このページでは田口長治郎衆議院議員の28期(1958/05/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は28期国会活動統計で確認できます。
○田口長治郎君 ただいま議題となりました未帰還者に関する特別措置法案につきまして、その提案の趣旨及び内容の概要について御説明申し上げます。 終戦以来官民あげての努力によりまして、海外未帰還同胞の大部分が無事引き揚げを完了いたしておることは、まことに喜びにたえないところであります。しかしながら、すでに終戦後十三年有余を経過いたしておる今日、今なお三万三千余人に上る未帰還者があり、しかも、その大部分は各種の調査究明の手段を講じたにもかかわらず、依然として消息不明であり、生存の期待が持てない者もありますことは、国民のひとしく痛恨にたえないところであります。しかしながら、今もなおこれら肉親の安否を気……
○田口長治郎君 ただいま議題となりました漁港法の一部を改正する法律案について、提案理由を御説明申し上げます。 漁港法は、水産業の基本的な生産基盤である漁港を整備し、その維持管理を適正にすることを目的として昭和二十五年に制定され、自来、全国にわたり二千六百八十港の漁港が指定され、このうち六百四十七港が整備計画に取り入れられ、国は、これに対し年々相当額の修築事業負担金あるいは補助金を計上し、漁港整備事業の促進に努めており、その結果、三十四年度完成見込みのものを加えますると、今日までに百三十六港の漁港が整備され、水産業の振興に貢献をいたしておりますことは、御承知の通りであります。 漁港の種類には……
○田口長治郎君 私は、自由民主党を代表して、ただいま趣旨説明のありましたチリ地震津波の被害対策について、岸総理を初め関係各大臣に対して御質問を申し上げたいと思うのであります。 今回の津波は、チリ国の沖合いに起こった大地震によるものでありまして、昭和八年の三陸沖地震以上の規模のものであり、これによって起こった津波が、地球の裏側から太平洋を横切りまして、約一万七千キロメートル隔たったわが国に襲来いたしました。北は北海道から南は九州南部に至る本邦太平洋岸の各地に四百億円になんなんとする物的損害をもたらしたばかりではなしに、死者、行方不明百数十名を含む大被害を生じたことは、御承知の通りであります。私……
○田口委員長 ただいま皆さん方から委員長に御推薦いただきました田口長治郎でございます。この委員会の仕事に対しましては、全くしろうとでございますが、幸いにして練達たんのうな皆さん方の御意見を承わりまして、何とか委員会の運営をいたしたいと思います。どうかよろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの長谷川君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、それでは
逢澤 寛君 稻葉 修君
高橋 等君 中山 マサ君
山下 春江君を指名いたします。
なお、残余の三名につきましては、追って指名をいたします。……
○田口委員長 これより会議を開きます。
この際御報告いたします。去る七日四日の委員会において、委員長において追って指名することとなっておりました理事五名につきましては、去る十日、委員長において茜ケ久保重光君、受田新吉君、戸叶里子君、以上三名を理事に指名し、この旨公報によって御報告申し上げておきましたので、御了承願います。
【次の発言】 この際、厚生大臣より発言の申し出がありますので、これを許します。橋本厚生大臣。
【次の発言】 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する件について議事を進めます。本日の説明員の出席者は橋本厚生大臣、引揚援護局長、正午外務大臣、午後一時より国家公安委員長及び警察庁長官、……
○田口委員長 これより会議を開きます。
海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査を進めます。
この際、本件に関して政府当局より発言を求められておりますから、これを許します。引揚援護局長河野鎮雄君。
【次の発言】 この際質疑があればこれを許します。
【次の発言】 承知いたしました。
【次の発言】 その前に、きょう外務省を呼ばなかったのは、まだ閣僚懇談会での決定があっただけで、具体的のところまでいっていないからということでございましたから、これはこの次の委員会に私外務省を呼ぼうと考えておりました。
それから第二の、受田さんの今のお話の問題、いつもきまった公式論の話だけ聞いても、これはどうもわれ……
