河野正 衆議院議員
27期国会発言一覧

河野正[衆]在籍期 : |27期|-28期-29期-30期-31期-35期-37期-38期
河野正[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは河野正衆議院議員の27期(1955/02/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は27期国会活動統計で確認できます。

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

本会議発言一覧(衆議院27期)

河野正[衆]本会議発言(全期間)
|27期|-28期-29期-30期-31期-35期-37期-38期
第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 衆議院本会議 第35号(1956/04/19、27期、日本社会党)

○河野正君 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま提案になりました清瀬文部大臣の不信任案に対し、全面的に賛成の意を表せんとするものであります。(拍手)  清瀬文部大臣の不信任の理由につきましてはただいま提案者の詳しく説明せられた通りでございまするが、その理由はあまりにも多く、述ぶれば枚挙にいとまないところでございます。(拍手)すなわち、さきの第二十二国会におきましてはことさらにマッカーサー憲法と称して物議をかもし、その後、内閣委員会におきましてはさらに何らの反省の色なく、再びそのことを繰り返し、国会議員として、また国務大臣として、その不誠実並びに本院侮べつの態度に対する責任を問われ、ついに……

第24回国会 衆議院本会議 第54号(1956/05/24、27期、日本社会党)

○河野正君 私は、日本社会党を代表いたしまして、政府提案の教科書法案に反対し、日本社会党辻原弘市君外九名より提案せられました修正案に対し強く賛成の意を表し、その討論を行わんとするものでございます。(拍手)  政府原案の提案説明によりますと、本案は、教科書の検定、採択、発行等々の現状にかんがみ、教科書制度の整備改善をはかるというのであります。ところが、今日問題となっております憲法改正、あるいは小選挙区制、あるいはまた地方自治法の改正等々、政府の一連の動きより見て参りましても明々白々のごとく、その意図は教育に対する国家統制の復活であることは、火を見るよりも明らかでございます。(拍手)  御承知のご……

河野正[衆]本会議発言(全期間)
|27期|-28期-29期-30期-31期-35期-37期-38期

■ページ上部へ

委員会発言一覧(衆議院27期)

河野正[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
|27期|-28期-29期-30期-31期-35期-37期-38期
第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第14号(1955/07/28、27期、日本社会党(左))

○河野(正)委員 引き揚げ後の援護対策等につきましては、私はいろいろな方法があると思うのでございますが、それを大きくしぼり上げましても、大体引き揚げ後の更生の問題をどう解決するか。資金等いろいろな面があると思いますが、あるいはまた就職あっせん等によりまして、いかにして生活の安定を求めてやるかというような問題、あるいはまた住居の問題等があるわけでございますが、その中で、一番大きな、そして深刻な問題といたしましては、やはり住居の問題であろうと私ども考えております。ところが、引揚者が引き揚げて参りましても、もちろん、そういった引揚者の要望にこたえるためには、その住居の問題が質的にもまた量的にも非常に……

第22回国会 文教委員会 第7号(1955/05/13、27期、日本社会党(左))

○河野(正)委員 質問いたします内容につきましてはただいま大西委員から質問がございましたので、私は重複しない範囲におきまして若干質問をいたしたいと思います。  今度の紫雲丸事件はまことに不幸な事件でございまして、私ども全く敬弔の念を深くするのでございますが、先ほど御報告がありました数字を見て参りましても、一般の乗船人に対しまする死亡者あるいは行方不明者というものは大体二〇%程度でございますけれども、学童の被害は非常に大きな比率を示して参っております。私どもが拝聞いたしますところの事例におきましても、一番大きな犠牲をこうむりましたある小学校では、六十六名乗船いたしまして行方不明になった者あるいは……

第22回国会 文教委員会 第8号(1955/05/17、27期、日本社会党(左))

○河野(正)委員 先日紫雲丸事件が惹起されましたので、その責任の追及につきましては前回の委員会で政府当局に行なったわけでございますが、その後引き続きまして、岩手県下のバス転覆事件、あるいはまた今朝の駐留軍自動貨車と列車との衝突事件、こういった次々と起って参りました交通事故によりまして、とうとい学童の多数の遭難者が出て参っておるわけでございます。規模の大小は別といたしましても、犠牲をこうむりました学童は、それぞれとうとい人命でございますので、私どももこういった問題は断じて軽視するわけには参らぬのでございます。そういった次々と続発して参りましたところの学童の修学旅行に関しまして、現在文部大臣がいか……

第22回国会 文教委員会 第10号(1955/05/24、27期、日本社会党(左))

○河野(正)委員 ただいま申し述べられました松元事件その他につきましては、大体子供たちの人権の問題だと思うのであります。そこで私はさらに子供たちの人権の問題につきまして一、二、大臣がおられないので、次官に対しまして御所感を承わりたいと思います。最近著しく起って参りました社会現象の一つでございますが、御承知のように子供たちがたくさん芸能界に進出して参りました。たとえば映画や電波、クイズ、あるいはさらに野球の実況放送、こういった方面に子供たちがたくさん進出して参ったのでございますが、こうした実情を私どもがつぶさに見て参りますと、これは単に子供たちの天才教育というようなことではなくて、むしろ子供たち……

第22回国会 文教委員会 第11号(1955/05/27、27期、日本社会党(左))

○河野(正)委員 先ほどに引き続きまして、最近起って参りましたワクチン禍の問題につきまして、一、二厚生当局に御質問いたしたいと思います。先ほど御答弁の中に、今回のワクチンは大体二十六年、二十七年がいわゆる研究時代であって、二十八年度より実際化したというふうな御答弁があったわけでございますが、しからば二十八年、二十九年この二カ年間にわたりまして実際にやった結果はどうであったか、その点につきましてまず御答弁願いたいと思います。
【次の発言】 先ほど私の表現が悪かったかと思いますが、私お尋ねした趣旨は、二十八年、二十九年に実施して、副作用がどの程度あったのか、そういったことをお尋ねしたつもりです。

第22回国会 文教委員会 第12号(1955/05/31、27期、日本社会党(左))

○河野(正)委員 時間がございませんので、簡単に御質問を申し上げたいと思います。  前回の委員会におきまして、私は、東京都初め、福島、高知等に続発いたしましたワクチン禍の問題につきまして御質問いたしたのでございますが、その点につきまして非常に重大な問題が残されましたので、一言厚生省に御質問申し上げたいと思います。  御承知のように、季節的に申し上げましても、防疫という問題につきましては今後非常に重大なる事態に突入して参るのでございますし、またそういう問題をそれぞれ国民に普及徹底せしめるという意味におきましても、厚生省は、国民の非常に大きな協力を受けなければならないと私は考えております。そういう……

