このページでは小平忠衆議院議員の27期(1955/02/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は27期国会活動統計で確認できます。
○小平忠君 私は、日本社会党を代表いたしまして、政府提案による昭和三十一年度一般会計予算補正(第2号)外二案に対し、反対の意思を表明せんとするものであります。 岸内閣は、さきの本院本会議におきまして、組閣に対する所信の表明を行なったのでありますが、その基本をなすものは、石橋内閣の施政方針を踏襲することを強調したものであり、石橋内閣の掲げてきました重要施策を自信を持って推進することを公言されたのであります。しかしながら、岸内閣は、組閣以来わずか数旬を経た今日、はや、国家予算編成においてその無定見きわまる場当り的性格を暴露しておるのであります。すなわち、ここ十日余りの間に、四百億に上る昭和三十一……
○小平忠君 ただいま議題となりました九州地方開発促進に関する決議案につきまして、自由民主党、日本社会党の両党を代表いたしまして、簡単に賛成の討論を行いたいと思います。 提案者の趣旨説明によって明らかなように、山口県を含む九州地方は、その資源と立地条件に恵まれながら、一部の鉱工業地帯を除いて、全般的に開発が著しくおくれ、産業の後進性と停滞性が著し、なりつつあるのでありますが、特に南九州の県民所得は全国平均の五割そこそこにすぎないのであります。そのよって来たるゆえんは、第一には、台風常襲地帯として毎年甚大なる災害をこうむり、これが復旧に追われて、地方公共団体の財政力も民間経済力もともに脆弱にして……
○小平(忠)委員 農業課税の問題につきましては、その緊急重大性から、過日衆議院の本会議におきましてわが党の日野吉夫君から質問いたしたのに対して、大蔵大臣も農林大臣も、きわめて重要な問題であるからして、速急に実情を調査して善処するということを御答弁なさっておるのでありますが、すでは数日を経過しておりますので、本問題の重要性から、この暫定予算案の最終審議、討論に入る前に、あえて各派相談いたしまして、政府の所信を明らかにいたしたいというところから御質問申し上げたいと思うのであります。 時間がありませんから単力直入に申し上げたいと思いますが、この農業課税の問題、特に農業所得の問題については非常に緊急……
○小平(忠)委員 私は三十年度の国家予算につきまして、特に重要な諸点につきまして、総理大臣及び関係閣僚に質問いたしたいと思います。総理は連日御精勤でお疲れのことでもございましょうし、どうぞすわったまま答弁されてけっこうでございます。 まず第一に、私は三十年度の国家予算の審議に当りまして、最も重要なるわが国の自立経済達成について、総理大臣にその根本方針についてお伺いいたしたいと思うのであります。このことは、外交、防衛、さらにわが国内政の諸問題に最も重要なる関係を有することでありますし、さらに三十年度予算の審議に当りましても、きわめて重大なる問題でありますので、この基本方針というか、根本的な考え……
○小平(忠)委員 減収加算問題に関しまして、今朝の閣議の決定なり、大蔵大臣の記者団に発表せられたやに聞きます内容等について、きわめて重大な問題が包蔵せられておりますから、ただいまの稲富委員の質問に関連してお伺いいたしたいと思います。 私は過般この委員会の席上で、米価決定に関しまして所信をただしました。その際農林大臣は、予算書に計上してあります価格は予算米価である、この予算米価についても、米価審議会の意見なり、あるいは今後の経済情勢等を考えて、この予算米価を下回るようなことはないのだ、さらに、これは予算米価であるからして、実際の米価決定に当っては、米価審議会に諮問する米価についても、上回ること……
