田口長治郎 衆議院議員
24期国会発言一覧

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田口長治郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは田口長治郎衆議院議員の24期(1949/01/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は24期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院24期)

田口長治郎[衆]本会議発言(全期間)
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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 衆議院本会議 第44号(1950/04/29、24期、自由党)

○田口長治郎君 私は、ただいま上程になつております水産資源枯渇防止法案に対しまして、自由党を代表して賛成の異を表したいと考えるものであります。  先般、アメリカから漁業の視察団としてアレン氏が参られました。その後カナダの漁業大臣が日本に来られまして、日本の漁業をつぶさにごらんになつて最も奇異に感じられたことは、日本の各種漁場が資源問題についてほとんど考慮を拂つておらない、このことであります。あらゆる地方をまわりまして、この問題に全然触れていないというこを非常に奇異に考えられまして、資源の枯渇という問題について強い勧告を與えておられます。またカナダの漁業大臣は、少くともカナダにおいては、漁業予算……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 衆議院本会議 第51号(1952/06/07、24期、自由党)

○田口長治郎君 ただいま議題となりました漁船乗組員給與保険法案につきまして、水産委員会における審議の経過並びに結果を御報告いたします。  終戰以来、支那東海及び黄海あるいは北海道近海等の諸海域におきましては、日本漁船約四百隻が拿捕され、四千三百名以上の乗組員とともに抑留をされておるのであります。しかも、これらの海域は、底びき網その他の漁業の好漁場でありまして、わが国漁業の振興上から申しましても、国民の食生活から申しましても重大なる影響を持つておるのであります。そこで、昨年四月には漁船保険法を改正いたしまして、漁船については拿捕、抑留による損害填補の道を開いたことは御存じの通りであります。漁業経……

田口長治郎[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院24期)

田口長治郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 水産委員会 第4号(1949/04/02、24期、民主自由党)

○田口委員 先ほど小松委員の質問に対して、野菜の統制を撤廃し、魚類の統制は強化しろというような指示があつたという安本副長官の御答弁でございますが、その際何か魚の統制についてどうするということを伺い立てられて、それに対する回答として、野菜の統制を撤廃し、魚の統制は強化する。こういう指示があるはずはないと思います。その伺われた趣旨をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 私はその指示が九原則の出た当時の話であるか、あるいはごく最近の話であるか、その時間の関係を実は知りたいのでございます。これは非常に重大問題であると思います。
【次の発言】 それはいつごろですか。

第5回国会 水産委員会 第7号(1949/04/14、24期、民主自由党)

○田口委員 水産の資材問題につきましては、輸入物資が非常に多いのでございます。綿糸にいたしましても、マニラにいたしましても、あるいはゴム製品にいたしましても、油にいたしましても、染料にいたしましても、あらゆる資材がほとんど輸入物資で、内地の生産物資として使つておるものはごくわずかでございます。こういうような、実情にあります関係上、今回の為替レートの設定ということが、水産業に対して非常に大きな関係を持つのでございまして、今日魚類がほとんど魚價を上げることができないような実情にあります場合におきましては、ことにこの為替レートの設定が水産業界としては非常に重大問題でございます。これはどうしても補給金……

第5回国会 水産委員会 第9号(1949/04/28、24期、民主自由党)

○田口委員 補給金の問題につきましては、鈴木委員、松田委員の質疑によりまして、大体了承いたしたのでございますが、なお一、二伺いたいと思います。  まず第一に食糧、肥料、石炭に対しては一年を通じて出す。工業原材料に対しては半年分を予定しておる。われわれの見解では水産物を何ゆえに食糧の中に入れられなかつたかという疑問が多分にあるのであります。一例を以西底引網の状態について申し上げますと、二十三年度におきまして以西底引で使用いたしました資材の輸入金額は三百七十万ドルで、それで掲げました魚は二十二万トンでございました。輸入資材から計算いたしますと、十六ドルの資材をもちまして一トンの魚を生産したことにな……

第5回国会 水産委員会 第14号(1949/05/16、24期、民主自由党)

○田口委員 ただいままでの各委員と政府委員の間に交換されました質疑應答及び意見の交換によりまして、大体の御意向が判明したものと思うのでございますが、私はこの間に最も大きな問題が一つ取残されておると考えるのであります。それは御承知の通り、日本では各方面ともに今すべてのことが民主化されつつあります。われわれのこの行政方面におきましても、多聞に漏れず当然民主化されなければならないと存ずるのであります。行政の民主化はとりもなおさず業者に迷惑をかけない、業者になるべく便利を與える、この点について何らか政府も、また立法府も大いに研究し、考えなければならぬと考えるのであります。漁船行政につきましては、私いろ……

第5回国会 水産委員会 第16号(1949/05/20、24期、民主自由党)

○田口委員 水産金融問題につきまして、愛知銀行局長が常に多大の御配慮にあずかつておりますことにつきましては、私厚く敬意を表したいのであります。長期資金も短期資金も非常な低迷状態にありまして、水産業者としては非常に困つておることは、先ほどから冨永委員からお話がありましたから、私繰返しませんが、一日も早くこの長期資金の問題の配分計画化、こういうことを業者として非常に渇望しておるのでございますが、経済新聞その他によりますと、大体この見返り資金の配分計画が運用委員会できまつて、そうしてただいま安本で計数を整理中だ、こういう話を承つております。それからその金額は、産業設備資金に大体五百億、農林水産業に対……

第5回国会 水産委員会 第24号(1949/09/08、24期、民主自由党)

○田口委員 今回の改正法案で、私らが考えて最も重要な点に二つあるように考えるのでございます。その一つは、昨日から質疑あるいは議論がありました漁業権の所属の問題であります。御承知の通り、日本の漁村は大部分漁業権ということを中心として、あらゆる施設が成つております。これは自営しておる者、自営していない者両方を通じまして、いろいろな形におきまして、漁業権によつていろいろな洗通事業ができ、あるいはその漁村の文化施設あるいは道路、あるいはその他のいろいろな施設というものが、間接あるいは直接に漁業権によつてできておる。こういう点から申しまして、この漁業権をなるべく漁業協同組合に與える、こういうお考えであら……

第5回国会 水産委員会 第25号(1949/09/09、24期、民主自由党)

○田口委員 第三章を通じまして、一、二の点につきましてお伺いいたしたいと思うのでございます。この第五十六條の二号、このうちに「不当な集中に至る虞がある場合」これは定置の場合その他にもあるのでございますが、定世その他の場合におきましては非常に複雑なる事情にありますから、ある程度の基準というものを設定することが非常にむずかしい、そういうような意味におきまして、主として社会通念という点について、調整委員会の方に判断をさせておる意向のように承知をしておるのでございますが、この指定遠洋漁業の場合におきましては、非常に事柄が簡單である、こういうような意味からいたしまして、もう少し定置の場合よりもこの「不当……

第5回国会 水産委員会 第29号(1949/09/28、24期、民主自由党)

○田口委員 今までいろいろ御意見の発表がございましたが、どうも核心に触れていないような点があるので、その点ちよつとお伺いしたいと思うのでございます。專用漁業権がなくなつて、もし区画漁業権がそれにかわつて現在の專用漁業権と同じ水面で設定ができるということになりますと、あなた方は何も文句はないのでございますか。それとも文句がございますか。この点を一つ明確に御答弁願いたいと思います。
【次の発言】 專門漁業権のかわりに区画漁業権が專用漁業権そのままの水面から設定されればどうかという質問です。
【次の発言】 河川は区画漁業権から除くということがどこに書いてありますか。


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 水産委員会 第3号(1949/11/01、24期、民主自由党)

○田口委員 この魚の統制につきましては、いろいろな技術的な矛盾がありまして、早急に撤廃すべきものと考えておるのでございますが、いろいろな事情から、ごくわずかの種類だけ残して、大部分が撤廃された、こういうような事情になつております。その第一は、時々刻々品質が異なる。生きた魚と、腐る前の魚というものは全然価値が違う。そういうようなものを一つの価格でくくつておく、こういうような点に非常なむりがありますし、また貯蔵がきかないという点からいいまして、ただちに処置をしなければならぬ、そういうようないろいろな関係から、この魚の統制というものが技術的にむりな点があるのでございまして、これはいずれはこの統制を撤……

第6回国会 水産委員会 第8号(1949/11/15、24期、民主自由党)

○田口委員 わが国の水産物輸出品として非常に重要な地位を持つておりますいわしのカン詰につきまして、委員長に要望したいと存ずるのであります。日本の輸出品の中、いわしカン詰の中でトマト・サージン事が相当重要な地位を占めておりまして、一昨年、昨年の傾向をたどりますと非常な増加率を示しております。このいわしカン詰の今年の生産計画数量というものは、大体三十五万箱になつております。しかるに今回ポンドの切下げによりまして、生産費と販売価格のバランスが合わないことになつて、ただいま業者としては、この漁期に生産をする事か、あるいはしないかということについて非常に迷うております。しかし日本の現状からいたしまして、……

第6回国会 水産委員会 第18号(1949/12/02、24期、民主自由党)

