河野正 衆議院議員
29期国会発言一覧

河野正[衆]在籍期 : 27期-28期-|29期|-30期-31期-35期-37期-38期
河野正[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは河野正衆議院議員の29期(1960/11/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は29期国会活動統計で確認できます。

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

本会議発言一覧(衆議院29期)

河野正[衆]本会議発言(全期間)
27期-28期-|29期|-30期-31期-35期-37期-38期
第39回国会(1961/09/25〜1961/10/31)

第39回国会 衆議院本会議 第12号(1961/10/20、29期、日本社会党)

○河野正君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました政府提出、国民年金法の一部を改正する法律案外四件について、反対の討論を行なわんとするものであります。(拍手)  今日の日本の政治の実態は、経済が成長し、国民の所得が増大すれば、国民の間の所得格差がだんだん縮小していくという、池田総理の施政構想に基礎を置く模様であります。しかしながら、それはものの一面であって、ものの両面を見る正しい構想ではないのであります。特にわが国の労働力の流動は、きわめて困難であります。終身雇用制、年功序列型の賃金制度、特殊な退職手当制度、企業別の労働組合、世界無比の大きな賃金格差、その上に、かてて加え……


■ページ上部へ

第40回国会(1961/12/09〜1962/05/07)

第40回国会 衆議院本会議 第11号(1962/02/12、29期、日本社会党)

○河野正君 私は、日本社会党を代表いたしまして、現在東京都を中心として国内各地で猛威をふるっているインフルエンザA2型を初めとする疫病、ことにその対策につきまして、池田総理その他関係各大臣に対しまして若干の質疑を行なわんとするものであります。  御承知のごとく、当初東京に発生をした流感は、異常乾燥も手伝い、去る昭和三十三年以来の猛威をふるっているのであります。特に東京都内の学校における被害累計はすでに八百五十数校に及び、実に全校の四六%に達したといわれておるのであります。この議場を見渡しましてもかなりの欠席が目立ちますが、その被害は学校のみにとどまらず、各職場、各家庭にも大きな悩みとして現われ……

第40回国会 衆議院本会議 第42号(1962/04/27、29期、日本社会党)

○河野正君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま提案となりました臨時医療報酬調査会設置法案に対し、反対の討論を行なわんとするものであります。(拍手)  本論に入るに先だち、一言論及したいことは、今日、国会正常化が叫ばれ、かつ、正常化のための真摯な努力が行なわれている中で、本法案の委員会審議に際しましても、何ら反省の色もなく、なお数人の質問者を残しているにかかわらず、一方的に多数で質疑を打ち切り、国会正常化のルールをじゅうりんし、言論を抑圧したその非民主的な態度であります。まず、その責任を私どもは追及せざるを得ないのであります。  さて、本法案の反対の討論を行なうに際し、まず第一に指摘せ……


■ページ上部へ

第43回国会(1962/12/24〜1963/07/06)

第43回国会 衆議院本会議 第37号(1963/06/22、29期、日本社会党)

○河野正君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま上程されました労働大臣大橋武夫君不信任案について、その趣旨を説明せんとするものであります。  まず、その案文を朗読いたします。   本院は、労働大臣大橋武夫君を信任せず。   右決議する。  以下、その理由について説明を申し上げたいと思います。  大橋労働大臣は、つとに内務官僚として行政に参画して以来、そのすぐれたる頭脳と手腕は官民ともにひとしく認めるところであり、また、今日、政治家としてもわれわれの大先達であり、自民党にあっても、なお将来を嘱望せられるきわめて有能の士で、いまここにその不信任案を提出せざるを得ないことは、私としてまことに……

河野正[衆]本会議発言(全期間)
27期-28期-|29期|-30期-31期-35期-37期-38期

■ページ上部へ

委員会発言一覧(衆議院29期)

河野正[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
27期-28期-|29期|-30期-31期-35期-37期-38期
第37回国会(1960/12/05〜1960/12/22)

第37回国会 社会労働委員会 第3号(1960/12/16、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいま大臣からいろいろ今後の方針なり見通しにつきましての適切なごあいさつがあったわけでございますが、その中で、わが国の経済というものが非常に順調に拡大発展を遂げ、そのために雇用情勢というものもだんだん好転しつつある、のみならず需要供給において、経済の発展あるいはまた拡大のために不均衡すら生ずる傾向もある、私はなかなかけっこうなごあいさつと思いますが、しかし、一方におきましては、最近問題になっておりまするアメリカのドル防衛を中心といたしますところの日本の経済あるいはまた雇用関係に対しまして何らかの悲観的な情勢というものも生じてくるのじゃないかというふうな論議がなされております……

第37回国会 社会労働委員会 第5号(1960/12/21、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 先ほど炭鉱離職者に対しまする年末処置に関しますところの決議が行なわれたのであります。それに対しまして政府当局からの若干の所信の表明がございました。私どももその決議の精神にのっとりまして政府当局のすみやかな適切な御処置をお願い申し上げるわけでございます。ところが年末年当もさることながら、この炭鉱離職者に対しまして炭鉱離職者臨時措置法が制定をされた今日まで、いろいろとその炭鉱離職者に対しまする対策が具体的に進められて参ったわけでありますが、しかしその運用の不合理なために、今日までいろいろと立法の精神というものが著しくゆがめられまして、炭鉱地帯の失業問題というものが、かえってますま……


■ページ上部へ

第38回国会(1960/12/26〜1961/06/08)

第38回国会 社会労働委員会 第5号(1961/02/16、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 十九日の一斉休診を中心といたしまして、医療問題、特に国民の医療に関する医療問題もきわめて重大な段階に到達をしたというふうに私は考えておるわけでございます。従って国民もこの問題に対しましてひとしく重大な関心を持って見守っておりましょうし、またわれわれ国会も、この問題を何とかして円満に解決の道を求め、さらには国民の医療に対します不安を除去する、そういう意味で実は私どももこの委員会を開催して、そしてことに医療の立場で重大な立場をとります両医師会長を招致して、いろいろ貴重な意見を聞き、そういう愚見の中からわれわれ国会議員は国会としての使命を達成していこう、こういう重大な使命を持った本……

