方行政委員会 第41号(1952/05/10、24期、日本社会党)

○門司委員 先に町村警察の関係から質問をいたしたいと思いますが、提案者にまず聞いておきたいと思いますことは、この提案理由の説明の趣旨をこのまま受取つていいかどうかということであります。これは非常に変なことを申し上げるようでありますが、私は提案者の提案されております趣旨と、現実に起つて来る問題が、違つた問題が起つて来るであろうという可能性が非常に強いと思うのであります。従つてまず提案者の意思を十分確かめておきたいと思いますので、この提案者は現在でも説明書に書いてあります通りのお考えでおられるかどうかということをお聞きしておきたいと思います。

第13回国会 地方行政委員会 第42号(1952/05/12、24期、日本社会党)

○門司委員 私はきわめて簡単に少しばかり聞いておきたと思います。平衡交付金法の一部を改正する法律案の内容は、主として、当然法律でなさなければならなかつた測定単位を法律に直すということであつて、言いかえれば、政令を法律にかえるという範囲のものだ、われわれは一応こういう解釈をしております。しかしそれで問題になりますのは、今回のような非常に物価の変動その他があります場合、そういうことが十分考慮されて、この測定単位が出されておるかどうかということに、実は疑問があるわけであります。政府から出されております新旧の状態を見て参りましても、たとえば費用の測定単位の単価を上げておりますものはきわめてわずかであり……

第13回国会 地方行政委員会 第43号(1952/05/13、24期、日本社会党)

○門司委員 私は日本社会党の立場から、本案に対しましては賛成の意を表するものであります。ただこの機会に申し上げておきたいと思いますことは、政府が今回の平衡交付金法の一部修正案を出しました、その内容になつております、当然法律できめなければならないと思われます測定單位の問題であります。それからさらに、これから参りますところの個々の問題につきましては、いろいろ大きな問題を残しておるのであります。従いましてこの法案が通過いたしまして、実際の実施にあたりましては、私はいろいろな問題が、これだけで解決されるとは考えられないのであります。特に私がこの機会に申し上げておきたいと思いますことは、過去二箇年にわた……

第13回国会 地方行政委員会 第44号(1952/05/14、24期、日本社会党)

○門司委員 この法案の提案理由の趣旨が非常に貧弱であつて、これが地方行政の簡素化の趣旨にのつとつてということになつておりますけれども、大体地方の行政の簡素化を目的とした本法案の改正とは、私は思われないのでありまして、ただこういう委員会を置くことができるのをやめて、そして都道府県の人事委員会、公平委員会に事務を委託することができるというだけの問題でありまして、 これだけが事務の簡素化だということになるのでありますが、そうなつて参りますると、実際の運営が町村が県の人事委員会に委嘱して、そうして公平委員会の事務をとつてもらうということになりますと、これは少しおかしくはないかと思うのです。中央集権的の……

第13回国会 地方行政委員会 第46号(1952/05/16、24期、日本社会党)

○門司委員 委員の人選に異議はありませんが、そうしますとかなり人員がふえて参りますので、大体この委員会では一日くらいということになつていますけれども、場合によつては、やはり半日ぐらい延ばしてもらわぬと、十分な質問ということになりますと全部終らぬ。あらかじめ委員長から了承を得ておいてもらいたいと思います。

第13回国会 地方行政委員会 第47号(1952/05/17、24期、日本社会党)

○門司委員 この税法の改正案の大臣の説明は一応聞いたのでありますが、最初に聞いておきたいと思いますことは附加価値税の一年延期のことであります。政府はほんとうにこの附加価値税を一年延期して、来年度から実施される御意思があるのかどうか。これは実施の期間が延び延びになつておる。政府は思い切つてこの辺でやめたらどうかと思うのだが、一体どういうお考えになつておるか、その点をひとつお聞きしておきたいと思います。
【次の発言】 それ以上私は議論はいたしません。  その次にもう一つ聞いておきたいと思いますが、これは大臣によく政府の所信を聞きたいと思うのでありますけれども、一応当局に聞いておきたいと思いますこと……

第13回国会 地方行政委員会 第48号(1952/05/20、24期、日本社会党)

○門司委員 修正案の第一條の今度新しく挿入された一番最後の方に「地方公共団体における民主的にして能率的な行政の確保を図るとともに、地方公共団体の健全な発達を保障することを目的とする。」こう書いてありますが、地方公共団体の健全なる発達ということは、何を意味しているかということであります。問題は行政だけの健全なる発達を意味するのか、あるいは完全に地方公共団体の発展を意味するということになつて参りますと、これはどうしても財政的の裏づけがなければ満足にやれないことは、だれでもわかりきつておるわけです。ここに書かれておりまする「地方公共団体の健全な発達を保障する。」という意味は、單に事務行政だけをさして……

