吉川久衛 衆議院議員
24期国会発言一覧

吉川久衛[衆]在籍期 : 23期-|24期|-26期-27期-28期-30期-31期-33期
吉川久衛[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは吉川久衛衆議院議員の24期(1949/01/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は24期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院24期)

吉川久衛[衆]本会議発言(全期間)
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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 衆議院本会議 第6号(1949/03/28、24期、国民協同党)

○吉川久衛君 ただいま議題となりました決議案に対しまして、私は國民協同党を代表いたしまして賛意を表したいと思います。(拍手)  政府は、國会の初めにおいて、その政府の政策、國会に対する態度方針を、本会議を通じて全國民に宣明しなければなりません。これによりまして、政党は、與党といわず野党といわず、もろもろの議案の審議に対する態度が確定するのであります、國民もまた、これによつて一應の了承をするでありましよう。  私は、ただいま民主自由党の石田君、民主党の犬養系でありましようが、田中君の反対演説を伺つて、意外に思つたものであります。何となれば、かくのごとき問題は、吉田内閣を不信任するとか糾弾するとか……

第5回国会 衆議院本会議 第27号(1949/05/12、24期、新政治協議会)

○吉川久衛君 私は新政治協議会を代表いたしまして賛成の意を表するものであります。  本法案は、日本の農村の民主化と生産力を増強する上にきわめて重大なる内容を持つたものであります。しかるに委員会におきましては、與党の各位が何をあせつてか、十分に審議をさせないで、量の力で審議を打ち切られたということは、私はまことに遺憾にたえないものであります。われわれは、かような重要な問題は十分審議させて、しかる後に決定するというような態度を今後望んでやまないのであります。  農地調整法を初めといたしまするこの農地改革の一連の法律は、日本の民主化のために非常な効果をもたらしたものであるということは、われわれはこれ……

第5回国会 衆議院本会議 第34号(1949/05/20、24期、新政治協議会)

○吉川久衛君 ただいま議題になつております競馬法の一部を改正する法律案並びに特殊勝馬投票券に関する法律案の二つの案が農林委員会において審議されておりますときに起りました問題、並びにこの予算に関して大藏大臣に二、三のご質問をいたしたいと思つております。  委員会におきましては、農地改革のためにいやが上にも零細化されましたところの日本人の農業経営というものは、どうしても園藝とか畜産とかいうような問題を導入することなくしては考えられないような状況にある、あるいはまた立体的な、集約的な高度の科学性を取入れた農業経営形態に移行しまければならないという観点から、特に畜産の導入問題は大きな問題として考えられ……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 衆議院本会議 第17号(1949/11/26、24期、新政治協議会)

○吉川久衛君 自由討議は、新しい憲法のもとに制定された国会法によつて行われるようになつたのであります。当初は非常に盛会であつたのでありますが、回を重ねるごとに、だんだんと熱がさめてしまいまして、最近はかくのごとく寂寥たるものであります。(「委員会をやつておるからだ」と呼ぶ者あり)私は委員会のことは存じております。この趣旨は、国民の輿論をここに集めて、各施策にこれを織り込もうということにあつたのでありますが。各議員は、本会議において自由討議をすることをまたないでも、各委員会においてそれぞれ国民の希望するところを国会に反映させるような制度が別にありますので、この討議がだんだんと熱がさめて来たところ……

第6回国会 衆議院本会議 第21号(1949/11/30、24期、新政治協議会)

○吉川久衛君 私は、新政治協議会を代表いたしまして、ただいまの決議案に対して賛成に意を表するものであります。(拍手)  私は、第一回国会以来、委員会をかわること四回、その間、今回の農林委員会ぐらい非常に気分のよいところはないように感じております。その原因は、われわれの平素敬愛するところの小笠原氏を委員長とし、そうして委員諸君の人柄によるのかと、いつも感激していたものでありまして、すべての議事がきわめてスムーズに行われて来たのであります。ところが、一昨日のあの光景は何たる醜態でありましよう。これは、この問題が食糧確保臨時措置法の一部改正に関する法律案であり、この法律案なるものは、民自党の諸君の支……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 衆議院本会議 第31号(1950/03/28、24期、国民協同党)

○吉川久衛君 私は、報償物資対策に関する緊急質問をいたします。大蔵大臣、農林大臣、通産大臣、安本長官にお願いをいたします。  報償物費とは、出すまでもなく主食、農産物の強制供出に対する報酬と増産奨励を意味するものであります。昭和二十四年産米に対する報償物資にいて、農林省では、昨年の不評にかんがみまして、さらに一〇〇%供出完遂を間違いないと見て、早くから手が打たれました。衣料については昨年七月に計画生産が終り、早場米の出始めた九月には、ほとんど全国各都道府県に現品が行き渡つていたのでありますが、いよいよ農家が品定に移つたころ、織物消費税廃止、マル公の引下げ、取引高税の廃止、一億数千万ヤールの綿布……

第7回国会 衆議院本会議 第43号(1950/04/27、24期、国民協同党)

○吉川久衛君 私は、国民協同党を代表いたしまして、ただいま議題となつておりますところの決議案に対しまして賛成の意を表するものであります。  提案趣旨の弁明にもありましたことく、また各党の代表演説にもありましたことく、わが国の農業は、今やまさに破局的窮迫の姿をわれわれの目の前にさらしておるのであります。このような農村の赤裸々な実態を二、三申し上げてみたいと思います。  その第一は肥糧価格の問題であります。すでに実施の予算では補給金が削減されて、今年の八月までには七割の値上げになつているのでありまして、これこそ手痛く農家経済を圧迫しておるのであります。肥料は農家の死命を制するかぎでありますが、今や……

第7回国会 衆議院本会議 第45号(1950/04/30、24期、国民民主党)

○吉川久衛君 私は、国民民主党を代表いたしまして、ただいま提案されております決議案に賛成の意を表するものであります。  終戦後四年間余り異国にあつて抑留生活を続けられておる人々の身の上を案じますとき――私どもは、バスや電車に乗つておるときに、そのバスや電車が何かの事故でとまつてしまつた場合、車掌さんが、どういう事故で、どのくらい停止するか、何時間くらいしたら動き出すかというようなことを予告されれば一応安堵するのでありますが、その予告もない場合には非常に不愉快な思いをするのであります。このような、ささいな問題でも、われわれは見通しがつくまでは、まことに不愉快な思いをするものでありますが、異国にあ……


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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 衆議院本会議 第6号(1950/07/21、24期、国民民主党)

○吉川久衛君 私は、国民民主党を代表いたしまして、肥料統制廃止処置に関し二、三の点について、安本長官、大蔵大臣、農林大臣に対しまして緊急質問をいたします。  わが国の農業は、世界的に見て肥料の使用量の多いことにおきましては特に目立つておるのであります。このことは、農業経営中に占める肥料費の比率が高いことにも現われておるのでありまして、この多肥農業を成立せしめておりますところの根拠を詳しく申し上げるいとまはございませんが、要するに技術的な立場からも、経済的な立場からも、増收のかぎは一にかかつて肥料の増用にあるのでございます。このほか多肥農業であることは、小作制度、供出制度等を含めて広い意味の商品……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 衆議院本会議 第23号(1951/03/24、24期、国民民主党)

○吉川久衛君 私は、ただいま提案されました食糧の政府買入数量の指示に関する法律案及び食糧管理法の一部を改正する法律案の二案について、国民民主党を代表いたしまして反対するものであります。(拍手)  反対の理由は、共産党を除く各党の申合せによりまして、今回に限り速記録に譲ることにいたします。(拍手)


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 衆議院本会議 第39号(1952/05/08、24期、改進党)

○吉川久衛君 私は、改進、自由両党提出の麦類の価格、米食率及び食管特別会計の不足金処理に関する決議案の趣旨弁明をいたします。  まず、お手元に配付されてあります案文を朗読いたします。    麦類の価格、米食率及び食管特別会計の不足金処理に関する決議案   食糧管理法の一部改正に当り、麦価の公正な決定をしなければ麦類の生産を減退せしむるおそれがある事情にかんがみ、政府は、麦類の増産を確保するよう左の各項を実施すべきである。   一 麦類の買入価格の決定に当つては、昭和二十三年及び二十六年の麦価の平均を基準として、その再生産を確保するよう決定すること。なお、麦類の売渡価格は、現行価格を維持すること……