○田口委員 私は水産資源維持に関する小委員会の経過及び結果について簡單に御報告申し上げたいと思います。この問題は大体におきまして非常にむずかしい込み入つた仕事である。しかし日本の水産業の基礎を確立する重要問題であるから、相当構想を練つて進むというような関係からいたしまして、小委員会もあまり開かないで、まず構想をつくるという意味におきまして、小委員長一人でいろいろ研究をしておりました。小委員会を開く回数が非常に少かつたことを遺憾と存ずる次第でございます。  小委員長の見解によりますと、日本の資源関係の問題は、積極的の方面と消極的の方面の両面を強く取上げまして、この問題の解決に当ろう、こういうよう……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 水産委員会 第4号(1949/12/21、24期、民主自由党)

○田口委員 漁業の短期資金につきましては、先ほどからお話がありましたように、漁業手形が非常な期待をもつて創始されたのでありますが、実施の結果は、先ほど夏堀委員からもお話がありましたように、多少消極的になつておる。このことに関しまして、長官は大いに今から普及宣伝し、徹底させるのだ、こういうお話でございます。私らもまた普及、宣伝は、現状におきましては非常に必要であることを是認するものでございます。漁業手形で最も大きながんになつておりますことは、保証積立金が五〇%である。この一点が非常に大きながんをなしております。実際に金を借りんとする人が、自分の金を五〇%積み立てなければ一〇〇%借りられないという……

第7回国会 水産委員会 第6号(1950/01/25、24期、民主自由党)

○田口委員 支那東海の以西底びきでは、船員の素質の関係からいたしまして、天測によつて船の位置を出すというようなことのできる船舶はごくわずかでございまして、大部分のものは想定によつて、大体水深その他を考えて自分の船の位置を認定している、こういうような実情の操業をやつております。従つてこのマツカーサー線の外にあるか、あるいは内にあるかということは、なかなか的確にはつかめないような実情にあるのであります。この拿捕事件につきましては、私どもは、この線の内にある、外にあるという問題は大した問題ではなしに、線の外にありました場合においても、これはいわゆる公海にあるのでありまして、韓国あるいは中国が一国独自……

第7回国会 水産委員会 第7号(1950/01/26、24期、民主自由党)

○田口委員 この資源枯渇防止法を制定されるということは、現在の水産資源が漸次減少しつつあるという実況から考えまして、きわめて適切な施策と考えるのであります。ただしかしこの資源の培養ということは、ここに示されてありますように消極的の部門ばかりでなしに、一面積極的の施策を併行しなければほんとうの資源方針にはならないと、こう考えるのでございます。今政府においてお考えになつております点は、消極的の部門だけをお考えになつているように考える次第でありますが、それでは万全を期せられないのでありますから、私は当然この資源の培養については、積極的の部門も加えられなければならない、こういうことを考えるのであります……

第7回国会 水産委員会 第8号(1950/01/27、24期、民主自由党)

○田口委員 私この年末から年始にわたりまして、長崎県の漁村でございますが、おそらくこのことは長崎県ばかりでなしに、ほかの府県も同様と考えますが、水産の基本法でありまするところの漁業法改正が協同組合法設置に非常に遅れました関係からいたしまして、各漁村では従来の漁業会の地域というものが非常に細分されておりまして、その原因につきましては、いろいろな関係もありましようが、至るところ非常に小さくわかれてしまつておる。こういうような実情にあるのであります。このことに関しましては、将来漁業権を付與される場合におきましても非常に支障があると思います。また組合本来の流通経済を遂行いたします上から行きましても、あ……

第7回国会 水産委員会 第12号(1950/02/11、24期、民主自由党)

○田口委員 ただいまの問題は、相当重大な内容を持つているように考えるのでございますが、私らはただいま松田委員から初めて聞いた程度でございまして、願くは詳細に政府委員から事情を承つて、そして判断をしたいと思います。
【次の発言】 ただいままでの資材課長、松田委員、鈴木委員、三名のお話によりまして、大体内容がわかつたような気がするのでございますが、水産庁といたしましては、この綿糸の問題をどうしても解決しなければいけない。こういうような観点に立たれ、そのためにはこの一億六千万円をその方と関連して考える。そうして綿も麻も円満に解決しよう。こう一応のお考えになることは、官庁としてむりのないことでないか、……

第7回国会 水産委員会 第16号(1950/02/28、24期、民主自由党)

○田口委員 この附加価値税につきまして、最も重要な点は、採算が引合わない漁業に対して非常な増税になる、採算が引合つておるところの漁業に対しては割合に軽くなる、結局、成績が不幸にしてあまり上らなかつた、こういう漁業に対しては非常に税が大きくなる関係にあるのでございます。今日の漁業経営から申しまして、百パーセントどの船もそろつて成績がいい、こういうような漁業は、日本の各種漁業をながめてみましても、一つもない状態でありまして、ほとんど二分の一の漁業は収支償う、二分の一は今年は欠損をしておる、こういうような状態にあることが現在の日本の漁業の実態でございます。二分の一収支が合わない、こういう種類の漁業に……

第7回国会 水産委員会 第17号(1950/03/04、24期、自由党)

○田口委員 水産長官問題について、小松委員その他からの申入れごもつともと思います。しかしながらこの問題は、行政府の人事問題に関連しております。従つてこれは一応委員会を散会いたしまして、あらためて懇談会を開かれて、愼重に処置方法について考究したいと思います。私鈴木委員の御発言に対して賛成するものであります。

第7回国会 水産委員会 第18号(1950/03/06、24期、自由党)

○田口委員 この資料につきまして、端的に表面から見ますると、いかにも今魚の統制を撤廃しては非常に値上りする、こういうような材料になつておるように考えるのでございます。御承知の通り魚の価格は、平常の年におきましては、十月から二月までは非常に値が高くて、三月の下旬から六月までは値が下る。二月の下旬から六月まで下るものを、十月から二月までの上るもので大体平均して、一箇年間の計算ができておる。こういうようなことで、何十年となしに日本の魚の需給関係におきまして、価格の構成がそうなつておるのであります。この調査は、結局一年の中で魚の値が上る十月から一月までの材料をとつておる。しかもそのときに統制を撤廃され……

第7回国会 水産委員会 第24号(1950/03/25、24期、自由党)

○田口委員 水産業協同組合法の一部を改正する法律案の内容につきまして、三点だけ御質問したいと存ずるのであります。  その第一は、法人の加入の問題でありますが、御承知の通り漁村に存在をしておるところの法人は、課税関係と金融の関係からいたしまして、個人経営あるいは同族経営と同じような経営のものが、大多数法人になつておるのでございます。この点から考えまして、せつかく法人が協同組合に加入ができるという道をお開きになつた必要と趣旨から申しまして私はこの程度の法人は、漁村の実態から考えて、当然正会員にされてしかるべきだという考えを持つている次第でございますが、この点に関しまして、農林省としてはいかなるお考……

第7回国会 水産委員会 第26号(1950/04/01、24期、自由党)

○田口委員 第三條の基本施設の中で俊深ということが非常に重要だと思うのでございますが、そういう言葉がないようでございますが、どれかに包含してありますかどうか、お伺いいたします。
【次の発言】 第五條の第三項の指定に関して、一農林大臣が運輸大臣に協議をしなければならぬということにつきましては、全部の漁港について協議を必要とするのでありますか、あるいは商港漁港と明らかに同一場所にある、こういう場合にのみ協議するのでありますか、あるいはその協議の方法は、総括的に漁港計画を立てて、その計画書に基いて総括的の協議をするのでありますか一個々のもので協議をするのでありますか、その点をお伺いいたします。

第7回国会 水産委員会 第27号(1950/04/03、24期、自由党)

○田口委員 先般荷受け機関が物価庁その他に対して、手数料値上げの猛運動をしたことがあります。その際、遂に実現しなかつた。その不足財源をどこに求めたかと申しますと、結局到着駅における荷卸貨を従来荷受け機関が負担しておつたものを、生産者に負わした。一箱について四円幾らか――かりに長崎市だけを考えてみましても、一千万円の負担を生産者に転嫁した、こういうような問題が昨年の秋に起つたのであります。これに対しまして生産者といたしましては、ただいま夏堀委員の申されました通りに、生産地の市場が地元の販買手数料を三分でやつております。それから発送した荷物に対しては千分の五いわゆる五厘でやつておる。この程度の手数……

第7回国会 水産委員会 第30号(1950/04/11、24期、自由党)

○田口委員 私も、この機会に二、三の点について銀行局長の御意見を承りたいと思うのであります。この水産金融で特にお考え願わなければならない問題は、農村問題と多少趣きを異にしておりまして、小から大まで階段がある、こういうことをまず念頭に置いていただきたいのであります。この小業者は、大体において協同組合という形をつくつて金融の道を講じておる。この協同組合の金融につきましても、いろいろな問題があるのでございますが、とにかく組合金融によつて道を打開しようとしておる。大企業者は、これは日水あるいは大洋のごとく、自己の信用で金融の道を講しておる。今中小企業と同じ運命にある業態が、やはり水産事業にもありまして……

第7回国会 水産委員会 第34号(1950/04/20、24期、自由党)

○田口委員 請願一九〇号は、すでに四月一日の統制撤廃によりまして、問題が解決いたしましたから省略いたしまして、請願第一三二八為石に避難港設置の請願の問題でございますが、この為石は熊本県、長崎県、鹿児島県、各県の漁船の非常に輻湊する所でございまして、港湾が非常に惡いために、ときどき遭難船を出すことで県下でも有名でございます。避難港といたしましては、為石から、五、六里離れました脇岬というのがありますけれども、その間距離がありますために、非常に遭難事故をしばしば起しておるような状態でございます。それで好漁場にも惠まれておりますし、それから各県の漁船も輻湊するような場所に、すみやかに避難港を設置して、……

