大矢省三 衆議院議員
26期国会発言一覧

大矢省三[衆]在籍期 : 23期-24期-25期-|26期|-27期-28期-29期
大矢省三[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは大矢省三衆議院議員の26期(1953/04/19〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は26期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院26期)

大矢省三[衆]本会議発言(全期間)
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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 衆議院本会議 第50号(1954/05/15、26期、日本社会党(右))

○大矢省三君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となつておりまする警察法政府原案並びに修正案、警察法の施行に伴う関係法令の整理に関する法律案に対して、反対の討論を行わんとするものであります。(拍手)  御承知のごとく、本警察法は、今国会中教育二法案と相並んで最も重要な法案の一つでありまして、日本の憲法と同様、国の性格をも変革せんとする内容を持つておるものであります。(拍手)現行警察法は二十三年三月施行を見たのでありますが、その内容は主権在民、民主憲法のもとに、地方自治体の住民がみずからの責任において治安を維持するという原則に基いて、民主警察として発足したのであります。戦後の諸改革……

大矢省三[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院26期)

大矢省三[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 決算委員会 第2号(1953/06/19、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 今説明中にありました輸送車であるとかいろいろな印刷物その他省直接にやり得る仕事が相当あるのであります。これを郵政省に限つて特に請負いにしておることはどういう事情なのか、何かはかに特別にそういうふうにしなければならないような事情があるのか、この機会に伺つておきたいと思います。
【次の発言】 あとの案件に関連して私の意見を申し上げますから、この程度にしておきます。
【次の発言】 今お尋ねがありましたように、帽子は大阪、広島、東京のここらで百十円でありまして、これを特に倍額の二百二十円で発注している。こういうことは熊本で起きた事件ですが、その前のゴムぐつも、一体東京の本省から、相場という……

第16回国会 決算委員会 第3号(1953/06/22、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 この報告書によりますと、七三四から七四二まで、それぞれ関係者の処分調書を拝見いたしますと、失職、退職というものがございますが、退職というのは現職を離れてどこかの職についておられる方か、あるいは全然公社から退職された方か、失職、退職の区別が私どもにちよつとわからぬのであります。御説明をお願いしたい。
【次の発言】 この摘発は内部監察によつて行われたという先ほどのお話ですが、当時あなたはいらつしやつたのですか。
【次の発言】 この退職された人は今どこに就職されているか、何かそういうふうな記録がございますか。
【次の発言】 私がそういうことを聞いたのは、前渡金として相当額を出しておる。九……

第16回国会 決算委員会 第4号(1953/06/24、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 関連して……。あの現地を建設省並びに大蔵省の人々がごらんになつたかどうか。あれは御承知の通り千代田城の外濠であり、しかもちやんと石垣がそのまま残つておるのであるからあれを公園にした。一般の普通財産でないということはしろうとでもわかつておる。長年公園であつた。そこであの現地をよく知つておられて、歴史並びに現在の実情、今原状のままを残しておる、これは事実知つておられるか。  それからいま一つは、前に問題になつたとき東京都の関係者並びに都知事が出まして、これは四年の契約が切れたのだからどうしても明け渡して建設省に引渡します。私どもにも手続の足らなかつたことは遺憾とするというふうにちやんと……

第16回国会 決算委員会 第5号(1953/06/26、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 大臣にちよつとお伺いいたしますが、けさの朝日新聞によりますと、大蔵省議の決定として、ニユーエンパイヤの会社に対して、原状に回復することを要求する方針をきめた、こう載つておるのですが、あなたはお聞きになつておりますか。
【次の発言】 当時の模様はすでに昨日お聞きになつたと思いますが、これは建設省の所管であつて、東京都との間に話合いがついて、エンパイヤに貸した。従つてこれはあくまでも貸主である東京都と、それを管理している建設省に責任があるということで、そのことを昨日私がお尋ねしたところが、私は決心をしております。責任を感じます。責任をとります。こう言つておられたと思う。このことは、大蔵……

第16回国会 決算委員会 第7号(1953/07/01、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 今十年ばかりの契約があつたということですが、最終決定の契約を結んだときには、あなたはいらつしやいましたか。四年間という契約をなされたのは、あなたの在職中でありますか。
【次の発言】 建設省から東京都があの公園を明治四十四年からずつと管理を依頼されている。無償で国の財産を東京都が管理して、それで二千万円と言つた覚えはないということでありますが、結果において五百万円、しかも坪五円十銭、これは安い価格ですが、とにかく無償で借りた国の財産、しかも十年というのを建設省の意見で四年ということになつた。そういうものを、そういうふうに料金をとり、また寄付金をとつて貸すということは、それは当然だと考……

第16回国会 決算委員会 第18号(1953/07/23、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 国鉄の管理しておる各重要な場所を公社が使つておりますが、それは使用料を払つておるのですか。無償かどうか。使用料を払つておるとすれば幾ら払つておるか。
【次の発言】 資料で……。

第16回国会 決算委員会 第22号(1953/07/30、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 先ほどの答弁によりますと、私的には始終会合されているようですね。そこで私は佐々木さんにお尋ねしますが、八重洲口の第一期工事のすでに完成したところに商店街が開業していることは御存じの通りと思うが、あの商店街に対する賃貸料がいまだ決定を見ていない。約三億近く会社がとり立てて、それで国鉄の方には一厘も入つておらないということでありますが、そのことを御存じですか。
【次の発言】 どのくらい入つているか。つまり会社から受取つたものはどのくらい入つているか。
【次の発言】 私の質問はあなたにまだ徹底していないのです。この八重洲口の第一期工事が完成して、あの改札口附近において商店街がすでに七月一……

