下平正一 衆議院議員
27期国会発言一覧

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下平正一[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは下平正一衆議院議員の27期(1955/02/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は27期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院27期)

下平正一[衆]本会議発言(全期間)
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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 衆議院本会議 第40号(1957/05/14、27期、日本社会党)

○下平正一君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま上程されました労働大臣松浦周太郎君に対する不信任決議案に対し賛成の意を表せんとするものであります。(拍手)  すでに提案理由で明らかにされておりますように、松浦労働大臣不信任の理由を一言で言うならば、その労働政策の貧困と、これを糊塗せんがための権力をもってする弾圧行政、反動労政という一言に尽きるものであります。(拍手)かてて加えて、松浦労働大臣の政治力の欠除と、無定見きわまる挑発的性格が加わって、今日見られるがごとき異常な労働行政の混乱となり、労働者の犠牲はもちろん、日本の産業経済に重大なる支障を与えている点にあります。(拍手)日本社会……

下平正一[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院27期)

下平正一[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 運輸委員会 第3号(1955/03/28、27期、日本社会党(左))

○下平委員 おとといの委員会で、日本国有鉄道に関するいろいろの資料の要求をいたしまして、きょう配付を受けたのですが、昭和二十九年度の日本国有鉄道営業収支見込み、これについては特に経営費等について詳細な款項目にわたっての資料をいただきたい、こう言っておきましたが、きょう配付を受けた資料では非常に簡単でありますので、特に支出の項目についての詳細な資料をいただくように手配をしていただきたいと思います。

第22回国会 運輸委員会 第4号(1955/03/29、27期、日本社会党(左))

○下平委員 大臣がいないので、大臣の質問をあとにいたしまして、長崎総裁にお尋ねをいたしたいわけでありますが、最近の国鉄の経営状態はかなり逼迫して、見ようによっては重大な危機になってきておると思うのです。国鉄当局としては運賃の値上げというようなことを計画いたしたようですが、今日値上げによってまかなっていくというようなことは、不可能な状態になっておるではないかと思う。そこで私は、昭和二十九年度の国鉄の経営等に相当詳細にメスを入れて、こまかく分析して将来の方針を立てるということが必要だと思うのです。もう一つは、国鉄の今日の経営の危機というものは、御承知のように昭和二十四年に公共企業体になって以来、こ……


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第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 運輸委員会 第1号(1955/12/01、27期、日本社会党)

○下平委員 関連して。先ほど同僚委員の質問の中で、少し答えがまちまちになっておるような気がしますので、お伺いしたいのですが、さっき小林理事の方は、いろいろな災害の問題とか、増収の問題、節約の問題等で公務員並みに支給したいと考えておる、こうおっしゃったのですが、今あとの方の答弁を聞くと、最初の〇・二五だけは公務員並みにするということで企業努力で出るが、あとの〇・二五の方はちょっと財源の余裕がない、こういうような御答弁のようです。そうすると小林常務理事の言われる公務員並みというのは、人事院勧告によって差の〇・二五だけふやす、こういう公務員並みなんですか。私は先ほどの御答弁を聞くと、一応人事院の勧告……

第23回国会 運輸委員会 第2号(1955/12/03、27期、日本社会党)

○下平委員 関連して。年末闘争の問題が出ましたので、ちょうど政府側として政務次官もお見えになっておられますので、二、三お伺いをしておきたいと思います。昨日から始まりました第二波といいますか、この問題が相当国民の足の問題あるいは通信の問題に大きな影響を与えておりますので、決して好ましい状態ではないと思うのです。そこで私がお伺いしたいのは、この年末闘争というものは、今突然に勃発したものではないと思います。年の暮れになれば金が要るということで、当然前々から予想されている問題なんです。そこで今天坊さんからおっしゃられておりましたが、この国鉄の闘争というものが、単に国鉄だけの問題ではない。全般的な問題か……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 運輸委員会 第7号(1956/02/17、27期、日本社会党)