○小平(忠)委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、三十年度の国家予算案に対し総締めくくり的観点に立ちまして、総理大臣以下関係閣僚に若干の質問を行いたいと思います。 まず第一に、民主、自由両党の共同修正案に対しまして、政府の見解を伺いたいと思うのであります。本件に関しましては後刻同僚杉村委員からも具体的な質問を行うことになっておりますので、私は政府の所信について承わりたいと思うのであります。 御承知のように、鳩山内閣が国会に提案されました国家予算は、本委員会におきましても、その説明においてあるいは質疑を通じて明らかにされております通り、鳩山内閣が総合経済六カ年計画の第一年度として、すなわ……
○小平(忠)委員 私は食糧問題を主として関係閣僚にお伺いをいたしたいのでありますが、すでに定刻の時間も参っておりますし、農林大臣はお見えになっておりませんが、大蔵大臣並びに北海道開発庁長官がお見えになっておりますから、この機会に食糧の増産計画という見地から――北海道の総合開発を与党並びに政府は強力に推進されておるかのごとく承わるのでありまして、この際正力北海道開発庁新長官に若干お尋ねいたしたいと思うのであります。 まず第一にお伺いいたしたいのは、第二次鳩山内閣当時、当時の民主党でありますが、廣川弘禪揮氏を委員長とする北海道開発特別委員会が設置せられまして、その委員会の成案ができ、膨大なる構想……
○小平(忠)委員 ただいま委員長から、理事会の申し合せによりまして、努めて本法案の内容について質疑をしてもらいたいとの御発議がありましたが、これはたびたびの審議会におきまして、すでに一般問題の質問は終っておりますから、私はその趣旨に沿いまして、本法案の内容について若干質問をいたしたいと思います。 そこで私は本法案については、北海道開発審議会の委員である関係上、この法案の内容についても、細部に関しましては重複してお伺いいたそうとは思いません。そこで、ただ本法案の具体的内容の審議を進めていきます際に、その前提となるべき問題についてまずお伺いいたしたいのでありますが、その第一点は、本委員会開会劈頭……
○小平(忠)委員 関連して。私はこの問題について、昨日もきわめて紳士的に政府当局に質問を申し上げまして、その所信を承わりましたが、私は理解できない。さらにこのことは、委員長に対しても、大体三十一年度の公庫自体の八十億という投融資計画がないというのでは、どうしてもこの法案の審議ができないという見地に立って、政府当局にその資料の提出を私は要求申し上げたのです。同時にこの点について、さらに十分なる了解ができないから、岡田委員からもただいま重ねてその質疑があったわけです。本件に関して、ただいま責任者であるところの正力長官から、これは本案審議のために、資料として出すべきであるという見解が明確にされたので……
○小平(忠)委員 若干お伺したいのです。三宅さんから、全般的な、さらに基本的な問題について御質問がありましたので、私はきわめて具体的な問題についてお伺いしたいと思ったのであります。実は私のお伺いしたいことは、この公庫の運営を適正かつ合理化ならしむるために、昨年券以来いろいろ審議会でも議論して参りましたが、その当時、参与会から経営委員会に変り、さらに管理委員会になっておったものが、この原案にはないという点においてお伺いしたがったのであります。この点につきましても、当時の小委員長である永田さん、開発審議会会長の黒沢さんからも御意思の御発表があったのですが、さらに私はこの点につきましてお伺いいたした……
○小平(忠)委員 簡単に二点ほどお伺いいたしたいと思います。
最初に、知事の田中さんにお伺いいたしますが、公庫法案の審議の過程で、参考資料として公庫の業務方法書の配付があったわけです。それによりますと、公庫の融資対象は、一応資本金一千万円以上というのを原則に考えているわけですが、そのことが妥当かどうかということについてお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 第二点は管理委員会の問題でありますが、一昨々日、すなわち三月三十日の本委員会におきまして、参考人としておいでになった北海道開発審議会の黒沢会長、さらに本公庫並びに前の案でありました公社案の審議の際、中心となってまとめられた財政金融小委……