第7回国会 水産委員会 第39号(1950/04/27、24期、自由党)

○田口委員 昨今日本のあらゆる漁業を見てみますのに、どの漁業も非常に危機に瀕しております。これは金融関係もありますけれども、一つは、ただいまのお話のように販売機構、これがはなはだ不合理にできておる。統制時代そのままのことを消費地において商人がやつておる。最近一つの例といたしまして、下関で以西底びきでとりますいかが、一箱二百円でどうしても地元の商人が引受けません。やむを得ず生産者はトラツクに魚を積みまして、下関から山口まで、トラツクの上からずつと販売をいたしますと、二百円で引受けなかつたいかが、平均四百円程度で、山口まで行く間に各自動車のものがすつかり売れてしまつた、こういうような事実がございま……

第7回国会 水産委員会 第42号(1950/05/02、24期、自由党)

○田口委員 今回電波法及び電波管理委員会設置法が成立いたしまして、これは電波の管理上はなはだ喜ぶべきだと存ずるのでありますが、この電波の管理をいかなる組織によつてやるかということは、結局委員会の運用によつて、この電波の管理をやるということになつております。従つてこの電波の管理上におきまして、委員会というものが非常に重大なる仕事をする。第一に「行政事務を能率的に遂行するに足る組織を定めることを目的とする。」というように、すべてがこの委員会の運用によつて電波の監理ができるということになつておるのであります。従つてこの電波の監理委員がどこから出るかということが、非常に重大なる問題になるのでありまして……

第7回国会 水産委員会 第44号(1950/07/01、24期、自由党)

○田口委員 資源枯渇防止に関連いたしまして、以西底びき網漁業の問題について一つ二つお伺いしてみたいと思うのでございます。  承るところによりますと、第七国会において通過いたしました資源枯渇防止法に基きまして、以西底びきの整理が大体個々の漁船を指定する程度に決定をして、そうして六月末日までに第一期整理を完成する、こういうことを聞いております。御承知の通りこの以西底びき網漁業は、関連漁業までいたしますと、大体百億円程度の投資をし、そうして関連している漁業者が十五万人程度ある。しかもその生産は五、六千万貫あげておるというような点からいいまして、日本として相当重要な漁業でございます。この重要なる漁業を……


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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 水産委員会 第2号(1950/07/15、24期、自由党)

○田口委員 ただいま松田委員から、漁業の生産費を切り下げるという問題がございましたが、長崎でいわしのカン詰をつくつておりますが、あのいわしのカン詰は、原料がマル公九十三円六十銭した場合には絶対に輸出ができなかつたものが、マル公を撤廃して、一貫匁が五十円程度になりましてから、どんどん輸出ができて、ほとんど品物がないまでに行つておるということであります。これはなぜかと申しますと、カリフオルニアの生いわしが一トン三十ドルでございまして、これを三百六十円のレートに換算いたしますと、結局一貫匁五十円になる。この五十円のいわしと競争しなければならぬために、マル公時代の九十三円六十銭の場合は、どうしても輸出……

第8回国会 水産委員会 第3号(1950/07/17、24期、自由党)

○田口委員 本日舟山局長が御出席になつておられますから、水産金融について質問いたしたいと思うのでございますが、御承知の通り、ただいま水産界では、漁業も、加工も、あるいは流通部面も、金融の梗塞によりまして、ほとんど各方面が停止状態にならんとしておるのでありますが、この状態を大蔵省としてはいかようにごらんになつておりますか。またこの状態に対していかなる金融政策を実行されんとするか、その点をまず第一にお伺いいたしたいと思うのであります。
【次の発言】 従来水産業者は、設備資金については、仕込資金、一時金と、長期資金を利用いたしまして設備をやつておりまするが、仕込資金だけは、これは各漁業ともに、あるい……

第8回国会 水産委員会 第4号(1950/07/19、24期、自由党)【議会役職】

○田口委員長代理 どうですか。先ほど委員長のお話になりました、やはり一応小委員会にかけるということで納まりませんかね。
【次の発言】 ただいま鈴木委員から御意見がありましたが、いずれ懇談会の形式でお互いによく練つて、そうして十分に研究したいと思いますか、田淵委員にその点ひとつ御了承願いたいと思います。――それでは田淵委員そういうことに御了承を願います。懇談会を開いてよく練つてみます。
【次の発言】 それではさよう決定いたします。
【次の発言】 本年の初めから、天候の関係だとかあるいは海変等によりまして、漁業が非常な苦況に陥つております。しかも漁業ばかりでなしに、加工業その他の方面も、漁業の関係……

第8回国会 水産委員会 第7号(1950/07/24、24期、自由党)【議会役職】

○田口委員長代理 これより開会いたします。委員長が不在でありますので、私は委員長の職務を代行いたします。ただいま出席になつております政府委員及び説明員は、水産庁長官家坂君、説明員水産庁次長山本君、説明員水産庁経済課長奥田君、説明員水産庁水産課長水野君であります。  水産貿易に関する件を議題といたします。まず政府から水産貿易の現状について御説明を求めます。
【次の発言】 ただいま田淵委員から昨日の委員会について、多少遺憾の点があつたというような御意見でございますが、私らも多少そういうような感がするのでございます。この問題につきましては、いろいろ委員会としても教えられる点がありまして、お互いにさよ……

第8回国会 水産委員会 第8号(1950/07/25、24期、自由党)【議会役職】

○田口委員長代理 これより会議を開きます。  水産行政の充実に関する件を議題といたします。水産行政の充実に関する小委員長より発言を求められておりますので、これを許します。石原圓吉君。
【次の発言】 ただいま小委員長より御報告になりました件につきましては、本委員会におきまして採決をして、委員長において適当なる措置をはからんと思いますが、いかがでございましようか。
【次の発言】 それでは御承認になりましたものと存じます。
【次の発言】 次に昨二十四日、本委員会において川村善八郎君外五名提出の漁業法の一部を改正する法律案を可決し、委員長より報告書を提出いたしまして、本日の本会議の日程に上りますが、本……

第8回国会 水産委員会 第9号(1950/07/28、24期、自由党)

○田口委員 漁船保険に関連いたしまして、私からも一言政府の御意見をお伺いしたいと思うのであります。ただいま御承知の通り、朝鮮動乱のために、東支那海から玄海灘にかけまして、国籍不明の潜水艦が出没しておる、あるいは漁船の頭上に飛行機が飛んで来るというような実情でございまして、このままに放任しておきますと、船員も船主も非常におびえまして、国家としては食糧をできるだけ確保しなければならないという時期に、生産意欲がどうかいたしますと低下してしまう、こういうような実情に差迫つております。従つてこれが対策といたしましては、私らはこの漁船あるいは乗組員の戦時保険と申しますか、あるいは特殊保険と申しますか、さよ……

第8回国会 水産委員会 第11号(1950/07/31、24期、自由党)

○田口委員 水産金融小委員会の審議の経過と結果を御報告申し上げます。水産金融につきましては、一般金融の梗塞関係ばかりでなしに、水産関係の事業全体が非常に困難なる状態に立ち至つております。かつての農林漁業復興資金とか、あるいは関東北揚繰漁業手形だとか、あるいは漁業手形制度によるつなぎ融資の問題などを数字的に取上げてみましても、いずれも償還が予定通りに行つておりません。あるいは共済基金の積立がはなはだしく不足しておる。こういうような実情でございまして、いろいろな点から考えまして、金融ベースに乗せにくいというような実情があります。これはもちろんいろいろな資材の値上げだとか、あるいは魚価の低落だとか、……

第8回国会 水産委員会 第12号(1950/08/03、24期、自由党)

○田口委員 安本の燃料課長、資源庁石油課長がおいでになつておりますからお伺いしたいのであります。今各委員は油の量という問題について論議をしているのでありますが、これは結局今の水産業は魚価の低下、その他今の操業状態ではバランスがとれないから、何とか持つている設備をフルに動かす意味におきまして生産費を下げよう、こういう観点が強く働いておると思うのでありますが、また一面この生産費を下げるということにつきましては、いろいろな漁業資材の価格を何とかして下げなければならない。こういうような差迫つた問題があるのであります。この石油の価格がどうしてもわれわれに納得行かない。われわれの承知するところによりますと……

第8回国会 水産委員会 第16号(1950/10/21、24期、自由党)

○田口委員 私は真珠の物品税に対しまして、大蔵当局の意見を伺いたいと思うのであります。  わが国の真珠養殖業は戰時中禁止をされておりましたために、戰後になりましても復旧が遅々としておつたのでございますが、最近この事業が著しく伸びまして、昨年度におきましては、大体輸出額が八億五千万円程度に達しております。しかるにこの真珠の養殖業におきまして、ただいま非常に困つておる問題が一つあるのでありまするが、それは物品税の問題であります。日本の真珠は御承知の通り、九割七分程度までは輸出をしておられます。わずかに百分の三だけが物品税の対象になる内地販売のものになつておるのであります。なおこの百分の三の内地販売……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 水産委員会 第1号(1950/11/24、24期、自由党)