○田口委員長 これより会議を開きます。
海外同胞引揚に関する件について調査を進めます。
本日は、特に本件に関し、去る七月十三日中共地区より引き揚げてこられた林出子君、実原喜久恵君、及び九月七日ソ連地区より引き揚げてこられた後藤耕作君、羽二生ハギ君に御出席を願っておりましたが、参考人として事情を聴取するに御異議ありませんか。
【次の発言】 異議なきものと認め、さよう決定いたしました。
【次の発言】 なお、参考人より事情を聴取する前に、先般ソ連地区残留同胞の引揚状況及び受け入れ援護状況調査のため、舞鶴に派遣いたしました委員より、その調査報告を求めることにいたします。臼井莊一君。
○田口委員長代理 松平忠久君。――大臣に関する質問だけ、一つそういうことに限定して下さい。
○田口委員長代理 委員長の指名によりまして、私が委員長の職務を行います。
これより日野吉夫君外九名提出の委員長の不信任に関する動議について議事を進めます。
まず提出者の趣旨弁明を許します。日野吉夫君。
【次の発言】 これより討論に入ります。吉川久衛君。
【次の発言】 栗林三郎君。
【次の発言】 これにて討論は終局いたしました。
これより採決いたします。本動議に賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 起立少数。よって、日野吉夫君外九名提出の委員長不信任に関する動議は否決されました。(拍手)
委員長の復席を願います。
○田口委員 私、農林大臣に、今年四月二十二日に自由民主党及び日本社会党が共同提案して本院におきまして決議をいたしました漁港の整備促進等に関する決議、この問題につきまして、大臣もおかわりになったことでございますし、簡単に質問いたしたいと思うのでございます。 その第一の問題は、この国会で承認をいたしました漁港の整備計画が非常におくれておるから、これを取り戻せという問題であるのでございます。どの程度におくれておるかと申しますと、全国で指定されてある漁港が二千七百カ所余あると思うのでございますが、去る昭和三十年八月の第二十二国会におきまして、このうちから六百四十七港だけを拾い上げまして、これの整備計……
○田口委員 私、先般来福岡県あるいは長崎県等の旱害地を実際に見て回ったのでございますが、今回の旱害に遭遇いたしまして、農家が非常にぼう然自失しているような実情でございますが、いつもの災害でさような点が見受けられるのでございますが、特に今回非常に苦しんでおるのでございます。 そこで、どういうわけで今回の災害に限ってそういうような状態でおるかということをいろいろ研究してみますと、九州地方では、御承知の通り、三月下旬から四月の中旬まで霜害で痛めつけられたのでございますが、この四月の下旬から五月の下旬までの間にまた長雨でやられました。御承知の通りに、麦類等ほとんど腐敗させてしまっておる。この長雨が過……
○田口委員 関連して……。 このノリの問題で参議院も衆議院も三十一年の五月に重大な決議をしておりまして、この決議は、韓国ノリの輸入は年間一億枚を最高限度とする、そうして国内のノリの生産増加に伴うてこれを漸減する、こういう重大なる決議をしておるのでございます。国会がどういうわけでこういうような問題にタッチをするかという問題でございますが、御承知の通りに、先ほどからいろいろ問題になっておりますように、日本の沿岸漁業というものはすっかり行き詰まってしまっておる。この行き詰まった沿岸漁業を転換するのには浅海漁業の方面に持っていかなければならない。ところが、浅海漁業で何をやらせるかということになります……
○田口委員 私は、昭和三十三年度干ばつによる農林被害対策に関する件につきまして、自由民主党及び日本社会党共同提案による決議案を提出し、その趣旨を説明いたしたいと思います。 まず決議案の案文を朗読いたします。 昭和三十三年度干ばつによる農林被害対策に関する件 昭和三十三年三月以降の凍霜害及び長雨に引き続いて発生した六月以降の干ばつにより農作物等に対し予想外に甚大な被害を生じている。 よって、政府は、今次の干害の教訓にかんがみ水稲の早期栽培及び甘しょの麦間挿苗を中心とする技術改善方策の指導普及及びかんがい施設の整備充実等の総合的な恒久対策の実施により、今後の干ばつ被害の抜本的防止を図……
○田口委員長 これより会議を開きます。
議事に入るに先立ちまして、また私、委員長として皆様方に御厄介になることになりました。よろしくお願い申し上げます。
【次の発言】 これより理事の互選を行います。
