このページでは日野吉夫衆議院議員の29期(1960/11/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は29期国会活動統計で確認できます。
○日野委員 今、基本問題の論議にだいぶ入ったようですから、大臣に簡単に基本問題を明らかにしていただきたいと思います。 今、いろいろ中島君から話がありましたように、何といっても、池田内閣の所得倍増計画に基づく第一着手が公共投資であり、その公共投資の第一の目標が道路整備ということになると、結局建設大臣は池田内閣の所得倍増政策のトップ・バッターに立っておる。こういう観点に立って、大臣は所得倍増計画と道路計画、これに対する基本的な態度を一つ明確にしておく必要があるのじゃないか。中島君も言っておるように、前道路五カ年計画というのがあったはずです。一兆幾らの予算をもって、これが三カ年行なわれて、その間に……
○日野委員 過般の質問に引き続いてお伺いしたいのですが、何かこの間のお話では広域経済の促進法を調査費をちゃんとつけて、建設省でも出す、自治省でも出す、通産省でも出すというようなことになっておるのですが、建設省でもやはり法案を出すお考えですか。
【次の発言】 きのうあたり、何か自治省からやはりこの種の法案が出て、建設省と了解がついたんだから審議を進めてくれというので、議運にかかっているようです。何かそのことで話し合いでもあったのですか、その点。
【次の発言】 過般の大臣に伺った生産の伸びる地域、伸びない地域、そして今後の困難な開発計画が四大地帯以外に設定されなければならない。これは膨大な土地を要……
○日野委員 大臣の今の説明で、熱意を持っておられることはわかるのですが、この熱意を、日本の政策のうちで一番立ちおくれている住宅政策に注いでもらいたい。こういう観点から、二、三点聞きたいのです。 大体、道路の問題については、過般ワトキンス報告という、何だか信じられないほど悪い道路があるというような、なぞのようなあれを言っておるのですが、もし、外国から住宅視察団が来て、日本の住宅を視察したらどういう報告書を書くだろうか。まことに惨たんたる住宅の事情に対処するために、大臣はどういう考えを持っているのか。道路問題については、所得倍増計画との結びつきがやや、はっきりなっているが、住宅政策については、ど……
○日野委員 ただいま、政務次官から争議の経過の説明があり、建設大臣から訓示をして効果があった、こう言われておるので、どういう訓示がされたか、それはあとで触れてもらおうと思います。
建設次官の、争議の起こった原因究明についての認識は、今ここで報告されたように、前回来要求していたことが通らなかった、今、当面提出している要求がおくれておる、こういう事情だけと考えているのか。今度の争議の原因は、それ以外にもあるのか。そこらの認識を持っておられるか。それを伺っておきたいと思います。
【次の発言】 大事な公共事業の遂行者であること、中には、かなり強い労働をやっておる者もある。こういう事情の中で、今、建設……
○日野委員 今いろいろの質問が出たのでありますが、地元関係の人から出ておるというふうに受け取られる危険があるのです。これは、大臣御承知の通り、この法律のできる経過は詳しく説明する要はないのですが、四百三十名の議員立法で、その中に建設大臣が入っておりますよ。もし入ってなかったとすれば、大臣か政務次官で、これは全員の議員立法といってもいいはずであります。しかも、六年間の歳月を費やして通過した立法でありまして、この間に、技術的にも経済的にも可能だと、あらゆる角度から検討を加えられて通過したはずであります。しかも、中央道の場合は、土地買収費などは、国有地が非常に多い。こういうような関係も明らかになって……
○日野委員 大臣は塗すぐ来ますか。――それでは、政務次官に伺っておきます。あまりお見えでないようですから、よく経過がわからないかと思いますが、一応見解を何っておいて、そのうち大臣が来たら、また聞くことにします。 まず、政務次官に伺いたいことは、これは非常に重大な法律で、二日間にわたって論議がされましたけれども、問題点が非常に多い。総じてこの法律は、一体どっちを向いているのか。前向きになってやっていくというのは池田さんのしばしばのあれだが、この法律はどうもうしろ向きのようです。土地収用法の趣旨は、私権とそれから国家権利、これの激突を調整するために従来役立ってきた。そういう使命を持っている法律な……