第38回国会 社会労働委員会 第10号(1961/03/02、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 昨日もちょっと触れた問題でございますけれども、大臣御承知のように、今国民が大きく関心を持っておりまする医療費問題、この問題について実は今いろいろと、適当な言葉かどうかわかりませんけれども、楽屋裏等でその解決のために努力が行なわれているわけであります。しかし、そういう話し合いでこの問題の打開の見通しがつかない場合には、実は日本医師会の方では保険医総辞退ということを決定して、三月一日に実行する予定だったところを三日まで、明日まででございますが、延期をしたというふうな重大な段階に到達をいたしておるわけです。この点について昨日もいろいろとお尋ねをいたしましたが、これに対しまして大臣も……

第38回国会 社会労働委員会 第11号(1961/03/09、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 このたび予防接種法の一部改正によりまして、小児麻痺も予防接種を行ならべき疾病の一つに追加された。このことは、今日きわめておびただしい小児麻痺の罹病者、またこの小児麻痺に基づきまするたくさんの死亡者を出しておる現況から見て、私はきわめてけっこうな法案だと考えまするが、しかしこの法案が立案されまする過程におきましては、いろいろ問題点もたくさんございます。なおまたこの法律が施行されるにあたりましても、私どもが心配いたしまする問題点がなお若干ございます。  そこでまずお尋ねを申し上げておきたいと思いまする点は、この法律が施行されるにあたりまして、これの裏づけとなりまする法律に対します……

第38回国会 社会労働委員会 第17号(1961/03/23、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 私は医療公庫ずばり質問いたしますから、御清聴をお願いいたします。  御承知のように、医療公庫の設立は議会で長年の懸案でございまして、これに対しましては各方面より非常に大きな期待を持って迎えられ、今日まで運用されたわけでございます。あるときは日本医師会と厚生省との冷戦状態を緩和する雪解け的な役割を果たすのだということで、ある意味におきましてはそういうような大きな期待もございました。ところが実際に今日まで運営を願いまして、それぞれ原資十億に対します配分等も決定ないしは内定を見たのでございます。ところが実際には今申し上げましたように、非常に大きな期待を持って見守られてきましたにもか……

第38回国会 社会労働委員会 第19号(1961/03/28、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 このたび提案されました失業保険法の一部改正が、最近における日雇いの賃金の実情にかんがみて、生活の安定をはかる、こういう方針につきまして、私ども全く同感でございますけれども、しかしその内容におきましては、いろいろまた私どもなりの意見がたくさんあるわけです。そこで、そういった日雇いの生活の安定をはかるということが目的でございますけれども、基本的にはやはりそういう失業者をなくすということが当然大きな使命でなければならぬというように私ども考えておるわけでございます。特に私どもが最初に率直な意見を承っておきたいと思いまする点は、今日の池田内閣が考えておりまする貿易の自由化、あるいはまた……

第38回国会 社会労働委員会 第21号(1961/03/30、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 三法案の審議ということでございますけれども、本日は特に精神衛生法の一部を改正する法律案を中心として若干の質疑を行なって参りたいと考えております。  なお冒頭に委員長に要望いたしておきますが、そもそも法律案そのものは大臣の責任において御提案がされておるわけでございますから、事務的な面あるいはまた技術的な面につきましてはそれぞれ事務当局にお尋ねをするといたしましても、一方政治的な問題につきましては、最終的には大臣に御所信を承りたいと考えておりますので、その点はあらかじめ御承知おきを願って私の質疑に入りたいと考えております。  御承知のように、今度の精神衛生法の一部改正に基づきまし……

第38回国会 社会労働委員会 第23号(1961/04/05、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 時間もないようでありますから圧縮してやりますので、答弁の方もよろしく御協力を願います。法律そのものずばり関係することを二、三取り上げまして、締めくくりとして御所見を承りたいと考えます。  まず第一に、午前中の質疑の中にもどうも釈然とせぬところがございますので、一点お尋ねをいたしたいと思います。それはこの精神衛生法では他の施設と違って、第四条の中に「都道府県は、精神病院を設置しなければならない。」こういう方針が示されておるわけです。対照でございます結核予防法の中では、必要があるならば都道府県、市、地方団体は精神病院を設置し、さらには拡充せよ。必要があるならばということなんです。……

第38回国会 社会労働委員会 第24号(1961/04/06、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 最近では結核患者が比較的低所得者階層にだんだんと累積しつつある。こういう現象が生まれてきておるわけですが、従っていわゆる低所得者階層が感染源となって、これが結核対策の進展を大いに阻害しつつある。従ってそういう感染源対策が今度提案されましたが、改正案によって講ぜられる、このことはやはり一つの進歩であるというふうに私は考えます。しかし結核問題が非常に幅が広くしかも非常に複雑な要素を持っているだけ、単に本法の財源上の改正、改善、そのことだけで結核予防対策の万全が期せられるというふうには考えるわけには参らぬ。そこで厚生省としては、抜本的にそういった結核の予防対策をどういう方針で解決し……

第38回国会 社会労働委員会 第27号(1961/04/13、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 さきの委員会におきまして、結核予防法の一部改正につきます各面にわたっての御所見を承りましたが、その中で明らかになりましたように、この結核予防の万全を期していくためには、まず早期に発見するということ、発見したならばその感染源をどう処置していくかということ、さらには予防対策に万全を期していくこと、こういうことが結核を撲滅するきわめて重要な三つの柱であろうというようなことを大体承知できたわけでございます。そこで本日は引き続きまして、その中で特に関係の深い諸点について、若干質疑を続けて参りたいと考えております。  まず第一に、結核の患者を発見して、そういう患者を収容する、その中で一つ……

第38回国会 社会労働委員会 第32号(1961/05/16、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 最近におきまする雇用、失業情勢というものが全般的に見て改善の方向をたどりつつあることは今日いろいろ言われておるところでございますが、一面におきましては、労働力の需給のアンバランスが非常に顕著となって参りまして、地域的に、あるいは産業部門によりましては、かえっていろいろ問題を起こしつつある点も、私は決して否定することのできない事実であろうというふうに考えるわけでございます。言葉を重ねて申し上げますると、目下いわれておりまするところの技術革新の進行に伴いまして、技能労働者がだんだん不足を来たすという事実も起こって参っておるわけでございます。また一方、技能労働者の不足が起こって参っ……