【次の発言】 ただいま逢澤君より提出されました動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、動議のごとく決定いたしました。
委員長は
逢澤 寛君 稻葉 修君
高橋 等君 中山 マサ君
山下 春江君 茜ケ久保重光君
受田 新吉君 戸叶 里子君を理事に指名いたします。
本日はこれにて倣会いたします。
午前十時三十七分……
○田口委員長 これより会議を開きます。 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する件について調査を進めます。先般の理事会の協議によりまして、本日は主として引揚者及び遺家族の就職問題、海外残留同胞の国籍及び引き揚げ後の国内における取扱いの問題を中心として議事を進めることにいたします。 なお、理事会におきましては、右の調査の参考に資するため、去る十三日、南方地域より引き揚げてこられました野倉幸一君及び去る十六日、ソ連地区から引き揚げてこられた平出盛正君に参考人として本日御出席を願い、事情を聴取し、あわせて引き揚げの経過等を承わることにいたしましたので、委員長から、あらかじめ御両人の御出席を願っておきま……
○田口委員 農産物価格対策に関する小委員会における調査の経過と結果について御報告申し上げます。 農産物価格安定法に基くカンショ、バレイショの原料基準価格及びカンショ切りぼし澱粉の政府買い入れ価格は、政令の定めるところにより、政府は毎年十月三十一日までに決定、公表することとなっておりますが、決定を期限一ぱいに行いますと、イモの出回り初期に買いたたきが行われ、法律制定の精神が没却されるおそれがあります。ために、昨年からは九月中に計数の整理を終り、同時に本委員会において協議を遂げた後、十月一日を目途に最終決定を行い公表することが慣例となっておりますことは御承知の通りであります。従いまして、本年も本……
○田口委員長 皆さんの御推薦によりまして委員長に就任することになりました。相かわらず、一つよろしくお願いします。
【次の発言】 これより理事の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの田中龍夫君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、それでは
逢澤 寛君 稻葉 修君
高橋 等君 中山 マサ君
山下 春江君 茜ケ久保重光君
受田 新吉君 山口シヅエ君
を理事に指名いたします。
本日は、これにて散会いたします。
午前十時二十四分散会
○田口委員長 これより会議を開きます。
この際お諮りいたします。理事受田新吉君より理事を辞任いたしたいとの申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、さよう決定いたしました。
なお、ただいま辞任いたされました理事の補欠選任は、委員長に御一任願いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。
それでは北條秀一君を理事に指名いたします。
【次の発言】 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する件について議事を進めます。
未帰還者に関する特別措置に関する問題でありますが、戦後十数年を経過した今日、なお相当数の消息不……
○田口委員長 これより会議を開きます。
未帰還者に関する特別措置法案起草の件について議事を進めます。
この際、未帰還者に関する特別措置法案起草小委員長より、小委員会の経過及び結果を報告いたしたいとの申し出があります。これを許します。未帰還者に関する特別措置法案起草小委員長山下春江君。
【次の発言】 ただいまの小委員長の報告にかかる案に対し、御意見なり、質疑があればこれを許します。
【次の発言】 この際、衆議院規則第四十八条の二の規定により、本案に対する内閣の意見を聴取することといたします。坂田厚生大臣。
【次の発言】 それでは、お諮りいたします。本案を、本委員会の成案として、委員会提出の法……
○田口委員長 これより会議を開きます。 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する件について調査を進めます。 去る二十日の打合会におきまして、フィリピンのルバング島に今なお生存しておると伝えられております元日本兵の事情及びその救出の問題について、政府当局より説明を聴取いたし、また、かつて同島に残留し、昭和二十六年に内地に帰還してこられました赤津勇君から、当時の生活状況、帰国のいきさつ等について説明を承わりましたが、この際、去る二十日の委員打合会の経過について御報告申し上げたいと思いますが、その内容の詳細は、便宜上打合会の記録を、その朗読を省略して本日の会議録に報告として転載することにいたしたいと思……