○小平(忠)委員 関連して。大臣はただいまきわめて重要な発言をされました。少くとも政府が法案を国会に提出するということについては、あらゆる面から総合いたしまして、これは最も適切妥当であるという確信の上に立って提出されなければならない。これは、国会というものが国権の最高機関であって、唯一の立法機関の府であるという立場から見た場合には、大臣のただいまの発言並びに先刻の発言は、きわめて不見識であると思います。しからば私は大臣に伺いますが、あなたがこの法案を国会に提出する際に、不十分である、必ずしも満足しているものでないと言われるけれども、どういう点が不十分であるか、それをお聞かせいただきたい。
○小平(忠)委員 本日の委員会は、昨日のお約束通り、北海道開発庁設置法の問題につきまして、主管大臣たる正力長官初め、経済企画庁長官並びに行政管理庁長官にもおいで願いまして、きわめて重要な問題でありますから、総括的な質問を継続することになっておりますが、ただいま主管大臣の正力長官しかお見えになっておりません。しかし、せっかく委員長からも開会をして、審議を進められようという御意思もありますので、私はただいまから正力長官に対して質問をいたしたいと思います。 最初に正力大臣にお伺いいたしたいのでありますが、北海道開発法を廃止して、新たに北海道開発庁設置法という行政組織法に切りかえられるということであ……
○小平(忠)委員 午前中の時間もだいぶ経過いたしておりますし、北海道の開道以来の冷害、凶作につきまして永井委員からきわめて適切なる意見を加えた質問がありまして、大体の要点は尽きておりますけれども、あなたが火曜日にお立ちになるので、私二、三点御指摘申し上げて、ぜひ善処を願いたい、こう思いますので、あえて質問をいたしたいと思います。 今次の北海道の冷害、凶作はまことに深刻であります。従ってこれは農林大臣にぜひおいでを願いたいと思っておりました。私もそれを申し上げておったわけでありますが、農林大臣にかわって、とりあえず経済局長のあなたを呼んだのであります。ただ遺憾なことは、農林大臣がきょうから月曜……
○小平(忠)委員 北海道の冷害凶作問題につきまして、きわめて重要な点を一、二点お伺いしたいと思うのです。具体的な問題は、二十九日開会予定の農林水産委員会で、大臣以下政府当局にお伺いしたいと思っておりますが、秋の収穫を目前に控えまして、大事な時期でありますから、農林省から官房長、北海道開発庁から次長が見えておりますので、所見を承わっておきたいと思います。 過日の本委員会においても、北海道総合開発の上に重大な支障を及ぼすような大正二年以来の大凶作に見舞われております現状につきまして、私は特に冷害、凶作という面から、主務官庁は農林省であり、主務大臣は農林大臣でありますが、過去の国におきまする各種災……
○小平(忠)委員 第九号台風によって、ただいまいろいろ御審議されましたように非常な被害を受けました。これが日本海に参りまして弱まり、北海道は比較的軽微に終ったのであります。ところが御承知のように北海道は、今年未曾有の冷害のために凶作というような決定版の現状でありますが、ただいま委員長から議題にされましたテンサイにつきましては、幸いに本年のごとき寒冷に見まわれておりますけれども、まあ何とか平年作にいくのじゃなかろうかというような状況であります。これは北方の特用作物でありまして、そういう見地から農林省が北海道におけるテンサイの増産とあわせてビート糖工場の増産を企図されておることは、まことに時宜に適……
○小平(忠)委員 時間がありませんから簡単にお伺いいたしたいと思います。ただいま建設大臣から通路等の事業に対する所見の一端を伺いましても、きわめて抽象的な御意見であります。ただいま永井委員から指摘のあった全般的な道路事業の推進もさりながら、北海道開道以来、大正二年、すなわち四十四年来の大凶作という凶作に見舞われております今日、救農土木事業を拡大してやるというウェートはきわめて大きいのであります。そういう観点から、本委員会は、救農土木事業につきまして、農林水産委員会の現地調査並びに道路調査、農林省の調査等を総合いたしまして最小必要限度の決議をしたわけであります。その中で、特に一般土木事業として道……