第13回国会 地方行政委員会 第49号(1952/05/21、24期、日本社会党)

○門司委員 この機会にちよつと聞いておきたいと思いますことは、九條の新しく挿入された中に、「市町村の境界に関し争論があるときは、都道府県知事は、関係市町村の申請に基き、これを第二百五十一條の規定による調停に付することができる。」こう書いてありますが、第二百五十一條の問題であります。これはいずれ二百五十一條のところで議論すれば私はいいと思いますが、九條のところで出て来ておりますから、一応申し上げておきたいと思いますが、現行の二百五十一條というのは削除されております。従つて條文がありません。條文がないから、これを新たに挿入しようということはずつと先の方に書いてあります。ところが、先の方に書いてあり……

第13回国会 地方行政委員会 第50号(1952/05/22、24期、日本社会党)

○門司委員 立花君その他からかなり聞かれておりますので、つとめて重複を避けてお聞きしたいと思うのであります。  最初に聞いておきたいと思いますことは、公営企業法の第二条との関係でありますが、公営企業法の第二条にはここに書いてありまする六つの事業が大体限定されております。また労働関係法の三条には「「地方公営企業」とは、」と書いてありまして明らかになつております。そこでこの法律では結局それ以外のものは、公営企業と同じような形でも、全然これを含まないつもりであるかどうか。しかも公営企業法の中には五十人とか三十人とか人間が実は限定してありますが、これに当てはまらないものが必ず私はあると思います。この六……

第13回国会 地方行政委員会 第51号(1952/05/23、24期、日本社会党)

○門司委員 この機会に聞いておきたいと思いますことは、今床次さんからもお話のありました九十一條の改正であります。これは人口数に割当てて議員の定数を減らさなければならぬというのですが、これはどうしてもこういうふうに減らした方がいいというお考えであるかどうか、その点を聞いておきたいと思います。どういう理由で一体減らされたか。なるほど外国の例を見ますと少いようであります。ことにアメリカ等の例は割合に少いところが多いのでありますけれども、議員の定数をきめようとするなら、やはりその都市の立体的ないろいろな條件が問題になつて来ると思うのであります。アメリカの都市あるいは町村のように、境界その他についてもき……

第13回国会 地方行政委員会 第53号(1952/05/26、24期、日本社会党)

○門司委員 私はこの前おりませんでしたので、前を少し聞いておきたいと思います。百二條の関係ですが、この項はずいぶん方々から話がありまして、大体議論も盡されておるかと思いますが伺います。公聴会でも話がありましたように、市にあつては十日とするということになつておつて、会期を非常に短かくしておるのですが、これは例の百五十五條の二項のような大きな市でも十日間ということをお考えになつておりますか、その点をお伺いいたします。
【次の発言】 今のお話でありますが、これはまつたく会期の官僚統制でありまして、実際に即さない。自治法の内容から見ますと、やはり百五十五條の市は、いずれの場合にも別に書いてあるのであり……

第13回国会 地方行政委員会 第55号(1952/05/28、24期、日本社会党)

○門司委員 きようは大臣がおいでになつておりませんので、條文についてだけ質問をしておきたいと思います。午前中のどなたかの質問の中にもありましたが、この中に新しく協議会を設けるように書いてありますが、一体これは町村の事務組合で事が足りるのではないかと思うのですが、特別にこういう協議会を設けなければならない理由を、もう少しはつきりしておいていただきたいと思います。それはこの協議会の中に含まれておりまする事項というものは、大体一部事務組合のような形で、これが終るのではないかというように考えられますので、そういうことでどうしていけないかということ。  それからついでにもう一つ聞いておきますが、一部事務……

第13回国会 地方行政委員会 第56号(1952/05/29、24期、日本社会党)

○門司委員 私はこの機会に大臣にひとつ総括的に聞いておきたいと思いますが、今度の自治法改正案は、主として神戸勧告の案に基いて改正された、こう解釈してよろしゆうございますか。
【次の発言】 この改正案の中には、必ずしも行政の簡素化でなくして、行政上のある一面から見れば、單に政治的に改正されたような面がたくさんあるのではないかと思いますが、神戸勧告に基いて一応なされた、その他の委員会の意見を聞かれたというのでありますが、その次の性格としては、主としてこれは行政の簡素化を基本とされて、改正されたものであるというふうに解釈してよろしゆうございますか。

第13回国会 地方行政委員会 第57号(1952/05/30、24期、日本社会党)