第38回国会 社会労働委員会 第33号(1961/05/17、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 社会保障制度の拡充が、池田内閣の三本の柱の一つでございますことは御承知の通りでございます。その社会保障の中でも、医療保障の占めます分野というものは非常に大きいわけでございまして、そういう意味から三十五年度で一応国民皆保険制度が、形式的には達成されるということになったことは、私どもも同慶の至りでございます。しかし、ここまでくるに際しましては、いろいろな紆余曲折があったようでございます。それにはいろいろな理由があると思います。たとえば厚生省で発表されております二月一日現在での資料によりますと、すでに一〇〇%組織化が達成された地域もかなり多いようでございますけれども、なお鹿児島の二……

第38回国会 社会労働委員会 第34号(1961/05/18、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいまから本委員会に提案に相なっております児童福祉法の一部を改正する法律案につきまして、若干の質疑を行ない、当局の御所見を承って参りたいと考えます。  まず本論に入ります前に、児童福祉法の基本的な考え方に対しまする御所見を承りたいと考えます。児童福祉法の第三早総則の第一条には、児童福祉の理念についての考え方が明記されておりますことは御承知の通りであります。「すべて国民は、児童が心身ともに健やかに生まれ、且つ、育成されるよう努めなければならない。」これが理念の第一でございます。理念の第二といたしましては「すべて児童は、ひとしくその生活を保障され、愛護されなければならない。」こ……

第38回国会 社会労働委員会 第35号(1961/05/19、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 関連して。ただいま五島委員から日雇いの方々の負担増についてのお尋ねがあったわけです。そこで私は、その点に関連をいたしまして一、二の点についてお尋ねを申し上げたいと考えております。  先ほどからいろいろと具体的な例についての質疑が取りかわされておったようでございますが、問題は、当初審議会の答申にもございますように、国庫五割負担ということで進められておりましたのが結局は三割五分ということに落ちついて、数字の点を見まするとやや前進したかのような印象を受けまするけれども、実際には、厚生省の調査によりましても年々歳々日雇い健保関係の被保険者一人当たりの年間医療費というものが増加いたして……

第38回国会 社会労働委員会 第36号(1961/05/23、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 関連して。今までそれぞれの委員から、援護法適用に関しての不合理あるいはまた不均衡等についての質疑が繰り返されたわけですが、私は、時間がございませんから、その点に関連して一つお伺いして、御所見を承っておきたいと考えます。  それは、援護法の適用にあたって、戦時災害による補償または疾病の範囲については通牒が出されておるわけです。これによりますると、マラリア、猩紅熱あるいは腸チフス、こういうような十六種の伝染病が指定されておりまして、そういう伝染病に基づきますところの障害に対しましては援護法適用が行なわれる。ところがマラリアあるいはまたデング熱、こういうようないわゆる風土病に対しま……

第38回国会 社会労働委員会 第41号(1961/06/01、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 本日は、公害について質疑をするということで議題になっておるわけですが、その中で特に私は騒音問題にしぼって若干の質疑を行ない、そうしてそれぞれ関係者の適切な御答弁をお願いを申し上げたいと考えております。  騒音の中には、いわゆる都市騒音あるいはまた今日非常に問題になっております基地の騒音、特にジェット機に関します騒音でございますが、そういう二つの大きな問題があるわけでございます。ところがその中でも特に今日わが国に点在いたしますジェット基地、この騒音というものが人体あるいは家畜、家屋さらには交通、こういう各方面に対しまする悪影響というものが今非常に顕著なものがあるわけでございます……

第38回国会 社会労働委員会 第43号(1961/06/06、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 本案が非常にむずかしい点は憲法二十二条の職業選択の自由と、さらには生活権、所得権の擁護というからみ合わせの点にあろうかというふうに考えるわけであります。そこでやはりこの問題を解決するためには、今までに論議がございましたような、現実を十分直視しつつ、しかもその上に立って合理的にこの問題を処理するということがきわめて適切な点ではなかろうかというふうに考えるわけです。そういう意味から若干の点についてお尋ねを申し上げてみたいと思います。   〔委員長退席、柳谷委員長代理着  その第一は、今まで各委員からいろいろと問題点が指摘されておりまするように、まず私どもが第一に考えなければならぬ……


■ページ上部へ

第39回国会(1961/09/25〜1961/10/31)

第39回国会 社会労働委員会 第3号(1961/10/04、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 実は調達庁長官の方の御希望もあって、本日午前中においでを願うというようなことで委員会にかり出されたのでございますけれども、非常に御出席がおくれて参りましたことは、まことに国政審議の上からも遺憾であったというふうに指摘せざるを得ないのでございます。しかし御出席いただきましたから、実はいろいろと長官に対して具体的な点についてお尋ねを申し上げ、また御所信を承りたいと思いますが、そういう御所信を承る前に、その前提といたしまして、若干の事項について、私は労働省その他政府に対して御所見を承って参りたいと考えております。  本日の労働大臣のごあいさつを承って参りましても、そのごあいさつの中……

第39回国会 社会労働委員会 第7号(1961/10/17、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 実は、今標題の件につきましては、先般の委員会におきまして、若干政府当局の御意見を承って参りました。しかし、さらにいろいろ御意見を承らなければならぬような情勢でもございますので、あわせてお伺いを申し上げたいと思いますし、本日は、特にまた防衛庁長官の御出席もいただいておりますので、長官の貴重な御意見等も一つ承って参りたいと考えております。  御承知のように、今日の政治は、政党政治でございます以上は、責任政治でなければならぬということは、これはもう否定することのできない事実でございます。従って、駐留軍関係の労働問題に限らず、この問題というものが、日本の労働問題という一つの大きな範疇……

第39回国会 社会労働委員会 第11号(1961/10/25、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 今上程されておりまする医師及び歯科医師の免許及び試験の特例に関する法律案につきまして、提案者より、若干御所信を承りたいと思います。  今回の措置によりまして、引き揚げ医師に将来の希望を持たせることができますことは、私どもも全く同感でございます。ただ法律に取り組みまするわれわれの態度として、昨日の委員会におきましても、あん摩師、はり師、きゅう師及び柔道整復師法等の一部改正の中でも、いろいろと意見の交換があったわけでありますが、ただ漫然とこういう法律が次々に改正されるということは、必ずしも法律に取り組む態度としては適当ではなかろうというふうに考えます。そこで引き揚げ医師あるいはま……