○小平(忠)委員 議事進行について。ただいま議題となっておりまする三十年度の食管特別会計の予算補正につきまして、足鹿委員の質問に対する農林大臣を初め政府委員の答弁を拝聴いたしておりますと、この食管特別会計に、特に昨年来問題となっておりまする二十九年産の麦のバツク・ペイの問題あるい特殊米の問題、あるいは今回の収穫増によるところの買い上げ増に要する食糧証券のワクの増大等の問題、これらを承わっておりますと、われわれはとうてい理解できない、また納得できない答弁なんです。足鹿委員からも再三その点について所信を明らかにいたしておりますが、私はこのような政府、特に責任ある農林大臣の答弁なりあるいは大蔵省関係……
○小平(忠)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、北海道の冷害、東北あるいは北信越の冷害、さらに九州、中国地方を襲いました台風災害、さらに公務員の給与改訂あるいは年末手当、健保の赤字解消、中小企業の年末融資等の問題で補正予算の要求をいたしております立場から、総理大臣を初め、関係閣僚の所信をただしたいと思うのであります。 予算補正の問題に対しまする質疑に入ります前に、私は当面する外交、貿易、国内問題につきまして、総理大臣に若干質問をいたしたいと思うのでありますが、鳩山総理大臣が先般七十三才の老体と御不自由なからだにみちうちまして、はるばるモスクワまでおもむかれて、全国民多年の悲願でありまする……
○小平(忠)委員 総理大臣にお伺いいたしたいと思いますが、北海道の第一次五カ年計画も三十一年度で終りまして、いよいよ本年度は第二次五カ年計画の第一年度に入ったわけであります。北海道の第一次五カ年計画の経緯につきましては、産業計画会議の意見、勧告なり、あるいは北大の中谷教授の論文等に現われておりますように、鋭い批判がなされております。そういう批判の中に、今回東北の総合開発を推進するために、促進法関係三法を本国会のこの委員会に付託されているのでありますが、岸内閣といたしましても、国土総合開発を促進するという見地から、国家予算の現状から見ましても、単にから宣伝で終らせてはならない、現実的な問題だけに……
○小平(忠)委員 北海道開発公庫法の一部を改正する法律案につきまして、石井大臣にお伺いいたしたいと思いますが、この公庫法の一部を改正する法律案の内容につきましてお伺いする前に、きわめて重要なるこれに関連する問題について、若干質問をいたしたいと思います。実は、昨日本委員会に岸総理の出席を求めて、岸総理の所信の一端を承わったわけでありますが、その中の、本年度から実施さるべき北海道総合開発第二次五カ年計画の問題であります。昨日私がこの点につきまして総理に御指摘申し上げ、総理は、第二次五カ年計画についてはすみやかに閣議の決定を見るようにいたしたい、ということを答弁されているわけでありますが、実は第一次……
○小平(忠)委員 関連して。それは大蔵大臣、政府与党である自由民主党の、特に三浦さんは前予算委員長であり、党の大幹部であります。特にこの問題は、今大蔵大臣に質問されました内容で明確のように、過日の党の東北、北海道関係の委員会において、三十三年度を目途にしてこれを分離するということを申し合せをしておる。そのことは当時政府も大体了承しておる。そういうことは、大蔵大臣は三浦発言について責任を持たぬとおっしゃいましても、現在は政党政治、政党内閣なのです。与党である自由民主党の首脳部がそういうふうに決定をしているなら、やはりこれは政党政治、政党内閣である現在の政府というものは、その与党の意思を十分に尊重……