○下平委員 石井さんにその収入の点について関連してお伺いをしたいのでありますが、予算説明のときに、これだけの増収をすることは非常な努力をするのだ、こういう御説明を大臣あるいは総裁もなさっておりますが、今石井さんの説明を聞いていると、経済情勢がこのままで推移していけば必ずしもこの増収は困難ではない、大へん楽観的なことを言っておられるようですが、その点、大臣の当初予算の説明と、今の石井さんの説明とは大へん食い違っていると思います。昨年度の実績を見れば、詳しい数字はわかりませんけれども、国鉄の石井さんの方では、実行予算として約三十億か四十億の収入減を見込んでの予算を立て三月三十一日の予定収入としては……

第24回国会 運輸委員会 第8号(1956/02/18、27期、日本社会党)

○下平委員 関連して。きのう実は大臣がお見えにならないときに、いろいろ国鉄の三十一年度予算案の問題について質問をしたのですが、多少大臣の答弁ときのうの答弁が食い違っておるような気がいたしますので、少しこまかい点にわたって御質問をいたしたいと思います。  国鉄問題がこれほど大きく問題として取り上げられたのは、今一年間に人間にして三十数億人、貨物にして一億数千万トンという輸送力を持っていて、国鉄というものはもう国民の問題、たと思うのです。そこで御承知のようにいろいろの破綻が出てきて、洞爺丸の事件で千数百名の命を失い、あるいは紫雲丸その他国鉄の事故がたくさん出てきた。国鉄の輸送そのものをもっと改善し……

第24回国会 運輸委員会 第10号(1956/02/22、27期、日本社会党)

○下平委員 この機会に運輸大臣並びに国鉄副総裁に二、三お尋ねしておきたい点がございます。  その一つは、国鉄の問題が世上やかましくなって以来、大きな問題として取り上げられたのが運賃値上げの問題だと思います。 この問題につきましては予算委員会において、あるいは当運輸委員会において、しばしば質問をされたわけでありますが、速記録等を読んでみましても、運賃値上げに対する態度といいますか、値上げをするのかしないのかということが非常に不明確であるわけであります。速記録に現われた答弁が不明確であるばかりでなく、私がもう一つ運賃値上げに対して不明確に感じておりますのは、ことし国鉄が国民の批判にこたえていろいろ……

第24回国会 運輸委員会 第12号(1956/02/28、27期、日本社会党)

○下平委員 運輸大臣がお見えになっておりますので、最近の事柄について一、二お伺いをいたしたいと思います。  新聞等でだいぶ報道されておりますが、総評を中心にした春季闘争の第二波が今行われておるというふうに報道されております。新聞等の報道通りでいきますと、今明日を通じて国鉄の輸送等にも相当大幅な支障が起るのではないかといういうことが想像されるわけであります。大臣としても、こういった情勢に対して非常な努力をされておると思いますが、この春季闘争、特に国鉄の第二波の職場大会その他によって生ずる輸送の支障等について、大臣はどんな解決の方策を持っておられるか、まずお伺いをいたしたいと思います。

第24回国会 運輸委員会 第15号(1956/03/08、27期、日本社会党)

○下平委員 最近の大へん重要な問題でありました春季闘争に関連をして、国鉄に対する調停案の提示がありましたので、この問題に関して国鉄の当局に対して若干の質問をいたしたいと思うわけであります。  この問題は単なる計数的な問題とか、そういう問題でなくて、事労使の紛争に関する基本的な問題でありますので、御答弁を実は総裁にお願いをしてあるわけなのでありますが、総裁がまだお見えになっておりませんで、副総裁がお見えになっておりますので、総裁にかわって責任ある御答弁をいただきたいと思うわけであります。なお総裁が来れば総裁に対して御質問をいたします。それで非常に重要な問題なんですが、副総裁で総裁にかわって責任あ……

第24回国会 運輸委員会 第18号(1956/03/15、27期、日本社会党)

○下平委員 大臣にお伺いしたいのですが、先月の末に公共企業体関係の当面の問題の論争点になっておりました賃金の問題について、調停委員会から調停案が出されたわけなんですが、その後調停案の回答期限も相当時日経過をしております。先日国鉄当局等にこれらの点について同僚委員、私を通じていろいろ質疑をした際に、国鉄当局としても、なるべく受諾をしたいというふうな意向の表明があったわけなのですが、直接の監督責任者としての運輸大臣あるいは政府、こういった関係の意向をまずお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 政府の調停案あるいは仲裁制度等に対する最近の態度をいろいろな角度で御質問をすると、たとえば本会議にお……