第13回国会 衆議院本会議 第47号(1952/05/29、24期、改進党)

○吉川久衛君 私は、ただいま議題となつております農業災害補償法の一部を改正する法律案に対し、共産党を除く野党各派を代表して、その修正案の提案理由の趣旨弁明をいたします。  修正案文はお手元に配付いたしてありますので、その朗読を省きます。修正の第一点は、原案によると、通常共済掛金が全額農家負担となつているのでありますが、被害率と掛金との関係を合理化し、農業負担の軽減をはかる目的をもつて、通常共済掛金についても、異常共済掛金と同様、その二分の一を国庫負担としたのであります。これによつて、従来掛金が共済金受取りに比較して高過ぎた地方では、掛金負担が大幅に引下げられることになるのであります。  次に、……

第13回国会 衆議院本会議 第57号(1952/06/19、24期、改進党)

○吉川久衛君 私は、ただいま上程されております農地法案及び農地法施行法案の二案について、改進党を代表して賛成するものでありますが、農地法案については、各派共同で修正案が提出された趣旨にかんがみまして、政府に要望事項を付言しておくものであります。(拍手)  農地改革は、わが国で戰後行われた三大改新の一つであつて、その主目標は農村の民主化であり、農業生産力の増強であります。数世紀にわたるわが国農村の封建制を打破して積弊を一掃することなくしては、農村の民主化は不可能であることは申すまでもないのであります。わが国の農地改革は、この農村の民主化のためには相当の成果を収め得たものと考えられるのであるが、今……

吉川久衛[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院24期)

吉川久衛[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第6号(1949/05/17、24期、新政治協議会)

○吉川委員 同僚の河野金昇君にかわつて出て参りましたので、途中からでたいへん恐縮でございますが、ただいま坂口委員のおつしやつたことはまつたく同感でございまして、せんだつて來なかなかソ連大使館においても責任ある方にお目にかかれない。また責任あるお言葉がなかなか伺えない。そこでこちらも礼を盡すと申しますか、慎重を期しまして、各党の党首の方にひとつ行つていただけば、向うさんも礼を盡していただけるのじやないかということで、総裁なり委員長に行つていただこうということになつた。それを委員長のいろいろの御配慮にもかかわらず、ついにそれが実現しないということは國会がこういつた問題についてきわめて熱意を欠いてい……

第5回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第10号(1949/06/25、24期、新政治協議会)

○吉川委員 足立委員の御質問に対する管理局長さんのいろいろの関係で調査の結果が発表できない段階にあるという御答弁は非常に誤解を招くのではないか、ことに共産党の横田委員は一層誤解を深められるのではないかと私は思います。それはGHQとの関係において、GHQの方から示めされた数字と、それを飜訳して日本政府が発表した数字と、それから今日本政府が調査している数字とがどうもつじつまが合わないから、その点をいかにしてつじつまを合せるかという問題について檢討をしなければならないという感じを與えますので、そこのところをはつきりしていただきたいと思います。  それから足立さんかおつしやる通りこれは政府が眞劍におや……

第5回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第11号(1949/10/10、24期、新政治協議会)

○吉川委員 二、三お尋ねをしてみたいと思います。中共地区から送還される人々を調査選定するのは、日本人がまかされておるというようなお話を局長さんから伺つたが、それはどういうような立場の人々が選ばれているかというような、情報を伺つてみたいと思います。ソ連地区においては、民主團体というのが盛んに特殊な教育をやつたり何かそういつたようなことにも関連をしているやに伺つておりますが、そんな点を伺つてみたいと思います。  それから特殊教育を受けて帰つて来られた人たちが――私ある一部の地方においては少し調査をしておりますが、全国的に見て、帰つて来てからの状況は、特殊教育を受けたことによつて、ただいまどういうよ……

第5回国会 農林委員会 第6号(1949/04/01、24期、国民協同党)

○吉川委員 私の今お尋ねしようと思うことは、平野議員からお尋ねがありましたのでありますが、私は長野縣ですが、田中議員のおつしやつたような下級官吏と言いますか、檢察当局が脅迫的な行動があるということも、あるいはあるでありましようが、私の知る範囲では、今平野議員の言われたように、根本的な問題に誤りがある。矛盾があるのであります。それで檢察当局がその措置に非常に困つている事実があるのです。その根本問題、その矛盾を、長官のお話を伺いましても、大臣のお言葉を伺つてもお認めになつておいでになる。食糧事情が非常に急迫しているからとおつしやるならば、それでは國有林の伐採だとか、あるいは官行製炭なんというような……

第5回国会 農林委員会 第9号(1949/04/13、24期、国民協同党)

○吉川委員 大臣は大分お忙がしいようでございますから、私は簡単に二、三お尋ねをしてみたいと思います。  昨日農林予算に関する大臣の御説明を承つておりますと、どこに重点があるのかわからないという感じは私も受けたのでありましたが、井上議員の御指摘に対しまして、日本の再建は食糧の確保にある。農林行政も重点を食糧の増産に置くんだということがはつきりして参りましたので、私も安心をいたしておりますが、しかし予算の面を拝見いたしますと、どうしてもうなずけない点ばかりであります。これのよつて來るところは、農業恐慌というものが食糧農産物の過剰によつて来るのではないか。 從つて農業の改良発達というものに、それほど……

第5回国会 農林委員会 第13号(1949/04/25、24期、国民協同党)

○吉川委員 私のお尋ねしようと思うことは大体皆さんから盡されておると思いますけれども、政府委員の御説明を伺いますと、どうもアメリカ的な考え方が非常に強く出ており、戰時特例であるから廃止しなければならないとか言うようにおつしやるのですけれども、日本のこれからの農業の経営状態を考えますならば、どうしても畜産を切離しては考えられないことは、もうはつきりしております。そういうときに、御説明の中にもありますが技術者が不足しないというような考え方かあるようです。これは非常に事実に沿はない考え方でありまして、実際は非常に不足しておる。最近家畜が農村に導入されまして、いろいろな傳染病やその他の故障が起きておる……

第5回国会 農林委員会 第19号(1949/05/11、24期、新政治協議会)

○吉川委員 農地改革に関するところの諸法案が、日本の農村の民主化のために非常な効果があつたということは、私どももこれを認めなければなりません。去る五月八日総司令部の渉外局から発表されました、日本における農地改革の諸原則にもありますように、アメリカの國務省、対日理事会でもこれを確認している通りで山あります。しかしながらこの農地調整法の今回の改正に際しましては、この指令とあわせ考えるときに、私は若干の疑問なきを得ないのであります。先ほども委員会におきましてなお審議を継続されんことをわれわれは希望したのでありますが、この重要な法案の改正につきまして審議を打ち切られ、わずかな時間で改正を急がれたという……

第5回国会 農林委員会 第20号(1949/05/12、24期、新政治協議会)

○吉川委員 これはきわめて重要な問題であると思うのですが、大分皆様お疲れのようですから、ごく簡單にお尋ねいたします。この法案を通読いたしますと、土地改良区というものを主といたしまして、農業協同組合が事業主体となることは第二義的なお取扱いに見られるのでありますが、これはこの法案のできた後に発せられた、昭和二十四年五月八日の総司令部渉外局で発表になつた、日本における農地改革の諸原則にもとるようなことはないかどうかということを、まずお尋ねいたします。
【次の発言】 対日理事会の総司令部へ発せられた指令、連合軍の最高司令官が日本政府に対して発せる諸指令、ことに一九四五年十二月九日附の指令によりますと、……

第5回国会 農林委員会 第24号(1949/05/17、24期、新政治協議会)

