このページでは松本七郎衆議院議員の30期(1963/11/21〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は30期国会活動統計で確認できます。
○松本七郎君 私は、日本社会党を代表し、ただいまの大平外務大臣の日韓会談に関する報告に対しまして、総理並びに関係大臣に、以下数点にわたって質疑を行ない、その所信をたださんとするものであります。(拍手) われわれは日韓会談妥結へ向かっての最近の急速な動きに特に注目をいたすものであります。両国農林大臣の会談は一とんざを来たしたとは申せ、金鍾泌氏の来日を控えまして、会談はいまやきわめて重要な最終段階を迎えようとしております。しかるに、政府は、妥結を目ざす今日の段階に至っても、なお両国間の重要な基本的諸問題について、明確な信念と方針を堂々と世間に訴え、そうして国民の理解と納得を得ようとの態度すらとる……
○松本七郎君 私は、日本社会党を代表し、日とともに深刻化するベトナム情勢とこれに対する日本の態度について、佐藤首相並びに関係閣僚に対し、政府の所信をたださんとするものであります。(拍手) すでに御承知のように、アメリカは昨年八月のトンキン湾事件以来、きわめて計画的かつ継続的に北ベトナムに対して挑発と攻撃を加え、南ベトナムでは毒ガスや無差別焼夷弾などの残虐兵器を使用する一方、北ベトナム侵攻のエスカレーション作戦を展開しております。しかも、無視できないのは、アメリカがこの気違いじみた侵略行動に韓国軍隊を動員したのを初め、台湾、フィリピン、タイなどまでも巻き込み、さらには日本に対してもいろいろな形……
○松本七郎君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となっております椎名外務大臣不信任案に満腔の賛意を表するものであります。(拍手)
今次の臨時国会における衆議院での日韓条約の委員会審議は、去る十月二十六日、安藤特別委員長の職権によりまして開会が強行され、怒号と罵声の中で自民党の小坂善太郎委員が質疑を始めるという全く異常な形で始まったのであります。わが国議会史上には……(発言する者多し)静粛にさせてください。聞こえない。――静粛にさせてください。
【次の発言】(続) 黙って聞いておれ。――黙って聞いておれよ。
【次の発言】(続) わが国の議会史上には数多くの重要案件の審議がありましたが、今……
○松本委員 戸叶委員の質問とあるいは重複するかもしれませんが、重複しましたら答弁は要りません。
原子力研究所の設備、能力、それから、それを完全に動かすに要する人員、技術者を中心にした人員、それと現在確保されておる人員の関係をちょっとお聞きしたいと思います。
【次の発言】 そうすると、現在は人員は不足していないのですか。
【次の発言】 その施設が拡充してくるにつれてもっと人員を要求するというのはわかるのですが、現在の施設を十分に活用するのにいまの人員で足りておるかどうか、その点は政府のほうでは足りておるという考えで進んでおられるのですか。
○松本委員 せっかくの山本さんの外務大臣に対する理解ある質問なのですが、池田内閣は中国に対して前向きだとしきりに宣伝しておったけれども、どうも最近の動きを見ていると決して前向きじゃない。それがはたして池田さんなり大平さんの本心だろうかというのは、これは国民一般が最近疑いを持っていますよ。それから、そういう政府のいままで言ってきた公約とか宣伝ばかりでなしに、やはり、いまの段階では、ビニロン・プラントの延べ払いも少しは前進しようという時期だし、やはり日中両国の人民は相互に理解を深めたいという空気が最近両方で高まっていると思うのです。これは、私は、幾ら私どもの反対党の政府であっても、こういう空気を十……
○松本委員 私は本日は中国経済貿易展覧会の問題に限って質問したいと思います。 東京での開催が八十一万人からの観客を招き非常に盛会のうちに成功し、また大阪でもこれを上回るような盛況のうちに進んでおるということば、まことに御同慶の至りです。ところが、御承知のように、本年はそれに加えて北九州でも開催しようということが、すでに昨年の十二月に主催者並びに日本の協力団体の間に意見一致して、その開催実現を期して、今日まで、地元はもちろん、日中の今後の貿易の発展を通じて日本経済に貢献しようということで努力をされておる諸団体も、その実現のために非常な努力をされてきたわけであります。私どもも、いろいろ微妙な問題……
○松本委員 昨今の報道機関の報ずるところによりますと、かねて国民の注目いたしておりましたアメリカの原子力潜水艦の寄港について、政府は総理の裁決を仰いで最終的な回答をするやに聞いておるのであります。現に、過日の参議院における外務委員会で、野坂参三議員の質問に対して、きわめてあいまいでありますけれども、外務大臣は、この野坂さんの、すでに事務当局は先方に回答しているのじゃないか、またそれを公表する予定を立てておるのじゃないかという質問に対して、否定されておらない。したがって、これらの経過、並びに一部伝えられておるように事務当局はすでにアメリカ側に向かって回答したのか、また、する用意があるのか、そうい……
○松本委員 私は、日韓問題について質問に入る前に、まず、佐藤首相にただしておきたいことがあるのです。 日韓条約批准についての佐藤内閣全体の態度といいますか、いままで実質的な審議に入るのにかなり時間がかかったとはいえ、これはやはり国会の運営上の法規、慣例に基づいて運営してきたということからそれだけの時間がかかったのであって、これからいよいよ実質的な審議を通じて、私どもは、この条約の実体、それから、かりにこの条約が批准された場合に、政府が言われるように、ほんとうに日本と韓国の間の親善友好が発展し得るかどうか、こういった問題を十分にこの委員会で論議をしようとしておるやさきですが、そのときに、佐藤内……
○松本委員 いままでの条約局長の答弁は経過報告だと言われるけれども、これは一国の政治を遂行していく上にはきわめて重大な問題なのですよ。その日韓の交渉のことを関連させて変更した、それが終わればまた変更する、こういう国民の基本的な権利に関する問題を、一条約局長の説明で、そのとおりでございますじゃ済まない。これはやはり内閣の責任において、佐藤内閣がどういう説明をもって国民を納得させるかというその統一見解をはっきり出す必要がある。だから、ただ条約局長の言ったとおりでそのとおりでございますじゃ済まない。だから、責任のある統一見解をすみやかにまとめて出してください。書面をもって出してください。いますぐとは……
○松本委員 この問題は、先ほどから警察当局の十分な報告はまだ聞いておりませんから、はっきりしませんけれども、やはり過去においてソ連の外交官が諸外国で誘拐されたというような事件はたくさんあるわけなんです。だからソ連側としては、やはりこの事件は単なるけんかではないという主張を変えていないだろうと思うのです。警察の調べが十分なされた上で下田次官がこれは誤解に基づく単なるけんかだというような記者会見の発表をするならわれわれもわかるのですけれども、十分な根拠なしに次官がああいう記者会見で発表されることが一つの問題だろうと思うのです。だから、それならば、それだけの根拠があるのかどうかということをわれわれと……
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