第24回国会 運輸委員会 第20号(1956/03/23、27期、日本社会党)

○下平委員 最近の新聞報道等では、津軽海峡に浮流機雷が現われてきて、そのために青函連航路が夜間運航を停止しておるような報道がありました。相当重要な問題であろうと思いますので、浮流機雷の状況並びにこれが対策について若干質問をいたしたいと思います。  保安庁の方々に、浮流機雷の今現われている状況はどんな状況か、まずお伺いしたいと思います。それから、それに対する国鉄当局の対策といいますか、それによって輸送力その他にどのくらいの影響を与えているか、その二点についてまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 これはことし始まったことではなくて、昭和二十六年ですか、朝鮮動乱当時から始まっておりますがもう半……

第24回国会 運輸委員会 第21号(1956/03/27、27期、日本社会党)

○下平委員 一昨晩のラジオで再開されたことを承知したのですが、その再開について、保安庁あるいは自衛隊、国鉄当局、あるいは船舶の従事員、おのおのの立場からの意見をラジオを通じて放送しておりましたが、その間でやや不明確なところがあるので少し聞いておきたいと思うのです。夜間運航が停止をするとか、それを再開するとかについて一番の問題は、警戒態勢の強化と同時に常備化ですね。常に警戒態勢をしいてもらいたい、こういうことが問題点でありましたが、今保安庁の船七隻、自衛隊が四隻、それに大型ヘリコプターも加えてABCDの哨戒区を哨戒するというお話でありましたが、従来のように、たとえば先日も私申し上げましたように、……

第24回国会 運輸委員会 第23号(1956/04/06、27期、日本社会党)

○下平委員 日本国有鉄道法の一部を 改正する法律案について、こまかい点についてはいずれまた後日お伺いするとして、大臣がお見えになっておりますので、二、三根本的な問題についてお伺いをしたいと思います。  提案理由の中にもありますが、今国有鉄道がいろいろの批判を受けたり、あるいは運営上にいろいろの支障を来たしている、こういうことを改善するために国有鉄道法の改正が出たと思うのですが、内部の運営の問題あるいは監督の問題、いろいろの問題に関連はありますけれども、根本の問題としては公共企業体というもの自体が一体どういうものか、公共企業体というものをどういうふうに理解をし、どういう性格づけをするかということ……

第24回国会 運輸委員会 第27号(1956/04/18、27期、日本社会党)

○下平委員 関連して。この諮問機関の問題について先日もちょっとお伺いしたのですが、諮問委員会というものを設けることについては、大臣も必要性について十分お認めになったと思います。どういう形でもって設けるかということがいろいろな問題になってくると思うのですが、さっき中居委員の質問の中にもありましたが、こうして日鉄法が改正されてくる場面を見ると、経営委員会、今度の改正された理事会その他で一切のことが行われるという形になってくれば、必ずしもこれは独善に走るとは言い切れなくても、そういう危険性は多少あると思うのです。運輸大臣の監督権があるから、監督権を十分に使えばそれで防止できるといえば、それもできない……

第24回国会 運輸委員会 第30号(1956/04/24、27期、日本社会党)

○下平委員 ただいま採決、決定をされました日本国有鉄道法の一部を改正する法律案に対して、別紙のような附帯決議案を提案いたしたいと思います。  附帯決議案はお手元に配付してありますが、朗読いたします。   本法施行に当り、政府及び日本国有鉄道は左の事項について必要なる措置を講ずべきである。  一、広く国民の声を国鉄の業務の運営に反映させる為。部内に総裁の諮問機関を設けること。    諮問機関は、業務に関する重要事項を調査審議し。又は意見を述べることができるものとすること。    諮問機関は、産業経済界、労働界、学界等の有識者を以って組織すること。  二、日本国有鉄道の財政については、己に臨時公共……


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第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 運輸委員会 第7号(1956/12/12、27期、日本社会党)

