上林山栄吉 衆議院議員
24期国会発言一覧

上林山栄吉[衆]在籍期 : 23期-|24期|-27期-28期-29期-30期-31期-32期
上林山栄吉[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは上林山栄吉衆議院議員の24期(1949/01/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は24期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院24期)

上林山栄吉[衆]本会議発言(全期間)
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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 衆議院本会議 第13号(1949/11/19、24期、民主自由党)

○上林山榮吉君 ただいま議題となりました災害防止国土保全に関する決議案の発議者を代表いたしまして、簡單にその趣旨の説明を申し上げたいと思いまするが、まずその決議案を朗読いたします。    災害防止国土保全に関する決議案   近時わが国においては、国土の荒廃はなはだしく、台風その他によける被害は、財政ひつ迫 に基く復旧事業の不完全と相まつて、逐年累増せられる状況にある。   よつて政府は、社会不安を除き、資源を確保し、国民の経済力を充実せしめ、民生の安定を 期するため、左記の諸方針に従い、速やかに災害の復旧ならびに予防の対策を講じ、もつて国 土を保全すべきである。  一 災害に際しては、速やかに……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 衆議院本会議 第9号(1949/12/23、24期、民主自由党)

○上林山榮吉君 御承知の通りに、われわれは――特にわが党は、官僚統制に反対をいたしまして、統制の撤廃を主張し、その後責任を持つて漸次これが解決に善処いたして参つたのでありまするが、今ここに大幅の統制撤廃が断行されたということは、国民とともに悩まされておつただけに、私どもは真に喜びにたえないところであります。(拍手)  この際私は、統制撤廃後の政府の処置に関して、重要なる問題について、ただしておきたいのであります。まず第一に、この統制を撤廃したために、これが事務その他の点において、機構の改革を断行すべきものであると思うのでありまするが、これに対して政府はどういう考えを持つておるか。そのうちの経済……

第7回国会 衆議院本会議 第24号(1950/03/10、24期、自由党)

○上林山榮吉君 ただいま予算委員長よりご報告のありました昭和二十五年度一般会計、特別会計及び政府関係機関の予算案に対し、私は自由党を代表してこれに賛成の意見を表明せんとするものであります。(拍手)  申までもなく、本予算案は、さきの臨時国会に提出されました昭和二十四年度補正予算と一体をなすものでありまして、いわゆる十五箇月予算と呼ばれるところのものであります。従つて、本予算案の要する特徴については、すでに昭和二十四年度補正予算提出の際に論議されたところとまつたく大差がないのであります。しかし、しさいにこれを考察いたしまするに、なお幾多の特色とも言うべき内容を包藏しておるのであります。  たとえ……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 衆議院本会議 第14号(1951/02/22、24期、自由党)

○上林山榮吉君 ただいま議題となりました内地と奄美大島との経済交通の円滑化に関する決議案について賛成の意を表せんとするものであります。  本問題については、われわれといたしましては、すでに第六国会以来、政府に対し、あるいはその他の方面に対しまして積極的にこれが運動を展開して来ておるのでありまするが、ただいま艇案理屈の説明にもありました通り、これが結論を得ないということは、まことに遺憾にたえないところであります。言うまでもなく、奄美大島は、わが日本の領土であり、ことにわれわれといたしましては、われわれの血であり肉であるところの領土であります。この領土に住まつておる諸君が、経済交通の上において、あ……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 衆議院本会議 第17号(1951/11/17、24期、自由党)

○上林山榮吉君 ただいま議題となりました本年度の台風災害対策に関する決議案について、共産党を除く各党を代表して提案の説明を試みたいと存じます。  まず決議案を朗読いたします。   本年度の台風災害対策に関する決議案   わが国の災害は今や宿命ともいうべく毎年本土を見舞い本年度に入つては、既に七月災害となり、今又突如としてルース台風が襲い来たつた。なかんずく、過般のルース台風は戦後における最大なる台風にしてその被害の甚大にして広範囲なるは正に言語に絶するものがある。しかも地方財政の窮状よりして、その復旧の容易ならざるはもちろん、今回のり災各地方は、毎年災害をこうむつている地方が多く、政府の対策又……

上林山栄吉[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院24期)

上林山栄吉[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 議院運営委員会 第1号(1949/03/05、24期、民主自由党)

○上林山委員 それは從來通りやりたいと思います。
【次の発言】 それも含めてやつていただきます。
【次の発言】 淺沼君から今御意見がありましたが、二十二日になつてみて初めて明確になるわけでもありますから、そういう都合の場合はその際にきめていただくことにして、政府の方では、ただいまのところ大綱はそれ以前にきまるし、予算の細目もそれ以前において大体きまるわけで、ただ事務的に遅延するかもしれないという程度であるから、その問題はその際にさらに明確にきめる。こういうふうにお願いできないかということを私は申し上げたいのであります。
【次の発言】 一週間をフルにやれば、二週間分の審議はできます。

第5回国会 予算委員会 第1号(1949/03/19、24期、民主自由党)

○上林山委員 理事互選について動議を提出いたします。理事はその半数を九名とし、委員長において御指名あらんことを望みます。

第5回国会 予算委員会 第3号(1949/03/30、24期、民主自由党)

○上林山委員 昭和二十四年度暫定予算は、緊急やむを得ずして十五日分の予算を組んでやるわけでありますが、その目的は四月一日のあらゆる支拂い、なかんずく給與の支拂いを間に合わせなければならぬという、まことに急がなければならない予算であると考えるのであります。でありますから、質疑を打切つて採決を願いたいと思います。動議を提出いたします。

第5回国会 予算委員会 第7号(1949/04/08、24期、民主自由党)

○上林山委員 私は予算編成の根本方針について、民主自由党の立場を説明いたしつつ、大藏大臣の所見をただしたいのであります。  御承知の通りに予算編成にあたりまして、われわれは政府に種々申入れをしたのでありますが、その申入れのまとまつたものをここに便宜申し上げておきたいのであります。予算編成直前において、われわれは経済九原則並びに企業三原則に示された均衡財政を基調として、負に健全にしてかつ強力に経済の自立体制を整備することを基本方針とし、次の要綱によつて予算編成をすること。  一、國民負担の軽減に留意し、課税のの適正化をはかり、租税調整委員会の設置党、徴税技術の改善をはかること。取引高税は四月以降……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 地方行政委員会 第13号(1949/11/29、24期、民主自由党)

○上林山榮吉君 ただいま議題となりました地方財政法等の一部を改正する法律案の提案理由を簡單に御説明申し上げたいと思います。  まず第一條に「地方財政法(昭和二十三年法律第百九号)の一部を次のように改正する。」という点を御説明いたしたいと思います。第三十二條は御承知の通り「都道府県並びに京都市、大阪市、横浜市、神戸市及び名古屋市は、当分の間、公共事業の財源に充てるため必要があるときは、当せん金附証票法の定めるところにより、当せん金附証票を発売することができる。」とあるのでありますが、その三十二條中「及び名古屋市」とあるのを「、名古屋市及び戰災による財政上の特別の必要を勘案して内閣総理大臣が指定す……

第6回国会 通商産業委員会 第3号(1949/11/09、24期、民主自由党)

○上林山委員 電力問題について各委員からきわめて熱心なる論議が展開され、政府もまた熱意ある準備をされていることを聞きまして、意を強うするのでありますが、きわめて問題は重大でありますので、私この際特に問題を局限いたしまして質問を試みてみたいのであります。御承知の通り全国的に電力問題は非常に重大な問題でありますが、なかんずく北海道、九州方面において特に政府が積極的関心を持つて積極的な努力をしなければならぬのは、たびたび公開の席上において政府の言明せられた通りでありまして、私どももその点を信用いたしまして、今日来ておるわけでありますが、そこで火力の問題については各委員からの適切な質問もありましたので……

第6回国会 予算委員会 第3号(1949/11/17、24期、民主自由党)

