このページでは黒田寿男衆議院議員の30期(1963/11/21〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は30期国会活動統計で確認できます。
○黒田寿男君 私は、日本社会党を代表いたしまして、日韓交渉と韓国の政情に関し、総理大臣及び外務大臣に緊急質問をいたしたいと存じます。(拍手) 第一に、政府は最近南朝鮮に起こりました学生を中心とする人民大衆の運動をいかに評価されているかという問題であります。 南朝鮮におきまして、学生と人民の大衆運動は、ソウルをはじめ多くの都市に波及し、高揚し、また激化いたしましたが、この運動は、戦後の南朝鮮の歴史の上に決定的な意義を持つ新しい運動目標を公然と掲げるようになったのであります。三月下旬には日韓会談反対がそのスローガンでありましたが、運動が進むにつれまして、その目標は次第に高められてまいりました。……
○黒田委員 きょうは私は外務大臣と法務大臣に御出席をお願いしたのですが、法務大臣は他の委員会に御出席だそうですから、とりあえず外務大臣に御質問いたしたいと思います。 私の質問の主題は、ただいま問題になっております周鴻慶氏の帰還問題についてであります。 この事件は、現在のところ、法務省の問題としてだけでなく、外務省の問題としても取り扱われておるように見受けます。私どもから見れば、そのことが、率直に言えば外務省がこれに介入しておる、このことが適当かどうかは別にして、このことがこの事件の処理を複雑なものにし解決をおくらせておる、こういうように私どもは見ております。元来、この事件は、私どもから見れ……
○黒田委員 関連して……。
【次の発言】 ちょっと関連して、関連ですから簡単に質問します。
いままでの政府の御答弁によりまして、外務大臣のこの事件に対する御説明と法務大臣の御説明とが非常に食い違っておるように思います。ただし外務大臣につきましては、明日外務委員会で質問いたします。私が外務大臣と法務大臣の意見の食い違いというのは、委員会においてではなく、直接に外務大臣にお目にかかったときの御意見と、法務大臣のきょうの御意見とに食い違いがある、こう考えるわけでありますが、外務大臣の御意見は明日聞くことにいたします。
きょうの穗積君の質問に対する関連として確かめておきたいと思いますことは、穗積君……
○黒田委員 きょうは外務大臣に対しまして中華人民共和国の承認問題についてお伺いいたします。きょうは時間の制限もございますので、私は今後も引き続いて質問を続けるつもりであります。きょうは質問の一部にとどまることを御了解を得ておきたい。 本論に入ります前に、承認問題と関連のあります政府の動きにつきまして、いま時事問題的にあらわれております一、二の問題を取り上げまして御質問申し上げてみたいと思います。 第一は、吉田氏の台湾訪問についてであります。私どもは、吉田氏の動きを単に吉田氏個人の動きというように受け取っておりません。また、日本政府だけの動きというようにも私どもは見ておりません。吉田氏はアメ……
○黒田委員 きょうは私は日中問題につきまして御質問申し上げたいと思っておりますが、その前に、御承知のように韓国において緊急事態が発生いたしましたので、これについて、日韓会談との関連におきまして、私どもの考えを述べ、また政府の御意見をも聞いておきたいと思います。 第一は、韓国の情勢に関する認識の問題であります。御承知のように、最近韓国でソウル大学を中心といたしまして学生のデモが引き続いて行なわれておりましたが、昨日になりまして、その規模が、昭和三十五年四月十九日のデモ以来の最大の規模に発展をしたと報ぜられております。この運動に対する評価の問題について、政府の御見解をただしておきたいと思います。……
○黒田委員 きょうは私は日韓会談の問題につきまして総理に御質問申し上げたいと思います。 しかし、その前に、佐藤内閣のアジア政策一般につきまして重要な二、三の問題を取り出しまして、それについて一般論的に御質問申し上げたいと思います。私が総理の御意見を承ります前に、一応私のいままで政府に対する批判として持っております考え方を申し上げて、御理解を賜わりたい、こうやりたいと思います。 佐藤総理は組閣される前から中国問題につきましては非常に積極的な態度をとっておいでになったと思います。ところが、実際には、御承知のように、現内閣の対中国政策は行き詰まっております。これには非常に深い原因があると思うので……
○黒田委員 私はきょうは佐藤総理に対しまして、現内閣の対中国政策の最近の動向、またそれに関連いたしましたアジア政策について質問をしたいと思います。 時間が非常に制限されておりますので、残念に思います。その質問に入ります前に、ひとつ別の問題でぜひとも総理に御質問申し上げたいと思います。これは実は、私個人と申しますより党を代表して御質問を申し上げるのであります。これは先般社会党が招請しました中国人民外交学会の使節団の入国拒否に関することであります。政府は入国拒否の理由とするところをいろいろとあげられましたが、私どもどうも納得することができない。大局的に見れば、アメリカの中国敵視政策に組み込まれま……
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