○門司委員 私の一応聞いておきたいと思いますことは、これは木村さんがおいでになつてから聞いた方が私はいいと思うのですが、警察法の改正法案を出された理由は、責任の所在を明確にする、こういうことが大体主たる目的だというように、われわれは解釈しておりますが、治安の責任の所在というものが内閣にあることには間違いないのであります。ただ制度の上だけでそうなつていないから、これを制度上責任の所在が明確になるようにする、こういう理由のように私ども今日まで大体聞いておりますが、そうだといたしますと、一体日本の今行つております警察法自体を考え直さなければならぬ点が、実は出て来るわけであります。そう申し上げますのは……

第13回国会 地方行政委員会 第58号(1952/05/31、24期、日本社会党)

○門司委員 河原さんに一応聞いておきたいと思うことは、この法律を出して、この特例に当てはまる町村はやがて市になると思いますが、現在この法律の特例を受ける市は一体全国でどのくらいある予定なのか、その点をまず先に聞いておきたいと思います。もしわかれば、具体的にお話を承りたいと思います。
【次の発言】 提案者はその四つの自治体の財政的内容は十分お調べになつておるかどうか。私がこういうことを聞きますのは、御存じのように、日本の市には大体自治警察を持つということになつておるのであります。ところが、この特例で自治警察を持たなくてもいいということになつて参りますると、これは單なる特例だけでは済まないのであり……

第13回国会 地方行政委員会 第59号(1952/06/02、24期、日本社会党)

○門司委員 私は今提案されております市の警察維持に関する特例の法案に対しましては、社会党を代表いたしまして反対の意思表示をするものであります。  先ほど改進党の方からも申されましたが、この問題は一応特例という形を示しておりますけれども、この包蔵いたしております内容は、明らかに現在の警察法に定めてありまする基本的の問題をきわめて大幅にかえようとする考え方であり、さらに地方自治法に定められておりまする市の條件、いわゆる町村が市に昇格をいたします場合の一つの基本條件になつております人口三万というこの既定の事実に対しましても、やはり非常に大きな問題を投げかけておるのでありまして、従つてもしこの法案がこ……

第13回国会 地方行政委員会 第61号(1952/06/04、24期、日本社会党)

○門司委員 ちよつと田上先生にお伺いをしておきたいと思います。それは国家地方警察の本部長に対する総理大臣の任免は、行政組織上の問題から考えても、一応考えられるという御意見と私は拝聴したのでありますが、行政組織上の面から見ますると、治安の最後的の責任が内閣総理大臣にありますので、これは憲法ではつきりきめております通り、行政の責任はどこまでも内閣にあることは一応うなずけるのであります。ただ問題になりますのは警察法の八条の規定で、御承知のように公安委員の罷免は両院の議を経なければならないことになつておりまするし、さらにこれの罷免の場合におきましても罷免の条項が一々書いてありますが、やはり総理大臣の一……

第13回国会 地方行政委員会 第63号(1952/06/06、24期、日本社会党)

○門司委員 私は、地方自治法の一部改正に関する法律案に対して、社会党、社会党第二十三控室、並びに社会民主党各派を代表いたしまして、修正の意見を申し述べたいと思うのであります。  この修正案を提案いたしました理由は、今回の地方自治法の一部改正の法案中、政府の説明その他を聞いて参りますると、あまりにも机上のプランに基く、いわゆる行政の簡素化を中心とし、さらにこれに伴う事務整理のような、一応の形は示しておりまするが、この考え方は実際の実情に沿わない考え方がたくさん盛り込まれておりまするのと、同時に日本の民主化は地方自治体の真の民主的運営でなければならないことは、憲法にもはつきり示している通りでありま……

第13回国会 地方行政委員会 第64号(1952/06/07、24期、日本社会党)

○門司委員 選挙費用のかわつて来るのは当然でありますが、ただこの費用全体を見てみますと、その中に何か選挙の事務管理のような形が出て来るのであります。従つて選挙管理委員会の本来の使命である選挙の公正を期することのための宣伝といいますか、それらの経費が非常に少いように考えておりまするが、これは一体どのくらい見積られておりますか。
【次の発言】 私は主として啓蒙にも二つの考え方があると思う。一つは犯罪予防の関係、一つはなるたけ投票に行くように、投票の意義を徹底させるという二つの行き方があると思いますが、大体選管としてはどちらにその重点を置かれているかということ、これは御存じのように、今選挙が行われる……

第13回国会 地方行政委員会 第65号(1952/06/09、24期、日本社会党)

○門司委員 私はきわめて簡單に、今の警察法と違います集団示威運動のことについて、ちよつとお伺いしたいと思いますが、この法律によりますと、七十二時間前に届出をして、そして二十四時間前にいろいろなことを公安委員会が示唆する、こういうことになつております。実際上の示威運動の秩序をどうするかということは、非常に問題でありまして、同時にまた治安関係からいえば、当然公安委員会としては、何らかの方法で、事前に知つておきたいということも、私は公安委員会の立場からいえばいえると思います。従つて問題になりますのは、この七十二時間前に届出をして、そして二十四時間前に示唆しなければ、どうしてもこういうものについて、公……