○上林山委員 本年度の補正予算について、質問を試みたいと思います。  本年度補正予算は明年度予算と表裏一体をなすものであり、十五箇月計画の一環として見ねばならぬものであり、しかも国際的環境において審議をせねばならぬ重要な予算であると思うのでありますが、今その予算の特色を結論的に要約してみますと、予算編成の方法で、食管特別会計の増加運転資金を日銀の一時借入金に求めずに、一般会計の租税収入でまかなつておることであり、また経済の基本的條件となる米価、運賃引上げを一月より改訂して、一方においては物価水準の上昇を避けるために、年来の主張である取引高税、織物消費税の廃止をなし、物品税の減免などによりまして……

第6回国会 予算委員会 第4号(1949/11/18、24期、民主自由党)

○上林山委員 御承知のような事情によりまして、どうも質問者においても大きな被害を受けたわけでありますが、これから本質的な質疑に入りたいと思います。  まず私は大蔵大臣に対する昨日からの質問を保留いたしまして、建設大臣に対しましてお尋ねいたしたいのであります。公共事業費は国民の切実な要望がほとんど実現いたしまして、今年度は百六億円、明年度は失業対策費四十億円を含んで一千億円が確定したことは、有効需要の喚起の点からいつても、効果的な失業対策からいつても、注意するに足ると思うのでありますが、さらに一歩前進せしめて、われわれが考えて、しかも準備したいことは、公共事業、特に災害益盆復旧の予備費をば二百億……

第6回国会 予算委員会 第6号(1949/11/21、24期、民主自由党)

○上林山委員 勤労所得税に対するただいまの御見解に対しては、われわれもある程度共鳴をし、また実質的な改正をはからなければならぬと考えておるのでありますが、そういう立場からいたしまして、勤労所得税のみを中心にして、実質賃金が下つておるんだ、こういうようなご見解、ないしは増税になつておるんだというようなご見解のようでありましたが、間接税の減税による面、ないしは米麦中心の輸入食糧が非常にふえまして、大体二合七勺の米麦を配給することができると政府は言明しておるのでありますし、かつまた厚生施設によつて勤労大衆に対する実質的な賃金の向上をはかる、こういうような、予算全体から来る立場から考えた場合に、実際の……

第6回国会 予算委員会 第7号(1949/11/22、24期、民主自由党)【議会役職】

○上林山委員長代理 中曽根君に申し上げます。ただいま大蔵委員会に御要求の政府委員が出席しておるそうです。後刻取調べて大臣より報告するということでありますから、御了承願えませんか。

第6回国会 予算委員会 第9号(1949/11/24、24期、民主自由党)

○上林山委員 聞くところによりますと、大蔵大臣は見返り資金の問題についてドツジ公使と打合せをした、しかもその結果が、報ずるところによりますと相当好転しつつある、こういうようなことでありますが、漏らし得る範囲内においてその結果と見通しを伺いたいと考えます。
【次の発言】 御承知の通り、本年度予算にしても来年度予算にしても、見返り資金の活用いかんということが、予算執行に重大なる関係があることは当然のことでありますが、しかもその見返り資金を早く出すか、おそく出すかということによつて、特に予算執行については重大な影響があるわけでありますが、現在まで残つている本年度の見返り資金六百億円は、大体見通しにお……

第6回国会 予算委員会 第10号(1949/11/25、24期、民主自由党)

○上林山委員 会期も切迫しておりますし、協定もありますので、議事進行をはかられたい、こういう意味において動議に反対いたします。
【次の発言】 勝間田君の動議に反対いたします。


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 予算委員会 第4号(1950/01/31、24期、民主自由党)

○上林山委員 まず総理大臣に対しまして、虚心坦懐に見解を求めたいことは、講和に関する問題であります。言うまでもなくかくのごとき厳粛な問題は、ためにせんとする論議を愼み、またいたずらに政争の其にせんとするようなことに対しては、断固として国民とともに排撃しなければならぬと考えておるものであります。ことに独裁的な思想ないしは暴力主義的な立場を持つておる一部の諸君が、口に最も相矛盾する愛国を説き、ことに全面講和を唱道して、その実際はいかなる講和であろうとも妨害せんとしておる態度に対しましては、真に平和を愛好し、自主独立を熱望しておる国民大多数の健全なる輿論によつて、これを排撃せねばならぬと考えておるの……

第7回国会 予算委員会 第8号(1950/02/04、24期、民主自由党)

○上林山委員 関連して……。政府が国税、地方税を通じて減税の方向に努力していることは認めるのでありますが、さらに地方税の負担を軽減する意味において、ただいま問題になりました附加価値税あるいは住民税、並びに固定資産税に対する税率を安くするために、努力せられておることも私ども了とするのであります。そこでその他の地方税の配分の問題について、今日府県当局と市町村とが対立して、政治問題化しておるいわゆる電気ガス税について、私は政府の方針をこの際ただしておきたいのであります。この税金はその性質から私ども考えまして、市町村に均霑し得る税金である、こういう意味から市町村税とするのが妥当である、こういうふうに考……

第7回国会 予算委員会 第9号(1950/02/06、24期、民主自由党)

○上林山委員 私はこの際外務大臣を兼ねておる総理大臣に対しまして、韓国に関する諸問題についてただしておきたいのであります。ことにこれに対する政府の根本方針についてお尋ねをいたしたいのであります。  御承知のごとく李承晩大統領は、数次にわたつて日韓通商関係の増進について、強い希望を有する旨の談話を発表しおるのでありまして、われわれとしてもこれに対しては、一つの明るい見通しとして期待をいたしておるところであります、しかるに最近対馬の近海におきまして合法的に出漁しておるわが国の漁船が襲撃をされ、拿捕抑留された等の事件が頻発しておることは、まことに遺憾であると考えるのでありますが、マッカーサー・ライン……

第7回国会 予算委員会 第19号(1950/03/02、24期、自由党)

○上林山委員 私は與党の立場からではありますが、野党の諸君とはもちろん違つた立場において、大蔵大臣である池田君に、率直に質問をいたしてみたいのであります。  まず先ほどの小峯君の、質問に対して、新聞に報道されておるものの中に、言い足りないものもあり、言つたことを全然発表されていないものもある、こういう答弁をされたのでありますが、それならば大体において有力な新聞に書かれておることを言うたのは事実であるかどうか。この点を私はまずお尋ねしたいのであります。
【次の発言】 新聞記事に載つておるその内容は、記者団会見において言われたことが書かれておる、この点はお認めになつたようでありますが、それであるな……

第7回国会 予算委員会 第20号(1950/03/03、24期、自由党)

○上林山委員 本多国務大臣に地方税に関連いたしまして、質疑をいたしたいと思います。  御承知の通りに取引高税、あるいは織物消費税、あるいは物品税、地方税においては農業事業税、こういうようなものを廃止あるいは税率の軽減、こういうことをやつて来たのでありますが、言うまでもなく、惡い税種の整理、あるいは税率の変更による税の軽減、こういつたような問題を解決することは当然のことではありますが、それよりもさらに一層考えなければならぬことは、国税、地方税を通じての税制全般の改正こういう点から地方税というものを考え、税制全般を考えなければならぬのでありますが、この際において本田国務大臣は、国税の方においては御……

第7回国会 予算委員会 第23号(1950/03/07、24期、自由党)

○上林山委員 この際入場税に関連いたしまして、国務大臣に伺つておきたいのであります。というのは、前進座の河原崎長十郎は共産党員でありますが、この一派が地方に巡業いたしまして、会員制度により、脱税の方法によつていろいろ演劇会を開いておるのであります。これに対しては地方の当局が非常に徴税上いろいろ物議をかもしておりまして、先般来本議場においてもいろいろ論議されたのでありますが、最近に至つてまたこれが非常に大きく再燃しておる。そこで会員制度による演劇会を開いた場合は、われわれの意見をもつてすれば、これは脱税であると考えるが、政府はこれをどういうふうに考えておるか。またこれがもし脱税であるとするならば……


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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 建設委員会 第3号(1950/07/21、24期、自由党)

○上林山委員 私は自分の質問に入る前に、ただいま建設大臣の御答弁の中にふに落ちない点がありますので、一言だけ確かめておきたいと思います。もちろん普通法と特別法の区別、あるいは新法と旧法の区別くらいは、国会議員である人々はみな知つておるわけでありますが前田君の質問の中に、恩給法を改正するのが原則ではないか、こういうような改正でいいのかという質問に対して、新法は旧法にまさるのであるから、その趣旨によつても当然できるのであるといふ解釈は、法律解釈としては私は少し行き過ぎじやないか、こういうふうに考えますので、この点を一応ただしてから自分の質問に入りたいと思います。