○吉川委員 昨日農林省の食管長官が、ただいまの問題について、農林商工の懸案が近く解決するというようなお話がありましたが、その御解決はいつごろでしようか。またどんな方法で御解決なさるのでありまし上うか。
【次の発言】 しかしリンク物資は二十四年度の麦、ばれいしよの供出を目の前に控えておるのでありますから、できるだけ早い期間にということでは、われわれは納得できないのでございますが、この点に関し関係各省の御意見も伺いたいと思います。
【次の発言】 ただいま関係各省のお答えを伺いますと、まことに満足できないのであります。きわめて漠然たる抽象的なお答えでございまして、はつきりと目の前に麦、ばれいしよの供……

第5回国会 農林委員会 第27号(1949/05/20、24期、新政治協議会)

○吉川委員 簡単にお尋ねいたしますが、ただいま安本長官のお答えのうち、政府のお心組みはまことに私どもありがたく思うのであります。しかしそのお心組みの具体的な現われが、昨年度と少しもかわつていない、一歩も前進をしていないということであります。昨年非常な混乱を生じたのでありますが、その問題が少しも解決されていない。しかも現政府は絶対多数の有力なる民自党の上に立たれたところの政府でありまして、この際、この問題が中央において解決ができないということであつては、おそらく農民の生産意欲には、相当よくない影響が及ばされるのではないかということを、私は憂慮するのであります。このような有力な政府において、なおか……

第5回国会 農林委員会 第29号(1949/05/22、24期、新政治協議会)

○吉川委員 私は主食供出リンク衣料品の取扱いの機構に関しまして、商工省にお尋ねをいたしたいと思います。この問題は食糧を増産し、これを確保するということが、日本の國民生活安定上きわめて重大な問題でありますので、本委員会においては各党まつたくこの問題には重大な関心を持つて、この懸案解決に向つて政府の御意向を伺つて参つたわけであります。農林大臣、安本長官には御意見を伺つたのでありますが、商工大臣においでを願つたのでありますけれども、昨日も遂に待ちぼうけを食わされてしまいました。本日はまた大臣が見えるかと思いましたら、大臣がお見えにならないで、有田商工政務次官がお見えになつたということは、かえつてむし……

第5回国会 農林委員会 第32号(1949/05/25、24期、新政治協議会)

○吉川委員 安定本部の長官がお見えでございますから、さる二十日の本委員会における主食の供出リンク衣料品の取扱いに関して、もう一ぺんはつきりさしていただこうと思つてお伺いするわけであります。  さる二十日に、安定本部長官の青木博士から、きわめて明快なる、しかも実情をよく御理解くださつた御答弁をいただいたのでありまして、そのときちようど農林大臣が同席をせられておりましたので、農林省と安本の関係はよくわかつたのでありますが、二十二日に商工省の方の御意見を伺いましたので、その時の経過をちよつと長官に申し上げて御考慮を煩わすわけであります。そのとき安本長官の言明といたしまして、本年度の麦、ばれいしよの供……

第5回国会 農林委員会 第33号(1949/05/27、24期、新政治協議会)

○吉川委員 また供出のリンク物資に関してお尋ねするのは、非常にしつこくで恐縮に存じますが、神田にあつた纎維局を虎の門へ移されたり、新宿のボス退治をやられたりするような、今までのいわゆる政治家に見られない、果断をもつて対処されております有田政務次官が、私の二十二日の質問に対して一つ明確を欠くお答えがあつたのであります。その点をこの際明らかにしていただきたいと思いまして、もう一應お伺いするわけです。もちろん有田政務次官が明確を欠く御答弁をなさるのはむりはないのでありまして、今までの政府がやつたような七・三のような区別をつけた選挙制はとらない。全國一律に、一斉に更新をするのだ。けちなまねはしないとこ……

第5回国会 農林委員会 第36号(1949/05/31、24期、新政治協議会)

○吉川委員 大藏大臣に一、二申し上げたいのですが、その前提をなしますので農林省の方にちよつと伺いたい。北海道、東北地方あるいは長野縣を中心とする山岳高冷地帶の單作米作地帶であります。農林省は從來通り、本年の秋もまた早期供出の奨励制度を続行されると思いますが、その際にこういうような特殊地帶に対し平地、暖地地方と同じような期間を定めての奨励金を出されるかどうかお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 税金の問題ではありません。四期にわけての奨励金の制度を今まではとつて参つたのですが、來年もその制度をとられるかどうか。
【次の発言】 その際にその特殊地帶についても平坦地と同樣な扱いを今まで通りにもしさ……

第5回国会 農林委員会 第39号(1949/07/29、24期、新政治協議会)

○吉川委員 この際大臣に特にお伺いをいたしておきたい問題があるのです。私の聞くところによりますと、ただいま食糧確保臨時措置法のうちの一部改正に関する法律案が問題になつておるのですが、この問題がいずれとも決定していないのにもかかわらず、すでに行政的な措置としてこの方法をおとりになつているやに伺つておりますが、さようなことがあるかどうか、はつきりひとつお答えを願いたいと思います。
【次の発言】 昨年の十二月の二十四日でありましたか、GHQの指令に基いて、食確法の改正問題が登場しているわけでありますが、その指令に沿つてすみやかに食糧確保の措置をとらなけれいばならないというようなことをその後もお指図を……

第5回国会 農林委員会 第41号(1949/08/01、24期、新政治協議会)

○吉川委員 私のお尋ねしたいと思うことは、同僚議員からすでにお尋ねがあつたので、なお私から特にお伺いしておきたい一、二点を伺つておきたいと思います。それは、そもそもかような問題が起るということは、これはたとえて言えば士族の商法みたようなもので、訓練のされない官僚統制の結果がこういう結果を招來しておるわけであります。これはそういう機構の上にできておる仕事は、上部機構のみ充実されて、下部の機構がきわめて稀弱である、不十分であるというところからたな卸しのできないような仕事になつてしまつたのです。この問題については――この問題に限らず、官僚統制である公團方式の今後の問題について、少くとも農林大臣の管轄……

第5回国会 農林委員会 第43号(1949/08/03、24期、新政治協議会)

○吉川委員 八月一日でありしたが、私のお尋ねしたことに対して森農林大臣は、供出の割当問題にいたしましても、また補正の問題にいたしましても、そのよるところは作報あるいは食糧事務所の報告をとるというお話でありました。しかし今深澤委員のお話にもありましたように、もしそうであるとすれば、食糧事務所の検査員あるいは作報の職員は、どうしても充実されなければならないと思う。午前中からもるる御質問やお答え等がありましたけれども、私の叩いているごくこまかい点でありますが、ひとつお答えを願いたいと思います。この食糧事務所の検査員は、私各地方を歩いて見まして、少なくともう二割は増強しなければならないというように伺つ……

第5回国会 農林委員会 第46号(1949/09/08、24期、新政治協議会)

○吉川委員 時間がないようですから、簡單にお伺いいたします。早場米の供出の問題でありますが、高冷地の單作地帶の生産米に対する奨励金、これについて特に御配慮を願いたいということをかつてお願いをしておいたのでありますが、何ら御配慮をいただいたような結果が現われていないように思うのです。標高とか緯度等によりまして差等をつけていただくように私は要請をしたのでありますが、單作地方においては非常に割の悪いところの農業を経営しておる。その人々が奨励金を欲しいというので早稻をつくるようになる。それだけで一割ほどの減收となる。のみならず、早く金にしたいということから、あまりに早期に刈取りをする。そのためにまた相……

第5回国会 農林委員会 第51号(1949/10/22、24期、新政治協議会)

○吉川委員 この問題は與党野党を問わず、各党まつたく同様に遺憾の意を表しておるわけであります。政府委員の中におかれましても、それぞれ御意見あるいは説明に齟齬があつたり、どうしても納得のいかないものがあつたことは、今までの経過でよくわかつておるわけであります。そもそもこういう発表をなされる根拠がはなはだ不明確である。しかも政府発表は、小倉部長の御説明によれば非常に科学的に、機械的な調査によつて行われると言つておられるのでありますが、その基礎になつているものは、作報の報告が第一に取上げられていると思うのです。この前定員法の問題のときに盛んに論議されたのでありますが、この穀物の檢査員とかあるいは作報……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 農林委員会 第12号(1949/11/26、24期、新政治協議会)