第22回国会 文教委員会 第14号(1955/06/07、27期、日本社会党(左))

○河野(正)委員 御承知のように、今度京都大学の創立記念に対します一つの記念祭に対しまして、今回の不祥事件が起って参ったわけでございますが、こういった問題は、私どもが基本的に考えて参ります場合には、単に総長カン詰事件であり、あるいは一つの騒擾事件であるというふうに片づけて参るわけには参らぬのでございます。と申しますのは、今日まで認められて参りましたいわゆる学生の自治組織というものは、一つの学生自治を通じて、民主教育の発展なり、あるいはまた民主教育の確立、こういった方面に大きな基礎を作っていくという建前から認められて参ったと考えております。そこで今度起りました事件というものは、ただいま申し上げま……

第22回国会 文教委員会 第23号(1955/07/05、27期、日本社会党(左))

○河野(正)委員 たまたま性教育の問題が出て参りましたので、その点につきまして一言大臣の御所感を承わりたいと考えます。  性教育が必要であるということは、すでに異論のないところであると思いますが、たまたまそういったことが必要であるけれども、だれが、どういう方法で、どういった機会にやるかということが論議の焦点であるようでございます。しかもそういった場合に、教育に従事する人を得ないということが一番大きな心配のようでございますが、私どもが今日までの体験から申し上げますと、今日学校ではたくさんな先生方がそれぞれ学校の業務に従事されておりますが、その中でどの学校でもさようでございますが、いわゆる学校医と……

第22回国会 文教委員会 第25号(1955/07/12、27期、日本社会党(左))

○河野(正)委員 軍事基地に関します二、三の点に関しまして、大臣に御尋ね申し上げたいと思います。軍事基地に関します基本的な考え方につきましては、それぞれ関係の委員会におきまして論究されておりますので、私は主として文教上の立場から、軍事基地に関しましていろいろと関係のある点につきまして、大臣の所感を承わりたいと思うのでございます。  御承知のように、最近問題となりました具体的な問題といたしまして、福岡の板付基地を中心といたしまして、さらに十三カ所の高射砲陣地が設定されるというような申し入れが、極東軍司令官から福岡市長に書簡をもって行われました。今日まで設定されております軍事基地によりまして、それ……

第22回国会 文教委員会 第31号(1955/07/29、27期、日本社会党(左))

○河野(正)委員 御承知のように、昨日の新聞を見ますと、伊勢湾の岸におきまして非常に重大な事故が発生いたしたわけでございます。私ども文教委員会の一人といたしまして、国政に参加いたしまして幾ばくの時日がたたない今日でございますが、その間におきましてはすでにただいま委員長からも御指摘がありましたように、紫雲丸あるいは相模湖あるいはまた修学旅行におきますところのいろいろな事故が次次と続発して参ったわけであります。もちろんそういった中には不可抗力的な天災と申しますか、そういう事件もあったわけでございますけれども、今回の場合は今までのケースとは非常に趣きを異にいたしまして、たとえば船が沈んだというような……


■ページ上部へ

第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 文教委員会 第3号(1955/12/06、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 私は文教行政の基本的な方針につきまして若干大臣に御質問を行いたいと思います。ただいま大臣からいろいろけつこうなお題目がたくさん並べられましたが、そういつたことを早急に実現していただくこともまことにけつこうなことでございますけれども、しかしながら何と申し上げましても、教育の行政制度に関します基本的方針というものがきわめて重大であるということは論をまたない事実でございます。御承知のように、終戦後いろいろ制度が改革されまして、少くとも軍国主義的な教育から民主的な教育制度に切りかえられたという事実は決して否定することができない事実でございます。ところがただいま大臣の御説明を聞いて参り……

第23回国会 文教委員会 第4号(1955/12/08、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 大臣も時間がおありのようでありますから、一、二件お尋ねいたしまして明確にしておきたいと思います。それは、先日も私御質問申し上げまして、大臣の答弁をいただいたのでございますが、私どもは今日の教育の民主的な制度につきまして、非常に慎重な態度をとって参っておるわけでございまして、そういった立場から、先般大臣が御発表になりました教育に関する国の責任と監督の明確化というような点につきまして、いろいろと大臣の御答弁をお願いしたわけでございますが、少くとも私どもは、先日の大臣の答弁の中からは、今後日本の教育のいろいろな面におけるところの責任と監督権の明確化を確立していきたいというふうな御答……

第23回国会 文教委員会 第5号(1955/12/13、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 関連して。教育の基本方針につきましては、先般も大臣に御質問いたしましたが、しかしながらその中で私ども非常に疑問を持ちますことが多々ございましたし、またただいま同僚議員でございます山崎委員からいろいろ基本方針について御質疑があったわけでございますが、しかしながらなお私ども納得のいかない点が多々ございますので、関連いたしまして一、二の点についてお尋ねをいたしたいと思います。  今度設けられました教育審議会というものは、文部大臣といたしましても当面いたしまする教育委員会の問題に対しましても、あるいはまた教科書の問題に対しましても、あるいはまた教育二法の問題に対しましても、きわめて重……


■ページ上部へ

第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第5号(1956/02/17、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 前々回の委員会だと思いますが、その席におきまして、厚生次官は、ソ連におりまする抑留者に対する慰問品の問題につきまして言及されておりました。その中で、私見として申し述べられたのでございますが、一番早くして、しかも一番確実な方法として、自分は、ソ連から抑留者引き揚げの配船の要請があるので、その配船を通じて、この問題を解決したいというふうな私見が述べられたのでございます。その後新聞紙上の報道等を見て参りますと、配船が困難であるというふうな話も承わっておるのでございまするが、その間の事情がどのようなことになっているのか、まず第一にお尋ねいたしたいと思います。

第24回国会 文教委員会 第4号(1956/02/07、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 大体の問題につきましてはただいま同志でございます野原委員から指摘されたことでございますが、関連いたしまして二、三の点につきまして大臣並びに当局に対しまして質問を続行したいと思います。今度の問題が起りました原因はいろいろと述べられたのでございますが、新聞紙上を見て参りましても、文部省の給食課の談話を見ますると、学童にたくさんのミルクを飲ませることは好ましいことであるので、申請があったならばその申請を認めて増加したんだというようなことが発表されております。しかしながら今日まで予算にいたしましても、その他の要求にいたしましても、いろいろな要望が各地からあるわけでございますが、そうい……