■ページ上部へ

第40回国会(1961/12/09〜1962/05/07)

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1961/12/20、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいま齋藤委員からいろいろ御発言がございましたが、そのことと関連をいたしまして、一言、二言お尋ねを申し上げておきたいと思います。  それは、今御発言の内容にございました水戸射撃場の返還問題でございますが、この返還問題が即刻解決するといたしますならば、即東海村の原研の問題も解決いたすわけでございます。ところが、先ほど調達庁からも御報告のございました事故防止対策が完成されるまでは演習訓練を行なわないというような意味のスマート書簡というものが、実は茨城県知事に送られてきたというようなことでございます。ところが、その事故防止対策が完成せられるまでという言葉の中には、私はいろいろな問……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1962/02/01、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 すでに当委員会におきましても、学位問題に対する決議も行なわれておりますし、さらにまた、当局側もこの委員会の決議の方針に沿うて、改善のために鋭意努力する、こういうような御意見の表明がございました。私もそういう方針に沿う中で、若干違った立場の意見もございますので、そういう意見を若干申し述べて、所信を承っておきたいと思います。  もちろん、単位問題の改変というものが、学術の振興に寄与するという大きな目的でなければならぬということは、私どもが今さら申し上げるまでもないと思います。  そこで、まず第一に承っておきたいと思います点は、これは後ほど論議を発展させる意味で非常に参考になります……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1962/02/08、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 三木長官は、さきの長官就任のあいさつにあたりましても、実は次のような抱負を明らかにされておるのでございます。御案内のように科学技術の成果の活用面というものは非常にはなばなしいものがあるけれども、その反面、その振興という面においては広範な知識と豊富な想像力、緻密な計画と強靱な忍耐力を必要とし、しかもすぐには効果は現われない、こういったきわめてじみな仕事である、こういう点を指摘せられております。しかしながら、さればといって、この仕事は、国の将来の繁栄に非常に重大な影響力を及ぼすということは論を待たざる点でございます。しかも、さきの委員会におきましても、あらためて長官はいろいろと所……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第10号(1962/02/28、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいままでいろいろと各委員から宇宙開発のあり方についての質疑が行なわれたわけであります。特にその中でもこの平和利用についての意見が非常に多かったと思います。私も、そういう平和利用ということを強く考えて参りますと、特に宇宙は人類共有の場であるという考え方に立たなければならぬというふうに考えるわけです。従って、その所有、あるいはまた運用というものも、特定の国だけが、たとえばアメリカとかソ連とか、そういう特定の国だけが独占すべきではない。平和利用という基本的な考え方に立ちますと、特定の国だけが独占すべきではない。従って、この宇宙開発に関しましては、運用にいたしましても、全地球人と……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第15号(1962/03/22、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 私は、科学技術の振興なりあるいはまた科学技術の開発なり、そういう面におきまする政府の指導性というような点について若干お尋ねを申し上げてみたいと考えます。  と申し上げますのは、先ほどから山口委員もいろいろ原子力行政のあり方等についてお触れでございますが、科学技術に対しまする政府の指導性いかんによりましては、非常に重大な問題も起こってくる可能性もございます。のみならず、この指導性いかんによって科学技術の振興なり開発というものが非常に促進されることもあります。あるいはまた、その指導性というものが適切でないために、この開発なり振興が阻害されるというような面もあろうかと思います。そう……

第40回国会 社会労働委員会 第3号(1962/02/07、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいままで島本委員からせっかく熱心な御論議が行なわれたのでございますけれども、そういう質問に対しまする政府当局の答弁では、私どもは満足できぬというふうに考えるわけです。と申し上げますのは、なるほど政府当局はもっともらしい御答弁でございますけれども、たとえば、騒音対策一つを取り上げてみましても明らかでございますように、先ほど沼尻不動産部長の発言によりますると、F104についてはこうだ、こういう意思の御表明がございました。ところが、御承知のように、現在の騒音対策だけでは、大体消音度というものは三十フォン程度だ、こういうふうにいわれておるわけです。そういたしますと、今後飛行機の機……

第40回国会 社会労働委員会 第8号(1962/02/20、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 私は、労働の県本政策について若干の質問を行ないたいわけでございますが、本論に入るに際しまして、一応労働大臣が示されました所信表明の中の基本方針について、あらためて御所見を承っておきたいと考えます。  御承知のように、この第四十回国会の開会にあたって、福永労働大臣は、その所信表明の中で、完全雇用の達成と労働条件の向上という近代国家における労働政策の基本的目標を達成するため、積極的施策を展開していきたい、それについては、第一には、労働力の流動化と技能労働者の確保を中心とした積極的雇用対策の推進、第二には、労働条件の向上あるいは労働条件格差の是正あるいは労働者福祉の増進、第三点とい……

第40回国会 社会労働委員会 第13号(1962/03/06、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 過ぐる二十日の当委員会において、板付米軍基地におきまする諸機関の三十名の解雇問題というものがきわめて憂慮すべき事態でございました。そこで、私はそういう点に対しまする政府の善処方を強く要望し、また政府当局においても、この問題に対しまする善処を確約されたわけであります。ところが、新聞の報道するところによりますると、県側が解雇は好ましくないという態度をとったため、米第五空軍を通じて調達庁に、県が米軍の方針に従わない、従って、知事の同意を三月一日中にももらわなければ三月三十一日にこの予告が発効できない、そういうことでまあ調達庁に強く働きかけ、そうして三月一日の夜に、その審を受けて調道……

第40回国会 社会労働委員会 第15号(1962/03/08、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 医療金融公庫については、すでに当委員会におきましても若干の質疑が行なわれております。従いまして、私はそういう点と重複しないように十分留意をしてお尋ね申し上げたいと思いますので、そういう点も御含みの上、一つ的確な御答弁を前もってお願い申し上げたいと思います。  そこで私は、基本的な点と具体的な点と二つに分けて、若干の質疑を行なってみたいと思います。御承知のようにわが国におきまする医療保障政策というものは、一つには国民皆保険政策の推進、一方におきましては医療保険制度の強化拡充、こういう二面にわたりまする重点政策によって、医療保障政策というものを推進していこう、こういう方針が貫かれ……