第16回国会 決算委員会 第23号(1953/07/31、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 各委員からいろいろ尋ねておりますから、私は最後に今後の公社の方針といいますか、運輸行政の方針について質問したいと思いますが、一体物事はすべて原因があつて結果があるものですが、こういう疑惑をもち、さらに運輸行政がうまく行かないという、しかも経営が至つて赤字であつたりして、今度また独立採算制をとる公社にするというが、結局この状態ではうまく行かぬので、その原因がどこにあるかということを真剣に検討したことがあるかどうか、これはいわゆる営利会社で、利潤を追究し、営利を本意とした民間の資本を持つた三井、三菱と同様に考えております。三井、三菱、住友という大会社は長らくその工場あるいは事務に携わつ……

第16回国会 決算委員会 第26号(1953/08/04、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 平田さんお忙がしいようですから、簡単に二、三お尋ねいたしたいと思います。  長官は税金の元締めでありますから、地方税、府県税並びに市町村税にも関係しておりますが、第一この納税に対して国民は非常な苦痛を感じているが、今日至るところの目抜きの場所にりつぱな税務署が建つております。これはお調べになつたか知りませんが、目抜きの場所に新しい建築ができると思うと、必ず裁判所か税務署なんです。国税庁があり、府税庁があり、市税庁がある。これは納税者から見ると、国と府県と市町村の三本建になつている。これでは人もたくさんかかるし、納める方もたいへんです。これを何かの形においてもつと簡素化すれば、事務所……

第16回国会 決算委員会 第30号(1953/08/21、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 ぼくもそれを聞きたいからわざわざここえ出て来たのです。きようの参考人は会社の人がおらない。加賀山さんを呼んでいるけれども加賀山さんはいない。先ほど大丸の七億の問題、それからいろいろな関係している会社のことを聞きたいと思うんですけれども会社の人はだれも来ていない。来ていないのにそれを中心に話を進めようと言つたつてだめなんだ。だからみながそう言うのはあたりまえです。会館の関係者がそこに集まらなければ審議が進められない。たれも尋ねる人がおらない、会館の関係の今は一人も出て来ておらない。
【次の発言】 共済組合が、今度のこの鉄道会館を建設するにあたつて、すでに発行済み株式の九〇・九%を持つ……

第16回国会 決算委員会 第33号(1953/09/18、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 吉田君からもいろいろ注文があつたようですが、私も資料についてぜひお願いしたい。それは最近世上でも問題になつておりますところの機関車の払下げについて、その払下げの相手方、価格、数量、その点をぜひこの次の機会に出していただきたいと思います。

第16回国会 決算委員会 第35号(1953/10/23、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 午前中も問題になつておりましたが、国鉄会館は大丸と契約いたしましてすでに前金をとつておるようですが、この大丸との話はいつごろあつたのですか。
【次の発言】 京都の駅が焼けて完成したのはいつごろでしたか。
【次の発言】 その当時もうすでにやられておつたのですか。
【次の発言】 実は午前中に問題になつておりましたが、東京の八重洲目すなわち東京の玄関口といわれる雑沓するところに、さらに雑沓を予想したこのビル内に百貨店を新しく設けるということが、はたして本来のこの国鉄の駅として機能を阻害することがないかどうか。これは私は営利会社の経営する会館の経営としては一応考えられるけれども、ほんとうの……

第16回国会 地方行政委員会 第6号(1953/06/26、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 今の起債の問題に関連してお尋ねいたします。先ほど藤田君が尋ねられたように、昨年は七十五億円の申請に対して、わずかに三億円、四四%、これで非常に努力したけれども、はなはだ残念だという財政部長のお話ですが、今予算審議中でありますから、大体の見当はついていると思います。この六十億円の申請に対して何ぼきまつておるかということを、次の委員会のときにお話願いたいと思います。今わかつておつたらすぐお答え願いたい。  それからもう一つ、国家消防の参考資料について、つまり五箇年計画の第一年度において二千二百二十二台という台数を計画しておられまするが、この大型、小型の内訳はどういうことになつております……

第16回国会 地方行政委員会 第11号(1953/07/08、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 今起債について府県知事に一任せよということでありますが、私はそれは疑義があると思う。府県の地方間に政治力の強い町村というものは非常に有利な地位にある。政治性の弱いところでは絶えず圧迫を受けておるので、これは自治法の二百二十六条で議決を経ればただちに受けることができる、但し二百五十条にある一定の制限を加えている。原則とすれば地方議会で議決して決定すれば、ただちにそれが受けられるということですが、しかしそれは国会全体のいろいろな関係からして、特にこの法律ができた当時、戦後の経済界の混乱があつて、インフレを防止するためにこの二百五十条がきでたのだと思う。あくまでも自治を尊重する意味から、……

第16回国会 地方行政委員会 第12号(1953/07/09、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 私は審議会の運営並びにこれの今日までのあり方について、一応お聞きしたい。審議会のメンバーというのは、前に運輸省におられたか、大都市の郊外電鉄その他に関係のある人が大体多いと思う、そのために決定が、どつちにも顔を立てなければならぬというので、非常に鈍る、それから運輸省の方は、審議会の答申を尊重するというか、何かそこに責任を転嫁して、そこの決定を待つというぐあいで、願書が出てから相当長期間たつにかかわらず、未決定のところが相当ある、特に最近大都市の交通というものは、郊外から連絡をとるために乗入れておりましたが、各会社では、中央部にずつと乗入れの申請をしておる、それが高架であるとか、地下……

第16回国会 地方行政委員会 第13号(1953/07/10、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 鈴木さんにちよつとお伺いいたします。実は私昨日長官に向つてお伺いしたのでありますが、今度の義務教育費国庫負担法の特例に関する法律案をめぐつて賛成、反対の猛烈な陳情、請願があることは御承知の通りであります。特にその反対の理由として、平衡交付金の中にしわ寄せをされるのではないかという心配、それから改進党の今度の予算の修正内容において、平衡交付金を増額するということがある。もしこの法案が審議未了、もしくは否決になつた場合に、せつかく改進党が増額を修正されたその中にまたしわ寄せされて、平衡交付金がまた非常に少くなるのではないかという、修正案をめぐつて心配のあまりさらに賛成、反対の猛烈な運動……