第24回国会 文教委員会 第5号(1956/02/09、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 授業料の値上げが合理的であるかどうかということにつきましては、ただいまいろいろと計数を並べて小牧委員からそれぞれ開陳せられたところでございますが、私はさらに重ねまして、補足的にこの問題について若干の質問を行なってみたいと考えます。  先ほど大臣は答弁の中で、大学というものは義務教育でないので、特殊な人が行くので、ある程度の犠牲はやむを得ないだろうというような御答弁があったようでございます。ところが今日の実情を見てみますと、単に大学の授業料値上りによって起って参りますいろいろの問題のみならず、今日の情勢におきましては、各地における高等学校におきましても、今までは国立大学よりも授……

第24回国会 文教委員会 第6号(1956/02/14、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 前々回の委員会でございましたが、私ども給食ミルクの横流し事件につきまして若干の質問を行なったのでございます。その質問に対しまして、今日なお具体的な状況が不明であるので、いずれ全貌がわかったならばいろいろと具体的な答弁を行いたい、かように申すのが当日の文部省当局の答弁であったのでございます。その後新聞報道その他を見て、参りましても、この問題が非常に拡大して参りまして、ある新聞のごときは、すでに文部省にも波及かというふうな記事が出て参っておるのでございます。前々回の質問におきましては、ただいま申しましたように具体的な全貌が今日不明であるのでというお答えでありましたから、私はその後……

第24回国会 文教委員会 第7号(1956/02/16、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 先般の委員会におきましても大臣にいろいろ御質問申し上げましたが、さらに引き続きまして、二、三補足的に質問申し上げまして、大臣の所感を承わりたいと思います。  先日学問の中立性ということを若干大臣に御質問申し上げまして、大臣からもいろいろと御答弁を承わったわけでございす。ところが今日の新聞等を見て参りますと、たとえば東大に起りました潜水艦実験の問題でございますが、私どもの立場から見て参りますと、この潜水艦実験というものは、御承知とも思いますけれども、防衛庁が業者に二十数億の発注を行い、そういった関連いたしました研究が東大の方に委嘱された。東大といたしましても研究費が足りないとい……

第24回国会 文教委員会 第8号(1956/02/21、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいま上程になりました二案につきまして若干の質問をいたしたいと思います。  まず第一に国立学校設置法の一部改正案のウイルス研究所の問題でございますが、法案の提案の趣旨から考えてみますと、ウイルスの探究並びにウイルス病の予防及び治療に関する学理及びその応用を研究するものであるというのでございますから、大体医学的な立場の研究所だ、とこういうふうにわれわれ理解するわけでございますが、さよう理解してよろしゅうございますか。
【次の発言】 大体性格はただいまの答弁で理解できるわけでございますが、今日日本の国内でウイルス研究所というものは、一体どのくらいあるのですか。

第24回国会 文教委員会 第9号(1956/02/23、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいま上程になりました日本学術会議法の一部を改正する法律案につきまして若干の質問を試みたいと思います。この提案理由を読んで参りますと、「日本学術会議の国際学術団体への加入、会員の選挙権及び被選挙権の停止等について所要の規定を設ける必要がある。」ということでございますが、その前段の国際学術団体への加入ということでございますが、御承知のように日本学術会議法が制定されましたのは昭和二十三年七月十日でございます。しかもその会議法会議録の前文の末項に、日本学術会議は「世界の学界と提携して学術の進歩に寄与することを使命とし、ここに設立される。」というようなことがうたってあるわけでござい……

第24回国会 文教委員会 第11号(1956/03/03、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 本日の議題となっております就学困難な児童のための教科用図書の給与に対する国の補助に関する法律案につきまして、若干の質問を行いたいと存じます。  御承知のように法案の趣旨は、経済的理由によって就学困難な児童のために教科用図書の給与を行いまする地方公共団体に対しまして、国が援助を行うということでございますけれども、しかしながら、義務教育を受ける児童に対しまして教科書をすべて無償で配付するということは、今日の教育基本法、あるいはまた学校教育法の精神を見て参りましても明らかでございます。そういった法の建前の中で、もちろん現実に即しまして、財政上の支出が伴わないので、就学困難な児童に限……

第24回国会 文教委員会 第12号(1956/03/06、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 私は軍事基地と文教に関連しまする若干の事柄につきまして質問をいたしたいと思います。  まず第一に、文部省当局も御承知だと思いますが、この春には新しく学校の卒業生がたくさん出て参りますが、そういった卒業生が非常な就職難に苦しんでおる。そうしてこの春を待たずにみずからの生命を就職難のために断っていくというふうな実情がちょいちょい出て参っておりますし、新聞紙上でも報道されております通りでございます。かつては炭鉱地帯におきましても、炭鉱地帯の環境が非常に悪いということでそういった悪環境にございます子供たちの就職が妨げげられたというふうなことが多々あったのでございまするが、最近の新聞紙……

第24回国会 文教委員会 第14号(1956/03/13、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいま議題となりました義務教育費国庫負担法の一部改正に関しまして二、三お尋ねを申し上げたいと思います。  まず第一点は、私が申すまでもなく提案理由の中に述べられたところでございますが、御承知のように今日までの恩給に対しましては、それぞれ交付税を通じまして所要の財源措置が行われておったわけであります。ところが今度の法律案によりましてその財源措置を国庫負担として法文上明確にしたということがこの法案を提案した趣旨だと思うのでございます。そこで、恩給というものは義務的なものでございますので、交付税の中に含まれておりましても、あるいは国庫負担法といたしまして法文が明文化されましても、……

第24回国会 文教委員会 第15号(1956/03/14、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいま議題となりました私立学校法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由並びにその要旨を簡単に御説明申し上げます。  そもそも、国家隆昌の基盤を教育に置かねばならないことはもとより説明を要しないところで、しかも教育全体の中にあって私立学校が重要なる地位を占めておることもまた言うまでもないところでございます。このため、私立学校の公共性と特殊性を明らかにし、民主教育を確立するため私立学校のわが国教育における重責を十分に果させる意味で、昭和二十四年に私立学校法の成立を見たことはすでに御承知の通りでございます。  さて、私立学校法も施行以来六年を経まして、その間の実施状況に……