○小平(忠)委員 この委員会も今国会最後のようでありますから、簡単に三点、大臣にお伺いいたします。 御承知のように、開発庁長官は十人をこえる多くの方々がかわりまして、国会でもいろいろ所信表明がありましたが、先刻鹿島大臣のいわゆる所信の表明をお伺いしまして、大臣は非常にまじめで、また真剣に北海道の開発を促進したい、同時に、その考え方もきわめて雄大な構想を持っておることは、非常にけっこうだと思うのです。そこで、私は北海道開発審議会の委員の末席を汚しておる一人といたしまして、実は第一次五カ年計画が閣議決定すら見ないで終ってしまったので、第二次五カ年計画については、ぜひ閣議決定をもって国の重大な方針……
○小平(忠)委員 外務大臣にお伺いいたしますが、昨日も本委員会におきまして井出農林大臣から御答弁ありましたその結果によりますと、目下会談中の日ソ漁業問題についての見通しも、近くその結論が出るやにうかがわれるのであります。私は、日ソの国交回復が一応軌道に乗りまして、問題は、一日も早く日本とソ連との完全なる平和条約の締結を全国民は念願をいたしておると思うのであります。特に一応暫定協定といいますか、領土問題はたな上げになっておりますし、歯舞、色丹等につきましても、一日も早き復帰を念願いたしておるのであります。こういうことから、外務大臣は就任早々この問題を真剣にお考えになっておられると思いますが、一体……
○小平(忠)委員 では、先般北海道の国政調査をいたしましたにつきまして、五十嵐委員長外私ども委員の北海道近地方現地調査につきまして、簡単に御報告申し上げます。 北派遣班は、去る八月五日上野を出発いたしまして、鉄路北海道に向いました。予定は八日間の日程でありましたが、途中豪雨のため北上付近で列車が不通となりましたので、議長の承認は市後に得ることとし、日程を一日順延して、石狩、空知、上川、網走、根室、釧路、十勝、日高、胆振の各地区を視察し、八月十三日調査を終えたのでありまして、時あたかも北海道総合開発第一次五カ年計画を終えて、第二次五カ年計画の初年度を踏み出した時期でありましたので、現地におきま……
○小平(忠)委員 北海道の総合開発が国策として取り上げられまして、御承知のように第一次五カ年計画が三十一年度で終り、三十二年度は一応ブランクにはなったのでありますが、三十三年度を第二次五カ年計画の第一年度として発足をするという四月一日を目前に控えまして、この北海道地下資源開発株式会社法案なるものが政府提案という形において本委員会で審議されるということは、まことに私は意義深いものがあろうと思うのであります。と申しますのは、北海道の開発の中で、地下資源の調査、地下資源の開発は、未開発資源の開発の見地から見るならば、私はきわめて重要なる役割を持っておると思うのであります。この地下資源の開発について、……
○小平(忠)委員 大蔵大臣お急ぎのようですので、きわめて要点だけを簡単に質問いたしますからお答え願いたいと思います。 先週の金曜日の本委員会で、石井大臣が本法案の政府出資に関しまして、本年はいろいろの事情から政府出資は二億、民間に期待すること一億で、初年度事業を始めるのに、どうしても五億ほどの金が必要である。従ってその不足額二億については、北海道東北開発公庫から借り入れたいという御答弁があったわけであります。しかし明年度、三十四年度は、どうしてもこの会社の設立の理由なり、政府の地下資源開発についての重要性にかんがみまして、最悪の場合でも政府出資十億は確保いたしたいというように御答弁されたわけ……
○小平(忠)委員 ただいま議題となっております昭和三十二年度の予算補正の内容は、食管特別会計の赤字補てん及び調整勘定設定のため、一般会計より食管特別会計への繰り入れ三百十億円と、交付税及び譲与税配付金特別会計への繰り入れ七十八億円がおもなものであります。すなわち食管問題が中心でありますから、私は、補正予算の内容につきましてお伺いする前に、わが国農政の基本的なあり方につきまして岸総理の所見を最初にお伺いいたしたいと思うのであります。 第一にお伺いいたしたいのは、わが国の重点施策の中で、一体農業と工業のどちらにウエートを置かれるのか。言葉をかえて申し上げますれば、一体農業立国でいこうとされるのか……
