このページでは島上善五郎衆議院議員の25期(1952/10/01〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は25期国会活動統計で確認できます。
○島上善五郎君 私は、日本社会党を代表して、ただいま上程されました池田国務大臣不信任決議案に対して心から賛成するものであります。(拍手) この決議案は、野党連合提案でありまするけれども、私はおそらくは国会の外における四百万中小企業者の燃ゆるが、ごとき憤激と怨嗟と不信任の現われであると断言してさしつかえないと思う。(拍手)池田通産大臣の言をかりると、やみや正常ならざる経済行為をなす者は、さながら中小企業のみであるかのごとくに受取れるのでありまするが、おそらくは最も大規模にして、最も悪質な行為をする者は、吉田総理大臣や池田君の身辺にある大資本家であると断言してもさしつかえないと思う。(拍手)われ……
○島上善五郎君 ただいま上程されました公職選挙法の一部を改正する法律案に対する修正案につきまして、私は、日本社会党を代表して、その趣旨を弁明せんとするものであります。 わが党の修正案は、これを大別いたしまするならば、二点に要約することができます。すなわち、その第一は、買収、饗応等のいわゆる悪質違反を絶滅するために、これらの事犯に対する厳罰、なかんずく連座制の強化であります。第二の点は、公明なる選挙、正しい選挙を大いに振興するために、その要件たる政党及び政治団体の政策浸透のための活動を自由閣達に行わしむべしとする点であります。 まず、第一の点について述べますが、なぜ悪質違反に対して厳罰主義、……
○島上委員 私の質問は、ただいまのとは直接の関連がございません、政府が今度出された国際労働機構すなわちILOの条約批准に関連してでございますが、日本政府は、御承知のように国際労働機構には第一回以来加入して参りました。そしていわゆる八大産業国の一つとして常任理事国でありましたが、当時日本政府がこの条約批准に対して非常に不熱心であるという非難が高かつたのです。それはILOのたくさんの条約の中で、日本が今まで批准したのはわずか十四件で、順位からいうと、二十三位で、ブラジル、ビルマ、グアテマラというような国のグループに入つておる。こういう不名誉な状態であつたのです。このことは、毎年の総会で日本から行つ……
○島上委員 これはいろいろ議論のあつたところでありまして、最終的には現行通りということに小委員会では一応意見が一致いたしましたので、それでやつていただきたいと思います。
【次の発言】 これに関連して委員長に質問したいのですが、委員長は、参議院の選挙法関係の委員会にこちらの委員長が出席されて、参議院の選挙に関する事項については参議院の御意見を聞きたい、こういうことを申し出られて、参議院ではそれに関して今せつかく審議を進めているということを聞いておりますが、参議院からその返事がございましたでしようか。
【次の発言】 再検討をする用意があるという意味ですな。
○島上委員 私は、ただいま提案されました公職選挙法の一部を改正する法律案に対するわが党の修正案の趣旨弁明をいたします。 すでに今日まで幾多の議論をかわされたところでございますが、まずその理由を簡単に申しますならば、昨年の十月行われた衆議院の総選挙において、あれほど声高らかに公明選挙が叫ばれたにもかかわらず、戦後最高の違反検挙者を出し、その中で、買収、饗応、利害誘導等の悪質違反が八割も占めておるという事実、また悪質違反の容疑者が逃亡し、あるいは違反容疑濃厚な者が今日大臣に就任し、てんとして恥じるところを知らないというような悲しむべき事実は、選挙には金がかかるものという習わしが、わが国の長い間の……
○島上委員 大臣はお急ぎのようですから、私簡単にお耳に入れておくと同時に、お考えを聞いておきたいことがある。それは先ほどの問題とも関連いたしますが、社会保険のことです。御承知のように社会保険制度は、わが国の社会保障制度の中核であつて、すでに二十五周年になる。そうして先般二十五周年の祝賀の大会もやつておりまするが、顧みまするに、今年は單価の値上げその他でもつて、保険財政が非常に行き詰まつておる。このままではせつかくの保険制度もだめになつてしまうんじやないかというふうに心配されております。先だつて十一月五日ですか、全国の保険組合の代表が二千名ほど集まつて大会をやつておる。その大会のことについて、あ……
○島上委員 関連して職安局長に伺いたいのですが、ただいま職安局長は平均稼動日数一箇月二十日を越えておるというお話でしたが、この二十日を越えておるという数字自体に対しても私どもは若干疑問を持つております。特に大都市と地方小都市との間には、ずいぶんとはなはだしいアンバランスがある。おそらく地方小都市においては一箇月十四日稼働できないようなところが相当あるのじやないかと思うのですが、その地方都市の稼働日数の少い所の統計あるいは実例等がございましたら、それをお聞かせ願いたい。
【次の発言】 それから地方小都市の場合には季節的な変動があるように思うのですが、もし季節的な変動があつて、二箇月に二十八日しか……
○島上善五郎君 委員外として発言を許していただきましたので、委員諸君の質問とダブらないと思われる点についてのみ、御質問申し上げたいと存じます。 それは、この法律の制定は、国内的には憲法二十八条の労働者の基本的な権利を侵す疑いあるものとして、重大視されておりますが、同時にこのことに関しては、国際的にも非常に大きな注意を呼び起しておると思われるのであります。と申しますのは、昨年緊急調整なる労働関係調整法の改正を行いました際にも、各国の労働団体、特に政府が好んで用いられるところの、いわゆる自由諸国の民主的な労働組合の集団である国際自由労連及びアメリカの労働組合等からも、昨年、労働法規改悪であるとし……
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