第24回国会 文教委員会 第16号(1956/03/16、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいま提案されました学校給食法の一部を改正する法律案につきまして、若干の質問を行いたいと存じます。  本案の提案の趣旨は、先ごろ大臣も御説明されました通りでございますが、本案によりまして、学校給食法の範囲が中学校に拡大されるということでございます。その法の精神から申し上げますというと、その経費負担につきましては、経済的困難な中学校生徒に対しましても、当然援助を拡大すべきものと考えるわけでございます。ところが御承知のように経費が負担困難と認められます公立学校の児童の保護者のためには、援助措置を講ずるということがございますけれでも、一方本法で拡大されました中学校の経済負担の困難……

第24回国会 文教委員会 第17号(1956/03/19、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 大臣は御承知のように、本法の提案理由の説明の中で、あたかも現行教育委員会制度を改正するというような説明を加えられておるわけでございますが、実際に見て参りますると、私どもの想像に反しまして、むしろ現行法の改正というようなことでなくて、表題も示しておりますように、全く文字通り地方教育行政の組織及び運営に関する法律という表題に使われましたところの法律案でございます。そこで私どもお尋ね申し上げたいことは、これは大きな質問でございますが、お尋ね申し上げたいことは、実質から申し上げますると、ただいま申し上げますように現行教育委員会法を改正したというよりも、むしろ根本的に現行法を廃止して、……

第24回国会 文教委員会 第18号(1956/03/20、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 大臣の答弁を承わっておりますと、今度の改正法案につきましてはいろいろな人の意見を傾聴した、またいろいろの人々の陳情も尊重した、あるいはまた各種審議機関の意見も尊重したということを大臣は強調されて参ったのでございます。ところがきょうの新聞を見ますと、中教審の会長でございます天野貞祐氏が、これは教育の根本をゆさぶるような重大な問題であるので、そういった問題はやはり審議会に諮問すべきであると言っておられるわけでございます。そこで中教審に諮問をし、答申を得たのだ、それは十分尊重したのだというようなことは――尊重したか尊重しなかったということは別といたしましても、中教審として任命されま……

第24回国会 文教委員会 第20号(1956/03/27、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 先日の委員会から、大臣も御承知のように、矢内原総長以下十氏の声明につきましては、いろいろ論議がかわされたわけでございます。本日も木下委員の質問に対しまして、そのような学者の意見はあるけれども、今日自分の決意を動揺させるには至らないというような、非常に強い決意が表明されたわけでございます。しかしながら大臣も御承知のように、その後関西におきましても、滝川京都大学総長以下十三氏のいわゆる矢内原総長声明に対する支持の声明が表明せられて参りました。なおまたその後私どもがいろいろ承わるところによりますと、そういったそれぞれの学校を代表せられます一部の方々の意見のみならず、その他のいろいろ……

第24回国会 文教委員会 第23号(1956/03/30、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいま議題になりました教科書法案並びにそれに関連いたしまして、若干の質問を大臣に行いたいと思います。  国民が真実を知り得ずあるいは真実を語り得ないというとき、ことに学問のあるいは思想の自由が守れないとき、この日本というものがいかに大きな不幸を味わわなければならないかということ、これはすでに過去の歴史が証明するところでざいます。すなわち太平洋戦争に基きますところのあの惨禍を見ましても明らかでございます。ところが、最近これは委員会におきましても、いろいろ論議されて参りましたが、最近の情勢を見て参りますと、ことに教育部門におきまして、学問、思想の国家統制というものが復活されるの……

第24回国会 文教委員会 第25号(1956/04/04、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 関連して……。いろいろ今日まで芽ばえて参りました教育委員会の芽ばえに対して、ただいま小牧委員が指摘しましたように、ごっそりと芽ばえてきた芽をつみ取られる。その中で私は関連いたしまして、原案送付権の問題について大臣の御所感を承わりたいと思うのでございます。今日までの制度におきまして、前回の委員会におきましても私は指摘いたしましたが、現行法のもとにおきましても、地教委と執行部との間におきましていろいろと予算上の対立が生まれて参っております。たとえば福岡県におきましては、今度の県会におきまして対立予算ができた。いろいろ議会が、大臣の仰せられます調和ということで努力いたしましたけれど……

第24回国会 文教委員会 第30号(1956/04/24、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 著作権特例法案に対しまして若干質問を行いたいと思います。  今度出て参りました著作権の特例法案は、いわゆるベルヌ条約の著作権法と米国の著作権法、この両著作権法をユネスコのあっせんによりまして調整していくためというのが提案の趣旨でございます。私どもこの法案を最初見、あるいはまたこの法案に直接関係のございます日本著作権協議会、あるいはまた文部省の諮問機関でございます著作権制度調査会等々の意見を承わって参ります際に、いろいろとこの法案に対しまして疑問を持つのでございます。今度提案されました著作権特例法案の提案の趣旨は先ほど申し述べた通りでございますが、そういった提案の趣旨に対して一……

第24回国会 文教委員会 第31号(1956/04/25、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 大臣御承知のように、先般の地方教育行政の組織並びに運営に関します法律、いわゆる教育委員会法というものがあのように変則的な形で審議可決されましたことは、事教育というものがきわめて重大な問題でございますし、また政治的に見た場合におきましても、不当な政府の支配を排除しなければならぬという特別な性格も持っております問題でありますから、私どももあの教育委員会法というものがあのような形で審議され、可決されたということにつきましては、非常に大きな不満を持っております。と申しますのは、このような事態というものが、国民に教育に対します大きな疑惑を招くのではなかろうかといった立場から、私どもは大……

第24回国会 文教委員会 第32号(1956/04/26、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 著作権の特例法に関しまして先日から引き続いて御質問をいたしたいと思いますが、先日私が質問いたしましたいろいろの質問の過程、あるいはまたその後辻原委員から行われました質疑の過程、あるいはまた本日非公式でございましたけれどもいろいろ当事者から承わりましたいろんな論議の状況、こういったものを通じて私どもが考えますることは――もちろんこれは政治的な問題でございませんから、これは取りまとめ方にいろいろございましょうけれども、私どもが第三者として本案を見て参りまして問題と考えまする点は、大体私二つに大別されるのではなかろうかというふうに考えて参ります。  まず第一点につきまして問題点を提……