第16回国会 地方行政委員会 第15号(1953/07/13、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 よく書いてある駐車場というのは、相当長時間にわたつて駐車する場合には違法になるけれども、お客に呼ばれて乗せるための瞬間の停車というものは駐車場としての取締りを受けない、私も常識としてそうあると思う。警邏部長さんはそういうちよととめてお客を乗せる場合にも違法になると考えておるのか、それとも相当長時間にわたつて駐車することがいかぬのか。これは今後の重要な問題ですから伺つておきたい。  それから署長さんにお尋ねしますが、事件が起きたのは十一時を過ぎておる。それが翌朝新聞に出ておつたという話ですが、そうなると相当おそい時間に新聞社が調べたことになる。多分新聞社は警察の方をいろいろまわられる……

第16回国会 地方行政委員会 第21号(1953/07/23、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 この制度の実施後において、こういう処分は少くなるということは想像できる。それに反して罰金というか、科料というかそれが非常に多くなるおそれがないか。現にこういう法律ができるということを予測して、最近では非常に科料が多くなつて参りました。そのためにかえつて迷惑するというようなことが起つておると思うのであります。そういうことも考慮の上でこれをやつたのかということを一応お尋ねしたい。
【次の発言】 一体これはいつからいつまでですか。  いま一つは、先ほど藤田君からちよつとお尋ねがありまして、自動車は道路その他の関係で、飽和点に達しておるということでありますが、道路運送審議会に対して参考人な……

第16回国会 地方行政委員会 第22号(1953/07/24、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 この地方税法の改正に対してもしばしば問題になるのですが、先日新聞によりますと、地方制度調査会の中に小委員会として、鹽見先生ですか、その人が小委員長になつております。この結論はいつごろに出ますか。またその結果を漫然と待つておるのでなくして、担当者としての経験あるいは今日までのいろいろな地方からの要請による腹案があると思います。大体小委員会としての結論が出る前に、自治庁の関係者として腹案を持つておられると思うが、この次の議会には必ず根本的な改正案を出すかどうか、この点でお伺いしたいと思います。
【次の発言】 それからもう一つ、これは今度の予算通過の際に政府与党、改進党の間に話があつたよ……

第16回国会 地方行政委員会 第25号(1953/07/29、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 私は時間がありませんから、簡単に二点だけお伺いしたい。一つは地方税の所得税ですが、特に大会社の寮、それから紡績会社のいわゆる社宅といいますか、その一廓に居住しておる者は、何ら地方の恩恵を受けていない。下水一つの工事も会社がやる、道路整備ももちろん会社自身がやつて、何ら地方の恩恵も受けていない。しかしその所得税の一八%は源泉課税で、直接引かれてしまう。これは私は実に苦痛だろうと思う。そこで特にこういう地方の公共団体、町村が何らこれに対する費用もかけないで、会社に依存しておるような社宅、寮というものに対しては、何か税率を改正して行かなければならない。同じ一八%をとられて地方の恩恵を受け……

第16回国会 地方行政委員会 第36号(1953/10/27、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 この四十五億、十五万人の預金を預金でないというなら、これは一体どういうことになるのか。これを調べると営業妨害になるというが、一体匿名組合は何をしておるか。これは預金に違いないし、出資といえるかもしれないが、そういうものに対して、何らその内容を知ることができない。しかも結果としては金融界に非常な影響を来しておる。これは通俗的にいつてどういう仕事か。営業でないなら、営業妨害ということは言えない。影響があるから調べたというのは何もふしぎはない。法的に保護するとか、せぬとかいうのではなく、四十五億円、十五万の人が関係しておるのである。小さい銀行をやかましく言いつつ、これは出資であつて預金で……

第16回国会 地方行政委員会 第37号(1953/10/28、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 私きのうちよつと尋ねたのですが、両方とも返事がないので、さらに銀行局長並びに法務省にお答えを願いたいと思います。  十五万人から四十五億円という金を集めておるが、昨日来いろいろ答弁を聞いておりますと、一体商法上の匿名組合でないことになるのか、それとも匿名組合に準じてできた組合だから、これは匿名組合として扱うということが妥当でないかという考えなのか。これは商法あるいは民法の一体いずれに属する会社なのか。一方にこういう大きな出資者があつて、こういう大きな事業をやつておることもわかつておる。何もやつていないのではない。これをはつきり把握して、これが一体匿名組合になるのかどうか。金融業とは……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 決算委員会 第2号(1953/11/02、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 私、時間が迫つておりますからごく簡単に反対の討論をなしたいと思うのでありますが、残念ながら両社会党の提案いたしました決議案が否決になりました。はなはだ遺憾であります。ただいま別の決議案に対する説明がありましたが、承つておりますと大きな違いが大体二つあると思うのであります。一つは公社に対する物の考え方、いま一つは、長期にわたつて調査した結果の責任の所在に対する結末の点、その二点が大きな違いだと思うのであります。  私が申すまでもなく、この問題がかほど大きく取上げられ、しかも熱心に討議された理由は、国鉄という国有財産の処理に対して国民が大きな関心を持つているということが一つであります。……

第17回国会 地方行政委員会 第1号(1953/10/31、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 先ほどの陳情の中に、この復帰に関してどうしても必要欠くべからざるものとして四十億円は必要だ、それを県が二十六億に圧縮し、さらに今度十億円になつたということですが、これに関する数字を資料としていただけるかどうか。それをわれわれは参考にしたいと思います。