○吉川委員 ただいまの竹村委員の質問に対して、政府は定見がないようでありますが、今後この問題は十分検討されると思いますが、ただ、今予想される問題は、米麦をつくつた場合に、その米麦は政府の定める計画の中に入つていないものは、当然食管法で政府がお買上げになることはわかります。しかし計画外のものであるから、これは超過供出としての取扱いをするものである。こういうふうに解釈すべきであると思うのです。その点についてはつきりひとつ伺つておきたい。
【次の発言】 たいへん順番を狂わして恐縮ですが、いまの大臣のお話によりますと、昨二十五日本委員会において、同僚の小平君に対するお答えの中にも、それに関連があること……

第6回国会 農林委員会 第13号(1949/11/28、24期、新政治協議会)

○吉川委員 委員長がかわられたから、まず今の委員長が前の委員長の言葉を引継がれるかどうかを伺つておかなければならないのですが……
【次の発言】 先ほど原田委員の御質問はきわめて重要な問題であると思います。その問題というのは、第五臨時国会を通じて本委員会において問題になつたものでありますが、それは農林省の畜産局の予算があまりに少い。今日本農業は一大転換をしなければならない時期に立至つておる。ここで日本の農業の再編をするためには、畜産の振興予算をもつと計上しなければならない。これは与党、野党をあげて問題にされて、そうして競馬の益金の三分の一に該当する予算を、畜産振興のためにとるということを決定され……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第7号(1950/02/16、24期、国民協同党)

○吉川委員 この委員会にこの問題を持ち込んだのは、小川委員と私で、たいへん皆さんに御迷惑をかけて恐縮に存じますが、先ほどからも同僚議員の各位からお話がありました通りに、これは全国的に影響を及ぼす重大な問題でございますし、それから私どもの委員会でこの放送局の措置がいいとか悪いとかいうことは論議すべき問題ではないと思う。ただ私たちの委員会においては、放送局のその考え方が、われわれの考えなければならないところの引揚げ促進にどういう影響を及ぼすかという問題を究明して、今後の対策を考えなければならぬと思う。そういう意味において、この問題はきわめて重要な問題でありますので、各位に御迷惑をかけて恐縮でありま……

第7回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第8号(1950/02/23、24期、国民協同党)

○吉川委員 そのことは、いずれはつきりしていただきたいと思いますが、外務委員会の方でも御調査中だといいますから、もう少し具体化したところでお願いしたいと思います。  それから遅れて来て恐縮でございますが、あるいはもう御審議になつたかもしれませんが、そうでなかつたら、次会において引揚者の人々に対する税の減免等の措置について、政府に何かお考えがあるか、またなかつたら、今後何か考えさせるようなことをお互いに研究する必要があるのじやないかと思います。次の機会にお願いいたします。

第7回国会 農林委員会 第6号(1950/02/15、24期、新政治協議会)

○吉川委員 先ほど政務次官からお話がありましたような目的で、家畜保健衛生所が設置されたということは、これはわが国畜政の一歩前進であると思つて、私は喜んでいるのでありますが、ただこのような施設を地方庁に設置するようなことでなしに、これを畜産組合とかいうような民主的な団体に経営させるようなお考えはないものか、まずお伺いしたいのであります。
【次の発言】 私はその問題については、弊害ということよりは、県の冗員を省き、それから自主的に、民主的にこれを組合等に運営させることが、直接家畜を取扱う人たちにとつて、これを利用しやすいということ、また非常に関心を持つという意味において、畜産奨励の意味に沿うもので……

第7回国会 農林委員会 第10号(1950/03/01、24期、国民協同党)

○吉川委員 ちよつと関連して……。私はこの改正案はたいへんけつこうだと思いますが、井上委員が先ほどおつしやつた、この社会保障の制度に矛盾するような誤解を與党の方から受けているようでございましたが、これはその農家の負担を軽減するようにという意味であつて、決して社会保障制度に矛盾したことをおつしやつていられるのじやないと私はこう考えますから、そういう点は国会を通じて、世間に誤解を招いてはならないと、私もこの点を強調しておきます。  それからこの法案はまことに私はけつこうだと思いますが、昨年のこの委員会において、私は政府当局に対して、うんかの発生に対して、非常な措置をとるようにということを要望いたし……

第7回国会 農林委員会 第15号(1950/03/15、24期、国民協同党)

○吉川委員 私は委員長の御意見に賛成するものでありますから、多くは申しませんが、坂本政府委員は農政に関しては非常な権威であられるので、しかも各方面からの陳情をお聞きになつておられ、事情に精通しておられますから私が多く語る必要はございません。委員長の言われたところでは、日を定めてひとつ御返事をしてもらおうじやないか、こういうことでごさいました。それについて、この問題は緊急を要しますので、ただ漫然と日を経過されては困るのであります。できるだけ早くこの問題をはつきりしていただきたいということを申し上げたいのであります。政務次官がストツクの状況等を調査して、それから対策を立てるというようなことを申され……

第7回国会 農林委員会 第20号(1950/03/27、24期、国民協同党)

○吉川委員 私はただいま議題になつております二案につきまして反対の意見を述べたいと思います。  食糧管理法の一部を改正する法律案につきましては、その特に前段において、いも類の供出割当の問題でありましすが、かような問題は食確法の改正を伴わなければ意味をなさないものであります。食確法における農業生産の計画の中にうたわなければならない。従つて食確法の改正が伴わなければならないのに、それをさておいて、ここに食管法の一部改正をするということは妥当でないと思うのが、私の反対の理由の第一点であります。  それから與党の代表者は、四億貫の政府買入れは、価格維持の適宜の措置であるというようなお言葉がございました……

第7回国会 農林委員会 第21号(1950/03/28、24期、国民協同党)

○吉川委員 私どもは公団がきわめて暫定的なものであるということにおいて了承して参つたのでありまして、これが一刻も早く廃止されることは私どもの念願して来たところでございます。ことに農林省関係の公団は農村関係のものばかりでありまして、いまや日本の農村の状態を考えますときに、ただいまの町村の経済の中心をなす農協組の現状は、実にゆゆしき状態にあるのであります。私どもはすみやかにこの公団を廃止いたしまして、官僚的な統制機構を廃止いたし、民主的、自主的な協同組合の統制というような方向に持つて行かなければ、協同組合自体も崩壊する。そうして町村の経済が破滅する。この破滅から救うためにも、ただいまの肥料公団の廃……

第7回国会 農林委員会 第23号(1950/04/03、24期、国民協同党)

○吉川委員 私は淵委員や小平委員の御意見にまつたく同感であります。賢明な委員長にも似つかわない今のお言葉です。大臣の御所見を伺えなければ、われわれはこの細部にわたつての質疑をやることは意味はないと思いますので、どうか委員長においては、さようとりはかられんことを願います。

第7回国会 農林委員会 第27号(1950/04/11、24期、国民協同党)

○吉川委員 農業協同組合法の一部を改正する法律案について、農林大臣に二、三の点についてお伺いをいたします。  昨年の春、日本の農業協同組合の現状並びに将来の見通しからいたしますと、きわめて困難なる見通しができるのであかまして、これが救済のためには、農林関係の公団をすみやかに解体いたしまして、これの業務を農協をしてやらせたらいかがですかということを申し上げたら、これに対して森農林大臣が、農協は二、三年後には整備拡充されてりつぱになる。現状においては、誕生なお日浅くしてきわめて薄弱なものであるから、かくのごときものにすみやかに公団の業務を担当させることはできない、こういうようなふうにお答えになつた……

第7回国会 農林委員会 第36号(1950/04/25、24期、国民協同党)