第8回国会 建設委員会 第7号(1950/07/27、24期、自由党)

○上林山委員 賢明なる同僚諸君の御提案であるから、無條件に賛成いたしたいのでありますが、私ども大局的に考えて質疑をしなければならぬ点もあるし、また時期尚早ではないかという意見も持つておりますので、これから順次質疑を試みてみたいと思います。  まずただいまの御提案の趣旨を拜聽いたしますと、一応もつともな御議論でございますが、私ども全国的な状態からこれを考えますと、必ずしも御意見のよりには考えません。というのは五年前に戰災を受けた各都市が、今日財政的にあるいは都市計画の上に非常なる困難を持つております。しかもようやく政府は五箇年計画を二十五年度から実施することになつたのでありますが、この予算等を見……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 建設委員会 第4号(1951/02/08、24期、自由党)

○上林山委員 わが国の住宅政策は戦後非常に重要な問題であり、これが救済策として公庫ができたわけでありますが、申込みが多いためと、基本金が少いために、運営者としての非常に困難な点は、ただいまの御説明を聞くまでもなくわれわれは十分に承知しておるのであります。そこでわれわれが一番考えなければならぬ点は、総裁の説明にもあつた通り、頭金の問題で、頭金の問題は十二分に考えてこれをば運営して行かなければならぬのではないか、こう思うのでありますが、これに対して、特に私は個人住宅の場合について、見解をただしたいのであります。この場合に現在においては七割五分までを公庫が融資する、こういうことになつておるのでありま……

第10回国会 建設委員会 第5号(1951/02/13、24期、自由党)

○上林山委員 議事進行について委員長に要求いたしておきます。ただいま建設大臣から閣議決定の事項が説明されましたが、貧弱町村あるいは貧弱府県に対する補助の率を増す、その他万般にわたる説明があつたわけでありまして、これはきわめて重要な問題だと思いますので、さらに資料として政府にこれを要求されるように、この機会に希望いたしておきます。
【次の発言】 さつま汁の味を知らない増田君に率直に味を知るように質問してみたいと思います。  まず私は予算が多いとか、少いとかいう問題を論ずる前に、特に根本的な問題であると思いますので、與党でありますけれども、功罪ともあわせて質問してみたいと思います。というのは、安本……

第10回国会 建設委員会 第9号(1951/03/06、24期、自由党)

○上林山委員 終戦処理費に対して国民は重大な関心を持つておるし、吉田内閣としても終戦処理費をば少くするについて非常に努力をして来た。この点はわれわれこの問題について関心を持つておつた者が証明していい事実であると考えるのであります。そういう観点からいたしまして、今後といえどもこの問題について適正なる、責任のある手を打つようことは、われわれも同感であるという前提のもとに、私は二、三質問を試みてみたいのであります。  先ほど田中委員から根本的に反対の意思を持ちながらも、非常に思いやりのある質問をじゆんじゆんとしているのを見て、私は個人的に敬意を表しておるのでありますが、政府委員側の答弁を聞いておりま……

第10回国会 建設委員会 第20号(1951/05/15、24期、自由党)

○上林山委員 関連しておりますので、一言だけお伺いいたしますが、先ほど鎌田説明員の説明によりますと、天災よりも火災の方は軽く見ていた、今まで補助の対象にしなかつたのだ、今回ようやくこれを対象にするようになつたのだから、結局現在においても天災の方を主として見て、火災の方は従として見ているんだ、こういうふうに聞いたのですが、それに間違いはないかどうか。もしそうであるとすれば、五百戸以上の天災の場合は対象になる。火災の場合に二百戸以上ということになれば、結局基準として優遇しておる、こういうふうにわれわれ考えるのですが、あなたの立法理由をもう少しはつきりしておきたいと思います。

第10回国会 建設委員会 第21号(1951/05/17、24期、自由党)

○上林山委員 お互い知合いの中で、次官に対して緊急質問をするということは不本意でありますけれども、私どもは、ただすべきを一応ただしておくことが最も明朗なやり方であると考えますので、私本会議において質問する前提におきまして、中田建築次官に質問をしてみたいのであります。  まず質問の前提でありますところの要点を一、二伺つた上でさらに質問したいのでありますが、建設次官は本年の四月九州地方に出張されましたのは、公務を帯びて出張されたのであるかどうか、この点をまずお伺いしておきたいのであります。しかもその公務出張は大臣の許可を得て出張されたのであるかどうか、この点を伺つておきたいのであります。

第10回国会 建設委員会 第22号(1951/05/19、24期、自由党)

○上林山委員 ただいま共産党の池田君の発言の中に、私ども建設委員として聞き捨てておくことのできない重大な発言がありましたので、私は責任のある池田君の言論をさらに拝聴する意味において、委員長を通じて確かめていただきたい、こういうことがあります。それは、なるほどわれわれも一面工事が不十分であるという点を認める場合もありまするが、ただいま池田君が、大阪の工事がドラムカンをもつて工事をしたというような、まことにずさんな工事があつた、こういう発言であるが、それは大阪の何の工事であつたのであるか。また時はいつごろの問題であつたのか。あるいはまた、これを請負つた業者はどういう人たちであつたのか。これの所管は……

第10回国会 建設委員会 第30号(1951/07/05、24期、自由党)

○上林山委員 災害復旧の緊急かつ重大なるにかんがみまして、当委員会がその善処方について決議案を可決したということは、私ども特に災害を宿命的に受けておりまするところの九州、ことにその南部地方の者にとつても、心から共鳴をするものであります。そこで今度のケイト台風の被害状況を簡単に、関係分について申し上げて、当委員会並びに国会、政府のこれに対する緊急なる処置を私どもは要望したいのであります。今度のケイト台風は、御承知の通りに、宮崎、鹿児島両県下が特にひどいのでありまして、鹿児島県の分について申し上げますならば、これは第一報の調査でございまして、さらに第二報の調査によらなければ十分ではございませんが、……

第10回国会 地方行政委員会 第16号(1951/02/27、24期、自由党)

○上林山委員 ただいま共産党の諸君から、突如として委員長の不信任案が提案されましたが、私はその趣旨の弁明を聞いておりますと、ほとんど趣旨弁明というのは一部であつて、その大部分は共産党一流の宣伝を織り込んだところの一つの弁明であつたかのごとく考えるものであります。まず私は、共産党の諸君が、われわれは人民のために議会において闘つているのだ、この共産党の立場を尊重せずして言論を封鎖している、こういうようなお話でありますが、ソビエト共産党の教科書を見れば、あるいはその指令を見れば、議会單に闘争の場所であつて、究極の目的は議会を否定するのが、共産党出身の議員の任務であると書いてある。こういうような思想を……

第10回国会 地方行政委員会 第17号(1951/02/28、24期、自由党)

○上林山委員 時間の関係もありますので、私は平盤式に一、二の問題について簡単にお伺いいたしたいと思います。  まず第一にお伺いいたしたいことは、平衡交付金に関連いたしまして、北海道、東北地方の寒冷地方面に対しましては、相当にこれを政府は考慮して来たのでありまするが、九州方面におけるしらすの災害あるいはぼら、こらというような特殊火山灰の地帯の問題に対しては、今日まで何ら考慮していない、しらすは御承知の通りに寒冷地方の災害以上の災害を受けておるのであります。非常に地層が脆弱であります関係上、豪雨がありますと、非常に荒れるのであります。またぼらあるいはこらの地層を見ますと、これを取除かないと、作物は……

第10回国会 予算委員会 第15号(1951/02/16、24期、自由党)

○上林山委員 委員長がたつての希望であるというので許してくれたわけでありますけれども、同僚諸君に時間を十分にお譲りするという意味において一問だけお尋ねをいたしたいと思います。  十三日の本会議において、総理とダレス特使との間の会談の内容を発表せられたので、私どもは十分に納得が行つたのでありまするが、ただ一点だけ領土の問題に対して私はもう少しお尋ねしてみたいと考えるのであります。しかし領土の問題は言うまでもなく、講和條約の重要なる部分をなすと考えますので、詳しくお尋ねすることをやめまして、一、二要点だけをお尋ねしたいと考えるのであります。というのは、まず歴史的に考え、あるいは法律的に考え、かつま……

