このページでは黒田寿男衆議院議員の31期(1967/01/29〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は31期国会活動統計で確認できます。
○黒田寿男君 私は、日本社会党を代表いたしまして、穗積七郎君に対する懲罰に絶対に反対いたします。(拍手) 以下、反対の理由と、穂積君の発言が懲罰に値しないその理由とをあわせて申し述べたいと思います。(拍手) 去る三月六日の外務委員会におきまして、穂積君は、佐藤総理に対し質問中、佐藤総理は売国者であると発言いたしました。この発言が懲罰の理由とされておるのであります。右の発言は、沖繩返還問題を中心に穂積君と佐藤総理との間で行なわれました政策論争の中から出てきたものであります。穂積君は、沖繩が返還せられれば、当然非核三原則が適用せらるべきであって、核つき返還ということはあり得ないではないかと、こ……
○黒田寿男君 ただいまは、私の本院二十五年在職に対し、御丁重な表彰の御決議をいただきまして、感謝にたえません。(拍手) 私が初当選いたしましたときは、わが国の古い軍国主義が中国の東北地方に対する侵略をすでに終え、さらにこれを大陸の奥深くエスカレートさせようとしていた時期でありました。国内では、私の初当選の直後、二・二六事件が起こり、戒厳令がしかれ、議会の正門には銃剣を持った兵隊が直立しておりました。その間をくぐり抜けて初登院しました際の印象は、いまもなお脳裏にあざやかに残っております。 当時のわが国は、一方において、労働者、農民は経済的窮迫の底にあり、他方、財界、政界の上層部は腐敗堕落し、……
○黒田委員 理事会の予定によりますと、きょう大体質疑を終わるというようなことになります。そこで私は、念のために、穗積君の御意見を承っておきたいと思います。 穗積君の、佐藤総理は売国者であると言いました発言が、非常に大きく取り上げられております。しかし私どもから見れば、真に重要なのは、あの委員会で穗積君が展開された政策論であった、私はそう思う。その重要さを反省しようとされず、あるいはこれをとらえて、論戦の場としての国会において論戦を大いに起こそうというようなことをされないで、私から見れば、重点の置きどころを誤って、売国者ということばを非常に大きく問題としておるのであります。しかもこのことばを、……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。