○田口委員 私はただいま長官が出席になりましたから、ただいま重大問題になつておりまする市場の問題につきまして、政府の所見を伺いたいと思うのであります。  今朝の新聞によりますと、市場の手数料が農林大臣のあつせんで六分五厘に決定したというような記事が出ております。一昨日長官は、農林大臣の命を受けて東京都とこの問題に対しまして、延期させるような折衝をして行かれたと思いますが、新聞記事がほんとうでございますか、あるいは一昨日交渉された結果延期をした、従つて新聞記事が間違つているか、どつちの方でございますか、一応お尋ねいたします。
【次の発言】 本件に関しましては、衆議院の水産常任委員会といたしまして……

第9回国会 水産委員会 第3号(1950/11/28、24期、自由党)

○田口委員 日本の真珠養殖事業は、戦前輸出品としての花形であつたのでありますが、戦争中資材その他の関係及び販路の実情からいたしまして非常な打撃を受けました。ほとんど窒息状態に陥つておつたのでございますが、戦後漸次復活をいたしまして、現在におきましては、戦前の約五分の一程度の復活を見ておるのでありますが、これを金額にいたしますと、一年に大体十億円、しかもこの十億円を得ますところの資材その他につきましては、まつたく国内品でございまして、輸入による資材を使わないで十億円の外貨獲得をしておるというような状態であります。少くとも現在戦前の五、六倍程度までは早急に復活するものと思うのであります。しかるにこ……

第9回国会 水産委員会 第4号(1950/11/30、24期、自由党)

○田口委員 漁業用燃油につきましてお伺いいたしたいと思います。今月の全国水産業の実情は水産庁におきましてもよく御調査になつておることと思いますが、とにかく破産の一歩手前といいますか、それどころではない、もう日々つぶれつつある会社あるいは個人がある。こういうような状態でありまして、あとに残つておる漁業者も、この税務署の攻勢があるか、あるいは銀行の攻勢があるか、あるいは燃油小売、いわゆる売掛け代金の強い要求があるということになりますと、おそらくすべての会社、個人というものがつぶれてしまう、こういうような実情にあるのであります。何ゆえにかくのごとき状態になつて来たかということをだんだん調べてみます、……

第9回国会 水産委員会 第5号(1950/12/01、24期、自由党)

○田口委員 燃油の値上げ問題につきましては、ただいま陳情を受けたのでありますが、われわれから考えますと、昨日から申し上げておりますように、各産業に対する特殊性ということを全然考慮してないように考えるのでありますが、今回の改訂を草案されるにつきまして、水産庁と物価庁との間に、この問題についていかなる打合せをされましたか、まず第一にその点をお伺いいたしたいのであります。
【次の発言】 ただいまの御答弁によりまして、物価庁と水産庁との間におきましては、ほとんど連絡がない、しかも運輸省関係とは密接なる連絡をとつて処置をせられておる、こういうような観点からいたしまして、この案全体を見ますと、どうも運輸省……

第9回国会 水産委員会 第7号(1950/12/05、24期、自由党)

○田口委員 漁業用燃油の価格問題につきまして、先般来閣議におきまして一応延期をするということが決定されたようでございますが、その後の経過につきまして、当局から御説明を求めたいと思います。
【次の発言】 先般来の委員会で、水産庁と物価庁との関連ということについて詳細質問をしたのでありますが、やはりこの間においても連繋がとれていない。ただいま安本との連繋を調べてみますと、やはりとれていない。こういうようなことでは、迷惑をこうむるのは水産業者ばかりであります。実際官庁のほんとうの仕事が安全にできていない、こういうふうに考える次第でございます。先般水産庁に対しましても、物価庁とよく連絡をとつて、今回の……

第9回国会 水産委員会 第10号(1950/12/09、24期、自由党)

○田口委員 私は先般本委員会におきまして、松田委員から提案された塩の問題につきまして、その後の経過、現状を御報告申し上げ、御承認を願い、あわせてこの問題に対しまして本委員会から大蔵大臣に対して要望書を提出したい、こういうことにつきまして御説明申し上げたいと思うのであります。  現在水産物の中には、値段が非常に安くて、製造しようとしても価格の関係で製造ができない、またむりに製造いたしましても農村その他の大衆の購買力の低下によつて売れない、こういうような品物が数量的に非常にたくさんあるのでございます。ただいま水産物の高度利用、できるだけ食糧化することが非常に重大問題になつておるのでありますから、こ……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 水産委員会 第2号(1951/01/26、24期、自由党)

○田口委員 私は昨今の石油の配給問題について、それから第二に漁業用燃油の見通しについて、この際資源庁の方に御質問いたしたいと思うのでございます。ちようどあらゆる漁業が漁期に入つておりまして、一年中で最も重大な時期に遭遇しております。このときにあたりまして九州地方をまわつてみますと、油がないために停船している船が各漁港に非常にたくさんある。いろいろ内容を研究してみますと、油の配給規定で来るべきものが途中で航路を変更いたしまして、ほかの地方に石油を荷おろしておる。こういうようなことで、極端な例を申しますと、長崎港なんかでは、非常にたくさんの石油タンクがあるのでありますが、このタンクに一滴も石油がな……

第10回国会 水産委員会 第6号(1951/02/06、24期、自由党)

○田口委員 私は昭和二十四年度の生鮮水産物出荷に対する報奨物資配給の件につきまして、政府にお尋ねいたしたいと思うのであります。政府は昭和二十四年度の水産物出荷を確実ならしむるために、経済安定本部と御相談になりまして、二十四年の六月九日に、昭和二十四年度生鮮水産物の出荷に対するリンク物資の配給実施要領、こういうものを御決定になりまして、作業衣その他漁業者が必要であります繊維製品を報奨物資として提供させる、こういうような通牒を各府県に提出になりまして、これを実行されたのであります。ところが二十三年の末ごろから二十四年の初めにかけまして、綿製品の価格が非常に低下を来し、また漁案者は購買力が減退をいた……

第10回国会 水産委員会 第8号(1951/02/10、24期、自由党)

○田口委員 ただいま委員長及び長官からの話によりますと、大体この漁業手形改善問題に対する、委員と政府側の意向が一致しておるように考えるのであります。われわれは水産金融につきましては、根本的の問題、応急の問題と二つを考えておるのでございますが、応急策につきましては、どうしても先ほどからのお話のように、漁業手形制度の改善拡充、この問題で行く方が最も早道であり、最も適正である、こういうことを考える次第でございます。ただいまこの制度がうまく運用できずにおる唯一の理由は、資金積立が現在の漁業状態からいたしまして十分でない、その点がほんとうの障害になつておるように考えるのであります。従つてこの問題をわれわ……

第10回国会 水産委員会 第10号(1951/02/16、24期、自由党)

○田口委員 ただいま大蔵省説明員のお話を承りますと、今回の関税税率の改正は、主として内地石油の保護のためにやるのである、こういう御説明のように承るのであります。この点につきまして、多少私らは意見を異にするものでありますから、私らの考えておることをよく翫味して聞いていただいて、そして、はたしてそういう理由が現在実際にあるかどうかということによつて、この問題を判断し直していただきたいのであります。大体ただいま御説明がありましたように、内地石油は全消費量の五%ないし二五%である。われわれは普通一〇%ということを申しておりますが、この一〇%の保護のために、九〇%の輸入石油――しかもこの石油は日本の現在……

第10回国会 水産委員会 第11号(1951/02/17、24期、自由党)

○田口委員 この燃油の価格につきまして、われわれはガソリンのために重油が非常に価格が高くなつておる。こういうようなふうに考えるのでありますが、戰前のノーマルなときにおいてガソリンと重油の価格の比較、あるいはガソリンと軽油の比較、ガソリンと燈油の比較、こういうような比率がはつきりとあつたに相違ないと考えるのでございますが、その比率と、現在物価庁で決定しておられます価格の比率がどういうことになつておりますか、これを数字的に承りたいと思います。
【次の発言】 採油業者が一トンの原油から精出いたしますガソリン、あるいは重油、軽油というものは、大体原油の生産地によつてきまつておると思うのでございますが、……

第10回国会 水産委員会 第13号(1951/02/22、24期、自由党)

○田口委員 官房長官が御出席になつておりますから、ごく簡單に漁区問題についてお伺いいたしたいと思うのであります。官房長官はかつて外務次官のときに、東支那海の漁区問題につきましては、みずから陣頭に立つて非常に努力していただきました。このことにつきましては、業界今に大いに感謝をいたしておる次第でございますが、東支那海は、御承知の通り世界でも有数な漁業でございまして、現在におきましても、やせても枯れても一年に六千万貫程度の漁獲がありまして日本の漁獲高の約一割五分をあの中で生産しております。ただ終戰以来、あの九州と大陸との間にマツカーサー・ラインがありまして、そうして九州寄りの方で操業をしなければなら……

第10回国会 水産委員会 第14号(1951/02/24、24期、自由党)

○田口委員 私は東支那海における以西底びき網及びトロール漁船が、中共政権によりまして多数拿捕されておる問題につきまして、水産庁長官に質問をいたしたいと思うのであります。  従来この中共、朝鮮その他から東支那海に操業しておりますところの漁船が、拿捕されましたことは枚挙にいとまないのであります。数字的に申しますと、今日まで拿捕されておるものが七十六隻、なお今日帰つて来ない漁船が五十三隻、こういうような多数に上つておるのでございますが、昨年の十二月以来またこの問題が盛んに起りまして、十二月以来今日まで、拿捕されておる漁船だけで十三隻を数えておるのであります。東支那海は、御承知の通り九州と大陸の間にマ……