第17回国会 地方行政委員会 第6号(1953/11/07、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 私どもこの間いろいろ法務省並びに警視庁から聞いておりますと、この種の匿名組合というものは、告発がなければどうすることもできぬのである、こういうことで私どもきわめて歯がゆいような感じがしておりましたが、新聞によりますと、四国のどなたかが告発された。それから新聞には資産内容が出る。あの匿名組合というものは理事長、組合長といいますか、その責任者の個人の資産になつてしまうというのですから、この間にどういうことでもできはしないか、従つてこういう問題があつて、告発があり、しかも資産内容までが新聞に伝えられ、また直接警視庁並びに国警に届けられたならば、ただちに発動して、先ほどから問題になつておる……


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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 決算委員会 第1号(1953/12/02、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 これは私は前の前の委員会で質問したのですが、どうも責任の所在が明らかでないので山途でそのままになつておつた。一体食べられない黄変米が次から次へ来るということは、その買付の府社の検査が不十分なための結果か、あるいはまた農林省並びに外務省から出ている出先機関の監督あるいは検査が不十分のためしばしばこういうものが入つて来るのか、それから最終の管理責任者たる食糧庁長官が、そういうことを数回繰返されてだんだん量が多くなり、その損害も多くなる、それについて金を払つている。一体この黄変米の入つて来る最終責任というものはだれが持つておるのか、どこにあるのか、これを開いたのだが結局わからぬから、もう……

第18回国会 地方行政委員会 第2号(1953/12/03、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 ただいま国井参考人から発言がありましたが、私ども地方で大同小兵のことを聞いておる。今までの参考人の公述に対して、何か岡田さんの方で、これは間違つておつたというものがあつたらこの機会に開きたい。
【次の発言】 ちよつと関連して。私が尋ねたのは、今の参考人が法人と個人の事業税に非常に不公平がある、当然控除される分も控除されておらないと、きわめて具体的に述べられた、そういう事実がありますか、これに対してどう考えられるか。もつと繰返して言いますと個人、法人の課税に対して、当然法律で認められたものをもこれを適用されず、非常に不公平だ、こう言つておられる。それに対してそうではない、法律に基いて……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 決算委員会 第38号(1954/08/09、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 私は簡潔に二、三お尋ねしたいのですが、午前、午後を通じて応答を聞いておりますけれども、入つて来た米をどうするとか、あるいは初めて今度黄色でない有毒な米が入つて来るということの説明ですか、弁明ですか、そういうものがありました。私はこれらの米が入つて来て喜ぶ者と困る者との二通りがあると思う。三分の一の値段で払い下げて、アルコールなりまたみそ、しようゆその他お菓子の原料にする、それはそういう人は、むしろあれは食べられないのだ、食べられないのだといつて宣伝した方が得かもしれない。喜んでいる。しかもそういう取扱う会社が、食糧庁長官の何か監督になつておるという。むしろそういうことを予期して、計……

第19回国会 決算委員会 第39号(1954/08/10、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 ちよつと会計検査院の人にお尋ねしますが、その四分の一かに安く払い下げた黄変米によつてアルコールができる、そのアルコールの監督についてはどうなつておるか。  それから会計検査院というものは安いからけしからぬ、これは不当だというだけで、今後そういうことのないように、あるいはまたその安く払い下げたものは、これは専売ですから、大蔵省の特に指名で配給したのですから、アルコールそのものについても、ある一定の監督をしなければならぬと思います。それはそこまで警告しておるか、その価格の問題だけで警告を発したのか、また権限がそこまであるのか、私にはよくわかりません。検査院としてそこまで権限があるかどう……

第19回国会 決算委員会 第44号(1954/09/06、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 今聞いておりますると、自由党の方々は、今の動議に反対のようであます。われわれは午前、午後を通じて当委員会の内容を聞いておりますると、ことごとくいわゆる秘密の内容であるということで避けておるのであります。われわれが聞こうとする完全なところが聞かれればこういう必要はなかつた。これは各人ともみなそうであると思う。そこで私はただちにこれを採決してきめていただきたい。特に緒方さんが抜けております。これは重要な関係がありますから追加いたします。なおその際にせんだつての自由党の総会において発言された総理の録音をぜひ持つて来て、そうして十分真偽をただしたいと思いますから、それを持に条件として賛成い……

第19回国会 決算委員会 第45号(1954/09/07、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 私は関連してごく簡潔に二、三お尋ねをいたしたいと思います。先ほど来、また昨日から今日までいついろ応答を拝聴しておりますと、検帯総長の談話の形引をもつて発表したことについては、所管の大臣に許可を持て発表いたしておるんだと今も答弁かあつたのです。そこで私は、昨日来はなはだ遺憾なことは、重大なことになりますと職務の秘密ということでどうも発表にならない。私はなぜこれを言うかと申しますと、おそらく国民全体がこの決算委員会においての直接担当された皆さんの発言というものをきわめて重要視しておる。この重大なわれわれの調査にあたつて証人として出られる前、また心構えとして、いい機会を与えてもらつた、こ……

第19回国会 決算委員会 第49号(1954/09/16、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 法務総裁に承りたいのですが、この造船疑獄が強権発動によつて、うやむやのうちに終つたということは、せんだつての検事総長並びに検事正の証言によつても明らかであります。国民は、ただ検察庁を非常に信頼して、この成行きを注視しておりましたところ、強権発動によつてその真相を究明することができなかつた。そこで私は新しく法務総裁になられた小原さんにお聞きしたいことは、法務総裁の今後の態度というものについて、国民はきわめて重要な関心を持つておると思うのであります。従つて個人はもちろん公務としての行動というものについてこれは厳重でなければならぬと思いますが、多分私はまたそうあるべきだと信じておりますが……