○吉川委員 農地開放に関する諸法律が、日本の民主化、農村の民主化に非常に役立つたことは申すまでもないのでありますが、現在の農村の実情を考えますと、まだまだ封建的なものが、相当強いものがあるのであります。これを払拭するためには、この農地開放の精神を徹底させる必要があろうと思うのでありますけれども、ただいままでの農地開放は、既耕地の開放に重点が置かれまして、営農を忘れたところの農地開放であるということが、言えるのであろうと思います。営農に伴うところの農地開放でなければ、今後の日本の農業経営を考えるときに、私は不十分であろうと思います。しかしながら、この農地開放の問題も、ただいままでのところ非常な成……


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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 災害地対策特別委員会 第1号(1950/07/14、24期、国民民主党)

○吉川委員 委員長の互選は、投票を用いずに松井豊吉君を推薦いたしたいと思います。
【次の発言】 理事はその数を七名とし、投票を用いず、委員長において指名せられんことを望みます。

第8回国会 災害地対策特別委員会 第3号(1950/07/29、24期、国民民主党)

○吉川委員 小笠原事務官にちよつとお伺いしておきますが、あなた方が先方とお打合せをするときの考え方でございますが、災害の分量に比例して費用を考えなければならぬと思うのでありますが、初めからわくをきめておいて災害の分量に比例しないで、わくの中で操作するというところに非常な矛盾があるのです。建設大臣が先日答弁されたところと小笠原事務官のお答えとは、たいへんなギヤツプがあると飯塚委員が御指摘になつたけれども、そこなんですがね先方にお話なさるときは、あなた方の考えというか、はつきりした態度をどういう点に重点を置いて御交渉になるのかということが第一点と、それから先方との交渉があなた方のところでいつもきめ……

第8回国会 災害地対策特別委員会 第4号(1950/07/31、24期、国民民主党)

○吉川委員 建設大臣と安本長官にお伺いいたします。せんだつて本委員会において、建設大臣はお天気は予算を気がねしないというような意味のお言葉をおつしやつたし、ただいま小平委員の御質問に対して安本長官は、災害は予算の範囲内で起らない、これは同じ意味だと思いますが、せんだつての建設大臣のお言葉でわれわれは非常に安心をしたのです。災害は予算の範囲内で起らないので、予算を越えて起ることもあり得るんだ。従つて越えて起きた場合は、補正予算によつて何か対策を講じなければならぬことは当然である、こういうことをおつしやつたので、一同喜んだのであります。ところが先日小笠原事務官が――とこれは小笠原君としてはそこまで……

第8回国会 災害地対策特別委員会 第5号(1950/08/31、24期、国民民主党)

○吉川委員 時間がございませんから、私は簡單に二、三の点についてお伺いしてみたいと思います。先ほど黒川厚生大臣は国務大臣として、災害復旧の問題については政府は非常に熱心にやつておると言われましたけれども、六月の災害の復旧工事につきましても、政府の交付金、助成金等がいまだに通達になつていないのです。そのために地方財政は非常に窮迫しておりますので、工事が進められないような状況にある。またただいま二百十日、二百二十日の厄日を控えて、地元の住民は戰々兢々としておるのですが、これは災害をもつと大きくして、土建業者に仕事を與えてもうけさせようというような考えを政府は持つておるのじやないか、国土の保全を妨害……

第8回国会 災害地対策特別委員会 第6号(1950/09/07、24期、国民民主党)

○吉川委員 状況の報告はいただいたのでありますが、それに対して政府のとられた措置について、あわせて御報告を願つておきたいと思います。
【次の発言】 銀行局長にお伺いします。農民や漁民の力の弱い者は金を借りる方法がない。そこで協同組合等をつくつて、そうして中金あたりから借りるように政府は指導し監督をしている、こうおつしやいましたが、現実に協同組合では借りる方法がないのです。どういうように御指導なさつていらつしやるか、ちよつとお教えを願いたい。
【次の発言】 銀行局長になおお伺いしますが、その手形の制度はあります。けれどもそれは生産の資材を獲得するような場合には、わずかにそういう制度が認められてお……

第8回国会 災害地対策特別委員会 第8号(1950/10/17、24期、国民民主党)

○吉川委員 今川端君より四国の災害の問題について質問がありましたから、それに関連して簡單に一つだけ伺つておきたいと思います。  災害復旧の融資のことについて格別の御配慮がなされていることは承知しておりますが、その配分について、日銀の政策委員会でこれを大阪へまかせた。そうすると大阪では、大阪府でこれを全部使つて、そのほかの徳島県だとか、あるいは兵庫県だとか、和歌山県等には配分されなかつた。それで兵庫県や和歌山県から盛んに陳情されたけれども一向に取合つてくれない。徳島県も最近非常に熱心に陳情して来ておりましたけれども、大蔵省の審議会が問題にしてくれないという。こういうことではジエーン台風の復旧に一……

第8回国会 農林委員会 第2号(1950/07/18、24期、国民民主党)

○吉川委員 大臣が本会議におきまして、二十五年度において、農林関係の予算の補正をなさらないとおつしやつたのですが、それに対してある議員から、それは大蔵大臣の言うことだというようなやじが出ておりましたけれども、そういうお考えに間違いございませんでしようか。
【次の発言】 それではその点はよくわかりました。大臣の先ほどの御答弁を拜聽いたしたのでありますが、その中に、協同組合の育成に格段の努力を払うということを伺いました。大臣のお見えになる前に、農政局長からも、農協を発達させて農家経営の面倒を見なければならないというような、非常に抽象的なことを伺つた。それからまた、大臣は前農相の政策を踏襲するという……

第8回国会 農林委員会 第4号(1950/07/20、24期、国民民主党)

○吉川委員 電力局長にちよつとお伺いしますが、この電力の再編成問題で、全国を九ブロックにわける。その際にどういう基準によつておわけになりますか。ある県のごときは幾つかの配電会社にわけられるというような例があるのです。たとえて申しますと。長野県の場合のごときは、関東配電と中部配電に分けられる。しかも全国一律のプール計算で行くならば。料金が一律に行くのですけれども、配電会社が違うために料金が通う。そのために県治上非常なさしつかえが出て踊るわけなのです。こういう問題について、長野県のごときはたいへん問題になつております。よその県においてもそういうところはあろうかと思うのですが、こういう問題についてど……

第8回国会 農林委員会 第7号(1950/07/27、24期、国民民主党)

○吉川委員 長官にちよつと伺つておきたいのですが、先だつて本会議のときに、農林大臣の御答弁にあつたと思うのですが、ただいま手持の食糧が四箇月分ある。私は次の米穀年度へ繰越す予定が四箇月分と聞いておるのですが、現在でもなおかつそれと同等の数字であると考えてよろしいのですか。
【次の発言】 これは長官に伺うのは少しむりかもしれませんが、麦の価格の問題についても、米の価格についても同様でありますが、單に、農民が期待をしたのではなくて、予算面で期待するような形になつておる。たとえば超過分については二倍の特別価格というものが予算の上に盛られておる。従つて当然ここに一つの期待権が発生しておるわけなのです。……

第8回国会 農林委員会 第17号(1950/10/05、24期、国民民主党)

○吉川委員 深澤委員から尋ねられた問題について、私も実は同様な感じを持つたわけです。これだけの問題を、通産省の事務当局だけでおやりになるということは、私どもには想像もできないのですが、もし安本でただいま局長がお答えになつたような実情であるとするならば、これは通産省の事務当局の独裁で、これは実に日本の官僚政治のゆゆしき問題なんです。これは肥料小委員会などで徹底的にひとつ究明していただきたいと思いますし、今の深澤君の質問に対してのお答えも、これ以上私も伺つてもしかたがないと思いますから私はやめますが、ついでに一つ伺つておきたいことは、大森委員の伺つた価格の問題ですが、これは米価を決定する上に重大な……

第8回国会 農林委員会 第18号(1950/10/06、24期、国民民主党)

