このページでは今澄勇衆議院議員の28期(1958/05/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は28期国会活動統計で確認できます。
○今澄勇君 私は、民社クラブを代表いたしまして、ただいま議題となりました日米安全保障に関する新条約調印前に衆議院の解散を要求する決議案に対し、重複を避け、以下五項目を理由に賛成の討論を行なわんとするものであります。(拍手) 私が本案に賛成する第一の理由は、日米安保条約の調印が岸内閣の今日までとって参りました反動諸政策の総決算であるという点でございます。 戦後、歴代保守党内閣の中で最も反動的な岸内閣は、誕生以来ここに三カ年、当初、岸首相は、貧乏、暴力、汚職の三悪追放という、まことに耳ざわりのよいキャッチ・フレーズで金権主義のよろいを隠し、国民の人気を得ることにきゅうきゅうとされたのであります……
○今澄委員 私は今度の総理の施政演説を見て、アメリカとの折衝で一番大事な防衛の問題、それからお隣の国の軸国との美術品の返還等を含んだいろいろの重大な問題がありますが、これが今度の施政演説の中には全然聞くことができなかった。そこで私はこの防衛の問題と日韓問題について、総理に一つお尋ねしたいと思っておるのであります。 日韓会談は四つの委員会が設けられて、文化財百六点を引き渡しただけで、何らその後の進展が見られておりません。私は日韓会談の従来の経緯にかんがみて、いろいろと追及しなければならぬ点があったのを、今日まで持ち越したのでありますが、まず私は総理から、この日韓会談のこれまでの経過、並びに近く……
○今澄委員 私は防衛の問題についていろいろとお伺いをいたしたいと思います。 その前に、今度の北海道の自衛隊の演習でわれわれが見のがすことのできない点が二点あります。緊急の問題でありますから防衛庁の長官に御質問をいたします。 今度の北海道の演習では、アメリカの軍事顧問団、米軍人五名、在日米陸軍七名はいずれもジープで見学していたにもかかわらず、わが陸上自衛隊の池上陸将補、安成陸将補、松田、吉橋、この四陸将補のほか一佐、二佐級十数名はバスに乗って、演習揚を観光バスでかけ歩いておる。しかもバス・ガールを乗せて観光地の説明を行わせ、そうしてソーラン節を歌って手拍手をとっておるなどのこの事案は、私は演……
○今澄委員 それでは私は、最初に岸総理に対してお伺いをいたしたいのは、当面非常に問題になっております北鮮送還の件については、伝えられるところによると、いろいろと問題点があるようですが、本日の閣議で一体どういうことをおきめになったか、なおこれが見通し等について御答弁願っておきたいと思います。
【次の発言】 閣議の決定にしないで、閣議の了解事項の決定にしたというのは、どういうわけですか。
【次の発言】 この際いろいろと圧力もありましょう。いろいろと伝えられるところもあるが、政府はこういった人道上の問題については、一つきぜんたる態度をとってこれが送還を実現していく、こういう方向でおやりを願いたいと思……
○今澄委員 私は重複を避けて、まず予算からお伺いをいたします。続いて新安全保障条約、それに関連する防衛の問題、さらにロッキードの問題等をお伺いをいたしたいと思っております。 まず第一に予算ですが、大蔵大臣はきのうの委員会においても、来年度もまた自然増収に多くを期待して減税についてもやり得るのだというようなお話がありましたが、私どもの見るところでは、公共事業費、防衛費それからガリオア・イロアの問題もあるし、国民年金、軍人恩給と大きな支出の柱が次年度、次々年度の予算を拘束をして、こういう窮屈な予算では、とても来年度においても、来々年度においても減税の見通しはないのではないか。財源もほとんど使い果……
○今澄委員 私は関連して総理大臣に聞きたいと思います。 総理大臣は、きのうこの委員会で、極東の平和と安全という条約上の文字にある極東の範囲については、沿海州は含まない、中国は含まない、北千島は含まない、歯舞、色丹、国後、択捉は含むのだというお話がありました。今外務大臣の答弁を私は聞いておると、米軍の行動する際はそう正確な一線は画されないのである、だからこの米軍が極東において行動する範囲というものは、総理大臣が述べたその極東の範囲と同じものなのか。総理の述べた極東の範囲よりは米軍の行動する範囲はさらに広いのかどうか。この点が本条約の最も大事なところであります。私は総理大臣から、米軍の行動する範……
○今澄委員 私は民主社会党を代表して、議会制民主主義をいかにして守るかという点が第一点、それからもう一つは外交と防衛の問題について、第三点に経済の問題についてお伺いをいたしたいと思うのであります。第一に、私は総理大臣にお伺いいたしたい点は、何といっても今のこの民主主義と議会主義を守るためには、院内における多数派の単独採決、力による強行的な状態を一つやめて、話し合いによる院内の運営をやるということが、やはり今日一番大事な問題ではないか。そこで今度解散を前にして思い出されるのは、この間の安保の騒然とした社会情勢に対する岸内閣の態度であります。私は六月十五日、岸内閣が閣議において、治安維持のために自……
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