このページでは今澄勇衆議院議員の30期(1963/11/21〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は30期国会活動統計で確認できます。
○今澄勇君 私は、民主社会党を代表して、佐藤総理の所信表明に対し、内政、外交にわたって質問いたしたいと存じます。すでに多くの質問も出たことでありますから、まず私は、問題を現在の最も重要課題である経済政策、特に財政金融、証券市場対策、物価対策にしぼり、掘り下げて政府の見解をただしたいと思うのであります。(拍手) 佐藤総理は、その所信表明において、高度成長経済の行き過ぎからくる経済構造上のひずみを是正し、農業、中小企業の近代化と格差是正など、安定成長路線を明らかにいたしました。国民が総理の所信表明にまず期待したものは、昭和三年以来の経済危機といわれる今日の経済情勢に対して、いかなる認識を持ち、ど……
○今澄勇君 私は、民主社会党を代表して、今国会の最も重要な課題であると考えられる日韓問題に論点をしぼりまして、わが党の立場を明らかにしつつ、総理をはじめ関係各大臣の所信をたださんとするものであります。(拍手) わが党は、これまで日韓両国間に横たわる幾多の懸案を解決し、その友好関係を増進するため、国交の正常化をはかることに基本的には賛成をいたしてまいったのであります。(拍手)その理由は次の三点からでございます。 すなわち、その第一は、隣国との友好関係の樹立こそはわが国の自主的かつ平和的外交の基本であると確信するからであります。(拍手) 隣国との国交は常にこれを閉ざされてはならないという外交……
○今澄委員 中共問題については、昨日来いろいろと審議が行なわれました。私は、太平洋を隔ててはるかかなたにあるアメリカと、一衣帯水の日本では、フランスの承認にからむ中共に対する態度については、多くの開きが出ることは当然だと思うのです。先般来の日米の合同会議におきましては、政府側は、アメリカと違った立場において、いろいろと強力に主張をいたしたということをわれわれは承って、野党ではありますが、事外交については、ぜひひとつ政府を鞭撻し、日本側に利益のあるような国民的立場でやってもらいたい、こう思います。 こういう建設的な立場に立って、私は、ラスク長官が中共に対して述べた中共の性格、基本的な認識として……
○今澄委員 日本福祉国家建設と経済政策について非常にうんちくあるお話を承りまして、裨益するところが非常に大でありました。ただお話の中で、私がお伺いいたしたいのは、和田先生に対して、いまの経済の高度成長が必ずしも福祉国家の建設につながらないという点は、私はまことに重要な点であって、この経済の成長必ずしも福祉国家の建設を意味しない具体的な事例について、一、二ひとつ引用されて御指摘を願えばしあわせに存じます。なお、民主国家の発展というものは、民主主義の発展は、将来福祉国家との関連について重要な相関関連を持っておりまするので、この点にも触れてひとつ御説明を願えればしわあせと思います。
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