第24回国会 文教委員会 第35号(1956/05/08、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいま高津委員から例の天皇誕生日の問題につきまして御質問があったのでございますが、これにつきましては高津委員からも御指摘がございましたように、逆コース、反動性、そういった傾向が一点の問題になるとともに、もう一点問題になりますのは、先般の委員会におきましても私が御指摘申し上げておきましたが、竹尾次官も御承知の通り、昭和二十二年六月三日におきまして、文部省二百三十九号の通達によりまして、東方遥拝あるいは天皇万歳というようなことを学校の行事としてやるということにつきましての禁止の通達が出て参っております。そこで私はこの後段の点につきまして若干次官の御所信を承わっておきたいと思うの……

第24回国会 文教委員会 第36号(1956/05/09、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 この検定審議会の役割というものはきわめて重要でございますから、ただいまの問題に関連して一言お尋ね申し上げたいと思うわけであります。と申しますのは、検定審議会の使命というものはきわめて重大である。しかもそのような重大な使命を持っております委員というものが、文部大臣から任命されるというようなことでございまするから、私どもはなお一そうこの審議会の性格というものは重要視しなければなりません。ところがただいま二人の委員から指摘されましたように、審議会の委員というものが八十名以内で組織される、このことにつきましては山崎委員からも指摘されたわけでありますが、これはいろいろとりようによりまし……

第24回国会 文教委員会 第37号(1956/05/10、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 私は、今日まで再三出ておりました問題でございますけれども、新しい事態もございますから軍事基地、米軍基地もそうでございますし、最近では自衛隊の基地の問題もそうでございますが、そういったいわゆる軍事基地の文教上に及ぼしますいろいろな問題につきまして、若干の質問を試みたいと思うのであります。  御承知のように今日教育委員会法であれ、あるいはまた目下審議されております教科書法、こういった重要法案が次々に上程されまして、今日までの民主的な教育制度というものが大幅に改革されるというような実情でございますが、その政府の答弁を聞いて参りますと、今後そういった教育上の制度なりあるいはまた運営の……

第24回国会 文教委員会 第44号(1956/05/22、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 時間がございませんから、提案者が提案されました修正案要綱三点を中心といたしまして、一点だけ御質問申し上げたいと存じます。  御存じのように今度提案されました教科書法の中で、たくさんな問題点がございますが、その問題点を集約いたしますと、大体第一に検定の強化、次に発行、供給に対します監督権の強化、このような二点に尽きるものと私は考えるのでありますが、この二点はさらに発展いたしますると、教科書の国定化になり、あるいはそれが発展いたしますると、学問思想の国家統制というものが復活するというふうな、いろいろな重大な危険性というものが生まれて参るわけであります。そこで提案者にお尋ね申し上げ……


■ページ上部へ

第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 文教委員会 第1号(1956/11/21、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 基地に対しまする文教上の諸問題、なかんずく飛行機その他の爆音、いわゆる騒音の問題等につきましては、今日までしばしば本委員会におきましても取り上げられました問題でございます。ところが本月十四日、福岡の板付基地におきましては、従来よりも非常に性能の高いスーパー・セーバーF100型ジェット機が六機持ち込まれて参りまして、地元民はもちろんのことでございますが、いろいろと世論が沸騰いたしておる事実があるのでございます。そこで今日までこの問題につきましては、いろいろと論議され、またそれに対しまする対策が講ぜられて参ったのでございます。しかしながら今日持ち込まれましたF100型ジェット機は……


■ページ上部へ

第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 運輸委員会 第4号(1957/02/21、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいまの問題に関連いたしまして二、三御質問を申し上げたいと考えております。先ほどから同僚委員によっていろいろと国鉄の汚職、疑獄等々が論議されて参ったのでございますが、そういったような国鉄当局の一部特権者が私腹を肥やしておる反面におきましては、経営合理化という名の陰に隠れまして、いろいろと国鉄再建に協力しておりまする国鉄関係者各位が、ただいまのような志免炭鉱売山というようなうわさが出てきまして、非常な不安をもたらしているというふうな事実があるということを、私どもは率直に御指摘申し上げなければならぬと思うのでございます。そこでそういった意味で、二、三この志免問題につきまして御質……

第26回国会 運輸委員会 第6号(1957/03/05、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 きょう総裁もお見えでございますから、総裁並びに当局に対しまして一、二所見を明確にさせていただきたいと思うのであります。今日国会審議が次々と行われておりますが、この国会審議を見て参りましても、きわめて大きな特色は、決算委員会におきましても、あるいはまた予算委員会におきましても、国鉄の汚職、疑獄、あるいはまた国鉄経営の粛正というようなことが、きわめて強く論議されているということでございます。こういった事態をながめて参りますと、これは今日まで国鉄当局が一部の特権階級あるいはまた業者等の御意思はよく尊重されますけれども、国民の意思、住民の意思はきわめて軽視されている、そういったところ……

第26回国会 文教委員会 第4号(1957/02/13、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 関連して一言大臣の御所見を承わっておきたいと思います。  ただいまいろいろ紀元節に関しまする論議がかわされたわけでございますが、もちろんこれは紀元節の設定の仕方、あるいは設定いたします根拠というものが、非常に大きな問題になろうと考えております。そこで私どもこれに関連して若干御質問をいたしたいと思うのでございますが、それは御承知のように今日国会で問題になっておる自衛隊の訓練死の問題がございます。これは直接大臣とは関係がございませんけれども、しかし大きく教育という立場から非常に重大な関連があるものと私は考えております。そういう立場から大臣の御所見を承わりたいと思うのでございます。……

第26回国会 文教委員会 第6号(1957/02/27、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 今回の南極観測につきましては、国民、朝野を問わず非常に大きな期待をもって見守ったわけでありますが、現地では永田隊長以下血みどろの努力をされておるにもかかわりませず、きわめて不安な状態になって参りましたことは、私どもも非常に残念に感じておるわけであります。この問題につきましては、昨年当委員会におきましても、同僚であります平田ヒデ委員がいろいろと外国の文献あるいは外国の資料等を集められまして詳細に指摘されて参った、そうして外国の例等を取り上げて、今回日本が行いました南極観測の準備というものが不十分ではないかというような御指摘があったということは、御承知の通りでございます。ところが……

第26回国会 文教委員会 第7号(1957/02/28、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 国立学校の設置問題を中心として論議が進められて参りましたから、一、二お尋ね申し上げておきたいと思うのでございます。  御承知のように今度国立学校設置法の一部改正の中で、東京大学の中に物性研究所が設立されることに相なって参りました。もちろん原子力時代でございますから、こういった原子科学に対します研究施設が生まれて参ることは私どもも喜ぶべき現象だというふうに考えるわけでございます。そこでちょっとお尋ね申し上げたいと思いますのは、国立学校設置法の改正によって物性研究所が東京大学に設置されるわけでございますから、もちろん総合的な研究所であるということは私ども理解するわけでございます。……