第13回国会 地方行政委員会 第66号(1952/06/10、24期、日本社会党)

○門司委員 提案者に別段質疑をするわけではありませんが、当局にちよつと聞いておきたいと思いますことは、先ほどの自由党の改正案によりますと、この原案と字句を逆にしただけでありまして、何にも大したことはないように考えますが、ただ問題になるのは、政府がこの法案を出しました改正の理由の中に、「警察行政に関する内閣の責任を明らかにし、」と書いてあります。従つて内閣の責任を明らかにするということでありまする以上は、少くとも政府の原案がこの内閣の責任を明らかにする意味から言えば正しいのである。ただ警察法を制定いたしました当時の考え方、それから現行警察法によりますと、こういう考え方は非常に運営の上で将来問題を……

第13回国会 地方行政委員会 第67号(1952/06/11、24期、日本社会党)

○門司委員 ちよつと聞いておきたいと思いますが、第二條に列記されておるものの中に、二項の方で「地方公共団体は、政令で定める基準に従い、條例で定めるところにより、地方公共団体の経営する地方公営企業以外の企業に、この法律の規定の全部又は一部を適用することができる。」こう書いてございますが、この「以外の企業」というのは一体何をさしておるのか、一応御説明願つておきたいと思います。
【次の発言】 今の御答弁ですが、そうするとこの第二條というのは実におかしなものであつて、要するに地方公営企業というものを規模でわけて行く、こういう行き方だろうと思う。地方公営企業自体というものを第二條では認めない。認めないと……

第13回国会 地方行政委員会 第69号(1952/06/14、24期、日本社会党)

○門司委員 ただいま委員長からお話のありました修正案について、その修正の趣旨の弁明をいたしたいと思います。  地方公営企業法案の一部を次のように修正する。第九條第十三号を十四号とし、十三号としては次のようにここに入れる。「その権限の範囲内において労働協約を結ぶこと。」こういう條項を入れたのであります。これは管理者の権限に属しておりまする範囲で、当然地方公営企業労働関係法の団体交渉の範囲の中において考慮さるべきことであつて、従つて労働協約を結ぶことができるという明文をここに加えまして、地方公営企業労働関係法の七條との関連を治確にいたしたわけであります。公営企業労働関係法の中にも「これに関し労働協……

第13回国会 地方行政委員会 第70号(1952/06/17、24期、日本社会党)

○門司委員 私聞きたいと思いますことは、例の俗に特飲街といつております風俗営業取締りに関する問題でありますが、風俗営業の問題は各地で実際上の問題を起しております。そしてこれは御存じのように東京でも池上の問題を起して、地元の反対でこれに特飲街としての許可を與えないということに大体なつたと思うのでありますが、 横須賀にも現在ありますし、それから各地にあるのでありまして、この問題はやはり政府のはつきりした方針が、この際打出さるべきではないかというふうに、私は考えるのであります。本委員会の請願にもこれが出ておりますが、問題になつておりますのは広島の問題であります。広島は広島駅の前に、前の鉄道用地であつ……

第13回国会 地方行政委員会 第71号(1952/06/19、24期、日本社会党)

○門司委員 地財委の意見を一応問うておきたいと思いますのは、三十三條にこういう一項を入れて参りますと、現在組まれておりまする、あるいは予定されておる起債のわくの中に入れるつもりなのか、あるいはこれは外に当然出なければならないと私は思うのだが、地財委としてはこの取扱いをどういうふうにされるのか。この点をひとつお伺いしておきたい。
【次の発言】 そうすると大蔵省との関係はどうなつておりますか。もう一つ聞いておきたいと思います。
【次の発言】 地方債の増額の要求ということになつて参りますと、実際の問題としては、法律ができた以上はこの法律に拘束されるということが、私は建前にならなければならぬと思う。し……

第13回国会 地方行政委員会 第73号(1952/06/28、24期、日本社会党)

○門司委員 この問題の取扱いですが、今委員長は、速記をやめて呉市の意見を聞くというお話でありますが、きようこれを審議しようというのは、ただ呉市の話だけを聞いたのでは、私には十分のことはわからぬのであります。ことに調書はかなり詳しいものをもらつております。従つてこういうことに間違いがないとするならば、これに基いて何らか日本の国民として処置を考えてもらわなければならない。従つてこの場合は、呉の意見を聞くと同時に、ぜひ私は外務当局に出てもらつて、一体これがどうしてこうなつておるのか、この取締りはできないのか、できるのか、あるいは私は外務当局として、こういう問題があれば、やはり相手方の国に話をすること……