○下平委員 私は同僚が非常に長い時間をかけていろいろな角度から御質問をいたしましたので、重複することを避けまして二、三の点で御質問をいたしたいと思います。私も港湾関係はしろうとでありまして、先日横浜の港へ行ってみて初めていろいろなことを考えてみたわけでありますが、今回の問題は、やはり米軍の暴力、それからもう一つは国内の統制力の欠如、業者間にも多少の問題があったというように考えております。これらの三つの要件というものが、しわ寄せとして労働者の生活権を脅かしている問題になっておるのじゃないかと考えておりますが、そこでそれらの観点から二、三御質問をいたしたいのですが、まず京浜さんにお伺いをいたしたい……


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 運輸委員会 第4号(1957/02/21、27期、日本社会党)

○下平委員 国鉄の問題について一つ、二つ緊急に御質問をいたしたいと思います。実はこんな質問をすることはいやなんでありますが、国鉄の運賃値上げをするという法案が近々に出ようとしておりまして国民も国鉄に対して今非常に重大な関心を寄せております。もちろん国鉄が国民の経済面あるいはいろいろ国民の中に深く溶け込んでおりまして、いろいろ重大な関心を持っておるわけでありますが、特に運賃値上げとなりますと、国鉄に対して非常ないろいろな問題点が出てくるわけであります。やはり国鉄は国民の足を預かっている建前から、国民に対して全幅の信頼を置けるような経営なり、いろいろのことをやっていかなければならぬと思うのでありま……

第26回国会 運輸委員会 第5号(1957/02/22、27期、日本社会党)

○下平委員 大臣にそんな抽象論ではなく具体的にお伺いしたいのですが、今運賃値上げがされなければならぬというような情勢で、今質問されておるのはガソリン税の値上げによってバス運賃にどの程度の影響があるかという点です。もちろんこれはガソリンも揮発油もありますが、どういうふうに影響があるか。大臣は原則として運賃を上げない、具体的な個々の事例に基いてきめる、こういう御答弁でありますが、実際にガソリン税の値上げの点を検討してみれば、たとえてみれば道路が改修される、従ってバス会社は利益があるという点で運賃値上げを認めないという理論、これは大蔵省が言っている理論でありますが、これは大臣も御存じの通り、大臣の地……

第26回国会 運輸委員会 第6号(1957/03/05、27期、日本社会党)

○下平委員 永山さんの質問に関連をして二、三点お伺いをしたいのでありますが、国鉄の労使の間に最近しばしば賃金の問題とかあるいは待遇の問題で紛争が起きてきておるわけであります。ことしもまた三十一年度の賃金調停をめぐって、やや険しい情勢がかもし出されようとしておるわけでありますが、これらの問題は、当面起きておりますところの、たとえば職場大会とかあるいは超勤拒否だとか、そういう現象だけをとらえて、それだけをどう解決しようとか、あるいは先ほど永山さんの質問にあった国鉄法に照して処分をするのだとかいうような、処分の点に焦点を結んでも、これらの問題の解決はとうていできないと思うのです。国鉄の労使の間にしば……

第26回国会 運輸委員会 第11号(1957/03/12、27期、日本社会党)

○下平委員 今国鉄の争議の強盗云々という問題は、これは当面の当事者の問題ですから別に質問するとして、この争議状態というものを解決するには、どうしてみてもこれは運輸大臣、政府が腹をきめて解決をしなければ、解決ができないと思います。これはきょうの新聞を私もここに来て読んだのですが、その中で二つばかり重要なことがある。強盗云々ということも重要なんですが、国鉄の今の立場というものは準禁治産者だということを言っている。これは重要なことなんです。職員局長の言っていることの中で、準禁治産者のような状態なんだ、百円上げれば争議は妥結する、国民に迷惑をかけなくても済むということがよくわかっていても、あるいは自分……

第26回国会 運輸委員会 第12号(1957/03/13、27期、日本社会党)

