このページでは黒田寿男衆議院議員の32期(1969/12/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は32期国会活動統計で確認できます。
○黒田寿男君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました衆議院議長船田中君の不信任決議案につき、提案の理由を説明いたします。(拍手) まず、決議案を朗読いたします。 衆議院議長船田中君不信任決議案 本院は、衆議院議長船田中君を信任せず。 右決議する。 今回の国会は、沖繩国会ともいわれておりまして、沖繩返還協定及び関連諸法案が主たる議題となっておるのであります。この協定に対する賛否は、わが国と諸外国、ことに中国をはじめとするアジア諸国との間を、従来どおりのいわゆる冷戦政策に基づく敵視関係として続けていくか、それとも平和共存関係に向かって切りかえる転換点をつくり出す……
○黒田委員 現在わが国が直面しております最大の外交課題は、日中国交回復を実現し、平和条約を締結することであります。この問題は非常に大きなスケールを持っておるものでありますから、きょう一日で私の質問の問題点を尽くすことはできないと思いますので、後日あらためてまた質問を継続したいと思います。 終戦後から最近までのわが国歴代保守党政府の対中国政策の路線を振り返って見ますと、そこにはっきりとした特徴が認められます。一言で言えば、いわゆる冷戦思想を基調とした路線であったと思います。中国に対するわが国外交の基本路線は、吉田元首相によって敷かれました。それはアメリカ政府のアジア戦略に追随したものであったと……
○黒田委員 私は、きょうは外務大臣に対しまして、先日の質問を続行します。おもに日中国交回復の問題を中心に質問したいと思います。 きょうの新聞に一斉に報道されたところによりますと、自民党の党紀委員会が藤山愛一郎氏に対しまして、党規違反の事実があるということを理由として、再審請求をけって従来どおりに有罪の決定をしたということであります。私は自民党員ではありませんから、他党である自民党の内部の党規事件についてかれこれとくちばしをいれるつもりはございません。しかしながら、この問題は単に一つの政党の常規違反関係の問題としてだけで私どもは済ますことはできない。日中国交回復運動の中で起きました重大な政治問……
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