○田口委員長 これより会議を開きます。
海外同胞引揚及び遺家族援護に関する件について調査を進めます。本日は、前会に引き続きまして、フィリピンのルバング島における元日本兵の問題を中心に説明を承わり、その帰還の促進をはかりたいと存じます。
まず、最近同島において、マニラ大使館員等の一行が遭遇したと伝えられておりまする事件の概要について、外務省当局より御説明を承わりたいと存じます。外務省有田説明員。
【次の発言】 本件に関し質疑の通告があります。茜ケ久保重光君。
【次の発言】 角屋堅次郎君。
【次の発言】 辻政信君。
【次の発言】 辻さん、その問題はあとで説明を聞いてからお願いいたします。――大……
○田口委員長 これより会議を開きます。
海外同胞引揚及び遺家族援護に関する件について議事を進めます。
本委員会といたしましては、さきに未帰還者に関する特別措置法を起草いたし、多年にわたる懸案解決の一端を果したわけでありますが、なお未帰還者に関し解決を要する問題が残されておると思いますので、この際、これらの点について質疑を行います。山下委員。
【次の発言】 ほかに質問はございませんか。
この際、暫時休憩いたします。
午後零時二十三分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
北條秀一君。
【次の発言】 山下春江君より発言を求められております。これを許します。山下春江君。
○田口委員長 これより会議を開きます。
この際、お諮りいたします。会期も残り少いことでありますので、海外同胞引揚及び遺家族援護に関する件について、閉会中審査をいたしたい旨議長に申し出ることに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。
次に、閉会中の委員派遣の件についてお諮りいたします。ただいま議長に申し出ることにいたしました閉会中審査案件が付託されました場合に、実地調査を必要とする場合には委員を派遣し、調査を行いたいと思います。この委員派遣承認申請の手続等は、委員長に御一任願うことに御異議ありませんか。
○田口委員長 これより会議を開きます。 海外同胞引揚に関する件について調査を進めます。 本日は、ルバング島における元日本兵の調査に関し、調査団員として現地に派遣され、去る十二日帰国されました松平三義君及び藤田好雄君に御出席を願っておりますので、調査の結果について御報告を願い、引き続き質疑を行いたいと思います。両君には、帰国早々お疲れのところ御出席願いまして、委員長として厚くお礼を申し上げます。 議事の順序といたしまして、まず松平三義君より基地設定の状況と放送施設及びその効果について、次に藤田好雄君より密林地帯。パトロールの体験等について御説明を願うことにいたします。 それでは、松平三義……
○田口委員 関連して……。 先ほど、日韓問題につきまして、丹羽委員に対して大臣から答弁があったように思うのであります。私は、この問題につきまして、今委員会を通じていろいろな論議はいたしません。ただ、問題は、今釜山に百五十三名の抑留者がおります。そのうち百四名は刑余の人でありますが、この百五十三名がいずれも栄養不良その他で非常にからだが弱っておるのでございます。今回、北鮮に鮮人を帰すという問題から、御承知の通りの韓国の抗議によりましてこの百五十三名がこの上帰還することがむずかしいということになりますと、これは重大問題でございますから、この抑留されておる船員の帰還ということについて特に政府として……
○田口委員 関連して川原課長に少しお伺いしたいと思うのですが、今石田委員の発言を聞いておりますと、この阿賀野川の問題は今回に限らず常習的に被害を与えているような印象を受けるのでございます。しかして、今回さっき申されましたような被害が起りましたということは、話を聞いておりますと、一体通産省ではこの工場に対してどういう除害装置をさせておるのか、その点がどうも疑問なんです。あなたの手元にありますそういう工場に対する除害設備の概要を一つ御説明願いたい。
【次の発言】 この種のり被害は、ある程度の除害をやりまして、その除害設備が完全とまでいかないために徐々に被害があるという場合におきましては、その被害は……