第19回国会 決算委員会 第56号(1954/11/16、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 私は、時間も相当たつておりますので、ごく簡単に二点だけお伺いしたい。それは御承知の通り、決算委員会は日本開発銀行の融資が適当であるかどうか、有効に行われておるかどうかということを調べればいい、そこでこの問題で数回来ていただいてお聞きしていることは、事件が成立しなかつたとか何とかいうことではない、この行方を明かにしたい。そこで今度のこの大きな問題が指揮権発動、それからどうも証拠が不十分でできなかつたということなんですが、少くとも私どもしろうとから考えまして、その専門家である検察陣が国会開会中しかも大政党の幹部を逮捕請求するからには相当の証拠があると思う。そこでそのことのためにこれが成……

第19回国会 決算委員会 第57号(1954/11/25、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 私は動議を提出いたしたいと思います。九月の六日に本委員会において吉田茂君外五名を証人として喚問することになつたのでありますが、そのうちの佐藤榮作氏はすでに起訴されておりますから、緒方副総理を二十九日、総理とともにここへ喚問をお願いしたいのであります。それは数回決定された証人がいまだ出席を見たいのでありまして、こういうことでこの重大な審議に障害があると同時に、造船融資に対する調査が非常に遅延しておるのであります。従つて総理を代理するところの副総理の緒方氏をこの際ぜひとも喚問されんことを私は動議として提出いたします。

第19回国会 地方行政委員会 第14号(1954/02/19、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 私は、先ほど大臣が説明した警察法の審議にあたつての資料を要求したいと思います。第一に、自治体警察、国家警察になる以前の警察官の人数、府県の配置、これを両方ともぜひひとつ出してもらいたい。それから次に、二十四時間、つまり一昼夜以上警察に身柄を拘束されて、そうして起訴になつた人と、微罪不起訴の人と、それからまつたく関係なしに単なる嫌疑であつた、申訳ないといつて放免された人、この数が自治体警察並びに国家警察の両方でどのくらいあるか、その数をぜひ知らしてもらいたい。それから次に、警察官がピストルを持つたために、威嚇発砲あるいは不注意などによつてけがをした者の数、それからそのために処分を受け……

第19回国会 地方行政委員会 第17号(1954/02/25、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 今単純な応答でありますが、それは国民感情なんです。警察というものには今までもう苦しい経験を持つて、恐ろしいものだと感じている。今度府県にかわつたからといつても、あれは自治体だ、だから自治体警察だ、但し政府が任命するのだから自治体警察と国警のちようどあいのこみたいなものだ、こう言つておられる。決して国警じやないということをしきりに大臣は言われておる。ところがここで塚田長官は、もう国家のいろいろな事務の八割もやつており、あれは国家の出先機関だと言つている。御承知の通り戦争前はあそこに十六の御紋がついておつた。あれは国家機関だと思つている。知事が官選であつたり。警察をまた国警にまとめると……

第19回国会 地方行政委員会 第18号(1954/02/26、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 議事進行。今度の法律は、自治警を廃して府県単位の国家警察にする、こういうのです。今斎藤さんの説明を聞きますと、これは国家警察というか、府県単位の警察を強化しようという立場にあるわけです。自治体警察を残そうとする意見があるのに、その強化しようという意見だけをここで言つて、一方的にわれわれが聞くということは、はなはだ審議の上に不公平である。自治体警察の言い分はどこに欠陥があるか。われわれは警察の問題についてはしろうとです。強化しようというくろうとの国警の斎藤さんだけに聞いたり言つたりするのでは、公平な審議ができないから、この審議中は、自治体警察のどなたか責任のある人に出て来てもらつて、……

第19回国会 地方行政委員会 第19号(1954/02/27、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 今加藤君が質問したですね。大阪の警視総監が、兵力が足らぬ、もつとふやせといつておる、政府は三万減すといつておるし、加藤君はふやせと言つておる。それに対する答弁を私は非常に期待して聞いておつたですが、いまだに答弁がない、その答弁をひとつ承つておきたい。

第19回国会 地方行政委員会 第20号(1954/03/02、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 斎藤さんにちよつとお伺いしますが、今度の警察法の改正で一番重要な点は長の任免権が政府にあるかないかということで、それについて公安委員を非常に重要視しているということは、説明また大臣の答弁によつても、しばしばお聞きしたところであります。ところが最近私はこういうことを聞きましたが、知つておられるかどうか。知つてなかつたらただちに調査してもらいたい。兵庫県に多木という公安委員がおる。 その人を――御承知の通りこれは知事が県会に推薦して、県会の承認を得て最終決定するのでありますから、この知事の再選の雄鷹によつて多木氏を再度推薦することをやめてもらいたいということを、国警本部から岸田知事の女……

第19回国会 地方行政委員会 第26号(1954/03/09、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 関連して。今の中井君の質問の要旨、内容ですか、国警と自治警の費用の資料、これをひとつ出してください。私どももこれが一番重要だと思いますからぜひひとつ……。
【次の発言】 国警の全体のトータル、それから自治警のトータル、このことです。
【次の発言】 そうです。
【次の発言】 あとでけつこうです。
【次の発言】 簡潔に二点だけお尋ねいたします。今度のこの改正法案は、治安の確保と責任の所在を明らかにするために、どうしてもしなければならぬという政府の説明でありますが、たとえば幹部を任免するとか署長を更送するとかいうふうな場合に、本部長が原案を立てられて、公安委員の承認を得て任免されるという……

第19回国会 地方行政委員会 第27号(1954/03/10、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 先ほど藤田委員からいろいろ実情に基いて長官の意見をお聞きになつたのですが、私もひとつ具体的な問題についてこれの問題をどう考えておるかということをお尋ね申し上げたいと思います。御承知の五大都市が絶えず特別市制を中心として相争つている。これはまた特別市制として府県の独立の性格を持つという建前でありながら、どうもそのことが具体化しないために絶えず問題が起つておることは御承知の通りです。この争いは、これは一応地方制度調査会に持ち込んで、それの判決を待とうということで休戦状態になつたことは御承知の通りであります。ところが今度これの答申によりまして、またしばしば塚田さんからこの委員会においても……