第10回国会 水産委員会 第15号(1951/02/27、24期、自由党)

○田口委員 総括的な問題でありますから、上田参考人にお伺いしたいと思います。中共では何と申しましても、やはり日本の漁船はマ・ライン以内で操業しておつた。この事実を確認することが非常に重大だと思いますから一、二お伺いしたいのでありますが、この以西底びき漁船が、自分が操業している位置はどこであるかということを確定する方法といたしまして、各漁船は天測をやつているのでございますか。あるいは、無線によつてその位置を附近の船に問い合せて決定するのであるか。あるいは、出港した港から、どういう方向に何時間どういう速力で走つたから、船の位置はここにあると、そういう確定方法をやるのでございますか。その点をはつきり……

第10回国会 水産委員会 第16号(1951/03/01、24期、自由党)

○田口委員 ただいま次長からの御説明を承つておりますと、結局何もできない、そういうふうに受取れるのでありますが、この事件は毎日ただいま頻発しつつある非常に緊急な問題でございますから、いろいろ御苦心の点はあると思いますけれども、早急に何か手を打つていただきまして、安心して漁業ができるような処置をとつていただきたい、こういうことを重ねてお願いしておきます。それから拿捕船を返還させるという問題につきまして、国府軍であればいずれ折衝の方法があると思いますけれども、大多数のものが中共側に拿捕されておる、こういうふうに考えられるのでありますが、何か第三国を通じて折衝していただく方法がありませんかどうか、こ……

第10回国会 水産委員会 第22号(1951/03/20、24期、自由党)

○田口委員 最近北海道及び東支那海におきまして、適正に日本の漁業者が仕事をしておるにもかかわらず、中国あるいはソ連から拿捕される船が年々多くなり、ことに二十四年、二十五年の情勢を見ますと、前の年に比べますと、相当隻数がふえておるというような状態と、それから国際情勢がますます逼迫する、この二つのことから考えまして、二十六年、二十七年もなお相当数こういう漁船が出るだろうということが予想されるのであります。しかしこのことは、国家的に考えまして、そんなに危険であれば撃船して沖に出ないようにする、こういうような考え方では解決できないのであります。非常に危険でありますけれども、やはり国民の食糧を供給すると……

第10回国会 水産委員会 第25号(1951/03/27、24期、自由党)

○田口委員 漁船法の一部を改正する法律案につきまして、一、二点質問をしたいと思うのであります。  今回のこの漁船法の一部改正中、工事完成後の認定という事項が一つの重要なる内容になつているように考えるのであります。新造あるいは改造の場合におきまして、許可申請にいろいろな條件が書いてある。その條件通りに船ができているかどうか、これを確かめることは、いろいろな意味において非常に必要なことと思います。その中で計画トン数が申請通りにできているかどうか、この問題が非常に大きな重要な点のように考えるのでございますが、実際にこの漁船を改造する、あるいは新造するという場合におきまして、計画トン数通りに完成できる……

第10回国会 水産委員会 第27号(1951/03/31、24期、自由党)

○田口委員 三月二十九日決定と思うのでございますが、原糸が十四万四千九百円、約七割値上げ、この数字につきましては、われわれはもう少し具体的に、綿花がこの程度上つた、単価がどういう状態であるというように、少くとも今日水産関係の資材問題につきまして――石油問題については業者その他におきまして、相当詳細な基礎をつくつて原価計算をやつておる。それに対しまして、この綿糸関係につきましては、ほんとうのアウト・ラインだけで非常に大きな値上りをうのみしなければならぬ、こういう事情にあるようでございまして、まず第一に、私は水産庁といたしまして、かくのごとき数字のよつて来る基礎をもう少し深く研究していただきたい、……

第10回国会 水産委員会 第29号(1951/05/10、24期、自由党)

○田口委員 今日の以西底びき網漁業は漁区の関係からいたしまして、いずれの船主あるいは会社も、経営に非常に困つているような実情でございます。もし船の故障などによりまして一航海失敗しますと、次の航海の仕込みができないというような実情にあるのであります。さような業界に対しまして、一齋に根拠地に漁船を集中されまして、検査をされることに対しまして、業者としては非常な大恐慌の感じを持ちまして、名根拠地から農林大臣に対して緩和方を要望した次第でございますが、五月の一日から十日までに港に帰つて来い。こういうようなことと思うのであります。このことに関しましては、実際にはある程度現在は緩和しているというように考え……

第10回国会 水産委員会 第32号(1951/05/17、24期、自由党)

○田口委員 私は中尾課長に一点だけ要望をしておきたいと思うのであります。海中における土木工事は、春をおいてほんとうに能率的にできる時期はないのでございます。御承知の通り、春は非常に干満の差が大きくて、大潮でぐんと潮が減る、それと天候が春は非常にいい、波が稔やかである、こういう意味におきまして、春が一番海中におきましては工事の能率的にできる期間でございます。この大事な期間を、結局現局と安本との話が妥結をしないために、むざむざと過してしまうことは、水産業者といたしましても非常に大きな損をしておるわけでございますが、その原因をだんだん考えてみますと、表面の理由といたしましては、海の上の仕事はできるだ……

第10回国会 水産委員会 第34号(1951/05/22、24期、自由党)

○田口委員 今回の漁業制度の改革資金というものは、先ほど来各委員からるる申されましたように、旧債の返還、この方向に一厘でも持つて行かれては困るのでございまして、結局新しく再出発をする完全なる資金でなければならぬ。この資金をほんとうに活用することによつて、漸次旧債を償還して行く、こういうような順序にならなければならぬと考えるのでございます。そのためには、水産庁が提出しておりますところの特別会計、あの方法よりほかに的確なる方面に資金を流すことはできないと考えておるのでございますが、この問題に対しまして、大蔵省は本月の八日に省議を開いて、あの考えを否決されておる、こういうことを耳にいたしまして、それ……

第10回国会 水産委員会 第35号(1951/05/24、24期、自由党)

○田口委員 私が質問しようと思いますことも、前二委員で大体意を尽しておるように考えるのでございますが、この質疑応答の間におきまして、最も重大な問題が二つ残つているように考えるのでございます。それは先ほどから川村委員がくどくど申されましたように、資金計画なくして事業計画はできない、こういう問題でございます。この制度改革に対する資金はできるだけの努力はする、こういうような大蔵大臣の御答弁でございますが、どうしてもこの資金計画のある程度の見通しがつかなければ水産庁あるいは現地において計画しておる仕事は、一歩も着手できない。われわれが会社の事業をやりますにいたしましても、まず資金計画をやりまして、そう……

第10回国会 水産委員会 第36号(1951/05/26、24期、自由党)

○田口委員 鴨居獺漁港修築に関する請願を御説明いたします。鴨居瀬は長崎県と朝鮮との間にあります対馬の東海岸の中央に位しておるのでありまして、ここには各県の漁船がたくさん集りまして、さば漁業なりあるいはかじき漁業なりをしておるのでありますけれども、現在の漁港の状態におきましては、これら多数の漁船を収容することができないような実情にありますから、この際すみやかに同漁港の防波堤と荷揚場を修築いたしまして、そうして長崎県の漁船ばかりでなしに、ほかの府県から参ります漁船も能率的に漁業されたい。こういう意味におきまして、鴨居獺漁港の修築をすみやかにやつでいただきたいという請願でございます。  文書表二三四……

第10回国会 水産委員会 第38号(1951/05/31、24期、自由党)

○田口委員 漁業制度改革の資金につきまして、財政資金が必要であるということは、これは最も重大な問題でありますし、またこれなくしては、制度改革のほんとうの推進ができないわけでございます。ただいま官房長の話によりまして、この問題解決の曙光があるように考える次第でありますが、この農林漁業資金融通特別会計から出る場合において、官房長のお話では、製氷、冷蔵というような共同利用事業が非常に重要であり、これを推進したいというお気持ちのように考えるのでございます。これは魚価の安定あるいは漁獲物の完全なる利用という面から申しまして、最も重大なる問題でありますが、この漁業制度改革そのものについて、漁村の最も望んで……

第10回国会 水産委員会 第40号(1951/06/05、24期、自由党)

○田口委員 ただいままでの本委員会の論議によつて、大体漁業協同組合関係の資金化につきましては、ある程度端緒が見えたというふうに考えるのでございますが、現在の漁業権所有者及び漁業権行使者との関係を見ますと、大体漁業協同組合が持つている漁業権が七制として、あと三割は個人その他が持つておる。それから今回の補償金に関しても、行使者の方で二割の補償金を受取るということになりますと、漁業協同組合以外の補償金が相当額に上りまして、漁業組合と同様に漁業権証券をこれらの人が持つということになるわけですが、将来のこの漁業権の行使ということを考えてみますと、水産庁のお考えのように、漁業協同組合の自営という部分は、実……

第10回国会 水産委員会 第42号(1951/08/13、24期、自由党)

