このページでは西村栄一衆議院議員の25期(1952/10/01〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は25期国会活動統計で確認できます。
○西村榮一君 朝鮮の休戦会談は決裂いたしまして、仏印の戦闘はまずく激化いたしておるのであります。ソビエト・ロシヤは十三年ぶりに共産党大会を開催いたしまして、共産主義の世界制覇に対する柔軟性ある世界攻勢を宣言いたしたのであります。時あたかも朝鮮問題の解決と積極政策を標榜いたしまして、アメリカにおきましてはアイゼンハウアー元帥が大統領に当選いたしたのであります。今、洋の東西を問わず、全世界ははげしく動いておるのであります。すなわち、歴史の一大革の前夜に直面いたしておるのでありますが、かくのごとき際において、戦い敗れたりといえども、東洋の安定勢力として、わが日本が、世界の平和と安定、アジアの繁栄につ……
○西村(榮)委員 ちよつと関連して、簡単に一問だけ。
【次の発言】 ただいまの成田君の質問に対して、吉田総理から、「臣茂」という発言は国民を代表してというお言葉があつたのでありますが、これはきわめて重大であります。
現行憲法では。主権在民が一つの特色となつて基本的に貫かれておる。従つて国民の代表として「臣茂」と言われたことは、私は現行憲法に抵触する不穏当な言葉であると思うのでありまして、これは総理大臣の名誉のために――総理大臣自身が日本の憲法を知らないということであるならば、これははなはだ恥辱でありますから、お取消しになつておく方がいいと思います。
○西村(榮)委員 私は社会党を代表いたしまして、野党三派提出の予算補正修正案に対して賛成の意を表するものであります。 私は今より三月前の総選挙のときの、自由党の公約を考えてみますと、自由党はまず第一に経済再建を主張され、国民生活の安定を主張されました。しこうして中小企業の安定策と一千億円の減税、これをもつて選挙のスローガンとなさつたことは、自由党の諸君いまだ記憶に新たなるところと信ずるのであります。(拍手)しからば当然総選挙直後の本国会において、国民に公約したところを実現すべく、ここに補正予算を提出されることは、その言葉の責任を感じ、良心ある政府ならば、その挙に出られることが私は当然だと思う……
○西村(榮)委員 ただいま国民所得の問題で御説明がございましたが、その中で鉱工業生産の数字があげられましたけれども、それと関連を持つ物価に対する見通し、雇用量に対する見通し、賃金水準に対する見通し、主としてこの三点の説明が足りなかつたのでありまして、きようでなくともよろしゆうございますから、至急この三点に対するいわゆる国民所得を推定される基準になる数字をひとつ審議の前にまとめてお出しを願いたい。
【次の発言】 明日出ますか。
○西村(榮)委員 昨日大蔵大臣は、財政投資の二十七年度の数字と二十八年度の数字を、早川君の質問に対して御説明になりました。その内容について明朝までに資料を御提出願いたいと思います。私の計算しているところと若干違つておりますので、一応それを調べてみたいと思います。あなたは二十七年度は二千九百幾らと言われ、二十八年度は三千五十五億円とこうおつしやつた。その二十七年度の内訳、二十八年度の内訳を御提出願いたい。しかしきのうのあなたの答弁が誤つておるなら、ここで御訂正なさつてもそれはさしつかえありません。
【次の発言】 それでは明日までに出してください。
○西村(榮)委員 今大蔵大臣が、組みかえを予想して、現行法律に従つてというようなお話がありましたけれども、少くともこれは閣議決定されて、近く法律案として出るのであります。従来も、予算審議の過程において法律案が伴わなくても予算の審議をした例がございます。税制法の他いろいろある。しかしながらそれは予算案の大綱の方向に従つて審議して来たのであつて、この警察法その他を見ますと、予算案とは別な法律案が出て来る。従つて予算の組みかえが必要とされて来ておる。予算案と別な法律案が出るということは、これは政府提出の予算案に精神分裂の症状を来しておるのである。(笑声)同時にわれわれはこの予算委員会において政策の研……
○西村(榮)委員 簡単にお尋ねいたします。ただいま法務大臣から、本法制定の真の目的は、国の治安の緊迫化から急を要するという御説明がありました。これで御答弁間違いありませんか。
【次の発言】 私は結論だけ申します。総理大臣は施政演説の中において、国際情勢はきわめて楽観すべき方向に向いつつある。自由党内閣の努力によつて国情は安定しつつある。こういう施政演説をなさつた。しからばあなたの今の本法制定の趣旨と、総理大臣の施政演説とは違つておるではないか。(拍手)この問題をどうするか。
○西村(榮)委員 私は総理大臣、外務大臣、大蔵大臣、保安庁長官に質疑をしたいと思つておるのですが、関係大臣はどうなりましたか。
【次の発言】 そうしますと、総理大臣並びに外務大臣、保安庁長官に関する質問は留保してよろしゆうございますか。
【次の発言】 あとで発言を許していただけますか。
【次の発言】 それでは委員長の御指示に従いまして、御出席の通産大臣に御質問いたします。これはきわめてじみなことでありますが、通産大臣でなしに経済審議庁長官にお伺いしたいことは、予算の基礎になります国民所得の算定であります。政府の原案によりますと、国民所得が前年度より五・三%増加いたしておるのでありますが、昭和二……
○西村(榮)委員 私先日の分科会で、対日援助費の債務の問題につきまして、大蔵大臣からやや満足すべき御答弁を承つたのでありますが、私はこの点について国家の最高責任者たる総理大臣からもう一度お伺いしておきたいと思います。従来大蔵大臣は、対日援助費は債務と心得るという御答弁をなすつて来られました。しかしながら大蔵大臣が債務と心得るという説明をされた根拠というものは、私とお話をしている間にくつがえつて来たのであります。それはまず第一にわが国の憲法、財政法に違反する。同時にこれはいまだかつて関係国から公式に債務を認めろという交渉はいずれにもなかつた。国時に債務と認むべき数的な資料もいまだ完成していない。……
○西村(榮)委員 ただいま有益なお話を承つて、たいへん感謝いたしておるのでありますが、土屋先生にひとつお伺いしたいと思うことは、二十七年度に比して二十八年度の国民所得が非常にふえている。この二十七年度より国民所得がふえるという計算を、あなたはどうお考えになりますか。それからもう一つは補正予算を出さなくて済むか済まないか。もちろん国際情勢から来る日本の産業構造の変革による財政投資であるとか、あるいはその他の自衛力の漸増計画であるとかいうことを別にいたしましても、一月に入つてから鉄道運賃、ガス、米価その他の値上りは、朝日の統計だけを見ても八%影響を受けておる、こうなつている。そうすると人事院として……
○西村(榮)委員 私は予算総合において対日援助費の問題で質疑中、塚田主査の御配慮によつて途中から打切られてしまつて二日間の休養を与えられまことに感謝にたえないが、その結末がついておりません。それからこの際私は政府委員に自分の希望を申し述べておきたいのです。河野君を中心とする大蔵省の高級官吏の諸君が、日夜業務に精励されておることは私はよく認めます。しかしながら大臣が前回答弁したことを取消すということは、これは客観情勢の変化並びに自分の意思ではなくとも、団体の意思の変化等によつてこれは政治的にはあり得ることである。有名な言葉でありますが、犬養さんが在野時代の言質を総理大臣のときに責められたときに、……
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