○日野委員 まず、高根先生から順次お伺いいたしたいと思います。 この法律で緊急裁決がやられますと、一定の補償を立てて、ほかの異議やそうしたものをすることとかかわりなくどんどん進行いたしますことが、あとになって利子を付して清算をするような規定もありまするが、結局原状回復が不可能になる。先生の御指摘の通り、憲法七十六条では二項において、「特別裁判所は、これを設置することができない。行政機関は、終審として裁判を行ふことができない。」という規定があるのでございますが、結局原状回復ができないということになれば、建設大臣が最終決定をした、こういうことになるので、憲法上こういう法律の制定は許されない。財産……
○日野委員 大体同僚議員からみな触れられておりますので、私は簡単に伺いたいと思うのです。 いずれも水源地の知事さん力で、そして池田内閣の所得倍増計画には縁の遠い地域の知事さんでございますが、まことに不安にかられておる状態もわかるのでございます。ただやはり、この計画は治水と利水の両面にわたって一貫した合理的開発利用が規定されなければならぬのですが、この法律はどうしても利水の点に重点が置かれておる。水源の涵養の点が十分にうたわれていないということは、過般来の審議の経過から見てみんな一致したところでございますので、その点については、いろいろこの法の体系からも考えておるのでございます。 長野の知事……
○日野委員 企画庁長官に簡単に伺いたいと思うのです。だいぶ審議も終末に近づいたので、いろいろの点でみんな触れられておりますから、一つ大臣のホーム・グラウンドで気楽に御答弁を願いたい、こう思うのです。 この法律は、御承知のように前国会でだいぶ論議をされて、問題点は明らかになった。法律の審議の経過は多分御存じだろうと思うのです。そこで、この法律を今国会にそのまま出してきたことが、私少しおかしいのじゃないかと思う。もっと手を加えて、時代の要求にこたえる。しかも、あの当時と急速に経済情勢が変わっているわけです。新しい長官は、閣議で総理大臣といろいろ意見の対立をしてまでも日本経済に真剣に取り組んでおら……
○日野委員 関連です。この法律の目的からいえば、反対する根拠はありません。大へんにいい一つのねらいを持った法律であることは異論がないのでありますが、この法律の体裁を見ると、今の答弁でも明らかな通り、住宅地区改良法にならった一つの例のように見えます。この内容からいうと、やはり土地の所有権、占有権に大きな制約を加えている点がかなり重要になって参りまするから、過般のここで審議した公共用地取得法のような内容を持っているわけです。もしそうだとするならば、もう少し区域指定の事前手続がこまかに規定さるべきでなかったかと思いますが、その点どうか。これで十分だとお考えですか。公共用地取得法の地域指定の場合は、か……
○日野委員 関連。僕仙台ですが、損害償賠の訴訟の問題の経緯は田中さんの言われる通りです。ただ、今の管理者が作った照明施設、そうしたものには管理の義務がある、こういう解釈のようですが、今仙台でこういう実例があるのです。防犯上あるいは危険防止の建前から、都市計画で作った街路灯に、町内会等が見るに忍びなくて、管理者がやらぬから照明灯をつけているのです。水銀灯などをつけてこの施設を市に寄付した。市はこの寄付を採納したということになれば、これは管理者が作ったものじゃないけれども、管理は当然市の責任になるとわれわれは解するのだが、それは今の道路法の二条二項、それをも含む管理者が施設したものだけという今の大……
○日野委員 私もすぐ飛んで行って災害地を見て、意外にこの災害の程度のひどいのに驚いて参っているわけであります。そこで、調査の資料等も、五月二日のものとか、五月四日、七日というふうにいろいろ持っております。被害の額がだんだんふえてきています。今、宮城県の知事の説明を聞いても、これが最終のものじゃない、もっと詳細な調査をすればふえるだろう、こう言っておられるので、調査が非常に困難な事情はよくわかるのです。今まで災害をわれわれもいろいろやりましたけれども、地震の災害対策は今度初めてなんで、そういう点から、困難な事情はわかりますし、小範囲であるということと、被害総額から見ると小さいようですけれども、こ……
○日野吉夫君 気象庁の長官にちょっと伺いたいのですが、今復旧についていろいろ協議をしておるところなんですが、あなたの方で長期の予報をやっておりますね。本年度の長期予報、それから台風の予想、こういうものがあったらちょっと聞かしていただきたい。
【次の発言】 あなたの方で長期予報を正確にするためにできるだけ、完全なものはできないとしても、何かそれに対する今石川君が言ったような施設とか設備とか、問題になった定点観測なんというものの充実とか、そういうものについて、今じゃとても不十分で的確な予報は出せないが、この程度までやればもう少し正確なものが出るというような要求や希望、そうしたものはございませんか。……
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