○田口委員 ただいま二階堂委員から、今回の講和條約締結については、水産の諸問題について非常に広汎なる重要な問題がございますから、特別のオブザーヴアーの立場において、内地から人を派遣することが不可能な場合におきましては、現在渡米しておりますところの議員をオブザーヴアーとして出席させられるような手続をすみやかにとつていただくことを、私、二階堂君の意見とまつたく同意見でありますから、おとりはからい願いたいと思います。
【次の発言】 佐竹主計官が御出席になつておりますから、私からも一言御所見を承りたいと思うのであります。先ほどから永田委員との間に質疑応答がありました状態を聞いておりますと、まだ佐竹主計……

第10回国会 大蔵委員会 第3号(1950/12/16、24期、自由党)

○田口委員 今日は農林大臣と大蔵大臣とがおそろいでございますから、この席で水産業がどういう状態になつておるかということをひとつよく認識していただきたいと思うのであります。
【次の発言】 現在の日本の経済状態からいいまして、インフレ收束政策を強力に進行させる、このことはやむを得ないことであり、またどうしても、やらなければならないことであると思うのでありますが、その結果として、あらゆるしわが原始産業の方に全部おぶさつて来る実情になつております。先般自由党の政務調査会でいろいろな政策を研究いたしましたのに、どうも水産業はあらゆる業界のうちで一番金がもうかつておるのではないか、こういうような話があつた……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 水産委員会 第1号(1951/10/12、24期、自由党)

○田口委員 ただいま森部長のお話で、統制撤廃ということは、政府としてまだそこまで話が進んでいないというようなことでございますが、私は結局事務当局においてほんとうに決心をされないために、政府が方針決定をしないということになると思うのでございます。それについて価格統制をやられます場合におきまして、今のよらな価格の調整機関がないときにおきまして、製品としての輸入価格と、原油輸入により内地において製油をしたその価格と、そこに差がある場合におきましては、ほんとうに適正な新価格というものができるかどうか、その点をまずお伺いしたいと思うのであります。

第12回国会 水産委員会 第2号(1951/10/16、24期、自由党)

○田口委員 関連して……。終戰後道徳が低下する、あるいは遵法精神が全然なくなる。これは陸上も海も同じことでございます。陸上の方はどうにか今日立ち直つておりますが、海の方はほとんど手がついていないというような状態でございます。そういう観点からいたしまして、かかる空気は全国至るところにあるのでありますけれども、今突発いたしておる、噴火しておる問題は新潟の問題で、これをまず第一に押えるということが必要でございます。そのためには私は無線で連絡をする、あるいは電報を打つ、そういうような処置ではなしに、この際むしろ警備部長あたりが新潟に飛んで行かれる、――あそこには本部が置かれる、こういう例を全国にぼつぼ……

第12回国会 水産委員会 第3号(1951/10/18、24期、自由党)

○田口委員 ただいま石井さんのお話によりまして、鉄道の方の独立採算酬の赤字を補填する関係から、旅客及び貨物運賃値上げ約二割五分ないし三割を実行する、こういうような提案を怖くするというふうに承つておるわけであります。鉄道の独立採算制、それからまた現在約二百億程度の赤字が出ている。こういう観点から考えまして、ある程度の貨物及び旅客運賃の改訂はやむを得ないと考えるのでございますが、しかしこの料金の改訂につきましては、何と言いましても、貨物の負化能力ということをぜひお考え願いたい。いま一つは、その貨物が大衆生出にいかなる関係があるか。こういう二つの問題を十分お考えになつてこの両方面に対して開きのない改……

第12回国会 水産委員会 第4号(1951/10/20、24期、自由党)

○田口委員 演習の補償問題につきまして、ちよつと関連してお尋ねいたします。大体石原次長のお話によりまして概略はわかつたのでありますが、まず第一に金額が非常に少い。私は長崎県でございますが、大村湾の中に一つの飛行機の爆撃演習をやる場所があるのでありますが、これは月曜日から土曜日まで毎日やつておるのでありまして、あらゆる漁業がその付近ではとうていできないようになつております。従つてここで従来仕事をしておつた漁業者というものは、まつたく仕事を放棄しておる状態でございますが、二十四年度にこの被害に対して国家が補償しました金額を関係漁業者に割当ててみますと、わずかに二千円だ。二万円でもない二千円でござい……

第12回国会 水産委員会 第5号(1951/10/25、24期、自由党)

○田口委員 私は中型旋網漁業につきまして一、二点お伺いしたいと思います。五トン以上六十トン未満の中型漁船を現状で押える。これは現在の状態から申しまして至当な考え方と思うのでございますが、現状で押えられる場合におきまして、現在の実績を尊重して、その実績によつて押えるという意味でありましようが、現在の旋網漁業の各府県の隻数問題を考えてみますと、非常に進んだ県とほとんど未発達の県があるようでございますが、そこの調整をいかようにお考えになつておりますか。その点をお伺いいたしたいと思います。  第二に、農林大臣が指定をされた三陸、日本海中部及び日本海西部海区で操業する中型旋網の許可を農林大臣に持つて来ら……

第12回国会 水産委員会 第10号(1951/11/08、24期、自由党)

○田口委員 演習地におきまする漁業者に対する補償の問題は、きわめて重要でございますが、先ほどから川村委員から、根本的の考え方についてお話があつたのでございますが、私大村湾の実態から申しまして、さような方向へ進まなければいけないということを、再び要請したいと思うのであります。大村湾は御承知の通り、ひようたんのような形をしておりまして、第一の口が佐世保港の口でございます。第二にくれておるところが伊ノ浦瀬戸でございますが、御承知の通りあそこは今一つの基地になつております関係からいたしまして、第一の口でありますところの佐世保湾港に対しまして、ある種の施設をやつております。この施設のためにほとんど魚の出……

第12回国会 水産委員会 第12号(1951/11/13、24期、自由党)

○田口委員 ただいままで松田委員と森部長との応答によりまして、大体油の統制は近いうちに撤廃になるだろう、そう長く継続すべきものではないというような御意向もあつたのでありますが、さような前提のもとに今回の値上げの問題を考えてみますると、いかに考えましても、このCIF価格が少し高いからといつて、国内で消費をしている大部分のものが原油の国内製油によつて生産がされている。こういう観点から申しまして、日本の製油業者は、どこでも現在におきましても非常にもうかつております。森部長なんか御調査になるとわかりますけれども、これは三割、四割の配当をしている。こういうような状態におきまして、現在の価格でさえも製油業……

第12回国会 水産委員会 第13号(1951/11/15、24期、自由党)

○田口委員 小型機船底びき網の整理問題につきましては、これが零細漁業でありその日暮しの経営者である関係からして、整理のやり方によつては非常にたやすいことであり、またやり方によつては非常にむずかしいというように考えるのでございますが、大体私らの聞いております整理補償金の金額をもつていたしますと、私の言う非常に整理がむずかしい漁業であるというように考えるのでございますが、この整理された漁業者がいかなる方向に転向するか、的確に転向のできるものがあるやいなやということが、この整理規定でほんとうにうまく結末をつけさせることができるかどうかという分岐点になるだろうと思います。よくほかの漁業に転業すると非常……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 水産委員会 第2号(1951/12/13、24期、自由党)

○田口委員 ただいまお話がありました問題が、たまたま長崎県の三井楽に関連した問題でございます。しかもお話は大分事実と相反したことが多い。私は四、五日前まで長崎におりましたが、長崎地方を見ておりますと、日本共産党という名前でそこここにビラを張つて、大洋から二千万円長崎県知事に渡してある。そうして知事が三井楽の漁民を圧迫しているというような宣伝ビラをそこここに張つているのでございますが、この問題につきましていろいろ私らも国会議員の立場から調査をいたしてみますと、全然さような点はないのでありまして、これは知事にも、また大洋漁業の方にも強くいろいろつつ込んで見ますけれども、何もさようなことはございませ……

第13回国会 水産委員会 第4号(1952/01/23、24期、自由党)

○田口委員 私は、この機会にマッカーサー・ラインの撤廃方法ということについて、政府の御意見をお伺いしたいと思うのでございます。今日東支那海で以西底びき網が盛んに拿捕されており、先方から帰りました漁夫の話によりますと、中国におきましては、あのマッカーサー・ラインをもちましてラインから西の方は全部自分の海だというような観念でおるようでございます。こうなりますと、結局このラインのはずし方ということが非常に重大な事柄になるのでありまして、われわれは、この平和条約が締結されますと、当然あのラインはなくなるということを考えておるのでございますが、もしその方法によりますれば、御承知の通り中国あるいはソ連は条……

第13回国会 水産委員会 第5号(1952/01/28、24期、自由党)

○田口委員 日米加漁業協定の仮調印がでまして、ようやくわれわれが待望しておりました北洋の出漁ができるようになりましたことは、まことに喜ばしい次第でございますが、私はこの北洋漁業に対しましては、ことに終戰後日本が置かれておる立場からいたしまして最重点的に考えなければならない問題は、国際信用を損しない、この問題が最も重大と考えるのでございまして、この問題に関しましてはいろいろな方法があると思いますが、各方画から十分御研究になつて、いやしくも日本の漁業というものが、従来のような国際的こ悪い印象を與えることがないように、ぜひ十分の御注意を願いたいと考えるのでございます。それにつきましては、やはり漁業の……

第13回国会 水産委員会 第7号(1952/02/07、24期、自由党)