第19回国会 地方行政委員会 第28号(1954/03/11、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 今度の地方税法の改正について、シヤウプ勧告を基礎とした前の税法を、今度は独立した日本の特定の方針のもとにこれを改正した、こういう説明でありますが、私は建前としてはあれがいいのではないかと思うのです。しかしいろいろ個々の問題については、どの税がどこに行くかということも異論があると思いますが、今度のこの改正をずつと一覧いたしまして、しばしば大臣は自治体の市町村を強化するんだ、こう言つているが、逆に府県の財源を強化して――説明その他いろいろの従来の意見よりは反対の様相を呈していると私は思うのです。特に今度の政府の改正、それから移管等を見ますと、なるほど一部には私ども要望した点もありますけ……

第19回国会 地方行政委員会 第29号(1954/03/12、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 今議論になつておることは、結局府県民税を市町村がとるというので、徴収手続が簡易であるということを非常に強調されておりますが、府県民であるから府県でとれはいいものを、府県民税を町村にとらそうとするから問題が非常に複雑になつて来る。その理由を聞きますと、同じ府県民だから、結局は同じ扱いにするといつておりますが、私もきのうお尋ねしましたように同じ国民であるが、国税の方は国がとらなければならない。入場税のごときはそうなのであります。しかもこれは手数料というか徴収料というか知りませんけれども、十九億という一割ピンをはねておる。一方はただ扱わせておる。そうしてこういう問題になつておるようないろ……

第19回国会 地方行政委員会 第30号(1954/03/13、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 どうも私先ほどから説明を聞いておつても納得できない。われわれ皆同様ですが、党を問わず、帰つたならば必ず今度の改正について、こういう法人と個人との非常なギヤツプのあることを、説明を求められる。ところが相手を得心さすだけの説明をわれわれはできぬ。現に私ども今説明を開いても、どうしても納得できない、いつでもわれわれの言われることは、あんたたちがきめて来たんだと言われる。だから相手をなるほどと納得させる説明ができない以上――これは今いろいろ個人と法人との違いを説明がありましたけれども、どうしても納得できぬことは、一方には当人並びに家族はちやんと落す。こつちはそのまま置いておく。その落したか……

第19回国会 地方行政委員会 第32号(1954/03/19、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 この不動産取得税についてお伺いいたしたい。特に戦災を受けた大都市の復興が遅々として進まない大きな原因は、土地の値上りでございます。もちろん買占めもあろうし、それをまた分割するというようないろいろな関係で多く税金にとられるために、どうしても土地が上つて来る。特に土地の値上りの割合が非常な急速度になつておるために、どうも復興に支障を来す。いろいろな関係で今日でも家主が引合わないので、ひとり地方団体とか公共団体並びに住宅公団その他で建築をしておるのですが、やはり地代が高いからどうしても勢い家賃が高くなる。従つてこの不動産取得税を、今までも四つも五つもいろいろな名目でかけておる。その上にま……

第19回国会 地方行政委員会 第44号(1954/04/14、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 これは実は自治体と国警両方に聞きたいのですが、大臣がおりませんから国警長官にお尋ねいたします。  どうも自治体警察と国警の二本建では非能率だ、能率が上らぬから能率的にその任務を遂行する警察をということを第一条に特にうたつてある。前の警察法にはそれがなかつたのですが、一体警察の能率というのは見様によつては、良民の非常な犠牲において犯罪が検挙された事実を私は多く知つておる。私は警察行政というものは犯罪の検挙、逮捕ということでなくて、むしろ犯罪の防止にあると思う。特に大都市の行政というものはほとんど九割までは、私はこの警察行政が大きな影響を持つということをみずから体験しておるのですが、こ……

第19回国会 地方行政委員会 第47号(1954/04/19、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 関連して。今寄付の問題でいろいろあるようですが、私の手元に来ております寄付の国警の調査、これは全部でなしに一部あるのですが、これによると単なる自発的ではなくして相当強制的な割当があるのです。たとえば町村の均等割で各町に対して幾ら、村に対して幾ら、人口一人に対して幾らというふうな相当額の――これを承認されるかどうか、手元に調査があるのかどうか知りませんが、これによりますと山形県、栃木県、長野県、滋賀県、福岡県、熊本県、佐賀県、長崎県、こういうものが来ております。これは相当額です。栃木県のごときは百八十五万円、それから長野県は、これも割合少いのですが、二百五十万円、それから滋賀県が百九……

第19回国会 地方行政委員会 第49号(1954/04/21、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 議事進行……。今ちよつと話を聞きますと、労働行政担任の労働大臣が取締り方面の警察法審議の主管大臣になつたということでありますが、これは重大な影響があるということで、法務委員会で特に労働大臣の出席を求めるそうです。そのことがあつたかどうか私はよく知りませんが、その法務委員会の審議を終つてから、さらにこの委員会を継続してもらいたい。  それから、けさ新聞を見ますと、検察庁の決定に対して、逮捕許諾を法務大臣の権限をもつて拒否したということが載つておる。政府はそういうクーデターにひとしいことをやつておる。この警察法を審議して、もし政府がこれだけの権限を持つとすれば、何をするかわからない。わ……

第19回国会 地方行政委員会 第50号(1954/04/23、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 これは治安の責任にある木村さんに今度の警察法の改正と関連してお聞きをしたい。  治安を維持するということは、最も重要なことであります。しかしどうして治安を維持するか、どうして目的を達成するかというところに私は重点があると思う。それから今度の警察法の改正の案と今度の自衛隊法案を見ておりますと、非常事態に対して内閣総理大臣が命令を発する、それに対して二十日以内に国会の承認を求めなければならない。もし国会が閉会中または衆議院が解散中なら参議院、さらにまた次の国会において承認を得なければならない。同じような文句を使つておる。そういたしますと、非常事態といのは、主として警察の及ばぬときに初め……