第10回国会 予算委員会 第17号(1951/02/21、24期、自由党)

○上林山委員 第二分科会における審議の経過及びその結果について御報告いたします。  本分科会に付託されました議案は、昭和二十六年度一般会計及び特別会計予算中外務省、文部省、厚生省及び労働省所管に関するものでありまして、昨二月二十日より本二十一日まで二日間にわたり、慎重審議いたした次第であります。  質疑に入るにあたり、各関係当局よりそれぞれ所管別に予算の説明がありました。それより各般の問題にわたり、委員側と政府側との間に熱心かつ活発なる質疑応答がかわされたのであります。これらの質疑応答の詳細につきましては、速記録によりごらんを願うことといたし、ここにはその大要を簡單に御報告申し上げることといた……

第10回国会 予算委員会 第18号(1951/02/22、24期、自由党)【議会役職】

○上林山委員長代理 この際暫時休憩いたします。     午後三時四十九分休憩


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 運輸委員会 第11号(1951/11/17、24期、自由党)

○上林山榮吉君 日程四六の伊集院駅改築及びホーム移設に関する請願についてまず説明を申し上げます。伊集院駅は鹿児島本線のうちにあるわけでありまするが、鹿児島本線と南薩鉄道株式会社との分岐点の接続駅でありまして、鹿児島市、日置郡と枕崎市、川辺郡の二市二郡の輸送の関門であり、薩南半島交通の要衝点であります。こういう重要な場所でありますけれども、この駅は非常に老朽いたしておりますし、あるいは操作その他の上から機構が非常に不完全でありますので、朝夕の乗客その他の混雑は雑踏をきわめております。ついては伊集院駅の駅舎を拡築いたしまして、南薩鉄道ホームをさらに本屋の前に移設されたいという趣旨であります。  こ……

第12回国会 運輸委員会 第14号(1951/11/27、24期、自由党)

○上林山榮吉君 鹿兒島測候所の地方気象台昇格に関する請願でありますが、その要旨を説明いたしたいと思います。  御承知の通りに鹿兒島地方は、気象災害による毎年の厖大な損失に対しまして、気象機関の防災機能を高めることはきわめて重要で、ことに鹿兒島県は地理的條件よりしても、気象機関の分布上よりしても、日本全土の防災と安寧に重要な関連を有しており、史上最多の災害地であります。また南方諸地域を喪失し、南からの気象報を得られなくなつた現状においては、本県の気象官署気象報が一層重要度を加え、これが機能いかんは、県下及び九州の災害程度に千要な影響を及ぼすものであります。ついては現在の鹿兒島測候所を地方気象台に……

第12回国会 外務委員会 第10号(1951/11/27、24期、自由党)

○上林山榮吉君 まず奄美大島の航行自由に関する請願の説明から申し上げます。  鹿児島県奄美大島諸島は、昭和二十一年二月連合軍総司令官マッカーサー元帥の軍事命令で、当時北緯三十度以南の諸島は、わが国の行政権及ばずとして、日本の行政権から分離せられ、爾来六箇年間交通の自由を束縛せられ渡航がほとんど外国並となり、渡航希望者は渡航願を提出して許可を受けなければ、日本から奄美大島に行けず、また同島から日本にも渡航できず、二十二万住民はもちろん、向島出身の本土在住十八万人の奄美同胞も非常なる不便を忍んで来たのであります。渡航の許可がおりるのが、普通今まで六箇月もかかつており、長きは一箇年を要する例も珍しく……

第12回国会 建設委員会 第2号(1951/10/31、24期、自由党)

○上林山委員 今度の災害は、御承知のように今まで一番大きいと言われておつたキジア台風の場合などよりも非常に被害が甚大であるということで、国会開会中にもかかわらず各省政務次官を初め事務当局の方が現地にさつそく参りまして、真剣な調査をしていただいたということは、災害地の復旧対策はもちろんのこと、志気の上に非常なる好影響があつたと、私ども被害地を代表する議員として、当委員会の席上をかりて私謝意を述べると同時に、今後の対策について多くの期待を持つものであります。  そこで委員長を初め委員諸君に要望したいことは、今までの災害でさえも衆議院内に特別委員会をつくつて、これが善後処置についていろいろ努力をして……

第12回国会 建設委員会 第6号(1951/11/24、24期、自由党)

○上林山委員 不要不急のビルの建設に対して政府が権威ある勧告をして、諸般の情勢の調和をはかる、こういう趣旨に対しては私賛成するものであります。  そこで伺いたいのは、案の主要なる精神が勧告にある、もし勧告を聞かない場合には、さらに法的処置を講ずることがあるかもしれない、こういう説明であつたようでありますが、もし勧告を聞かない場合の有効適切た処置とは具体的にどういうことを考えておるか。着想は非常によろしい、よろしいが、単なる勧告であるとすれば、これは勧告に終るというのが普通の建前であるが、この勧告案以外の法案、あるいはその他の有効なる処置というものをどういうふうに考えておるか、この点をまず伺つて……

第12回国会 電気通信委員会 第7号(1951/11/09、24期、自由党)

○上林山榮吉君 通信当局が御承知の通り、鹿児島は戦災都市でありまするが、鹿児島市の電話の普及率は全国的に見て、あるいは九州各都市と比較いたしまして、相当低位にあるのであります。これは電話希望者が低調であるためではなくして、現在の加入申込み積滞数は、実に二千四百八十四件になつておるのであります。こういうような状況であるにもかかわらず、局内及び路線の設備が伴わないために、年次の電話架設数が僅少であるのであります。そこで私どもといたしましては、この状況を打開するために、現任の方式であるいわゆる共電式による方法を自動父換式にぜひとも改めてもらいたい、こういう意味の請願であります。ことに全国的あるいは九……

第12回国会 文部委員会 第10号(1951/11/26、24期、自由党)

○上林山榮吉君 奄美大島在住教職員の身分保証に関する請願でありますが、その要旨を説明申し上げますと、北緯二十九度線によつて、日本と一応分離された奄美大島在住の教職員は、ひたすら祖国日本への復帰を念じつつ、教育の現場を維持し続けて来ておるのでありまするが、待望の講和会議も、遂にその念願をいれられず、教育公務員としての今後の身分保障について、非常な不安におののいているわけであります。ついては日本本土へ引揚げる教員に対し、日本本土の教員免許状を持つている者は、身分及び待遇その他一切を本土と同一條件のもとに処理する等の措置を講ずるとともに、恩給、扶助料及び退職手当は、日本本土と同一條件のもとに恩給法に……

第12回国会 予算委員会 第2号(1951/10/17、24期、自由党)

○上林山委員 鉄道運賃の改正について国鉄の方から先ほど説明があり、運輸省の方からこれに対してさらに御説明があつたわけですが、私まず国鉄の当局者に伺いたいのは、旅客貨物等に三割五分の値上げをしなければ運営ができないという立場に立つたわけでありますが、それがただいま運輸省の説明によつては、合理化の線によつてそれぞれまかないができる、その金額等もお示しになつたわけでありますが、これに対して国鉄としてはどういう考えを持つておるか。さらにつけ加えて申し上げたいことは、三割五分値上げしなければ経営ができないかどうか、あるいは合理化は今後どういうふうにやつて行く方針であるか、ことにこれが運輸省が言うがように……

第12回国会 予算委員会 第8号(1951/10/29、24期、自由党)

○上林山委員 御承知の通りに、補正予算においては勤労所得税の減免を相当にやり、一面法人税の率の引上げをやつたわけでありますが、これに対して先ほどのお話の中で、法人税を引上げることはやむを得ないんだという消極的な意味において御賛成の意を表せられたようであります、一面この問題に対して、再生産のためにこういう率を上げるのは困るんだというような意見もあるようであります。しかしわれわれはこういう意見に対しては、この税率の上昇によつても、内輪において相当の技術的な操作ができるという含みにおいてこの意見に賛成をしかねるのでありますが、実際金融に携わつておるあなたの御意見として、この問題に対してもう少し何かは……