第40回国会 社会労働委員会 第18号(1962/03/15、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 大臣御承知のように、医療給付の内容については、医療給付の内容がいいとか悪いとか、こういう優劣はございますけれども、一応国保財政がだんだん好転するようなきざしにあったわけです。ところがそれは大体三十五年度までで、三十六年度よりは、特に昨年二回にわたりまする医療費の改定等もございますが、そういうものも手伝って、好転しつつあった国保財政が、今度はまただんだんと窮迫を告げてくる、こういう情勢に変化をいたして参ったのであります。従いましてそういうものの解決のために、特別療養給付費の補助金制度とか、あるいは国庫負担率が今度二割五分、こういうような引き上げ等が行なわれるようになったわけでご……

第40回国会 社会労働委員会 第19号(1962/03/20、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 さきにそれぞれ関係委員から、駐留軍労務者の基本的な面についての質疑が行なわれたわけでございます。私は主として諸機関労働者の点にしぼって所見を申し述べて、政府の御見解をお伺い申し上げたいと考えます。特に昨年の十二月一日付で、今までの直接雇用が政府雇用に切りかえられた、こういう一つの制度の改変があったことは御案内の通りであります。そういう制度の改変があったわけでございますから、それぞれ雇用主の立場にございまする調達庁あるいは府県渉外管理事務所、こういうような雇用主としての立場というものも、制度の改変に伴って当然体制というものが確立されなければならぬということは、これは否定すること……

第40回国会 社会労働委員会 第25号(1962/04/04、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 駐留軍の労働者の問題に対します質疑について、貴重な長い時間が費やされたわけでございます。そういう質疑、論議を集約いたしまして、この後には委員長が当委員会を代表して、決議的な意思表示を行なっていただくことになっておるわけでございますが、その中で示されます五つの項目を表明願う前に、私はぜひとも一つ、防衛庁長官もそこにおられますけれども、調達庁長官等の認識を改めていただかなければならぬ点がございますので、そういう点について簡単に意見の開陳を行なって、所信を表明願っておきたいと思います。  と申し上げますのは、決議的な意思表示をされる中で約五項目ございますけれども、この五項目のいずれ……

第40回国会 社会労働委員会 第27号(1962/04/11、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 戦争の傷あとというものを一日も早く回復せしめ、さらには終戦処理をすみやかに達成していくということは、今日私ども日本国民に与えられました大きな責務であろうというふうに考えるわけでございます。そういう意味で実は本日の午前から戦傷病者あるいは戦没者遺族等援護法改正をめぐりましての質疑が繰り返されたわけでございますが、なるほどその改正の趣旨は法案でも述べられておりますように、最近の経済情勢にかんがみてそれぞれの時宜に応ずる改善を行なうのだ。このこと自体は私も一つの進歩だろうと考えます。しかしながら、そうであるからといって、今回の改正で終戦処理の諸懸案を解決することができるということで……

第40回国会 社会労働委員会 第33号(1962/04/25、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 今日経済成長という社会経済の過程の中でございますから、従って今日の医療費というものを、そういう過程に適応した適正な、合理的な医療費として算定していくということは、私は基本的には正しいのでなかろうかというふうに考えます。ただ問題は、しからばそれをどういう方法によって、どういうルールによって達成をしていくか、こういう点を私はきわめて重要だと考えております。しかし、今日いろいろ巷間伝うるところによりますと、支払い側と療養担当者でございます医師会側との間に意見の食い違いもあるようでございますが、そういう意見の食い違いというものも、今申し上げましたように、どういうルールによってやってい……

第40回国会 社会労働委員会 第34号(1962/04/26、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 ここ数回医療費の臨時報酬調査会に関しまする審議が続行されたわけでございますが、この審議の状態を静かに承って参りまして、私どもはすっきりいたさない点が多々あるわけであります。もちろん、今日経済が大きく成長する過程の中でございますから、そういう経済情勢の中で合理的な、適正な医療費を決定するという努力をいたしていくということについては、私どもも否定するのではございません。しかしながら、要はどういう形でそういうような適正な、あるいは合理的な医療費を決定するかという方法論が、今日いろいろと論議されておる状態だと考えるわけです。ところが、どうもここ数回に及びまする審議の状態を静かに承って……

第40回国会 社会労働委員会 第35号(1962/04/27、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 予定より時間が大幅に短縮されましたので、私の方も簡明率直にお伺いいたしますから、当局側も簡明率直にお答えを願って、能率的に議事の進行をはかっていただきたいことをあらかじめ申し上げておきます。  今日まで労働大臣は、しばしば、労働組合の健全な育成について、当委員会におきましてもいろいろと所見の開陳を願ったわけです。この労働組合の健全な育成に関しましては、労使間で自主的に育成をはかっていく問題もございますし、さらには、行政指導によってその間の育成をはかっていくという一つの方法もあろうかと考えております。特に労働大臣は、今日まで、当委員会におきましても、今秋が御指摘申し上げました後……

第40回国会 社会労働委員会 第38号(1962/08/03、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 今まで、いろいろ長い時間論議がございましたが、そういう論議と重複しない、しかも重要な点で若干触れてみたいと考えます。  その第一は、今までの論議を聞いておりますと、大体コレラが発生をして、その後の対策なり、あるいはその後の責任のとり方なり、そういう点について主として触れられたと思う。そのこともきわめて重要です。しかし、最も重要視しなければならぬ問題は、ことしの初春におきましても、実は数百万のインフルエンザの罹患者が出て参りました。昨年、一昨年は、御承知のように莫大な小児麻痺患者が発生をいたして参りました。このように毎年毎年日本においては伝染病が発生し、非常に大きな打撃を人命の……

第40回国会 内閣委員会 第11号(1962/03/01、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 関連。どうも私ども、今の調達庁長官の御答弁を聞いておって黙っておられないわけです。と申しますのは、どういう意図でおっしゃっているのかわからぬけれども、今楢崎委員が取り上げているのは、二十七日の時点において、市道を変更するという市議会の議案をめぐっての問題として、この委員会で提起しているわけです。従って、楢崎君がいろいろ申し上げているのは、今申し上げた市道と県道とが合わせて一本になっておる道路の問題です。そこで、長官がはっきり、市道も県道も廃止してもらうのです、こういうふうに男らしくおっしゃるなら話はわかるのです。ところが、市道は廃止するけれども、県道については補修するという話……


