このページでは早川崇衆議院議員の25期(1952/10/01〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は25期国会活動統計で確認できます。
○早川崇君 私は、改進党並びに社会党両派を代表いたしまして、二十七年度政府提出補正予算一般会計分に対する野党三派の共同修正案の趣旨弁明をいたさんとするものであります。 昭和二十七年度の本予算は、占領治下、まつたく自主性なき時代につくられた予算でございます。このたびの補正予算は、独立後最初の、みずからの手によつて編成される予算であるのであります。しかるに、政府提案の原案を見ますると、依然としてドツジ・ライン、ドツジ・池田方式の単なる事務的踏襲にすぎないのを、心から遺憾と存ずるものであります。(拍手)もし、みずからの力によつて予算を補正せんとするならば、当然占領治下に強圧されましたこのドツジ・池……
○早川委員 それでは最初に吉田総理大臣にお伺いいたします。
第一は、日米安全保障条約を二年前に締結いたしまして、その中でアメリカの駐留軍にかわる、自己の責任における祖国防衛の自衛力の漸増を約束しておるのであります。すでに二年に近くなつておるのでありまするが、政府はこの条約にのつとりまして、いかなる自衛力漸増の計画を立てておられますか、まずお伺いいたしたいと思うのであります。
【次の発言】 私は、自由党の経済政策が場限りの、その場限りの自由放任経済をとつておられると同じような意味において、自衛力漸増に関しましても、何年後はどういう防衛力を持つか、どういう自衛力を持つかという計画を持たないのでは……
○早川委員 私は改進党を代表いたしまして、昭和二十八年度総予算に対して反対し、中曽根康弘君以下九名提案の組みかえ要求の動議に賛成の意を表する次第であります。(拍手)以下総予算に対する反対の理由を御説明いたします。 第一は、本予算案は独立後最初の予算編成であります。しかるに政府は依然として占領治下の惰性を脱し切れず、官僚の事務的な総花主義と、さらに悪いことは、与党の選挙対策によるぶんどり主義に災いされまして、一貫した何らの総合計画性と、日本再建に対する力強い気魄と熱意を持たないことを、私は遺憾に思うものであります。 本予算の根本の構想は、私は日本再建に対して明確なる意図を持つたものでなければな……
○早川委員 関連して。ちようど竹山さんが食糧自給のお話をなされましたので、廣川さんにお聞きしたいのですが、終戦以来二千億円に近い食糧増産費が国費として投下されたということは事実でありますが、私は農業の専門家じやない、それによつて何ら食糧増産の実が上つておらない。豊作の場合には八千万石、凶作の場合には六千万石、私の野党生活を通じてそれ以上の数字を実は耳にしていなかつた。むろん農地の災害その他いろいろな点で減産になつた面もございましようが、これほど非生産的な国費の支出というものはかなり問題ではないだろうか。その原因なりその他を綿密に御検討をなされたか、農林大臣の御答弁を願いたいと思います。
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