第19回国会 地方行政委員会 第51号(1954/04/26、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 さきほど資料をいただきましたが、この資料の中に今度の改正法案で最も重要ないわゆる責任の不明確なる事案として八つあげられている。しかもこれはちようど五年前の昭和二十四年六月が五件ほどであつて、あと三件がその後できた問題である。すなわち吹田、東京メーデーその他朝鮮人騒擾事件簿でありますが、この八つの責任不明確な問題について、これはこういうふうな大きな改正をしなければいかんともできないものか。あるいはこれを明確にするという程度についてわれわれはよく知らぬが、せんだつて自治警の方からちよつと説明が部分的にありましたが、こういうことが明らかに不明確な事案として出て来たのでありますから、私はこ……

第19回国会 地方行政委員会 第52号(1954/04/27、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 議事進行。私はきのう委員長がちよつと留守したので、代理委員長に要求しておいたのですが、それは今度の警察法改正の最も重要なる、政府がいわゆる治安の責任にあるにかかわらず責任の所在が明確でないということ、それが一番大きな理由になつておるので、そこで一つの参考資料としてこの八件をあげて来た、今門司君からいろいろ質問があつたのですが、その大半は五年前のことなんです。二十四年六月です。しかしあることは事実だからそのことについて国警側だけでなくて、当時の責任者であつた自治警の人にぜひ来てもらいたい、そうしてどうすれば責任の所在が明らかになるのか、はたして責任の所在が不明確であつたのかどうか、事……

第19回国会 地方行政委員会 第53号(1954/04/28、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 関連して。起訴されて裁判にまわつて、そうして無罪になつた場合には国家が賠償しますけれども、警察に二昼夜とめられて、どうも済まなかつたといつて出される者が相当ある、私たちはよく知つている。それに対して何もない。しかしこれも神様でないからあり得ることである。あるいは投書であるとか聞き込みであるとかいうことで、あり得ることだけれども、しかしそれが二へんも三べんも重つても、刑事とか署長とか、これらの人は何らの責任を感じていない。私はこれが大きな問題だと思う。私はせんだつて統計を出してくれと言いましたが、その中に二日間の勾留のものが入つてい乙かどうか知りませんが、検察庁に書類を送らずにそのま……

第19回国会 地方行政委員会 第56号(1954/05/07、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 私は実は二、三日前から、重複を避けるために答弁なり質問を丁寧に聞いている。ところがそのうちでどうしてもわからぬ点がございますからそれでお聞きするのですが、答弁は簡単でよろしい。  そこでこの説明によりますと、府県の公安委員があるから自治体警察だ、しかしながら今の自治体警察はあまりにも地方にとらわれているから今度は国家的性格を帯びなければいかぬというので、任免ということで国家公安委員会の性格を非常に強くして来た。その下に警察庁がある。こういうことであつて、最初の大臣の説明と、ここに現われていることを見まして、あるいは答弁を聞いて非常に違う点がある。そういう事例は先ほど来門司君も尋ねて……

第19回国会 地方行政委員会 第58号(1954/05/10、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 この四章以下あるいはその前に警察学校のことが出ているが、各管区とそれから都道府県に置き、さらにその上に警察大学を置くというように、私は三つも置く必要があるのかどうかと考える。この法案の説明にあたつて、一番重要なことは責任の所在と、それから経済的にこれをもつと簡素にするのだと言いながら、こういうように府県に警察学校があり、管区にあり、さらに警察庁に大学があるということは、あまり複雑じやないか。それからこれに関連して皇宮警察学校もまたあるのですが、この管区が問題です。この管区ということについて、先日来答弁を聞いておりますと、いろいろその必要なことを言つておりますが、私は今までのように各……

第19回国会 地方行政委員会 第59号(1954/05/11、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 これは証人として喚問するとか何とかいう大層なことをしなくてもいいのです。この法案審議の当初において、自治体警察あるいは公安委員、自警連ですか、そういう人たちに来てもらつて、その都度聞くということは承認されたことなんです。それでわざわざ呼ぶのではない、こういう新事態は非常に重大な問題なんです。だから明日ここへ来られたときに、まだ最終決定ではないのですし、きのうの理事会の決定をくつがえすとも何とも言つていない、だからあした来たときに前の申合せ通り聞いていただくことにして、最初の決定通りに実行してもらう、こういうことのほかに何もない。だから、わざわざ呼ぶということについては委員長の仰せの……

第19回国会 地方行政委員会 第62号(1954/05/14、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 私は他の委員が質問なさつた点は重複を避けます。  第一、今配付された要綱の第二点、これに対して「国家公安委員会が都公安委員会と協議の上総理大臣の承認を得て」という、この「協議」という言葉はこれはミス・プリントですか。それとこれと間違いないのですか。
【次の発言】 そうすると間違いですね。
【次の発言】 次に私は、この長官の任免は国家公安委員会が総理大臣の承認を得て行う、これはしばしば質問がありましたからして、違つた方向から質問をいたします。  これはほかの人なら私はお尋ねいたしません。専門家としての西村氏にお尋ねしたいことは、この国家公安委員会の委員長は国務大臣をもつてこれに充てる……

第19回国会 地方行政委員会 第72号(1954/06/01、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 私はあとから来てよくわからないのですが、政令の問題が出ておるようですが、こういうことはどうですか。具体的に、大阪では御承知であろうが、百円か百二十円のものを店頭で買うと、――新聞を見ると、法律は百二十円まではとらないということになつておる。ところが受取りをもらつてくれということがどこの店にも書いてある。これは遊興飲食税は、業者が払うのかお客が払うのか、そのときに一二〇%というのは、最高か最低か知りませんが、百二十円の場合、これは政令からいつて税金をもらう。そのときに一体どう答えられるか。新聞はうそだ、法律はそんな法律はない。政令が法律より優先するんだ。だから八十円からとりますとか、……