■ページ上部へ

第41回国会(1962/08/04〜1962/09/02)

第41回国会 社会労働委員会 第4号(1962/08/23、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 今若干、改正の趣旨について御所見を承ったのでございますが、それではもう少し突っ込んでこの際お伺いをいたしておきたいと思います点は、「この法律で管理栄養士とは、前項に視定する」、前項とは、「栄養士の名称を用いて栄養の指導に従事することを業とする」ということだと思いますが、「前項に規定する業務であって複雑又は困難なものを行なう適格性を有する者として登録された栄養士」を管理栄養士というということだと思いますが、それでは具体的に、「複雑又は困難」な指導というものは一体どういうことをおさし願っておるのか、この辺も一つ聞かしていただきたい。

第41回国会 社会労働委員会 第5号(1962/08/28、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 すでに今度のコレラ問題につきましての論議はいろいろ行なわれましたので、しかも時間もないということでございますから、私は検疫行政、防疫行政そのものずばりに対しまして、二、三点にしぼって所信をお伺い申し上げたい、かように考えます。  その第一は、御承知のように本年は初頭において流感、インフルエンザが非常にものすごい勢いで浸淫をいたして参りました。国内でも六百万人から八百万人の罹患者が出たといわれておりますが、そういうようにまことにゆゆしい状態というものが生まれて参りました。昨年は、御承知のようにこれまたポリオ、小児麻痺ということでものすごい罹患者を出すとともに、またとうとい犠牲者……

第41回国会 社会労働委員会 第7号(1962/08/30、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 午前中来の論議の中で、いろいろと平面的にはかなり論議が展開されたと私は思いますけれども、しかし次の国会ではこの麻薬に関します法律の改正なり、あるいはまた法改正に伴います予算審議なり、そういう点がいろいろと検討されるということでございますので、私はそういう検討にできるだけ役立つような貴重な意見を、それぞれの参考人の方々から承って参りたい、かように存ずるのでございます。  と申しますのは、なるほど今までの論議の中で、麻薬中毒者に対します施設をたくさんつくれ、あるいは麻薬相談員の強化をはかれ、またバイ人あるいはその他に対します犯罪につきましては重罰をもって当たれ、こういうような御意……

第41回国会 社会労働委員会 第9号(1962/09/03、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 今日、形式的ではありますけれども、国民皆保険制度が達成をされて参りまして、そうして医療保障という問題が大きく爼上に上って参ったわけでございます。ところが今日まで、医学、医術の進歩と医療保障の前進をはばんで参りましたたくさんな問題点がなお幾多残っておるわけでございます。たとえば診療報酬の問題、あるいは一物二価といわれます甲乙二表制度の問題、こういうように具体的にたくさんの問題が残っておるわけでございまして、従いまして、先ほど申し上げましたように、医学、医術の進歩に見合いまする医療保障を確立して参る、そのためには今申し上げましたような諸問題を早急に解決して参らなければならぬという……

第41回国会 社会労働委員会 第12号(1962/11/10、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 私は、今日いろいろ問題を提起いたしておりますたとえば給与体系の問題、あるいはまた賃上げの問題、そういういろいろな権利闘争を中心として展開されておりまする駐留軍基地の諸問題につきまして、若干御質問を申し上げたいと考えております。  そこで、まず第一番に取り上げてみたいと思いまする点は、御承知のように、福岡の板付基地におきまして、燃料補給所でございますが、POLにおいて七名の解雇の通告が行なわれたわけでございますが、もちろん解雇そのこともきわめて重大でございますけれども、私どもは、この解雇というものは単純な解雇ではない、本質的に、その背景におきましては非常に重大な面を内包をしてお……

第41回国会 社会労働委員会 第13号(1962/12/07、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 本日は、政府機関に所属いたします公社、公団、公庫、こういう機関の労使関係につきまして、若干お尋ねを申し上げてみたいと考えております。  御案内のように、この機関は建設省、農林省、あるいはまた文部省、厚生省、各機関にまたがります公社、公団、公庫でございまして、従って従業員の数は三万程度でございますけれども、しかし、行政上及ぼします役割というものは、私は非常に甚大なものがあろうかと考えております。ところが、まことに残念なことでございますけれども、そういうような公社、公団、公庫等におきます労使関係というものは、必ずしも明確に確立されておらない。そのために、実はいたずらに労使間に不必……


■ページ上部へ

第43回国会(1962/12/24〜1963/07/06)

第43回国会 社会労働委員会 第3号(1963/01/31、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 本日は、先日労働大臣より新年度におきまする労働行政の基本的な方針が示されましたので、いずれ各論につきましては別の機会に譲るわけでございますけれども、昨日の基本方針に関しまして若干疑義をただし、さらに労働行政の基本的な方針に対します御所信を重ねてお伺いを申し上げたいと思います。そこで大臣の所信表明に応じて逐次質問を重ねて参りたいと考えます。  政府は今日までしばしば、わが国経済が長期にわたる安定成長を目ざして前進するための基礎固めの年である、こういうふうに主張をされて参ったわけでございます。もちろん私どもがお尋ねを申し上げたいと考えまする労働政策というものも、日本の経済の諸施策……

第43回国会 社会労働委員会 第5号(1963/02/06、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 関連。公害防止についてのいろいろな要望というものが述べられておるのですが、この公害を防止するために諸施策を強力に遂行していかなければならないことは当然のことでございますが、同時に、その前提として、あらゆる角度から調査、研究というものが必要であるということは、当然考えられることです。その際に、私どもは、今日いろいろ承知しておる範囲におきましては、その調査、研究という点につきましても消極的な態度が見受けられる。私は、諸施策を遂行するその前提としては、そのための調査、研究というものは必要でございますし、その際にやはり衆知というものを集めなければならぬ。いろいろな協力者があるならば、……