○田口委員 私は、日韓漁業問題につきまして、外務大臣及び農林大臣に二、三お伺いをいたしたいと思うのであります。 今回、人道上の見地から、政府は韓国人の北鮮帰還の問題につきまして非常に熱意を示しておられるのでございますが、私どもは昭和二十七年からきわめて低姿勢をもって韓国に接したのでございますが、その結果は七年ともにうまくいかないで、言葉をかえて言いますと、今回ある程度高姿勢でいかれる、これもけっこうだと思うのであります。ただ、北鮮に帰す韓国人に対しては非常な熱意を持って人道的にお考えになっておるが、釜山に抑留されておる漁業者に対しましては、一般の人の印象といたしましては、何だか北鮮の問題以下……
○田口委員 漁港法の一部を改正する法律案の草案の趣旨について簡単に御説明申し上げます。 漁港の種類には第一種から第四種まであって、その位置、規模、利用度等の別に応じ格づけが行われ、その費用についての国の負担及び補助についてある程度格差を設けているのでありますが、その中にあって、利用範囲が全国にわたる七十八港を第三種漁港といたしておるのであります。 しかしながら、さらに、このような第三種漁港の中にありましても、漁獲物の水揚高の多寡、国民経済に対する寄与の度合いから見て、おのずから、そこには、漁港としての機能、役割において頭角を抜いており、今後の漁港対策上一般の漁港と全く同一に律するわけには参……
○田口委員 ただいま議題となりました漁船法の一部を改正する法律案の起草について、起草の理由及びその内容を簡単に御説明申し上げます。 漁船法の規定により漁船はすべて登録義務を負っておるのでありますが、そもそも、この漁船登録制度は、連合軍司令部の指令に基いて制定された漁船登録規則の内容をほとんどそのまま継承したものであって、当時の事情から、すべての漁船につき厳重な登録制がとられ、登録を受けなければ漁船として使用できないこととなっているのであります。 現在登録を受けている漁船は約四十万隻あり、これら漁船の中には、科学的な装備を有する数十トンの大型漁船がある反面、無動力漁船が約二十五万隻もあり、こ……
○田口委員 私、当委員会提案の法律案を上げるために参議院に行っておりまして、今までの本問題に対する質疑の経過をよく存じないのでございますが、新方式によってこの澱粉問題を処置する、こういうことを承わっておるのでありますが、私の想像いたしますところによりますと、新方式とは安定帯を作られたことが一つと、そうして自主調整数量を決定されて自主的に調整をされる、この二つの要素があると思うのでございますが、そのほかに要素がありますれば承わりたいと思います。
【次の発言】 調整の問題はあとで質疑を継続するといたしまして、安定帯の問題につきましては、一定の幅をもって最高と最低とをきめておられる。この最高、最低線……
○田口委員 私は、この際、自由民主党及び日本社会党共同提案にかかわる沿岸漁業対策の件につきまして決議をするとの動議を提出いたします。 まず案文を朗読いたします。 沿岸漁業の振興対策に関する件 政府は、沿岸漁業の振興及び漁家経営の安定のため、漁業制度調査会における漁業制度全般にわたつての審議を促進して、沿岸漁業に関する基本的方向を明らかにすべきであるが、当面最も緊要と思われる左記の事項について、速やかに特段の措置を講ずべきである。 記 一、漁業協同組合については、その特殊性を充分勘案して強化振興施策を樹立す るとともに、現に不振にあえぐ漁業協同組合に対しては速やかにその立……
○田口委員 関連。占領行政でいろいろないいことも悪いことも教わりましたが、そのうちで悪い型を残されたのはこの管理局の問題でなかろうか、こう考えるのでありますが、管理局の問題につきましてはただいま川野委員から詳細お話がありましたから申し上げませんが、鉄道関係でこれほど地方地方で連続して運動している問題は、新線建設の問題とこの問題と二つであると考えるのでございます。それほど非常に管理局が少くなったということで地方の者は困っておる。私は長崎でございますが、長崎県からでもちょっとしたことでも門司まで行かなければ話がつかない、こういうようなことから、この設置要望というものが相当ほうふつとして起っておるの……
○田口委員 関連。
この問題は、各省が単独に処置し、あるいはここで答弁するのは、ちょっと無理と思うのでございます。今委員長から総務長官を呼んでおるという話でございますが、総務長官よりもむしろ官房長官をここに呼んでいただきまして、官房長官が政府を代表して、政府がどう処置をするか、こういうことを一つ究明いたしたいと思いますので、官房長官を呼んでいただくことを提案いたします。