第12回国会 予算委員会 第9号(1951/10/30、24期、自由党)

○上林山委員 まず大蔵大臣に対しまして質疑を試みてみたいのであります。  本補正予算に対しましては、概略われわれ賛成の意を表しておるのであります。ドツジ氏の来訪によりまして、本補正予算には大した変更はないであろうと私ども考えておるのでありまするが、これに対しまして、財政当局としては、いかなる考えを持つておるのでありまするか。ことに本補正予算を離れまして、二十七年度の予算の構想に、ドツジ氏の来訪によつて、何らか変化をもたらすのではなかろうかという、一部の批評が行われておるのでありまするが、これについて財政当局としては、どういう見解を持つておるのであるか。御承知の通り、いまだ賠償額や賠償の支拂いの……

第12回国会 予算委員会 第10号(1951/10/31、24期、自由党)

○上林山委員 私昨日からルース台風を中心として農林大臣、大蔵大臣、文部大臣その他の政府委員に対して、いろいろ積極的な質疑応答をいたしたのでありまするが、まず建設大臣に総くくりに私質問をいたしたいと思いますけれども、今回建設大臣が国会開会中にもかかわらず、各関係政務次官とともに、あるいは政府の事務当局とともに災害地を視察されたわけでありまするが、閣僚のうちで災害地を実際に見聞したのは建設大臣であります。でありますから、私はまず質問に入る前に、特に建設大臣に要望したいことは、建設大臣が政府を代表してただ一人九州及び山口方面の視察をしたのでありますから、私は閣議における建設大臣の発言の比重は相当重要……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 建設委員会 第1号(1951/12/14、24期、自由党)

○上林山委員 ただいま内藤、増田両委員からルース台風の調査の結果について、詳細にして適切な御報告を承つたわけであります。それに対して、政府事務当局からそれぞれの御答弁がありましたが、私はこの際委員長にまず要望しておきたいことは、ルース台風に対するつなぎ資金の問題を初め、進んでは二十七年度の予算編成期に入つたこの際、大蔵当局、安本当局あるいは建設、農林当局、ことに大臣を当委員会に招致して、現実の問題として私どもはこの問題を検討してみたい。あるいは積極的に今まで委員会ないしは本会議等においていろいろ要望して来たのでありますが、特にこの際は時間的にも重要な時期であると考えるので、このとりはからいをあ……

第13回国会 建設委員会 第5号(1952/02/08、24期、自由党)

○上林山委員 私は第二條の要求物資ということについて、政府の意見を伺いたいのであります。  第二條を見ますと、「この法律施行の際現に要求物資使用収用令に基き使用されている連合国最高司令官の要求に係る物資(以下「要求物資」という。)は、この法律施行の日後九十日間を限り、引き続き同令の規定により使用することができる」、こう書いてあるのでありますが、その要求物資の種類、これはどういうものを指すのか、まずそれを伺いたいのであります。
【次の発言】 この種類の法案については、政府は全部九十日間というふうに統一されて改正しようとしておるのであるかどうか、その点。  それから第二はどんな物資でも要求に応じな……

第13回国会 建設委員会 第12号(1952/03/18、24期、自由党)

○上林山委員 ただいま議題となりました特殊土じよう地帶災害防除及び振興臨時措置法案について、最初から世話して来たものとして、かつまた提案者を代表いたしまして提案理由の説明をいたしたいと思います。  御承知の通り、本法案の概要についてはすでに当委員会において非公式に説明を申し上げ、委員各位の建設的な御援助を得て、この法案の結論を得たわけでございまするが、それぞれ困難な所定の手続を経て本日ここに本法案を提出する機会を得たことは、われわれ関係者といたしましてまず深甚の敬意を表し、これが通過に対しましてさらに一層の御協力を得たいと思うものであります。  次にこの法案の内容を簡単に説明いたし、提案の理由……

第13回国会 建設委員会 第13号(1952/03/25、24期、自由党)

○上林山委員 かねて理解ある態度によりまして、本法案等の成立について御指導いただいております内海委員より、建設的な御質問を受けたのでありますが、本法案のねらいとするところは、特殊のうちの特殊の事情を中心にして、しかも特殊の土壌による災害が非常に大きいのでありますから、これを防除し、しかも低位生産地帯の生産をもあわせて向上せしめるというのがねらいであるのであります。  そこで幾らかこれに似たような国土総合開発法が提案されるわけでありますが、これを切り離してやらなければならない理由は何か、こういう意味のお尋ねであつたかと思うのでありまするが、ただいま立案中の国土総合開発法は、これも特別の地区を指定……

第13回国会 建設委員会 第14号(1952/03/26、24期、自由党)

○上林山委員 本法案の成立にあたりまして、最初から最後まで、当委員会が理解ある態度をもつて御援助くださいましたことに対しまして、提案者を代表しまして深く敬意を表する次第であります。今後とも、本法案の実施いたされる時期が参りましたならば、直接間接御指導、御助成を賜わりまして、所期の目的を達することができますように、この席上から重ねてお願いを申し上げまして、ごあいさつにかえたいと思います。

第13回国会 建設委員会 第15号(1952/03/27、24期、自由党)

○上林山委員 淺利君も関連して、池田君にしてはめずらしく論理の通つた質問であつたということであつたが、私も同感であります。ただいまの政府委員の答弁を聞いておりますと、まことに不合理な答弁にわれわれにも聞える。だからこういう問題は、あのまま率直に御説明になつて了解を求めるという態度の方が、むしろこの時期に至つては私は賢明な方法である、こういうふうに考える。だからこれ以上私はこの問題については追究はいたしませんが、どうも政府委員の態度は率直でない、何かわだかまりのあるような答弁をしておる。こういう行き方は今後ぜひともひとつ慎んでいただかないと、單に池田委員に対する答弁ではなしに、場合によつてはわれ……

第13回国会 建設委員会 第18号(1952/04/02、24期、自由党)

○上林山委員 ただいまより水道に関する小委員会における調査の経過につきまして、簡単に御報告をいたしたいと存じます。  本小委員会は、その主目的を水道法の立案に置いて、去る一月二十九日設置されたものでありますが、本件につきましては、過ぐる第七国会以来内海委員を小委員長とする水道小委員会におきまして長期間にわたつて調査、検討された問題でありまして、本小委員会におきましては、これら過去の調査を基礎といたし、さらに調査を進め、研究をしたのであります。従いまして、小委員会の意向といたしましては、過去の小委員会における結論を再確認し、多少修正したにとどめたのでありまして。これらの点につきましては、委員諸君……

第13回国会 建設委員会 第19号(1952/04/15、24期、自由党)

○上林山委員 日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障條約第三條に基く行政協定の実施に伴う土地等の使用等に関する特別措置法案について、若干質疑を試みたいと思います。  まず第一にお尋ねをいたしたいことは、本法案を臨時措置法案とせずに特別措置法案とした根本の理由について伺いたいのであります。あくまでもわれわれは、これは臨時措置法案の性質が適当である、こういうふうに考えておるのであるが、何がゆえに特別措置法案というふうな性格を持つて来たか、この点であります。
【次の発言】 私の質問の趣旨の通りであるとするならば、これは特別臨時措置法案とでも改めるのが私は最も妥当である、こういうふうに考えるが、政府に……

第13回国会 建設委員会 第21号(1952/04/17、24期、自由党)

○上林山委員 私はこの際建設行政一般について所管大臣である野田建設大臣に所見をただしてみたいのであります。まず第一点は、建設大臣は健全な意味における政党政治を推進して行く考えを持つておられるのか、それともこれとは違つた意味における政治を推進して行こうとしておられるのか。奇妙な質問をするようでありますけれども、いろいろ誤解も生まれておりますので、私はこの点をまず伺つてみたいと思います。
【次の発言】 そこでまずお伺いいたしたいことは、政府提案として建設大臣から出されておる法案が当委員会に相当あるようでありますが、この案に対してわれわれ委員会が正式に聞くのは、もちろんただいますが初めてでありまする……

第13回国会 建設委員会 第22号(1952/04/22、24期、自由党)