第43回国会 社会労働委員会 第6号(1963/02/07、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 国民の健康管理という問題は、きわめて重大な問題でございます。そういう意味で、本日具体的な問題について若干お尋ねをし、さらにまた御所信を承って参りたい、かように存ずるのでございますが、その前提として、若干保健所の活動あるいはまた強化対策等々につきましても、この際あわせてお伺いをいたして参りたい、かように考えるわけです。  先般発表されました昭和三十七年度の厚生白書を通覧いたしましても明らかでございますように、その中におきまして、厚生大臣は、特に最近におきまするわが国の著しい経済発展と国民一般の生活水準の向上、と同時に、今度人口革命というような言葉を使っておられますが、そのような……

第43回国会 社会労働委員会 第8号(1963/02/13、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 関連して。今吉村委員からいろいろと無医地区の解消、ないし、さらには僻地医療機関についての御質問があったのですが、いろいろ御努力願っている点につきましては私どもも敬意を表しますけれども、その際、私どもがさらに今後御善処をお願い申したい点の中に――この僻地あるいはまた無医地区の問題につきましては、いろいろ御答弁をなさった方向で若干解消する点があろうと思います。ところが、もっと深刻な問題は離島の医療の確保、この問題はきわめて深刻だと思う。もちろん、今日までいろいろと助成政策が用いられております。ところが、私どもがこいねがいますることは、なるほど離島におきます医療対策については国の助……

第43回国会 社会労働委員会 第14号(1963/02/27、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 本日は、医療費をめぐりまする一、二の点について、お伺いを申し上げてみたいと考えております。  その第一は、大臣もすでに御承知のように、医療報酬調査会設置法の今回の国会提案を見合わせられましたことは、先般の委員会におきましても御報告をせられた通りでございます。ところが、昨日来の新聞を見て参りましても明らかでございますように、この調査会法の生みの親とも称すべき社会保障制度審議会――実は医療報酬調査会設置法は、医療問題の解決策として政府が特に社会保障制度審議会に立案を依頼したものである。しかも閣議で決定をし、三十六年の三月には国会に提案をしながら、政治情勢の変化ということを理由にし……

第43回国会 社会労働委員会 第18号(1963/03/07、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 医療金融公庫の設立せられました目的は、御案内のように私立、個人の医療機関の設置あるいはその機能の向上に必要な長期でしかも低利の資金を融通する。特に一般の金融機関のベースに乗らないようなケース、一般の金融機関が融通することを困難とするケース、そういうケースに対して特に資金的な配慮をしようというのが、医療金融公庫の設立せられました主目的であることは御承知の通りでございます。そこで私はそういう医療金融公庫が設立されました主たる使命あるいは目的に沿うて、今の公庫そのものが運営されておるかどうか、そういうような医療金融公庫の基本的なあり方について、若干お尋ねを申し上げてみたいと考えてお……

第43回国会 社会労働委員会 第19号(1963/03/12、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 御承知のように、今審議が行なわれておりまする雇用促進事業団法の一部改正を行ないまする趣旨というものが、各国におきまする貿易自由化の大勢に即応し、わが国経済の一そうの伸展をはかるために、鉱業、特に金属鉱業における体質改善というものを行なう必要性が非常に緊要になった、しかもその体質改善の過程の中で出て参りまする離職者に対してそれぞれ各般の施策というものを講じていこう、それがこの雇用促進事業団法の改正の趣旨であるわけでございます。ところが、労働省が先月の二十三日に発表いたしました昨年一年間の賃金、あるいは労働時間、さらには雇用の動きにつきます調査結果というものを見て参りますと、もち……

第43回国会 社会労働委員会 第23号(1963/03/26、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 今回の法律によりまして、それぞれ戦没者の妻、あるいは準軍属の遺族等とありまして、新しく恩典の制度があるわけであります。そこで私は時間もございませんから、一言だけお伺いをしておきたいと思います。  御承知のように、三十四年に施行されました未帰還者に関する特別措置法によりまして、生存の期待を持てない未帰還者について、そういう方たちにつきましては厚生大臣、実際には委任を受けました都道府県知事ということになりますけれども、厚生大臣が死亡宣告を請求いたしまして、そうして裁判所が死亡を確定する。それから実はそれぞれ戦没者の妻に対しまする給付金の問題も解決するのでございますし、さらに今度行……

第43回国会 社会労働委員会 第28号(1963/05/14、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 労働災害防止法に対しまして若干の質疑を行ないたいと思いますが、まず、この防止法の質疑に入ります前に一言お尋ねを申し上げたいと思います点は、御承知のように、今日まで労働災害の防止に関しましては労働基準法が制定されておって、労働者の安全衛生につきましては当然努力がなされてまいったはずであります。しかるに、ここにあらためて労働災害防止法が上程されまして、従来の労働基準法と相まって、総合的かつ計画的な労働災害防止対策を講じていこう、こういうことに相なったわけであります。しかし、卑近な一、二の例を取り上げてみましても明らかでありますように、たとえば銀座のビル工事場から鉄のパイプが落ちて……

第43回国会 社会労働委員会 第29号(1963/05/15、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 麻薬取締法の一部改正について若干質疑を行ないたいと思うのでございますが、本論に入ります前に、私は今回の麻薬取締法の一部改正の提案に際しまする政府側の姿勢と申しますか、心がまえと申しますか、そういう点につきまして若干御所信のほどをお聞かせいただきたいと思うわけでございます。と申し上げますのは、今日までも麻薬取締法は実施されてまいったわけでございますが、しかしこの法のもとでは、麻薬事犯に関しまする取り締まりというものがなかなか思うようにできないというところから、そういう取り締まり法というものを強化しようという観点に立って、今回の取り締まり法一部改正が提案をされたというように承知を……

第43回国会 社会労働委員会 第44号(1963/06/12、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 今日まで老人福祉の問題につきまして、わが党の田邉委員のほうからきわめて具体的な、しかもうんちくを傾けた質疑が行なわれてまいりました。時間もございませんけれども、私も、角度を変えまして老人福祉に対しまする若干の質疑を行なってまいりたいと思います。  御承知のように、老人問題に対しまする戦後の特殊事情といたしまして、いろいろ問題点はございますが、その一つは、経済的な事情でございまするインフレーションの問題がございます。それからさらには、家族制度の変革の問題がある。戦後家族制度が廃止されて、老人の扶養に対する考え方というものが非常に変わってきた。第三には、新旧思想の対立、さらに問題……