○下平委員 関連して。財政のゆとりができて、一千億円減税ということもいいのですが、その面から見ても、実は減税の対象になるのは九千二百万の人口のうちで二千八百万人、六千四百万人の人間は減税の対象にならぬのです。そうしますと、この国鉄運賃は、ほとんどの人が需要しておりますので、かえって政府の方針でいけば、いわゆる低収入の人は減税の対象にはならぬ。運賃は上る、バス料金は上る、こういう形で、かえって政府の考えていることとは逆な結果が出てくると思うのですが、これはまあ論議の対象外ですから、先ほど午前中の松尾さんの質問の中にもありましたしするのですが、権田さんがお答えの中で、出資金の問題等は事務的な折衝を……

第26回国会 運輸委員会 第13号(1957/03/14、27期、日本社会党)

○下平委員 大蔵省の方がお見えになっておりますので、先ほど井岡君の質問の中にありました独立採算制の問題から若干の質問をいたしたいと思うわけですが、国有鉄道が独立採算制の建前だということは、十分私どもも承知いたしております。国有鉄道が独立採算制で経営をしていくためには、一番根幹になるのは運賃をいかに決定するかということだと思います。そこで運賃の決定は運賃法によって四項目に決定の原則がきめられておるわけであります。そこでこの決定の項目を見ますると第一番の「公正妥当なものであること。」これは別問題といたしまして、二項以下の「原価を償うものであること。」三番目の「産業の発達に資すること。」四番目の「賃……

第26回国会 運輸委員会 第14号(1957/03/15、27期、日本社会党)

○下平委員 今度の運賃値上げは主として近代化等の方面に使われて、その他の面には運賃値上げの分は使わない、こういうようなことを言われておりますけれども、国鉄の輸送力が増強されて、ほんとうに日本経済の要請にマッチした輸送が行われるには、機械設備とかあるいは線路の増設・車両の増備等々、そういうものが当然必要でありますが、それに応じてやはり国鉄に職を奉じている労働者諸君がそれだけ心がまえ、気がまえを持たなければ達せられないと思うのですが、そういう意味で今度の運賃値上げに伴う五カ年計画の予算を見ますと、若干そういった面に対して配慮が薄いような気がするわけであります。そこで御質問申し上げたいのでありますが……

第26回国会 運輸委員会 第17号(1957/03/19、27期、日本社会党)

○下平委員 私は日本社会党を代表いたしまして、国有鉄道運賃法の一部を改正する法律案、すなわち国鉄の運賃値上げに対しまして反対の討論を行わんとするものであります。(拍手)  国内の経済の飛躍的な発展、これに伴う国鉄に対する輸送需要の急激なる増加、これに対する輸送力はその限界に達しておりますし、一方また累積をする老朽施設の取りかえを行なって輸送の安全性を確保するということも、また遷延を許さないまでになっていることは、わが党といたしましても十分承知いたしているところであります。日本経済の隘路になっておりますところの国鉄の輸送の現状を打開をするということについては、私ども社会党といたしましても何らの異……

第26回国会 運輸委員会 第24号(1957/04/19、27期、日本社会党)

○下平委員 今度の春闘の結論として仲裁裁定が出て参ったわけでありまするが、この仲裁裁定が出てすでに十日近く経過していますが、これが解決の見通しはついているにしても、なかなか明確になっておりません。特に仲裁裁定は十項目にわたっているようですが、私どもの委員会の関係である国鉄の関係について若干の質問をして、その処理あるいは見通し等についてのお答えをいただきたいと思うわけであります。  どうせ大臣が来られないと思いますので、もし来ればまたそのときにお伺いしますが、一応一番先にお伺いをしたいのは、今度の仲裁裁定の政府の提案を見ると、公労法第十六条第二項の規定に基いて国会の議決を求めるの件、こういうこと……

第26回国会 社会労働委員会 第48号(1957/05/07、27期、日本社会党)

○下平委員 正しい労使の慣行を打ち立てようという今までの政府の言い分等については、私どもも賛成であります。戦後組合運動が活発になって参りましていろいろの運動が展開されておりますけれども、まだまだほんとうに正しい意味の労使の慣行ができていないと思うわけであります。そういう意味において、いろいろの問題が起るたびにそれを参考にして将来正しい慣行を立てていこう、こういうことについては私どもも大賛成であります。そこで私は、今の自由民主党の内閣の中でもきわめて進歩的だと言われる松浦さんが労働大臣になられましたので、実はそれとなく正しい慣行を立てるものと期待をいたしたわけでありまするが、今の質問にもありまし……