第13回国会 地方行政委員会 第74号(1952/06/30、24期、日本社会党)

○門司委員 私はこの機会に、今藤田君から大分聞かれておりますので、大体意向はわかつておりますから、そう聞く必要もないのでありますが、ただ今までもしばしば言われたことでありますし、私のまだ十分聞き足りない点を一つ、二つ聞いておきたい。  一つは、この問題は、大蔵省との間には、今まで一体どういう話合いがなされておるかということであります。これは両方の間で意見の相違があつて、なかなかうまくまとまらなかつたというような話を私は聞いておるのであります。従つて、これだけのものをはずしては、国の財政に対する影響がかなりあると思うのでありますが、いわゆる国が地方に対しまする起債のわくでありまするが、そのわくの……

第13回国会 地方行政委員会 第75号(1952/07/08、24期、日本社会党)

○門司委員 場所は今御指摘になつたところはわかりましたが、何か一つの市といいますか、設備を中心とした五マイル半径だというような話を聞いておりましたが、大体そのくらいでありますか。

第13回国会 地方行政委員会 第76号(1952/07/29、24期、日本社会党)

○門司委員 関連して……。今大蔵省の事務官の答弁ですが、わかつたようなわからないような答弁であつて、大蔵省としてはそういうことが言えると思いますが、しかし今の藤田君の質問の中にもありましたように、また最後に藤田君が申し上げましたように、今の特別平衡交付金というものは、そういう要素を含んでおりません。従つてこういう特殊の事情の発生したものが、特別交付金の中に食い込んで来るということになれば、それだけ地方財政というものはきゆうくつなものができて来ることになる。しかもこの財源は、特別交付金でまかなわなければならないような天災あるいは地変というようなもの、いわゆる人力において不可抗力の場合においてのみ……

第13回国会 内閣委員会 第10号(1952/03/27、24期、日本社会党)

○門司委員 私から少しばかり聞いておきたいと思うのですが、その前に一応資料を出していただきたいと思いますのは、海上保安庁の現状をひとつ御報告を願つておきたいと思います。私がこういうことを聞きますのは、ここでまた人間が約五千人ばかりふえまするし、今までも五万トン八万トンにふやされて来て、だんだん装備はふえて来るのでありますが、今まで許された範囲の船が全部できておつて、それが全部活動しておるかどうか。この活動が全部なされていないで、またこういうふうに増加しなければならぬということは、私理論はわからないのでありますが、今までの船をこしらえ上げて今までの装備を全部やつて、それからなおかつ足りないから、……

第13回国会 内閣委員会 第27号(1952/05/24、24期、日本社会党)

○門司委員 この機会に、自治庁設置法について、内容に入ります前に大体政府の構想をお伺いしておきたいと思いますが、この自治庁の設置法は、要約して申し上げますと、現在の地方自治庁の中に全国選挙管理委員会の所掌の事務を移すということと、それから地方財政委員会の事務をこれに移して行くということが、大体主体になつておるようでありますが、これは機構の上から申し上げますと、従来内務省が行つておつた機構の一部であつて、これに警察を加えれば昔の内務省とまつたく同じものになる、こういうことであります。従つて機構の面から申し上げますと大した問題ではないように、あるいは一部には考えられるかもしれないのでありますが、し……

第13回国会 文部委員会 第42号(1952/07/04、24期、日本社会党)

○門司委員 議事進行について……。ただいま委員長から理事会の御報告がございましたが、私はこの際議事の進行をはかりますることのために、一言申し上げたい。理事会で意見のまとまらなかつたというその最も大きな原因は、先ほど本委員会において、審議が十分に尽されていないにもかかわらず、与党の多数の諸君によつて質疑が打切られたということが、その最も大きな原因であります。従つて、もし本委員会を円満に遂行しようとするならば、この際委員長は、さきに行われました動議を一応撤回するか、あるいは本案に対しまして、これを当委員会で再審議の形においてこれが審議を進められんことを私は望むのであります。その理由といたしましては……


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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 運輸委員会大蔵委員会連合審査会 第1号(1949/05/20、24期、日本社会党)

○門司亮君 ただいま佐々木君から要求がありましたが、そのほかに、さらに私は國家が買收いたしましてから今日まで、拂下げを必要とする各路線に対してどのくらいのかけた費用があるかということを一應見ておきたいと思いまするが、それらの資料もあわせて御提出願いたいと思います。

第5回国会 建設委員会災害地対策特別委員会連合審査会 第2号(1949/09/14、24期、日本社会党)