○吉川委員 時間がないようでありますから、ごく要領だけをお伺いいたします。先日井上委員が御質問になりました油脂の統制廃止の問題でありますが、その際原料の豆の統制も近くはずされるように伺つたのですが、もし本年度内にはずされることになりますと、これは食糧の生産計画のうちに入つているはずでありますので、その総合性が少し一部に欠けることになるのではないかと思いますが、そういつた問題をどういうふうにお考えになつておいでですか。
【次の発言】 そこで原料の豆の統制まではずされるということになりますと、輸入の豆については、何か特別な機関でも設けられて措置をされるのかどうか。


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 農林委員会 第2号(1950/11/27、24期、国民民主党)

○吉川委員 時間がないようでありますから、簡單に大臣に対して、一、二の点をお伺いいたします。一つは基本的な問題であります。一つは生産農民に重大なる関係を持つものでございます。  その第一点は、政府は食糧の統制を解除、もしくは緩和をして行くと言われるのでありますが、これは自由党の政策が自由資本主義の経済政策をとるのであるから、それで統制を解除もしくは緩和して行くと言われるのであるか、それとも生産が増強されて、食糧の供給が十分になつて来たから、統制を解除されるというのか、その点をはつきりしていただきたいと思います。私どもの見るところでは食糧はまだ十分供給される状態にないと思います。ことに日本の国内……

第9回国会 農林委員会 第3号(1950/12/02、24期、国民民主党)

○吉川委員 きわめて重要な問題でございますし、遠藤委員の言われた通り、与党の中にも異議がないわけでございますので、これは農林委員会の理事か、あるいは各党のそれぞれの代表者をお選びになつて、その諸君によつて、この問題を十分話し合つてやつていただきたいと思います。私、委員長を不信認するわけではございませんが、理事もしくはそれに幾人かの人を加えて、慎重におとりはからいを願いたいと思います。


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 農林委員会 第4号(1951/02/05、24期、国民民主党)

○吉川委員 前回の委員会において本案の提案理由の説明を伺つたのでありますが、その理由に三つございます。一つは学校制度の改革に伴い改正しなければならない、一つは農業生産力の増強、もう一つは運輸業の拡充に資せんとする、というような理由の御説明がございましたが、学校制度の改革は今に始まつたわけではございませんし、農業生産力の増強も、運輸業の拡充等も、これはただいま出て来た問題ではない。こういうことはすでに早くからきまつていたことなんで、そういう必至は痛感されていたはずです。こういう改正は、この前の獣医師法の改正当時に少くともなされなければならないのに、これは畜産当局のきわめて怠慢であつたと思う。そう……

第10回国会 農林委員会 第5号(1951/02/06、24期、国民民主党)

○吉川委員 これはあとで出て来ることだと思いますので、詳しくは伺いませんが、森林協同組合設立指導の問題です。これは森林法の改正によつて、協同組合を特に設立しないでもやつて行かれるかどうか。過去における森林組合の行つた経済事業は、農業協同組合法によつてこれを行うようにした方がいいのではないかという意見が相当に出ているのですが、その点について伺つておきたいと思います。
【次の発言】 法案提案の御準備中だそうでございますから、特にその点を御配慮願いたいと思うのでありますが、森林事業の特異性を考えれば、過去の森林法の改正によつて、施業案等の問題が解決されるのではなかろうかと考えるのです。それから森林組……

第10回国会 農林委員会 第7号(1951/02/08、24期、国民民主党)

○吉川委員 先ほど小笠原委員の尋ねられたことについて、大臣は両局長が話合つてできるということでしたが、そういうことでは今までのやり方で非常にむずかしいと思うので、大臣に一骨折つていただいてはつきりと数字を立てて仕事のできるようにしていただいた方がいいのではないかと思う。  それから同僚委員からも問題が出されておりますが、飼料問題は確かに政府のやり方がよくないと思う。そういう点も改めなければならないと思いますが、朝鮮動乱を契機として一ぺん衰微した畜産が盛んになつて来まして、最近は政府の指導がよろしいというの  ではないが、動乱の影響で食糧関係の思惑から、家畜の頭数が非常にふえて来ております。これ……

第10回国会 農林委員会 第27号(1951/03/23、24期、国民民主党)

○吉川委員 私は食糧の政府買入数量の指示に関する法律案と、食糧管理法の一部を改正する法律案の一案につきましては、わが党の金子委員よりかねがね質疑をいたしましたところが、満足できるような御答弁をいまだいただいておりません。そのために党内ではいろいろ問題がございまして、もう少し愼重に検討をしなければならないということになつておりますので、私が極力党内の調整に当つているわけであります。そこで委員長になるべく御期待に沿うように御努力したいということを申し上げておつたのでありますが、委員長は強引に本日これを押切りたいという御意向のようでございます。私どもが心配しております問題は、食糧の統制をはずすことは……

第10回国会 農林委員会 第31号(1951/03/30、24期、国民民主党)

○吉川委員 この法律ができることに関しまして、二、三伺つておきたいと思います。ただいまの政府の御方針では、だんだんと主食までも統制をはずして行こうというような傾向にあるのでありますが、統制が行われているときにおいては、この検收等の内容を持つ検査制度の必要は、十分認められるのでありますが、その統制がはずされて行くとすれば、食糧確保の検收の意味を持つ検査は、国営でおやりにならなくとも、これは農協等に技術員を置きまして、これが自主的な検査を行うことが最も民主的でいいと思うのでありますが、こういう点について国がやらなければならないということについて、こういうものができたときに、政府はどういうようなお考……

第10回国会 農林委員会 第32号(1951/03/31、24期、国民民主党)

○吉川委員 野原委員の申された通り、まことにけつこうな法案でございまして、私も異議はございませんが、ただこの際念のために伺つておきたいのであります。もちろん協同組合が、このような再建整備法をつくつてめんどうを見てやらなければ、自分一人では立ち行けなくなつたというような原因についてはいろいろあると思います。協同組合の設立の経緯に顧み、あるいはそれの誕生する当時の情勢等から考えられるのでありますが、しかし日本の国の農業というものあるいは漁業というようなものを、掘り下げて検討をしてみますならば、今回行われておりますところの協同組合法に対する政府の考え方というものは、私は非常に不十分ではないかと思うの……

第10回国会 農林委員会 第39号(1951/05/24、24期、国民民主党)

○吉川委員 横川長官が、民有林の買上げの問題について、国土の保全といいますか、保安の必要から買い上げるということをおつしやつたが、そういう場合だけであるか。もしそういう場合だけであるとするならば、これは土地收用法とかいうような法律が発動せらるべきであつて、この法律によつては扱えないのではないかと思いますが、その点はどうなのですか。
【次の発言】 この法律でそこまでお考えになることも、納得ずくでできるならばけつこうだと思いますが、納得のできない場合に、明らかにこれは国土の保安上やらなければならないというような場合に、この法律ではできないわけでありますね。おのずから限界があるわけでございますね。

第10回国会 農林委員会 第45号(1951/06/02、24期、国民民主党)

○吉川委員 ただいまのことに関連して伺つておきたいことがございます。農薬の管理とかあるいは防除用機具の管理等について、少しはつきりしない点があるのです。どういうように今までやつて来られ、今後もやつて行こうというのか、その辺を少し詳しく御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 防除用機具は、御案内の通り薬品を扱う関係で、非常に損傷しやすい。どうも公徳心が欠除している関係か、公の機械やあるいはその他の管理、貸與を委託されているところの機関のこういうものに対する管理のやり方が、はなはだ不十分な点があつて、そのために非常に不経済な管理が行われておるのを、私どもよく見て来ているのですが、こういう点につ……

第10回国会 農林委員会 第47号(1951/07/12、24期、国民民主党)

○吉川委員 ちよつと議事進行について……。ただいま委員長から、島村政務次官に対し質問をということでございますが、政務次官を無視するわけではございませんが、本問題はきわめて重要な事項でございます。しかも新大臣になられて本委員会にはまだ一ぺんもお顔を出されておりませんしいたしますから、この際農林大臣に出ていただいて、そしてこの問題について大臣の立場から御説明を願い、質問をいたしたい。従いまして、大臣の見えるまでは、この問題に関しましては、休憩なりあるいは保留なりの措置をとられんことを望みます。

第10回国会 農林委員会 第51号(1951/08/10、24期、国民民主党)