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第27回国会(1957/11/01〜1957/11/14)

第27回国会 運輸委員会 第5号(1957/11/12、27期、日本社会党)

○下平委員 国鉄の労使間春闘以来、いろいろの問題点がありましたが、藤林会長のあっせん案で一応正常化の形になっておることは、大へん私どもとしてはけっこうなことだと思います。年末も控えておりましていろいろの案件もありますので、相なるべくはこういった正常化の形が永続することがきわめて好ましいと思います。そういう立場からあっせん案の経過その他について若干の質問をしたいと思うのですが、昨日同僚議員の山口議員からの質問で、あっせんの経過の大要は承わりましたが、もう少し細部にわたってお聞きをしたいと思うのです。  あっせん案が受諾されまして、当局側は若干の条件付、組合は無条件受諾という形になりまして、いわゆ……


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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 運輸委員会 第14号(1958/03/13、27期、日本社会党)

○下平委員 国鉄の問題について二、三御質問をいたしたいと思います。  一番先に御質問いたしたいのは、昨年の五カ年計画、それから運賃値上げ等の審議の際にも、いろいろの観点から問題になったわけでありまするが、その一つは、あれだけの膨大な輸送を完遂するのに、相当な資本を投下する、あるいは機関車その他のいろいろな増加もあるが、人間がこれに見合っていないのではないかということが、昨年の委員会では社会党からも問題になりましたし、自民党の濱野さんの質問でも相当大きな問題になりました。現在の国鉄の要員の状況について御説明をしていただきたいと思うわけであります。大体現在員がどのくらいあって、勘定別にはどうなって……

第28回国会 運輸委員会 第15号(1958/03/18、27期、日本社会党)

○下平委員 国鉄に関係して、二、三御質問いたしておきたいと思います。  最近の国鉄のいろいろの情勢の中で、特にきょうお伺いしたいのは労使の関係についてでありますが、まず第一点は、昨年あたりから第二組合ができるというような動きがありましたが、国鉄内部の労働組合の実情というものが一体どうなっておるかということを、機労あるいは第二組合、国労というふうに分けて、どんな形になっておるか、まず御質問をいたしたいと思います。
【次の発言】 職員数はどのくらいあるのですか。
【次の発言】 国鉄の業務がノーマルな形で進んでいくためには、前々からこの委員会でも問題になっておりまするが、予算の措置をするとか近代化を……

第28回国会 運輸委員会 第16号(1958/03/28、27期、日本社会党)

○下平委員 この前の委員会で御質問申し上げました静岡の監理局に起った事件について、当時の委員会で解明ができなかった点の報告書を当日いただいたわけでありますが、このいただきました報告書に基いて若干の質問をいたしたいと思います。  まずまっ先にお伺いしたい点は、この回答書に書かれてある事項については、国鉄として責任を持たれる内容だと思いますが、この点はいかがですか。内容について明確に責任を持って御提出願った文書と理解していますが、この点はどうですか。
【次の発言】 それではこの報告書に基いて二、三お伺いいたしたいと思います。  まず第一項にありまするところの管外出張の件についてでありまするが、私は……


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各種会議発言一覧(衆議院27期)

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第27回国会(1957/11/01〜1957/11/14)

第27回国会 運輸委員会請願審査小委員会 第1号(1957/11/12、27期、日本社会党)

○下平正一君 私は三〇番と三一番でありますが、特に大糸線の延長につきましては大へん国鉄その他の御尽力によりまして今年開通をいたしましたことは、地元民として非常に感謝をいたしておるわけであります。当初予定をされましたたとえば木材あるいは燐鉱石等々の出荷状況が、予想以上にふえて参りました。先日も私現地をずっと糸魚川まで一日間かけて情勢を視察に行って参りましたが、滞貨が非常にものすごいものであります。今日の運行回数は三往復半、しかも旅客列車と貨物の混合でありますので、普通でありますれば三時間くらいで到着をする大町―糸魚川間が四時間何ぼ、はなはだしい列車は一駅で停車時間が四十分というようなダイヤの仕組……



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データ更新日:2023/02/05

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