【次の発言】 今問題になっております紀淡水道海域の爆薬海中投棄の問題でございますが、官房長官も概略だけはお話を承わられたことと思うのでありますけれども、詳細御存じございませんから、一応事件の内容を御説明申し上げまして、そして……
○田口委員 今年の七月の九州北部及び八月の本州中部における災害でございますが、総額五百億円に達するということで、私も九州北部の災害地を見て参ったのでございますが、被害を受けた農民は、あぜんとして、どうなるか、こういうような気持で、仕事も手につかないような状態であるのでございます。かかる状態から考えまして、国は、一日も早くこの災害復旧の方針を示されて、そうして着手をし、完成する、こういうことに努力をしてもらわなければならないと思うのでございますが、国会におきましてもまた、政府とよく協調をいたしまして、一日も早く復旧するように懸命の努力をする必要があると思うのでございます。 そこで、私は、建設大……
○田口委員 農産物に関する調査小委員会における昭和三十四年産カンショ及びバレイショの基準価格並びに澱粉、カンショなま切りぼしの政府買入価格等についての調査の経過と結果について御報告申し上げる次第でございます。 農産物に関する調査小委員会は、農産物についてその生産、消費、流通、価格及び貿易等全般的な問題について調査を行うため、去る九月十一日の農林水産委員会においてその設置を見たことは、各位の御了承の通りであります。 しかして、九月の十八日に第一回の小委員会を開催し、小委員会の今後の運営、調査事項等について協議を行なったのでありますが、当面する調査事項たるイモ類等の価格問題につきましては、統計……
○田口委員 今、赤路委員からいろいろ質問のありました沖縄海域の問題と似て非なるものが長崎県の佐世保港外で起っておるのでございます。現地からのいろいろの情報によりますと、八月の二十四日から九月の一日までの間に、佐世保にありますところの米海軍の機雷艇隊が協定区域外で掃海演習をいたしまして、そのために漁業者に損害を現実に与えておる。その被害程度は、大体今まで出ておりますのが二十六件、全額にしておそらく三百万円内外でないかと思うのでございますが、この問題につきまして、外務省、それから海上保安庁、水産庁、調達庁に対しまして、明らかでない点をはっきりさせたいと思うのでありますが、こういう演習をこの期間に米……
○田口委員長代理 寺島隆太郎君
【次の発言】 寺島委員の話がずいぶん長くなりまして、時間がありませんから、いろいろ質問したいこともありますけれども、ごく簡単に一、二の問題だけお伺いいたしたいと思うのでございます。
農林省でも多分御調査になっておると思いますが、昨日のなまイモの価格は、茨城県が十四円から十五円で取引されております。千葉県が十五円から十六円、愛知県が十八円、広島が十九円、愛媛県が二十一円五十銭で一番高いようでありますが、長崎が十七円、熊本が十六円、宮崎が十八円、こういうような状態で取引されておるのでございます。いろいろ総論的の話もありますが、結局澱粉含有量の問題と出た価格との関係……
○田口委員 私はこの機会に戦争未亡人及び遺児の雇用の問題につきまして、労働大臣にお伺いいたしたいと思うのでございます。
この問題につきましては、労働省といたしまして、相当行政処置で今日まで処置しておられることは承知しておるのでございますが、その行政処置をどの程度にやっていただいておるか、その点をまずお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 ただいま大臣がお話しになりましたように、最近では雇用率が相当上昇はしておるのでございますが、現場で実情をよく調べてみますと、どうも今お話しになりましたように、金融機関関係もでございますけれども、大会社にその傾向がやはりあるのでございまして、雇用が非常によ……
○田口委員 関連。 海上保安庁の活動に対しましては、この近海で仕事をしておる漁業者が常に感謝をしておる状態でございます。その第一は、海上保安庁の船が、このラインあるいは内外を四そうないし六そう航海をいたしまして、そうして無電あるいは方向探知機で韓国の巡視船の位置を知る、そういうことで、第一回に出します一般警報、それから警戒警報、特殊警報、この三通りを出しておるのでございますが、ほんとうにまじめに各漁船が無電を聞いておりますと、その最後の警報は、少なくとも向こうの船で全速力で走りましても五時間しなければこちらの漁船に達しない、その距離において最後の警報を出すのでございますから、当然退避もできる……
○田口委員長代理 これより会議を開きます。
委員長が所用のため、委員長の指名によりまして私がその職務を行ないます。