○上林山委員 本法案の前後の取扱いについては私は納得の行かない点のあることをこの前申し上げましたが、その点は他日に讓りまして、一、二質問してみたいのであります。  まず第一点は保証事業会社は法的に見て法人格はどういうふうになつているのか。保証事業会社という名目をただ使つているだけでありまして、その性格がよくわからないのでありまするが、法人格で言うならばどういう法人格に当るか。この点をまず伺つておきます。
【次の発言】 保証事業会社は法人格は商法上の株式会社に当る、これはもしそういう性格であるとするならば、なぜ保証事業株式会社と明記しないのか。この点を伺つておきたい。

第13回国会 建設委員会 第32号(1952/05/19、24期、自由党)

○上林山委員 建設省設置法案はきわめて重要な案件でありますので、当委員会において、建設大臣に対して私は建設行政一般に関する問題として先般の委員会において発言をしたのでありまするが、その発言の際において、ただいま伝えられておる設置法は、まとまつた案ではないし、結論でもないのである、よつてできるだけ正しい輿論を背景にして、これが改正をするつもりである、こういう発言が建設大臣からあつたのであります。そのときの発言の内容について、私が特に強調した問題は、今日日本の行政を見てみると、農林省の行政は、不満足ながらも相当よくやつて行つておる。建設行政も部分的には飛躍して来たが、まだまだ道なお遠しの感がする。……

第13回国会 建設委員会 第33号(1952/05/21、24期、自由党)

○上林山委員 昨日建設大臣に対して設置法に関連して私は種々意見を述べたのでありますが、なかんずく計画局は御承知の通り国土計画というような意味を含んだものである、こういうことでいろいろ研究した結果、大体においていまだ行政の域に達する仕事をするのではなくして、単に研究の段階にある仕事をする、こういう意味でありますから、この問題はさらに研究を後刻に譲ることにいたしまして、私どもといたしましては、直接行政に重点を置いて、しかも能率を上げるという点重点を置いて、設置法の改正をしなければならない。なかんずくその中で都市行政は重要なものであるから、都市局どころか都市庁を置くべきであるという意見を持つているの……

第13回国会 建設委員会 第34号(1952/05/22、24期、自由党)

○上林山委員 住宅金融公庫法の改正について総括的な質疑を二、三いたしてみたいと思います。  住宅政策を充実して行くことはもちろん賛成であるし、われわれこれを強調しておるのでありますが、その一環として住宅金融公庫の運営をどうするかということが特に重大な問題であると考えます。そこで私がまず第一にお伺いいたしたいことは、貸付に対する利率の問題であります。政府においては郵便貯金の利率を引上げたということと関連して、五分五厘のものを六分に値下げした、こういうことでありますが、私はこの考え方は役人的な、官僚的な考え方であると考えるのであります。それならばどういうわけで官僚的な感覚による改正であるかというと……

第13回国会 建設委員会 第36号(1952/05/28、24期、自由党)

○上林山委員 ちよつと議事進行について意見を申し上げます。参考人の陳述が全部終つてから参考人に対して質疑をした方がよいか、それとも質疑応答を明確にする意味から、お一人が済んだ直後簡單に短かい時間で一人ずつ質問して行つた方がよくはないかとも思うのでありますが、ひとつ委員長から委員各位にお諮りを願いたいと思います。
【次の発言】 それでもけつこうです。
【次の発言】 本問題は言うまでもなく、国民の納めた税金によつて、家を建てることができないで困つている人たちに、できるだけ有利に家を建てさせる、そうしてその結果はさらにこれをあらゆる角度から拡大して行つてできるだけ多くの家を建てさせるという点から判断……

第13回国会 建設委員会 第43号(1952/06/23、24期、自由党)

○上林山委員 私は請願の取扱いについて、委員会の態度というか、委員長の態度というか、そういうことについて一言意見を申し上げておきたいと思います。  私が提案した三〇五の民間住宅会社助成に関する請願、これは言うまでもなく住宅をよけいつくらせようという趣旨でありますが、これを御採択願つております。さらに都市庁設置に関する請願、これは行政機構改革にちなんで、私ども当委員会においても都市局を置くという修正をしたほど重要な問題と関連しておるのでありますが、ここにこの問題を採択していただいたということは、まことに敬意を表するものであります。さらに第三の問題として、三九二、指定府県道鹿児島山川線外六箇線を二……

第13回国会 建設委員会 第44号(1952/06/25、24期、自由党)

○上林山委員 公営住宅はわれわれ心ある有志議員によつてつくられた法律でありますし、かつまた本法の修正を試みている田中参議院議員は右派社会党に属する人でありますので、住宅政策についてはわれわれの意見と大体似通つているという点からいたしまして敬意を表するのでありますが、先ほど西村委員から適切な質問かあり、かつまた提案者からもるる答弁があつたのでありますけれども、まだまだ私どもはふに落ちない点が二、三ありますので、これから質疑を試みてみたいのであります。  まず第一点は、改正の第一の理由でありますところの「公営住宅及び共同施設の主要構造部を耐火性能を有する構造とするように努めなければならない。」、こ……

第13回国会 建設委員会 第48号(1952/07/03、24期、自由党)

○上林山委員 委員長から建設当局に対して要望があつたので、詳しく私は申し上げませんが、私も委員長の意見に全然同感であります。なおわれわれは宿命的な災害地の者でありますので、内藤委員の出身県であるところの冨山県その他面日本等の災害に対しても、急速に適切なる具体策を講じなければならないという意味において本委員会が政府とともに活動しなければならないということも、これまた心から考えておる者の一人であります。そこで私は河川局としては、事務的には誠意をもつて善処しておるとかねてから思つておりますので、河川局長に対して災害全般についてわれわれが要望するということは、ある意味において無理だと考えます。けれども……

第13回国会 法務委員会 第19号(1952/03/03、24期、自由党)

○上林山委員 矢内原総長に対しまして、二、三要点だけをお尋ねいたしたいと思います。  まず第一にお尋ねいたしたいことは、最近東大学部内におきまして、公認した集会が約三十件、無届でやつたものが十一件、不許可をされたにもかかわらずやつたものが三件、さらに政令違反となる集会が二件あつたということでありまするが、これを御承知であるかどうか。その点をまず伺いたいのであります。
【次の発言】 数字については責任が持てないということは一応了といたしまするが、こういう事実があつたことはお認めになりますか。
【次の発言】 さらにお尋ねいたしますが、東大自治会中央委員会、あるいは全学連、都学連という団体は公認の団……

第13回国会 法務委員会 第20号(1952/03/06、24期、自由党)

○上林山委員 文部大臣に二、三お伺いいたします。昨日から警察当局、学生側、それから大学当局からいろいろと話があつたのであります。そこでただいま文部大臣をお呼びしてわれわれは質疑を試みるわけでありますが、まず第一に伺いたいことは、ポポロ劇団の内容が政治色を帯びておるということについてお考えになつたことがあるかどうか。  第二点は共産党の細胞が東大内にあるということを知つておるかどうか。さらにまた団体等規正令の違反になるような公認でない団体が、東大内にあるということを御承知になつておるかどうか。しかもこの共産党の細胞があつて、不穏なビラが毎日のように無秩序に東大学園内その他にまかれておるというこの……

第13回国会 法務委員会 第70号(1952/06/25、24期、自由党)

○上林山榮吉君 串木野市の裁判所管轄変更に関する請願でありますが、御承知の通り、串木野市は従来川内支部川内簡易裁判所の管轄であつたのでありまするが、新裁判所法の施行により伊集院簡易裁判所の管轄に属せしめられたのであります。地方裁判所、家庭裁判所各支部としては、鹿兒島地方裁判所、同家庭裁判所に属することになつた結果、簡易裁判所の事件はもちろん、最も事件の多い家事事件等は、鹿兒島まで著しくその距離が延長されましたので、時間的にも、あるいは費用の点にも多大の不便を感じておる始末であります。また家事事件は鹿児島、戸籍事務関係は川内というように、両断されまして、執務上にも非常なる不便を感じておりますから……

第13回国会 予算委員会 第5号(1952/01/31、24期、自由党)