○門司委員 もうすでに議論は出盡しておりますので、また熱心に應答がかわされたので、これ以上私は申し上げることはないと思いますが、ただ先ほど砂間君の質問に対する答弁がはなはだあいまいであつたように思いますので、一言これを聞いておきたいと思います。それは今回のキテイ台風によるところの横濱の災害であります。御承知のように横濱の災害は未曾有の災害であります。一千トン以上の汽船が十数杯も沈没するということは未だかつてなかつた現象であります、先日縣知事とランチで港内の沈んだ状況を見て歩いたのでありますが、まつたく想像もできない惨状であります。この惨状の起つた原因は、もちろんわれわれ港に育つた者から考えます……

第5回国会 内閣委員会地方行政委員会連合審査会 第2号(1949/04/23、24期、日本社会党)

○門司委員 基本的なことになついてのみきようはお尋ねをいたしまして、各條項にわたりましては後ほどまたお尋ねしたいつもりであります。大臣の説明によりますと、本法案は地方の公共團体が非常に要望しておるというようなお話であつたのでありますが、地方の公共團体が今要望いたしておりまするものは、現在のような地方財政委員会のような無力というとあるいは木村國務大臣におこられるかもしれませんが、大体そういうことにひとしいような状態である。そうして地方財政の窮乏すらも救えないようなものであつてはならない。もう少し力強い、自分た廳のほんとうな要請の上に力を與えてくれる何らかの官廳がほしいのではないかというようなこと……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 観光事業振興方策樹立特別委員会地方行政委員会大蔵委員会厚生委員会運輸委員会連合審査会 第1号(1949/11/21、24期、日本社会党)

○門司委員 ただいま承つておりますと、いろいろ疑義があるようでございます。私今参りましたので、法案の説明をどなたがなさつたか存じませんが、およそ法案を出されます場合、政府が出す場合は政府がこれを説明をし、議員提出の場合はその代表者から説明を受けませんと、私どもは審議するのに困るのであります。どこから、たれが出したかわからぬようなものを、連合会で審議するのはどうかと思います。その点提案者を明確にしていただきたいと思います。
【次の発言】 そうすると、これは委員長の提案と解釈してよろしゆうございますか。
【次の発言】 そうしますと、この法案は、提案者によるものでなく、発案という範囲のものと解釈して……

第6回国会 電気通信委員会地方行政委員会連合審査会 第1号(1949/11/25、24期、日本社会党)

○門司委員 きわめて抽象的なことであるが、念のためにお聞きしておきたいと思う。先ほど谷口君からもお聞きになつておられるように、もしこういう事業の運営が、民営にでも移されるというようなことが懸念されるといたしますならば、このときの処置はどういうふうにおとりになるか。この法案は前国会に出されて、都道府県の所有に属した財産を、全部国に移管されたときから見れば賠償するということが書いてあります。やや進歩したような安で、地方行政としても一応その面の反対は、この前ほど強くはないと思いますが、ただ懸念されますのは、もし通信事業というものが、民営にでも移されるようなことが考えられるといたしますならば、ただいま……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 大蔵委員会地方行政委員会建設委員会連合審査会 第1号(1950/03/31、24期、日本社会党)

○門司委員 八百板君、床次君から大体の方針は聞かれておりますので、重複して聞く必要もないかと思いますが、一応聞いておきたいと思います。  さつきの大臣の答弁によりますと、十五万円に大体限定したということでありまするが、これは現存の市町村財政というものをまつたく考慮に入れないものの考え方だと私は考えておるのであります。なぜであるかと申し上げますと、一個所の工事が十五万円以上のものについてというので、それ以下の工事については補助しないということになつて参りますと、ことに貧弱な町村の多い日本の現状においては、たとえば五万円にいたしましても町村負担としてはきわめて過重な負担にならざるを得ないものがたく……

第7回国会 地方行政委員会公聴会 第1号(1950/04/10、24期、日本社会党)

○門司委員 委員長に伺いたいのですが、公聽会には当局がおいでになつていないようです。何か特別の理由があつてお出にならないのですか。これからでもよろしゆうございますから、大臣なり責任者にひとつ出ていただいてそしてよく聞いていただきますように、委員長からこの会議の決議として一応請求していただきたいと思います。
【次の発言】 ちよつと質問をいたします。この内容を見ますと、非常に罰則が嚴重になつておるのでありますが、地方の公共団体がこの罰則通りに施行することができるかどうか。これは非常に重要な問題でありますが、この点の見通しをお聞かせ願いたいと思います。

第7回国会 地方行政委員会公聴会 第2号(1950/04/11、24期、日本社会党)