第26回国会 文教委員会 第10号(1957/03/14、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 たまたま新潟医大におきます精精病患者の人体実験という問額が出て参りましたから、私もこの際さらに突っ込んでいろいろ御質疑をいたしまして、御所感を明らかにしていただきたいと思います。  私は、この問題が非常に大きな要素を持っております点は、何と申し上げましても一つ研究の限界だと考えております。研究と法律との限界がどこにあるかという問題だと考えておりますが、ここで私どもが重視しなければならない問題は、やはり今日の研究というものが、私どももそういった道に携わってきた一人でございますが、一つの研究で最終的な結論に到達するまでの間におきましては、やはり実験という段階を踏んで参ることは当然……

第26回国会 文教委員会 第11号(1957/03/20、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいま平田ヒデ委員からもいろいろ御質問がございましたが、私も重ねて二、三の点につきまして御質問申し上げてみたいと考えております。  もちろん今回提案されました就学困難な児童のための教科用図書の給付ということは、まことにけっこうなことと思うのでございますが、しかしやはり問題となりますのは、予算のワク内に限られておりますので、いろいろと不合理が生まれてくる点が、やはり非常に大きな一つの問題点だと思います。その点につきまして、ただいま平田委員からもいろいろ御指摘がございましたから、くどくは申し上げませんけれども、残りました三%ですが、具体的な文部省の数字によりますと、小学校では約……

第26回国会 文教委員会 第12号(1957/03/27、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 先週来、御承知のように、就学困難な児童のための教科用図書の給付あるいはまた給食に関しまする国の補助等々の法案が通過いたしたわけでございますけれども、しかし根本的な立場から検討して参りますると、これはやはり憲法二十六条の規定でございます義務教育無償、の原則という建前から考えて参りまするならば、なお私は大きな問題が残されておるというふうに考えておるわけでございます。学校教育法第六条の中には、国立または公立小中学校は授業料をとってはならないということがございますけれども、しかしながら基本的には、やはり憲法二十六条の精神というものは、義務教育というものは完全に無償で実施しろということ……

第26回国会 文教委員会 第14号(1957/03/29、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 先般もこの問題につきまして関連をしていろいろ御質問を申し上げたのでございますけれども、私どもは単にそういった事態に対しまして追及のみを事とするわけではないわけでございます。私の願いますことは、患者がどこまでもこの医療に対しまして不安を抱かないように、あるいはまた研究におきましても伸び伸びと研究ができるように、あるいはまた治療する者はそういうことで萎縮するようなことがないようにというふうな、こういういろいろな立場からお尋ねを申し上げ、また当局に対しまして御善処をお願い申し上げたい、かように考えておるわけでございます。たまたま櫻井委員の方から結論的なことを申し上げられましたので、……

第26回国会 文教委員会 第19号(1957/04/17、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 南極観測につきましてはわが国の国民はもとよりでございますが世界の各国におきましても非常に大きな注目をいたしておるわけでございますから、少くとも隊長以下隊員の方々が非常に御苦労なさって御検討をいただいておるわけでもございますし、私どもといたしましても最大の成果が上るように期待をいたして参りたいと思うわけでございます。そこでただいままでいろいろと御説明を承わりましたので、私は一点だけ、角度を変えまして御質疑を行いまして御所見を承わっておきたいと思うわけでございます。と申しますのは、ただいままで論議されましたことは、主といたしまして宗谷が途中で難航いたしましたので、その難航を中心と……

第26回国会 文教委員会 第20号(1957/04/25、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいま上程になりました私立学校教職員共済組合法の一部改正に関しまして若干質疑を行なって御所見を承わっておきたいと思うわけであります。時間がございませんからあら筋のことを本日はお尋ね申し上げ、細部の点につきましては後日に譲って参りたいと思うわけでございますが、御承知のように、組合財政の健全化及び組合の事務の適確な運営をはかることが、この法案を提出したおもな理由であると述べられておるわけでございます。もちろん今日の国民にとりまして、社会保障制度の確立と申しますか、そういった制度が確立されますることはきわめて御同慶の至りでございます。そういった制度というものは、常に改善でありまた……

第26回国会 文教委員会 第23号(1957/05/11、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 関連いたしまして一、二お尋ねいたしたいと思うのでございます。不正常授業解消のためにいろいろと御処置を願った点に対しましては、もちろん私どもも異議のない点でございます。しかしながら今日の地方財政の実情のもとでは、こういった集団住宅の建設にいたしましても、あるいはまた町村合併等々によります点から生まれて参ります不正常授業に関しましても、私ども今日まで実際に痛感いたしておりますことは、それは今日の法そのものが一つの助成をするという建前をとって参っておりますために、もともと先ほどから申し上げますように、今日の地方財政が非常に困難でございますので、その基本になります財源が困難でございま……

第26回国会 文教委員会 第25号(1957/05/15、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいま議決されました私立学校教職員共済組合法の一部を改正する法律案に対しまする附帯決議を付するの動議を提出いたします。附帯決議の案文を朗読いたします。   学校教育における私学の重要性とその財政的実情とにかんがみ、私学教職員の待遇改善に資するため、政府は、すみやかに、私立学校教職員共済組合の短期給付及び福祉事業に要する費用に対し、国庫補助の途を講ずべきである。  以上であります。

第26回国会 文教委員会 第26号(1957/05/16、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいまの法案につきまして、一、二質疑を申し上げまして、御所見を承わってみたいと思うのであります。それは今度の法案で、能力あるいは職務内容が同一なら同等の資格が与えられるということにつきましては異論がございませんが、まず一点お尋ね申し上げたいと思いますことは、法案の中では陸軍士官学校、陸軍航空士官学校、陸軍経理学校、海軍兵学校、海軍機関学校、海軍経理学校というように軍関係学校だけに限られているわけでありますけれども、私ども心配いたしますのは、同等の資格を持った学校が他にあるといたしますならば、私は若干不合理な点が起ってくると思うのです。なければこれでけっこうだと思いますけれど……

第26回国会 文教委員会 第27号(1957/05/18、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいま議題となりました市町村立学校職員給与負担法及び地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律案につきまして提案者に対し若干の質疑を行いたいと思うわけでございます。  第一にお尋ね申し上げたいと思いまする点は、御承知のように五大市における定時制高校と全日制高校におきましては、いろいろ給与等につきまして不合理な点が多々あるわけでございます。そこでまず提案者にお尋ねいたしたいと思いまする点は、一体五大市におきまする定時制高校の定員というものがどのような状態になっておるか、私後ほどそういった点につきまして若干の不合理を御指摘いたしたいと思いますので、まずどの程度の……