第19回国会 地方行政委員会 第74号(1954/07/23、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 これもどなたか御質問があつたかもしれませんが、二、三お尋ねしたいのです。今度の改正によつて引継がれた自治体並びに国警の方からの警視正以上が、いわゆる国家公務員になつたが、いまだにベースが決定していないということを聞くのでありますが、決定したかどうか。
【次の発言】 府県の自治体警察から引継いだ人は調整をするということですが、今度警視正以上に引継がれた人たちに対してはベースでいかんともしがたい、非常に自治体警察の者が悪くなつた、これは調整の方法があるのかどうか。  それから、これはごく少数であるから全般的には大した問題ではないかもしれませんが、指揮監督に当る人たちが従来の俸給よりか非……

第19回国会 地方行政委員会 第78号(1954/10/04、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 それではこういうふうに解釈してよろしいのですか。財政上事務的な立場からいうと、いたし方ない、何ら財政措置ができない、こういうように考えていいのですか。私は先ほどから聞いておりまして、これは長官が自治警の廃止を主張しそれで一貫して来た。従つて廃止を望んでいる者が存置したところの赤字を熱意をもつて解消しようとする意思のないことは明らかである。自治庁またこれに同調して共同戦術をとつている。従つて私はあなたたちの手でどうにもできない、結局ひねり出すわけに参りませんから、そこで大蔵省に交渉する熱意があるのかないのか、この赤字は、何べん言つても同じでありますが、門司君が今言つたように、これは法……

第19回国会 地方行政委員会 第88号(1954/11/27、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 今五大都市から例の警察費の財源臨時措置に関する要望書が出ておりますが、私は前の委員会の際にも御質問いたしましたら、次の補正予算その他について考慮が払われるという答弁があつた。御承知のように、昨年の予算の編成当時においては、警察というものは府県に移譲されるものということのもとに編成されて、その後修正によつて五大都市は特別の処置することになつて警察が残つたんです。その警察が地方に移譲されるという前提のもとにその財源措置をした地方税法の改正があつた。その改正によつて五天都市は非常な減収を見た、警察は依然として置かれる。こういうことで、他の方面に幾らか節約の出る部面があるかもしれませんが、……


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第20回国会(1954/11/30〜1954/12/09)

第20回国会 地方行政委員会 第1号(1954/12/02、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 私は前の委員会のときに今度の補正について警察に対して、特に五大都市の残された警察に対してどの程度まわるかということを、具体的に次の委員会において聞かれると思つていた。今中井君の質問に答えたところによりますと一つも入つていない。そこで私は各大蔵、警察庁、自治庁の三者において調査した結果、五十六億円が過小算定であつたということであるのに、四十億しかこれに計上されていない。いろいろ大蔵省との折衝の結果だと思いますが、そういうことのためにのけられたのですか、最初から当然これは入るべきものではなかつた、私は今聞いていてだまされた気がした。多少希望を持つてどのくらい入つているか、数字はきようわ……


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第21回国会(1954/12/10〜1955/01/24)

第21回国会 貿易振興に関する調査特別委員会 第1号(1954/12/14、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 これより会議を開きます。  私が年長者のゆえをもつて、委員長の選任されるまで、規則第百一条第三項により、委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいま帆足計君より提出されました動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よつて中村高一君が委員長に当選いたしました。(拍手)  委員長中村高一君に本席を譲ります。

第21回国会 貿易振興に関する調査特別委員会 第4号(1955/01/24、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 ごく簡単に一、二をお尋ねしたいと思います。  貿易振興に非常に障害になっておるのは交通だということをしきりにやかましく言っておりますが、最近聞くところによりますと、貿易関係者で五万ドル以上の貿易をしていないところはパスポートを渡さないということを聞くのですが、それは通産省と外務省でそういう話があったのか。これが一つと、それから、何べんも立つのはなんですから一緒に答弁してもらいたいと思いますが、中小企業者の貿易関係の人たちが非常に金融難で困っている。それは、貿易業者、ブローカーが一応契約して、そして金をもらうときには手形でもらいます。その手形の期日が相当期間が長いために非常に金融に困……


大矢省三[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(衆議院26期)

大矢省三[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 地方行政委員会公聴会 第2号(1954/03/17、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 原口さんにお伺いしたいのですが、政府はこの法案を提出するにあたつて、地方制度調査会の答申を尊重して――これは、これのみならず今度の地方税法の改正の場合でも、特にその答申を尊重して立案したということを言つておる。御承知の通り、今度の調査会の答申は、府県並びに大都市の自治体警察はこれを残せという答申であります。そこで、今度の法案では大都市警察というものはなくなつて、答申と反した法案を出しておるのですから、何か政府から、大都市の責任者として、こういうことになつた経過について、あるいはまた公式、非公式に何か意見を聞かれたことがあるかどうか、この点をお聞かせ願いたいと思います。

第19回国会 地方行政委員会公聴会 第3号(1954/03/18、26期、日本社会党(右))

○大矢委員 二点だけお尋ねします。先ほど来いろいろ陳述を聞いておりますと、とることばかりを主張しておる。私は実に不愉快である。そこで私は最後にお聞きしますが、実際一線におられていろいろ経験を持たれておると思いますが、今度の税法の改正によつて――従来不合理な税制が相当ある。終戦後ずつとそのまま来つたもので、経済状態も非常にかわつて参りまして、こういう点はこういうふうに改めれば納める方も納めよいということで、何か税制の不合理の改正と、それからもつと軽減をする案を持つておられるか。まだこれでも二百二十億足らぬというて、先ほどから非常な御不満のようですが、その点を簡単に、あるかないか、あまりとるという……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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