○吉川委員 ただいまの大臣の御答弁でございますが、この災害復旧の問題は、今大森委員の言われる通りに、その年のうちに復旧をしてしまわなければ、中途半端にしておけば、かえつて元よりも、それが原因してもつと大きな損害を与える。これは今年の七月の災害を見ても明らかなことであります。これを国の財政の都合だけの理由をもつて延ばしておくということは、私はけしからぬことだと思う。今日農協の不振の原因の一つも、農協が生産資材の購入資金として使われる農手でこの災害復旧の金にまわしていることです。そうして農協の不振を招いておる。そうしてまた三年なら三年にわけているその根拠を調べてみれば、これは昔は忘れられたころに災……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 農林委員会 第8号(1951/11/13、24期、国民民主党)

○吉川委員 ただいま委員長の御発言に対して足鹿委員にそれでは質疑を保留してというような何か声が聞えましたが、これは保留をしてこれを通すということはちよつとあり得ないことと思います。そこで今足鹿君のこの提案はそれを条件として本日はこれを通すということならさしつかえないと思いますが、委員長はそれを確約されますか……。

第12回国会 農林委員会 第12号(1951/11/17、24期、国民民主党)

○吉川委員 ただいま農林大臣から米の統制撤廃に関するその後の経過、あろいは知事会議に関連しまして、御報告を伺つたのでございます。私はこの米の統制撤廃問題について、これが中止になつたときの政府の声明を開きましてからも、ただいま農林大臣の御報告の通りはなはだ不明確な点がございましたので、各方面から国会内における審議状況を尋ねられるのでありますが、明快な答弁ができなくて困つていたのでございます。この点は与党の諸君も同様でございますので、私はこの不明確な点について、時間がございませんから、簡単にお伺いをいたしたいと思います。  米の統制撤廃の問題については、根本農林大臣は非常にまじめな純情な方でござい……

第12回国会 農林委員会 第14号(1951/11/28、24期、国民民主党)

○吉川委員 関連して。今副理事長さんの御説明にあつたのですが、たいへん通貨膨脹を心配していられるドツジさんや池田大蔵大臣の意見に非常に賛成しておいでになるような感じを受けるのですが、この通貨の膨脹を押えるには、すなわちインフレを押えるには金融の措置だけでできるという考え方はおやめにならないと、日本のように彈力性のなくなつた経済ではとても押え切れなくなるのです。そこで肥料関係に融資するということは、決して通貨の膨脹にならない。生産を増強することがインフレ対策の非常に大事な要素になるのですから、その辺は見当違いをなさつて、そうして金融措置だけでインフレーシヨンが押えられるというような考え方で肥料金……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 農林委員会 第4号(1952/01/31、24期、国民民主党)

○吉川委員 時間がありませんから私はごく要点だけを申し上げて数点についてお伺いいたします。  ただいままでの政府の施策によつて、農民や中小企業が相当な圧迫を受けていることは事案でございまして、他の同僚議員からの御説明にもありましたので私は喋々いたしませんが、もう一つ農民の生活を圧迫する大きな問題があります。それは先ほど竹村委員からも御指摘があつたのでありますが、次、三男の問題ということで問題にされておりましたが、もつと大きく農村人口の問題であります。農村人口は私が申し上げるまでもなく、今までのところ非常な勢いで増加をいたしております。これは実に重大な問題でございまして、この勢いで人口が増加して……

第13回国会 農林委員会 第15号(1952/03/19、24期、改進党)

○吉川委員 時間が大分なくなりましたから簡單に御質問をします。ただいまの政務次官のお答でございますが、協力するということについて、非常に誠意のある回答があつた、その価格の上つた場合には何らか適当の措置をとると言うのですが、具体的にどういう措置をとられるのか。今までわれわれは、業者が協力をしてくれたというような例を見ないと思います。それから政府と申しましても、通産省と農林省とが、生産行政をやるところと配給の方の関係とがいつも緊密な関係がとれていない。そこでいろいろ問題を起した過去の事例もあるのです。そういうことを考えますと、どうも誠意ある回答というだけでは、われわれは納得ができないのでございます……

第13回国会 農林委員会 第22号(1952/04/03、24期、改進党)

○吉川委員 これは提案者でなくても政府でもよろしいのでありますが、第二條にいう地帯は、全国的に見てどの地方に多くあるか、それから寒冷単作地帯とそれから急傾斜地帶とのダブツた面の調整をするのかどうか、しないとすればそのダブつた部分の恩典といいますか、特典を認めるのかどうか、まずその点を伺いたい。
【次の発言】 それはよくわかりました。そこで、農地は水田、畑地の区別がないということは、昨日明らかにされたと思いますが、その通りに了承してよろしいかどうか。それからただいまの薬師神さんのお答えにもあつたのでございますが、面積が問題になると思うのですが、集団地の面積はどのくらいを限度としておるのか。それが……

第13回国会 農林委員会 第27号(1952/04/24、24期、改進党)

○吉川委員 私は事務当局にお伺いするのはあとに譲りまして、農林大臣に数点についてお尋ねをしておきたいと思います。大臣のわかつておることだけを聞けということですから、どうか大臣からお答えを願いたいと思います。  統制方式というものは、需給のアンバランスのはなはだしいときにこれが採用されることは申すまでもないと思うのです。そこで今の日本の食糧の需給状態は、私が申し上げるまでもなく、非常にアンバランスなんです。こういうときに麦の統制を撤廃するというのはどういう理由に基くのか、どうも今までの答えでははつきりしてないのです。これは自由党の公約に忠実であるということによるのか、それとも何か大蔵大臣の財政的……

第13回国会 農林委員会 第28号(1952/04/25、24期、改進党)

○吉川委員 関連して……。昨日大臣に、この外国食糧の輸入の問題について、私は非常に見通しについて心配をして伺つたのでございますが、大臣はたいへん楽観的な御答弁であつた。ことに私どもの心配している一つは、根本安本顧問が、はるばる海を渡つて食糧の確保にお出かけになつた。この一時で非常な心配をしているのですが、その根本さんが帰つておいでになりましてから、われわれの委員会にも御説明がないのです。そこで農林大臣に、われわれは根本さんがおいでになつた話のぐあいははなはだ芳ばしくないように聞いているのです。私はちよつとタイ国の主要な立場にある人と知り合いがございまして、いろいろな情報も聞いているのでございま……

第13回国会 農林委員会 第32号(1952/05/09、24期、改進党)

○吉川委員 農業共済の問題については、今まで同僚議員よりいろいろの方面から問題が提供されておりますが、十三日ですか、公聴会をやられることになつておりますので、その公聴会の経過によつては私は詳しくお尋ねをしたいと思います。ただいまはごく数点だけとりあえずお伺いをしておきたいと思います。  この共済事業については、私各地をまわつて最も納得のできない問題があるのです。それは社会党の井上委員からもお尋ねのあつたことに関連してですが、この評価の問題でございます。評価委員の選出方法をどういうようにやつておられますか。それをひとつお尋ねをいたしたい。

第13回国会 農林委員会 第34号(1952/05/15、24期、改進党)

○吉川委員 ただいまお手元に配付いたしました修正案に関して、提案の理由と内容を御説明申し上げます。まず第一点は、第一條の法律制定の趣旨を原案修正の線に沿いまして一層明確化したのであります。すなわち本修正案においては、畜犬その他の動物の改良増殖、窮迫せる地方財政の収入増加並びに社会福祉に貢献するという二つの目的を明瞭にうたつてあります。  第二点は、五大市に施行を認めたことであります。  第三点は、第十七條の畜犬競技施行有の収入の使途ば、原案では、施行者の収入とすることができる金額のうちから、政府への納付金及び畜犬競技の開催に関する経費を差引いた残額の中から、その残額の四分の一に相当する金額を下……

第13回国会 農林委員会 第36号(1952/05/17、24期、改進党)