○門司委員 一つお尋ねしたいのですが、今の最後の第二項でありますが、社会政策的見地から免税額を設定するということになつておりますが、これについて何か具体案がありましたら、ひとつお話願いたいと思います。
【次の発言】 なお重ねて聞くようですが、意味はよくわれわれわかつておるのであります。この免税点の額をどのくらいにきめたらいいかということであります。たとえば具体的に申し上げますと、外食券食堂のごときは、外食券をお持ちになつて食事をするのでありますが、これは家庭で食事をする場合には税金をとられないのに、たまたま外食者であるということのために、税金が課かつて来ておるというように、課税の対象にも矛盾が……

第7回国会 地方行政委員会公聴会 第3号(1950/04/12、24期、日本社会党)

○門司委員 私よくお話を承つておりませんので、あるいは違うかもしれませんが、町村長の会の会長さんであるという建前の上においてちよつとお聞きしたいのですが、今度の税法の改正の中には、シヤウプの勧告案にもありまする通りに、この税制施行によつて、約四百億といわれておる強制寄付の中で、三百億がこの税法の中に吸收されておるという一応の見方をわれわれはしておるわけでありますが、もしこれがこのままの姿で予定税額がとれるといたしますと、その寄付金がこれによつて政府の考えている通り、一体将来できるかどうかということは、われわれとしては非常に懸念されるのであります。これについての見通しがもしおわかりになりますれば……

第7回国会 内閣委員会地方行政委員会連合審査会 第1号(1950/04/26、24期、日本社会党)

○門司委員 これは逐條御説明を一応願うことにしたらどうかと考えるのですが、ただちに質問に入りますか。
【次の発言】 それでは質問をいたしたいと思いますが、十分了解していない点もあると思いますので、その点ひとつ当局も心得て御答弁願いたいと思います。  最初に大臣の今の御説明でありますが、権限の問題であります。御説明によりますと、地方税財政制度に関する法律案の企画立案権を除いてその他のものを本委員会に委譲して、その独立性を強化するため、地方財政委員会規則の制定権及び委員会の所要経費確保に関する請求権を付與する、こういう字句が使つてあります。なお国会、内閣及び関係機関に申し出る権限を與えるとともにと……


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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 地方行政委員会大蔵委員会農林委員会水産委員会通商産業委員会連合審査会 第1号(1950/07/17、24期、日本社会党)

○門司委員 本日の委員会は一応これで終了したとするには、大した異議もございませんが、まだ発言の通告者もたくさんあると思います。それらの諸君は、おそらくきようの発言の状態、時間等をにらみ合せて、自分は当然発言もできそうもないという趨勢のもとにお帰りになつたのでありますから、われわれの委員会において、できるだけ委員外の発言を許していただきたいと思います。

第8回国会 文部委員会地方行政委員会連合審査会 第1号(1950/07/27、24期、日本社会党)

○門司委員 自治庁の課長かどなたかにお出でになるようにお願いいたしておきましたが、自治庁の諸君が来ます前に、一応管理委員会にお聞きいたしておきたいと思います。  選挙の期日が延ばされることになつておりまするが、自治法によりますると、明らかに一つの選挙がありまする場合には、補欠選挙を行わなければならぬということが書いてある。この趣旨は、自治法というあの法律ができましたゆえんは、地方の公共団体の議会というものを非常に尊重いたしまして、同時に住民の意思というものが十分地方議会に反映することのできまするように、法規に基く三分の一以上の欠員がなくても補欠選挙はやることができるようにしたと私は考えておりま……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 地方行政委員会公聴会 第1号(1950/11/30、24期、日本社会党)

○門司委員 議事の進行で、ちよつとお聞きしておきたいと思いますのは、質問の内容は公述された内容に限られておるのか、あるいは法案全体に及ぶかということをきめておいていただきたい。
【次の発言】 ちよつと達林さんにお聞きしておきたいと思いますが、達林さんは、全体のものとして一応この法律案をお認めになつたように私は感じたのでありますが、それを前提としてちよつとお聞きを願いたいと思いますことは、この公企業の問題でございますが、公企業の問題について、一応こうした制限を加えられることもいいのではないかというようなお話を承つたのでございます。達林さんの地位と申しますか、職掌柄と申しますか、これは理事者の側に……

第9回国会 地方行政委員会公聴会 第2号(1950/12/01、24期、日本社会党)

○門司委員 ちよつとそのことですが、労働法規が適用されてない点と、政治活動が非常に大幅に制限されている点が、どういう影響を持つかということを、実は知事に聞きたいのですけれども、時間もありません。さつきの知事のお話では、その方面は賛成だというふうに聞きとれるような御答弁であつたので、主として今知事が心配されております人事委員会の設置の問題でありますか、これはさつき知事も地方自治法百五十八條の規定を引用されたのでございますが、百五十八條の規定の中に、総務部の中に、職員の進退あるいは待遇に関して、これをつかさどるということ一番先に書いてある。そういたしますと、この法律の條文と、この人事委員会の職権と……