○小平(忠)委員 昨年の八月十六日にワシントンにおきまして、ワシントン輸出入銀行と日本銀行との間に一億一千五百万ドルの農産物借款協定をいたしておるわけであります。一体この協定は日銀法第何条の規定に従いまして、日銀がこのような借款をされたか、まずお伺いをいたしたいのであります。
【次の発言】 日銀法第何条の規定によってされましたか聞いております。
【次の発言】 日銀法二十七条にはこう書いてある。「日本銀行ハ本法二規定セザル業務ヲ行フコトヲ得ズ但シ日本銀行ノ目的達成上必要アル場合二於テ主務大臣ノ認可ヲ受ケタルトキハ此ノ限二在ラズ」これです。私はただいまの答弁について、日銀法の日銀の業務になきことを……
○小平(忠)委員 大へんけっこうな御意見を拝聴したわけですが、この機会に二、三点お伺いをいたしたいと思います。 ただいまの御意見の中で、農村における余裕金というか、これが農協よりも郵便貯金に回る面が非常に多いわけです。これについてはいろいろな事情があるが、これによって吸い上げられた資金、すなわちその預金した資金は大半農村から吸い上げられておるのであるからして、これを農村に還元してもらいたいという御意見も私全く同感であります。 そこで私は初めに農林中央金庫の責任の地位にあられる江沢さんにお伺いしたいことは、これは現在始まったことではないのでありますが、昨年、一昨年から特に農協なりまたは個々の……
○小平(忠)委員 林さんからきわめて適切なるごりっぱな御意見を拝聴いたしたわけでありますがこの機会に二、三点お伺いいたしたいと思うのであります。
第一点は、国が支出いたしておりまする交付金、あるいは補助金の支出期日が非常におくれるために、地方公共団体が実施いたしておりまする事業に非常に支障を来たし、これが地方公共団体の赤字をふやす大きな原因となるというようなことをよく耳にするのでありますが、この点についてはいかがでございますか。
【次の発言】 好転をいたしつつあるということはきわめてけっこうだと思うわけでありますが、さらに、中には補助金をやめて、交付税交付金を増加してほしいというような意見も……
○小平(忠)分科員 経済審議庁長官に、経済審議庁所管に関します予算の内容につきまして、若干お伺いをいたしたいと思うのであります。
第一点にお伺いいたしたいことは、当初経済審議庁が三十年度の経済審議庁計画として大蔵省に予算要求をされました総額と、おもな項目についての要求額をちょっとお知らせいただきたいと思うのであります。
【次の発言】 実は、私は次の御質問を申し上げる基本的な材料として、経済審議庁が当初大蔵省に要求せられた大体大きな費目についての金額を知りたかったのでありますが、後ほどでけっこうでございます。
そういたしますと、総額で十五億の要求をされたのに対して、大蔵省がこの国会に上程され……
○小平(忠)分科員 吉川農林政務次官に、農林省関係の予算につきまして若干質問いたしたいと思います。 先般の総括質問並びに一般質問の際にも、私なりあるいは同僚議員から、農林省関係予算については、相当具体的な質問をいたしたのでありますが、その質問を通じまして、いよいよ予算も最終的な段階に入ろうといたしておる今日におきまして、きわめて重大な問題が二、三点ございます。 第一点は、先般問題になりました減収加算については、食管特別会計の中でいかなる操作をするかということ、次は、本年度は米の集荷制度について新たなる予約制度を実施いたそうということであります。この予約制度が政府の考えておる通り成功するかし……