○上林山委員 総括的な問題について二、三総理大臣にその所見をただしてみたいのであります。  まず第一は、第三次世界大戦が起る可能性があるかという見通しについてでありまするが、総理は常に平和主義者として多年終始されて来たので、比較的公平な判断ができると思うし、また世界における権威ある情報を集め得るのは、ただいまのところ日本では内閣以外にはないのでありますから、半ば仮定の問題ではあるけれども、その所見を率直にただしたいのであります。御承知の通り、アメリカは軍備の拡張を盛んにやつておるわけでありまするが、それは戦争を進んでするためではなく、戦争を回避するためであるといわれ、また西欧の防衛力増強も、ま……

第13回国会 予算委員会 第8号(1952/02/04、24期、自由党)

○上林山委員 関連して運輸大臣に一言お尋ねしておきたいのでございますが、二十六年度に、一般会計から二十億円の新線予算として繰入れてあつたものは、その後どういうふうに使われたか。聞くところによると、新線建設のために二十億円を一般会計からとつた金は、他の方面にも流用したかのごとく聞いておくのでありますが、そういう事実があるのかどうか。この点をお尋ね申し上げます。第二点は、帝国議会当時に建設線として予算を伴う決定をした線の話がありましたが、その後の経済情勢あるいは交通の情勢、その他を勘案して、これらは変更してさしつかえのないものであると、われわれはこう考えるのであるが、これはそのまま踏襲して行かなけ……

第13回国会 予算委員会 第10号(1952/02/06、24期、自由党)

○上林山委員 まず建設大臣に一、二の問題について質疑を試みたいのであります。御承知の通り、本年度の予算は特に食糧増産の費用と、公共事業の費用が増大されておることは、国民の期待に沿う大きな問題であると考えまするが、そのうちで一般の公共事業費が百億円、災害の公共事業費が百二十九億円、合計二百二十九億円の増となつておるのでありまして、私ども一歩前進した政府の方針であるという意味において、決してなれ合いでなく、確かに一歩前進したところの政策である、こういうふうに考えておるのであります。しかしここに盲点というのは、公共事業についてどういう点があるかということについては、私は再三本会議上において、あるいは……

第13回国会 予算委員会 第16号(1952/02/15、24期、自由党)

○上林山委員 與党としては、できるだけ早く予算の通過をはかるという意味から、発言等も控え目にいたしておるのでありますけれども、警察予備隊の質問に関連いたしまして、よくかねて無責任な発言をするところの共産党の山口、風早両君から、いろいろと発言があり、しかも重ねて議事進行に名をかりて、右派社会党の川島君からも、念入りに本委員会において発言のありました、南方向けのテントをば作成をしておるという発言がありましたが、はたしてこれは南方向けのものであるか、内地向けのテントの発注であつたのかどうかという点が第一点。第二点は、帝国製麻並びに日本繊維の重役ないしは顧問に、大橋、池田両大臣が就任しておるという発言……

第13回国会 予算委員会 第19号(1952/02/19、24期、自由党)

○上林山委員 議事進行について発言をいたします。ただいまの中曽根君と政府当局との質疑を聞いておりますと、当委員会、いわゆる予算に関係ある質疑とは考えません。こういうような問題は、別に行政監察委員会もあるのでありますから、そういう方面で十分に審議を盡すべきであつて、当委員会においてはあまりに予算とかけ離れていると思いますから、委員長においてこれ以上の質疑を続けることを中止されるように、おとりはからいを希望いたします。

第13回国会 予算委員会 第23号(1952/02/26、24期、自由党)【議会役職】

○上林山委員長代理 委員長が退席されましたので、委員長の指名によりまして、私が委員長の職務を行います。  ただいま早川君外十七名より、塚田委員長に対する不信任の動議が提出されましたから、これについて議事を進めます。  まず、その趣旨弁明を許す順序でありますが、その発言時間は五分以内とするに御異議ありませんか。
【次の発言】 賛成の方は起立を願います。
【次の発言】 起立多数。よつて本件に対する発言は五分間と決しました。趣旨弁明を許します。
【次の発言】 趣旨弁明を許します。早川崇君――早川君に発言を許しております。早川崇君。
【次の発言】 早川君に発言を許しております。早川崇君。

第13回国会 予算委員会 第24号(1952/04/02、24期、自由党)【議会役職】

○上林山委員長代理 この際、山手君の質問にも触れて答弁を願います。
【次の発言】 静粛に願います。
【次の発言】 私語を禁じます。
【次の発言】 できるだけ結論にお願いたします。
【次の発言】 山手委員。

第13回国会 予算委員会 第27号(1952/05/19、24期、自由党)

○上林山委員 軍人恩給の問題について、政府においては遺家族の問題を解決する際、さらに傷痍軍人の問題を解決する際にも、相当調査を進められ、できるものならば、財政が許すならば早くやりたい、こういう意向を、われわれの要望に、あるいは国民の要望にこたえて明確な答弁をしておられたのでありますが、すでに御承知の通り、遺家族の問題も不満足ながらもあの程度に実現したし、傷痍軍人の問題も御承知の通りに解決されたりしたのでありますから、私はでき得るだけ早くこの問題を解決してもらわなければならぬ時期に至つたのではないか、こういうことを考えるものであります。そこで政府特に大蔵大臣が、ただいま理解のある答弁をせられたの……

第13回国会 予算委員会 第28号(1952/05/22、24期、自由党)【議会役職】

○上林山委員長代理 できるだけ簡潔に願います。
【次の発言】 一問に願います。
【次の発言】 井出一太郎君。
【次の発言】 横田甚太郎君。
【次の発言】 議事進行の発言ですか。委員長に対する質問ですか。
【次の発言】 委員長の考えを申し上げます。委員会としては、あるいは自由党という言葉が出たから申し上げますが、自由党としては、できるだけ野党の方々に多くの時間を、過去においても、現在においても、与えて参つたつもりであります。むしろ与党の議員の発言は押えて、ほとんど野党の諸君に発言の機会を多く与えておるというふうにわれわれは解釈いたしておりますので、ただいまの御質問は当らぬと思います。  なお外務……


上林山栄吉[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
23期-|24期|-27期-28期-29期-30期-31期-32期

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各種会議発言一覧(衆議院24期)

上林山栄吉[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
23期-|24期|-27期-28期-29期-30期-31期-32期
第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 人事委員会公聴会 第1号(1949/12/17、24期、民主自由党)

○上林山委員 ただいま日本教職員組合の木嶋君から御意見があつたのでありますが、御意見の中に、職階制改正の前提をなすものは、社会的必然性によつてこれがなされた。こういうような前提に立つての御説明でございましたが、そこで私伺いたいのは、その社会的必然性というのは一体どういう意味であるか、もう一ぺん念のためにただしておきたいと思います。  第二点は、新しい憲法によりますと、常に国民と使つてありますが、あなたの説明によりますと、すべて人民という言葉を使つております。單にこれは言葉の相違であると言えばそれでよいのでありますが、それに思想的な背景というものがあるとすれば、われわれは愼重に考えておかなければ……

第7回国会 予算委員会公聴会 第1号(1950/02/10、24期、民主自由党)

○上林山委員 個々の具体的な問題についてお尋ねすることをやめまして、私はきわめて常識的な立場から意見をお伺いしてみたいのであります。  まず第一は、近藤さんはこの予算をごらんになつて、総じて賛成だと思われるか、あるいは総じて反対だと思われるかという点が一点。  それから第二点はただいまお話になりましだインフレを收束して安定せしめるための均衡予算であるが、財政規模をあまりに縮小した。現状においてはあまり圧縮し過ぎたじやないだろうかというこの一点であります。もし立場をかえてあなたが財政当局であるとするならば、(笑声)財政規模をどれくらいにした方が、あなたの主張に合つた財政規模であると思われるか。私……

第7回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1950/02/17、24期、民主自由党)

○上林山委員 きわめて常識的なことについて、簡單にお伺いしてみたいのであります。まず人事院の関係についてお尋ねいたしますが、現在人事院の機構について、改めるとか、拡大するとか、あるいは縮小するとか、こういうようなことが考えられておるかどうか、その点について伺つてみたいと思います。
【次の発言】 九十名の増加ということについて、どういう意味で特に人事院が増加をしなければならなかつたか。われわれから見ると、人事院が拡大しつつあるような気持がするわけです。これは言うまでもなく、人事院は一般公務員の待遇改善、あるいは福利の増進という立場から、独自の見解をもつてそれらの改革に当らなければならぬのでありま……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 予算委員会公聴会 第1号(1951/02/14、24期、自由党)