○田口委員 今議題となつておりますポツダム宣言に基く政令によつて、現在問題となつております漁船、すなわち裁判中の漁船、そういつた漁船の数はどの程度にあるのでございますか。また問題にならないで本政令によつて処分された件数は何件ありますか。
【次の発言】 ただいま数字的によく承つたのでございまするが、今の御説明によりますと、現に起訴中のものが相当あるように考えるのであります。また裁判の決定によりまして、体刑に処せられておるものが相当あるように想像するのでございますが、幸い講和條約批准によりまして、国家が国民全体に喜びをわかつ上におきまして、非常に広範囲な恩赦の制度を発動するということを聞いておるの……

第13回国会 水産委員会 第9号(1952/02/13、24期、自由党)

○田口委員 北洋漁業ことにかに工船の問題について長官にちよつとお伺いしたいのであります。この四、五日以来、業界の一部には今年のかに工船の出濃いろいろ時期の関係その他からとりやめたらどうかというような御意見が相当有力にあるようでありますが、御承知のようにかにはその生態状態から申しまして、とらないからといつてあの漁場が非常に繁殖がよくなるというような関係はない生物でもありますし、あのようなふうにして海底に埋まつておる世界的の資源であるので、需要家の方から言えば非常に惜しい、こういうような点もあります。またあれは世界的に日本人が初めて調査探求した漁場でもあり、こういうようないろいろの点から考えますと……

第13回国会 水産委員会 第11号(1952/02/18、24期、自由党)

○田口委員 ただいま議題となりました真珠養殖事業法案に対する修正案の趣旨弁明をいたします。  御存じのように、本法は昨年の十一月二十六日、第十二回国会において提案され、水産委員会において審査を進めて参つたものでありますが、種々検討いたした結果、お手元に配付いたしてあります修正案の通り次の諸点について修正をいたしたいと存ずる次第であります。  第一は、第二條の修正でありまして、真珠養殖事業者に加工業者を含めることにつきまして、原案におきましてはその範囲が必ずしも明確でないので、ここにいう加工は通線連までの、すなわち真珠養殖と不可分の関係にある一次加工であつて、金属類を附加して製品とする加工は含ん……

第13回国会 水産委員会 第16号(1952/03/03、24期、自由党)

○田口委員 去る二月十八日本委員会におきまして、真珠養殖事業法案に対する修正案について御説明申し上げ、原案とともに修正案について御審議を願つておる次第でありますが、さきの修正案について一、二補足修正する必要を生じましたので、お手元に配付しております案の通り前の修正案につけ加えて修正いたしたいと存ずる次第であります。  その趣旨及び内容について御説明申し上げます。原案の第四条と第五条との関係でありますが、まず第四条におきましては、すべての真珠養殖業者に対して、毎年その営む事業につき計画をきめて農林大臣に提出することに義務づけ、強制いたしておるのでありまするが、次の第五条におきましては、これが裏づ……

第13回国会 水産委員会 第17号(1952/03/05、24期、自由党)

○田口委員 きようは漁業取締りに関しまして、海上保安庁の長官にいろいろお伺いいたしたいことがあるのでございますけれども、時間がたいへんおそくなりましたから、ごく簡単にお伺いをいたしたいのであります。  その第一点は、東支那海の以西底びき網の取締り問題でございますが、長官も御承知の通り、昨今は台湾政府及び朝鮮関係はほとんどないのでありますけれども、中共関係におきまして非常に活発に拿捕事件が起つております。今年の一月末現在におきまして約六十九隻、二月十日になりましてさらに十四隻ばかり拿捕されたり、あるいは拿捕されたらしい船があるというような状態でございまして、おそらくこの損害は二十億円程度に達して……

第13回国会 水産委員会 第18号(1952/03/08、24期、自由党)

○田口委員 まき網漁業の問題につきましては、過般これに関する法律を通過させましたときにおきまして、小型底びきが非常に急ぐというような事情からいたしまして、実際の内容を盛りますところの省令が間に合わない。やむを得ず法律だけ急いで通すが、しかし省令制定については議会において相談をするというようなことで、川村委員からその当時念を押してあつたように存ずるのであります。きのうときようにわたりまして、中央漁業調整審議会に対しまして、まき網漁業取締規則の省令案について諮問をしておられるということを承つておるのでありまするが、今この案を見ますと、非常に内容が多岐にわたつておりまして、條文のみを見ましても三十二……

第13回国会 水産委員会 第19号(1952/03/10、24期、自由党)

○田口委員 ちようど農林大臣が御出席でございますから、真珠養殖に関しまして簡単に御質問いたしたいと思うのであります。  大臣も御承知の通り、真珠養殖事業法は過般衆議院を通過いたしまして、ただいま参議院の万に送付しておりますが、近日中に参議院も通過する見込みであります。同法案は、内容といたしまして四つの柱から成り立つているのであります。その一つは真珠研究所であり、第二の柱は輸出検査の問題であり、第三の柱は真珠母貝の増殖助成の問題でありますが、第四の問題が実はあの法案の骨子になつております。その第四の柱は、いわゆる第四條と第五條の関係であります。今日日本の真珠が相当数量生産ができておりますけれども……

第13回国会 水産委員会 第24号(1952/03/29、24期、自由党)

○田口委員 たしか十日の小委員会と思うのでございますが、結局時間はわずかに一時間程度でございまして、委員長から水産庁がやらんとする内容について説明を求め、そして私から西日本海区全般にわたる事情について、一通り説明しただけで、その後小委員会は一回も開いておりません。従つてその当時の小委員会におきましては、結論も何も出ていません。両方の考え方を一応話した、その程度にとどまつておつたのであります。
【次の発言】 私はまき網問題につきまして水産庁長官に質問いたしたいと思うのであります。塩見長官に対しましても、このまき網の担当部長でありますところの伊東漁政部長に対しましても、私昔から非常に親しくしておる……

第13回国会 水産委員会 第27号(1952/04/03、24期、自由党)

○田口委員 私は従来から水産庁に対しましてはあまり発言をしませんで、ほかの官庁から当委員会に御出席になりましたときに、水産庁がなるべく仕事のしやすいように、そういう意味で主として発言しているのでございますが、まき網問題につきましては、われわれが再び三たび注意をしているにかかわらず、一方的に水産庁が断行されたという問題もありますし、またわれわれと全然違つた考えで進んでおられるので、日本の水産行政を曲つた方向にやらない、こういうような観点からして発言を相当つつ込んでやらざるを得ない状態になつているのでございますから、水産庁といたしましても慎重に、まじめに御答弁願いたいと思いす。  私は二十九日の水……

第13回国会 水産委員会 第28号(1952/04/04、24期、自由党)

○田口委員 開発銀行の水産に関する金融に関しましては、水産業界が短期資金については何とかやつておりますが、長期資金についてはあらゆる面で非常に困つているような実情にありますから、開発銀行の長期資金ということについて最も大きな期待を持つておるのでございますが、銀行開設以来水産関係におきまして開発銀行に申し込んでおります件数と、今まで処理をされました件数を、数字的にお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 ただいまのお話で、申込み件数が三十八件、うちお取上げになつたものが二十七件で、審査済みのものが二十五件、未審査のものが二件、こういうことを承つたのでありますが、この審査済みのものにつきましては……

第13回国会 水産委員会 第29号(1952/04/12、24期、自由党)

○田口委員 水産金融に関しまして、われわれが最も重大視しておる問題は、長期資金の問題でありますが、現在の実情から申しまして、水産の長期資金は結局農林漁業融資特別会計とそれから開発銀行、この二つに期待するよりほかに方法がないと思うのでございますが、ちようど開発銀行の融資対象の事業、あるいは時期的に考えまして農林漁業融資特別会計のわくの設定、これがある程度研究済みの時期と考えますが、この二つの長期資金関係につきまして、水産の問題をいかように取扱つておられますか、一応その点をお伺いしたいと思うのであります。
【次の発言】 ただいま漁政部長のお話で、開発銀行の水産関係の要求金額二十一億、それから農林漁……

第13回国会 水産委員会 第33号(1952/05/10、24期、自由党)

○田口委員 ただいまの永田委員の発言はきわめて重大であります。私らは、理事の関係もありますので、ただいまの問題につきましては、理事会を開催いたしまして、理事間において一通りの研究をして、しかる後に委員諸君と懇談をして、その上で決定いたしたいと思うのでございます。このことを皆さんにお諮り願いたいと存じます。
【次の発言】 ただいま小松委員からお話がありましたように、マ・ラインが撤廃されても拿捕船は帰れないという実情になつておりますが、過去の状態を考えてみますと、二十六年度のごときは中共だけで拿捕された船員数は約千人、そしてまだ向うに抑留されておる者が大体半分程度でないかと考えるのでございますが、……

第13回国会 水産委員会 第34号(1952/05/13、24期、自由党)

○田口委員 去る五月十日の水産委員会における問題の処置につきまして理事に御一任を願つておりました次第でございますが、今日の委員会が済みましたら、関係委員だけ集まりまして懇談会を開くことになつておりますので、そういうことに処置しようと思いますから、一応皆さんに御報告を申し上げておきます。
【次の発言】 ただいま松田委員から御提案になりました農漁村電力普及促進につきましては、各府県の実態をよく調べてみますと、いろいろな生産事業に対して、電力がないために非常に困つておるところがあります。また生活上、文化的に考えまして、電力が足りないために非常な不便を感じておる地方がたくさんあるのでございます。しかる……