第9回国会 地方行政委員会人事委員会文部委員会労働委員会連合審査会 第2号(1950/12/03、24期、日本社会党)

○門司委員 ちよつと関連して……小野政務次官の答弁がありましたが、今の答弁の内容は、ほとんど地財委に関係した答弁であつて、私はこういう機会には、所管の地財委の委員長を呼んでもらつて、責任ある答弁をしてもらいたい。  もう一つは、大臣がおいでになるはずでありますが、大臣は今一体どこにおりますか。予算委員会を衆議院でも開いておりますが、参議院の地方行政委員会は、今私の情報では、行政書士法をやつておると思います。行政書士法に対しては、必ずしも大臣の出席を要求しないと思つておりますが、ひとつ大臣をお願いします。


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 地方行政委員会公聴会 第1号(1951/03/09、24期、日本社会党)

○門司委員 きわめて簡單に二点だけ先生の教えを受けておきたいと思いますが、先に聞いておきたいと思いますることは、先生の御意見の中で、これは私の聞き違いかとも思いますが、法人の課税に対しては、所在地と個人の場合の住所との関係で、法人に住所で課けるというようなことについては、多少の問題があるのではないかというような――いわゆる住所と言いますか、所在地でありますが――こういう御議論であつたように私は拜聽したのであります。もしそうだといたしますると、この市町村民税の税の本質が、私どもといたしては、やはりこれは応益税の形を非常に持つておると考える。従つて応益税という税金の性質を持つておるといたしますなら……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 内閣委員会地方行政委員会農林委員会人事委員会運輸委員会労働委員会経済安定委員会連合審査会 第1号(1951/11/09、24期、日本社会党)

○門司委員 ただいま提案されておりまする法案自身には直接関係はないかと思いますが、これと非常に大きな関係を持つておりまする地方の公務員に対しまする政府の所信を、この機会に伺つておきたいと思うのであります。先に聞いておきたいと思いますことは、今度のこの定員法の改正が行政の簡素化とどういう関連を持つておるかということであります。ことに地方におきましては、御存じのように関連委員会において行政事務の再配分に関する第二次の勧告までも行われておりますので、一体今度の定員法の改正は、これらのものとどういう関連を持つておるかということを、まず最初にお聞きしておきたいと思うのであります。


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 大蔵委員会地方行政委員会通商産業委員会決算委員会連合審査会 第1号(1952/04/18、24期、日本社会党)

○門司委員 さつきの八百板君の質問、その他の方々の質問で大体盡きておりますので、ちよつとふに落ちないところだけ聞いておきたいと思いますが、それは八百板君の今の質問の中で、大体賠償の対象になるのがどのくらいあるか、ということについての資料を出していただきたいということに対して、何か非常に厖大なもので、資料は出しにくいということに聞きとれたのです。ところがこの法律は理由書の中にも、また第一條にもはつきり書いてありますように、大体対象がわからなければならぬはずでありまして、限定されておると思うのです。従つて限定されたものであれば、それがわからぬというりくつは立たぬと思う。従つてこれをぜひ出してもらい……

第13回国会 地方行政委員会公聴会 第1号(1952/05/19、24期、日本社会党)

○門司委員 私はおそく参りましたので、十分意見を聞いておりませんから、この機会に杉村先生にひとつお伺いをいたしておきたいと思いますことは、今度の地方自治法の改正について、一貫して流れておる一つの方向があるように、私どもには見られるのであります。その方向といいますのは、たとえば今問題になつております東京都の区長の任命制の問題にいたしましても、これはやはり基礎的の地方公共団体が市町村にあるということには、私は間違いがないと思う。そうしますと、やはり市と同じような取扱いを受けておる区、固有の事務を持つております区の長を凶が選挙するということは、私は憲法第九十三條の建前からいつても当然たと考える。とこ……

第13回国会 文部委員会地方行政委員会連合審査会 第2号(1952/05/26、24期、日本社会党)

○門司委員 ごく簡單に聞いておきたいと思いますことは、主としてこの法案に反対されておる地財委に、この機会にもう一言聞いておきたいと思いますが、地財委は現行の地方財政平衡交付金の内容によつて、教育行政が完全であるとお考えになつておるかどうか。
【次の発言】 そういたしますと、こう解釈してよろしゆうございますか。そういう不備があるから、何らかの処置はとらなければならない。この法律は、内容が必ずしも充実したものとはいえませんが、しかし、そういう理想へ近づく一つの段階であるというふうに解釈してもさしつかえありませんか。
【次の発言】 そうすると、この法律では、そういうものは実現されないというようにお考……



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菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。