第26回国会 文教委員会 第28号(1957/07/09、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 御承知のように、本年の五月中旬ごろから、以来今日まで、北は北海道から南は九州の果てまで、四十六都道府県全般にわたりまして集団発生をいたしました例の流感の問題につきまして、若干の質疑を申し上げ、今後の対策、方針等につきまして所信を明確にしていただきたい、かように存ずるのでございます。  御承知のように、今日までニカ月に余りまして流感が全国津々浦々に蔓延して参ったのでございますが、推定いたしまするところによりますと、すでに患者の総数は百万を突破したともいわれておりまするし、なおまた、集団的に欠席校となりましたのは二千校を突破しているのではなかろうかというふうに推定が行われているの……

第26回国会 文教委員会 第30号(1957/07/11、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 先ほどからいろいろ前議がかわされたわけでございますけれども、こういった問題が起りましたことはまことに遺憾だというふうに言わなければならぬことを私どもは非常に残念に考えるのでございます。しかしながら先ほどからいろいろと参考人から意見が申し述べられましたように、学問の進歩あるいは研究の前進ということを考えて参ります場合には、やはりこういつた問題を私どもが国会で慎重に検討して参ることもきわめてまた重要なことと言わなければならぬと思うのであります。ことにこういった問題が起りますと、今後国民が医療というものに対して非常に大きな不安を呼び起すということがまず考えられて参ります。あるいはま……


■ページ上部へ

第27回国会(1957/11/01〜1957/11/14)

第27回国会 文教委員会 第3号(1957/11/08、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいま休憩中でございましたけれども、録音機を通じて皆様のお耳にお通しいたしましたのは、福岡県の板付周辺にございまする商業高校における平常の授業、学習というものが、いわゆる基地の、ことにジェット機の騒音によっていかに阻害されて参ったかという事実をお示し申し上げたのでございます。今日岸内閣は、労働行政とあわせて文教行政に対して重点的な施策を行うということはしばしば強調せられたところでございます。もちろん文教行政の中にもいろいろあると思います。しかしながら単にその文教行政というものが日教組対策であってみたり、あるいはまた今日の民主的な教育というものを昔のような封建的な教育に引き戻……

第27回国会 文教委員会 第4号(1957/11/11、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいま小牧委員から、沖縄における教育権の奪還の問題についていろいろ論議がなされたわけでございますが、もちろん沖縄の返還というのは早急に実現していただかなければならぬということは、わが国の国民感情の上から考えて参りまして当然なことでございまして、しかも、私ども文教の審議に携わる者といたしましては、沖繩の返還ということが困難ならば、ぜひとも教育権だけは返還してもらいたいということは当然の要望でございます。この点につきましては、ただいまいろいろ御論議をかわされましたように、岸総理あるいは藤山外務大臣等を通じていろいろ今後強力に折衝を続けていただかなければならぬのでございますが、と……

第27回国会 文教委員会 第5号(1957/11/14、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 大臣はスポーツ大臣としていろいろ御専念されておりますことは、私ども全く御同慶の至りでございます。国民体力の育成強化の必要ということは、これは言を待たない事実でございまして、私どもがいまさらいろいろ申し上げるまでもないのでございますが、この国民のスポーツ振興をどうしたらよいのかというようなことで、スポーツ振興審議会もすでに総理大臣に答申を行なったということでございます。なおまた昭和三十九年はぜひとも東京にオリンピックを招致するのだということで、このことにつきましても、すでに各界の代表者をお集め願って対策懇談会が発足したということでもございます。こういうようにスポーツというものが……


■ページ上部へ

第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1958/02/13、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 私は、今日フィリピンの諸島におきまして遺骨調査団が鋭意遺骨の収拾に当っておるのでございますが、それらの点に対しまして若干の質疑を行なっていきたいと思います。  御承知のように、フィリピンは、常夏の国でございますし、また風土その他が非常に異なりましたところの異国でございますから、そういった悪条件の中でいろいろと収拾団の方々が御苦労願っておりますことにつきましては、心からなる感謝をささげたいと考えております。御承知のように、当時、フィリピンにおきましては、空海陸七十万の兵力が結集されておったかのように承わっておりますし、なお、私どもが灰関するところによりますと、約五十万の将兵が尊……

第28回国会 文教委員会 第2号(1958/02/12、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいま鳥居長官からいろいろと今日までの南極観測に関しまする経過の報告が行われたわけでございますが、私はただいまの経過をいろいろ聴取いたしまして、今日までこの南極観測に寄せられました関係各位の御労苦に対しまして、まず深甚なる敬意と感謝を捧げたいと思うのでございます。しかしながら今後なお残された問題が多数ございますので、私はそういったいろいろな今日の結果論ではなくして、いろいろ責任を責めるというようなことではなくて、むしろ今後いろいろ問題が残されておりますので、そういった問題に対しまする完全の処置を行うといった意味から、若干の質問を行なってみたいと思うのでございます。  御承知……

第28回国会 文教委員会 第5号(1958/02/28、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 南極の本観測を放棄して、今後この観測に対してどういう態度をとっていくかということにつきましては、いろいろ意見が開陳されたのでございますが、御承知のように、来年度南極観測に関しましてはすでに予算として二億三千五百万円が計上されておるのでございます。一応放棄を決定いたしました今日、この予算を今後どういうふうに取り扱おうとしておられまするのか、その点についての大臣の方針を一つ承わっておきたいと思います。
【次の発言】 なるほど大臣がただいま仰せの通りだとも思うわけでございますけれども、しかしながら今度の観測は、世界の十一ヵ国の国際協力という上に立って、それぞれ一貫した観測が行われた……

第28回国会 文教委員会 第8号(1958/03/07、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 本日で国立競技場法案が委員会を上るということでございますから、一、二御質問を行なって御所見を承わっておきたいと思います。  御承知のように本法案は体育の普及振興あるいは国民の心身の健全な発達に寄与するということが目的であるわけでございます。従って本法案によってそういった目的に最も効率的に運営されていくかどうかということが、私は最も重要な点ではなかろうかというように考えております。  そこで自後の質問のためにまずお伺いしておきますが、この法案の諸法則によってその最も大きな効率的な運営が行われるというふうにお考えになっておるのかどうか、まずそういった点についてお伺いをいたしておき……