○小平(忠)小委員 昨日からこの小委員会で北海道冷害に対しまするいろいろ具体的な問題につきまして質疑がかわされ、政府当局の意見を承わっておりますが、現在のところ確実にこうやるんだと御指摘のあったのは、まことに僅少でありまして、現状はきわめて緊急を要する問題がたくさんあるのであります。特にその中で救農土木事業に類しまする直接被害農家に賃金収入を得せしめるという問題につきましては、これは生活資金確保の見地からきわめて重要でありまして、北海道の大正二年以来四十余年来の大凶作に対しまする現状は、渡部局長も現地を見てこられ、さらに他の係官も現地を見てこられて、その点は認識を十分深められたと思うのでありま……
○小平(忠)委員 二、三点お伺いしたいと思います。 第一点は、ただいまの公述の中で、三十一年度の予算を見ますると、大体社会保障なり再軍備の方の予算が相当重点的に重く見られておる関係上、生産力の拡充という面から、農業の面では食糧増産費が削られておるという御指摘があったわけでありますが、この点は私もそう思うのです。そこで、根本的に従来は国内食糧が不足のために、絶対量不足分については輸入食糧に仰がなければならないけれども、やはり何といっても国内におけるところの食糧増産をやらなければならぬという点で、土地改良や開拓に相当重点が置かれておるのでありますが、しかしここ一、二年の趨勢を見ますと、ことに現河……
○小平(忠)分科員 私は、先ほど川俣君から御質問申し上げた事項に関連することでありますが。電源会社あるいは発電会社のダムの管理につきまして、きわめて重要なる問題がありますので、この際この機会に通産大臣の所見を承わりまして、今後万全を期すべきでなかろうか、こう思うわけでございます。 内容は昨年の北海道の水害の際に、例の北電が管理いたしております雨竜ダムの放水によりまして、石狩平野の穀倉地帯が一瞬にして泥水化して、昨年は御承知のような豊作であるにかかわらず、その地帯はうち続く水害によりまして大打撃をこうむったわけでございます。この点について大臣はお聞きになっておられますか。
○小平(忠)分科員 関連して。先ほどの川俣委員の質問に関連いたしましてお伺いしたかったのですが、北澤委員の前になっては失礼なのでお待ちしたわけです。簡単でありますから時間をとりません。昨日長官から経済企画庁所管の予算の内容につきましての御説明を拝聴いたしたわけであります。その中で特に三十一年度は本年度よりも、冒頭の説明にありますように、大体五億六千四百九十五万八千円の増額を見ておりますが、そのおもなものは、国土総合開発事業調整費として五億円がふえたのであるという説明を受けたのであります。この五億円につきましては、細部の説明にございますように、国土総合開発の調査を促進する場合に、経済企画庁が各省……
○小平(忠)分科員 最初に私は電子工業の振興問題につきましてお伺いをいたしたいと思うのであります。 御承知のように、原子力の平和利用につきましては、わが国も最近とみに力をいたしておるのでありますが、これと並行いたしまして電子力の振興は目ざましいものがあるのであります。特に政府もこの電子工業の重要性にかんがみて通産省の重工業局の中に昨年の暮れに電子工業課を設置する等、その御配慮につきましては非常に了とするところでありますが、わが国の電子工業の部面については、特にラジオにつきましても、その他電子関係についても非常な躍進の面が見られるのであります。このように、原子力の平和利用と並行いたしまして電子……
○小平(忠)分科員 まず最初に農林大臣にお伺いをいたしたいと思います が、三十三年度の予算編成に当りまして、大蔵省から最初の内示は、御承知のように前年すなわち三十二年度を大幅に上回るものであります。これは私はきわめて重要なる意義を持っていると思う。政府が昨年の暮れに閣議において予算の編成方針を明らかにしまして、その方針に基いて大蔵省がいろいろ予算の事務を進めるのでありますが、その第一回の内示をするときに、これは少くとも大蔵大臣も加わってこの内示をしているのです。あの内示というものは少くとも大蔵省の省議で決定されたものです。閣僚の一人である大蔵大臣が加わっておる第一回の内示の金額というものは、御……
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