漁船損害補償法の一部を改正する法律案を議題とし、政府に本法案の詳細なる説明を求めます。高橋水産庁次長。
【次の発言】 ただいま説明を聴取いたしました漁船損害補償法の一部を改正する法律案に対する質疑は後日に譲ることといたします。
次会は公報をもってお知らせすることとし、本日はこれにて散会いたします。
午前十一時八分散会
○田口委員長代理 午前中はこの程度とし、暫心休憩いたします。 午後零時二分休憩
○田口委員 関連して……。 大臣もおられますから、ちょっと関連質問しておきますが、農協方式によるのと、今回の漁協整備方式、この二つを考えてみますと、農林当局としては今回の整備の方がベターである、こうお考えになっていると思うのですが、それはどういうことであるかと申しますと、今芳賀委員も御質問になりましたような超不振組合が相当ある、この超不振組合は一定年限ではなかなか整備が促進できない、相当長い期間を要するという問題、それから、もう一つは、この漁況なんかの原因によって不況になっておる、こういうような魚のとれるとれないというような漁況で不振漁協組合ができておる、こういうように考えますと、農協方式に……
○田口委員長代理 次に、安藤孝俊君にお願いいたします。
【次の発言】 これにて参考人各位の意見の開陳は終了いたしました。
これより参考人各位に対する質疑を行なうことといたします。角屋委員。
○田口委員長代理 この際御報告申し上げます。去る七日、本委員会は、臨海地域開発促進法案について国土総合開発特別委員会に連合審査会の開会申し入れをいたしたのでありますが、国土総合開発特別委員会におきましては、来たる二十日水曜日午後一時より連合審査会を開催いたしたいとの連絡がありましたので、念のため御報告いたします。 次会は公報をもってお知らせすることとし、本日はこれにて散会いたします。 午後四時五十五分散会
○田口委員 日本ぶどう糖工業会の川村さんにちょっとお伺いしたいと思うのでございますが、先ほどあなたが読まれました陳情書の趣旨は、新会長として旧会長がきめられた方針を踏襲されるということで、これはまあ一通り道義上必要であるかと思うのでございますが、今のブドウ糖業界の状態から言いますと、どうも過去のことをお考えになっておって、新しい事態になった今日の実情によってブドウ糖工業をどう持っていくかということには、さらに触れておられないような感じがするのでございます。御承知の通りに、酸糖化の結晶ブドウ糖は、これはソルビットだとか薬品だとか、その方面の需要を満たすために作るものはやむを得ないといたしましても……
○田口委員 私もいろいろな点について質問申し上げたいと思っておったのでありますが、前二人の人が詳細質問されましたから、大体それで尽きておる、さように考えますから、ごく簡単に要請だけをいたしておきたいと思うのでございます。 今回の送還の実現ということにつきましては、アジア局長が非常にかけ引きなしに一直線に折衝しておられますから、どうもアジア局長はだまされるんじゃないか、こういうような心配もしておりますし、また、アジア局長にもそういうことを私言っておったのでございますが、やはり、アジア局長の戦法で、もうかけ引きも何もなしに正道を踏んで堂々とやられたことが今回この話のつく糸口でなかったか、こう考え……
○田口委員 ちょっと関連して……。ただいま齋藤官店長が部落復興で住宅の問題に触れられたのでありますが、この住宅をやられる場合、公営第二種住宅との関係、そこらの点はどういうふうにお考えになっておりますか。
【次の発言】 いずれ、部落復興の場合も、公営第二種の場合におきましても、被害激甚地の部落に両方が起こると思うのです。それで、いろいろな公営第二種の場合の基準はありますけれども、一方の方では御承知の通りに最高四分の三の助成で家を作るわけです。ですが、実際問題としてはこの公営第二種住宅で建築する戸数が大体きまっておりますから、その方はその方で作って、そうしてこの残った分はこっちの方の助成でいける、……
○田口説明員 ただいま山田委員からのお話でございますが、馬に関しましては、農地の状況からいたしまして、牛でなければいけない、あるいは馬でなければいけないというような地質の関係もございまして、農林省といたしましては、やはり馬産問題につきましては相当力を入れていかなければならぬ、かように考えておる次第でございます。
【次の発言】 ただいまのお話でございますが、日高種畜場は、今申されましたような相当広い面積でございまして、今一部だけは中央競馬会に貸与をいたしまして使用料をとっておりますが、それはほんとうの一部でございまして、その他の分は国営でやっておるのでございます。この日高種畜場に関しましては、地……