第28回国会 文教委員会 第9号(1958/03/12、27期、日本社会党)【議会役職】

○河野(正)委員長代理 永山忠則君。
【次の発言】 わが国におきまして科学技術の振興がきわめて急務だということは、論を待たない事実でございますし、なおまた大臣も今日まで、この点につきましてはしばしば強調せられておるところでございます。すなわちこの一つの現われというものが、今日の理工科系学生千七十四名の増員となり、あるいはまた科学技術庁におきましては、科学最高会議の設置というものを発表するというふうな実情になったと思うのでございます。今私どもが三十三年度の新予算をながめてみましてもわかりますように、原子力関係は、昨年の六十億に比べまして、本年は一挙に百十二億という、約二倍近い予算が計上されておる……

第28回国会 文教委員会 第10号(1958/03/14、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 御承知のように、来たる五月二十四日からアジア二十カ国の約二千名に及びます選手が参加いたしまして、六月一日までアジア競技大会が開催せられることになっておるのでございます。もちろん本大会の趣旨は、スポーツを通じてアジア地域の国国が、お互いの友愛、親善、そういう友好関係を強化増大せしめていこうという点にあることは論を待たないのであります。しかし、また一方におきましては、日本がこの一つの機会を通じて、アジア諸国に対するあらゆる考え方こいうものを、それぞれアジア諸国に認識してもらう絶好の機会であるということも忘れてはならぬ点であるというふうに考えます。そこでこの際、日本がアジア競技大会……

第28回国会 文教委員会 第13号(1958/03/28、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいま鈴木委員からいろいろ御指摘がございましたが、私どももこの義務教育費国庫負担法の一部を改正することによって、教材費に国が一部の負担をいたしていただくことにつきましては、了承するにやぶさかではございません。ただ一点、私どもが今日までいろいろ御指摘申し上げておりますように、問題でございますのは、義務教育に関しましては憲法で無償の原則というものがうたわれておるのであります。従ってなるほど本法案の提案というものは具体的には一歩前進でございますけれども、基本的にはやはり問題が残っておるというふうに私は御指摘申し上げなければならないと思います。ところが今日までのいろいろな法案の提出……

第28回国会 文教委員会 第14号(1958/04/01、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 実は先回の本委員会におきましても、今後この問題を中止することはまことに残念である、従って永田隊長あるいは松本船長等が帰還されて、その上でいろいろ最終的な話し合いを進めて、もしできることならもう一度この観測を継続していきたいということを、文部大臣は本委員会におきましても言明をされておるのでございます。先ほど来いろいろと論議を承わって参りますと、大体の基地の設定あるいは設営等におきましては、何ら問題はなかったというふうなお話のようでございます。そこで問題となりますのは、時間的な問題、あるいはまた宗谷の能力の問題、こういったことがやはり何と申し上げましても問題となるものと考えます。……

第28回国会 文教委員会 第16号(1958/04/04、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいま学校保健法に関しまして、大臣並びに当局側からいろいろ法案の趣旨御説明がございました。私どもはこういった法案の成立によって今後学校におきまする保健管理の面に一つの進歩が生まれて参ります点につきましては、全く了承することにやぶさかではございません。しかしながらなお今後児童生徒及び学生、あるいはまたそれに関連いたしまする職員の健康保持増進をはかって参りますためには、さらに完璧を期するための努力が行われなければならぬということを私は強く痛感をいたすのであります。ある意味におきましては本法との関連において今日の制度というものが逆に矛盾を生ぜしめておるような点がないでもないと思い……


河野正[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
|27期|-28期-29期-30期-31期-35期-37期-38期

■ページ上部へ

各種会議発言一覧(衆議院27期)

河野正[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
|27期|-28期-29期-30期-31期-35期-37期-38期
第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 文教委員協議会 第1号(1955/10/04、27期、日本社会党(左))

○河野正君 学校設置の問題に関連いたしまして、若干大臣に御質問をいたしたいと思うのであります。  すでに新聞紙上でも取り上げておりますし、あるいはまた地元からもそれぞれ陳情等がありますので、大臣も十分御了承のところと思いますが、九大の分校統合の問題に関しまして、それぞれ現地におきましていろいろと政治的な問題にまで発展をなして参っておるのであります。こういった問題は単に形の上から申し上げますと、現地の福岡の九大と久留米との問題のような感じも受けますけれども、しかしながら純粋な教育を守っていく、健全な教育を守っていくという立場から観じて参りますと、これは基本的にもきわめて重大な問題として取り上げな……


■ページ上部へ

第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 内閣委員会文教委員会連合審査会 第1号(1956/02/22、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 本日問題となっております臨時教育制度審議会の論議の争点というものは、やはり本審議会の性格を明確にする。その性格がきわめて不明確であるので、いろいろ疑問も生じ、またいろいろの疑惑も生じて参っておるものと、私ども強く感じておるわけでございます。そういった意味で、まずお尋ね申し上げたいと思うのでございますが、先ほど来大臣は、今度の臨時教育制度審議会は、いわゆる占領下の特殊な状態のもとに今日までの日本の教育制度というものがきめられたので、今日日本の実情に即したものに急速に改革する必要がある。それが今度提案されました臨時教育制度審議会の最も大きな論拠になるわけでございます。ところが御承……


■ページ上部へ

第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 内閣委員会文教委員会連合審査会 第1号(1957/05/14、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 建国記念日に関しまして若干質疑を行いたいと思います。  先はどの質疑応答の中で私どもが承わっておりますと、一部学者のみが反対されたかのような御意見もあったようでございます。ところが御承知のように五月九日に滝川京都大学の総長以下百十一名の、今日の国内におきましては最も著名な文化人の方々が、この建国記念日の設定に対しまして反対の意思を表明されております。しかもこういった文化人の方々はこの運動に対しまして大きな自信を持った態度でもって臨まれておりまするし、またその声明文の内容を見て参りましても、もしこういった国民の意思あるいはまた文化人の意思を無視して強行されるということになるなら……



河野正[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
|27期|-28期-29期-30期-31期-35期-37期-38期

■ページ上部へ

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

河野正[衆]在籍期 : |27期|-28期-29期-30期-31期-35期-37期-38期
河野正[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

 27期在籍の他の議員はこちら→27期衆議院議員(五十音順) 27期衆議院議員(選挙区順) 27期衆議院統計



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。