第13回国会 水産委員会 第35号(1952/05/15、24期、自由党)

○田口委員 伊東漁政部長にお伺いいたします。先ほど現存しておる演習地が全国に四十二箇所、こういうようなお話でございましたが、地図か何かに記入をしていただきまして、コンクリートになつた部分、あるいはコンクリートにならないで懸案になつた部分、あるいはこの区域はいつからいつまで使用を禁止するのだ、あるいは何時から何時まで使用するのだ、こういうことの明示をお願いできませんかどうか、この点をひとつお伺いいたします。
【次の発言】 詳細な資料はあとで御提出願うといたしまして、ただいままでの話で、大体従来からの演習場所よりも多少は減ずる、こういうような大体の見通しをつけてさしつかえございませんでしようか。と……

第13回国会 水産委員会 第36号(1952/05/17、24期、自由党)

○田口委員 前委員会におきまして、日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障條約に基き駐留する合衆国軍隊に水面を使用させるための漁船の操業制限等に関する法律のちで、その水面の使用によつて直接に被害をこうむる者に対しましては、本法によりまして補償の道が開けておるのでありますが、間接に被害をこうむるという問題につきましては、全国的に考えてみますと、直接の被害よりも間接的に被害をこうむる度合いがむしろ非常に強いというようなことがある次第でございますが、この法律の解釈では、そういう面を救済することについていささか疑義がありまして、この法律をつくる以上、どうしても間接的の強い被害も同時に救済する道を開かなけ……

第13回国会 水産委員会 第37号(1952/05/20、24期、自由党)

○田口委員 水産物の輸出が振興しそうで、なかなか飛躍的に振興しない。こういつたような関係があるように考えるのでございますが、この原因につきまして、私靜かに考えてみますのに今までのこの水産貿易品の金融の行き方が間違つておつたのじやないかということを、つくづく考えるのであります。それと言いますのは、水産物の場合におきましては、在庫品というものがほとんどないのでございますから、見込み生産で輸出する製品を製造をしなければならぬ。言いかえますと、見込み生産に対する金融の問題、これが今日まで貿易業者を通じて生産者に金融をする、こういうような状態であつたのであります。ところが戦後における貿易業者というものは……

第13回国会 水産委員会 第39号(1952/05/31、24期、自由党)

○田口委員 ただいま議題となりました日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障條約に基き駐留する合衆国軍隊に水面を使用させるための漁船の操業制限等に関する法律案につきまして、小委員会の審議の結果に基いて簡單に御報告申し上げたいと思うのであります。  本法律案は合衆国軍隊に提供いたしますところの水面内で、許可漁業及び自由漁業等が損害をこうむりますその補償を法制化したものでございまして、きわめて適切なる事項と考えるのであります。ただ内容につきましていろいろ小委員会として検討いたしました結果、この種の損失をいろいろ想定してみますと、直接被害と間接被害、この二つがある次第でございますが、本法案に盛られてお……

第13回国会 水産委員会 第41号(1952/06/07、24期、自由党)

○田口委員 ただいま議題となりました漁船乗組員給與保険法案提案理由を御説明申し上げます。  御承知の通り、日本漁船の拿捕抑留は、最初にその発生を見ましたのは、昭和二十一年の十月三日でございます。それ以来現在まで支那東海、黄海及び北海道近海等で実に四百九そうの漁船が拿捕されておるのであります。これに伴いまして、漁船乗組員の拿捕抑留もまた総数が四千三百二十五名に達しておるのであります。もつとも抑留船員は漸次送還されて参りましたが、現在なお総数の一割強すなわち四百三十一名程度がまだ帰還していないような実情であります。  この漁船抑留の事実は、日本の漁業にいかなる影響を與えるかということを考えてみると……

第13回国会 水産委員会 第44号(1952/06/14、24期、自由党)

○田口委員 水産長官にちよつとお伺いしておきますが、この定款の認可とただいまの事業の許可の関係は、定款の認可を受けても、事業を面接やる場合におきましては、事業そのものの許可を要することになると思うのですが、その辺どういう関係になりますか、一応詳細に御説明願います。

第13回国会 水産委員会 第51号(1952/07/29、24期、自由党)

○田口委員 従来漁業用無電の周波数が非常に少かつたために十分なる機能を発揮することができなかつた、こういうことで非常に困つておつたのでございますが、ただいまのお話によりまして、長谷電波監理長官その他の御努力によつて、電波の再編成に際しまして漁業用の周波数を署しく増していただいた、このことにつきましては、全国漁民が将来漁業経営上あるいは生命保全上利するところが非常に大きいのでありまして、私はこの機会を利用しまして、長官に厚くお礼を申し上げたいと存ずるのであります。ただしかし、ただいまの参考人及び長官の話を聞いておりますと、この周波数切りかえに対する設備のとりかえあるいは改造、こういう点において著……


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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 地方行政委員会大蔵委員会農林委員会水産委員会通商産業委員会連合審査会 第1号(1950/07/17、24期、自由党)

○田口委員 私は漁業権税の問題と、それから固定資産税の漁船に関する問題について、御所見を承りたいと思うのであります。御承知の通り、去る第六国会におきまして議決をいたしました新漁業法によりまして、漁業権及び許可権に対する使用料を、しかも漁業所得でなしに、漁獲の三%程度とられることになつております。もつともこれは昭和二十七年から施行されるのでございます。現在施行しておられます漁業権税は、少くともこの新漁業法によつて許可料及び免許料が徴收される場合におきましては、当然重複をいたしますから、廃止されるべきものと思いますが、この点について御所見を承ります。


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 外務委員会水産委員会連合審査会 第1号(1951/03/07、24期、自由党)

○田口委員 南氷洋の現在の捕鯨船隊の状態をよく調べてみますと、ほかの国の漁獲能力に比べまして、日本の船隊の装備がはなはだ劣つておる。ことに最近の状態から申しますと、各国競うて母船の数をふやすとか、あるいはキヤツチヤー・ボートの数をふやす。そうしてすべてが能力的になつております。この点から考えまして、日本の船隊の実情は、母船にいたしましても旧式の船舶を改造したものである。あるいはキヤツチヤー・ボートの数にいたしましても、諸外国に比べると非常に劣つておる。一定の期間内に一定の数量を漁獲する場合におきまして、かくのごとき非常に装備の悪い能力の上らないような船隊では、結局予定の漁穫を上げることがだんだ……

第10回国会 大蔵委員会農林委員会水産委員会通商産業委員会連合審査会 第1号(1951/03/13、24期、自由党)

○田口委員 関税定率法一部改正につきまして、石油の問題のつきましては水産常任委員長の冨水氏が、全般的にお伺いいたした次第でございますが、その際に、改訂の理由について大蔵当局からるる御説明になりました点を承りますと、結局、国内石油の保護政策の見地から改訂するのだというような御説明のようでございますが、私らの見解によりますと、昨年の十一月三十日ごろまでは、輸入原油が内地原油に比べますとやや安かつた。しかしその後、四、五箇月経過した今日におきましては、輸入原油の方がはるかに高い、こういうような実情でございます。物価庁におきましても、運賃その他の経費の諸掛りを加算いたしました、さらに新しいマル公を決定……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 予算委員会公聴会 第1号(1952/02/11、24期、自由党)

○田口委員 杉山さんに一点だけお伺いいたします。ただいま公述されましたうちに中小企業信用保険法の問題がございましたが、杉山さんの御説明の通りに、私らはあの法律ができました際は、中小企業振興の最も重大な問題として、これで中小企業金融の打開がつくのだ、こういうふうに考えておつたのでございますが、実際に実行してみますと、ただいまお話の通りなかなかうまく行つておりません。しかし中小企業の金融措置といたしましては、あの法案はやはり非常によいと考えているのであります。私らから申しますと、日本企業組合などはあの法律をいかにうまく運用するか、この研究が最も重大な問題と思うのでございますが、今うまく行つていない……

第13回国会 予算委員会公聴会 第2号(1952/02/12、24期、自由党)

○田口委員 佐藤さんに一、二お伺いいたします。昨年の九月三十日末の日本全国の預金者の状態をいろいろ調べてみますと、預金者が三千七百七十六万人といいますから、日本の国民の中で半分だけが銀行に預金をしている。その金額が一兆二千億程度に達すると思うのであります。一方この金をどういう人が借りておるかということを調べてみますと、大体借りている人の数が百八十万人、借りている金額が一兆三千何百億、こういうことになつております。この借り方の内容を調べてみますと、五十万円以下の預金者の預金というものは、なお一千百億程度の預金残になつている。これだけの材料からいろいろ考えてみますと、結局今日の銀行は、たくさんの者……

第13回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1952/02/21、24期、自由党)

○田口委員 アルコールの問題をお伺いしたいと思うのでありますが、特別会計のアルコール工場が戦時中大体十八万キロ程度の生産ができたというふうに承知しておるのでございますが、現在いろいろな事情からアルコールの消費量が非常に少くなつて来た、こういうことを聞いておるのでございますが、現在の需要量と現在のアルコール工場の設備能力、この関係がいかようになつておりますか、お伺いいたします。
【次の発言】 需要量が二万五千キロで、設備の方が七万数千キロということになりますと、結局全部の工場が十分なる能力を発揮してない、こういうふうに考えてよろしゆうございますか。



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データ更新日:2023/02/05

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