○田口説明員 この委員会を通じまして、また個人的にも、今日まで皆様方に大へん御指導御厄介になったのでございますが、今度また農林省に行くことになったのでございます。農政が曲がりかどに来ておる、こういうこともいわれますし、おそらくこの一年間に、農村あるいは漁村山村の方向を決定するような重要な時期でございます。そういう関係からいたしましても、皆さん方に非常に御厄介になると思いますが、どうぞ一つ従来通り御指導御鞭撻をお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 今足鹿委員からいろいろな御意見がございましたが、肥料問題は農家の立場からきわめて重大でございますから、先般肥料審議会の方もわざわざヨーロッパに行……
○田口説明員 御承知の通り、肥料問題はなるべく早く決定しなければならぬ、こういうことで今努力しておる次第でございますが、大蔵省、通産省、農林省、一つの案のまとめ方ということについて、ほとんど毎日やっておるような次第でございます。要は、一日も早く一つ合理化案を決定して、同時にマル公もきめてしまおう、こういうことで非常に急いでおりますが、今日までまだこれが具体化しないことは遺憾に存じておるのでございます。ただ、私どもがいろいろ全購連あるいはその他の方面へ行って、末端の価格といいますか、支払い関係におきまして、九月程度までは著しく御迷惑をかけない、こういうような話も承っておるのでございまして、一日も……
○田口説明員 今回の災害に際しまして、当委員会におかれましてはさっそく現地を御視察下さいまして、感謝をしておる次第でございます。私も旱魃調査に参ったのでございますが、今回の旱害が特に深刻でありますことは、三十三年度の災害は植付前の災害であったのでございますが、今回は、農家といたしましては肥料その他を投下して、あらゆる努力をした植付後の災害であったために、むしろ三十三年度以上の、農家としては苦痛問題が生じておる、こういうふうに考えておるのでございます。 第二の問題といたしまして、この災害地の大部分が、三十三年度に災害を受けたところがまた災害を受けておる、こういうような累年災害の形をとっておりま……
○田口委員 この水質の問題は、第一次産業、第二次産業との問題ばかりでなしに、工業自体におきましても、また環境衛生方面からいたしましても、非常に重大な問題と思うのであります。私、先般大阪府の神崎川付近を視察してきたのでございますが、あの付近の工場は、すべて工場排水を神崎川に求めまして、そうしてあれだけの発達をしたのでございますが、今日におきましては自分の工場から出した廃液によりまして、あの神崎川の水がすっかり汚染をしてしまいまして、工場用水としては使えないことになっている。やむを得ず地下水を取って工場用水にしておる次第でございますが、この地下水をたくさんくみ上げるために地面沈下の問題が起りまして……
○田口小委員長代理 これより農産物に関する調査小委員会を開会いたします。
まず政府より昭和三十四年産カンショ、バレイショ、なま切りぼし及び澱粉等の価格問題について説明を求めます。須賀長官。
【次の発言】 質疑は後刻に譲り、暫時休憩いたします。
午前十一時一分休憩手
午後二時三十六分開議
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
昭和三十四年産カンショ、バレイショ及び澱粉、なま切りぼし等の価格問題につきましては、午前中の政府の説明に基き、引き続き小委員会において種々検討の結果、問題点もほぼ明らかになりましたので、この際小委員会の結論として次のごとき決定を行いたいと存じま……
○田口委員長代理 この際企画庁大堀調整局長から予算問題について発言を求められております。これを許します。
【次の発言】 松平忠久君。
【次の発言】 五島虎雄君。
【次の発言】 外部が騒然としておりますから、ちょっと相談する意味において、暫時休憩いたします。
午後四時五十一分休憩
○田口小委員長 これより水産に関する調査小委員会を開会いたします。
水産業の振興に関して質疑の通告があります。これを許します。赤路友藏君。
【次の発言】 企画庁からも御答弁願います。
【次の発言】 次会は公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。
午後零時五十七分散会
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