第43回国会 社会労働委員会 第46号(1963/07/04、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議了されました薬事法の一部を改正する法律案に対しまする附帯決議の提案をいたします。  まず、案文を朗読いたします。   政府はこの法律の施行に当り左記事項につき留意すること。  一、対象が特定され且つ営利を目的とせざる法人・団体等については、適正配置につき弾力的な運用をはかること。  二、中央・地方の薬事審議会に消費者代表をいれること。 以上であります。  何とぞ御賛同あらんことをお願いします。


河野正[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
27期-28期-|29期|-30期-31期-35期-37期-38期

■ページ上部へ

各種会議発言一覧(衆議院29期)

河野正[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
27期-28期-|29期|-30期-31期-35期-37期-38期
第38回国会(1960/12/26〜1961/06/08)

第38回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1961/02/27、29期、日本社会党)

○河野(正)分科員 終戦処理につきましては、その中身にいろいろな問題がたくさんあると思います。目下問題になっておりまするいわゆる韓国の在外資産というような問題もそうでございましょうが、本日はそういった経済的な問題でなくて、むしろ人道上の立場から、そういう終戦処理と関連をいたしまして、若干質疑を行なってみたいと考えております。日本といたしましては、この戦争に対します総反省と申しまするか、そういう立場からも、そういう問題は経済的であろうと、人道的な問題であろうと、いずれにいたしても、早急に解決する一つの大きな義務が課せられている。そういう建前から、実はさっきも私が申し上げまするように、人道的な面を……

第38回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1961/03/01、29期、日本社会党)

○河野(正)分科員 大臣御承知のように、過ぐる十九日には医師会の全国一斉休診が行なわれた。ところがその後いろいろ自民党は自民党なりの御努力を続けられておるようでございますし、大臣はこの点いろいろと御努力されつつあると思いますけれども、しかしなお今日解決の見通しが立たず、しかも日本医師会におきましては、いよいよあと四日後の五日には、さらに全国一斉に休診を行なう、こういう宣言もいたしておるようでございます。この一斉休診という問題が、いかに国民にとって医療を通じて大きな関心を呼び起こして参ったかということは大臣もすでに御承知の通りでございます。  そこで、まず本論に入る前に、この十九日行なわれました……


■ページ上部へ

第40回国会(1961/12/09〜1962/05/07)

第40回国会 予算委員会第一分科会 第7号(1962/02/26、29期、日本社会党)

○河野(正)分科員 私は、基地、特にアメリカ軍さらには自衛隊、そういう基地の産業経済あるいはまた文化、教育、さらには個々の人体、生体、こういう各面に及ぼします影響がきわめて重大でもございますので、この問題につきましては、今日までいろんな角度から、あらゆる問題を取り上げて論及された問題ではございますけれども、しかしながら基地はますます拡大される、あるいはまた施設というものが、たとえばジェット機におきましてもさようでございますけれども、だんだんと性能が向上する、そういうことのために、今申し上げましたような基地があることに基づく、産業経済さらには文化、教育、さらには人体、生体、そういうものに及ぼしま……

第40回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1962/02/20、29期、日本社会党)

○河野(正)分科員 御承知のように終戦処理につきましては、目下国会の中におきましても、ガリオア、エロアあるいは特別円の問題、さらには日韓問題、こういうようにたくさんございますけれども、私は主としてそういう経済的な外交問題ではなくて、人道的な問題の面から若干質問を申し上げまして、大臣その他関係者の方々の御所見を承って参りたいと考えております。  この人道的な問題にもいろいろございます。もちろん中国におきます戦犯者がまだ残っておられるような現況もございますし、さらには遺骨の問題等もございます。ところが私はここで一言冒頭に御指摘を申し上げておきたいと思います点は、昨年の当委員会におきましても若干触れ……


■ページ上部へ

第43回国会(1962/12/24〜1963/07/06)

第43回国会 社会労働委員会麻薬対策小委員会 第1号(1963/02/05、29期、日本社会党)

○河野(正)小委員 考え方として、小林先生からお話がありましたけれども、金で解決するという考え方がよろしくない、これが小林先生の言われる本旨だろうと思いますし、私もそう思う。たとえば麻薬中毒者の場合でも、今度の法律では漸減療法ができるようになりますけれども、漸減療法ということがいいか悪いかということは、学者の問では異論があると思う。私は漸減療法は反対だ。それですから、中毒者の治療に対してもそういう強い意見がある、そういうことの方が今後防止する意味においては非常に効果があるという考え方が、学者の中でもあるわけです。それですから、そういう犯罪というものは営利を中心としてやられるわけです。だから金で……

第43回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1963/02/19、29期、日本社会党)

○河野(正)分科員 御承知のように戦後十八年の歳月を経て参りましたし、さらにまた講和が発効いたしましても十年以上の歳月を経過をいたしたわけでございます。そこで私どもは、そういったもろもろの戦争の爪あとを払拭するために努力しなければなりませんし、その努力というものが私ども日本国民に与えられましたきわめて重要な責任ではなかろうかというふうに考えるわけでございます。  そこでそういう終戦処理につきましては、今いろいろと御論議願いましたような日韓会談の問題もございましょうし、その他中国あるいはソ連等に関しまする国交回復また幾多その他の問題もございましょう。私はきょうは角度を変えまして、人道的な立場から……

第43回国会 予算委員会第二分科会 第6号(1963/02/22、29期、日本社会党)

○河野(正)分科員 本日の分科会におきましては、都市公害について御質問をいたしたいと思いますが、一口に都市公害と申しましても範囲はいろいろと広いので、時間の制約等もございますので、きょうは、今社会的に大きく問題になっておりまするスモッグの問題に限局して若干お伺いを申し上げたいと考えております。  御案内のように、スモッグといえばロンドン、こういうような表現でございましたけれども、今日ではむしろ世界的には東京スモッグが重大な問題となっているというような状況でございます。このスモッグは気象学的に煙霧であるわけでございますが、第二次産業、特に重化学工業の集中というものがスモッグの発生の原因となってお……



河野正[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
27期-28期-|29期|-30期-31期-35期-37期-38期

■ページ上部へ

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

河野正[衆]在籍期 : 27期-28期-|29期|-30期-31期-35期-37期-38期
河野正[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

 29期在籍の他の議員はこちら→29期衆議院議員(五十音順) 29期衆議院議員(選挙区順) 29期衆議院統計



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。