○上林山委員 ただいまの公述人に対しまして一、二簡単にお尋ねいたしたいと思います。御承知の通りに地方の財政が非常に逼迫しておるということは、われわれ国政に参與しておる者も十分にわかつておるのでありまするが、これに対しまして、国民の非常な苦しい中から出して来る税金を、地方財政の方面へ還元するわけでありまするが、この際に特に私どもが重点的に考えなければならないのは、貧弱なる府県あるいは町村に対する、特に災害というような問題に対しての国庫補助の率、このものは相当に公平に考えて行かなければならぬ、こう思うのであります。そこでその観点に立ちまして、さらに私ども掘り下げて考えなければならないことは、昨今政……

第10回国会 予算委員会公聴会 第2号(1951/02/17、24期、自由党)

○上林山委員 できるだけわれわれの意見を拔きにいたしまして、二、三の点について見解を伺いたいと思います。  第一点は、おつしやるように、日本の経済の確立は貿易立国でなければならぬのでありますが、現在非常に障害が多い。先ほど船舶の問題が出ましたが、船舶はある程度緩和し得るような方向に向つておるのでありますが、そのうちで特に障害になるのは船賃の問題であると思います。あなたは実際家として、理論を拔きにして、船賃を具体的にいかに処置するならばこうなるというような、最近の見通しというようなものがあれば、まずそれを伺つておきたいと思います。
【次の発言】 運賃なども努力のいかんによつては善処できるはずであ……

第10回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1951/02/20、24期、自由党)【議会役職】

○上林山主査 私も苫米地さんと同様な実感を持つておりますので、この点を明瞭にせられたいと思うのであります。私ほかの在外事務所は知りませんが、アメリカの各在外事務所の活動状況及びその規模について、実地に見て参つたのでありますが、あれでは單に渡航者のちよつとした軽い援助をするという程度のものであつて、いわゆる貿易その他の問題について活動状況が危ぶまれる点が非常に多いと思います。御承知の通りに、向うでは一労働者でも、あるいは郵便局の配達夫でも、自動車を持つておるのでありますが、いまだ平和会議の来ない以前の日本の在外事務所として考えてみても、自動車一台も持つていないというような状態では、これはまことに……

第10回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1951/02/21、24期、自由党)【議会役職】

○上林山主査 これより第二分科会を開会いたします。  昨日に引続き質疑を続行いたします。平川委員。
【次の発言】 この際私から便宜文部大臣に一言だけお尋ねいたしておきたいと思います。というのは、教育事業の重大性にかんがみまして、あるいはまた過去の行き過ぎを是正するという意味において、かつまた選挙の公正を期するという意味において、地方公務員法が改正せられたことは御承知の通りでありまするが、近く地方選挙が行われるにあたりまして、これらの行き過ぎのないように、文部省としてはいかなる指導、助言をせられる御方針であるか、この点はすでに地方選挙をめぐつて微妙な行き過ぎも見られつつありますので、この際はつき……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 建設委員会法務委員会連合審査会 第1号(1952/04/21、24期、自由党)

○上林山委員 できるだけ法務委員の方々に発言の機会が多い方がいいかと思うのでございまするが、ただいま鍛冶委員と政府委員との質疑応答を聞いていて、少し重大な問題が漠然として来たので、一言だけ関連質問をいたしますが、第一所有権が主であるという答弁をするかと思うと、今度は賃借権が主であるから、対抗要件さえ備わつておれば、それを主として今後もやるのだ、こういう御意見のようでありますが、そこに私は非常に矛盾を感ずるわけであります。なるほど対抗要件を備えた賃借権であれば、一応賃借権の範囲内においては、御説の通りそれを対象としてやることもいいと思いますが、使用の目的が所有権の範囲を侵す場合に、それでも賃借権……

第13回国会 予算委員会公聴会 第1号(1952/02/11、24期、自由党)

○上林山委員 いろいろ貴重な御意見を伺いましたが、結論としてお尋ねいたしたいことは、貿易に関する限り、政治が先行すべきか、貿易が先行すべきかという非常な議論が、今日日本に行われておるのでありますが、実際家としてのあなたは、これに対してどちらが先行すべきものであるかということについて、どんなお考えを持つておられますか、簡単にお伺いできれば幸いと思います。
【次の発言】 大分込み入つた話でありましたが、私がここでもう一言伺つておきたいことは、いよいよこれは独立国の予算となると思うのでありますが、その予算を検討する上において重要なポイントは、ドル輸出に対する政府の見込み、それからポンド輸入に対すると……

第13回国会 予算委員会公聴会 第2号(1952/02/12、24期、自由党)

○上林山委員 非常に現実の構想に基く御意見を拝承したのでありますが、その中で一、二お伺いしてみたいのは、この予算を見てむだが相当にある、節約ができる部面が相当にある、こういう観点から行政費の節約が中央、地方を通じて相当部分できるのではないか。こういう御意見でありますが、この点については私も若干同じ意見を持つておるのでありますが、どういう点に行政費の節約のできる点があるかというのが一点。第二点は、われわれは公共事業はまだ日本においては不徹底である。もつと公共事業を積極的にやらなければならぬ。こういうことでこの予算の擴大につきましても相当政府に強く要望したわけでありますが、これについても検討すれば……

第13回国会 予算委員会第五分科会 第1号(1952/02/20、24期、自由党)

○上林山委員 大臣もしくは政府委員でもいいのですが、民間の保險の平均が七万一千円であるというのは、過去、現在までの平均だともちろん推察するわけでありますが、一番最後に改訂した当時から今日までの平均はどのくらいになつておりますか。この点は非常に重要な参考資料だと思いますので、お答えできるならばこの席で伺つておきたいと思います。

第13回国会 予算委員会第五分科会 第2号(1952/02/21、24期、自由党)

○上林委員 この前予算委員会において、村上運輸大臣に質疑を試み、後刻調査の報告を願つたのでありましたが、それは二十六年度の一般会計から繰入れた二十億円の問題についてであつたわけであります。そのときの説明によると、これは何も新線建設のために一般会計から持つて来たのではない、よつてこれはほかの方面に流用したのだ、ただそのとき、両院の運輸委員長あるいは政務次官等が協議の上、できるだけこれは新線に充当すべきものであるとの附帯決議はあつたけれども、本来の趣旨が決して新線のためではなかつたのである、但し五億円程度の別途の金によつて、新線の建設を希望に沿うようにやつたのであるという趣旨の御答弁があつたのであ……

第13回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1952/02/20、24期、自由党)

○上林山委員 分科会で承るのが適当かと思いますので、一点だけお伺いいたしたい。まず自転車競技法は政府案として改正案を本国会に出す意思があるかどうか伺いたいのであります。
【次の発言】 政府案でなくて政府と連絡の上議員提案で出そう、こういうふうに了解してさしつかえありませんか。
【次の発言】 政府案即議員提案というような意味でお出しになるのであれば、政府としてお答えができると思いますので、内容について少しお伺いをいたします。その改正のおもなる点はどういうところですか。
【次の発言】 ただいまのお答えによると、結局現在届出主義になつておるのを許可主義にしたい、第二点は自転車振興会等を監督する監督官……

第13回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1952/02/21、24期、自由党)

○上林山委員 分科会で適当だと思いますので、本会議あるいは予算委員会、その他の委員会で論及して常に政府に要請しておりますところの奄美大島の問題について、具体的に二、三その後の経過あるいは見通し等について私はお伺いいたしたいと思います。  御承知の通りのような結果になりましたので、奄美大島は鹿児島県の一部でありながらも非常に不便を感じておつたのでありまするが、これに対しましてまずわれわれが要請した点は、交通を自由にするということが第一点。第二点は貿易を自由にする。第三点は為替の送金等を簡素化する。第四点は内地への入学等を自由に簡單にする。その他これに類した問題が二、三あるのであります。たとえば同……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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