このページでは下平正一衆議院議員の34期(1976/12/05〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は34期国会活動統計で確認できます。
○下平正一君 私は、日本社会党を代表いたしまして、先日の福田総理の所信表明に対して若干の質問をいたします。 総理の演説をお聞きいたしましたが、世界はまさに転機に立っているとか、国際経済の課題は「協調と連帯」の精神であるとか、その大部分を一連の外遊報告のPRに費やしていますが、その割りには日本外交の新しい進路が浮かび上がってこないことは、どうしたことでしょうか。肝心の経済や生活の問題については駆け足で、「次第に明るさが広がりつつある」と、相変わらず楽観的な見通しを語り、円高、不況で苦しんでいる中小企業者に対しては、「影響が懸念される」とか、深刻な失業問題についてさえ、「雇用情勢にもいま一歩のも……
○下平正一君 ただいま議長から御報告がありましたとおり、本院議員船田中先生は、去る四月十二日、入院先の東京医大病院で逝去されました。まことに痛惜の念にたえません。 私はここに、諸君の御同意を得て、議員一同を代表し、謹んで哀悼の言葉を申し述べます。 先生は、去る二月一日灘尾議長就任の際、この議場において、かつて先生が議長席におられたときと変わりない端正な姿と張りのあるお声で祝辞を述べられました。私は、そのかくしゃくたる御様子から、これからも政界の長老として、先生のさらに長き御活躍を信じておりました。しかるに、先生の突然の訃報に接し、非常な驚きと深い悲しみに打たれたのであります。 船田先生は……
○下平正一君 私は、日本社会党を代表して、大平総理の所信表明に対して質問をいたします。 一九八〇年という時代の区切りを前にして、日本は、政治のあり方、経済の仕組み、社会の構造など、あらゆる面にわたって大きな転換を迫られております。 すでに高度経済成長は終わりを告げ、スタグフレーションという資本主義の矛盾に直面をし、これまでの重化学工業優先、輸出依存型の日本の経済とは違った方向に政策の転換をし、新しいエネルギー政策に立脚した産業と経済の仕組みを組み立てなければ、八〇年代を生き抜くことはきわめて困難になっております。 同時に、わが国は世界に類例を見ない速いテンポで高齢化社会を迎えようとしてお……
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