このページでは矢尾喜三郎衆議院議員の29期(1960/11/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は29期国会活動統計で確認できます。
○矢尾喜三郎君 私は、日本社会党を代表いたしまして、昨日の池田総理の所信表明に関連いたしまして、数多くの疑問点を持っておるのでございまするが、時間の都合上、わが党の質問者が分担いたしまして、徹底的に御質問を申し上げたいと思うのでございます。私は、主として、貿易、外交、非核武装宣言等の諸問題につきまして、わが党の立場を鮮明にしつつ、御質問を申し上げたいと存ずる次第でございます。(拍手) それらの諸問題に入る前に、池田内閣の政治姿勢についてお尋ねいたします。 池田総理は、一昨年、自民党総裁に就任されて以来、寛容と忍耐とをもって事に当たると公言されてきましたが、政治の姿勢が正しいかどうかの基準は……
○矢尾委員 ちょっとお伺いしたいのですが、この問題は私の選挙区の中のことでありますから地理は十分心得ております。それで、今の答弁の内容があまりにもでたらめでありますので、私はその実際を申し述べて、質問を簡単にしたいと思うのであります。資料が久保委員の方から要求されましたので、資料が出ましたらまた詳細に質問することといたします。 今の答弁を聞いてみますと、二億五千万円の補償をされた、これに合わすためにこういう理屈が並べられている以外に何ものもないと私は考えます。というのは、近江鉄道をごらんになれば、大体北から南に走っておる鉄道です。新幹線は東から西に走っておる鉄道です。もしも並行線があるとすれ……
○矢尾委員 今までの質問で大体補償の問題等につきましては、最後に運輸省の方で十分調査して検討するということでありますから、私は一つ踏切の問題についてお伺いしておきまして、そのことにつきましても運輸省として調査を進めていただきたいと思います。 その前に一つ申し上げておきたいと思いますのは、先ほど総裁が京阪電車の補償問題について申されましたが、京阪神方面のような交通事情のところと、近江鉄道は大体一時間に一本くらい通っている、そういう五分に一本とか三分に一本通っているところとそれを同じような立場で高架にやれというのは笑いものです。一時間に一本しか通っていないいなかの線路を高架にせよというようなこと……
○矢尾委員 関連して。ただいまの御答弁につきまして、私は地元でございますが、でたらめの答弁は控えていただきたいと思います。地元において新幹線が通るということに対して反対をした主力というものをお示しを願いたい。 それから湖岸を通るということにつきまして、一つの案としてそういう話があったことは事実なんです。常識的に考えて、そういう土地へ途中で曲がって新幹線が行くということは、これはだれが見ても不可能であります。しかし、そういうことを理由として、近江鉄道に並行して持ってきたという理由に取り上げられるということは、これを理由づけるための理由以外にはない、こう考えます。だから湖岸に沿うてということにつ……
○矢尾委員 運輸大臣にお伺いいたしますが、この公団法案はかねて鉄道建設審議会におきまして建議されたことを基礎として提案されたものであると考えますし、また提案の説明もそのとおりと存じております。この審議会には私も両三年委員として就任しておりますので、内容につきましてはよく承知しておるものでございます。鉄道新線建設につきましては、毎年着工線あるいは調査線、予定線等が次から次へと決定されておるのでございますが、特に着工線につきましては決定するごとに裏づけとなるべき財源の点につきまして付帯条件のような希望が述べられておるのでございます。しかしながら、その実体を見てみますると、審議会において一応決定され……
○矢尾委員 ちょっといまの問題について、答弁が的がはずれておるような気がするのですが、大体鉄道を敷設するということは、国鉄が固有の権利でやるとか、今度は公団に権利が移るとかいうようなことを言うておられますけれども、鉄道を敷く根本というものは鉄道敷設法というものによって決定されるのであって、これを国鉄にやらせるということも公団にやらせるということも、これをどちらにやらすかということについての内容ではなくて、どこに鉄道を敷くかということがこの鉄道敷設法という法律によって決定されるのです。それが審議会にかかって、審議会においては、運輸省からこういう鉄道を敷くという諮問があって、それに対して答申をして……
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