○吉川委員 私は、ただいまの議案について、今までにお伺いをいたしましたことと、それから同僚議員によつて行われました質疑との重複を避けまして、残つた部分の若干の問題、並びにただいままで行われた問題のうちで、まだ十分究明されていない問題等についてお尋ねをいたしたいと思います。  第一に、強制共済と任意共済とをあわせ行うことが、国家補償事業に向けられるべき経費の使途を不明確にしはしないかということが心配されるのでありますが、そういう点についてどういうようにごらんになつておりますか。そういつたことが、公的機関としてのこの共済制度の性格を乱しはしないかということを憂慮するのですが、どんなふうにごらんでご……

第13回国会 農林委員会 第37号(1952/05/22、24期、改進党)

○吉川委員 どうも化学局長との応答を伺つておりますと、これは今始つたことではない、私の知る限りでも、終戦後歴代の化学局長がみな同じようなやり方で答弁をされている。はなはだ不徹底なんだ。いや、ある意味において徹底しているかもしれませんが、私どもからすれば、化学局長は米や麦を召し上らないと見える。われわれは米や麦を食べているものでございますから、少し考え方が違う。そういう方といくら問答をやつていてもむだですから、私は動議を出したい。最近日中に通産大臣を呼んでいただいて、責任ある大臣と徹底的にこの問題を解決したいと思う。それをお諮り願いたい。

第13回国会 農林委員会 第39号(1952/05/27、24期、改進党)

○吉川委員 ただいまの三案につきましては、全員懇談会に移しまして、審議をいたしたいと思います。従つて本委員会は休憩いたしまして、午後再開されんことを望みます。
【次の発言】 私はただいま問題になつております議案三案につきまして、共産党を除く野党各派を代表して意見を申し述べたいと思います。  農業災害補償法の一部を改正する法律案に対しましては、政府原案の第十二條を除き、かつただいま自由党の千賀康治君外十五名提出になるところの修正案並びにその他の部分について賛成をするものでございます。私が第十二條に反対するゆえんのものは、ただいま農業共済事業におきまして一番問題になつているころは、農家の負担が非常……

第13回国会 農林委員会 第41号(1952/06/06、24期、改進党)

○吉川委員 関連して……。私は議案の提案の手続の問題についてよく知らないから、事務総長にその点を教えていただきたいと思うのです。先ほど、二、三回本会議があつたように思うということでございましたが、本委員会を上つたのは先月の十五日、きようでちようど二十三日目になる。事務総長は、この委員会を上つた当初において、倉石君や石田君等からの申出で、党議がきまらないからしばらく待つてくれ、それからもう出るだろう、もう出るだろうといううちに、こんなになつてしまつたということでございますが、そういう場合の責任は、私はおそらく議長にあると思うのである。はたしてそうなのか。  それからただいま委員長は、委員長の職権……

第13回国会 農林委員会 第42号(1952/06/07、24期、改進党)

○吉川委員 私はこの際、種ばれいしよの国営検査の問題について若若干お尋ねをしておきたいと思います。  せんだつての農産物検査法一部改正の機会にも、多分足鹿議員でしたか、石井議員でしたかからこの問題について御質疑があつたのでございますが、そのときも、どうも政府の答弁がはつきりしていなかつた。そういたしましたところ、たまたま今回東京都下で、無病という国営検査の証明付で、北海道から種じやがを六万俵、八十四万貫を移入したのであります。それが最近に至りまして、所によつてはほとんど全滅で、東京都下北部の二百五十町歩、西部の世田谷、練馬の一部では三百五十五町歩が大体七割ないし八割の被害ということになりました……

第13回国会 農林委員会 第43号(1952/06/10、24期、改進党)

○吉川委員 私は、先日東京都下に起りましたバイラス病の対策の問題について、政府に緊急質問をすることを要求したのでありますが、当日は農政課長の大澤君がおいでになつただけで、私の質問に対して責任のある、また納得の行くようなお答えをいただけなかつたのであります。これはまことに遺憾でございまして、この種の問題について、一課長を答弁に立たせるというような農林省の農政に対する態度は、きわめて熱意を欠くものとして、私は遺憾に存じていたのでございます。そこで私は委員長に要請をいたして、あらためて農林大臣においでを願つて、農林大臣から責任あるお答えを願いたい、こういうことになつたわけでございますから、大臣はその……

第13回国会 農林委員会 第44号(1952/06/11、24期、改進党)

○吉川委員 私は同僚議員からすでに多くの有力なる御意見や御質疑がなされましたし、また大臣は病を冒して御出席になるという御精勤ぶりに敬意を表しまして、私の質疑はきわめて簡単な数点にとどめたいと思います。  第一番は、同僚議員からも述べられたこととやや重複するかもしれませんけれども、そもそも農地改革の目的には二つの意味のあつたことは、私の申すまでもない二とである。一つには農村の民主化であり、一つには農業生産力の増強にあると思うのでありますが、遺憾ながら日本の農地政革は、農村の民主化に急にして、農業の生産力の面において劣つておることは、私が喋々するまでもないと思います。しかしながら、せつかくここまで……

第13回国会 農林委員会 第47号(1952/06/17、24期、改進党)

○吉川委員 私はただいまの農地法案の政府原案に対しまして、共産党を除く野党與党各派の共同提案になるところの修正案を加えて、賛成の意を表するものであります。  政府原案については、私は質疑の際にも申し述べましたように、農地開放の主たる目標は、農村の民主化であり、農業生産力の増強である。この二つの大目的のために農地開放が行われたのでありますが、農村の民主化に急にして、すなわち日本の封建制の打破に急にして、農業生産力の増強の面においていささか欠くるものがあつたのでございますが、今後はこの方面に相当重点を置いて行かなければならないというように考えているのであります。しかし旧法の制定当時の日本の進んで行……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 外務委員会農林委員会連合審査会 第2号(1951/11/14、24期、国民民主党)

○吉川委員 大分委員長は時間をお急ぎのようでございますから……。
【次の発言】 しかも政府の責任のある方がおいでになつておりませんので、そこで政治的と申しますか、政策的な問題をお尋ねすることはできませんから、ひとつ事務的と申しますか、技術的と申しますか、この点についてごく簡單にお伺いしたいと思います。  この機関に加盟することによりまして、国内においてはどういうような戸れに対応する機関ができて、またそれはどこの省の所管になりますか。
【次の発言】 私はその委員会を主管する省が――おそらく外務省と農林省の共管になると思いますが、もしそうでなくて、外務省の主管になるということになりますと、いろいろ……

第12回国会 内閣委員会地方行政委員会農林委員会人事委員会運輸委員会労働委員会経済安定委員会連合審査会 第1号(1951/11/09、24期、国民民主党)

○吉川委員 昨日の十一時半から農林大臣を今までお待ちして、すつかりくたびれでしまいましたが、ようやくお顔を出されたので、農林大臣に若干のお伺いをするのですが、それに先立ちまして、行政管理長官がこの整理問題についての担当でございますから、一言伺つておきたい。その前に委員長にお願いがありますが、常任委員会の各委員長の中で、この委員会の委員長くらい、驚くべき権威を……。
【次の発言】 ちよつとお願いがある。権威をお持ちになつておいでになる方はまずないと思うんです。そこであなたは理事会にも諮らないで、かつてに各委員会の時間の権威をもつておきめになつたようでございますが、それほどの権威を発揮なさる方は、……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 農林委員会公聴会 第1号(1952/05/13、24期、改進党)

○吉川委員 大内先生と安田先生にお伺いしたいと思います。今の御質問に関連があるのでございますが、大内先生のおつしつた基金制度の問題について、非常に私も賛成しているのです。今府県で二十八億、国で六十億を超える赤字があるのでございますが、それで再保険の制度をとる以上どうしても基金が必要ですが、大体どの程度の基金を必要とするお見通しをお持ちでございますか、それを大内先生にお伺いいたします。  それから、安田先生にお伺いしたいのは、先ほど司令部との交渉の経過を伺つたのでありますが、この制度で行きますと、国家的な性格が非常に強いから、組合員である農民に共済制度に対するもつと強い関心を持たせることが共済事……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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